JP5929731B2 - 蓄電装置及び接続部材 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の蓄電素子が並列に接続された蓄電装置に関する。
特許文献1の電池は、電池ケース内部に発電要素を収容し、発電要素の負極を電池ケースに接続するとともに、発電要素の正極を電池ケースの蓋体に接続している。蓋体は、電池ケースに対してガスケット等の絶縁部材を介して設けられ、電池の正負極が当該電池の一端側に配置されている。
そして、電池の正極端子である蓋体を電池間同士で接続するとともに、電池の負極端子である電池ケースの底面を電池間同士で接続することで、複数の電池が並列に接続された組電池を構成している。
特開2011−119157号公報
複数の電池が並列に接続された組電池において、例えば、1つの電池が短絡すると、並列接続される複数の電池群に流れる電流のうち短絡した電池に対してより多くの電流が流れる「電流の回り込み」が生じ、並列に接続された他の正常な電池から短絡した異常な電池に過剰な電流が流れるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、並列に接続された複数の蓄電素子において異常が生じた蓄電素子への電流の流れ込みを抑制する蓄電装置及び接続部材を提供することにある。
本願第1の発明である蓄電装置は、複数の蓄電素子と、複数の蓄電素子間を電気的に並列に接続する接続部材と、を有する。蓄電素子は、接続部材が配置される一端側に蓄電素子の正極及び負極が絶縁部材を介して配置されている。接続部材は、一端側に配置された蓄電素子の正極又は負極の一方に接続され、複数の蓄電素子それぞれに対応して設けられる接触部と、各接触部毎に対応して設けられ、外力を受けた際に接触部とは異なる他方の蓄電素子の正極又は負極に接触し、1つの蓄電素子で蓄電素子の正極及び負極間を電気的に接続させる導通部と、を備える。
本願第1の発明によれば、外力を受けた際に並列に接続された全ての各蓄電素子それぞれにおいて正極及び負極間が電気的に接続されるので、全ての蓄電素子を短絡(放電)による充放電機能の停止状態にさせることができる。このため、外力を受けて異常が発生した一部の蓄電素子に対して並列に接続された他の正常な蓄電素子から電流が流れ込むことを抑制することができる。
蓄電素子は、正極素子および負極素子を含む発電要素と、開口部を介して発電要素を収容し、正極素子および負極素子の一方と電気的に接続されたケースと、開口部を塞ぎ、正極素子および負極素子の他方と電気的に接続された蓋部材と、ケースおよび蓋部材の間に配置される絶縁部材とを含んで構成することができる。接触部は、蓋部材に向かって突出した形状に形成することができ、導通部は、絶縁部材を介して蓋部材の外縁に配置されるケースに対応する位置に、ケースに面して設けることができる。
複数の蓄電素子は、蓄電素子の正極及び負極の一方として構成される蓋部材の向きが、同一となるように並んで配置することができる。接続部材は、複数の蓄電素子の各蓋部材と接続される第1接続部材と、蓋部材と対向し、蓄電素子の正極及び負極の他方として構成されるケースの各底部と接続される第2接続部材と、を含んで構成することができる。
ケースの外周は、絶縁フィルムで被覆することができる。ケースに向かい合う導通部の端部は、外力を受けてケースに接触する際に、ケースに接触する部分に設けられた絶縁フィルムを破断させてケースに接触するように、凸状に形成することができる。
蓋部材は、発電要素が収容されるケース内部と蓄電素子外部とを挿通させる挿通部を備えることができる。導通部は、隣り合う蓄電素子に対して挿通部を区画するように、蓋部材の周囲の少なくとも一部を覆う形状に形成することができる。
本願第2の発明である接続部材は、複数の蓄電素子を電気的に並列に接続する接続部材である。本接続部材は、一端側に正極及び負極が絶縁部材を介して配置された蓄電素子の一端側における正極又は負極の一方に接続され、複数の蓄電素子それぞれに対応して設けられる接触部と、各接触部毎に対応して設けられ、外力を受けた際に接触部とは異なる他方の蓄電素子の正極又は負極に接触し、1つの蓄電素子で蓄電素子の正極及び負極間を電気的に接続させる導通部と、を有する。本願第2の発明においても、本願第1の発明と同様の効果が得られる。
