JP5940822B2 - 巻線素子 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺な導体を巻き回した巻線素子に関し、特に、複数の部材から成るコアを備える場合に、昇温に伴う振動の増大を抑制することができる巻線素子に関する。
長尺な導体を巻き回した巻線素子には、回路にリアクタンスを導入することを目的としたリアクトル(コイル)や、電磁誘導を利用することによって複数の巻線(コイル)間でエネルギーの伝達を行うトランス(変成器、変圧器)等が知られている。このリアクトルは、例えば、力率改善回路における高調波電流の防止、電流型インバータやチョッパ制御における電流脈動の平滑化およびコンバータにおける直流電圧の昇圧等の様々な電気回路や電子回路等に用いられている。また、トランスは、電圧変換やインピーダンス整合や電流検出等を行うために、様々な電気回路や電子回路等に用いられている。
このような巻線素子は、通常、コイルと、前記コイルに通電した場合に生じる磁束を通すコアとを備えている。ここで、コアが複数の部材から構成されている場合では、コイルに交流電力を通電すると磁場が生じ、コアの複数の部材間に吸引電磁力が作用する。このため、巻線素子では、前記吸引電磁力によりコアが振動してしまい、騒音が発生してしまう。特に、コアの各部材における寸法公差(製造公差)により、各部材間の当接面で片当たりが生じる場合があり、このような場合では、大きな振動が生じ易い。このため、前記寸法公差を低減し前記片当たりを低減するために、各部材の当接面を切削加工する等の表面処理を行う方法が考えられる。しかしながら、このような表面処理を行うと、工数の増加やコストアップに繋がってしまう。
一方、このようなリアクトルに生じる振動の対策として、例えば特許文献1に開示の技術がある。この特許文献1では、少なくとも1以上のギャップ板を介して複数の磁性を有する第1のコアが繋げられてコアユニットが形成され、2つの該コアユニットが所定の離間を置いて対向配置されており、前記離間に2つの磁性を有する第2のコアが配設されて平面視が略環状のリアクトルコアが形成されており、第2のコアの端面とコアユニットとが縁切りされ、縁切りされた第2のコアの端面とコアユニットとの間に接着剤層が介装され、ギャップ板と第1のコアとの間に接着剤層が介装されている。そして、前記各接着剤層には、エポキシ樹脂系接着剤が使用される(特許文献1の[0030]段落参照)。特許文献1によれば、上記構成のリアクトルコアは、前記各接着剤層によって、部材の寸法公差を組み付け時に容易に吸収しながら所期のインダクタンスを得ることができ、電流印加時に生じる振動を従来リアクトルに比して格段に低減させることができる、と記載されている(特許文献1の[0042]段落参照)。
特開2008−263062号公報
ところで、巻線素子は、一般に、コイルに通電するとコイルが発熱し、温度が上昇(昇温)する。前記特許文献1では、前記各接着剤層は、樹脂であるため、この昇温に伴いそのヤング率が低下してしまう虞がある。この結果、巻線素子全体の剛性が低下し、振動が増大する虞がある。
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、複数の部材から成るコアを備えた巻線素子において、昇温に伴う振動の増大を抑制することができる巻線素子を提供することである。
本発明者は、種々検討した結果、上記目的は、以下の本発明により達成されることを見出した。すなわち、本発明の一態様にかかる巻線素子は、コイルと、前記コイルによって生じた磁束を通すコアとを備えた巻線素子であって、前記コイルは、長尺な導体部材を巻回することによって構成され、前記コアは、複数の部材から成り、前記複数の部材間には、第1樹脂層が介装され、前記第1樹脂層は、常温より高い高温の場合の損失係数が前記常温の場合の損失係数よりも大きい樹脂材料で形成され、前記第2樹脂層は、そのヤング率をE[GPa]とし、その損失係数をtanδとする場合に、損失係数tanδが、E≧0.2の領域では境界線tanδ=0.0706×E 0.8934 以上であり、0.2>E>0.04の領域では境界線tanδ=0.017以上であり、0.04≧Eの領域では境界線tanδ=0.0009×E −0.9097 以上である樹脂材料で形成されることを特徴とする。
