JP5929267B2 - トナー、現像剤、画像形成装置及びブロック共重合体 - Google Patents

トナー、現像剤、画像形成装置及びブロック共重合体 Download PDF

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Description

本発明は、トナー、現像剤、画像形成装置及びブロック共重合体に関する。
従来、電子写真装置、静電記録装置等において、電気的潜像又は磁気的潜像は、トナーによって顕像化されている。電子写真装置では、感光体に静電荷像(潜像)を形成した後、トナーを用いて該潜像を現像して、トナー画像が形成される。トナー画像は、通常、紙等の転写材上に転写された後、加熱等の方法で定着される。
トナーの構成成分である結着樹脂は、そのほとんどが石油資源を原料としており、石油資源の枯渇の問題、石油資源を大量消費して二酸化炭素を大気中へ排出することによる地球温暖化の問題が懸念されている。
そこで、大気中の二酸化炭素を取り込んで成長する植物由来の樹脂を結着樹脂として用いると、二酸化炭素は環境中で循環するだけとなり、石油資源の枯渇の問題と地球温暖化の問題を同時に解決する可能性がある。
特許文献1には、ポリ乳酸を結着樹脂として含有する電子写真用トナーが開示されている。このとき、ポリ乳酸は、乳酸の脱水縮合又は乳酸のラクチドの開環重合により合成することができる。
しかしながら、結着樹脂として、ポリ乳酸を用いると、低温定着性と耐熱保存性を両立させることが困難であるという問題がある。
特許文献2に、結着樹脂及び着色剤を含み、水系媒体中で造粒されるトナーが開示されている。このとき、結着樹脂は、CH−C−H(−OH)(COOH)が脱水縮合された構成単位を繰り返し構造に有するポリエステル骨格Aと、CH−C−H(−OH)(COOH)が脱水縮合された構成単位を繰り返し構造に含まないポリエステル骨格Bとを、ブロック共重合させてなる。また、CH−C−H(−OH)(COOH)が脱水縮合された構成単位中におけるモノマー成分換算での光学異性体比率
X(%)=|X(L体)−X(D体)|
〔ただし、X(L体)は乳酸モノマー換算でのL体比率(%)、X(D体)は乳酸モノマー換算でのD体比率(%)を表す〕
が80%以下である。
しかしながら、顔料分散性をさらに向上させることが望まれている。
本発明は、上記従来技術が有する問題に鑑み、低温定着性、耐熱保存性及び顔料分散性に優れるトナー、該トナーを含む現像剤及び該現像剤を用いて現像する画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のトナーは、乳酸のラクチド由来の構成単位を有するポリエステルブロックAと、化学式
−SO
で表される基を有するポリエステルブロックBを有するブロック共重合体及び顔料を含む母体粒子を有し、前記ブロック共重合体は、タッピングモード原子間力顕微鏡を用いて、断面の位相像を観察すると、位相の遅れが小さい前記ポリエステルブロックA由来のドメイン中に位相の遅れが大きい前記ポリエステルブロックB由来のドメインが分散していると共に、昇温速度5℃/minにおける第一のガラス転移温度及び第二のガラス転移温度が存在し、前記ポリエステルブロックB由来のドメインは、平均ドメインサイズが20nm以上100nm以下であり、前記第一のガラス転移温度が−20℃以上20℃以下であり、前記第二のガラス転移温度が35℃以上65℃以下である。
本発明の現像剤は、本発明のトナーを含む。
本発明の画像形成装置は、感光体と、該感光体を帯電させる帯電手段と、該帯電した感光体に露光して静電潜像を形成する露光手段と、該感光体に形成された静電潜像を、本発明の現像剤を用いて現像してトナー像を形成する現像手段と、該感光体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、該記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着手段を有する。
本発明のブロック共重合体は、乳酸のラクチド由来の構成単位を有するポリエステルブロックAと、化学式
−SO
で表される基を有するポリエステルブロックBを有し、タッピングモード原子間力顕微鏡を用いて、断面の位相像を観察すると、位相の遅れが小さい前記ポリエステルブロックA由来のドメイン中に位相の遅れが大きい前記ポリエステルブロックB由来のドメインが分散していると共に、昇温速度5℃/minにおける第一のガラス転移温度及び第二のガラス転移温度が存在し、前記ポリエステルブロックB由来のドメインは、平均ドメインサイズが20nm以上100nm以下であり、前記第一のガラス転移温度が−20℃以上20℃以下であり、前記第二のガラス転移温度が35℃以上65℃以下である。

本発明によれば、低温定着性、耐熱保存性及び顔料分散性に優れるトナー、該トナーを含む現像剤及び該現像剤を用いて現像する画像形成装置を提供することができる。
ブロック共重合体の位相像の一例を示す図である。 ブロック共重合体の示差走査熱量計の吸熱チャートの一例を示す図である。 本発明の画像形成装置の一例を示す図である。 本発明の画像形成装置の他の例を示す図である。 本発明の画像形成装置の他の例を示す図である。 図5の画像形成ユニットを示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を図面と共に説明する。
本発明のブロック共重合体は、ヒドロキシカルボン酸由来の構成単位を有するポリエステルブロックA及びアニオン性基を有するポリエステルブロックBを有する。
一般に、トナーの低温定着性を向上させると、トナーの耐熱保存性が低下するという問題がある。
本発明においては、ガラス転移温度が低いドメインを、ガラス転移温度が高いドメイン中に分散させることにより、トナーの低温定着性と耐熱保存性のトレードオフの関係を解消することができる。
このとき、ポリエステルブロックBは、ヒドロキシカルボン酸由来の構成単位を有さないことが好ましい。これにより、ポリエステルブロックAとポリエステルブロックBの相溶性を低下させることができ、その結果、ポリエステルブロックB由来のドメインをポリエステルブロックA由来のドメイン中に分散させることができる。
一方、顔料分散性を向上させるためには、本発明のブロック共重合体の顔料に対する親和性を向上させる必要がある。
本発明においては、ガラス転移温度が低いドメインにアニオン性基を導入することにより、顔料分散性を向上させることでき、その結果、トナーの表面への顔料の偏在を抑制することができる。
本発明のブロック共重合体は、タッピングモード原子間力顕微鏡(AFM)を用いて、断面の位相像を観察すると、位相の遅れが小さいポリエステルブロックA由来のドメイン中に位相の遅れが大きいポリエステルブロックB由来のドメインが分散している(図1参照)。
ポリエステルブロックB由来のドメインの平均ドメインサイズは、20〜100nmであり、30〜70nmが好ましい。ポリエステルブロックB由来のドメインの平均ドメインサイズが20nm未満であると、トナーの低温定着性が低下し、100nmを超えると、トナーの耐熱保存性が低下する。
なお、ドメインサイズとは、ドメインの径の最大値を意味する。
タッピングモード原子間力顕微鏡は、Surface Science Letter,290,668(1993)等に記載されている。また、位相像は、Polymer,35,5778(1994)、Macromolecules,28,6773(1995)等に記載されているように、カンチレバーを振動させながら、試料の表面の形状を測定することにより得られる。
タッピングモード原子間力顕微鏡においては、試料の表面の粘弾性により、カンチレバーの位相の遅れが発生し、位相の遅れをマッピングすることにより、位相像が得られる。このとき、ガラス転移温度が低いドメインは位相の遅れが大きくなり、ガラス転移温度が高いドメインは位相の遅れが小さくなる。
なお、断面の位相像を観察するサンプルは、ミクロトームを用いて、ブロック共重合体の切片を切り出すことにより作製することができる。
本発明のブロック共重合体は、ポリエステルブロックA由来のドメイン中にポリエステルブロックB由来のドメインが分散しているため、昇温速度5℃/minにおけるガラス転移温度が二箇所に存在する。
本発明のブロック共重合体は、第一のガラス転移温度が−20〜20℃である。第一のガラス転移温度が−20℃未満であると、トナーの耐熱保存性が低下し、20℃を超えると、トナーの低温定着性が低下する。
本発明のブロック共重合体は、第二のガラス転移温度が35〜65℃である。第二のガラス転移温度が35℃未満であると、トナーの耐熱保存性が低下し、65℃を超えると、トナーの低温定着性が低下する。
なお、ブロック共重合体のガラス転移温度は、示差走査熱量計(DSC)の吸熱チャートから求めることができる。具体的には、2nd Heatingのサーモグラムにおいて、ASTM D3418/82で定義されるミッドポイント法を用いて、ガラス転移温度を求めることができる。
本発明のブロック共重合体は、第一のガラス転移温度Tgを求める際のオンセット温度及びオフセット温度における熱流を、それぞれHF[W/g]及びHF[W/g]、第二のガラス転移温度Tgを求める際のオンセット温度及びオフセット温度における熱流を、それぞれHF[W/g]及びHF[W/g]とすると(図2参照)、通常、式
0<(HF−HF)/(HF−HF)≦1
を満たす。(HF−HF)/(HF−HF)が1を超えると、トナーの耐熱保存性が低下することがある。
ポリエステルブロックAを合成する方法としては、特に限定されないが、ヒドロキシカルボン酸を縮重合する方法、ヒドロキシカルボン酸由来のラクトン及び/又はラクチドを開環重合する方法等が挙げられる。中でも、ポリエステルブロックAの分子量を制御しやすいことから、ラクトン及び/又はラクチドを開環重合する方法が好ましい。
