JP5938929B2 - プロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調し、変調した光束をスクリーン等の投写面に投写するプロジェクターが知られている。このプロジェクターには、光源からの光束を変調するための光変調装置等の光学部品が備えられている。そして、光変調装置は、光源からの光束が入射することによって発熱して光学特性が低下するため、この光変調装置を冷却するための技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、光変調装置としての液晶パネル、および液晶パネルを冷却するパネル冷却系を備え、液晶パネルは、保持枠に保持されている。パネル冷却系は、シロッコファン、このシロッコファンが取り付けられるダクト、および整流上抑え板を備えている。そして、整流上抑え板には、排気流出孔が設けられ、シロッコファンから送出された冷却風は、ダクトに導かれて排気流出孔から液晶パネルに送風されて液晶パネルを冷却する。
特開2002−341445号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、シロッコファンから送出された冷却風は、保持枠に当たり、保持枠で風向きが変わるため、液晶パネルの光束入射側端面や光束射出側端面の中央部から離れた箇所を流れてしまうことが考えられる。つまり、液晶パネルは、光束の入射に伴って周囲より中央部が高温となるが、特許文献1に記載の技術では、液晶パネルの効率的な冷却が難しいという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源と、前記光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置とを備えたプロジェクターであって、冷却風を送出する冷却ファンと、前記冷却風を前記光変調装置に導くダクトと、を備え、前記ダクトは、前記光変調装置に向けて第1の冷却風を流出する第1の流出口と、前記第1の冷却風が、前記光変調装置の光束入射側端面および光束射出側端面の少なくともいずれか一方に流れるように規制する第2の冷却風を流出する第2の流出口と、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、第1の流出口から流出した第1の冷却風が光変調装置を保持する部材等で風向きが変わっても、第2の流出口から流出した第2の冷却風によって、第1の流出口から流出した第1の冷却風の風向きを変え、光変調装置の光束入射側端面や光束射出側端面に沿って冷却風を送風することが可能となる。これによって、光変調装置は、光束の入射に伴って周囲より高温となる中央部にも確実に冷却風が送風されるので、光変調装置の効率的な冷却が可能となる。よって、プロジェクターは、長期に亘って画質の劣化を抑制した投写が可能となる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、複数の色光をそれぞれ変調する複数の前記光変調装置を備え、前記ダクトは、前記複数の光変調装置それぞれに対応する複数の前記第1の流出口と、当該複数の第1の流出口にそれぞれ前記冷却風を導く複数の流路とを有し、前記第2の流出口は、前記複数の流路のいずれかに設けられ、当該第2の流出口が設けられた流路とは異なる流路に設けられた前記第1の流出口から流出する前記第1の冷却風に対応して、前記第2の冷却風を流出するように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、第2の冷却風は、第2の流出口が設けられている流路とは異なる流路の第1の流出口から流出する第1の冷却風を、光変調装置に流れるように規制する。これによって、複数の光変調装置を冷却するために、余裕のある流路の冷却風の一部を、冷却風をより多く必要とする流路に流通させることができる。すなわち、複数の光変調装置のうち、他に比べて高温にならない光変調装置に対応する流路(第1の変調装置用の流路)に第2の流出口を設け、この第2の流出口が、高温となる光変調装置に対応する流路(第2の変調装置用の流路)に設けられた第1の流出口に対応するように形成することができる。つまり、第2の変調装置用の流路に流通する冷却風、および第1の変調装置用の流路に流通する冷却風の一部を利用して、高温となる光変調装置を冷却することができる。
したがって、冷却ファンから送出される冷却風を効率よく利用して、複数の光変調装置をバランスよく冷却することが可能となる。
また、冷却風を効率よく利用できるので、冷却ファンの小型化や、冷却ファンの低速回転による低騒音化が図れる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記光変調装置は、画素電極および前記画素電極に接続されるスイッチング素子を有する素子基板、および前記素子基板に対向して配設された対向基板を備え、前記第2の流出口は、前記第1の冷却風を、前記光変調装置における前記素子基板側に流れるように規制する前記第2の冷却風を流出するように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、素子基板は、対向基板より大きなサイズで形成されているので、光変調装置には、大きなサイズ側に冷却風が流れることとなる。