このような構成の巻線素子では、コアにおける複数の部材間に第1樹脂層が介装されているので、各部材の寸法公差を第1樹脂層で吸収することができる。そして、上記構成の巻線素子では、第1樹脂層は、振動減衰の程度を表す損失係数(ロスファクター)において、高温の場合のその値が常温(室温、20℃)の場合のその値よりも大きいので、巻線素子の昇温に伴いヤング率が低下しても損失係数が増大するから、昇温に伴う振動の増大を抑制することができる。
なお、前記特許文献1は、その[0030]段落に接着剤層としてエポキシ樹脂系接着剤を使用するとの記載があるだけで、損失係数に関する記載は、無く、さらに、その示唆もない。
そして、このような構成の巻線素子は、損失係数tanδをヤング率Eに応じて適正化しているので、好適に、昇温に伴う振動の増大を抑制することができる。
また、他の一態様では、上述の巻線素子において、前記コアは、締結部材によって互いに締結固定された第1および第2コア部材を備え、前記第1樹脂層は、前記第1コア部材と前記第2コア部材との間に配置され、前記第1および第2コア部材は、それぞれ、円板形状を有する円板部と、前記円板部の外周から前記円板部の軸方向に突設された円筒部と、前記締結部材を挿通できるように、前記円板部の略中心に前記円板部の軸方向に沿って貫通形成された締結部材用貫通孔とを備え、前記第1および第2コア部材の円筒部の端面同士が、前記コイルを内部に収容するための空間を形成するように重ね合わされ、前記第1樹脂層は、前記第1および第2コア部材の円筒部の端面同士間に配置されていることを特徴とする。
また、他の一態様では、上述の巻線素子において、前記コアは、前記コイルを収納するように形成され、前記コイルの芯部内に配置され、前記コアの内側上面に第2樹脂層を介して当接するとともに前記コアの内側下面に第3樹脂層を介して当接するスペーサ部材をさらに備え、前記第2および第3樹脂層は、それぞれ、常温より高い高温の場合の損失係数が前記常温の場合の損失係数よりも大きい樹脂材料で形成されることを特徴とする。
このような構成の巻線素子では、コアの内側上下面とスペーサ部材との各間に第2および第3樹脂層がそれぞれ介装されているので、コアおよびスペーサ部材の各寸法公差を第2および第3樹脂層で吸収することができる。そして、上記構成の巻線素子では、第2および第3樹脂層は、それぞれ、高温の損失係数が常温の場合のその値よりも大きいので、巻線素子の昇温に伴いヤング率が低下しても損失係数が増大するから、昇温に伴う振動の増大を抑制することができる。
また、他の一態様では、上述の巻線素子において、好ましくは、前記第2樹脂層は、そのヤング率をE[GPa]とし、その損失係数をtanδとする場合に、損失係数tanδが、E≧0.2の領域では境界線tanδ=0.0706×E0.8934以上であり、0.2>E>0.04の領域では境界線tanδ=0.017以上であり、0.04≧Eの領域では境界線tanδ=0.0009×E−0.9097以上である樹脂材料で形成されることを特徴とする。
このような構成の巻線素子は、損失係数tanδをヤング率Eに応じて適正化しているので、好適に、昇温に伴う振動の増大を抑制することができる。
また、他の一態様では、これら上述の巻線素子において、好ましくは、前記第3樹脂層は、そのヤング率をE[GPa]とし、その損失係数をtanδとする場合に、損失係数tanδが、E≧0.2の領域では境界線tanδ=0.0706×E0.8934以上であり、0.2>E>0.04の領域では境界線tanδ=0.017以上であり、0.04≧Eの領域では境界線tanδ=0.0009×E−0.9097以上である樹脂材料で形成されることを特徴とする。
このような構成の巻線素子は、損失係数tanδをヤング率Eに応じて適正化しているので、好適に、昇温に伴う振動の増大を抑制することができる。
本発明にかかる巻線素子は、複数の部材から成るコアを備えた巻線素子であって、昇温に伴う振動の増大を抑制することができる。
