本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1における画像形成システムの構成の概略を示すブロック図である。
本発明の実施例1の画像形成システムは、管理装置としてのサーバ2と、第1の画像形成装置としての複合機3aと、第2の画像形成装置としての複合機3bと、情報処理装置としてのクライアント装置(以下「クライアント」という。)4a及び4bとが、双方向通信可能なネットワーク1を介して接続されている。ここで、画像データに基づいて用紙等の記録媒体に画像を形成する画像形成機能を有する装置一般を、画像形成装置といい、複合機とは、画像形成機能に加え、ファクシミリ機能や、印刷媒体等から画像を読み取り画像データを生成するスキャナ機能等の複数の機能を有する装置を指すものとする。
サーバ2は、複合機3a及び3bの利用者の機能制限情報を管理するものであり、記憶部としてのハードディスク20、判断部21、情報設定部22、通知部23、及び情報取得部24から構成されている。サーバ2の名前は、“Server”とする。
ハードディスク20は、不揮発性記憶装置であり、装置管理テーブル200、第1の機能制限情報テーブル201a、第2の機能制限情報テーブル201b、インストーラ202、プリンタドライバ203、ファクスドライバ204、及びスキャナドライバ205から構成されている。
図2は、図1中の装置管理テーブル200の例を示す図である。
装置管理テーブル200は、複合機3a及び3bの情報を保存するものであり、装置名200Aの欄、アドレス200Bの欄、ステータス200Cの欄、未接続時間200Dの欄、代替フラグ200Eの欄、代替機名200Fの欄から構成されている。
装置名200Aの欄には、装置に任意に付けた名前を保存する。アドレス200Bの欄には、装置のネットワーク上の番地であるアドレスを保存する。ステータス200Cの欄には、装置のステータスとして、装置が使用可能な場合は“0”を、使用不可能な場合は“1”を、電源オフなどで接続できない場合は“2”を、それぞれ保存する。未接続時間200Dの欄には、接続できない状態が継続された時間を保存する。代替フラグ200Eの欄には、判断部21が、代替機が不要と判断したときは“0”を、代替機が必要と判断したときは“1”それぞれを保存する。代替機名200Fの欄には、判断部21が、代替機が必要と判断した場合に代替機とする装置名を保存する。
図3(a),(b)は、図1中の第1及び第2の機能制限情報テーブル201a,201bの例を示す図である。図3(a)は、第1の機能制限情報テーブル201aの例を示す図であり、図3(b)は、第2の機能制限情報テーブル201bの例を示す図である。
第1及び第2の機能制限情報テーブル201a,201bは、装置管理テーブル200の装置毎に存在し、ユーザ毎に機能を制限するための情報を保存するテーブルであり、ユーザ名201Aの欄、印刷許可フラグ201Bの欄、ファクス送信許可フラグ201Cの欄、スキャン許可フラグ201Dの欄、代替数201Eの欄、及びメールアドレス201Fの欄から構成されている。
ユーザ名201Aの欄には、機能が制限されるユーザ名を保存する。印刷許可フラグ201Bの欄には、ユーザ名201Aに対して、印刷が制限される場合は“1”を、制限されない場合は“0”をそれぞれ保存する。ファクス送信許可フラグ201Cの欄には、ユーザ名201Aに対して、ファクス送信が制限される場合は“1”を、制限されない場合は“0”を保存する。スキャン許可フラグ201Dの欄には、ユーザ名201Aに対して、スキャンが制限される場合は“1”を、制限されない場合は“0”をそれぞれ保存する。
代替数201Eの欄には、代替機として追加されたユーザではない場合は“0”を、代替機として追加されたユーザの場合は“1”を、複数の装置の代替機になっていて、そのユーザが複数の装置に存在する場合はその装置の数を保存する。メールアドレス201Fの欄には、ユーザのメールアドレスを保存する。
図1において、インストーラ202は、複合機3a及び3bを制御するための制御プログラムであるプリンタドライバ203と、ファクスドライバ204と、スキャナドライバ205と、をクライアント4a又は4bにインストールするためのインストーラが保存されている。ここで、インストーラ202へのパスは、“¥¥Server¥Drv¥Inslaller.exe"とする。プリンタドライバ203は、クライアント4a又は4bから複合機3a又は3bに印刷命令するためのプログラムであり、プリンタドライバ203の名前は、“Model1Prn”とする。ファクスドライバ204は、クライアント4a又は4bから複合機3a又は3bにファクス送信命令するためのプログラムであり、ファクスドライバ204の名前は、“ModellFax”とする。スキャナドライバ205は、複合機3a又は3bがスキャンしたスキャンデータを取得するためのプログラムであり、スキャナドライバ205の名前は、“ModellScn”とする。
判断部21は、問い合せ間隔毎に装置管理テーブル200から装置のアドレス200B、代替フラグ200E、及び代替機名200Fを読み込み、読み込んだアドレス先の装置のステータスを取得し、装置が使用可能であれば“0”を、装置が使用不可であれば“1”を、装置に接続できない場合は“2”を、ステータス200Cの欄に保存するものである。実施例1では問い合せ間隔は1分とする。
装置に接続できた場合は、未接続時間200Dの欄に“0”を、装置に接続できない場合は、未接続時間200Dの欄に問い合せ間隔に1を加えて保存する。代替フラグ200Eの欄が“0”で、ステータス200Cの欄が“1”又は“2”であり、かつ未接続時間200Dの値が使用不可判断時間以上の場合は、代替機が必要と判断し、代替フラグ200Eの欄に“1”を保存して、既存機の装置名、代替フラグ、及び代替機名を情報設定部22に渡す。本実施例1での使用不可判断時間は、60分とする。代替フラグ200Eの欄が“1”であり、且つステータス200Cの欄が“0”の場合は、代替機が不要になったと判断し、代替フラグ200Eの欄に“0”を保存して、既存機の装置名、代替フラグ、及び代替機名を情報設定部22に渡す。
情報設定部22は、判断部21から既存機の装置名、代替フラグ、及び代替機名を渡されると、代替フラグが“1”の場合は、既存機の装置名に対応する機能制限情報テーブル201a又は201bからユーザ名201A、印刷許可フラグ201B、ファクス送信許可フラグ201C、スキャン許可フラグ201D、代替数201E、及びメールアドレス201Fを読み込む。代替機名に対応する機能制限情報テーブル201a又は201bに、既存機のユーザ名が存在しなければ、既存機のユーザ名を追加し、印刷許可フラグ201Bの欄に既存機の印刷許可フラグを、ファクス送信許可フラグ201Cの欄に既存機のファクス送信許可フラグを、スキャン許可フラグ201Dの欄に既存機のスキャン許可フラグを、メールアドレス201Fの欄に既存機のメールアドレスを、代替数201Eの欄に“1”をそれぞれ保存し、通知部23に装置名、代替フラグ、代替機名、ユーザ名、及びメールアドレスを渡す。既存機のユーザ名が存在し、代替数201Eの欄が“0”でない場合は、代替数201Eの欄の値に“1”を加えて保存する。代替フラグが“0”の場合は、既存機の装置名に対応する機能制限情報テーブル201a又は201bからユーザ名201A、メールアドレス201Fを読み込み、代替機名に対応する機能制限情報テーブル201a又は201bに、既存機のユーザ名が存在し、代替数201Eが“1”の場合は、削除し、通知部23に既存機の装置名、代替フラグ、代替機名、ユーザ名、及びメールアドレスを渡す。代替数201Eが2以上の場合は、“1”を減らして保存する。
通知部23は、情報設定部22から既存機の装置名、代替フラグ、代替機名、ユーザ名、及びメールアドレスを渡されると、代替機名が装置管理テーブル200の装置名200Aの欄と一致するエントリのアドレス200Bの欄を読み込み、代替フラグが“1”の場合は、既存機の装置名が使用不可のため代替機名を使用する旨と、インストーラ202のパスに、代替フラグ、代替機名、及び代替機のアドレスと、を付加してメールアドレスにメール送信する。代替フラグが“0”の場合は、既存機の装置名が装置管理テーブル200の装置名200Aの欄と一致するエントリのアドレス200Bの欄を読み込み、既存機の装置名が使用可能になった旨と、インストーラ202のパスに代替フラグ、既存機の装置名、既存機のアドレス、及び代替機のアドレスと、を付加してメールアドレスにメール送信する。
情報取得部24は、指定されたユーザの機能制限情報の問合せを受けると、問合せを受けた装置名に対応している機能制限情報テーブル201a又は201bから指定されたユーザの機能制限情報を読み込み、問い合わせ先に返す。機能制限情報テーブル201a又は201bに指定されたユーザが存在しない場合は“1”を問い合わせ先に返す。
複合機3aは、制限部30、印刷部31、ファクス部32、及びスキャナ部33から構成されている。制限部30は、クライアント4a又は4bから印刷データを受信すると、サーバ2に印刷データを送ったユーザの印刷許可フラグ201Bを問合せ、印刷許可フラグ201Bの欄が“0”の場合は、印刷データを印刷部31に渡し、“1”の場合は印刷データをキャンセルするものである。制限部30は、クライアント4a又は4bからファクス送信データを受信すると、サーバ2にファクス送信データを送信したユーザのファクス送信許可フラグ201Cを問合せ、ファクス送信許可フラグ201Cの欄が“0”の場合は、ファクス送信データをファクス部32に渡し、“1”の場合はファクス送信データをキャンセルするものである。
更に、制限部30は、クライアント4a又は4bからスキャン要求を受けると、サーバ2にスキャンを要求したユーザのスキャン許可フラグ201Dを問合せ、スキャン許可フラグ201Dの欄が“0”の場合はスキャナ部33にスキャン要求を渡し、“1”の場合はスキャン要求をキャンセルするものである。
印刷部31は受け取った印刷データを印刷し、ファクス部32は、受け取ったファクス送信データをファクス送信し、スキャナ部33は、スキャン要求を受け取ると、スキャンを実行し、スキャンデータを要求元のクライアントに送信する。複合機3bの構成は図示されていないが、複合機3aと同様である。複合機3aの装置名は、“1階東MFP”、アドレスは“192.168.0.1”、複合機3bの装置名は、“1階西MFP”、アドレスは“192.168.O.2”とする。
クライアント4a及び4bは、印刷データを生成し、生成した印刷データを複合機3a又は3bに送信して印刷を行ったり、ファクス送信データを生成し、複合機3a及び3bに送信してファクス送信を行ったり、複合機3a及び3bがスキャンしたスキャンデータを取得するものである。クライアント4aは、インストーラ40と、制御プログラムとしてのプリンタドライバ41a、ファクスドライバ42a及びスキャナドライバ43aと、から構成される。通常は、第1の利用者としてのユーザ1(以下「Userl」という。)が、クライアント4aで複合機3aを使用しているものとする。
クライアント4bは、インストーラ40と、制御プログラムとしてのプリンタドライバ41a、プリンタドライバ41b、ファクスドライバ42a、ファクスドライバ42b、スキャナドライバ43a及びスキャナドライバ43bと、から構成されている。クライアント4bには、プリンタドライバ41a、ファクスドライバ42a、及びスキャナドライバ43aは、最初はインストールされていないものとする。通常は、第2の利用者としてのUser3が、クライアント4bで複合機3bを使用しているものとする。
インストーラ40は、制御プログラムとしてのプリンタドライバ41a、プリンタドライバ41b、ファクスドライバ42a、ファクスドライバ42b、スキャナドライバ43a、及びスキャナドライバ43bをインストールするものである。サーバ2内の通知部23からメール送信して、インストーラ202のパスを実行すると、パスに付加された代替フラグを取得する。取得された代替フラグが“1”の場合は、パスに付加された代替機名、及び代替機のアドレスを取得し、接続先が代替機のアドレスと一致するプリンタドライバがインストールされていなければ、代替機名にプリンタドライバ名を付加した名前で、接続先は代替機のアドレスとして、サーバ2のプリンタドライバ203をインストールする。又、接続先が代替機のアドレスと一致するファクスドライバがインストールされていなければ、代替機名にファクスドライバ名を付加した名前で、接続先は代替機のアドレスとして、サーバ2のファクスドライバ204をインストールする。更に、接続先が代替機のアドレスと一致するスキャナドライバがインストールされていなければ、代替機名にスキャナドライバ名を付加した名前で、接続先は代替機のアドレスとして、サーバ2のスキャナドライバ205をインストールする。
取得された代替フラグが“0”の場合、パスに付加された既存機の装置名、既存機のアドレス、及び代替機のアドレスを取得する。接続先が代替機のアドレスと一致するプリンタドライバがインストールされていれば削除し、接続先が既存機のアドレスと一致するプリンタドライバがインストールされていなければ、既存機の装置名にプリンタドライバ名を付加した名前で、接続先は既存機のアドレスとして、プリンタドライバ203をインストールする。又、接続先が代替機のアドレスと一致するファクスドライバがインストールされていれば削除し、接続先が既存機のアドレスと一致するファクスドライバがインストールされていなければ、既存機の装置名にファクスドライバ名を付加した名前で、接続先は既存機のアドレスとして、ファクスドライバ204をインストールする。
