JP5938929B2 - プロジェクター - Google Patents
プロジェクター Download PDFInfo
- Publication number
- JP5938929B2 JP5938929B2 JP2012026092A JP2012026092A JP5938929B2 JP 5938929 B2 JP5938929 B2 JP 5938929B2 JP 2012026092 A JP2012026092 A JP 2012026092A JP 2012026092 A JP2012026092 A JP 2012026092A JP 5938929 B2 JP5938929 B2 JP 5938929B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling air
- light
- outlet
- projector
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Projection Apparatus (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Description
したがって、冷却ファンから送出される冷却風を効率よく利用して、複数の光変調装置をバランスよく冷却することが可能となる。
また、冷却風を効率よく利用できるので、冷却ファンの小型化や、冷却ファンの低速回転による低騒音化が図れる。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調してスクリーン等に拡大投写する。
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す模式図である。
プロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、光源装置31を有する光学ユニット3、および冷却装置7を備えている。なお、図示は省略するが、外装筐体2の内部には、さらに、光源装置31や制御部に電力を供給する電源装置等が配置されている。
光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置31に加え、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、光学装置4、投写レンズ36、およびこれらの部材を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体38を備えている。
第1レンズアレイ321は、光源装置31から射出された光束を複数の部分光束に分割する光学部材であり、光源装置31から射出された光束の光軸Lに対して略直交する面内にマトリックス状に配列される複数の小レンズを備えている。
偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム光を液晶パネル521で利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有する。
光学装置4は、図1、図2に示すように、R光、G光、B光の各色光用に設けられた電気光学装置5(R光用の電気光学装置を5R、G光用の電気光学装置を5G、B光用の電気光学装置を5Bとする)、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム41を備えている。光学装置4は、色分離光学系33で分離された各色光を画像情報に応じて変調し、変調した各色光を合成する。
ここで、光変調装置52の構成、および光変調装置52の保持構造について説明する。
図3は、光変調装置52、保持部材6および遮光部材63の断面図である。
光変調装置52は、図3に示すように、液晶パネル521、フレキシブル基板52F、および防塵ガラス522,523を備えている。
素子基板521Sは、複数のデータ線と、複数のデータ線と直交する方向に配列形成される複数の走査線と、走査線およびデータ線の交差に対応してマトリックス状に配列形成される画素電極と、画素電極に接続されるTFT(Thin Film Transistor)あるいはMIM(Metal Insulator Metal)等のスイッチング素子とを有している。また、素子基板521Sの一方の端部には、制御部との電気的接続のための接続端子が形成されている。
液晶パネル521は、このフレキシブル基板52Fを介して制御部から駆動信号が入力され、所定の画素電極と共通電極との間に電圧が印加される。そして、液晶パネル521は、画素電極および共通電極間に介在する液晶、つまり表示画像が形成される画素領域の配向状態が制御され、入射する色光を変調する。
防塵ガラス523は、素子基板521Sと同等の平面サイズの板材で形成され、接着剤を介して、素子基板521Sに固定されている。
保持部材6は、フレーム61および押え板62を備えている。
フレーム61は、光変調装置52が防塵ガラス522側から組み込まれるように、中央部に光変調装置52の収納部が設けられ、光変調装置52に光束が入射するように、開口部が形成されている。
フレーム61には、図3に示すように、フレキシブル基板52Fが配置される側の反対側の縁部が面取り加工されており、防塵ガラス522の下方に位置する斜面61Nおよび防塵ガラス523の下方に位置する斜面61Sを有している。
保持部材6に保持された光変調装置52は、図2に示すように、フレキシブル基板52Fが上側となるように配置され、取付部材64を介してクロスダイクロイックプリズム41に取り付けられる。また、光変調装置52は、対向基板521Tが光束の入射側、素子基板521Sが光束の射出側となるように配置される。
次に、冷却装置7について詳細に説明する。
冷却装置7は、前述したように、吸気ダクト71、3つの冷却ファン72R,72G,72B、およびダクト8を備えている(図2参照)。
吸気ダクト71は、外装筐体2の内側から外装筐体2の吸気口を囲む開口部711を有している。開口部711は、図2に示すように、前後方向(Y方向)が上下方向(Z方向)より長い平面視矩形状に形成されている。吸気ダクト71は、この開口部711が3つの冷却ファン72R,72G,72Bの各吸入口721(図4参照)と連通するように形成されている。吸気ダクト71は、冷却ファン72R,72G,72Bが駆動されることにより、防塵フィルターを介して流入する外装筐体2外部の空気を開口部711から各吸入口721に導く。
冷却ファン72Gは、電気光学装置5Rの+X側で、光学ユニット3の下方となる位置で、厚み方向が上下方向に沿うように配置(横置き配置)される。冷却ファン72Bは、光学装置4の前方(+Y側)で、投写レンズ36の下方となる位置で横置き配置される。そして、冷却ファン72Rは、冷却ファン72Bの+X側で、投写レンズ36の側方となる位置で、厚み方向がX方向に沿うように配置(縦置き配置)される。
