JP5937137B2 - 地磁気検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気センサを用いて地磁気を検出する地磁気検出装置に係り、特に、磁気センサにおいて検出された地磁気ベクトルに含まれるオフセットを補正する地磁気検出装置に関するものである。
地理的な方位を求めるために磁気センサを用いて地磁気を検出する装置は、従来より種々のナビゲーションシステムに広く利用されており、近年では携帯電話機に代表される携帯電子機器にも一般的に搭載されるようになってきている。通常、磁気センサが搭載される電子機器の内部では、スピーカに含まれる磁石や外来磁場によって着磁した磁性部材などから比較的強い磁場が生じている。そのため、磁気センサの検出値には、微弱な地磁気成分とともに、電子機器内部の大きな磁場成分が重畳されている。磁気センサの検出値から地磁気の成分を得るためには、この電子機器内部の磁場成分をキャリブレーションによって取り除く必要がある。
携帯電話機における地磁気のキャリブレーション方法の一つとして、携帯電話機を水平な台の上で8の字に回転させる方法が知られている。携帯電話機をこのように8の字回転させながら2軸(若しくは3軸)の磁気センサの検出値を取得し、その検出値の2次元座標(若しくは3次元座標)における円(若しくは球面)の軌跡から、8の字回転によって変化しない固定の磁気ベクトル(オフセット)を計算する。磁気センサの検出値からこの固定の磁気ベクトル(オフセット)を差し引くことによって、地磁気のベクトルが得られる。
ところで、近年では、身体に直接着けて日常的に使用できることを特徴とした小型の電子機器(「ウェアラブル」とも呼ばれる)が注目を集めている。このような電子機器に地磁気の検出装置を搭載する場合、上述のような8の字回転によるキャリブレーション方法は、電子機器を身体から取り外さない限り困難である。しかしながら、キャリブレーションのために取り外しが必要となると不便であり、「ウェアラブル」としての特徴が損なわれてしまう。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な操作で磁気検出値に含まれる固定の磁気ベクトル(オフセット)を補正できる地磁気検出装置を提供することにある。
本発明に係る地磁気検出装置は、互いに直交する複数の磁気検出軸に沿った複数の方向における磁界強度の組み合わせを磁気座標として検出する磁気センサ部と、2つの前記磁気検出軸が張る平面と直交する一の回転検出軸のまわりにおける角速度を検出する角速度センサ部と、前記角速度センサ部において検出された前記一の回転検出軸のまわりにおける角速度に基づいて、前記一の回転検出軸のまわりにおける回転角を算出する回転角算出部と、前記回転角算出部において算出された前記一の回転検出軸のまわりにおける2つの回転角と、当該2つの回転角を有するときに前記磁気センサ部において検出された2つの前記磁気座標とに基づいて、当該2つの磁気座標を円周上に持つ円であって、当該2つの磁気座標を両端とする円弧に対応する中心角が当該2つの回転角の差に等しい円の中心座標を算出し、当該算出した中心座標に基づいて、前記磁気座標が表す地磁気ベクトルのオフセットを補正する補正演算部とを有する。
上記の構成によれば、前記回転角算出部において算出された一の前記回転検出軸のまわりにおける2つの回転角と、当該2つの回転角を有するときに前記磁気センサ部において検出された2つの磁気座標とに基づいて、当該2つの磁気座標を円周上に持つ円であって、当該2つの磁気座標を両端とする円弧に対応する中心角が当該2つの回転角の差に等しい円の中心座標が算出される。そして、当該算出された中心座標に基づいて、前記磁気座標が表す地磁気ベクトルのオフセットが補正される。これにより、単一の回転検出軸のまわりにおける簡単な回転動作によって、前記地磁気ベクトルのオフセットの補正が可能となる。
好適に、前記角速度センサ部は、前記2つの前記磁気検出軸と平行な2つの回転検出軸のまわりにおける他の2つの角速度を検出してよい。前記補正演算部は、前記角速度センサ部において検出される前記他の2つの角速度が共に所定のしきい値より小さい状態が継続する場合に、前記回転角算出部において算出された前記一の回転検出軸のまわりにおける2つの回転角と、当該2つの回転角を有するときに前記磁気センサ部において検出された2つの前記磁気座標とに基づいて前記中心座標を算出してよい。