実施例1において、電池ブロックの内部構造を示す図である。 実施例1において、複数の単電池の配列状態を示す図である。 実施例1において、電池ブロックの各単電池を保持するホルダの正面図である。 実施例1において、単電池の内部構造及びバスバーを示す図である。 実施例1において、発電要素の構成を示す概略図である。 実施例1において、バスバーの正面図であり、単電池の正極に接続されるバスバーの接触部と導通部の構成例を示す図である。 実施例1において、外力を受けた際の、導通部を介した各単電池の正極及び負極の外部短絡を説明するための図である。 実施例2において、単電池の内部構造及びバスバーを示す図である。 実施例2において、バスバーの正面図であり、単電池の正極に接続されるバスバーの接触部と導通部の構成例を示す図である。 実施例2において、単電池の内部で発生したガスが導通部によってガイドされる態様を説明するための図である。
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
図1から図7は、本発明の実施例1を示す図である。図1は、本実施例である電池ブロック(蓄電装置に相当する)の内部構造を示す図である。
電池ブロック1は、複数の単電池(蓄電素子に相当する)10と、複数の単電池10を収容するケース100とを有する。ケース100は、ケース本体101および蓋102を有する。蓋102は、ケース本体101の上端部に固定されており、ケース本体101に形成された開口部101aを塞いでいる。ケース本体101および蓋102は、例えば、樹脂で形成することができる。
ケース100に収容された複数の単電池10は、図2に示すように配置されている。図1および図2において、X軸、Y軸およびZ軸は、互いに直交する軸である。なお、複数の単電池10は、図2に示す配列とは異なる配列で配置することができる。また、単電池10の数は、電池パック1の要求出力などを考慮して適宜設定することができる。
複数の単電池10は、ホルダ200によって保持されている。図1に示すように、ホルダ200は、X方向における各単電池10の中央部分を保持している。ホルダ200は、図3に示すように、単電池10の数だけ、開口部201を有する。複数の単電池10は、Y−Z平面内において、並んで配置されている。図2の例では、Z方向に並ぶ5つの単電池10の列と、Z方向に並ぶ4つの単電池10の列とが、Y方向において並んで配置されている。
また、本実施例において、ホルダ200は、単電池10の中央部分を保持しているが、他の部分(例えば、単電池10の端部)を保持することもできる。また、複数のホルダ200を用いて、複数の単電池10を保持することもできる。
開口部201には、単電池10が挿入され、開口部201および単電池10の間に形成された隙間には、接着剤が充填される。接着剤としては、例えば、エポキシ樹脂を用いることができる。開口部201および単電池10の間に形成された隙間に接着剤を充填することにより、ホルダ200に対して単電池10を固定することができる。また、エポキシ樹脂の代わりに、開口部201および単電池10の間に形成された隙間に弾性変形可能な樹脂枠を設け、樹脂枠を介してホルダ200に単電池10が挿入、保持されるように構成することもできる。
ホルダ200は、例えば、アルミニウムといった金属で形成することができる。ホルダ200を金属で形成することにより、単電池10の放熱性を向上させることができる。単電池10は、充放電などによって発熱することがある。ホルダ200を金属で形成しておけば、単電池10で発生した熱を、ホルダ200に逃がしやすくすることができ、単電池10の温度上昇を抑制することができる。
ホルダ200は、ケース100に固定されている。ホルダ200をケース100に固定する構造は、公知の構造を適宜用いることができる。例えば、ボルトを用いて、ホルダ200をケース100に固定することができる。
単電池10は、いわゆる円筒型の電池である。すなわち、単電池10は、X方向に延びており、Y−Z平面における単電池10の断面形状は、円形に形成されている。単電池10としては、例えば、18650型の電池を用いることができる。18650型の電池は、直径が18[mm]、長さが65.0[mm]の円筒型の電池であり、長尺状に形成されている。また、単電池10は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができ、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることができる。
