JP5948890B2 - 集光型太陽光発電モジュール、集光型太陽光発電パネル、及び、集光型太陽光発電モジュール用フレキシブルプリント配線板 - Google Patents

集光型太陽光発電モジュール、集光型太陽光発電パネル、及び、集光型太陽光発電モジュール用フレキシブルプリント配線板 Download PDF

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Description

本発明は、太陽光を発電素子に集光させて発電する集光型太陽光発電(CPV:Concentrated Photovoltaic)に関する。
集光型太陽光発電(CPV)では、発電効率の高い小型の化合物半導体素子を発電素子として、これに、フレネルレンズ等の集光部で集光させた太陽光を入射させる構成を基本としている(例えば、特許文献1参照。)。このような基本構成を多数備える集光型太陽光発電パネルを、常に太陽に向けるように追尾動作させることにより、所望の発電電力を得ることができる。
米国特許第5,460,659号
上記のような従来の集光型太陽光発電の装置において、例えば、太陽への追尾動作にずれが生じると、集光させた太陽光が発電素子ではなく、その周辺に当たる場合がある。集光によってエネルギーが凝縮された光が当たる周辺部のパターンやカバーレイには、物理的な変形・損傷や材質の劣化が生じる恐れがある。特に、長年の使用によって、このような劣化が生じやすい。
かかる従来の問題点に鑑み、発電素子の周辺部の耐光性を高め、劣化を抑制することを目的とする。
(1)本発明の集光型太陽光発電モジュールは、底面を有する器状の筐体と、前記底面に設けられたプリント配線板と、前記筐体に取り付けられ、太陽光を集光するレンズ要素が複数個並んで形成された集光部と、を備えた集光型太陽光発電モジュールであって、前記プリント配線板は、絶縁性を有する絶縁基材及び導電性のパターンを有する基板と、前記基板上に、前記レンズ要素の各々と対応して複数個設けられ、相互に前記パターンを介して電気的に接続された発電素子と、前記発電素子を避けて、前記パターン上に被着された白色系のカバーレイと、を備えている。
上記のように構成された集光型太陽光発電モジュールでは、本来は、集光部によって集光させられた太陽光が発電素子に入射するが、例えば太陽の追尾動作のずれによって太陽光が発電素子から外れた位置に集光しても、そこには白色系のカバーレイがあって光を良く反射し、パターンを保護する。また、カバーレイ自身も光を吸収しにくいので、劣化が抑制される。従って、長期の使用でも、パターン及びカバーレイの劣化を抑制することができる。
(2)また、上記(1)の集光型太陽光発電モジュールにおいて、基板は、柔軟性のあるリボン状のフレキシブル基板であり、当該フレキシブル基板が上記の底面に並べられることにより、プリント配線板が構成されているものであってもよい。
この場合、カバーレイと共に、フレキシブル基板を底面に張り巡らすことで、自在に多数の発電素子を配置し、かつ、カバーレイにより、パターンを保護することができる。
(3)また、上記(1)又は(2)の集光型太陽光発電モジュールにおいて、例えば、カバーレイは熱溶着によりパターンに密着している。
この場合、簡単に、カバーレイをパターンに密着させることができる。
(4)また、上記(1)〜(3)のいずれかの集光型太陽光発電モジュールにおいて、カバーレイの厚さは、0.01mm〜0.09mmの範囲内であることが好ましい。
このような薄いカバーレイは、特に、フレキシブル基板の柔軟性を損なわない。
(5)また、上記(1)〜(4)のいずれかの集光型太陽光発電モジュールにおいて、例えば、カバーレイの熱伝導率は、0.2[W/m・K]である。
この場合、カバーレイによる熱伝導を抑制することができる。
(6)一方、本発明の集光型太陽光発電パネルは、上記(1)〜(5)のいずれかの集光型太陽光発電モジュールを複数個集合させて成るものである。
この場合、発電パネルとして所望の出力を確保することができる。
(7)また、本発明の集光型太陽光発電モジュール用フレキシブルプリント配線板は、絶縁性を有する絶縁基材及び導電性のパターンを有し、柔軟性を有するフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板上に複数個並べて設けられ、相互に前記パターンを介して電気的に接続された発電素子と、前記発電素子を避けながら前記パターンに密着してこれを覆う、白色系のカバーレイとを備えている。