更に、接続先が代替機のアドレスと一致するスキャナドライバがインストールされていれば削除し、接続先が既存機のアドレスと一致するスキャナドライバがインストールされていなければ、既存機の装置名にスキャナドライバ名を付加した名前で、接続先は既存機のアドレスとして、スキャナドライバ205をインストールする。
プリンタドライバ41a及び41bは、図示しないアプリケーションからの呼び出しに応じて印刷データを生成し、接続先の複合機3a又は3bに印刷データを送信するものである。プリンタドライバ41a及び4bは、複合機3a及び3bにそれぞれ接続されているものとする。
ファクスドライバ42a及び42bは、図示しないアプリケーションからの呼び出しに応じてファクス送信データを生成し、接続先の複合機3a又は3bにファクス送信データを送信するものである。ファクスドライバ42a及び42bは、複合機3a及び3bにそれぞれ接続されているものとする。
スキャナドライバ43a及び43bは、図示しないアプリケーショシからの呼び出しに応じて、接続先の複合機3a又は3bからスキャンデータを受け取り、呼び出したアプリケーションにスキャンデータを渡すものである。スキャナドライバ43a及び43bは、複合機3a及び3bにそれぞれ接続されているものとする。
(実施例1の動作)
実施例1の動作について、(I)複合機3bが使用不可になった場合の処理と、(II)複合機3bが使用可能になった場合の処理と、に分けて説明する。
(I) 複合機3bが使用不可になった場合の処理
図4−1及び図4−2は、図1中のサーバ2における問い合わせ間隔を経過した時の処理を示すフローチャートである。
図4−1に示されたフローチャートにおいて、ステップS1〜S17は、判断部21が装置管理テーブル200を参照して、複合機3a又は3bからステータスを取得し、代替機が必要か否かを判断し、新たに代替機が必要になった場合又は代替機が不要になった場合に、情報設定部22に装置名、代替フラグ、代替機名を渡す処理である。
図4−2に示されたステップS18〜S30,S34,S35は、情報設定部22が、新たに代替機が必要になった場合は、既存機の機能制限情報テーブル201a又は201bを参照して、代替機の機能情報制限テーブル201a又は201bに存在しないユーザを追加し、代替機が不要になった場合は、既存機の機能制限情報テーブル201a又は201bを参照して、代替機の機能情報制限テーブル201a又は201bに追加したユーザを削除し、通知部23に装置名、代替フラグ、代替機名、ユーザ名、及びメールアドレスを渡す処理である。
更に、図4−2に示されたステップS31〜S33,S36,S37は、通知部23が、装置管理テーブル200を参照して、新たに代替機が必要になった場合は、装置が使用不可になり代替機を使用すること及び代替機のドライバをインストールするための情報をユーザにメール送信し、代替機が不要になった場合は、装置が使用可能になったこと及び代替機のドライバを削除するための情報をユーザにメール送信する処理である。
複合機3bが故障で使用不可になった後、サーバ2の問合せ間隔を経過した時のサーバ2の処理を図1〜図3を参照しつつ図4に沿って説明する。
処理を開始すると、ステップS1へ進み、ステップS1において、判断部21は、装置管理テーブル200中の番号Nを、N=0とし、ステップS2へ進む。ステップS2において、判断部21は、Nに1を加えてN=1とし、ステップS3へ進む。ステップS3において、判断部21は、装置管理テーブル200を参照し、1番目の欄に登録された装置が存在するか否かを判断し、存在すれば(Y)、ステップS4へ進み、存在しなければ(N)、処理を終了する。例えば、図2に示された装置管理テーブル200のを1番目の装置名欄には、“1階東MFP”が登録されているので、ステップS4へ進む。
ステップS4において、装置管理テーブル200の装置名の欄に“1階東MFP”が登録された1番目の行の、アドレスの欄に“192.168.0.1”、代替フラグの欄に“0”、及び代替機名の欄に“1階西MFP”をそれぞれ読み込み、ステップS5へ進む。ステップS5において、アドレス“192.168.0.1”の装置から使用可能のステータスを取得し、ステップS6へ進む。ステップS6において、接続可能であるため(Y)、ステップS7へ進む。ステップS6において、接続不可であれば(N)、ステップS11へ進む。
ステップS11において、装置管理テーブル200の未接続時間200Dの欄に、問い合わせ間隔を加えて保存し、ステップS12へ進む。ステップS12において、未接続時間200Dの欄が使用不可判断時間以上か否か判定され、以上であれば(Y)、ステップS13へ進み、未満であれば(N)、ステップS2へ戻り、ステップS12で未接続時間200Dの欄の数値が使用不可判断時間以上(Y)となるまで、ステップS2〜S6,S11,S12の処理を繰り返し、接続時間200Dの欄の数値が使用不可判断時間以上(Y)となると、ステップS13へ進む。
ステップS7において、装置管理テーブル200における1番目の未接続時間200Dの欄に“0”を保存し、ステップS8へ進む。ステップ8において、取得したステータスが使用可能であるため(Y)、ステップS14へ進む。ステップS14において、装置管理テーブル200のステータス200Cの欄に“0”を保存し、ステップS15へ進む。
ステップS15において、代替フラグ200Eの欄が“1”でないため(N)、ステップS2へ戻り、ステップS15で代替フラグ200Eの欄が“1”となるまで、ステップS2〜S8、S14、S15の処理を繰り返し、代替フラグ200Eの欄が“1”となると(Y)、ステップS16へ進む。ステップS16において、装置管理テーブル200の代替フラグ200Eの欄に“0”を保存し、ステップS17へ進む。
ステップS2において、判断部21は、Nに1を加えてN=2とし、ステップS3へ進む。ステップS3において、判断部21は、装置管理テーブル200を参照し、2番目の欄に登録された装置が存在するため(Y)、ステップS4へ進む。
ステップS4において、装置管理テーブル200の装置名の欄に“1階西MFP”が登録された2番目の行の、アドレス欄に“192.168.0.2”、代替フラグの欄に“0”、及び代替機名の欄に“1階東MFP”をそれぞれ読み込み、ステップS5へ進む。
ステップS5において、アドレス“192.168.0.2”の装置から使用不可のステータスを取得し、ステップS6へ進む。ステップS6において、接続可能であるため(Y)、ステップS7へ進む。
ステップS7において、装置管理テーブル200における2番目の未接続時間200Dの欄に“0”を保存し、ステップS8へ進む。ステップS8において、取得したステータスが使用可能でないため(N)、ステップS9へ進む。
ステップS9において、ステータス200Cの欄に“1”を保存し、ステップS10へ進む。ステップS10において、代替フラグ200Eの欄が“0”のため(Y)、ステップS13へ進む。ステップS13において、代替フラグ200Eの欄が“0”でない場合は(N)、接続子(1)を介してステップS2へ戻り、代替フラグ200Eの欄が“0”と判断されるまで、ステップS2〜ST10の処理を繰り返す。
ステップS13において、装置管理テーブル200の代替フラグ200Eの欄に“1”を保存し、ステップS17へ進む。
ステップS17において、装置名“1階西MFP”、代替フラグ“1”、及び代替機名“1階東MFP”の情報を情報設定部22に渡し、接続子(2)を介して図4−2中のステップS18へ進む。
ステップS18において、情報設定部22は、機能制限情報テーブル201a,201bの番号Mを、M=0とし、ステップS19へ進む。ステップS19において、Mに1を加えて、M=1とし、ステップS20へ進む。
ステップS20において、装置名に対応した機能制限情報テーブル201a又は201bのM番目のユーザのエントリが存在するか否かを判定し、存在していれば(Y)、ステップS21へ進み、存在していなければ(N)、接続子(1)を介して図4−1中のステップS2へ戻り、ステップS20で、装置名に対応した機能制限情報テーブルのM番目の登録されたユーザが存在するまで、ステップS2〜S20の処理を繰り返し、ユーザが存在すれば(Y)、ステップS21へ進む。
ステップS21において、代替フラグが“1”か否かが判定され、代替フラグが“1”であれば(Y)、ステップS22へ進み、代替フラグが“1”でなければ(N)、ステップS27へ進む。ステップS22において、装置名に対応した機能制限情報テーブル、例えば、201bの1番目のユーザエントリからユーザ名201A“User3”、印刷許可フラグ201B“0”、ファクス送信許可フラグ201C“1”、スキャン許可フラグ201D“0”及びメールアドレス201F“
[email protected]”を読み込み、ステップS23へ進む。
ステップS23において、代替機名に対応した機能制限テーブルにユーザ名が存在するか否かを判定し、存在しなければ(N)、ステップS26へ進み、存在すれば(Y)、ステップS24へ進む。代替機名“1階東MFP”に対応する機能制限テーブル201aには、ユーザ名の欄に“User3”が存在しないため、ステップS26へ進む。ステップS24において、見つかったユーザの代替数が“0”か否かが判定され、代替数が“0”であれば(Y)、ステップS19へ戻り、ステップS24において、代替数が“0”でなくなるまで、ステップS19〜S24の処理を繰り返し、代替数が“0”でなくなると(N)、ステップS25へ進む。ステップS25において、該当する機能制限情報テーブル201a又は201bにおける代替数201Eに“1”を加えて読み込み、ステップS19へ戻る。
ステップS26において、代替機名に対応した機能制限情報テーブル201a又は201bに装置名に対応した機能制限情報テーブル201a又は201bから読み込んだユーザ名“User3”、印刷許可フラグ“0”、ファクス送信許可フラグ“1”、スキャン許可フラグ“0”、代替数“1”、及びメールアドレス“
[email protected]”を保存し、ステップS30へ進む。
ステップS21において、代替フラグが“1”でなければ(N)、ステップS27へ進み、ステップS27において、装置名に対応した機能制限情報テーブル201a又は201bのM番目のエントリからユーザ名、及びメールアドレスを読み込み、ステップS28へ進む。ステップS28において、代替機名に対応した機能制限情報テーブル201a又は201bにユーザ名が存在し、かつその代替数が“1”か否かが判定され、ユーザ名が存在し、かつその代替数が“1”であれば(Y)、ステップS29へ進み、ユーザ名が存在せず、又はその代替数が“1”でなければ(N)、ステップS34へ進む。ステップS29において、見つかったユーザ名を削除し、ステップS30へ進む。
ステップS30において、通知部23に装置名“1階西MFP”、代替フラグ“1”、代替機名“1階東MFP”、ユ一ザ名“User3”、及びメ一ルアドレス“
[email protected]”を渡し、ステップS31へ進む。ステップS31において、通知部23は、代替機名“1階東MFP”が装置管理テーブル200の装置名200Aと一致するエントリのアドレス“192.168.0.1”を読み込み、ステップS32へ進む。ステップS32において、代替フラグが“1”か否かが判定され、代替フラグが“1”であれば(Y)、ステップS33へ進み、代替フラグが“1”でなければ(N)、ステップS36へ進む。
ステップS33において、装置名“1階西MFP”が使用不可のため代替機名“1階東MFP”を使用する旨と、インストーラ202のパス“¥¥Server¥Drv¥Installer.exe”に代替フラグ“1”、代替機名“1階東MFP”、及び代替機のアドレス“192.168.0.1”を付加してメールアドレス“
[email protected]”にメール送信し、ステップS19へ戻る。
ステップS34において、見つかったユーザの代替数が2以上か否かが判断され、2以上であれば(Y)、ステップS35へ進み、2未満であれば(N)、ステップS19へ戻る。ステップS35において、代替数から1を引いて書き込み、ステップS19へ戻る。
ステップS36において、装置名が装置管理テーブル200の装置名と一致するエントリのアドレスを読み込み、ステップS37へ進む。ステップS37において、装置名が使用可能になった旨と、インストーラのパスに代替フラグ、既存機の装置名、及び既存機のアドレスと、を付加して、メールアドレスにメール送信し、ステップS19へ戻る。
ステップS19において、情報設定部22は、Mに1を加えて、M=2とし、ステップS20へ進む。ステップS20において、装置名“1階西MFP”に対応する機能制限情報テーブル201bに2番目のユーザエントリが存在するので(Y)、ステップS21へ進む。ステップS21において、代替フラグが“1”であるため(Y)、ステップS22へ進む。ステップS22において、2番目のユーザエントリからユーザ名“User4”、印刷許可フラグ“0”、ファクス送信許可フラグ“0”、スキャン許可フラグ“0”、及びメールアドレス“
[email protected]”を読み込み、ステップS23へ進む。ステップS23において、代替機名“1階東MFP”に対する機能制限情報テーブル201aにユーザ名“User4”が存在するので(Y)、ステップS24へ進む。ステップS24において、代替数が“0”であるため(Y)、ステップS19へ戻る。ステップS19において、Mに1を加えて、M=3とし、ステップS20へ進む。
ステップS20において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限情報テーブル201bに3番目のユーザエントリが存在しないため(N)、接続子(1)を介してステップS2へ戻る。ステップS2において、判断部21は、Nに1を加えて、N=3とし、ステップS3へ進む。ステップS3において、装置管理テーブル200に3番目の装置エントリが存在しないため(N)、処理を終了する。
