JP5936599B2 - ヒトのケラチン繊維に繊維を貼着するための装置 - Google Patents

ヒトのケラチン繊維に繊維を貼着するための装置 Download PDF

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Description

本発明は、ヒトのケラチン繊維、特にまつ毛(しかし、これに限定されるものではない)の外観を変化させることを可能にする化粧処置に関する。
本発明は、特にまつ毛を物理的に長くすることを目標にする。
一般に、マスカラの使用者は、まつ毛を伸長するおよび/または太くすることによりさらに目立つようにすることを望む。
既存の製品の大部分の原理は、厚い着色した堆積層の形成、およびまつ毛の整形である。従って、メイクアップされたまつ毛はより太くなり、より着色され、より湾曲している。
組成物中に数ミリメートルの繊維を含むマスカラが提案されてきた。まつ毛の先端でのこれらの繊維の固定は不規則であり、見てもほとんど分からないことが多いように、結果は十分に印象的なものとならない。
別の手法は、「付けまつ毛」を瞼に接着する、または数本の繊維からなる小さい房を接着することである。これによりまつ毛およびまつ毛列全体の顕著な変化がもたらされるが、これにはプロの手際を要するため、日常的な使用は限られる。さらに、その結果は、毎日装着するには不自然過ぎると感じられることが多い。
材料を高温紡糸することにより延長部を形成するという提案もなされてきた。この方法で得られる物理的伸長は非常に大きく、より自然であると判断される。しかし、この方法は、長い延長部を形成するのに完全に満足のいくものではない。
国際公開第2006/037904A1号パンフレットは、磁性充填剤を含む組成物の使用およびまつ毛の先端の組成物に磁界を印加することによる延長部の形成を記載している。
米国特許出願公開第2007/0286831号明細書は、加熱部を備えるマスカラ塗布具を開示しており、製品は、加熱部がハウジング内にあるとき、加熱部に堆積された棒状またはビーズ状の形態で提供される。製品を加熱部に供給するために、ピストン、シリンダ、またはエンドレススクリュを備える供給手段が提供される。
欧州特許出願公開第1621101号明細書は、巻かれた帯状の形態で提供されるマスカラを含む塗布具を記載しており、使用者はそのマスカラを塗布具の加熱部と接触させることができる。
欧州特許出願公開第1955610号明細書は、まつ毛をメイクアップするための組成物を含み、指の形状を有する加熱支持体上に押込嵌めにより取り付けられる塗布具チップを開示しており、製品は塗布具チップの周囲全体に延びる。
国際公開第2006/043544号パンフレットは、加熱手段に面する基部を受ける部位に取り付けられ、基部上の所定の位置に取り付けられた後、塗布される化粧品を受け取るユニットを備える、化粧品を塗布するための装置を開示している。
長年にわたりまつ毛の伸長の問題があるが、現在まで、提供された解決法は、再現し難い手の動きを必要とすることなく簡単で迅速に著しい伸長を達成するのに適していない。
本発明はこの要求を満たすことを目標とし、本発明はこれを、固形状の液化可能な接着剤で所定のように互いに保持された繊維を備える、ヒトのケラチン繊維に繊維を貼着するための要素により達成し、貼着時に接着剤を液化することにより繊維の少なくとも一部を要素から分離することが可能となる方法において、
該接着剤が、
−アルケンと酢酸ビニルとのコポリマー、又は
−ポリ酢酸ビニルホモポリマー、又は
−アルケンと酢酸ビニルとのコポリマーおよびポリ酢酸ビニルホモポリマーの混合物
含む、該方法に関する。
要素を使用してまつ毛を伸長し、および/またはまつ毛の間に繊維を導入し、このようにしてまつ毛列の中に「隙間」がある人のまつ毛列の密度を高くすることができる。
延長部を形成することを望む場合、地まつ毛のものと一致する材料および太さの繊維を使用することが好ましい。密度を高くする効果の場合、地まつ毛と同等の太さおよび材料のまつ毛、または比較的太い繊維、房状の繊維、および千鳥状の繊維などの異なるものを使用することが可能である。
液化可能な接着剤は、好ましくはホットメルト接着剤である。
繊維は、要素内に所定のように、例えば、個々に互いに分離して、好ましくは互いに実質的に平行に配置することにより、または、代替の形態では、束状にまとめることにより配置される。
適宜、貼着前または貼着後に繊維を所望の長さに切断するために、使用者に切断器具が提供される。
一実施形態では、繊維は横向きに、特に、要素の長手方向軸に実質的に垂直な向きに配置される。
代替の形態では、繊維は、要素の長手方向軸に実質的に平行な向きに配置される。
貼着時、繊維はまつ毛列に実質的に垂直な向きに配置される。
繊維は、予め着色および/またはメイクアップされてもよい。
繊維の長さは好ましくは4mm以上であり、例えば4〜10mmである。繊維は、有利には、少なくとも1つのはっきり見える自由端、即ち、要素に対して突出している、例えば、接着剤の外側に現れている自由端を有する。
繊維は、実質的に同じ長さを有してもよい。代替の実施形態では、繊維は異なる長さを有してもよい。
繊維は、実質的に同じ間隔を有してもよい。換言すれば、繊維は、固形状の液化可能な接着剤に結合されるとき、要素上に特定のピッチで配置される。代替の形態では、要素内での繊維の間隔は可変であってもよい。
要素の長さが短いとき、要素の繊維の数は、例えば1〜300、例えば10〜200、例えば20〜100である。しかし、比較的長い帯状の要素の場合、繊維の数はそれより多くてもよい。
接着剤は、ホットメルト接着剤、好ましくはE/VA(エチレン/酢酸ビニル)コポリマーをベースにするホットメルト接着剤から選択されてもよい。接着剤は、炭化水素脂肪物質(例えば、パラフィン)、またはシリコーン脂肪物質(例えば、PDMS油)を含んでもよい。非常に好ましくは、液化可能な接着剤は着色剤、有利には酸化鉄から選択される着色剤を含む。
固形状の液化可能な接着剤は、要素を貼着装置上に配置すること、および/または要素を互いに区別することを助けることができる1つ以上のエンボスを有してもよい。
一実施形態では、接着剤は自立性シートを形成する。換言すれば、繊維は接着剤で互いに一体化される。
要素の接着剤が自立性シートを形成する場合、繊維は、10cm以下、特に6cm以下、例えば0.2〜5cmの要素の長さにわたり存在してもよい。
要素はまた支持体を備え、その上に接着剤が存在してもよい。この支持体は、一方の面だけが接着剤で被覆されてもよく、または、代替の形態では、完全に接着剤中に埋め込まれ、内部フレームの役割を果たしてもよい。
要素は、液化可能な接着剤で支持体に結合され、支持体により互いに保持された繊維を備えてもよい。
繊維は、例えば、支持体により互いに連結された接着剤の島により支持体に固定されてもよく、これらの接着剤の島がそれぞれ1本以上の繊維を備えることが可能である。
従って、上記とは独立してまたは上記と組み合わせて、本発明は、その別の態様によれば、
−支持体と、
−液化可能な接着剤で支持体に結合され、例えば、所定のように配置された繊維と、
を備える、ヒトのケラチン繊維に繊維を貼着するための要素に関する。
本発明は、貼着前に接着剤を液化することにより、支持体から繊維を脱離させ、簡単な手の動きによりそれらをまつ毛に接着することを可能にし、伸長に関して非常に有効であると同時に非常に魅力的な結果を達成することができる。
支持体は剛性支持体であっても、または可撓性支持体であってもよく、特に帯状の支持体であってもよい。支持体の少なくとも一部を液化可能な接着剤中に埋め込み、強度を増加させるフレームとしてもよい。
支持体は多孔質であっても、または透かし網目模様(openwork)であってもよい。
繊維は支持体上に所定のように配置されてもよく、例えば、支持体上に個々に、好ましくは互いに実質的に平行に配置されてもよく、または、代替の形態では、支持体上に束状にまとめられていてもよい。支持体は、繊維が支持体上に予め配置された状態で使用者に供給されてもよい。
好ましくは、支持体は、接着剤が液化した後、まつ毛との接触時に繊維の向きを支持体に対して実質的に一定に維持することを可能にするエンボスを備える。これらのエンボスには、例えば、繊維に対して平行な向きに配置されたリブが含まれる。
前述のように支持体にリブを付けてもよく、このとき、繊維は好ましくはリブ間に配置されるが、それにより繊維のまつ毛への貼着を容易にすることができる。リブの存在は、支持体上に接着剤を保持することにも役立つことができる。
繊維は、好ましくは支持体の長手方向軸に対して横向きに、その端部から一定の距離のところに配置されるが、代替の形態では、繊維は、例えば、長手方向軸に対して平行な向きで支持体の端部に配置される。
