JP5929701B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、ピンのかしめ連結により互いに相対回転可能な状態に連結された2つの部材を有する乗物用シートに関する。
従来、自動車用シートにおいて、2つの部材を互いに相対回転可能な状態にピン連結する手段として、2つの部材にピンを通してかしめて連結する技術が知られている(特許文献1)。
特開2006−298086号公報
しかし、上記従来技術では、ピンのかしめに伴い、ピンが両部材に嵌合するように潰れ変形することがあり、両部材の相対回転が阻まれてしまうおそれがある。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、ピンのかしめ連結であっても、2つの部材を互いに相対回転可能な状態に良好に連結できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、ピンのかしめ連結により2つの部材が互いに相対回転可能な状態に連結されている乗物用シートである。ピンは、その頭部から軸方向に延びる脚部が2つの部材に跨って挿通され、その挿通された先の端部が軸方向に押し潰されることにより、同端部と頭部とによって2つの部材を軸方向に挟み込んだ状態に形成される構成とされている。上記ピンに対し、脚部の挿通された先の端部が軸方向に押し潰された際の、脚部の2つの部材の少なくとも一方に挿通された中間部位の半径方向外側への膨張変形を吸収する肉盗み部が形成されている。
この第1の発明によれば、ピンに肉盗み部が形成されていることにより、脚部の挿通された先の端部が軸方向に押し潰される際の、中間部位の半径方向外側への膨張変形が吸収されて抑えられるようになる。したがって、ピンをかしめてもピンが両部材に嵌合するように潰れ変形することが抑えられるため、ピンのかしめ連結によって2つの部材を互いに相対回転可能な状態に良好に連結することができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、肉盗み部が、ピンに対して円周方向に均等な形に形成されているものである。
この第2の発明によれば、中間部位の半径方向外側への膨張変形を円周方向に均等に分散させて吸収することができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を示した側面図である。 ピンをかしめ処理する前の状態を表した図1のII-II線断面図である。 ピンをかしめ処理した状態を表した断面図である。 実施例2のピンをかしめ処理する前の状態を表した要部断面図である。 ピンをかしめ処理した状態を表した断面図である。 実施例3のピンをかしめ処理する前の状態を表した要部断面図である。 ピンをかしめ処理した状態を表した断面図である。 実施例4のピンをかしめ処理する前の状態を表した要部断面図である。 ピンをかしめ処理した状態を表した断面図である。 実施例5のピンをかしめ処理する前の状態を表した要部断面図である。 ピンをかしめ処理した状態を表した断面図である。 実施例6のピンをかしめ処理する前の状態を表した要部断面図である。 ピンをかしめ処理した状態を表した断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の乗物用シート1の構成について、図1〜図3を用いて説明する。本実施例の乗物用シート1は、図1に示すように、3列シートを備えた車両の2列目の座席用シートとして構成されている。この乗物用シート1は、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えて構成されている。シートバック2は、その左右両サイドの下端部が、それぞれ、シートクッション3の左右両サイドの後端部に対して、回転止め可能な回転軸装置として機能するリクライニング装置4を間に介して連結された状態とされている。これにより、シートバック2は、シートクッション3に対して、上述した各リクライニング装置4を中心にその背凭れ角度を前後方向に調整したり固定したりすることができるように連結された状態とされている。
また、シートクッション3は、その左右両サイドの側面部が、フロア面F上に設置された左右一対のベース部材12に対して、それぞれ、4節リンク機構から成るリフター機構10を間に介して連結された状態とされている。これにより、乗物用シート1は、上述した各リフター機構10のリンク運動に伴って、フロア面F上に落とし込まれたりフロア面F上から起こし上げられたりすることができる構成とされている。上述した各リフター機構10は、具体的には、シートクッション3とフロア面F上の各ベース部材12とをリンク連結する前後一対の2本のリンク部材11を有し、これらリンク部材11を起倒回転させることで、乗物用シート1をフロア面F上に落とし込んだりフロア面F上から起こし上げたりするようにリンク運動するようになっている。
上述した各リフター機構10のリンク運動は、前側のリンク部材11とシートクッション3との各連結部に設定された、回転止め可能な回転軸装置として機能する回転止め装置13により所望の角度位置にロックすることができるようになっている。なお、これら回転止め装置13の基本構造は、上述した各リクライニング装置4と同じであり、特開2011−116303号公報等の文献に開示されたものと同じものとなっているため、具体的な説明については省略することとする。
