JP5928458B2 - 二酸化塩素剤及び二酸化塩素の発生方法 - Google Patents

二酸化塩素剤及び二酸化塩素の発生方法 Download PDF

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Description

本発明は、環境又は食品の消臭、殺菌、ウイルス除去、防カビ、若しくは防腐などの目的に使用される二酸化塩素剤、及びそれを用いて希薄な二酸化塩素ガスを安定して発生させる方法に関する。
二酸化塩素は、その高い酸化力のために、消臭、殺菌、ウイルス除去、防カビ、防腐、及び漂白などの用途において有望視されている。しかし、二酸化塩素は非常に不安定であるため、長期の保存や運搬には不向きであり、高濃度では爆発の危険性があるなどの問題があり、その問題を解消するために種々の方法が提案されている。
二酸化塩素と吸水性樹脂とからなるゲル状組成物が提案されているが(例えば、特許文献1参照。)、ほとんど二酸化塩素ガスを発生しないなどの問題がある。それを解決するために、二酸化塩素と吸水性樹脂とからなるゲル状組成物に紫外線を照射する方法が提案されているが(例えば、特許文献2参照。)、紫外線照射装置との組み合わせが必要であるという難点がある。
溶存二酸化塩素ガス、亜塩素酸塩、及び製剤を酸性に保つためのpH調整剤を構成成分に有する純粋二酸化塩素剤、並びに高吸水性樹脂を含有することを特徴とするゲル状組成物が提案されているが(例えば、特許文献3参照。)、溶存二酸化塩素の分解により長期保存に適さない。
亜塩素酸塩水溶液に、活性化剤と吸水性樹脂と保水剤とを添加しゲル化させる方法が提案されているが(例えば、特許文献4参照。)、使用直前に薬剤を添加する必要があり、しかも添加後の反応をコントロールできないため添加後数日は高濃度二酸化塩素ガスが発生し、取扱い時の安全性や濃度管理に欠点がある。
特開昭61−181532号公報 特開2000−202009号公報 特開平11−278808号公報 特開2007−1807号公報
本発明は、二酸化塩素を用いた環境又は食品の消臭、殺菌、ウイルス除去、防カビ、若しくは防腐等を目的として、過不足なく安定して二酸化塩素を発生する二酸化塩素剤を提供すること、更に使用時までは二酸化塩素の発生を抑え、使用時に二酸化塩素を効率よく発生させる方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明者は研究を重ね、以下の知見を得た。
(i) 無機多孔質担体に亜塩素酸塩及びアルカリ剤を担持させてなる二酸化塩素剤であり、アルカリ剤の担持量が、亜塩素酸塩の担持量に対して、0.7モル当量より多く、2モル当量以下であり、水分含有量が10重量%以下である二酸化塩素剤は、空間又は食品などの消臭、殺菌、ウイルス除去、防カビ、又は防腐等を十分に行えると共に、人体又は動物に危険のない程度の量の二酸化塩素を、長期間にわたり安定して発生させることができる。
(ii) 使用時まで、二酸化塩素剤と二酸化炭素及び/又は水蒸気との接触を抑制し、使用時に、二酸化塩素剤と、二酸化炭素及び水蒸気を含むガス、酸、又は酸化性物質とを接触させることにより、無駄な二酸化塩素の発生を抑え、使用時に効率よく二酸化塩素を発生させることができる。
本発明は、上記知見に基づき完成されたものであり、以下の二酸化塩素剤、及び二酸化塩素の発生方法を提供する。
項1. 無機多孔質担体に亜塩素酸塩及びアルカリ剤を担持させてなる二酸化塩素剤であり、アルカリ剤の担持量が、亜塩素酸塩の担持量に対して、0.7モル当量より多く、2モル当量以下であり、水分含有量が10重量%以下であることを特徴とする二酸化塩素剤。