支持体上に配置される繊維の数は、例えば1〜300、より好ましくは10〜200、さらにより好ましくは20〜100である。
支持体の繊維間に液化可能な接着剤がコーティングされてもよい。液化可能な接着剤がコーティングされた支持体の長さは、例えば1〜40mm、より好ましくは2〜30mm、さらにより好ましくは5〜20mmであってもよい。
要素は、特に、右目および/または左目のまつ毛と接触するように設計されてもよい。従って、左目と右目をそれぞれメイクアップするための異なる要素を使用者に提供してもよい。
支持体を備えるまたは備えない要素は、右目のまつ毛または左目のまつ毛と接触させるためのものであることを示す1つ以上のマーカーを備えてもよい。
支持体を備える要素の場合、マーカーは、例えば、支持体の色であってもよい。この場合、右目用に設計された要素は、左目用に設計された要素のものと異なる支持体の色を備えてもよい。
マーカーはまた、要素が右目または左目のまつ毛用であることを使用者に示す、デザインおよび/または1つ以上の文字を含んでもよい。
左目用と右目用の2つの要素は、支持体に対する繊維の向きおよび/または支持体に対する繊維の配置が異なってもよい。
本発明の別の対象は、その別の態様によれば、
−支持体を有するまたは有しない前述の要素と、
−要素の全部または一部を取り付けることができる液化部位を備える貼着装置と、
を備えるキットである。
接着剤がホットメルト接着剤である場合、貼着装置は、加熱手段、特に加熱チップを備えてもよく、その上に液化部位が存在する。
要素が支持体を備える場合、その組み合わせは、支持体を着脱自在に固定することができる加熱チップを有する貼着装置を備えてもよい。このチップは、接着剤の温度を上昇させて、接着剤を液化することを可能にする。
特に、本発明の別の対象は、その別の態様によれば、
−加熱チップを備える貼着装置、
−加熱チップに着脱自在に取り付けられるように構成された要素であって、支持体と、支持体上に特定の向きに配置され、ホットメルト接着剤で支持体に結合された繊維とを備える要素、
を備えるキットである。
装置と要素は、最初、同じ包装に入っていてもよい。適宜、包装は幾つかの要素、例えば、左目または右目専用の、および/または異なる結果をもたらすことを目的とした要素を含んでもよい。
繊維は、異なる要素上に同様に配置されてもよい。代替の形態では、包装は、繊維および/またはそれらの配列が異なる要素を含んでもよい。適宜、包装は、繊維および/または支持体上でのそれらの配列が異なる要素を含んでもよい。
例えば、要素は、比較的短いまたは比較的長い繊維を備えてもよく、使用者は、自分がしたいと思うメイクアップに応じて要素を選択することができる。
一実施形態では、貼着装置は、前述の少なくとも1つの要素を貯蔵する第1の貯蔵部位をその中に備える。
この貼着装置は、さらに、第1の貯蔵部位に存在する要素の全部または一部を液化部位に移動させることを可能にする移送機構を備えてもよい。
要素は、例えば、巻かれた帯状の形態で貯蔵部位に存在してもよい。
要素が帯状である場合、移送機構は、要素の少なくとも一部が液化部位の方に移動することを可能にすることができる。この移送機構は、使用者の動作を要素の漸進的移動に変換する作動手段を備えてもよい。
貼着装置は、予め液化部位に存在する要素の全部または一部を第2の貯蔵部位に移動させることを可能にする帰路を備えてもよい。例えば、帯状の要素の場合、帯は第1の貯蔵部位で巻き出され、液化部位を通過した後、第2の貯蔵部位で巻き取られてもよく、液化部位で繊維は要素から離れ、まつ毛に貼着されてもよい。この場合、接着剤は帯状の支持体により支持される。
第1の貯蔵部位は、第2の貯蔵部位から分離していてもよい。代替の形態では、例えば、支持体が閉鎖ループに沿って周回移動する帯となっている場合、第1の貯蔵部位と第2の貯蔵部位は一致する。
別の実施形態では、1つまたは複数の要素を備える貯蔵部位は、貼着装置内に存在するのではなく、再装填装置に属してもよい。
液化部位に要素の全部または一部を配置する必要がある場合、再装填装置を一時的に貼着装置に一体に取り付けてもよい。
本発明はまた、
−支持体を有するまたは有しない前述の要素の繊維を、まつ毛またはヒトの他のケラチン繊維と接触させ、
−接着剤を液化し、
−繊維の少なくとも一部をまつ毛またはヒトの他のケラチン繊維に接着させる、
化粧的処置方法に関する。
ヒトのケラチン繊維は、まつ毛からなってもよい。
処置されるまつ毛に塗布される接着剤は、瞼に接触しなくてもよい。
本方法は、さらに、繊維に光刺激、熱的刺激、もしくは機械的刺激を与えることにより、またはそれらを第3の化合物と接触させることにより繊維の外観を変化させる段階を含んでもよい。繊維の外観を変化させるこの段階は、繊維をケラチン繊維に接着する段階の前、段階中、または段階の後に行ってもよい。下記に詳述するように、特に、繊維の湾曲、長さ、および色を変化させることが可能である。
このような方法は、繊維をまつ毛に貼着するのに特に非常に適している。
まつ毛と繊維の重なりの長さは、例えば1〜20mm、より好ましくは1.5〜15mm、さらにより好ましくは2〜10mmである。
接着剤の液化は、例えば、加熱手段(例えば、加熱チップを含む)を備える貼着装置を使用して接着剤を加熱することにより行ってもよい。
要素が支持体を備える場合、繊維をケラチン繊維に貼着した後、支持体を加熱手段、特に加熱チップから分離することができる。支持体は、前述のように、第2の貯蔵部位の有無により、繊維の貼着後に貼着装置から分離されても、または分離されなくてもよい。
本発明は、また、
−1種類以上の繊維から繊維を選択する段階と、
−選択された繊維を液状の液化可能な接着剤、好ましくはホットメルト接着剤と接触させる段階と、
−支持体を有するまたは有しない前述の要素が得られるように、接着剤を凝固させる段階と、
を含む、前述の要素を準備するプロセスに関する。
これにより使用者は、自分が選択した繊維、例えば自分の毛髪から作製される繊維を有する要素を個人用に作ることができる。
本発明の別の対象は、
−1種類以上の繊維と、
−液化可能な接着剤、好ましくはホットメルト接着剤と、
を備える、前述の要素を準備するためのキットであり、前述の要素を形成するために繊維を液状の液化可能な接着剤と接触させるようになっている。キットは、繊維をそれらの所定の向きに配置し、接着剤が凝固するまで保持する手段を備えてもよい。キットは、接着剤を液化するための加熱手段を備えてもよい。
本発明は、また、
−支持体を有するまたは有しない、前述の要素を提供する段階と、
−この要素に機械的刺激および/または熱的刺激を与えて、その形状を変化させ、この要素内に存在する繊維に永久変形を付与する段階と、
−このようにして変形した繊維を有する要素を貼着装置の液化部位に配置する段階であって、機械的刺激を与える前または与えた後にこの配置を行うことが可能である段階と、
−接着剤を液化し、繊維を処置される部位、特にまつ毛と接触させる段階と、
を含む化粧的処置方法に関する。
機械的刺激および/または熱的刺激を与えることにより、例えば、所与の形状を有する要素が幾何学的形状の異なる液化部位に適合することが可能となる。
繊維の永久変形により、まつ毛に曲げ効果を付与することができ、このようにしてメイクアップの魅力をさらに改善することができる。
機械的刺激は要素の湾曲であってもよく、その結果、繊維が湾曲してもよい。
貼着装置の一例を示す図である。 本発明による要素の実施例を示す図である。 本発明による要素の実施例を示す図である。 本発明による要素の実施例を示す図である。 本発明による要素と加熱手段との組み合わせを示す図である。 本発明による要素と加熱手段との組み合わせを示す図である。 本発明による要素と加熱手段との組み合わせを示す図である。 本発明による要素と加熱手段との組み合わせを示す図である。 本発明による要素と加熱手段との組み合わせを示す図である。 本発明による要素の他の代替の実施形態を示す図である。 本発明による要素の他の代替の実施形態を示す図である。 本発明によるキットを示す図である。 まつ毛に繊維を接着する方法を示す図である。 付けまつ毛の試験片への繊維の接着例の写真である。 付けまつ毛の試験片への繊維の接着例の写真である。 付けまつ毛の試験片への繊維の接着例の写真である。 付けまつ毛の試験片への繊維の接着例の写真である。 本発明によるメイクアップの例の写真である。 本発明による貼着装置内に存在する移送機構を示す部分図である。 繊維の永久変形方法示す図である。 まつ毛に付着している繊維を示す図である。
処置装置
処置装置は、固形状の液化可能な接着剤で結合された繊維を備える要素を受け取るように構成された貼着装置を備えてもよい。
