JP5949137B2 - リアクトル、および、その製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、リアクトルおよびその製造方法に係り、特に、電気自動車やハイブリッド車等に搭載されるリアクトルおよびその製造方法に関する。
従来、ハイブリッド車両等の電動車両に搭載される電力変換回路の一部にリアクトルが組み込まれたものがある。このリアクトルは、例えば、バッテリから供給される直流電力を昇圧して動力源であるモータ側へ出力するコンバータ等に用いられる。
リアクトルは、一般に、磁性材からなる複数のコア部材と、これらのコア部材を非磁性ギャップ板を挟んで環状に連結されてなるリアクトルコアと、ギャップ板を含んだリアクトルコアのコイル取付位置の周囲に配置されたコイルとを備える。そして、リアクトルコアおよびコイルを含むリアクトルは、例えばアルミ合金等の金属製のケース内にボルト等によって固定された状態で車両に搭載される。
ここで上記のようなリアクトルに関連する先行技術文献として、例えば、特開2008−98209号公報(特許文献1)には、コイルの内周面側を覆うように配置されてコイルとコアとの間を絶縁するコア絶縁部と、コイルの外周面側を覆うように配置されてコイルと金属製ケースとの間を絶縁するケース絶縁部とを有するコイルの絶縁構造が開示されている。そして、このコイルの絶縁構造により覆われたコイルと環状コアとを組み付けてリアクトル部品を形成し、このリアクトル部品を金属性ケースに収納し、樹脂からなる充填材を金属性ケース内に流し込んで封止および固定して、リアクトルが製造されることが記載されている。
また、特開2011−60915号公報(特許文献2)には、金属製ケース内にコアとコイルを収納するとともに金属製ケース内を充填材で充填したリアクトルにおいて充填材を流し込みやすくするとともに金属製ケースへの放熱性に優れたものとすることを課題としたリアクトルが開示されている。このリアクトルでは、金属製ケースの内部においてコアの中央磁脚の外周面とコイルの内周面との間、および、コイルの外周面と金属製ケースの内面との間に絶縁材料からなるボビンが配置され、金属製ケースの内部に充填材が充填されるものである。そして、ボビンは、コイルの軸線方向に沿って延設され中央磁脚の外周面およびコイルの内周面に接する棒材と、コイルの軸線方向に沿って延設されコイルの外周面および金属製ケースの内面に接する棒材とを有することが記載されている。
特開2008−98209号公報 特開2011−60915号公報
上記特許文献1および2のリアクトルに含まれる環状のコアは、磁性体からなる複数のブロックがシート材を挟んで又は直接に接着固定して形成される。ここで、複数のブロックの固定に熱硬化性接着剤を用いた場合、接着剤を硬化させるのに加熱炉内にてリアクトル部品を加熱する必要があり、また、接着剤が硬化までの間、環状に組み付けられたリアクトル部品のコアを押圧状態に保持しておくための多数の冶具が必要であった。
また、リアクトルのコアにおいて、磁性ブロック間に介在される例えばセラミック板等からなる非磁性のギャップ板は、リアクトルの性能に大きく関わるギャップ寸法を正確に規定するために高精度に厚さを管理する必要があり、製造コストが高くなるとともにリアクトルの構成部品数の増加および組付けの煩雑化を招く要因となっていた。
本発明の目的は、リアクトル保持用冶具、加熱炉およびギャップ板を不要にして短時間で容易に製造できる、コイルボビンを採用したリアクトルおよびその製造方法を提供することである。
本発明の一態様であるリアクトルは、2つのU字形のコア部材がギャップ部を介して環状に連なって構成されるリアクトルコアと、前記コア部材の脚部に外装されるボビンの周囲に配置されるコイルと、成形型内でインサート成形され、前記リアクトルコア、前記ボビンおよび前記コイルを一体に固定するインサート成形樹脂部と、を備えるリアクトルであって、前記コア部材を環状に連ねて配置した状態で互いに連結される前記ボビンの端部には、前記ギャップ部を介して対向する前記コア部材の脚部の相対位置を決める位置決め部と、前記インサート成形時に、溶融した樹脂を前記ギャップ部へ流入させる窓部とが形成されており、前記ボビンは、前記コア部材の脚部を収納する筒部と、前記筒部において前記位置決め部および前記窓部が形成された前記一端部とは反対側の他端部に連設された壁部とを有し、前記壁部は前記筒部の外周に前記コイルが配置されたときにコイル端面との間に前記溶融した樹脂が前記コイルの内周側に流れ込むことができる程度の隙間を形成した状態で前記コイルを位置決めする機能を有するものである。
