JP5940328B2 - 露光描画装置、プログラム及び露光描画方法 - Google Patents

露光描画装置、プログラム及び露光描画方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5940328B2
JP5940328B2 JP2012057467A JP2012057467A JP5940328B2 JP 5940328 B2 JP5940328 B2 JP 5940328B2 JP 2012057467 A JP2012057467 A JP 2012057467A JP 2012057467 A JP2012057467 A JP 2012057467A JP 5940328 B2 JP5940328 B2 JP 5940328B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
exposure
executed
exposed
exposure processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012057467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013190660A (ja
Inventor
橋口 昭浩
昭浩 橋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adtec Engineering Co Ltd
Original Assignee
Adtec Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Adtec Engineering Co Ltd filed Critical Adtec Engineering Co Ltd
Priority to JP2012057467A priority Critical patent/JP5940328B2/ja
Priority to KR1020147025942A priority patent/KR102039373B1/ko
Priority to CN201380013189.1A priority patent/CN104169799B/zh
Priority to PCT/JP2013/054816 priority patent/WO2013136959A1/ja
Priority to TW102106758A priority patent/TWI578111B/zh
Publication of JP2013190660A publication Critical patent/JP2013190660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5940328B2 publication Critical patent/JP5940328B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/20Exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/2002Exposure; Apparatus therefor with visible light or UV light, through an original having an opaque pattern on a transparent support, e.g. film printing, projection printing; by reflection of visible or UV light from an original such as a printed image
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/20Exposure; Apparatus therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は、露光描画装置、プログラム及び露光描画方法に係り、特に、被露光基板に対して光ビームを露光することにより回路パターンを描画する露光描画装置、露光描画装置により実行されるプログラム、及び、被露光基板に対して光ビームを露光することにより回路パターンを描画する露光描画方法に関する。
従来、画像記録装置及び露光描画装置等の装置に対して複数の処理要求を連続して行う場合に、一度に要求された各々関連する複数の処理要求を一括りにして1ジョブとし、処理要求が発生した順序に従って複数のジョブを連続して順次実行する。その際、実行中のジョブに設定されている処理枚数の処理を終えた段階で、実行中のジョブを終了して次のジョブの実行を開始する。
ところが、複数のジョブを実行する際に、処理対象とする記録媒体が足りなくなったり搬送されてきた記録媒体の種類やサイズがジョブに設定されているものと異なっていたりした場合には、処理を継続することができないためエラーを発生させて処理を停止させる。特に、装置が露光描画装置であった場合は、エラー等により露光処理を一旦停止させてしまうと回復させるのに一定の時間を要するため、可能な限り露光処理を停止させずに最後まで継続させることが望ましい。
これを解決する手法として、特許文献1には、予め実施処理設定されたジョブが異なる場合にダミージョブ露光処理を登録することで、エラー発生によるライン停止や2次被害発生を抑制する技術が開示されている。この技術では、上流から送られてきたジョブ登録データであるレシピがレシピファイルにないものである場合に、ダミージョブを登録し、ダミージョブが登録されたことをオペレータに通知して、イベント待ちに入る。ダミージョブが登録されたことを通知されたオペレータがそのダミージョブを正常なジョブに差し換えることで、そのジョブが実行される段階に至っても正常に露光処理は継続され、露光処理を中断することなく継続させることができる。
特開平11−162827号公報
上記特許文献1の技術では、ダミージョブが登録されてから当該ダミージョブが実行されるまでにダミージョブを正常なジョブに差し替える必要があり、差し替えが間に合わなかった場合には、露光処理を中断させずに継続させることができても、ダミージョブによる無駄な露光処理が発生してしまうという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、複数のジョブを連続して行う際に、不要な露光処理を極力行わずに不用意なライン停止を抑制することができる露光描画装置、プログラム及び露光描画方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る露光描画装置は、被露光基板の種類を示す基板情報が各々設定され、露光情報に応じた露光処理を要求する複数の露光処理要求に基づいて、被露光基板に対して露光処理の各々を順に実行する露光処理実行手段と、露光処理対象の被露光基板の基板情報を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された検出基板情報と実行中の露光処理要求に設定された実行中基板情報とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が実行中基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して実行中の露光処理要求が継続して実行されると共に、検出基板情報が実行中基板情報と異なりかつ次の露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記実行中の露光処理要求を終了して前記次の露光処理要求の実行が開始されるように、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替える切替手段と、を備えている。
この露光描画装置によれば、露光処理実行手段により、被露光基板の種類を示す基板情報が各々設定され、露光情報に応じた露光処理を要求する複数の露光処理要求に基づいて、被露光基板に対して露光処理の各々が順に実行される。
ここで、本発明では、検出手段により、露光処理対象の被露光基板の基板情報が検出され、比較手段により、前記検出手段で検出された検出基板情報と実行中の露光処理要求に設定された実行中基板情報とが比較される。
また、本発明では、切替手段により、前記比較手段の比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が実行中基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して実行中の露光処理要求が継続して実行されると共に、検出基板情報が実行中基板情報と異なりかつ次の露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記実行中の露光処理要求を終了して前記次の露光処理要求の実行が開始されるように、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求が切り替えられる。
このように、本発明に係る露光描画装置によれば、複数の露光処理要求(ジョブ)を連続して行う際に、次に処理対象とする被露光基板の基板情報によると、当該被露光基板が実行中のジョブで使用される基板ではなく次のジョブで使用される被露光基板であった場合、実行中のジョブが終了されて次のジョブを開始される結果、不要な露光処理を極力行わずに不用意なライン停止を抑制することができる。
