JP5572747B1 - 折畳み式テント - Google Patents

折畳み式テント Download PDF

Info

Publication number
JP5572747B1
JP5572747B1 JP2013183513A JP2013183513A JP5572747B1 JP 5572747 B1 JP5572747 B1 JP 5572747B1 JP 2013183513 A JP2013183513 A JP 2013183513A JP 2013183513 A JP2013183513 A JP 2013183513A JP 5572747 B1 JP5572747 B1 JP 5572747B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
substantially rectangular
blindfold
wall surface
closing door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013183513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015048696A (ja
Inventor
忠美 朴田
Original Assignee
株式会社ニード
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ニード filed Critical 株式会社ニード
Priority to JP2013183513A priority Critical patent/JP5572747B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5572747B1 publication Critical patent/JP5572747B1/ja
Publication of JP2015048696A publication Critical patent/JP2015048696A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tents Or Canopies (AREA)

Abstract

【課題】折畳み式テント利用者が、プライバシー確保のために開閉扉部を開閉操作しなくても折畳み式テント内に簡単に出入できる折畳み式テントを提供することである。
【解決手段】開閉扉部の内側面に目隠し幕の一端縁を接着し、目隠し幕の他端縁を係止できる係止手段を開閉扉部の上方縁端部側に設ける。開閉扉部が開放状態において、目隠し幕の他端縁を、目隠し幕によって開口部を閉塞できる係止手段に係止することで、テント利用者は、開閉扉部の開閉操作を行うことなく折畳み式テント内のプライバシーが確保でき、ファスナーの損傷を低減することができる。
【選択図】図7

Description

テントの開閉扉部が開放状態であっても、テント内のプライバシーが確保できる折畳み式テントに関するものである。
可撓性幕でテント壁面が構成された折畳み式テントでは、折畳み式テント内部を開閉可能に密閉するために、折畳み式テント壁面に形成されたファスナー切断縁でもって開閉扉部が構成され、このファスナー切断縁にファスナーが摺動可能に設けられたものがある(特許文献1)。
意匠登録第1301565号
前記特許文献1記載の折畳み式テントでは、角部が湾曲した矩形状の合成樹脂製幕の外周縁挿通部に鋼製無端ベルトを挿入して1枚の壁面を形成し、4枚の壁面の両側縁を相互に折畳み可能に結合することにより、4角筒状周壁部が形成され、該4角筒状周壁部の上縁に合成樹脂製の屋根が一体に結合されることにより、折畳み式テントが構成されている。
前記特許文献1記載の折畳み式テントにおいて、前記4角筒状周壁部の正面の壁面には、U字状の開放端が左右いずれか一方に向いたU字状ファスナー切断縁が形成されて開閉扉部が構成されている。このU字状ファスナー切断縁に設けられたファスナーには、1対のスライダーが相互に離隔または接近可能に取付けられている。折畳み式テント利用者は、この1対のスライダーを相互に離隔させることにより、開閉扉部を開放でき、折畳み式テントへの出入が自由にできるようになっていた。
頻繁な出入が行われる各種相談室に前記特許文献1記載の折畳み式テントを利用する場合、プライバシーを確保するために、折畳み式テント利用者は、出入の都度、煩雑なファスナー開閉操作を行わなければならない難点があった。また、頻繁にファスナー開閉操作を行うためにファスナーが損傷し易い難点があった。
本発明の目的は、開閉扉部にファスナーが設けられた折畳み式テントにおいて、折畳み式テント利用者が、プライバシー確保のために開閉扉部を開閉操作しなくても折畳み式テント内に簡単に出入できる折畳み式テントを提供することにある。
請求項1記載の発明は、角部が湾曲した略矩形状可撓性幕の外周縁に弾性に富んだ無端フレームが付設されて1枚の略矩形状壁面が形成され、4枚の該略矩形状壁面の両側縁がそれぞれ相互に折畳み可能に順次連続して連結されることにより、前記4枚の略矩形状壁面でもって筒状周壁部が構成され、該筒状周壁部の上部に可撓性天幕が張られて屋根が設けられた折畳み式テントにおいて、
前記4枚の略矩形状壁面内の1枚の略矩形状壁面に左右いずれか一方に開いたU字状ファスナー切断縁が形成されて、このU字状ファスナー切断縁により開閉扉部が構成され、
前記U字状ファスナー切断縁に1対のファスナーのスライダーが移動可能に設けられ、前記開閉扉部の内側面に、目隠し幕の上下方向に指向した一側縁が一体に接着され、
前記略矩形状壁面の内側面におけるU字状ファスナー切断縁の上方湾曲部側に、前記目隠し幕の他側縁上端部が係脱可能に係合しうる目隠し幕閉塞状態保持用係止手段が設けられたことを特徴とする折畳み式テントである。
請求項2記載の発明は、角部が湾曲した略矩形状可撓性幕の外周縁に弾性に富んだ無端フレームが付設されて1枚の略矩形状壁面が形成され、4枚の該略矩形状壁面の両側縁がそれぞれ相互に折畳み可能に順次連続して連結されることにより、前記4枚の略矩形状壁面でもって筒状周壁部が構成され、該筒状周壁部の上部に可撓性天幕が張られて屋根が設けられた折畳み式テントにおいて、
前記4枚の略矩形状壁面内の1枚の略矩形状壁面に左右いずれか一方に開いたU字状ファスナー切断縁が形成されて、このU字状ファスナー切断縁により開閉扉部が構成され、
前記U字状ファスナー切断縁に1対のファスナーのスライダーが移動可能に設けられ、前記開閉扉部の内側面に、目隠し幕の上下方向に指向した一側縁が一体に接着され、
前記開閉扉部が設けられている前記開閉扉部付設の略矩形状壁面の内側面におけるU字状ファスナー切断縁のU字状開口部の上方開口端側に、前記目隠し幕の他端縁上端部が係脱可能に係合しうる開閉扉部開放状態保持用係止手段が設けられたことを特徴とする折畳み式テントである。
請求項3記載の発明は、前記開閉扉部と前記目隠し幕とを、鉛直線に沿って収束された状態で前記開閉扉付設の略矩形状壁面に保持する巻取り手段が前記開閉扉部付設の略矩形状壁面に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の折畳み式テントである。
請求項1記載の発明では、4枚の略矩形状壁面内の1枚の略矩形状壁面に左右いずれか一方に開いたU字状ファスナー切断縁が形成されて、このU字状ファスナー切断縁により開閉扉部が構成され、前記U字状ファスナー切断縁には、1対のファスナーのスライダーが移動可能に設けられている。その結果、該1対のスライダーを相互に接近させることにより、前記開閉扉部が密閉され、また、前記接近した1対のスライダーを離隔させることにより、前記開閉扉部が開放される。