本発明に係るリアクトルにおいて、前記ボビンの表面には、前記溶融した樹脂を前記コイルの内周側にて前記窓部に導く案内流路が形成されていてもよい。
また、本発明に係るリアクトルにおいて、前記ボビンにおける連結される端部にはガス抜き通路が形成されていてもよい。
この場合、前記ガス抜き通路は、前記窓部から前記ギャップ部に流入した前記溶融した樹脂が流れ広がる方向に関して下流側に配置されているのが好ましい。
また、本発明に係るリアクトルにおいて、前記コア部材が磁性粉を加圧成形してなる圧粉磁心から構成され、前記ギャップ部に流入した前記溶融した樹脂が前記脚部の端面を形成する前記磁性粉の間に入り込んで硬化されてもよい。
また、本発明に係るリアクトルにおいて、前記ボビンは、前記コア部材の脚部の周囲に配置されて前記位置決め部および前記窓部が一端部に形成される筒部と、前記筒部の他端部に連設された壁部とを有し、前記壁部の縁部には、前記コイルを構成する導線を挟持することにより前記コイルを支持するコイル支持部が形成されていてもよい。
本発明の別の態様は、2つのU字型コア部材がギャップ部を介して環状に連なって構成されるリアクトルコアと、前記コア部材の脚部の周囲に配置されるボビンと、前記ボビン周囲に設けられるコイルとを備えるリアクトルの製造方法であって、前記2つのコア部材、前記ボビン、および前記コイルを準備し、前記コア部材の脚部に前記ボビンを装着してその周囲に前記コイルを配置するか、または、前記コア部材の脚部に前記コイルが組付けられた前記ボビンを装着し、前記ボビンに前記コア部材の脚部を挿通した状態で前記コア部材を環状に連ねて配置し、このとき前記ボビンの端部同士が連結されることにより、対向する脚部端面間に一定寸法のギャップ部が形成されるとともに前記ギャップ部に連通する窓部が形成され、前記リアクトルコア、前記ボビンおよび前記コイルの組付体を成形型にセットして、溶融した樹脂を射出成形することにより、前記コイルおよび前記ボビンを前記リアクトルコアに固定するとともに前記2つのコア部材の脚部同士をつながった状態に固定するインサート成形樹脂部を形成し、このとき溶融した樹脂を前記コイルと前記ボビンとの間から前記窓部を介して前記ギャップ部に流入させて前記対向する脚部端面同士を接着し、前記コイルおよび前記ボビンを前記リアクトルコアに固定するとともに前記2つのコア部材の脚部同士をつながった状態に固定する前記インサート成形樹脂部が形成されたリアクトルを前記成形型から取り出す、ことを含む。
本発明に係るリアクトルの製造方法において、前記窓部から前記ギャップ部に流入する前記溶融した樹脂は、前記ボビンの表面に形成された案内流路により導かれて前記窓部へと流れてもよい。
また、本発明に係るリアクトルの製造方法において、前記溶融した樹脂を前記窓部から前記ギャップ部に流入させて充填するとき、前記ボビンの端部に形成したガス抜き通路を介して空気またはガスを抜きながら充填してもよい。
本発明に係るリアクトル、および、その製造方法によれば、ボビンの端部に形成される位置決め部によって対向するコア部材の脚部同士の相対位置が決められることで、前記ギャップ部の寸法が正確に一定に規定される。また、インサート成形用の溶融した樹脂を窓部からギャップ部に流入させて硬化させることにより樹脂が接着剤となってコア部材の脚部端面同士が接着固定される。したがって、従来のような非磁性ギャップ板を不要にできる。また、コア部材の接着固定に熱硬化型接着剤を用いる必要がなく、しかも、熱硬化型接着剤を硬化させる際に必要であったリアクトル保持用冶具および加熱炉を不要にできる。よって、リアクトルを短時間で容易に製造できて、大幅なコスト低減を図れる。さらに、ボビンは、予め別に成形されたものを用いることができるので、上記位置決め部および上記窓部を精度良く形成しておくことができる。
本発明の一実施の形態であるリアクトルを構成するリアクトルコアのコア部材を示す斜視図である。 図1のコア部材に装着されるコイルボビンの斜視図である。 図2のコイルボビンが装着された2つのコア材が対向して配置された状態を示す斜視図である。 図3の2つのコア部材が環状に組み付けられた状態の側面図である。 図3に示すコア部材とコイルとが組み付けられたアセンブリを示す斜視図である。 図5に示すアセンブリにインサート成形樹脂部を形成した状態を示す斜視図である。 コア部材間のギャップ部にインサート成形樹脂部を構成する溶融した樹脂が流れ込む様子を示す図である。 コア部材間のギャップ部にインサート成形樹脂部を構成する溶融した樹脂が流れ込む別の様子を示す図である。 インサート成形樹脂部が形成されたリアクトルのギャップ部の部分拡大断面図である。
