JP5932315B2 - ストロボ装置およびカメラシステム - Google Patents

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Description

本発明は、電波を用いた無線通信により他の電子機器と通信可能なストロボ装置に関する。
特許文献1には、光パルス信号を通信手段として利用するストロボ装置を含むワイヤレス多灯システムが開示されている。しかし、光パルス信号を利用する通信では、受信側ストロボ装置が有する受光センサの受光範囲が限られている場合が多く、受信側ストロボ装置の向きに注意が必要となる。また、投受光ストロボ装置間に遮蔽物が存在すると通信ができない場合がある等、不便である。
そこで光パルス信号を利用する通信に代えて、電波(無線通信)を利用するワイヤレス多灯システムが考えられる。以下、特に断りがない限り、光パルス信号を用いた無線通信のことを光パルス通信と表現し、電波を用いた無線通信のことを無線通信と表現する。例えば、特許文献2に開示されているような一般的な構成のストロボ装置に無線通信用の無線モジュールを配置する場合には、電池や、メインキャパシタおよび反射板等の金属体の影響を受けないように配置する必要がある。そのため、ストロボ装置の可動筺体上面の外装部分に無線モジュールを配置することが考えられる。
特開2000−089305号公報 特開2010−128374号公報
しかしながら、無線モジュールを可動筐体に配置した場合、以下のような問題が生じる。第一に、無線モジュールが可動筐体側に組み込まれると、無線モジュールと固定筺体側に設けられた制御基板とを電気的に接続するためのハーネス類が増加する。また、可動筺体は照射方向の旋回動作を行うように構成されており、ハーネス類が増加することにより旋回動作時に断線の可能性が増す。
第二に、一般的にアンテナの送受信性能は、アンテナが無指向性であっても、所定の平面内において指向性が無いだけである。ワイヤレス多灯システムに用いられる複数のストロボ装置は、一般的に水平面方向の広がりを持って設置されるため、そのアンテナも水平面方向に無指向性となることが好ましい。ところが、可動筐体内に無線モジュールが配置されると、可動筐体を上方へ向ける所謂上バウンス動作が行われた場合に無線モジュールが傾き、アンテナの指向性が変化する。
第三に、特許文献2に開示されているように、可動筐体の照射角を拡大させるための拡散板やバウンス時に照射光を被写体に向けて反射させるためのキャッチライト板の収納スペースに無線モジュールを重ねて設置すると、可動筐体が大型化して外観を損なう。
そこで本発明は、外観を損なうことなく良好な無線通信が可能なストロボ装置およびカメラシステムを提供する。
本発明の一側面としてのストロボ装置は、電波を用いた無線通信により他の電子機器と通信可能なストロボ装置であって、前記ストロボ装置の制御基板を有する第1の筐体と、光源を有し、前記第1の筺体に対して相対的に回動可能な第2の筐体と、前記第1の筺体に設けられた、電源用の電池を収納する電池収納部と、前記光源を発光させるための電荷を蓄積するコンデンサと、電波を用いた無線通信用のアンテナを有する無線モジュールと、を有し、前記無線モジュールは、前記アンテナが前記第1の筺体における前記電池収納部と前記コンデンサとの間の空間領域に含まれ、前記電池収納部と前記コンデンサに挟まれないように配置される。
本発明の他の側面としてのカメラシステムは、撮像素子を備えたカメラと、前記カメラに着脱可能な前記ストロボ装置とを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、外観を損なうことなく良好な無線通信が可能なストロボ装置およびカメラシステムを提供することができる。
実施例1におけるストロボ装置の断面図である。 実施例1におけるストロボ装置の外観斜視図である。 実施例1におけるストロボ装置の分解斜視図である。 実施例2におけるストロボ装置の断面図である。 実施例2におけるストロボ装置の外観斜視図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、図2を参照して、本発明の実施例1におけるストロボ装置の外観について説明する。図2は、本実施例におけるストロボ装置1の外観斜視図であり、図2(a)はストロボ装置1を発光パネル4が配置されている正面側から見た図、図2(b)はストロボ装置1を背面側から見た図をそれぞれ示す。本実施例のストロボ装置1は、電波を用いた無線通信により他の電子機器と通信可能なストロボ装置である。