要素が支持体なしで固形状の液化可能な接着剤で結合された繊維を備える実施例における貼着装置の説明は、要素が支持体と、液化可能な接着剤でこの支持体に結合された繊維とを備える実施例に適用される。
貼着装置は、特に、繊維をまつ毛に貼着するのに使用する時、要素の着脱自在な固定が可能になるように構成されてもよい。
特に、貼着要素は、繊維をまつ毛に貼着するのに使用する時、支持体を支持するようになっているチップに支持体を着脱自在に固定することが可能になるように構成されてもよい。
本発明の好ましい実施例では、液化可能な接着剤はホットメルト接着剤である。この場合、繊維を受け取る貼着装置は、接着剤の温度をその溶融を引き起こすのに十分な値に上昇させることを可能にする加熱手段、特に加熱チップを備える。
貼着装置は、例えば細長い全体形状を有し、例えば1個以上の電池(蓄電池を含む)などの電源を収容することができる把持部と、装置の端部に存在し熱を発生させることを可能にする加熱手段とを備え、加熱手段上に要素を取り付けることができる。
図1は、貼着装置10の実施例を平面図で示す。この図では把持部11を部分的にしか示していない。
貼着装置10は、それが作動中であることおよび/または貼着に必要な温度に達したことを示す表示灯12、ならびにオン/オフスィッチ13を備えてもよい。
貼着装置10は加熱手段を制御する回路を収容してもよく、この制御回路は、例えば、加熱手段の温度を調整することを可能にする1つ以上の電子部品、特にマイクロコントローラを備える。
貼着装置10は、また、温度センサ、好ましくは加熱手段内に配置され、制御回路に接続される温度センサを備えてもよい。
把持部11は、エネルギー源の周囲に延びてもよい。エネルギー源の取り外しおよび交換のため、出口開口部が設けられてもよい。
加熱手段は様々な方法で製造されてもよく、コイル状またはトラック状の抵抗導体を備えてもよい。加熱手段は、例えば可撓性であり、例えば抵抗トラックを支持するポリイミド基板を備える。
加熱手段は、実質的に平坦な形状、または横断面が少なくとも部分的に湾曲した形状を有してもよい。加熱手段は、横断面がドーム形であってもよい。
加熱手段は、縦断面が、実質的に平坦な形状であっても、または少なくとも湾曲した部分を有してもよい。
一実施例では、加熱手段は縦断面および/または横断面が凹凸状(crenellated)の部分を有する。
加熱手段は、例えば、ステンレス鋼製またはアルマイト製の金属被覆を備えてもよい。
加熱手段は、要素を受け取る部位を少なくとも部分的に画成してもよい。
加熱手段は、金属被覆を介して、要素の少なくとも一部に面してもよい。
一般に、加熱手段は、例えば0.5〜2W、例えば0.75〜1W、例えば約0.8Wの公称出力を有し、周囲温度20℃では、30秒未満で50℃より高い、さらには60℃より高い温度、例えば2分未満、より好ましくは1分未満で50℃より高い、さらには60℃より高い温度の達成を可能にする。加熱手段は、作動時に、0.8W/cm〜1.2W/cmの出力密度を有するように構成されてもよい。
好ましくは、加熱手段の温度は、貼着に適する値に入るように調整される。要素が加熱される温度は、好ましくは50〜75℃、例えば約65℃である。
貼着装置10は、適宜、振動源を備えてもよい。
支持体を有しない自立性シートの形態の接着剤を備える要素20の一例を、図2に単独で示した。
要素20は、接着剤組成物P中に部分的に埋め込まれた繊維Fを備える。繊維Fは、例えば、それぞれ接着剤中に、1mmより長い長さにわたって埋め込まれ、この長さは好ましくは4mm未満である。
繊維Fは、図示するように、要素内に個々に延びてもよい。
図示していない代替の形態では、繊維Fは要素20内に房状にまとめられている。このとき、1房当たりの繊維の数は、例えば1〜40、例えば2〜15である。1房内で、繊維は実質的に平行になっていてもよく、扇形に配列していてもよく、または互いに交差していてもよい。
特に図2に示すように、要素が一体型である場合、繊維Fが存在する要素20の長さは、例えば0.2〜6cmである。
図2に示すように、繊維Fは、とりわけ、組成物Pの塊体(body)の一方側からの方が他方側からよりも突出していてもよい。
繊維Fが組成物Pの塊体の外側に突出する長さlは、2〜40mm、例えば3〜30mm、例えば4〜10mmであってもよく、他方、反対側では、突出する繊維の長さlは、例えば25mm以下、10mm以下、例えば5mm以下であってもよい。
図示されていない代替の形態では、繊維は、組成物Pの塊体の外側に一方側からしか突出していない。このとき、繊維は自由端を1つしか有していなくてもよい。
1要素20当たりの繊維Fの数は、例えば1〜300である。
繊維Fは組成物Pの外側に、実質的に全て同じ平面内に延びてもよく、これによりその貼着が容易になる。
繊維Fが接着剤組成物Pの表面に配置される要素20の代替の実施形態を、図2Aに単独で示した。従って、繊維は、それらの周囲の一部の、接着剤の塊体に重なる箇所だけで、接着剤Pの塊体に一体に付着されてもよい。
繊維Fが配置される長さlは、例えば1〜4mmである。
要素20の繊維Fの全長、対、繊維が接着剤に埋め込まれるまたは接着剤上に配置される長さlの比は、例えば、図2および図2Aの実施例の場合、0.5〜40、より好ましくは1〜10、さらにより好ましくは1〜6である。
図2Bに示す代替の形態では、繊維Fは接着剤組成物P上に、その長さの大部分にわたり、長さl(例えば、2〜12mm)にわたり配置される。
要素20の繊維Fの全長l対長さlの比は、例えば1〜2、例えば1〜1.5である。
図2Bの、図示されていない代替の形態では、繊維Fは、接着剤の塊体上に配置されるのではなく、接着剤組成物P中に、その長さの大部分にわたり埋め込まれる。
要素20が貼着装置上の所定の位置にあるとき、要素20の長手方向軸Yは、貼着装置の長手方向軸と交差しても、またはそれに実質的に平行であってもよい。
接着剤の塊体に様々な形状が付与されてもよい。
好ましくは、接着剤の塊体は、平坦な形状の、Y軸に沿って細長いシートの形態で提供される。
接着剤が液体の状態に変化するように、および繊維を要素から脱離させることができるように、要素20を液化部位と接触させるまたは液化部位に接近させるようになっている。
接着剤がホットメルト接着剤である場合、液化部位は加熱手段により画成される。
液化部位100と接着剤組成物Pの横断面が共に実質的に平坦な形状を有する実施例を、図3に示した。
接着剤の液化を促進するため、好ましくは加熱手段と要素20は接触する。
図3に示すように、要素は、加熱手段上に配置される要素の面を使用者に示す、視覚的インジケータ300を備えてもよい。
図示するように、視覚的インジケータ300は、幾何学的模様の形態であってもよい。また、文字、デザインまたは色を使用することも可能であるが、これらに限定されるものではない。
図3Aおよび図3Bは、液化部位と接着剤組成物Pが、相補的形状、例えば、実質的に湾曲した形状を有する実施例を示し、図3Aの実施例では液化部位100が凸状、要素20の対向する面が凹状であり、図3Bの実施例では逆になっている。
また、接着剤組成物Pと液化部位が、図3Cに示すように横方向で、または図3Dに示すように縦方向で、複数の相互作用するエンボス200および210を有することも可能である。
熱的刺激または機械的刺激の作用により、要素20の形状が変わってもよい。
例えば、手で、器具を使用して、または貼着装置自体を使用して、機械的応力を加えることにより、貼着要素20の形状を変化させることも可能である。
手で加えられる応力の作用で変形し得る要素20を図10に示した。使用者は、要素20を2本の指Dの間、例えば人差し指と親指の間に挟み、例えば長手方向軸を中心とした湾曲をそれに加える。この応力に従って、繊維Fと要素20の接着剤のシートは永久湾曲する。次いで、要素20を適した形状の液化部位上に配置し、接着剤組成物Pを加熱により液化する。まつ毛Cを、このようにして液化した接着剤組成物Pおよび繊維と接触させ、まつ毛Cの後退後、繊維Fはまつ毛Cに固定されたままとなり、永久湾曲を有し、まつ毛に特に魅力的な曲げ効果を作り出す。
貼着装置の代替の形態内にある移送機構の一例を図9に示した。この実施例では、要素20は帯状であり、帯状の支持体を備える。まだ液化部位100に導入されていない要素20は、最初、第1のローラ62の形態の貯蔵部位に存在する。
使用者は、繊維Fのまつ毛Cへの接着を可能にするため、繊維Fを支持する要素20の未使用部分が貯蔵部位から液化部位100に移動するように、第1のローラ62を回転させる。
接着剤組成物を液化し、繊維Fをまつ毛Cに接着した後、貼着要素20のこのようにして使用された部分は復路に従い、第2の貯蔵部位内の第2のローラ63に達する。図示するように、繊維は貼着要素20の復路に達する部分に残存してもよい。