冷却ファン72R,72G,72Bは、図4、図5に示すように、それぞれが空気を吸入する吸入口721、および吸入された空気を送出する送出口722を有し、吸入した空気を冷却風として送出する。
ダクト8は、図2に示すように、吸気ダクト71の−X側から冷却ファン72R,72G,72Bの吸入口721(図4参照)を囲んで光学装置4の下方(−Z側)に延出して形成され、外装筐体2の下ケース(図示省略)に固定される。
図6は、冷却ファン72R,72G,72B、およびダクト8を下方(−Z側)から見た平面図である。
ダクト8は、図6に示すように、冷却ファン72Rから送出された冷却風が流通する第1流路81、冷却ファン72Gから送出された冷却風が流通する第2流路82、および冷却ファン72Bから送出された冷却風が流通する第3流路83を有している。
流出口812,813,814は、図4に示すように、縁部が上方に突出して形成されている。そして、流出口812は、光変調装置52Rの下方に位置し、流出口813は、電気光学装置5Rに備えられた射出側偏光板54の下方に位置するように形成されている。そして、流出口814は、電気光学装置5Gに備えられた射出側偏光板54の下方に位置するように形成されている。
流出口833は、偏光変換素子323の下方に位置するように形成されており、図4に示すように、縁部が上方に突出し、内面は偏光変換素子323に効率良く冷却風が送風されるような傾斜面を有して形成されている。
図7は、電気光学装置5G、クロスダイクロイックプリズム41、および電気光学装置5G近傍のダクト8の断面図であり、入射側偏光板51および取付部材64を省略した図である。
そして、流出口814と流出口821とは、傾斜壁821Wを介して並設されている。傾斜壁821Wは、防塵ガラス523の光束射出側端面に対して傾斜して形成されている。具体的に、傾斜壁821Wは、下方から上方に向かう程、後方(−Y側)に傾斜、つまり流出口814から流出する冷却風が防塵ガラス523の光束射出側端面に向かうように傾斜している。また、流出口814の傾斜壁821Wと対向する側の縁部の傾斜壁814Wも傾斜壁821Wと同一側に傾斜している。
流出口821は、−X側の内面821A、つまり冷却ファン72Gの送出口722に対向する側の内面821Aが図5、図8に示すように、傾斜して形成されている。具体的に、内面821Aは、図8に示すように、下方から上方に向かう程、つまり光変調装置52Gに向かう程+X側となるように傾斜して形成されている。また、流出口821は、図8に示すように、X方向において、光変調装置52Gの中心に対し、X方向における冷却風の上流側(+X側)にシフトする位置に形成されている。
ここで、冷却ファン72R,72G,72Bから送出された冷却風の流れについて説明する。
冷却ファン72Rから送出された冷却風は、図6に示すように、第1流路81を流れ、壁部811によって分岐されて分岐流路81R,81Gを流通する。
分岐流路81Rを流通する冷却風は、一部が流出口812,813からダクト8の上方に流出し(図4参照)、残りの冷却風は、流出口814に向かう。
そして、流出口812から流出した冷却風は、光変調装置52R、および電気光学装置5Rの入射側偏光板51を主に冷却し、流出口813から流出した冷却風は、電気光学装置5Rの射出側偏光板54を主に冷却する。
そして、流出口831から流出した冷却風は、光変調装置52B、および電気光学装置5Bの入射側偏光板51を主に冷却し、流出口832から流出した冷却風は、電気光学装置5Bの射出側偏光板54を主に冷却する。そして、流出口833から流出した冷却風は、偏光変換素子323を冷却する。
(1)第1の流出口としての流出口821から流出した冷却風201は、第2の流出口としての流出口814から流出した冷却風300によって、光変調装置52Gの光束射出側端面に向けて流れるように規制されて流通する。これによって、光変調装置52Gは、光束の入射に伴って周囲より高温となる中央部にも確実に冷却風が送風されるので、効率的に冷却される。
また、冷却風を効率よく利用できるので、冷却ファン72R,72G,72Bの小型化や、冷却ファン72R,72G,72Bを低速回転できることによる低騒音化が図れる。
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態では、流出口821から流出する冷却風が光変調装置52Gの光束射出側となる防塵ガラス523に流れるように規制されているが、この冷却風が光変調装置52Gの光束入射側となる防塵ガラス522に流れるように規制する構成としてもよい。
また、流出口821から流出する冷却風が光変調装置52Gの光束入射側および光束射出側、つまり防塵ガラス522,523の双方に流れるように規制する構成としてもよい。
Claims (7)
- 光源と、前記光源から射出された複数の色光を、前記複数の色光ごとに変調する複数の光変調装置と、を備えたプロジェクターであって、
冷却風を送出する冷却ファンと、
前記冷却風を前記複数の光変調装置それぞれに導くダクトと、
を備え、
前記ダクトは、前記複数の光変調装置に向けてそれぞれ第1の冷却風を流出する複数の第1の流出口と、
前記複数の第1の流出口にそれぞれ前記冷却風を導く複数の流路と、を有し、
前記複数の流路のいずれかには、前記第1の冷却風が、前記光変調装置の光束入射側端面および光束射出側端面の少なくともいずれか一方に流れるように規制する第2の冷却風を流出する第2の流出口が設けられていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記第2の流出口は、当該第2の流出口が設けられた流路とは異なる流路に設けられた前記第1の流出口から流出する前記第1の冷却風に対応して、前記第2の冷却風を流出するように形成されていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターであって、
前記複数の光変調装置は、画素電極および前記画素電極に接続されるスイッチング素子を有する素子基板、および前記素子基板に対向して配設された対向基板を備え、
前記第2の流出口は、前記第1の冷却風を、前記光変調装置における前記素子基板側に流れるように規制する前記第2の冷却風を流出するように形成されていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記第2の流出口の縁部には、前記光束射出側端面に対して傾斜し、前記第2の冷却風の流出を案内する傾斜壁が設けられていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項4いずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記複数の流路それぞれに前記冷却風を送出する複数の前記冷却ファンを備えることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記複数の色光は、赤色光、緑色光、および青色光であり、