また、その他の連結部である前側のリンク部材11とベース部材12との各連結、それに後側のリンク部材11とシートクッション3或いはベース部材12との各連結は、それぞれ、ピンPのかしめによる回転可能なピン連結となっている。以下、これらピンPを用いた各連結部の連結構造について詳しく説明することとする。なお、上述した各ピン連結部の連結構造は、どこも同じ連結構造となっているため、以下では、これらを代表して、図1のII-II線で示されている前側のリンク部材11とベース部材12とのピン連結部の連結構造について詳しく説明することとする。ここで、ベース部材12が本発明の「2つの部材の一方」に相当し、前側のリンク部材11が本発明の「2つの部材の他方」に相当する。
図2に示すように、前側のリンク部材11とベース部材12とは、これらに貫通して形成された丸孔状の各貫通孔11a,12a内にピンPの脚部Pbが挿通され、その後に、図3に示すように、脚部Pbの挿通された先の端部Pb3が軸方向押し潰されるようにかしめ処理されることにより、ピンPの頭部Paと上述した脚部Pbのかしめられた端部Pb3とによって軸方向に挟み込まれた状態に連結された状態とされている。この連結により、前側のリンク部材11とベース部材12は、それぞれ、上述したピンPの脚部Pbを支軸として、互いに相対回転することができる状態にピン連結された状態とされている。
ここで、上述したピンPは、図2に示すように、円板状の頭部Paと、頭部Paの中心から軸方向に突出する円柱状の脚部Pbと、脚部Pbの外周部位に形成された肉盗み部Pc1と、を有する形に形成されている。頭部Paは、上述したベース部材12に形成された貫通孔12aやリンク部材11に形成された貫通孔11aよりも径方向に大きく張り出した形に形成されている。脚部Pbは、その根本側に径の太い円柱状の第1中間部位Pb1が形成され、先端側に径の細い円柱状の第2中間部位Pb2が形成された、段付きの円柱型形状に形成されている。ここで、第1中間部位Pb1が本発明の「中間部位」に相当する。
上記脚部Pbは、その先端側の第2中間部位Pb2が、径の大きいベース部材12の貫通孔12aから径の小さいリンク部材11の貫通孔11aへと順に通されて、頭部Paがベース部材12の側面に当接する位置まで挿通されるようになっている。上記挿通により、脚部Pbは、径の太い第1中間部位Pb1が径の大きいベース部材12の貫通孔12a内に遊嵌され、径の細い第2中間部位Pb2が径の小さいリンク部材11の貫通孔11a内に遊嵌された状態として、第2中間部位Pb2の先端側の端部Pb3がリンク部材11の貫通孔11aから突出した状態に組み付けられるようになっている。
そして、上記組み付けの後、図示しないプレス機により、上述したピンPの頭部Paを支点に脚部Pbの挿通された先の端部Pb3を軸方向に押し潰すかしめ処理を行うことにより、図3に示すように、端部Pb3が半径方向の外側に形状を広げるように押し潰されて、同端部Pb3と頭部Paとによってリンク部材11とベース部材12とを軸方向に挟み込んだ状態となるようにピンPが成形されるようになっている。しかし、上記かしめ処理の際、ピンPは、その脚部Pbの先の端部Pb3が軸方向に押し潰されることに伴う圧縮力の作用によって、上述した第1中間部位Pb1や第2中間部位Pb2が少なからず半径方向の外側へ膨張変形してしまう。この膨張変形により、第1中間部位Pb1と第2中間部位Pb2とが、ベース部材12の貫通孔12aの内周面とリンク部材11の貫通孔11aの内周面とにそれぞれ強く圧着された状態となってしまうと、ベース部材12とリンク部材11との相対回転が抑止されてしまうおそれがある。
そこで、上記膨張変形に伴う圧着を阻止するために、第1中間部位Pb1の外周部位には、同外周部位を蛇腹状に肉盗みした形状とする肉盗み部Pc1が形成されている。上記肉盗み部Pc1は、第1中間部位Pb1の外周面全体を軸方向に蛇腹状に波打ち状に起伏させた形とするように形成されている。上記肉盗み部Pc1により、第1中間部位Pb1は、図2に示すように、その蛇腹状に形成された外周部位の各山部が、ベース部材12の貫通孔12aの内周面に遊嵌した状態として組み付けられながらも、図3に示すように、上述した押し潰しに伴う軸方向の圧縮力の作用を受けて半径方向の外側に膨張変形する際には、各谷部(肉盗み部Pc1)が各山部との間の隙間を埋めるように膨張変形するようになる。これにより、第1中間部位Pb1がその膨張変形によってベース部材12の貫通孔12aの内周面に強く圧着される事態が抑制されるようになっている。
