JP5946750B2 - 射出成形機、および射出成形方法 - Google Patents

射出成形機、および射出成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、射出成形機、および射出成形方法に関する。
射出成形機は、内部に成形材料(例えば樹脂ペレット)が供給されるシリンダと、シリンダ内に回転自在に且つ進退自在に配設されるスクリュと、シリンダの外周を囲むバンドヒータとを備える(例えば、特許文献1参照)。スクリュに形成される螺旋状の溝内に供給された樹脂は、スクリュの回転に伴って前方に送られると共に、シリンダからの熱等によって徐々に溶融される。溶融された樹脂がスクリュの前方に送られ、シリンダ前部に蓄積されるにつれ、スクリュが後退させられる。その後、スクリュが前進させられると、スクリュの前方に蓄積された溶融樹脂は、シリンダの前端に設けられる射出ノズルから射出され、金型装置のキャビティ空間に充填される。充填された溶融樹脂を固化させることによって成形品が得られる。
特開2009−137083号公報
熱源であるバンドヒータと、成形材料との間にシリンダが存在し、成形材料の加熱効率が悪かった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、成形材料の加熱効率の良い射出成形機の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様による射出成形機は、
内部に成形材料が供給されるシリンダを備え、
前記シリンダには、前記成形材料を加熱する熱媒体を前記シリンダ内に供給する供給部が設けられ
前記シリンダの内壁における前記熱媒体の供給口は、前記シリンダ内に配設されるスクリュの軸方向に細長い形状であるか、または、前記スクリュの軸方向に対して斜めの方向に細長い形状であり、
前記供給口の長さは、前記スクリュのフライトのピッチよりも長い
本発明によれば、成形材料の加熱効率の良い射出成形機が得られる。
本発明の第1実施形態の射出成形機を示す図である。 本発明の第1実施形態の射出成形機におけるシリンダの断面図である。 本発明の第1実施形態の射出成形機におけるシリンダ内壁に形成される熱媒体の供給口を示す図である。 本発明の第2実施形態の射出成形機を示す図である。 本発明の第3実施形態の射出成形機を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。以下、樹脂の射出方向を前方とし、樹脂の射出方向とは反対方向を後方として説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態の射出成形機を示す図である。図1において、図2に示すノズルブロック21の図示を省略する。図2は、本発明の第1実施形態の射出成形機におけるシリンダの断面図であって、シリンダの軸方向と垂直な断面図である。図2において、説明の都合上、図1に示すフライト16の図示を省略する。図3は、本発明の第1実施形態の射出成形機におけるシリンダ内壁に形成される熱媒体の供給口を示す図である。
射出成形機10は、内部に成形材料(例えば樹脂ペレット)が供給されるシリンダ11と、シリンダ11の前端に設けられる射出ノズル12と、シリンダ11内に回転自在に且つ進退自在に配設されたスクリュ13と、シリンダ11の後方に配設される駆動装置14とを備える。駆動装置14は、スクリュ13を回転させる計量モータ、およびスクリュ13を進退させる射出モータを含む。
スクリュ13は、シリンダ11内に回転自在に且つ進退自在に配設される。スクリュ13は、シリンダ11と同軸的に配設される回転軸15と、回転軸15の周りに螺旋状に設けられるフライト16とを有し、フライト16に沿って螺旋状の溝17が形成される。スクリュ13が回転すると、フライト16が動き、溝17内に供給された樹脂が前方に送られる。
スクリュ13は、軸方向に沿って後方(ホッパ19側)から前方(射出ノズル12側)にかけて、供給部13a、圧縮部13b、計量部13cとして区別される。供給部13aは、樹脂を受け取り前方に送る部分である。圧縮部13bは、供給された樹脂を圧縮しながら溶融する部分である。計量部13cは、溶融した樹脂を一定量づつ計量する部分である。スクリュ13の溝17の深さは、供給部13aで深く、計量部13cで浅く、圧縮部13bにおいて前方に向かうほど浅くなっている。
尚、スクリュ13の構成は特に限定されない。例えばスクリュ13の溝17の深さは、一定でもよく、スクリュ圧縮比が一定でもよい。
