JP5930837B2 - シート収納装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを収納するシート収納装置及び画像形成装置に関し、特にシートを立てた状態で収納可能なシート収納装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
従来、シートを収納可能なシート収納装置を備え、画像形成装置本体で画像が形成されたシートを順次シート収納装置に収納させる画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。例えば、特許文献1に記載の画像形成装置は、画像が形成されたシートを収納可能な複数のビントレイを有し、複数のビントレイを上下方向に移動可能なビントレイ移動型のシート収納装置を備えている。このシート収納装置は、略水平又は緩傾斜状の複数のビントレイを積載構造にし、ビントレイを昇降させて、排出されたシートをジョブ毎にビントレイに積載させながら収納することで排出されたシートの識別性を向上させている。
特開平08−48458号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシート収納装置は、昇降させながらビントレイの位置を変えるため、例えば、低い位置に移動したビントレイに収納されたシートは、視認性及び取り出し性が低下するという問題があった。
また、ビントレイ上に排出された複数のシートは、ステイプル綴じ等を施した場合を除いては拘束されていないため、排出時のシートの状態(カールや表面摩擦等)によってはビントレイ上でシートの積載状態が乱れる場合がある。また、ユーザがビントレイからシートを取り出す際、誤って他のシートに触れることで、ビントレイ上のシートの積載状態を乱すおそれもある。これにより、シートの取り出し性が低下すると共に、排出エラー等の装置トラブルを生じさせるおそれがあった。また、従来のシート収納装置は、通常、画像形成装置本体の側方に配置されるため、画像形成装置本体とシート収納装置とを合わせた画像形成装置全体の幅方向の長さが長くなるという問題があった。
そこで、本発明は、シートの視認性及び取り出し性を向上させたシート収納装置及びこれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート収納装置において、シートを搬送するシート搬送部と、前記シート搬送部により搬送されるシートを下方から受け入れて、シートを上下方向に立てた状態で保持するシート保持部と、を備え、前記シート保持部は、上下方向に立てた状態で設けられ、前記シート搬送部により搬送されるシートを上方に向けてガイドするガイド面を有する第1ガイド部材と、前記第1ガイド部材の前記ガイド面と対向して設けられ、前記ガイド面との距離が上方に行くに従って大きくなる傾斜面を有する第2ガイド部材と、前記第1ガイド部材の前記ガイド面と前記第2ガイド部材の前記傾斜面との間に設けられ、前記ガイド面に向かうように前記傾斜面に沿って転動し、前記ガイド面とでシートを挟持する転動部材と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置において、シートに画像形成する画像形成部を有する画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体の上方に設けられた上記シート収納装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、シートの枚数や厚みに応じた適当な挟持力でシートを挟持可能なシート保持部を設けることで、シートを立てた状態で保持可能となり、収納されたシートの視認性及び取出し性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るカラー複写機を模式的に示す断面図である。 第1実施形態に係るシート収納装置を模式的に示す図である。 第1実施形態に係るシート収納部のシート保持部を示す断面図である。 第1実施形態に係るシート保持部の保持動作を説明するための断面図である。 第1実施形態に係るシート保持部の保持動作を説明するための断面図である。 第1実施形態に係る搬送ローラに設けられた弾性突起部による仕分け動作を説明するための断面図である。 本実施形態に係るカラー複写機を制御する制御部のブロック図である。 本実施形態に係るシート収納装置を制御するシート収納装置制御部のブロック図である。 第1実施形態に係るシート収納装置のシート収納動作制御を示すフローチャートである。 図9に示す収納対象トレイ番号確定処理を示すフローチャートである。 図9に示す収納部移送処理を示すフローチャートである。 他の形態に係るシート保持部によるシートの保持動作を説明する説明図である。 他の形態に係るシート保持部によるシートの保持動作を説明する説明図である。 他の形態に係るシート保持部によるシートの保持動作を説明する説明図である。 第2実施形態に係るシート収納部を示す断面図である。 第2実施形態に係るシート保持部によるシートの保持動作を説明する説明図である。 第2実施形態に係るシート保持部によるシートの保持動作を説明する説明図である。 第3実施形態に係るカラー複写機のシート収納装置を示す断面図である。 第3実施形態に係るシート収納装置のシート収納部を示す斜視図である。 第3実施形態に係る保持ガイドの動作を示す断面図である。 第3実施形態に係るシート収納装置を制御するシート収納装置制御部のブロック図である。 第3実施形態に係るシート収納装置のシート収納動作制御を示すフローチャートである。 図22に示すガイドホーム位置移動処理を示すフローチャートである。 図22に示すガイド位置移動処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係るシート収納装置を備えた画像形成装置について、図1から図24を参照しながら説明する。なお、説明中で取り上げている数値は、参考数値であって、本発明を限定するものではない。また、同一の符号を付したものは、同様な構成であり、これらについての重複説明は、適宜に省略するものとする。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置であるカラー複写機100について、図1から図14を参照しながら説明する。図1に示すように、カラー複写機100は、画像形成装置本体である複写機本体130と、複写機本体130の上方に接続して配置されたシート収納装置300と、を備えている。なお、シート収納装置300はオプションとして使用されることがあるため、複写機本体130はシート収納装置300を外した状態で単独でも使用できるように構成されている。また、本実施形態においては、シート収納装置300と複写機本体130とを別体に構成したカラー複写機100を用いて説明したが、シート収納装置と複写機本体とを一体に構成されたカラー複写機に用いることもできる。
まず、複写機本体130について説明する。複写機本体130は、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する、平行に配置された4つの感光体ドラムa(イエロー)、感光体ドラムb(マゼンタ)、感光体ドラムc(シアン)、感光体ドラムd(ブラック)を備えている。感光体ドラムa〜dの各周囲には、不図示の1次帯電器、現像器、転写帯電器がそれぞれ配置され、それらがプロセスカートリッジ101a〜101dとしてユニット化されている。
