JP5932433B2 - 車両用水冷式内燃機関の冷却系構造 - Google Patents

車両用水冷式内燃機関の冷却系構造 Download PDF

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Description

本発明は、クランクシャフトを回転自在に支承するクランクケースとともに機関本体を構成する気筒部が、前記クランクケースから上方に立ち上がるとともに前記クランクシャフトに連接されるピストンが摺動自在に嵌合されるシリンダボディと、該シリンダボディに結合されるシリンダヘッドとを備え、前記シリンダボディおよび前記シリンダヘッドにウォータジャケットがそれぞれ形成され、前記機関本体の前方に配置されるラジエータおよび前記ウォータジャケットに冷却水を強制循環させるウォータポンプが前記機関本体に配設される車両用水冷式内燃機関の冷却系構造に関する。
クランクシャフトの軸線に沿う方向で機関本体の一端側下部にウォータポンプが配設され、前記クランクシャフトの軸線に沿う方向で前記ウォータポンプとは反対側でシリンダヘッドの前部にサーモスタットが取付けられ、シリンダボディ内に形成されるウォータジャケットの前下部に前記ウォータポンプの吐出口を直接連通させ、該シリンダボディのウォータジャケットからシリンダヘッドのウォータジャケットを経て前記サーモスタット側に冷却水を流通させるようにしたものが、特許文献1で既に知られている。
特許第4842715号公報
ところで、ラジエータは、走行風が当たり易い位置に配置される必要性から機関本体の前方に配置されるものであり、上記特許文献1で開示されるものでは、サーモスタットおよびラジエータ間と、ラジエータおよびウォータポンプ間とが機関本体の両側に配置される外部配管でそれぞれ接続されており、外観性の点でさらなる向上を図ることが望まれている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、外観性を高めた配管取り回しを可能とした車両用水冷式内燃機関の冷却系構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、クランクシャフトを回転自在に支承するクランクケースとともに機関本体を構成する気筒部が、前記クランクケースから上方に立ち上がるとともに前記クランクシャフトに連接されるピストンが摺動自在に嵌合されるシリンダボディと、該シリンダボディに結合されるシリンダヘッドとを備え、前記シリンダボディおよび前記シリンダヘッドにウォータジャケットがそれぞれ形成され、前記機関本体の前方に配置されるラジエータおよび前記ウォータジャケットに冷却水を強制循環させるウォータポンプが前記機関本体に配設される車両用水冷式内燃機関の冷却系構造において、前記シリンダボディおよび前記シリンダヘッドに冷却水がそれぞれ独立して流通するように前記ウォータジャケットがそれぞれ形成され、前記シリンダヘッドのウォータジャケットに通じる接続通路と、前記シリンダボディのウォータジャケットに通じる接続通路とが、前記シリンダボディの前壁面に相互に隣接して開口するようにして前記シリンダボディの前部にそれぞれ形成され、前記両接続通路を直接連通させる状態と、前記ラジエータを介して前記両接続通路を連通させる状態を切換可能なサーモスタットが、前記シリンダボディの前壁面に取付けられ、前記サーモスタットを収容するサーモスタットケースがそれらの接続通路の開口端を覆うようにして前記シリンダボディの前壁面に取付けられ、前記両接続通路の前記開口端が、前記サーモスタットケースの上下幅内で上下に並べて近接配置されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記ウォータポンプが、前記気筒部を前記ラジエータとの間で前後から挟むようにして前記気筒部の後方に配置され、前記ウォータポンプの吐出口が、前記シリンダボディ内のウォータジャケットおよび前記シリンダヘッド内のウォータジャケットの一方に接続され、前記ウォータポンプの吸入口が、前記シリンダボディ内のウォータジャケットおよび前記シリンダヘッド内のウォータジャケットの他方に接続されることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記サーモスタットが、前記クランクシャフトの軸線に沿う方向での前記気筒部の中央部に配置されることを第の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記サーモスタットを収納したサーモスタットケースに、前記ラジエータ側に冷却水を導出するための導出管部ならびに前記ラジエータから戻る冷却水を導入するための導入管部が、車幅方向で相互に反対側に突出するようにして設けられることを第の特徴とする。