ここで、図4を参照して本実施例の単電池10の内部構造について詳細に説明する。図4に示すように、単電池10は、電池ケース11と、電池ケース11の内部に収容される発電要素20と、電池ケース11に固定される蓋部材30とを有している。電池ケース11は、円筒状に形成された側壁部12と、側壁部12の一端に接続された底部13とを有する。側壁部12の他端には、発電要素20を電池ケース11内に組み込むための開口部11aが設けられている。
蓋部材30は、円盤状に形成されており、開口部11aを塞ぐように電池ケース11に固定される。具体的には、電池ケース11の開口部11aの端部をカシメ加工することにより、電池ケース11の開口部11aの端部によって、蓋部材30の蓋本体部31の外周部(外縁部)を保持するようにしている。
また、蓋部材30は、蓋本体部31からX方向に凸状に形成された端子部32を備えており、端子部32は、複数の単電池10間を電気的に並列に接続するために用いられる。端子部32は、円盤状の蓋本体部31の中心付近の部分を凸状に形成して構成することができ、凸状に形成された端子部32と蓋本体部31との間の側壁部32aには、電池ケース11内部と挿通する開口部33(挿通部に相当する)が設けられている。
開口部33は、発電要素20から発生したガスや電解液などを単電池10外部に排出するための排出通路である。なお、開口部33又は開口部33の付近には、例えば、電池ケース11の内部でガスが発生したときに、電池ケース11の外部にガスを排出するための排出弁を設けることができる。
電池ケース11および蓋部材30によって、発電要素20を収容するためのスペースが形成される。電池ケース11および蓋部材30は、アルミニウムといった金属で形成することができる。本実施例では、電池ケース11が単電池10の負極として用いられ、蓋部材30が単電池10の正極として用いられている。なお、電池ケース11を単電池10の正極として用い、蓋部材30を単電池10の負極として用いることもできる。
発電要素20は、充放電を行うことができる要素であり、図5に示すように、正極素子21と、負極素子22と、正極素子21および負極素子22の間に配置されるセパレータ23(電解液を含む)とで構成することができる。正極素子21は、集電板の表面に対して、正極活物質を含む正極層を形成したものである。また、負極素子22は、集電板の表面に対して、負極活物質を含む負極層を形成したものである。なお、集電板の一方の面に正極層を形成し、他方の面に負極層を形成したもの(いわゆるバイポーラ電極)を用いることもできる。例えば、シート状の正極素子21、負極素子22およびセパレータ23を積層し、この積層体を所定の軸の周りで巻くことにより、発電要素20を製造することができる。
発電要素20の正極素子21は、正極タブ24を介して、蓋部材30の内壁面に接続されている。すなわち、正極素子21および蓋部材30は、正極タブ24を介して電気的に接続されており、蓋部材30は、単電池10の正極として用いられる。また、発電要素20の負極素子は、負極タブ25を介して電池ケース11の底部13に接続されている。すなわち、負極素子および電池ケース11は、負極タブ25を介して電気的に接続されており、電池ケース11は、単電池10の負極として用いられる。
蓋本体部31(蓋部材30)の外縁部と、電池ケース11(側壁部12)の内壁面との間には、シール部材40(本発明の絶縁部材に相当する)が配置されている。シール部材40は、電池ケース11および蓋部材30によって囲まれたスペース(発電要素20の収容スペース)を密閉状態にさせる機能と、蓋部材30および電池ケース11の間を絶縁状態にさせる機能とを有している。これらの機能を果たすために、シール部材40は、弾性変形が可能であって、絶縁性を有する材料で形成されている。例えば、シール部材40を、樹脂で形成することができる。シール部材40は、リング状に形成されており、蓋部材30の外縁部に沿って配置される。
また、電池ケース11の外面全体は、絶縁材料で形成された絶縁フィルムSで被覆することができる。図4の例において太線が絶縁フィルムSである。絶縁フィルムSは、円筒状に形成された側壁部12及び底部13の外面に設けられるとともに、蓋部材30が設けられる開口部11a側の端面12a(バスバー51と向かい合う電池ケース11の端面)の外面にも設けられている。電池ケース11は、後述するバスバー52と接続される底部13の接続領域以外は、絶縁フィルムSによって負極として外部に露出されないようになっている。
本実施例の単電池10は、図4に示すように、円筒形状のX方向一端側において蓋部材30及び電池ケース11が位置し、単電池10の正極及び負極の双方が単電池10の一端側に配置されている。つまり、Z−Y平面視において、単電池10の正極を構成する蓋部材30の外周に単電池10の負極を構成する電池ケース11が配置されており、シール部材40を介して両者が絶縁された状態で配置されている。
