JP5937264B1 - パーティション - Google Patents

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Abstract

【課題】内部を仕切り、複数名の居住者のプライバシーを確保し居住性を向上させ、1つのパーティションに複数の世帯等を割り当てることを可能として避難所のスペースを有効に活用できるパーティションを提供する。【解決手段】角部が湾曲した可撓性幕4の外周縁に弾性変形可能な無端フレームが付設された壁部3が相互に順次連結された筒状の本体部2と、角部が湾曲した矩形状の可撓性幕の外周縁に弾性変形可能な無端フレームが付設され本体部2の内部を仕切り本体部2に着脱される中仕切部20とを備え、中仕切部20は、両側縁部に本体部2に着脱可能な着脱部25を備え、壁部3の内少なくとも1つの壁部3aは、複数の開閉扉10を備えた開閉扉壁部3aであり、開閉扉壁部3aと、開閉扉壁部3aに対して向かい合う対向壁部3cとは、中仕切部20に設けられた着脱部25が着脱される被着脱部15を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、緊急災害時等に避難場所として体育館等が使われた場合に、広い空間を間仕切りして、中に複数人の大人が横臥できる程度の空間を形成して、プライバシーを最低限確保すべく設置されるパーティションに関するものである。
災害時等に避難場所を仕切るためのパーティションとして特許文献1に示されたパーティションがあった。
意匠登録第1229547号公報
前記特許文献1記載のパーティションでは、角部が湾曲した4枚の矩形状の合成樹脂製幕等の可撓性幕の外周縁挿通部に、鋼製無端ベルトを挿入して4枚の仕切壁を形成し、4枚の仕切壁の両側縁を相互に折畳み可能に連結することにより、4角筒状に形成されており、正面壁に出入用の扉が1つ設けられている。
前記特許文献1記載のパーティションは、折り畳みすることができるように、4角筒状のパーティションの底面の四辺が、略同じ長さの正方形に形成されており、さらにパーティション内で大人が横臥するためには、一辺の長さを大人の身長よりも短くすることはできない。避難時には1つのパーティションは世帯単位で割り当てられることが多いが、複数人の世帯であっても単身世帯であっても、同じスペースが割り当てられ、限りある避難所のスペースを有効に使うことが難しかった。また、1つのパーティション内に複数の単身世帯を割り当てると、プライバシーを保つことが困難であった。さらに、複数人の世帯が1つのパーティションに割り当てられる場合であっても、避難期間が長期化すると、世帯内においても、ある程度のプライバシーを保つ空間が必要とされることがあった。
本発明の目的は、パーティション内を仕切って使用することを可能とし、1つのパーティションに複数名が割り当てられても、相互のプライバシーを確保し居住性を向上させ、さらに1つのパーティションに複数の世帯等を割り当てることを可能として、避難所のスペースを有効に活用することができるパーティションを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、角部が湾曲した矩形状の可撓性幕の外周縁に弾性変形可能な無端フレームが付設された壁部を4枚備え、4枚の前記壁部の側縁が相互に順次連結されてなる筒状の本体部と、角部が湾曲した矩形状の可撓性幕の外周縁に弾性変形可能な無端フレームが付設され、前記本体部の内部を仕切り前記本体部に着脱される中仕切部とを備え、前記中仕切部は、両側の側縁部の上部および下部に前記本体部に着脱可能な着脱部を備え、前記壁部うち少なくとも1つの壁部は、複数の開閉扉を備えた開閉扉壁部であり、前記開閉扉壁部の内面の上部および下部に、前記中仕切部の前記着脱部が着脱される被着脱部が設けられ、前記開閉扉壁部に対して向かい合う対向壁部の内面の上部および下部に、前記中仕切部の前記着脱部が着脱される被着脱部が設けられたことを特徴とするパーティションである。
このような構成によれば、本体内部に中仕切部を取付け取り外しすることができるので、パーティション内を仕切って使用することも仕切らずに使用することも可能となり、1つのパーティションに複数名が割り当てられても、相互のプライバシーを確保し居住性を向上させることができる。さらに1つのパーティションに複数の世帯等を割り当てることができるので、限られた避難所のスペースを有効に活用することができる。
さらに、本体部の壁部のうち少なくとも1つの壁部は、複数の開閉扉を備えており、この開閉扉壁部と対向壁部は被着脱部を備えているので、中仕切部を開閉扉により挟まれる位置に取り付けることができるので、パーティション内の仕切られたそれぞれのスペースに、他のスペースを通ることなく出入りすることができる。
また、本体部は角部が湾曲した矩形状の可撓性幕の外周縁に弾性変形可能な無端フレームが付設された壁部が相互に順次連結した筒状であり、中仕切部は角部が湾曲した矩形状の可撓性幕の外周縁に弾性変形可能な無端フレームが付設された壁部に構成されているので、パーティションを使用しないときには、本体部と壁部の両方を容易に折り畳みコンパクトに収納することができる。
前記構成において、前記開閉扉壁部は前記開閉扉を2つ備え、前記開閉扉壁部および前記対向壁部に設けられた前記被着脱部を、少なくともその一部が、前記壁部の幅方向において、前記開閉扉のうちの一方の前記開閉扉と他方の前記開閉扉の間に位置させてもよい。
このような構成によれば、向かい合う開閉扉部と対向壁部の幅方向において、一対の開閉扉の間に位置して中仕切部を取り付けることが可能となり、中仕切部で仕切られたそれぞれのスペースに独立して開閉扉を設けることができる。
前記構成において、前記被着脱部を、前記開閉扉壁部および前記対向壁部の上部および下部に位置させ、前記着脱部を、中仕切部の両側縁部の上部および下部に位置させてもよい。
このような構成によれば、中仕切部の上部と下部を、開閉用扉壁部および対向壁部のそれぞれの上部および下部に取付けることができるので、中仕切部を本体部に確実に取り付けることができるとともに、パーティション内仕切られたスペースのプライバシーをより確保することが可能となる。
本発明のパーティションによれば、パーティション内を仕切って使用することが可能となり、1つのパーティションに複数名が割り当てられても、相互のプライバシーを確保し居住性を向上させることができる。さらに1つのパーティションに複数の世帯等を割り当てることが可能となり、避難所のスペースを有効に活用することが可能なパーティションを提供することができる。
本願発明の一実施形態のパーティションを正面右側斜め上方から見た斜視図である。 図1に示したパーティションの正面図である。 図2のIII-III要部拡大断面図である。 図1に示したパーティションの内部から見た下閉塞布およびシート固定部を示した図である。 中仕切部単体を示した斜視図である。 パーティションの本体部の接合部を切り離した状態を示すパーティションの斜視図である。 パーティションの本体部に中仕切部が取り付けられた状態の要部拡大斜視図である。 扉部を開いた状態のパーティションの斜視図である。 中仕切壁を本体部内部から取り外して、後壁部にクリップで固定した状態のパーティションを示す斜視図である。 折り畳み過程の1を示す斜視図である。 折り畳み過程の2を示す斜視図である。 折り畳み過程の3を示す斜視図である。 折り畳み過程の4を示す斜視図である。 折り畳み過程の5を示す斜視図である。 折り畳み過程の6を示す斜視図である。 折り畳まれた状態のパーティションおよび収納袋を示した斜視図である。
以下、図1ないし図16に図示された本発明に係るパーティション1の一実施の形態について説明する。
図1に示されるように、パーティション1は、略矩形状である4枚の壁部3からなる本体部2と、該本体部2の内部を仕切り本体部2に着脱可される中仕切部20を備えている。
本体部2は、前壁部3a、右壁部3b、後壁部3c、左壁部3dからなる4枚の壁部3を備え、これらの前壁部3a、右壁部3b、後壁部3c、左壁部3dの各両側縁3a、3a、3b、3b、3c、3c、3d、3d、のうち、側縁3bと3c、3cと3d、3dと3a、とは、相互に折畳み可能に順次連結され、開口部が四角形の筒状になっている。側縁のうち、前壁部3aの右側縁3aと、右壁部3bの左側縁3bとは、接合部14となっており、後述する接合手段としての面ファスナー14aにより接合されている。
図1に図示されるような4枚の壁部3のそれぞれは、略矩形状に形成されている。壁部3には、略矩形状の可撓性幕4の外周縁に、図3に示されるようなフレーム挿通部4eが形成され、そのフレーム挿通部4eに、弾性に富み厚さが1〜2mm、幅が5〜10mm程度の弾性変形可能なスチールベルト等の帯状の無端フレーム5が挿入されて構成されている。可撓性幕4は、図2に示されるように、上縁部4aは上方に向けて若干膨らんで湾曲され、両側縁部4cと下縁部4bは直線状に形成され、角部4dは湾曲して形成されており、無端フレーム5が挿入されると、角部3eが湾曲した壁部3が構成される。なお、前記可撓性幕4は、合成樹脂製シートであるが、炭素繊維で補強された合成樹脂製シートや、防水処理が施された布や、遮光性のある布であってもよい。
4枚の壁部3は、側縁上下端の角部3eが湾曲した形状に形成されているため、各壁部3の各隣接する側縁の上下端部に空隙部が存在する。図1に示されるように、この上下の空隙部を閉塞するように形成された上閉塞布6および下閉塞布7が取り付けられ、図2に示されるように、壁部3は正面視において略矩形状に近い形状となる。
図1および図4に示されるように、本体部2の下方の四隅に位置する下閉塞布7には、アンカー連結片8が本体部2の外側に向かって縫い付けられている。アンカー連結片8には、地中等に打込まれる図示されないアンカーが必要に応じて挿入されるアンカー挿入孔8aが設けられている。
さらに、本体部2の下方の四隅の各下閉塞布7には、図4に示されるように、パーティション1の内側に向かって、シート固定部9が設けられており、本体部2の内側の床に敷くためのシート30の四隅を固定することができるようになっている。シート固定部9は、シート30に設けられた掛合孔30aに係合してシート30を固定するフック部9bと、フック部30bを下閉塞布7に取り付けるためのフック取付片9aとを備えており、パーティション1内に敷いたシート30をずれなく確実に固定する。
本体部2の前壁部3aには、図2に示されるように、正面視において左側に左開閉扉10a、右側に右開閉扉10bの一対の開閉扉10が設けられており、前壁部3aは開閉扉10が設けられた開閉扉壁部となっている。開閉扉壁部としての前壁部3aには、U字の開放端のそれぞれが中央に向いている一対のU字状のファスナー切断縁11が形成され、このU字状のファスナー切断縁11にはファスナー12が取り付けられている。ファスナー12は1対のスライダー13を備えており、該スライダー13が相互に離隔または接近されることにより、開閉扉10が開閉可能となっている。本実施の形態では、前壁部3aに開閉扉10が一対設けられているが、開閉扉10を1つの壁部3に複数個設けても良い。さらに、前記ファスナー切断縁11の形状は、U字状に限定されるものではなく略矩形状等であってもよい。
また、図1および図6に示されるように、本体部2の前壁部3aの右側縁3aと、右壁部3bの左側縁3bには、面ファスナー14aがそれぞれ設けられており、接合・分離が可能な接合部14となっている。本体部2は、図6に示されるように、前壁部3aの右側縁3aと右壁部3bの左側縁3bの接合部14を分離することにより、前壁部3aと右壁部3bが分離されて、いずれか一方の壁部3を外方に向かって開放することができる。パーティション1がこのように構成されているので、車椅子利用者等のように開閉扉10から出入りすることが困難な者も、パーティション1内に容易に出入りすることが可能となる。なお、前記前壁部3a,右壁部3bを接合するのは面ファスナー14aであるが、線ファスナーや接合テープであってもよい。
図2に示されるように、本体部2の壁部3のうち、一対の開閉扉壁部としての前壁部3aの上縁3aおよび下縁3aには、前壁部3aの内面に後述する中仕切部20の着脱部25が着脱される被着脱部15が設けられている。さらに、図6および図7に示されるように、開閉扉壁部としての前壁部3aに対向する対向壁部である後壁部3cの上縁3cおよび下縁3cにも、後壁部3cの内面に被着脱部15が設けられている。被着脱部15は、本実施形態では、所定幅のテープ状の面ファスナーが用いられており、長手方向が壁部3の水平方向に向かうように、壁部3の内側に幅方向において略中央に位置するよう取り付けられている。被着脱部15は、図2および図9に示されるように、少なくともその一部が、壁部3の幅方向において、左開閉扉10aと右開閉扉10bの間に位置するように取り付けられている。このように、被着脱部15が取り付けられているので、中仕切部20を左開閉扉10aと右開閉扉10bの間に位置して取り付けることができる。
パーティション1の本体部2の内部を仕切る中仕切部20は、図5に示されるように、壁部3と略同形状に形成された角部21dが湾曲された仕切壁部21と、仕切壁部21の上下左右の角部21dに取り付けられる仕切布部24とからなっている。
仕切壁部21は、略矩形状の可撓製膜と22の周縁部に設けられたフレーム挿通部22eに、弾性に富み厚さが1〜2mm、幅が5〜10mm程度の弾性変形可能なスチールベルト等の帯状の無端フレーム23が挿入されて構成されている。仕切壁部21の上縁部21a、下縁部21b、両側縁部21cは略直線状に形成され、四隅の角部21dは湾曲した形状に形成されている。仕切壁部21の角部21dには、仕切壁部21を延伸して、中仕切部20の形状が略四角形になるように仕切布部24が設けられている。
中仕切部20の両側縁部20cの上部および下部に位置する仕切布部24のそれぞれには、略矩形状の着脱部25が取り付けられている。図7に示されるように、着脱部25は、面ファスナーにより構成されており、面ファスナーの着脱面25aが仕切布部24側に向くように、仕切布部24の角部の表面および裏面の両方に縫い付けられている。
このように、本体部2の内側に被着脱部15が設けられ、中仕切部20の四隅に位置する仕切布部24に着脱部25が設けられているので、中仕切部20を本体部2の内側に入れ、中仕切部20を壁部3の前壁部3aおよび後壁部3cの内側に対して略直角となるように向けて、仕切布部24の表裏のそれぞれに縫い付けられた着脱部25を仕切布部24に対して略直角に折り曲げ、着脱部25の着脱面25aを本体部2の被着脱部15の被着脱面15aに当接して取り付けられ、中仕切部20は、本体部2に固定される。その後、クリップ等の固定部材26を着脱部25と被着脱部15が重ねあわされた部分に取付けると、着脱部25と被着脱部15がより強固に固定される。
開閉扉10が設けられた開閉扉壁部である前壁部3aと、開閉扉壁部に対向する対向壁部である後壁部3cに対して略直角に中仕切部20が取り付けられて、本体部2は、図1に示されるように、左側のスペースSと、右側のスペースSに仕切られる。被着脱部15は、図2および図9に示されるように、少なくともその一部が、前壁部3aの幅方向において、左開閉扉10aと右開閉扉10bの間に位置するように取り付けられているので、中仕切部20を本体部2の左開閉扉10aと右開閉扉10bの間に位置するように取付けることができ、スペースSとスペースSのそれぞれに開閉扉10が設けられる。本実施形態のパーティション1はこのように構成されているので、スペースS1内には左開閉扉10aから出入りすることができ、スペースS内には、右開閉扉10bから出入りをすることができ、それぞれ他のスペースを通過することがないので、複数名が1つのパーティション1内に割り当てられても、プライバシーを保つことが可能となる。
また、パーティション1を仕切る必要が無い場合には、中仕切部20の着脱部25を本体部2の被着脱部15から取り外し、パーティション1内を広く使用することができる。取り外された中仕切部20は、図9に示されるように、後壁部3c(あるいは右壁部3b、左壁部3dでもよい)の外側(あるいは内側)に移動させ、後壁部3c(あるいは右壁部3b、左壁部3dでもよい)に、クリップ等の固定部材26で止めつけておくことができる。さらに、取り外した中仕切部20を本体部2の上に置いて、屋根として使用することもできる。
また、パーティション1は、は、4枚の壁部3が相互に折畳み可能に接合され、4枚の壁部3は、湾曲した略矩形状の可撓性幕4の外周縁にフレーム挿通部4eが形成され弾性に富んだ無端フレーム5が前記フレーム挿通部4eに挿入されることにより形成されている本体部2と、可撓性幕22の外周縁に無端フレーム23が挿通された中仕切部20からなるので、本体部2から中仕切部20を取り外し、それぞれ図10ないし図16に示されるような下記の作業により厚円盤状に折畳むことができる。
具体的には、本体部2から中仕切部20を取り外し、図10に示されるように、本体部2の連結された壁部3の側縁のうちの1つの側縁を、該側縁の対角に位置する側縁に向けて押し込み、壁部3を重ねあわせる。図10においては、前壁部3aと右壁部3bの接合部14を、対角となる後壁部3c左壁部3dとの連結に向けて押し込んで、前壁部3aと左壁部3d、右壁部3bと後壁部3cを重ねあわせている。
その後、図11に示されるように、さらに4枚の壁部3を重ねあわせる。そして、この重ねあわされた壁部の対向する一対の長尺辺を中央部分で湾曲させ(図12参照)、一対の長尺辺の湾曲した中央部分m,m´を近づけ(図13参照)、さらに行き違いにして遠ざけるようにして開くと、図14に示されるように、枠部が2ヶ所で交叉して連続した3つのループL,L,Lが形成される。その一端のループLを中央のループLに屈曲させて重ね(図15参照)、重ねられた2つのループL,Lをさらに残りのループLに屈曲して重ねることで、図16に示されるように、偏平円板状に折り畳まれる。中仕切部20も同様に、二つに折り曲げた後、ループを重ねて偏平円盤状に畳むことができる。このように偏平円板状にコンパクトに折り畳まれた本体部2と中仕切部20からなるパーティション1は、持ち運びや収納に便利なように、図16に示されるように、円形袋状の収納袋32に収納される。
また、逆に折り畳まれたパーティション1を展開する場合は、本体部2のループL,LとループLとを互いに開くようにすると、後は無端フレーム5の弾性復元力により自動的に展開して図11に示される状態にまで展開するので、その後は2枚ずつの壁部に開き(図10参照)、さらに4枚の壁部3a、3b、3c、3dを真四角に展開すれば、図9に示すような状態の本体部2に展開される。また中仕切部20も同様に展開して、本体部2の内部の被着脱部15に取り付けることで、パーティション1が簡単に組み立てられる。
本実施の形態のパーティション1は前記したように構成されているので、本体部2の内部に中仕切部20を取付けることができるので、パーティション1内を仕切って使用することが可能となり、1つのパーティション1に複数名が割り当てられても、相互のプライバシーを確保し居住性を向上させることができる。さらに1つのパーティション1に複数の世帯等を割り当てることができるので、限られた避難所のスペースを有効に活用することができる。さらに、中仕切部20は、本体部2から容易に取り外すことができるので、パーティション1内を広く使用したい場合にも容易に対応することができる。
さらに、本体部2の壁部3のうち、前壁部3aは2つの開閉扉10を備えており、この開閉扉壁部である前壁部3aと、開閉壁部に対向する対向壁部である後壁部3cは、被着脱部15を備えているので、中仕切部20の着脱部25を、一対の左開閉扉10aと右開閉扉10bの間に取り付けることができるので、パーティション1内の仕切られたそれぞれのスペースSと、スペースSとに、他のスペースを通ることなく出入りすることができ、よりプライバシーの向上を図ることができる。
また、本体部2は角部4dが湾曲した矩形状の可撓性幕4の外周縁に弾性変形可能な無端フレーム5が付設された壁部3が相互に順次連結した筒状であり、中仕切部20は角部20dが湾曲した矩形状であり、仕切壁部21が弾性変形可能な無端フレーム23が付設されて構成されているので、パーティション1を使用しないときには、本体部2と中仕切部20の両方を容易に折り畳み収納することができ、コンパクトに収納することができる。