本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記サーモスタットの作動軸線方向が、前記気筒部のシリンダ軸線に沿う方向に設定されることを第の特徴とする。
本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記サーモスタットの作動軸線方向が、前記クランクシャフトの軸線に沿う方向に設定されることを第の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記接続通路はシリンダボディの隣り合うシリンダのウォータジャケットの外周形状に沿った形状に形成されたものであることを第7の特徴とする。
さらに本発明は、第7の特徴の構成に加えて、前記接続通路が、シリンダヘッドをシリンダボディ側に締結するボルトを挿通するための複数のボルト挿通孔の1つを両側から挟む位置に複数形成されるものであることを第8の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、シリンダボディおよびシリンダヘッドに冷却水がそれぞれ独立して流通するようにしてウォータジャケットがそれぞれ形成され、シリンダボディ内のウォータジャケットおよびシリンダヘッド内のウォータジャケットを直接連通させる状態ならびにラジエータを介して連通させる状態を切換えるサーモスタットが気筒部の壁前面に取付けられるので、サーモスタットおよびラジエータ間を結ぶ配管を、気筒部と、その気筒部の前方のラジエータとの間で車幅方向中央寄りで取り回すことができ、外観性が向上し、
リンダボディの前部に、シリンダボディおよびシリンダヘッドのウォータジャケットにそれぞれ通じる接続通路が形成され、サーモスタットが、それらの接続通路を連通させる状態ならびにラジエータを介して両接続通路を連通させる状態を切換えるようにしてシリンダボディの前壁面に取付けられるので、両ウォータジャケットおよびサーモスタット間の通路長を短くしつつ通路構造を単純化することができ、2つの接続通路がシリンダボディの前面に相互に隣接して開口するように形成され、サーモスタットケースがそれらの接続通路の開口端を覆うようにしてシリンダボディの前壁面に取付けられるので、サーモスタットおよび両接続通路間の接続構造を単純化することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、気筒部をラジエータとの間で前後から挟むウォータポンプの吐出口が、シリンダボディおよびシリンダヘッドのウォータジャケットの一方に接続され、前記ウォータポンプの吸入口が、前記シリンダボディおよび前記シリンダヘッドの他方のウォータジャケットに接続されるので、ウォータポンプをウォータジャケットに極力近づけて配置して配管長を短くすることができる。
本発明の第の特徴によれば、クランクシャフトの軸線に沿う方向での気筒部の中央部にサーモスタットが配置されるので、サーモスタットからラジエータに冷却水を導く管路と、ラジエータからサーモスタットに冷却水を戻す管路とを均等にして短くすることができる。
本発明の第の特徴によれば、ラジエータ側に冷却水を導出するための導出管部ならびにラジエータから戻る冷却水を導入するための導入管部が、車幅方向で相互に反対側に突出するようにしてサーモスタットケースに設けられるので、ラジエータの車幅方向両端部に設けられる接続口に最短距離でサーモスタットケースからの管路を接続することができる。
本発明の第の特徴によれば、サーモスタットの作動軸線方向をシリンダ軸線に沿う方向とすることで、車幅方向でのサーモスタットの長さを抑えることができ、気筒数の少ない内燃機関ではサーモスタットが機関本体から側方にはみ出すことを抑え、内燃機関の車幅方向での大型化を抑制することができる。
さらに本発明の第の特徴によれば、シリンダボディの前壁面に配設されるサーモスタットの作動軸線方向をクランクシャフトの軸線に沿う方向とすることで、サーモスタットの上下方向長さを短くし、サーモスタットおよびシリンダヘッドの干渉を容易に回避することができる。
