JP5935376B2 - 複写装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人が、トナー又はインクによる印刷画像が形成された印刷物にペンや鉛筆等の筆記具により手書き画像を記入してから、その印刷画像と手書き画像が混在した混在原稿を複写する一連の改版複写行為を繰り返しても、その改版複写履歴をたどることができる、複写装置に関する。
特許文献1により、活字文字と手書き文字が混在した画像データから活字画像データと手書き画像データを領域分離し、それぞれについて文字認識処理を施し、活字文字とアノテーションとして付加された手書き文字それぞれの文字についてのインデックスを作成し、インデックスをもとに検索を行うことができる、文書管理支援装置が知られている。
特許文献2により、手書き部分と電子文書部分とが混在するスキャン画像データから手書き部分と電子文書部分とを分離し、オリジナルとして電子文書部分を記憶しておくことで、スキャンした画像データから手書き部分を除いた電子文書部分とオリジナルとを対比して一致すれば、スキャンした画像データをオリジナルの関連文書として取り扱う、制御装置が知られている。
特許文献3により、手書き注釈と印刷テキスト行とが混在するスキャン画像データから手書き注釈と印刷テキスト行とを分離し、オリジナルとして印刷テキスト行を記憶しておくことで、混在原稿をスキャンした際に、印刷テキスト行とオリジナルとを対比し、同一のオリジナルが存在するかを判定し、オリジナルが存在する場合、そのスキャンした画像データをオリジナルのバージョン違いの関連文書として印刷する、方法が知られている。
また、印刷物に筆記具により記入された手書き画像をスキャン画像データから検出する方法として、(1)スキャン画像データとオリジナル画像データとの差分をとって手書き画像を検出する方法と、(2)差分をとらず、手書き画像と予め記憶した活字の文字情報データとでパターンマッチングを施し、類似度が高ければ活字と判別し、類似度が低ければ手書きと判別する方法と、が知られている。
上記(1)の方法では、スキャン画像データとオリジナル画像データとを照合するため、オリジナル画像データが予め記憶されていない場合には、スキャン画像データとオリジナル画像データとの両方をスキャンする必要がある上に、原稿を読み取る際の高い位置精度が要求される。上記(2)の方法では、オリジナル画像データを記憶しておく必要はないが、パターンマッチング用の文字画像データを記憶しておく必要があり、原稿の文字数によってはパターンマッチング処理に時間がかかり、さらには前処理をしない限り、印刷された罫線や枠線といった文字以外のデータを活字と判断するのが難しい。
これらに対して、特許文献4及び特許文献5は、オリジナル画像データや文字画像データを予め保存しておく必要がなく、多値画像データの濃淡差の程度を考慮して印刷画像(トナーやインクで印刷された画像)と筆記具による手書き画像とを区別する技術を説明している。この技術によれば、印刷物の罫線や枠線を印刷画像と判別させ、手書き画像と区別することができる上に、印刷物に筆記具による手書き追記がある原稿を複写した複写物を再びスキャンした後は、そのスキャン画像データにおいて元の手書き画像部分を印刷画像と判断することができる。
特開2007−011683号公報 特開2011−146852号公報 特許第3623200号公報 特開2011−061473号公報 特開2011−070327号公報
本発明が解決しようとする課題は、人が、トナーやインクによる印刷画像が形成された印刷物にペンや鉛筆等の筆記具により手書き画像を記入してから、その印刷画像と手書き画像が混在した混在原稿を複写する一連の改版複写行為を繰り返しても、その改版履歴をたどりたい、というものである。
さらに、本発明が解決しようとする課題は、原稿をスキャンすることで、過去の履歴のスキャン画像データにたどり着くことを可能とし、目的の過去のスキャン画像データを再印刷したい、というものである。