これによって、光変調装置は、対向基板側、つまり小さなサイズ側に冷却風が流れる構成に比べ、放熱効果が高まるので、光変調装置のさらに効率的な冷却が可能となる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記第2の流出口の縁部には、前記光束射出側端面に対して傾斜し、前記第2の冷却風の流出を案内する傾斜壁が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第2の流出口の縁部には、傾斜壁が設けられ、第2の冷却風は、この傾斜壁によって、流出方向が案内されるので、第1の流出口から流出する冷却風を光束入射側端面または光束射出側端面に確実に流れるように規制することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記複数の流路それぞれに前記冷却風を送出する複数の前記冷却ファンを備えることが好ましい。
この構成によれば、光束の入射に伴って上昇する温度が異なる各光変調装置それぞれに対応して、各流路に流通させる冷却風の風速や風量等を容易に制御することが可能となる。よって、各冷却ファンの選定やその駆動電圧、各流路の形状等の設定が容易となる。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記複数の色光は、赤色光、緑色光、および青色光であり、前記第2の流出口は、前記緑色光を変調する前記光変調装置へ向けて流出される前記第1の冷却風に対応して、前記第2の冷却風を流出するように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、赤色光および青色光に比べ緑色光の強度が高い光束を射出する光源、例えば放電型のランプ等を備えたプロジェクターにおいて、赤色光用の光変調装置および青色光用の光変調装置より高温となる緑色光用の光変調装置を効率よく冷却することが可能となる。
[適用例7]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記光変調装置の光路前段側および光路後段側の少なくともいずれか一方に配置される光学素子を備え、前記第2の流出口は、前記光学素子に前記第2の冷却風を流出するように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、第2の冷却風で第1の冷却風を光変調装置に流れるように規制することに加え、光学素子を冷却することが可能となる。よって、コンパクトな構造で光変調装置および光学素子を効率的に冷却することが可能となる。
本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図。 本実施形態の光学装置および冷却装置を示す斜視図。 本実施形態の光変調装置、保持部材および遮光部材の断面図。 本実施形態の冷却ファン、およびダクトを上方斜めから見た斜視図。 本実施形態の冷却ファン、およびダクトを下方斜めから見た斜視図。 本実施形態の冷却ファン、およびダクトを下方から見た平面図。 本実施形態の電気光学装置、クロスダイクロイックプリズム、およびダクトの断面図であり、入射側偏光板および取付部材を省略した図。 本実施形態の光学装置、およびダクトを後方から見た断面図。
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調してスクリーン等に拡大投写する。
〔プロジェクターの主な構成〕
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す模式図である。
プロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、光源装置31を有する光学ユニット3、および冷却装置7を備えている。なお、図示は省略するが、外装筐体2の内部には、さらに、光源装置31や制御部に電力を供給する電源装置等が配置されている。
外装筐体2は、詳細な説明は省略するが、上部を構成する上ケース、下部を形成する下ケース等を有し、これらは、ネジ等により固定されている。そして、外装筐体2には、外気を取り込むための吸気口、および外装筐体2内部の温まった空気を外部に排気する排気口等が設けられている。なお、吸気口には、図示しない防塵フィルターが配置されており、外気に混入している塵埃の外装筐体2内への侵入を抑制するように構成されている。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投写に関わる制御や冷却装置7に備えられた冷却ファンの駆動等の制御を行う。
光学ユニット3は、制御部による制御の下、光源装置31から射出された光束を光学的に処理して投写する。
光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置31に加え、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、光学装置4、投写レンズ36、およびこれらの部材を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体38を備えている。
光学ユニット3は、図1に示すように平面視略L字状に形成され、一方の端部に光源装置31が着脱可能に配置され、他方の端部に投写レンズ36が配置される。なお、以下では、説明の便宜上、光源装置31から光束が射出される方向を+X方向、投写レンズ36から光束が射出される方向を+Y方向(前側)、プロジェクター1が机上等に据え置かれた据置姿勢における上方を+Z方向(上側)として記載する。