第1の実施の形態の自動二輪車の左側面図である。 機関本体の左側面図である。 図2の3矢視図である。 図3の4ー4線断面図である。 図3の5−5線断面図である。 図2の6矢視図である。 図6の7−7線断面図である。 第2の実施の形態の図6に対応した図である。 図8の9−9線断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面を参照しながら説明するが、以下の説明で上下、左右は自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図7を参照しながら説明すると、先ず図1において、車両である自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11を操向可能に支承するヘッドパイプ12と、該ヘッドパイプ12から後ろ下がりに延びる左右一対のメインフレーム13…と、ヘッドパイプ12および両メインフレーム13…の前部に連設されるとともにメインフレーム13…の下方で後ろ下がりに延びる左右一対のエンジンハンガ14…と、前記メインフレーム13…の後端部に連設されて下方に延びる左右一対のピボットフレーム15…と、後ろ上がりに延びて前記両メインフレーム13…の後部に連結される左右一対のシートレール16…とを備える。
前記車体フレームFには、水冷式4気筒の内燃機関Eの機関本体34が前記メインフレーム13…の下方に位置するようにして搭載されており、この内燃機関Eから出力される動力で回転駆動される後輪WRの車軸17が、前端部が前記ピボットフレーム15…に支軸18を介して上下に揺動可能に支承されるスイングアーム19の後端部に軸支される。また前記機関本体34内には歯車変速機M(図4参照)が内蔵されており、その歯車変速機Mの出力軸20に固定される駆動スプロケット21と、前記車軸17に固定される被動スプロケット22とに無端状のチェーン23が巻き掛けられる。
前記ピボットフレーム15…の下部間を連結するクロスパイプ24および前記スイングアーム19間にはリンク機構25が設けられており、そのリンク機構25の一部を構成するリンク部材26と、前記スイングアーム19の前部に設けられたブラケット27との間にリヤクッションユニット28が設けられる。
前記機関本体34の上方には、車体フレームFにおけるヘッドパイプ12の後方に位置するようにしてエアクリーナ30が配置され、このエアクリーナ30の後部および上部を覆う燃料タンク31が車体フレームFにおける両メインフレーム13…上に搭載される。また前記燃料タンク31の後方でシートレール16…にはライダーが乗るためのメインシート32が支持され、同乗者を乗せるためのピリオンシート33が前記メインシート32から後方に離れた位置でシートレール16…に支持される。
図2〜図4を併せて参照して、前記機関本体34は、上部ケース半体35および下部ケース半体36が相互に結合されて成るとともに車幅方向に沿う軸線を有するクランクシャフト40を回転自在に支承するクランクケース37と、該クランクケース37の前部から前上がりに傾斜しつつ上方に立ち上がる気筒部38とを備え、前記クランクケース37の下部にはオイルパン39が結合される。
前記気筒部38は、前記クランクケース37の前部から斜め前方に傾斜して上方に立ち上がるようにして前記上部ケース半体35に一体に形成されるシリンダボディ41と、該シリンダボディ41の上端部に結合されるシリンダヘッド42と、該シリンダヘッド42に結合されるヘッドカバー43とを備える。
前記シリンダボディ41には、車幅方向並ぶ各気筒毎のピストン44…(図1参照)が摺動自在に嵌合され、各ピストン44…は、前記クランクシャフト40に共通に連接される。
前記シリンダヘッド42の後部側面には、各気筒毎の吸気ポート45…(図3参照)が開口されており、それらの吸気ポート45…は各気筒毎のスロットルボディ46…を介して前記エアクリーナ30に接続される。また前記シリンダヘッド42の前壁面には各気筒毎の排気管47…の上流端が接続されており、それらの排気管47…の下流端は、前記後輪WRの上方に配置される排気マフラー48に接続される。
前記シリンダボディ41および前記シリンダヘッド42には、冷却水がそれぞれ独立して流通するようにウォータジャケット50A,51がそれぞれ形成される。一方、前記機関本体34の前方には、図1で示すように、ラジエータ52が配置されており、該ラジエータ52および前記ウォータジャケット50A,51には、前記気筒部38を前記ラジエータ52との間で前後から挟むようにして前記気筒部38の後方に配置されるウォータポンプ54によって冷却水が強制循環される。
図5において、前記ウォータポンプ54は、ポンプハウジング55の内部に形成されるポンプ室56に収容されるインペラ57が、前記ポンプハウジング55で回転自在に支承されるポンプ軸58に設けられて成り、前記ポンプハウジング55は、前記気筒部38の後方で前記クランクケース37における上部ケース半体35に支持される。