複数の単電池10における各端子部32(正極)は、ホルダ200に対して同一の側に位置しており、図1及び図2に示すように、バスバー(本発明の接続部材に相当する)51と接続されている。バスバー51は、金属といった、導電性を有する材料で形成されている。バスバー51は、単電池10の各端子部32と接触する接触部51bを有しており、接触部51bは、単電池10(端子部32)の数だけ設けられている。
接触部51bは、一枚の板状部材51aをプレス加工(打ち抜き加工や曲げ加工等)することにより形成することができる。接触部51bは、板状部材51aから単電池10の端子部32(正極)に向かって突出した形状に形成されている。接触部51bおよび端子部32は、溶接されている。
バスバー51(板状部材51a)は、X方向において複数の単電池10に対して所定距離離間して配置され、板状部材51aからX方向に突出した接触部51bが単電池10の端子部32に接続される。バスバー51と単電池10とは、外力を受けていない状態において接触部51bとのみ接触しており、バスバー51全体は、単電池10の正極の電荷を帯びている。
また、本実施例のバスバー51には、図1及び図4に示すように、各接触部51b毎に対応して設けられ、バスバー51が外力を受けた際に単電池10の負極を構成する電池ケース11に接触し、1つの単電池10で単電池10の正極及び負極間を電気的に接続させる導通部51dが設けられている。
本実施例の導通部51dは、蓋部材30(端子部32)と電池ケース11とがシール部材40を介して配置されている単電池10のX方向一端側(バスバー51が配置される単電池10の一端側)に面して配置され、電池ケース11の端面12aに向かって凸状に形成されている。
図6に示すように、バスバー51によって正極側が並列に接続される複数の単電池10それぞれに対し、蓋部材30の端子部32に接続される接触部51b及び導通部51dの対がそれぞれ設けられている。導通部51dは、蓋部材30の端子部32に接続される接触部51bに対して単電池10の周方向に離間して配置されており、単電池10の周方向外側に向かって所定の幅を有している。
導通部51dは、板状部材51aに対して一体的に又は個別に設けることができる。図6等の例では、接触部51bが形成される板状部材51aに対して別体の導通部51dを接続した態様を示しているが、例えば、接触部51bをプレス加工によって形成する際に、同時又は個別の工程で、板状部材51の一部を接触部51bと同様に、電池ケース11の端面12aに突出するように形成することで、バスバー51に導通部51dを設けることができる。なお、導通部51bの端部(先端)は、後述するように端面12aを覆う絶縁フィルムSを破断させるための鋭角のエッジ形状に形成することができる。
バスバー51は、リード部51cを有しており、リード部51cは、電池ブロック1の蓋102に形成された開口部102aを通過して、ケース100の外部に突出している。リード部51cには、電池ブロック1の正極端子Pが固定されている。
複数の単電池10における各負極は、ホルダ200に対して蓋部材30と対向する電池ケース11の底部13側に位置しており、バスバー52と接続されている。バスバー52は、金属などの導電性を有する材料で形成されている。バスバー52は、単電池10の負極を構成する電池ケース11の底部13と接触する接触部52bを有する。接触部52bは、単電池10の底面13(負極)に突出している。接触部52bは、単電池10(底部13)の数だけ設けられており、接触部52b及び底部13は、溶接されている。なお、バスバー52は、平坦な面で構成された底部13(負極)と接続されるため、接触部52bを曲げ加工しなくてもよい。すなわち、平板状に形成された接続部材52を、複数の単電池10の各底部13に接続させるだけでもよい。
また、接続部材52は、リード部52cを有しており、リード部52cは、蓋102に形成された開口部102bを通過して、ケース100の外部に突出している。リード部52cには、電池ブロック1の負極端子Nが固定されている。
本実施例の複数の単電池10は、単電池10の正極(又は負極)として構成される蓋部材30の向きが、同じ向きとなるように並んで配置され、各蓋部材30の端子部32それぞれに対して1つのバスバー51(第1接続部材)を接続し、蓋部材30と対向し、単電池10の負極(又は正極)として構成される電池ケース11の各底部13に対してバスバー52(第2接続部材)を接続することにより、複数の単電池10を電気的に並列に接続することができる。