ストロボ装置1は、大きく分けて、上部側のヘッド部2(第2の筺体)と下部側の制御部3(第1の筺体)とから構成されている。ヘッド部2は、発光パネル4の内側に光源であるキセノン管を備え、旋回動作により発光パネル4からの照射光の照射方向を変化させる所謂バウンス機能を有する。またヘッド部2は、発光ユニットケース5と円筒形状を成したバウンスケース6とを備えて構成されている。発光ユニットケース5は、バウンスケース6に対して上下方向(Z方向)における旋回動作が可能である。バウンスケース6は、制御部3に対して水平方向(XY面内方向)における旋回動作が可能である。このように、ヘッド部2は、制御部3に対して相対的に回動可能であり、光源の照射方向を変化させるように動作する。また制御部3は、ヘッド部2を支持してヘッド部2の動作を制御する。
外装部材であるリアカバー13は、制御部3の背面側に設けられている。リアカバー13には、表示部14、電源スイッチ15、操作ボタン16、および、ダイヤル17等が配置され、各種の機能設定を行うことができる。10は、制御部3の内部に電源用電池を装填するための開閉可能な電池蓋である。下面側の外装部材であるボトムカバー8には、不図示のカメラに装着するための脚部9が備えられている。フロントカバー7は、制御部3の正面側の外装部材である。フロントカバー7の中央部には、その前方に突出したバルジ部7aが設けられている。バルジ部7aの下半分には、光パルス通信用の受光窓11、および、低輝度時にカメラの焦点検出を補助する補助光投光用の補助光パネル12が配置されている。なお、本実施例のストロボ装置1は、光パルス通信と無線通信の両方に対応可能な構成としているが、無線通信に対応可能で光パルス通信に対応できない構成であっても構わない。光パルス通信については、特許文献1に開示されたような従来システムと同様であるため、その詳細の説明は省略する。
次に、図1および図3を参照して、ストロボ装置1の内部構造について説明する。図1は、ストロボ装置1の断面図(図2中のX方向断面図)である。図3は、制御部3からフロントカバー7およびボトムカバー8を取り外して制御部3の内部を示す分解斜視図である。
まず、ヘッド部2の構成について説明する。本実施例におけるストロボ装置1は、発光パネル4と光源であるキセノン管52の相対距離変化により照射角を変化させる電動ズーム機能を備えている。発光ユニットケース5内部の大部分は、電動ズーム機能の機構を構成する発光ユニット53で占められている。発光ユニット53の構造体であるフード56には、スクリュー50aを備えたモーターユニット50が取り付けられている。反射傘ホルダー57には、光源であるキセノン管52、および、キセノン管52の光を前方へ反射させる反射傘51が取り付けられている。反射傘ホルダー57は、スクリュー50aの回転に連動して発光パネル4とキセノン管52の相対距離を変化させる。
フード56の背面(バウンスケース6側)には、キセノン管52と接続されたヘッド基板60が取り付けられている。ヘッド基板60には、発光制御に付随する回路やコネクタ類が実装されている。発光ユニット53の上部には、ワイドパネル55が収納されている。ワイドパネル55は、反射傘ホルダー57の移動だけでは補えない、より広角の照射角を得るための光拡散性を有する光学部材である。ワイドパネル55は、ワイドパネルホルダー54に軸支されるとともに、図1中において左旋方向の付勢力を受けている。ワイドパネル55の使用時には、ワイドパネル55のみが発光ユニットケース5の収納部内より引き出され、前述の付勢力により発光パネル4の前面に覆いかぶさるように配置される。円筒形状を有するバウンスケース6の内部には、コンデンサ28(メインコンデンサ)が設けられている。すなわち、コンデンサ28は、ヘッド部2を制御部3に対して上下方向(Z方向)に相対的に回動させる際の回動軸上に配置されている。また、コンデンサ28は、後述するヘッド部2と制御部3の連結部近傍に配置されている。コンデンサ28は、ヘッド部2に収納され、光源としてのキセノン管52を発光させるための電荷を蓄積する。この蓄積電荷により、キセノン管52の発光に必要な高電圧が生成される。制御部3と対向するバウンスケース6の下面には、左右旋回用(XY平面内旋回用)の軸部6aが形成されている。