図4で明示するように、前記歯車変速機Mは、前記クランクシャフト40からの回転動力が伝達されるようにして前記クランクケース37で回転自在に支承されるメインシャフト59と、前記クランクケース37で回転自在に支承されるカウンタシャフトである前記出力軸20との間に選択的に確立可能な複数変速段の歯車列が設けられて成るものであり、前記メインシャフト59と、前記ウォータポンプ54のポンプ軸58との間には動力伝達機構60が設けられる。この動力伝達機構60は、前記メインシャフト59に固定される駆動歯車61と、該駆動歯車61に噛合する第1中間歯車62と、第1中間歯車62と一体に回転する第2中間歯車63と、前記ポンプ軸58に固定されて第2中間歯車63に噛合する被動歯車64とで構成される。
前記ウォータポンプ54のポンプハウジング55には、前記ポンプ室56からの冷却水を吐出するための吐出口65を形成する吐出管部55aと、前記ポンプ室56に冷却水を吸入するための吸入口71を形成する吸入管部55bとが設けられており、前記吐出口65が、前記シリンダボディ41内のウォータジャケット50Aおよび前記シリンダヘッド42内のウォータジャケット51の一方に接続され、前記吸入口71が、前記シリンダボディ41内のウォータジャケット50Aおよび前記シリンダヘッド42内のウォータジャケット51の他方に接続されるものであり、この実施の形態では、前記吐出口65が前記シリンダヘッド42内のウォータジャケット51に接続され、前記吸入口71が前記シリンダボディ41内のウォータジャケット50Aに接続される。
再び図5において、前記吐出口65を形成する吐出管部55aはシリンダヘッド42の後壁に向けて突出するようにして前記ポンプハウジング55に一体に設けられる。一方、シリンダヘッド42の後部側面には、該シリンダヘッド42内のウォータジャケット51に通じる流入口66を形成する接続部42aが前記ウォータポンプ54側に向けて一体に突設されており、前記吐出管部55aは接続管67を介して前記接続部42aに接続される。
前記接続管67の一端部は環状のシール部材68を前記吐出管部55aに液密に嵌合され、前記接続管67の他端部に設けられるフランジ部67aが、前記接続部42aとの間に環状のシール部材69を介在させて一対のボルト70,70で前記接続部42aに締結される。
一方、前記吸入口71を形成する吸入管部55bは、前記シリンダボディ41の後壁に向けて突出するようにして前記ポンプハウジング55に一体に設けられており、前記シリンダボディ41内のウォータジャケット50Aに前記吸入口71を通じさせるようにして接続管72を介して前記シリンダボディ41の後壁に接続される。
図6および図7を併せて参照して、前記クランクシャフト40の軸線に沿う方向(車幅方向)での前記気筒部38の中央部の前壁面には、前記シリンダボディ41内のウォータジャケット50Aおよび前記シリンダヘッド42内のウォータジャケット51を直接連通させる状態と、前記ラジエータ52を介して前記シリンダボディ41内のウォータジャケット50Aおよび前記シリンダヘッド42内のウォータジャケット51を連通させる状態を切換可能なサーモスタット74が取付けられる。
前記シリンダボディ41および前記シリンダヘッド42の一方、この実施の形態では前記シリンダボディ41の前部には、前記シリンダボディ41および前記シリンダヘッド42の他方、この実施の形態ではシリンダヘッド42のウォータジャケット51に通じる接続通路76と、前記シリンダボディ41のウォータジャケット50Aに通じる接続通路77,77とがそれぞれ形成され、前記サーモスタット74が、前記両接続通路76;77,77を連通させる状態ならびに前記ラジエータ52を介して前記両接続通路76;77,77を連通させる状態を切換えるようにして前記シリンダボディ41の前壁面に取付けられる。
ところで前記シリンダボディ41の前記ウォータジャケット50Aは、前記ピストン44…を摺動させるようにして該シリンダボディ41に並設される4つのシリンダボア78,78…を囲むように形成されるのであるが、各シリンダボア78,78…の配列方向の中央部における前記シリンダボディ41の前部にはウォータジャケット50Aは形成されておらず、前記シリンダヘッド42のウォータジャケット51に通じてシリンダボディ41に形成される前記接続通路76は、前記ウォータジャケット50Aが形成されていない部分で前記ウォータジャケット50Aとの間に薄い隔壁79,79を介在させて上下に延びるものであり、この接続通路76もシリンダボディ41の一部を冷却するウォータジャケットの機能を果たす。