光源装置31は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源311およびリフレクター312等を備える。光源311は、赤色光および青色光に比べ緑色光の強度が高い光束を射出する。そして、光源装置31は、光源311から射出された光束をリフレクター312によって射出方向を揃え、インテグレーター照明光学系32に向けて射出する。
インテグレーター照明光学系32は、第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を備える。
第1レンズアレイ321は、光源装置31から射出された光束を複数の部分光束に分割する光学部材であり、光源装置31から射出された光束の光軸Lに対して略直交する面内にマトリックス状に配列される複数の小レンズを備えている。
第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と略同様の構成を有しており、重畳レンズ324とともに、第1レンズアレイ321から射出された部分光束を後述する液晶パネル521(図3参照)の表面に重畳させる。
偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム光を液晶パネル521で利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有する。
色分離光学系33は、2枚のダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を備え、インテグレーター照明光学系32から射出された光束を赤色光(以下「R光」という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学系34は、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を備え、色分離光学系33で分離されたR光をR光用の液晶パネル521まで導く機能を有する。なお、光学ユニット3は、リレー光学系34がR光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、B光を導く構成としてもよい。
図2は、光学装置4および冷却装置7を示す斜視図である。
光学装置4は、図1、図2に示すように、R光、G光、B光の各色光用に設けられた電気光学装置5(R光用の電気光学装置を5R、G光用の電気光学装置を5G、B光用の電気光学装置を5Bとする)、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム41を備えている。光学装置4は、色分離光学系33で分離された各色光を画像情報に応じて変調し、変調した各色光を合成する。
各電気光学装置5は、図1に示すように、入射側偏光板51、光変調装置52(R光用の光変調装置を52R、G光用の光変調装置を52G、B光用の光変調装置を52Bとする)、射出側偏光板54、および後述する保持部材6、遮光部材63(いずれも図3参照)、取付部材64(図2参照)を備えている。
入射側偏光板51は、光変調装置52の光路前段側に配置される光学素子であり、色分離光学系33で分離された各色光のうち、偏光変換素子323で揃えられた偏光光を透過し、その偏光光と異なる偏光光を吸収して光変調装置52に射出する。入射側偏光板51は、図示しない透明基材に貼付され、光学部品用筐体38に固定される。
光変調装置52は、液晶パネル521(図3参照)を備え、入射側偏光板51から射出された色光を画像情報に応じて変調する。光変調装置52の構成の詳細、および光変調装置52の保持構造については、後で詳細に説明する。
射出側偏光板54は、光変調装置52の光路後段側に配置される光学素子である。射出側偏光板54は、入射側偏光板51と略同様の機能を有し、光変調装置52にて変調された色光のうち一定方向の偏光光を透過し、その偏光光と異なる偏光光を吸収してクロスダイクロイックプリズム41に射出する。射出側偏光板54は、詳細な説明は省略するが、図示しない透明基材に貼付され、取付部材64(図2参照)を介してクロスダイクロイックプリズム41に固定される。
クロスダイクロイックプリズム41は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、各電気光学装置5が対向して配置される3つの光束入射側端面を有している。そして、クロスダイクロイックプリズム41は、直角プリズム同士を貼り合わせた界面に、2つの誘電体多層膜が形成されている。クロスダイクロイックプリズム41は、誘電体多層膜が電気光学装置5R,5Bから射出された色光を反射し、電気光学装置5Gから射出された色光を透過して、各色光を合成する。
投写レンズ36は、複数のレンズを組み合わせた組レンズとして構成され、クロスダイクロイックプリズム41にて合成された光をスクリーン上に拡大投写する。