図5は、図1中のクライアント4aにおける送信メールのパスを実行したときの代替機のドライバをインストール及び削除する処理を示すフローチャートである。
図5に示されたフローチャートにおいて、ステップS41〜S49は、インストーラ40が新たに代替機が必要になった場合に代替機のドライバをインストールする処理である。
複合機3bが故障で使用不可になったときに、User3が、クライアント4bで通知部23の送信メールを参照し、パスを実行したときの処理を、図1を参照しつつ図5のフローチャートに沿って説明する。
送信メールのパスを実行すると、処理が開始され、ステップS41へ進み、ステップS41において、サーバ2のインストーラ202がクライアント4b上に読み込まれ、インストーラ40が起動する。インストーラ40は、パスで渡された代替フラグ“1”を取得し、ステップS42へ進む。ステップS42において、代替フラグが“1”か否かが判定され、代替フラグが“1”であるれば(Y)、ステップS43へ進み、代替フラグが“1”でなければ(N)、ステップS50へ進む。
ステップS43において、代替機名“1階東MFP”、代替機のアドレス“192.168.0.1”を取得し、ステップS44へ進む。ステップS44において、接続先が“192.168.0.1”のプリンタドライバがインストールされてないので(N)、ステップS45へ進む。ステップS45において、名前を“1階東MFPModel1Prn”、接続先を“192.168.0.1”として、サーバ2のプリンタドライバ203をインストールし、ステップS46へ進む。
ステップS46において、接続先“192.168.0.1”のファクスドライバがインストールされてないので(N)、ステップS47へ進む。ステップS47において、名前を“1階東MFPModel1Fax”、接続先を“192.168.0.1”として、サーバ2のファクスドライバ204をインストールし、ステップS48へ進む。
ステップS48において、接続先が“192.168.0.1”のスキャナドライバがインストールされてないので(N)、ステップS49へ進み、ステップS49において、名前を“1階東MFPModel1Scn”、接続先を“192.168.0.1”として、サーバ2のスキャナドライバ205をインストールし、処理を終了する。これにより、クライアント4bで、プリンタドライバ41a、ファクスドライバ42a、スキャナドライバ43aが使用可能になる。
図6は、図1中の複合機3a,3bにおけるジョブの要求があった時の処理を示すフローチャートである。
図6に示されたフローチャートにおいて、ステップS71〜S81は、複合機3a又は3bが、クライアント4a又は4bから印刷データを受信した場合、サーバ2から印刷命令したユーザの印刷許可フラグ201Bを取得し、印刷が許可されている場合に、印刷を行う処理である。
先ず、クライアント4bにおいて、複合機3aのドライバをインストール後、User3が複合機3aに印刷命令を行ったときの処理を、図1、図3を参照しつつ図6に沿って説明する。
User3が、クライアント4bにおいて、図示しないアプリケーションから複合機3aに印刷の命令を行うと、処理が開始され、ステップS71へ進む。ステップS71において、複合機3aの制限部30は、クライアント4bからジョブ要求を受信し、ステップS72へ進む。ステップS72において、受信したジョブ要求が印刷データであるため(Y)、ステップS73へ進む。ステップS73において、印刷命令をしたUser3の機能制限情報をサーバ2に問い合わせ、ステップS74へ進む。
ステップS74において、サーバ2の情報取得部24は、問合せを受けた複合機3aの機能制限情報テーブル201aからUser3の印刷許可フラグ201Bの欄を読み込み、ステップS75へ進む。ステップS75において、User3が存在しないため(N)、ステップS76へ進む。ステップS76において、問い合わせた複合機3aに印刷許可フラグ“1”を返し、ステップS78へ進む。ステップS78において、複合機3aの制限部30は、印刷許可フラグ“1”を受け取り、ステップS79へ進む。ステップS79において、印刷許可フラグが“1”であるため(Y)、印刷部31に印刷データを渡すことなく、処理を終了する。
尚、User3の代わりにUser4が複合機3aに印刷の指示を行った場合には、ステップS73にて複合機3aは、User2の機能制限情報をサーバ2に問い合わせ、ステップS77にて、サーバ2は複合機3aにUser2の印刷許可フラグ“0”を受け取ると、ステップS79からステップS80へ進み、印刷部31に印刷データを渡してステップS81へ進み、ステップS81にて印刷部は、受け取った印刷データを印刷して処理を終了する。
次に、複合機3bが故障で使用不可になり、代替機として複合機3aが使用されているときに、クライアント4aで、代替機を使用していたUser1が、複合機3aに印刷命令を行ったときの処理を、図1及び図3を参照しつつ図6に沿って説明する。
Userlが、クライアント4aにおいて、図示しないアプリケーションから複合機3aに印刷を行うと、処理が開始され、ステップS71へ進み、ステップS71において、複合機3aの制限部30はクライアント4aからジョブ要求を受信し、ステップS72へ進む。ステップS72において、受信したジョブ要求は印刷データであるため(Y)、ステップS73へ進む。ステップS73において、印刷データを印刷したUserlの機能制限情報をサーバ2に問い合わせ、ステップS74へ進む。ステップS74は、サーバ2の情報取得部24は、問合せを受けた複合機3aの機能制限情報テーブル201aからUserlの印刷許可フラグ201Bの欄を読み込み、ステップS75へ進む。ステップS75において、User1が存在するため(Y)、ステップS77に進み、ステップS77において、問合せを受けた複合機3aに印刷許可フラグとして読み込んだ値“0”を返し、ステップS78へ進む。ステップS78において、複合機3aの制限部30は、印刷許可フラグ“0”を受け取り、ステップS79へ進む。ステップS79において、印刷許可フラグが“0”であるため(Y)、ステップS80へ進み、ステップS80において、印刷部31に印刷データを渡し、ステップS81へ進む。ステップS81において、印刷部31は受け取った印刷データを印刷し、処理を終了する。
(II) 複合機3bが使用可能になった時の処理
先ず、複合機3bが復旧して使用可能になった後、サーバ2の問合せ間隔を経過したときのサーバ2の処理を、図1〜図3を参照しつつ図4に沿って説明する。
図4において、処理が開始されると、ステップS1へ進み、ステップS1において、判断部21は、装置管理テーブル200中の番号Nを、N=0とし、ステップS2において、Nに1を加えて、N=1とし、ステップS3へ進む。ステップS3において、装置管理テーブル200に1番目の装置が存在するため(Y)、ステップS4に進む。ステップS4において、装置管理テーブル200の1番目の装置エントリから装置名“1階東MFP”、アドレス“192.168.0.1”、代替フラグ“0”、及び代替機名“1階西MFP”を読み込み、ステップS5へ進む。ステップS5において、アドレス“192.168.0.1”のステータスとして使用可能を示す“0”を取得し、ステップS6へ進む。ステップS6において、接続可能のため(Y)、ステップS7へ進み、ステップS7において、未接続時間200Dの欄に“0”を保存し、ステップS8へ進む。ステップS8において、使用可能のため(Y)、ステップS14へ進む。
ステップS14において、ステータス200Cの欄に“0”を保存し、ステップS15へ進む。ステップS15において、代替フラグが“1”か否かが判定され、代替フラグが“1”であれば(Y)、ステップS16へ進み、代替フラグが“0”であれば(N)、ステップS2へ戻る。ステップS15で代替フラグが“0”の場合は、ステップS2へ戻り、ステップS2において、Nに1を加え、N=2とし、ステップS3へ進み、ステップS3において、装置管理テーブル200に2番目の装置エントリが存在するため(Y)、ステップS4へ進む。ステップS4において、装置名“1階西MFP”、アドレス“192.168.0.2”、代替フラグ“1”、及び代替機名“1階東MFP”を読み込み、ステップS5へ進む。
ステップS5において、アドレス“192.168.0.2”のステータスとして使用可能を示す“0”を取得し、ステップS6へ進む。ステップS6において、接続可能なため(Y)、ステップS7へ進む。ステップS7において、未接続時間200Dの欄に“0”を保存し、ステップS8へ進む。ステップS8において、使用可能のため(Y)、ステップS14へ進む。ステップS14において、ステータス200Cの欄に“0”を保存し、ステップS15へ進む。ステップS15において、代替フラグの欄が“1”のため(Y)、ステップS16へ進む。ステップS16において、代替機が不要になったと判断し、代替フラグ200Eの欄に“0”を保存し、ステップS17へ進む。
ステップS17において、装置名“1階西MFP”、代替フラグ“0”、及び代替機名“1階東MFP”を情報設定部22渡し、ステップS18へ進む。ステップS18において、情報設定部22は、機能制限情報テーブル201a,201bの番号Mを“0”とし、ステップS19に進み、ステップS19において、Mに1を加えてM=1とし、ステップS20へ進む。ステップS20において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限情報テーブル201bに1番目のユーザエントリが存在するので(Y)、ステップS21へ進む。ステップS21において、代替フラグが“1”でないため(N)、ステップS27へ進む。
ステップS27において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限情報テーブル201bの1番目のユーザエントリからユーザ名“User3"、メールアドレス“
[email protected]”を読み込み、ステップS28へ進む。ステップS28において、代替機名“1階東MFP”に対する機能制限情報テーブル201aにユーザ名“User3”が存在し、代替数が“1”のため(Y)、ステップS29へ進み、ステップS29において、ユーザ名“User3”のエントリを削除し、ステップS30へ進む。ステップS30において、通知部23に装置名“1階西MFP”、代替フラグ“0”、代替機名“1階東MFP”、ユーザ名“User3”、及びメールアドレス“
[email protected]”を渡し、ステップS31へ進む。
ステップS31において、通知部23は、代替機名“1階東MFP”が装置管理テーブル200の装置名200Aと一致するエントリのアドレス“192.168.0.1”を読み込み、ステップS32へ進む。ステップS32は、代替フラグが“1”でないため(N)、ステップS36へ進む。ステップS36において、装置名“1階西MFP”が装置管理テーブル200の装置名200Aと一致するエントリのアドレス“192.168.0.2”を読み込み、ステップS37へ進む。
ステップS37において、装置名“1階西MFP”が使用可能になったため、“1階西MFP”を使用する旨と、インストーラ202のパス“¥¥Server¥Drv¥Installer.exe”に、代替フラグ“0”、既存機の装置名“1階西MFP”、既存機のアドレス“192.168.0.2”、及び代替機のアドレス“192.168.0.1”を付加してメールアドレス“
[email protected]”にメール送信し、ステップS19へ戻る。
ステップS19において、情報設定部22は、Mに1を加えてM=2とし、ステップS20へ進む。ステップS20において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限情報テーブル201bに2番目のユーザエントリが存在するので(Y)、ステップS21へ進む。ステップS21において、代替フラグが“1”でないため(N)、ステップS27へ進み、ステップS27において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限情報テーブル201bの2番目のユーザエントリから、ユーザ名“User4”及びメールアドレス“
[email protected]”を読み込み、ステップS28へ進む。ステップS28において、代替機名“1階東MFP”に対する機能制限情報テーブル201aにユーザ名“User4”が存在し、代替数が“1”でないので(N)、ステップS34へ進む。ステップS34において、代替数が2以上でないため(N)、ステップS19へ戻る。ステップS19において、Mに1を加えてM=3とし、ステップS20へ進む。ステップS20において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限情報テーブル201bに3番目のユーザエントリが存在しないため(N)、接続子(1)を介してステップS2へ戻る。ステップS2において、判断部21は、Nに1を加えてN=3とし、ステップS3へ進む。ステップS3において、装置管理テーブル200に3番目の装置エントリが存在しないため(N)、処理を終了する。
次に、複合機3bが復旧して使用可能になった場合に、クライアント4bでUser3が通知部23の送信メールを参照し、パスを実行したときの処理を、図1〜図3を参照しつつ図5に沿って説明する。
図5に示されたフローチャートにおいて、ステップS50〜S62は、代替機が不要になった場合に、インストーラ40が代替機のドライバを削除する処理である。