感光体ドラムa〜dの上部には、感光体ドラムa〜dを縦断する態様で転写搬送部である中間転写ベルト102が配置されている。また、感光体ドラムa〜dの下方には、ポリゴンミラー等で構成される露光装置106が配置されている。プロセスカートリッジ101a〜101d、後述の転写帯電部材102a〜102d及び中間転写ベルト102により、本発明に係る画像形成部が構成されている。
複写機本体130内の下部には、シートPを収納する給紙カセット104が設けられており、給紙カセット104に収納されたシートPは、シート給送方向の上部に配置されたピックアップローラ108によって画像形成部に1枚ずつ送り出される。
例えば、原稿のイエロー成分色の画像信号によるレーザ光が露光装置106のポリゴンミラー等を介して感光体ドラムaに投射されると、感光体ドラムa上に静電潜像が形成される。静電潜像が形成されると、現像器からイエロートナーが供給され、イエロートナー像(画像)として可視化される。感光体ドラムaの回転により感光体ドラムaと中間転写ベルト102とが当接する1次転写部にイエロートナー像が到来すると、転写帯電部材102aに印加した1次転写バイアスによって、イエロートナー像が中間転写ベルト102に転写される(1次転写)。上記と同様な方法で感光体ドラムb〜d上にマゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像が形成され、中間転写ベルト102にイエロートナー像の上から順次重畳転写される。
上述の画像形成動作に並行して、給紙カセット104からシートPが送り出される。送り出されたシートPは、レジストレーションローラ109でタイミングを合わされた後、2次転写ローラ対103に印加した2次転写バイアスによって、中間転写ベルト102上の4色のトナー像が一括して転写される(2次転写)。
4色のトナー像が転写されたシートPは、搬送ガイド120に案内されて定着ローラ対105に搬送され、そこで加熱及び加圧を受けて定着され、これにより各色のトナーが溶融混色してシートPに固定されたフルカラーのプリント画像とされる。この後、定着ローラ対105の下流に配置された排出ローラ対110によって、複写機本体130の外方に排出される。
次に、シート収納装置300について、図1に加え、図2を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係るシート収納装置300を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、シート収納装置300は、複写機本体130の上部に載せるように設けられ、複写機本体130から順次搬送されるシートを下方から受け入れて立てた状態で収納する複数のシート収納部330a〜330eを備えている。本実施形態においては、5つのシート収納部330a〜330eを備えている。なお、以下において、複数のシート収納部330a〜330eの全体を示す場合は「シート収納部330」という。複数のシート収納部330a〜330eは、カラー複写機100の幅方向(図1の左右方向)に並列に配置されており、幅方向に延びる収納部連結軸(支持軸)308と、全体的に略コの字状の保持板309とを介して互いに連結されている。また、複数のシート収納部330a〜330eは、複写機本体130から夫々受け入れるシートのシート搬送方向の移動を許容し且つシート搬送方向と逆方向のシートの移動を規制して保持するシート保持部200を備えている。シート保持部200については、後に詳述する。
図2に示すように、シート収納部330の下部には、湾曲状の搬送ガイド313が配置されており、搬送ガイド313を介して、複写機本体130に配置された排出ローラ対110から搬送されたシートPが送り込まれる。搬送ガイド313の上流側の入口部には入口センサS1が配置されており、入口センサS1の検知に基づいて、複写機本体130からのシートPの搬送タイミングがモニターされている。
搬送ガイド313の下流端には、搬送ローラ301と、搬送ローラ301とニップ部を形成する搬送従動コロ302とが配置されている。搬送ローラ301と搬送従動コロ302とは、シート保持部200にシートを搬送するシート搬送部としての搬送ローラ対を構成している。搬送ローラ301は、搬送ローラ駆動ベルト306を介して搬送ローラ駆動ギヤ307に接続され、搬送ローラ駆動ギヤ307は、搬送モータM1に接続されている。
搬送ローラ301の外周面には、シート移動部である多数の弾性突起部301aが設けられている。多数の弾性突起部301aは、複数のシート収納部330a〜330eの各シート保持部200に搬送された先行シートP1の後端(シート搬送方向上流端)を、後続シートP2の先端(シート搬送方向下流端)の搬送経路から外すように一方向に移動させる。即ち、多数の弾性突起部301aは、断面がラチェット歯状を有し、且つ、歯の方向が搬送ローラ301の回転方向下流側に傾けられて形成されている(後述の図4から図6参照)。このラチェット歯(多数の弾性突起部301a)は、ゴム等の弾性材料からなり、搬送ローラ301の軸方向(長手方向)の全域に亘って形成されてもよく、また、搬送されるシートPに接触可能な軸方向両端にのみ設けられていてもよい。
シート収納部330は、保持板309の下部連結部の中央部に固定された移動連結部材310と、移動プーリ311a,311b及び移動ベルト312とを介して、パルスモータからなる収納部移動モータM2から駆動を受ける。これにより、保持板309を介してシート収納部330が図2に示すX方向(左右方向)に移動可能になる。なお、移動ベルト312は無端状のタイミングベルトであり、移動プーリ311a,311bはこの移動ベルト(タイミングベルト)312の歯部のピッチに適合した歯部を外周面に有している。
また、図2に示す左右方向のホーム位置での保持板309の下部中央部に対応する位置には、収納部移動検知センサS3が位置決め固定されており、収納部移動検知センサS3は、移動する保持板309の移動連結部材310の位置を検知する。収納部移動検知センサS3は、シート収納部の図2に示すX方向(左右方向)のホーム位置と、ホーム位置からの収納部移動モータM2の駆動パルス数によって、シート収納部の受け渡し位置を決定する。
また、複数のシート収納部330a〜330eのそれぞれには、シート有無検知センサS2a〜S2eが配置されており、シート有無検知センサS2a〜S2eは、対応するシート収納部330a〜330eにシートPが収納されているか否かを検知する。この検知に基づいて、後述するシート収納装置制御部636のCPU701(後述の図8参照)は、複写機本体130から送られる次のシートPを未収納のシート収納部に搬送するように決定する。
このように、複数のシート収納部330a〜330eのうちの選択されたシート収納部が複写機本体130からのシートPを受け入れ可能となるように、シート収納部330を移動させる。そして、シート収納部330が左右方向に移動して搬送ローラ対(301,302)との相対位置を変えることで、選択されたシート収納部にシートPを搬送させ、仕分けながら収納させる。
次に、複数のシート収納部330a〜330eのシート保持部200について、図3から図6を参照しながら説明する。なお、複数のシート収納部330a〜330eのそれぞれは同じ構成であるため、ここではシート収納部330aのシート保持部200を用いて説明する。まず、シート保持部200の構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係るシート収納部330のシート保持部200を示す断面図である。
シート保持部200は、先行シートを既に保持しているシート収納部330aに対し後続シートがある場合には、1つのジョブが終了するまで後続シートを順次保持可能に構成されている。即ち、シート保持部200は、図3に示すように、上下方向に立てた状態で設けられた第1ガイド部材304と、第1ガイド部材304と対向配置された第2ガイド部材303と、転動部材305と、を備えている。