本発明は、トナー又はインクによる印刷画像が形成された印刷物に筆記具による手書き画像が記入された混在原稿を読み取って多値画像データを作成し得るスキャナ部と、このスキャナ部で読み取った多値画像データを一時的に又は継続的に記憶する画像データ記憶部と、この画像データ記憶部に記憶された多値画像データを記録紙上に印刷する印刷部とを備えた複写装置に関連し、その好ましい一側面は、オブジェクト画像抽出部と属性付与部と手書き属性判定部と識別情報判定部と複写履歴管理部とを備えている。オブジェクト画像抽出部は、多値画像データからオブジェクト画像を抽出する。属性付与部は、各オブジェクト画像において、当該オブジェクト画像を構成する複数の画素の濃淡差の程度を考慮要素として、当該オブジェクト画像に印刷物属性又は手書き属性を付与する。手書き属性判定部は、手書き属性が少なくとも一つ存在するか否かを判定する。識別情報判定部は、手書き属性が存在する場合に、前記画像データ記憶部に一時的に記憶された前記多値画像データに識別情報が存在するか否かを判定する。複写履歴管理部は、前記識別情報が存在しないと判定された場合に、前記画像データ記憶部に前記多値画像データと手書き属性のオブジェクト画像のみから成る手書き画像データとを継続的に記憶させる一方、画像IDと識別情報を新たに作成し、この画像IDに前記多値画像データ、前記手書き画像データ及び前記識別情報を関連付けるとともに、前記印刷部に前記識別情報を埋め込んだ前記多値画像データを記録紙上に印刷させる。
本発明ではさらに、前記識別情報判定部が、前記画像データ記憶部に一時的に記憶した多値画像データ内に識別情報が存在する、と判定した場合に、前記複写履歴管理部は、当該識別情報に関連付けた画像IDを呼び出し、前記画像データ記憶部に、当該識別情報のみを消去した多値画像データと手書き属性のオブジェクト画像のみから成る手書き画像データとを継続的に記憶させる一方、当該画像IDに、前記識別情報を消去した多値画像データ、手書き属性のオブジェクト画像のみから成る手書き画像データ及び新たに作成した識別情報を関連付けるとともに、前記印刷部に前記新たに作成した識別情報を埋め込んだ前記多値画像データを記録紙上に印刷させる。
本発明のさらに好ましい側面において、前記手書き属性判定部が、前記画像データ記憶部に一時的に記憶した多値画像データが手書き属性を有していない、と判定した場合に、前記複写履歴管理部は、前記印刷部に当該多値画像データをそのまま記録紙上に印刷させる。
本発明のさらに好ましい側面において、前記識別情報は、前記スキャナ装置が前記多値画像データを作成した日時である。
本発明のさらに好ましい側面は、前記複写装置の使用者に対して前記複写装置に係わる情報を提供するとともに当該使用者からの操作指示を受け付けるための操作表示部をさらに備える。さらに、前記識別情報判定部が、前記画像データ記憶部に一時的に記憶した多値画像データ内に識別情報が存在する、と判定した場合に、前記複写履歴管理部は、当該識別情報に関連付けられた画像IDを呼び出し、当該画像IDに関連付けられた多値画像データ及び手書き画像データを使用者に選択させるための表示を前記操作表示部に表示させる一方、前記操作表示部から使用者に選択された多値画像データ又は手書き画像データを前記印刷部に印刷出力させる。
人が、トナーやインクによる印刷画像が形成された印刷物にペンや鉛筆等の筆記具により手書き画像を記入してから、その印刷画像と手書き画像が混在した混在原稿を複写する一連の改版行為を繰り返しても、その改版履歴をたどることができる。
さらに、印刷画像と手書き画像が混在した混在原稿をスキャンすることで、過去の履歴のスキャン画像データにたどり着くことができ、目的の過去のスキャン画像データを再印刷できる。
本発明の一実施形態の複写装置を含むネットワークシステムの構成を示す図である。 複写装置内のハードウエア構成を示したブロック図である。 複写装置内の改版履歴処理の機能構成を示すソフトウェアブロック図である。 操作パネル部の外観を示す図である。 改版複写履歴を作成する際の処理を示すフローチャートである。 改版複写履歴を呼び出して再印刷する際の処理を示すフローチャートである。 オリジナル原稿に、筆記具により1回目の手書き記入を施し、1次改版複写物を作成したときの具体例を示す図である。 1次改版複写物に、筆記具により2回目の手書き記入を施し、2次改版複写物を作成したときの具体例を説明するための図である。 2次改版複写物に、筆記具により3回目の手書き記入を施し、3次改版複写物を作成したときの具体例を説明するための図である。 1次改版複写物の多値画像データを示す図である。 1次改版複写物の手書き画像データを示す図である。 2次改版複写物の多値画像データを示す図である。 2次改版複写物の手書き画像データを示す図である。 3次改版複写物の多値画像データを示す図である。 3次改版複写物の手書き画像データを示す図である。
図1〜図15を参照して本発明を好適な複数の実施例として説明するが、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の記載により定められるべきものであり、これらの実施例の記載により限定的に解釈されるべきでない。