実施形態における巻線素子の外観を示す斜視図である。 実施形態における巻線素子の構成を示す断面図である。 実施形態の巻線素子におけるコイルおよびコアの各構成を示す斜視図である。 シミュレーションによる樹脂のヤング率と損失係数との関係を示す図である。 樹脂層の損失係数をシミュレーションする場合に用いた解析モデルを示す図である。 巻線素子の変形モードを説明するための図である。 各樹脂層を形成する樹脂材料の温度依存性を示す図である。 実勢例1および比較例1の樹脂材料によって形成された樹脂層を備える巻線素子をシミュレーションする場合に用いた解析モデルを示す図である。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。また、本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
(実施形態)
図1は、実施形態における巻線素子の外観を示す斜視図である。図2は、実施形態における巻線素子の構成を示す断面図である。図3は、実施形態の巻線素子におけるコイルおよびコアの各構成を示す斜視図である。図3(A)は、コイルを示し、図3(B)は、コアを示す。
実施形態における巻線素子Dは、例えば、図1および図2に示すように、1個のコイル1と、コア2とを備え、さらに、本実施形態では、一対の第1および第2端子部3(3−1、3−2)と、締結部材4と、スペーサ部材5と、第1樹脂層6と、第2樹脂層7−1と、第3樹脂層7−2とを備え、例えばリアクトルとして機能するものである。なお、巻線素子Dは、複数のコイルを備えた多相用のリアクトルであってもよく、また、複数のコイルを備えたトランスであってもよい。このように巻線素子のコイル1は、1または複数であってよい。
コイル1は、絶縁状態で長尺の導体部材を所定の回数だけ巻き回したものであり、通電することによって、磁場を発生するものである。コイル1は、例えば断面丸形(○形)や断面矩形(□形)等の絶縁被覆した長尺な導体部材を巻回することによって構成されてもよいが、本実施形態では、いわゆる渦電流損失を低減する観点から、コイル1は、図3(A)に示すように、帯状の導体部材を、例えば絶縁被覆や絶縁シートを挟み込むこと等によって絶縁状態で、該導体部材の幅方向がコイル1の軸AX方向に沿うように、巻回することによって構成され、いわゆるフラットワイズ巻線構造のフラットワイズ型コイルである。
なお、帯状とは、導体部材の厚さ(径方向の長さ)Ctよりも幅(軸方向の長さ)Cwの方が大きい場合をいい、すなわち、幅Cwと厚さCtとの間に、Cw>Ct(Cw/Ct>1)の関係が成り立つ。
そして、コイル1の両端には、一対の第1および第2端子部(口出配線、引出配線、電極線)3(3−1、3−2)が備えられている。これら第1および第2端子部3−1、3−2は、外部の回路とコイル1(前記導体部材)とを電気的に接続するための端子である。これら第1および第2端子部3−1、3−2は、導体線材を例えば溶接や半田付け等で前記導体部材の両端部に取り付けることによって形成されてもよいが、本実施形態では、外力や加熱による剥離を防止し、より高い信頼性を確保するために、例えば、本実施形態では、これら第1および第2端子部3−1、3−2は、コイル1(前記導体部材)の端部を折り曲げることによって、コイル1の軸方向に直交する平面に交差する方向に引き出された部分である(例えば特開2011−205056号公報参照)。そして、これら第1および第2端子部3−1、3−2は、サイズを低減するとともに電気抵抗を低減する観点から、その軸方向に沿う折り曲げ線で折り曲げることによって多重構造とされている。例えば、第1および第2端子部3−1、3−2は、4層構造にされている。
コア2は、コイル1に通電した場合にコイル1に生じる磁場による磁束を通す部材であり、磁気的に(例えば透磁率が)等方性を有している。コア2は、複数のコア部材から成り、例えば、図1、図2および図3(B)に示すように、第1および第2端子部3−1、3−2を挿通するための、内外を連通する第1および第2端子部用貫通孔が一方のコア部材に設けられている点を除き、同一の構成を有する第1および第2コア部材21、22を備える。第1および第2コア部材21、22は、それぞれ、例えば円板形状を有する円板部211、221の板面に、該円板部211、221と同径の外周面を有する円筒部212、222が連続して成る。図1に示す例では、第1コア部材21の円板部211に、第1および第2端子部3−1、3−2のコイル1からの引出方向に沿った方向(本実施形態では該円板部211をコイル1の軸方向)で貫通するように第1および前記第2端子部用貫通孔(図3(B)では不図示)が形成されている。そして、第1および第2コア部材21、22の各円板部211、221の略中央(中心)には、それぞれ、締結部材4を挿通するための第1および第2締結部材用貫通孔214、224が軸方向に沿って貫通形成されている。