項2. 無機多孔質担体に亜塩素酸塩及びアルカリ剤を含ませ、乾燥させて得られるものである項1に記載の二酸化塩素剤。
項3. スプレー法により、亜塩素酸塩及びアルカリ剤を無機多孔質担体に含ませる項2に記載の二酸化塩素剤。
項4. 二酸化塩素剤の全量に対して、亜塩素酸塩を1〜25重量%担持している項1〜3の何れかに記載の二酸化塩素剤。
項5. 無機多孔質担体100重量部に対して、亜塩素酸塩を1〜40重量部担持している項1〜3の何れかに記載の二酸化塩素剤。
項6. 無機多孔質担体100重量部に対して、濃度1〜46重量%の亜塩素酸塩及び濃度1〜60重量%のアルカリ剤を含む溶液を10〜100重量部含ませる項2〜5の何れかに記載の二酸化塩素剤。
項7. 無機多孔質担体が、濃度10重量%で水に懸濁させた懸濁液がアルカリ性を示すものである項1〜6の何れかに記載の二酸化塩素剤。
項8. 無機多孔質担体がパリゴルスカイト、又はセピオライトである項1〜7の何れかに記載の二酸化塩素剤。
項9. 水分含有量が5重量%以下である項1〜8の何れかに記載の二酸化塩素剤。
項10. 二酸化塩素剤を、使用時までは、二酸化炭素及び/又は水蒸気との接触を抑制し、使用時に二酸化炭素及び水蒸気を含むガス、酸、又は酸化性物質と接触させることにより二酸化塩素を発生させることを特徴とする二酸化塩素の発生方法。
項11. 二酸化塩素剤を、使用時までは、二酸化炭素及び水蒸気との接触を遮断し、使用時に空気と接触させる項10に記載の方法。
項12. 二酸化塩素剤が項1〜9の何れかに記載の二酸化塩素剤である項10又は11に記載の方法。
本発明の二酸化塩素剤によれば、空間又は食品などの消臭、殺菌、ウイルス除去、防カビ、又は防腐等を十分に行えると共に、人体又は動物に危険のない程度の量の二酸化塩素を、長期間にわたり安定して発生させることができる。
また、本発明方法によれば、保管又は流通時等には二酸化塩素の発生が抑えられているので、長期の保存や運搬に適しており、爆発の危険性が少なく、使用時以外の人体や動物への影響を抑制できる。また、使用時に効率よく二酸化塩素を発生させることができる。
以下、発明を実施するための形態を説明する。
(I)二酸化塩素剤
本発明における二酸化塩素剤は、二酸化塩素を発生ないしは放出する物質を指す。
無機多孔質担体
無機多孔質担体の種類は特に限定されず、公知の無機多孔質担体を制限なく使用できる。公知の無機多孔質担体として、例えば、セピオライト、パリゴルスカイト、モンモリロナイト、シリカゲル、珪藻土、ゼオライト、及びパーライト等が挙げられる。中でも、亜塩素酸塩の分解が抑えられる点で、濃度10重量%で水に懸濁させた懸濁液がアルカリ性、即ちpH8以上を示すものが好ましく、パリゴルスカイト、及びセピオライトがより好ましく、セピオライトが特に好ましい。
セピオライトは、ケイ酸マグネシウム塩の天然鉱物であり、その化学構造式は下記一般式(1)で表される。
Figure 0005928458
また、その結晶構造は繊維状で、表面に多数の溝を有すると共に内部に筒型トンネル構造のクリアランスを多数有し、非常に比表面積の大きい物質である。本発明には、セピオライト原鉱石を粉砕精製したもの、粉砕物を成型したもの、又はこれらを約100〜800℃で加熱焼成して得たものの何れも使用できる。形状は、粒状、粉状、繊維状、及び成型体の何れであってもよい。また、セピオライトは吸保水能が極めて大きく、自重と同じ水分を吸収しても表面は実質的に乾燥状態を示すことができる。
無機多孔質担体の形状は、特に限定されず、粒状、粉状、繊維状、及びこれらを成型した形状などの何れであってもよい。中でも、粒状が好ましい。