図1は、一実施形態におけるネットワークシステム1000の構成を示す図である。図1に示されるように、ネットワークシステム1000は、本発明の一実施形態の複写装置としてのMFP(Multi Function Peripheral)100と、端末装置201と、端末装置202と、ルーター60とを含む。
MFP100は、コピー機能に加えて、FAX機能、プリンタ機能及びスキャナ機能等の複数の機能を有する。なお、複写装置100は、MFPに限定されることなく、複写機能のみを有する装置であってもよい。
端末装置201および端末装置202は、PC(Personal Computer)である。MFP100、端末装置201、端末装置202及びルーター60は、ネットワーク20に接続される。ネットワーク20は、たとえば、LAN(Local Area Network)である。
ルーター60は、ネットワーク20とインターネット70とを接続する機能を有する。端末装置201および端末装置202の各々は、ネットワーク20を介して、MFP100とデータ通信を行なう。
なお、端末装置201および端末装置202の少なくとも一方は、ネットワークシステム1000に含まれなくてもよい。また、端末装置201および端末装置202は、ネットワークシステム1000に含まれなくてもよい。
また、MFP100は、PSTN(Public Switched Telephone Network:公衆交換電話網)40を利用して、他のMFP101とデータ通信を行なう。MFP101は、MFP100と同じ構成および機能を有する装置であってもよい。
図2は、MFP100内のハードウエア構成を示したブロック図である。なお、図2には、説明のために、記録媒体50も示している。記録媒体50には、後述するプログラム51が記録されている。すなわち、プログラム51は、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体50もプログラム製品として流通される。プログラム51は、後述する本発明の特徴である複写履歴管理処理を実現するプログラムも含まれており、この複写履歴管理処理プログラムの機能ブロック図を図3に示す。
図2に示されるように、MFP100は、制御部110と、RAM(Random Access Memory)120と、記憶部122と、記憶媒体アクセス部130とを備える。制御部110、RAM120、記憶部122および記憶媒体アクセス部130は、データバス102に接続されている。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)である。なお、制御部110は、CPUに限定されることなく、演算機能を有するその他の回路であってもよい。
RAM120は、揮発性のメモリである。RAM120は、制御部110によってデータアクセスされる。RAM120は、一時的にデータを記憶するワークメモリとしての機能を有する。
記憶部122は、不揮発性のメモリである。記憶部122は、たとえば、ハードディスクドライブである。なお、記憶部122は、ハードディスクドライブに限定されることなく、不揮発性のメモリであれば、その他のメモリ(たとえば、フラッシュメモリ)であってもよい。記憶部122は、制御部110によって、データアクセスされる。記憶部122には、プログラム51、その他の各種データ等が記憶されている。
制御部110は、記憶部122に記憶されているプログラム51を実行し、プログラム51に基づいて、MFP100内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう。
記憶媒体アクセス部130は、制御部110からの指示により、プログラム51が記憶された記録媒体50から、プログラム51を読み出す機能を有する。記録媒体50に記憶されているプログラム51は、制御部110が行なうインストール処理により、記憶媒体アクセス部130により読み出され、記憶部122に記憶される。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部122に格納されている。インストール処理は、制御部110が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
記録媒体50は、SD(Secure Digital)メモリーカードである。なお、記録媒体50は、SDメモリーカードに限定されることなく、データを不揮発的に記録可能なその他の媒体であってもよい。
MFP100は、さらに、操作表示部としての操作パネル部300を備える。操作パネル部300は、データバス102に接続されている。操作パネル部300は、表示部310と、入力部320とを有する。
図4は、操作パネル部300の外観を示す図である。表示部310は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部310には、文字や画像等を表示する表示面が設けられる。この表示面には、複写される画像データをそのまま又はサムネイル形式で表示できる。表示部310は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部310は、上記以外の表示方式のパ
ネルを使用した装置であってもよい。
また、表示部310は、ユーザが、表示面に直接触れることで、情報入力可能なタッチパネルを有し、表示部310は、ユーザが表示面にタッチした位置情報を、制御部110へ送信する。制御部110は、受信した位置情報に基づいて、所定の処理を行なう。すなわち、表示部310は、使用者がMFP100を操作するためのインターフェースである。
入力部320は、数字ボタン群322を含む。数字ボタン群322は、複数の数字ボタンを含む。数字ボタン群322に含まれる複数の数字ボタンの各々は、ユーザにより押下されることにより、数字を入力するためのボタンである。入力部320は、さらに、画像形成装置100を操作するための複数のボタンを含む。
入力部320は、当該入力部320に含まれる複数のボタンのうち、ユーザにより押下操作されたボタンに対応するボタン信号を、制御部110へ送信する。制御部110は、受信したボタン信号に基づいて、所定の処理を行なう。すなわち、入力部320は、ユーザがMFP100を操作するためのインターフェースである。
再び、図2を参照して、MFP100は、さらに、スキャナ部150と、印刷部160と、通信部170と、モデム172と、NCU174とを備える。
スキャナ部150は、原稿を読み取ることにより多値又は二値の画像データを取得する機能を有する。読み取られた多値又は二値の画像データは、画像データ記憶部の機能を司る記憶部122に一時的に又は継続的に記憶される。原稿は、例えば、紙等の記録媒体であり、トナー又はインクにより印刷画像が形成された印刷物や、この印刷物に筆記具による手書き画像が記入された混在原稿である。
印刷部160は、記憶部122に記憶された多値又は二値の画像データを印字して紙等の媒体にプリントアウトする機能(以下、印刷機能という)を有する。
印刷処理における記録媒体は、例えば、紙、OHP(Over Head Projector)フィルムなど、画像を形成することが可能な媒体であればどのような媒体であってもよい。
通信部170は、有線技術または無線技術を利用して、ネットワーク20に接続される装置とデータ通信を行なう機能を有する。有線技術は、たとえば、イーサネット(登録商標)に基づく技術である。なお、有線技術は、イーサネット(登録商標)に基づく技術に限定されることなく、その他の有線技術であってもよい。
無線技術は、たとえば、IEEE802.11gに基づく技術である。なお、無線技術は、IEEE802.11gに基づく技術に限定されることなく、その他の無線技術であってもよい。
モデム172は、ファクシミリ規格に従った通信(以下、ファクシミリ通信という)を行う機能を有する。モデム172は、ファクシミリ通信において、送信対象となる画像データを変調する。また、モデム172は、ファクシミリ通信において、外部から受信した画像データを復調する。
NCU174は、PSTN40と接続される回線終端装置である。
図3を参照して、複写履歴管理は、オブジェクト画像抽出部401、属性付与部402、手書き属性判定部403、識別情報判定部404及び複写履歴管理部405の各ソフトウェア機能ブロックによって実行される。
印刷画像と手書き画像の混在原稿がスキャナ部150によってスキャンされると、その多値画像データは画像データ記憶部122に記憶される。オブジェクト画像抽出部401は、記憶された多値画像データからオブジェクト画像を抽出する。属性付与部402は、各オブジェクト画像において、オブジェクト画像を構成する複数の画素の濃淡差の程度を考慮要素として、オブジェクト画像に印刷物属性又は手書き属性を付与する。オブジェクト画像抽出部401と属性付与部402とによって成される処理は、特開2011−61473号公報(特許文献4)及び特開2011−70327号公報(特許文献5)に詳しく説明されているため、ここでは詳細な説明を省略するが、特許文献4及び5に説明される技術内容は本発明の範囲に含まれる。
手書き属性判定部403は、属性付与部402が付与した属性の中に手書き属性が少なくとも一つ存在するか否かを判定することで、多値画像データ内に手書き画像の存在の有無を判定する。識別情報判定部404は、多値画像データ内に手書き属性が存在する場合に、画像データ記憶部122に一時的に記憶された多値画像データ(印刷画像データと手書き画像データとが混在する多値の画像データ)に識別情報としてのタイムスタンプが存在するか否かを判定する。タイムスタンプは、具体的にはスキャナ部150が原稿を読み取って多値画像データを作成した時刻やこの多値画像データを記憶部122に記憶した時刻を採用することができ、一台のMFP100においては一つに決まる数値であり、そのMFP100における他のタイムスタンプとは完全に区別できる。
タイムスタンプが存在しないと判定された場合に、複写履歴管理部405は、画像データ記憶部122に多値画像データと手書き属性のオブジェクト画像のみから成る手書き画像データとを継続的に記憶させる。さらに、複写履歴管理部405は、画像IDとタイムスタンプを新たに作成し、この画像IDに多値画像データ、手書き画像データ及びタイムスタンプを関連付ける。その後に、複写履歴管理部405は、作成したタイムスタンプを埋め込んだ多値画像データを印刷部160に印刷させる。この印刷物は、筆記具により手書き記入がされない限り、印刷画像のみで構成され、この印刷物を再びスキャナ部150でスキャンした場合の多値画像データは、印刷物属性のオブジェクト画像のみで構成される。
また、識別情報判定部404が、画像データ記憶部122に一時的に記憶した多値画像データ内にタイムスタンプが存在する、と判定した場合に、複写履歴管理部405は、そのタイムスタンプに関連付けた画像IDを呼び出す。そして、複写履歴管理部405は、画像データ記憶部122に一時記憶の多値画像データからタイムスタンプ画像のみを消去し、この消去した多値画像データと手書き属性のオブジェクト画像のみから成る手書き画像データとを継続的に記憶させる。加えて、複写履歴管理部405は、新たにタイムスタンプを作成し、この画像IDに、タイムスタンプを消去した多値画像データ、手書き画像データ及び新たに作成したタイムスタンプを関連付けるとともに、新たに作成したタイムスタンプを埋め込んだ多値画像データを印刷部160に印刷させる。この印刷物も、印刷物属性のオブジェクト画像のみで構成される。
また、手書き属性判定部403が、画像データ記憶部122に一時的に記憶した多値画像データが手書き属性を有していない、と判定した場合に、複写履歴管理部405は、一時記憶の多値画像データをそのまま印刷部160に印刷させる。この印刷物も、印刷物属性のオブジェクト画像のみで構成される。
また、識別情報判定部404が、画像データ記憶部122に一時的に記憶した多値画像データ内にタイムスタンプが存在する、と判定した場合に、複写履歴管理部405は、そのタイムスタンプに関連付けられた画像IDを呼び出す。そして、複写履歴管理部405は、その画像IDに関連付けられた多値画像データ及び手書き画像データを使用者に選択させるための表示を、例えばサムネイル形式で表示部310に表示させる。使用者が表示部310のタッチパネルから目的とする多値画像データ又は手書き画像データのサムネイル画像を選択すると、複写履歴管理部405は、選択された多値画像データ又は手書き画像データを印刷部160に印刷出力させる。
次に、図5と図7〜図15とを参照して、使用者がトナーやインクによる印刷画像が形成された印刷物にペンや鉛筆等の筆記具により手書き画像を記入してから、その印刷画像と手書き画像が混在した混在原稿を複写する一連の改版複写処理を行う際の、複写履歴管理部405の制御について説明する。
なお、図7〜図9は、それぞれ一次〜三次の改版複写におけるオリジナル原稿(a)と手書き記入原稿(b)とその複写物(c)を示し、濃い画像はトナーやインクによる印刷画像を示し、薄い画像は筆記具による手書き記入された画像を示す。また、図7〜図9において、上下端の印刷画像は、タイムスタンプである。タイムスタンプは、n次(n>1の整数)の改版複写の処理日時(スキャンした日時)と改版次数(n)とから成る。また、図10は一次改版複写の多値画像データを、図11は一次改版複写の手書き画像データを、図12は二次改版複写の多値画像データを、図13は二次改版複写の手書き画像データを、図14は三次改版複写の多値画像データを、図15は三次改版複写の手書き画像データをそれぞれ示す。
ステップS0において、MFP100の使用者が複写処理を開始すると、ステップS1においてスキャナ部150により原稿が読み取られ、多値画像データが画像記憶部122に記憶される。ステップS2において、オブジェクト画像抽出部401が多値画像データからオブジェクト画像を抽出し、属性付与部402が、抽出した全てのオブジェクト画像に対して、オブジェクト画像を構成する複数の画素の濃淡差の程度を考慮要素として、印刷物属性又は手書き属性を付与する。