したがって、ピンPは、上記第1中間部位Pb1と第2中間部位Pb2のうち、少なくとも第1中間部位Pb1はベース部材12とは回転方向に一体的とならない状態にかしめ処理されるため、リンク部材11とベース部材12との相対回転を阻害しないようにこれらに組み付けられることとなる。このように、本実施例の乗物用シート1の構成によれば、ピンPに肉盗み部Pc1が形成されていることにより、脚部Pbの挿通された先の端部Pb3が軸方向に押し潰される際の、第1中間部位Pb1の半径方向外側への膨張変形が吸収されて抑えられるようになる。したがって、ピンPをかしめてもピンPがベース部材12とリンク部材11の双方に嵌合するように潰れ変形することが抑えられるため、ピンPを単純に軸方向に押し潰す簡単なかしめ連結によってベース部材12とリンク部材11とを互いに相対回転可能な状態に良好に連結することができる。また、上記肉盗み部Pc1における変形吸収に伴って、第1中間部位Pb1のほか、第2中間部位Pb2の半径方向外側への膨張変形も抑えられやすくなる。また、肉盗み部Pc1が、ピンPに対して円周方向に均等な形に形成されていることにより、第1中間部位Pb1の半径方向外側への膨張変形を円周方向に均等に分散させて吸収することができる。
続いて、実施例2の乗物用シート1の構成について、図4〜図5を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例1で示した乗物用シート1と実質的な構成及び作用が同じとなる箇所については、これらと同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について詳しく説明することとする。本実施例では、ピンPの脚部Pbに形成される肉盗み部Pc2が、第1中間部位Pb1の円周方向の4箇所の外周部位を軸方向に真っ直ぐに凹ませる溝形状となって形成されている。上記肉盗み部Pc2は、第1中間部位Pb1の外周部位上の円周方向の4箇所の位置に等間隔に配置形成されている。
上記肉盗み部Pc2により、第1中間部位Pb1は、図4に示すように、その凹みのない部位の外周面が、ベース部材12の貫通孔12aの内周面に遊嵌した状態として組み付けられながらも、図5に示すように、端部Pb3の押し潰しに伴う軸方向の圧縮力の作用を受けて半径方向の外側に膨張変形する際には、各肉盗み部Pc2がそれらの凹み形状を埋めるように膨張変形するようになる。これにより、第1中間部位Pb1がその膨張変形によってベース部材12の貫通孔12aの内周面に強く圧着される事態が抑制されるようになっている。
続いて、実施例3の乗物用シート1の構成について、図6〜図7を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例1で示した乗物用シート1と実質的な構成及び作用が同じとなる箇所については、これらと同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について詳しく説明することとする。本実施例では、ピンPに形成される肉盗み部Pc3が、ピンPの頭部Paの中心部を凹ませた丸穴形状となって形成されている。上記肉盗み部Pc3は、ピンPの頭部Paの中心部から第1中間部位Pb1の内部にかかる深さ位置まで軸方向に大きく肉抜きされて形成されている。
上記肉盗み部Pc3により、第1中間部位Pb1は、図6に示すように、その外周面が、ベース部材12の貫通孔12aの内周面に遊嵌した状態として組み付けられながらも、図7に示すように、端部Pb3の押し潰しに伴う軸方向の圧縮力の作用を受けた時には、上記肉盗み部Pc3がその凹み形状を埋めるように軸方向に膨張変形するようになる。これにより、第1中間部位Pb1がベース部材12の貫通孔12aの内周面に強く圧着される事態が抑制されるようになっている。
続いて、実施例4の乗物用シート1の構成について、図8〜図9を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例1で示した乗物用シート1と実質的な構成及び作用が同じとなる箇所については、これらと同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について詳しく説明することとする。本実施例では、ピンPに形成される肉盗み部Pc4が、第2中間部位Pb2の先端側の端部Pb3の中心部を凹ませた丸穴形状となって形成されている。
上記肉盗み部Pc4により、ピンPの脚部Pbは、図8に示すように、その第1中間部位Pb1や第2中間部位Pb2の外周面が、ベース部材12の貫通孔12aの内周面やリンク部材11の貫通孔11aの内周面に遊嵌した状態として組み付けられながらも、図9に示すように、端部Pb3が押し潰される時には、端部Pb3自体に形成された肉盗み部Pc4によって、端部Pb3が脆弱化されて局所的に潰れ変形し、第1中間部位Pb1や第2中間部位Pb2の各貫通孔11a,12a内に挿通されている部位に大きな軸圧縮力が伝達されないようになっている。これにより、第1中間部位Pb1や第2中間部位Pb2は、径方向に大きく膨張変形しないようになっており、第1中間部位Pb1や第2中間部位Pb2がベース部材12の貫通孔12aの内周面やリンク部材11の貫通孔11aの内周面に強く圧着される事態が抑制されるようになっている。
続いて、実施例5の乗物用シート1の構成について、図10〜図11を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例1で示した乗物用シート1と実質的な構成及び作用が同じとなる箇所については、これらと同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について詳しく説明することとする。本実施例では、ピンPの脚部Pbに形成される肉盗み部Pc5が、第1中間部位Pb1の内部の円周方向の4箇所の部位を、第2中間部位Pb2との段差が形成された側の端面部から軸方向に丸穴状に穴空けした形状となって形成されている。上記肉盗み部Pc5は、第1中間部位Pb1の軸方向の全域を貫通させるように、円周方向の4箇所の位置に等間隔に配置形成されている。
