JP5958237B2 - 熱流体シミュレーション方法及び熱流体シミュレーション装置 - Google Patents

熱流体シミュレーション方法及び熱流体シミュレーション装置 Download PDF

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Description

本発明は、低次元モデルを用いた熱流体シミュレーション方法及び熱流体シミュレーション装置に関する。
従来から、サーバ等が設置されるサーバルームやデータセンタ等を構築する際には、熱流体シミュレーションを利用して熱分布と空気の流れを事前に把握することにより、熱設計を効率化する取り組みが行なわれている。一般的に、熱流体シミュレーションでは、時系列的に連続する複数の時間ステップが設定され、境界条件に基づき熱流体方程式を解く処理を時間ステップ毎に繰り返す、時系列シミュレーションが行なわれる。
この熱流体シミュレーションでは、高解像な結果を要求するとメッシュ数が非常に多くなり、計算量が膨大となる。計算量が膨大となる理由は、具体的にはCFL(Courant-Friedrichs-Lewy)条件により、時間ステップの時間間隔を大きく取れないこと、各時間ステップにおいて状態変化を表す微分方程式(熱流体方程式)を解く計算コストが大きいことである。尚CFL条件とは、コンピュータシミュレーションの計算(数値解析)において、「情報が伝播する速さ」を「実際の現象で波や物理量が伝播する速さ」よりも早くしなければならないという必要条件のことである。
そこで近年では、高解像で且つ高速に行えるシミュレーション手法として、低次元モデル(ROM、Reduced Order Model)を利用したシミュレーション手法(ROMシミュレーション)が注目されている。
例えば熱流体シミュレーションにROMシミュレーションを用いた場合、低次元モデルは、結果として求められる解像度で表現される基底の重ね合わせで速度場、温度場を表現する。ROMシミュレーションにおける計算量は、通常メッシュ数より圧倒的に少ない基底の数に比例する。尚基底とは、ベクトル空間の任意のベクトルαがn個のベクトルの組α1,α2,…αnにおいて、α=a1α1+a2α2+…anαnと表されるときのα1,α2,…αnのことである。
よってROMを利用して熱流体シミュレーションを行えば、熱流体の解像度を維持したまま計算量を大幅に削減することが可能となる。
特開2007−179501号公報
ROMシミュレーションでは、前処理として低次元モデル群(ROM群)の構築を行う。ROM群とは、様々な制御状態毎に生成した低次元モデルの集合である。制御状態とは、熱流体シミュレーションを行う際に設定される境界条件のある一設定状態を示す。ROMシミュレーションにおいて様々な制御状態を表すためには、各制御状態に対応したROM群を生成する必要がある。また1つの低次元モデルを構築するためには、ある制御状態における熱流体シミュレーションを行って更にその結果を分析するため、通常数時間程度の時間が必要となる。
つまりROMシミュレーションの前処理としてROM群を構築する場合、膨大な時間が必要であった。
開示の技術は、ROMを利用する際にROM群の構築を短時間で行うことが可能な熱流体シミュレーション方法及び熱流体シミュレーション装置を提供することを目的としている。
開示の技術の一態様によれば、コンピュータによって実行される熱流体シミュレーション方法であって、シミュレーション対象空間に設定された部分空間を複数含む所定解析範囲に対するシミュレーション結果と、前記シミュレーション結果に基づき生成された第1の低次元モデルとが格納された記憶部を参照し、前記シミュレーション対象空間において、前記所定解析範囲と部分空間の配置が一致する解析範囲に対し、参照された前記シミュレーション結果から導出される第2の低次元モデルを生成して前記記憶部に格納し、前記記憶部内の低次元モデルのうち、境界条件を基に複数の低次元モデルを補間して、前記第1及び第2の低次元モデルを含む前記境界条件の変動範囲に対応した低次元モデル群を生成する。
上記手順を機能として実現させる装置、上記を機能としてコンピュータに実行させるためのプログラム、そのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とすることもできる。
開示の技術によれば、ROMを利用する際にROM群の構築を短時間で行うことができる。