第1ガイド部材304は、搬送ローラ301と搬送従動コロ302とにより搬送されるシートPを、上方に向けてガイドするガイド面304aを有している。第2ガイド部材303は、第1ガイド部材304に対し所定間隔をあけて対向配置された対向壁部303aと、対向壁部303aの下端から下方に向かって第1ガイド部材304側に所定角度で傾斜する傾斜部303bと、を有している。また、第2ガイド部材303は、傾斜部303bの下端から下方に第1ガイド部材304と平行に延びてシートを上方に案内するガイド部303cを有している。なお、本実施形態において、傾斜部303bは、平面状に形成されており、第1ガイド部材304のガイド面304aとの距離が上方に行くに従って大きくなる傾斜面303dを有している。
そして、第1ガイド部材304のガイド面304aと傾斜部303bの傾斜面303dとに内接するように転動部材305が配置されている。転動部材305は、ガイド間距離が大きくなる方向(図3の上方向)には自由に移動できるが、ガイド間距離が小さくなる方向(図3の下方向)への移動は規制されており、移動が規制されることで第1ガイド部材304のガイド面304aとでシートPを挟持する。なお、第2ガイド部材303には、転動部材305が図3の手前奥方向に移動しても脱落させない不図示の係止部が、シートPの搬送を妨げない範囲で設けられている。また、本実施形態に用いる転動部材305として、ボール形状、円筒形状、紡錘形のいずれを用いることもできる。
次に、シート保持部200でシートPを保持する保持動作について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態に係るシート保持部200の保持動作を説明するための断面図である。図5は、第1実施形態に係るシート保持部200の保持動作を説明するための断面図である。
図4(a)に示すように、搬送ローラ対(301,302)によりシートPがシート保持部200内に搬送されると、転動部材305がシートPにより図4(b)に示す白抜き矢印方向にシートPの厚さ分上昇させられる。そして、シートPの後端が搬送ローラ対(301,302)のニップ部から抜けると、転動部材305が下降して第1ガイド部材304と転動部材305とによりシートPが保持される。具体的には、シートPの後端がニップ部から抜けると、シートPの上方への移動が停止し、図5(a)に示すように、重力により転動部材305が第2ガイド部材303の傾斜部303bの傾斜面303dに沿って下降する。転動部材305が傾斜部303bの傾斜面303dに沿って移動すると、図5(b)に示すように、第1ガイド部材304のガイド面304aに対する方向に、転動部材305が当接力F(F=M/tanθ)を加える。当接力Fは楔効果として作用し、この当接力Fにより、シートPは、脱落することなくシート保持部200に保持される。このように、シートPを第1ガイド部材304と転動部材305との間に挿入する際には、図4(b)に示す白抜き矢印方向へ移動自在な転動部材305をシートPの厚さ分のみ移動させるだけの弱い力でシートPを挿入することができる。そして、シートPが挿入されると、楔効果として作用する当接力Fにより、シートPがシート保持部200内で保持される。
以後、後続シートも、第1ガイド部材304のガイド面304aと転動部材305とで保持されている先行シートPと同様に、第1ガイド部材304と第2ガイド部材303との間を搬送され、転動部材305と先行シートPとのニップ部へ突入される。これにより、先行シートPを第1ガイド部材304内に保持しながら、後続シートも当接力Fによって保持される。
このシート搬送方向にはシートの通過を可能にし、シート搬送方向と逆方向にはシートの移動を規制する一連の動作を搬送されるシートPに対して繰り返し行うことで、複数のシート収納部330a〜330eのそれぞれに複数のシートPを収納することができる。また、シート収納装置300の略上方向に引けば上述の楔効果は作用しないため、第1ガイド部材304と転動部材305とで保持されたシート(又はシート束)を、片手で容易にシート保持部200から取り出すことができる。
次に、シートPの連続保持における、弾性突起部301aによるシート後端の仕分け動作について、図6を参照しながら説明する。本実施形態においては、シート収納部330aに1枚目の先行シートP1が搬送された後に2枚目の後続シートP2が搬送される場合を参照しながら説明する。図6は、第1実施形態に係る搬送ローラ301に設けられた弾性突起部301aによる仕分け動作を説明するための断面図である。
図6(a)に示すように、1枚目の先行シートP1が搬送ローラ対(301,302)によりシート収納部330aに搬送されると、その後、図6(b)に示すように、先行シートP1の後端が搬送ローラ対(301,302)のニップ部に到達する。先行シートPの後端がニップ部に到達すると、搬送ローラ301は、搬送従動コロ302と逆方向(図6における反時計方向)に継続して回転する。そのため、搬送ローラ301のラチェット歯状の多数(複数)の弾性突起部301aにより、先行シートP1の後端が図6(c)の矢印方向へと案内され、図6(d)のように移動させられる。この際、搬送従動コロ302は、駆動側の搬送ローラ301の回転に追従する従動動作をするため、先行シートP1の後端を図6と逆方向に付勢(案内)するようには機能しない。
そして、先行シートP1が図6(e)の状態になった後、図6(f)に示すように、2枚目の後続シートP2の先端が搬送ローラ対(301,302)のニップへ突入する。このように動作することで、先行シートP1の後端が転動部材305とは反対側(図6左側)へとガイドされた後、後続シートP2の先端が突入する。このようにシートの後端の仕分けが可能となり、先行シートP1と同様な方法で後続シートP2も転動部材305へ突入し保持される。
このように、先行シートP1の後端と後続シートP2の先端とが干渉することなく、また、後続シートP2が先行シートP1よりも第1ガイド部材304側(図6(f)のシートP1より左側)に入り込んでジョブ内の順序が逆になるようなことがない。さらに、3枚目のシートP3、4枚目のシートP4・・・と連続して適正に収納することができる。これにより、ジョブ内の順序が逆になるような不都合を生じさせることなく、シート収納部330aに、正規の状態で順次収納することができる。なお、シート収納部330b〜330eに連続してシートを収納させる場合も同様である。
次に、カラー複写機100の複写機本体130及びシート収納装置300を制御する制御系について、図7及び図8を参照しながら説明する。図7は、本実施形態に係るカラー複写機100を制御する制御系のブロック図である。図8は、本実施形態に係るシート収納装置300を制御するシート収納装置制御部636のブロック図である。
図7に示すように、カラー複写機100の制御系は、CPU回路部630を有しており、CPU回路部630は、CPU629と、ROM631と、RAM650と、を有している。CPU回路部630は、画像信号制御部634、プリンタ制御部635、シート収納装置制御部636及び外部のPC(パソコン)620とのインターフェイスである外部インターフェイス637等を制御している。例えば、CPU回路部630は、ROM631に格納されているプログラム及び図1に示すシート収納装置300の上面に設けられた操作部601から入力される入力情報(シート情報)等に従って、後述のシート収納装置制御部636等を制御する。