コア2は、このような構成を有する第1および第2コア部材21、22が互いに前記各円筒部212、222の端面同士で第1樹脂層6を介して重ね合わせられることによって、形成され、コア2内には、コイル1を内部に収容するための空間が形成され、そして、第1および第2締結部材用貫通孔214、224が互いに通じることによって、コア2の一方面から他方面へ通じる、締結部材4を挿通するための締結部材用貫通孔が形成される。
このような第1および第2コア部材21、22は、所定の磁気特性を有する。第1および第2コア部材21、22は、低コスト化の観点から、同一材料であることが好ましい。第1および第2コア部材21、22は、表面絶縁処理された純鉄であってよいが、本実施形態では、例えば、所望の磁気特性(比較的高い透磁率)の実現容易性および所望の形状の成形容易性の観点から、軟磁性体粉末を成形したものであることが好ましい。また、第1および第2コア部材21、22は、製造が可能であれば積層鋼板であってもよい。
この軟磁性粉末は、強磁性の金属粉末であり、より具体的には、例えば、純鉄粉、鉄基合金粉末(Fe−Al合金、Fe−Si合金、センダスト、パーマロイ等)およびアモルファス粉末、さらには、表面にリン酸系化成皮膜などの電気絶縁皮膜が形成された鉄粉等が挙げられる。これら軟磁性粉末は、例えば、アトマイズ法等によって製造することができる。また、一般に、透磁率が同一である場合に飽和磁束密度が大きいので、軟磁性粉末は、例えば上記純鉄粉、鉄基合金粉末およびアモルファス粉末等の金属材料であることが好ましい。このような第1および第2コア部材21、22は、例えば、公知の常套手段を用いて軟磁性粉末を圧粉成形することによって形成することができる。
また、本実施形態では、第1および第2コア部材21、22には、前記互いに重ね合わされる円筒部212、222の各端面に、位置決めを行うための凸部215、225が設けられ、この凸部215、225に応じた凹部216、226が設けられている。なお、このような凸部215、225および凹部216、226は、無くてもよい。例えば、図3(B)に示すように、第1および第2コア部材21、22における円筒部212、222の各端面には、略円柱形状の第1および第2凸部215−1、215−2;225−1、225−2が180゜の間隔(互いに対向する位置)で設けられ、このような略円柱形状の第1および第2凸部215−1、215−2;225−1、225−2がはまり込むような略円柱形状の第1および第2凹部216−1、216−2;226−1、226−2が180゜の間隔(互いに対向する位置)で設けられている。そして、これら第1および第2凸部215−1、215−2;225−1、225−2ならびに第1および第2凹部216−1、216−2;226−1、226−2は、それぞれ、90゜間隔で設けられている。なお、図3(B)には、第1および第2コア部材21、22の一方が示されている(前記第1および第2端子部用貫通孔は不図示)。このような位置決めの凸部215、225を円筒部212、222の各端面にさらに備えることによって第1および第2コア部材21、22をより確実に突き合わせることができる。
また、本実施形態では、図2および図3(B)に示すように、コイル1をコア2内に収容した場合にコア2におけるコイル1の空芯部Sに面する箇所に、この空芯部Sに入り込む第1および第2突起部213、223が形成されている。より具体的には、コイル1をコア2内に収容した場合に第1コア部材21の内側底面におけるコイル1の空芯部Sに面する箇所に、この空芯部Sに入り込む円錐台形状の第1突起部213が形成されており、コイル1をコア2内に収容した場合に第2コア部材22の内側底面におけるコイル1の空芯部Sに面する箇所に、この空芯部Sに入り込む円錐台形状の第2突起部223が形成されている。このような第1および第2突起部213、223を形成することにより、巻線素子Dのインダクタンスをさらに向上させることができる。また、各突起部213、223間におけるギャップ長を調整することにより、巻線素子Dのインダクタンス値を調整することができる。また、第1および第2突起部213、223は、インダクタンス特性を制御するために任意の形状とすることが可能であり、円錐台形状に限定されるものではなく、例えば、円柱状であってもよい。