以下に、本発明に係る実施の形態(以下、実施形態という)について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
図1は、本発明の一実施の形態であるリアクトル10を構成するリアクトルコア12のコア部材14を示す斜視図である。本実施形態におけるリアクトルコア12は、同一形状をなす2つのU字型のコア部材14より構成される。
コア部材14は、互いに平行に突き出た第1脚部16および第2脚部18と、各脚部16,18を接続する平面視で略円弧状の接続部20とを有する。また、コア部材14は、樹脂コーティングされた磁性粉をバインダを混合して加圧成形してなる圧粉磁心によって好適に構成される。ただし、コア部材14は、略U字型に打ち抜き加工された多数枚の電磁鋼板を積層してカシメ等により一体に連結してなる鋼板積層体で構成されてもよい。
コア部材14の第1および第2脚部16,18は、矩形状の端面16a,18aをそれぞれ有している。これらの端面16a,18aは、2つのコア部材14がギャップ部を介して略環状に突き合わされたときのコア部材同士の対向面となる。
図2は、各コア部材14にそれぞれ装着されるコイルボビン22を示す斜視図である。図3は、図2のコイルボビン22が装着された2つのコア部材14が対向して配置された状態を示す斜視図である。図4は、コイルボビン22がそれぞれ装着された2つのコア部材14が環状に組み付けられた状態の側面図である。なお、図3および図4においては、コイルボビン22のコイル支持部の図示が省略されている。
コイルボビン22は、樹脂成形品により好適に構成される。コイルボビン22を構成する樹脂材料は、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の熱可塑性樹脂が好適である。なお、コイルボビン22は、後述するインサート成形樹脂部と同一材料で形成されてもよいし、あるいは、異なる材料で形成されていてもよい。
コイルボビン22は、コア部材14の2つの脚部16,18を収納する筒部24と、これらの筒部24の端部(他端部)に連設された壁部26とを有する。各筒部24は、コア部材14の脚部16,18を収納するのに適した略矩形状の内周形状を有している。また、筒部24は、後述するようにコイルが外装されて配置されたときに脚部16,18との間に位置して、コイルとリアクトルコア12との絶縁距離を確保する機能を果たす。
コイルボビン22の壁部26は、両側の筒部24の上下方向および側方に突出した縁部27a,27b,27c,27dを含む。この壁部26の上方の縁部27aには、後述するコイルを支持するためのコイル支持部60が設けられている。また、図示されていないが、壁部26の下方の縁部27dにも同様にコイル支持部60が2箇所に設けられている。コイル支持部60は、2本のピン部62a,62bでそれぞれ構成されており、各ピン部62a,62bの間にはコイルを構成する導線部を挟持するのに適した幅の隙間64が形成されている。
なお、コイル支持部60は、上記の構成に限定されるものではなく、例えば、壁部26の上方への突出長さを大きくしてコイル導線を挟み込むのに適した幅に切り込まれた切欠部によって形成してもよい。このようにすれば、コイル支持部の強度をより大きくすることができ、取扱中に破損しにくく且つコイル支持機能を強化することができる。
コイルボビン22の壁部26は、筒部24の外周にコイルが配置されたときにコイル端面に略当接することによりコイルを位置決めする機能を有する。ここで「略当接」とは、インサート成形樹脂部用の溶融した樹脂がコイルの内周側へ流れ込むことができる程度の若干の隙間が形成されていることを意味する。
また、コイルボビン22の壁部26において2つの筒部24の間にある中央部分27eは、コア部材14に装着されたときに、コア部材14の接続部20に当接することによって、コア部材14に対するコイルボビン22の取り付け位置を決める機能も果たす。これにより、コイルボビン22がコア部材14に取り付けられたときに、筒部24の端部とコア部材14の脚部16,18の端面との相対位置関係が正確に規定されるようにされている。