画像信号制御部634は、外部のPC620から外部インターフェイス637を介して入力される画像データをプリンタ制御部635に入力し、プリンタ制御部635は、この画像データに基づき複写機本体130を制御する。また、シート収納装置制御部636は、シート収納装置300に搭載され、CPU回路部630と情報のやり取りを行うことによってシート収納装置300全体の駆動制御を行う。なお、本実施形態においては、シート収納装置制御部636をシート収納装置300に搭載しているが、本発明はこれに限定されるものではない。シート収納装置制御部636を、CPU回路部630と一体的に複写機本体130に設け、複写機本体130側からシート収納装置300を制御するように構成してもよい。
また、シート収納装置制御部636は、図8に示すように、CPU701、RAM702、ROM703と、収納部制御部708等を備えて構成されている。このシート収納装置制御部636は、通信インターフェイス706を介して複写機本体130側に設けられたCPU回路部630と通信してデータ交換を行う。そして、シート収納装置制御部636は、CPU回路部630からの指示に基づきROM703に格納されている各種プログラムを実行し、収納部制御部708を介してシート収納装置300の制御を行う。例えば、シート収納処理制御を行う際には、CPU701に、収納部制御部708からI/O705を介してシート収納装置300を制御するための各種センサからの検出信号が取り込まれる。なお、このような各種センサとしては、既述した入口センサS1、シート有無検知センサS2、収納部移動検知センサS3等がある。また、CPU701は、収納部制御部708を介して既述した搬送モータM1、収納部移動モータM2を駆動する。
次に、複写機本体130から排出されたシートPをシート収納装置300に収納する動作フローについて、図9から図11を参照しながら説明する。図9は、第1実施形態に係るシート収納装置300のシート収納動作制御を示すフローチャートである。図10は、図9に示す収納対象トレイ番号確定処理を示すフローチャートである。図11は、図9に示す収納部移送処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、カラー複写機100にプリントJobが送られると、プリントJobがスタートされ、これに伴いシート収納装置制御部636は、まず、収納対象トレイ番号確定処理を行う(S801)。収納対象トレイ番号確定処理としては、図10に示すように、まず、シートPを収納するシート収納部を設定するための収納部モニター番号iを0にリセットし(i=0)(S820)、収納部モニター番号iに1を加える処理を行なう(S821)。次に、i(=1)番目のシート収納部をモニター(監視)し(S822)、シート有無検知センサS2によりi(=1)番目のシート収納部にシートPが存在するかを判別する(S823)。
ここで、i(=1)番目のシート収納部にシートPがある場合(S823のN)には、ステップS821に戻り、再び収納部モニター番号iに1を加え、i(=2)番目のシート収納部にシートPが存在するかを判別する。このように、シート収納部にシートPがある場合は、5番目のシート収納部の監視が終了するまで、繰り返し行なう。5番目のシート収納部の監視が終了しても、シート収納部にシートPが存在する場合、即ち、全てのシート収納部にシートPが存在する場合には、"スタックFULL"の信号をCPU701から発信する。i番目のシート収納部にシートPが存在しない場合は、シート収納部の搬送対象先が確定し、i番目のシート収納部への搬送指令を出し、収納対象トレイ番号確定処理は完了する(S824、S825)。
収納対象トレイ番号確定処理は完了すると、収納部移動処理(S802)に移行する。収納部移動処理としては、図11に示すように、まず、収納部移動モータM2を駆動して収納部移動検知センサS3の検知位置まで動作させ、シート収納部330をホーム位置に一旦移動させる(S830〜S832)。次に、ホーム位置から、収納対象トレイ番号確定処理(S801)によって決定されたi番目のシート収納部が搬送ローラ対(301,302)のニップ部に一致する所定位置まで収納部移動モータ(M2)のクロック数をカウントする。そして、i番目のシート収納部を所定位置で停止させる(S834〜S838)。これで、収納部移動処理は完了する(S839)。
そして、収納部移動処理(S802)が完了すると、プリント排出許可信号を出す(S803)。次に、シート収納装置300の搬送モータM1を駆動させ、複写機本体130からのシートPの搬送に備えて、入口センサS1によるシートの到達監視を行なう(S804、S805)。
そして、以下の場合には、ジャム信号を出力する(S805〜S810)。
(1)シートPの先端が所定のタイミングで入口センサS1まで到達しない場合。
(2)シートPの先端が入口センサS1を通過してから、シートPの後端部の検知信号が所定のモータクロック数が経過しても検知しない場合。
(3)シート収納部330a〜330eのシート有無検知センサS2が所定のモータクロック数を経過してもシートPを検知しない場合。
シート有無検知センサS2が所定のモータクロック数で検知信号を出した場合には、i番目のシート収納部のシート保持部200に正常にシートが保持されたと判断し、プリントJobは正常に完了したと判断する(S811〜S813)。
以上説明したように、略水平もしくは緩斜面であった従来の積載トレイを、立てた状態の複数のシート収納部330a〜330eとすることにより、省スペース化を図って、コンパクトなシート収納装置300を提供することができる。そして、シート収納部330がシートPを縦方向に収納する手法を用いているので、ラージサイズのシートを収納した場合でも、シート収納装置300の設置スペース(横幅方向長さ)を大きくすることがない。
また、シート収納装置300は、搬送ローラ対(301,302)と、複数のシート収納部330a〜330eのそれぞれが備えたシート保持部200と、搬送ローラ301に設けられた弾性突起部301aとを備えている。これにより、搬送ローラ301の回転により、シート保持部200に搬送された先行シートP1の後端を後続シートP2の先端の搬送経路から、シート収納方向と逆の方向(一方向)に移動可能となる。このため、先行シートP1に後続シートP2が干渉し、或いは、先行シートP1に後続シートP2が潜り込んで正規の順序で収納されない等の不都合を回避することができる。
なお、先行シートP1に後続シートP2が干渉し、或いは、先行シートP1に後続シートP2が潜り込んで正規の順序で収納されない等の不都合を回避する構成は、弾性突起部301aを有する搬送ローラ301に限らない。例えば、搬送ローラ対(301,302)のニップ部からシート保持部200に搬送された先行シートP1の後端を、後続シートP2の先端の搬送経路から外すように移動させる、図12から図14に示す案内部材350によっても、同様の効果を得ることができる。
この場合、以下のような構成が例示できる。例えば、第2ガイド部材303は、第1ガイド部材304の鉛直壁部304bに対し所定間隔をあけて対向配置された対向壁部303aと、対向壁部303aの下端から下方に向かって鉛直壁部304b側に所定角度で傾斜する傾斜部303bとを備えている。また、第2ガイド部材303は、傾斜部303b下端から下方に鉛直壁部304bと平行に延びてシートを案内するガイド部303cを備えている。
一方、第1ガイド部材304は、鉛直壁部304bと、鉛直壁部304bの下端から下方に向かってガイド部303cから離れる方向に所定角度で傾斜する傾斜部304cとを備えている。また、第1ガイド部材304は、傾斜部304cの下端から下方にガイド部303cと平行に延びてシートを案内するガイド部304dと、ガイド部304dの下端から下方にガイド部303cから離れるように所定角度で傾斜する傾斜部304eとを備えている。