ヒドロキシカルボン酸は、ブロック共重合体の透明性と熱特性の観点から、脂肪族ヒドロキシカルボン酸が好ましく、炭素数が2〜6の脂肪族ヒドロキシカルボン酸がさらに好ましい。
炭素数が2〜6の脂肪族ヒドロキシカルボン酸としては、特に限定されないが、乳酸、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸等のヒドロキシアルカン酸が挙げられる。中でも、ガラス転移温度が高いドメインの形成、ブロック共重合体の透明性や着色剤との親和性の観点から、乳酸が好ましく、L−乳酸及びD−乳酸の併用が好ましい。
ヒドロキシカルボン酸由来のラクトン及びラクチドは、それぞれ、上記のヒドロキシカルボン酸由来のラクトン及びラクチドであることが好ましい。
ポリエステルブロックAは、環境中でエステラーゼにより分解されることから、ポリ乳酸ブロックであることが好ましい。
ポリ乳酸ブロックの合成方法としては、特に限定されないが、乳酸を縮重合する方法、乳酸のラクチドを開環重合する方法等が挙げられる。中でも、ポリ乳酸ブロックの分子量を制御しやすいことから、乳酸のラクチドを開環重合する方法が好ましい。
乳酸を合成する方法としては、特に限定されないが、とうもろこし等の澱粉を発酵する方法等が挙げられる。
ポリ乳酸ブロックを加水分解することにより生成する乳酸は、鏡像体過剰率が80%以下であることが好ましい。これにより、ブロック共重合体の溶解性及び透明性を向上させることができる。
なお、乳酸の鏡像体過剰率は、キラルHPLCを用いて測定することができる。
なお、ポリ乳酸ブロックを加水分解することにより生成する乳酸の鏡像体過剰率は、ポリ乳酸ブロックを合成する際に用いる乳酸の鏡像体過剰率を調整することにより、制御することができる。
ポリエステルブロックBとしては、アニオン性基を有し、ポリエステルブロックB由来のドメインをポリエステルブロックA由来のドメイン中に分散させることが可能であれば、特に限定されない。
なお、第一のガラス転移温度は、ポリエステルブロックB由来であるため、第一のガラス転移温度が−20〜20℃となるように、ポリエステルブロックBを制御することが重要である。
ポリエステルブロックBは、2個以上のヒドロキシル基及びアニオン性基を有するポリエステル由来の残基であることが好ましい。即ち、2個以上のヒドロキシル基及びアニオン性基を有するポリエステルを開始剤として用いて、ヒドロキシカルボン酸を重縮合する、又は、ヒドロキシカルボン酸由来のラクトン及び/又はラクチドを開環重合することにより、ブロック共重合体を合成することが好ましい。これにより、着色剤との親和性を向上させることができる。また、ABA型のトリブロック共重合体とすることにより、ポリエステルブロックB由来のドメインがポリエステルブロックA由来のドメイン中に分散しやすくなる。
アニオン性基としては、顔料に対する親和性を向上させることが可能であれば、特に限定されないが、正に帯電している基が表面に存在している顔料をイオン性相互作用で捕捉することができるため、化学式
−SO
で表される基が好ましい。
ブロック共重合体中のアニオン性基の含有量は、通常、1質量%以下である。ブロック共重合体中のアニオン性基の含有量が1質量%を超えると、ブロック共重合体の粘度が上昇して、トナーを製造しにくくなることがある。
ポリエステルブロックBは、一般式
A−(OH)m
(式中、Aは、炭素数が1〜20のアルキル基、アルキレン基、置換基を有していてもよい芳香族基又はヘテロ環芳香族基であり、mは2〜4の整数である。)
で表されるアニオン性基を有さないポリオール由来の構成単位と、一般式
B−(COOH)n
(式中、Bは、炭素数が1〜20のアルキル基、アルキレン基、置換基を有していてもよい芳香族基又はヘテロ環芳香族基であり、nは2〜4の整数である。)
で表されるアニオン性基を有さないポリカルボン酸由来の構成単位と、アニオン性基を有するポリカルボン酸由来の構成単位を有することが好ましい。
アニオン性基を有さないポリオールとしては、特に限定されないが、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン、ビスフェノールA、ビスフェノールAのエチレンオキシド付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキシド付加物、水素化ビスフェノールA、水素化ビスフェノールAのエチレンオキシド付加物、水素化ビスフェノールAのプロピレンオキシド付加物等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
アニオン性基を有さないポリカルボン酸としては、特に限定されないが、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、マロン酸、n−ドデセニルコハク酸、イソオクチルコハク酸、イソドデセニルコハク酸、n−ドデシルコハク酸、イソドデシルコハク酸、n−オクテニルコハク酸、n−オクチルコハク酸、イソオクテニルコハク酸、イソオクチルコハク酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、エンポール三量体酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロヘキセンジカルボン酸、ブタンテトラカルボン酸、ジフェニルスルホンテトラカルボン酸、エチレングリコールビス(トリメリット酸)等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
アニオン性基を有するポリカルボン酸としては、特に限定されないが、5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウム等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
ポリエステルブロックBは、分岐構造を有することが好ましく、3価以上のカルボン酸由来の構成単位を有することがさらに好ましく、トリメリット酸由来の構成単位を有することが特に好ましい。これにより、ポリエステルブロックB由来のドメインの平均ドメインサイズを小さくすることができる。
ポリエステルブロックB中の3価以上のポリカルボン酸の含有量は、通常、1.5mol%以上である。ポリエステルブロックB中の3価以上のポリカルボン酸の含有量が1.5mol%未満であると、ポリエステルブロックB由来のドメインの平均ドメインサイズを大きくなることがある。
また、ポリエステルブロックB中の3価以上のポリカルボン酸の含有量は、通常、3mol%以下である。ポリエステルブロックB中の3価以上のポリカルボン酸の含有量が3mol%を超えると、トナーの低温定着性が低下することがある。
ブロック共重合体中のポリエステルブロックBの含有量は、通常、25〜50質量%であり、25〜40質量%が好ましい。また、ポリエステルブロックBの数平均分子量は、通常、3000〜5000であり、3000〜4000が好ましい。ブロック共重合体中のポリエステルブロックBの含有量が25%未満である場合又はポリエステルブロックBの数平均分子量が3000未満である場合は、ポリエステルブロックB由来のドメインの平均ドメインサイズが20nm未満になることがある。一方、ブロック共重合体中のポリエステルブロックBの含有量が50%を超える場合又はポリエステルブロックBの数平均分子量が5000を超える場合は、ポリエステルブロックB由来のドメインの平均ドメインサイズが100nmを超えることがある。
なお、ブロック共重合体中のポリエステルブロックBの含有量は、NMR、IR、熱分解GC−MS等を用いて求めることができる。
また、ポリエステルブロックBの数平均分子量は、以下のようにして求めることができる。まず、光散乱法を用いて、ブロック共重合体の数平均絶対分子量を求めた後、ブロック共重合体中のポリエステルブロックBの含有量から、ポリエステルブロックBの数平均絶対分子量を求める。次に、GPCを用いて、ポリエステルブロックBと構成単位が同一であり、数平均絶対分子量が既知である複数のポリエステルの数平均分子量を測定する。さらに、得られた数平均絶対分子量と数平均分子量の関係から、ポリエステルブロックBの数平均分子量を換算する。
ブロック共重合体の数平均分子量は、通常、20000以下であり、8000〜15000が好ましい。ブロック京重合体の数平均分子量が20000を超えると、トナーの低温定着性が低下することがある。
本発明のトナーは、本発明のブロック共重合体及び顔料を含む母体粒子を有し、離型剤、帯電制御剤、流動性向上剤、クリーニング性向上剤、磁性材料等をさらに含んでいてもよい。
顔料としては、特に限定されないが、カドミウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ等の黄色顔料;モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK等の橙色顔料;ベンガラ、カドミウムレッド、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B等の赤色顔料;ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等の紫色顔料;コバルトブルー、アルカリブルー、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等の青色顔料;クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ等の緑色顔料;カーボンブラック、オイルファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、アニリンブラック等のアジン系色素、金属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属酸化物等の黒色顔料が挙げられ、二種以上併用してもよい。