パスをダブルクリックすると、サーバ2のインストーラ202がクライアント4b上に読み込まれ、インストーラ40が起動し、処理が開始されステップS41へ進む。ステップS41において、インストーラ40はパスで渡された代替フラグ“0”を取得し、ステップS42へ進む。ステップS42において、代替フラグが“0”であるため(N)、ステップS50へ進む。
ステップS50において、既存機の装置名“1階西MFP”、既存機のアドレス“192.168.0.2”、及び代替機のアドレス“192.168.0.1”を取得し、ステップS51へ進む。ステップS51において、接続先が代替機のアドレス“192.168.0.1”のプリンタドライバがインストールされているので(Y)、ステップS52へ進む。ステップS52において、見つかったプリンタドライバを削除し、ステップS53へ進む。
ステップS53において、接続先が既存機のアドレス“192.168.0.2”のプリンタドライバがインストールされているので(Y)、ステップS55へ進む。ステップS55において、接続先が代替機のアドレス“192.168.0.1”のファクスドライバがインストールされているので(Y)、ステップS56へ進む。ステップS56において、見つかったファクスドライバを削除し、ステップS57へ進む。
ステップS57において、接続先が既存機のアドレス“192.168.0.2”のファクスドライバがインストールされているので(Y)、ステップS59へ進む。ステップS59において、接続先が代替機のアドレス“192.168.0.1”のスキャナドライバがインストールされているので(Y)、ステップS60へ進み、ステップS60において、見つかったスキャナドライバを削除し、ステップS61へ進む。
ステップS61において、接続先が既存機のアドレス“192.168.0.2”のスキャナドライバがインストールされいるので(Y)、処理を終了する。ステップS52、S56及びS60の処理により、プリンタドライバ41a、ファクスドライバ42a、スキャナドライバ43aが削除され、使用不可能になる。
次に、図6に示されたフローチャートのステップS90〜S99の処理について、図1〜図3を参照しつつ図6に沿って説明する。ステップS90〜S99は、複合機3a又は3bが、クライアント4a又は4bからファクス送信データを受信したときに、サーバ2からファクス送信したユーザのファクス送信許可フラグ201Cを取得し、ファクス送信が許可されている場合に、ファクス送信を行う処理である。
先ず、User3が、クライアント4bで図示しないアプリケーションから複合機3aにファクス送信命令を行うと、処理が開始され、ステップS71に進む。ステップS71において、複合機3aの制限部30は、クライアント4bからジョブ要求を受信し、ステップS72へ進む。ステップS72において、受信したジョブ要求は印刷データではないので(N)、ステップS90へ進む。ステップS90において、ファクス送信データであるため(Y)、ステップS91へ進む。ステップS91において、ファクス送信データを送信したUser3の機能制限情報をサーバ2に問い合わせ、ステップS92へ進む。
ステップS92において、サーバ2の情報取得部24は、問い合せを受けた複合機3aの機能制限情報テーブル201aからUser3のファクス送信許可フラグ201Cの値を読み込み、ステップS93へ進む。ステップS93において、User3が存在しないため(N)、ステップS94へ進む。ステップS94において、問い合せを受けた複合機3aにファクス送信許可フラグとして“1”を返し、ステップS96へ進む。ステップS96において、複合機3aの制限部30はファクス送信許可フラグ“1”を受け取り、ステップS97へ進む。ステップS97において、ファクス送信許可フラグが“0”でないため(N)、ファクス部32にファクス送信データを渡すことなく、処理を終了する。
次に、User3が、クライアント4bで図示しないアプリケーションから複合機3bにファクス送信を行うと、ステップS71へ進み、ステップS71において、複合機3bの制限部30はクライアント4bからジョブ要求を受信し、ステップS72へ進む。ステップS72において、受信したジョブ要求は印刷データでないので(N)、ステップS90へ進み、ステップS90において、ファクス送信データであるため(Y)、ステップS91へ進む。ステップS91において、ファクス送信データを送信したUser3の機能制限情報をサーバ2に問い合わせ、ステップS92へ進む。ステップS92において、サーバ2の情報取得部24は、問い合せを受けた複合機3bの機能制限情報テーブル201bからUser3のファクス送信許可フラグ201Cの値を読み込み、ステップS93へ進む。
ステップS93において、User3が存在するため(Y)、ステップS95へ進む。ステップS95において、問い合せを受けた複合機3aにファクス送信許可フラグとして読み込んだ“0”を返し、ステップS96へ進む。ステップS96において、複合機3aの制限部30は、ファクス送信許可フラグ“0”を受け取り、ステップS97へ進む。
ステップS97において、ファクス送信許可フラグが“0”であるため(Y)、ステップS98へ進む。ステップS98において、ファクス部32にファクス送信データを渡し、ステップS99へ進み、スッテプS99において、ファクス部32は受け取ったファクス送信データをファクス送信し、処理を終了する。
最後に、図6に示されたフローチャートにおけるステップS100〜S110の処理について、図1〜図3を参照しつつ説明する。ステップS100〜S110は、複合機3a又は3bが、クライアント4a又は4bからスキャン要求を受信したときに、サーバ2からスキャンを要求したユーザのスキャン許可フラグを取得し、スキャンが許可されている場合に、スキャンを行い、スキャンデータをクライアント4a又は4bに返す処理である。
先ず、複合機3aが、クライアント4bでUser3の図示しないアプリケーションからのスキャン要求を受信すると、処理が開始され、ステップS71に進む。ステップS71において、複合機3aの制限部30は、クライアント4bからジョブ要求を受信し、ステップS72へ進む。ステップS72において、受信したジョブ要求は印刷データではないので(N)、ステップS90へ進む。ステップS90において、ファクス送信データでないため(N)、ステップS100へ進む。ステップS100において、スキャン要求であるので、ステップS101へ進む。ステップS101において、スキャンを要求したUser3の機能制限情報をサーバ2へ問い合わせ、ステップS102へ進む。ステップS102において、サーバ2の情報取得部24は、問い合わせを受けた複合機3aの機能制限情報テーブル201aから指定されたUser3のスキャン許可フラグ201Dを読み込み、ステップS103へ進む。
ステップS103において、User3が存在しないため(N)、ステップS104へ進む。ステップS104において、問合せを受けた複合機3aにスキャン許可フラグとして“1”を返し、ステップS106へ進む。ステップS106において、複合機3aの制限部30はスキャン許可フラグ“1”を受け取り、ステップS107へ進む。ステップS107において、スキャン許可フラグが“0”でないため(N)、処理を終了する。
(実施例1の効果)
本発明の実施例1の画像形成システムによれば、複合機3aと、複合機3bと、複合機3a,3bの利用者の設定情報を保持し、保持した前記設定情報に基づいて、複合機3a,3bを管理するサーバ2と、を備えた画像形成システムにおいて、サーバ2は、複合機3aの代替機が必要か否かを判断する判断部21と、判断部21の判断結果に基づいて、複合機3aに対する利用者の第1の設定情報を取得し、複合機3bの利用者の第2の設定情報に、第1の設定情報を追加する情報設定部22と、を有している。これにより、使用が不可能になった複合機3a又は3bの利用者の設定情報が自動で代替機3b又は3aに追加されるため、今まで代替機を使用していたユーザはそのまま使用可能であるし、使用が不可能になった複合機を使用していたユーザも使用可能となる。
(実施例2の構成)
図7は、本発明の実施例2における画像形成システムの構成の概略を示すブロック図であり、実施例1を示す図1と共通の要素には共通の符号が付されている。
本発明の実施例2の画像形成システムは、実施例1とは構成及び機能が異なる管理装置としてのサーバ2Aと、実施例1と同様の複合機3a及びクライアント4a,4bと、新たに追加された印刷機能のみの画像形成装置としてのプリンタ5と、が双方向通信可能なネットワーク1を介して接続されている。実施例1では、ネットワーク1に同じ機能を持つ2つの複合機3a,3bが接続されていたが、実施例2では、機能が異なる複合機3aとプリンタ5とが接続されている。
サーバ2Aは、複合機3a及びプリンタ5の利用者の機能制限情報を管理するもので、実施例1とは機能が異なる判断部21A、情報設定部22A、通知部23A、情報取得部24A、及びハードディスク25と、新たに追加された機能比較部25と、から構成されている。サーバ2Aの名前は、“Server”とする。
ハードディスク25は、不揮発性記憶装置であり、装置管理テーブル250、機能制限情報テーブル251a、機能制限情報テーブル251b、インストーラ252、プリンタドライバ253、ファクスドライバ254、スキャナドライバ255、プリンタドライバ256、及びモデル情報テーブル257から構成されている。
図8は、図7中の装置管理テーブル250の例を示す図である。
装置管理テーブル250は、装置の情報を保存するものであり、装置名250Aの欄、モデル名250Bの欄、アドレス250Cの欄、ステータス250Dの欄、未接続時間250Eの欄、代替フラグ250Fの欄、及び代替機名250Gの欄の情報を保存するテーブルである。図2に示された実施例1の情報管理テーブル200に対して、モデル名250Bの欄が追加されている。
装置名250Aの欄には、装置に任意に付けた名前が保存される。モデル名250Bの欄には装置のモデル名を、アドレス250Cの欄には装置のアドレスをそれぞれ保存する。ステータス250Dの欄には、装置が使用可能な場合は“0”を、使用不可能な場合は“1”を、電源オフ等で接続できない場合は“2”をそれぞれ保存する。未接続時間250Eの欄には、接続できない状態が継続された時間を保存する。代替フラグ250Fの欄には、判断部21が代替機を不要と判断した場合は“0”を、代替機を必要と判断した場合は“1”をそれぞれ保存する。更に、代替機名250Gの欄には、判断部21が代替機を必要と判断したときに代替機とする装置名を保存する。
図9は、図7中の第1及び第2の機能制限情報テーブル251a,251bの例を示す図である。図9(a)は、第1の機能制限情報テーブル251aの例を示す図であり、図9(b)は、第2の機能制限情報テーブル251bの例を示す図である。
第1及び第2の機能制限情報テーブル251a,251bは、装置管理テーブル250の装置毎に存在し、ユーザ毎に機能を制限するための情報を保存するもので、ユーザ名251Aの欄、印刷許可フラグ251Bの欄、ファクス送信許可フラグ251Cの欄、スキャン許可フラグ251Dの欄、代替数251Eの欄、及びメールアドレス251Fの欄から構成されている。ユーザ名251Aの欄には、機能が制限されるユーザ名が保存される。印刷許可フラグ251Bの欄には、ユーザ名251Aに対して、印刷が制限される場合は“1”が、制限されない場合は“0”がそれぞれ保存される。ファクス送信許可フラグ251Cの欄には、ユーザ名251Aに対して、ファクス送信が制限される場合は“1”が、制限されない場合は“0”がそれぞれ保存される。スキャン許可フラグ251Dの欄には、ユーザ名251Aに対して、スキャンが制限される場合は“1”が、制限されない場合は“0”がそれぞれ保存される。
代替数251Eの欄には、代替機として追加されたユーザではない場合は“0”が、代替機として追加されたユーザの場合は“1”が、複数の装置の代替機になっていて、そのユーザが複数の装置に存在する場合はその装置の数がそれぞれ保存される。更に、メールアドレス251Fの欄には、ユーザのメールアドレスが保存される。
機能制限情報テーブル251a及び251bには、複合機3a及びプリンタ5の機能制限情報がそれぞれ保存されているものとする。
図10は、図7中のモデル情報テーブル257の例を示す図である。
新たに追加されたモデル情報テーブル257は、モデル毎の情報を保存するものであり、モデル名257Aの欄、印刷フラグ257Bの欄、ファクス送信フラグ257Cの欄、スキャンフラグ257Dの欄、プリンタドライバ名257Eの欄、ファクスドライバ名257Fの欄、スキャナドライバ名257Gの欄、プリンタドライバパス257Hの欄、ファクスドライバパス257Iの欄、及びスキャナドライバパス257Jの欄から構成されている。
モデル名257Aの欄には、画像形成装置のモデル名が保存される。印刷フラグ257Bの欄には、印刷機能がある場合は“0”が、ない場合は“1”がそれぞれ保存される。ファクス送信フラグ257Cの欄には、ファクス送信機能がある場合は“0”が、ない場合は“1”がそれぞれ保存される。スキャンフラグ257Dの欄には、スキャン機能がある場合は“0”が、ない場合は“1”がそれぞれ保存される。プリンタドライバ名257Eの欄には、プリンタドライバの名前が保存される。ファクスドライバ名257Fの欄には、ファクスドライバの名前が保存される。スキャナドライバ名257Gの欄には、スキャナドライバの名前が保存される。プリンタドライバパス257Hの欄には、モデル名257A用のプリンタドライバが保存されているパスが保存される。ファクスドライバパス257Iの欄には、モデル名257A用のファクスドライバが保存されているパスが保存される。更に、スキャナドライバパス257Jの欄には、モデル名257A用のスキャナドライバが保存されているパスが保存される。