冷却装置7は、図2に示すように、吸気ダクト71、3つの冷却ファン72R,72G,72B、およびダクト8を備えている。冷却装置7は、冷却ファン72R,72G,72Bの駆動により外装筐体2の吸気口から防塵フィルターを介して外気を取り込み、取り込んだ外気を吸気ダクト71によって冷却ファン72R,72G,72Bに導く。そして、冷却装置7は、冷却ファン72R,72G,72Bが取り込んだ外気を冷却風として送出し、この冷却風をダクト8によって電気光学装置5および偏光変換素子323に導いて、これらの部材を冷却する。冷却装置7については、後で詳細に説明する。
〔光変調装置の構成およびその保持構成〕
ここで、光変調装置52の構成、および光変調装置52の保持構造について説明する。
図3は、光変調装置52、保持部材6および遮光部材63の断面図である。
光変調装置52は、図3に示すように、液晶パネル521、フレキシブル基板52F、および防塵ガラス522,523を備えている。
液晶パネル521は、図3に示すように、ガラスなどからなる矩形状の素子基板521S、および素子基板521Sに対向して配設された対向基板521Tの間に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有している。
素子基板521Sは、複数のデータ線と、複数のデータ線と直交する方向に配列形成される複数の走査線と、走査線およびデータ線の交差に対応してマトリックス状に配列形成される画素電極と、画素電極に接続されるTFT(Thin Film Transistor)あるいはMIM(Metal Insulator Metal)等のスイッチング素子とを有している。また、素子基板521Sの一方の端部には、制御部との電気的接続のための接続端子が形成されている。
対向基板521Tは、共通電極、ブラックマトリックス等を有している。対向基板521Tは、素子基板521Sの接続端子が露出するように、平面サイズが素子基板521Sの平面サイズより小さく形成されている。
フレキシブル基板52Fは、一端が素子基板521Sの接続端子部に接続され、他端が制御部に着脱可能に接続されている。
液晶パネル521は、このフレキシブル基板52Fを介して制御部から駆動信号が入力され、所定の画素電極と共通電極との間に電圧が印加される。そして、液晶パネル521は、画素電極および共通電極間に介在する液晶、つまり表示画像が形成される画素領域の配向状態が制御され、入射する色光を変調する。
防塵ガラス522は、対向基板521Tと同等の平面サイズの板材で形成され、接着剤を介して、対向基板521Tに固定されている。
防塵ガラス523は、素子基板521Sと同等の平面サイズの板材で形成され、接着剤を介して、素子基板521Sに固定されている。
防塵ガラス522,523は、液晶パネル521の表面に塵埃が付着することを防止し、防塵ガラス522,523の表面に塵埃が付着しても焦点をずらすことにより、投写される画像の劣化を抑制するように構成されている。また、防塵ガラス522,523は、光源からの光束が入射することによって発熱する液晶パネル521の熱を放熱する機能も有している。
光変調装置52は、図3に示すように、保持部材6に保持され、光変調装置52の色光が入射する側には、遮光部材63が配置される。
保持部材6は、フレーム61および押え板62を備えている。
フレーム61は、光変調装置52が防塵ガラス522側から組み込まれるように、中央部に光変調装置52の収納部が設けられ、光変調装置52に光束が入射するように、開口部が形成されている。
フレーム61には、図3に示すように、フレキシブル基板52Fが配置される側の反対側の縁部が面取り加工されており、防塵ガラス522の下方に位置する斜面61Nおよび防塵ガラス523の下方に位置する斜面61Sを有している。
押え板62は、板金で形成され、フレーム61に組み込まれた光変調装置52の防塵ガラス523側からフレーム61に取り付けられ、フレーム61とで光変調装置52を保持する。押え板62には、光変調装置52から射出された光束が通過する開口部が形成されている。
遮光部材63は、板金で形成され、図3に示すように、押え板62とは反対側のフレーム61に固定される。遮光部材63は、液晶パネル521の画素領域に入射する光束が通過する開口部を有し、それ以外の光束、つまり投写される画像の形成に寄与しない光束を反射する。
取付部材64は、詳細な説明は省略するが、複数の板金から構成され、保持部材6に保持された光変調装置52、および透明基材に貼付された射出側偏光板54をクロスダイクロイックプリズム41に固定するために用いられる。
保持部材6に保持された光変調装置52は、図2に示すように、フレキシブル基板52Fが上側となるように配置され、取付部材64を介してクロスダイクロイックプリズム41に取り付けられる。また、光変調装置52は、対向基板521Tが光束の入射側、素子基板521Sが光束の射出側となるように配置される。
〔冷却装置の構成〕
次に、冷却装置7について詳細に説明する。
冷却装置7は、前述したように、吸気ダクト71、3つの冷却ファン72R,72G,72B、およびダクト8を備えている(図2参照)。
吸気ダクト71は、外装筐体2の内側から外装筐体2の吸気口を囲む開口部711を有している。開口部711は、図2に示すように、前後方向(Y方向)が上下方向(Z方向)より長い平面視矩形状に形成されている。吸気ダクト71は、この開口部711が3つの冷却ファン72R,72G,72Bの各吸入口721(図4参照)と連通するように形成されている。吸気ダクト71は、冷却ファン72R,72G,72Bが駆動されることにより、防塵フィルターを介して流入する外装筐体2外部の空気を開口部711から各吸入口721に導く。
