JP5918458B1 - 液圧測定ユニットおよび液面計 - Google Patents

液圧測定ユニットおよび液面計 Download PDF

Info

Publication number
JP5918458B1
JP5918458B1 JP2016028264A JP2016028264A JP5918458B1 JP 5918458 B1 JP5918458 B1 JP 5918458B1 JP 2016028264 A JP2016028264 A JP 2016028264A JP 2016028264 A JP2016028264 A JP 2016028264A JP 5918458 B1 JP5918458 B1 JP 5918458B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
compressed air
air
diaphragm
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016028264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017146206A (ja
Inventor
巖 山田
巖 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musasino Co Ltd
Original Assignee
Musasino Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Musasino Co Ltd filed Critical Musasino Co Ltd
Priority to JP2016028264A priority Critical patent/JP5918458B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5918458B1 publication Critical patent/JP5918458B1/ja
Priority to KR1020160092839A priority patent/KR102128518B1/ko
Priority to CN201610718599.1A priority patent/CN107091668B/zh
Publication of JP2017146206A publication Critical patent/JP2017146206A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L19/00Details of, or accessories for, apparatus for measuring steady or quasi-steady pressure of a fluent medium insofar as such details or accessories are not special to particular types of pressure gauges
    • G01L19/06Means for preventing overload or deleterious influence of the measured medium on the measuring device or vice versa
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F23/00Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm
    • G01F23/14Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm by measurement of pressure
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F23/00Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm
    • G01F23/14Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm by measurement of pressure
    • G01F23/16Indicating, recording, or alarm devices being actuated by mechanical or fluid means, e.g. using gas, mercury, or a diaphragm as transmitting element, or by a column of liquid
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L17/00Devices or apparatus for measuring tyre pressure or the pressure in other inflated bodies
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L7/00Measuring the steady or quasi-steady pressure of a fluid or a fluent solid material by mechanical or fluid pressure-sensitive elements
    • G01L7/02Measuring the steady or quasi-steady pressure of a fluid or a fluent solid material by mechanical or fluid pressure-sensitive elements in the form of elastically-deformable gauges
    • G01L7/08Measuring the steady or quasi-steady pressure of a fluid or a fluent solid material by mechanical or fluid pressure-sensitive elements in the form of elastically-deformable gauges of the flexible-diaphragm type

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

【課題】測定対象である液体が爆気されずバクテリア類の増殖を防止することができ、不感帯の影響もなく、校正も不要な液圧測定ユニットおよびこれを用いた液面計を得る。【解決手段】一面側が測定対象である液体による圧力受け面になっており、他面側が空気室6に面して空気圧受け面になっているダイヤフラム5と、空気室6内において開口する圧縮空気供給ポートと、空気室6内において開口端71がダイヤフラム5に対面している排気ポートと、を有し、排気ポートの開口端71とダイヤフラム5は、圧力受け面にかかる圧力と空気室6にかかる空気圧が釣り合うことによりダイヤフラム5が開口端71を塞ぐリップ構造になっている。【選択図】図1