第1実施形態では、図3のように、ガイド部303cがやや同図右側に位置することで、第1ガイド部材304とで成す搬送経路を搬送ローラ対(301,302)のニップ部の上方延長線にほぼ一致させていた。これに対し、本形態では、図12に示すように、ガイド部303cを、図3の場合よりもやや左側に位置させてニップ部の延長線とほぼ一致させている。これにより、ガイド部303cと鉛直壁部304bとで形成されるシート搬送経路は、ニップ部の延長線とほぼ一致するようになる。
そして、ガイド部303cの下端と搬送ローラ対(301,302)のニップ部との間には、案内部材350が配置されている。案内部材350は、下端が搬送従動コロ302の上部中央近傍からガイド部304dに向かって斜めに上昇して、搬送ローラ対(301,302)のニップ部を通ったシートP1の先端をガイド部304d側に片寄せながら案内する。案内部材350は、この案内状態となるようにシート収納装置300の本体側に取り付けられている。
上記構成により、搬送ローラ対(301,302)のニップ部から搬送された先行シートP1の先端を案内部材350の内面に沿わせながら、先行シートP1を第1ガイド部材304のガイド面304aに案内する。そのため、案内部材350からガイド部304d及び傾斜部304cに案内された先行シートP1は、図12(b)のように、先端が鉛直壁部304bとガイド部303cとの間の隙間を通過可能となる。同時に、後端側が案内部材350の上端部350aに摺接しながら、図13のように転動部材305と鉛直壁部304bとの間に進入して挟持される。この時点で先行シートP1は、転動部材305で保持されている上端部に対して後端部が上端部350aで傾斜部304c側に付勢(案内)されている。このため、先行シートP1は、後端が搬送ローラ対(301,302)のニップ部を抜けた時点で、付勢力と搬送ローラ301の反時計方向の回転とが相俟って、後続シートP2の先端の搬送経路から外されるように図14の左側(一方向)に移動させられる。
即ち、以上の構成では、ジョブ内の先行シートP1が搬送ローラ対(301,302)のニップ部から搬送されると、図12に示すように、先行シートP1の先端が案内部材350の上端部350aに摺接しながら、第1ガイド部材304側へガイドされる。その後、図13に示すように、第1ガイド部材304と第2ガイド部材303との間をガイドされながら転動部材305と鉛直壁部304bとの間に進入し、第1実施形態と同様に、先行シートP1を、転動部材305の自重による当接力Fによって保持する。そして、図14に示すように、先行シートP1の後端が搬送ローラ301を抜けた、つまり、先行シートP1の転動部材305への搬送が完了すると、先行シートP1は、案内部材350によって、図14の左側(搬送ローラ301側)へより強く付勢される。これにより、搬送ローラ301への当接強さが増大し、先行シートP1の後端が搬送ローラ301の回転に後押しされて図14の左側へと送られる。
その状態で、後続シートP2が搬送ローラ対(301,302)のニップ部から搬送されると、図14(b)に示すように、後続シートP2は、先行シートP1の第2ガイド部材303側(図14の右側)を常に通過することになる。これにより、先行シートP1の後端と後続シートP2の先端との干渉を回避することができ、シートP1、P2、P3・・・と正しい順番で、各シート収納部330a〜330e内に収納することができる。
なお、案内部材350は図12から図14に示すような傾斜状態に固定配置されていたが、これに限定されるものではない。例えば、シートの先端が搬送ローラ対(301,302)のニップ部から搬送されるときにはシートに干渉しない位置に退避していて、その後、搬送したシートの後端に当接するように移動するように構成してもよい。また、本実施形態においても、前述した第1実施形態と同様に、多数の弾性突起部であるゴム等の弾性材料からなるラチェットを搬送ローラ301の外周面に設けてもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るカラー複写機100Aについて、図1を援用すると共に、図15から図17を参照しながら説明する。第2実施形態に係るカラー複写機100Aは、シート収納装置300Aのシート収納部330Aを構成する複数の複数のシート収納部330aA〜330eAが第1実施形態と相違する。そのため、第2実施形態においては、第1実施形態と相違する点、即ち、複数のシート収納部330aA〜330eAを中心に説明し、第1実施形態と同様の構成のものについては、同じ符号を付してその説明を省略する。なお、複数のシート収納部330aA〜330eAのそれぞれは同じ構成であるため、ここではシート収納部330aAを用いて説明する。
まず、第2実施形態に係るシート収納部330aAの構成について、図15を参照しながら説明する。図15は、第2実施形態に係るシート収納部330aAを示す断面図である。
図1に示すように、シート収納部330aAは、シート搬送方向にはシートPの通過を可能とし、シート搬送方向と逆方向にはシートPの移動を規制するシート保持部340を備えている。また、シート収納部aAは、図15(a)に示すように、搬送ローラ対(301,302)により順次搬送されるシートPを下方から受け入れる受入部360を備えている。シート保持部340は、上下方向に立設された第1ガイド部材304と、第1ガイド部材304と対向して設けられ、第1ガイド部材304に対して相対的に固定された第2ガイド部材303と、を備えている。更に、シート保持部340は、第1ガイド部材304と第2ガイド部材303との間に設けられ、第1ガイド部材304と共にシートPを挟持する転動部材305を備えている。
第1ガイド部材304は、シート保持部340の側壁を形成し、受入部360から受け入れられるシートPを上方にガイドするものである。また、第1ガイド部材304は、上下方向に略垂直に形成されたガイド面304aを有しており、ガイド面304aは、シートPの一方の面をガイドする。
第2ガイド部材303は、上部に設けられた対向壁部303αと、下部に設けられ、第1ガイド部材304と共に受入部360から受け入れられたシートPを上方にガイドするガイド部303γと、を備えている。更に、第2ガイド部材303は、ガイド部303γの上方、すなわち、対向壁部303αとガイド部303γとの間に設けられた傾斜面303βaを有する曲面部303βを備えている。曲面部303βの傾斜面303βaは、第1ガイド部材304との距離が上方に行くに従って大きくなるように形成されている。具体的には、曲面部303βの傾斜面303βaは、第1ガイド部材304のガイド面304aから離れるに従ってガイド面304aに対する傾斜角度が小さくなるように形成されている。
転動部材305は、円柱形状に形成されており、第1ガイド部材304と、第2ガイド部材303の対向壁部303α及び曲面部303βと、の間で転動自在に配設されている。転動部材305は、シートPがシート保持部340に搬送されるまでは、自重により第1ガイド部材304のガイド面304a及び第2ガイド部材303の曲面部303βの傾斜面303βaに内接した状態となっている。つまり、転動部材305は、ガイド間距離が大きくなる方向、すなわち上方向(対向壁部303α側)には自由に移動できるが、ガイド間距離が小さくなる方向、すなわち下方向(搬送ガイド部303γ側)には移動が規制されるようになっている。なお、第2ガイド部材303又は第1ガイド部材304には、転動部材305が手前奥方向に移動しても脱落させない不図示の係止部が、シートPの搬入を妨げない範囲で設けられている。