なお、本実施形態では、2つの筒部24が1つの壁部26と一体をなして成形されたコイルボビン22について説明するが、各筒部24が上記壁部26の中央部分27eで分断された2つのコイルボビン要素によって構成されてもよい。
コイルボビン22の一方の筒部24の端部(一端部)は、コア部材14の第1脚部16の端面16aから矩形枠状に突出するように形成されており、この突出した端部には外周側が略矩形枠状をなすとともに内周側が段部を形成するように凹んだ内側凹部(位置決め部)25aが形成されている。これに対し、コイルボビン22の他方の筒部24の端部(一端部)は、コア部材14の第2脚部18の端面18aから矩形枠状に突出するように形成されており、この突出した端部には外周側に段部を形成するとともに内周側が略矩形枠状をなす内側凸部(位置決め部)25bが形成されている。
このようにコイルボビン22の2つの筒部24の先端部に内側凹部25aおよび内側凸部25bが形成されていることで、図3に示すようにコイルボビン22をそれぞれ装着した2つのコア部材14を環状に連結して組み付けたとき、一方の筒部24の内側凹部25aに他方の筒部24の内側凸部25bに嵌合して当接することで、2つのコイルボビン22の相対位置、すなわち、2つのコア部材14の相対向する第1脚部16の端面と第2脚部18の端面間の距離であるギャップ部17の寸法D(図9参照)を正確に規定することができる。
なお、上記においてはコイルボビン22の位置決め部が略矩形枠状に形成される例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図3に示すように、コイルボビン22の一方の筒部24の先端部において横方向に対向する2辺部に略台形状に凹んだ凹部25aが位置決め部として形成され、他方の筒部24の先端部において横方向に対向する2辺部に略台形状に突出した凸部25bが位置決め部として形成されてもよい。この場合、筒部24の端部において縦方向に対向する2辺部にも上記のような凹部および凸部をそれぞれ形成してもよい。このようにすれば、コイルボビン22がそれぞれ装着された2つのコア部材14を組み合わせたときの横方向の相対位置を確実に位置決めすることが可能になる。
本実施形態のコイルボビン22では、一方の筒部24に凹状の位置決め部25aを形成し、他方の筒部24に凸状の位置決め部25bを形成している。このようにすることで、リアクトルコア12を構成する2つのコア部材14について同一形状のコイルボビン22をそれぞれ装着すればよいので、コイルボビン用の成形型が1種類で足りるという利点がある。ただし、これに限定されるものではなく、2種類の成形型を用いて、2つの筒部24に凹状の位置決め部を形成した第1のコイルボビンと、2つの筒部24に凸状の位置決め部を形成した第2のコイルボビンとを製造してもよい。
図2,3に示すように、コイルボビン22の筒部24の先端部には、矩形状の切欠部30が形成されている。本実施形態では、各筒部24の先端部について、横方向に対向する2辺部にそれぞれ2つ、計4つの切欠部30が形成されている。これにより、図4に示すようにコイルボビン22が装着されたコア部材14同士が環状に連結されたとき、両側の切欠部30が合体して4つの矩形状の窓部33が形成されるようになっている。これらの窓部33は、コア部材14の相対向する脚部端面16a,18a間に形成される空間からなるギャップ部17に連通しており、後述するインサート成形時に、溶融した樹脂をギャップ部に流入させる開口部である。
また、コイルボビン22の筒部24の外表面には、上記切欠部30に一端部がつながる溝状の案内流路32が各切欠部30に対応して形成されている。案内流路32は、筒部24の突出方向に沿って延伸しており、その他端部が壁部26までつながっている。案内流路32は、インサート成形樹脂部の形成時に、溶融した樹脂をコイルの内周側に導いて窓部33へと案内する機能を有するものである。
図5は、コイルボビン22がそれぞれ取り付けられた2つのコア部材14とコイル28とが組み付けられた状態を示す斜視図である。
本実施形態のリアクトル10を構成するコイル28は、例えばエナメル等で絶縁皮膜処理された扁平角形導線を巻型に巻いて予め形成されたエッジワイズ型のコイルであり、直列接続された2つのコイル部28a,28bによって構成される。各コイル部28a,28bは、一本の連続した扁平角形導線が巻回されて形成されている。