米国特許出願公開第2007/0286831号明細書に記載のピストンまたはシリンダなどの移送手段を使用してもよい。
支持体21を備える要素20の一例を図4に単独で示した。
加熱チップへの支持体21の固定は、例えば、押込嵌め、磁気的引力および/またはスナップ嵌めなどの様々な方法で行ってもよい。
適宜、貼着装置10に支持体21の排出装置が設けられ、使用者は、支持体が排出されるように、または最低でも使用者によるその除去が容易になるように、この排出装置を支持体21に作用するように作動させる。
図4に示す実施例では、支持体21は貼着装置10の長手方向軸Xに沿って細長い形状を有する。
図示していない代替の形状では、支持体21の長手方向軸の向きは、それを支持する装置の長手方向軸と同軸ではない、例えば、貼着装置の長手方向軸に垂直である。
図4では、支持体21は、それを加熱チップに取り付けるのに適した形状を有する、長手方向軸に沿って細長い本体を備えてもよいことが分かる。支持体21の横断面の一部は、加熱チップの方に凹んだ形状を有してもよい。支持体21は、支持体21をチップ上の所定の位置に保持するため加熱チップと係合するように構成されたドーム形の遠位端部分23を備えてもよい。支持体21が加熱チップ上に保持されるように、支持体21は、任意の連結手段、例えば、貼着装置10のハウジング内にまたは対応するエンボスにクランプするまたはスナップ嵌めすることにより、固定を可能にするように構成された連結手段を備えてもよい。
図示する実施例では、支持体21は、平行で長手方向軸Xに略垂直なリブ25を有し、これらのリブ25は、例えば軸Xに沿って等間隔に設けられる。ホットメルト接着剤を含む組成物Pはリブ25間に存在する。
各リブ25は、例えば、外側の方に凸起した丸い上縁26を有する。
支持体21は、例えば、充填剤として無機粒子もしくは繊維(例えば、金属酸化物の粒子もしくは繊維)、またはガラスもしくはカーボンブラックの粉末もしくは繊維を任意選択により含む熱可塑性樹脂製の、例えば、ポリエチレンもしくはポリプロピレンなどのポリオレフィンからなる、または代替の形態では、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)もしくはポリオキシメチレン(POM)などの非ポリオレフィン系材料からなる1部から成形される。
繊維Fは支持体21により支持され、接着剤組成物Pの中に部分的に埋め込まれる。
図4の実施例では、繊維Fは房40状にまとめられ、それぞれ2つの連続するリブ25間の隙間に配置される。繊維は、図示するように、2つのリブ25間に保持された組成物Pの塊体から離れている自由端41と、2つのリブ25間に延びる組成物Pの塊体中に完全に埋め込まれている、または図1に示すように、実際は僅かに突出している反対側の端部42とを有してもよい。
好ましくは、繊維Fは、房状にまとめられてもまたはまとめられなくても、繊維Fは一方側からの方が他方側からよりも突出するように支持体21に対して配置される。従って、繊維Fが、組成物Pの塊体の外側に突出し、支持体の一方側から突出する長さは、2〜40mm、より好ましくは3〜30mm、さらにより好ましくは4〜10mmであってもよく、他方、反対側で、突出する繊維の長さは、ゼロであるかまたは25mm以下、10mm以下、さらにより好ましくは5mm以下である。
1房40当たりの繊維の数は、例えば1〜40、より好ましくは2〜15である。房40では、繊維Fは実質的に平行であっても、扇形に配列していても、または互いに交差してもよい。
繊維Fは、組成物Pから実質的に全て同じ平面内に延出してもよく、これによりその貼着を容易にすることができ、この平面は、例えばX軸に平行であってもよく、例えば支持体21の長手方向下縁により画定される平面Sに平行であってもよい。繊維を含むこの平面は、平面Sとある一定の角度をなしてもよい。
繊維Fが房状にまとめられず、要素20内に個々に、互いに平行に延びる代替の実施形態を図5に示した。この場合、2つの連続するリブ25間にある組成物P中に沈められた繊維の数は、例えば1〜50、より好ましくは2〜40である。
支持体21は、組成物Pが溶融状態のとき、繊維を所望の向きに維持することを可能にする任意の形状を有してもよい。
従って、支持体は有利には、前述のようにリブを備え、それらの間に繊維が配置される。
もちろん、本発明は支持体の特定の実施形態に限定されるものではなく、繊維は、支持体上に所望の向きで、様々な方法で、例えばリブを使用せずに維持されてもよく、支持体は、例えば、接着剤が溶融状態のとき繊維を所定の位置に保持する突起を備えてもよい。
適宜、繊維は支持体上に所望の向きで、支持体上に存在するエンボスとは独立して、例えば組成物Pの適切な粘度により維持されてもよい。
図4の実施例では、支持体21は、直線状の長手方向軸に沿って細長い形状を有する。支持体21に他の形状、例えば曲線状の長手方向軸を有する形状を付与することは、本発明の範囲から逸脱するものではない。代替の形態では、繊維は支持体の端部に、支持体の長手方向軸に略平行に延びるか、または加熱チップの端部に、貼着器具の長手方向軸に略垂直な平面内に配置される。
要素は貼着装置と共に、複数の要素20と貼着装置10(貼着装置10には、適宜、要素20が既に固定されている)を含む、共通の包装40、例えば図6に示すようなブリスターパックに入れて販売されてもよい。要素は同一の繊維を備えても、または異なる繊維を備えてもよい。
まつ毛(C)に貼着されるとき、繊維(F)は、図11に示すように、瞼(E)と接触しなくてもよい。
特に、繊維(F)をまつ毛(C)に接合する接着剤(図示せず)は、考慮されるまつ毛(C)の長さ(d)の少なくとも5%、例えば少なくとも10%の距離(d)だけ瞼(E)から離れた部位に位置してもよい。
繊維
本発明の範囲から逸脱することなく、様々な種類の繊維Fを使用することができる。
例えば、繊維は、天然または合成起源のものである。
例えば、頭髪、動物の体毛、または、例えば熱可塑性樹脂製の合成繊維を使用してもよい。
例えば、ポリオレフィンおよびポリアミドから選択される熱可塑性樹脂の1つで製造された繊維を使用してもよい。
繊維Fは、合成繊維である場合、1種類または数種類の材料で製造されてもよい。特に、第2の材料で製造された芯部を第1の材料で製造された鞘部が被覆している繊維を使用してもよい。
繊維は、着色されていても、または着色されなくていなくてもよい。例えば、繊維は、黒色であっても、または黒色以外の色を有してもよく、例えば、繊維全体が着色された材料で製造されていても、または着色された鞘部でコーティングされていてもよい。繊維は、使用者のまつ毛の地色を有するように選択されてもよい。
繊維Fは、吸収および/または発光により発色する顔料または染料を含んでもよい。
繊維Fは、横断面が様々な形状を有してもよく、例えば円形または非円形の断面、例えば、タイルの形状の多角形の断面を有してもよく、または中空であっても、もしくは中空でなくてもよく、繊維の外径が、例えば0.1〜3mm、より好ましくは0.2〜2mm、さらにより好ましくは0.5〜1.5mmであってもよい。
繊維は、その全長にわたり均一な横断面を有するように、または代替の形態では、横断面が小さくなるように、例えば少なくとも1つの自由端41の方向に小さくなるように製造されてもよい。
要素の接着剤が支持体により支持される場合、繊維は、例えば、横断面が支持体から最も離れた自由端の方向に小さくなるように製造されてもよい。
繊維Fは平滑な表面状態を有してもまたは粗い表面状態を有してもよく、マスカラの付着を容易にする程度の粗さとすることが可能である。
繊維は、直線状であってもまたは直線状でなくてもよく、例えば、波形であってもよい。
まつ毛を長くするのに使用する場合、各繊維の長さは、好ましくは1〜50mm、より好ましくは2〜25mm、さらにより好ましくは4〜15mmである。
繊維の少なくとも1つの特徴が、光刺激、熱的刺激、もしくは機械的刺激に応じて、または、第3の化合物と接触することにより変化してもよい。
刺激の作用で変化し得るこのような特徴は、例えば、繊維の形状、長さ、または光学的特性、特に色、反射率および不透明度から選択することができる。
一実施形態では、繊維は、その長手方向軸に沿った湾曲が変化してもよく、特に上向きに湾曲してもよく、または、前述の刺激の少なくとも1つの作用後に、目に見える長さの変化があってもよい。
例えば、熱の作用で繊維の湾曲が変化する、特に繊維が上向きに湾曲することが可能である。
同一の要素20により支持される繊維Fは、全て同一であってもよく、または代替の実施形態では異なってもよい。