Description

本発明は、液圧測定ユニットおよびこの液圧測定ユニットを用いた液面計に関するものである。
コンテナ船やタンカーのような船舶におけるバラストタンクや油タンク等には、貯留されている液体のレベルを検出するための液面計がタンクごとに設置されている。このような液面計の計測方式の一つとして気泡式液面計がある。気泡式液面計は、液体タンクにその底部から上端部に至る給気管を設置し、タンクに貯留されている液体に没している給気管に圧縮空気を送り、給気管の下端から気泡を排出させる構造になっている。気泡式液面計の原理は以下のとおりである。吸気管内の空気圧は、タンクに貯留されている液体のレベルすなわち液面の高さに対応して変化するので、上記空気圧を測定することにより液面の高さを測定することができる。
従来一般的に用いられている気泡式液面計は、圧縮空気供給源から常時給気管に圧縮空気を供給する必要があるため、圧縮空気の消費量が多い、圧縮空気の放出による脈動があって表示値が不安定である、といった難点があった。そこで本出願人は、圧縮空気供給源から給気管への圧縮空気供給経路を開閉する第1の電磁バルブと、給気管から圧力センサへの気圧検出経路を開閉する第2の電磁バルブを有することを特徴とする気泡式液面計を提案した。特許文献1および特許文献2に記載されている気泡式液面計がそれである。
特許文献1および特許文献2に記載されている気泡式液面計によれば、第1の電磁バルブと第2の電磁バルブの開閉を制御することにより、間欠的に圧縮空気の供給と給気管内の気圧の検出を行えばよい。したがって、特許文献1および特許文献2に記載されている気泡式液面計によれば、圧縮空気の消費量を少なくすることができ、圧縮空気の脈動が無く、表示値のふらつきが無く安定した表示を行うことができる。
特許第3992153号公報 特許第3983240号公報
船舶のバラスト水のレベル検出に気泡式液面計を用いると、気泡によってタンク内の水に酸素が供給されるため、バクテリア類が水中で活性化され増殖しやすくなる。特に国際間を航行する船舶においては、一国内で取り込んだ空気に混入しているバクテリア類がバラスト水の中で増殖し、このバクテリア類が増殖したバラスト水が別の国で排出されることにより、別の国でバクテリア類が増殖する恐れがある。
このような気泡式液面計の介在によるバクテリア類の増殖を防止するには、液面レベルの測定対象であるタンク内の液体に、測定のための圧縮空気を接触させないように工夫すればよい。そこで、ダイヤフラムを用い、ダイヤフラムの一面側を測定対象である液体による圧力受け面とし、ダイヤフラムの他面側が気密室に面する構造の測定ユニットを用いた液面計が提案されている。具体的には、気密室に空気を一定流量で常時供給し、気密室の気圧を測定する構造になっている。一種のエアパージ式液面計である。ダイヤフラムの圧力受け面にかかる圧力の高さに応じて気密室の気圧も変化するので、気密室の気圧を測定することによって液圧を、さらには液体のレベルを知ることができる。
上に述べたダイヤフラムを用いた液圧測定ユニットによれば、測定対象である液体による圧力受け面と圧縮空気とをダイヤフラムで分離するため、バラスト水などが爆気されることによるバクテリア類の増殖の問題は生じない。しかしながら、ダイヤフラムには、不感帯すなわち入力値の増加方向と減少方向によって入力値に対応する出力値が異なる、という、いわゆるヒステリシス現象が生じる帯域がある。そのため、従来のダイヤフラムを用いた液圧測定ユニットによれば、測定値がばらつく難点がある。よって、ダイヤフラムを液圧測定ユニットに用いる場合、測定値が不感帯の影響を受けないように工夫する必要がある。
液面計の介在によるタンク内の液体のバクテリア類の増殖を防止するには、電気式の圧力計を用いることが考えられる。しかし、電気式圧力計は、定期的な校正が必要であり、ユーザーに校正の手間を強いる難点がある。
本発明は、以上説明した従来技術の問題点にかんがみて、測定対象である液体が爆気されずバクテリア類の増殖を防止することができ、不感帯の影響もなく、校正も不要な液圧測定ユニットおよびこれを用いた液面計を提供することを目的とする。
本発明に係る液圧測定ユニットは、
一面側が測定対象である液体による圧力受け面になっており、他面側が空気室に面して空気圧受け面になっているダイヤフラムと、
前記空気室内において開口する圧縮空気供給ポートと、
前記空気室内において開口端が前記ダイヤフラムに対面している排気ポートと、を有し、
前記排気ポートの前記開口端と前記ダイヤフラムは、前記圧力受け面にかかる圧力と前記空気室にかかる空気圧が釣り合うことにより前記ダイヤフラムが前記開口端を塞ぐリップ構造になっていることを最も主要な特徴とする。