具体的には、一方のコイル部28aの導線端部29aを巻始めとしたとき、そこから扁平角形導線が例えば時計周り方向に巻回されてコイル部28aが形成され、そこから他方のコイル部28bに渡り導線部29cを介して移って例えば反時計周り方向に巻回されながらコイル部28bが形成されて巻終わり端部29bまで繋がっている。このようにコイル部28a,28bから突出した導線端部29a,29bがコイル28(すなわちリアクトル10)に対する電力の入出力端子に接続されることになる。
また、コイル部28a,28bは、コイルボビン22の筒部24の外周よりも少し大きい略矩形状の内周形状に形成されている。これにより、コイルボビン22の筒部24をコイル部28a,28b内に挿入して組み付けることが可能になる。また、コイル部28a,28bの巻き方向の長さは、互いに連結された2つのコイルボビン22の壁部26間の距離よりも少し短く形成されている。これにより、リアクトルコア12とコイル28とが組み立てられたときに、コイル部28a,28bが各コイルボビン22の2つの壁部26間で若干の余裕を持って位置決めされるようにしている。
さらに、コイル28を構成する導線のうち、コイル部28aの導線端部29aの基端部と、コイル部28bの導線端部29bの基端部と、各コイル部28a,28bを接続する渡り導線部29cの両端部が、コイルボビン22に設けられたコイル支持部60によって挟持されており、これによりコイル28がリアクトルコア12およびコイルボビン22に対して位置決めされた状態に保持されている。したがって、後述するインサート成形樹脂部の形成時に成形型内においてコイル28の位置がずれてしまうのを防止または抑制することができる。
図5に示すようにリアクトルコア12を構成する2つのコア部材14、2つのコイルボビン22、および、コイル28が組み付けられたとき、上述したように互いに連結された筒部24の端部には切欠部30が合わさることによって、ギャップ部に連通する窓部33が形成されている。また、コイルボビン22の壁部26とコイル部28a,28bの端部との間には若干の隙間が形成された状態になっている。これにより、後述するインサート成形樹脂部の形成時に、溶融した樹脂がコイル部28a,28bの内側へと流れ込むことが可能になっている。
図6は、図5に示すリアクトルコア12、コイルボビン22およびコイル28のアセンブリ(組立体)にインサート成形樹脂部34を形成してコイル28を固定した状態を示す斜視図である。
図5に示すように組み付けられたリアクトルコア12、コイルボビン22およびコイル28のアセンブリを成形型内にセットして、溶融した樹脂を射出成形することによりインサート成形樹脂部34が形成される。インサート成形樹脂部34は、例えばPPS樹脂等の熱可塑性樹脂によって好適に形成することができる。このようにしてインサート成形樹脂部34が形成された後に、成形型から取り出されてリアクトル10の製造が完了する。
インサート成形樹脂部34は、コイル28を構成するコイル部28a,28bの上部および外周側面を覆って形成されている。ただし、インサート成形樹脂部34に開口部36を形成してコイル部28a,28bの上部の一部をそれぞれ露出させてある。このようにすることで、コイル28の放熱性が向上する。同様の理由から、インサート成形樹脂部34は、コイル28を構成する各コイル部28a,28bの下部を覆うことなく露出させるように形成されている。
また、インサート成形樹脂部34は、リアクトルコア12を構成するコア部材14の接続部20の外周面を覆って形成されており、この接続部20を覆う部分から複数の取付部38が一体に突出形成されている。これらの取付部38は、図示しないリアクトル設置部材にリアクトル10をボルト締結して取り付けるために用いられる。本実施形態では、4つの取付部38が形成された例を示す。そして、取付部38には、ボルト挿通穴40が貫通して形成されている。このように取付部38をインサート成形樹脂部34に一体成形することで、金属板製の取付部を特別に設ける必要がなく、構成部品数の削減およびコスト低減を図れる。ただし、取付部は、インサート成形樹脂部34のうちコイル部28a,28bを覆っている部分から一体形成されてもよい。
なお、上記においてはコイル28の下部をインサート成形樹脂部34で覆うことなく露出させると説明したが、これに限定されるものではなく、コイル28の下部も覆うようにインサート成形樹脂部が形成されてもよい。このようにすることで、コイル28の下部が金属製ケースに直に又は絶縁シートを介して接触した状態でリアクトル10が取り付けられたときにコイル28と金属製ケースとの間の絶縁性能を向上させることができる。