また、被着脱部15は、少なくともその一部が、壁部3の幅方向において、左開閉扉10aと右開閉扉10bとの間に位置して、本体部2に取り付けられているので、左開閉扉10aと右開閉扉10bとの間に位置して中仕切部20を取り付けることが可能となり、中仕切部20で仕切られたそれぞれのスペースS、Sに独立して開閉扉10を設けることができる。
さらに、被着脱部15は、開閉扉壁部である前壁部3aおよび対向壁部である後壁部3cの上部および下部に配置され、着脱部25は、中仕切部20の両側縁部20cの上部および下部に配置されているので、中仕切部20の上部と下部を、前壁部3aおよび後壁部3cのそれぞれの上部および下部に取付けることができるので、中仕切部20を本体部2に確実に取り付けることができるとともに、パーティション1内仕切られたスペースのプライバシーをより確保することが可能となる。さらに、クリップ等の固定部材26が、着脱部25と被着脱部15が重ねあわされた部分に取付けられるので、着脱部25と被着脱部15がより強固に固定される。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変更が可能である。本実施形態のパーティション1では、本体部2の被着脱部15および中仕切部20の着脱部25には、面ファスナーが用いられていたが、面ファスナーでなくとも、中仕切部20が本体部2から取付取り外しが可能であれば、他の手段を用いてもよい。
1…パーティション、2…本体部、3…壁部、3a…前壁部、3b…右壁部、3c…後壁部、3d…後壁部、4…可撓性幕、5…無端フレーム、6…上閉塞布、7…下閉塞布、8…アンカー連結片、9…シート固定部、10…開閉扉、11…ファスナー切断縁、12…ファスナー、13…スライダー、14…接合部、15…被着脱部、
20…中仕切部、21…仕切壁部、22…可撓性幕、23…無端フレーム、24…仕切布部、25…着脱部、26…固定部材、
…スペース、S…スペース。

Claims (3)

  1. 角部が湾曲した矩形状の可撓性幕の外周縁に弾性変形可能な無端フレームが付設された壁部を4枚備え、4枚の前記壁部の側縁が相互に順次連結されてなる筒状の本体部と、
    角部が湾曲した矩形状の可撓性幕の外周縁に弾性変形可能な無端フレームが付設され、前記本体部の内部を仕切り前記本体部に着脱される中仕切部とを備え、
    前記中仕切部は、両側の側縁部の上部および下部に前記本体部に着脱可能な着脱部を備え、
    前記壁部うち少なくとも1つの壁部は、複数の開閉扉を備えた開閉扉壁部であり、
    前記開閉扉壁部の内面の上部および下部に、前記中仕切部の前記着脱部が着脱される被着脱部が設けられ、
    前記開閉扉壁部に対して向かい合う対向壁部の内面の上部および下部に、前記中仕切部の前記着脱部が着脱される被着脱部が設けられたことを特徴とするパーティション。
  2. 前記中仕切部の前記着脱部および前記本体部の前記被着脱部は、面ファスナーで構成され、
    前記中仕切部の前記面ファスナーは、前記中仕切部の両面に、前記中仕切部の前記側縁から延出して設けられ、
    前記本体部の前記面ファスナーは、前記壁部の幅方向において横長に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパーティション。
  3. 前記開閉扉壁部は、前記開閉扉を2つ備え、
    前記開閉扉壁部および前記対向壁部に設けられた前記被着脱部は、少なくともその一部が、前記壁部の幅方向において、前記開閉扉のうちの一方の前記開閉扉と他方の前記開閉扉の間に位置したことを特徴とする請求項2に記載のパーティション。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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