ヘッド基板60に接続された不図示の配線類は、バウンスケース6の円筒中心を回転中心とする発光ユニットケース5とバウンスケース6間の不図示の回転部を通って、コンデンサ収納部6cに導かれる。これらの配線類は、コンデンサ28に接続される配線とともにワイヤハーネス26を構成する。ワイヤハーネス26は、軸部6aの中央に形成された穴部6bからヘッド部2の外側に引き出される。ワイヤハーネス26の先端には、不図示のコネクタが取り付けられている。このコネクタは、ヘッド部2の内部に設けられたヘッド基板60等の回路と制御部3の内部に設けられた各基板(制御基板)とを電気的に接続する。このようにワイヤハーネス26は、ヘッド部2に設けられたキセノン管52(光源)およびコンデンサ28等の電子部品と、制御部3に設けられた制御基板とを電気的に接続する。空間領域35は、ワイヤハーネス26を弛緩状態で収納する。また、バウンスケース6の軸部6aの先端には、回転板27が取り付けられている。ヘッド部2の左右旋回を所定の角度で規制する役割を有する。また、回転板27は、制御部3からのヘッド部2の抜け止めの役割を有し、ヘッド部2と制御部3の連結部といえる。
次に、制御部3の内部構成について説明する。制御部3の内部中央には、バッテリーケース24が設けられている。バッテリーケース24の電池収納部24aには、電源用の電池33(本実施例では、四本の単三型電池)が略四角形状の配置で収納される。電池収納部24aの上方には、ヘッド部2から突出するバウンスケースの軸部6aとの間において、所定の空間領域35が設けられている。空間領域35は、ワイヤハーネス26を弛緩させた状態で収納するために設けられている。ワイヤハーネス26は、後述のメイン基板32、および、基板25、34に接続される。このとき、ワイヤハーネス26がその長さに余裕を持たずに緊張状態を有して接続された場合、ヘッド部2の左右旋回動作により捩じり力を受け、断線する可能性がある。このため、ワイヤハーネス26を空間領域35内にて左右旋回動作の影響を受けないように十分な弛みを持たせて収納する。
バッテリーケース24の背面側、すなわちリアカバー13側には、デジタル系の回路を備えたメイン基板32が配置されており、メイン基板32にはCPU31が実装されている。またメイン基板32には、リアカバー13の上に配置された電源スイッチ15等の各種の操作部材に対応したスイッチ素子類も実装される。表示部14の内側には、LCD29(液晶ディスプレイ)が配置される。バッテリーケース24の前面および下面には、それぞれ、昇圧トランス61を備えた昇圧回路や不図示のFET(電界効果トランジスタ)を備えた発光制御回路を有する基板25(第一サブ基板)および基板34(第二サブ基板)が取り付けられている。
基板25の前方には、基板25に重なるように台座23が取り付けられている。台座23の前面には、台座23に一体形成された複数の係止爪23aを用いて、無線モジュール20が取り付けられている。無線モジュール20の上端側には、無線通信用のアンテナ20a(チップアンテナ)が実装されている。また無線モジュール20の下端側のコネクタ(不図示)には、メイン基板32と繋がるフレキシブル基板21が接続されている。また、台座23の下方には、受光窓11の向かいの位置に受光センサ22が取り付けられている。フロントカバー7の下部に設けられた補助光パネル12の内側には、プリズム60および複数の投光ユニット30が配置されている。投光ユニット30は、LED30a自体に形成された単一の発光パターン形状を拡大して前方へ投影する。プリズム60は、この単一のパターンを複数に光線分割し、二次元状に広がりを持たせて投影する。
このように、フロントカバー7のバルジ部7aの内側に沿って、上方から順に、無線モジュール20、受光センサ22、および、投光ユニット30が配列されている。フロントカバー7の前面側には、少なくとも投光ユニット30等の装着によりバルジ部7aが必要である。このため、バルジ部7aを上部まで連続するように形成した内部に無線ユニットとしての無線モジュール20を収納することにより、無線モジュール20の搭載による外観への影響を低減することができる。
次に、無線モジュール20におけるアンテナ20aの配置について説明する。無線モジュール20は、例えば2.4GHz帯の無線周波数を使用した双方向通信が可能に構成されている。無線モジュール20を搭載した複数のストロボ装置を準備することにより、ワイヤレス多灯システムを組むことができる。従来の光パルス通信信号を利用したワイヤレス多灯システムでは、複数のストロボ装置に関して遮蔽物の影響など受信側ストロボ装置の受光状態に注意を要していたが、電波を利用したワイヤレス多灯システムでは光パルス通信のこのような問題が改善される。さらに、双方向通信が可能なことを利用して自身の充電状態をカメラ側に伝達することができる等の種々の利点がある。
ストロボ装置1の筐体内には、コンデンサ28や電池33等の複数の大型の金属体が存在する。このため、これらの金属体の影響を受けないように少なくともアンテナ20aの位置に留意して無線モジュール20を組み込む必要がある。また、一般的にアンテナの特性は無指向性の場合でも所定の平面内において指向性が無いだけである。ワイヤレス多灯システムに用いられる複数のストロボ装置は、一般的に水平面方向の広がりを持って設置されるため、アンテナの指向性を水平面方向において無指向とすることが望ましい。