また、インサート成形樹脂部34は、2つのコイルボビン22の壁部26の縁部27a,27b,27cの外側まで覆って形成されてもよい。このようにすれば、インサート成形樹脂部34の内部に壁部26の縁部27a,27b,27cが埋め込まれることによるアンカー効果によって、リアクトルコア12に対するコイルボビン22およびコイル28の固定をより強固なものにできる。
上記のようにインサート成形樹脂部34が形成されるとき、溶融した樹脂がコイル部28a,28bの内側へ入り込み、特に案内流路32に沿って導かれて上記窓部33からギャップ部17に流入して充填される。このように溶融した樹脂が案内流路32に沿って流れて窓部33からギャップ部17へと流入し易くしたことで、低圧および低速度でのインサート成形が可能になる。
図7は、コア部材14間のギャップ部17にインサート成形樹脂部34を構成する溶融した樹脂が流れ込む様子を示す図である。図7に示すように、4つの窓部33から脚部端面16a,18a間のギャップ部17に流入した溶融した樹脂は、矢印方向に広がるように流れる。このとき、ギャップ部17内の空気および溶融した樹脂から発生するガスを外部へと放出できるようにするためのガス抜き通路31が形成されるのが好ましい。このようなガス抜き通路31を形成することで、ギャップ部17内に溶融した樹脂を隙間無く充填しやすくなり、インサート成形がより安定して行える。
ガス抜き通路31は、ギャップ部17において溶融した樹脂が流れ広がる方向に関して下流側に位置していることが好ましい。具体的には、コイルボビン22の筒部24の端部において長辺部に形成された2つの窓部33の中間位置にそれぞれ形成されるのが良い。このような位置に形成することで、ギャップ部17からのガス放出をより確実に行うことができる。
図8は、1つのギャップ部17につき2つの窓部33を設けた変形例を示す図である。この場合、溶融した樹脂が流入する窓部33が筒部24の外側の長辺部だけに形成されているため、ガス抜き通路31はギャップ部17において溶融した樹脂が流れ広がる方向に関して下流側に位置する内側の長辺部に形成されるのが好ましい。これにより、ギャップ部17からのガス放出をより確実に行うことができる。
なお、図7,8では窓部33が略長方形状をなすギャップ部17についてコーナー部近傍に設けた例を示すが、これに限定されるものではなく、ギャップ部17内に流入した樹脂が均一に回り込み易い位置に形成されていればよく、例えばコーナー部に窓部が形成されてもよい。
図9は、インサート成形樹脂部34が形成されたリアクトル10のギャップ部17の部分拡大断面図である。図9に示すように、コア部材14は圧粉磁心で構成されており、ギャップ部17に対向する脚部端面16a,18aの表面を微視的に見ると磁性粉15の間に隙間が形成された状態になっている。これにより、インサート成形樹脂部34の形成時にギャップ部17に流入した溶融した樹脂が上記隙間に入り込んだ状態で硬化することで、アンカー効果によって脚部端面16a,18aに対する接着強度が高くなる。したがって、2つのコア部材14同士がギャップ部17においてインサート成形樹脂部34の一部によって強固に接着固定されることになる。
また、インサート成形樹脂部34がコイル28の外周側面(ただし、コイル露出部を除く)を覆って形成されるとともにコイル部28a,28bの内周側へ流れ込んだ樹脂が硬化することによって、コイル28とコイルボビン22とが強固に接着される。これにより、上記のように環状に接着固定されたリアクトルコア12に対してコイル28およびコイルボビン22がしっかりと固定されることになる。この場合、コイルボビン22の壁部26の外側からコイルボビン22の筒部24の内周面とコア部材14の脚部16,18との間の僅かな隙間に、上記溶融した樹脂が流れ込んで硬化するようにすれば、上記のようなリアクトルコア12、コイルボビン22、およびコイル28の固定がより強固なものとなる。
続いて、上述したリアクトル10の製造方法をまとめると次のようになる。
まず、2つコア部材14と、2つのコイルボビン22と、コイル部28a,28bを含むコイル28とを準備する(図1,2,5参照)。