なお、本発明は、前記複数の露光処理要求の各々には、基板の処理枚数を示す枚数情報が各々設定され、前記切替手段は、前記露光処理実行手段により実行された露光処理枚数が実行中の露光処理要求に設定された処理枚数に応じて定められた所定枚数となった際に、前記比較手段の比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が実行中基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して実行中の露光処理要求が継続して実行されると共に、検出基板情報が実行中基板情報と異なりかつ次の露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記実行中の露光処理要求を終了して前記次の露光処理要求の実行が開始されるように、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替えるようにしても良い。これにより、適切なタイミングでジョブを切り替えるかどうかを判定することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る露光描画装置は、被露光基板の種類を示す基板情報が各々設定され、露光情報に応じた露光処理を要求する複数の露光処理要求に基づいて、被露光基板に対して露光処理の各々を順に実行する露光処理実行手段と、露光処理対象の被露光基板の基板情報を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された検出基板情報と切り替えられた露光処理要求に設定された切替基板情報とを比較する比較手段と、実行中の露光処理要求を終了して次の露光処理要求の実行が開始されるように切り替えた後、前記比較手段の比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が切替基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え後の露光処理要求が実行されると共に、検出基板情報が切替基板情報と異なりかつ切替直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え直前に実行していた露光処理要求が継続して実行されるように、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替える切替手段と、を備えている。
このように、本発明に係る露光描画装置によれば、複数の露光処理要求(ジョブ)を連続して行う際に、ジョブを切り替えた後、次に処理対象とする被露光基板の基板情報によると、当該被露光基板が切り替え後のジョブで使用される基板ではなく前のジョブで使用される被露光基板であった場合、切り替え直前のジョブが継続して実行される結果、不要な露光処理を極力行わずに不用意なライン停止を抑制することができる。
なお、本発明は、前記複数の露光処理要求の各々には、基板の処理枚数を示す枚数情報が各々設定され、前記切替手段は、実行中の露光処理要求を終了して次の露光処理要求の実行が開始されるように切り替えた後、前記露光処理実行手段により実行された露光処理枚数が実行中の露光処理要求に設定された処理枚数に応じて定められた所定枚数となった際に、前記比較手段の比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が切替基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え後の露光処理要求が実行されると共に、検出基板情報が切替基板情報と異なりかつ切替直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え直前に実行していた露光処理要求が継続して実行されるように、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替えるようにしても良い。これにより、適切なタイミングでジョブを切り替えるかどうかを判定することができる。
また、本発明は、露光処理要求の切り替えを許容する前記被露光基板の枚数の入力を受け付ける受付手段をさらに備え、前記所定枚数は、実行中の露光処理に設定された処理枚数及び前記受付手段により受け付けられた枚数に応じて定められるようにしても良い。これにより、露光処理要求の切り替えを許容する被露光基板の枚数に従ってジョブを切り替えるか否かを判定することができる。
また、本発明は、露光処理要求の切り替えを許容する前記被露光基板の枚数の入力を受け付ける受付手段をさらに備え、前記切替手段は、前記露光処理実行手段により実行中の露光処理要求において実行された露光処理枚数が、実行中の露光処理に設定された処理枚数から前記受付手段により受け付けられた枚数を減算して1を加算した枚数以上である際に、前記比較手段の比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が切替基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え後の露光処理要求が実行されると共に、検出基板情報が切替基板情報と異なりかつ切替直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え直前に実行していた露光処理要求が継続して実行されるように、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替えるようにしても良い。また、本発明は、露光処理要求の切り替えを許容する前記被露光基板の枚数の入力を受け付ける受付手段をさらに備え、前記切替手段は、前記露光処理実行手段により実行中の露光処理要求において実行された露光処理枚数が前記受付手段により受け付けられた枚数以下である際に、前記比較手段の比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が切替基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え後の露光処理要求が実行されると共に、検出基板情報が切替基板情報と異なりかつ切替直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え直前に実行していた露光処理要求が継続して実行されるように、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替えるようにしても良い。これにより、露光処理要求の切り替えを許容する被露光基板の枚数に従ってジョブを切り替えるか否かを判定することができる。
また、本発明は、前記切替手段が、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替えた場合、予め定められた情報を出力する出力手段をさらに備えるようにしても良い。これにより、ジョブが切り替えられたことを作業者に報知することができる。
また、本発明は、前記基板情報は、基板のサイズ、並びに基板に形成されたアライメントマークの位置及び種類を含む情報であり、前記検出手段は、前記露光処理対象の被露光基板のサイズ、被露光基板に形成されたアライメントマークの位置、及び被露光基板に形成されたアライメントマークの種類の少なくとも1つを基板情報として検出するようにしても良い。これにより、簡易に被露光基板の基板情報を検出することができる。
また、本発明は、前記検出基板情報が実行中基板情報と異なり、かつ前記次の露光処理要求に設定された基板情報と異なる場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板を露光処理を行わずに装置外部に排出する排出手段をさらに備えるようにしても良い。また、本発明は、前記検出基板情報が切替基板情報と異なり、かつ切り替え直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と異なる場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板を露光処理を行わずに装置外部に排出する排出手段をさらに備えるようにしても良い。これにより、露光処理を継続できない場合に無駄な露光処理が行われることを回避することができる。
また、本発明は、前記検出手段は、前記次に露光処理対象となる被露光基板の搬入時に前記露光処理対象の被露光基板のサイズを検出し、前記比較手段の比較結果に基づいて、検出基板情報が実行中基板情報と異なり、かつ次の露光処理要求に設定された基板情報と異なる場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板を露光処理を行わずにそのまま装置外部に排出する排出手段をさらに備えるようにしても良い。また、本発明は、前記検出手段は、前記次に露光処理対象となる被露光基板の搬入時に前記露光処理対象の被露光基板のサイズを検出し、前記比較手段の比較結果に基づいて、検出基板情報が切替基板情報と異なり、かつ切り替え直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と異なる場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板を露光処理を行わずにそのまま装置外部に排出する排出手段をさらに備えるようにしても良い。これにより、露光処理を継続できない場合に無駄な露光処理が行われることを回避することができる。
一方、上記目的を達成するために、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、請求項1乃至13の何れか1項記載の露光描画装置における比較手段及び切替手段と、として機能させる。
従って、本発明に係るプログラムによれば、コンピュータを露光描画装置と同様に作用させることができるので、露光描画装置と同様に作用するので、露光描画装置と同様に、複数のジョブを連続して行う際に、不要な露光処理を極力行わずに不用意なライン停止を抑制することができる。
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る露光描画方法は、被露光基板の種類を示す基板情報が各々設定され、露光情報に応じた露光処理を要求する複数の露光処理要求に基づいて、被露光基板に対して露光処理の各々を順に実行する露光処理実行ステップと、露光処理対象の被露光基板の基板情報を検出する検出ステップと、前記検出ステップで検出された検出基板情報と実行中の露光処理要求に設定された実行中基板情報とを比較する比較ステップと、前記比較ステップの比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が実行中基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して実行中の露光処理要求が継続して実行されると共に、検出基板情報が実行中基板情報と異なりかつ次の露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記実行中の露光処理要求を終了して前記次の露光処理要求の実行が開始されるように、前記露光処理実行ステップで実行される露光処理要求を切り替える切替ステップと、を備えている。