上記の構成によれば、ほぼ前記一の回転検出軸のまわりにおいてのみ回転が生じている場合に算出される回転角に基づいて、前記中心座標が算出されるため、前記中心座標の精度が向上する。
好適に、前記磁気センサ部は、互いに直交した第1磁気検出軸、第2磁気検出軸及び第3磁気検出軸にそれぞれ沿う方向における前記磁界強度の組み合わせを前記磁気座標として検出してよい。前記角速度センサ部は、前記第1磁気検出軸と同一若しくは平行な第1回転検出軸のまわりにおける角速度、前記第2磁気検出軸と同一若しくは平行な第2回転検出軸のまわりにおける角速度、及び、前記第3磁気検出軸と同一若しくは平行な第3回転検出軸のまわりにおける角速度をそれぞれ検出してよい。前記回転角算出部は、少なくとも前記第1回転検出軸の周りにおける回転角及び前記第2回転検出軸のまわりにおける回転角をそれぞれ算出してよい。前記補正演算部は、前記第2回転検出軸のまわりにおける角速度及び前記第3回転検出軸のまわりにおける角速度がいずれも前記しきい値より小さい状態が継続する場合に、前記第1回転検出軸のまわりにおける2つの回転角と、当該2つの回転角を有するときに前記磁気センサ部において検出された2つの前記磁気座標とに基づいて前記中心座標を算出してよい。また、前記補正演算部は、前記第1回転検出軸のまわりにおける角速度及び前記第3回転検出軸のまわりにおける角速度がいずれも前記しきい値より小さい状態が継続する場合に、前記第2回転検出軸のまわりにおける2つの回転角と、当該2つの回転角を有するときに前記磁気センサ部において検出された2つの前記磁気座標とに基づいて前記中心座標を算出してよい。
好適に、前記補正演算部は、前記回転角算出部において算出された一連の回転角の中から、所定の角度より大きい差を有する2つの回転角を選択し、当該選択した2つの回転角の差と、当該2つの回転角を有するときに前記磁気センサ部において検出された2つの前記磁気座標とに基づいて前記中心座標を算出してよい。
上記の構成によれば、前記中心座標の算出に用いられる前記2つの回転角が所定の角度より大きい差を有するため、前記中心座標の精度が向上する。
本発明によれば、加速度センサの検出結果に応じて、簡単な操作で磁気検出値に含まれる固定の磁気ベクトル(オフセット)を補正できる。
本実施形態に係る地磁気検出装置が搭載された眼鏡型電子機器の外観を例示す図である。図1Aは眼鏡型電子機器の外観例を示し、図1Bは地磁気検出装置における地磁気及び角速度の検出軸を示す。 本実施形態に係る地磁気検出装置の構成の一例を示す図である。 3軸の座標系における磁気座標の軌跡を説明するための図である。 図3に示す磁気座標の軌跡をX−Y平面上に投影した図である。 円の中心座標を算出する方法を説明するための図である。 本実施形態に係る地磁気検出装置の動作を説明するためのフローチャートである。 キャリブレーション処理を説明するための第1のフローチャートである。 キャリブレーション処理を説明するための第2のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る電子機器について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る地磁気検出装置が搭載された眼鏡型電子機器の外観を例示する図である。図1に示す眼鏡型電子機器は、頭部の前面(顔)に位置するフロント部1と、頭部の側面(こめかみ)に位置する2本のテンプル部2と、このフロント部1及びテンプル部2を折り畳み自在に連結する2つのヒンジ3とを有する。
フロント部1は、左右の眼鏡レンズ7と、眼鏡レンズ7を保持する2つのリム4と、当該2つのリム4を繋げるブリッジ5を有する。ブリッジ5は、例えば樹脂等で形成されており、ブリッジ5の内部には、後述する地磁気検出装置のセンサ(10,20,30)や制御部40等の電子回路の部品が実装された回路基板6が収容される。眼鏡レンズ7の一部の領域には、ユーザの視界に映像を映し出す表示部8が配置される。表示部8は、例えばハーフミラー等を用いた透過型のディスプレイである。左右のテンプル部2における耳に近い末端部には、音声出力部9A,9Bが搭載される。音声出力部9A,9Bは、例えば骨伝導により鼓膜へ音を伝達する方式のスピーカを含む。