次に、一方のコア部材14の脚部16,18にコイルボビン22の筒部24を嵌挿して装着し、これらの筒部24の周囲にコイル28を配置する(図5参照)。ここで、コイルボビン22は、先にコイル28が筒部24の周囲に組み付けられた状態で、コア部材14の脚部16,18に装着してもよい。
その後、コイルボビン22の筒部24内に他方のコア部材14の脚部16,18を挿通した状態で2つのコア部材14を環状に連ねて配置してリアクトルコア12を構成する(図5参照)。このとき、コイルボビン22の端部同士が連結されることにより、対向する脚部端面16a,18a間に一定寸法のギャップ部17が形成されるとともにギャップ部17に連通する窓部33が形成される(図4参照)。
そして、リアクトルコア12、コイルボビン22およびコイル28のアセンブリを成形型にセットして、溶融した樹脂を射出成形することにより、コイル28およびコイルボビン22をリアクトルコア12に固定するとともに2つのコア部材14の脚部16,18同士をつながった状態に固定するインサート成形樹脂部34を形成する(図6参照)。このとき、溶融した樹脂をコイル28とコイルボビン22との間から窓部33を介してギャップ部17に流入させて、上記対向する脚部端面16a,18a同士を接着する。
最後に、インサート成形樹脂部34が形成されたリアクトル10を成形型から取り出す(図6参照)。これにより、リアクトル10の製造が完了する。
上述したように、本実施形態のリアクトル10では、コイルボビン22の端部に形成される位置決め部25a,25bによって、相対向するコア部材14の脚部16,18同士の相対位置が決められることで、ギャップ部17の寸法Dが一定に規定される。また、インサート成形用の溶融した樹脂を窓部33からギャップ部17に流入させて硬化させることにより該樹脂が接着剤となってコア部材14の脚部端面16a,18a同士が接着固定される。したがって、従来のようなギャップ寸法を規定するために設けられていた非磁性ギャップ板を不要にできるとともに熱硬化性接着剤を用いる必要もなくなる。また、コア部材14の接着固定に熱硬化型接着剤を用いた場合におけるリアクトル保持用冶具および加熱炉を不要にできる。
また、コイルボビン22は、予め別に成形された樹脂成形品を用いることができるので、コイルボビン22に形成される位置決め部25a,25b、および窓部33を形成する切欠部30を精度良く形成しておくことができる。
さらに、樹脂射出成形部分からなるインサート成形樹脂部34によってコイル28およびコイルボビン22をリアクトルコア12に固定するとともに2つのコア部材14同士を強固に接着した状態で連結固定することができるので、従来のような真空炉中での熱硬化性樹脂のポッティング工程および加熱炉内での加熱硬化処理を廃止でき、ハイサイクル(1つのリアクトルに要するインサート成形時間:例えば20秒程度)でのリアクトル製造が可能になる。
そして、これらのことから本実施形態によれば、リアクトル10を短時間で容易に製造できて、大幅なコスト低減を図れる。
なお、上記において本発明の実施形態およびその変形例について説明したが、本発明のリアクトルは上記構成に限定されるものではなく、種々の変更や改良が可能である。
例えば、上記ではインサート成形樹脂部34は、コア部材14の接続部20の外側表面の全体を覆って形成されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、コア部材14の接続部20の一部を露出させて形成されてもよい。このようにコア部材14の接続部20を露出させることで、コア部材14からの放熱性が向上する利点がある。
10 リアクトル、12 リアクトルコア、14 コア部材、16 第1脚部、17 ギャップ部、18 第2脚部、16a,18a 脚部端面、20 接続部、22 コイルボビン、24 筒部、25a 内側凹部(位置決め部)、25b 内側凸部(位置決め部)、26 壁部、27a,27b,27c,27d 縁部、28 コイル、28a,28b コイル部、29a,29b 導線端部、29c 渡り導線部、30 切欠部、31 ガス抜き通路、32 案内流路、33 窓部、34 インサート成形樹脂部、36 開口部、38 取付部、40 ボルト挿通穴、60 コイル支持部、62a,62b ピン部。

Claims (9)

  1. 2つのU字形のコア部材がギャップ部を介して環状に連なって構成されるリアクトルコアと、
    前記コア部材の脚部に外装されるボビンの周囲に配置されるコイルと、