従って、本発明に係る露光描画方法によれば、露光描画装置と同様に作用するので、露光描画装置と同様に、複数のジョブを連続して行う際に、不要な露光処理を極力行わずに不用意なライン停止を抑制することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る露光描画方法は、被露光基板の種類を示す基板情報が各々設定され、露光情報に応じた露光処理を要求する複数の露光処理要求に基づいて、被露光基板に対して露光処理の各々を順に実行する露光処理実行ステップと、露光処理対象の被露光基板の基板情報を検出する検出ステップと、前記検出ステップで検出された検出基板情報と切り替えられた露光処理要求に設定された切替基板情報とを比較する比較ステップと、実行中の露光処理要求を終了して次の露光処理要求の実行が開始されるように切り替えた後、前記比較ステップの比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が切替基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え後の露光処理要求が実行されると共に、検出基板情報が切替基板情報と異なりかつ切替直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え直前に実行していた露光処理要求が継続して実行されるように、前記露光処理実行ステップで実行される露光処理要求を切り替える切替ステップと、を備えている。
従って、本発明に係る露光描画方法によれば、露光描画装置と同様に作用するので、露光描画装置と同様に、複数のジョブを連続して行う際に、不要な露光処理を極力行わずに不用意なライン停止を抑制することができる。
本発明によれば、複数のジョブを連続して行う際に、不要な露光処理を極力行わずに不用意なライン停止を抑制することができる、という効果を奏する。
実施形態に係る露光描画システムの全体の構成を示す構成図である。 実施形態に係る露光描画装置の内部構成を示す斜視図である。 実施形態に係る露光描画装置の基板サイズ計測部の設置位置を示す概略上面図である。 実施形態に係る露光描画装置の電気系統の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る露光描画システムの制御装置の電気系統の構成を示すブロック図である。 実施形態に係るジョブ設定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 (A)は、実施形態に係る露光描画システムにおける実行ジョブ情報の一例を示す模式図であり、(B)は、実施形態に係る露光描画システムにおける基板種類情報の一例を示す模式図である。 実施形態に係る露光描画システムにおける露光描画処理を説明するための概念図である。 第1実施形態に係る第1露光監視処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 (A)及び(B)は、第1実施形態に係る露光描画システムにおける第1監視処理を説明するための概念図である。 (A)及び(B)は、第1実施形態に係る露光描画システムにおける第1監視処理の他の例を説明するための概念図である。 第1実施形態に係る第2露光監視処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 (A)及び(B)は、第1実施形態に係る露光描画システム1における第2監視処理を説明するための概念図である。 第2実施形態に係る第3露光監視処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
〔第1実施形態〕
以下、第1実施形態に係る露光描画システムについて添付図面を用いて詳細に説明する。なお、第1実施形態では、露光描画システム1として、プリント配線基板及びフラットパネルディスプレイ用ガラス基板等の平板基板を被露光基板として、被露光基板の片面または両面に露光描画を行うシステムを例として説明する。
図1は、第1実施形態に係る露光描画システム1の全体の構成を示す構成図である。図1に示すように、露光描画システム1は、被露光基板(後述する被露光基板C)に光ビームを露光して回路パターン等の画像を描画する露光描画装置2、及び、露光描画装置2による露光描画を制御する制御装置3を備えている。
図2は、第1実施形態に係る露光描画装置2の内部構成を示す斜視図である。なお、以下では、ステージ10が移動する方向をY方向と定め、このY方向に対して水平面内で直交する方向をX方向と定め、Y方向に鉛直面内で直交する方向をZ方向と定め、さらにZ軸を中心として時計回りの方向に回転する回転方向をθ方向と定める。
図2に示すように、露光描画装置2は、被露光基板Cを固定するための平板状のステージ10を備えている。ステージ10は、上面に被露光基板Cが載置された際に、被露光基板C及びステージ10間の空気を吸入して、被露光基板Cを上面に真空吸着させる。
ステージ10は、卓状の基体11の上面に移動可能に設けられた平板状の基台12に支持されている。基体11の上面には、1本または複数本(本実施形態では、2本)のガイドレール14が設けられている。基台12は、ガイドレール14に沿ってY方向に自在に移動できるように支持されていて、モータ等により構成されたステージ駆動部(後述するステージ駆動部41)により移動する。そして、ステージ10は、この移動可能な基台12の上面に支持されることにより、基台12の移動に連動してガイドレール14に沿って移動する。また、ステージ10に固定された被露光基板Cは、ステージ10の移動に伴って露光位置まで移動し、後述する露光部16により光ビームが照射されて回路パターン等の画像が描画される。
基体11の上面には、ガイドレール14を跨ぐように門型のゲート15が立設されており、このゲート15には、ステージ10に載置された被露光基板Cの表面に対して露光する露光部16が取り付けられている。露光部16は、複数個(本実施形態では、16個)の露光ヘッド16aを含んで構成されていて、ステージ10の移動経路上に固定配置されている。露光部16には、後述する光源ユニット17から引き出された光ファイバ18と、後述する画像処理ユニット19から引き出された信号ケーブル20とがそれぞれ接続されている。
各露光ヘッド16aは、反射型の空間光変調素子としてのデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を有し、画像処理ユニット19から入力される画像データに基づいてDMDを制御して光源ユニット17からの光ビームを変調する。露光描画装置2は、この変調した光ビームを被露光基板Cに照射することにより露光描画を行う。なお、空間光変調素子として、液晶等の透過型の空間光変調素子を用いても良い。
基体11の上面には、さらにガイドレール14を跨ぐように、ゲート22が設けられている。ゲート22には、ステージ10に載置された被露光基板Cに設けられた露光基準用のアライメントマークを撮影するための1個または複数個(本実施形態では、2個)の撮像部23が取り付けられている。撮影部23は、1回の発光時間が極めて短いストロボを内蔵したCCDカメラ等である。各々の撮影部23は、水平面内においてステージ10の移動方向(Y方向)に対して垂直な方向(X方向)に移動可能に設置されている。
露光描画装置2は、外部から第1搬送部5に搬入された被露光基板Cをステージ10の上面に搬送するとともに露光済みの被露光基板Cをステージ10から第2搬送部6に搬送するオートキャリアハンド(以下、ACハンドという。)24を備えている。ACハンド24は平板状に形成されるとともに、水平方向及び鉛直方向に移動可能に設けられている。また、ACハンド24の下面には、空気を吸引することにより被露光基板Cを真空吸着により吸着保持する吸着部25を有する吸着機構と、被露光基板Cを下方に向けて押し付ける上下移動自在な押付部26を有する押付機構とが設けられている。ACハンド24は、第1搬送部5に載置された未露光の被露光基板Cを吸着機構により吸着保持することにより上方に吊り上げ、吊り上げた被露光基板Cをステージ10の上面の予め定められた位置に載置する。
ACハンド24は、被露光基板Cをステージ10に載置させる際に、押付機構により被露光基板Cをステージ10に押し付けながら吸着部25による吸着を解除することにより、被露光基板Cをステージ10に真空吸着させ、被露光基板Cをステージ10に吸着固定させる。また、ACハンド24は、ステージ10の上面に載置された露光済みの被露光基板Cを吸着機構により吸着保持することにより上方に吊り上げ、吊り上げた被露光基板Cを吸着保持した状態で第2搬送部6まで移動させた上で、吸着機構による吸着を解除することにより、被露光基板Cを第2搬送部6に移動させる。第2搬送部6に搬送された被露光基板Cは、露光描画装置2の外部に排出される。
また、第1搬送部5の上面には、被露光基板Cを搬送するコンベア部5aが設けられている。コンベア部5aは、複数の回転ローラと回転ローラを回転する駆動モータとを有している。回転ローラは複数本が平行に敷設され、回転ローラの一端にはベルト又はワイヤーによって伝達される回転力を受けるスプロケット又は滑車が取り付けられる。回転ローラを回転する駆動モータの回転力を伝達する手段としては、ベルト又はワイヤー以外に円筒状のマグネットによる伝達方法も採用できる。また、コンベア部5aには、被露光基板Cのサイズを計測する基板サイズ計測部27が設けられている。基板サイズ計測部27は、被露光基板Cの幅(短辺)を測定する幅計測部27aと、被露光基板Cの長さ(長辺)を測定する長さ計測部27bとを有している。
図3は、第1実施形態に係る露光描画装置2の基板サイズ計測部27の設置位置を示す概略上面図である。図3に示すように、幅計測部27aは、コンベア部5aの上面において被露光基板Cがサイズによらずに必ず通過する中央付近に設置されている。幅計測部27aは、被露光基板Cがコンベア部5aを搬送される際に、被露光基板Cの搬送時間を計測し、搬送速度と被露光基板Cの搬送時間との積から被露光基板Cの幅を導出する。
一方、長さ計測部27bは、コンベア部5aの上面においてY方向に移動可能に複数(本実施形態では、2個)設けられている。複数の長さ計測部27bは、被露光基板Cがコンベア部5aをX方向に搬送される際に、各々被露光基板Cの側面に当接するようにY方向において両側から被露光基板Cを挟み込み、各々の長さ計測部27b間の距離を計測し、計測した距離から被露光基板Cの長さを導出する。
図4は、第1実施形態に係る露光描画装置2の電気系統の構成を示すブロック図である。図4に示すように、露光描画装置2には、装置各部にそれぞれ電気的に接続されるシステム制御部40が設けられており、このシステム制御部40が各部を統括的に制御している。システム制御部40は、ACハンド24を制御して被露光基板Cのステージ10への搬入動作及びステージ10からの排出動作を行わせる。また、システム制御部40は、基板サイズ計測部27から被露光基板のサイズ(幅及び長さ)を示す情報を取得する。さらに、システム制御部40は、ステージ駆動部41を制御してステージ10の移動を行わせながら、後述する移動制御部43を介して撮影部23を移動させて被露光基板Cのアライメントマークの撮影を行って露光位置を調整するとともに、光源ユニット17及び画像処理ユニット19を制御して露光ヘッド16aに露光処理を行わせる。なお、システム制御部40は、制御装置3から露光開始を指示するための信号を受信したタイミングで、被露光基板Cに対する露光処理を開始するとともに、露光停止を指示するための信号を受信したタイミングで、そのとき行われている被露光基板Cに対する露光処理を完了した時点で露光処理を停止する。