図2は、図1に示す眼鏡型電子機器における地磁気検出装置の一例を示す図である。
本実施形態に係る地磁気検出装置は、例えば図2において示すように、磁気センサ部10と、角速度センサ部20と、加速度センサ部30と、制御部40を有する。
磁気センサ10は、磁場を検出センサであり、例えばGMR素子などの磁気抵抗効果素子やホール素子、磁気インピーダンス素子などを用いて構成される。磁気センサ部10は、互いに直交する複数の検出軸(2軸,3軸)に沿った方向における磁界強度をそれぞれ検出する。ここでは一例として、図1Aに示す3つの軸(X軸,Y軸,Z軸)に沿った方向における磁界強度をそれぞれ検出するものとする。
なお、以下の説明では、3つの軸(X軸,Y軸,Z軸)に沿った方向における磁界強度の組み合わせを、3軸の座標系における「磁気座標M」と記す場合がある。
角速度センサ20は、眼鏡型電子機器が運動する際の角速度を検出するセンサであり、例えばMEMS技術によって半導体チップ上に形成された微小な機構部材(運動体)を運動させ、回転運動によって機構部材に生じるコリオリ力に応じた角速度の検出信号を出力する。加速度センサ10は、互いに直交する複数の検出軸(2軸,3軸)のまわりにおける角速度をそれぞれ検出する。ここでは一例として、図1Aに示す3つの軸(X軸,Y軸,Z軸)のまわりにおける角速度Vをそれぞれ検出するものとする。
加速度センサ30は、眼鏡型電子機器に作用する加速度を検出するセンサであり、例えばMEMS技術によって半導体チップ上に形成された微小な機構部材がバネ力に抗して変位する距離を電気信号へ変換することにより、加速度に応じた信号を出力する。加速度センサ10は、互いに直交する複数の検出軸(2軸,3軸)に沿った方向おける加速度をそれぞれ検出する。ここでは一例として、図1Aに示す3つの軸(X軸,Y軸,Z軸)に沿った方向における角速度Gをそれぞれ検出するものとする。
制御部40は、磁気センサ部10,角速度センサ部20及び加速度センサ部30からのそれぞれ出力されるセンサ信号(M,V,G)を処理し、地磁気と方位を算出する。制御部40は、例えば、CPUとメモリを有するコンピュータや専用のロジック回路などを含んで構成される。
制御部40は、機能的な処理ブロックとして、データバッファ41と、回転角算出部42と、補正演算部43と、方位算出部44と、表示制御部45と、音声制御部46を有する。
データバッファ41は、磁気センサ部10において検出される磁気座標Mのデータと、角速度センサ部20において検出される角速度Vのデータをそれぞれ検出順に保存する。データバッファ41は、例えばFIF0型のバッファと同様に、最新のデータを含む一連の所定数のデータ群を順番に保存しており、新しいデータを保存する度に最も古いデータを廃棄する。データバッファ41は、同じタイミングで検出された磁気座標Mのデータと角速度Mのデータを1まとまりのデータ群として保存する。
回転角算出部42は、角速度センサ部20において検出された各軸のまわりにおける角速度Vに基づいて、各軸のまわりにおける回転角θをそれぞれ算出する。例えば回転角算出部42は、各軸のまわりにおける角速度Vをそれぞれ時間積分することにより、各軸のまわりにおける回転角θを算出する。回転角算出部42が角速度Vの時間積分を開始するタイミングは任意である。従って、回転角算出部42の算出結果として得られる回転角θは、この任意のタイミングにおける任意の姿勢での回転角を基準(ゼロ)とした相対的な回転角を表す。ある時刻において算出された回転角θと別の時刻において算出された回転角θとの差を算出することにより、当該時刻の間に回転した角度が求められる。
補正演算部43は、回転角算出部42において算出された一つの軸のまわりにおける2つの回転角θと、当該2つの回転角θを有するときに磁気センサ部10において検出された2つの磁気座標(A,B)とに基づいて、当該2つの磁気座標(A,B)を円周上に持つ円(S2)であって、当該2つの磁気座標(A,B)を両端とする円弧に対応する中心角が当該2つの回転角θの差(α)に等しい円(S2)の中心座標(P)を算出する(符号は図5を参照)。また、補正演算部43は、この算出した中心座標(P)に基づいて、磁気センサ10により検出された磁気座標が表す磁気ベクトルのオフセットを補正する。
図3は、3軸の座標系における磁気座標の軌跡を説明するための図である。
