JP5949285B2 - 貼付剤 - Google Patents

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Description

本発明は、含水性膏体を有する貼付剤に関するものである。
水難溶性非ステロイド系消炎鎮痛剤は、水に難溶性であるため、含水系貼付剤の製剤化が困難であった。そこで、水難溶性非ステロイド系消炎鎮痛剤を基剤の中で均一に溶解させ、経皮吸収を促進させるためには、溶解剤や可溶化剤の併用が必要であった。
非ステロイド系消炎鎮痛剤であるフェルビナクは水に難溶性であるため、含水系貼付剤
の製剤化が困難であった。フェルビナクを基剤の中で均一に溶解させ、フェルビナクの経
皮吸収を促進させるためには、溶解剤や可溶化剤を併用するとよい。そこで、溶解剤としてN−メチル−2−ピロリドン、可溶化剤として親水性界面活性剤を含有させた貼付剤の製剤化が提案されている(特許文献1:特開2002−20274号公報)。
特開2002−20274号公報 特開2010−168364号公報
溶解剤としてN−メチル−2−ピロリドンを配合すると、消炎鎮痛剤等の有効成分の経皮吸収性が向上し、有効性を高めることができる。しかしながら、皮膚貼付後、時間が経過すると、貼付剤がはがれやすくなる問題が生じた。そこで、皮膚貼付後に、はがれ・めくれが生じにくい貼付剤が望まれていた。本発明は上記事情に鑑みなされたもので、消炎鎮痛剤の皮膚透過性に優れ、皮膚貼付後、時間経過によるはがれ・めくれが生じにくいと共に、貼付剤剥離時の痛みも少ない、N−メチル−2−ピロリドンを含有する含水性膏体を有する貼付剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、(A)水難溶性非ステロイド系消炎鎮痛剤及び(B)N−メチル−2−ピロリドンを含有する含水性膏体に、驚くべきことに、有効成分である(C)クロタミトンと、(D)ポリアクリル酸とを併用して配合することで、皮膚貼付後、時間経過による貼付剤のはがれ・めくれが格段に改善され、かつクロタミトンにより、(A)成分の消炎鎮痛剤の経皮吸収性が向上し、かつ貼付剤剥離時の痛みを抑制できることを見出した。
従って、本発明は下記貼付剤を提供する。
[1].(A)水難溶性非ステロイド系消炎鎮痛剤、(B)N−メチル−2−ピロリドン、(C)クロタミトン、(D)ポリアクリル酸を含有し、(B)/[(C)+(D)]で表される、(B)成分と(C)成分と(D)成分との含水性膏体中の含有質量比が、0.2〜5であり、(C)/(D)で表される、(C)成分と(D)成分との含有質量比が、0.2〜5である含水性膏体を有する貼付剤。
[2].(A)成分が、フェルビナク、ケトプロフェン、インドメタシン、ジクロフェナク及びフルルビプロフェンよりなる群から選ばれる1種又は2種以上である[1]記載の貼付剤。
[3].含水性膏体中の含有量が、(B)成分0.5〜6質量%、(C)成分0.1〜5質量%、(D)成分0.5〜6質量%である[1]又は[2]記載の貼付剤。
[4].(C)成分と(D)成分との含水性膏体中の合計含有量が、0.4〜11質量%である[1]〜[3]のいずれかに記載の貼付剤。
[5].さらに、ポリアクリル酸塩又はポリアクリル酸部分中和物を、含水性膏体中0.5〜10質量%含有する[1]〜[4]のいずれかに記載の貼付剤。
本発明によれば、消炎鎮痛剤の皮膚透過性に優れ、皮膚貼付後、時間経過によるはがれ・めくれが生じにくいと共に、貼付剤剥離時の痛みも少ない、N−メチル−2−ピロリドンを含有する含水性膏体を有する貼付剤を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の貼付剤は、(A)水難溶性非ステロイド系消炎鎮痛剤、(B)N−メチル−2−ピロリドン、(C)クロタミトン、(D)ポリアクリル酸を含有する含水性膏体を有する貼付剤である。
(A)水難溶性非ステロイド系消炎鎮痛剤
本発明において、水難溶性非ステロイド系消炎鎮痛剤としては、消炎鎮痛効果を有するもので、日本薬局方・通則に規定の水への溶解性が「やや溶けにくい」(溶質1gまたは1mLを溶かすために要する溶媒量が30mL以上300mL未満:溶質が薬物に相当し溶媒が水に相当)とされる以上に水難溶性のものが挙げられるが、より好適には「溶けにくい」(同、溶媒量が100mL以上1000mL未満)とされる以上に水難溶性のものが挙げられ、さらに好適には「極めて溶けにくい」(同、溶媒量が1000mL以上10000mL未満)とされる以上に水難溶性のものが挙げられ、最も好適には「ほとんど溶けない」(同、溶媒量が10000mL以上)とされる以上に水難溶性のものが挙げられる。