また、露光描画装置2は操作装置42を備えている。操作装置42は、システム制御部40の制御により情報を表示する表示部とユーザ操作により情報を入力する入力部とを有する。当該入力部は、例えば、被露光基板Cに対する露光処理の強制停止指示等を入力するときにユーザにより操作される。
さらに、露光描画装置2は移動制御部43を備えている。移動制御部43は、システム制御部40の指示に基づいて、被露光基板Cのアライメントマークが、ステージ10の移動に際して複数の撮影部23の何れかまたは各々の撮影領域の中央を通過するように、撮影部23の移動駆動を制御している。
図5は、第1実施形態に係る露光描画システム1の制御装置3の電気系統の構成を示すブロック図である。図5に示すように、露光描画システム1は、露光描画システム1における露光処理を制御する制御部50、制御部50による露光処理に必要な露光処理プログラムや各種データを記憶するROM及びHDD等を有する記憶部51、制御部50の制御に基づいてデータを表示するディスプレイ等の表示部52、ユーザ操作によりデータを入力するキーボード等の入力部53、及び、制御部50の制御に基づいて露光描画装置2に対するデータの送受信を行う通信インタフェース54を備えている。
ここで、本実施形態に係る露光描画装置2は、制御装置3から、同一種類の複数の被露光基板Cに対して同一の画像を同一条件で露光描画する一括りの露光処理要求(以下、「ジョブ」ともいう。)を受け付けた際、受け付けたジョブの内容に従って複数の被露光基板Cに対して露光処理を実行する。また、露光描画装置2は、制御装置3から、複数のジョブを実行順序を指定された状態で受け付けた場合には、指定されたジョブの実行順序に従って、複数の被露光基板Cに対してジョブ毎に連続的に露光処理を行う機能を備えている。
作業者は、露光描画装置2に複数のジョブを連続的に実行させたい場合に、制御装置3に、各々のジョブについて、対象とする被露光基板Cの基板種類、処理枚数、表面画像、裏面画像、及び画像倍率等を入力するとともに、各々のジョブの実行順序を入力する。制御装置3は、入力された複数のジョブが入力された実行順序で行われるように各々のジョブを設定するジョブ設定処理を行う。
ここで、第1実施形態に係る露光描画システム1によるジョブ設定処理の流れについて説明する。
図6は、第1実施形態に係るジョブ設定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムは制御装置3の記憶部51に備えられた記録媒体であるROMの所定領域に予め記憶されている。
制御装置3の制御部50は、予め定められたタイミング(本実施形態では、作業者により入力部53を介してジョブの設定が指示するための予め定められた操作がされたタイミング)で、当該ジョブ設定処理プログラムを実行する。
始めに、ステップS101において、制御部50は、作業者により入力部53を介してジョブの作成指示が入力されたか否かを判定する。当該ジョブの作成指示は、入力部53の予め定められた操作によって入力される。ステップS101においてジョブの作成指示が入力されていない場合は、制御部50は、ジョブの作成指示が入力されるまで待機する。
ステップS101においてジョブの作成指示が入力された場合は、ステップS103において、制御部50は、ステップS101において作成指示されたジョブにおいて露光対象となる被露光基板Cに基板種類の入力を受け付ける。複数の基板種類に関する情報が予め記憶部51に記憶されていて、ユーザが入力部53を介して当該複数の基板種類の何れかを選択することにより基板種類の情報を入力しても良い。なお、記憶部51には、基板種類毎に、当該基板のサイズ(幅及び長さ等)及びアライメントマークの位置及び種類等(以下、「位置等」ともいう。)が記憶されている。
ステップS105において、制御部50は、ステップS101において作成指示されたジョブにおける被露光基板Cの処理枚数の入力を受け付ける。また、ステップS107において、制御部50は、ステップS101において作成指示されたジョブにおいて被露光基板Cの主面である第1面(以下、表面ともいう。)に露光描画する表面画像、及び第1面C1に対向する主面である第2面(以下、裏面ともいう。)に露光描画する裏面画像の入力を受け付ける。
ステップS109において、制御部50は、ステップS101において作成指示されたジョブにおける露光条件の入力を受け付ける。このとき入力される露光条件は、露光描画される画像の倍率等である。ステップS111において、制御部50は、ステップS101において作成指示されたジョブの実行順位の入力を受け付ける。このとき入力される実行順位は、露光処理を行う際の順序を示す情報である。
ステップS113において、制御部50は、ステップS101において作成指示されたジョブを、ステップS103乃至S111において入力された情報に基づいて作成し、作成したジョブに関する情報を記憶部51に記憶する。
図7(A)は、第1実施形態に係る露光描画システムにおける実行ジョブ情報60の一例を示す模式図であり、図7(B)は、第1実施形態に係る露光描画システムにおける基板種類情報70の一例を示す模式図である。制御装置3は、連続して実行する一連のジョブに関する情報を実行ジョブ情報60として記憶部51に記憶している。
図7(A)に示すように、実行ジョブ情報60は、各々のジョブについて、ジョブの実行順位を示すジョブ順位情報61、そのジョブを識別するためのジョブ識別情報62、そのジョブにおける被露光基板Cの処理枚数を示す処理枚数情報63、そのジョブにおいて被露光基板Cの表面に露光描画する画像を示す表面画像情報64、被露光基板Cの裏面に露光描画する画像を示す裏面画像情報65、被露光基板Cに露光描画する画像の倍率を示す倍率情報66、及び露光対象の被露光基板Cの種類を示す基板識別情報67等がそれぞれ対応付けられた情報である。なお、実行ジョブ情報60は、その他の画像の露光ピッチを示す情報や、使用材料を示す情報等を各々のジョブについて適宜記憶している。制御装置3は、この実行ジョブ情報60に基づいて、複数のジョブを予め決定された実行順序(ジョブ順位情報61に記された順位)に従って、連続的に複数の被露光基板Cに対してジョブを切り替えながら露光処理を行う。
また、記憶部51は、基板種類毎の基板の特徴を示す基板種類情報70を予め記憶している。図7(B)に示すように、基板種類情報70は、基板種類を示す基板識別情報67に対して、基板の幅、長さ及び厚さを示す基板のサイズを示すサイズ情報72、基板に予め形成されているアライメントマークの位置及び種類(例えば形状及び大きさ)等を示すマーク情報73がそれぞれ対応付けられた情報である。露光描画システム1では、制御部50は、被露光基板Cのサイズまたは被露光基板Cのアライメントマークの位置等から、当該被露光基板Cの基板種類を特定することができる。
そして、ステップS115において、制御部50は、入力を継続するか否か、すなわち次のジョブを作成するか否かを判定する。この際、制御部50は、例えば入力部53を介して次のジョブを作成するための操作が行われた場合に、次のジョブを作成すると判定する。
制御部50は、ステップS115において次のジョブを作成すると判定された場合は、次のジョブについてステップS101乃至S115の処理を行う一方、ステップS115において次のジョブを作成しないと判定された場合は、制御部50は、ステップS117において、実行ジョブ情報60に基づいて露光処理を実行する。なお、制御部50は、ステップS117において露光処理を実行せずに、作業者により入力部53を介して露光処理の実行指示が別途入力された際に、露光処理を実行するようにしても良い。
図8は、第1実施形態に係る露光描画システム1における露光描画処理を説明するための概念図である。本発明に係る露光描画システム1では、実行ジョブ情報60に従って、複数のジョブを実行順序に基づいて連続して実行する。例えば、図7(A)に示す実行ジョブ情報60による露光処理では、ジョブA(処理枚数10枚)、ジョブB(処理枚数15枚)、ジョブC(処理枚数20枚)の実行順序でジョブが実行される。そして、複数のジョブを連続的に実行する際、実行ジョブ情報60で設定されている処理枚数と、実際に露光処理を行っている被露光基板Cの枚数とを比較し、実行中のジョブに設定されている処理枚数の被露光基板Cに対する露光処理を終えた段階で、ジョブの切り替え、実行中のジョブを終了して次のジョブの実行を開始する。
作業者は、実行ジョブ情報60に設定されている実行順序に従って、複数のジョブの各々において被露光基板Cの種類や処理枚数を確認し、露光対象とする被露光基板Cを待機させる位置である基板待機位置に配置する。一方、露光描画装置2は、基板待機位置に配置されている被露光基板Cを順次取得して、実行ジョブ情報60に記されている内容に従って露光処理を行う。
また、ステップS119において、制御部50は、ステップS117において複数のジョブが実行された場合に、実行されたジョブが実行ジョブ情報60で設定された通りに実行されているかどうかを監視する監視処理(後述する第1露光監視処理、第2露光監視処理、及び、第2実施形態の第3露光監視処理)を実行する。
このように、作業者が、実行ジョブ情報60を参照しながら露光対象とする被露光基板Cを種類や枚数を確認しつつ手動で露光描画装置2に投入するための位置に配置するため、作業者の不注意によって被露光基板Cの枚数を誤って配置してしまうことが考えられる。この場合には、従来の露光描画装置においてはエラーが発生して露光処理が停止してしまう。
特に、作業者が被露光基板Cの枚数を数える際に1枚多く(または少なく)数えてしまった場合等には、実行ジョブ情報が正しく設定されていても、作業者により配置された被露光基板Cがたった1枚ずれているために、露光描画装置がジョブの切り替えを正しく認識できず、エラーが発生してしまう。露光描画装置がエラー等により停止してしまうと回復するのに時間を要するため、可能な限り露光処理を停止させずに露光処理を最後まで継続させることが望ましい。
そこで、本実施形態に係る露光描画システム1では、制御装置3は、露光直前に計測して得た被露光基板Cのサイズ及び被露光基板Cのアライメントマークの位置等に基づいて、露光対象となっている被露光基板Cの基板種類と設定されているジョブの基板種類とを比較することにより、実行されているジョブと設定されているジョブが一致しているかどうかを監視する第1露光監視処理及び第2露光監視処理を行う。