本発明のトナーを製造する際に、顔料と樹脂が複合化されているマスターバッチを用いてもよい。
顔料と複合化する樹脂としては、特に限定されないが、本発明のブロック共重合体等が挙げられる。
マスターバッチは、三本ロールミル等の高せん断分散装置を用いて、顔料と樹脂を混練することにより、製造することができる。このとき、顔料と樹脂の相互作用を向上させるために、有機溶媒を添加することが好ましい。また、顔料のウェットケーキをそのまま用いることができ、乾燥する必要がない点で、フラッシング法を用いることが好ましい。フラッシング法は、顔料の水性ペーストと、樹脂と、有機溶媒を混合し、顔料を樹脂側に移行させた後、水及び有機溶媒を除去する方法である。
トナー中の顔料の含有量は、通常、1〜15質量%であり、3〜10質量%が好ましい。トナー中の顔料の含有量が1質量%未満であると、トナーの着色力が低下することがあり、15質量%を超えると、顔料分散性が低下することがある。
離型剤としては、特に限定されないが、カルナウバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス;ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス;オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス;パラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス;フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス;エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス;12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド;ポリ(n−ステアリルメタクリレート)、ポリ(n−ラウリルメタクリレート)等の長鎖アルキルアクリレートの単独重合体;n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレート共重合体等の長鎖アルキルアクリレートの共重合体;側鎖に長鎖アルキル基を有する結晶性高分子等が挙げられる。
離型剤の融点は、通常、50〜120℃であり、60〜90℃が好ましい。離型剤の融点が50℃未満であると、トナーの耐熱保存性が低下することがあり、120℃を超えると、トナーの低温定着性が低下することがある。
離型剤の融点より20℃高い温度における溶融粘度は、通常、5〜1000cpsであり、10〜100cpsが好ましい。離型剤の融点より20℃高い温度における溶融粘度が5cps未満であると、トナーの離型性が低下することがあり、1000cpsを超えると、トナーの低温定着性が低下することがある。
トナー中の離型剤の含有量は、通常、40質量%以下であり、3〜30質量%が好ましい。トナー中の離型剤の含有量が40質量%を超えると、トナーの流動性が低下することがある。
帯電制御剤としては、特に限定されないが、ニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、リンの単体又は化合物、タングステンの単体又は化合物、フッ素系界面活性剤、サリチル酸の金属塩、サリチル酸誘導体の金属塩、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩基等を有する高分子化合物等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
帯電制御剤の市販品としては、ニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製);4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製);4級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製);LRA−901、ホウ素錯体のLR−147(日本カーリット社製)等が挙げられる。
ブロック共重合体に対する帯電制御剤の質量比は、通常、0.1〜10質量%であり、0.2〜5質量%が好ましい。ブロック共重合体に対する帯電制御剤の質量比が0.1質量%未満であると、帯電性が低下することがあり、10質量%を超えると、トナーの流動性が低下したり、画像濃度が低下したりすることがある。
流動性向上剤としては、特に限定されないが、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
流動性向上剤の平均一次粒径は、通常、5nm〜2μmであり、5〜500nmが好ましい。
トナー中の流動性向上剤の含有量は、通常、0.01〜5.0質量%であり、0.01〜2.0質量%が好ましい。
流動性向上剤は、疎水化処理剤により疎水化処理されていてもよい。これにより、高湿度下における流動性や帯電性の低下を抑制することができる。
疎水化処理剤としては、特に限定されないが、シランカップリング剤、シリル化剤、フッ化アルキル基を有するシランカップリング剤、有機チタネート系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シリコーンオイル、変性シリコーンオイル等が挙げられる。
クリーニング性向上剤としては、特に限定されないが、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩;ポリメチルメタクリレート粒子、ポリスチレン粒子等のソープフリー乳化重合により製造されている樹脂粒子等が挙げられる。
樹脂粒子の体積平均粒径は、通常、0.01〜1μmである。
磁性材料としては、特に限定されないが、鉄、マグネタイト、フェライト等が挙げられる。中でも、色調の点で白色の磁性材料が好ましい。
本発明のトナーの体積平均粒径は、通常、3〜8μmである。
なお、本発明のトナーの粒度分布は、粒度分布測定器マルチサイザーII(ベックマン・コールター社製)を用いて測定することができる。
本発明のトナーの製造方法は、本発明のブロック共重合体及び顔料を含み、必要に応じて、離型剤、帯電制御剤をさらに含むトナー組成物を有機溶媒中に溶解又は分散させて第一の液を調製する工程と、第一の液を水系媒体中に乳化又は分散させて第二の液を調製する工程と、第二の液から有機溶媒を除去して母体粒子を形成する工程を有する。
有機溶媒としては、トナー組成物を溶解又は分散させることが可能であれば、特に限定されないが、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等が挙げられ、二種以上併用してもよい。中でも、酢酸エチルが好ましい。
トナー組成物に対する有機溶媒の質量比は、通常、0.4〜3であり、0.6〜1.4が好ましく、0.8〜1.2がさらに好ましい。
水系媒体としては、特に限定されないが、水、水と水溶性有機溶媒の混合物等が挙げられる。中でも、水が好ましい。
水溶性有機溶媒としては、特に限定されないが、メタノール、イソプロパノール、エチレングリコール等のアルコール、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セロソルブ類、アセトン、メチルエチルケトン等の低級ケトン類等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
水系媒体は、樹脂粒子を含むことが好ましい。
樹脂粒子を含む水系媒体は、樹脂粒子を水系媒体中に分散させることにより調製することができる。
水系媒体中の樹脂粒子の含有量は、通常、0.5〜10質量%である。
樹脂粒子を構成する材料としては、水系媒体中に分散させることが可能であれば、特に限定されないが、ビニル樹脂、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ケイ素樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、アニリン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリカーボネート等が挙げられ、二種以上併用してもよい。中でも、微細な球状の樹脂粒子を合成しやすいことから、ビニル樹脂、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリエステルが好ましい。
ビニル樹脂としては、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、(メタ)アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体等が挙げられる。
樹脂粒子は、架橋していてもよい。
架橋しているアクリル樹脂粒子を合成するためには、2官能以上のモノマーを用いることが好ましい。
2官能以上のモノマーとしては、特に限定されないが、メタクリル酸のエチレンオキサイド付加物の硫酸エステルのナトリウム塩のエレミノールRS−30(三洋化成工業社製)、ジビニルベンゼン、1,6−ヘキサンジオールアクリレート等が挙げられる。
樹脂粒子の分散液の調製方法としては、特に限定されないが、(1)〜(8)の方法が挙げられる。
(1)懸濁重合法、乳化重合法、シード重合法又は分散重合法を用いて、直接、ビニル樹脂粒子を合成する方法
(2)モノマー、オリゴマー等の前駆体又はその溶液を、分散剤の存在下、水中に分散させた後、加熱、又は硬化剤を添加して硬化させて、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂等の重付加系又は縮合系樹脂粒子を合成する方法