そして、本実施形態では、巻線素子Dは、コイル1の軸芯部内に配置され、コイル1の軸芯における一方端部に対向するコア2の内側上面に第2樹脂層7−1を介して当接するとともに、コイル1の軸芯における他方端部に対向するコア2の内側下面に第3樹脂層7−2を介して当接するスペーサ部材5をさらに備えている。図2に示す例では、コア2の内側上下面に上述したように第1および第2突起部213、223が形成されているので、スペーサ部材5の一方端面は、第1突起部213の端面に第2樹脂層7−1を介して当接され、その他方端面は、第2突起部223の端面に第3樹脂層7−2を介して当接されている。このように本実施形態の巻線素子Dは、互いに対向する第1および第2突起部213、223の各面間(前記ギャップ)に、スペーサ部材5を備えている。スペーサ部材5は、コイル1の内径(内直径)よりも小さい径(直径)であるリング形状(環形状、ドーナツ形状)である。このようなスペーサ部材5は、例えば、エポキシ系樹脂等の樹脂、アルミナ等のセラミックス、および、ステンレス鋼等の金属等の成型体である。前記樹脂は、比較的剛性の高いものが好ましい。このように本実施形態の巻線素子Dは、互いに対向する第1および第2突起部213、223の各面間(前記ギャップ)に、スペーサ部材5を備えているので、コイル1の軸芯部における両端部に対向するコア2の両部分の振動を抑えることができる。
締結部材4は、複数、本実施形態では第1および第2コア部材21、22を互いに固定するための部材であり、例えば、ボルトおよびナット、あるいは、リベットやクリップ等である。
そして、このような巻線素子Dの製造では、第1および第2端子部3−1、3−2を前記第1および第2端子部用貫通孔から外部に引き出してコア2の内部空間に収納するように、コイル1が第1コア部材21(または第2コア部材22)に配置され、第1および第2突起部213、223の各面間(前記ギャップ)に第2および第3樹脂層7−1、7−2を介装してスペーサ部材5が配置されるように、第1および第2コア部材21、22が、第1樹脂層6を介装して突き合わせられる。そして、前記締結部材用貫通孔に締結部材4が挿通され、第1および第2コア部材21、22が締結部材によって固定される。例えば、締結部材4のボルトが、前記締結部材用貫通孔に挿通され、前記ボルトおよび締結部材4のナットで第1および第2コア部材21、22が互いに締め付けられて固定される。このように本実施形態の巻線素子Dは、コイル1をコア2内に内蔵する、いわゆるポッド型の素子である。
なお、上述では、第1および第2コア部材21、22は、締結部材4によって締結固定されたが、第1ないし第3樹脂層6、7−1、7−2を接着剤で形成することによって、第1および第2コア部材21、22は、接着剤の第1ないし第3樹脂層6、7−1、7−2によって接着固定されてもよい。あるいは、第1および第2コア部材21、22は、締結部材4によって締結固定されるとともに、接着剤の第1ないし第3樹脂層6、7−1、7−2によって接着固定されてもよい。
このように本実施形態の巻線素子Dは、コア2における複数の部材間に、上述では第1および第2コア部材21、22の各当接面間に、第1樹脂層6が介装されているので、各部材の、上述では第1および第2コア部材21、22の寸法公差を第1樹脂層6で吸収することができる。
また、本実施形態の巻線素子Dは、コア2の内側上下面とスペーサ部材5との各間に第2および第3樹脂層7−1、7−2がそれぞれ介装されているので、コア2およびスペーサ部材5の各寸法公差を第2および第3樹脂層7−1、7−2で吸収することができる。
そして、本実施形態の巻線素子Dは、コイル1に通電した場合に生じる昇温に伴う振動の増大を抑制するために、次のように、第1ないし第3樹脂層6、7−1、7−2が適正化されている。