ROMを用いた熱流体シミュレーションについて説明する図である。 熱流体シミュレーション装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施例の熱流体シミュレーション装置の機能を説明する図である。 ROMの生成の概要を説明する図である。 熱流体シミュレーション装置によるROM群の生成を説明するフローチャートである。 注目するモジュールと事前解析範囲とを説明する図である。 オブジェクト群の例を説明する図である。 代表点について説明する図である。 代表点の決定及び追加を説明するフローチャートである。 代表点決定用の解析領域の例を示す図である。 代表点以外のサンプル点を説明する図である。 モジュール内の複数のオブジェクトの組合せのパターンの例を示す図である。 モジュールの組合せのパターンの例を示す図である。 ROMの流用を説明する図である。
以下に図面を参照して本実施例について説明する。図1は、ROMを用いた熱流体シミュレーションについて説明する図である。熱流体シミュレーションにおけるROMとは、基底の重ね合わせで速度場、温度場を表現するものである。ROMを用いた熱流体シミュレーションでは、始めに前処理としてROM群を構築する。
ROMは、解析対象となる解析モデルを低次元化したモデルである。低次元モデルは、解析モデルにおいて、様々な熱の流れについて事前シミュレーションを行い、スナップショットと呼ばれるシミュレーション中のある時刻のシミュレーション結果の流速場と温度場を複数保存する。そして保存した複数のスナップショットを主成分分析することで、低次元モデルを生成することができる。本実施例では、事前シミュレーションを様々な境界条件において行うことで、ROMの集合であるROM群を構築する。
本実施例では、このROM群を用いて熱流体シミュレーションを行う。熱流体シミュレーションは、ナビエ・ストークス方程式と熱の時間変化を表す熱移流拡散方程式とを連立させた微分方程式に基づいたシミュレーションである。
ROM群を用いて熱流体シミュレーションを行った場合、変数の数が基底の数となるため、計算量を大幅に削減し、熱流体シミュレーションにかかる時間を短縮できる。このため本実施例では、例えば境界条件を変更した場合でも迅速にシミュレーション結果を得ることができ、インタラクティブな熱流体シミュレーションを実現できる。
また本実施例では、ROM群の構築を自動的に且つ短時間で行うことで、熱流体シミュレーションに係る時間を低減する。以下に本実施例の熱流体シミュレーション装置100におけるROM群の構築について説明する。
本実施例では、解析モデルの一部である事前解析範囲についてのみ事前シミュレーションを行い、解析結果の流用と、ROMの補間を行うことで、ROM群の構築にかかる時間を短縮する。
以下に本実施例の熱流体シミュレーション装置100を説明する。
図2は、熱流体シミュレーション装置のハードウェア構成の一例を示す図である。本実施例の熱流体シミュレーション装置100は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置11、出力装置12、ドライブ装置13、補助記憶装置14、メモリ装置15、演算処理装置16及びインターフェース装置17を有する。
入力装置11はキーボードやマウス等を含み、各種信号を入力するために用いられる。出力装置12はディスプレイ装置等を含み、各種ウインドウやデータ等を表示するために用いられる。インターフェース装置17は、モデム,LAN(Local Area Network)カード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
本発明の熱流体シミュレーションプログラムは、熱流体シミュレーション装置100を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。熱流体シミュレーションプログラムは例えば記録媒体18の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。熱流体シミュレーションプログラムを記録した記録媒体18は、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、熱流体シミュレーションプログラムを記録した記録媒体18がドライブ装置13にセットされると、熱流体シミュレーションプログラムは記録媒体18からドライブ装置13を介して補助記憶装置14にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた熱流体シミュレーションプログラムは、インターフェース装置17を介して補助記憶装置14にインストールされる。