図3に示す3軸の座標系は、眼鏡型電子機器上に固定されたX軸,Y軸及びZ軸のそれぞれにおける磁気強度を表す。図3の「O」は座標系の原点を示し、「M」は座標系における1つの磁気座標を示す。眼鏡型電子機器の全体を任意の方向に回転させると、図3における球面S1の上を磁気座標Mが移動する。
原点Oから磁気座標Mへ向かう磁気ベクトル「OM」は、図3に示す3軸の座標系において磁気座標Mが表す磁気ベクトルである。図3において示すように、この磁気ベクトル「OM」は、原点Oから球面S1の中心座標Pへ向かう磁気ベクトル「OP」と、中心座標Pから磁気座標Mへ向かう磁気ベクトル「PM」とを合成したものである。磁気ベクトル「OP」は、眼鏡型電子機器の内部で発生する磁場に基づいており、眼鏡型電子機器をどのよう回転しても変化しない固定のベクトル、すなわちオフセットである。他方、磁気ベクトル「PM」は、眼鏡型電子機器の外部の磁場、すなわち地磁気に基づいており、外部磁場に対して眼鏡型電子機器を回転させると、磁気ベクトル「PM」の向きもこれに応じて回転する。このように、地磁気の向きを表すベクトルは磁気ベクトル「PM」であるから、中心座標Pを算出することが必要となる。そこで補正演算部43は、次に述べるように、磁気座標Mの軌跡から中心座標Pを算出する。
図4は、図3に示す磁気座標Mの円S2の軌跡をX−Y平面上に投影した図である。
Y軸,Z軸における回転を止めた状態で、Z軸のまわりのみで眼鏡型電子機器を回転させると、磁気座標Mの軌跡は図4に示すように円S2となる。例えば図1に示すように眼鏡型電子機器の座標系が設定されている場合、Z軸のまわりのみの回転は、首を横方向へ振るだけの単純な動作に相当する。図4に示すような円S2の中心座標Pは、次の図5において示すように、円S2の周上における2点A,Bの座標と、この2点A,Bを両端とした円弧に対応する中心角αから算出することができる。
図5は、円S2の中心座標Pを算出する方法を説明するための図である。
円S2の周上における2つの磁気座標を「A」,「B」とし、磁気座標AのX座標成分及びY座標成分を「Xa」及び「Ya」とし、磁気座標BのX座標成分及びY座標成分を「Xb」及び「Yb」とする。この場合、2つの磁気座標「A」,「B」を通る直線L1の傾きEは次の式で表わされる。
また、2つの磁気座標「A」,「B」の中間に位置する磁気座標を「C」とし、磁気座標CのX座標成分及びY座標成分を「Xc」及び「Yc」とすると、この「Xc」及び「Yc」はそれぞれ次の式で表わされる。
円S2の中心座標Pは、この中間の磁気座標Cを通り、かつ、直線L1に対して垂直に交わる直線L2の上に位置する。中心座標PのX座標成分及びY座標成分を「Xp」及び「Yp」とすると、この「Xp」及び「Yp」は直線L2の一次方程式の関係を満たすため、次の式が成立する。
他方、中心座標Pから磁気座標Aへ向かう磁気ベクトル「PA」と、中心座標Pから磁気座標Bへ向かう磁気ベクトル「PB」は、それぞれ座標表示を用いて次のように表される。
磁気座標A,Bを両端とする円弧に対応した中心角αを用いると、余弦定理により、次の関係が成立する。
式(7)における分母と分子は、それぞれ次の式で表わされる。
式(4)と式(7)〜(9)の関係から、中心座標P(Xp,Yp)を磁気座標A,B及び中心角αに基づいて算出することができる。
補正演算部43は、このような方法によって、中心座標PのX座標成分及びY座標成分(Xp,Yp)を算出する。なお、補正演算部43は、中心座標PのZ座標成分(Zp)については、例えば、上述したZ軸のまわりのみの回転による方法と同様に、X軸のまわりのみの回転による方法を用いて、中心座標PのY座標成分及びZ座標成分(Yp,Zp)を算出する。図1に示すように座標系が設定されている場合、X軸のまわりのみの回転は、首を縦方向へ振るだけの単純な動作に相当する。このように2通りの方法で中心座標Pを算出すると、Y座標成分(Yp)として2通りの算出結果が得られるので、例えば補正演算部43は、2通りの算出結果の平均値を最終的なY座標成分(Yp)として決定してもよい。