前記開閉扉部の内側面には、目隠し幕の上下方向に指向した一側縁が一体に接着されている。また、前記開閉扉部が設けられている前記略矩形状壁面の内側面におけるU字状ファスナー切断縁のU字状開口部の上方湾曲部側に、前記目隠し幕の他端上端部が係脱可能に係合しうる目隠し幕閉塞状態保持用係止手段が設けられている。前記1対のスライダーが相互に離隔されて、前記開閉扉部が開放された状態において、前記目隠し幕の他端上端部を前記目隠し幕閉塞状態保持用係止手段に係止することにより、開放状態の前記開閉扉部の開口部が前記目隠し幕によって閉塞され、折畳み式テント内のプライバシーが確保される。さらに、折畳み式テント利用者は、煩雑なファスナー開閉操作を行うことなく折畳み式テント内のプライバシーを確保できるため、ファスナーの損傷を低減することができる。
請求項2記載の発明では、前記開閉扉部が設けられている前記開閉扉部付設の略矩形状壁面の内側面におけるU字状ファスナー切断縁のU字状開口部の上方開口端側に、前記目隠し幕の他端上端部が係脱可能に係合しうる開閉扉部開放状態保持用係止手段が設けられている。その結果、前記開閉扉部が開放された状態において、前記目隠し幕の他端上端部を前記開閉扉部開放状態保持用係止手段に係止することにより、前記目隠し幕が該開閉扉部の開口に張出すことが阻止され、折畳み式テント利用者は該開口を介して折畳み式テント内へ出入を円滑に行うことができる。また、折畳み式テント利用者は、ファスナー開閉操作を行うことなく折畳み式テント内への出入を行うことができるため、ファスナーの損傷を低減することができる。
請求項3記載の発明では、前記開閉扉部と前記目隠し幕とを、鉛直線に沿って収束された状態で前記開閉扉付設の略矩形状壁面に保持する巻取り手段が該開閉扉部付設の略矩形状壁面に設けられているため、前記開閉扉部と前記目隠し幕とを略矩形状壁面にコンパクトに固定できる結果、開閉扉部付近の整理がつき、開閉扉部と目隠し幕とがばらばらにはためくことがない。また、該開閉扉部を確実に開放状態に設定でき、折畳み式テント内への出入を円滑に行うことができる。
本願発明の折畳み式テントを正面右上側から見た斜視図である。 図1に図示した状態の正面図である。 図1に図示した状態の右側面図である。 図1に図示した状態の底面図である。 図1に図示した状態でテント内から屋根の下面を屋根に向かって見た図面である。 図2に図示した折畳み式テントで、鉛直線を中心に開閉扉部および目隠し幕を渦巻状に巻付けた状態を図示した正面図である。 目隠し幕の先端上端部が、テント内側壁面の目隠し幕閉塞状態保持用係止手段に係合された状態を図示した、テント内から正壁面を見た図面である。 目隠し幕の先端上端部が、テント内側壁面の開閉扉部開放状態保持用係止手段に係合された状態を図示した、テント内から正壁面を見た図面である。 折畳み式テントの壁面に設けられた網製窓部を開閉窓幕で覆った状態をテント内から見た図面である。 折畳み式テントの壁に設けられた網製窓部に付設された開閉窓幕を渦巻状に巻いて窓幕巻取り手段で網製窓部の下縁に固定した状態をテント内から見た図面である。 床シートの角部に設けられた連結用孔に、筒状周壁部の両側縁下部に設けられたフックを係合する状態を図示した図面である。 屋根支持棒が複数の折畳み部片からなり、屋根支持棒が1本の棒状態に変換できる構造を図示した要部縦断面図である。 隣接する壁面の内側面に設けられた屋根支持棒係合手段に屋根支持棒が係合した状態を図示した図面である。 筒状周壁部を右斜方向から見た斜視図である。 筒状周壁部の手前側の側縁BFを対角位置の側縁DHに重ねた状態を図示した図面である。 図15に図示した状態から中央の側縁BD、FHを軸に右方の壁面3、4の上に左方の壁面2、5を重ねて折畳んだ状態を図示した図面である。 図16に図示した状態から角部ACに向け対角位置の角部FHを接近させると共に角部EGを角部BDに接近させる状態を図示した図面である。 図17に図示した状態からさらに角部AC−角部FH間、角部EG−角部BD間の距離を短縮した状態を図示した図面である。 図18に図示した状態からさらに角部EG−角部BD間の距離を短縮した状態を図示した図面である。 図19に図示した状態から角部FHに時計方向の捻りを加えながら重ねた角部の一方を内側に引き込む状態を図示した図面である。 図20に図示した状態から角部FH、EG同士を矢印に図示されるように交互に逆方向へ引き込む状態を図示した図面である。 図21に図示した状態から無端フレームを重ね合わせて厚円盤状に折畳んだ状態を図示した図面である。 図22に図示した厚円盤状に折畳んだテントを収納ケースに収納する状態を図示した図面である。 折畳まれた折畳み式テントを、収納ケースに収納した状態を図示した図面である。
以下、図1ないし図13に図示された本発明に係る折畳み式テント0の第一の実施例について説明する。
折畳み式テント0は、筒状周壁部1と屋根30とで構成されている。
筒状周壁部1は、図1に図示されるように、4枚の角部が湾曲した略矩形状壁面2、3、4、5の側縁を相互に折畳み可能に連結することで構成されている。また、前記4枚の壁面2、3、4、5は、角部にて湾曲した略矩形状の合成樹脂製可撓性幕6の外周縁にベルト挿通部7が形成され、そのベルト挿通部7に、図示されない弾性に富んだ無端フレームに相当する厚さが1〜2mm、幅が5〜10mm程度の鋼製帯状無端ベルトが挿入されることによって構成されている。なお、前記可撓性幕6の素材は、炭素繊維で補強された合成樹脂製シートや、防水処理が施された布であってもよい。
筒状周壁部1における正壁面2には、図2に図示されるように、U字の開放端が左方に向いたU字状ファスナー切断縁8が形成されて開閉扉部9が構成されている。このU字状ファスナー切断縁8に設けられたファスナーには、1対のスライダー10が相互に離隔または接近可能に取付けられている。なお、前記ファスナー切断縁8の開放端の方向は、左方に限定されるものではなく、右方であってもよい。
図7および図8に図示されるように、前記開閉扉部9の内側面には、目隠し幕20の上下方向に指向した一側縁20aが一体に接着されている。図7に図示されるように、前記正壁面2の内側面におけるU字状ファスナー切断縁8のU字状開口部の上方湾曲部側に、前記目隠し幕20の他端上端部20bが係脱可能に係合しうる目隠し幕閉塞状態保持用係止手段21が設けられている。前記目隠し幕閉塞状態保持用係止手段21に前記目隠し幕20の他端上端部20bを係止することで、開放状態の前記開閉扉部9の開口部が前記目隠し幕20によって閉塞され、折畳み式テント内のプライバシーが確保される。
また、図8に図示されるように、前記正壁面2の内側面におけるU字状ファスナー切断縁8の上方開口端側に、前記目隠し幕20の他側縁上端部20bが係脱可能に係合しうる開閉扉部開放状態保持用係止手段22が設けられている。前記開閉扉部開放状態保持用係止手段22に前記目隠し幕20の他端上端部20bを係止することで、前記目隠し幕20が該開閉扉部9の開口に張出すことが阻止され、折畳み式テント利用者の該開口を介して折畳み式テント内への出入を円滑に行うことができる。
図1および図2に図示されるように、前記正壁面2の外側面におけるU字状ファスナー切断縁8のU字状開口部に隣接して、前記開閉扉部9と前記目隠し幕20とを巻取って固定する巻取り手段11aが設けられている。この巻取り手段11aは、一端が正壁面2に結着され、他端に係止爪が結着されている紐により構成されている。また、前記正壁面2の内側面におけるU字状ファスナー切断縁8のU字状開口部に隣接して、前記開閉扉部9と前記目隠し幕20とを巻取って固定する巻取り手段11bが設けられている。この巻取り手段11bは、両端を正壁面内側面にループ状に結着した紐により構成されている。これらの巻取り手段11を用いることで、前記開閉扉部9と前記目隠し幕20とを略矩形状壁面2にコンパクトに固定でき、該開閉扉部9と該目隠し幕20とがそれぞれ前記開閉扉部9の外側と内側とに分れて不規則にはためくことを阻止して前記開閉扉部の開口部を確実に開放状態に設定でき、折畳み式テント内への出入を円滑に行うことができる。
前記壁面2、3、4、5の内、右壁面3、背壁面4、左壁面5には、図9および図10に図示されるように、U字の開放端が下方向に向いたU字状窓ファスナー切断縁12が形成されて開閉窓幕13が構成されている。このU字状窓ファスナー切断縁0に設けられたファスナーには、1対の窓用スライダー(15)が相互に離隔または接近可能に取付けられている。前記開閉窓幕13には網製窓部(14)が設けられている。前記網製窓部(14)の内側面下端縁には、前記開閉窓幕13を巻取って固定する窓巻き取り手段(16)が設けられている。この巻取り手段(16)は、一端が網製窓部(14)の下端縁に結着され、他端に係止爪が結着されている紐(16a)と両端が網製窓部(14)の下端縁にループ状に結着された紐(16b)とにより一対に構成されている。その結果、前記窓巻取り手段(16)に巻取った開閉窓幕13を固定することで、テント内を換気し、または、テント内を採光できる。
さらに、壁面2、3、4、5の結合側縁下部には、アンカー連結片18と床シート連結用フック52が設けられている。前記アンカー連結片18には、図示されない地中に打込まれるアンカーが必要に応じて挿入される。前記床シート連結用フック52が、図11に図示されるように、床シート50の角部の連結用孔51に係脱自在に係合される結果、前記可撓性幕6および開閉扉部9と床シート50との間に隙間が生ずることがなく、前記折畳み式テント0外の風が、前記折畳み式テント0内に侵入して前記折畳み式テント0が浮上ることが未然に阻止される。
屋根30は、筒状周壁部1の可撓性幕6と同様に合成樹脂製シートにより構成され、該筒状周壁部の上部に可撓性天幕が張られて前記筒状周壁部1の平面形と相似した形状に前記筒状周壁部1と一体に形成される。なお、屋根30の素材は、炭素繊維で補強された合成樹脂製シートまたは防水処理が施された布であってもよい。
壁面2、3、4、5の内側面周側縁上部には、図11に図示するように、屋根支持棒40が係合できる厚地布製の製屋根支持棒係合手段32が一体に接合される。
前記屋根支持棒係合手段32に係合できる屋根支持棒40は、管状体であって、長手方向に亘って複数個の分割片41に分割され、分割片41の一方の端部外周面に接続管42が一体に嵌着されている。前記分割片41には、全分割片41に亘って伸縮性に富んだ弾性紐43が挿入されている。前記弾性紐43の両端は、屋根支持棒40の両端に位置した分割片41に一体に結合されている。複数の分割片41が隣接する分割片41と一体の接続管42に嵌合した状態では、複数の分割片41が一直線上に一体に連結されて、1本の屋根支持棒40となる。
前記屋根支持棒係合手段32に、十字状に交差した2本の屋根支持棒40の両端を係合することにより、前記屋根30は、上方へ湾曲した屋根支持棒40の弾性復元力によりドーム状に形成される。
また、隣接する分割片41を弾性紐43の張力に逆らって引張ることにより、隣接する分割片41は相互に分離して屋根支持棒40は折曲げ可能状態となる。その結果、テント折畳み状態において、可撓性幕製の屋根30をドーム状に形成する細長い屋根支持棒の長さを短縮することで、厚円盤状ケース53内、または厚円盤状ケース内に設けられた収納部に屋根支持棒40を収納でき、屋根支持棒40がテント運搬の際の障害にならない。なお、前記接続管42は、分割片41の端部内周面に嵌着されてもよい。
本実施例の折畳み式テント0は、前記正壁面2の内側面におけるU字状ファスナー切断縁8のU字状開口部の上方湾曲部側に、前記目隠し幕20の他端上端部20bが係脱可能に係合しうる目隠し幕閉塞状態保持用係止手段21が設けられている。前記目隠し幕閉塞状態保持用係止手段21に前記目隠し幕20の他端上端部20bを係止することで、開放状態の前記開閉扉部9の開口部が前記目隠し幕20によって閉塞され、折畳み式テント内のプライバシーが確保される。その結果、折畳み式テント利用者は、煩雑なファスナー開閉操作を行うことなく折畳み式テント内のプライバシーを確保できるため、ファスナーの損傷を低減することができる。
さらに、前記正壁面2の内側面におけるU字状ファスナー切断縁8の上方開口部側に、前記目隠し幕20の他側縁上端部20bが係脱可能に係合しうる前記開閉扉部開放状態保持用係止手段22が設けられている。前記開閉扉部開放状態保持用係止手段22に前記目隠し幕20の他端上端部20bを係止することで、前記目隠し幕20が該開閉扉部9の開口に張出すことが阻止され、折畳み式テント利用者は該開口を介して折畳み式テント内への出入を円滑に行うことができる。その結果、折畳み式テント利用者は、ファスナー開閉操作を行うことなく折畳み式テント内への出入を円滑に行うことができるため、ファスナーの損傷を低減することができる。
折畳み式テント0の筒状周壁部1における4枚の壁面2、3、4、5の各両側縁を相互に連結することにより、筒状周壁部1は、図1および図14に図示されるように、水平横断面形状が正方形の筒状体に形成される。
また、正方形の筒状周壁部1は、下記の作業により、厚円盤状に折畳むことができる。
4枚の壁面2、3、4、5の各両側縁を相互に折畳み可能に接合し、4枚の壁面2、3、4、5は、各部にて湾曲した略矩形状の可撓性幕6の外周縁にベルト挿通部7を形成し、図示されない弾性に富んだ無端フレームに相当する厚さが1〜2mm程度の鋼製帯状無端フレームを前記ベルト挿通部7に挿入することにより前記壁面2、3、4、5を形成したため、特許文献1記載のテントと同様に、前記筒状周壁部1は下記の作業を行うことにより、折畳むことができる。具体的には、図14に図示される筒状周壁部1において、正壁面2と右壁面3との上下連結部BFを、対角位置にある背壁面4と左壁面5との上下連結部DHに向かって接近させると、図15に図示されるように、背壁面4と左壁面5との上下連結部DHの上に正壁面2と右壁面3との上下連結部BFが重ねられる。さらに、右壁面3と背壁面4との上下連結部CGの上に、正壁面2と左壁面5との上下連結部AEが重ねられると、図16に図示される状態となる。
次に、図17、18、19に図示するように、角部FHを角部ACに接近させながら、角部EGと角部BDを接近させる。その後、図20に図示するように、鋼製帯状無端フレームに時計方向の捻りを加えながら、角部FHを角部ACから手前に向かって離間させるように角部EGの下部へ動かすと共に、角部EGを角部BDの下部へ動かす。次に、図21に図示するように、角部EGは、角部FHを抱き込みながら平面視時計回り方向へ回し、角部ACへ接近させると共に、角部BDは、角部EGを抱き込みながら平面視時計回り方向へ回し、角部FHへ接近させる。その状態で、鋼製無端フレームを重なるように折畳むと、図22に図示されるように、筒状周壁部1は厚円盤状に折畳まれ、図23に図示されるように、厚円盤状ケース53に収納される。
このように、上述の作業を行うことにより、上下端が開口した筒状周壁部1を容易に厚円盤状に折畳むことができると共に、特別な手順を知らなくとも、鋼製帯状無端フレームの弾性復元力により、極めて容易に折畳み式テント0を組み立てることができる。
災害時に体育館内に設置されて利用される災害用折畳み式テントであるが、アウトドアやボランティア団体で市街地に採血場所を設定する際に、採血の受付用テントにも適用される。
0…折畳み式テント、1…筒状周壁部、2…正壁面、3…右壁面、4…背壁面、5…左壁面、6…可撓性幕、7…ベルト挿通部、8…U字状ファスナー切断縁、9…開閉扉部、10…スライダー、11…巻取り手段、12…窓ファスナー切断縁、13…開閉窓幕、14…網製窓部、15…窓用スライダー、17…アンカー挿入孔、18…アンカー連結片、19…下閉塞面、20…目隠し幕、21…目隠し幕閉塞状態保持用係止手段、22…開閉扉部開放状態保持用係止手段、30…屋根、31…角部、32…屋根支持棒係合手段、33…屋根接合手段、40…屋根支持棒、41…分割片、42…接続管、43…弾性紐、50…床シート、51…連結用孔、52…床シート連結用フック、53…厚円盤状ケース

Claims (3)

  1. 角部が湾曲した略矩形状可撓性幕の外周縁に弾性に富んだ無端フレームが付設されて1枚の略矩形状壁面が形成され、4枚の該略矩形状壁面の両側縁がそれぞれ相互に折畳み可能に順次連続して連結されることにより、前記4枚の略矩形状壁面でもって筒状周壁部が構成され、該筒状周壁部の上部に可撓性天幕が張られて屋根が設けられた折畳み式テントにおいて、
    前記4枚の略矩形状壁面内の1枚の略矩形状壁面に左右いずれか一方に開いたU字状ファスナー切断縁が形成されて、このU字状ファスナー切断縁により開閉扉部が構成され、
    前記U字状ファスナー切断縁に1対のファスナーのスライダーが移動可能に設けられ、前記開閉扉部の内側面に、目隠し幕の上下方向に指向した一側縁が一体に接着され、
    前記略矩形状壁面の内側面におけるU字状ファスナー切断縁の上方湾曲部側に、前記目隠し幕の他側縁上端部が係脱可能に係合しうる目隠し幕閉塞状態保持用係止手段が設けられたことを特徴とする折畳み式テント。
  2. 角部が湾曲した略矩形状可撓性幕の外周縁に弾性に富んだ無端フレームが付設されて1枚の略矩形状壁面が形成され、4枚の該略矩形状壁面の両側縁がそれぞれ相互に折畳み可能に順次連続して連結されることにより、前記4枚の略矩形状壁面でもって筒状周壁部が構成され、該筒状周壁部の上部に可撓性天幕が張られて屋根が設けられた折畳み式テントにおいて、
    前記4枚の略矩形状壁面内の1枚の略矩形状壁面に左右いずれか一方に開いたU字状ファスナー切断縁が形成されて、このU字状ファスナー切断縁により開閉扉部が構成され、
    前記U字状ファスナー切断縁に1対のファスナーのスライダーが移動可能に設けられ、前記開閉扉部の内側面に、目隠し幕の上下方向に指向した一側縁が一体に接着され、
    前記開閉扉部が設けられている前記開閉扉部付設の略矩形状壁面の内側面におけるU字状ファスナー切断縁のU字状開口部の上方開口端側に、前記目隠し幕の他端縁上端部が係脱可能に係合しうる開閉扉部開放状態保持用係止手段が設けられたことを特徴とする折畳み式テント。
  3. 前記開閉扉部と前記目隠し幕とを、鉛直線に沿って収束された状態で前記開閉扉付設の略矩形状壁面に保持する巻取り手段が前記開閉扉部付設の略矩形状壁面に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の折畳み式テント。
JP2013183513A 2013-09-04 2013-09-04 折畳み式テント Active JP5572747B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013183513A JP5572747B1 (ja) 2013-09-04 2013-09-04 折畳み式テント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013183513A JP5572747B1 (ja) 2013-09-04 2013-09-04 折畳み式テント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5572747B1 true JP5572747B1 (ja) 2014-08-13
JP2015048696A JP2015048696A (ja) 2015-03-16