例えば、同一の要素20は、異なる色の、および/または異なる特性を有する、例えば、異なる長さを有する、異なる断面を有する、および/または異なる表面状態を有する繊維の混合物を備えてもよい。
要素20の接着剤上の所定の位置に配置した後、繊維Fに、例えば、それらの長さ、それらの端部の形状、および/またはそれらの表面状態および/またはそれらの外観を変化させることを目標とした処理を施してもよい。
支持体21上の所定の位置に配置した後、適宜、繊維Fに、例えば、それらの長さ、それらの端部の形状、および/またはそれらの表面状態および/またはそれらの外観を変化させることを目標とした処理を施してもよい。
例えば、端部41が全て、軸Xに平行な軸に沿って並ぶように繊維を切断することが可能である。繊維の長さが僅かに異なるように、また、より自然な外観をメイクアップに与えるように繊維を切断することも可能である。
繊維が要素上の所定の位置にあるとき、または接着剤もしくは支持体21上にこのように配備する前に、繊維を化粧品でコーティングしてもよい。
繊維が支持体21上の所定の位置にあるとき、または支持体21上にこのように配備する前に、繊維を化粧品でコーティングしてもよい。
繊維Fは、その全長にわたり液化可能な接着剤で、または、例えば、液化可能な接着剤の繊維Fへの付着を改善することを目的とした任意の化合物によりコーティングされてもよい。要素が支持体を備える場合、繊維を支持体に固定する前に、このコーティングを行ってもよい。繊維はまた、少なくとも要素が貼着装置上で加熱される前、接着剤組成物でコーティングされていない部分を含んでもよい。
特に要素が支持体を備える場合、繊維を1つ以上のリールに一体に取り付けたまま、支持体21上への繊維の配備を行ってもよい。高温条件にて支持体21を液体接着剤で被覆してもよく、その後、繊維をガイドの間に保持したまま接着剤の中に沈める。接着剤の冷却後、繊維の一方側を支持体と同レベルになるように切断し、他方側は所望の長さだけ突出した状態にしておく。
予め切断された繊維を支持体に当接配置してもよく、または支持体がない場合、把持顎を使用してそれらを保持したまま、金型に当接配置してもよく、その後、接着剤を液体の状態で支持体上に流延し、接着剤が硬化した後、把持顎から繊維を解放する。
巻出されたまたは押し出された接着剤のシートに、繊維をリールに巻いた状態で当接させ、高温条件で繊維をシートに押し付け、繊維がシートと一体になるようにすることも可能である。
液化可能な接着剤
組成物は液化可能な接着剤を含んでもよく、さらには全部、液化可能な接着剤で構成されてもよい。液化可能な接着剤はホットメルト接着剤であってもよい。
接着剤は、以下から選択される化合物を含んでもよく、さらにはそれで構成されてもよい:
A/少なくとも1種類のアルケンモノマーより成るポリマーおよびコポリマー、特にエチレンをベースにするコポリマー。
このような化合物は、以下から選択されてもよい:
−アルケンと酢酸ビニルとのコポリマー、特にエチレンと酢酸ビニルとのコポリマー。
特に、エチレンと酢酸ビニルとのコポリマー、好ましくはポリマーの全重量に対して酢酸ビニルを25重量%より多く含むものを使用してもよい。
エチレン/酢酸ビニルコポリマーの例として、Du Pont de NemourによりElvaxの名称で販売されているもの、特に、Elvax 40W、Elvax 140W、Elvax 200W、Elvax 205W、Elvax 210W、およびElvax 310の化合物を挙げることができる。
ArkemaによりEvataneの名称で販売されている製品(Evatane 28−800など)を挙げることもできる。また、東ソー(株)ポリマー事業部により提供されるメルセン−HグレードH−6410Mも挙げることができる。
−エチレンとオクテンとのコポリマー、例えば、Dow Plasticsにより「Affinity」の名称で販売されている製品、例えば、Affinity GA1900およびGA1950など。
これらのポリマーおよびコポリマーは、単独で使用しても、またはHandbook of Pressure Sensitive Adhesives,edited by Donatas Satas,3rd ed.,1989,pp.609−619に記載のものなどの「粘着付与」樹脂、ワックス、およびそれらの組み合わせから選択される少なくとも1種類の化合物との混合物として使用してもよい。粘着付与樹脂は、特に、ロジン、ロジン誘導体、炭化水素樹脂、およびそれらの混合物から選択されてもよい。
エチレン/酢酸ビニルコポリマーをベースにする混合物として、例えば、National StarchによりCoolbindの名称で販売されている製品を挙げることができる。
また、エチレン/酢酸ビニルコポリマーとパラフィンとの混合物を使用してもよい。例えば、エチレン/酢酸ビニルコポリマーを55.5重量%、パラフィンを44重量%、および防腐剤を0.5重量%含む混合物を使用することが可能である。
これらのポリマーは、純粋な形態で提供されても、または水相もしくは有機溶媒相中に含まれた状態で輸送されてもよい。
B/ポリ酢酸ビニルホモポリマー(好ましくは分子量20000未満のもの)、例えば、Vinavil製のRaviflex BL1S。
C/シリコーン樹脂
これらの樹脂は、架橋オルガノシロキサンポリマーである。
シリコーン樹脂の命名法は、「MDTQ」名で知られており、樹脂は、それに含まれる様々なモノマーシロキサン単位により表され、「MDTQ」の文字のそれぞれが1種類の単位の特徴を述べている。
Mの文字は、式(CHSiO1/2の一官能性単位を表し、ケイ素原子は、この単位を含むポリマー中の1個の酸素原子に結合している。
Dの文字は、二官能性単位(CHSiO2/2を意味し、この中でケイ素原子は2個の酸素原子に結合している。
Tの文字は、式(CH)SiO3/2の三官能性単位を表す。
前述のM、D、およびT単位では、メチル基の少なくとも1つが、炭素数2〜10の炭化水素(特にアルキル)基またはフェニル基あるいはヒドロキシル基などのメチル基とは異なるR基で置換されていてもよい。
最後に、Qの文字は、四官能性単位SiO4/2を意味し、その中でケイ素原子は4個の酸素原子(酸素原子自体はポリマーの残りの部分に結合している)に結合している。
特にT樹脂、とりわけ、ポリフェニルシロキサン、とりわけシラノール(Si−OH)基により官能化されたもの(Dow Corning(R)Z−1806の名称で販売されているもの)などの官能化Tシリコーン樹脂を挙げることができる。
D/皮膜形成エチレン性ブロックポリマー
これらのポリマーは、好ましくは、ガラス転移温度(Tg)の異なる少なくとも1つの第1のブロックと少なくとも1つの第2のブロックとを含み、前記第1のブロックと第2のブロックは、第1のブロックの少なくとも1種類の構成モノマーと第2のブロックの少なくとも1種類の構成モノマーから成る中間ブロックを介して互いに結合している。
有利には、ブロックポリマーの第1のブロックと第2のブロックは、互いに非相溶性である。
このようなポリマーは、例えば、文献、欧州特許第1411069号明細書または国際公開第04/028488号パンフレットまたは国際公開第04/028493号パンフレットに記載されている。
「ブロック」ポリマーという用語は、少なくとも2つの別個のブロック、例えば少なくとも3つの別個のブロックを含むポリマーを意味するものと理解される。
ポリマーの第1および第2のブロックは、その変形性の程度が互いに異なる。例えば、第1のブロックは硬質であってもよく、第2のブロックは軟質であってもよい。
軟質ブロックと硬質ブロックのガラス転移温度は、Polymer Handbook,3rd ed.,1989,John Wileyなどの参照便覧に記載されている、各ブロックの構成モノマーの理論Tg値から、Fox Lawと称される次の関係に従って求められる理論Tg値であってもよく:
Figure 0005936599
Figure 0005936599
は、考慮されるブロック中のモノマーiの質量分率であり、Tgはモノマーiのホモポリマーのガラス転移温度である。
特記しない限り、本特許出願中の第1のブロックと第2のブロックについて表示されているTg値は、理論Tg値である。
硬質ブロックのTgは、20℃より高くてもよい。
軟質ブロックのTgは、20℃以下であってもよい。
一実施形態によれば、コポリマーは第1の硬質ブロックと第2の軟質ブロックとを含む。
好ましくは、硬質ブロックの割合は、コポリマーの20〜90重量%、より好ましくは30〜90重量%、さらにより好ましくは50〜90重量%の範囲である。
好ましくは、軟質ブロックの割合は、コポリマーの5〜75重量%、より好ましくは10〜50重量%、さらにより好ましくは15〜45重量%の範囲である。