なお、補正演算部43は、Z軸のまわりのみやX軸のまわりのみに回転が生じていることを、角速度センサ部20の検出結果に基づいて判定する。例えば補正演算部43は、Z軸のまわりのみの回転を判定する場合、他の2つの軸のまわりにおける角速度(X軸のまわりの角速度、Y軸のまわりの角速度)をそれぞれ所定のしきい値と比較し、いずれの角速度も所定のしきい値より低い場合に、Z軸のまわりにのみ回転していると判定する。また、補正演算部43は、X軸のまわりのみの回転を判定する場合、Y軸のまわりの角速度及びZ軸のまわりの角速度をそれぞれ所定のしきい値と比較し、いずれの角速度も所定のしきい値より低い場合に、X軸のまわりにのみ回転していると判定する。
また、補正演算部43は、上述のように2つの磁気座標A,Bと2つの回転角θの差αを用いて中心座標Pを算出する場合に、2つの回転角θの差αが所定の角度より大きい条件を満たしているデータを中心座標Pの算出に使用する。すなわち、補正演算部43は、回転角算出部42において算出された一連の回転角θの中から、所定の角度より大きい角度差αを有する2つの回転角θを選択し、当該選択した2つの回転角θの差αと、当該2つの回転角θを有するときに磁気センサ部10において検出された2つの磁気座標(A,B)とに基づいて、中心座標Pを算出する。このように、2つの回転角θの差αがある程度より大きい条件のデータを使用することで、2つの磁気座標(A,B)の距離が離れるため、図5からも分かるように、中心座標Pの演算上の誤差が抑えられる。
このようにして中心座標Pを算出すると、補正演算部43は、この中心座標Pに基づいて、磁気センサ部10により刻々検出される磁気座標Mが表す地磁気ベクトルのオフセットを補正する。具体的には、補正演算部43は、磁気座標Mの各座標成分から、中心座標Pの各座標成分を減算することにより、オフセットが補正された磁気座標M’を算出する。これは、図3における原点Oを中心座標Pへ移動する座標変換に相当する。
以上が、補正演算部43の説明である。
図2に戻る、
方位算出部44は、補正演算部43によって補正された磁気座標M’と、加速度センサ部30において得られる重力加速度の方向とに基づいて、方位を算出する。補正演算部43によって補正された磁気座標M’は、眼鏡型電子機器の上に設定された座標系から見た地磁気の方向を示しており、地面と水平な面の上に設定された座標系から見た地磁気の方向ではない。そのため、方位算出部44は、磁気座標M’が示す地磁気ベクトルを加速度センサ部30において得られる重力加速度の方向に基づいて回転変換することにより、地磁気ベクトルを地面と水平な面の上に設定された座標系におけるベクトルに変換した上で、そのベクトルが示す方位角を算出する。
表示制御部45は、表示部8における映像の表示を制御するブロックであり、例えば表示部8に供給する映像信号を生成する。表示制御部45は、補正演算部43において上述した中心座標Pの算出を行う場合に、Z軸のまわりのみの回転動作(首の横振り動作)或いはX軸のまわりのみの回転動作(首の縦振り動作)を行うようユーザに指示を与える映像を表示部8において表示する。
音声制御部46は、音声出力部9A,9Bにおける音声の出力を制御するブロックであり、例えば音声出力部9A,9Bに供給するオーディオ信号を生成する。音声制御部46は、補正演算部43において上述した中心座標Pの算出を行う場合に、Z軸のまわりのみの回転動作(首の横振り動作)或いはX軸のまわりのみの回転動作(首の縦振り動作)を行うようユーザに指示を与える音声を音声出力部9A,9Bにおいて出力する。
ここで、上述した構成を有する地磁気検出装置の動作について、図6〜図8を参照して説明する。
図6は、本実施形態に係る地磁気検出装置において、地磁気の検出結果に基づいて方位を算出する動作を説明するためのフローチャートである。図6に示す動作は、例えばナビゲーション時などにおいて方位を連続的に算出する場合、一定の時間間隔で繰り返し実行される。
制御部40は、磁気センサ部10において検出される磁界強度のデータに基づいて、周囲の磁場の強さを検出し(ST10)、その検出結果に基づいて磁場の検出結果に異常があるか否かを判定する(ST15)。例えば、制御部40は、補正演算部43において補正された磁気座標M’が示す地磁気ベクトルの大きさを算出し、この地磁気ベクトルの大きさが所定の正常範囲にあるか否かに基づいて、磁場の検出結果における異常の有無を判定する。磁場の検出結果に異常がないと判定した場合、制御部40は、方位算出部44において方位を算出する(ST20)。