すなわち、第1ないし第3樹脂層6、7−1、7−2は、それぞれ、常温より高い高温の場合の損失係数tanδが前記常温の場合の損失係数tanδよりも大きい樹脂材料で形成される。損失係数tanδの調整は、公知の常套手段によって、例えば、樹脂材料に無機フィラーを混合することによって、実現することができる。なお、樹脂材料は、振動をより低減する観点から、例えば常温で予め規定されている所定の仕様を満たす振動を実現する剛性よりも高い常温で高剛性であることが好ましい。
ここで、高温とは、常温(室温、20℃)よりも高く、電気的な健全性を保証し得る温度以下、例えばコイル1における巻回された互いに隣接する導体部材間やコイル1とコア2との間等の絶縁に用いられる絶縁材料の耐熱温度以下であり、例えば、常温より高く、160℃以下の温度範囲や、常温より高く、150℃以下の温度範囲等である。
図4は、シミュレーションによる樹脂のヤング率と損失係数との関係を示す図である。図4は、横軸が対数目盛であり、両対数グラフであり、その横軸は、GPa単位で表すヤング率Eであり、その縦軸は、損失係数tanδである。図5は、樹脂層の損失係数をシミュレーションする場合に用いた解析モデルを示す図である。図6は、巻線素子の変形モードを説明するための図である。
巻線素子Dは、比較的広い周波数帯域で利用されることから、巻線素子Dが共振した場合(共振状態)でもその振動が抑制されていることが必要である。室温Tcおよび高温Thにおける各損失係数をそれぞれtanδおよびtanδとした場合に、共振状態における昇温に伴う振動レベル(振幅)の変化は、共振倍率(共振ピークの応答倍率)の変化量△Qを用いて次式(1)で表される。
△Q=20×log(tanδ/tanδ) ・・・(1)
ここで、logは、10を底とする常用対数であり、△Qは、dB単位で表されている。
共振倍率の変化量△Qが3dB以上低減(−3dB以下の値(△Q≦−3dB))すれば、振動エネルギーが1/2以下となり、振動が有意に抑制される。この観点から、巻線素子Dの第1ないし第3樹脂層6、7−1、7−2を形成する樹脂について、ヤング率と損失係数との関係を、有限要素法を用いた数値実験(シミュレーション、解析)を行った。図4には、その結果が示されている。
図4において、◇は、試料No.1の結果であり、□は、試料No.2の結果であり、そして、△は、試料No.3の結果である。これら試料No.1〜No.3の諸元は、巻線素子Dの各部の寸法を図5に示すようにLA〜LGとした場合に、表1に示す通りである。すなわち、LAは、第1および第2コア部材21、22における各突起部214、224の半径(ポール半径)であり(図5に示す例では、各突起部214、224は円柱形状である)、LBは、コイル1を収納する空間の径方向に沿った長さ(コイル厚み)であり、LCは、第1および第2コア部材21、22における各円筒部212、222の厚み(ヨーク厚み)であり、LDは、第1および第2コア部材21、22における各円板部211、221の厚み(天板厚み)であり、LEは、第1および第2コア部材21、22における各円筒部212、222の高さ(コイル高さ/2)であり、LFは、第1および第2コア部材21、22における各突起部214、224の高さ(突起高さ)であり、そして、LGは、互いに対向する各突起部214、224の各面間の距離(ギャップ長)である。表1に示す各諸元の巻線素子Dにおいて、第1および第2樹脂層7−1、7−2の厚みは、それぞれ0.2mmであり、その合計は、0.4mmである。
なお、×のminは、E≧0.2の場合において、3dBの振動低減に必要な樹脂の損失係数の最小値であり、*のmin2は、0.2>E>0.04において、損失係数の最小値であり、○のmin3は、0.04≧Eにおいて、損失係数の最小値であり、実線の累乗(min)は、前記×のminを最小二乗法で指数近似した場合の結果であり、実線の累乗(min2)は、前記*のimを最小二乗法で指数近似した場合の結果である。
図4より、各樹脂層6、7−1、7−2を形成する樹脂のヤング率Eが比較的大きい場合では、巻線素子D全体の剛性が高く、前記樹脂の損失係数を大きくする必要がある。また、前記樹脂のヤング率Eが小さくなり過ぎると、巻線素子D全体の歪みに対する各樹脂層6、7−1、7−2の影響が小さくなり、前記樹脂の損失係数を大きくする必要がある。一方、前記樹脂のヤング率Eがこれらの間では、巻線素子D全体の歪みに対する各樹脂層6、7−1、7−2の影響が大きくなり、前記樹脂の損失係数は、小さくてもよい。なお、図2や図5に示す構造の巻線素子Dでは、図6(A)に示す変形モードにおいて、各樹脂層6、7−1、7−2は、巻線素子D全体の歪みに対し、第1および第2コア部材21、22における各当接面での離反が大きく、最も影響する。また、図6(B)に示すような、ずり変形に対しても、各樹脂層6、7−1、7−2は、巻線素子D全体の歪みに対し、大きく影響する。