冷却ファン72R,72G,72Bは、図2に示すように、略円柱状の形状を有し、厚み寸法が略円柱状の外形寸法より小さなシロッコファンで構成されている。
冷却ファン72Gは、電気光学装置5Rの+X側で、光学ユニット3の下方となる位置で、厚み方向が上下方向に沿うように配置(横置き配置)される。冷却ファン72Bは、光学装置4の前方(+Y側)で、投写レンズ36の下方となる位置で横置き配置される。そして、冷却ファン72Rは、冷却ファン72Bの+X側で、投写レンズ36の側方となる位置で、厚み方向がX方向に沿うように配置(縦置き配置)される。
このように、冷却ファン72R,72Bは、冷却ファン72Rが、投写レンズ36の側方となる位置で縦置き配置され、冷却ファン72Bが投写レンズ36の下方となる位置で横置き配置されることにより、投写レンズ36周囲のデッドスペースになりがちなスペースを有効に利用して配置されている。
図4は、冷却ファン72R,72G,72B、およびダクト8を上方斜めから見た斜視図である。図5は、冷却ファン72R,72G,72B、およびダクト8を下方斜めから見た斜視図である。
冷却ファン72R,72G,72Bは、図4、図5に示すように、それぞれが空気を吸入する吸入口721、および吸入された空気を送出する送出口722を有し、吸入した空気を冷却風として送出する。
冷却ファン72Rは、電気光学装置5R,5Gを主に冷却するためのファンである。冷却ファン72Rは、図5に示すように、吸入口721が+X側、つまり外装筐体2の吸気口側(投写レンズ36とは反対側)を向き、送出口722が後方(−Y側)を向くように配置され、図2に示すように、吸気ダクト71の−X側にネジ固定される。
冷却ファン72Gは、電気光学装置5Gを主に冷却するためのファンである。冷却ファン72Gは、図4、図5に示すように、吸入口721が上方(+Z側)を向き、送出口722が−X側(電気光学装置5R側)を向くように配置され、ダクト8にネジ固定される。また、冷却ファン72Gは、送出口722が電気光学装置5Rの近傍に位置するように配置される。
冷却ファン72Bは、電気光学装置5B、および偏光変換素子323を主に冷却するためのファンである。冷却ファン72Bは、図4、図5に示すように、吸入口721が上方(+Z側)を向き、送出口722が後方(−Y側)を向くように配置され、図2に示すように、ダクト8にネジ固定される。
ダクト8は、冷却ファン72R,72G,72Bから送出された冷却風を電気光学装置5R,5G,5Bおよび偏光変換素子323に導く機能を有している。
ダクト8は、図2に示すように、吸気ダクト71の−X側から冷却ファン72R,72G,72Bの吸入口721(図4参照)を囲んで光学装置4の下方(−Z側)に延出して形成され、外装筐体2の下ケース(図示省略)に固定される。
ダクト8は、外装筐体2の下ケースとで複数の流路を形成している。
図6は、冷却ファン72R,72G,72B、およびダクト8を下方(−Z側)から見た平面図である。
ダクト8は、図6に示すように、冷却ファン72Rから送出された冷却風が流通する第1流路81、冷却ファン72Gから送出された冷却風が流通する第2流路82、および冷却ファン72Bから送出された冷却風が流通する第3流路83を有している。
第1流路81は、冷却ファン72Rの送出口722から冷却ファン72Gと冷却ファン72Bとの間を通り、電気光学装置5Rおよび電気光学装置5Gの下方に延出して形成されている。また、第1流路81には、冷却ファン72Rから送出された冷却風を分岐させる壁部811が形成されている。壁部811は、図6に示すように、冷却ファン72Rの送出口722の近傍から電気光学装置5Rの下方に延出して形成されている。
第1流路81は、この壁部811が形成されることにより、冷却ファン72G側に位置する分岐流路81R、および冷却ファン72B側に位置する分岐流路81Gが形成されている。また、分岐流路81Gは、分岐流路81Rより大きく形成されており、分岐流路81Rを流通する風量より多くの風量が流通するように形成されている。
分岐流路81Rの下流側端部、つまり、壁部811の端部近傍には、図6に示すように、分岐流路81Rを流通した冷却風が流出する流出口812,813が形成され、第1流路81の下流側端部には、第1流路81を流通した冷却風が流出する流出口814が形成されている。
流出口812,813,814は、図4に示すように、縁部が上方に突出して形成されている。そして、流出口812は、光変調装置52Rの下方に位置し、流出口813は、電気光学装置5Rに備えられた射出側偏光板54の下方に位置するように形成されている。そして、流出口814は、電気光学装置5Gに備えられた射出側偏光板54の下方に位置するように形成されている。
第2流路82は、図6に示すように、冷却ファン72Gの送出口722から電気光学装置5G(図2参照)の下方に延出して形成されている。そして、第2流路82には、この第2流路82を流通した空気が流出する流出口821が形成されている。流出口821は、第2流路82の下流側端部に設けられており、流出口814の後方(−Y側)に隣接して形成されている。流出口821は、図4に示すように、縁部が流出口814の縁部と同等の高さを有して突出しており、光変調装置52Gの下方に位置するように形成されている。