(3)モノマー、オリゴマー等の前駆体又はその溶液中に乳化剤を溶解させた後、水を加えて転相乳化して、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂等の重付加系又は縮合系樹脂粒子を合成する方法
(4)予め付加重合、開環重合、重付加、付加縮合、縮合重合等の重合反応を用いて合成した樹脂を、機械回転式、ジェット式等の微粉砕機を用いて粉砕した後、分級することにより、樹脂粒子を得た後、分散剤の存在下、水中に分散させる方法
(5)予め付加重合、開環重合、重付加、付加縮合、縮合重合等の重合反応を用いて合成した樹脂の溶液を霧状に噴霧することにより樹脂粒子を得た後、分散剤の存在下、水中に分散させる方法
(6)予め付加重合、開環重合、重付加、付加縮合、縮合重合等の重合反応を用いて合成した樹脂の溶液に貧溶媒を添加する、又は、加熱溶解させた樹脂の溶液を冷却することにより、樹脂粒子を析出させ、溶媒を除去して樹脂粒子を得た後、分散剤の存在下、水中に分散させる方法
(7)予め付加重合、開環重合、重付加、付加縮合、縮合重合等の重合反応を用いて合成した樹脂の溶液を、分散剤の存在下、水中に分散させた後、加熱、減圧等により溶媒を除去する方法
(8)予め付加重合、開環重合、重付加、付加縮合、縮合重合等の重合反応を用いて合成した樹脂の溶液中に乳化剤を溶解させた後、水を加えて転相乳化する方法
水系媒体は、第一の液の油滴を安定化させ、粒度分布を狭くする観点から、界面活性剤を含むことが好ましい。
アニオン性界面活性剤としては、特に限定されないが、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、リン酸エステル等が挙げられ、フルオロアルキル基を有するアニオン性界面活性剤が好ましい。
フルオロアルキル基を有するアニオン性界面活性剤としては、フルオロアルキル(C2〜10)カルボン酸又はその金属塩、パーフルオロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナトリウム、3−[ω−フルオロアルキル(C6〜11)オキシ]−1−アルキル(C3〜4)スルホン酸ナトリウム、3−[ω−フルオロアルカノイル(C6〜8)−N−エチルアミノ]−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、フルオロアルキル(C11〜20)カルボン酸又はその金属塩、パーフルオロアルキル(C7〜13)カルボン酸又はその金属塩、パーフルオロアルキル(C4〜12)スルホン酸又はその金属塩、パーフルオロオクタンスルホン酸ジエタノールアミド、N−プロピル−N−(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクタンスルホンアミド、パーフルオロアルキル(C6〜10)スルホンアミドのプロピルトリメチルアンモニウム塩、パーフルオロアルキル(C6〜10)−N−エチルスルホニルグリシン塩、モノパーフルオロアルキル(C6〜16)エチルリン酸エステル等が挙げられる。
フルオロアルキル基を有する界面活性剤の市販品としては、サーフロンS−111、S−112、S−113(以上、旭硝子社製);フロラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129(以上、住友3M社製);ユニダインDS−101、DS−102(以上、ダイキン工業社製);メガファックF−110、F−120、F−113、F−191、F−812、F−833(以上、DIC社製);エクトップEF−102、103、104、105、112、123A、123B、306A、501、201、204(以上、トーケムプロダクツ社製);フタージェントF−100、F−150(以上、ネオス社製)等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、特に限定されないが、アミン塩型界面活性剤、4級アンモニウム塩型のカチオン性界面活性剤、フルオロアルキル基を有するカチオン性界面活性剤等が挙げられる。
アミン塩型界面活性剤としては、アルキルアミン塩、アミノアルコール脂肪酸誘導体、ポリアミン脂肪酸誘導体、イミダゾリン等が挙げられる。
4級アンモニウム塩型のアニオン性界面活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
フルオロアルキル基を有するカチオン性界面活性剤としては、フルオロアルキル基を有する脂肪族1級、2級又は3級アミン酸、パーフルオロアルキル(C6〜10)スルホンアミドのプロピルトリメチルアンモニウム塩等の脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤の市販品としては、サーフロンS−121(旭硝子社製);フロラードFC−135(住友3M社製);ユニダインDS−202(ダイキン工業社製)、メガファックF−150、F−824(以上、DIC社製);エクトップEF−132(トーケムプロダクツ社製);フタージェントF−300(ネオス社製)等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、特に限定されないが、脂肪酸アミド誘導体、多価アルコール誘導体等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、特に限定されないが、アラニン、ドデシルビス(アミノエチル)グリシン、ビス(オクチルアミノエチル)グリシン、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン等が挙げられる。
水系媒体は、樹脂粒子の代わりに、無機粒子を含んでいてもよい。
無機粒子を構成する材料としては、特に限定されないが、リン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカ、ヒドロキシアパタイト等が挙げられる。
水系媒体は、分散安定剤をさらに含んでいてもよい。
分散安定剤としては、特に限定されないが、リン酸カルシウム等が挙げられる。
水系媒体中に第一の液を乳化又は分散させる際に用いる分散機としては、特に限定されないが、ホモジナイザー(IKA社製)、ポリトロン(キネマティカ社製)、TKオートホモミキサー(特殊機化工業社製)等のバッチ式乳化機、エバラマイルダー(在原製作所社製)、TKフィルミックス、TKパイプラインホモミキサー(以上、特殊機化工業社製)、コロイドミル(神鋼パンテック社製)、スラッシャー、トリゴナル湿式微粉砕機(以上、三井三池化工機社製)、キャピトロン(ユーロテック社製)、ファインフローミル(太平洋機工社製)等の連続式乳化機、マイクロフルイダイザー(みずほ工業社製)、ナノマイザー(ナノマイザー社製)、APVガウリン(ガウリン社製)等の高圧乳化機、膜乳化機(冷化工業社製)等の膜乳化機、バイブロミキサー(冷化工業社製)等の振動式乳化機、超音波ホモジナイザー(ブランソン社製)等の超音波乳化機等が挙げられる。中でも、粒径の均一性の観点から、APVガウリン、ホモジナイザー、TKオートホモミキサー、エバラマイルダー、TKフィルミックス、TKパイプラインホモミキサーが好ましい。
第二の液から有機溶媒を除去する方法としては、特に限定されないが、第二の液を徐々に昇温させて、有機溶媒を蒸発させる方法、第二の液を乾燥雰囲気中に噴霧して、有機溶剤を蒸発させる方法等が挙げられる。
なお、第二の液から有機溶媒を除去する工程の後に、必要に応じて、洗浄工程、乾燥工程、分級工程等をさらに実施してもよい。
分級工程は、サイクロン、デカンター、遠心分離等により、微粒子成分を除去してもよい。また、乾燥工程の後に、分級工程を実施してもよい。
なお、分散安定剤として、リン酸カルシウムを用いた場合は、塩酸等の酸を用いて分散安定剤を溶解させた後、水洗することにより、母体粒子から分散安定剤を除去することができる。
母体粒子は、帯電制御剤、流動性向上剤、クリーニング性向上剤、磁性材料と共に混合し、必要に応じて、機械的衝撃力を印加してもよい。
機械的衝撃力を印加する方法としては、特に限定されないが、高速で回転する羽根により衝撃力を印加する方法、高速気流中に投入して衝突板に衝突させる方法等が挙げられる。
機械的衝撃力を印加する装置としては、特に限定されないが、オングミル(ホソカワミクロン社製)、I式ミル(日本ニューマチック社製)を改造して粉砕エアー圧カを低下させた装置、ハイブリダイゼイションシステム(奈良機械製作所社製)、クリプトロンシステム(川崎重工業社製)、自動乳鉢等が挙げられる。

本発明の現像剤は、本発明のトナーを含み、必要に応じて、キャリアをさらに含んでもよい。即ち、本発明の現像剤は、一成分現像剤であってもよいし、二成分現像剤であってもよい。
二成分現像剤中のキャリアの含有量は、通常、90〜98質量%であり、93〜97質量%が好ましい。
キャリアは、芯材が樹脂層により被覆されていることが好ましい。
芯材を構成する材料としては、特に限定されないが、50〜90emu/gのマンガン−ストロンチウム系材料、マンガン−マグネシウム系材料、100emu/g以上の鉄、75〜120emu/gのマグネタイト、30〜80emu/gの銅−亜鉛系材料等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
芯材の体積平均粒径は、通常、10〜150μmであり、20〜80μmが好ましい。
