JP5956477B2 - 物品位置合わせ装置 - Google Patents

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本発明は、間隔を置いて物品を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送される物品の搬送方向前端側及び後端側に位置して搬送経路上における物品の前後端の位置を予め決められた位置に合わせる前側の位置合わせ部材及び後側の位置合わせ部材を備えた物品位置合わせ装置に関する。
従来から、出来上がった物品を包装装置に受け渡して包装し、包装後に箱詰めして出荷している。そして、包装装置の横シールでシールする際に物品の端をシールしてシール不良が発生することがないように、物品を包装装置に受け渡す前に、かかる物品位置合わせ装置で位置合わせしている。
この物品位置合わせ装置は、間隔を置いて物品を搬送する搬送装置と、この搬送装置の上部に配置されるオーバーヘッドコンベアとから構成されている。このオーバーヘッドコンベアは、複数の無端チェーンと、搬送装置の搬送方向と同じ方向へ移動可能となるように各無端チェーンに取り付けられる前後一対の位置合わせ部材と、各無端チェーンをそれぞれ独立して回転させるモータとを備えている(例えば特許文献1参照)。
上記構成のオーバーヘッドコンベアでは、まず、2つのモータを駆動して前後一対の位置合わせ部材を物品の搬送方向前端側及び後端側に移動(位置)させる。次に、物品の前側に位置する位置合わせ部材の移動を停止させるために一方のモータの駆動を停止する。すると、停止した位置合わせ部材に搬送されてくる物品の前端面が当接する。この当接と同時に、他方のモータの回転数を上げることにより、物品の後側に位置する位置合わせ部材の移動速度を速くして物品の後端面に後側に位置する位置合わせ部材を当接させることによって、停止中の前側の位置合わせ部材と移動中の後側の位置合わせ部材とで物品を挟持し、物品の搬送方向における両端の位置を予め決められた位置に合わるようにしている。また、物品の両端を位置合わせした後は、前側の位置合わせ部材を直ちに物品から離間させるように一方のモータの駆動を開始するとともに、後側の位置合わせ部材を前側の位置合わせ部材が停止していた位置で停止させるよう、他方のモータの駆動を制御する。
特開2004−299859号公報
物品の両端を位置合わせした後に、停止している前側の位置合わせ部材を直ちに移動させようとしても、搬送装置の搬送速度に直ぐに合わせることが難しい。そのため、搬送される物品に位置合わせ部材による移動抵抗が付与されてしまう。その結果、物品の位置合わせを行ったにも係らず、物品を包装する包装装置でのシール位置がずれてしまうということがあり、改善の余地があった。
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、物品の搬送方向における両端の位置合わせを良好に行うことができる物品位置合わせ装置を提供することを課題とする。
本発明の物品位置合わせ装置は、前述の課題解決のために、間隔を置いて物品を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送される物品の搬送方向前端側及び後端側に位置して搬送経路上における物品の前後端の位置を予め決められた位置に合わせる前側位置合わせ部材及び後側位置合わせ部材を備えた物品位置合わせ装置であって、前記前側位置合わせ部材を搬送経路に沿って案内しながら物品の搬送方向前端側に位置させる往経路と往経路の終端から上方側へ移動して該往経路の始端へ戻る復経路とからなるループ状の前側の移動経路と、該前側の移動経路の後方に配置され前記後側位置合わせ部材を搬送経路に沿って案内しながら物品の搬送方向後端側に位置させる往経路と往経路の終端から上方側へ移動して該往経路の始端へ戻る復経路とからなるループ状の後側の移動経路と、前記前後の位置合わせ部材を前側及び後側の移動経路に沿って移動させる移動手段と、前記前後の位置合わせ部材を、物品に接触させて物品の搬送経路に対する位置を位置合わせする位置合わせ姿勢と物品に接触しないように逃がすための離れた姿勢とに姿勢変更させる姿勢変更手段とを備え、前記各位置合わせ部材が、横軸回りに揺動自在に構成され、前記姿勢変更手段は、前記前後の位置合わせ部材を、前記往経路において該前後の位置合わせ部材が物品に近付いた接近位置において、該前後の位置合わせ部材が物品へ近付くように垂直姿勢となる位置合わせ姿勢に姿勢変更し、かつ、該位置合わせ姿勢で物品の位置合わせを行った後は、該前後の位置合わせ部材が物品から逃げるように前記垂直姿勢から傾斜姿勢となる姿勢に姿勢変更するように構成されるとともに、前記前側位置合わせ部材が前記後側位置合わせ部材よりも先に前記位置合わせ姿勢に姿勢変更するように構成されていることを特徴とする物品位置合わせ装置。
かかる構成によれば、往経路を移動している位置合わせ部材が物品に近付いた接近位置に位置すると、姿勢変更手段により前後の位置合わせ部材が物品へ近付くように垂直姿勢となる位置合わせ姿勢に姿勢変更する。これによって、物品に接触して、搬送経路に対する物品の位置を予め決められている位置に合わせることができる。そして、物品の位置合わせを行った後は、姿勢変更手段により接触している位置合わせ部材が物品から逃げるように垂直姿勢から傾斜姿勢となる姿勢に姿勢変更する。これによって、物品の位置合わせを行った後に、物品の搬送に位置合わせ部材が抵抗力を与えることがなく、物品の搬送をスムーズに行わせることができる。位置合わせした後の前後の位置合わせ部材のそれぞれは、往経路の終端部側から上方に外れながら復経路を移動して次の位置合わせ動作に向かう。
また、位置合わせ部材を揺動式に構成することによって、スライド式に構成する場合に比べて、少ない部品点数で安定よく動作させることができる。
また、本発明の物品位置合わせ装置は、前記接近位置が、前記前後の位置合わせ部材で位置合わせした物品を包装する包装装置の横シールする位置に対応して設定されていることが好ましい。
上記構成のように、前後の位置合わせ部材の接近位置が前記包装装置で横シールする位置に対応して設定されていれば、位置合わせした物品の前後端を包装材で噛み込んだ状態でシールすることがなく、物品の包装を良好に行うことができる。
また、本発明の物品位置合わせ装置は、前記姿勢変更手段が、前記両方の位置合わせ部材を姿勢変更する手段であり、かつ、前記前側位置合わせ部材を前記後側位置合わせ部材よりも先に位置合わせ姿勢に姿勢変更させる手段であってもよい。
上記構成のように、前側位置合わせ部材が後側位置合わせ部材よりも先に接近させる手段で構成しておけば、上下方向に複数の物品が積み重ねられた物品の前後端面を位置合わせしながら前後端の位置を合わせることができる。つまり、上下方向に複数の物品が積み重ねられた物品が搬送手段上に落下供給されると、最下段の物品が搬送手段からの搬送力を受けることによって、最下段の物品のみが搬送方向へ移動するが、上側に位置する物品は最下段の物品に重ねているだけのフリーな状態であるため、最下段の物品から遠くに位置する最上段側に位置する物品ほど、搬送方向後方へ出っ張る傾向にある。このような状態では、重ねた物品の重量が最も加わる最下段に位置する物品の位置を先に合わせてから、移動し易い最上段側に位置する物品側から後側位置合わせ部材で移動させて位置合わせを比較的小さな操作力で容易に行うことができる。
また、本発明の物品位置合わせ装置は、前記姿勢変更手段が、前記両方の位置合わせ部材を姿勢変更する手段であり、かつ、前記後側位置合わせ部材を前記前側位置合わせ部材よりも先に位置合わせ姿勢に姿勢変更させる手段であってもよい。
また、本発明の物品位置合わせ装置は、前記姿勢変更手段が、前記両方の位置合わせ部材を姿勢変更する手段であり、かつ、前記後側位置合わせ部材と前記前側位置合わせ部材とを同時に位置合わせ姿勢に姿勢変更させる手段であってもよい。
上記構成のように、後側位置合わせ部材と前側位置合わせ部材とを同時に位置合わせ姿勢に姿勢変更するように構成しておけば、物品の両端に同時に位置合わせ部材を接触させて一挙に位置合わせを行うことができる。