このように、シート保持部340は、シートPの枚数又は厚さ等に応じて転動部材305がガイド面304aから離れるに従って、転動部材305と傾斜面303βaとの接触部分における接線角度がガイド面304aに対して小さくなるように形成されている。
なお、本実施形態においては、シート保持部340は、傾斜角度が小さくなるように曲面部303βの傾斜面303βaを曲面状に形成したが、ガイド面304aから離れるに従って段階的に傾斜角度が小さくなるように曲面部の傾斜面を形成してもよい。例えば、図15(b)に示すように、ガイド面304aに対する傾斜角度がθaの傾斜面と、傾斜角度がθb(θa>θb)の傾斜面と、傾斜角度がθc(θb>θc)の傾斜面とを連続して設け、段階的に傾斜角度(接線角度)を小さくする構成であってもよい。傾斜角度を段階的に小さくすることにより、例えば、シートの厚さ(シート束の厚さ)等に応じた傾斜角度を容易に設定可能となる。
また、本実施形態においては、転動部材305として円柱形状のものを使用して説明するが、球体形状、円筒形状、紡錘形状のものを用いてもよい。また、シート保持部340の上方に、例えば、搬送ローラ対(301,302)から搬送されるシートや搬送中のシートに連れ回されたシート等の先端位置を規制して、シートの高さを一定にさせる不図示の先端規制部材を設けてもよい。
次に、シート保持部340でのシートPを保持する保持動作について、図16及び図17を参照しながら説明する。まず、1枚のシートを保持するシート保持部340での保持動作について、図16を参照しながら説明する。図16は、第2実施形態に係るシート保持部340によるシートPの保持動作を説明する説明図である。
搬送ローラ対(301,302)よりシートPがシート収納部330に搬送されると、図16に示すように、シート保持部340の転動部材305が、第1ガイド部材304とのニップ部(当接部)を通過するシートPにより押圧される。転動部材305がシートPに押圧されると、転動部材305は、曲面部303βの傾斜面303βaに沿って矢印B方向にシートPの厚さ分移動(上昇)する。これにより、シートPがシート保持部340を通過可能となる。
次に、シートPが搬送ローラ対(301,302)を抜けると、搬送ローラ対(301,302)からのシートPへの搬送力がなくなり、シートPによる転動部材305への押圧が解除される。シートPによる転動部材305への押圧が解除されると、転動部材305は自重により下降して、シートPを介した第1ガイド部材304と、曲面部303βの傾斜面303βaとに挟み込まれる。このとき、シートPには、図16(b)に示すように、転動部材305に作用する重力Mにより、第1ガイド部材304に向かう付勢力としての当接力F(=M/tanθ)が作用する。そして、シートPは、楔効果として作用する当接力Fにより第1ガイド部材304と転動部材305とにより挟持され、シートPが保持される。
次に、複数枚のシートを保持した場合の転動部材305の当接力Fの変化について、シートの保持動作を用いて、図17を参照しながら説明する。図17は、第2実施形態に係るシート保持部340によるシートPの保持動作を説明する説明図である。
まず、シートPよりも厚さの厚いシートP´を保持する場合における当接力Fの変化について図17(a)を参照しながら説明する。上述したように、シートPが転動部材305に保持されている状態においては、シートPには、転動部材305に作用する重力Mにより当接力F(=M/tanθ)が作用している。この状態で搬送ローラ対(301,302)よりシートP´が搬送されると、転動部材305が第1ガイド部材304とのニップ部(当接部)を通過するシートP´により押圧され、曲面部303βの傾斜面303βaに沿ってシートP´の厚さ分上昇する。
次に、シートP´が搬送ローラ対(301,302)を抜けると、搬送ローラ対(301,302)からのシートP´への搬送力がなくなり、シートP´による転動部材305への押圧が解除される。すると、図17(a)に示すように、シートP及びシートP´に、転動部材305に作用する重力Mによる第1ガイド部材304に向かう当接力F´(=M/tanθ´)が作用し、第1ガイド部材304と転動部材305とでシートP´を挟持される。
ここで、転動部材305は、シートPを挟持しているときよりも上昇しており、曲面部303βの傾斜面303βaは、上昇するに従ってガイド面304aに対する傾斜角度が小さくなるように構成されている。そのため、シートP´を挟持した場合の曲面部303βの傾斜面303βaとの当接部における傾斜角度θ´は、シートPを挟持した場合の傾斜面303βaとの当接部における傾斜角度θよりも小さくなっている。これにより、当接力F´は、当接力Fの(tanθ´/tanθ)倍となり、シートP及びシートP´には、当接力Fよりも強い当接力F´が作用することになる。つまり、保持するシートが厚くなることにより転動部材305がガイド面304aから離れることで、転動部材305が当接する曲面部303βの傾斜面303βaの傾斜角度θが小さくなり、保持するシートに作用する力が大きくなる。
次に、複数枚のシートP1,P2,P3,P4を保持する場合における当接力Fの変化について図17(b)を参照しながら説明する。上述したように、シートP1が転動部材305に保持されている状態においては、シートP1には、転動部材305に作用する重力Mにより当接力F1(=M/tanθ1)が作用している。この状態でシートP2〜P4を保持していくと、保持するシートの枚数が増えることにより転動部材305がガイド面304aから離れ、転動部材305が当接する曲面部303βの傾斜面303βaの傾斜角度θが小さくなり、シートに作用する力が大きくなる。
つまり、シートPi(iは搬送されるシートPの順番を表わす番号とする)の後続シートPi+1を転動部材305とシートPiのニップ部へ突入させることで、保持するシート束の厚みが突入してくるシートPi+1の厚み分増すことになる。そのため、その厚み分、転動部材305が上方(搬送方向下流)へ移動する。これを連続して行うことで、順次、転動部材305が上方(図17(b)に示す矢印C方向)に移動し、転動部材305の移動に伴い、当接力Fも増加してシートPの束を適切な力で保持することができることとなる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るカラー複写機100Bについて、図1を援用すると共に、図18から図24を参照しながら説明する。第3実施形態に係るカラー複写機100Bは、シート収納装置300Bのシート収納部330Bを構成する複数の複数のシート収納部330aB〜330eBが第1実施形態と相違する。そのため、第2実施形態においては、第1実施形態と相違する点、即ち、複数のシート収納部330Bを中心に説明し、第1実施形態と同様の構成のものについては、同じ符号を付してその説明を省略する。なお、シート収納部330Bを構成する複数のシート収納部330aB〜330eBのそれぞれは同じ構成であるため、ここではシート収納部330aBを用いて説明する。
まず、第3実施形態に係るシート収納部330aBの構成について、図18から図20を参照しながら説明する。図18は、第3実施形態に係るカラー複写機100Bのシート収納装置300Bを示す断面図である。図19は、第3実施形態に係るシート収納装置300Bのシート収納部330Bを示す斜視図である。図20は、第3実施形態に係る保持ガイド372の動作を示す断面図である。