熱流体シミュレーション装置100は、インストールされた熱流体シミュレーションプログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置15は、コンピュータの起動時に補助記憶装置14から熱流体シミュレーションプログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置16はメモリ装置15に格納された熱流体シミュレーションプログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
図3は、本実施例の熱流体シミュレーション装置の機能を説明する図である。本実施例の熱流体シミュレーション装置100は、モデル分析部110、生成ROMパターン決定部120、事前シミュレーション部130、ROM生成部140、流用ROM生成部150、ROM補間生成部160、熱流体シミュレーション部170を有する。また本実施例の熱流体シミュレーション装置100は、事前シミュレーション結果データベース180、ROMデータベース190を有する。事前シミュレーション結果データベース180、ROMデータベース190は、例えば補助記憶装置14の所定の領域に設けられても良い。
本実施例のモデル分析部110は、予め与えられる解析モデルとモジュール情報とに基づき解析モデルの分析を行う。解析モデルとは、一般的な熱流体シミュレーションモデルであり、熱流体シミュレーションの対象となる空間とその空間内に置かれた物体、物理定数、流れや熱の境界条件、メッシュなどの離散化モデル、解析条件などを含む。本実施例の解析モデルは、例えばサーバが設置された複数のサーバラックやファンが配置されたオフィス空間等である。モジュールとは、解析モデル内でユーザにより予め範囲が決められた部分空間である。モジュール情報は、例えばモジュールを特定する情報等を含む。
モデル分析部110は、解析モデルを分析した結果として、事前解析範囲と、事前解析範囲内のモジュールのパターンと、各モジュール毎に変更可能な全ての境界条件、境界条件の変動範囲等を得る。事前解析範囲は、事前シミュレーションの対象となる範囲であり、予め設定されている。
生成ROMパターン決定部120は、生成するROMのパターンを決定する。生成するROMのパターンは、事前解析範囲内に含まれるモジュールの配置と種類のパターンにより決められる。事前シミュレーション決定部130は、生成ROMパターン決定部130により決定されたROMのパターンで事前シミュレーションを行う。事前シミュレーションとは、特定の境界条件における熱流体シミュレーションのことである。事前シミュレーションの結果は、事前シミュレーション結果データベース180へ格納される。事前シミュレーションの詳細は後述する。ROM生成部140は、事前シミュレーションの結果を主成分分析した結果をROMとし、ROMデータベース190へ格納する。
流用ROM生成部150は、事前シミュレーション結果データベース180に格納された事前シミュレーションの結果を流用したROMを生成する。流用ROM生成部150に生成されたROMは、ROMデータベース190へ格納される。ROM補間生成部160は、複数のROMを補間するROMを動的に生成する。ROM補間生成部160により生成されたROMも、ROMデータベース190へ格納される。
本実施例のROM補間生成部160は、公知の技術(例えばDavid Amsallem and Charbel Farhat (Stanford University),An Interpolation Method for Adapting Reduced-Order Models and Application to Aeroelasticity,American Institute of Aeronautics and Astronautics,2008, vol.46,no7,pp.1803-1813)と同様の手法によりROMの補間を行う。尚補間に関する公知の技術は、上記文献に記載の技術と同等の技術であれば良く、上記文献に記載の技術に限定されない。
熱流体シミュレーション部170は、ROMデータベース190に格納されたROM群を用いて熱流体シミュレーションを行う。
以下に本実施例のROMの生成の概要について説明する。図4は、ROMの生成の概要を説明する図である。図4(A)は、事前シミュレーションと事前シミュレーション結果の流用を説明する図であり、図4(B)は事前シミュレーション結果による補間を説明する図である。
本実施例の熱流体シミュレーション装置100は、始めに解析モデルの空間Sの一部である事前解析範囲S10について、事前シミュレーションとシミュレーション結果の主成分分析を行ってROMを生成する。事前シミュレーションは、事前解析範囲S10以外の空間の境界条件は全て0として、事前解析範囲S10について熱流体シミュレーションを行うことを言う。