仮に、本実施例と異なり、無線モジュール20をヘッド部2の内部に組み込んだ場合、コンデンサ28の影響を避けるためにワイドパネル55の収納スペースに重ねて設置する必要がある。この場合、発光ユニットケース5が大型化して外観を損なう。また、次のような問題も生じる。第一に、ヘッド部2の内部から引き出されるワイヤハーネス26は、無線モジュール20に接続するフレキシブル基板21に配線数だけ増加してしまう。ワイヤハーネス26の増加に伴い、各回転部を通過する配線の処理が困難となるだけでなく、旋回回転時の断線の可能性が増す。第二に、発光ユニットケース5を上方に向けるように旋回動作させて使用すると、無線モジュール20が傾き、アンテナ20aの指向性が水平面に対して異なってしまう。
そこで本実施例では、上記問題点を回避するため、無線モジュール20を制御部3の内部に配置する。具体的には、制御部3には電池収納部24aとコンデンサ28との間に位置する空間領域35が設けられており、無線モジュール20はアンテナ20aが空間領域35に含まれるように配置されている。
本実施例において、アンテナ20aは、所定の方向に無指向性のアンテナである。例えば、無線モジュール20がフロントカバー7のバルジ部7aの内側に沿って立った姿勢でストロボ装置1の内部に配置された状態で、アンテナ20aの指向性は水平面方向(XY面内方向)に無指向となるように設定されている。また、電池収納部24aおよびコンデンサ28は、アンテナ20aの位置を基準として所定の方向(本実施例ではXY面内方向)と異なる方向(本実施例ではZ方向)に配置されている。
また本実施例において、アンテナ20aの上下方向の位置は、図1中の一点鎖線Hで示されるように、アンテナ20aを含む仮想水平面(XY平面)が、ワイヤハーネス26に弛みを持たせるために設けた空間領域35を横切る位置である。このため、無線モジュール20のアンテナ20aの送受信性能は、ストロボ装置1の内部に存在する大型の金属体であるコンデンサ28や複数の電池33の影響を受けない。なお図1において、基板34の下側には若干の空間領域が見られ、この空間領域に無線モジュール20を配置することも考えられる。ただし、この場合には基板34上に実装される昇圧トランス61による電磁的な影響を受けやすいため、適切ではない。
空間領域35の内部に存在するワイヤハーネス26も金属線を内包している。このため、厳密には送受信性能への影響はゼロではない。しかし、この金属線は、コンデンサ28や電池33と比較すればまばらに存在する金属体である。このため、アンテナ20aの極近傍に密集して収納されることを避けることにより、送受信性能への影響を小さくすることができる。ただし、アンテナ20aの直近に配置される基板25については、基板25上のパターンが送受信性能へ影響を及ぼす可能性が高くなる。このため、基板25自体を図3中の破線25aに示されるようにアンテナ20aを避ける形状、例えばX軸方向においてアンテナ20aと重なる箇所に切り欠き部を設けた形状にすることが好ましい。あるいは、基板25をX軸方向においてアンテナ20aと重ならないように配置することが好ましい。
本実施例によれば、外観を損なわずに、電池やメインキャパシタ等の複数の大型の金属体の影響を受けることなく指向性を確保可能なストロボ装置を提供することができる。
次に、本発明の実施例2におけるストロボ装置について説明する。電波を用いる電子機器に関しては、世界各国ごとの法規によって使用可能な周波数帯や出力が異なり、無線モジュール20を使用できない地域もある。無線モジュール20を予めストロボ装置1の筺体内に組み込む構成を採用すると、フロントカバー7を装着する以前の組み立て工程において、各国の対応別に無線モジュール20の組み込みを行う必要がある。このため、組み立て工程が煩雑になるだけでなく、誤って組み込まれた場合の組み換えに手間がかかる。また無線モジュール20自体が性能アップのために新たな規格に変更される可能性もある。このため、フロントカバー7を取り外すことなく無線モジュール20にストロボ装置1の外部からアクセス可能であれば、ユーザまたはサービス対応にて無線モジュール20のバージョンアップのための交換が容易となる。
図4は、本実施例におけるストロボ装置1aの断面図である。図5は、ストロボ装置1aを正面側から見た外観斜視図である。本実施例のストロボ装置1aは、無線モジュール20が外側から着脱可能に構成されている。無線モジュール20は、実施例1とほぼ同様に配置され、フロントカバー7の前面のバルジ部7aの一部を構成するモジュールケース41に収納されている。