前記ウォータジャケット50Aに通じる接続通路77,77は、前記隔壁79,79の外側でウォータジャケット50Aの下部に連通するようにして前記シリンダボディ41の前壁面に開口されており、前記シリンダヘッド42のウォータジャケット51に通じてシリンダボディ41に形成される接続通路76も、前記接続通路77,77に隣接した位置で前記シリンダボディ41の前壁面に開口される。
前記サーモスタット74は、その作動軸線方向80を前記気筒部38のシリンダ軸線C(図2および図4参照)に沿う方向としてサーモスタットケース75に収容されており、このサーモスタットケース75が、前記接続通路76;77,77の開口端を覆うようにして前記シリンダボディ41の前壁面に複数のボルト82,82…で締結され、サーモスタットケース75および前記シリンダボディ41間にはシール部材81が介装される。
前記両接続通路76;77,77の前記開口端は、前記サーモスタットケース75の上下幅内で上下に並べて近接配置される(図7参照)。
前記サーモスタットケース75には、前記ラジエータ52側に冷却水を導出するための導出管部75aならびに前記ラジエータ52から戻る冷却水を導入するための導入管部75bが、車幅方向で相互に反対側に突出するようにして設けられる。
前記気筒部38の後方で前記クランクケース37における上部ケース半体35の上壁には、前記ウォータポンプ54の下方に配置されるスタータモータ84がそのモータ軸85をクランクシャフト40と平行にして配設されており、このスタータモータ84のモータ軸85および前記クランクシャフト40間には、図4で示すように、歯車式伝動機構86が設けられる。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、機関本体34の気筒部38を構成するシリンダボディ41およびシリンダヘッド42に冷却水がそれぞれ独立して流通するようにウォータジャケット50A,51がそれぞれ形成され、気筒部38の前壁面に、シリンダボディ41内のウォータジャケット50Aおよびシリンダヘッド42内のウォータジャケット51を直接連通させる状態と、機関本体34の前方に配置されるラジエータ52を介して前記シリンダボディ41内のウォータジャケット50Aおよび前記シリンダヘッド42内のウォータジャケット51を連通させる状態を切換可能なサーモスタット74が取付けられるので、サーモスタット74およびラジエータ52間を結ぶ配管を、気筒部38と、その気筒部38の前方のラジエータ52との間で車幅方向中央寄りで取り回すことができ、外観性が向上する。
またウォータポンプ54が、気筒部38をラジエータ52との間で前後から挟むようにして前記気筒部38の後方に配置され、ウォータポンプ54の吐出口65が、前記シリンダヘッド42内のウォータジャケット51に接続され、ウォータポンプ54の吸入口71が、前記シリンダボディ41内のウォータジャケット50Aに接続されるので、ウォータポンプ54をウォータジャケット50A,51に極力近づけて配置して配管長を短くすることができる。
また前記シリンダボディ41の前部に、前記シリンダヘッド42のウォータジャケット51に通じる接続通路76と、前記シリンダボディ41のウォータジャケット50Aに通じる接続通路77,77とがそれぞれ形成され、前記サーモスタット74が、前記両接続通路76;77,77を連通させる状態ならびに前記ラジエータ52を介して前記両接続通路76;77,77を連通させる状態を切換えるようにして前記シリンダボディ41および前記シリンダヘッド42の一方の前壁面に取付けられるので、両ウォータジャケット50A,51およびサーモスタット74間の通路長を短くしつつ通路構造を単純化することができる。
また前記シリンダボディ41に、前記両接続通路76;77,77が前記シリンダボディ41の前壁面に相互に隣接して開口するように形成され、前記サーモスタット74を収容するサーモスタットケース75がそれらの接続通路76;77,77の開口端を覆うようにして前記シリンダボディ41の前壁面に取付けられるので、サーモスタット74および両接続通路76;77,77間の接続構造を単純化することができる。
またサーモスタット74が、前記クランクシャフト40の軸線に沿う方向での前記気筒部38の中央部に配置されるので、サーモスタット74からラジエータ52に冷却水を導く管路と、ラジエータ52からサーモスタット74に冷却水を戻す管路とを均等にして短くすることができる。
しかもサーモスタットケース75に、前記ラジエータ52側に冷却水を導出するための導出管部75aならびに前記ラジエータ52から戻る冷却水を導入するための導入管部75bが、車幅方向で相互に反対側に突出するようにして設けられるので、ラジエータ52の車幅方向両端部に設けられる接続口に最短距離でサーモスタットケース75からの管路を接続することができる。