樹脂層を構成する材料としては、特に限定されないが、アミノ樹脂、ビニル樹脂、ポリスチレン、スチレン−アクリル共重合体、ハロゲン化オレフィン樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリトリフルオロエチレン、ポリヘキサフルオロプロピレン、フッ化ビニリデン−アクリル共重合体、フッ化ビニリデン−フッ化ビニル共重合体、テトラフルオロエチレンとフッ化ビニリデンと非フッ化モノマーのターポリマー等のフルオロターポリマー、シリコーン樹脂等が挙げられ、二種以上併用してもよい。中でも、シリコーン樹脂が好ましい。
アミノ樹脂としては、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ユリア樹脂、ポリアミド、エポキシ樹脂等が挙げられる。
ビニル樹脂としては、アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール等が挙げられる。
ハロゲン化オレフィン樹脂としては、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。
ポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等が挙げられる。
樹脂層は、必要に応じて、導電粉をさらに含んでいてもよい。
導電粉としては、特に限定されないが、金属粉、カーボンブラック、酸化チタン粉、酸化スズ粉、酸化亜鉛粉等が挙げられる。
導電粉の平均粒径は、通常、1μm以下である。
キャリア中の樹脂層の含有量は、通常、0.01〜5.0質量%である。
シリコーン樹脂層を形成する方法としては、特に限定されないが、シリコーン樹脂を溶媒中に溶解させた塗布液を芯材の表面に塗布し、乾燥した後、加熱する方法等が挙げられる。
塗布液を塗布する方法としては、特に限定されないが、浸漬法、スプレー法、ハケ塗り法等が挙げられる。
溶媒としては、特に限定されないが、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸n−ブチルセロソルブ等が挙げられる。
加熱する方式は、外部加熱方式及び内部加熱方式のいずれであってもよい。
加熱する方法としては、特に限定されないが、固定式電気炉、流動式電気炉、ロータリー式電気炉、バーナー炉等を用いて加熱する方法、マイクロ波を照射して加熱する方法等が挙げられる。
本発明の画像形成装置は、感光体と、帯電器と、露光器と、現像器と、転写器と、定着器を有し、除電器、クリーニング器、リサイクル部、制御部等をさらに有してもよい。
感光体の形状は、通常、ドラム状である。
感光体を構成する材料としては、特に限定されないが、アモルファスシリコン、セレン等の無機化合物、ポリシラン、フタロポリメチン等の有機化合物等が挙げられる。中でも、寿命の点で、アモルファスシリコンが好ましい。
帯電器としては、感光体の表面を一様に帯電させることが可能であれば、特に限定されないが、導電性又は半導電性のローラ、ブラシ、フィルム、ゴムブレード等を有する接触帯電器、コロトロン、スコロトロン等の非接触帯電器が挙げられる。中でも、感光体の表面に直流電圧及び交流電圧を重畳印加する接触帯電器又は非接触帯電器が好ましい。このような帯電器は、感光体にギャップテープを介して非接触に近接配置されている帯電ローラであることが好ましい。
露光器の光学系としては、帯電した感光体の表面に露光して静電潜像を形成することが可能であれば、特に限定されないが、複写光学系、ロッドレンズアレイ系、レーザー光学系、液晶シャッタ光学系等が挙げられる。
なお、露光器は、感光体の裏面側から露光する光背面方式であってもよい。
現像器としては、感光体の表面に形成された静電潜像を、本発明の現像剤を用いて現像してトナー像を形成することが可能であれば、特に限定されないが、本発明の現像剤を収容し、静電潜像に現像剤を接触又は非接触に付与することが可能な現像器が挙げられる。
現像器は、通常、現像剤を攪拌させる攪拌器と、回転することが可能なマグネットローラを有する。このような現像器では、トナーとキャリアが攪拌される際の摩擦によりトナーが帯電し、回転するマグネットローラの表面に現像剤が穂立ち状態で保持され、磁気ブラシが形成される。マグネットローラは、感光体の近傍に配置されているため、マグネットローラの表面に形成された磁気ブラシを構成するトナーの一部は、電気的な引力により感光体の表面に移動する。その結果、静電潜像がトナーにより現像されて感光体の表面にトナー像が形成される。
転写器としては、感光体の表面に形成されたトナー像を記録媒体上に転写することが可能であれば、特に限定されないが、コロナ帯電器、ベルト、ローラ、圧力ローラ、粘着転写器等が挙げられる。
転写器は、感光体の表面に形成されたトナー像を中間転写体上に転写する第一次転写器と、中間転写体上に転写されたトナー像を記録媒体上に転写する第二次転写器からなることが好ましい。
中間転写体としては、感光体の表面に形成されたトナー像を転写することが可能であれば、特に限定されないが、転写ベルト等が挙げられる。
記録媒体としては、特に限定されないが、記録紙等が挙げられる。
定着器としては、記録媒体上に転写されたトナー像を定着させることが可能であれば、特に限定されないが、加熱ローラと加圧ローラの組み合わせ、加熱ローラと加圧ローラと無端ベルトの組み合わせ等が挙げられる。
定着器は、加熱体と、加熱体と接触するフィルムと、フィルムを介して加熱体と接触させる加圧部材を有し、フィルムと加圧部材の間にトナー像が転写された記録媒体を通過させることが好ましい。
トナー像が転写された記録媒体を加熱する温度は、通常、80〜200℃である。
なお、定着器は、光定着器であってもよい。
除電器としては、トナー像が転写された感光体を除電することが可能であれば、特に限定されないが、除電ランプ等が挙げられる。
クリーニング器としては、トナー像が転写された感光体に残留したトナーをクリーニングすることが可能であれば、特に限定されないが、磁気ブラシ、静電ブラシ、磁気ローラ、ブレード、ブラシ、ウエブ等が挙げられる。
リサイクル部としては、クリーニング部によりクリーニングされたトナーを現像器に搬送することが可能であれば、特に限定されない。
制御部としては、各手段の動作を制御することが可能であれば、特に限定されないが、シークエンサー、コンピュータ等が挙げられる。
図3に、本発明の画像形成装置の一例を示す。画像形成装置100Aは、ドラム状の感光体10と、帯電器20(ローラ)と、露光器(不図示)と、現像器40と、中間転写体50(無端ベルト)と、クリーニング器60(ブレード)と、除電器70(除電ランプ)を備える。
中間転写体50は、3個のローラ51により支持されており、図中、矢印方向に移動することができる。3個のローラ51の一部は、中間転写体50に一次転写バイアスを印加する一次転写器としても機能する。中間転写体50の近傍には、クリーニング器90(ブレード)が配置されている。また、二次転写バイアスを印加する二次転写器80a(ローラ)が中間転写体50と対向して配置されている。さらに、二次転写器80b(コロナ帯電器)が、中間転写体50の回転方向に対して、感光体10との接触部と、記録媒体Pとの接触部の間に配置されている。
現像器40は、現像ベルト41(無端ベルト)と、現像ベルト41の周囲に併設されているブラック現像ユニット45K、イエロー現像ユニット45Y、マゼンタ現像ユニット45M及びシアン現像ユニット45Cを備える。なお、各色の現像ユニット45は、現像剤収容部42と、現像剤供給ローラ43と、現像ローラ44を備える。また、現像ベルト41は、4個のローラ46により支持されており、図中、矢印方向に移動することができる。
次に、画像形成装置100Aを用いて画像を形成する方法について説明する。まず、帯電器20を用いて、感光体10の表面を一様に帯電させた後、露光装置(不図示)を用いて、帯電した感光体10の表面に像様に光Lを照射し、静電潜像を形成する。次に、現像器40を用いて、感光体10の表面に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する。さらに、感光体10の表面に形成されたトナー像を、一次転写バイアスにより中間転写体50上に一次転写した後、二次転写バイアスにより記録紙P上に二次転写する。
なお、トナー像が転写された感光体10は、クリーニング器60により残留したトナークリーニングされた後、除電器70により除電される。
図4に、本発明の画像形成装置の他の例を示す。画像形成装置100Bは、現像ベルト41及びローラ46を備えず、感光体10の周囲に、ブラック現像ユニット45K、イエロー現像ユニット45Y、マゼンタ現像ユニット45M及びシアン現像ユニット45Cが直接対向して配置されている以外は、画像形成装置100Aと同一の構成である。
図5に、本発明の画像形成装置の他の例を示す。画像形成装置100Cは、タンデム型カラー画像形成装置であり、複写装置本体150と、給紙テーブル200と、スキャナ300と、原稿自動搬送装置(ADF)400を備える。
複写装置本体150には、中間転写体50が中央部に配置されている。そして、中間転写体50は、3個のローラ51により支持されており、図中、時計回りに移動することができる。ローラ15の近傍には、中間転写体50上に残留したトナーをクリーニングするクリーニング器90が配置されている。また、中間転写体50に対向して、イエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの画像形成ユニット120が並置されている。画像形成ユニット120の近傍には、露光器30が配置されている。中間転写体50の、画像形成ユニット120が並置されている側とは反対側には、二次転写器80(無端ベルト)が配置されている。二次転写器80は、一対のローラ81により支持されている。二次転写器80の近傍には、定着器110が配置されている。定着器110は、無端ベルト111と、無端ベルト111に押圧されて配置されている加圧ローラ112を備える。
