JP5948774B2 - 印刷システム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷システムに関する。
印刷システムの分野では、従来から、印刷指示を行なうホスト機器により印刷装置のステータスを監視する技術が知られている。例えば、ホスト機器と印刷装置とがLANを介して接続されている場合、SNMP(simple network management protocol)プロトコル等を使用して所定間隔毎にホスト機器が印刷装置に対してステータス情報を要求することで、ホスト機器は印刷装置のステータス情報を得ることできる。これにより、ホスト機器の利用者は、印刷ジョブの進行状況や印刷装置でのエラーの発生などを印刷装置から離れた場所にいながら、容易に把握することができる。
ところで、一般的に、印刷装置のステータス情報には、非常に多くの種類が存在する。従って、ホスト機器から要求があるたびにすべてのステータス情報をホスト機器に送信するものとすると、印刷装置はその処理(以降、応答処理と記す。)を実行するために大きな負担を強いられることになる。特に、印刷処理の実行中に要求があった場合には、その応答処理が印刷装置本来の印刷処理能力を発揮することを妨げるおそれがあり、好ましくない。また、ホスト機器と印刷装置がLAN等のネットワークを介して接続されている場合には、その応答処理により送信されるステータス情報がネットワークトラフィックの増大の一要因となるため、この点においても好ましくない。
他方、ホスト機器としては、必ずしも常に印刷装置のすべてのステータス情報が必要なわけではない。例えば、前回取得時から変化のないステータス情報や、そのホスト機器からの印刷指示の実行に影響しないステータス情報などについては、通常は必要とされない。
従って、印刷機器の処理負担の軽減とネットワークトラフィックの抑制を両立するためには、必要なステータス情報をホスト機器が明示的に要求し、そのステータス情報が印刷装置からホスト機器へ送信されることが望ましい。
これに関連する技術として、特許文献1では、印刷装置が省エネ状態にあるかどうかについての情報をホスト機器が先に取得して、その結果によって取得する情報、即ち、要求するステータス情報、を変更する技術が開示されている。
特開2008−77209号公報
特許文献1で開示される技術によれば、印刷装置が省エネ状態であるか否かによって要求するステータス情報が変更される。このため、印刷機器はすべてのステータス情報をホスト機器に送信する必要がないため、処理負担が軽減される。また、送信されるステータス情報が限定されるため、ネットワークトラフィックの抑制にも寄与する。
しかしながら、特許文献1で開示される技術では、印刷装置に対して要求するステータス情報をホスト機器が適切に変更するためには、事前に印刷装置が省エネ状態であるか否かを確認する必要がある。このため、ホスト機器と印刷装置との間で、従来から行われているステータス情報の要求及びその応答とは別に、印刷装置の状態を確認するためのやり取りが発生することになる。従って、印刷装置が処理すべき要求の数は、従来に比べて増加することになる。
このような実情を踏まえ、更に、印刷装置の負担を軽減し、且つ、ネットワークトラフィックを抑制する技術が望まれている。そこで、本発明は、印刷装置の処理負担を軽減し、ネットワークトラフィックを抑制する印刷システムを提供することを目的とする。
本発明に係る印刷システムは、印刷装置に対して印刷指示を行なうホスト機器と、前記ホスト機器からの印刷指示に従って印刷処理を実行する印刷装置と、を備えた印刷システムであって、前記ホスト機器は、前記印刷装置に対応した印刷データを生成するデータ生成部と、前記印刷装置が出力するステータス情報を監視する監視部と、前記データ生成部で生成された印刷データを前記印刷装置へ出力するとともに、前記印刷データに含まれる印刷モード情報を前記監視部へ出力する出力部と、を備え、前記監視部は、前記出力部が前記印刷データを前記印刷装置へ出力した場合に少なくとも前記印刷装置が前記印刷データに基づく処理を実行している期間はまたは前記印刷装置が前記印刷データに基づく処理を完了するまでの期間は前記印刷装置からのステータス情報の出力が前記印刷モードに対応したポーリング間隔となるように、前記ステータス情報の出力を前記印刷装置に対して要求することを特徴とする。