事前解析範囲S10に対応するROMが生成されると、事前解析範囲S10と対応するROMを、空間Sにおいて事前解析範囲S10の有するモジュールのパターンが同じ事前解析範囲S20と対応するROMとして流用する。
また本実施例の熱流体シミュレーション装置100は、事前シミュレーションで生成したROMの補間により、空間SをカバーするROM群を生成する。
以下に本実施例の熱流体シミュレーション装置100の動作を説明する。図5は、熱流体シミュレーション装置によるROM群の生成を説明するフローチャートである。
本実施例の熱流体シミュレーション装置100において、モデル分析部110は、解析モデルとモジュール情報に基づき解析モデルをモジュール毎に分割し、事前シミュレーションの対象となるモジュールAを選択する(ステップS501)。
続いてモデル分析部110は、モジュールAの事前解析範囲Hを決定する(ステップS502)。事前解析範囲Hとは、注目するモジュールにN個先まで隣接するモジュールを含む空間である。
図6は、注目するモジュールと事前解析範囲とを説明する図である。図6に示す空間S30は、熱流体シミュレーションによる解析対象となる空間である。空間S30は、例えば複数のサーバ等の製品と、サーバ等を冷却する冷却機構とが配置されたサーバ室等である。冷却機構とは、例えばファンである。図6の例では、空間S30を16個のモジュールに分割した。
また図6の例では、モジュールAにおけるサーバラックとファンの配置と同様の配置を有するモジュールをモジュールA1〜モジュールA7とした。また本実施例では、サーバラックとファンの配置がモジュールAと反転しているモジュールをモジュールB1〜B7とし、それ以外の配置のものをモジュールCとした。
本実施例のモデル分析部110では、モジュールAを選択し、事前解析範囲Hを決める際のNの値をN=1とした。本実施例では、モジュールAに隣接するモジュールからN個目までのモジュールを事前解析範囲Hとする。したがってN=1の場合、モジュールAとモジュールAに隣接する5つのモジュールが事前解析範囲Hとなる。事前解析範囲Hは、モジュールA,A1,A2と、モジュールB1〜B3を含む。尚Nの値は予め設定されている。
続いてモデル分析部110は、事前解析範囲Hと同様のモジュール構成の事前シミュレーションが実施済みか否かを判断する(ステップS503)。具体的にはモデル分析部110は、事前シミュレーション結果データベース180に該当する事前解析範囲Hの事前シミュレーション結果が格納されているか否かを判断する。尚熱流体シミュレーション装置100において、図5に示す処理を開始する際の1ループ目では、ROMは生成されていないため、ステップS505へ進む。
ステップS503において該当する事前シミュレーション結果が存在する場合、生成ROMパターン決定部120は、流用ROM生成部150に事前シミュレーション結果を流用したROMを生成させる(ステップS504)。ステップS504で生成したROMは、ROMデータベース190に格納される。ステップS504の詳細は後述する。
ステップS503において該当する事前解析範囲Hの事前シミュレーション結果が存在しない場合、モデル分析部110は、モジュールAから境界条件を設定可能なオブジェクト群Tを抽出する(ステップS505)。ここでの境界条件とは、例えばオブジェクト群Tの位置、温度、シミュレーション条件、オブジェクト群Tの変動可能範囲等を含み、オブジェクト群Tの制御状態を示す。
図7は、オブジェクト群の例を説明する図である。モジュールAにおいて、オブジェクトとは、境界条件が設定される制御対象物である。具体的には例えば、オブジェクトは、モジュールA内に配置されたファン等である。ファンの場合、ファンの動作状態が境界条件となる。例えばファンのオン/オフや風力の強弱等である。図7の例におけるモジュールA内にオブジェクト群Tは、複数のファンであっても良い。
続いてモデル分析部110は、オブジェクト群TからオブジェクトFを抽出する(ステップS506)。
続いて熱流体シミュレーション装置100は、生成ROMパターン決定部120により、シミュレーションを行う代表点を決定する(ステップS507)。代表点とは、境界条件に含まれる特定のパラメータである。変動する境界条件には、一定の範囲がある。本実施例では、境界条件の範囲内の特定のパラメータについてのROMを生成する。この特定のパラメータを代表点と呼ぶ。
続いて生成ROMパターン決定部120は、ROM生成部140により代表点毎に事前解析範囲のROMを生成する(ステップS508)。具体的にはROM生成部140は、事前シミュレーション部130に代表点毎の熱流体シミュレーションを実行させ、その結果の主成分分析を行う。事前シミュレーション部130は、シミュレーション結果を事前シミュレーション結果データベース180へ格納する。