本発明に係る液面計は、
前記液圧測定ユニットと、
前記液圧測定ユニットの空気室に、前記液圧測定ユニットの液体による圧力受け面にかかる圧力よりも高い圧力の圧縮空気を、前記液圧測定ユニットの圧縮空気供給ポートを経て供給する圧縮空気供給源と、
前記圧縮空気供給ポートにつながれて前記空気室内の気圧を測定する空気圧測定器と、
前記圧縮空気供給ポートを、前記圧縮空気供給源と前記空気圧測定器に選択的につなぐ切換え弁と、を有し、
前記切換え弁は、前記圧縮空気供給ポートを、前記圧縮空気供給源に一時的につないだ後、前記空気圧測定器につなぎ、
前記空気圧測定器は、測定値が降下して安定したときの測定値で液面レベルを算出することを特徴とする。
ダイヤフラムの測定対象である液体による圧力受け面にかかる液圧よりもダイヤフラムの空気圧受け面にかかる空気圧が高くなるように、圧縮空気供給ポートから空気室に圧縮空気を一時的に供給する。前記液圧よりも前記空気圧が高いうちは、排気ポートから空気が排出され、空気圧受け面にかかる気圧は降下していく。前記液圧と空気圧が等しくなるか前記液圧よりも空気圧がわずかでも低くなると、ダイヤフラムが排気ポートを塞ぎ、空気圧の降下が停止して空気圧の測定値が安定する。この安定したしたときの空気圧が液圧となる。したがって、ダイヤフラムが一方向に移動するときにのみ測定するので、ダイヤフラム特有の不感帯の影響を受けることなく、高い精度で液圧を測定することができる。
測定対象である液体による圧力受け面と空気圧受け面とがダイヤフラムによって隔絶され、液体が曝気されることはない。したがって、本発明に係る液圧測定ユニットおよび液面計を船舶のバラストタンクなどに装着しても、バラスト水にバクテリアなどが増殖することを抑制することができる。
本発明に係る液圧測定ユニットの実施例を図2中の線A−Aに沿って示す断面図である。 前記実施例の正面図である。 前記実施例の使用状態を示す側面図である。 前記実施例の使用状態を示す正面図である。 前記実施例中のフランジを示す断面図である。 前記フランジと組み合わせられる押えフランジを示す断面図である。 前記実施例中の緩衝板を示す正面図である。 前記実施例中のパッキンを示す縦断面図である。 前記液圧測定ユニットをタンクに装着した状態を概略的に示す側面図である。 前記液圧測定ユニットを用いた液面計による空気室の圧力変化の例を示すグラフである。
以下、本発明に係る液圧測定ユニットおよび液面計の実施例を、図面を参照しながら説明する。
[液圧測定ユニットの実施例]
図1、図2において、液圧測定ユニットは、フランジ1と、フランジ1に重ねられている押えフランジ2を有してなる。フランジ1と押えフランジ2はともに金属などの強度の高い素材からなる外周形状が円形の部材である。フランジ1は円板状、押えフランジ2は中心孔28を有するリング状である。
図5にも示すように、フランジ1には、外周の円形と同心の円に沿ってOリング溝11が全周にわたり形成されている。Oリング溝11の外周縁に続いて平面方向から見て円形の突堤15がフランジ1の全周にわたりかつ同心円に沿って形成されている。突堤15の幅方向中心には突起16がフランジ1の全周にわたりかつ同心円に沿って形成されている。フランジ1のOリング溝11よりも内周側は、突堤15の高さよりも若干低い平面17になっている。
フランジ1の中心部には、フランジ1を厚さ方向に貫通して排気ポート12が形成されている。フランジ1には、Oリング溝11よりも半径方向内側で、排気ポート12よりも半径方向外側に、圧縮空気供給ポート14がフランジ1を厚さ方向に貫通して形成されている。排気ポート12、圧縮空気供給ポート14はいずれも図5においてフランジ1の底面側と平面17側で開口している。
排気ポート12は、フランジ1の底面側が大径でこの大径部に雌ねじが形成され、平面17側が小径部122となり、小径部122と前記大径部との間に段部121が形成されている。圧縮空気供給ポート14もフランジ1の底面側が大径でこの大径部に雌ねじが形成され、平面17側が小径部171となっている。平面17における小径部171の開口端は、後で詳細に説明するように圧力検出端9になっている。
フランジ1の排気ポート12には、図1に示すように、パッキン7とジョイント8が装着されている。図8はパッキン7の縦断面を示す。パッキン7は、平面から見て円形のベース部分72と、ベース部分72から立ち上がった小径部分73と、ベース部分72および小径部分73を上下に貫通する排気通路74を有する。排気通路74の上端は開口端71になっている。パッキン7はフランジ1の排気ポート12に挿入され、小径部分73が前記小径部122に嵌められ、ベース部分72が前記段部121に当たっている。