インストーラ252は、複合機3aを制御するための制御プログラムであるプリンタドライバ253、ファクスドライバ254、スキャナドライバ255、及びプリンタ5を制御するための制御プログラムであるプリンタドライバ256を、クライアント4a又は4bにインストールするためのインストーラプログラムである。インストーラ252へのパスは“¥¥erver¥Drv¥Insialler.exe”とする。
プリンタドライバ253は、クライアント4a又は4bから複合機3aに印刷命令するためのドライバプログラムである。プリンタドライバ253の名前は“Model1Prn”、パスは“¥¥Server¥Drv¥Model1Prn”とする。ファクスドライバ254は、クライアント4a又は4bから複合機3aにファクス送信命令するためのドライバプログラムである。ファクスドライバ254の名前は“Model1Fax”、パスは“¥¥Server¥Drv¥Model1Fax”とする。
スキャナドライバ255は、複合機3aがスキャンしたスキャンデータを取得するためのドライバプログラムである。スキャナドライバ255の名前は、“Model1Scn”、パスは“¥¥Server¥Drv¥Model1Scn”とする。
プリンタドライバ256は、クライアント4a又は4bからプリンタ5に印刷命令するためのドライバプログラムである。プリンタドライバ256の名前は“Mode12Prn”、パスは“¥¥Server¥Drv¥Mode12Prn”とする。
判断部21Aは、問い合せ間隔毎に装置管理テーブル250から装置のアドレス250C、代替フラグ250F、及び代替機名250Gを読み込み、読み込んだアドレス先の装置のステータスを取得する。判断部21Aは、読み込んだアドレス先の装置が使用可能であれば“0”を、読み込んだアドレス先の装置が使用不可であれば“1”を、読み込んだアドレス先の装置に接続できないときは“2”を、ステータス250Dの欄にそれぞれ保存する。本実施例2では問合せ間隔は1分とする。判断部21Aは、読み込んだアドレス先の装置に接続できたときは、未接続時間250Eに“0”を保存する。読み込んだアドレス先の装置に接続できないときは、未接続時間250Eの欄に未接続時間の値に問合せ間隔1を加えた値を保存する。
更に、判断部21Aは、代替フラグ250Fが“0”、且つステータス250Dが“1”又は“2”で未接続時間250Eが使用不可判断時間以上の場合は、代替機が必要と判断し、代替フラグ250Fの欄に“1”を保存して、既存機の装置名、代替フラグ、及び代替機名を情報設定部22Aへ渡す。本実施例2では使用不可判断時間は60分とする。代替フラグが“1”、且つステータス250Dが“0”の場合は、代替機が不要になったと判断し、代替フラグ250Fの欄に“0”を保存して、既存機の装置名、代替フラグ、及び代替機名を情報設定部22Aに渡す。
新たに追加された機能比較部25は、装置管理テーブル250の装置名250Aが渡された既存機の装置名に一致するエントリのモデル名250Bを読み込み、モデル情報テーブル257のモデル名257Aが読み込んだモデル名に一致するエントリの印刷フラグ257B、ファクス送信フラグ257C、及びスキャンフラグ257Dを読み込むものである。機能比較部25は、装置管理テーブル250の装置名250Aが渡された代替機名に一致するエントリのモデル名250Bを読み込み、モデル情報テーブル257のモデル名257Aが読み込んだモデル名に一致するエントリの印刷許可フラグ257B、ファクス送信許可フラグ257C、及びスキャン許可フラグ257Dを読み込むものである。機能比較部25は、既存機の印刷許可フラグ257B、ファクス送信許可フラグ257C、スキャン許可フラグ257Dと、代替機の印刷許可フラグ257B、ファクス送信許可フラグ257C、スキャン許可フラグ257Dと、をそれぞれ比較するものである。機能比較部25は、既存機のフラグと代替機のフラグとが共に“1”の場合は“1”を、既存機のフラグと代替機のフラグが共に“0”の場合は“0”を、既存機のフラグが“0”、代替機のフラグが“1”の場合は“2”を、既存機のフラグが“1”、代替機のフラグが“0”の場合は“3”をそれぞれ情報設定部22Aに返す。
情報設定部22Aは、判断部21から既存機の装置名、代替フラグ、代替機名を受け取り、機能比較部25に既存機の装置名、代替機名を渡して、比較結果の印刷フラグ、ファクス送信フラグ、スキャンフラグを受け取る。
情報設定部22Aは、代替機名に対応する機能制限情報テーブル251a又は251bに、既存機のユーザ名が存在しなければ、既存機のユーザ名を追加登録する。
情報設定部22Aは、比較結果の印刷フラグが“0”の場合は印刷許可フラグ251Bの欄に既存機の印刷許可フラグを、比較結果の印刷フラグが“0”以外の場合は印刷許可フラグ251Bの欄に“1”を保存する。情報設定部22Aは、比較結果のファクス送信フラグが“0”の場合は、ファクス送信許可フラグ251Cの欄に既存機のファクス送信許可フラグを、比較結果のファクス送信フラグが“0”以外の場合はファクス送信許可フラグ251Cの欄に“1”を保存する。情報設定部22Aは、比較結果のスキャンフラグが“0”の場合は、スキャン許可フラグ251Dの欄に既存機のスキャン許可フラグを、比較結果のスキャンフラグが“0”以外の場合はスキャン許可フラグ251Dの欄に“1”を、メールアドレス251Fの欄に既存機のメールアドレスを、代替数251Eの欄に“1”をそれぞれ保存する。更に、情報設定部22Aは、通知部23Aに装置名、代替フラグ、代替機名、ユーザ名、メールアドレス、比較結果の印刷フラグ、比較結果のファクス送信フラグ、比較結果のスキャンフラグをそれぞれ渡す。
情報設定部22Aは、既存機のユーザ名が存在し、代替数251Eが“0”でない場合は、代替数151Eの値に1を加えて保存する。情報設定部22Aは、代替フラグが“0”の場合は、既存機の装置名に対応する機能制限情報テーブル251a又は251bからユーザ名251A及びメールアドレス251Fを読み込む。情報設定部22Aは、装置管理テーブル250の代替機名250Gに対応する機能制限情報テーブル251a又は251bに、既存機のユーザ名が存在し、代替数251Eが“1”の場合は、削除し、通知部23Aに既存機の装置名、代替フラグ、代替機名、ユーザ名、メールアドレス、比較結果の印刷フラグ、比較結果のファクス送信フラグ、及び比較結果のスキャンフラグを渡す。更に、情報設定部22Aは、代替数251Eが2以上の場合は、1を減じて保存する。
通知部23Aは、情報設定部22Aから既存機の装置名、代替フラグ、代替機名、ユーザ名、メールアドレス、比較結果の印刷フラグ、比較結果のファクス送信フラグ、及び比較結果のスキャンフラグを渡されると、代替機名が装置管理テーブル250の装置名250Aと一致するエントリのモデル名250B及びアドレス250Cを読み込む。通信部23Aは、代替フラグが“1”の場合は、読み込んだモデル名がモデル情報テーブル257のモデル名257Aと一致するエントリのプリンタドライバ名257E、ファクスドライバ名257F、スキャナドライバ名257G、プリンタドライバパス257H、ファクスドライバパス257I、及びスキャナドライバパス257Jを読み込み、既存機の装置名が使用不可のため代替機名を使用する旨を受け取ったメールアドレスへメール送信するものである。通知部23Aは、比較結果の印刷フラグが“2”の場合は、印刷ができなくなる旨、比較結果のファクス送信フラグが“2”の場合は、ファクス送信ができなくなる旨、比較結果のスキャンフラグが“2”の場合はスキャンができなくなる旨、インストーラ252のパスに代替フラグ、代替機名、及び代替機のアドレスを付加して、受け取ったメールアドレスにメール送信するものである。
通信部23Aは、比較結果の印刷フラグが“0”の場合は、プリンタドライバを表す“-P”、代替機のプリンタドライバ名、代替機のプリンタドライバパス、比較結果のファクス送信フラグが“0”の場合は、ファクスドライバを表す“-F”、代替機のファクスドライバ名、代替機のファクスドライバパス、比較結果のスキャンフラグが“0”の場合は、スキャナドライバを表す“-S”、代替機のスキャナドライバ名、及び代替機のスキャナドライバパスを付加して受け取ったメールアドレスメールアドレスにメール送信する。
通信部23Aは、代替フラグが“0”の場合は、読み込んだモデル名がモデル情報テーブル257のモデル名257Aと一致するエントリのプリンタドライ名257E、ファクスドライバ257F及びスキャナドライバ名257Gを読み込む。通信部23Aは、既存機の装置名が装置管理テーブル250の装置名250Aと一致するエントリのモデル名250B、及びアドレス250Cを読み込む。通信部23Aは、読み込んだモデル名がモデル情報テーブル257のモデル名257Aと一致するエントリのプリンタドライバ名257E、ファクスドライバ名257F、スキャナドライバ257G、プリンタドライバパス257H、ファクスドライバパス257I、及びスキャナドライバパス257Jを読み込む。通信部23Aは、既存機の装置名が使用可能になった旨と、インストーラ252のパスに代替フラグ、既存機の装置名、既存機のアドレス、及び代替機のアドレスと、比較結果の印刷フラグが“0”の場合は、プリンタドライバを表す“-P”、既存機のプリンタドライバ名、既存機のプリンタドライバパス、及び代替機のプリンタドライバ名を、比較結果のファクス送信フラグが“0”の場合は、ファクスドライバを表す“-F”、既存機のファクスドライバ名、既存機のファクスドライバパス、及び代替機のファクスドライバ名を、それぞれ付加して受け取ったメールアドレスに送信する。
更に、通信部23Aは、比較結果のスキャンフラグが“0”の場合は、スキャナドライバを表す“-S”、既存機のスキャナドライバ名、既存機のスキャナドライバパス、及び代替機のスキャナドライバ名を、付加し受け取ったメールアドレスに送信する。
情報取得部24Aは、指定されたユーザの機能制限情報の問合せを受けると、問合せを受けた装置名に対応している機能制限情報テーブル251a又は251bから指定されたユーザの機能制限情報を読み込み、問い合わせ先に返す。機能制限情報テーブル251a又は251bに指定されたユーザが存在しない場合は“1”を返す。
複合機3aの構成は、制限部30、印刷部31、ファクス部32、スキャナ部33から構成されている。制限部30は、クライアント4a又は4bから印刷データを受信すると、サーバ2Aに印刷命令したユーザの印刷の機能制限情報を問合せ、印刷許可フラグが“0”の場合は印刷データを印刷部31に渡し、印刷許可フラグが“1”の場合は印刷データをキャンセルする。制限部30は、クライアント4a又は4bからファクス送信データを受信すると、サーバ2Aにファクス送信データを送信したユーザのファクス送信の機能制限情報を問い合わせ、ファクス送信許可フラグ201Cが“0”の場合は、ファクス送信データをファクス部32に渡し、“1”の場合はファクス送信データをキャンセルする。
クライアント4a又は4bからスキャン要求を受けると、サーバ2Aにスキャンを要求したユーザのスキャンの機能制限情報を問合せ、スキャン許可フラグ201Dが“0”の場合はスキャナ部33にスキャン要求を渡し、“1”の場合はスキャン要求をキャンセルする。
印刷部31は、受け取った印刷データを印刷し、ファクス部32は、受け取ったファクス送信データをファクス送信する。スキャナ部33は、スキャン要求を受け取ると、スキャンを実行し、要求元のクライアントにスキャンデータを送信する。複合機3aの装置名は、“1階西MFP”、モデル名は“Model1”アドレスは“192.168.0.2”とする。
クライアント4a及び4bは、印刷データを生成し、複合機3a及びプリンタ5に生成した印刷データを送信して印刷命令を行ったり、ファクス送信データを生成し、複合機3aに送信してファクス送信データを送信してファクス送信命令を行ったり、複合機3aがスキャンしたスキャンデータを取得するものである。
クライアント4aは、インストーラ45と、制御プログラムとしてのプリンタドライバ44と、から構成される。通常は、第1の利用者としてのUser1が、クライアント4aでプリンタ5使用しているものとする。
クライアント4bは、インストーラ45、プリンタドライバ41、ファクスドライバ42、スキャナドライバ43、及びプリンタドライバ44から構成されている。プリンタドライバ44は、最初はインストールされていないものとする。通常は、第2の利用者としてのUser3が、クライアント4bで複合機3aを使用しているものとする。インストーラ45は、制御プログラムのプリンタドライバ41、ファクスドライバ42、スキャナドライバ43、及びプリンタドライバ44のインストールを行うものである。インストーラ45は、サーバ2Aの通知部23Aから送信されたメール内のインストーラ252のパスを実行すると、パスに付加された代替フラグを取得し、代替フラグが“1”の場合は、パスに付加された代替機名、代替機のアドレスを取得する。
インストーラ45は、起動パスに“-P”が存在すれば、代替機のプリンタドライバ名、及び代替機のプリンタドライバパスを取得する。インストーラ45は、接続先が代替機のアドレスと一致する代替機のプリンタドライバ名のプリンタドライバがインストールされていなければ、代替機名に代替機のプリンタドライバ名を付加した名前で、接続先は代替機のアドレスとして、代替機のプリンタドライバパスからプリンタドライバをインストールする。
インストーラ45は、起動パスに“-F”が存在すれば、代替機のファクスドライバ名、及び代替機のファクスドライバパスを取得する。インストーラ45は、接続先が代替機のアドレスと一致する代替機のファクスドライバ名がインストールされていなければ、代替機名に代替機のファクスドライバ名を付加した名前で、接続先は代替機のアドレスとして、代替機のファクスドライバパスからファクスドライバをインストールする。