なお、二次転写器80及び定着器110の近傍に、記録紙の両面に画像を形成するために、記録紙を反転させるシート反転装置28が配置されている。
次に、画像形成装置100Cを用いてフルカラー画像を形成する方法について説明する。
まず、原稿自動搬送装置(ADF)400の原稿台130上に、カラー原稿をセットする、又は、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に、カラー原稿をセットした後、原稿自動搬送装置400を閉じる。
次に、スタートスイッチ(不図示)を押すと、原稿台130上に、カラー原稿をセットした時は、原稿が搬送されてコンタクトガラス32上に移動された後で、一方、コンタクトガラス32上に、カラー原稿をセットした時は、直ちに、スキャナ300が駆動し、第1走行体33及び第2走行体34が走行する。このとき、第1走行体33により、光源からの光が照射された後、原稿面からの反射光が第2走行体34におけるミラーにより反射され、結像レンズ35を経由して読み取りセンサ36により受光される。これにより、カラー原稿が読み取られ、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの画像情報とされる。
そして、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの画像情報は、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの画像形成ユニット120に、それぞれ伝達され、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンのトナー像が形成される。各色の画像形成ユニット120は、図6に示すように、感光体10と、帯電器20と、現像器40と、一次転写器80'と、クリーニング器60と、除電器70を備えており、各色の画像情報に基づいて各色のトナー像を形成することができる。このようにして形成された各色のトナー像は、中間転写体50上に順次一次転写される。そして、中間転写体50上に各色のトナー像が重ね合わされてフルカラートナー像が形成される。
一方、給紙テーブル200においては、3個の給紙ローラ142のうちの1個を選択的に回転させ、ペーパーバンク143に備える3個の給紙カセット144のうちの1個から記録紙を繰り出した後、分離ローラ145で1枚ずつ分離して給紙路146に送り出す。次に、搬送ローラ147を用いて、複写機本体150内の給紙路148に記録紙を搬送した後、レジストローラ49に突き当てて止める。又は、給紙ローラ152を回転させ、手差しトレイ154から記録紙を繰り出した後、分離ローラ155で1枚ずつ分離して給紙路158に送り出し、レジストローラ49に突き当てて止める。
なお、レジストローラ49は、一般に接地されているが、記録紙の紙粉を除去するためにバイアスが印加されていてもよい。
そして、中間転写体50上に形成されたフルカラートナー像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転させ、中間転写体50と二次転写器80の間に記録紙を送り出すことにより、記録紙上にフルカラートナー像が転写される。
フルカラートナー像が転写された記録紙は、二次転写器80により搬送されて、定着器110に送り出され、フルカラートナー像が記録紙上に定着される。その後、記録紙は、切り換え爪55により切り換えられた後、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出され、スタックされる。なお、記録紙の裏面に画像を形成する場合、記録紙は、切り換え爪55により切り換えられた後、シート反転装置28により反転される。
以下に、本発明の実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。なお、部は、質量部を意味する。
(実施例1)
冷却管、撹拌機及び窒索導入管の付いた反応容器中に、3−メチル−1,5−ペンタンジオールからなるポリオールと、アジピン酸ジメチル75.7mol%、テレフタル酸ジメチル19.4mol%、5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウム1.9mol%及び無水トリメリット酸3.0mol%からなるポリカルボン酸を、カルボキシル基に対する水酸基のモル比が1.2になるような比率で加えた。その際に、ポリオール及びポリカルボン酸の総質量に対して1000ppmのチタンテトライソプロポキシドを、重合触媒として、加えた。次に、窒素気下中、4時間で200℃まで昇温した後、2時間で230℃まで昇温し、流出成分が無くなるまで反応させた。さらに、10〜15mmHgの減圧下で5時間反応させ、数平均分子量が3500、ガラス転移温度が−10℃のポリエステル開始剤1を得た。
次に、温度計及び攪拌機の付いたオートクレーブ反応槽中に、30部のポリエステル開始剤1、L−ラクチド60部及びD−ラクチド10部を加えた後、重合触媒として、テレフタル酸チタン1部をさらに加え、窒素置換した。さらに、160℃で6時間反応させ、数平均分子量が14000、第一のガラス転移温度が−5℃、第二のガラス転移温度が40℃、平均ドメインサイズが50nm、(HF−HF)/(HF−HF)が0.30のブロック共重合体を得た。
(実施例2)
アジピン酸ジメチル76.6mol%、テレフタル酸ジメチル19.4mol%、5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウム1.0mol%及び無水トリメリット酸3.0mol%からなるポリカルボン酸を用いた以外は、ポリエステル開始剤1と同様にして、数平均分子量が3400、ガラス転移温度が−14℃のポリエステル開始剤2を得た。
次に、温度計及び攪拌機の付いたオートクレーブ反応槽中に、30部のポリエステル開始剤2、L−ラクチド60部及びD−ラクチド10部を加えた後、重合触媒として、テレフタル酸チタン1部をさらに加え、窒素置換した。さらに、160℃で6時間反応させ、数平均分子量が15000、第一のガラス転移温度が−7℃、第二のガラス転移温度が42℃、平均ドメインサイズが40nm、(HF−HF)/(HF−HF)が0.31のブロック共重合体を得た。
(実施例3)
3−メチル−1,5−ペンタンジオール80mol%及び1,3−プロパンジオール20mol%からなるポリオールと、アジピン酸ジメチル76.6mol%、テレフタル酸ジメチル19.4mol%、5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウム1.0mol%及び無水トリメリット酸3.0mol%からなるポリカルボン酸を用いた以外は、ポリエステル開始剤1と同様にして、数平均分子量が3000、ガラス転移温度が2℃のポリエステル開始剤3を得た。
次に、温度計及び攪拌機の付いたオートクレーブ反応槽中に、30部のポリエステル開始剤3、L−ラクチド60部及びD−ラクチド10部を加えた後、重合触媒として、テレフタル酸チタン1部をさらに加え、窒素置換した。さらに、160℃で6時間反応させ、数平均分子量が14000、第一のガラス転移温度が8℃、第二のガラス転移温度が45℃、平均ドメインサイズが45nm、(HF−HF)/(HF−HF)が0.28のブロック共重合体を得た。
(実施例4)
3−メチル−1,5−ペンタンジオール80mol%及び1,3−プロパンジオール20mol%からなるポリオールと、アジピン酸ジメチル47.5mol%、テレフタル酸ジメチル48.5mol%、5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウム1.0mol%及び無水トリメリット酸3.0mol%からなるポリカルボン酸を用い、カルボキシル基に対する水酸基のモル比を1.3とした以外は、ポリエステル開始剤1と同様にして、数平均分子量が2400、ガラス転移温度が10℃のポリエステル開始剤4を得た。
次に、温度計及び攪拌機の付いたオートクレーブ反応槽中に、20部のポリエステル開始剤4、L−ラクチド68部及びD−ラクチド12部を加えた後、重合触媒として、テレフタル酸チタン1部をさらに加え、窒素置換した。さらに、160℃で6時間反応させ、数平均分子量が13000、第一のガラス転移温度が16℃、第二のガラス転移温度が42℃、平均ドメインサイズが50nm、(HF−HF)/(HF−HF)が0.22のブロック共重合体を得た。
(実施例5)
3−メチル−1,5−ペンタンジオール50mol%及び1,3−プロパンジオール50mol%からなるポリオールと、アジピン酸ジメチル47.5mol%、テレフタル酸ジメチル48.5mol%、5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウム1.0mol%及び無水トリメリット酸3.0mol%からなるポリカルボン酸を用い、カルボキシル基に対する水酸基のモル比を1.3とした以外は、ポリエステル開始剤1と同様にして、数平均分子量が2600、ガラス転移温度が15℃のポリエステル開始剤5を得た。
次に、温度計及び攪拌機の付いたオートクレーブ反応槽中に、20部のポリエステル開始剤5、L−ラクチド68部及びD−ラクチド12部を加えた後、重合触媒として、テレフタル酸チタン1部をさらに加え、窒素置換した。さらに、160℃で6時間反応させ、数平均分子量が13000、第一のガラス転移温度が18℃、第二のガラス転移温度が44℃、平均ドメインサイズが50nm、(HF−HF)/(HF−HF)が0.19のブロック共重合体を得た。
(実施例6)