無機多孔質担体が粒状又は粉状である場合の、平均粒子径は、約0.1〜10mmが好ましく、約0.3〜6mmがより好ましく、約0.5〜3mmがさらにより好ましい。平均粒子径は、ふるいわけ試験(JIS Z 8815)により測定した値である。
また、無機多孔質担体の比表面積は、約50〜350m/gが好ましく、約70〜250m/gがより好ましく、約100〜200m/gがさらにより好ましい。比表面積は、BET多点法(JIS Z 8830)により測定した値である。
また、無機多孔質担体の細孔容積は、約0.1〜0.7cc/gが好ましく、約0.15〜0.6cc/gがより好ましく、約0.2〜0.5cc/gがさらにより好ましい。細孔容積は、BET多点法(JIS Z 8830)により測定した値である。
亜塩素酸塩
本発明の二酸化塩素剤は、亜塩素酸塩を担持しており、好ましくは、亜塩素酸塩を均一に担持している。
亜塩素酸塩としては、亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸カリウム、及び亜塩素酸リチウムのような亜塩素酸のアルカリ金属塩、並びに亜塩素酸マグネシウム、及び亜塩素酸カルシウムのようなアルカリ土類金属塩などが挙げられる。中でも、低コストで、かつ市販品が汎用されている点で、アルカリ金属塩が好ましく、亜塩素酸ナトリウムがより好ましい。
亜塩素酸塩の担持量は、二酸化塩素剤の全量に対して、1重量%以上が好ましく、3重量%以上がより好ましく、5重量%以上がさらにより好ましい。この範囲であれば、十分に二酸化塩素を発生させることができる。また、亜塩素酸塩の担持量は、二酸化塩素剤の全量に対して、25重量%以下が好ましく、20重量%以下がより好ましい。この範囲であれば、二酸化塩素剤の劇物指定を回避できる。
亜塩素酸塩の担持量は、無機多孔質担体100重量部に対して、亜塩素酸塩1〜40重量部が好ましく、3〜25重量部がより好ましく、5〜20重量部がさらにより好ましい。
アルカリ剤
本発明の二酸化塩素剤は、アルカリ剤を担持しており、好ましくは、アルカリ剤を均一に担持している。
アルカリ剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び水酸化リチウムのような水酸化物、並びに炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及び炭酸リチウムのような炭酸塩などが挙げられる。中でも、経済性の面から、水酸化ナトリウム、及び炭酸ナトリウムが好ましく、二酸化塩素剤の保存安定性が良い点で、水酸化ナトリウムがより好ましい。
二酸化塩素剤のアルカリ剤の担持量は、亜塩素酸塩(mol)に対して、0.7モル当量より多いのが適当であり、0.73モル当量以上がより好ましく、0.75モル当量以上がさらにより好ましい。この範囲であれば、担持された亜塩素酸塩が常温で分解され難い。また、過剰量の二酸化塩素を短期間に発生させてしまうことがなく、消毒などの二酸化塩素の効果を発揮できるだけの二酸化塩素を長期間安定して発生することができる。
また、二酸化塩素剤のアルカリ剤の担持量は、亜塩素酸塩(mol)に対して、2モル当量以下が適当である。1.7モル当量以下がより好ましく、1.2モル当量以下がさらにより好ましい。この範囲であれば、二酸化塩素の発生が確保される。また、二酸化塩素剤の危険物指定を避けることができるか、過剰量の二酸化塩素ガスの発生などの危険性を避けることができる。
水分含有量