水難溶性非ステロイド系消炎鎮痛剤としては、その種類は特に限定されず、具体的には、イブプロフェン、ナプロキセン、ケトプロフェン、アセトアミノフェン、インドメタシン、ブフェキサマク、アスピリン、ジクロフェナク、アルクロフェナク、フェンクロフェナク、フェルビナク、エトドラク、フルルビプロフェン、ピロキシカム等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、フェルビナク、ケトプロフェン、インドメタシン、ジクロフェナク及びフルルビプロフェンよりなる群から選ばれる薬物が効果的であり、好適に使用できる。
(A)成分の含有量は、含水性膏体中0.01〜5質量%が好ましく、0.01〜3質量%がより好ましく、0.1〜1質量%がさらに好ましい。含有量を0.01質量%以上とすることで、目的とする効果をより得ることができ、5質量%を超えて配合しても、それ以上の効果は期待できないおそれがある。
(B)N−メチル−2−ピロリドン
N−メチル−2−ピロリドンは、(A)水難溶性非ステロイド系消炎鎮痛剤を溶解させ、経皮吸収性にも優れており、経皮吸収促進剤として優れた溶剤である。N−メチル−2−ピロリドンは、水にも油にも溶解する優れた溶解剤で、水性基剤中でも(A)水難溶性非ステロイド系消炎鎮痛剤を安定に保持することができ、容易に溶解できる。
(B)成分の含有量は、含水性膏体中0.5〜6質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜4質量%である。含有量を0.5質量%以上とすることで、(A)成分の溶解性をより向上させることができ、6質量%を超えると、含水性膏体の保型性が減少し、皮膚貼付後の剥離時、膏体が皮膚に残るおそれがある。
(C)クロタミトン
クロタミトンはかゆみ止めの効果を有する薬剤であるが、(D)ポリアクリル酸と併用すると、皮膚貼付後の貼付剤のはがれ・めくれが格段に改善され、かつクロタミトンにより、(A)成分の経皮吸収性を向上させ、かつ貼付剤剥離時の痛みを抑制できる。
(C)成分の含有量は、含水性膏体中0.1〜5質量%が好ましく、0.1〜3質量%がより好ましい。含有量を0.1質量%以上とすることで、はがれ・めくれがより改善され、5質量%を超えると、油分が析出し膏体表面がべたつき、はがれやすくなるおそれがある。
(D)ポリアクリル酸
ポリアクリル酸は優れた粘着性を発揮するもので、ポリアクリル酸としてはいずれのものでも使用でき、その分子量及び直鎖状、分岐鎖状等の形状には特に制限はないが、重量平均分子量1万〜1000万のものを用いることが好ましい。本発明において、重量平均分子量は、GPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)法によって測定することができる。使用する分離カラムは、東ソー(株)製水系GPC用カラムTSKgel−G6000PWXLを2本と東ソー(株)製水系GPC用カラムTSKgel−G3000PWXLを1本であり、これら3本を直列に連結し、GPCを行う。溶離液には、溶質として硫酸ナトリウム(1.33g/l)と水酸化ナトリウム(0.33g/l)を含む水溶液を用いる。重量平均分子量は、ポリエチレンオキサイドを基準物質として検量線を作成し算出する。
ポリアクリル酸としては、ジュリマーSH−8(東亞合成(株)製、8質量%水溶液)、ジュリマー10SH(東亞合成(株)製、10質量%水溶液)、ジュリマー108H(東亞合成(株)製、13.3質量%水溶液)、ジュリマー10H(東亞合成(株)製、20質量%水溶液)等が挙げられる。
(D)成分の含有量は、固形分として、含水性膏体中0.3〜6質量%が好ましく、0.5〜6質量%がより好ましく、0.5〜3質量%がさらに好ましい。含有量を0.3質量%以上とすることで、粘着力がより向上し、6質量%を超えると、乾燥時に膏体が硬くなり剥離時に痛みが生じるおそれがある。
本発明においては、(B)/[(C)+(D)]で表される、(B)成分と、(C)成分と、(D)成分との含水性膏体中の含有質量比は0.1〜8が好ましく、0.2〜5がより好ましく、0.7〜3.5がさらに好ましい。この含有質量比を0.1以上、特に0.2以上とすることで、(A)成分の溶解性及び経皮吸収性がより向上し、0.1未満だと粘着力が強すぎて、剥離時に痛みが生じるおそれがある。一方、8以下、特に5以下とすることで、はがれ・めくれ改善効果より発揮される。なお、(C)成分と(D)成分との含水性膏体中の合計含有量は、0.4〜11質量%が好ましく、0.6〜11質量%がより好ましく、0.6〜6質量%がさらに好ましい。
また、(C)/(D)で表される、(C)成分と(D)成分との含有質量比は、0.1〜5が好ましく、0.2〜5がより好ましく、0.3〜3がさらに好ましい。この含有質量比が0.1以上とすることで、(D)成分による剥離時の痛みがより抑制される。一方、5以下とすることで、はがれ・めくれ改善効果がより発揮される。