上記肉盗み部Pc5により、第1中間部位Pb1は、図10に示すように、その外周面が、ベース部材12の貫通孔12aの内周面に遊嵌した状態として組み付けられながらも、図11に示すように、端部Pb3の押し潰しに伴う軸方向の圧縮力の作用を受けて半径方向の外側に膨張変形する際には、各肉盗み部Pc5がそれらの穴形状を埋めるように変形するようになる。これにより、第1中間部位Pb1がその膨張変形によってベース部材12の貫通孔12aの内周面に強く圧着される事態が抑制されるようになっている。
続いて、実施例6の乗物用シート1の構成について、図12〜図13を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例1で示した乗物用シート1と実質的な構成及び作用が同じとなる箇所については、これらと同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について詳しく説明することとする。本実施例では、ピンPの脚部Pbに形成される肉盗み部Pc6が、第1中間部位Pb1の第2中間部位Pb2との段差が形成された側の端面部を、その中心部まわりのリング形状に凹ませた溝形状となって形成されている。
上記肉盗み部Pc6により、第1中間部位Pb1は、図12に示すように、その外周面が、ベース部材12の貫通孔12aの内周面に遊嵌した状態として組み付けられながらも、図13に示すように、端部Pb3の押し潰しに伴う軸方向の圧縮力の作用を受けた時には、上記肉盗み部Pc6がその凹み形状を埋めるように軸方向に膨張変形するようになる。これにより、第1中間部位Pb1がベース部材12の貫通孔12aの内周面に強く圧着される事態が抑制されるようになっている。
以上、本発明の実施形態を6つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、鉄道等の自動車以外の車両に適用されるシートであってもよく、また、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートに広く適用することができるものである。また、本発明の構成は、「ピンのかしめ連結により2つの部材が互いに相対回転可能な状態に連結されている乗物用シート」に対して広く適用することができるものであり、例えば、車両用シートにおいて、オットマン(足載せ)をシートクッションの前部に対して起倒回転可能にピン連結する部分、或いはオットマンを収納展開させるリンク機構のピン連結部分や、シートバックをシートクッションに対して回転可能にピン連結する部分、シートバックにアームレストを回転可能にピン連結する部分等、種々のピン連結構造に適用することができるものである。
また、本発明の「肉盗み部」は、上記各実施例で示した構成以外にも、様々な形でピンに凹みや孔を入れて形成することができるものであり、その凹みや孔の入れ方は特定の形に限定されないものである。また、「肉盗み部」は、上記各実施例において示したピンにおける第1中間部位又は第2中間部位の半径方向外側への膨張変形を吸収するように設けられたものを例示したが、これらのうちの少なくとも一方の膨張変形を吸収するように設けられていればよい。
1 乗物用シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 リクライニング装置
10 リフター機構
11 リンク部材(2つの部材の他方)
11a 貫通孔
12 ベース部材(2つの部材の一方)
12a 貫通孔
13 回転止め装置
P ピン
Pa 頭部
Pb 脚部
Pb1 第1中間部位(中間部位)
Pb2 第2中間部位(中間部位)
Pb3 端部
Pc1〜Pc6 肉盗み部
F フロア面

Claims (2)

  1. ピンのかしめ連結により2つの部材が互いに相対回転可能な状態に連結されている乗物用シートであって、
    前記ピンは、その頭部から軸方向に延びる脚部が前記2つの部材に跨って挿通され、その挿通された先の端部が軸方向に押し潰されることにより該端部と前記頭部とによって前記2つの部材を軸方向に挟み込んだ状態に形成される構成とされ、
    前記ピンに対し、前記脚部の挿通された先の端部が軸方向に押し潰される際の、前記脚部の前記2つの部材の少なくとも一方に挿通された中間部位の半径方向外側への膨張変形を吸収する肉盗み部が形成されており、
    前記肉盗み部が、前記脚部に形成された凹み若しくは穴、又は前記頭部の中心部に形成された丸穴形状の凹みから成り、前記膨張変形により形状が埋められるようになっていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記肉盗み部が、前記ピンに対して円周方向に均等な形に形成されていることを特徴とする乗物用シート。
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