モジュールケース41に収納された無線モジュール20は、図5に示されるように、ヘッド部2を旋回させた所謂上バウンス状態において、上方にスライドさせることで取り外し可能(着脱可能)である。このように、本実施例の無線モジュール20は、モジュールケース41を取り外すことでストロボ装置1aから着脱可能に構成されている。また無線モジュール20は、フロントカバー7のケース収納部7b内に設けられたコネクタ42にて接続可能である。モジュールケース41のケース収納部7bへの着脱に必要なスライド機構や係止機構については既知の技術にて達成可能であるため、それらの説明は省略する。
本実施例において、モジュールケース41は上方へ向かってスライドさせて取り外すように構成されているが、これに限定されるものではない。無線モジュール20を着脱可能にするための具体的形態としては、本発明の主旨を逸脱しない範囲で様々な形態が実現可能である。例えば、コネクタ42等の形態を工夫してフロントカバー7の手前に向かって引き出して取り外す形態を採用することができる。また、フロントカバー7に開閉蓋を備えた閉塞可能な収納部を設け、この収納部内にモジュールケース41のようなケースに収められた無線モジュール20を収納するか、または、裸の状態の無線モジュール20そのものを収納するように構成してもよい。
上記各実施例によれば、外観が損なわれることなく良好な無線通信が可能なストロボ装置を提供することができる。また、撮像素子を備えたカメラに各実施例のストロボ装置を装着することにより、上記と同様の効果を有するカメラシステムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1、1a:ストロボ装置
2:ヘッド部
3:制御部
20:無線モジュール
24a:電池収納部
35:空間領域

Claims (8)

  1. 電波を用いた無線通信により他の電子機器と通信可能なストロボ装置であって、
    前記ストロボ装置の制御基板を有する第1の筐体と、
    光源を有し、前記第1の筺体に対して相対的に回動可能な第2の筐体と、
    前記第1の筺体に設けられた、電源用の電池を収納する電池収納部と、
    前記光源を発光させるための電荷を蓄積するコンデンサと、
    電波を用いた無線通信用のアンテナを有する無線モジュールと、を有し、
    前記無線モジュールは、前記アンテナが前記第1の筺体における前記電池収納部と前記コンデンサとの間の空間領域に含まれ、前記電池収納部と前記コンデンサに挟まれないように配置されることを特徴とするストロボ装置。
  2. 前記アンテナは、所定の方向に無指向性のアンテナであり、
    前記電池収納部および前記コンデンサは、前記アンテナの位置を基準として前記所定の方向と異なる方向に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のストロボ装置。
  3. 前記コンデンサは、前記第1の筺体と前記第2の筐体の連結部近傍に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載のストロボ装置。
  4. 前記コンデンサは、前記第2の筐体を前記第1の筺体に対して相対的に回動させる際の回動軸上に配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のストロボ装置。
  5. 前記第2の筐体が有する電子部品と前記制御基板とを電気的に接続するためのワイヤハーネスを更に有し、
    前記空間領域は、前記ワイヤハーネスを弛緩状態で収納することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のストロボ装置。
  6. 前記無線モジュールを収納するモジュールケースを更に有し、
    前記無線モジュールは、前記モジュールケースを取り外すことでストロボ装置から着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のストロボ装置。
  7. 前記制御基板は、CPUが実装されていて、
    前記無線モジュールは、前記アンテナが前記電池収納部よりも前記制御基板から離れるように配置されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のストロボ装置。
  8. 撮像素子を備えたカメラと、
    前記カメラに着脱可能な請求項1乃至のいずれか1項に記載のストロボ装置と、を有することを特徴とするカメラシステム。
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