本発明の含水性膏体中の水分(含水率)は45〜85質量%が好ましく、55〜78質量%がより好ましく、55〜65質量%がさらに好ましい。
本発明の含水性膏体には、本発明の効果を損なわない範囲で、下記に示すような任意成分を1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて、適量用いることができる。
[その他薬効成分]
本発明において、(A)水難溶性非ステロイド系消炎鎮痛剤の他に薬効成分を用いることができる。薬効成分としては、l−メントール、dl−カンフル、トウガラシエキス、ノニル酸ワニリルアミド、バニリルブチルエーテル、アルニカチンキ、セイヨウトチノキ(種子)エキス、サンシシ末、サンショウ末、ヨウバイヒ末、オオバクチンキ、アロエエキス、ベラドンナエキス、チモール、サリチル酸エチル、サリチル酸グリコール、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、トコフェロール酢酸エステル、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム等が挙げられる。
[経皮吸収促進剤]
本発明において、有効成分の経皮吸収性を向上させるために経皮吸収促進剤を用いることができる。経皮吸収促進剤としては、その種類は特に限定されず、具体的には、2−ヒドロキシエチルピロリドン等のアルキルピロリドン類、モノカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール等の多価アルコール脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の親水性ポリエーテル類、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル等の脂肪酸エステル類、ジイソプロパノールアミン、高級アルコール類、サリチル酸類、テルペン類、ベンジルアルコール、スクワラン、ヒマシ油、ハッカ油等が挙げられる。本発明においては、経皮吸収性に優れているジイソプロパノールアミンが好適に使用できる。経皮吸収促進剤の含有量は、通常、含水性膏体中0.5〜5.0質量%である。
[ポリアクリル酸塩又はポリアクリル酸部分中和物]
ポリアクリル塩又はポリアクリル酸部分中和物は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。ポリアクリル酸塩としては、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウム等のポリアクリル酸の一価金属塩、ポリアクリル酸モノエタノールアミン、ポリアクリル酸ジエタノールアミン、ポリアクリル酸トリエタノールアミン等のポリアクリル酸のアミン塩、ポリアクリル酸のアンモニウム塩等が挙げられる。これらは、市販されているものを用いてもよく、ポリアクリル酸ナトリウムとして、アロンビスS(東亞合成(株)製、重量平均分子量は400万〜500万)、ポリアクリル酸部分中和物としてアロンビスAH−106X(東亞合成(株)製、重量平均分子量は400万〜500万、中和度40モル%)、アロンビスAH−105X(東亞合成(株)製、重量平均分子量は400万〜500万、中和度50モル%)等が挙げられる。ポリアクリル酸塩又はポリアクリル酸部分中和物の含有量は、通常、含水性膏体中0.5〜10質量%である。
[ポリアクリル酸、その塩及びその部分中和物を除く水溶性高分子化合物]
上記水溶性高分子化合物としては特に限定されず、粘着剤層に求める物性等を勘案して適宜選択できる。このような水溶性高分子化合物としては、例えば、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース又はその塩、ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース類、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ペクチン、キサンタンガム、トラガント等が挙げられる。ポリアクリル酸、その塩及びその部分中和物を除く水溶性高分子化合物の含有量は、通常、含水性膏体中0.5〜8.0質量%である。
[多価金属塩]