図9は、第1実施形態に係る第1露光監視処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムは制御装置3の記憶部51に備えられた記録媒体であるROMの所定領域に予め記憶されている。
制御装置3の制御部50は、予め定められたタイミング(本実施形態では、ステップS119等で露光描画装置2による露光処理が開始されたタイミング)で、当該露光監視処理プログラムを実行する。
なお、本実施形態では、ジョブ切り替えの直前のk枚(処理枚数がN枚のジョブにおいて、N−k+1枚目からN枚目までのk枚)と、ジョブ切り替えの直後のk枚(処理枚数がN枚のジョブにおいて、1枚目からk枚目までのk枚)について、ジョブ切り替えを行うタイミングか否かを判定する。kの値は、Nより小さい値(例えばNが10であった場合にkは2または3)であって、作業者によって予め入力53を介して入力されて記憶部51に記憶されている。
始めに、ステップS117において露光処理が実行されている状態において、ステップS201において、制御部50は、現在実行中のジョブの全体の処理枚数がN枚だとした際に、次に処理対象とする被露光基板Cが現在実行中のジョブにおいてN−k+1枚目以上であるか否かを判定する。
ステップS201においてN−k+1枚目以上であると判定された場合は、ステップS203において、制御部50は、次に処理対象とする被露光基板Cの計測されたサイズを取得する。この際、制御部50は、次に処理対象とする被露光基板Cが第1搬送部5により搬送されているときに、露光描画装置2の基板サイズ計測部27により計測された被露光基板Cのサイズに関する情報を取得する。
ステップ205において、制御部50は、次に処理対象とする被露光基板Cのアライメントマークの位置等を取得する。この際、システム制御部40が、次に処理対象とする被露光基板Cが撮影部23により撮影されている撮影画像からアライメントマークを検出し、検出したアライメントマークの位置等を示す情報を生成する。制御部50は、システム制御部40から当該アライメントマークの位置等を示す情報を受信することにより取得する。
ステップS207において、制御部50は、ステップS203において取得した被露光基板Cのサイズと、ステップS205において取得した被露光基板のアライメントマークの位置等を、記憶部51に予め記憶されている基板種類毎のサイズやアライメントマークの位置等と比較することにより、次に処理対象とする被露光基板Cの基板種類を判定する。
ステップS209において、制御部50は、ステップS207により判定された次に処理対象とする被露光基板Cの基板種類と、実行中のジョブにおいて設定されている基板種類とを比較することにより、基板種類が、実行ジョブ情報60に設定されているジョブに適合しているか否かを判定する。この際、制御部50は、次に処理対象とする被露光基板Cの基板種類が実行中のジョブにおいて設定されている基板種類と一致した場合に、実行中のジョブに適合していると判定する。
ステップS209において実行中のジョブに適合していると判定された場合は、ステップS211において、制御部50は、そのまま実行中のジョブで露光処理を継続する。
ステップS209において実行中のジョブに適合していないと判定された場合は、ステップS213において、制御部50は、ステップS207により判定された次に処理対象とする被露光基板Cの基板種類と、実行中のジョブの次のジョブにおいて設定されている基板種類とを比較することにより、基板種類が次のジョブに適合しているか否かを判定する。
ステップS213において次のジョブに適合していると判定された場合は、ステップS215において、制御部50は、実行中のジョブのための被露光基板Cの枚数が足りなかったものと判断し、現在実行中のジョブを1つ進め次に露光対象となる被露光基板Cに対して実行中のジョブの次のジョブが実行されるように次のジョブに切り替える。
図10(A)及び(B)は、第1実施形態に係る露光描画システム1における第1監視処理を説明するための概念図である。なお、図10は、kが1以上に設定されている場合を示している。図10(A)に示すように、処理枚数がN枚のジョブAのN(=N−1+1)枚目の被露光基板Cについて露光処理を行う際に、この被露光基板CがジョブBに使用される基板であった場合には、図10(B)に示すように、制御部50は、ジョブAからジョブBに切り替えるタイミングを1枚分前にずらし、ジョブAのN枚目の被露光基板CをジョブBの1枚目の被露光基板Cとして、この時点でジョブAを終了してジョブBを開始する。
図11(A)及び(B)は、第1実施形態に係る露光描画システム1における第1監視処理の他の例を説明するための概念図である。なお、図11は、k=3以上に設定されている場合を示している。図11(A)に示すように、処理枚数がN枚のジョブAのN−2(=N−3+1)枚目の被露光基板Cについて露光処理を行う際にも同様に、この被露光基板CがジョブBに使用される基板であった場合には、図11(B)に示すように、制御部50は、ジョブAからジョブBに切り替えるタイミングを3枚分前にずらし、ジョブAのN−2枚目の被露光基板CをジョブBの1枚目の被露光基板Cとして、この時点でジョブAを終了してジョブBを開始する。
ステップS217において、制御部50は、ジョブAの被露光基板Cの枚数が少なかったためジョブを進めた旨を出力し、ステップS211において、次のジョブで露光処理を継続する。その旨を出力する方法は、表示部52にその旨を表示させる方法であっても、音声でその旨を出力する方法であっても良い。
ステップS213において次のジョブに適合していないと判定された場合は、ステップS219において、制御部50は、露光処理を継続できないと判断し、被露光基板Cを露光描画装置2の外部に排出する。
このようにして、第1実施形態に係る露光描画システム1では、複数のジョブを連続して行う際に、被露光基板Cのサイズにより実行されているジョブと設定されているジョブとが一致しているかどうかを判定し、異なっていた場合には、さらに実行されているジョブと設定されているジョブの次のジョブとが一致しているかどうかを判定し、一致していた場合には、実行対象のジョブを設定されているジョブの次のジョブに切り替えて実行を継続することで、不要な露光処理を極力行わずに不用意なライン停止を抑制することができる。
図12は、第1実施形態に係る第2露光監視処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムは制御装置3の記憶部51に備えられた記録媒体であるROMの所定領域に予め記憶されている。
制御装置3の制御部50は、予め定められたタイミング(本実施形態では、ステップS119等で露光描画装置2による露光処理が開始されたタイミング)で、当該露光監視処理プログラムを実行する。
始めに、ステップS117において露光処理が実行されている状態において、ステップS301において、制御部50は、現在実行中のジョブの全体の処理枚数がN枚だとした際に、次に処理対象とする被露光基板Cが現在実行中のジョブにおいてk枚目以下であるか否かを判定する。
ステップS301においてk枚目以下であると判定された場合は、ステップS303において、制御部50は、ステップS203と同様の手法で、次に処理対象とする被露光基板Cのサイズを取得する。また、ステップ305において、制御部50は、ステップS205と同様の手法で、次に処理対象とする被露光基板Cのアライメントマークの位置等を取得する。
ステップS307において、制御部50は、ステップS303において取得した被露光基板Cのサイズと、ステップS305において取得した被露光基板Cのアライメントマークの位置等を、記憶部51に予め記憶されている基板種類毎のサイズやアライメントマークの位置等と比較することにより、次に処理対象とする被露光基板Cの基板種類を判定する。
ステップS309において、制御部50は、ステップS209の処理と同様の手法で、ステップS307により判定された次に処理対象とする被露光基板Cの基板種類と、切り替え後のジョブにおいて設定されている基板種類とを比較することにより、基板種類が切り替え後のジョブに適合しているか否かを判定する。
ステップS309において切り替え後のジョブに適合していると判定された場合は、ステップS311において、制御部50は、そのまま切り替え後のジョブで露光処理を継続する。
ステップS309において切り替え後のジョブに適合していないと判定された場合は、ステップS313において、制御部50は、ステップS307により判定された次に処理対象とする被露光基板Cの基板種類と、切り替え後のジョブの1つ前のジョブにおいて設定されている基板種類とを比較することにより、基板種類が前のジョブに適合しているか否かを判定する。
ステップS313において前のジョブに適合していると判定された場合は、ステップS315において、制御部50は、切り替え後のジョブの前のジョブの被露光基板Cの枚数が多かったものと判断し、ジョブの切り替えタイミングとなってもジョブを切り替えることなく、実行中のジョブを1つ戻して切り替え後のジョブの1つ前のジョブを設定する。
図13(A)及び(B)は、第1実施形態に係る露光描画システム1における第2監視処理を説明するための概念図である。なお、図13は、kが1以上に設定されている場合を示している。図13(A)に示すように、処理枚数がN枚のジョブBの1枚目の被露光基板Cについて露光処理を行う際に、この被露光基板CがジョブAに使用される基板であった場合には、図13(B)に示すように、制御部50は、ジョブAからジョブBに切り替えるタイミングを1枚分後ろにずらし、ジョブBの1枚目の被露光基板CをジョブAの最後の被露光基板Cとして、この時点でジョブBを開始せずにジョブAに切り替えて実行する。
ステップS317において、制御部50は、ジョブAの被露光基板Cの枚数が多かったためジョブを戻した(進めなかった)旨を出力し、ステップS311において、前のジョブで露光処理を継続する。その旨を出力する方法は、表示部52にその旨を表示させる方法であっても、音声でその旨を出力する方法であっても良い。
ステップS313において次のジョブに適合していないと判定された場合は、ステップS319において、制御部50は、露光処理を継続できないと判断し、被露光基板Cを露光描画装置2の外部に排出する。