本発明の二酸化塩素剤は、含水率がその性能に極めて大きな影響を与える。即ち、二酸化塩素剤の含水率が余りに高いと、亜塩素酸塩が塩素酸塩に分解する反応が促進される。また、含水率が余りに高いと発生する二酸化塩素量が少なくなる。以上の理由より、二酸化塩素剤中の水分含有量は、10重量%以下であり、5重量%以下が好ましく、3重量%以下がより好ましい。二酸化塩素剤が水を含まないのが最も好ましい。
製造方法
無機多孔質担体に、亜塩素酸塩及びアルカリ剤を担持させる方法は特に限定されない。例えば、含浸法、及びスプレー法などが挙げられる。二酸化塩素の発生量が多くなり、又は二酸化塩素を安定して発生させることができる点で、スプレー法の方が好ましい。
含浸法では、乾燥状態の無機多孔質担体に、亜塩素酸塩溶液、及びアルカリ剤溶液をそれぞれ含浸させてもよく、亜塩素酸塩及びアルカリ剤を含む溶液を含浸させてもよい。無機多孔質担体への均一な担持を行える点で、亜塩素酸塩及びアルカリ剤を含む溶液を含浸させるのが好ましい。各溶液を含浸させる場合は、何れを先に含浸させてもよいが、アルカリ剤を先に含浸させるのが好ましい。
また、スプレー法でも、乾燥状態の無機多孔質担体に、亜塩素酸塩溶液、及びアルカリ剤溶液をそれぞれスプレーしてもよく、亜塩素酸塩及びアルカリ剤を含む溶液をスプレーしてもよい。無機多孔質担体への均一な担持を行える点で、亜塩素酸塩及びアルカリ剤を含む溶液をスプレーするのが好ましい。各溶液をスプレーする場合は、何れを先にスプレーしてもよいが、アルカリ剤を先に含浸させるのが好ましい。
含浸又はスプレーする溶液は、通常、水溶液であるが、亜塩素酸塩及びアルカリ剤を溶解させることができれば有機溶媒を含んでいてもよい。
また、亜塩素酸塩及びアルカリ剤を含む溶液を含浸又はスプレーする場合、無機多孔質担体100重量部に対して、亜塩素酸塩を1〜46重量%、及びアルカリ剤を1〜60重量%含む溶液を、10〜100重量部含浸又はスプレーすればよい。
特に、無機多孔質担体100重量部に対して、1〜46重量%の亜塩素酸塩及び1〜60重量%のアルカリ剤を含む溶液の合計担持量を70重量部以下とするのが好ましい。これにより、亜塩素酸塩を含むにもかかわらず、二酸化塩素剤が現法の危険物第一類第三種に該当せず、より安全かつ便利に取り扱うことが可能となる。
無機多孔質担体に、亜塩素酸塩、及びアルカリ剤を含ませた後は、必要に応じて、乾燥すればよい。含浸又はスプレーと乾燥とを複数回繰り返すこともでき、それにより、亜塩素酸塩、及びアルカリ剤の担持量を増大させることができる。
乾燥方法は特に限定されないが、真空乾燥機、流動乾燥機、棚段乾燥機、回転式乾燥機、又は減圧乾燥器等を用いて乾燥させることができる。また、乾燥条件も特に限定されないが、30〜150℃、好ましくは70〜130℃で、0.5〜10時間、好ましくは0.5〜5時間の条件が例示される。
(II)二酸化塩素の発生方法
本発明の二酸化塩素の発生方法は、二酸化塩素剤を、使用時までは、二酸化炭素及び/又は水蒸気との接触を抑制し、使用時に、二酸化炭素及び水蒸気を含むガス、酸、又は酸化性物質と接触させることにより二酸化塩素を発生させる方法である。
二酸化塩素を、長期にわたり、安定した量で発生させるためには、二酸化塩素剤と空気とを接触させるのが好ましい。
酸や酸化性物質との接触は、例えば、二酸化塩素剤と酸又は酸化性物質とを混ぜ合わせることにより行える。
酸としては、塩酸、硫酸、及び硝酸のような強酸、並びに蟻酸、酢酸、クエン酸、及びアジピン酸のような弱酸などを例示することができる。酸化性物質としてはオゾン、及び塩素などを例示することができる。二酸化塩素の発生量をコントロールし易い点で、酸が好ましく、中でも、弱酸が好ましい。特に、クエン酸、アジピン酸などの常温(23℃)で固体である酸と二酸化塩素剤とを混合する方法は、この混合物が空気中の水分を吸収して徐々に二酸化塩素を放出することが可能であるので好ましい。