Family

ID=51427314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013183513A Active JP5572747B1 (ja) 2013-09-04 2013-09-04 折畳み式テント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5572747B1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5340003Y2 (ja) * 1975-08-15 1978-09-28
JP2001140503A (ja) * 1999-10-18 2001-05-22 Worlds Apart Ltd コイル状に折り曲げ自在な支持部材を備えている折り畳み式布構造体及び該構造体を折り畳む方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5340003Y2 (ja) * 1975-08-15 1978-09-28
JP2001140503A (ja) * 1999-10-18 2001-05-22 Worlds Apart Ltd コイル状に折り曲げ自在な支持部材を備えている折り畳み式布構造体及び該構造体を折り畳む方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015048696A (ja) 2015-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5411046A (en) Tent
US5370145A (en) Easy shield
US7882850B2 (en) Door for fabric enclosure
US4768317A (en) Ultra-lite stationary awning structures
US20070094947A1 (en) Portable garage
US20120267058A1 (en) System, method and apparatus for area screen coverage
WO2001048338A1 (en) Unitary, collapsible tri-panel structures__
US20070039247A1 (en) Portable garage
JP2022525043A (ja) 再使用可能な閉鎖システム
KR101700663B1 (ko) 차량 연결 기능을 갖는 텐트
AU2008310637A1 (en) Tent with automatically storing window and door coverings
JP5572747B1 (ja) 折畳み式テント
JP5572751B1 (ja) 折畳み式テント
JP5595570B1 (ja) 折畳み式テント
US6390112B1 (en) Tent door/door frame structural unit permanently attached around a tent's wall opening and which folds around a rolled up tent
KR101900687B1 (ko) 신속하고 조용한 개폐가 가능한 실내용 텐트
JP3213536U (ja) テント
JP6001804B1 (ja) テント
EP0690188A2 (en) Improvements in or relating to shelters
US10244881B2 (en) Drape having stabilizer
KR102470310B1 (ko) 재난 원터치 파티션
CN213626929U (zh) 帐篷
JP3231174U (ja) 避難所用折畳み式テント
KR200461501Y1 (ko) 탈착 및 부분보수가 용이한 어닝장치
KR200213654Y1 (ko) 파라솔겸용 텐트

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5572747

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250