シリンダ11の後部には、成形材料供給口としての樹脂供給口18が形成され、樹脂供給口18を介してホッパ19からシリンダ11内に樹脂が供給される。樹脂供給口18付近で樹脂が溶融しないように、シリンダ11の後部を冷却する冷却器20が設けられる。冷却器20としては、例えば水冷ジャケットが用いられる。
なお、本実施形態では、シリンダ11内に樹脂を供給するため、シリンダ11の後部にホッパ19が設けられるが、ホッパ19の代わりに、樹脂の供給量を調整できる材料供給装置が設けられてもよい。
次に、射出成形機の動作について説明する。
計量モータを駆動して、スクリュ13を回転させると、樹脂供給口18からシリンダ11内に供給された樹脂が前方に送られると共に、溶融される。溶融された樹脂がスクリュ13の前方に送られ、シリンダ前部に蓄積されるにつれ、スクリュ13が後退させられる。スクリュ13の前方に所定量の樹脂が蓄積されると、スクリュ13の回転が停止される。
次いで、射出モータを駆動して、スクリュ13を前進させると、スクリュ13の前方に蓄積された溶融樹脂は、射出ノズル12から射出され、金型装置のキャビティ空間に充填される。充填された溶融樹脂を固化させることによって成形品が得られる。
次に、シリンダ11内の樹脂の加熱について説明する。
図1に示すように、シリンダ11内の樹脂の加熱効率を向上するため、シリンダ11には、樹脂を加熱する熱媒体を、シリンダ11内に供給する供給部としてのノズル部31が設けられる。ノズル部31がシリンダ11内に供給する熱媒体は、気体、液体のいずれの状態でもよく、気体と液体とが混在した状態でもよい。熱媒体がシリンダ11内で樹脂と直接接触するので、樹脂の加熱効率が良い。樹脂の加熱効率が良いので、樹脂のシリンダ軸方向における温度勾配が急になり、シリンダ11の全長の短縮が可能である。また、熱媒体がシリンダ11内で樹脂と直接接触するので、樹脂の温度制御が容易であり、樹脂の温度が安定化するまでの時間が短く、樹脂の熱劣化を抑制することができる。また、熱媒体は、樹脂の溶融時に生じるガスを、シリンダ11の外に搬送する役割を果たす。
シリンダ11内に供給された熱媒体は、シリンダ11の内壁と、スクリュ13の表面との両方に接触し、シリンダ11とスクリュ13とを略同時に加熱する。そのため、シリンダ11の内壁とスクリュ13のフライト16との間のギャップが変動しにくく、シリンダ11からのスクリュ13の抜き差しが容易である。また、シリンダ11からのスクリュ13の抜き差し時に、シリンダ11の内径を大きくするための、シリンダ11の加熱が不要になる。
ノズル部31は、例えば図2に示すように、シリンダ11およびノズルブロック21に連続的に形成される開口部として設けられる。ノズルブロック21は、シリンダ11に固定されている。なお、ノズルブロック21はなくてもよく、ノズル部31はシリンダ11に形成される開口部として設けられてもよい。
なお、本実施形態のノズル部31は、シリンダ11などに形成される開口部として設けられるが、シリンダ11などとは別に筒状に形成され、シリンダ11などに形成される孔に挿着されてもよい。
ノズル部31の位置は特に限定されないが、加熱効率を高めるため、冷却器20よりも前方にノズル部31が設けられてよい。また、ノズル部31は、樹脂の溶融開始位置よりも後方に設けられてよい。樹脂の溶融開始位置よりも後方では、樹脂が溶けていないので、樹脂の隙間を熱媒体が流動しやすい。
ノズル部31の供給口(噴出口)32は、シリンダ11の内壁に形成される。ノズル部31の供給口32は、図1〜図3に示すようにスクリュ13の軸方向に細長い形状であってよい。ノズル部31から溝17内に供給された熱媒体の流れが幅広の流れとなり、溝17内において渦流の生じうるスペースが小さくなる。そのため、熱媒体がフライト16に沿って流れやすい。
なお、本実施形態のノズル部31の供給口32は、スクリュ13の軸方向に細長い形状であるが、スクリュ13の軸方向に対して斜めの方向に細長い形状でもよい。例えば、ノズル部31の供給口32は、螺旋状のフライト16に対して垂直な方向に細長い形状でもよい。熱媒体が、フライト16に沿って流れやすい。また、ノズル部31の供給口32の形状は、特に限定されず、例えば長方形状、楕円状などでもよい。
供給口32のスクリュ軸方向における長さL(図1参照)は、フライト16のスクリュ軸方向におけるピッチP(図1参照)よりも長くてよい。シリンダ11に対するスクリュ13の位置に関係なく、ノズル部31から溝17内に供給された熱媒体の主流の幅が、溝17のスクリュ軸方向における溝幅W(図1参照)の半分以上になるので、溝17内で渦流が生じにくい。