図4に示すように、今般のシミュレーションの結果から、第1樹脂層6は、そのヤング率をE[GPa]とし、その損失係数をtanδとする場合に、損失係数tanδが、E≧0.2の領域では境界線tanδ=0.0706×E0.8934以上であり、0.2>E>0.04の領域では境界線tanδ=0.017以上であり、0.04≧Eの領域では境界線tanδ=0.0009×E−0.9097以上である樹脂材料で形成されることが好ましい。また、第2樹脂層7−1は、損失係数tanδが、E≧0.2の領域では境界線tanδ=0.0706×E0.8934以上であり、0.2>E>0.04の領域では境界線tanδ=0.017以上であり、0.04≧Eの領域では境界線tanδ=0.0009×E−0.9097以上である樹脂材料で形成されることが好ましい。また、第3樹脂層7−2は、損失係数tanδが、E≧0.2の領域では境界線tanδ=0.0706×E0.8934以上であり、0.2>E>0.04の領域では境界線tanδ=0.017以上であり、0.04≧Eの領域では境界線tanδ=0.0009×E−0.9097以上である樹脂材料で形成されることが好ましい。
なお、上述では、第1ないし第3樹脂層6、7−1、7−2は、同一の材料を用いて形成されたが、互いに異なった材料を用いて形成されてもよく、またその一部が互いに異なった材料を用いて形成されてもよい(残余は、同一の材料を用いて形成される)。
(実施例および比較例)
図7は、各樹脂層を形成する樹脂材料の温度依存性を示す図である。図7の横軸は、℃単位で表す温度であり、その紙面右縦軸は、損失係数tanδであり、その紙面左縦軸は、GPa単位で表すヤング率(貯蔵弾性率)Eである。●は、ヤング率Eであり、■は、損失係数tanδである。図8は、実勢例1および比較例1の樹脂材料によって形成された樹脂層を備える巻線素子をシミュレーションする場合に用いた解析モデルを示す図である。図8(A)は、解析モデルを説明するための巻線素子の断面図であり、図8(B)は、解析に用いた有限要素法における各要素の様子を示す巻線素子の断面斜視図である。
そして、実施例1の樹脂材料で第1ないし第3樹脂層6、7−1、7−2を形成した場合における昇温に伴う振動低減量と、比較例1の樹脂材料で第1ないし第3樹脂層6、7−1、7−2を形成した場合における昇温に伴う振動低減量について、検証した。
実施例1の樹脂材料は、ガラス転移温度が144℃であって、カルシウム無機化合物を無機フィラーとして混合したエポキシ系接着剤1である。
比較例1の樹脂材料は、従来のものであって、ガラス転移温度が170℃であるエポキシ系接着剤2である。
これら実施例1および比較例1の各樹脂材料におけるヤング率Eおよび損失係数tanδの温度特性は、図7に示す通りである。図7(A)には、20℃〜150℃の温度範囲で実施例1の温度特性が示されており、図7(B)には、20℃〜160℃の温度範囲で比較例1の温度特性が示されている。図7に示すように、ヤング率Eは、実施例1および比較例1の各樹脂材料ともに、大略、温度上昇に伴って徐々に低減している。実施例1の樹脂材料は、ガラス転移温度が144℃であるため、この付近では、ヤング率Eは、温度上昇に伴ってやや急減している。一方、損失係数tanδは、比較例1の樹脂材料では、室温20℃から温度上昇に伴って増加および低減の波は多少あるが、大略、緩やかに減少している。これに比し、実施例1の樹脂材料では、損失係数tanδは、室温20℃から約70℃までの範囲では、温度上昇に伴って徐々にやや低減し、この約70℃以上では、温度上昇に伴って増加している。
このような実施例1および比較例1の樹脂材料を各樹脂層6、7−1、7−2に用いた巻線素子Dにおける共振倍率の変化量△Qは、20℃を基準として、比較例1の樹脂材料の場合では、20℃の共振倍率の変化量△Q2,20=0dBであり、150℃の共振倍率の変化量△Q2,150=約0dBであり、これに比し、実施例1の樹脂材料の場合では、20℃の共振倍率の変化量△Q1,20=0dBであり、150℃の共振倍率の変化量△Q1,150=約−4.3dBであった。このように実施例1の樹脂材料を用いることにより、20℃から150℃へ昇温した場合に、−4.3dBの共振倍率低減効果が確認された。