第3流路83は、図6に示すように、冷却ファン72Bの送出口722から電気光学装置5Bの下方を経て、偏光変換素子323の下方に延出して形成されている。そして、第3流路83には、この第3流路83を流通した空気が流出する流出口831,832,833が形成されている。
流出口831,832は、図4に示すように、縁部が上方に突出して形成されている。そして、流出口831は、光変調装置52Bの下方に位置し、流出口832は、電気光学装置5Bに備えられた射出側偏光板54の下方に位置するように形成されている。
流出口833は、偏光変換素子323の下方に位置するように形成されており、図4に示すように、縁部が上方に突出し、内面は偏光変換素子323に効率良く冷却風が送風されるような傾斜面を有して形成されている。
このように、ダクト8には、複数の流出口が設けられ、流出口812,821,831は、光変調装置52R,52G,52Bに向けて冷却風を流出する第1の流出口に相当する。そして、流出口814は、流出口821から流出する冷却風に衝突して、流出口821から流出する冷却風の向きを規制するように冷却風を流出する第2の流出口に相当する。また、第1の流出口(流出口812,821,831)から流出する冷却風は、第1の冷却風、第2の流出口(流出口814)から流出する冷却風は、第2の冷却風に相当する。
ここで、電気光学装置5Gの下方に位置する流出口814,821についてさらに説明する。
図7は、電気光学装置5G、クロスダイクロイックプリズム41、および電気光学装置5G近傍のダクト8の断面図であり、入射側偏光板51および取付部材64を省略した図である。
図7に示すように、また前述したように、流出口814は、電気光学装置5Gに備えられた射出側偏光板54の下方に位置するように、すなわち、光変調装置52Gの光束射出側に位置するように形成されている。流出口821は、光変調装置52Gの下方に位置するように形成されている。
そして、流出口814と流出口821とは、傾斜壁821Wを介して並設されている。傾斜壁821Wは、防塵ガラス523の光束射出側端面に対して傾斜して形成されている。具体的に、傾斜壁821Wは、下方から上方に向かう程、後方(−Y側)に傾斜、つまり流出口814から流出する冷却風が防塵ガラス523の光束射出側端面に向かうように傾斜している。また、流出口814の傾斜壁821Wと対向する側の縁部の傾斜壁814Wも傾斜壁821Wと同一側に傾斜している。
図8は、光学装置4、および光学装置4近傍のダクト8を後方から見た断面図である。
流出口821は、−X側の内面821A、つまり冷却ファン72Gの送出口722に対向する側の内面821Aが図5、図8に示すように、傾斜して形成されている。具体的に、内面821Aは、図8に示すように、下方から上方に向かう程、つまり光変調装置52Gに向かう程+X側となるように傾斜して形成されている。また、流出口821は、図8に示すように、X方向において、光変調装置52Gの中心に対し、X方向における冷却風の上流側(+X側)にシフトする位置に形成されている。
〔冷却風の流れ〕
ここで、冷却ファン72R,72G,72Bから送出された冷却風の流れについて説明する。
冷却ファン72Rから送出された冷却風は、図6に示すように、第1流路81を流れ、壁部811によって分岐されて分岐流路81R,81Gを流通する。
分岐流路81Rを流通する冷却風は、一部が流出口812,813からダクト8の上方に流出し(図4参照)、残りの冷却風は、流出口814に向かう。
そして、流出口812から流出した冷却風は、光変調装置52R、および電気光学装置5Rの入射側偏光板51を主に冷却し、流出口813から流出した冷却風は、電気光学装置5Rの射出側偏光板54を主に冷却する。
分岐流路81Gを流通する冷却風は、分岐流路81Rから流出口814に向かう冷却風と合流し、傾斜壁814W,821Wによって流出方向が案内され、流出口814からダクト8の上方に流出する(図4参照)。そして、流出口814から流出した冷却風は、図7に示すように、電気光学装置5Gの射出側偏光板54を冷却すると共に、流出口821から流出する冷却風に衝突して流出口821から光変調装置52Gの光束射出側端面側に流出する冷却風の向きを規制する。流出口821から流出する冷却風の向きが変更される様子については、後で詳細に説明する。
冷却ファン72Gから送出された冷却風は、図6に示すように、第2流路82に流れ、図8に示すように、内面821Aに衝突して流出口821からダクト8の上方に流出する。流出口821が冷却ファン72Gの送出口722の近傍に形成されていることにより、流出口821から流出する冷却風は、冷却ファン72Gから冷却風が送出される方向(−X方向)に向かおうとする勢いが強いが、内面821Aが傾斜し、流出口821が光変調装置52Gの中心に対して+X側にシフトする位置に形成されているので、図8に示すように、X方向において、光変調装置52Gの略中央に向かう。
また、流出口821から流出した冷却風は、図7に示すように、フレーム61の斜面61N,61Sに沿って流れる。斜面61Nに沿って流れた冷却風101は、そのままフレーム61に沿って流れる(冷却風102)。
一方、フレーム61の斜面61Sに沿って流れた冷却風201は、図7に示すように、流出口814から流出した冷却風300と衝突して、防塵ガラス523の表面(光束射出側端面)に向けて送風されるように冷却風300によって規制されて流れる(冷却風202)。すなわち、冷却風201は、流出口814から流出した冷却風300が衝突しない構成の場合には、斜面61Sに沿って流れるため、光束射出側端面に向けて送風されないが(図7の二点鎖線で示す冷却風400)、流出口814から流出した冷却風300に衝突して光束射出側短面側に向きが変わるので、光束射出側端面の中央部にも確実に冷却風202が送風される。