上記(7)のように構成された集光型太陽光発電モジュール用フレキシブルプリント配線板では、本来は、発電素子に太陽光を集めるように使用されるが、例えば太陽の追尾動作のずれによって太陽光が発電素子から外れた位置に集光しても、そこには白色系のカバーレイがあって光を良く反射し、パターンを保護する。また、カバーレイ自身も光を吸収しにくいので、劣化が抑制される。従って、長期の使用でも、パターン及びカバーレイの劣化を抑制することができる。
本発明の集光型太陽光発電モジュール、集光型太陽光発電パネル、及び、集光型太陽光発電モジュール用フレキシブルプリント配線板によれば、発電素子の周辺部の耐光性を高め、劣化を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る集光型太陽光発電装置を示す斜視図である。 集光型太陽光発電モジュールを拡大して示す斜視図(一部破断)である。 図2におけるIII部の拡大図である。 発電素子が設けられている部位での、集光型太陽光発電モジュールの部分断面の概要を示す図である。 筐体の底面上に張り巡らされたフレキシブルプリント配線板の配置の一例を平面視した図である。 発電用配線板の拡大図である。 図6におけるVII部の拡大図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る集光型太陽光発電装置を示す斜視図である。図において、集光型太陽光発電装置100は、集光型太陽光発電パネル1と、これを背面中央で支持する支柱2と、支柱2を取り付ける架台3とを備えている。集光型太陽光発電パネル1は、例えば、支柱2との接続用の中央部を除く、62個(縦7×横9−1)の集光型太陽光発電モジュール1Mを縦横に集合させて成る。1個の集光型太陽光発電モジュール1Mの定格出力は例えば約120Wであり、集光型太陽光発電パネル1全体としては、約7.5kWの定格出力となる。架台3は、図示しない回転機構により支柱2を軸として回転することができ、集光型太陽光発電パネル1を常に太陽の方向へ向けるように追尾させることができる。
図2は、集光型太陽光発電モジュール(以下、単にモジュールとも言う。)1Mを拡大して示す斜視図(一部破断)である。図において、モジュール1Mは、底面11aを有する器状(バット状)の筐体11と、底面11aに接して設けられたフレキシブルプリント配線板12と、筐体11の鍔部11bに、蓋のように取り付けられた1次集光部13とを、主要な構成要素として備えている。
1次集光部13は、フレネルレンズアレイであり、太陽光を集光するレンズ要素としてのフレネルレンズ13fがマトリックス状に複数個(例えば縦16×横12で、192個)並んで形成されている。このような1次集光部13は、例えば、ガラス板を基材として、その裏面(内側)にシリコーン樹脂膜を形成したものとすることができる。フレネルレンズは、この樹脂膜に形成される。筐体11の外面には、モジュール1Mの出力を取り出すためのコネクタ14が設けられている。
図3は、図2におけるIII部の拡大図である。図3において、フレキシブルプリント配線板12は、リボン状のフレキシブル基板12fその他(詳細後述)と、その上に発電素子(太陽電池)121と、この発電素子121に被せるように設けられた2次集光部122とを備えている。発電素子121及び2次集光部122のセットは、1次集光部13の各フレネルレンズ13fに対応した位置に、同一の個数だけ設けられている。2次集光部122は、各フレネルレンズ13fから入射された太陽光を発電素子121上に集める。2次集光部122は、例えばレンズである。但し、光を乱反射しながら下方へ導く反射鏡であってもよい。
図4は、発電素子121が設けられている部位での、モジュール1Mの部分断面の概要を示す図である。図において、発電素子121及び2次集光部122は、1次集光部13のフレネルレンズ13fと、互いの光軸を揃えるように、真下に位置している。フレキシブルプリント配線板12は、接着層等もその一部であると考えると、下から順に、接着層123と、アルミニウム製の補強板124と、接着層125と、絶縁基材126と、銅箔からなるパターン127と、樹脂製のカバーレイ128と、発電素子121及び2次集光部122とによって構成されている。なお、図示している厚さは、単に見易くするための厚さであって、実寸とは比例していない。絶縁基材126は、例えば耐熱性に優れたポリイミド製である。絶縁基材126によって、パターン127は、筐体11から絶縁されている。