3−メチル−1,5−ペンタンジオール50mol%及び1,3−プロパンジオール50mol%からなるポリオールと、アジピン酸ジメチル48.2mol%、テレフタル酸ジメチル49.3mol%、5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウム1.0mol%及び無水トリメリット酸1.5mol%からなるポリカルボン酸を用い、カルボキシル基に対する水酸基のモル比を1.3とした以外は、ポリエステル開始剤1と同様にして、数平均分子量が2700、ガラス転移温度が12℃のポリエステル開始剤6を得た。
次に、温度計及び攪拌機の付いたオートクレーブ反応槽中に、20部のポリエステル開始剤6、L−ラクチド68部及びD−ラクチド12部を加えた後、重合触媒として、テレフタル酸チタン1部をさらに加え、窒素置換した。さらに、160℃で6時間反応させ、数平均分子量が13000、第一のガラス転移温度が19℃、第二のガラス転移温度が46℃、平均ドメインサイズが52nm、(HF−HF)/(HF−HF)が0.20のブロック共重合体を得た。
(比較例1)
アジピン酸ジメチル77.6mol%、テレフタル酸ジメチル19.4mol%及び無水トリメリット酸3.0mol%からなるポリカルボン酸を用いた以外は、ポリエステル開始剤1と同様にして、数平均分子量が3400、ガラス転移温度が−8℃のポリエステル開始剤7を得た。
次に、温度計及び攪拌機の付いたオートクレーブ反応槽中に、30部のポリエステル開始剤7、L−ラクチド60部及びD−ラクチド10部を加えた後、重合触媒として、テレフタル酸チタン1部をさらに加え、窒素置換した。さらに、160℃で6時間反応させ、数平均分子量が14000、第一のガラス転移温度が1℃、第二のガラス転移温度が39℃、平均ドメインサイズが55nm、(HF−HF)/(HF−HF)が0.32のブロック共重合体を得た。
(比較例2)
3−メチル−1,5−ペンタンジオール80mol%及び1,3−プロパンジオール20mol%からなるポリオールと、アジピン酸ジメチル77.6mol%、テレフタル酸ジメチル19.4mol%及び無水トリメリット酸3.0mol%からなるポリカルボン酸を用いた以外は、ポリエステル開始剤1と同様にして、数平均分子量が3000、ガラス転移温度が5℃のポリエステル開始剤8を得た。
次に、温度計及び攪拌機の付いたオートクレーブ反応槽中に、30部のポリエステル開始剤8、L−ラクチド60部及びD−ラクチド10部を加えた後、重合触媒として、テレフタル酸チタン1部をさらに加え、窒素置換した。さらに、160℃で6時間反応させ、数平均分子量が15000、第一のガラス転移温度が13℃、第二のガラス転移温度が43℃、平均ドメインサイズが70nm、(HF−HF)/(HF−HF)が0.29のブロック共重合体を得た。
(比較例3)
3−メチル−1,5−ペンタンジオール50mol%及び1,3−プロパンジオール50mol%からなるポリオールと、アジピン酸ジメチル28.2mol%、テレフタル酸ジメチル69.3mol%、5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウム1.0mol%及び無水トリメリット酸1.5mol%からなるポリカルボン酸を用い、カルボキシル基に対する水酸基のモル比を1.3とした以外は、ポリエステル開始剤1と同様にして、数平均分子量が2700、ガラス転移温度が12℃のポリエステル開始剤9を得た。
次に、温度計及び攪拌機の付いたオートクレーブ反応槽中に、20部のポリエステル開始剤9、L−ラクチド68部及びD−ラクチド12部を加えた後、重合触媒として、テレフタル酸チタン1部をさらに加え、窒素置換した。さらに、160℃で6時間反応させ、数平均分子量が14000、第一のガラス転移温度が23℃、第二のガラス転移温度が47℃、平均ドメインサイズが54nm、(HF−HF)/(HF−HF)が0.30のブロック共重合体を得た。
(比較例4)
3−メチル−1,5−ペンタンジオール80mol%及び1,3−プロパンジオール20mol%からなるポリオールと、アジピン酸ジメチル88.2mol%、テレフタル酸ジメチル9.3mol%、5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウム1.0mol%及び無水トリメリット酸1.5mol%からなるポリカルボン酸を用い、カルボキシル基に対する水酸基のモル比を1.3とした以外は、ポリエステル開始剤1と同様にして、数平均分子量が2700、ガラス転移温度が12℃のポリエステル開始剤10を得た。
次に、温度計及び攪拌機の付いたオートクレーブ反応槽中に、20部のポリエステル開始剤10、L−ラクチド68部及びD−ラクチド12部を加えた後、重合触媒として、テレフタル酸チタン1部をさらに加え、窒素置換した。さらに、160℃で6時間反応させ、数平均分子量が13000、第一のガラス転移温度が−24℃、第二のガラス転移温度が46℃、平均ドメインサイズが58nm、(HF−HF)/(HF−HF)が0.25のブロック共重合体を得た。
表1に、実施例及び比較例のブロック共重合体の特性を示す。
なお、Mn、Tg、Tgは、それぞれ数平均分子量、第一のガラス転移温度、第二のガラス転移温度を意味する。
(数平均分子量)
分子量が既知のポリスチレンを用いて作成した検量線を標準として、高速GPC装置HLC−8220GPC(東ソー社製)を用いて、以下の条件で、ポリエステル開始剤及びブロック共重合体の数平均分子量を測定した。
検出器:RI
測定温度:40℃
移動相:テトラヒドロフラン
移動相の流量:0.45mL/min
(ガラス転移温度及び(HF−HF)/(HF−HF))
試料5〜10mgをアルミ製の簡易密閉パンに充填した後、熱分析装置Q2000(TAインスツルメンツ社製)を用いて、以下の条件で、ガラス転移温度Tgを測定した。具体的には、2nd Heatingのサーモグラムにおいて、ASTM D3418/82に準拠して、ポリエステル開始剤のガラス転移温度、ブロック共重合体の第一のガラス転移温度、第二のガラス転移温度及び(HF−HF)/(HF−HF)を求めた。
1st Heating:5℃/minで30℃から220℃まで昇温
220℃で1分間保持
冷却:温度制御せずに220℃から−60℃まで降温
−60℃で1分間保持
2nd Heating:5℃/minで、−60℃から180℃まで昇温
(平均ドメインサイズ)
ウルトラミクロトームULTRACUT UCT(ライカ社製)を用いて、以下の条件で、ブロック共重合体を切削し、切片を切り出した。
切削厚み:60nm
切削速度:0.4mm/sec
ダイヤモンドナイフ:Ultra Sonic 35°
次に、タッピングモード原子間力顕微鏡MFP−3D(アサイラムテクノロジー社製)を用いて、以下の条件で、切片を観察した。
カンチレバー:OMCL−AC240TS−C3target
amplitude:0.5V
target percent:−5%
amplitude setpoint:315mV
scan rate:1Hz
scan points:256×256
scan angle:0°
断面の位相像の位相の遅れが大きいドメインを任意に30点選択し、各ドメインの径の最大値の平均値を算出し、平均ドメインサイズとした。
次に、実施例及び比較例のブロック共重合体を用いて、トナーを製造した。
(トナーの製造)
攪拌棒及び温度計の付いた反応容器中に、水600部、スチレン120部、メタクリル酸100部、アクリル酸ブチル45部、アルキルアリルスルホコハク酸ナトリウムのエレミノールJS−2(三洋化成工業社製)10部及び過硫酸アンモニウム1部を加え、400rpmで20分間攪拌した後、75℃まで昇温して、6時間反応させた。次に、1質量%過硫酸アンモニウム水溶液30部をさらに加えた後、75℃で6時間熟成して、ビニル樹脂の分散液を得た。電気泳動光散乱光度計ELS−800(大塚電子社製)を用いて、ビニル樹脂の体積平均粒径を測定したところ、80nmであった。また、ビニル樹脂の分散液の一部を乾燥した後、フローテスターCFT−500D(島津製作所社製)を用いて、ビニル樹脂のガラス転移温度を測定したところ、74℃であった。
水300部、ビニル樹脂の分散液300部及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.2部を混合撹拌して、水系媒体を得た。
水1000部及びDBP吸油量が42ml/100g、pHが9.5のカーボンブラックPrintex35(デグサ社製)530部及びブロック共重合体1200部を、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)を用いて混合した後、二本ロールを用いて、150℃で30分間混練した。次に、圧延冷却した後、パルペライザー(ホソカワミクロン社製)を用いて粉砕して、マスターバッチを得た。
反応容器中にブロック共重合体100部及び酢酸エチル100部を加えて攪拌した後、カルナウバワックス5部及びマスターバッチ5部を加えた。次に、ビーズミルのウルトラビスコミル(アイメックス社製)を用い、送液速度を1kg/h、ディスクの周速度を6m/sとして、粒径が0.5mmのジルコニアビーズを80体積%充填して、3パスし、第一の液を得た。
容器中に、水系媒体150部を加え、TK式ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて、12000rpmで攪拌しながら、第一の液100部を添加し、10分間混合して、第二の液を得た。
攪拌機及び温度計の付いたコルベン中に、第二の液100部を加え、攪拌周速を20m/minとして攪拌しながら、30℃で10時間脱溶剤し、分散スラリーを得た。
分散スラリー100部を減圧濾過した。次に、濾過ケーキに水100部を加え、TK式ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて、12000rpmで10分間混合した後、濾過した。