また、本発明の物品位置合わせ装置は、前記移動手段が、前後の位置合わせ部材をそれぞれ動かす2個のボックスモーション機構であってもよい。
上記構成のように、2個のボックスモーション機構により前後の位置合わせ部材をそれぞれ動かすことによって、移動経路及び移動速度を変更することができ、設計の自由度を高めることができる。
本発明によれば、移動経路に沿って前後の位置合わせ部材を案内している間において、少なくとも一方の位置合わせ部材を姿勢変更するだけで、物品の前後端の位置合わせを行わせることができるので、物品の前後端の位置合わせを良好に行うことができる物品位置合わせ装置を提供することができる。
本発明に係る物品位置合わせ装置の側面図である。 同装置の平面図を示し、(a)はプレートコンベアのプレートを省略し、(b)はサイドガイド装置を省略している。 図1におけるA−A線断面図である。 同装置の要部を示す側面図である。 図4におけるB−B線断面図である。 図4におけるC−C線断面図である。 図4におけるD−D線断面図である。 (a)〜(e)は前後一対の位置合わせ部材が動いている状態を示す説明図である。 (a)〜(e)は図9の(e)から引き続いて前後一対の位置合わせ部材が動いている状態を示す説明図である。
以下、本発明に係る物品位置合わせ装置の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2(a),(b)に示すように、前記物品位置合わせ装置は、図示していない搬送装置から受け取った物品Sを所定間隔をおいて一直線状の搬送経路Kに沿って搬送する搬送手段1と、搬送経路上における物品Sの前後端の位置を予め決められた位置に合わせる位置合わせ部材3,2を備える位置合わせ機構4とを備えている。物品Sとしては、錠剤やカプセル等の固形材の包装で用いられるPTP(Press Through Pack)包装体の他、矩形状の即席麺(乾麺)、棒状のパスタ等の麺類や雑貨商品等であってもよい。また、図1、図3、図5及び図6では、複数個のPTP包装体からなる物品Sを搬送幅方向に平行に並べた状態で搬送している。また、図2(a)及び図7では、複数個の物品Sを上下方向に積み重ねて搬送している。尚、図7では、物品Sを左右幅方向半分のみしか描いていない。
搬送手段1は、受け取った物品Sを載置搬送するプレートコンベア5と、プレートコンベア5の搬送幅方向両側から突出して搬送幅の大きさを規制する左右一対のサイドガイド装置6,6とを備えている。
プレートコンベア5は、図1〜図3に示すように、搬送幅方向両側に配置され垂直平面内で駆動回転される左右一対の無端チェーン7,7と、左右一対の無端チェーン7,7間に掛け渡される多数の帯状のプレート8とを備えている。多数のプレート8は、搬送方向に対して直交する方向に延びる細長な長方形状に構成され、搬送方向に隙間無く配置されている(図2(b)では特定部分のみにしか図示していない)。
サイドガイド装置6,6は、プレートコンベア5の搬送幅方向両側に配置され水平平面内で駆動回転される無端チェーン9,9と、この無端チェーン9,9に一端が連結された水平板10とを備えている。この水平板10は、間隔をおいて搬送される物品Sの左右両端に対応するように前後に所定枚数(図2(a)では3枚)連続して配置して1つのグループを形成し、前後のグループ同士間には配置せず無形成領域としている。図3に、搬送方向前側に配置された駆動スプロケット11,11を示し、無端チェーン9,9の前側が巻回される。