ノズル部31の中心線Cは、図2に示すように断面視で、スクリュ13の回転軸15からずれていてよい。ノズル部31から噴出した熱媒体が、回転軸15で2つの流れに分かれにくく、螺旋状のフライト16に沿って一方向に流れやすい。
ノズル部31の中心線Cは、図2に示すように断面視で、シリンダ11の内壁と接しておらず、シリンダ11の内壁と2回交わっていてよい。ノズル部31から噴出した熱媒体が、シリンダ11の内壁と、スクリュ13のフライト16との間の僅かな隙間に入り込みにくく、螺旋状のフライト16に沿って一方向に流れやすい。
ノズル部31から噴出される熱媒体の温度は、ノズル部31が溶融した樹脂で詰まらないように、樹脂の溶融温度よりも低いことが好ましい。この場合、熱媒体と、後述のヒータHとの組合せで、樹脂を溶融させる。
シリンダ11には、図1に示すように、シリンダ11内の熱媒体を排出する排出部としての排出孔33が設けられる。シリンダ11内から排出される熱媒体は、気体、液体のいずれの状態でもよく、気体と液体とが混在した状態でもよい。
排出孔33の位置は特に限定されないが、シリンダ11内で熱媒体が流動しやすいように、シリンダ11における樹脂の溶融開始位置よりも後方に排出孔33が設けられてよい。
排出孔33およびノズル部31の両方が、シリンダ11における樹脂の溶融開始位置よりも後方に設けられる場合、シリンダ11における樹脂の溶融開始位置よりも前方に、シリンダ11を加熱するヒータHが設けられてよい。ヒータHはシリンダ11の外周を囲み、シリンダ11を加熱することで、シリンダ11内の樹脂を加熱する。
排出孔33は、ノズル部31よりも後方に設けられてよい。ノズル部31から噴出した熱媒体は、後方に流れると共に、樹脂やシリンダ11、スクリュ13などに熱を奪われ、徐々に冷却される。後方に行くほど、シリンダ11の温度が低くなりやすく、冷却器20に吸収される無駄な熱が少なく、熱効率が良い。
排出孔33は、加熱効率を高めるため、冷却器20よりも前方に設けられてよい。熱媒体は、シリンダ11の後部とほとんど接触せずに、シリンダ11の外部に排出される。シリンダ11の後部の温度が低くなりやすく、冷却器20に吸収される無駄な熱が少なく、熱効率が良い。
排出孔33から排出された熱媒体は、回収タンク45に回収され、回収タンク45で冷却される。回収タンク45に蓄えられた熱媒体(例えば液体の水)は、熱媒体を加熱する加熱器(例えば水蒸気発生器41)に送られ、加熱器で再加熱されてよい。
ノズル部31は、樹脂を加熱する熱媒体として、過熱水蒸気をシリンダ11内に供給してよい。過熱水蒸気は、飽和水蒸気を加熱したものであり、乾燥しているため、樹脂を乾燥することができる。また、過熱水蒸気は、ほとんど酸素ガスを含まないため、樹脂の酸化を抑制することができる。
過熱水蒸気は、水蒸気発生器41で水を加熱して発生させた水蒸気を、過熱水蒸気発生器42でさらに加熱して生成される。生成された過熱水蒸気は、ノズル部31を介してシリンダ11内に供給される。シリンダ11内の気圧は、本実施形態では大気圧であるが、大気圧よりも低くてもよいし、大気圧よりも高くてもよい。
水蒸気発生器41は、例えばボイラーなどで構成され、液体の水を加熱して水蒸気を生成する。水蒸気発生器41は、射出成形機10の一部として設けられてもよいし、射出成形機10とは別に設けられてもよく、例えば成形品の製造工場の設備として設けられてもよい。水蒸気発生器41と、過熱水蒸気発生器42とを接続する配管の途中には、例えば減圧弁43や流量調整弁44などが設けられてよい。
過熱水蒸気発生器42は、水蒸気発生器41で生成した水蒸気をヒータなどで加熱して過熱水蒸気を生成する。過熱水蒸気発生器42は、射出成形機10に備えられてよい。
過熱水蒸気の少なくとも一部は、シリンダ11内で気体から液体に相変化してもよい。気体が凝縮して液体になるときに放出する凝縮熱で樹脂が加熱される。水の凝縮熱は大きいので、熱伝達の効率が良い。凝縮熱伝達は、気体の温度が凝縮点付近の位置で生じる。
なお、本実施形態ではシリンダ11の軸方向は水平であるが、過熱水蒸気の少なくとも一部がシリンダ11内で気体から液体に相変化する場合、シリンダ11の軸方向は水平方向に対して斜めであってよく、ノズル部31よりも後方の排出孔33がノズル部31よりも下方に位置してよい。シリンダ11内の液体の水が排出孔33から排出されやすく、シリンダ11内に液体の水が溜まりにくい。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、シリンダ11内から排出された高温の熱媒体は、回収タンク45に回収され、回収タンク45で冷却される。