このように、第1流路81に設けられた流出口814(第2の流出口)は、第2流路82に設けられた流出口821(第1の流出口)から流出する冷却風201(第1の冷却風)を、光変調装置52Gの光束射出側端面に向けて流れるように規制する冷却風300(第2の冷却風)を流出する。つまり、ダクト8は、光変調装置52G,52Bに比べて高温にならない光変調装置52Rを冷却するための第1流路81に流通する冷却風の一部を、より高温となる光変調装置52Gを冷却するための冷却風として利用するように構成されている。
冷却ファン72Bから送出された冷却風は、図6に示すように、第3流路83に流れ、図4に示すように、流出口831,832,833からダクト8の上方に流出する。
そして、流出口831から流出した冷却風は、光変調装置52B、および電気光学装置5Bの入射側偏光板51を主に冷却し、流出口832から流出した冷却風は、電気光学装置5Bの射出側偏光板54を主に冷却する。そして、流出口833から流出した冷却風は、偏光変換素子323を冷却する。
このように、冷却ファン72R,72G,72Bから送出された冷却風は、複数の流出口から流出し、電気光学装置5を冷却する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)第1の流出口としての流出口821から流出した冷却風201は、第2の流出口としての流出口814から流出した冷却風300によって、光変調装置52Gの光束射出側端面に向けて流れるように規制されて流通する。これによって、光変調装置52Gは、光束の入射に伴って周囲より高温となる中央部にも確実に冷却風が送風されるので、効率的に冷却される。
(2)光束の入射に伴って上昇する温度が異なる光変調装置52R,52G,52Bのうち、より温度が高くなる光変調装置52Gに対応して流出口814(第2の流出口)が設けられているので、この光変調装置52Gを効率よく冷却することが可能となる。よって、複数の光変調装置52R,52G,52Bをバランスよく冷却することが可能となり、プロジェクター1は、長期に亘って色ムラ等の画質の劣化を抑制した投写が可能となる。
(3)ダクト8は、光変調装置52G,52Bに比べて高温にならない光変調装置52Rを冷却するための第1流路81に流通する冷却風の一部を、高温となる光変調装置52Gを冷却するための冷却風として利用するように構成されている。これによって、冷却ファン72R,72G,72Bから送出される冷却風を効率よく利用して、光変調装置52R,52G,52Bをバランスよく冷却することが可能となる。
また、冷却風を効率よく利用できるので、冷却ファン72R,72G,72Bの小型化や、冷却ファン72R,72G,72Bを低速回転できることによる低騒音化が図れる。
(4)流出口821から流出する冷却風は、光変調装置52Gの素子基板521S側の防塵ガラス523に流れるように規制される。防塵ガラス523は、光変調装置52Gの対向基板521T側の防塵ガラス522より大きなサイズで形成されているので、冷却風が防塵ガラス522に流れるように規制される構成より放熱効果が高まり、光変調装置52Gのさらに効率的な冷却が可能となる。
(5)流出口814(第2の流出口)の縁部には、傾斜壁814W,821Wが設けられているので、流出口821(第1の流出口)から流出する冷却風が防塵ガラス523の光束射出側端面に流れるように規制することが可能となる。
(6)冷却装置7は、第1流路81、第2流路82、第3流路83にそれぞれに冷却風を送出する冷却ファン72R,72G,72Bを備えている。これによって、光束の入射に伴って上昇する温度が異なる光変調装置52R,52G,52Bそれぞれに対応して、各流路に流通させる冷却風の風速や風量等を容易に制御することが可能となる。よって、各冷却ファン72R,72G,72Bの選定やそれらの駆動電圧、各流路の形状等の設定が容易となる。
(7)流出口814(第2の流出口)は、射出側偏光板54に冷却風を流出するように形成されている。これによって、流出口814から流出する冷却風で流出口821(第1の流出口)から流出する冷却風を光変調装置52Gの光束射出側端面に流れるように規制することに加え、射出側偏光板54を冷却することが可能となる。よって、発熱量の高い射出側偏光板54、および射出側偏光板54の発熱の影響を受けて温度が上昇する光変調装置52Gの光束射出側端面を、コンパクトな構造で効率的に冷却することが可能となる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態では、流出口821から流出する冷却風が光変調装置52Gの光束射出側となる防塵ガラス523に流れるように規制されているが、この冷却風が光変調装置52Gの光束入射側となる防塵ガラス522に流れるように規制する構成としてもよい。
また、流出口821から流出する冷却風が光変調装置52Gの光束入射側および光束射出側、つまり防塵ガラス522,523の双方に流れるように規制する構成としてもよい。