インストーラ45は、起動パスに“-S”が存在すれば、代替機のスキャナドライバ名、及び代替機のスキャナドライバパスを取得する。インストーラ45は、接続先が代替機のアドレスと一致する代替機のスキャナドライバ名がインストールされていなければ、代替機名に代替機のスキャナドライバ名を付加したもの、接続先は代替機のアドレスとして、代替機のスキャナドライバパスからスキャナドライバをインストールする。
インストーラ45は、代替フラグが“0”の場合は、パスに付加された既存機の装置名、既存機のアドレス、及び代替機のアドレスを取得する。
インストーラ45は、起動パスに“-P”が存在すれば、既存機のプリンタドライバ名、既存機のプリンタドライバパス、及び代替機のプリンタドライバ名を取得する。インストーラ45は、接続先が代替機のアドレスと一致する代替機のプリンタドライバ名のプリンタドライバがインストールされていれば削除する。インストーラ45は、接続先が既存機のアドレスと一致する既存機のプリンタドライバ名のプリンタドライバがインストールされていなければ、既存機の装置名に既存機のプリンタドライバを付加した名前で、接続先は既存機のアドレスとして、既存機のプリンタドライバスからプリンタドライバをインストールする。
インストーラ45は、起動パスに“-F”が存在すれば、既存機のファクスドライバ、既存機のファクスドライバパス、及び代替機のファクスドライバを取得する。インストーラ45は、接続先が代替機のアドレスと一致する代替機のファクスドライバのファクスドライバがインストールされていれば削除する。インストーラ45は、接続先が既存機のアドレスと一致する既存機のファクスドライバ名のファクスドライバがインストールされていなければ、既存機の装置名に既存機のファクスドライバ名を付加した名前で、接続先は既存機のアドレスとして、既存機のファクスドライバパスからファクスドライバをインストールする。
インストーラ45は、起動パスに“-S”が存在すれば、既存機のスキャナドライバ名、既存機のスキャナドライバパス、及び代替機のスキャナドライバ名を取得する。インストーラ45は、接続先が代替機のアドレスと一致する代替機のスキャナドライバ名のスキャナドライバがインストールされていれば削除する。更に、インストーラ45は、接続先が既存機のアドレスと一致する既存機のスキャナドライバ名のスキャナドライバがインストールされていなければ、既存機の装置名に既存機のスキャナドライバ名を付加した名前で、接続先は既存機のアドレスとして、既存機のスキャナドライバパスからスキャナドライバをインストールする。
プリンタドライバ41及び44は、図示しないアプリケーションからの呼び出しに応じて印刷データを生成し、接続先の複合機3a又はプリンタ5に印刷データを送信するものである。プリンタドライバ41は、複合機3aに接続され、プリンタドライバ44は、プリンタ5に接続されている。
ファクスドライバ42は、図示しないアプリケーションからの呼び出しに応じてファクス送信データを生成し、接続先の複合機3aにファクス送信データを送信するものである。ファクスドライバ42は、複合機3aに接続されている。更に、スキャナドライバ43は、図示しないアプリケーションからの呼び出しに応じて、接続先の複合機からスキャンデータを受け取り、アプリケーションにスキャンデータを渡すものである。スキャナドライバ43は、複合機3aに接続されている。
プリンタ5は、制限部50、印刷部51から構成される。制限部50は、クライアント4a又は4bから印刷データを受信すると、サーバ2Aに印刷命令したユーザの印刷の機能制限情報を問合せ、印刷許可フラグ251Bが“0”の場合は印刷データを印刷部51に渡し、印刷許可フラグ251Bが“1”の場合は印刷データをキャンセルする。クライアント4a又は4bからファクス送信データを受信すると、ファクス送信データをキャンセルする。クライアント4a又は4bからスキャン要求を受けると、スキャン要求をキャンセルする。印刷部51は受け取った印刷データを印刷する。プリンタ5の装置名は“1階南プリンタ”、アドレスは“192.168.0.3”とする。
(実施例2の動作)
実施例2の動作について、(I)複合機3aが使用不可になった時の処理と、(II)複合機3aが使用可能になった時の処理と、に分けて説明する。
(I) 複合機3aが使用不可になった時の処理
図11〜図14は、図7中のサーバ2Aにおける問い合わせ間隔を経過したときの処理を示すフローチャートである。
図11に示された実施例2のフローチャートは、判断部21Aが装置管理テーブル250を参照して、複合機3a又はプリンタ5のステータスを取得し、代替機が必要か否かを判断し、新たに代替機が必要になった場合及び代替機が不要になった場合に、情報設定部22Aに装置名、代替フラグ、及び代替機名を渡す処理である。図11に示されたフローチャートにおけるステップS1〜S17は、図4に示された実施例1のフローチャートにおけるステップS1〜S17と同様の処理である。
図11において、ステップS1〜ステップS16において、実施例1と同様の処理が行われ、ステップS17へ進み、ステップS17において、装置名“1階西MFP”、代替フラグ“1”、及び代替機名“1階南プリンタ”を情報設定部22Aへ渡し、ステップS120へ進む。ステップS120において、情報設定部22Aは、機能比較部25に装置名“1階西MFP”、及び代替機名“1階南プリンタ”を渡し、接続子(2)を介して、図12に示されたフローチャート中のステップS121へ進む。
図12に示されたフローチャートにおけるステップS121〜S134は、機能比較部25が装置管理テーブル250及びモデル情報テーブル257を参照し、既存機と代替機の設定機能を比較して比較結果を情報設定部22Aに返す処理である。
ステップS121において、機能比較部25は、装置管理テーブル250の装置名250Aの欄から読み取った既存機の装置名“1階西MFP”に一致するエントリのモデル名“Mode11”を読み込み、ステップS122において、モデル情報テーブル257のモデル名257Aが読み込んだモデル名“Mode11”に一致するエントリの印刷フラグ“0”、ファクス送信フラグ“0”、スキャンフラグ“0”を読み込み、ステップS123へ進む。ステップS123において、装置管理テーブル250の装置名250Aから読み取った代替機名“1階南プリンタ”に一致するエントリのモデル名“Mode12”を読み込み、ステップS124において、モデル情報テーブル257のモデル名257Aの欄が読み込んだモデル名“Model2”に一致するエントリの印刷フラグ“0”、ファクス送信フラグ“1”、スキャンフラグ"“1”を読み込み、ステップS125へ進む。
ステップS125において、既存機の印刷フラグ“0”と代替機の印刷フラグ“0”を比較し、ステップS126において、既存機の印刷フラグと代替機印刷フラグは、共に“0”であるため、ステップS127へ進む。ステップS127において、比較結果を“0”とし、ステップS133へ進む。ステップS133において、ファクス送信フラグの比較が終了していないため(N)、ステップS125へ戻る。
ステップS125において、既存機のファクス送信フラグ“0”と代替機のファクス送信フラグ“1”を比較し、ステップS126において、既存機と代替機のフラグが共に“0”ではないので(N)、ステップS128へ進む。ステップS128において、既存機のファクス送信フラグが“0”で、代替機のファクス送信フラグが“1”であるため(Y)、ステップS129へ進み、ステップS129において、比較結果を“2”とし、ステップS133へ進む。ステップS133において、スキャンフラグの比較が終了していないため(N)、ステップS125へ戻る。
ステップS125において、既存機のスキャンフラグ“0”と代替機のスキャンフラグ“1”を比較し、ステップS126へ進む。ステップS126において、既存機と代替機のフラグが共に“0”ではないので(N)、ステップS128へ進む。ステップS128において、既存機のスキャンフラグが“0”で、スキャンフラグが“1”であるため(Y)、ステップS129へ進み、ステップS129において、比較結果を“2”とし、ステップS133へ進む。
ステップS133において、印刷フラグ、ファクス送信フラグ、スキャンフラグの比較が終了したため(Y)、ステップS134へ進む。ステップS134において、印刷フラグ“0”ファクス送信フラグ“2”、及びスキャンフラグ“2”を情報設定部22Aに返し、ステップS135へ進む。ステップ135において、情報設定部22Aは、機能制限情報テーブル201a,201bの番号Mを、M=0とし、接続子(3)を介して、図13に示されたフローチャート中のステップS141へ進む。
図13に示されたフローチャートにおけるステップS141〜S165は、情報設定部22Aが機能比較部25から既存機と代替機の機能の比較結果を受け取り、新たに代替機が必要になった場合は、既存機の機能制限情報テーブル251a又は251bを参照して、代替機の機能情報制限テーブル251a又は251bに存在しないユーザを追加し、機能の比較結果から代替機のみ存在する機能は無効にし、代替機が不要になった場合は、既存機の機能制限情報テーブル251a又は251bを参照して、代替機の機能情報制限テーブル251a又は251bに追加したユーザを削除し、通知部23Aに装置名、代替フラグ、代替機名、ユーザ名、メールアドレス、及び設定機能の比較結果を渡す処理である。
ステップS141において、情報設定部22Aは、Mに1を加えて、M=1とし、ステップS142へ進む。ステップS142において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限情報テーブル151aに1番目のユーザエントリが存在するので(Y)、ステップS143へ進む。ステップS143において、代替フラグが“1”であるため(Y)、ステップ144へ進む。ステップ144において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限情報テーブル151aの1番目のユーザエントリからユーザ名“User3”、印刷許可フラグ“0”、ファクス送信許可フラグ“1”、スキャン許可フラグ“0”、及びメールアドレス“
[email protected]”を読み込み、ステップS145へ進む。
ステップS145において、代替機名“1階南プリンタ”に対する機能制限情報テーブル251bにユーザ名“User3”が存在しないため(N)、ステップS148へ進む。ステップS148において、ユーザ名“User3”を追加し、代替数“1”、及びメールアドレス“
[email protected]”を保存し、ステップS149へ進む。ステップS149において、比較結果の印刷フラグが“0”のため(Y)、ステップS150へ進む。ステップS150において、印刷許可フラグには、既存機の印刷許可フラグ“0”を保存し、ステップS152へ進む。ステップS152において、比較結果のファクス送信フラグが“0”でないため(N)、ステップS154へ進み、ステップS154において、ファクス送信許可フラグに“1”を保存し、ステップS156へ進む。ステップS156において、比較結果のスキャンフラグが“0”でないため(N)、ステップS158へ進み、ステップS158において、スキャン許可フラグに“1”を保存し、ステップS165へ進む。
ステップS165において、通知部23Aに装置名“1階西MFP”、代替フラグ“1”、代替機名“1階南プリンタ”、ユ一ザ名”user3“、メールアドレス“
[email protected]”、印刷フラグ“0”、ファクス送信フラグ“2”、及びスキャンフラグ“2”を渡し、接続子(4)を介して、図14示されたフローチャート中のステップS171へ進む。
図14に示されたフローチャートにおけるステップS171〜S189は、通知部23Aが、装置管理テーブル250及びモデル情報テーブル257を参照して、新たに代替機が必要になった場合は、装置が使用不可になり代替機を使用すること、既存機のみ存在する機能がある場合は代替機で使用できない機能、代替機のみ存在する機能以外の代替機のドライバをインストールするための情報を、ユーザにメール送信し、代替機が不要になった場合は、装置が使用可能になったこと及び代替機のみ存在する機能以外の代替機のドライバを削除するための情報を、ユーザにメール送信する処理である。
図14のステップS171において、通信部23Aは、代替機名“1階南プリンタ”が装置管理テーブル250の装置名250Aと一致するエントリのモデル名“Model2”、アドレス“192.168.0.3”を読み込み、ステップS172へ進む。ステップS172において、代替フラグが“1”であるため(Y)、ステップS173へ進む。ステップS173において、読み込んだモデル名“Model2”がモデル情報テーブル257のモデル名257Aと一致するエントリのプリンタドライバ名“Model2Prn”、ファクスドライバ名“NULL”、スキャナドライバ名“NULL”、プリンタドライバパス“¥¥Server¥Drv¥Model2Prn”、ファクスドライバパス“NULL”、及びスキャナドライバパス“NULL”を読み込み、ステップS174へ進む。ステップS174において、メールの送信内容に装置名“1階西MFP”が使用不可のため、代替機名“1階南プリンタ”を使用する旨を記載し、S175へ進む。
ステップS175において、比較結果の印刷フラグは“2”でないので(N)、ステップS177へ進み、ステップS177において、比較結果のファクス送信フラグが“2”であるため(Y)、ステップS178へ進む。ステップS178において、メールの送信内容にファクス送信ができなくなる旨を記載し、S179へ進む。ステップS179において、比較結果のスキャンフラグが“2”であるため(Y)、ステップS180へ進む。