さらにサーモスタット74の作動軸線方向80が、前記気筒部38のシリンダ軸線Cに沿う方向に設定されるので、車幅方向でのサーモスタット74の長さを抑えることができ、気筒数の少ない内燃機関ではサーモスタット74が機関本体から側方にはみ出すことを抑え、内燃機関の車幅方向での大型化を抑制することができる。
本発明の第2の実施の形態について図8および図9を参照しながら説明するが、上記第1の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
車幅方向での気筒部38の中央部の前壁面には、シリンダボディ41内のウォータジャケット50Bおよびシリンダヘッド42内のウォータジャケット51を直接連通させる状態と、前記ラジエータ52を介して前記シリンダボディ41内のウォータジャケット50Bおよび前記シリンダヘッド42内のウォータジャケット51を連通させる状態を切換可能なサーモスタット74が取付けられる。
前記シリンダボディ41および前記シリンダヘッド42の一方、この実施の形態では前記シリンダボディ41の前部には、前記シリンダボディ41および前記シリンダヘッド42の他方、この実施の形態ではシリンダヘッド42のウォータジャケット51に通じる接続通路88,88と、前記シリンダボディ41のウォータジャケット50Bに通じる接続通路89とがそれぞれ形成され、前記サーモスタット74が、前記両接続通路88,88;89を連通させる状態ならびに前記ラジエータ52を介して前記両接続通路88,88;89を連通させる状態を切換えるようにして前記シリンダボディ41の前壁面に取付けられる。
ところで前記シリンダボディ41の前記ウォータジャケット50Bは、シリンダボディ41に並設される4つのシリンダボア78,78…の全体を囲むように形成され、前記シリンダヘッド42のウォータジャケット51に通じてシリンダボディ41に形成される前記接続通路88,88は、前記シリンダボア78,78…の配列方向中央部で前記ウォータジャケット50Bの前方に位置するように配置され、ウォータジャケット50Bの外周形状に沿った形状に形成され、シリンダヘッド42をシリンダボディ41側に締結するボルトを挿通するための複数のボルト挿通孔90,90…の1つを両側から挟む位置で上下に延びるように形成される。
前記ウォータジャケット50Bに通じる接続通路89は、ウォータジャケット50Bの下部に連通するようにして前記シリンダボディ41の前壁面に開口されており、前記シリンダヘッド42のウォータジャケット51に通じてシリンダボディ41に形成される接続通路88,88も、前記接続通路89に隣接した位置で前記シリンダボディ41の前壁面に開口される。
前記両接続通路88,88;89の前記開口端は、前記サーモスタットケース91の上下幅内で上下に並べて近接配置される(図9参照)。
前記サーモスタット74は、その作動軸線方向80を前記クランクシャフト40の軸線に沿う方向(車幅方向)に沿う方向としてサーモスタットケース91に収容されており、このサーモスタットケース91が、前記接続通路88,88;89の開口端を覆うようにして前記シリンダボディ41の前壁面に複数のボルト92,92…で締結され、サーモスタットケース91および前記シリンダボディ41間にはシール部材93が介装される。
前記サーモスタットケース91には、前記ラジエータ52側に冷却水を導出するための導出管部91aならびに前記ラジエータ52から戻る冷却水を導入するための導入管部91bが、車幅方向で相互に反対側に突出するようにして設けられる。
この第2の実施の形態によれば、シリンダボディ41の前壁面に配設されるサーモスタット74の作動軸線方向80をクランクシャフト40の軸線に沿う方向とすることで、サーモスタット74の上下方向長さを短くし、サーモスタット74およびシリンダヘッド42の干渉を容易に回避することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
34・・・機関本体
37・・・クランクケース
38・・・気筒部
40・・・クランクシャフト
41・・・シリンダボディ
42・・・シリンダヘッド
44・・・ピストン
50A,50B,51・・・ウォータジャケット
52・・・ラジエータ
54・・・ウォータポンプ
65・・・吐出口
71・・・吸入口
74・・・サーモスタット
75,91・・・サーモスタットケース
75a,91a・・・導出管部
75b,91b・・・導入管部
76,77,88,89・・・接続通路
80・・・作動軸線方向

Claims (8)