ステップS508の処理により、モジュールA内のオブジェクトFについて、境界条件の変動範囲内の特定のパラメータである代表点についてのROMが生成される。
以下にステップS506〜508の詳細を説明する。図8は、代表点について説明する図である。ステップS506においてモデル分析部110は、オブジェクト群Tの中から注目するオブジェクトFを選択する。図8の例では、オブジェクトFとしてファン1が選択される。ファン1の流量の設定可能範囲は、0.1〜2.5m/secである。
本実施例では、ファン1の設定可能範囲の最大値と最小値とを代表点とする。そしてその他の代表点については、注目するオブジェクトFの周辺のみの部分領域でシミュレーションを行い、補間生成した定常状態と比較し、誤差が大きい場合に追加する。
以下に代表点の決定及び追加について説明する。図9は、代表点の決定及び追加を説明するフローチャートである。図9の処理は、ステップS507の処理の詳細を説明するフローチャートである。
本実施例の生成ROMパターン決定部120は、選択されたオブジェクトの周辺において代表点決定用の解析領域を決定する(ステップS901)。
図10は、代表点決定用の解析領域の例を示す図である。図10では、対象オブジェクトとしてファン2が選択された例を示している。代表点決定用の解析領域S40は、ファン2を中心とした2L×2Lの領域とした。本実施例では、距離Lと距離Lは、予め与えられていても良い。
図9に戻って、生成ROMパターン決定部120は、ファン1の設定可能範囲の最大値と最小値とを代表点とする(ステップS902)。続いて生成ROMパターン決定部120は、代表点について熱流体シミュレーションを行い、ファン1の定常状態を計算する(ステップS903)。
続いて生成ROMパターン決定部120は、中間点を生成する(ステップS904)。中間点は、最大値と最小値との中間の値である。続いて生成ROMパターン決定部120は、生成した中間点を選択する(ステップS905)。続いて生成ROMパターン決定部120は、選択した中間点の両隣の代表点の定常状態から、中間点の定常状態を補間により生成する(ステップS906)。続いて生成ROMパターン決定部120は、中間点について熱流体シミュレーションを行い、ファン1の定常状態を計算する(ステップS907)。
続いて生成ROMパターン決定部120は、ステップS906の計算結果とステップS907の計算結果から、L2ノルムを計算する(ステップS908)。L2ノルムとは、空間的な誤差を計算する指標である。
続いて生成ROMパターン決定部120は、L2ノルムが予め設定された閾値以上か否かを判断する(ステップS909)。ステップS909において、L2ノルムが閾値以上である場合、生成ROMパターン決定部120は中間点を代表点に追加する(ステップS910)。ステップS909においてL2ノルムが閾値未満の場合、後述するステップS911へ進む。L2ノルムが閾値以上である場合とは、中間点における熱流体シミュレーションの結果と、補間の結果との誤差が許容範囲より大きいことを示す。この場合、この中間点を代表点に加える。
生成ROMパターン決定部120は、未選択の中間点が存在するか否かを判断する(ステップS911)。ステップS911において未選択の中間点が存在する場合、生成ROMパターン決定部120は、ステップS905へ戻る。ステップS911において未選択の中間点が存在しない場合、生成ROMパターン決定部120は、追加された代表点が存在するか否かを判断する(ステップS912)。ステップS912において追加された代表点が存在する場合、生成ROMパターン決定部120は、ステップS904へ戻る。ステップS912において追加された代表点が存在しない場合、生成ROMパターン決定部120は処理を終了する。
図5に戻って、生成ROMパターン決定部120は、代表点以外のN個のサンプル点において、ROM補間生成部160により、補間によりROMを生成する(ステップS509)。ステップS509で生成したROMは、ROMデータベース190に格納される。代表点以外のN個のサンプル点とは、例えば代表点と代表点を3等分した点等であり、予め設定された点である。尚本実施例では、ステップS509の処理を行わなくても良い。
図11は、代表点以外のサンプル点を説明する図である。
図11の例では、ファン1の設定可能範囲の最大値と最小値とを代表点とし、2つの代表点の間を10等分するサンプル点について、補間によりROMを生成しても良い。
続いて生成ROMパターン決定部120は、オブジェクト群TにROMを生成していないオブジェクトFが存在するか否かを判断する(ステップS510)。