ステップST15において磁場に異常があると判定した場合、制御部40は、補正演算部43においてオフセット補正用の中心座標Pを再計算するキャリブレーション処理を行う(ST25)。キャリブレーション処理の後、制御部40は、再計算された中心座標Pの信頼性を判定する(ST30)。例えば制御部40は、再計算された中心座標Pに基づいて、データバッファ41に格納される複数の磁気座標を補正し、その補正後の磁気座標が示す磁気ベクトルの大きさをそれぞれ算出し、算出した複数の磁気ベクトルの大きさにおけるばらつき(標準偏差など)を算出する。補正後の磁気ベクトルは、理想的には同一の球面上にあるため長さが等しくなる。磁気ベクトルの長さのばらつきが大きいことは、中心座標Pの信頼性が低いことを示す。例えば、制御部40は、算出した磁気ベクトルの長さのばらつきと磁気ベクトルの平均値との比を更に算出し、この比が所定の正常範囲に含まれない場合、中心座標Pの信頼性が基準より低いと判定する。制御部40は、中心座標Pの信頼性が基準より低いと判定した場合、ステップST25のキャリブレーション処理を再び実施し、中心座標Pの信頼性が基準以上であると判定した場合は、ステップST20に移行して方位算出部44による方位の算出を行う。
図7,図8は、キャリブレーション処理(ST25)を説明するためのフローチャートである。
キャリブレーション処理に移行すると、制御部40は、磁気センサ部10において検出される磁気座標Mのデータ、及び、角速度センサ部20において検出される角速度Vのデータを、同じ時刻ごとにひとまとまりのデータ群としてデータバッファ41に順次保存する処理を開始する。また、回転角算出部42は、各軸のまわりにおける回転角θの算出を開始し、同じ時刻に検出された磁気座標Mのデータ及び角速度Vのデータとともに、ひとまとまりのデータ群としてデータバッファ41に保存する(ST100)。なお、データバッファ41への検出データの保存や回転角θの算出が既に実行中の場合、ステップST100は省略してよい。
また、キャリブレーション処理へ移行すると、表示制御部45は、Z軸のまわりのみの回転動作(首の横振り動作)を行うようにユーザへ指示を与える映像を表示部8において表示する。音声制御部46も、同様な指示を与える音声を音声出力部9A,9Bにおいて出力する(ST105)。
映像や音声のガイダンスに従って回転動作が始まると、補正演算部43は、最小回転角θmin及び最大回転角θmaxを初期化し(ST110)、Z軸のまわりのみの回転動作が行われているか否か判定する(ST115)。例えば補正演算部43は、X軸及びY軸のまわりにおける角速度と所定のしきい値とをそれぞれ比較し、当該比較結果に基づいて判定を行う。補正演算部43は、Z軸のまわりのみの回転動作が行われていない場合はステップST110に戻り、Z軸のまわりのみの回転動作が行われている場合には最小回転角θmin及び最大回転角θmaxを更新する(ST120)。補正演算部43は、回転角算出部42において算出した最新の回転角θを最小回転角θmin及び最大回転角θmaxとそれぞれ比較し、最新の回転角θが最小回転角θminより小さい場合には当該最新の回転角θを新たな最小回転角θminとして記憶し、最新の回転角θが最大回転角θmaxより大きい場合には当該最新の回転角θを新たな最大回転角θmaxとして記憶する。
補正演算部43は、最小回転角θminと最大回転角θmaxとの差(|θmax−θmin|)を算出し、当該差が所定のしきい値TH1より大きいか否か判定する(ST125)。当該差がしきい値TH1を超えていない場合、補正演算部43はステップST115に戻って、Z軸のまわりのみの回転動作が持続しているか否かを判定する。他方、当該差がしきい値TH1より大きい場合、補正演算部43は、角度差αがしきい値TH1より大きい2つの回転角θのペアと、これに対応する(同じデータ群に属する)磁気座標Mのペアをデータバッファ41から取得する(ST130)。角度差αの回転角θのペアと磁気座標Mのペアをバッファ41から取得すると、補正演算部43は、これらに基づいて中心座標Pを算出する(ST135)。そして補正演算部43は、それまでに算出した中心座標Pの個数が所定数に達しているか判定し(ST140)、まだ所定数に達していない場合は、ステップST115に戻って上述した処理を繰り返す。算出した中心座標Pの個数が所定数に達した場合、補正演算部43は、所定数の中心座標Pの平均値(各座標成分を平均化したもの)を算出する(ST145)。