ステップS180において、メールの送信内容にスキャンができない旨を記載し、ステップS181へ進む。ステップS181において、インストーラ252のパス“¥¥Server¥Drv¥Installer.exe”に代替フラグ“1”、代替機名“1階南プリンタ”、及び代替機のアドレス“192.168.0.3”を付加し、ステップS182へ進む。ステップS182において、比較結果の印刷フラグが“0”のため(Y)、ステップS183へ進む。
ステップS183において、プリンタドライバを表す“-P”、プリンタドライバ名“Model2Prn”、及びプリンタドライバパス“¥¥Server¥Drv¥Mode12Prn”を付加し、ステップS184へ進む。ステップS184において、比較結果のファクス送信フラグは“0”でないため(N)、ステップS186へ進み、ステップS186において、比較結果のスキャンフラグが“0”でないため、ステップS188へ進む。
ステップS188において、メールの送信内容にインストーラのパスと付加情報を記載し、ステップS189へ進み、ステップS189において、メールアドレス“
[email protected]”に、ステップS188でインストーラのパスと付加情報が記載されたメールを送信し、接続子(3)を介して、図13中のステップS141へ戻る。
図13中のステップS141において、情報設定部22Aは、Mに1を加えてM=2とし、ステップS142へ進む。ステップS142において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限情報テーブル251aに2番目のユーザエントリが存在するので(Y)、ステップS143へ進む。ステップS143において、代替フラグが“1”のため(Y)、ステップS144へ進み、ステップS144において、2番目のユーザエントリからユーザ名“User4”、印刷許可フラグ“0”、ファクス送信許可フラグ“0”、スキャン許可フラグ“0”、及びメールアドレス“
[email protected]”を読み込み、ステップS145へ進む。
ステップS145において、代替機名“1階南プリンタ”に対する機能制限情報テーブル251bにユーザ名“User4”が存在するので(Y)、ステップS146へ進む。ステップS146において、見つかったユーザの代替数が“0”であるため(Y)、ステップS141へ戻る。
ステップS141において、Mに1を加えてM=3とし、ステップS142へ進む。ステップS142において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限情報テーブル251aに3番目のユーザエントリが存在しないため(N)、接続子(1)を介して図11中のステップS2へ戻る。
図11中のステップS2において、判断部21Aは、Nに1を加えてN=2とし、ステップS3へ進む。ステップS3において、装置管理テーブル250に2番目の装置エントリが存在するため(Y)、ステップS4へ進む。ステップS4において、装置管理テーブル250の2番目の装置エントリから装置名“1階南フリンタ”、アドレス“192.168.0.3”、代替フラグ“0”、及び代替機名“1階西MFP”を読み込み、ステップS5へ進む。ステップS5において、アドレス“192.168.0.3”のステータスとして使用可能を取得し、ステップS6へ進む。
ステップS6において、接続可能であるため(Y)、ステップS7へ進み、ステップS7において、未接続時間250Eに“0”を保存し、ステップS8へ進む。ステップS8において、使用可能であるため(Y)、ステップS14へ進む。ステップS14において、ステータス250Dに“0”を保存し、ステップS15へ進む。ステップS15において、代替フラグが“1”でないため(N)、ステップS2へ戻る。
ステップS2において、判断部21Aは、Nに1を加えてN=3とし、ステップS3へ進む。ステップS3において、装置管理テーブル250に3番目の装置エントリが存在しないため(N)、処理を終了する。
図15は、図7中の複合機3a及びプリンタ5における送信メールのパスを実行したときの処理を示すフローチャートである。
複合機3aが故障で使用不可になったときに、クライアント4bでUser3が通知部23Aの送信メールを参照し、パスを実行したときの処理を、図7を参照しつつ図15に沿って説明する。
図15に示されたフローチャートにおけるステップS201〜S215は、新たに代替機が必要になった場合に、インストーラ45が代替機のドライバをインストールする処理である。
パスを実行すると、サーバ2Aのインストーラ252がクライアント4b上に読み込まれ、インストーラ45が起動し、処理が開始され、ステップS201へ進む。ステップS201において、インストーラ45はパスで渡された代替フラグ“1”を取得し、ステップS202へ進み、ステップS202において、代替フラグが“1”であるため(Y)、ステップS203へ進む。
ステップS203において、起動パスから代替機名“1階南プリンタ”、及び代替機のアドレス“192.168.0.3”を取得し、ステップS204へ進む。ステップS204において、起動パスに“-P”が存在するため(Y)、ステップS205へ進む。ステップS205において、起動パスから代替機のプリンタドライバ名“Mode12Prn”、及び代替機のプリンタドライバパス“¥¥Server¥Drv¥Mode12Prn”を取得し、ステップS206へ進む。
ステップS206において、接続先が“192.168.0.3”のプリンタドライバ名“Mode12Prn”のプリンタドライバがインストールされていないので(N)、ステップS207へ進む。ステップS207において、名前を“1階南プリンタMode12Prn”、接続先を“192.168.0.3”として、サーバ2Aのプリンタドライバパス“¥¥Server¥Drv¥Mode12Prn”のプリンタドライバ256をプリンタドライバ44としてインストールし、ステップS208へ進む。
ステップS208において、起動パスに“-F”が存在せず(N)、ステップS212において、起動パスに“-S”が存在しないため(N)、処理を終了する。以上のステップS201〜S215の処理により、クライアント4bにおいて、プリンタドライバ44が使用可能になる。
図16は、図7中のプリンタ5におけるジョブ要求があった時の処理を示すフローチャートである。
図16に示されたフローチャートにおけるステップS241〜S251は、プリンタ5が、クライアント4a又は4bから印刷データを受信すると、サーバ2A2から印刷データを送信したユーザの印刷の機能制限情報を取得し、印刷が許可されている場合に印刷を行う処理である。
先ず、第2の利用者としてのUser3が、クライアント4bでプリンタ5のドライバをインストール後、プリンタ5に印刷命令を行ったときの処理を、図7及び図9を参照しつつ図16に沿って説明する。
User3が、クライアント4bにおいて、図示しないアプリケーションからプリンタ5に印刷命令を行うと、処理が開始され、ステップS241へ進み、ステップS241において、プリンタ5の制限部50はクライアント4bからジョブ要求を受信し、ステップS242へ進む。ステップS242において、受信したジョブ要求は印刷データであるため(Y)、ステップS243へ進み、ステップS243において、印刷データを送信したユーザUser3の機能制限情報をサーバ2Aに問い合わせ、ステップS244へ進む。
ステップS244において、サーバ2Aの情報取得部24Aは、問合せを受けたプリンタ5の機能制限情報テーブル251bからUser3の印刷許可フラグ251Bを読み込み、ステップS245へ進む。ステップS245において、User3が存在するため(Y)、ステップS247へ進む。ステップS247において、問合せを受けたプリンタ5に印刷許可フラグとして読み込んだ値“0”を返し、ステップS248へ進む。ステップS248において、プリンタ5の制限部50は印刷許可フラグ“0”を受け取り、ステップS249へ進む。
ステップS249において、印刷許可フラグが“0”であるため(Y)、ステップS250へ進み、ステップS250において、印刷部51に印刷データを渡し、ステップS251へ進む。ステップS251において、印刷部51は受け取った印刷データを印刷し、処理を終了する。
次に、複合機3aが故障で使用不可になり、代替機としてプリンタ5が使用されているときに、クライアント4aで、代替機を使用していたUser1が、プリンタ5に印刷命令を行ったときの処理を図7及び図9を参照しつつ図16に沿って説明する。
第1の利用者としてのUser1が、クライアント4aにおいて、図示しないアプリケーションからプリンタ5に印刷命令を行うと、処理が開始され、ステップS241へ進み、ステップS241において、プリンタ5の制限部50は、クライアント4aからジョブ要求を受信し、ステップS242へ進む。ステップS242において、受信したジョブ要求は印刷データであるため(Y)、ステップS243へ進み、ステップS243において、印刷データを送信したユーザUser1の機能制限情報をサーバ2Aに問い合わせ、ステップS244へ進む。ステップS244において、サーバ2Aの情報取得部24Aは、問合せを受けたプリンタ5の機能制限情報テーブル251bからUser1の印刷許可フラグ251Bを読み込み、ステップS245へ進む。
ステップS245において、User1が存在するため(Y)、ステップS247へ進む。ステップS247において、問合せを受けたプリンタ5に印刷許可フラグとして読み込んだ値“0”を返し、ステップS248へ進む。ステップS248において、プリンタ5の制限部50は印刷許可フラグ“0”を受け取り、ステップS249へ進む。ステップS249において、印刷許可フラグが“0”であるため(Y)、ステップS250へ進む。ステップS250において、印刷部51に印刷データを渡し、ステップS251へ進み、ステップS251において、印刷部51は、受け取った印刷データを印刷し、処理を終了する。
(II) 複合機3aが使用可能になった時の処理
複合機3aが復旧して使用可能になった後、問合せ間隔を経過したときのサーバ2Aの処理を図7〜図10を参照しつつ図11〜図14に沿って説明する。
図11において、処理が開始されると、ステップS1へ進み、ステップS1において、判断部21Aは、N=0とし、ステップS2へ進む。ステップS2において、Nに1を加えてN=1とし、ステップS3へ進む。ステップS3において、装置管理テーブル250の1番目に装置が存在するため(Y)、ステップS4へ進む。
ステップS4において、装置管理テーブル250の1番目の装置エントリから装置名“1階西MFP”、アドレス“192.168.0.2”、代替フラグ“0”、及び代替機名“1階南プリンタ”を読み込み、ステップS5へ進む。ステップS5において、アドレス“192.168.0.2”のステータスとして使用可能を取得し、ステップS6へ進み、ステップS6において、接続可能なため(Y)、ステップS7へ進む。ステップS7において、未接続時間250Eの欄に“0”を保存し、ステップS8へ進む。
ステップS8において、使用可能のため(Y)、ステップS14へ進み、ステップS14において、ステータス250Dの欄に“0”を保存し、ステップS15へ進む。ステップS15において、代替フラグが“1”のため(Y)、ステップS16へ進み、ステップS16において、代替フラグ250Fの欄に“0”を保存し、ステップS17へ進む。ステップS17において、装置名“1階西MFP”、代替フラグ“0”、及び代替機名“1階南プリンタ”を情報設定部22Aに渡し、ステップS120へ進む。ステップS120において、情報設定部22Aは、機能比較部25に、装置名“1階西MFP”、及び代替機名“1階南プリンタ”を渡し、接続子(2)を介して、図12中のステップS121へ進む。
図12中のステップS121において、機能比較部25は、装置管理テーブル250の装置名250Aから渡された既存機の装置名“1階西MFP”に一致するエントリのモデル名“Model1”を読み込み、ステップS122へ進み、ステップS122において、モデル情報テーブル257のモデル名257Aが読み込んだモデル名“Model1”に一致するエントリの印刷フラグ“0”、ファクス送信フラグ“0”、及びスキャンフラグ“0”を読み込み、ステップS123へ進む。ステップS123において、装置管理テーブル250の装置名250Aの欄から渡された代替機名“1階南プリンタ”に一致するエントリのモデル名“Model2”を読み込み、ステップS124へ進む。ステップS124において、モデル情報テーブル257のモデル名257Aの欄が読み込んだモデル名“Model2”に一致するエントリの印刷フラグ“0”、ファクス送信フラグ“1”、スキャンフラグ“1”を読み込み、ステップS125へ進む。ステップS125において、既存機の印刷フラグ“0”と代替機の印刷フラグ“0”を比較し、ステップS126へ進む。
ステップS126において、既存機と代替機の印刷フラグは共に“0”であるため(Y)、ステップS127へ進み、ステップS127において、比較結果は“0”とし、ステップS133へ進む。ステップS133において、ファクス送信フラグの比較が終了していないため(N)、ステップS125へ戻る。
ステップS125において、既存機のファクス送信フラグ“0”と代替機のファクス許可フラグ“1”を比較し、ステップS126へ進む。ステップS126において、既存機と代替機のフラグが共に“0”でないため(N)、ステップS128へ進む。ステップS128において、既存機のファクス送信フラグが“0”で代替機のファクス送信フラグが“1”であるため(Y)、ステップS129へ進み、ステップS129において、比較結果は“2”とされ、ステップS133へ進む。ステップS133において、スキャンフラグの比較が終了していないため(N)、ステップS125へ戻る。