図18に示すように、シート収納部330aBは、シート保持部340Aと、駆動部としてのガイド移動モータM3aと、移動プーリ381aと、移動プーリ383aと、タイミングベルト382aと、ガイド位置検知センサS4aと、を備えている。また、シート収納部330aBは、ガイド位置検知センサ用フラグ384aを備えている。
図19及び図20に示すように、シート保持部340Aは、ガイド面304aを有する第1ガイド部材304と、転動部材305と、傾斜面372aを有する第2ガイド部材を構成する保持ガイド372と、搬送ガイド371と、を備えている。保持ガイド372は、傾斜面372aが第1ガイド部材304のガイド面304aと対向するように配置されており、第1ガイド部材304と共に転動部材305を保持する。また、保持ガイド372にはガイド移動回転軸385が接続されており、保持ガイド372は、ガイド移動回転軸385を回転中心として回動自在に構成されている。
移動プーリ381aはガイド移動モータM3aの回転軸に設けられ、移動プーリ383aはガイド移動回転軸385aの回転軸に設けられており、タイミングベルト382aは移動プーリ381a及び移動プーリ383aに掛架されている。保持ガイド372は、ガイド移動モータM3aを駆動源とし、移動プーリ381aと移動プーリ383aに掛架されたタイミングベルト382aにより駆動力が伝達され、ガイド移動回転軸385aを回転中心として回動駆動する。これにより、保持ガイド372の傾斜面372aは、第1ガイド部材304のガイド面304aに対する相対角度が変更可能になる。
ガイド位置検知センサ用フラグ384aは、ガイド移動回転軸385aの軸上に設けられており、ガイド位置検知センサ用フラグ384aに対応するガイド位置検知センサS4aにより保持ガイド372のホーム位置(ホームポジション)を検知している。保持ガイド372の位置は、ホーム位置からのガイド移動モータM3aの駆動パルス数によって決定している。
次に、シート保持部340AでのシートPを保持する保持動作について、図20を参照しながら説明する。なお、シートPの保持動作については第1実施形態と同様であるため、ここではその具体的な説明は省略する。図20(a)に示すように、転動部材305が保持ガイド372に当接し、転動部材305に作用する重力Mの分力が第1ガイド部材304側に作用する当接力F1となることで第1ガイド部材304のガイド面304aと転動部材305とでシートPが保持される。
そして、第3実施形態においては、連続して搬送されるシートに対して、シートの保持枚数が所定枚数に達する毎に転動部材305と保持ガイド372との当接部における傾斜面372aの傾斜角度θが小さくなるように保持ガイド372を回動させる。例えば、図20(a)に示すように、シートP1が搬送される場合、保持ガイド372の傾斜面372aの傾斜角度がθ1となるように設定する。傾斜面372aの傾斜角度をθ1に設定すると、転動部材305の重力Mの分力により当接力F1が作用し、シートP1が保持される。
次に、シートP2が搬送されると、図20(b)に示すように、シート束としての厚さが(P1+P2)となるので、保持ガイド372を回動させて傾斜面372aの傾斜角度をθ2(θ2>θ1)に設定する。これにより、当接力F2(F2>F1)が作用し、シートP1とシートP2を適当に保持可能となる。
更に、シートP3が搬送されると、図20(c)に示すように、シート束としての厚さが(P1+P2+P3)となるので、保持ガイド372を回動させて傾斜面372aの傾斜角度をθ3(θ3>θ2)に設定する。これにより、当接力F3(F3>F2)が作用し、シートP1〜P3を好適に保持可能となる。
次に、第3実施形態に係るシート収納装置300Bを制御するシート収納装置制御部636Aについて、図21を参照しながら説明する。図21は、第3実施形態に係るシート収納装置300Bを制御するシート収納装置制御部636Aのブロック図である。
図21に示すように、シート収納装置制御部636Aは、CPU701、RAM702、ROM703と、収納部制御部708A等で構成されている。シート収納装置制御部636Aは、通信インターフェイス706を介して複写機本体130側に設けられたCPU回路部630と通信してデータ交換を行う。そして、シート収納装置制御部636Aは、CPU回路部630からの指示に基づきROM703に格納されている各種プログラムを実行し、収納部制御部708Aを介してシート収納装置300Bの制御を行う。
例えば、シート収納処理制御を行う際には、CPU701に、収納部制御部708AからI/O705を介してシート収納装置300Bを制御するための各種センサからの検出信号が取り込まれる。なお、このような各種センサとしては、既述した入口センサS1、シート有無検知センサS2a〜S2e、収納部移動検知センサS3a〜S3e及びガイド位置検知センサS4a〜S4e等がある。CPU701は、収納部制御部708Aを介して既述した搬送モータM1、収納部移動モータM2及びガイド移動モータM3a〜M3e等を駆動する。
次に、第3実施形態に係るシート収納装置300Bのシート収納動作制御について、図22から図24を参照しながら説明する。ここではシート収納部330aBにシートが収納される場合を用いて説明する。図22は、第3実施形態に係るシート収納装置300Bのシート収納動作制御を示すフローチャートである。図23は、第3実施形態に係るシート収納装置300Bのガイドホーム位置移動処理を示すフローチャートである。図24は、第3実施形態に係るシート収納装置300Bのガイド位置移動処理を示すフローチャートである。
図22に示すように、カラー複写機100BにプリントJobが送られると、プリントJobがスタートされ、これに伴いシート収納装置制御部636Aは、まず収納対象トレイ番号確定処理を行う(S851)。なお、収納対象トレイ番号確定処理(S851)は、第1実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。収納対象トレイ番号確定処理(S851)が完了すると、収納部移動処理を行う(S852)。なお、収納部移動処理(S852)も、第1実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に、収納部移動処理(S852)が完了すると、ガイドホーム位置移動処理(S853)に移行し、保持ガイド372をホーム位置へ移動させるプロセスを実行する。図23に示すように、ガイドホーム位置移動処理は、ガイド移動モータM3aを駆動させ、ガイド位置検知センサS4aによって、保持ガイド372がホーム位置に移動したかを検知する(S871〜S872)。保持ガイド372のホーム位置への移動が完了すると、ガイド移動モータM3aを停止させて、ガイドホーム位置移動処理が完了する(S873〜S875)。以後、プリント排出可能信号を出してから入口センサS1がシートPの後端部を検知するまでは、第1実施形態と同様である(S854〜S859)。
次に、入口センサS1を通過したシートが最終シートであるかどうかを判別するフローを設け、最終シートである場合は、シート取り出し処理が正常に完了したと判断し、プリントJobを終了する(S860、S863)。一方、最終シートではない場合、対象シート、次に搬送されてくるシート及び既存保持シートを含めた保持対象となるシートの束に対して、保持力が十分であるか判断をする(S861)。保持力が十分である場合には、次に搬送されてくるシートの先端検知フロー(S856)に戻り、上述を繰り返す。