このようにして、第1実施形態に係る露光描画システム1では、複数のジョブを連続して行う際に、被露光基板Cのサイズ及びアライメントマークの位置等により実行されているジョブと設定されているジョブとが一致しているかどうかを判定し、異なっていた場合には、さらに実行されているジョブと設定されているジョブの次のジョブとが一致しているかどうかを判定し、一致していた場合には、実行対象のジョブを設定されているジョブの次のジョブに切り替えて実行を継続することで、不要な露光処理を極力行わずに不用意なライン停止を抑制することができる。
また、第1実施形態に係る露光描画システム1では、複数のジョブを連続して行う際に、被露光基板Cのサイズ及びアライメントマークの位置等により実行されているジョブと設定されているジョブとが一致しているかどうかを判定し、異なっていた場合には、さらに実行されているジョブと設定されているジョブの前のジョブとが一致しているかどうかを判定し、一致していた場合には、実行対象のジョブを設定されているジョブの前のジョブに切り替えて実行を継続することで、不要な露光処理を極力行わずに不用意なライン停止を抑制することができる。
さらに、第1実施形態に係る露光描画システム1では、ジョブを監視するタイミングを、ジョブの切り替えが予定されているタイミングの直前のk枚からジョブの切り替えが行われた直後のk枚までとし、kの値を作業者が適宜設定できるようにすることにより、ジョブの切り替えが不用意に行われることが回避される。なお、k=0と設定された場合には、実行ジョブ情報60で設定されているジョブの切り替えタイミングを実行時に変更することが許容されない。
そのうえ、第1実施形態に係る露光描画システム1では、ステップS207(S307)において、ステップS203(S303)で取得した被露光基板Cのサイズ、及びステップS205(S305)で取得したアライメントマークの位置等の双方を用いて基板種類を判定しているため、連続して実行されるジョブ間で被露光基板Cのサイズが同一であった場合でも、的確にジョブを判定することができ、これにより、ジョブの切り替えを的確に行うことができる。
なお、第1実施形態に係る露光描画装置2では、ジョブに関する情報を入力するが、これに限定されず、予め記憶部51に記憶されている実行ジョブ情報を、作業者が入力部53を介して選択することにより、実行対象とするジョブを設定しても良い。
また、第1実施形態に係る露光描画システム1では、ステップS207(S307)において、ステップS203(S303)で取得した被露光基板Cのサイズ、及びステップS205(S305)で取得したアライメントマークの位置等を用いて基板種類を判定しているが、これに限定されず、ステップS207(S307)において、被露光基板Cのサイズ、被露光基板Cに形成されているアライメントマークの位置、被露光基板Cに形成されているアライメントマークの種類の少なくとも一つを用いて基板種類を判定しても良い。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る露光描画システム1について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、第2実施形態に係る露光描画システム1は、第1実施形態に係る露光描画システム1と同様に、図1乃至図5に示す構成を有しているため、当該構成に関して重複する説明を省略する。
第1実施形態に係る露光描画システム1では、複数のジョブを予め定められた実行順序に従って実行する際に、被露光基板Cのサイズ及びアライメントマークの位置等によって被露光基板Cの基板種類を推測し、推測された基板種類がジョブに設定されている基板種類と異なっていた場合に、ジョブが異なっていると判定するものであるが、第2実施形態に係る露光描画システム1は、露光対象とする被露光基板Cのサイズが被露光基板Cの基板種類を推測し、推測された基板種類がジョブに設定されている基板種類と異なっていた場合に、ジョブが異なっていると判定するものである。
第2実施形態に係る露光描画システム1では、第1実施形態の実行ジョブ情報60に従って、複数のジョブを連続的に実行し、その際に実行されているジョブと設定されているジョブとが異なっていないかどうか監視する第3露光監視処理を実行する。
第2実施形態に係る露光描画システム1における第3露光監視処理の流れについて説明する。
図14は、第2実施形態に係る第3露光監視処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムは制御装置3の記憶部51に備えられた記録媒体であるROMの所定領域に予め記憶されている。
制御装置3の制御部50は、予め定められたタイミング(本実施形態では、ステップS119等で露光描画装置2による露光処理が開始されたタイミング)で、当該露光監視処理プログラムを実行する。
なお、本実施形態では、ジョブ切り替えの直前のk枚(処理枚数がN枚のジョブにおいて、N−k+1枚目からN枚目までのk枚)と、ジョブ切り替えの直後のk枚(処理枚数がN枚のジョブにおいて、1枚目からk枚目までのk枚)について、ジョブ切り替えを行うタイミングか否かを判定する。kの値は、Nより小さい値であって、作業者によって予め入力53を介して入力されて記憶部51に記憶されている。
始めに、ステップS401において、ステップS117において露光処理が実行されている状態において、制御部50は、現在実行中のジョブの全体の処理枚数がN枚だとした際に、次に処理対象とする被露光基板Cが現在実行中のジョブにおいてN−k+1枚目以上であるか否かを判定する。
ステップS401においてN−k+1枚目以上であると判定された場合は、ステップS403において、制御部50は、ステップS201の処理と同様の手法で、次に処理対象とする被露光基板Cのサイズを取得する。
ステップS405において、制御部50は、ステップS403において取得した被露光基板Cのサイズと、記憶部51に予め記憶されている基板種類毎のサイズと比較することにより、次に処理対象とする被露光基板Cの基板種類を判定する。
ステップS405において実行中のジョブに適合していると判定された場合は、ステップ407において、制御部50は、ステップS205の処理と同様の手法で、次に処理対象とする被露光基板Cのアライメントマークの位置等を取得する。
ステップS409において、制御部50は、ステップS407において取得した被露光基板のアライメントマークの位置等を、記憶部51に予め記憶されているアライメントマークの位置等と比較することにより、実行中のジョブに適合しているか否かを判定する。
ステップS409において実行中のジョブに適合していると判定された場合は、ステップS411において、制御部50は、実行中のジョブでそのまま露光処理を継続する。
ステップS409において実行中のジョブに適合していないと判定された場合は、ステップS413において、制御部50は、ステップS409により判定された次に処理対象とする被露光基板Cの基板種類と、実行中のジョブの次のジョブにおいて設定されている基板種類とを比較することにより、基板種類が次のジョブに適合しているか否かを判定する。
ステップS413において次のジョブに適合していると判定された場合は、ステップS415において、制御部50は、実行中のジョブのための被露光基板Cの枚数が足りなかったものと判断し、現在実行中のジョブを1つ進めて次に処理対象とする被露光基板Cに対して実行中のジョブの次のジョブが実行されるように切り替える。
ステップS417において、制御部50は、ジョブAの被露光基板Cの枚数が少なかったためジョブを進めた旨を出力し、ステップS411において、次のジョブで露光処理を継続する。その旨を出力する方法は、表示部52にその旨を表示させる方法であっても、音声でその旨を出力する方法であっても良い。
一方、ステップS405において実行中のジョブに適合していないと判定された場合は、ステップS419において、制御部50は、ステップS409により判定された次に処理対象とする被露光基板Cのサイズと、実行中のジョブの次のジョブにおいて設定されている基板のサイズとを比較することにより、基板種類が次のジョブに適合しているか否かを判定する。
ステップS419において次のジョブに適合していると判定された場合は、ステップS421において、制御部50は、ステップS205の処理と同様の手法で、次に処理対象とする被露光基板Cのアライメントマークの位置等を取得する。
ステップS421において、制御部50は、ステップS419において取得した被露光基板Cのアライメントマークの位置等を、記憶部51に予め記憶されているアライメントマークの位置等と比較することにより、実行中のジョブの次のジョブに適合するか否かを判定する。ステップS423において次のジョブに適合すると判定された場合は、ステップS415に移行する。
ステップS419またはステップS423において次のジョブに適合しないと判定された場合は、ステップS425において、制御部50は、露光処理を継続できないと判断し、次に処理対象とする被露光基板Cを露光描画装置2の外部に排出する。
このようにして、第2実施形態に係る露光描画システム1では、被露光基板Cが搬送されてきた段階で、被露光基板Cのサイズにより実行されているジョブと設定されているジョブとが異なっているかどうかを判定するため、被露光基板Cが搬入されてきた段階でジョブが異なっているかどうかを判定でき、ジョブが異なっていると判定された場合には、露光処理を行うことなく(被露光基板Cをステージ10に載置することなく)被露光基板Cを速やかに露光描画装置2の外部に排出することができる。
また、第2実施形態に係る露光描画システム1では、被露光基板Cが搬送されてきた段階で、搬送された被露光基板Cのジョブを切り替えるか否かを事前に(被露光基板Cをステージ10に載置する前段階において)判断するため、画像データ切り替えの開始タイミングを早めることができる。特に露光対象画像の画像データのデータ容量が大きい場合には画像データの切り替えに一定の時間を要するが、この画像データの切り替えのための待機時間を短縮させることができる。
なお、第2実施形態に係る露光描画システム1において、ジョブの切り替え直前に基板種類が次のジョブに適合しているか否かを判定する場合(第1露光監視処理に対応)について説明したが、これに限定されず、ジョブの切り替え直後に基板種類が前のジョブに適合しているか否かを判定しても良い(第2露光監視処理に対応)。この場合、ステップS401において、処理枚数がN枚のジョブにおいて現在の処理枚数がk枚目以下であるかを判定し、ステップS409にて切り替え後のジョブに適合しているか否かを判定し、ステップS413、S419及びS423において、基板種類が切り替え後のジョブの前のジョブに適合しているか否かを判定し、ステップS415において、切り替え後のジョブを1つ戻して前のジョブを設定し、また、ステップS417において、ジョブを戻した旨を出力する。