前記第2の流出口は、前記緑色光を変調する前記光変調装置へ向けて流出される前記第1の冷却風に対応して、前記第2の冷却風を流出するように形成されていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記光変調装置の光路前段側および光路後段側の少なくともいずれか一方に配置される光学素子を備え、
前記第2の流出口は、前記光学素子に前記第2の冷却風を流出するように形成されていることを特徴とするプロジェクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012026092A JP5938929B2 (ja) | 2012-02-09 | 2012-02-09 | プロジェクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012026092A JP5938929B2 (ja) | 2012-02-09 | 2012-02-09 | プロジェクター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013164443A JP2013164443A (ja) | 2013-08-22 |
JP5938929B2 true JP5938929B2 (ja) | 2016-06-22 |
Family
ID=49175836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012026092A Active JP5938929B2 (ja) | 2012-02-09 | 2012-02-09 | プロジェクター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5938929B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6303463B2 (ja) * | 2013-12-09 | 2018-04-04 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005121973A (ja) * | 2003-10-17 | 2005-05-12 | Tochigi Nikon Corp | 投射型表示装置 |
JP4956837B2 (ja) * | 2007-10-05 | 2012-06-20 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 電子機器の冷却装置およびそれを備える液晶プロジェクタ装置 |
JP5109713B2 (ja) * | 2008-02-26 | 2012-12-26 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置及び電子機器 |
JP5268506B2 (ja) * | 2008-09-05 | 2013-08-21 | 三洋電機株式会社 | 投写型映像表示装置 |
JP5596930B2 (ja) * | 2009-02-25 | 2014-09-24 | 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 | 投写型表示装置 |
CN102033395B (zh) * | 2009-09-29 | 2013-04-03 | 三洋科技中心(深圳)有限公司 | 投影式显示装置 |
-
2012
- 2012-02-09 JP JP2012026092A patent/JP5938929B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013164443A (ja) | 2013-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7806532B2 (en) | Projector for projecting an optical image formed by light modulated by a light modulating device | |
JP4046119B2 (ja) | 照明装置、プロジェクタ | |
JP2003270720A (ja) | リアプロジェクタ | |
US7073912B2 (en) | Optical parts casing and projector | |
JP6507560B2 (ja) | プロジェクター | |
JP5364997B2 (ja) | プロジェクタ | |
JP4706795B2 (ja) | プロジェクタ | |
US6568813B1 (en) | Projector having an upper cooling fan | |
JP2010060808A (ja) | 投写型表示装置 | |
JP2018017963A (ja) | プロジェクター | |
JP5938929B2 (ja) | プロジェクター | |
JP5453957B2 (ja) | 光学装置およびプロジェクター | |
KR100750447B1 (ko) | 리어 프로젝터 | |
JP2007226030A (ja) | 光学部品保持部材およびプロジェクタ | |
JP5369512B2 (ja) | 光変調装置およびプロジェクタ | |
JP5900008B2 (ja) | プロジェクター | |
JP4561289B2 (ja) | 光学装置及びプロジェクタ | |
JP2008191361A (ja) | プロジェクタ | |
JP4492168B2 (ja) | 光学装置およびプロジェクタ | |
JP2005114997A (ja) | 光学装置、およびリアプロジェクタ | |
JP2001201794A (ja) | プロジェクタ | |
JP3506109B2 (ja) | プロジェクタ | |
JP5617439B2 (ja) | プロジェクター | |
JP2006072138A (ja) | リアプロジェクタ | |
JP2013182145A (ja) | プロジェクター |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150107 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151027 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160419 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160502 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5938929 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |