JP5934068B2 - 通信端末装置および固定電話システム - Google Patents

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Description

本発明は、地震による停電の発生が検出可能な通信端末装置および固定電話システムに関する。
近年、地震による停電、計画停電および電力不安定による停電など、様々な原因による停電が発生する機会が増えている。
従来の停電対策では、非常灯などの緊急時用の照明器具を準備しておき、停電時に、その照明器具を手動操作で点灯させる対策が取られていた。そのため、停電時に照明器具の配置場所まで手探りで行く必要があるという問題があった。
この問題を解決する技術として、特許文献1の技術が知られている。特許文献1には、親機と、親機と無線接続した子機とを備える通信装置において、親機が、地震発生時に気象庁が配信する緊急地震速報を受信すると、親機から子機に発光指示が送信され、その発光指示を受信した子機の発光部が自動的に点灯される技術が開示されている。
特開2010−118997号公報
しかしながら、特許文献1では、気象庁が配信する緊急地震速報を受信するためのLAN(Local Area Network)対応の機能が必要となり、非常に高価になるという問題がある。また、特許文献1では、停電の種別(地震による停電または地震によらない停電)を区別して、停電の発生を検出する点については言及されていない。
そこで、本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、緊急地震速報を利用せずに、地震による停電の発生を検出できる通信端末装置および固定電話システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の通信端末装置は、通信端末装置であって、前記通信端末装置の加速度を検出する加速度センサと、外部通信機と無線通信を行う無線通信部と、外部充電器により充電されて電源として機能する充電部と、前記無線通信部の無線通信状態が通信断であるか否かを検出する通信状態検出部と、前記充電部の充電状態が充電断であるか否かを検出する充電状態検出部と、前記充電状態検出部により充電断であることが検出され、且つ前記通信状態検出部により通信断であることが検出され、且つ前記加速度センサにより一定レベル以上の加速度が検出された第1状態の場合は、地震による停電が発生したと判定する判定部と、を備える。
また、本発明の通信端末装置は、上記に記載の通信端末装置であって、前記判定部は、前記第1状態の場合において、前記加速度センサにより、一定レベル以上の加速度が一定時間継続したことが検出された場合に、地震による停電が発生したと判定する。
また、本発明の通信端末装置は、上記に記載の通信端末装置であって、発光部と、前記発光部の発光動作を制御する制御部と、を更に備え、前記制御部は、前記判定部により地震による停電が発生したと判定された場合は、前記発光部を点灯または点滅させる。
また、本発明の通信端末装置は、上記に記載の通信端末装置であって、スピーカを更に備え、前記制御部は、前記判定部により地震による停電が発生したと判定された場合は、前記スピーカから報知音を出力させる。
また、本発明の通信端末装置は、上記に記載の通信端末装置であって、前記制御部は、前記第1状態の場合は、更に、前記無線通信部を動作オフさせる。
また、本発明の通信端末装置は、上記に記載の通信端末装置であって、発信先の情報が表示される非発光型の表示部と、前記表示部を照明する照明部と、を更に備え、前記制御部は、前記第1状態の場合は、更に、前記表示部を動作オフさせ且つ前記照明部を消灯させる。
また、本発明の通信端末装置は、上記に記載の通信端末装置であって、前記判定部は、前記充電状態検出部により充電断であることが検出され、且つ前記通信状態検出部により通信断であることが検出され、且つ前記加速度センサにより一定レベル以上の加速度が検出されない第2状態の場合は、地震によらない停電が発生したと判定する。
また、本発明の通信端末装置は、上記に記載の通信端末装置であって、前記判定部は、前記第2状態の場合において、前記加速度センサにより、一定レベル以上の加速度が一定時間継続したことが検出されない場合に、地震によらない停電が発生したと判定する。
また、本発明の通信端末装置は、上記に記載の通信端末装置であって、発光部と、前記発光部の発光動作を制御する制御部と、を更に備え、前記制御部は、前記判定部により地震によらない停電が発生したと判定された場合は、前記発光部を点灯または点滅させる。
また、本発明の通信端末装置は、上記に記載の通信端末装置であって、前記制御部は、前記第2状態の場合は、前記無線通信部を動作オンにさせる。
また、本発明の通信端末装置は、上記に記載の通信端末装置であって、発信先の情報が表示される非発光型の表示部と、前記表示部を照明する照明部と、を更に備え、前記制御部は、前記第2状態の場合は、更に、前記照明部を消灯させる。
また、本発明の通信端末装置は、上記に記載の通信端末装置であって、電話回線に接続されて外部電源からの給電で作動する親機と前記無線通信部を介して通信接続される子機である。
また、本発明の固定電話システムは、上記に記載の通信端末装置により構成された子機と、外部電源からの給電で作動し、前記子機の充電部を充電する充電器と、外部電源からの給電で作動し、電話回線に接続されると共に前記子機の無線通信部と通信接続する親機と、を備える。
本発明の通信端末装置および固定電話システムによれば、緊急地震速報を利用せずに、地震による停電の発生を検出できる。
本発明の実施形態に係る通信端末装置が適用された固定電話システムの機能 ブロック図である。 本発明の実施形態に係る固定電話システムの外観構成概略図である。 図1の子機の通常モードを説明する図表である。 図1の子機の通常停電モードを説明する図表である。 図1の子機の地震停電モードを説明する図表である。 図1の子機の主要動作を説明するフローチャートである。 図6のステップS7の内容を説明するフローチャートである。 図6のステップS9の内容を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
≪実施形態≫
<構成説明>
図1は、本発明の実施形態に係る通信端末装置が適用された固定電話システムの機能ブロック図であり、図2は、本発明の実施形態に係る固定電話システムの構成概略図である。
この実施形態に係る固定電話システム1は、図1および図2に示すように、親機3と無線接続する子機5(通信端末装置)において、親機3との無線断検出、子機5の給電断検出および子機5の加速度検出を利用して、停電の種別(地震停電と通常停電)を区別して停電の発生を検出し、停電発生時に、停電の種別に応じて子機5の発光部5gの点灯状態を変化させて、子機5の発光部5gを子機5の内部電源を用いて自動的に点灯させるものである。
なお、地震停電とは、地震による停電であり、通常停電とは、計画停電などの地震によらない停電である。以下、この固定電話システム1について詳説する。
この固定電話システム1は、図1および図2に示すように、電話回線7に接続された親機3と、親機3に無線接続された子機5と、子機5を充電する充電台9(外部充電器)とを備えている。
<親機の構成>
親機3は、図1に示すように、外部電源11から供給される電力で作動し、電話回線7を介して外部通信機(例えば電話機)と通信接続すると共に無線通信を介して子機5と通信接続して、外部通信機と子機5との間の通信を中継するものである。ここでは、親機3は、ファクシミリ(以後、FAXと呼ぶ)機能を備えた電話機として構成される。
より詳細には、親機3は、子機5との通信を制御する第1無線通信装置3aと、電話回線7を介しての外部通信機との通信を制御する通信装置3bと、通信相手の情報等を表示する第1表示部3cと、第1表示部3cを照明する第1照明部3dと、第1表示部3cおよび第1照明部3dを制御する第1表示制御部3eと、音声を集音する第1マイク3fと、音声信号等を出力する第1スピーカ3gと、親機3に対する操作が入力される第1操作部3hと、ファックスの読み取りおよびプリントアウトを行うFAX装置3iと、外部電源11から供給される電力を制御する電源制御部3jと、各構成要素3a〜3jを制御する第1主制御装置3kと、各構成要素3a〜3kの動作に必要な各種のデータなどが記憶される第1データ記憶部3mとを備える。
第1無線通信装置3aは、子機5と無線通信を行う第1無線通信部3nと、子機5との信号(音声信号および制御信号)の送受信を制御する第1コマンド制御部3pとを備える。
第1無線通信部3nは、第1コマンド制御部3pから取得した音声信号または制御信号を、無線信号に変換して、第1アンテナ部3tから子機5に送信する。また、第1無線通信部3nは、第1アンテナ部3tで受信した子機5からの無線信号から音声信号または制御信号に抽出して、第1コマンド制御部3pに出力する。第1無線通信部3nは、第1コマンド制御部3pの制御に応じて、無線通信で子機5と通信接続する。
第1コマンド制御部3pは、第1無線通信部3nを介して子機5からの発信要求信号(即ち、所望の外部通信機への発信を要求する制御信号)を受信すると、その発信要求信号を通信装置3bに出力する。
また、第1コマンド制御部3pは、通信装置3bからの着信通知信号(即ち、外部通信機からの着信を受信したことを通知する制御信号)を取得すると、その着信通知信号を第1無線通信部3nを介して子機5に送信する。この送信に対して、第1コマンド制御部3pは、第1無線通信部3nを介して子機5からの着信応答信号(即ち、着信に対して応答(即ち、通信接続を許可)することを通知する制御信号)を受信すると、その着信応答信号を通信装置3bに出力する。
通信装置3bは、音声信号に関する処理を制御する第1音声制御部3qと、FAX信号に関する処理を制御するFAX制御部3rと、外部通信機との信号(音声信号、FAX信号および制御信号)の送受信を制御する信号制御部3sとを備える。
第1音声制御部3qは、信号制御部3sの制御に応じて、電話回線7を介して外部通信機から受信した音声信号を、複号化して第1スピーカ3gから出力させる。また、第1音声制御部3qは、信号制御部3sの制御に応じて、第1マイク3fから取得した音声信号を、符号化して電話回線7を介して通信相手の外部通信機に送信する。
FAX制御部3rは、信号制御部3sの制御に応じて、電話回線7を介して外部通信機から受信したFAX信号を、復号化してFAX装置3iからプリントアウトさせる。また、FAX制御部3rは、信号制御部3sの制御に応じて、FAX装置3iから取得したFAX信号を、符号化して電話回線7を介して所望の外部通信機に送信させる。
信号制御部3sは、第1操作部3hの入力操作(例えば発信要求操作または着信応答操作)に応じて、電話回線7を介して外部通信機と通信接続すると共に、この外部通信機の通信相手を親機3に設定する(即ち、下記(a1)および(a2)の処理を行う)。
(a1)信号制御部3sは、第1音声制御部3qを介して第1マイク3fからの音声信号を取得すると、その音声信号を電話回線7を介して通信相手の外部通信機に送信する。(a2)信号制御部3sは、電話回線7を介して通信相手の外部通信機からの音声信号を受信すると、第1音声制御部3qを制御して、その音声信号を第1スピーカ3gから出力させる。
また、信号制御部3sは、第1コマンド制御部3pからの制御信号(即ち、子機5からの発信要求信号または着信応答信号)に応じて、電話回線7を介して外部通信機と通信接続すると共に、この外部通信機との通信相手を子機5に設定する(即ち、下記(b1)および(b2)の処理を行う)。
(b1)信号制御部3sは、第1コマンド制御部3pからの音声信号(即ち子機5からの音声信号)を取得すると、その音声信号を電話回線7を介して通信相手の外部通信機に送信する。(b2)信号制御部3sは、電話回線7を介して通信相手の外部通信機からの音声信号を受信すると、第1コマンド制御部3pを制御して、その音声信号を第1無線通信部3nを介して子機5に送信させる。
また、信号制御部3sは、電話回線7を介して外部通信機からの着信を受信すると、下記(c1)および(c2)の処理を行う。
(c1)信号制御部3sは、第1音声制御部3qを制御して、第1スピーカ3gから着信音を出力させる。この場合、第1操作部3hに着信応答操作が入力されると、信号制御部3sは、電話回線7を介して着信元の外部通信機と通信接続すると共に、上述のように、その外部通信機の通信相手を親機3に設定する。
(c2)信号制御部3sは、第1コマンド制御部3pを制御して、第1無線通信部3nから子機5に着信通知信号を送信する。この送信に対して、信号制御部3sは、第1コマンド制御部3pから着信応答信号を受信すると、電話回線7を介して着信元の外部通信機と通信接続すると共に、上述のように、その外部通信機の通信相手を子機5に設定する。
第1表示部3cは、非発光型の表示部(ここでは液晶表示部)である。第1照明部3dは、例えば第1表示部3cの後方から照明光を照射して第1表示部3cを照明するバックライト部である。
第1表示制御部3eは、第1操作部3hに発信要求操作が入力されると、その発信先の情報(例えば電話番号またはFAX番号)を第1表示部3cに表示させる。また、第1表示制御部3eは、信号制御部3sが電話回線7を介して着信を受信すると、その着信元の情報(例えば電話番号またはFAX番号)を表示する。
電源制御部3jは、外部電源11である商用電源から供給される電力を各構成要素3a〜3k,3mに供給して、それら各構成要素を作動させる。これにより、停電により外部電源11からの給電が停止すると、それら各構成要素の動作は停止する(特に第1無線通信部3nが停止して、子機5との無線通信が通信断となる)。
第1主制御装置3kは、各構成要素3a〜3jが上述のように動作するように、それら各構成要素を制御する。
<子機の構成>
子機5は、内部電源で作動し、親機3との無線通信機能、充電台9による充電機能、子機5の加速度を検出する加速度検出機能および発光機能を有し、親機3と無線通信を行って電話回線7に接続されている外部通信機と通話可能に構成されたものである。
より詳細には、子機5は、図1に示すように、親機3の第1無線通信部3nと無線通信を行う第2無線通信部5a(無線通信部)と、親機3との信号の送受信を制御する第2コマンド制御部5b(通信状態検出部)と、内部電源として機能する充電部5cと、充電部5cへの充電を制御する充電制御部5dと、充電部5cの充電状態を検出する充電状態検出部5eと、子機5の加速度を検出する加速度センサ5fと、発光部5gと、通信相手の情報等を表示する第2表示部5h(表示部)と、第2表示部5hを照明する第2照明部5i(照明部)と、第2表示部5hおよび第2照明部5iを制御する第2表示制御部5jと、音声を集音する第2マイク5kと、音声信号等を出力する第2スピーカ5m(スピーカ)と、音声信号に関する処理を制御する第2音声制御部5nと、子機5に対する操作が入力される第2操作部5pと、各構成要素5a〜5k,5m,5n,5pを制御する第2主制御装置5q(制御部、判定部)と、各構成要素5a〜5k,5m,5n,5p,5qの動作に必要な各種のデータなどが記憶される第2データ記憶部5rとを備える。
第2無線通信部5aは、第2コマンド制御部5bから取得した音声信号または制御信号を、無線信号に変換して、第2アンテナ部5sから親機3の第1無線通信部3nに送信する。また、第2無線通信部5aは、第2アンテナ部5sで受信した親機3からの無線信号から音声信号または制御信号に抽出して、第2コマンド制御部5bに出力する。第2無線通信部5aは、第2コマンド制御部5bの制御に応じて、無線通信で親機3の第1無線通信部3nと通信接続する。
第2コマンド制御部5bは、第2操作部5pの入力操作(例えば発信要求操作)に応じて、第2無線通信部5aを介して親機3の第1無線通信部3nに発信要求信号を送信する。この発信要求信号が第1無線通信部3nを介して第1コマンド制御部3pに受信されると、上述のように、信号制御部3sにより、電話回線7を介して所望の外部通信機と通信接続されると共に、その外部通信機の通信相手に子機5が設定される。
また、第2コマンド制御部5bは、第2操作部5pの入力操作(例えば着信応答操作)に応じて、第2無線通信部5aを介して親機3の第1無線通信部3nに着信応答信号を送信する。この着信応答信号が第1無線通信部3nを介して第1コマンド制御部3pに受信されると、上述のように、信号制御部3sにより、電話回線7を介して着信元の外部通信機と通信接続されると共に、この外部通信機の通信相手に子機5が設定される。
このように、外部通信機の通信相手に子機5が設定された状態で、第2コマンド制御部5bは、下記(d1)および(d2)の処理を行う。
(d1)第2コマンド制御部5bは、第2無線通信部5aを介して親機3からの音声信号(即ち、親機3が電話回線7を介して通信相手の外部通信機から受信した音声信号)を受信すると、その音声信号を第2音声制御部5nに出力して、第2音声制御部5nにより、その音声信号を第2スピーカ5mから出力させる。
(d2)第2コマンド制御部5bは、第2マイク5kからの音声信号を受信すると、その音声信号を第2無線通信部5aを介して親機3の第1無線通信部3nに送信する。これにより、上述のように、その音声信号は、信号制御部3sにより、電話回線7を介して通信相手の外部通信機に送信される。
また、第2コマンド制御部5bは、第2無線通信部5aの無線通信状態(即ち子機5・親機3間の無線通信状態)が通信断であるか否かを検出する。
より詳細には、第2コマンド制御部5bは、所定信号(即ち、通信断であるか否かを検出するための検出信号)を第2無線通信部5aから第1無線通信部3nに送信させる。そして、この送信に対する応答信号を第2無線通信部5aが第1無線通信部3nから受信する場合は、第2コマンド制御部5bは、通信断でない(即ち通信接続している)ことを検出する。他方、前記応答信号を第2無線通信部5aが第1無線通信部3nから受信しない場合は、第2コマンド制御部5bは、通信断であることを検出する。この場合は、親機3の第1コマンド制御部3pは、第1無線通信部3nを介して第2無線通信部5aからの前記所定信号を受信すると、前記応答信号を第1無線通信部3nから第2無線通信部5aに送信するように設定されている。
なお、このように通信断の検出を行う代わりに、下記のように、通信断の検出を行ってもよい。即ち、親機3の第1コマンド制御部3pは、第1無線通信部3nから第2無線通信部5aに第1所定時間間隔で所定信号(即ち、通信断であるか否かを検出するための検出信号)を送信させる。そして、第2コマンド制御部5bは、第2無線通信部5aが第1無線通信部3nからの前記所定信号を前記第1所定時間間隔で受信する場合は、第2コマンド制御部5bは、通信断でないことを検出し、他方、第2無線通信部5aが第1無線通信部3nからの前記所定信号を前記第1所定時間よりも長い第2所定時間受信しない場合は、第2コマンド制御部5bは、通信断であることを検出する。
充電部5cは、非接触式(例えば電磁誘電方式、電界結合方式、電波方式または電界共鳴方式などの非接触式)の充電方式の充電部である。充電部5cは、電磁相互作用(例えば電磁誘電、電界結合、電波または電界共鳴など)を利用して非接触で充電台9から供給される電力を受電する受電部(図示省略)と、前記受電部により受電された電力が充電される蓄電池(図示省略)とを備える。充電部5cは、充電台9に配置されると、非接触で充電台9から給電されて、充電される。
なお、充電台9は、充電部5cと同じ非接触方式の充電器であり、外部電源(ここでは商用電源)13からの電力で作動する。充電台9は、その上に子機5が載せられると、電磁相互作用を利用して非接触で子機5の充電部5cに電力を供給して充電部5cを充電する。
なお、充電台9は外部電源(商用電源)13で作動するので、停電時には、外部電源13が電源断となり、充電台9は停止する。そのため、子機5の充電部5cは、停電時は、充電台9からの給電が停止されて、充電が停止する(即ち、充電断となる)。
なお、ここでは、充電部5cおよび充電台9は非接触式であるが、充電部5cと充電第9とが端子接続する接続式であってもよい。
充電状態検出部5eは、例えば充電部5cの前記蓄電池の充放電電流および充放電電圧に基づいて、充電部5cが充電台9による充電中であるか否か(即ち、充電断であるか否か)を検出する。
加速度センサ5fは、各構成要素5a〜5k,5m,5n,5p〜5rが収容配設される子機5の筐体に配設されており、その筐体の加速度を検出することで子機5の加速度を検出する。なお、ここでは、加速度センサ5fの代わりに、または、加速度センサ5fと共に、子機5の回転速度を検出する角速度センサを用いてもよい。
発光部5gは、例えばLED(発光ダイオード)等の発光素子により構成されており、停電時の非常灯として機能する。
第2表示部5hは、非発光型の表示部(ここでは液晶表示部)である。第2照明部5iは、例えば第2表示部5hの後方から照明光を照射して第2表示部5hを照明するバックライト部である。なお、第2表示部(即ち液晶表示部)5hと第2照明部(即ちバックライト部)5iとの間には、半透過反射板が配置されており、第2照明部の消灯時は、第2表示部5hの前面に入射した外光の半透過反射板での反射光で、第2表示部5hが照明される。
第2表示制御部5jは、第2操作部5pに発信要求操作が入力されると、その発信先の情報(例えば電話番号)を第2表示部5hに表示させる。また、第2表示制御部5jは、第2コマンド制御部5bが第2無線通信部5aを介して親機3からの着信通知信号を受信すると、その着信元の情報(例えば電話番号)を第2表示部5hに表示させる。
第2スピーカ5mは、第2音声制御部5nの制御に応じて音声信号を出力する他に、第2主制御装置5qの制御に応じて報知音を出力する。
第2音声制御部5nは、第2コマンド制御部5bの制御に応じて、第2無線通信部5aで受信された音声信号を、復号化して第2スピーカ5mから出力させる。また、第2音声制御部5nは、第2コマンド制御部5bの制御に応じて、第2マイク5kから取得した音声信号を、符号化して第2無線通信部5aから親機3に送信する。
第2主制御装置5qは、各構成要素5a〜5k,5m,5n,5p,5rが上述のように動作するように、それら各構成要素を制御する。
また、第2主制御装置5qは、加速度センサ5fの検出値(即ち、子機5の加速度)に変化が発生したか否かを検出する。その検出結果が肯定(即ち、変化あり)の場合は、その変化発生の検出時から所定時間の間の加速度センサ5fの各検出値を時系列的に第2データ記憶部5rに記憶する。
また、第2主制御装置5qは、(e1)第2コマンド制御部5bにより第2無線通信部5aの無線通信状態が通信断であることが検出され、且つ、(e2)充電状態検出部5eにより充電部5cが充電断であることが検出された場合は、それらの検出の直前に第2データ記憶部5rに時系列的に記憶された前記所定時間の間の加速度センサ5fの各検出値に基づいて、停電の種別(地震停電と通常停電)を区別して停電の発生を検出する。
なお、前記(e1)(e2)の少なくとも一方が検出されない場合は、第2主制御装置5qは、停電の発生を検出しない(即ち、停電が発生していないことを検出する)。
より詳細には、第2主制御装置5qは、第2データ記憶部5rに時系列的に記憶された前記所定時間の間の加速度センサ5fの各検出値に基づいて、一定レベル以上の検出値(加速度)が存在するか否か(より詳細には、一定レベル以上の検出値が一定時間以上継続的に存在するか否か)を判定する。その判定結果が肯定である場合は、第2主制御装置5qは、地震停電が発生したと判定し(即ち、地震停電の発生を検出し)、他方、その判定結果が否定である場合は、第2主制御装置5qは、通常停電が発生したと判定する(即ち、通常停電の発生を検出する)。
第2主制御装置5qは、上記の停電の発生の検出結果に基づいて、子機5の動作(即ち、発光部5gの発光動作、第2スピーカ5mの鳴動動作、および、省電力動作の対象となる構成要素の動作)の動作モードを制御する。
なお、省電力動作の対象となる構成要素には、少なくとも、第2表示部5h、第2表示部(バックライト部)5i、第2無線通信部5a、充電部5cが含まれる。
また、子機5の動作モードとして、例えば、通常モード、通常停電モードおよび地震停電モードが設定されている。
通常モードは、停電の発生が検出されない場合の動作モードである。通常モードでは、省電力動作の対象となる構成要素は、第1省電力動作モードで動作される。具体的には、第1省電力動作モードでは、図3に示すように、例えば、第2表示部5hは動作オフにされ、第2照明部5iは消灯され、第2無線通信部5aは動作オンにされ、充電部5cは動作オンにされ、その他の対象構成要素は動作オンにされる。
また、通常モードでは、発光部5gおよび第2スピーカ5mは、第1停電動作モードで動作される。具体的には、第1停電動作モードでは、図3に示すように、発光部5gは消灯され、第2スピーカ5mは停止される(即ち、報知音はオフにされる)。
通常停電モードは、通常停電の発生が検出された場合の動作モードであり、子機5を極力早く電話機として復帰させるための動作モードである。通常モードでは、省電力動作の対象となる構成要素は、第2省電力動作モードで動作される。具体的には、第2省電力動作モードでは、図4に示すように、例えば、第2表示部5hは動作オンにされ、第2照明部5iは消灯され、第2無線通信部5aは動作オンにされ、充電部5cは動作オンにされ、その他の対象構成要素は動作オフにされる。
また、通常停電モードでは、発光部5gおよび第2スピーカ5mは、第2停電動作モードで動作される。具体的には、通常停電モードでは、図4に示すように、発光部5gは点灯され、第2スピーカ5mは停止される(即ち、報知音はオフにされる)。
なお、ここでは、通常停電モードでは、発光部5gは点灯されるが、点滅させてもよい。
地震停電モードは、地震停電の発生が検出された場合の省電力モードであり、発光部5gの発光時間を極力長く保つための動作モードである。地震停電モードでは、省電力動作の対象となる構成要素は、第3省電力動作モードで動作される。具体的には、第3省電力動作モードでは、図5に示すように、例えば、第2表示部5hは動作オフにされ、第2照明部5iは消灯され、第2無線通信部5aは動作オフにされ、充電部5cは動作オンにされ、その他の対象構成要素は動作オフにされる。
また、地震停電モードでは、発光部5gおよび第2スピーカ5mは、第3停電動作モードで動作される。具体的には、第3停電動作モードでは、図5に示すように、発光部5gは点滅(例えばSOS点滅)され、第2スピーカ5mから報知音が鳴動される(即ち報知音がオンされる)。
なお、ここでは、地震停電モードでは、発光部5gは点滅されるが、点灯されてもよい。なお、地震停電モードと通常停電モードとで、発光部5gの発光パターンは異なることが望ましい。例えば、通常停電モードで点灯する場合は地震停電モードでは点滅し、または、通常停電モードで点滅する場合は地震停電モードでは点灯または通常停電モードでの点滅パターンと異なる点滅パターンで点滅することが望ましい。
より詳細には、第2主制御装置5qは、図3に示すように、停電の発生を検出しない場合(即ち、通常時の場合)は、子機5の動作を通常モードに制御する。
なお、通常時の場合は、図3に示すように、親機3の電源はオン(即ち外部電源11からの給電状態)となり、充電台9の電源はオン(即ち外部電源13からの給電状態)となる。そのため、子機5の充電部5cの充電状態は充電中になり、子機5の第2無線通信部5aの無線通信状態は通信接続状態となる。また、子機5の加速度センサ5fの検出値は変化なし(即ち加速度変化なし)となる。
また、第2主制御装置5qは、図4に示すように、通常停電の発生を検出した場合(即ち、通常停電時の場合)は、子機5の動作を通常停電モードに制御する。
なお、通常停電時の場合は、図4に示すように、親機3の電源はオフ(即ち給電断)となり、充電台9の電源はオフ(即ち給電断)となる。そのため、子機5の充電部5cの充電状態は充電断になり、子機5の第2無線通信部5aの無線通信状態は通信断となる。また、子機5の加速度センサ5fの検出値は変化なし(即ち加速度変化なし)となる。
なお、通常停電モード状態で、第2コマンド制御部5bにより第2無線通信部5aの無線通信状態が通信接続状態であることが検出され、または、充電状態検出部5eにより充電部5cが充電中であることが検出された場合は、第2主制御装置5qは、通常停電は復旧したと判定して、子機5の動作を通常モードに復帰させる。
また、第2主制御装置5qは、図5に示すように、地震停電の発生を検出した場合(即ち、地震停電時の場合)は、子機5の動作を地震停電モードで制御する。
なお、地震停電時の場合は、図5に示すように、親機3の電源はオフ(即ち給電断)となり、充電台9の電源はオフ(即ち給電断)となる。そのため、子機5の充電部5cの充電状態は充電断になり、子機5の第2無線通信部5aの無線通信状態は通信断となる。また、子機5の加速度センサ5fの検出値は変化あり(即ち加速度変化あり)となる。
なお、地震停電モード状態で、充電状態検出部5eにより充電部5cが充電中であることが検出された場合は、第2主制御装置5qは、地震停電は復旧したと判断して、子機5の動作を通常モードに復帰させる。
<動作説明>
図6に基づいて、子機5の主要動作を説明する。図6は、子機5の主要動作を説明するフローチャートである。
ステップS1では、停電の無い通常時において、子機5は、充電台9に乗せられて待機状態にある。この待機状態では、子機5の第2無線通信部5aの通信接続状態は、通信接続状態にあり、この通信接続状態が第2コマンド制御部5bにより検出される。また、子機5の充電部5cの充電状態は充電中であり、この充電状態が充電状態検出部5eにより検出される。これらの検出結果に基づいて、第2主制御装置5qにより、停電が発生していないこと(即ち通常時であること)が検出されて、子機5の動作モードが通常モードに制御されている。
なお、この通常時では、親機3の電源および充電台9の電源はそれぞれ、オン状態(即ち外部電源11,13からの給電中)である。そして、処理がステップS2に進む。
ステップS2では、第2主制御装置5qにより、加速度センサ5fの検出値に変化が発生したか否かが検出されている。この検出の結果、加速度センサ5fの検出値に変化が発生した場合(YES)は、処理がステップS3に進み、他方、加速度センサ5fの検出値に変化が発生していない場合(NO)は、処理がステップS4に進む。
ステップS3では、第2主制御装置5qにより、加速度センサ5fの検出値に変化が発生したことが検出された時から所定時間の間の加速度センサ5fの各検出値が時系列的に第2データ記憶部5rに記憶される。そして、処理がステップS4に進む。
ステップS4では、充電状態検出部5eにより、充電部5eが充電断であるか否かが検出されている。この検出の結果、充電部5eが充電断でない場合(NO)は、処理がステップS1に戻り、他方、充電部5eが充電断である場合(YES)は、処理がステップS5に進む。
ステップS5では、第2コマンド制御部5bにより、第2無線通信部5aの無線通信状態(即ち子機5・親機3間の無線通信状態)が通信断であるか否かが検出されている。この検出の結果、第2無線通信部5aの無線通信状態が通信断でない場合(NO)は、処理がステップS1に戻り、他方、第2無線通信部5aの無線通信状態が通信断である場合(YES)は、処理がステップS6に進む。
ステップS6では、第2主制御装置5qにより、ステップS3で第2データ記憶部5rに時系列的に記憶された所定時間の間の加速度センサ5fの各検出値に基づいて、一定レベル以上の検出値(加速度)が存在するか否か(より詳細には、一定レベル以上の検出値が一定時間以上継続的に存在するか否か)が判定される。その判定結果が肯定である場合(YES)は、第2主制御装置5qにより、地震停電が発生したと判定されて、ステップS7に進む。他方、その判定結果が否定である場合(NO)は、第2主制御装置5qにより、通常停電が発生したと判定されて,処理がステップS9に進む。
ステップS7では、第2主制御装置5qにより、子機5の動作モードが地震停電モードに移行される。そして、処理がステップS8に進む。
ステップS8では、充電状態検出部5eにより充電部5cが充電中であるか否かが検出されている。この検出の結果、充電部5cが充電中でない場合(NO)は、第2主制御装置5qにより、地震停電は復旧していないと判断されて、処理がステップS7に戻る。他方、その検出の結果、充電部5cが充電中である場合(YES)は、第2主制御装置5qにより、地震停電は復旧したと判断されて、処理がステップS1に戻り、第2主制御装置5qにより、子機5の動作が通常モードに復帰される。
ステップS9では、第2主制御装置5qにより、子機5の動作モードが通常停電モードに移行される。そして、処理がステップS10に進む。
ステップS10では、充電状態検出部5eにより充電部5cが充電中であるか否かが検出されている。この検出の結果、充電部5cが充電中である場合(YES)は、第2主制御装置5qにより、通常停電は復旧したと判断されて、処理がステップS1に戻り、第2主制御装置5qにより、子機5の動作が通常モードに復帰される。他方、その検出の結果、充電部5cが充電中でない場合(NO)は、第2主制御装置5qにより、通常停電は復旧していないと判断されて、処理がステップS11に進む。
ステップS11では、第2コマンド制御部5bにより、第2無線通信部5aの通信接続状態が通信接続状態である否かが検出される。この検出の結果、第2無線通信部5aの通信接続状態が通信接続状態でない場合(NO)は、第2主制御装置5qにより、通常停電は復旧していないと判断されて、処理がステップS9に戻る。他方、その検出の結果、第2無線通信部5aの無線通信状態が通信接続状態である場合(YES)は、第2主制御装置5qにより、通常停電は復旧したと判断されて、処理がステップS1に戻り、第2主制御装置5qにより、子機5の動作が通常モードに復帰される。
次に、図7に基づいて、図6のステップS7の内容(地震停電モード)を説明する。図7は、図6のステップS7の内容を説明するフローチャートである。
ステップS7−1では、第2主制御装置5qにより、省電力動作の対象となる構成要素が第3省電力動作モードに移行済みであるか判定される。その判定結果が肯定である場合(YES)は、処理がステップS7−6に進み、他方、その判定結果が否定である場合(NO)は、処理がステップS7−2に進む。
ステップS7−2では、第2主制御装置5qにより、第2表示制御部5jを介して第2照明部5iが消灯される。そして、ステップS7−3で、第2主制御装置5qにより、第2表示制御部5jを介して、第2表示部5hが動作オフにされる。そして、ステップS7−4で、第2主制御装置5qにより、第2コマンド制御部5bを介して第2無線通信部5aが動作オフにされる。そして、ステップS7−5で、第2主制御装置5qにより、その他の省電力動作の対象となる構成要素が動作オフにされる。そして、処理がステップS7−6に進む。
ステップS7―6では、第2主制御装置5qにより、発光部5gおよび第2スピーカ5mが第3停電動作モードに移行済みであるか否かが判定される。その判定結果が肯定である場合(YES)は、動作が完了し、他方、その判定結果が否定である場合(NO)は、処理がステップS7−7に進む。
ステップS7―7では、第2主制御装置5qにより、発光部5gが点滅(例えばSOS点滅)される。そして、ステップS7―8で、第2主制御装置5qにより、第2スピーカ5mから報知音が出力(発生)される。これにより、動作が完了する。
次に、図7に基づいて、図6のステップS9の内容(通常停電モード)を説明する。図7は、図6のステップS9の内容を説明するフローチャートである。
ステップS9−1では、第2主制御装置5qにより、省電力動作の対象となる構成要素が第2省電力動作モードに移行済みであるか判定される。その判定結果が肯定である場合(YES)は、処理がステップS9−4に進み、他方、その判定結果が否定である場合(NO)は、処理がステップS9−2に進む。
ステップS9−2では、第2主制御装置5qにより、第2表示制御部5jを介して第2照明部5iが消灯される。そして、ステップS9−3で、第2主制御装置5qにより、その他の省電力動作の対象となる構成要素が動作オフにされる。そして、処理がステップS7−6に進む。
ステップS9―4は、第2主制御装置5qにより、発光部5gおよび第2スピーカ5mが第2停電動作モードに移行済みであるか否かが判定される。その判定結果が肯定である場合(YES)は、動作が完了し、他方、その判定結果が否定である場合(NO)は、処理がステップS9−5に進む。
ステップS9―5では、第2主制御装置5qにより、発光部5gが点灯される。これにより、動作が完了する。
<主要な効果>
以上のように構成された固定電話システム1によれば、(a)充電状態検出部5eにより充電断であることが検出され、且つ(b)第2コマンド制御部5b(通信状態検出部)により通信断であることが検出され、且つ(c)加速度センサ5fにより一定レベル以上の加速度が検出された第1状態の場合は、地震による停電が発生したと判定されるので、例えば気象庁が配信する緊急地震速報などを受信する機能(例えばLAN対応の機能)が無くても、地震による停電の発生を検出できる。
特に前記(a)(b)により停電の発生が検出され、前記(c)の条件により地震の発生が検出される。以上より、緊急地震速報を利用せずに、地震による停電の発生を検出できる。
また、より詳細には、前記第1状態の場合において、加速度センサ5fにより、一定レベル以上の加速度が一定時間継続したことが検出された場合に、地震による停電が発生したと判定されるので、一定レベル以上の加速度であっても単発的なものは排除されるので、地震発生の誤検出を防止できる。
また、地震による停電が発生したと判定された場合は、発光部5gが点灯または点滅されるので、発光部5gを自動的に点灯または点滅できる。また、充電部5c(即ち電源)を備えるので、発光部5gを停電時の非常灯として利用できる。
また、地震による停電が発生したと判定された場合は、第2スピーカ5m(スピーカ)から報知音を出力されるので、地震による停電が発生したことを報知音で周囲に報知でき、また、地震による停電時に、ここに人が居ることを救助隊等に知らせることができる。
また、前記第1状態の場合は、更に、第2無線通信部5a(無線通信部)が動作オフされるので、その分、充電部5c(即ち電源)の電力消費を低減でき、発光部5gの点灯または点滅時間を長く確保できる。即ち、地震による停電時は、復旧に時間が掛かるので、充電部5cを発光部5gの点灯または点滅に優先的に使用させることができる。
また、前記第1状態の場合は、更に、第2表示部5h(表示部)が動作オフされ且つ第2照明部5i(照明部)が消灯されるので、その分、充電部5c(即ち電源)の電力消費を低減でき、発光部5gの点灯または点滅時間を長く確保できる。即ち、地震による停電時は、復旧に時間が掛かるので、充電部5cを発光部5gの点灯または点滅に優先的に使用させることができる。
また、充電状態検出部5eにより充電断であることが検出され、且つ第2コマンド制御部5bにより通信断であることが検出され、且つ加速度センサ5fにより一定レベル以上の加速度が検出されない第2状態の場合は、地震によらない停電が発生したと判定されるので、例えば気象庁が配信する緊急地震速報などを受信する機能(例えばLAN対応の機能)が無くても、地震によらない停電の発生を検出できる。
また、より詳細には、前記第2状態の場合において、加速度センサ5fにより、一定レベル以上の加速度が一定時間継続したことが検出されない場合に、地震によらない停電が発生したと判定されるので、一定レベル以上の加速度であっても単発的なものは排除されるので、地震発生の誤検出を防止できる。
また、地震によらない停電が発生したと判定された場合は、発光部5gが点灯または点滅されるので、発光部5gを自動的に点灯または点滅できる。また、充電部5c(即ち電源)を備えるので、発光部5gを停電時の非常灯として利用できる。
また、前記第2状態の場合は、第2無線通信部5aが動作オンにされるので、地震によらない停電の復旧時には、速やかに、第2無線通信部5aによる通信機能を復帰できる。即ち、計画停電などの地震によらない停電時は、直ぐに復旧されるので、復旧時に速やかに通信機能が復帰できるように、第2無線通信部5aが動作オンにされる。
また、前記第2状態の場合は、更に、第2照明部5iが消灯されるので、その分、充電部5c(即ち電源)の電力消費を低減でき、発光部5gの点灯または点滅時間を長く確保できる。
また、この発明に係る通信端末装置は、電話回線7に接続されて外部電源11からの給電で作動する親機3と第2無線通信部5aを介して無線接続される子機3であるので、子機3を当該通信端末装置として使用できる。
また、親機3と子機5と充電器9とを備える固定電話システム1の子機3を当該通信端末装置として使用できる。
≪付帯事項≫
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は斯かる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
本発明は、地震による停電の発生を検出する通信端末装置への適用に最適である。
1 固定電話システム
3 親機(外部通信機)
5 子機(通信端末装置)
5a 第2無線通信部(無線通信部)
5b 第2コマンド制御部(通信状態検出部)
5c 充電部
5e 充電状態検出部
5f 加速度センサ
5g 発光部
5h 第2表示部(表示部)
5i 第2照明部(照明部)
5m 第2スピーカ(スピーカ)
5q 第2主制御装置(判定部、制御部)
7 電話回線
9 充電台(外部充電器)
11 外部電源
13 外部電源

Claims (13)

  1. 通信端末装置であって、
    前記通信端末装置の加速度を検出する加速度センサと、
    外部通信機と無線通信を行う無線通信部と、
    外部充電器により充電されて電源として機能する充電部と、
    前記無線通信部の無線通信状態が通信断であるか否かを検出する通信状態検出部と、
    前記充電部の充電状態が充電断であるか否かを検出する充電状態検出部と、
    前記充電状態検出部により充電断であることが検出され、且つ前記通信状態検出部により通信断であることが検出され、且つ前記加速度センサにより一定レベル以上の加速度が検出された第1状態の場合は、地震による停電が発生したと判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  2. 請求項1に記載の通信端末装置であって、
    前記判定部は、前記第1状態の場合において、前記加速度センサにより、一定レベル以上の加速度が一定時間継続したことが検出された場合に、地震による停電が発生したと判定することを特徴とする通信端末装置。
  3. 請求項1または2に記載の通信端末装置であって、
    発光部と、
    前記発光部の発光動作を制御する制御部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記判定部により地震による停電が発生したと判定された場合は、前記発光部を点灯または点滅させることを特徴とする通信端末装置。
  4. 請求項3に記載の通信端末装置であって、
    スピーカを更に備え、
    前記制御部は、前記判定部により地震による停電が発生したと判定された場合は、前記スピーカから報知音を出力させることを特徴とする通信端末装置。
  5. 請求項3または4に記載の通信端末装置であって、
    前記制御部は、前記第1状態の場合は、更に、前記無線通信部を動作オフさせることを特徴とする通信端末装置。
  6. 請求項3〜5の何れか1つに記載の通信端末装置であって、
    発信先の情報が表示される非発光型の表示部と、
    前記表示部を照明する照明部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記第1状態の場合は、更に、前記表示部を動作オフさせ且つ前記照明部を消灯させることを特徴とする通信端末装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1つに記載の通信端末装置であって、
    前記判定部は、
    前記充電状態検出部により充電断であることが検出され、且つ前記通信状態検出部により通信断であることが検出され、且つ前記加速度センサにより一定レベル以上の加速度が検出されない第2状態の場合は、地震によらない停電が発生したと判定することを特徴とする通信端末装置。
  8. 請求項7に記載の通信端末装置であって、
    前記判定部は、前記第2状態の場合において、前記加速度センサにより、一定レベル以上の加速度が一定時間継続したことが検出されない場合に、地震によらない停電が発生したと判定することを特徴とする通信端末装置。
  9. 請求項7または8に記載の通信端末装置であって、
    発光部と、
    前記発光部の発光動作を制御する制御部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記判定部により地震によらない停電が発生したと判定された場合は、前記発光部を点灯または点滅させることを特徴とする通信端末装置。
  10. 請求項9に記載の通信端末装置であって、
    前記制御部は、前記第2状態の場合は、前記無線通信部を動作オンにさせることを特徴とする通信端末装置。
  11. 請求項9または10に記載の通信端末装置であって、
    発信先の情報が表示される非発光型の表示部と、
    前記表示部を照明する照明部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記第2状態の場合は、更に、前記照明部を消灯させることを特徴とする通信端末装置。
  12. 請求項1〜11の何れか1つに記載の通信端末装置であって、
    前記通信端末装置は、電話回線に接続されて外部電源からの給電で作動する親機と前記無線通信部を介して通信接続される子機であることを特徴とする通信端末装置。
  13. 請求項1〜12の何れか1つに記載の通信端末装置により構成された子機と、
    外部電源からの給電で作動し、前記子機の充電部を充電する充電器と、
    外部電源からの給電で作動し、電話回線に接続されると共に前記子機の前記無線通信部と通信接続する親機と、
    を備えることを特徴とする固定電話システム。
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