硬質ブロック
本発明の文脈では、1つまたは複数の硬質ブロックは、特に次のモノマーから形成される:
−式CH=C(CH)−COORのメタクリレート、
(式中、Rは、メチル基、エチル基、プロピル基、もしくはイソブチル基などの非置換の直鎖もしくは分岐鎖のC〜Cアルキル基を表すか、またはRはイソボルニル基などのC〜C12シクロアルキル基を表す)
−式CH=CH−COORのアクリレート、
(式中、Rは、tert−ブチル基を表すか、またはイソボルニル基などのC〜C12シクロアルキル基を表す)
−次式の(メタ)アクリルアミド:
Figure 0005936599
(式中、RおよびRは同一であるかまたは異なり、それぞれ水素原子、またはn−ブチル基、t−ブチル基、イソプロピル基、イソヘキシル基、イソオクチル基もしくはイソノニル基などの直鎖もしくは分岐鎖のC〜C12アルキル基を表すか、またはRはHを表し、Rは1,1−ジメチル−3−オキシブチル基を表し、R’はHもしくはメチルを表す。
このタイプのモノマーの例として、N−ブチルアクリルアミド、N−(t−ブチル)アクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、およびN,N−ジブチルアクリルアミドを挙げることができる)、
−およびそれらの混合物。
硬質ブロックの特に好ましいモノマーは、イソボルニルメタクリレート、イソボルニルアクリレートおよびそれらの混合物である。
軟質ブロック
本発明の文脈では、1つまたは複数の軟質ブロックは、特に次のモノマーから形成される:
−式CH=CHCOORのアクリレート、
(式中、Rは、O、NおよびSから選択される1個以上のヘテロ原子が任意選択によりインターカレートされている、イソブチル基などの非置換の直鎖または分岐鎖のC〜C12アルキル基(tert−ブチル基を除く)を表す)
−式CH=C(CH)−COORのメタクリレート、
(式中、Rは、O、NおよびSから選択される1個以上のヘテロ原子が任意選択によりインターカレートされている、非置換の直鎖または分岐鎖のC〜C12アルキル基を表す)
−式R−CO−O−CH=CHのビニルエステル(式中、Rは直鎖または分岐鎖C〜C12アルキル基を表す)
−C〜C12アルキルビニルエーテル;
−およびそれらの混合物。
軟質ブロックの特に好ましいモノマーはイソブチルアクリレートである。
各ブロックは、他のブロックの少なくとも1種類の構成モノマーを少量含んでもよい。
従って、第1のブロックは第2のブロックの少なくとも1種類の構成モノマーを含んでもよく、その逆も同様である。
第1のブロックおよび/または第2のブロックのそれぞれが、前述のモノマーの他に、前述の主モノマーと異なる、追加モノマーとして知られる他の1種類以上のモノマーを含んでもよい。
この追加モノマーは、例えば、以下から選択される:
a)次のような親水性モノマー:
−例えば、メタクリル酸、クロトン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、アクリルアミドプロパンスルホン酸、ビニル安息香酸またはビニルホスホン酸、およびこれらの塩などの少なくとも1種類のカルボン酸もしくはスルホン酸官能基を含む、アクリル酸以外の(1つ以上の)エチレン性不飽和を有するモノマー、
−2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、およびこれらの塩などの少なくとも1つの第3級アミン官能基を含む、(1つ以上の)エチレン性不飽和を有するモノマー、
−式CH=C(CH)−COORのメタクリレート、
{式中、Rは、メチル基、エチル基、プロピル基またはイソブチル基などの炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表し、前記アルキル基は、ヒドロキシル基(2−ヒドロキシプロピルメタクリレートまたは2−ヒドロキシエチルメタクリレートなどとなる)およびハロゲン原子(Cl、Br、I、F)(トリフルオロエチルメタクリレートなどとなる)から選択される1つ以上の置換基により置換されている}
−式CH=C(CH)−COORのメタクリレート、
(Rは、O、NおよびSから選択される1個以上のヘテロ原子が任意選択によりインターカレートされている、直鎖または分岐鎖のC〜C12アルキル基を表し、前記アルキル基は、ヒドロキシル基およびハロゲン原子(Cl、Br、I、F)から選択される1つ以上の置換基で置換されている)
−式CH=CHCOOR10のアクリレート、
(R10は、ヒドロキシル基およびハロゲン原子(Cl、Br、I、およびF)から選択される1つ以上の置換基(2−ヒドロキシプロピルアクリレートまたは2−ヒドロキシエチルアクリレートなどとなる)により置換された直鎖または分岐鎖のC〜C12アルキル基を表すか、または、R10は、5〜30回オキシエチレン単位が繰り返している(C〜C12)アルキル−O−POE(ポリオキシエチレン)、例えば、メトキシ−POEを表すか、またはR10は、5〜30個のエチレンオキサイド単位を含むポリオキシエチレン基を表す)
b)メタクリロイロキシプロピルトリメトキシシランまたはメタクリロイロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シランなどの1つ以上のケイ素原子を含む(1つ以上の)エチレン不飽和を有するモノマー、
−およびそれらの混合物。
前述の1種類または複数種類の追加モノマーは、一般に、第1のブロックおよび/または第2のブロックの全重量の30重量%以下、例えば1〜30重量%、好ましくは5〜20重量%、より好ましくは7〜15重量%の量を占める。
一実施形態によれば、コポリマーは、第1のブロックの少なくとも1種類の構成モノマーと第2のブロックの少なくとも1種類の構成モノマーとから成る中間セグメントを介して互いに結合した少なくとも1つの第1のブロックと少なくとも1つの第2のブロックを含んでもよい。
好ましくは、中間ブロックは、本質的に、第1のブロックの構成モノマーと第2のブロックの構成モノマーから得られる。
有利には、コポリマーの第1のブロックの少なくとも1種類の構成モノマーと第2のブロックの少なくとも1種類の構成モノマーとから成る中間セグメントは、ランダムポリマーである。
有利には、コポリマーは本質的にアルキルメタクリレート、アルキルアクリレート、およびそれらの混合物から選択されるモノマーから得られる。
「本質的に」という用語は、その用語の後に記載されているものにおいて、およびその用語の前に記載されているものにおいて、少なくとも85%、好ましくは少なくとも90%、より好ましくは少なくとも95%、さらにより好ましくは100%を構成することを意味するものと理解される。
アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルに関して、それらは、直鎖または分岐鎖、環式または芳香族のC〜C12アルコール、特にC〜C10アルコールのエステル化により得られてもよい。
例として、特に、イソボルネオールを挙げることができるが、これらのアルコールに限定されるものではない。
一実施形態によれば、前記コポリマーは、同じアルコール、特にイソボルネオールのエステル化により得られるアクリレートモノマーとメタクリレートモノマーを少なくとも含む。
好ましくは、皮膜形成直鎖ブロックポリマーは、少なくともイソボルニルアクリレートモノマー、少なくともイソボルニルメタクリレートモノマー、および少なくともイソブチルアクリレートモノマーより成る。
代替の実施形態によれば、ブロックポリマーは、少なくとも、
−イソボルニルメタクリレート/イソボルニルアクリレートコポリマーである硬質ブロックと、
−イソブチルアクリレートコポリマーである軟質ブロックと、
を含んでもよい。
より具体的には、コポリマーは、イソボルニルメタクリレート/アクリレートを50〜80重量%と、イソブチルアクリレートを10〜20重量%含んでもよい。
コポリマーの重量平均分子量(Mw)は、好ましくは80000〜300000、さらには100000〜150000の範囲である。
コポリマーの数平均分子量(Mn)は、好ましくは20000〜90000、例えば25000〜45000の範囲である。
E/ジエンとスチレンとのコポリマー、特にブタジエンとスチレンとのコポリマー。
特に、EliokemによりPliolite S5Eの名称で販売されているスチレン/ブタジエンコポリマーを挙げることができる。
F/スルホポリエステルとしても知られる、少なくとも1つの−SOM基(Mは水素原子、アンモニウムイオンNH または金属イオンを表す)を有する少なくとも1種類のモノマーを含むポリエステル。