本発明によれば、印刷装置の処理負担を軽減し、ネットワークトラフィックを抑制する印刷システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を例示した図である。 図1に例示される印刷装置の構成をより具体的に例示した図である。 図1に例示される印刷システムの処理を説明する図である。 図1に例示されるプリンタドライバの初期処理を説明するフローチャートである。 図1に例示されるプリンタドライバの終了処理を説明するフローチャートである。 図1に例示されるポートモニタの初期処理を説明するフローチャートである。 図1に例示されるポートモニタの送信処理を説明するフローチャートである。 図1に例示されるポートモニタの終了処理を説明するフローチャートである。 図1に例示される監視部の印刷開始受信処理を説明するフローチャートである。 図1に例示される監視部の印刷モード受信処理を説明するフローチャートである。 図1に例示される監視部の印刷終了受信処理を説明するフローチャートである。
図1は、本実施形態に係る印刷システムの構成を例示した図である。図1に例示される印刷システム100は、印刷装置1と、印刷装置1に接続されたホスト機器2とで構成されている。
ホスト機器2は、例えば、パーソナルコンピュータであり、主記憶装置20や図示しないCPUや入力装置を備えている。主記憶装置20は、文書編集用のアプリケーション21と、アプリケーション21からの印刷データを、例えば、PDLフォーマットなどの印刷装置に対応した印刷データ(以降、PDLデータと記す。)に変換するプリンタドライバ22と、PDLデータを印刷装置1に送信するポートモニタ23と、印刷装置1のステータスを監視する監視部24を、含んでいる。即ち、主記憶装置20は、これらをプログラムとして記憶している。
なお、監視部24は、印刷装置1とホスト機器2の間を双方向に通信することが可能なモジュールである。監視部24は、例えば、SNMPマネージャー、または、SNMPマネージャーを利用して印刷装置1を監視するアプリケーションであってもよい。
ホスト機器2では、不図示の入力装置からの操作信号に従って、不図示のCPUが主記憶装置20に記憶されたこれらのプログラムを読み込んで実行する。これにより、ホスト機器2は、印刷装置1に対してPDLデータを送信して印刷指示を行ない、且つ、後述するように印刷装置1のステータスを監視することができる。
印刷装置1は、インターフェース(IF)部10と、制御部/解析部11と、印刷機構部12と、補助記憶部13と、表示部14と、入力/認証操作部15を備えている。表示部14と入力/認証操作部15は、例えば、オペレーションパネルを構成していて、印刷装置1の正面に設けられてもよい。
IF部10は、ホスト機器2から送信されたPDLデータを受信し、制御部/解析部11を介して補助記憶部13に転送する。制御部/解析部11は、補助記憶部13からPDLデータを読み出して、例えば、ビットマップデータなどの画像データを生成する。さらに、制御部/解析部11は、PDLデータに含まれるコマンドの解析結果と生成された画像データに基づいて、印刷機構部12の駆動を制御する。これにより、印刷装置1は、印刷処理を実行することができる。
図2は、図1に例示される印刷装置の構成をより具体的に例示した図である。図2を参照しながら、上述した印刷装置1での処理について、より詳細に説明する。
印刷装置1は、典型的には、図2に例示されるように、有線LANやUSBインターフェースなどを介してホスト機器2やインターネットに接続されている。なお、印刷装置1とホスト機器2やインターネットとの接続は、USB以外の規格のインターフェースや無線LANを介して行われても良い。
図2に例示されるように、印刷装置1は、主電源ユニット(MPS:Main Power Source)31と、エンジン制御部(PRCONT)32と、インターフェース制御部(IFCONT)33と、オペレーションパネル34と、トナーセンサ35と、ベルトユニット36と、両面ユニット37と、高圧部(HVU:High Voltage Unit)38と、モータ制御部(MDCONT)39と、駆動ユニット40と、給紙ユニット41と、ヘッド42と、現像器(TS)43と、ドラムセット(DS)44と、定着ユニット45と、排紙ユニット46と、を備えている。