また、二酸化塩素剤と、二酸化炭素及び水蒸気を含むガス、例えば空気とを接触させる方法は、簡便で実用的であるため、好ましい。
実施例の項目で述べるように、本発明者らは、上記の本発明の二酸化塩素剤に、空気を通気させる場合、水酸化ナトリウム水溶液を用いて二酸化炭素をほぼ完全にトラップ(除去)した空気を通気させる場合、及び水酸化ナトリウム水溶液及び塩化カルシウムを用いて、二酸化炭素及び水蒸気をほぼ完全にトラップ(除去)した空気を通気させる場合の3つの場合で二酸化塩素の発生量を比較した(表4参照)。空気を通気させる場合と比較して、二酸化炭素をトラップした空気を通気させる場合は、二酸化塩素の発生量が大きく減少した。さらに、二酸化炭素と水蒸気をトラップした空気を通気させる場合は、二酸化塩素の発生量がほぼゼロになった。
水蒸気及び二酸化炭素が二酸化塩素剤の孔の中に吸収されると、下記一般式(2)に示すように炭酸が生成し、炭酸は第一解離定数pK1=6.4の弱酸であるので、この炭酸が酸として亜塩素酸塩に作用することにより、二酸化塩素を生成したと推測される。
Figure 0005928458
従って、二酸化塩素剤を、酸や酸化性物質と接触させなくても、二酸化炭素及び水蒸気と接触させる、簡便には空気と接触させることにより、空気中で生成する炭酸と二酸化塩素剤とが反応して、二酸化塩素を発生させることができる。逆の見方をすれば、使用時までは、二酸化塩素剤と、二酸化炭素及び/又は水蒸気との接触、好ましくはこの両者との接触を抑制する、好ましくは遮断することにより二酸化塩素の発生を抑えることが可能である。
より具体的には、未使用時は、二酸化炭素及び/又は水蒸気を透過し難い材質の容器に入れるもしくは包装材で梱包するなどの方法により、二酸化塩素の発生を抑え、使用する時に、容器から取り出す、容器の蓋を取る、又は包装材を取るなどして、初めて外の空気と接触させることにより、二酸化塩素ガスを徐々に発生させることができる。また、容器又は包装材中に、水分及び/又は二酸化炭素の吸収材を入れておき、使用時には容器又は包装材から、二酸化塩素剤を取り出して空気と接触させることもできる。
未使用時の二酸化炭素との接触を抑制するために、二酸化塩素剤を、二酸化炭素の透過率が、好ましくは2.5×10−11cc(STP)/cm・sec・cmHg以下、より好ましくは5×10−10cc(STP)mm/cm・sec・cmHg以下の容器又は梱包材で包装しておけばよい。特に、厚さ50μmのフィルムの場合、5×10−10cc(STP)mm/cm・sec・cmHg以下の容器又は梱包材で包装しておくのが好ましい。
また、未使用時の二酸化炭素との接触を抑制するために、二酸化塩素剤を、水蒸気の透過率が、好ましくは5×10−9cc(STP)/cm・sec・cmHg以下、より好ましくは1000×10−10cc(STP)mm/cm・sec・cmHg以下の容器又は梱包材で包装しておけばよい。特に、厚さ50μmのフィルムの場合、1000×10−10cc(STP)mm/cm・sec・cmHg以下以下の容器又は梱包材で包装しておくのが好ましい。
二酸化炭素や水蒸気を透過し難い材料としては、金属やガラス等も考えられるが、包装材料や容器の中蓋としてはプラスチック製フィルムが多く使用される。プラスチックとしては、アルミ蒸着ポリエチレン(特に、アルミ蒸着ポリエチレンフィルム)、塩化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレンなどが挙げられる。