位置合わせ機構4は、図4〜図7に示すように、物品Sの搬送方向前側に位置する前側の位置合わせ部材3と、物品Sの搬送方向後側に位置する後側の位置合わせ部材2と、前側の位置合わせ部材3を搬送経路Kに沿って案内しながら物品Sの搬送方向前端側に位置させる往経路12と往経路12の終端から上方側へ移動して往経路12の始端へ戻る復経路13とからなるループ状の前側の移動経路14と、後側の位置合わせ部材2を搬送経路Kに沿って案内しながら物品Sの搬送方向後端側に位置させる往経路12と往経路12の終端から上方側へ移動して往経路12の始端へ戻る復経路13とからなるループ状の後側の移動経路14と、それら前後の移動経路14,14に沿って前後の位置合わせ部材3,2を移動させる移動手段15と、位置合わせ部材3,2を物品Sに接触して物品Sを位置合わせする位置合わせ姿勢と位置合わせ部材3,2を物品Sに接触しないように逃がすための離れた姿勢とに姿勢変更する前後の姿勢変更手段16,16とを備えている。そして、往経路12,12において前後の位置合わせ部材3,2が物品Sに近付いた接近位置において、前後の位置合わせ部材3,2が位置合わせ姿勢に姿勢変更して物品Sを挟持するように、かつ、接近位置から外れると、前後の位置合わせ部材3,2が位置合わせ姿勢から離れた姿勢に姿勢変更して物品Sの挟持を解除するように構成されている。
前後の移動経路14,14は、共に同じように構成されており、各移動経路14は、図8及び図9にも示され、後述する回転軸43,24の回転中心Z1,Z2からの距離が遠い復経路13と、後述する回転軸43,24の回転中心Z1,Z2からの距離が短い往経路12とからなり、復経路13では、物品Sの搬送速度よりも速い速度で位置合わせ部材3,2を移動させ、往経路12では、復経路13の移動速度よりも遅い速度で位置合わせ部材3,2を移動させる。また、往経路12は、前後方向中央部が最も回転軸43,24の回転中心Z1,Z2からの距離が短くなり、前端から前後方向中央部へ向かうほど位置合わせ部材3,2の移動速度が遅くなり、前後方向中央部から後端へ向かう位置合わせ部材3,2の移動速度が速くなっている。そして、往経路12の前後方向中央部に位置したときに物品Sの搬送速度よりも僅かに遅い速度になるように設定されている。
移動手段15は、前後の位置合わせ部材3,2をそれぞれ動かす2個のボックスモーション機構19,18を備えている。これらボックスモーション機構19,18は、物品Sの搬送幅方向一側の前後に設けられ、後側のボックスモーション機構18は、プレートコンベア5からの動力がタイミングプーリー20を介して伝達されることによって、プレートコンベア5と同期して駆動される。また、前側のボックスモーション機構19は、電動モータ21により駆動される。前後の位置合わせ部材3,2の左右幅寸法が、搬送される物品Sの左右方向の寸法よりも大きな寸法の板状部材に設定されている。
後側のボックスモーション機構18は、図5に示すように、タイミングプーリー20からチェーン22を介して動力が伝達されるスプロケット23と、スプロケット23と一体回転する回転軸24と、回転軸24の一端に一体回転するように取り付けられたアーム25と、アーム25の回転によって押し移動されるカムフォロア26と、カムフォロア26が取り付けられた取付用アーム27と、取付用アーム27が一端に一体回転自在に取り付けられ、かつ、アルミフレーム28に固定されたボックス29に回転自在に貫通支持された従動側回転軸30と、従動側回転軸30のボックス29から突出した他端に取り付けられた板状の回転体31と、ボックス29の壁部29Aに形成されたループ状の溝部29Mに嵌まり込んで溝部29Mを移動するカムフォロア32と、カムフォロア32が一端に取り付けられた移動軸33が係合すべく回転体31に成形されたU字状の切欠き31K、移動軸33を移動案内するためのガイド機構34とを備えている。そして、移動軸33にブラケット35を介して前側の板状の位置合わせ部材2を板厚方向が前後方向となる姿勢で取り付けている。
ガイド機構34は、ボックス29の壁部29Aの上下に取り付けられた上下一対の横ガイドレール36,37と、横ガイドレール36,37に移動自在に取り付けられる移動部材38,39と、移動部材38,39間に掛け渡され、かつ、移動軸33の先端が中央に取り付けられた直方体状のブロック体40を前後方向2箇所で貫通して移動自在に支持するための前後一対の棒状ガイド41,42とを備えている。