  1. クランクシャフト(40)を回転自在に支承するクランクケース(37)とともに機関本体(34)を構成する気筒部(38)が、前記クランクケース(37)から上方に立ち上がるとともに前記クランクシャフト(40)に連接されるピストン(44)が摺動自在に嵌合されるシリンダボディ(41)と、該シリンダボディ(41)に結合されるシリンダヘッド(42)とを備え、前記シリンダボディ(41)および前記シリンダヘッド(42)にウォータジャケット(50A,50B;51)がそれぞれ形成され、前記機関本体(34)の前方に配置されるラジエータ(52)および前記ウォータジャケット(50A,50B;51)に冷却水を強制循環させるウォータポンプ(54)が前記機関本体(34)に配設される車両用水冷式内燃機関の冷却系構造において、
    前記シリンダボディ(41)および前記シリンダヘッド(42)に冷却水がそれぞれ独立して流通するように前記ウォータジャケット(50A,50B;51)がそれぞれ形成され、
    前記シリンダヘッド(42)のウォータジャケット(51)に通じる接続通路(76,88)と、前記シリンダボディ(41)のウォータジャケット(50A,50B)に通じる接続通路(77,89)とが、前記シリンダボディ(41)の前壁面に相互に隣接して開口するようにして前記シリンダボディ(41)の前部にそれぞれ形成され、
    前記両接続通路(76,77;88,89)を直接連通させる状態と、前記ラジエータ(52)を介して前記両接続通路(76,77;88,89)を連通させる状態を切換可能なサーモスタット(74)が、前記シリンダボディ(41)の前壁面に取付けられ
    前記サーモスタット(74)を収容するサーモスタットケース(75,91)がそれらの接続通路(76,77;88,89)の開口端を覆うようにして前記シリンダボディ(41)の前壁面に取付けられ、
    前記両接続通路(76,77;88,89)の前記開口端が、前記サーモスタットケース(75,91)の上下幅内で上下に並べて近接配置されることを特徴とする車両用水冷式内燃機関の冷却系構造。
  2. 前記ウォータポンプ(54)が、前記気筒部(38)を前記ラジエータ(52)との間で前後から挟むようにして前記気筒部(38)の後方に配置され、前記ウォータポンプ(54)の吐出口(65)が、前記シリンダボディ(41)内のウォータジャケット(50A,50B)および前記シリンダヘッド(42)内のウォータジャケット(51)の一方に接続され、前記ウォータポンプ(54)の吸入口(71)が、前記シリンダボディ(41)内のウォータジャケット(50A,50B)および前記シリンダヘッド(42)内のウォータジャケット(51)の他方に接続されることを特徴とする請求項1記載の車両用水冷式内燃機関の冷却系構造。
  3. 前記サーモスタット(74)が、前記クランクシャフト(40)の軸線に沿う方向での前記気筒部(38)の中央部に配置されることを特徴とする請求項1または2記載の車両用水冷式内燃機関の冷却系構造。
  4. 前記サーモスタット(74)を収納したサーモスタットケース(75,91)に、前記ラジエータ(52)側に冷却水を導出するための導出管部(75a,91a)ならびに前記ラジエータ(52)から戻る冷却水を導入するための導入管部(75b,91b)が、車幅方向で相互に反対側に突出するようにして設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用水冷式内燃機関の冷却系構造。
  5. 前記サーモスタット(74)の作動軸線方向(80)が、前記気筒部(38)のシリンダ軸線(C)に沿う方向に設定されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用水冷式内燃機関の冷却系構造。
  6. 前記サーモスタット(74)の作動軸線方向(80)が、前記クランクシャフト(40)の軸線に沿う方向に設定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用水冷式内燃機関の冷却系構造。
  7. 前記接続通路(88,88)はシリンダボディ(41)の隣り合うシリンダのウォータジャケット(50B)の外周形状に沿った形状に形成されたものであることを特徴とする請求項3記載の車両用水冷式内燃機関の冷却系構造。
  8. 前記接続通路(88,88)が、シリンダヘッド(42)をシリンダボディ(41)側に締結するボルトを挿通するための複数のボルト挿通孔(90)の1つを両側から挟む位置に複数形成されるものであることを特徴とする請求項7記載の車両用水冷式内燃機関の冷却系構造。
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