これらのポリエステルのガラス転移温度(Tg)は、有利には38℃より高い。
それらの重量平均分子量は、有利には200000未満、例えば10000〜50000の範囲であってもよい。
これらのポリエステルは、少なくとも1種類のジカルボン酸を少なくとも1種類のポリオール、特にジオールと重縮合することによる既知の方法で得ることができる。
ジカルボン酸は、脂肪族、脂環式または芳香族であってもよい。このような酸の例として、シュウ酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、2,2−ジメチルグルタル酸、アゼライン酸、スベリン酸、セバシン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、フタル酸、ドデカンニ酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、2,5−ノルボルナンジカルボン酸、ジグリコール酸、チオジプロピオン酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、または2,6−ナフタレンジカルボン酸を挙げることができる。これらのジカルボン酸モノマーは単独で使用されても、または少なくとも2種類のジカルボン酸モノマーの組み合わせとして使用されてもよい。好ましくは、これらのモノマーの中で、フタル酸、イソフタル酸、またはテレフタル酸が選択される。
ジオールは、脂肪族、脂環式または芳香族ジオールから選択されてもよい。好ましくは、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、シクロヘキサンジメタノール、または1,4−ブタンジオールから選択されるジオールを使用する。
他のポリオールとして、グリセロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、またはトリメチロールプロパンを使用してもよい。
ポリエステルと同様に、二酸をジアミンまたはアミノアルコールと重縮合することにより、ポリエステルアミドを得ることができる。ジアミンとして、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、m−フェニレンジアミンまたはp−フェニレンジアミンを使用してもよい。アミノアルコールとして、モノエタノールアミンを使用してもよい。
ポリエステルは、少なくとも1つの−SOM基(Mは水素原子、アンモニウムイオンNH 、または、例えばNa、Li、K、Mg2+、Ca2+、Cu2+、Fe2+もしくはFe3+イオンなどの金属イオンを表す)を有する少なくとも1種類のモノマーを含む。特に、このような−SOM基を含む二官能性芳香族モノマーを使用してもよい。
前述の−SOM基をさらに有する二官能性芳香族モノマーの芳香環系は、例えば、ベンゼン環系、ナフタレン環系、アントラセン環系、ビフェニル環系、オキシジフェニル環系、スルホニルジフェニル環系、またはメチレンジフェニル環系から選択することができる。−SOM基をさらに有する二官能性芳香族モノマーの例として、スルホイソフタル酸、スルホテレフタル酸、スルホフタル酸、または4−スルホナフタレン−2,7−ジカルボン酸を挙げることができる。
イソフタレート/スルホイソフタレートをベースにするコポリマー、特にジエチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、イソフタル酸、およびスルホイソフタル酸の縮合により得られるコポリマーを使用することが好ましい。
このようなポリマーは、例えば、NoveonによりEastman AQ(登録商標)の商標名(例えば、Eastman AQ38S)で販売されている。
G/ワックス
本発明の文脈で考慮されるワックスは、一般に、周囲温度(25℃)で固体であり、変形可能であるかまたは変形可能ではなく、固体/液体の可逆的な状態変化を示し、融点が30℃以上、100℃以下、特に90℃以下の範囲となり得る親油性化合物である。
ワックスを液体状態にする(溶融する)と、それが油と混和可能になり、微視的に均質な混合物を形成することが可能であるが、混合物の温度を周囲温度に戻すと、混合物の油中でワックスが再結晶する。
特に、本発明に適したワックスの融点は、45℃以上、特に55℃以上とすることができる。
本発明の目的において、融点は、標準規格ISO 11357−3;1999に記載の熱分析(DSC)により観察される最大吸熱ピークの温度に対応する。ワックスの融点は、示差走査熱量計(DSC)、例えば、TA Instrumentsにより「MDSC 2920」の名称で販売されている熱量計を使用して測定することができる。
測定プロトコルは、次の通りである:
坩堝に入れたワックス試料5mgを、10℃/分の加熱速度で−20℃から100℃に及ぶ第1の温度上昇をさせ、次いで10℃/分の冷却速度で100℃から−20℃に冷却し、最後に5℃/分の加熱速度で−20℃から100℃に及ぶ第2の温度上昇をさせる。第2の温度上昇中、空の坩堝によりおよびワックス試料を含むるつぼにより吸収されるエネルギーの差の変化を温度の関数として測定する。化合物の融点は、吸収されたエネルギーの差の変化を温度の関数として表す曲線のピークの頂点に対応する温度の値である。
本発明による組成物に使用することができるワックスは、周囲温度で固体である動物起源、植物起源、鉱物起源、または合成起源のワックスおよびそれらの混合物から選択される。
本発明による組成物に使用することができるワックスの硬さは、一般に0.01MPa〜15MPaの範囲であり、特に0.05MPaより大きく、とりわけ0.1MPaより大きい。
硬さは、0.1mm/sの測定速度で移動し、0.3mmの侵入深さまでワックスに侵入する直径2mmのステンレス鋼製シリンダを装備した、RheoによりTA−XT2の名称で販売されているテクスチャーアナライザを使用して20℃で測定される圧縮力の測定することにより求められる。
測定プロトコルは、次の通りである:
ワックスを、ワックスの融点+10℃の温度で溶融させる。溶融したワックスを直径25mm、深さ20mmの容器に流し込む。ワックスの表面が平坦で滑らかになるようにワックスを周囲温度(25℃)で24時間再結晶させた後、硬さまたはタックを測定する前にワックスを少なくとも1時間20℃で貯蔵する。
テクスチャーアナライザのスピンドルを0.1mm/sの速度で移動させ、0.3mmの侵入深さまでワックスに侵入させる。スピンドルが0.3mmの侵入深さまでワックスに侵入したとき、スピンドルを1秒間(緩和時間に対応する)静止状態に保持した後、0.5mm/sの速度で引き抜く。
硬さの値は、測定された最大圧縮力を、ワックスと接触するテクスチャーアナライザのシリンダの表面積で除したものである。
本発明に適したワックスの例として、特に、蜜蝋、ラノリンワックスおよびシナ蝋などの炭化水素ワックス;米ぬかワックス、カルナウバ蝋、カンデリラ蝋、オウリキュリー(ouricury)ワックス、エスパルトワックス、ベリーワックス、セラック蝋、和蝋および木蝋;モンタン蝋、オレンジワックスおよびレモンワックス、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、およびオゾケライト;ポリエチレンワックス、フィッシャー・トロプシュ合成により得られるワックスおよび蝋様コポリマー、それらのエステル、ならびに異性化ホホバ油、硬化ヒマワリ油、硬化ヒマシ油、硬化ヤシ油、硬化ラノリン油などの直鎖または分岐鎖のC〜C32脂肪鎖を有する動物油または植物油の接触水素添加により得られるワックス、およびHetereneによりHest 2T−4S(登録商標)の名称で販売されているジ(1,1,1−トリメチロールプロパン)テトラステアレートを挙げることができる。
シリコーンワックスまたはフッ素系ワックスを挙げることもできる。
SophimによりPhytowax Caster 16L64(登録商標)および22L73(登録商標)の名称で販売されている、セチルアルコールでエステル化されたヒマシ油を水素化することにより得られるワックスを使用してもよい。このようなワックスは、仏国特許出願公開第2792190号明細書に記載されている。
「粘着性ワックス」と称されるワックス、即ち、0.1N.s以上のタックと3.5MPa以下の硬さを有するワックスを使用してもよい。
粘着性ワックスとして、C20〜C40アルキル(ヒドロキシステアリルオキシ)ステアレート(アルキル基の炭素数20〜40)を単独でまたは混合物として使用してもよい。
このようなワックスは、特に、Koster Keunenにより「Kester Wax K82P(登録商標)」、「Hydroxypolyester K82P(登録商標)」および「Kester Wax K80P(登録商標)」の名称で販売されている。