後側の姿勢変更手段16は、ブラケット35の上方に前後方向に沿って取り付けられた薄型のエアシリンダから構成されている。このエアシリンダ16は、シリンダチューブ16Aと、エアの供給によりシリンダチューブ16Aから後方へ突出するピストンロッド16Bとからなり、ピストンロッド16Bの先端に前側の板状の位置合わせ部材2の上端が回転自在に取り付けられ、位置合わせ部材2の上端よりも少し下側部分がブラケット35の後端に枢支されている。従って、ピストンロッド16Bが突出した状態では、位置合わせ部材2が上端の横軸X1回りで揺動操作され、下側ほど前方に位置する傾斜姿勢に位置合わせ部材2が姿勢変更する。また、ピストンロッド16Bが引退した状態では、位置合わせ部材2が上端の横軸X1回りで揺動操作され、上下方向に沿う垂直姿勢に位置合わせ部材2が姿勢変更する。
前側のボックスモーション機構19は、駆動源としての電動モータ21からの動力が伝達される回転軸43と、回転軸43の一端に一体回転するように取り付けられたアーム44と、アーム44の回転によって押し移動されるカムフォロア45と、カムフォロア45が取り付けられた取付用アーム46と、取付用アーム46が一端に一体回転自在に取り付けられ、かつ、アルミフレーム28に固定されたボックス17に回転自在に貫通支持された従動側回転軸47と、従動側回転軸47のボックス29から突出した他端に取り付けられた板状の回転体48と、ボックス17の壁部17Aに形成されたループ状の溝部17Mに嵌まり込んで溝部17Mを移動するカムフォロア49と、カムフォロア49が一端に取り付けられた移動軸50が係合すべく回転体48に成形されたU字状の切欠き48Kと、移動軸50を移動案内するためのガイド機構51とを備えている。そして、移動軸50にブラケット52を介して後側の板状の位置合わせ部材3を板厚方向が前後方向となる姿勢で取り付けている。
ガイド機構51は、ボックス17の壁部17Aの上下に取り付けられた上下一対の横ガイドレール53,54と、横ガイドレール53,54に移動自在に取り付けられる移動部材55,56と、移動部材55,56間に掛け渡され、かつ、移動軸50の先端が中央に取り付けられた直方体状のブロック体57を前後方向2箇所で貫通して移動自在に支持するための前後一対の棒状ガイド58,59とを備えている。
前側の姿勢変更手段16は、ブラケット52の上方に前後方向に沿って取り付けられた薄型のエアシリンダから構成されている。このエアシリンダ16は、シリンダチューブ16Cと、エアの供給によりシリンダチューブ16Cから前方へ突出するピストンロッド16Dとからなり、ピストンロッド16Dの先端に後側の板状の位置合わせ部材3の上端が回転自在に取り付けられ、位置合わせ部材3の上端よりも少し下側部分がブラケット52の前端に枢支されている。従って、ピストンロッド16Dが突出した状態では、位置合わせ部材3が上端の横軸X2回りで揺動操作され、下側ほど後方に位置する傾斜姿勢に位置合わせ部材3が姿勢変更する。また、ピストンロッド16Dが引退した状態では、位置合わせ部材3が上端の横軸X2回りで揺動操作され、上下方向に沿う垂直姿勢に位置合わせ部材3が姿勢変更する。
このように構成された物品位置合わせ装置により搬送されてくる物品Sの前後端の位置合わせを行うことを説明する。
まず、物品Sが間隔を置いてプレートコンベア5上を搬送されると、サイドガイド装置6,6の3枚の水平板10が物品Sの左右幅方向両側に位置し、その状態で搬送が行われる。プレートコンベア5の駆動によりボックスモーション機構18,19が、プレートコンベア5と同期して駆動される。そして、物品Sが位置合わせ部材3,2に近づいてくると、図8(a)に示すように、後側の位置合わせ部材2が物品Sの後方に位置する。続いて、後側の位置合わせ部材2が物品Sに近付いた接近位置に位置したと判断し、後側のエアシリンダ16を短縮作動させて、後側の位置合わせ部材2を上下方向に沿う垂直姿勢(位置合わせ姿勢)に揺動操作する(図8(b)参照)。次に、前側の位置合わせ部材3が物品Sの前方に位置する(図8(c)参照)。この状態から前側の位置合わせ部材3が物品Sの搬送速度よりも速いため、物品Sの前方へ移動する(図8(d),(e)参照)。尚、図8(d)よりも図8(e)の後側の位置合わせ部材2が往経路12の前後方向中央よりも後側に位置しているため、物品Sの搬送速度よりも僅かに速くなり、図8(d)よりも図8(e)の方が物品Sに近付いた状態になっている。