なお、すべての単電池10が並列に接続されることによって、電池ブロック1(組電池)が構成される一例を挙げて説明しているが、これに限るものではない。例えば、電池ブロック1は、並列に接続された複数の単電池10の電池群を直列に接続して構成することもできる。
なお、電池ブロック1は、車両に搭載し、車両を走行させるための動力源として用いることができる。具体的には、複数の電池ブロック1を電気的に直列に接続することによって、電池パックを構成し、電池パックを車両に搭載することができる。
次に、バスバー51の機能について詳細に説明する。本実施例のバスバー51は、単電池10の蓋部材30と電気的に接続され、電池ブロック1を構成する複数の単電池10間を並列に接続する接続部材であるとともに、外力を受けた際に、単電池10を強制的に外部短絡状態にして発電要素20の充放電機能を停止させ、並列に接続された複数の単電池10において異常が生じた単電池10への電流の流れ込みを抑制する機能を備える。電流の流れ込みを抑制する機能は、バスバー51の導通部51dによって実現される。
複数の単電池10が並列に接続された組電池では、1つの単電池10が短絡して異常が発生すると、例えば、異常が発生した単電池10が組電池の回路における単なる導電体(抵抗)として作用し、異常が発生した単電池10に対して並列に接続される他の正常な単電池10から電流が流れ込んでしまうことがある。
単電池10が短絡する例としては、本実施例の単電池10が外力を受けると、蓋部材30及び電池ケース11が変形することがある。変形によってシール部材40で絶縁状態にある単電池10の正極と負極とが接触し、単電池10が短絡することが考えられる。
異常が発生した単電池10に他の正常な単電池10から電流が流れ込み続けると、異常が発生した単電池10の温度が上昇するため、異常が発生した単電池10に対して並列に接続される他の正常な単電池10から電流が流れ込む現象を抑制することが好ましい。
そこで、本実施例のバスバー51は、外力を受けた際に単電池10の負極を構成する電池ケース11に接触し、1つの単電池10で単電池10の正極及び負極間を電気的に接続させる導通部51dを備え、外力を受けたバスバー51全体が移動して並列接続される全ての各単電池10を強制的に自己短絡(自己放電)させて充放電機能の停止状態にさせる。このように構成することで、外力を受けて異常が発生した一部の単電池10に対して並列に接続された他の正常な単電池10から電流が流れ込むことを抑制することができる。
図7は、外力を受けた際の導通部51dを介した各単電池10の正極及び負極の強制的な外部短絡を説明するための図である。
図7に示すように、電池ブロック1を構成するケース100においてバスバー51側のケース本体101が外力を受けると、バスバー51に向かってケース本体101が変形して移動する。バスバー51は、Z方向に延びる板状部材51aで形成されているので、ケース本体101を介して受けた外力によって、全体が蓋部材30(端子部32)と電池ケース11とがシール部材40を介して配置されている単電池10の一端側に向かって移動する。
X方向においてバスバー51全体が複数の単電池10に向かって移動すると、電池ケース11の端面12aに向かって凸状に形成されている各導通部51dが、各単電池10の電池ケース11の端面12aそれぞれと接触する。なお、導通部51dは、外力を受けていない状態では、単電池10と離間した非接触状態にある(図4参照)。
このとき、端面12aの表面には絶縁フィルムSが設けられているが、導通部51dの先端が鋭角のエッジ形状に形成されているため、絶縁フィルムSを破断して電池ケース11の端面12aと接触することができる。また、単電池10の周方向外側に向かって所定の幅を有する導通部51dの先端は、端面12aにおける電池ケース11の外側角部に接触するようにX方向に傾斜した形状に形成することができる。端面12aにおける電池ケース11の外側角部に接触することで、導通部51dの先端によって絶縁フィルムSを破断させ易くすることができる。
導通部51dが電池ケース11の端面12aに接触すると、1つの単電池10における正極と負極とが電気的に接続され、単電池10が自己短絡する。図7の例において太字点線は、自己短絡によって流れる電流経路を示している。