これに対し、本実施形態では、熱効率の向上のため、シリンダ11内から排出された熱媒体の少なくとも一部を、熱媒体を加熱する加熱器に戻す環流部が設けられる点で相違する。以下、相違点について主に説明する。
図4は、本発明の第2実施形態の射出成形機を示す図である。図4に示すように、射出成形機110は、シリンダ11内から排出された熱媒体の少なくとも一部を、加熱器としての過熱水蒸気発生器42に戻すエゼクタ50を備えてよい。エゼクタ50が環流部に相当する。エゼクタ50は、シリンダ11内から排出された熱媒体の少なくとも一部を、室温よりも高温の状態で、過熱水蒸気発生器42に戻してよい。
エゼクタ50は、エゼクタノズル51と、吸引室52と、ディフューザー53とを備える。エゼクタノズル51は、水蒸気発生器41から供給される水蒸気を吸引室52内で噴出することで、シリンダ11内から吸引室52に水蒸気を吸引する吸引力を発生させる。吸引室53に吸引された水蒸気の少なくとも一部は、エゼクタノズル51から噴出された水蒸気と共に、ディフューザー53を介して過熱水蒸気発生器42に戻され、過熱水蒸気発生器42で再加熱された後、ノズル部31を介してシリンダ11内に供給される。
ところで、ノズル部31からシリンダ11内に供給される過熱水蒸気の一部がシリンダ11内で気体から液体に相変化する場合、排出孔33から排出される熱媒体は、水蒸気と、液体の水の両方を含む。
吸引室52は、シリンダ11内の水蒸気を吸引するとき、水蒸気と共に、液体の水を吸引する。よって、液体の水がシリンダ11内で溜まりにくい。
吸引室52は、液体の水を排出する排出口を備えてよい。排出口から排出された液体の水は、水蒸気と共に、回収タンク45に送られ、回収タンク45で冷却される。
シリンダ11内から吸引室52に吸引された水蒸気のうち、大部分が過熱水蒸気発生器42に戻され、残部が回収タンク45に送られる。
なお、本実施形態のエゼクタ50は、室温よりも高温の温水を回収タンク45に送るが、水蒸気発生器41に送ってもよい。水蒸気発生器41が温水を加熱して水蒸気を生成するので、熱効率がさらに高くなる。
また、本実施形態では、環流部として、エゼクタ50が用いられるが、環流部の構成は特に限定されない。例えば、例えば、環流部は、シロッコファンなどで構成されてもよい。シロッコファンは、シリンダ11内の水蒸気を吸引し、吸引した水蒸気を、水蒸気発生器41から過熱水蒸気発生器42に水蒸気を供給する流路に送る。
[第3実施形態]
上記第1実施形態では、シリンダ11内から排出された高温の熱媒体は、回収タンク45に回収され、回収タンク45で冷却される。
これに対し、本実施形態では、熱効率の向上のため、シリンダ11内から排出された熱媒体で、シリンダ11内に供給される熱媒体を加熱する熱交換部が設けられる点で相違する。以下、相違点について主に説明する。
図5は、本発明の第3実施形態の射出成形機を示す図である。図5に示すように、射出成形機210は、シリンダ11内から排出された熱媒体で、シリンダ11内に供給する熱媒体を加熱する熱交換部60を備えてよい。シリンダ11内から排出された熱媒体の熱が、樹脂の加熱に寄与するので、熱効率が良く、エネルギーの無駄が削減できる。
熱交換部60は、例えば、水蒸気発生器41で生成した水蒸気を過熱水蒸気発生器42に供給する流路の途中に設けられる第1の熱交換路61と、シリンダ11内から排出された水蒸気など(液体の水を含んでもよい)を回収タンク45に供給する流路の途中に設けられる第2の熱交換路62とで構成される。第1の熱交換路61と、第2の熱交換路62とは隣設され、第2の熱交換路62を流れる水蒸気の熱が、第1の熱交換路61を流れる水蒸気に移動される。シリンダ11内から排出された水蒸気で、シリンダ11内に供給される水蒸気が加熱されるので、熱効率が良い。
なお、本実施形態の熱交換部60は、シリンダ11内から排出された水蒸気で、水蒸気発生器41から過熱水蒸気発生器42に供給される水蒸気を加熱するものであるが、水蒸気発生器41内の液体の水を加熱するものでもよい。
また、本実施形態の熱交換部60と、上記第2実施形態の環流部70とを組み合わせて用いることも可能である。例えば、環流部は、シリンダ11内から排出された熱媒体の一部を加熱器に戻し、熱交換部は、シリンダ11内から排出された熱媒体の残部で、シリンダ11内に供給する熱媒体を加熱してよい。
以上、射出成形機の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内で、種々の変形、改良が可能である。