ステップS510において、ROMを生成していないオブジェクトFが存在する場合、生成ROMパターン決定部120は、ステップS506へ戻る。ステップS510において、ROMを生成していないオブジェクトFが存在しない場合、生成ROMパターン決定部120は、モジュールA内の複数のオブジェクトFの制御状態(境界条件)の組合せを決定する。ROM補間生成部160は、決定された組合せの状態のROMを補間により生成させる(ステップS511)。ステップS511で生成したROMは、ROMデータベース190に格納される。
図12は、モジュール内の複数のオブジェクトの組合せのパターンの例を示す図である。図12では、モジュールA内のオブジェクト群Tにおいてオンされたオブジェクトのパターンを示している。
例えば図12に示すパターンP1では、オブジェクト群Tに含まれる9つのオブジェクトのうち、5つのオブジェクトがオンされたパターンである。尚図12のオブジェクトとは、例えばファン等である。パターンP2〜P6は、オブジェクト群Tのうち、それぞれ異なる位置にある3つのオブジェクトがオンされたパターンである。
本実施例のROM補間生成部160は、モジュールA内の複数のオブジェクトFの制御状態の組合せに基づき、例えばパターンP1〜P6のそれぞれ状態のROMを補間により生成する。
続いて生成ROMパターン決定部120は、解析対象となる空間にROMの生成を行っていないモジュールが存在するか否かを判断する(ステップS512)。ステップS512において、ROMの生成を行っていないモジュールが存在する場合、ステップS501へ戻る。ステップS512においてROMの生成を行っていないモジュールが存在しない場合、生成ROMパターン決定部120は、モジュール間の複数オブジェクトの制御状態(境界条件)の組合せのパターンを決定する(ステップS513)。具体的には生成ROMパターン決定部120は、事前解析範囲Hに含まれるモジュールの組合せのパターンを決定する。本実施例では、モジュールの組合せのパターンが決定されると、モジュール間における複数オブジェクトの組合せが決定される。本実施例では、以上の処理により、空間S30における境界条件の変動範囲に対応した事前解析範囲のROM群を生成する。
図13は、モジュールの組合せのパターンの例を示す図である。図13に示すパターンP10は、空間S30内の事前解析空間HにおいてモジュールA2,B3に含まれるオブジェクトが全てオンされており、事前解析空間H1においてモジュールB5に含まれるオブジェクトが全てオンされたパターンである。またパターンP11は、空間S30内の事前解析空間H1においてモジュールC1に含まれる全てのオブジェクトがオンされたパターンである。パターン12は、空間S30内の事前解析空間HにおいてモジュールA,A1〜A3、モジュールB1〜B3に含まれる全てのオブジェクトがオンされ、事前解析空間H1においてモジュールC1に含まれる全てのオブジェクトがオンされたパターンである。パターンP13は、空間S30内の事前解析空間HにおいてモジュールA1,B1に含まれる全てのオブジェクトがオンされ、事前解析空間H1においてモジュールA4,A5,B4,B5に含まれる全てのオブジェクトがオンされたパターンである。
本実施例の生成ROMパターン決定部120は、図13に示すパターン以外にも空間S30において取り得る全てのモジュールとオブジェクトの組合せのパターンを決定する。
続いて生成ROMパターン決定部120は、ROM補間生成部160により、組合せのパターン毎のROMを補間により生成させる(ステップS514)。ROM補間生成部160は、生成したROMをROMデータベース190へ格納させ、解析モデルのROM群の生成の処理を終了する。
ここで、ステップS504の処理について説明する。本実施例の熱流体シミュレーション装置100は、事前解析範囲Hと同様のモジュール構成の事前シミュレーションが実施済みの場合、流用ROM生成部150に事前シミュレーション結果を流用したROMを生成させる。
図14は、ROMの流用を説明する図である。事前解析範囲Hのモジュールの構成は、モジュールAと、モジュールAとオブジェクト群の配置が同様のモジュールA1,A2、モジュールAとオブジェクト群の配置が反転しているモジュールB1,B2,B3である。
図14に示す空間S30において、事前解析範囲Hとモジュール構成が同様な範囲は、範囲H2である。範囲H2は、モジュールAとオブジェクト群の配置が同様のモジュールA5,A6,A7と、モジュールAとオブジェクト群の配置が反転しているモジュールB5,B6,B7とを含む。
よって本実施例の熱流体シミュレーション装置100では、ステップS504において範囲H2に関する事前シミュレーションの結果として、事前解析範囲Hの事前シミュレーション結果を流用する。具体的には生成ROMパターン決定部120は流用ROM生成部150により事前シミュレーション結果データベース180から事前解析範囲Hの事前シミュレーションの結果を取得させる。続いて流用ROM生成部150は、例えば取得した事前シミュレーション結果に対し、範囲H2の位置を示すパラメータ等を適用することで事前解析範囲Hの事前シミュレーション結果を範囲H2に流用する。続いて流用ROM生成部150は、事前解析範囲Hの事前シミュレーションを流用した結果を主成分分析して範囲H2のROMを生成し、ROMデータベース190に格納する。
このように本実施例では、線形重ね合わせの概念に基づき、以下の3つの手順でROM群を生成する。
最初の手順では、熱流体シミュレーション対象の空間内の事前解析範囲において、1つのオブジェクトについて制御状態を変動させた場合の代表点を決定し、代表点について事前シミュレーションと主成分分析を行って代表点毎のROMを生成する。次の手順では、事前解析範囲をモジュールの組合せで表現し、モジュールの組合せが同じ解析範囲のROMとして、最初の手順で実行したROMを流用する。さらに次の手順において、代表点同士の中間点のROMやモジュールの組合せが同じでない解析範囲のROMは、代表点のROMから補間生成する。
このように本実施例では、事前シミュレーションの結果の主成分分析結果の流用と、ROMの補間を利用することで、事前シミュレーションの実行回数を減らし、ROM群の生成に係る処理時間を短縮する。
本実施例において、例えば空間S30に配置された空調装置を10台とし、風量が3段階で変化するファンが85個配置されていた場合について考える。この場合のある時点における制御状態のパターンの数は、385=3.6×1040となり、全てのパターンについて事前シミュレーションを実行するためには膨大な時間が係る。
これに対して本実施例を流用した場合、事前シミュレーションが必要な制御状態のパターン数を3×85まで削減することができる。したがって本実施例によれば、解析モデルのROM群の構築を自動的にかつ短時間で行うことができる。よって本実施例によれば、熱流体シミュレーションの実行にかかる時間を短縮でき、インタラクティブな熱流体シミュレーションを実現することができる。
尚本実施例では、ROMを利用した熱流体シミュレーションとしたが、これに限定されない。本実施例は、熱流体シミュレーション以外のROMを利用する物理シミュレーションにも流用することができる。
本発明は、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
コンピュータによって実行される熱流体シミュレーション方法であって、
シミュレーション対象空間に設定された部分空間を複数含む所定解析範囲に対するシミュレーション結果と、前記シミュレーション結果に基づき生成された第1の低次元モデルとが格納された記憶部を参照し、
前記シミュレーション対象空間において、前記所定解析範囲と部分空間の配置が一致する解析範囲に対し、参照された前記シミュレーション結果から導出される第2の低次元モデルを生成して前記記憶部に格納し、
前記記憶部内の低次元モデルのうち、境界条件を基に複数の低次元モデルを補間して、前記第1及び第2の低次元モデルを含む前記境界条件の変動範囲に対応した低次元モデル群を生成する熱流体シミュレーション方法。
(付記2)
前記部分空間には、境界条件が設定される複数の制御対象物が配置されており、
前記部分空間において、複数の制御対象物にそれぞれ設定される境界条件の組合せのパターンを決定し、
前記記憶部内の複数の低次元モデルの境界条件を、前記組合せのパターンに対応させるように補間した低次元モデルを生成する付記1記載の熱流体シミュレーション方法。
(付記3)
前記所定解析空間に含まれる前記部分空間の配置のパターンを決定し、
前記記憶部内の複数の低次元モデルの境界条件を、前記配置のパターンに対応させるように補間した低次元モデルを生成する付記2記載の熱流体シミュレーション方法。
(付記4)
前記制御対象物毎に前記境界条件の設定を変更し、熱流体シミュレーションを実行して前記境界条件毎の前記第1の低次元モデルを生成する付記2又は3記載の熱流体シミュレーション方法。
(付記5)
前記境界条件として設定される値の最大値と最小値とを前記境界条件における代表点とし、熱流体シミュレーションを実行して前記代表点毎の前記第1の低次元モデルを生成し、
前記代表点毎の前記第1の低次元モデルの前記境界条件を補間した低次元モデルを生成する付記1記乃至4の何れか一項に記載の熱流体シミュレーション方法。
(付記6)
シミュレーション対象空間に設定された部分空間を複数含む所定解析範囲に対するシミュレーション結果と、前記シミュレーション結果に基づき生成された第1の低次元モデルとが格納された記憶部と、
前記シミュレーション対象空間において、前記所定解析範囲と部分空間の配置が一致する解析範囲に対し、参照された前記シミュレーション結果から導出される第2の低次元モデルを生成して前記記憶部へ格納する生成部と、
前記記憶部内の低次元モデルのうち、境界条件を基に複数の低次元モデルを補間して、前記第1及び第2の低次元モデルを含む前記境界条件の変動範囲に対応した低次元モデル群を生成する補間生成部と、を有する熱流体シミュレーション装置。
(付記7)
前記制御対象物毎に前記境界条件を設定し、熱流体シミュレーションを実行して前記境界条件毎に前記第1の低次元モデルを生成する低次元モデル生成部を有する付記6記載の熱流体シミュレーション装置。
(付記8)
シミュレーション対象空間に設定された部分空間を複数含む所定解析範囲に対するシミュレーション結果と、前記シミュレーション結果に基づき生成された第1の低次元モデルとが格納された記憶部を参照する処理と、
前記シミュレーション対象空間において、前記所定解析範囲と部分空間の配置が一致する解析範囲に対し、参照された前記シミュレーション結果から導出される第2の低次元モデルを生成して前記記憶部に格納する処理と、
前記記憶部内の低次元モデルのうち、境界条件を基に複数の低次元モデルを補間して、前記第1及び第2の低次元モデルを含む前記境界条件の変動範囲に対応した低次元モデル群を生成する処理と、をコンピュータに実行させる熱流体シミュレーションプログラム。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100 熱流体シミュレーション装置
110 モデル分析部
120 生成ROMパターン決定部
130 事前シミュレーション部
140 ROM生成部
150 流用ROM生成部
160 ROM補間生成部
170 熱流体シミュレーション部
180 事前シミュレーション結果データベース
190 ROMデータベース

Claims (5)

  1. コンピュータによって実行される熱流体シミュレーション方法であって、
    シミュレーション対象空間に設定された部分空間を複数含む所定解析範囲に対するシミュレーション結果と、前記シミュレーション結果に基づき生成された第1の低次元モデルとが格納された記憶部を参照し、
    前記シミュレーション対象空間において、前記所定解析範囲と部分空間の配置が一致する解析範囲に対し、参照された前記シミュレーション結果から導出される第2の低次元モデルを生成して前記記憶部に格納し、
    前記記憶部内の低次元モデルのうち、境界条件を基に複数の低次元モデルを補間して、前記第1及び第2の低次元モデルを含む前記境界条件の変動範囲に対応した低次元モデル群を生成する熱流体シミュレーション方法。
  2. 前記部分空間には、境界条件が設定される複数の制御対象物が配置されており、
    前記部分空間において、複数の制御対象物にそれぞれ設定される境界条件の組合せのパターンを決定し、
    前記記憶部内の複数の低次元モデルの境界条件を、前記組合せのパターンに対応させるように補間した低次元モデルを生成する請求項1記載の熱流体シミュレーション方法。
  3. 前記所定解析空間に含まれる前記部分空間の配置のパターンを決定し、
    前記記憶部内の複数の低次元モデルの境界条件を、前記配置のパターンに対応させるように補間した低次元モデルを生成する請求項2記載の熱流体シミュレーション方法。
  4. 前記境界条件として設定される値の最大値と最小値とを前記境界条件における代表点とし、熱流体シミュレーションを実行して前記代表点毎の前記第1の低次元モデルを生成し、
    前記代表点毎の前記第1の低次元モデルの前記境界条件を補間した低次元モデルを生成する請求項1乃至3の何れか一項に記載の熱流体シミュレーション方法。
  5. シミュレーション対象空間に設定された部分空間を複数含む所定解析範囲に対するシミュレーション結果と、前記シミュレーション結果に基づき生成された第1の低次元モデルとが格納された記憶部と、
    前記シミュレーション対象空間において、前記所定解析範囲と部分空間の配置が一致する解析範囲に対し、参照された前記シミュレーション結果から導出される第2の低次元モデルを生成して前記記憶部へ格納する生成部と、
    前記記憶部内の低次元モデルのうち、境界条件を基に複数の低次元モデルを補間して、前記第1及び第2の低次元モデルを含む前記境界条件の変動範囲に対応した低次元モデル群を生成する補間生成部と、を有する熱流体シミュレーション装置。
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