多価金属塩としては、例えば、カリウムミョウバン、アンモニウムミョウバン、鉄ミョウバン等のミョウバン類、水酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、酢酸アルミニウム、含ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硝酸カルシウム、塩化カルシウム、酢酸カルシウム、リン酸カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、水酸化アルミナマグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、これら金属を含む複塩等の水可溶性化合物、水難溶性化合物等が挙げられる。また、アルミニウム、マグネシウムを含む制酸剤も多価金属塩として配合し得る。この中でも、合成ヒドロタルサイト、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、水酸化アルミニウムが好ましい。多価金属塩は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。多価金属塩の含有量は、通常、含水性膏体中0.01〜0.5質量%である。
[多価アルコール]
多価アルコールとしては、例えば、1,3−ブタンジオール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、イソプレングリコール、アミレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、ソルビトール等が挙げられる。中でも、エチレングリコール、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン等が好ましく、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、グリセリンがより好ましい。このような多価アルコールを配合することで、粘着剤層の保形性の向上が図れると共に、粘着剤層の乾燥を防止できる。粘着剤組成物には多価アルコールを配合することが好ましい。多価アルコールの含有量は、通常、含水性膏体中1〜25質量%である。
[架橋調整剤]
架橋調整剤としては、主にエデト酸ナトリウム、クエン酸等を使用することができる。これらを使用することにより、架橋速度を調整することができる。架橋調整剤の含有量は、通常、含水性膏体中0.01〜0.5質量%である。
[油性成分]
油性成分を配合することで、気泡がない膏体を得ることができる。油性成分としては、例えば、ヒマシ油、オリーブ油、ヒマワリ油、マカデミアナッツ油、ホホバ油、ラノリン、硬化油、レシチン、プラスチベース、流動パラフィン、オレイン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ミツロウ、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン、スクワレン、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、シリコン油等が挙げられる。中でも、オリーブ油、ヒマワリ油、マカデミアナッツ油、ホホバ油が気泡抑制に効果が高く、特にヒマシ油、マカデミアナッツ油、ホホバ油が好ましい。油性成分の含有量は、通常、含水性膏体中0.1〜2.0質量%である。
[界面活性剤]
界面活性剤は、特に限定されず、例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。界面活性剤の含有量は、通常、含水性膏体中0.2〜5.0質量%である。
[香料]
香料としては、例えばウイキョウ油、ダイウイキョウ油、ケイヒ油、チョウジ油、チミアン油、テレビン油、ヘノポジ油、ヤマジン油、ユーカリ油、ラベンダー油、ペパーミント油、レモン油、オレンジ油、トウカ油、ベルガモット油、ローズ油、シトロネラ油、レモングラス油、樟脳油、ゼラニウム油等が挙げられる。また、植物抽出物としては、例えばアロエ、アニス、アンジェリカ、安息香、イモーテル、カミツレ、カモミール、ガーリック、カルダモン、ガルバナム、キャラウェイ、キャロットシード、グアヤックウッド、グレープフルーツ、サイプレス、サンダルウッド、シダーウッド、ジュニパー、スターアニス、セージ、ゼラニウム、セロリ、タイム、タラゴン、テレビン、乳香、バイオレット、パイン、パセリ、バーチ、パチュリー、バラ、ヒソップ、フェンネル、ブラックペッパー、ボダイジュ花、没薬、ヤロウ、レモン、レモングラス、ローズマリー、ローレル、シモツケギク、シモツケソウ、ヤグルマギク、アーモンド、アザミ、アルニカ、イトスギ、ウイキョウ、エニシダ、エリカ、オオグルマ、カラシ、カロコン、カンズイ、キクニガナ、ギョウギシバ、キンセンカ、クサノオウ、クレソン、ゲンカ、ゲンチアナ、サリランボ、シカゼンシ、シラカバ、シダ、シツリシ、ショウノウ、ショウリク、ジンギョウ、スモモ、セイヨウナシ、セイヨウヒメスノキ、タイソウ、タクシャ、タンポポ、チモ、チャービル、チョレイ、テンモンドウ、トウガシ、ノイバラ、ノラニンジン、ハゴロモグサ、ハッカ、トネリコ、ヒメオドリコソウ、ヒメスイバ、ブクリョウ、ボリジ、マグワート、マヨラナ、メリッサ、モクツウ、モモ、ヤドリギ、ユーカリ、ヨクイニン、ラベンダー、レンギョウ、ワサビダイコン等からの抽出物を挙げることができるが、これらの中でも、特にカモミール、セージ、パセリ、ローズマリー、シモツケギク、シモツケソウ、ヤグルマギク、アニス、ローレル、アンジェリカ、フェンネル、ハッカ(ペパーミント、レモンバーム)、ラベンダー、タイム等からの抽出物が好適であり、このような抽出物の具体的な成分として、例えば、モノテルペン炭化水素、シネオール、ボルネオール、他にカンファー(樟脳)、リナノール、ベルベノール、フラボノイド類、コリン、アミノ酸、タンニン、植物酸、脂肪酸、青酸配糖体、サリチル酸誘導体、サルビン、縮合タンニン、フェノール酸、カルノシン酸、トリテルペン酸、ツヨン、サルベン、ピネン、アピオール、アピオリン、ミリスチシン、クマリン、カマアズレン、ファルネセン、ビサボロール、ゲラニオール、オイゲノール、テルペン、フェランドリン、アネトール、メントール、メントン、リモネン、シトラール、シトロネラール、オイゲノールアセテート等を挙げることができる。
[粘土鉱物]
粘土鉱物としては、ベントナイト、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、スチブンサイト等のスメクタイト系粘土鉱物を挙げることができる。粘土鉱物の含有量は、通常、含水性膏体中0.1〜3.0質量%である。
含水性膏体は、上記成分、任意成分及び水を混合し得ることができる。混合は高速/高せん断ミキサーを用いることができ、具体的には、例えばヘンシェルミキサー(ドイツ、ヘンシェル社)、スーパーミキサー(坂田工業(株))、ハイスピードミキサー(深江工業(株))、ハイビスミックス(特殊機化工業(株))、FMミキサ(日本コークス工業(株))等の市販品が挙げられる。
[貼付剤]
本発明の貼付剤は、上記含水性膏体を有するものであれば特に限定されず、含水性膏体をそのまま貼付剤としてもよいが、例えば、紙、織布、不織布、編布、プラスチックフィルム等のパッキングに均一に展延して粘着剤層とし、プラスチックフィルム(フェイシング)で該粘着剤層の表面を覆い、適当な大きさに裁断して、貼付剤とすることもできる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、組成の「%」は質量%、比率は質量比を示す。
[実施例1]
精製水(「精製水」、小堺製薬株式会社)に、エデト酸ナトリウム(「キレスト2BST」、中部キレスト株式会社)を撹拌しながら添加した(予備溶解物1)。精製水に酒石酸(「酒石酸」、磐田化学工業株式会社)を撹拌しながら添加した(予備溶解物2)。ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレート:ポリソルベート80(「TO−10MV」、日光ケミカルズ株式会社)、N−メチルピロリドン(「Pharmasolve」、アイエスピー・ジャパン株式会社)、クロタミトン(「クロタミトン」、住友化学株式会社)、ジイソプロパノールアミン(「ジイソプロパノールアミン」、三井化学ファイン株式会社)、ベントナイト(「ベンクレイSL」、水澤化学工業株式会社)及びフェルビナク(「フェルビナク」、Hanseo Chemical Co., Ltd)を溶解した(予備溶解物3)。グリセリン(「日本薬局方濃グリセリン」、阪本薬品工業株式会社)に粉体状のカルボキシメチルセルロースナトリウム(「CMCダイセル1380」、ダイセルファインケム株式会社)及びポリアクリル酸部分中和物(「アロンビスAH−106X」、東亞合成株式会社)を添加して撹拌(ハンドミキサー、2000〜3000rpm・5分)し、これらを均一に分散・溶解した(予備分散物1)。グリセリンにジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート(「グリシナール」、協和化学工業株式会社)及びメタリン酸ナトリウム(「メタリン酸ナトリウム」、太平化学産業株式会社)を添加して撹拌した(予備分散物2)。予備溶解物1に、予備溶解物2及び予備溶解物3を添加し、ヘンシェルミキサーで撹拌した(練合物1)。撹拌は300rpmで2分程度行った。練合物1に、予備分散物1をヘンシェルミキサーへ撹拌投入し、練合した。撹拌は300rpmで2分程度行った(練合物2)。練合物2にポリアクリル酸(「ジュリマーSH−8」、東亞合成株式会社)を添加して、ヘンシェルミキサーにて300rpmで2分程度撹拌した(練合物3)。練合物3に予備分散物2を添加して、ヘンシェルミキサーにて300rpmで2分程度撹拌し、含水性膏体(含水粘着剤)を得た。直ちにこれを1枚(100×70mm)当り5gとなるように編布の支持体に展延、裁断(100×70mm)し貼付剤を得た。
[実施例2〜23、比較例1〜3]
実施例1に準じて、含水性膏体(含水粘着剤)及び貼付剤を得た。得られた含水性膏体及び貼付剤について下記評価を行った。結果を表中に併記する。
(1)皮膚透過性
Hos:HR−1雌性ヘアレスマウス(7週齢)の背部から採取した皮膚を、37℃のリン酸緩衝液(pH7.4等張緩衝液)を循環させたフランツ型拡散セル(適用面積15.9cm2)に装着した。装着した皮膚上に、直径4.5cmの円に切り取った貼付剤をそれぞれ積層し、単位時間毎にセル内の試料(緩衝液)を採取した。
採取した試料は、高速液体クロマトグラフィー分析に供し、皮膚を透過した各薬物の量(薬物の皮膚透過量、μg/cm2)を求めた。評価は8時間後の薬物の皮膚透過量から以下の基準により判定した。なお、8時間後の皮膚透過量が多いことは、薬物の経皮吸収性に優れることを表す。フェルビナクは60μg/cm2以上、インドメタシンは6μg/cm2以上を良好と判断した。
[基準:フェルビナク]
◎:皮膚透過量が、80μg/cm2以上
○:皮膚透過量が、60μg/cm2以上80μg/cm2未満
×:皮膚透過量が、60μg/cm2未満
[基準:インドメタシン]
◎:皮膚透過量が、8μg/cm2以上
○:皮膚透過量が、6μg/cm2以上8μg/cm2未満
×:皮膚透過量が、6μg/cm2未満
(2)8時間後の貼付剤のはがれ・めくれの評価
健常成人10人の後頸部に、10cm×7cmに裁断した貼付剤を貼り、8時間後の状態を、下記基準により評価した。10人の評価結果の合計点から、下記8時間後のはがれ・めくれ評価基準に基づき判定した結果を表に示す。合計点が30点以上を良好と判断した。
[基準]
5:貼付剤のはがれ・めくれなし、又は周囲にはがれ・めくれあり(全体面積の5%未満)
4:貼付剤の周囲にはがれ・めくれあり(全体面積の5%以上20%未満)
3:貼付剤の周囲にはがれ・めくれあり(全体面積の20%以上40%未満)
2:貼付剤の周囲にはがれ・めくれあり(全体面積の40%以上60%未満)
[8時間後のはがれ・めくれ評価基準]
◎:10人の評価結果の合計点が40点以上
○:10人の評価結果の合計点が35点以上40点未満
△:10人の評価結果の合計点が30点以上35点未満
×:10人の評価結果の合計点が30点未満
(3)剥離時の痛みの評価
健常成人10人の後頸部に、10cm×7cmに裁断した貼付剤を貼り、8時間後の剥離時の痛みを、下記基準により評価した。10人の評価結果の合計点から、下記8時間貼付後の剥離時の痛み評価基準に基づき判定した結果を表に併記した。合計点が35点以上を良好と判断した。
[基準]
5:痛みなし
4:痛みがややあり
3:痛みあり
2:痛みがかなりあり
1:痛みが非常にあり
[8時間貼付後の剥離時の痛み評価基準]
◎:10人の評価結果の合計点が45点以上
○:10人の評価結果の合計点が40点以上45点未満
△:10人の評価結果の合計点が35点以上40点未満
×:10人の評価結果の合計点が35点未満
Figure 0005949285
Figure 0005949285
Figure 0005949285
Figure 0005949285
上記例で使用した原料を下記に示す。
Figure 0005949285

Claims (5)

  1. (A)水難溶性非ステロイド系消炎鎮痛剤、(B)N−メチル−2−ピロリドン、(C)クロタミトン、(D)ポリアクリル酸を含有し、(B)/[(C)+(D)]で表される、(B)成分と(C)成分と(D)成分との含水性膏体中の含有質量比が、0.2〜5であり、(C)/(D)で表される、(C)成分と(D)成分との含有質量比が、0.2〜5である含水性膏体を有する貼付剤。
  2. (A)成分が、フェルビナク、ケトプロフェン、インドメタシン、ジクロフェナク及びフルルビプロフェンよりなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の貼付剤。
  3. 含水性膏体中の含有量が、(B)成分0.5〜6質量%、(C)成分0.1〜5質量%、(D)成分0.5〜6質量%である請求項1又は2記載の貼付剤。
  4. (C)成分と(D)成分との含水性膏体中の合計含有量が、0.4〜11質量%である請求項1〜3のいずれか1項記載の貼付剤。
  5. さらに、ポリアクリル酸塩又はポリアクリル酸部分中和物を、含水性膏体中0.5〜10質量%含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の貼付剤。
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