また、第1露光監視処理、第2露光監視処理、及び第3監視処理は、被露光基板Cに対して露光処理を行っている間に、当該被露光基板Cの次に露光対象とする被露光基板Cに対して行われるようにすると良い。これにより、ジョブの切り替えの判断を露光処理を開始する前に前もって行うことができる。
1…露光描画システム,2…露光描画装置,3…制御装置,5…第1搬送部,5a…コンベア部,6…第2搬送部,10…ステージ,11…基体,12…基台,14…ガイドレール,15…ゲート,16…露光部,16a…露光ヘッド,17…光源ユニット,18…光ファイバ,19…画像処理ユニット,20…信号ケーブル,22…ゲート,23…撮影部,24…ACハンド,25…吸着部,26…押付部,27…基板サイズ計測部,27a…幅計測部,27b…長さ計測部,40…システム制御部,41…ステージ駆動部,42…操作装置,43…移動駆動部,50…制御部,51…記憶部,52…表示部,53…入力部,54…通信インタフェース,60…実行ジョブ情報,70…基板種類情報,C…被露光基板。

Claims (16)

  1. 被露光基板の種類を示す基板情報が各々設定され、露光情報に応じた露光処理を要求する複数の露光処理要求に基づいて、被露光基板に対して露光処理の各々を順に実行する露光処理実行手段と、
    露光処理対象の被露光基板の基板情報を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された検出基板情報と実行中の露光処理要求に設定された実行中基板情報とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が実行中基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して実行中の露光処理要求が継続して実行されると共に、検出基板情報が実行中基板情報と異なりかつ次の露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記実行中の露光処理要求を終了して前記次の露光処理要求の実行が開始されるように、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替える切替手段と、
    を備えた露光描画装置。
  2. 前記複数の露光処理要求の各々には、基板の処理枚数を示す枚数情報が各々設定され、
    前記切替手段は、前記露光処理実行手段により実行された露光処理枚数が実行中の露光処理要求に設定された処理枚数に応じて定められた所定枚数となった際に、前記比較手段の比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が実行中基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して実行中の露光処理要求が継続して実行されると共に、検出基板情報が実行中基板情報と異なりかつ次の露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記実行中の露光処理要求を終了して前記次の露光処理要求の実行が開始されるように、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替える
    請求項1記載の露光描画装置。
  3. 被露光基板の種類を示す基板情報が各々設定され、露光情報に応じた露光処理を要求する複数の露光処理要求に基づいて、被露光基板に対して露光処理の各々を順に実行する露光処理実行手段と、
    露光処理対象の被露光基板の基板情報を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された検出基板情報と切り替えられた露光処理要求に設定された切替基板情報とを比較する比較手段と、
    実行中の露光処理要求を終了して次の露光処理要求の実行が開始されるように切り替えた後、前記比較手段の比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が切替基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え後の露光処理要求が実行されると共に、検出基板情報が切替基板情報と異なりかつ切替直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え直前に実行していた露光処理要求が継続して実行されるように、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替える切替手段と、
    を備えた露光描画装置。
  4. 前記複数の露光処理要求の各々には、基板の処理枚数を示す枚数情報が各々設定され、
    前記切替手段は、実行中の露光処理要求を終了して次の露光処理要求の実行が開始されるように切り替えた後、前記露光処理実行手段により実行された露光処理枚数が実行中の露光処理要求に設定された処理枚数に応じて定められた所定枚数となった際に、前記比較手段の比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が切替基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え後の露光処理要求が実行されると共に、検出基板情報が切替基板情報と異なりかつ切替直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え直前に実行していた露光処理要求が継続して実行されるように、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替える
    請求項記載の露光描画装置。
  5. 露光処理要求の切り替えを許容する前記被露光基板の枚数の入力を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記所定枚数は、実行中の露光処理に設定された処理枚数及び前記受付手段により受け付けられた枚数に応じて定められる
    請求項2または4記載の露光描画装置。
  6. 露光処理要求の切り替えを許容する前記被露光基板の枚数の入力を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記切替手段は、前記露光処理実行手段により実行中の露光処理要求において実行された露光処理枚数が、実行中の露光処理に設定された処理枚数から前記受付手段により受け付けられた枚数を減算して1を加算した枚数以上である際に、前記比較手段の比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が切替基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え後の露光処理要求が実行されると共に、検出基板情報が切替基板情報と異なりかつ切替直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え直前に実行していた露光処理要求が継続して実行されるように、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替える
    請求項2記載の露光描画装置。
  7. 露光処理要求の切り替えを許容する前記被露光基板の枚数の入力を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記切替手段は、前記露光処理実行手段により実行中の露光処理要求において実行された露光処理枚数が前記受付手段により受け付けられた枚数以下である際に、前記比較手段の比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が切替基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え後の露光処理要求が実行されると共に、検出基板情報が切替基板情報と異なりかつ切替直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え直前に実行していた露光処理要求が継続して実行されるように、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替える
    請求項4記載の露光描画装置。
  8. 前記切替手段が、前記露光処理実行手段で実行される露光処理要求を切り替えた場合、予め定められた情報を出力する出力手段をさらに備えた
    請求項1乃至7の何れか1項記載の露光描画装置。
  9. 前記基板情報は、基板のサイズ、並びに基板に形成されたアライメントマークの位置及び種類を含む情報であり、
    前記検出手段は、前記露光処理対象の被露光基板のサイズ、被露光基板に形成されたアライメントマークの位置、及び被露光基板に形成されたアライメントマークの種類の少なくとも1つを基板情報として検出する
    請求項1乃至8の何れか1項記載の露光描画装置。
  10. 前記検出基板情報が実行中基板情報と異なり、かつ前記次の露光処理要求に設定された基板情報と異なる場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板を露光処理を行わずに装置外部に排出する排出手段をさらに備えた
    請求項1または2記載の露光描画装置。
  11. 前記検出基板情報が切替基板情報と異なり、かつ切り替え直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と異なる場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板を露光処理を行わずに装置外部に排出する排出手段をさらに備えた
    請求項3または4記載の露光描画装置。
  12. 前記検出手段は、前記次に露光処理対象となる被露光基板の搬入時に前記露光処理対象の被露光基板のサイズを検出し、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、検出基板情報が実行中基板情報と異なり、かつ次の露光処理要求に設定された基板情報と異なる場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板を露光処理を行わずにそのまま装置外部に排出する排出手段をさらに備えた
    請求項1または2記載の露光描画装置。