接着剤は、前述の化合物A/〜G/の混合物を含んでもよい、さらにはそれで構成されてもよい。
液化可能な接着剤は、好ましくはエチレン/酢酸ビニルコポリマーから選択され、任意選択によりパラフィンまたはPDMS油が添加される。
本発明による要素内の組成物Pの全重量は、例えば、5〜300mg、より好ましくは10〜100mgである。組成物Pは、好ましくは20℃で固体である、即ち、この温度では重力の作用により流動しない。
組成物Pは、液化可能な接着剤だけで構成されない場合、有効成分、ワックス、油剤、界面活性剤(例えば、シリコーン系界面活性剤)、または、例えば、組成物を不透明化するおよび/またはそれに所望の色を付与することを目的とした1種類以上の顔料および/または染料(例えば、黒酸化鉄)を含んでもよい。液化可能な接着剤は、好ましくは、例えば40℃より高温で生じる糸曳き(threading)(dmax)が、5mm以上である。dmax糸曳き性は、第0653468号で出願された仏国特許出願に定義されており、その3頁11行目〜4頁14行目の節を参照により援用する。
組成物P中の液化可能な接着剤の重量含有率は、例えば1〜100%、好ましくは50%より多く、さらにより好ましくは約80%である。
組成物P中の着色剤、特に(1種類以上の)顔料、例えば黒酸化鉄の含有率は、例えば1〜10%である。
使用される接着剤は好ましくは可逆性である、即ち、再加熱すると、または適した溶媒と接触させると液化する。代替の形態では、組成物Pは、永久接着を可能にする成分を含む。
特に、第0653468号で出願された仏国特許出願の「ワックス」、「乳化系」、「水溶性ゲル化剤」、「油剤」、「皮膜形成ポリマー」、「着色材」、「充填剤」および「化粧有効成分」の節に記載のものから追加の化合物を選択することが可能であり、これらの節は参照により援用される。
使用
本発明による装置を使用するため、組成物Pの融点に達した後、使用者は、図7に示すように、繊維Fの自由端41を外側の方に向けて、伸長させるまつ毛Cと要素を接触させる。
使用者はまつ毛を組成物Pと接触させ、加熱チップを上方外側に移動させる。驚くべきことに、繊維Fはまつ毛に容易に且つ迅速に、そしてさらに、図8に示すように非常に魅力的に付着される。
繊維を貼着する前に、繊維を付けようとするまつ毛または他のケラチン繊維に、メイクアップの除去を容易にし、他方では繊維の付着を改善することを目標にした組成物をコーティングしてもよい。
実施例1
後述の接着剤組成物を、長さ約15mmで、図3に示すようなリブ付きの熱可塑性樹脂支持体により支持された頭髪からなる繊維と組み合わせて使用する。
Figure 0005936599
図1を参照して前述した貼着装置10を使用する。
まつ毛への貼着は、約65℃の、組成物Pが溶融する高温条件で、接着剤と繊維Fを備えた要素20でまつ毛を梳くことにより行われる。
目の外側のまつ毛に貼着した後に得られるメイクアップ結果は、図8に示すものである。
実施例2
実施例1の貼着プロトコルを再現して、付けまつ毛の試験片で次の接着剤を試験した:
a)C18〜C38脂肪族アルキル(ヒドロキシステアロイルオキシ)ステアレート(Kester Wax K82P)
b)酢酸ビニル/ステアリン酸アリル(65/35)コポリマー(Mexomere PQ)
c)ポリ(イソボルニルメタクリレート−co−イソボルニルアクリレート−co−イソブチルアクリレート−co−アクリル酸)(Mexomere PAS)
d)実施例1の接着剤組成物
これらの試験から、E/VAコポリマー接着剤は、まつ毛の自由端に繊維を配置する(端部同士/一直線に並べる)ことを可能にすることにより、最良の結果を提供する。
図7Aは、接着剤a)で得られた結果に、図7Bは接着剤b)で得られた結果に、図7Cは接着剤c)で得られた結果に対応し、この3つの場合、結果として、繊維は試験片の基部に接着される。
図7Dに対応する接着剤d)では、繊維は試験片のまつ毛の先端に接着される。
他の代替の形態
高温条件で液化することができる接着剤を特に説明してきたが、溶媒(例えば、水またはアルコール)の導入により液化することができる接着剤組成物を使用してもよい。
例えば、エタノールに可溶性のポリマーを使用してもよい。例えば、エタノール中20%のUltrahold Strong(BASF)の配合物を使用し、この配合物を支持体上に堆積させるが、この上に繊維が保持されるように注意し、塗布量は繊維を十分に被覆するポリマーの厚みを作り出すのに十分な量とする。乾燥後、繊維を解放する。繊維は支持体に接着されている。
使用時、少量のエタノールを塗布し、それによりポリマーを軟化させる。次いで、支持体をまつ毛に近付け、外側の方に動かすことにより、繊維をまつ毛に接着する。
まつ毛または他のケラチン繊維に第1の化合物をコーティングしてもよく、要素は、第1の化合物と反応してまつ毛に繊維を保持することができる接着剤を形成することができる第2の液化化合物を含んでもよい。例えば、上記のエタノールを使用する例を再度取り上げ、エタノールをまつ毛に塗布する。
本発明はまつ毛に特に非常に適しているが、修正の目的の、例えば、短く切り過ぎた部位のある散髪を修正するための、または装飾の目的の、毛髪を長くするため、もしくは密度を高くするため、もしくは新規な色の効果を得るための毛髪の処置にも適用される。
特記しない限り、「1つの〜を含む」という表現は、「少なくとも1つの〜を含む」と同義である。
「〜から〜である」という表現は、両端値を含むことを意味する。

Claims (17)

  1. 固形状の液化可能な接着剤で所定のように互いに保持された繊維(F)を備え、ヒトのまつ毛に繊維(F)を貼着するための要素(20)であって、貼着時に前記接着剤を液化することにより、前記繊維の少なくとも一部を該要素から分離することが可能となる、前記要素において、
    前記接着剤が、
    −アルケンと酢酸ビニルとのコポリマー、又は
    −ポリ酢酸ビニルホモポリマー、又は
    −アルケンと酢酸ビニルとのコポリマーおよびポリ酢酸ビニルホモポリマーの混合物
    含む
    前記要素。
  2. 前記液化可能な接着剤がホットメルト接着剤である、請求項1に記載の要素。
  3. 前記繊維(F)が予め着色および/またはメイクアップされている、請求項1または2に記載の要素。
  4. 前記繊維(F)の長さが4mm以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の要素。
  5. 前記接着剤が、エチレンと酢酸ビニルとのコポリマーを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の要素。
  6. 前記接着剤が、エチレン/酢酸ビニルコポリマーとパラフィンとの混合物から選択される、請求項5に記載の要素。
  7. 前記接着剤が、炭化水素油またはシリコーン油から選択される脂肪物質を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の要素。
  8. 繊維(F)の数が1〜300である、請求項1〜のいずれか1項に記載の要素。
  9. 前記要素の接着剤が自立性シートを形成する、請求項1〜のいずれか1項に記載の要素。
  10. 前記要素の接着剤が支持体(21)により支持されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の要素。
  11. 複数の前記繊維(F)が前記支持体(21)上に個々に配置される、請求項10に記載の要素。
  12. 複数の前記繊維が前記支持体(21)上に束(40)状にまとめられている、請求項10に記載の要素。
  13. −請求項1〜12のいずれか1項に記載の要素(20)と、
    −前記要素または前記要素の一部を取り付けることができる液化部位を備える貼着装置と、
    を備える、キット。
  14. 前記液化部位が加熱手段上に位置し、前記接着剤がホットメルト接着剤である、請求項13に記載のキット。
  15. −請求項1〜12のいずれか1項に記載の要素の繊維(F)をまつ毛と接触させ、
    −前記接着剤を液化し、そして
    −前記繊維(F)の少なくとも一部をまつ毛に接着させる、
    化粧的処置方法。
  16. 前記繊維(F)をまつ毛に接着する前、接着する間、または接着した後に、前記繊維(F)の少なくとも1つの特徴を変化させる、請求項15に記載の方法。
  17. 前記接着剤が瞼と接触しない、請求項15または16に記載の方法。
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