一番下の接着層123は、筐体11の底面11aと補強板124とを互いに接着している。他の接着層125は、補強板124と絶縁基材126とを互いに接着している。絶縁基材126とパターン127とは、狭義のフレキシブル基板12fを構成している。パターン127は、絶縁基材126上に、エッチング等により、形成されている。
パターン127をカバーする絶縁材料の層であるカバーレイ128は、白色の樹脂製である。カバーレイ128は熱溶着により簡単に、パターン127に密着させることができる。なお、「白色」は、太陽光の反射率が相対的に高いことにより、採用している。従って、純白のみならず、白色系の色であればよい。
補強板124は、柔軟性を失わせない程度に、フレキシブルプリント配線板12に若干の固さを確保し、製造時の取り扱いを容易にすることができる。また、補強板124により、フレキシブルプリント配線板12全体の変形防止効果も得られる。また、補強板124をアルミニウム製とすることで、筐体11の底面11aへの熱伝導性(放熱性)を向上させることができる。フレキシブルプリント配線板12は、補強板124を加えても、全体として非常に軽量である。但し、補強板124は必須の構成ではなく、省略することも可能である。補強板124を省略した場合には、フレキシブル基板12fが直接、底面11aに接着される。また、その場合には、フレキシブルプリント配線板12の変形防止や放熱性の機能は、筐体11が担保することになる。
図4に示す各部の熱伝導率及び厚さを、以下の表1に例示する。厚さについては、本実施形態における現行の採用数値と、想定される範囲での、最大、最小の各値とを示している。特に、カバーレイ128については、好適な数値を示している。
Figure 0005948890
表1に示すように、カバーレイ128の厚さは、0.01mm〜0.09mmの範囲内であることが好ましく、このような薄いカバーレイ128は、フレキシブル基板12fの柔軟性を損なわない。
また、カバーレイ128の熱伝導率は、0.2[W/m・K]程度であることが好ましく、このような比較的低い熱伝導率であることによって、カバーレイ128による熱伝導を抑制することができる。
また、絶縁基材126の厚さは、耐電圧性能と、放熱性とを、両立させることができるように選定することが好ましい。例えば上記表1の0.03mm(30μm)であれば、耐電圧性能と、筐体11への放熱性とを両立させることができる。カバーレイ128、パターン127、絶縁基材126、接着層125はいずれも0.03〜0.06mmと薄く、従って、全体としても、非常に薄く、柔軟性を有している。
なお、筐体11は、金属製であり、例えばアルミニウムが好適である。金属製であることによって、筐体11は良好な熱伝導性を有する。従って、フレキシブルプリント配線板12から筐体11への放熱性が特に良い。
また、フレキシブルプリント配線板12等が非常に軽量であることに加えて、筐体11をアルミニウム製とすることで、集光型太陽光発電モジュール1M全体としても、軽量となる。軽量であることにより、運搬が容易となる。この「軽量」の程度を一例として挙げると、モジュール1Mの縦、横、深さがそれぞれ840mm、640mm、85mmの場合で、8kg以下を実現することができる。
図5は、筐体11の底面11a上に張り巡らされたフレキシブルプリント配線板12(但し、詳細は省略しているので、実質的にはフレキシブル基板12f等を示している。)の配置の一例を平面視した図である。このように、フレキシブルプリント配線板12は、基本的な形状(フレキシブル基板12fの形状)は薄く細いリボン状であるが、底面11a上で縦横に並べることによって、所望の大きさ(面積)に張り巡らすことができるので、大型な集光型太陽光発電モジュール1Mに好適である。すなわち、このように張り巡らせて構成されたフレキシブルプリント配線板12全体は、同様な拡がりを持つ1枚基板や複数枚の基板の集合体に匹敵する。また、リボン状であることによって、フレキシブルプリント配線板12の面積を必要最小限に抑制しつつ、所望の大きさに張り巡らすことができる。
図5に示すフレキシブルプリント配線板12は、例えば12組の発電用配線板12Aと、接続用配線板12Bとによって構成されている。発電用配線板12Aは、コの字状(若しくはU字状)に形成されている。このような形状は、直線状部分を繋いで形成してもよいし、一体で形成することも可能である。