つまり、導電部51dは、単電池10の正極を構成する蓋部材30と接続される接触部51bと電気的に導通しているため、接触部51b同様に単電池10の正極の電位を帯びている。このため、導通部51dが電池ケース11(負極)の端面12aに接触することで、1つの単電池10が自己短絡することになる。
単電池10は、導電部51dによって自己短絡すると放電し続ける。このため、発電要素20に過大な電流が流れ続け、例えば、過電流によって生じた発熱により、セパレータ23が溶融するなどして、発電要素20の充放電機能が停止する。
このように本実施例の導通部51dは、並列接続された全ての単電池10に対応して各々設けられており、バスバー51が外力によって単電池10の一端側に向かって全体が移動すると、全ての単電池10が導通部51dによって各々自己短絡して充放電機能が停止する。このため、外力を受けて短絡等によって異常が発生した一部の単電池10に対して、並列に接続された他の正常な単電池10からの電流の流れ込みを抑制することができる。
なお、ケース本体101を介してバスバー51が外力を受けて、単電池10の一端側に向かって移動する態様について説明したが、例えば、電池ブロック1を構成するケース100においてバスバー52側のケース本体101が外力を受けて、並列接続された複数の単電池10がバスバー51に向かって移動する態様も含まれ、この場合においても、バスバー51の導通部51dは、外力を受けた際に単電池10の正極及び負極間を電気的に接続させるように機能することになる。
また、外力には、不測の衝撃等によって加わる力以外にも、電池ブロック1に対して意図的に加わる力も含まれる。例えば、電池ブロック1を廃棄する際に、意図的に外力を加えて全ての単電池10を導通部51dによって各々自己短絡させて充放電機能を停止させた状態にすることができる。この場合、充放電機能が停止した電池ブロック1に対して解体等の作業を行うことができ、簡単かつ安全な廃棄に伴う作業を実現することができる。
(実施例2)
図8から図10は、本発明の実施例2を示す図である。本実施例において、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用い、詳細な説明は省略する。本実施例では、実施例1と異なる点について、主に説明する。
図8は、本実施例の単電池10の内部構造及びバスバー51を示す図である。本実施例のバスバー51に設けられる導通部51dは、蓋部材30の周囲を覆うリング状に形成されている。
具体的には、導通部51dは、実施例1同様に、蓋部材30(端子部32)と電池ケース11とがシール部材40を介して配置されている単電池10のX方向一端側に面して配置され、電池ケース11の端面12aに向かって凸状に形成されている。このとき、図9に示すように、導通部51dは、蓋部材30の外縁に位置するリング状の端面12aに沿って、X方向に延びるリング状の壁部51eを有するように形成されている。リング状の壁部51eにおいて単電池10のX方向一端側に面する先端が、導通部51dとして機能することができる。
壁部51eは、電池ケース11の端面12aに向かって凸状に形成されており、蓋部材30の端子部32を取り囲む形状に形成されている。すなわち、本実施例の導通部51dは、発電要素20が収容される電池ケース11内部と単電池10の外部とを挿通させる開口部33を取り囲む形状に形成され、並列接続された隣り合う単電池10に対して開口部33を区画するように形成されている。
図10は、単電池10の内部で発生したガスが導通部51d(壁部51e)によってガイドされる態様を説明するための図である。一点鎖線は、ガスの排出経路を示している。
図10に示すように、例えば、並列接続された単電池10において隣り合う1つの単電池10に異常が生じてガスが発生した場合、発生したガスは、開口部33から単電池10の外部に排気される。このとき、本実施例の導通部51dは、開口部33を取り囲むリング状の壁部51eを有しているため、隣り合う単電池10に対して開口部33が区画されている。このため、異常が発生した単電池10から排出されるガスや電解液が、異常が発生していない正常な単電池10に接触することを抑制することができる。
開口部33を介して単電池10の外部に排出されたガスは、導通部51dにガイドされて、バスバー51の接触部51b周囲に形成された開口51fを通じ(図9参照)、バスバー51とケース100のケース本体部101との間の空間に導かれる。