    成形型内でインサート成形され、前記リアクトルコア、前記ボビンおよび前記コイルを一体に固定するインサート成形樹脂部と、を備えるリアクトルであって、
    前記コア部材を環状に連ねて配置した状態で互いに連結される前記ボビンの端部には、前記ギャップ部を介して対向する前記コア部材の脚部の相対位置を決める位置決め部と、前記インサート成形時に、溶融した樹脂を前記ギャップ部へ流入させる窓部とが形成されており、
    前記ボビンは、前記コア部材の脚部を収納する筒部と、前記筒部において前記位置決め部および前記窓部が形成された前記一端部とは反対側の他端部に連設された壁部とを有し、前記壁部は前記筒部の外周に前記コイルが配置されたときにコイル端面との間に前記溶融した樹脂が前記コイルの内周側に流れ込むことができる程度の隙間を形成した状態で前記コイルを位置決めする機能を有する、
    リアクトル。
  2. 請求項1に記載のリアクトルにおいて、
    前記ボビンの表面には、前記溶融した樹脂を前記コイルの内周側にて前記窓部に導く案内流路が形成されている、リアクトル。
  3. 請求項1または2に記載のリアクトルにおいて、
    前記ボビンにおける連結される端部にはガス抜き通路が形成されている、リアクトル。
  4. 請求項3に記載のリアクトルにおいて、
    前記ガス抜き通路は、前記窓部から前記ギャップ部に流入した前記溶融した樹脂が流れ広がる方向に関して下流側に配置されている、リアクトル。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のリアクトルにおいて、
    前記コア部材が磁性粉を加圧成形してなる圧粉磁心から構成され、前記ギャップ部に流入した前記溶融した樹脂が前記脚部の端面を形成する前記磁性粉の間に入り込んで硬化される、リアクトル。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のリアクトルにおいて、
    前記ボビンは、前記コア部材の脚部の周囲に配置されて前記位置決め部および前記窓部が一端部に形成される筒部と、前記筒部の他端部に連設された壁部とを有し、前記壁部の縁部には、前記コイルを構成する導線を挟持することにより前記コイルを支持するコイル支持部が形成されている、リアクトル。
  7. 2つのU字型コア部材がギャップ部を介して環状に連なって構成されるリアクトルコアと、前記コア部材の脚部の周囲に配置されるボビンと、前記ボビン周囲に設けられるコイルとを備えるリアクトルの製造方法であって、
    前記2つのコア部材、前記ボビン、および前記コイルを準備し、
    前記コア部材の脚部に前記ボビンを装着してその周囲に前記コイルを配置するか、または、前記コア部材の脚部に前記コイルが組付けられた前記ボビンを装着し、
    前記ボビンに前記コア部材の脚部を挿通した状態で前記コア部材を環状に連ねて配置し、このとき前記ボビンの端部同士が連結されることにより、対向する脚部端面間に一定寸法のギャップ部が形成されるとともに前記ギャップ部に連通する窓部が形成され、
    前記リアクトルコア、前記ボビンおよび前記コイルの組付体を成形型にセットして、溶融した樹脂を射出成形することにより、前記コイルおよび前記ボビンを前記リアクトルコアに固定するとともに前記2つのコア部材の脚部同士をつながった状態に固定するインサート成形樹脂部を形成し、このとき溶融した樹脂を前記コイルと前記ボビンとの間から前記窓部を介して前記ギャップ部に流入させて前記対向する脚部端面同士を接着し、
    前記コイルおよび前記ボビンを前記リアクトルコアに固定するとともに前記2つのコア部材の脚部同士をつながった状態に固定する前記インサート成形樹脂部が形成されたリアクトルを前記成形型から取り出す、
    ことを含む、リアクトルの製造方法。
  8. 請求項7に記載のリアクトルの製造方法において、
    前記窓部から前記ギャップ部に流入する前記溶融した樹脂は、前記ボビンの表面に形成された案内流路により導かれて前記窓部へと流れる、リアクトルの製造方法。
  9. 請求項7または8に記載のリアクトルの製造方法において、
    前記溶融した樹脂を前記窓部から前記ギャップ部に流入させて充填するとき、前記ボビンの端部に形成したガス抜き通路を介して空気またはガスを抜きながら充填する、リアクトルの製造方法。
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