発電用配線板12Aにはそれぞれ同数の発電素子が搭載されており、所定の電圧を発生することが可能である。このように、発電用配線板12Aを、底面11aの中央から端部へ延びて中央へ戻る形状とすることによって、発電用配線板12Aの長さを十分に確保することができるので、所望の電圧を得るべく、発電素子を必要数配置して相互に直列に接続することが容易である。また、接続用配線板12Bを、発電用配線板12Aと交差するように中央に設けることにより、12組の発電用配線板12Aを、相互に、容易に接続することができる。
図6は、発電用配線板12Aの拡大図である。発電用配線板12Aには、例えば16個の発電素子121が搭載される。1つの発電用配線板12Aに搭載されている発電素子121は全て互いに直列に接続されている。1個の発電素子121が発電する電圧は2.5Vであり、16個の直列体として40V(2.5V×16)の電圧を発生することができる。この電圧は、発電用配線板12Aの2つの端部に設けられた+側電極P及び−側電極Nに現れる。
図7は、図6におけるVII部の拡大図である。図7において、斜線を付した部位は、パターン127の上に白色のカバーレイ128が、熱溶着により被着された状態となっている。
互いに隣接するパターン127の間には、発電素子121が直列に挿入されている。また、発電素子121のバイパスを形成するように、発電素子121と並列にダイオード129が設けられている。ダイオード129は、発電素子121が発電しないときに、隣接するパターン127同士を短絡するために設けられている。これにより、故障等により局部的に発電しない発電素子121があっても、発電用配線板12A全体としての発電を妨げないようになっている。なお、ダイオード129は、カバーレイ128の熱溶着時の熱から保護するため、カバーレイ128がパターン127上に被着されてから、取り付けられる。
また、絶縁基材126には位置決め用の孔が形成されており、そのうちの1つとして孔Hを図7に示している。パターン127は、この孔Hのエッジにまで達しないように、その周りで円形に除去されている。孔Hに、筐体11の底面11aに形成された円柱状の突起11pを通すことにより、発電用配線板12Aを、筐体11に対して所定の位置に位置決めすることができる。接続用配線板12Bについても、同様の位置決め構造を設けることができる。
なお、絶縁基材126の孔Hと、筐体11側の突起11pとが互いに嵌り合う構成は一例に過ぎず、その他、種々の、互いに嵌り合う部位の形成により、フレキシブルプリント配線板12を筐体11の底面11aに取り付ける際の位置決めが、容易、かつ、確実に行えるように構成することができる。
図5に戻り、12組の発電用配線板12Aの出力は、+側電極P(図6)が相互に接続用電路12Bpによって接続され、−側電極N(図6)が相互に接続用電路12Bnによって接続される。これによって、例えば40Vの12並列回路が構成され、1モジュール1M全体として、前述の120W(3A)を供給することができる。
以上のようにフレキシブルプリント配線板12を用いたモジュール1Mの構成によれば、フレキシブルプリント配線板12は薄く、軽量であるため、モジュール1M全体も軽量となり、取り扱いが容易になる。しかも、フレキシブルプリント配線板12は薄く、柔軟性があるので、筐体11の底面11aへ密着させた取り付けが容易である。さらに、密着と薄さとによって、発電素子121その他フレキシブルプリント配線板の熱を、確実に筐体11に放熱させることができる。
そして、上記のように構成された集光型太陽光発電モジュール1Mでは、本来は、1次集光部13によって集光させられた太陽光が発電素子121に入射するが、例えば太陽の追尾動作のずれによって太陽光が発電素子121から外れた位置に集光しても、そこには白色のカバーレイ128があって光を良く反射し、パターン127を保護する。また、カバーレイ128自身も光を吸収しにくいので、劣化が抑制される。従って、長期の使用でも、パターン127及びカバーレイ128の劣化を抑制することができる。こうして、発電素子121の周辺部の耐光性を高め、劣化を抑制することができる。
また、カバーレイ128と共に、フレキシブル基板12fを底面11aに張り巡らすことで、自在に多数の発電素子121を配置し、かつ、カバーレイ128により、パターン127を保護することができる。