本発明方法で使用する二酸化塩素剤は、特に制限されず、亜塩素酸塩及びアルカリ剤を含み、二酸化塩素を発生させる製剤であればよい。二酸化塩素剤の水分含有量は10重量%以下が好ましく、5重量%以下がより好ましく、3重量%以下がさらにより好ましい。また、二酸化塩素剤のアルカリ剤担持量は、亜塩素酸塩(mol)に対して、2モル当量以下が好ましく、1.7モル当量以下がより好ましく、1.2モル当量以下がさらにより好ましい。また、二酸化塩素剤のアルカリ剤担持量は、亜塩素酸塩(mol)に対して、0.7モル当量より多いのが好ましく、0.73モル当量以上がより好ましく、0.75モル当量以上がさらにより好ましい。亜塩素酸塩及びアルカリ剤としては、上記説明した本発明の二酸化塩素剤について例示したものを使用できる。本発明方法における二酸化塩素剤としては、中でも、上記説明した本発明の二酸化塩素剤を用いるのが好ましい。
以下、実施例、比較例を用いて、本発明を更に具体的に説明する。
二酸化塩素ガス発生試験
25重量%の亜塩素酸ナトリウム水溶液および25重量%の水酸化ナトリウム水溶液を所定の割合で混合した溶液70重量部を、スプレー法により、700℃前後で25時間焼成した後、冷却したセピオライト100重量部(近江鉱業社製「ミラクレーG−13F」(粒径1〜3mm)又は「ミラクレーG1630F」(粒径0.5〜1mm))に噴射により含ませた後、70℃で2時間で、真空乾燥し、表1に示す組成の二酸化塩素剤A〜Iを得た。
含水率の測定は水分計(エー・アンド・ディー製 MX−50、設定温度130℃)を用いて行った。
Figure 0005928458
*1 カッコ内はNaClOに対するNaOHのモル当量数
*2 実施例1および2はミラクレーG−13F使用
*3 実施例3〜4および比較例1〜5はミラクレーG1630F使用
二酸化塩素剤A〜C、E〜G、及びIの8gをガラス製サンプル瓶(容量30mL)に入れ密閉し、温度40℃、湿度75%で2ヶ月間放置して、各二酸化塩素剤中の亜塩素酸ナトリウム濃度をヨウ素滴定法により分析した。具体的には、サンプル瓶内の二酸化塩素剤を0.2g定量し、蒸留水20mLに懸濁させた後、蒸留水を更に加え100mL溶液とし、ヨウ化カリウム0.5g、2.3M塩酸3mLを加え、0.1Mチオ硫酸ナトリウム溶液で滴定して亜塩素酸濃度を求めた。
結果を表2に示す。
Figure 0005928458
亜塩素酸に対するアルカリ剤の担持量が、0.7モル当量以下であるE(比較例1)、F(比較例2)、及びG(比較例3)は、使用開始2か月後には二酸化塩素の発生量が大きく低下した。これに対して、A〜C(本発明実施例1〜3)では、2か月間の亜塩素酸塩発生量の減少が1割以下であった。
次に、二酸化塩素剤A〜Iの40gを300mLガラス製充填塔(直径50×高さ150mm)に入れ温度25℃、湿度60%において空気を1L/minで2時間通気させ、出口ガスをリン酸緩衝液でpH=7に調整したヨウ化カリウム溶液に吸収させ、二酸化塩素により遊離したヨウ素をチオ硫酸ナトリウム溶液で滴定して二酸化塩素ガスの発生量を調べ、表3に示す結果を得た。単位は、二酸化塩素剤1kgあたりの二酸化塩素ガス発生量mg/hrで表した。
Figure 0005928458
空気を通気するという加速条件下では、亜塩素酸に対するアルカリ剤の担持量が、0.7モル当量以下であるE(比較例1)、F(比較例2)、及びG(比較例3)は、過剰量の二酸化塩素を発生した。
また、亜塩素酸に対するアルカリ剤の担持量が、2モル当量を超えるH(比較例4)、及び二酸化塩素剤の含水量が10重量%を超えるI(比較例5)では、加速条件下でも、二酸化塩素ガスを殆ど発生しなかった。