次に補正演算部43は、X軸のまわりのみの回転動作によって所定数の中心座標Pを算出し、その平均値を求める(ST150〜ST190)。このステップST150〜ST190は、既に説明したST105〜ST145と同様の処理であるため、説明を割愛する。
このようにして、Z軸のまわりのみの回転動作(首の横振り動作)による中心座標Pの平均値と、X軸のまわりのみの回転動作(首の縦振り動作)による中心座標Pの平均値が得られると、補正演算部43は、これらの平均値に基づいて、3軸の座標系における中心座標Pの座標を決定する(ST195)。Y座標成分Ypが上記2通り中心座標Pの平均値においてそれぞれ得られるため、例えば補正演算部43は、この2つY座標成分Ypを平均したものを最終的なY座標成分Ypとして決定する。
以上説明したように、本実施形態に係る地磁気検出装置によれば、回転角算出部42において算出された単一の回転検出軸のまわりにおける2つの回転角θと、当該2つの回転角θを有するときに磁気センサ部10において検出された2つの磁気座標A,Bとに基づいて、当該2つの磁気座標A,Bを円周上に持つ円であって、当該2つの磁気座標A,Bを両端とする円弧に対応する中心角が当該2つの回転角θの差αに等しい円の中心座標Pが算出される。そして、当該算出された中心座標Pに基づいて、磁気センサ部10により刻々検出される磁気座標Mが表す地磁気ベクトルのオフセットが補正される。これにより、従来の携帯電話機のような複雑な8の字回転ではなく、単一の軸のまわりにおける一定の角度範囲の回転動作によって、磁気センサの検出値に含まれる地磁気ベクトルのオフセットを補正することができる。例えば、首の横振りや縦振りなどの非常に簡単な動作でオフセットの補正が可能になるため、この地磁気検出装置をウェアラブル機器に搭載した場合には、オフセット補正のためにわざわざ身体から取り外す必要がなくなり、ウェアラブル機器の特徴と損なうことなく高い利便性を提供できる。
また、本実施形態に係る地磁気検出装置によれば、一の回転検出軸のまわりでのみ回転動作が行われていることを、他の2つの回転検出軸のまわりにおける角速度が所定のしきい値より小さくなっていることにより判定し、当該判定結果を得た上で、一の回転検出軸のまわりの回転角を用いた中心座標Pの算出が行われる。これにより、一の回転検出軸のまわりでのみ回転動作が確実に行われている状態で中心座標Pの算出に用いられるデータが取得されるため、中心座標Pをより正確に算出することができる。
また、本実施形態に係る地磁気検出装置によれば、角度差αが所定のしきい値TH1より大きい2つの回転角θを用いて中心座標Pの算出が行われるため、更に正確に中心座標Pを算出することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、種々のバリエーションを含んでいる。
上述した実施形態では、磁気センサ部10の検出軸が3軸(X軸,Y軸,Z軸)の場合を例として挙げているが、本発明はこれに限定されない。本発明の他の実施形態において、磁気センサ部の検出軸は2軸でもよい。
上述した実施形態では、磁気センサ部10の検出軸と角速度センサ部20の検出軸が一致している場合を例として挙げているが、本発明はこれに限定されない。少なくとも、角速度センサ部の1つの検出軸は、磁気センサ部の2つの検出軸が張る平面と直交する軸であればよい。例えば角速度センサ部の検出軸(X’軸,Y’軸,Z’軸)は、磁気センサ部の検出軸(X軸,Y軸,Z軸)に対して平行にずれていてもよい。
上述した実施形態では、Z軸のまわりのみで回転動作が行われる条件と、X軸のまわりのみで回転動作が行われる条件の2通りにおいてそれぞれ中心座標を算出しているが、本発明はこれに限定されない。例えばZ軸方向の地磁気成分を無視できる場合には、X軸のまわりのみで回転動作(首の縦振り動作)が行われる条件での中心座標の算出を省略してもよい。
上述した実施形態では、地磁気検出装置を眼鏡型電子機器に搭載した例に挙げているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、本発明の地磁気検出装置は、種々の電子機器(携帯電話機、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、携帯ゲーム機、ゲーム機用コントローラ、ウェアラブル・デバイス)に搭載可能である。