  13. 前記検出手段は、前記次に露光処理対象となる被露光基板の搬入時に前記露光処理対象の被露光基板のサイズを検出し、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、検出基板情報が切替基板情報と異なり、かつ切り替え直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と異なる場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板を露光処理を行わずにそのまま装置外部に排出する排出手段をさらに備えた
    請求項3または4記載の露光描画装置。
  14. コンピュータを、請求項1乃至13の何れか1項記載の露光描画装置における比較手段及び切替手段として機能させるためのプログラム。
  15. 被露光基板の種類を示す基板情報が各々設定され、露光情報に応じた露光処理を要求する複数の露光処理要求に基づいて、被露光基板に対して露光処理の各々を順に実行する露光処理実行ステップと、
    露光処理対象の被露光基板の基板情報を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された検出基板情報と実行中の露光処理要求に設定された実行中基板情報とを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップの比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が実行中基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して実行中の露光処理要求が継続して実行されると共に、検出基板情報が実行中基板情報と異なりかつ次の露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記実行中の露光処理要求を終了して前記次の露光処理要求の実行が開始されるように、前記露光処理実行ステップで実行される露光処理要求を切り替える切替ステップと、
    を備えた露光描画方法。
  16. 被露光基板の種類を示す基板情報が各々設定され、露光情報に応じた露光処理を要求する複数の露光処理要求に基づいて、被露光基板に対して露光処理の各々を順に実行する露光処理実行ステップと、
    露光処理対象の被露光基板の基板情報を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された検出基板情報と切り替えられた露光処理要求に設定された切替基板情報とを比較する比較ステップと、
    実行中の露光処理要求を終了して次の露光処理要求の実行が開始されるように切り替えた後、前記比較ステップの比較結果に基づいて、次に露光処理対象となる被露光基板の検出基板情報が切替基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え後の露光処理要求が実行されると共に、検出基板情報が切替基板情報と異なりかつ切替直前に実行していた露光処理要求に設定された基板情報と同じ場合には、前記次に露光処理対象となる被露光基板に対して切り替え直前に実行していた露光処理要求が継続して実行されるように、前記露光処理実行ステップで実行される露光処理要求を切り替える切替ステップと、
    を備えた露光処理方法。
JP2012057467A 2012-03-14 2012-03-14 露光描画装置、プログラム及び露光描画方法 Active JP5940328B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012057467A JP5940328B2 (ja) 2012-03-14 2012-03-14 露光描画装置、プログラム及び露光描画方法
KR1020147025942A KR102039373B1 (ko) 2012-03-14 2013-02-25 노광 묘화 장치 및 노광 묘화 방법
CN201380013189.1A CN104169799B (zh) 2012-03-14 2013-02-25 曝光描绘装置及曝光描绘方法
PCT/JP2013/054816 WO2013136959A1 (ja) 2012-03-14 2013-02-25 露光描画装置及び露光描画方法
TW102106758A TWI578111B (zh) 2012-03-14 2013-02-26 曝光微影裝置以及曝光微影方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012057467A JP5940328B2 (ja) 2012-03-14 2012-03-14 露光描画装置、プログラム及び露光描画方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013190660A JP2013190660A (ja) 2013-09-26
JP5940328B2 true JP5940328B2 (ja) 2016-06-29

Family

ID=49160875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012057467A Active JP5940328B2 (ja) 2012-03-14 2012-03-14 露光描画装置、プログラム及び露光描画方法

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP5940328B2 (ja)
KR (1) KR102039373B1 (ja)
CN (1) CN104169799B (ja)
TW (1) TWI578111B (ja)
WO (1) WO2013136959A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107866807B (zh) * 2016-09-27 2020-07-10 珠海格力智能装备有限公司 状态机控制方法及装置、机器人控制***

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11162827A (ja) * 1997-12-02 1999-06-18 Nikon Corp 露光装置
JP4365934B2 (ja) * 1999-05-10 2009-11-18 キヤノン株式会社 露光装置、半導体製造装置およびデバイス製造方法
JP2003091072A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Fuji Photo Film Co Ltd 画像露光システム
JP2003098677A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Pentax Corp 露光システム
JP2003280838A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置及びそのインフォメーションデータ更新方法
JP2006139087A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Pentax Industrial Instruments Co Ltd 描画装置の基板位置ずれ検出機構
JP2007115784A (ja) 2005-10-18 2007-05-10 Nikon Corp 露光システム、露光方法、及びデバイス製造工場
US7642100B2 (en) * 2006-09-13 2010-01-05 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Method and system for yield and productivity improvements in semiconductor processing
JP4959271B2 (ja) * 2006-09-28 2012-06-20 富士フイルム株式会社 露光システムおよびワーク搬送方法
JP4866782B2 (ja) * 2007-04-27 2012-02-01 富士フイルム株式会社 基板クランプ機構及び描画システム
CN101493655B (zh) * 2008-01-21 2011-07-20 联华电子股份有限公司 曝光方法
JP5381029B2 (ja) * 2008-11-10 2014-01-08 ウシオ電機株式会社 露光装置
JP5432780B2 (ja) 2010-03-17 2014-03-05 株式会社ニューフレアテクノロジー 描画装置及び基板の判定方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN104169799A (zh) 2014-11-26
KR20140141589A (ko) 2014-12-10
TWI578111B (zh) 2017-04-11
JP2013190660A (ja) 2013-09-26
TW201339768A (zh) 2013-10-01
KR102039373B1 (ko) 2019-11-01
CN104169799B (zh) 2016-06-29
WO2013136959A1 (ja) 2013-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102039372B1 (ko) 노광 묘화 장치, 프로그램을 기록한 기록 매체, 및 노광 묘화 방법
JP4866782B2 (ja) 基板クランプ機構及び描画システム
JP5813555B2 (ja) 露光描画装置及び露光描画方法
JP5961429B2 (ja) 露光描画装置及び露光描画方法
JP5940328B2 (ja) 露光描画装置、プログラム及び露光描画方法
JP6198378B2 (ja) 露光描画装置、露光描画システム、プログラム及び露光描画方法
TWI693478B (zh) 無罩曝光裝置及曝光方法
JP4317488B2 (ja) 露光装置、露光方法および露光処理プログラム
JP6389928B2 (ja) 露光描画装置、露光描画システム、プログラム及び露光描画方法
JP6096453B2 (ja) 露光描画装置、露光描画システム、プログラム及び露光描画方法
JP5797582B2 (ja) 露光描画装置、プログラム及び露光描画方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20140129

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20140421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5940328

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250