ここで、PRCONT32、IFCONT33、及び、MDCONT39は、図1に例示される制御部/解析部11に相当する。また、IFCONT33は、図1に例示されるIF部10にも相当する。さらに、オペレーションパネル34は、図1に例示される表示部14及び入力/認証操作部15に相当する。その他の構成要素は、主に、図1に例示される印刷機構部12に相当する。
MPS31は、AC100Vの商用電源などの外部電源に接続されている。MPS31は、PRCONT32、IFCONT33、MDCONT39などの印刷装置1の各部に電力を供給する。特に高電圧については、HVU38により供給される。オペレーションパネル34は、操作画面や印刷装置1のステータス情報などを表示する。
IFCONT33は、ホスト機器2から送られてくるPDLデータを受信して、PDLデータに基づいて印刷色毎に対応する画像データをメモリに展開する。また、PDLデータに含まれるコマンドをPRCONT32に送信する。その他、IFCONT33は、オペレーションパネル34から入力されるコマンドも受信し、コマンドをPRCONT32に送信する。
PRCONT32は、IFCONT33などから供給されるコマンドと、メモリに展開した画像データに基づいて、色(例えば、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)ブラック(K))毎に、印刷指令をヘッド42へ出力する。また、PRCONT32は、HVU38や給紙ユニット41へも制御信号を出力する。
MDCONT39は、例えば、駆動ユニット40やベルトユニット36等に備えられたモータなどを制御する。DS44は、色毎に設けられた複数の感光体を備えている。ヘッド42は、例えば、ELやLEDなどの発光素子をアレイ状に並べたものを含み、印刷指令に基づいてDS44に含まれる感光体を露光する露光ユニットとして機能する。ベルトユニット36は、複数の感光体上に形成されたトナー像が転写されて画像合成される中間転写ベルトを備えている。駆動ユニット40は、中間転写ベルトを循環移動させる。
TS43は、印刷色に対応した色のトナーを所定量(例えば、A4サイズの用紙に5%記録濃度で印刷した場合、約6000枚の印刷処理が可能なだけの量のトナー)封入している。TS43には、内部のトナー貯留室に保持されるトナーの残量を検出するためのトナーセンサ35が備えられている。中間転写ベルト上で複数色のトナー像が重ね合わされた後、中間転写ベルトの二次転写部において、トナー像は用紙に転写される。このトナー像が付着した用紙は定着ユニット45に送られる。定着ユニット45は、熱や圧力を加えることで用紙にトナーを定着させる。
給紙ユニット41は、PRCONT32からの制御信号に従って、用紙を給紙する。排紙ユニット46は、定着後の用紙を排紙トレーに排紙する。両面ユニット37は、両面印刷の際の用紙の再給紙などを制御する。
また、印刷装置1は、異なる印刷処理速度を選択的に切換えて印刷処理を行うことができる印刷装置であり、消費電力が少ないためエコロジー印刷モードとも呼ばれる低速印刷モード(以降、低速モードと記す。)での動作と、高速印刷モード(以降、高速モードと記す。)での動作が可能である。
なお、低速モードと高速モードを切替える場合には、印刷装置1は、MDCONT39、駆動ユニット40、定着ユニット45などの各種設定を変更して、用紙の搬送速度や熱定着温度などを変更する。この低速モードと高速モードの切換えは、ホスト機器2からの印刷指示により行うことができる。
次に、図3から図12までを参照しながら、本実施例に係る印刷システム100により、印刷装置の処理負担が軽減され、ネットワークトラフィックが抑制されることについて、詳細に説明する。