得られた濾過ケーキに水300部を加え、TK式ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて、12000rpmで10分間混合した後、濾過する操作を2回行った。得られた濾過ケーキに10質量%の水酸化ナトリウム水溶液20部を加え、TK式ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて、12000rpmで30分間混合した後、減圧濾過した。得られた濾過ケーキに水300部を加え、TK式ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて、12000rpmで10分間混合した後、濾過する操作を2回行った。得られた濾過ケーキに10質量%の塩酸20部を加え、TK式ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて、12000rpmで10分間混合した。次に、帯電制御剤としての、フッ素系4級アンモニウム塩のフタージェントF−310(ネオス社製)の5質量%メタノール溶液を、濾過ケーキに対するフタージェントF−310(ネオス社製)の質量比が0.1%になるように加え、10分間攪拌した後、濾過した。得られた濾過ケーキに水300部を加え、TK式ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて、12000rpmで10分間混合した後、濾過する操作を2回行った。
循風乾燥機を用いて、得られた濾過ケーキを40℃で36時間乾燥させた後、目開きが75μmのメッシュで篩い、母体粒子を得た。
母体粒子100部に、疎水性シリカTS720(キャボット社製)1.5部を加えた後、ヘンシェルミキサーを用いて、3000rpmで5分間ブレンドして、トナーを得た。
(キャリアの製造)
トルエン100部、シリコーン樹脂SR2411(東レ・ダウコーニングシリコーン社製)100部、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン5部及びカーボンブラック10部を、ホモミキサーを用いて20分間分散させて、被覆層用塗布液を得た。
流動床型コーティング装置を用いて、粒径が50μmの球状マグネタイトの表面に、被覆層用塗布液を塗布して、磁性キャリアを得た。
(二成分現像剤の製造)
ボールミルを用いて、トナー5部及びキャリア95部を混合し、二成分現像剤を得た。
次に、トナーの低温定着性、耐熱保存性、顔料分散性及び顔料分散径を評価した。
(低温定着性)
複写機MF−200(リコー社製)の定着ローラとして、テフロン(登録商標)ローラを使用して改造した装置を用いて、厚紙の複写印刷用紙<135>(NBSリコー社製)に、0.85±0.1mg/cmのトナー付着量でベタ画像を形成し、低温定着性を評価した。具体的には、定着ローラの温度を変化させて、厚紙に定着させたベタ画像を、パットで擦った後の画像濃度の残存率が70%以上となる定着ローラの温度を定着下限温度とした。なお、定着下限温度が120℃未満である場合を◎、120℃以上130℃未満である場合を○、130℃以上140℃未満である場合を△、140℃以上である場合を×として、判定した。
(耐熱保存性)
50mlのガラス容器中にトナーを充填し、50℃の恒温槽の中で24時間放置した後、トナーを24℃まで冷却し、針入度試験(JIS K2235−1991)により針入度を評価した。なお、針入度が25mm以上である場合を◎、15mm以上25mm未満である場合を○、5mm以上15mm未満である場合を△、5mm未満である場合を×として、判定した。
(顔料分散性及び顔料分散径)
透過型電子顕微鏡H7000(日立ハイテクノロジーズ社製)を用いて、顔料分散性及び顔料分散径を評価した。具体的には、まず、適量のトナーをミクロングリッド(日新EM社製)上に載せ、加速電圧100kV、倍率5万倍でTEM写真を撮影した。次に、TEM写真を二値化処理し、顔料100個の面積から求められる円相当直径の平均値を顔料分散径とした。
なお、顔料がトナー中に均一に分散されている場合を◎、顔料の一部がトナーの表面に偏在している場合を○、顔料の全てが表面に偏在している場合を×として、顔料分散性を判定した。また、顔料分散径が150nm未満である場合を◎、150nm以上250nm未満である場合を○、250nm以上である場合を×として、顔料分散径を判定した。
表2に、トナーの低温定着性、耐熱保存性、顔料分散性及び顔料分散径の評価結果を示す。
表2から、実施例1〜6のブロック共重合体を含むトナーは、低温定着性、耐熱保存性、顔料分散性及び顔料分散径に優れることがわかる。
一方、比較例1、2のブロック共重合体を含むトナーは、顔料の全てが表面に偏在していた。これは、比較例1、2のブロック共重合体がアニオン性基を有するポリエステルブロックBを有していないためと考えられる。
比較例3のブロック共重合体を含むトナーは、低温定着性が劣る。これは、比較例3のブロック共重合体の第一のガラス転移温度が23℃であるためと考えられる。
比較例4のブロック共重合体を含むトナーは、耐熱保存性が劣る。これは、比較例4のブロック共重合体の第一のガラス転移温度が−24℃であるためと考えられる。
10 感光体
20 帯電器
30 露光器
40 現像器
80a、80b、80 二次転写器
80' 一次転写器
100A、100B、100C 画像形成装置
110 定着器
特開平7−120975号公報 特開2008−262179号公報

Claims (11)

  1. 乳酸のラクチド由来の構成単位を有するポリエステルブロックAと、化学式
    −SO
    で表される基を有するポリエステルブロックBを有するブロック共重合体及び顔料を含む母体粒子を有し、
    前記ブロック共重合体は、タッピングモード原子間力顕微鏡を用いて、断面の位相像を観察すると、位相の遅れが小さい前記ポリエステルブロックA由来のドメイン中に位相の遅れが大きい前記ポリエステルブロックB由来のドメインが分散していると共に、昇温速度5℃/minにおける第一のガラス転移温度及び第二のガラス転移温度が存在し、
    前記ポリエステルブロックB由来のドメインは、平均ドメインサイズが20nm以上100nm以下であり、
    前記第一のガラス転移温度が−20℃以上20℃以下であり、
    前記第二のガラス転移温度が35℃以上65℃以下であることを特徴とするトナー。
  2. 前記第一のガラス転移温度を測定する際に接線を引く変曲点における熱流をHF[W/g]、前記第一のガラス転移温度における熱流をHF[W/g]、前記第二のガラス転移温度を測定する際に接線を引く変曲点における熱流をHF[W/g]、前記第二のガラス転移温度における熱流をHF[W/g]とすると、式
    0<(HF−HF)/(HF−HF)≦1
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載のトナー。
  3. 前記ポリエステルブロックBは、2個以上のヒドロキシル基及び化学式
    −SO
    で表される基を有するポリエステル由来の残基であることを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー。
  4. 前記ポリエステルブロックBは、ポリオール由来の構成単位及びポリカルボン酸由来の構成単位を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のトナー。
  5. 前記ポリエステルブロックBは、分岐構造を有することを特徴とする請求項に記載のトナー。
  6. 前記ブロック共重合体は、前記ポリエステルブロックBの含有量が25質量%以上50質量%以下であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のトナー。
  7. 前記ポリエステルブロックBは、数平均分子量が3000以上5000以下であることを特徴とする請求項又はに記載のトナー。
  8. 前記ブロック共重合体は、数平均分子量が20000以下であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のトナー。
  9. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のトナーを含むことを特徴とする現像剤。
  10. 感光体と、
    該感光体を帯電させる帯電手段と、
    該帯電した感光体に露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    該感光体に形成された静電潜像を、請求項に記載の現像剤を用いて現像してトナー像を形成する現像手段と、
    該感光体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    該記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 乳酸のラクチド由来の構成単位を有するポリエステルブロックAと、化学式
    −SO
    で表される基を有するポリエステルブロックBを有し、
    タッピングモード原子間力顕微鏡を用いて、断面の位相像を観察すると、位相の遅れが小さい前記ポリエステルブロックA由来のドメイン中に位相の遅れが大きい前記ポリエステルブロックB由来のドメインが分散していると共に、昇温速度5℃/minにおける第一のガラス転移温度及び第二のガラス転移温度が存在し、
    前記ポリエステルブロックB由来のドメインは、平均ドメインサイズが20nm以上100nm以下であり、
    前記第一のガラス転移温度が−20℃以上20℃以下であり、
    前記第二のガラス転移温度が35℃以上65℃以下であることを特徴とするブロック共重合体。
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