ステップS3において、手書き属性判定部403は、一つでも手書き属性のオブジェクト画像が存在するか否かを判定し、手書き属性のオブジェクト画像が一つも存在しない場合(図7〜図9の(a))には、使用者によって原稿に何ら手書き記入されていないので、処理をステップS10に進め、画像データ記憶部122に一時記憶した多値画像データに何らの画像処理も施さずにそのまま印刷部160に印刷させ、その後に画像データ記憶部122から一時記憶の多値画像データを削除する。ステップS3において、一つでも手書き属性のオブジェクト画像が存在する場合(図7〜図9の(b))には、使用者によって筆記具による手書き記入が追加されているので、処理をステップS4に進める。
ステップS4において、識別情報判定部404は、画像データ記憶部122に一時記憶した多値画像データおける印刷物属性のオブジェクト画像を全て解析し、タイムスタンプが存在するか否かを判定する。タイムスタンプが存在しない場合(図7の(b))、一次の改版複写処理であるので、処理をステップS11に進め、新規に画像IDを作成し、処理をステップS6に進める。
ステップS6において、複写履歴管理部405は、画像データ記憶部122に多値画像データ(図10)と手書き属性のオブジェクト画像のみから成る手書き画像データ(図11)とを継続的に記憶(保存)させる。そして処理をステップS7に進め、タイムスタンプと、継続的に記憶した多値画像データ(図10)及び手書き画像データ(図11)とを、作成した画像IDに関連付ける。そして、処理をステップS8に進め、多値画像データにタイムスタンプを埋め込んだ画像データを印刷部160に印刷させる。こうして、一次の改版複写物(図7の(c))が得られる。
ステップS4において、タイムスタンプが存在する場合(図8及び図9の(b))、二次以降の改版複写処理であって既に画像IDは作成済みであるので、処理をステップS5に進める。ステップS5で、タイムスタンプを解析し、そのタイムスタンプに関連付けられた画像IDを特定して呼び出し、処理をステップS6に進める。
ステップS6において、複写履歴管理部405は、画像データ記憶部122に多値画像データ(図12、図14)と手書き画像データ(図13、図15)とを継続的に記憶(保存)させる。そして処理をステップS7に進め、n次の改版複写物(n>1の整数)の作成日時及び改版次数を示すタイムスタンプと保存した多値画像データ(図12、図14)及び手書き画像データ(図13、図15)とを呼び出した画像IDに関連付ける。そして、処理をステップS8に進め、多値画像データ(図12、図14)にタイムスタンプを埋め込んだ画像データを印刷部160に印刷させる。こうして、n次の改版複写物(図8及び図9の(c))が得られる。以上の処理により、人が、トナーやインクによる印刷画像が形成された印刷物にペンや鉛筆等の筆記具により手書き画像を記入してから、その印刷画像と手書き画像が混在した混在原稿を複写する一連の改版複写行為を繰り返しても、その改版履歴をたどることができるようになる。
次に、図6を参照して改版複写履歴を呼び出して再印刷処理を行う際の複写管理部405の制御について説明する。
ステップS101でタイムスタンプが印刷された原稿をスキャナ部150に読み取った後にステップS102において印刷画像であるタイムスタンプの存在を検出するか、或いはステップ110おいて使用者が操作パネル部300の入力部320から直接にタイムスタンプを入力すると、複写管理部405は処理をステップS103に進め、そのタイムスタンプに関連付けられた画像IDを呼び出す。
そして、処理をステップS104に進め、複写管理部405は、1〜n次改版の多値画像データ及び手書き画像データを一部又は全部をサムネイル形式で操作パネル部300の表示部310に表示し、処理をステップS105に進める。ステップS105において、使用者が表示部310のタッチパネルから再印刷を望む改版次数を選択すると、処理をステップS106に進め、複写管理部405は表示部310に印刷するか否かを問い合わせる画面を表示して使用者からの入力を待つ。
使用者が印刷指示を表示部310のタッチパネルから入力すると、処理をステップS107に進め、複写管理部405は、表示部310に多値画像データを印刷するか手書き画像データを印刷するかを問い合わせる画面を表示して使用者からの入力を待つ。使用者が表示部310のタッチパネルから多値画像データの印刷を指示すると、複写管理部405は処理をステップS108に進め、目的の改版次数の多値画像データにその改版次数のタイムスタンプを埋め込んだ多値画像データを印刷部160に印刷させる。ステップS107において、使用者が表示部310のタッチパネルから手書き画像データの印刷を指示すると、複写管理部405は処理をステップS108に進め、目的の改版次数の手書き画像データを印刷部160に印刷させる。なお、手書き画像データの印刷においては、履歴の整合性が失われることを避けるためタイムスタンプは付与しない。以上の処理により、タイムスタンプが付記された原稿をスキャンする、又はタイムスタンプを入力することで、過去の履歴の改版画像データ及びその手書き画像データにたどり着くことができ、それらの画像データを再印刷することができる。
以上に本発明の実施形態について説明したが、いずれの実施形態も例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 複写装置としてのMFP
122 画像データ記憶部
150 スキャナ部
160 印刷部
300 操作表示部としての操作パネル部
401 オブジェクト画像抽出部
402 属性付与部
403 手書き属性判定部
404 識別情報判定部
405 複写履歴管理部

Claims (4)

  1. トナー又はインクによる印刷画像が形成された印刷物に筆記具による手書き画像が記入された混在原稿を読み取って多値画像データを作成し得るスキャナ部と、このスキャナ部で読み取った多値画像データを一時的に又は継続的に記憶する画像データ記憶部と、この画像データ記憶部に記憶された多値画像データを記録紙上に印刷する印刷部と、を備えた複写装置において、
    多値画像データからオブジェクト画像を抽出するオブジェクト画像抽出部と、
    各オブジェクト画像において、当該オブジェクト画像を構成する複数の画素の濃淡差の程度を考慮要素として、当該オブジェクト画像に印刷物属性又は手書き属性を付与する属性付与部と、
    手書き属性が少なくとも一つ存在するか否かを判定する手書き属性判定部と、
    手書き属性が存在する場合に、前記画像データ記憶部に一時的に記憶された前記多値画像データに識別情報が存在するか否かを判定する識別情報判定部と、
    前記識別情報が存在しないと判定された場合に、前記画像データ記憶部に前記多値画像データと手書き属性のオブジェクト画像のみから成る手書き画像データとを継続的に記憶させる一方、画像IDと識別情報を新たに作成し、この画像IDに前記多値画像データ、前記手書き画像データ及び前記識別情報を関連付けるとともに、前記印刷部に前記識別情報を埋め込んだ前記多値画像データを記録紙上に印刷させる複写履歴管理部と、をさらに備え
    前記識別情報判定部が、前記画像データ記憶部に一時的に記憶した多値画像データ内に識別情報が存在する、と判定した場合に、前記複写履歴管理部は、当該識別情報に関連付けた画像IDを呼び出し、前記画像データ記憶部に、当該識別情報のみを消去した多値画像データと手書き属性のオブジェクト画像のみから成る手書き画像データとを継続的に記憶させる一方、当該画像IDに、前記識別情報を消去した多値画像データ、手書き属性のオブジェクト画像のみから成る手書き画像データ及び新たに作成した識別情報を関連付けるとともに、前記印刷部に前記新たに作成した識別情報を埋め込んだ前記多値画像データを記録紙上に印刷させる、ことを特徴とする複写装置。
  2. 前記手書き属性判定部が、前記画像データ記憶部に一時的に記憶した多値画像データが手書き属性を有していない、と判定した場合に、前記複写履歴管理部は、前記印刷部に当該多値画像データをそのまま記録紙上に印刷させる、ことを特徴とする請求項に記載の複写装置。
  3. 前記識別情報は、前記スキャナ装置が前記多値画像データを作成した日時である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の複写装置。
  4. 前記複写装置の使用者に対して前記複写装置に係わる情報を提供するとともに当該使用者からの操作指示を受け付けるための操作表示部をさらに備え、
    前記識別情報判定部が、前記画像データ記憶部に一時的に記憶した多値画像データ内に識別情報が存在する、と判定した場合に、前記複写履歴管理部は、当該識別情報に関連付けられた画像IDを呼び出し、当該画像IDに関連付けられた多値画像データ及び手書き画像データを使用者に選択させるための表示を前記操作表示部に表示させる一方、前記操作表示部から使用者に選択された多値画像データ又は手書き画像データを前記印刷部に印刷出力させる、ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の複写装置。
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