図3は、図1に例示される印刷システムの処理を説明する図である。図4、図5は、それぞれ、図1に例示されるプリンタドライバの初期処理、終了処理を説明するフローチャートである。図6、図7、図8は、それぞれ、図1に例示されるポートモニタの初期処理、送信処理、終了処理を説明するフローチャートである。図9、図10、図11は、それぞれ、図1に例示される監視部の印刷開始受信処理、印刷モード受信処理、印刷終了受信処理を説明するフローチャートである。
まず、図3を参照しながら、印刷システム全体の処理について概説する。
ホスト機器2において、図示しないCPUによりアプリケーション21の印刷処理が実行されると(図3の(a)を参照)、アプリケーション21から印刷データがプリンタドライバ22に出力される。
プリンタドライバ22は、アプリケーション21から受信した印刷データをPDLフォーマットに変換して印刷装置1に対応したPDLデータを生成する。この際、PDLデータのヘッダー部に印刷モード情報を埋め込む(図3の(b)を参照)。
なお、印刷モード情報とは、これらに限定されるものではないが、例えば、モノクロ印刷/カラー印刷の指定、片面印刷/両面印刷の指定、低速印刷/高速印刷の指定、印刷用紙サイズの指定、給紙トレーの指定、親展印刷の指定などである。
このようにしてプリンタドライバ22で生成されたPDLデータは、ポートモニタ23に出力される。ポートモニタ23は、PDLデータを受信すると、PDLデータのヘッダー部の内容(以降、ヘッダー情報と記す。)を監視部24に出力するとともに、PDLデータを印刷装置1へ出力する(図3の(c)、(d)を参照)。
PDLデータを受信した印刷装置1は、印刷処理を開始する。一方、ヘッダー情報をポートモニタ23から受信した監視部24は、ヘッダー情報から印刷モード情報を抽出する。そして、監視部24は、印刷モード情報の内容に応じて、監視対象とする印刷装置1から取得するステータス情報(以降、ポーリング情報と記す。)の要求項目及び印刷装置1に対してステータス情報を要求するポーリング動作の間隔(以降、ポーリング間隔と記す。)の少なくとも一方を変更する(図3の(e)を参照)。その後、監視部24は、変更後のポーリング情報の要求項目及びポーリング間隔で印刷装置1にステータス情報を要求する(図3の(f)を参照)。印刷装置1は、その要求に対して応答する(図3の(g)を参照)。すなわち、印刷装置1は、要求されたステータス情報を監視部24に送信する。
監視部24は、印刷装置1からの応答、即ち、ステータス情報に基づいて、ホスト機器2が印刷装置1に対して要求した印刷処理が完了したと判断すると、印刷開始前のポーリング情報の要求項目及び間隔をデフォルト設定に復元する(図3の(h)を参照)。なお、監視部24による印刷装置1のステータスの監視自体は、ポートモニタ23からの印刷モード情報の受信前から実施されている。つまり、印刷開始前の設定とは、ポートモニタ23からの印刷モード情報の受信前から実施されている監視で使用されているデフォルトの監視設定のことである。
図4から図12を参照しながら、図3に例示される印刷システム全体の処理における、プリンタドライバ22、ポートモニタ23、監視部24のそれぞれの処理に注目して、更に詳細に説明する。
プリンタドライバ22は、アプリケーション21から印刷データを受信すると、図4に例示されるように、まず初期処理として、ホスト機器2に設定されているプリンタドライバ22の設定情報を取得し、その設定情報から印刷モード情報を抽出する(ステップS1)。そして、抽出した印刷モード情報をPDLデータのヘッダー部に保存する(ステップS2)。
その後、プリンタドライバ22は、通常処理として、印刷データに対応するPDLデータを生成し、その結果をPDLデータのボディ部に保存する。この際、プリンタドライバ22は、印刷装置1に対する命令であるコマンドも、PDLデータのボディ部に保存する。
最後に、プリンタドライバ22は、図5に例示されるように、終了処理として、例えば、印刷ページ数や印刷する文書全体がモノクロ文書であるかどうかといった情報など、すべての印刷データを解析後でなければ判断できない情報(以降、総括情報と記す。)をPDLデータのフッター部に保存する(ステップS3)。
ポートモニタ23は、プリンタドライバ22で生成されたPDLデータを受信すると、PDLデータを印刷装置1へ出力する動作以外に、監視部24に対して次のような動作を行う。