ステップ125において、既存機のスキャンフラグ“0”と代替機のスキャンフラグ“1”を比較し、ステップS126へ進む。ステップS126において、既存機と代替機のフラグは共に“0”でないので(N)、ステップS128へ進み、ステップ128において、既存機のスキャンフラグが“0”で、代替機のスキャンフラグが“1”のため(Y)、ステップS129へ進む。ステップS129において、比較結果は“2”とされ、ステップS133へ進む。ステップS133において、印刷フラグ、ファクス送信フラグ、スキャンフラグの比較が終了したため(Y)、ステップS134へ進む。ステップS134において、印刷フラグ“0”、ファクス送信フラグ“2”、スキャンフラグ“2”を情報設定部22Aに返し、ステップS135へ進む。ステップS135において、情報設定部22Aは、Mを“0”とし、接続子(3)を介して、図13中のステップS141へ進む。
図13中のステップS141において、情報設定部22Aは、Mに1を加えてM=1とし、ステップS142へ進む。ステップS142において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限情報テーブル251aに1番目のユーザエントリが存在するので(Y)、ステップS143へ進む。ステップS143において、代替フラグが“1”でないため(N)、ステップS160へ進む。ステップS160において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限情報テーブル251aからユーザ名“User3”、及びメールアドレス“
[email protected]”を読み込み、ステップS161へ進む。
ステップS161において、代替機名“1階南プリンタ”に対する機能制限情報テーブル251bにユーザ名“User3”が存在し、代替数が“1”のため(Y)、ステップS164へ進む。ステップS164において、“User3”を削除し、ステップS165へ進む。ステップS165において、情報設定部22Aは、通知部23Aへ装置名“1階西MFP”、代替フラグ“0”、代替機名“1階南プリンタ”、ユーザ名“User3”、メールアドレス“
[email protected]”、印刷フラグ“0”、ファクス送信フラグ“2”、及びスキャンフラグ“2”を渡し、接続子(4)を介して図14中のステップS171へ進む。
図14中のステップS171において、通知部23Aは、代替機名“1階南プリンタ”が装置管理テーブル250の装置名250Aと一致するエントリのモデル名“Model2”、及びアドレス“192.168.0.3”を読み込み、ステップS172へ進む。ステップS172において、代替フラグが“1”でないため(N)、ステップS190へ進む。ステップS190において、読み込んだモデル名“Model2”がモデル情報テーブル257のモデル名257Aと一致するエントリのプリンタドライバ名“Mode12Prn”、ファクスドライバ名“NULL”、及びスキャナドライバ名“NULL”を読み込み、ステップS191へ進む。
ステップS191において、既存機の装置名“1階西MFP”が装置管理テーブル250の装置名250Aと一致するエントリのモデル名“Model1”、及びアドレス“192.168.0.2”を読み込み、ステップS192へ進む。ステップS192において、読み込んだモデル名“Model1”がモデル情報テーブル257のモデル名257Aと一致するエントリのプリンタドライバ名“Model1Prn”、ファクスドライバ名“Model1Fax”、スキャナドライバ名“Model1Scn”、プリンタドライバパス“¥Server¥Drv¥Model1Prn”、ファクスドライバパス“¥¥Server¥Drv¥Model1Fax”、及びスキャナドライバパス“¥¥Server¥Drv¥Model1Scn”を読み込み、ステップS193へ進む。
ステップS193において、メールの送信内容に既存機の装置名“1階西MFP”が使用可能になった旨を記載し、ステップS194へ進む。ステップS194において、インストーラ252のパス“¥¥Server¥Drv¥Insialler.exe”に代替フラグ“0”、既存機の装置名“1階西MFP”、既存機のアドレス“192.168.0.2”、及び代替機のアドレス“192.168.0.3”を付加し、ステップS195へ進む。
ステップS195において、比較結果の印刷フラグが“0”のため(Y)、ステップS196へ進む。ステップS196において、プリンタドライバを表す“-P”、既存機のプリンタドライバ名“Model1Prn”、プリンタドライバパス“¥¥Server¥Drv¥Model1Prn”、及び代替機のプリンタドライバ名“Model2Prn”を付加し、ステップS197へ進む。ステップS197において、比較結果のファクス送信フラグは“0”でないため(N)、ステップS199へ進み、ステップS199において、比較結果のスキャンフラグは“0”でないため(N)、ステップS188へ進む。
ステップS188において、メールの送信内容にインストーラのパスと付加情報を記載し、ステップS189へ進む。ステップS189において、ステップS188でインストーラのパスと付加情報を記載したメールをメールアドレス“
[email protected]”にメール送信し、接続子(3)を介して、図13中のステップS141へ戻る。
図13中のステップS141において、情報設定部22Aは、Mに1を加えてM=2とし、ステップS142へ進み、ステップS142において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限情報テーブル251aに2番目のユーザエントリが存在するので(Y)、ステップS143へ進む。ステップS143において、代替フラグが“1”でないため(N)、ステップS160へ進み、ステップS160において、2番目のユーザエントリからユーザ名“User4”、メールアドレス“
[email protected]”を読み込み、ステップS161へ進む。
ステップS161において、代替機名“1階南プリンタ”に対する機能制限情報テーブル251bにユーザ名“User4”が存在するが、代替数が“1”ではないので(N)、ステップS162へ進む。ステップS162において、代替数が2以上ではないため(N)、ステップS141に戻る。
ステップS141において、Mに1を加えてM=3とし、ステップS142へ進む。ステップS142において、装置名“1階西MFP”に対する機能制限テーブル251aに3番目のユーザエントリが存在しないため、接続子(1)を介して図11中のステップS2の処理に戻る。
図11中のステップS2において、判断部21Aは、Nに1を加え、N=2とし、ステップS3へ進む。ステップS3において、装置管理テーブル250に2番目の装置エントリが存在するため(Y)、ステップS4へ進む。ステップS4において、装置管理テーブル250の2番目の装置エントリから装置名“1階南プリンタ”、アドレス“192.168.0.3”、代替フラグ“0”、及び代替機名“1階西MFP”を読み込み、ステップS5へ進む。ステップS5において、“192.168.0.3”のステータス250Dとして使用可能を示す“0”を取得し、ステップS6へ進む。
ステップS6において、使用可能であるため(Y)、ステップS7へ進み、ステップS7において、未接続時間250Eに“0”を保存し、ステップS8へ進む。
ステップS8において、使用可能のため(Y)、ステップS14へ進み、ステップS14において、ステータス250Dに“0”を保存し、ステップS15へ進む。ステップS15において、代替フラグが“1”でないため(N)、ステップS2へ戻る。ステップS2において、判断部21Aは、Nに1を加えてN=3とし、ステップS3へ進む。ステップS3において、装置管理テーブル250に3番目の装置エントリが存在しないため(N)、処理を終了する。
次に、複合機3aが復旧して使用可能になったときに、ユーザUser3が、クライアント4bで通知部23Aの送信メールを参照し、パスを実行したときの処理を、図7を参照しつつ図15に沿って説明する。
図15中のステップS201、S202及びステップS216〜S234は、代替機が不要になった場合に、インストーラ45が代替機のドライバを削除する処理である。
パスを実行されると、サーバ2Aのインストーラ252がクライアント4b上に読み込まれ、インストーラ45が起動し、処理が開始され、ステップS201へ進む。ステップS201において、インストーラ45はパスで渡された代替フラグ“0”を取得し、ステップS202へ進む。ステップS202において、代替フラグが“1”でないため(N)、ステップS216へ進む。ステップS216において、既存機の装置名“1階西MFP”、既存機のアドレス“192.168.0.2”、代替機名のアドレス“192.168.0.3”を取得し、ステップS217へ進む。
ステップS217において、起動パスに“-P”が存在するため(Y)、ステップS218へ進み、ステップS218において、起動パスから既存機のプリンタドライバ名“Model1Prn”、既存機のプリンタドライバパス“¥¥Server¥Drv¥Model1Prn”、及び代替機のプリンタドライバ名“Model2Prn”を取得し、ステップS219へ進む。
ステップS219において、接続先アドレスが“192.168.0.3”のプリンタドライバ名“Model2Prn”のプリンタタドライバがインストールされているので、ステップS220へ進む。ステップS220において、見つかった接続先アドレスが“192.168.0.3”のプリンタドライバ名“Mode12Prn”のプリンタドライバを削除し、ステップS221へ進む。
ステップS221において、接続先アドレスが“192.168.0.2”のプリンタドライバ名“Model1Prn”のプリンタドライバがインストールされているので(Y)、ステップS223へ進む。ステップS223において、起動パスに“-F”が存在しないので(N)、ステップS229へ進む。ステップS229において、起動パスに“-S”が存在しないため(N)、処理を終了する。図15に示されたフローチャート中のステップS216〜S234の処理により、クライアント4b上のプリンタドライバ44が削除され、使用不可能になる。
最後に、クライアント4bでプリンタ5のドライバを削除後、User3がプリンタ5に印刷命令を行ったときの処理を図7、図9、図16を参照しながら説明する。
第2の利用者としてのユーザUser3が、クライアント4bで図示しないアプリケーションからプリンタ5に印刷命令を行うと、処理が開始され、図16中のステップS241へ進む。ステップS241において、プリンタ5の制限部50はクライアント4bからジョブ要求を受信し、ステップS242へ進み、ステップS242において、受信したジョブ要求は印刷データであるため(Y)、ステップS243へ進む。ステップS243において、印刷データを送信したユーザUser3の機能制限情報をサーバ2Aに問い合わせ、ステップS244へ進む。ステップS244において、サーバ2Aの情報取得部22Aは、問い合せを受けたプリンタ5の機能制限情報テーブル251bからUser3の印刷許可フラグ251Bを読み込み、ステップS245へ進む。
ステップS245において、User3が存在しないため(N)、ステップS246へ進む。ステップS246において、問い合せを受けたプリンタ5に印刷許可フラグとして“1”を返し、ステップS248へ進む。ステップS248において、プリンタ5の制限部50は印刷許可フラグ“1”を受け取り、ステップS249へ進む。ステップS249において、印刷許可フラグが“0”でないため(N)、印刷部51へ印刷データを渡すことなく、処理を終了する。
(実施例2の効果)
実施例2の画像形成システムによれば、複合機3aと、プリンタ5と、複合機3a及びプリンタ5の利用者の設定情報、及び複合機3a及びプリンタ5のモデル名に対応した機能を保持し、保持した前記設定情報及びモデル名に対応した機能に基づいて、複合機3a及びプリンタ5を管理するサーバ2Aと、を備えた画像形成システムにおいて、サーバ2Aは、複合機3aの設定機能とプリンタ5の設定機能とを、モデル名に対応した機能を保持するモデル情報テーブル257を参照して比較する機能比較部25を有している。これにより、使用していた装置と代替機のモデルが異なる場合も、使用が不可能になった装置の利用者の設定情報が自動で代替機に追加されるため、今まで代替機を使用していたユーザはそのまま使用可能であるし、使用が不可能になった装置を使用していたユーザも使用可能となる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1及び2に限定されず、種々の利用形態や変形例が可能である。この利用形態や変形例として、例えば、次の(1)〜(3)のようなものがある。
(1) 実施例1及び2の画像形成システムでは、ネットワーク1に接続される画像形成装置及び情報処理装置は、2台としたが、ネットワーク1に接続される画像形成装置及び情報処理装置の台数は2台に限定されない。
(2) 実施例1及び2では、複合機3a,3b及びプリンタ5と、サーバ2,2Aと、クライアント4a,4bとは、双方向に通信可能なネットワーク1で接続されているとして説明したが、双方向に通信可能な無線回線により接続しても良い。
(3) 実施例1及び2の判断部21,21Aでは、代替機を必要と判断する条件が予め決まっているとして述べたが、代替機を必要と判断する条件を設定変更できるように、判定部に、代替機が必要であると判断する条件を設定する条件設定部を設けるようにしても良い。