一方、保持力が十分でない場合には、ガイド位置移動処理(S862)を行う。ガイド位置移動処理(S862)は、図24に示すように、ガイド移動モータM3aを駆動させ、クロック数を監視する(S881、S882)。そして、所定のクロック数に達すると、ガイド移動モータM3aを停止させて、保持ガイド372の位置を変化させて、傾斜面372aの傾斜角度を変更する(S883、S884)。これにより、ガイド位置移動処理(S862)が完了する。ガイド位置移動処理(S862)が完了すると、次に搬送されてくるシートの先端検知フロー(S856)に戻り、上述を繰り返す。
以上説明したように、第3実施形態では、保持ガイド372を回動自在に構成している。そのため、シートの枚数や厚さ等のシート情報に基づいて保持ガイド372の傾斜面372aの傾斜角度を変更することができる。これにより、保持可能なシートの枚数や厚みに対する自由度を増加させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
例えば、本実施形態においては、第1ガイド部材304は、略垂直に立設したが、本発明においては、これに限定されない。例えば、第1ガイド部材304のガイド面304aが鉛直方向に対して正逆45度以内の範囲に形成されたものであってもよい。
また、本実施形態においては、5つのシート収納部330a〜330eを同じ構成のシート収納部として説明したが、本発明においてはこれに限定されない。例えば、5つのシート収納部330a〜330eのそれぞれに、傾斜角度の異なる曲面部を有するシート保持部を設け、シート情報に応じて最適なシート保持部を選択してシートを保持(挟持)させる構成であってもよい。
また、第3実施形態においては、シートPの枚数に応じて保持ガイド372の傾斜面372aの傾斜角度を変更する構成としたが、本発明においてはこれに限定されない。例えば、シートの厚さやシートの坪量又はシートのサイズ、即ち、シートの重量等のシート情報に応じて、保持ガイド372の傾斜面372aの傾斜角度を変更させる構成であってもよい。またこれは、例えば、シート収納装置300Bの上面に設けられた操作部601から入力される入力情報(シート情報)等に基づいて、予め記憶されたテーブルから適当な傾斜角度を判断して傾斜角度を設定する構成であってもよい。
100 カラー複写機(画像形成装置)
101a〜101d プロセスカートリッジ(画像形成部)
102 中間転写ベルト(画像形成部)
102a〜102d 転写帯電部材(画像形成部)
130 複写機本体(画像形成装置本体)
200 シート保持部
300 シート収納装置
301 搬送ローラ(シート搬送部)
301a 弾性突起部(シート移動部)
302 搬送従動コロ(シート搬送部)
303 第2ガイド部材
303d 傾斜面
304 第1ガイド部材
304a ガイド面
305 転動部材
350 案内部材
372 保持ガイド(第2ガイド部材)
372a 傾斜面
636 収納装置制御部(制御部)
M3a〜M3e ガイド移動モータ(駆動部)

Claims (13)

  1. シートを搬送するシート搬送部と、
    前記シート搬送部により搬送されるシートを下方から受け入れて、シートを上下方向に立てた状態で保持するシート保持部と、を備え、
    前記シート保持部は、
    上下方向に立てた状態で設けられ、前記シート搬送部により搬送されるシートを上方に向けてガイドするガイド面を有する第1ガイド部材と、
    前記第1ガイド部材の前記ガイド面と対向して設けられ、前記ガイド面との距離が上方に行くに従って大きくなる傾斜面を有する第2ガイド部材と、
    前記第1ガイド部材の前記ガイド面と前記第2ガイド部材の前記傾斜面との間に設けられ、前記ガイド面に向かうように前記傾斜面に沿って転動し、前記ガイド面とでシートを挟持する転動部材と、を有する、
    ことを特徴とするシート収納装置。
  2. 前記第2ガイド部材の前記傾斜面は、前記ガイド面から離れるに従って前記ガイド面に対する傾斜角度が小さくなるように形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート収納装置。
  3. 前記転動部材が前記傾斜面に沿って前記ガイド面から離れるに従って前記転動部材と前記第2ガイド部材の前記傾斜面との接触部分における接線角度が前記ガイド面に対して小さくなり、前記転動部材の自重による前記転動部材の前記ガイド面に対する付勢力が増加する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート収納装置。
  4. 前記第2ガイド部材の前記傾斜面は、前記第1ガイド部材に対して相対的に固定され、かつ、曲面状に形成される、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシート収納装置。
  5. 前記第2ガイド部材の前記傾斜面は、前記第1ガイド部材に対して相対的に固定され、かつ、前記ガイド面に対する傾斜角度が段階的に小さくなるように複数の傾斜面が連続して形成される、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシート収納装置。
  6. 前記第2ガイド部材は、前記第1ガイド部材の前記ガイド面に対する前記傾斜面の傾斜角度を変更可能に回動自在に構成されており、
    前記シート保持部は、前記第2ガイド部材を回動駆動して、前記傾斜面の前記ガイド面に対する傾斜角度を変更可能な駆動部を備える、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシート収納装置。
  7. 前記シート搬送部により搬送されるシートのシート情報に基づいて前記傾斜面の前記ガイド面に対する傾斜角度を設定し、設定された傾斜角度になるように前記駆動部を制御する制御部を備える、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート収納装置。
  8. 前記第2ガイド部材の前記傾斜面は、平面状に形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート収納装置。
  9. 前記シート搬送部により前記シート保持部に搬送された先行シートのシート搬送方向上流端を、連続して搬送される後続シートのシート搬送方向下流端の搬送経路から外すように移動させるシート移動部、を備える、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のシート収納装置。
  10. 前記シート搬送部は、搬送ローラ対により構成され、
    前記シート移動部は、前記搬送ローラ対の一方の搬送ローラの外周面に設けられる、
    ことを特徴とする請求項9に記載のシート収納装置。
  11. 前記シート移動部は、前記一方の搬送ローラの外周面に設けられた複数の弾性突起部により構成される、
    ことを特徴とする請求項10に記載のシート収納装置。
  12. 前記シート搬送部は、搬送ローラ対により構成され、
    前記シート移動部は、前記搬送ローラ対の一方の搬送ローラの外周と、前記搬送ローラ対から送り込まれたシートのシート搬送方向上流端を前記一方の搬送ローラの側に案内する案内部材と、により構成される、
    ことを特徴とする請求項9に記載のシート収納装置。
  13. シートに画像形成する画像形成部を有する画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体の上方に設けられた請求項1から12のいずれか1項に記載のシート収納装置と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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