なお、このシミュレーションには、図8(A)に示す構造の巻線素子Dが用いられ、各諸元は、LA=24.5mmであり、LB=12.3mmであり、LC=7.2mmであり、LD=11.5mmであり、LE=10.5mmであり、LF=9.9mmであり、LG=0.8mm(スペーサ部材5の厚み)であり、そして、第2および第3樹脂層7−1、7−2の厚みは、それぞれ0.2mmであり、その合計は、0.4mmである。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
D 巻線素子
1 コイル
2 コア
5 スペーサ部材
6 第1樹脂層
7−1 第2樹脂層
7−2 第3樹脂層

Claims (5)

  1. コイルと、前記コイルによって生じた磁束を通すコアとを備えた巻線素子であって、
    前記コイルは、長尺な導体部材を巻回することによって構成され、
    前記コアは、複数の部材から成り、前記複数の部材間には、第1樹脂層が介装され、
    前記第1樹脂層は、常温より高い高温の場合の損失係数が前記常温の場合の損失係数よりも大きい樹脂材料で形成され
    前記第1樹脂層は、そのヤング率をE[GPa]とし、その損失係数をtanδとする場合に、損失係数tanδが、E≧0.2の領域では境界線tanδ=0.0706×E 0.8934 以上であり、0.2>E>0.04の領域では境界線tanδ=0.017以上であり、0.04≧Eの領域では境界線tanδ=0.0009×E −0.9097 以上である樹脂材料で形成されること
    を特徴とする巻線素子。
  2. 前記コアは、締結部材によって互いに締結固定された第1および第2コア部材を備え、
    前記第1および第2コア部材は、それぞれ、円板形状を有する円板部と、前記円板部の外周から前記円板部の軸方向に突設された円筒部と、前記締結部材を挿通できるように、前記円板部の略中心に前記円板部の軸方向に沿って貫通形成された締結部材用貫通孔とを備え、
    前記第1および第2コア部材の円筒部の端面同士が、前記コイルを内部に収容するための空間を形成するように重ね合わされ、
    前記第1樹脂層は、前記第1および第2コア部材の円筒部の端面同士間に配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の巻線素子。
  3. 前記コアは、前記コイルを収納するように形成され、
    前記コイルの芯部内に配置され、前記コアの内側上面に第2樹脂層を介して当接するとともに前記コアの内側下面に第3樹脂層を介して当接するスペーサ部材をさらに備え、
    前記第2および第3樹脂層は、それぞれ、常温より高い高温の場合の損失係数が前記常温の場合の損失係数よりも大きい樹脂材料で形成されること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の巻線素子。
  4. 前記第2樹脂層は、そのヤング率をE[GPa]とし、その損失係数をtanδとする場合に、損失係数tanδが、E≧0.2の領域では境界線tanδ=0.0706×E0.8934以上であり、0.2>E>0.04の領域では境界線tanδ=0.017以上であり、0.04≧Eの領域では境界線tanδ=0.0009×E−0.9097以上である樹脂材料で形成されること
    を特徴とする請求項3に記載の巻線素子。
  5. 前記第3樹脂層は、そのヤング率をE[GPa]とし、その損失係数をtanδとする場合に、損失係数tanδが、E≧0.2の領域では境界線tanδ=0.0706×E0.8934以上であり、0.2>E>0.04の領域では境界線tanδ=0.017以上であり、0.04≧Eの領域では境界線tanδ=0.0009×E−0.9097以上である樹脂材料で形成されること
    を特徴とする請求項3または請求項4に記載の巻線素子。
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