まず、ポートモニタ23は、PDLデータを受信すると、図6に例示されるように、初期処理として、監視部24に印刷開始を通知する(ステップS4)。
上述したように、監視部24は印刷装置1のステータスを監視するものであり、印刷開始についての情報は印刷装置1の監視に資するため、監視部24に通知される。なお、プリンタドライバ22ではなくポートモニタ23から監視部24へ印刷開始を通知する理由は、ホスト機器2で印刷装置1の印刷開始を判断するに当たっては、できる限り印刷指示が印刷装置1に出力される直前に判断されることが望ましいためである。
その後、ポートモニタ23は、図7に例示される送信処理を実行する。ポートモニタ23は、PDLデータからヘッダー情報を読取る(ステップS5)。ヘッダー情報を読取ることができた場合には、監視部24にヘッダー情報を送信する(ステップS6、S7)。
ただし、プリンタドライバ22の設定が印刷装置1とホスト機器2との間で決められているデフォルト設定である場合には、プリンタドライバ22は、PDLデータのヘッダー部に印刷モード情報を埋め込まなくてもよい。この場合、ヘッダー部には情報が存在しないため、ポートモニタ23はヘッダー情報を読取ることができないため、監視部24へのヘッダー情報の送信は省略される。
最後に、ポートモニタ23は、図8に例示される終了処理を実行する。即ち、ポートモニタ23は、PDLデータのフッター部の内容(以降、フッター情報と記す。)を監視部24に送信し(ステップS8)、印刷終了を監視部24に通知する(ステップS9)。
監視部24は、ポートモニタ23から印刷開始が通知されると、図9に例示される印刷開始受信処理を実行する。即ち、監視部24は、予めホスト機器2に設定されているデフォルトのポーリング情報の要求項目を設定し(ステップS10)、さらに、デフォルトのポーリング間隔を設定する(ステップS11)。
なお、ポーリング情報とは、印刷装置1に対して要求する印刷装置1のステータス情報のことであり、具体的には、例えば、トナー等の消耗品の情報やエラーに関する情報などがある。ポーリング間隔とは、ホスト機器2が印刷装置1に対してステータス情報を要求するポーリング動作の時間間隔である。
その後、ヘッダー情報を受信すると、監視部24は、図10に例示される印刷モード受信処理を開始する。まず、監視部24は、受信したヘッダー情報から印刷モード情報を抽出する(ステップS12)。そして、監視部24は、印刷モード情報に基づいてポーリング情報、すなわち、印刷装置1に対して要求するステータス情報の要求項目を変更する(ステップS13)。
例えば、印刷モード情報にモノクロ印刷の指定がある場合には、カラートナーの情報は不要であると判断し、印刷装置1に対してカラートナー情報を要求するステータス情報から除外してもよい。親展印刷の指定がある場合には、印刷データは印刷装置1のHDDに保存されてすぐには印刷されないため、印刷処理に関する種々の情報(例えば、トナーや用紙などの情報)を要求するステータス情報から除外してもよい。特定の給紙トレーの指定がある場合には、他の給紙トレーの情報は不要であると判断し、印刷装置1に対して他の給紙トレーの情報を要求するステータス情報から除外してもよい。即ち、監視部24は、プリンタドライバ22が設定した印刷モード情報に応じて必要十分なステータス情報の項目だけを印刷装置2に対して、送信要求する制御を行う。
さらに、監視部24は、抽出した印刷モード情報に基づいてポーリング間隔、すなわち、印刷装置1に対してステータス情報を要求する間隔を変更する(ステップS14)。例えば、印刷モード情報に高速モードの指定がある場合には、低速モードの指定がある場合に比べてポーリング間隔を狭めてもよい。高速モードで印刷装置1が動作している場合には、低速モードで動作している場合に比べて、印刷装置1のステータスが変化しやすいためである。これにより、より的確に印刷装置1のステータスを把握することができる。ただし、印刷装置1が両面印刷の設定では高速モードで動作できない印刷装置である場合には、高速モードの指定がある場合であっても両面印刷の指定がある場合には、ポーリング間隔を低速モードと同様に設定してもよい。