図8(e)では、前側の位置合わせ部材3が物品Sに近付いた接近位置に位置したと判断し、前側のエアシリンダ16を短縮作動させて、前側の位置合わせ部材3を上下方向に沿う垂直姿勢(位置合わせ姿勢)に揺動操作する。これによって、物品Sを前後の位置合わせ部材3,2が物品Sを挟持する(図9(a)参照)。従って、物品Sの両端を搬送経路K上で予め決められている位置に合わせる(揃える)ことができる。そして、物品Sの両端の位置合わせを行った後は、前後のエアシリンダ16,16を伸長作動させることにより前後の位置合わせ部材3,2が互いに離間した傾斜姿勢(離れた姿勢)になり、物品Sの挟持を解除する(図9(b)参照)。これによって、物品Sの両端の位置合わせを行った後に、物品Sの搬送に位置合わせ部材3,2が抵抗力を与えることがなく、物品Sの搬送をスムーズに行わせることができる。離れた姿勢の前後の位置合わせ部材3,2は、図9(c),(d),(e)に示すように、往経路12の終端部側から上方側へ移動して復経路13を移動した後、往経路12の始端へ戻って次の位置合わせ動作に向かう。尚、図9(c),(d),(e)では、位置合わせ部材3,2が物品Sの搬送速度よりも速い速度で移動することになるが、物品Sに当接することがないように離間する距離を設定している。
位置合わせ部材3,2による物品Sの位置合わせが終了すると、物品位置合わせ装置の終端に配置されている包装装置H(図1参照)の横シールでシールする。このとき、物品Sを噛み込むことなくシールを確実に行うことができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、前後の位置合わせ部材3,2を板状に構成したが、左右幅方向に所定間隔を置いて物品に当接する当接部を備える櫛歯状に構成してもよい。
また、前記実施形態では、前後の位置合わせ部材3,2を揺動式に構成したが、スライド式に構成してもよい。
また、前記実施形態では、後側に位置する位置合わせ部材2を前側に位置する位置合わせ部材3よりも先に位置合わせ姿勢に姿勢変更したが、前側に位置する位置合わせ部材3を後側に位置する位置合わせ部材2よりも先に位置合わせ姿勢に姿勢変更してもよいし、後側に位置する位置合わせ部材2と前側に位置する位置合わせ部材3とを同時に位置合わせ姿勢に姿勢変更してもよい。
また、前記実施形態では、複数の物品Sの前後端の位置を揃えながら位置合わせを行うようにしたが、1個の物品Sの位置合わせを行うようにしてもよい。
また、前記実施形態では、2個のボックスモーション機構19,18を用いて前後の位置合わせ部材3,2を移動させたが、その他各種の駆動機構を用いて前後の位置合わせ部材3,2を移動させてもよい。また、2個のボックスモーション機構19,18のうちの一方を電動モータを用いて駆動する他、2個の電動モータを用いて2個のボックスモーション機構19,18をそれぞれ駆動してもよい。
また、前記実施形態では、物品Sを搬送する搬送手段として、プレートコンベア5と、左右一対のサイドガイド装置6,6とから構成したが、ベルトコンベアやローラコンベアなどから構成してもよい。
1…搬送手段、2,3…位置合わせ部材、4…位置合わせ機構、5…プレートコンベア、6…サイドガイド装置、7…無端チェーン、8…プレート、9…無端チェーン、10…水平板、11…駆動スプロケット、12…往経路、13…復経路、14…移動経路、15…移動手段、16…姿勢変更手段(エアシリンダ)、16A,16C…シリンダチューブ、16B,16D…ピストンロッド、17,29…ボックス、17A,29A…壁部、17M,29M…溝部、18,19…ボックスモーション機構、20…タイミングプーリー、21…電動モータ、22…チェーン、23…スプロケット、24,43…回転軸、25,44…アーム、26,45…カムフォロア、27,46…取付用アーム、28…アルミフレーム、30,47…従動側回転軸、31,48…回転体、32,49…カムフォロア、33,50…移動軸、34,51…ガイド機構、35,52…ブラケット、36,37、53,54…横ガイドレール、38,39、55,56…移動部材、40,57…ブロック体、41,42、58,59…棒状ガイド、H…包装装置、K…搬送経路、S…物品、X1,X2…横軸