このように本実施例では、外力を受けていない状態で、バスバー51の導通部51dが、隣り合う単電池10に対して蓋部材30(開口部33)を区画するように並列接続された各単電池10に設けられているので、異常が発生した単電池10から排出されるガスや電解液が、異常が発生していない正常な単電池10に接触することを抑制することができる。なお、本実施例の導通部51dは、蓋部材30(端子部32)の周囲全体を覆うリング状に形成された一例を示しているが、これに限らず、例えば、蓋部材30の周囲全体ではなく、異常が発生した単電池10から排出されるガスや電解液が、異常が発生していない正常な単電池10に接触することを抑制することができるように、蓋部材30の周囲の少なくとも一部を取り囲む形状に、導通部51dを形成することができる。
1:電池ブロック(蓄電装置)
10:単電池(蓄電素子)
11:電池ケース
12:側壁部
13:底部
30:蓋部材
32:端子部
33:開口部
40:シール部材(絶縁部材)
51,52:バスバー(接続部材)
51b,52b:接触部
51d,52d:導通部
S:絶縁フィルム

Claims (6)

  1. 複数の蓄電素子と、
    前記複数の蓄電素子間を電気的に並列に接続する接続部材と、を有し、
    前記蓄電素子は、前記接続部材が配置される一端側に前記蓄電素子の正極及び負極が絶縁部材を介して配置されており、
    前記接続部材は、
    前記一端側に配置された前記蓄電素子の正極又は負極の一方に接続され、前記複数の蓄電素子それぞれに対応して設けられる接触部と、
    前記各接触部毎に対応して設けられ、外力を受けた際に前記接触部とは異なる他方の前記蓄電素子の正極又は負極に接触し、1つの前記蓄電素子で前記蓄電素子の正極及び負極間を電気的に接続させる導通部と、
    を備えることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記蓄電素子は、
    正極素子および負極素子を含む発電要素と、
    開口部を介して前記発電要素を収容し、前記正極素子および前記負極素子の一方と電気的に接続されたケースと、
    前記開口部を塞ぎ、前記正極素子および前記負極素子の他方と電気的に接続された蓋部材と、
    前記ケースおよび前記蓋部材の間に配置される前記絶縁部材と、を有し、
    前記接触部は、前記蓋部材に向かって突出した形状に形成されており、
    前記導通部は、前記絶縁部材を介して前記蓋部材の外縁に配置される前記ケースに対応する位置に、前記ケースに面して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記複数の蓄電素子は、前記蓄電素子の正極及び負極の一方として構成される前記蓋部材の向きが、同一となるように並んで配置され、
    前記接続部材は、
    前記複数の蓄電素子の各蓋部材と接続される第1接続部材と、
    前記蓋部材と対向し、前記蓄電素子の正極及び負極の他方として構成される前記ケースの各底部と接続される第2接続部材と、
    を含んで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記ケースの外周は、絶縁フィルムで被覆されており、
    前記ケースに向かい合う前記導通部の端部は、外力を受けて前記ケースに接触する際に、前記ケースに接触する部分に設けられた前記絶縁フィルムを破断させる凸状に形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓋部材は、前記発電要素が収容される前記ケース内部と前記蓄電素子外部とを挿通させる挿通部を備えており、
    前記導通部は、隣り合う前記蓄電素子に対して前記挿通部を区画するように、前記蓋部材の周囲の少なくとも一部を覆う形状に形成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  6. 複数の蓄電素子を電気的に並列に接続する接続部材であって、
    一端側に正極及び負極が絶縁部材を介して配置された前記蓄電素子の前記一端側における正極又は負極の一方に接続され、前記複数の蓄電素子それぞれに対応して設けられる接触部と、
    前記各接触部毎に対応して設けられ、外力を受けた際に前記接触部とは異なる他方の前記蓄電素子の正極又は負極に接触し、1つの前記蓄電素子で前記蓄電素子の正極及び負極間を電気的に接続させる導通部と、
    を有することを特徴とする接続部材。
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