流出口812から流出する冷却風を光変調装置52Rの光束射出側端面や光束入射側端面に流れるように規制する冷却風を流出する第2の流出口を設けてもよく、流出口813をこの第2の流出口として構成してもよい。同様に、流出口831から流出する冷却風を光変調装置52Bの光束射出側端面や光束入射側端面に流れるように規制する冷却風を流出する第2の流出口を設けてもよく、流出口832をこの第2の流出口として構成してもよい。
前記実施形態では、流出口821から流出する第1の冷却風を規制する第2の冷却風を流出する構成として、第1流路81に流通する冷却風の一部を利用しているが、他の流路に流通する冷却風を利用するように構成してもよい。
前記実施形態の光変調装置は、素子基板521Sが光束の射出側、対向基板521Tが光束の入射側となるように配置されているが、素子基板521S側が光束の入射側、対向基板521Tが光束の射出側となるように配置してもよい。
冷却装置7は、3つの冷却ファン72R,72G,72Bを備えて構成されているが、冷却ファンは、3つに限らず、2つ以下あるいは4つ以上で構成してもよい。また、冷却ファンは、シロッコファンに限らず軸流ファンで構成してもよく、シロッコファンと軸流ファンとを組み合わせて構成してもよい。
光学補償素子(入射する光束の位相のずれを補償する素子)や、位相差板等を光変調装置52の光路前段側や光路後段側に配置される光学素子として構成してもよい。そして、これらの光学素子に冷却風を送出する第2の送出口を設けてもよい。
前記実施形態の光変調装置52は、透過型の液晶パネル521を有して構成されているが、反射型液晶パネルを利用したものであってもよい。
光源311は放電型のランプに限らず、その他の方式のランプや発光ダイオード等の固体光源で構成してもよい。
1…プロジェクター、2…外装筐体、3…光学ユニット、52,52B,52G,52R…光変調装置、6…保持部材、8…ダクト、31…光源装置、51…入射側偏光板、54…射出側偏光板、61…フレーム、72B,72G,72R…冷却ファン、81…第1流路、81G,81R…分岐流路、82…第2流路、83…第3流路、311…光源、521…液晶パネル、521S…素子基板、521T…対向基板、522,523…防塵ガラス、812,821,831…流出口(第1の流出口)、814…流出口(第2の流出口)、813,832,833…流出口、814W,821W…傾斜壁。

Claims (7)

  1. 光源と、前記光源から射出された複数の色光、前記複数の色光ごとに変調する複数の光変調装置とを備えたプロジェクターであって、
    冷却風を送出する冷却ファンと、
    前記冷却風を前記複数の光変調装置それぞれに導くダクトと、
    を備え、
    前記ダクトは、前記複数の光変調装置に向けてそれぞれ第1の冷却風を流出する複数の第1の流出口と、
    前記複数の第1の流出口にそれぞれ前記冷却風を導く複数の流路と、を有し、
    前記複数の流路のいずれかには、前記第1の冷却風が、前記光変調装置の光束入射側端面および光束射出側端面の少なくともいずれか一方に流れるように規制する第2の冷却風を流出する第2の流出口が設けられていることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって
    前記第2の流出口は、当該第2の流出口が設けられた流路とは異なる流路に設けられた前記第1の流出口から流出する前記第1の冷却風に対応して、前記第2の冷却風を流出するように形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターであって、
    前記複数の光変調装置は、画素電極および前記画素電極に接続されるスイッチング素子を有する素子基板、および前記素子基板に対向して配設された対向基板を備え、
    前記第2の流出口は、前記第1の冷却風を、前記光変調装置における前記素子基板側に流れるように規制する前記第2の冷却風を流出するように形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記第2の流出口の縁部には、前記光束射出側端面に対して傾斜し、前記第2の冷却風の流出を案内する傾斜壁が設けられていることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項〜請求項4いずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記複数の流路それぞれに前記冷却風を送出する複数の前記冷却ファンを備えることを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項〜請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記複数の色光は、赤色光、緑色光、および青色光であり、
    前記第2の流出口は、前記緑色光を変調する前記光変調装置へ向けて流出される前記第1の冷却風に対応して、前記第2の冷却風を流出するように形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記光変調装置の光路前段側および光路後段側の少なくともいずれか一方に配置される光学素子を備え、
    前記第2の流出口は、前記光学素子に前記第2の冷却風を流出するように形成されていることを特徴とするプロジェクター。
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