Claims (6)

  1. 間隔を置いて物品を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送される物品の搬送方向前端側及び後端側に位置して搬送経路上における物品の前後端の位置を予め決められた位置に合わせる前側位置合わせ部材及び後側位置合わせ部材を備えた物品位置合わせ装置であって、
    前記前側位置合わせ部材を搬送経路に沿って案内しながら物品の搬送方向前端側に位置させる往経路と往経路の終端から上方側へ移動して該往経路の始端へ戻る復経路とからなるループ状の前側の移動経路と、該前側の移動経路の後方に配置され前記後側位置合わせ部材を搬送経路に沿って案内しながら物品の搬送方向後端側に位置させる往経路と往経路の終端から上方側へ移動して該往経路の始端へ戻る復経路とからなるループ状の後側の移動経路と、前記前後の位置合わせ部材を前側及び後側の移動経路に沿って移動させる移動手段と、前記前後の位置合わせ部材を、物品に接触させて物品の搬送経路に対する位置を位置合わせする位置合わせ姿勢と物品に接触しないように逃がすための離れた姿勢とに姿勢変更させる姿勢変更手段とを備え、
    前記各位置合わせ部材が、横軸回りに揺動自在に構成され、前記姿勢変更手段は、前記前後の位置合わせ部材を、前記往経路において該前後の位置合わせ部材が物品に近付いた接近位置において、該前後の位置合わせ部材が物品へ近付くように垂直姿勢となる位置合わせ姿勢に姿勢変更し、かつ、該位置合わせ姿勢で物品の位置合わせを行った後は、該前後の位置合わせ部材が物品から逃げるように前記垂直姿勢から傾斜姿勢となる姿勢に姿勢変更するように構成されていることを特徴とする物品位置合わせ装置。
  2. 前記接近位置が、前記前後の位置合わせ部材で位置合わせした物品を包装する包装装置の横シールする位置に対応して設定されていることを特徴とする請求項1に記載の物品位置合わせ装置。
  3. 前記姿勢変更手段が、前記両方の位置合わせ部材を姿勢変更する手段であり、かつ、前記前側位置合わせ部材を前記後側位置合わせ部材よりも先に位置合わせ姿勢に姿勢変更させる手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の物品位置合わせ装置。
  4. 前記姿勢変更手段が、前記両方の位置合わせ部材を姿勢変更する手段であり、かつ、前記後側位置合わせ部材を前記前側位置合わせ部材よりも先に位置合わせ姿勢に姿勢変更させる手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の物品位置合わせ装置。
  5. 前記姿勢変更手段が、前記両方の位置合わせ部材を姿勢変更する手段であり、かつ、前記後側位置合わせ部材と前記前側位置合わせ部材とを同時に位置合わせ姿勢に姿勢変更させる手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の物品位置合わせ装置。
  6. 前記移動手段が、前記前後の位置合わせ部材をそれぞれ動かす2個のボックスモーション機構であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の物品位置合わせ装置。
JP2014006558A 2014-01-17 2014-01-17 物品位置合わせ装置 Active JP5956477B2 (ja)

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