なお、上記実施形態において筐体11は金属製としたが、金属製に限定される訳ではなく、樹脂製とすることも可能である。この場合、筐体11が特に軽量となり、集光型太陽光発電モジュール1M全体としても特に軽量となる。なお、樹脂であっても熱伝導性はあるので、一定の放熱性は得られる。特に、高熱伝導性を有する絶縁性フィラー(例えば、アルミナ、シリカ、炭化珪素、酸化マグネシウム等)を添加した樹脂は、熱伝導性に優れ、放熱性が向上するので、好適である。また、樹脂の表面に金属コーティングを施すことにより、表面の熱伝導性を金属と同等に高めることもできる。
なお、図5に示したフレキシブルプリント配線板の配置は一例に過ぎず、同様な出力を確保しさえすれば、種々の変形が可能である。
また、上記実施形態において、2次集光部122は発電素子121と共にフレキシブル基板12f上に実装したが、2次集光部122をフレキシブル基板12fとは別に設けることも可能であり、また、2次集光部そのものを省略することもあり得る。
また、上記実施形態では、フレキシブルプリント配線板12を用いたが、カバーレイを白色系にすることによる耐光性の向上は、他のプリント配線板(例えばエポキシ樹脂系の基板やセラミック基板)にも適用可能である。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 集光型太陽光発電パネル
1M 集光型太陽光発電モジュール
11 筐体
11a 底面
12 フレキシブルプリント配線板
12f フレキシブル基板
13 1次集光部
13f フレネルレンズ(レンズ要素)
121 発電素子
126 絶縁基材
127 パターン
128 カバーレイ

Claims (7)

  1. 底面を有する器状の筐体と、
    前記底面に設けられたプリント配線板と、
    前記筐体に取り付けられ、太陽光を集光するレンズ要素が複数個並んで形成された集光部と、を備えた集光型太陽光発電モジュールであって、前記プリント配線板は、
    絶縁性を有する絶縁基材及び導電性のパターンを有する基板と、
    前記基板上に、前記レンズ要素の各々と対応して複数個設けられ、相互に前記パターンを介して電気的に接続された発電素子と、
    前記集光部によって太陽光が前記発電素子の周辺部に集光されたときの当該周辺部における前記パターンの耐光性を高めるために、前記発電素子を避けて、前記パターン上に被着された白色系のカバーレイと
    を備えていることを特徴とする集光型太陽光発電モジュール。
  2. 前記基板は、柔軟性のあるリボン状のフレキシブル基板であり、当該フレキシブル基板が前記底面に並べられることにより、前記プリント配線板が構成されている請求項1記載の集光型太陽光発電モジュール。
  3. 前記カバーレイは熱溶着により前記パターンに密着している請求項1又は2に記載の集光型太陽光発電モジュール。
  4. 前記カバーレイの厚さは、0.01mm〜0.09mmの範囲内である請求項1〜3のいずれか1項に記載の集光型太陽光発電モジュール。
  5. 前記カバーレイの熱伝導率は、0.2[W/m・K]である請求項1〜4のいずれか1項に記載の集光型太陽光発電モジュール。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の集光型太陽光発電モジュールを複数個集合させて成る集光型太陽光発電パネル。
  7. 底面を有する器状の筐体と、前記筐体に取り付けられ、太陽光を集光するレンズ要素が複数個並んで形成された集光部と、を備えた集光型太陽光発電モジュールに用いられ、前記筐体の前記底面に設けられる集光型太陽光発電モジュール用フレキシブルプリント配線板であって、
    絶縁性を有する絶縁基材及び導電性のパターンを有し、柔軟性を有するフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板上に、前記レンズ要素の各々と対応して複数個並べて設けられ、相互に前記パターンを介して電気的に接続された発電素子と、
    前記集光部によって太陽光が前記発電素子の周辺部に集光されたときの当該周辺部における前記パターンの耐光性を高めるために、前記発電素子を避けながら前記パターンに密着してこれを覆う、白色系のカバーレイと
    を備えていることを特徴とする集光型太陽光発電モジュール用フレキシブルプリント配線板。
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