これに対して、A〜D(本発明実施例1〜4)は、適量の二酸化塩素ガスを発生した。
本発明の二酸化塩素剤A〜Dは、二酸化塩素剤E〜Iと比較して、適量な二酸化塩素ガスを、長期にわたり安定的に発生させることができた。
二酸化塩素ガス発生の抑制試験
前述した表1のC組成(実施例3)の二酸化塩素剤40gを300mLガラス製充填塔(直径50×高さ150mm)に入れ、温度25℃、湿度60%において、
(例1)1L/minで5時間、通常の空気を通気させる場合、
(例2)25重量%水酸化ナトリウム水溶液の100mL中を通すことにより二酸化炭素をほぼ遮断(トラップ)した空気を通気させる場合、及び
(例3)25重量%水酸化ナトリウム水溶液の100mL中、及び塩化カルシウムの200gを含む管中を通すことにより、二酸化炭素と水蒸気をほぼ遮断(トラップ)した空気を通気させる場合
の3つの場合で二酸化塩素の発生量を、上記と同様の方法で調べた。
結果を表4に示す。
Figure 0005928458
通常の空気を通気させる場合(例1)と比較して、二酸化炭素をほぼ遮断した空気を通気させる場合(例2)は大きく二酸化塩素の発生量が減少し、二酸化炭素と水蒸気をほぼ遮断した空気を通気させる場合(例3)では二酸化塩素の発生量はほぼゼロに抑えられた。
本発明の二酸化塩素剤は、二酸化塩素を、過不足ない量で、長期間にわたり安定して発生させることができるので、殺菌剤、消臭剤、防腐剤、防カビ剤、殺ウィルス剤、又は漂白剤等として好適に用いることができる。

Claims (11)

  1. 無機多孔質担体に亜塩素酸塩及び水酸化ナトリウムを担持させてなる二酸化塩素剤であり、水酸化ナトリウムの担持量が、亜塩素酸塩の担持量に対して、0.7モル当量より多く、2モル当量以下であり、水分含有量が10重量%以下であることを特徴とする二酸化塩素剤。
  2. 無機多孔質担体に亜塩素酸塩及び水酸化ナトリウムを含ませ、乾燥させて得られるものである請求項1に記載の二酸化塩素剤。
  3. スプレー法により、亜塩素酸塩及び水酸化ナトリウムを無機多孔質担体に含ませる請求項2に記載の二酸化塩素剤。
  4. 二酸化塩素剤の全量に対して、亜塩素酸塩を1〜25重量%担持している請求項1〜3の何れかに記載の二酸化塩素剤。
  5. 無機多孔質担体100重量部に対して、亜塩素酸塩を1〜40重量部担持している請求項1〜3の何れかに記載の二酸化塩素剤。
  6. 無機多孔質担体100重量部に対して、濃度1〜46重量%の亜塩素酸塩及び濃度1〜60重量%の水酸化ナトリウムを含む溶液を10〜100重量部含ませる請求項2〜5の何れかに記載の二酸化塩素剤。
  7. 無機多孔質担体が、濃度10重量%で水に懸濁させた懸濁液がアルカリ性を示すものである請求項1〜6の何れかに記載の二酸化塩素剤。
  8. 無機多孔質担体がパリゴルスカイト、又はセピオライトである請求項1〜7の何れかに記載の二酸化塩素剤。
  9. 水分含有量が5重量%以下である請求項1〜8の何れかに記載の二酸化塩素剤。
  10. 請求項1〜9の何れかに記載の二酸化塩素剤を、使用時までは、二酸化炭素及び/又は水蒸気との接触を抑制し、使用時に、酸化性物質と接触させずに、二酸化炭素及び水蒸気を含むガスと接触させることにより二酸化塩素を発生させることを特徴とする二酸化塩素の発生方法。
  11. 二酸化塩素剤を、使用時までは、二酸化炭素及び水蒸気との接触を遮断し、使用時に空気と接触させる請求項10に記載の方法。
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