例えば、上記実施形態のノズル部31は、樹脂を加熱する熱媒体として過熱水蒸気をシリンダ11内に供給するが、熱媒体の種類は、樹脂の種類に応じて適宜選択されてよい。例えば、樹脂が水で劣化する場合、窒素ガスやアルゴンガスなどの不活性ガスが用いられてよい。
また、上記実施形態のノズル部31は、シリンダ11内で少なくとも一部が気体から液体に相変化する熱媒体として、過熱水蒸気をシリンダ11内に供給するが、過熱水蒸気の代わりに、例えばハロゲン系化合物のガス、イオン性化合物のガス、グリコール系化合物のガスなどをシリンダ11内に供給してもよい。これらのガスは、シリンダ11内で少なくとも一部が気体から液体に相変化しうる。
また、上記実施形態のノズル部31は、樹脂を加熱する熱媒体をシリンダ11内に供給するが、メンテナンスなどのため、シリンダ11を冷却する場合、シリンダ11を冷却する冷媒をシリンダ11内に供給してもよい。
また、上記実施形態のノズル部31は、スクリュ・インライン方式の射出装置のシリンダ11に設けられるが、スクリュ・プリプラ方式の射出装置のシリンダに設けられてもよい。スクリュ・プリプラ方式の射出装置は、可塑化シリンダ内で溶融された樹脂を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に溶融樹脂を射出する。スクリュ・プリプラ方式の場合、ノズル部31は、可塑化シリンダ、射出シリンダのいずれに設けてもよく、両方に設けてもよい。スクリュ・プリプラ方式の場合、ノズル部31は、ガスが流動しやすい可塑化シリンダに設けることが好ましい。
また、上記実施形態のノズル部31および排出孔33は、それぞれ1つずつシリンダ11に設けられるが、ノズル部31の設置数は複数でもよく、また、排出孔33の設置数は複数でもよい。
10 射出成形機
11 シリンダ
12 射出ノズル
13 スクリュ
15 スクリュの回転軸
16 スクリュのフライト
17 スクリュの溝
19 ホッパ
20 冷却器
31 ノズル部(供給部)
32 ノズル部の供給口(供給部の供給口)
33 排出孔(排出部)
41 水蒸気発生器
42 過熱水蒸気発生器

Claims (8)

  1. 内部に成形材料が供給されるシリンダを備え、
    前記シリンダには、前記成形材料を加熱する熱媒体を前記シリンダ内に供給する供給部が設けられ
    前記シリンダの内壁における前記熱媒体の供給口は、前記シリンダ内に配設されるスクリュの軸方向に細長い形状であるか、または、前記スクリュの軸方向に対して斜めの方向に細長い形状であり、
    前記供給口の長さは、前記スクリュのフライトのピッチよりも長い、射出成形機。
  2. 前記供給部は、前記成形材料を加熱する熱媒体として、過熱水蒸気を前記シリンダ内に供給する、請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記供給部は、前記シリンダ内で少なくとも一部が気体から液体に相変化する熱媒体を前記シリンダ内に供給する、請求項1または2に記載の射出成形機。
  4. 前記シリンダには、前記シリンダ内の熱媒体を排出する排出部が設けられる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の射出成形機。
  5. 前記排出部は、前記シリンダの後部を冷却する冷却器よりも前方に設けられる、請求項4に記載の射出成形機。
  6. 前記シリンダ内から排出された熱媒体の少なくとも一部を、前記シリンダ内に供給される熱媒体を加熱する加熱器に戻す環流部を備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の射出成形機。
  7. 前記シリンダ内から排出された熱媒体で、前記シリンダ内に供給される熱媒体を加熱する熱交換部を備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の射出成形機。
  8. シリンダ内で成形材料を加熱する工程を有し、
    前記成形材料を加熱する熱媒体を前記シリンダ内に供給し、
    前記シリンダの内壁における前記熱媒体の供給口は、前記シリンダ内に配設されるスクリュの軸方向に細長い形状であるか、または、前記スクリュの軸方向に対して斜めの方向に細長い形状であり、
    前記供給口の長さは、前記スクリュのフライトのピッチよりも長い、射出成形方法。
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