監視部24は、このように印刷モード情報の内容に応じて、監視対象とする印刷装置1のステータスの要求項目及び印刷装置1に対してステータス情報を要求するポーリング動作の間隔の少なくとも一方を変更し、その後、その要求項目及び間隔に従って、印刷装置1のステータスを監視する。
さらに、監視部24は、印刷装置1からの応答により得られるステータス情報に基づいて、ホスト機器2が印刷装置1に対して要求した印刷処理が完了したと判断すると、図11に例示される印刷終了受信処理を開始する。即ち、監視部24は、図9のステップS10、S11で設定したポーリング情報の要求項目、ポーリング間隔を復元する(ステップS15、S16)。
以上のように、本実施形態に係る印刷システム100及びホスト機器2によれば、印刷装置1に対して印刷指示を行なうホスト機器2で生成されたPDLデータのヘッダー情報から抽出される印刷モード情報に基づいて、監視対象とする印刷装置1のステータスを判断することができる。即ち、印刷装置1にアクセスすることなく必要なステータス情報を判断することができる。このため、印刷装置1に対する不要なアクセスを回避し、且つ、やり取りされる情報を最小限に抑えることが可能であり、その結果、印刷装置の処理負担を軽減し、且つ、ネットワークトラフィックを抑制することができる。
また、本実施形態に係る印刷システム100及びホスト機器2によれば、印刷モード情報に基づいて、適切なポーリング間隔を判断することができる。従って、必要に応じて最適な頻度で印刷装置1にステータス情報を要求することが可能となる。このため、真に必要とされる頻度で要求と応答が発生することになるため、結果として、印刷装置の処理負担を軽減し、且つ、ネットワークトラフィックを抑制することができる。
なお、本実施例に係る印刷システム100及びホスト機器2は、種々の変更が可能であり、その変更によってもなお、印刷装置の処理負担を軽減し、且つ、ネットワークトラフィックを抑制するという上述した効果を得ることができる。
例えば、監視部24は、印刷開始が通知される前から印刷装置1のステータスを監視している場合であれば、図9のステップS10、S11において、予めホスト機器2に設定されているデフォルトのポーリング情報の要求項目、ポーリング間隔を設定する代わりに、予めホスト機器2に設定されている印刷処理におけるデフォルトのポーリング情報の要求項目、ポーリング間隔を設定しても良い。
これにより、プリンタドライバ22は、印刷処理におけるデフォルトの設定とは異なる印刷モード情報のみをPDLデータのヘッダー部へ埋め込めばよいため、ホスト機器2の処理負担も軽減することができる。また、印刷処理期間中と印刷処理期間外でポーリング情報の要求項目とポーリング間隔の設定を変更することで、具体的には、ホスト機器2が要求した印刷処理が実行中でない場合には印刷ジョブに関する情報や用紙のジャムやトナー切れなどのエラー情報を要求しないことで、特に印刷処理期間外における印刷装置1の処理負担の軽減及びネットワークトラフィックの抑制を効果的に実現することができる。
なお、この場合、図11のステップS15、S16では、図9のステップS10、S11で設定される印刷処理におけるデフォルトのポーリング情報の要求項目、ポーリング間隔に復元する代わりに、予めホスト機器2に設定されているデフォルトのポーリング情報の要求項目、ポーリング間隔を設定する点に留意すべきである。
また、印刷システム100及びホスト機器2は、印刷モード情報に加えて、ポートモニタ23から監視部24へ送信される印刷開始の通知や印刷終了の通知を考慮して、ポーリング間隔を変更してもよい。
例えば、監視部24は、印刷開始の通知を受信後、所定時間経過してもなお印刷終了の通知が受信されない場合には、ホスト機器2側での送信処理が遅延していると判断してポーリング間隔を広げてもよい。これにより、さらに、印刷装置1の処理負担を軽減し、ネットワークトラフィックを抑制することができる。また、ホスト機器2の処理負担の軽減にも寄与する。
本発明はいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下、本件特許出願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
付記1