1…フロント部、2…テンプル部、3…ヒンジ、4…リム、5…ブリッジ、6…回路基板、7…眼鏡レンズ、8…表示部、9…音声出力部、10…磁気センサ部、20…角速度センサ部、30…加速度センサ部、40…制御部、41…データバッファ、42…回転角算出部、43…補正演算部、44…方位算出部、45…表示制御部、46…音声制御部、M,A,B…磁気座標、P…中心座標、θ…回転角、θmin…最小回転角、θmax…最大回転角、V…角速度、G…加速度。

Claims (3)

  1. 互いに直交する複数の磁気検出軸に沿った複数の方向における磁界強度の組み合わせを磁気座標として検出する磁気センサ部と、
    2つの前記磁気検出軸が張る平面と直交する一の回転検出軸のまわりにおける角速度を検出する角速度センサ部と、
    前記角速度センサ部において検出された前記一の回転検出軸のまわりにおける角速度に基づいて、前記一の回転検出軸のまわりにおける回転角を算出する回転角算出部と、
    前記回転角算出部において算出された前記一の回転検出軸のまわりにおける2つの回転角と、当該2つの回転角を有するときに前記磁気センサ部において検出された2つの前記磁気座標とに基づいて、当該2つの磁気座標を円周上に持つ円であって、当該2つの磁気座標を両端とする円弧に対応する中心角が当該2つの回転角の差に等しい円の中心座標を算出し、当該算出した中心座標に基づいて、前記磁気座標が表す地磁気ベクトルのオフセットを補正する補正演算部とを有し、
    前記角速度センサ部は、前記2つの前記磁気検出軸と平行な2つの回転検出軸のまわりにおける他の2つの角速度を検出し、
    前記補正演算部は、前記角速度センサ部において検出される前記他の2つの角速度が共に所定のしきい値より小さい状態が継続する場合に、前記回転角算出部において算出された前記一の回転検出軸のまわりにおける2つの回転角と、当該2つの回転角を有するときに前記磁気センサ部において検出された2つの前記磁気座標とに基づいて前記中心座標を算出する
    ことを特徴とする地磁気検出装置。
  2. 前記磁気センサ部は、互いに直交した第1磁気検出軸、第2磁気検出軸及び第3磁気検出軸にそれぞれ沿う方向における前記磁界強度の組み合わせを前記磁気座標として検出し、
    前記角速度センサ部は、前記第1磁気検出軸と同一若しくは平行な第1回転検出軸のまわりにおける角速度、前記第2磁気検出軸と同一若しくは平行な第2回転検出軸のまわりにおける角速度、及び、前記第3磁気検出軸と同一若しくは平行な第3回転検出軸のまわりにおける角速度をそれぞれ検出し、
    前記回転角算出部は、少なくとも前記第1回転検出軸の周りにおける回転角及び前記第2回転検出軸のまわりにおける回転角をそれぞれ算出し、
    前記補正演算部は、
    前記第2回転検出軸のまわりにおける角速度及び前記第3回転検出軸のまわりにおける角速度がいずれも前記しきい値より小さい状態が継続する場合に、前記第1回転検出軸のまわりにおける2つの回転角と、当該2つの回転角を有するときに前記磁気センサ部において検出された2つの前記磁気座標とに基づいて前記中心座標を算出し、
    前記第1回転検出軸のまわりにおける角速度及び前記第3回転検出軸のまわりにおける角速度がいずれも前記しきい値より小さい状態が継続する場合に、前記第2回転検出軸のまわりにおける2つの回転角と、当該2つの回転角を有するときに前記磁気センサ部において検出された2つの前記磁気座標とに基づいて前記中心座標を算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の地磁気検出装置。
  3. 前記補正演算部は、前記回転角算出部において算出された一連の回転角の中から、所定の角度より大きい差を有する2つの回転角を選択し、当該選択した2つの回転角の差と、当該2つの回転角を有するときに前記磁気センサ部において検出された2つの前記磁気座標とに基づいて前記中心座標を算出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の地磁気検出装置。
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