印刷装置に対して印刷指示を行なうホスト機器と、前記ホスト機器からの印刷指示に従って印刷処理を実行する印刷装置と、を備えた印刷システムであって、
前記ホスト機器は、
前記印刷装置に対応した印刷データを生成するデータ生成部と、
前記印刷装置が出力するステータス情報を監視する監視部と、
前記データ生成部で生成された印刷データを前記印刷装置へ出力するとともに、前記印刷データに含まれる印刷モード情報を前記監視部へ出力する出力部と、を備え、
前記監視部は、前記印刷モード情報の内容に応じて、監視対象とする前記印刷装置のステータス情報の送受信条件を設定することを特徴とする印刷システム。
付記2
付記1に記載の印刷システムにおいて、前記監視部は、前記送受信条件として、前記印刷モード情報に応じたステータス情報の送信を前記印刷装置に要求することを特徴とする印刷システム。
付記3
付記2に記載の印刷システムにおいて、前記監視部は、受信した前記印刷モード情報が、モノクロ印刷モードである場合、前記ステータス情報の項目からカラー印刷に関連する項目を除外することを特徴とする印刷システム。
付記4
付記2に記載の印刷システムにおいて、前記監視部は、受信した前記印刷モード情報が、特定の用紙サイズに対する印刷指定情報を含む場合、前記ステータス情報の項目から、前記特定の用紙サイズ以外の用紙を給紙する給紙装置の情報を除外することを特徴とする印刷システム。
付記5
付記1に記載の印刷システムにおいて、前記監視部は、前記送受信条件として、前記印刷モードに応じたポーリング間隔を設定することを特徴とする印刷システム。
付記6
付記5に記載の印刷システムにおいて、前記監視部は、受信した前記印刷モード情報が、前記印刷装置に高速印刷処理を指定する情報を含む場合、前記ポーリング間隔を短時間に設定変更することを特徴とする印刷システム。
1・・・印刷装置
2・・・ホスト機器
10・・・IF部
11・・・制御部/解析部
12・・・印刷機構部
13・・・補助記憶部
14・・・表示部
15・・・入力/認証操作部
20・・・主記憶装置
21・・・アプリケーション
22・・・プリンタドライバ
23・・・ポートモニタ
24・・・監視部
31・・・MPS
32・・・PRCONT
33・・・IFCONT
34・・・オペレーションパネル
35・・・トナーセンサ
36・・・ベルトユニット
37・・・両面ユニット
38・・・HVU
39・・・MDCONT
40・・・駆動ユニット
41・・・給紙ユニット
42・・・ヘッド
43・・・TS
44・・・DS
45・・・定着ユニット
46・・・排紙ユニット
100・・・印刷システム

Claims (2)

  1. 印刷装置に対して印刷指示を行なうホスト機器と、前記ホスト機器からの印刷指示に従って印刷処理を実行する印刷装置と、を備えた印刷システムであって、
    前記ホスト機器は、
    前記印刷装置に対応した印刷データを生成するデータ生成部と、
    前記印刷装置が出力するステータス情報を監視する監視部と、
    前記データ生成部で生成された印刷データを前記印刷装置へ出力するとともに、前記印刷データに含まれる印刷モード情報を前記監視部へ出力する出力部と、を備え、
    前記監視部は、前記出力部が前記印刷データを前記印刷装置へ出力した場合に少なくとも前記印刷装置が前記印刷データに基づく処理を実行している期間はまたは前記印刷装置が前記印刷データに基づく処理を完了するまでの期間は前記印刷装置からのステータス情報の出力が前記印刷モードに対応したポーリング間隔となるように、前記ステータス情報の出力を前記印刷装置に対して要求することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記監視部は、前記印刷モードが前記印刷装置に第1の印刷処理を実行させる第1の印刷モードであった場合には、前記印刷モードが前記印刷装置に前記第1の印刷モードよりも低速で印刷処理を実行させる第2の印刷モードであった場合よりも、前記ポーリング間隔を短く設定することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
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