パッキン7がフランジ1の排気ポート12に挿入されている状態でジョイント8が排気ポート12の雌ねじにねじ込まれ、ジョイント8がフランジ1に装着されている。ジョイント8はパッキン7の排気通路74に連通する排気通路81を有している。ジョイント8はパッキン7のベース部分72を排気ポート12の段部121に押し付け、パッキン7をフランジ1の排気ポート12に強固に固着している。
このようにして、排気ポート12の空気通路は、実質的にはパッキン7の排気通路74で制限され、パッキン7の上端の開口端71が排気ポート12の開口端となっている。以下、パッキン7の上端の開口端71は排気ポート12の開口端としても説明する。フランジ1に固着されているパッキン7の開口端すなわち排気ポート12の開口端71は、フランジ1の平面17から若干突出し空気室6内に位置している。開口端71は、空気室6内においてダイヤフラム5に若干の隙間をおいて対面している。
フランジ1の圧縮空気供給ポート14には、ジョイント10がねじ込まれ、フランジ1にジョイント10が装着されている。ジョイント10には中心孔が形成されている。ジョイント10には圧縮空気供給源が切換え弁を介して接続されるとともに、圧力センサに至る気圧検出経路が切換え弁を介して接続される。この切換え弁は、圧縮空気供給ポート14を、圧縮空気供給源と空気圧測定器に選択的につなぐ。さらに言えば、前記切換え弁は、圧縮空気供給ポート14を、圧縮空気供給源に一時的につないだ後、空気圧測定器につなぐ。圧縮空気供給源から供給される圧縮空気は、水分の結露などによるセンサ回路の短絡などの不具合をなくすために、乾燥した空気すなわちドライエアであることが望ましい。
図6は、フランジ1に重ねて互いに結合する押えフランジ2を示している。図6では押えフランジ2が上下反転して示されていて、図6に示す押えフランジ2は、上下に反転してフランジ1に重ねられる。図6に示すように、押えフランジ2はフランジ1のOリング溝11と重なる位置にOリング溝21を有し、Oリング溝21の外周縁に続いてフランジ1の突堤15と重なる段部22を有する。段部22には、フランジ1の突起16と重なる溝24が形成されている。Oリング溝21、段部22、溝24はそれぞれ同心円に沿って押えフランジ2の全周にわたり形成されている。
押えフランジ2の中心孔28は、押えフランジ2の厚さ方向の両側から直径が若干広げられることによりそれぞれ大径部261、271が形成され、大径部261に続く段部26、大径部271に続く段部27が形成されている。大径部271はフランジ1と対面する側にあり、押えフランジ2の厚さ方向における大径部271の寸法すなわち深さは、押えフランジ2の厚さ方向における他方の大径部261の寸法すなわち深さよりも大きい。押えフランジ2のフランジ1との対向面側には、Oリング溝11と大径部271との間に、前記段部22の面よりも低い位置に平面23が形成されている。
押えフランジ2の大径部261には緩衝板30が嵌められ、段部26に緩衝板30が固着されている。緩衝板30は、図7に示すようないわゆるパンチングメタルを用いることができ、円板状の金属板に多数の孔を開けた形をしている。押えフランジ2の大径部271には緩衝板32が嵌められ、段部27に緩衝板32が固着されている。緩衝板32も緩衝板30と同様の形状のパンチングメタルを用いることができる。ただし、緩衝板30と緩衝板32の厚さは、嵌められる大径部261、271の深さに応じて、緩衝板30は薄く、緩衝板32は厚い。そして、緩衝板32の外側の面は平面23とほぼ同一面にある。
押えフランジ2には、外周面の1か所から半径方向内側に向かってドレーン孔25が形成されている。ドレーン孔25は、押えフランジ2の半径方向内側において前記平面23において開口している。押えフランジ2の外周側におけるドレーン孔25の開口部には雌ねじ251が形成されている。
図1は、フランジ1に押えフランジ2を重ねて結合した液圧測定ユニットの構造を示している。フランジ1に押えフランジ2を重ねる前に、フランジ1のOリング溝11にOリング3を嵌める。Oリング3の上に、Oリング3全体を上から覆うようにしてダイヤフラム5を重ねる。さらにダイヤフラム5の上にもう一つのOリング4を重ねる。Oリング4はOリング3と同じ径および同じ太さで、Oリング3の位置に合わせてOリング4を重ねる。
次に、押えフランジ2をフランジ1に対し位置合わせして重ねる。フランジ1の突起16に押えフランジ2の溝24が嵌って、フランジ1と押えフランジ2の相対位置が決められる。フランジ1の突堤15の面と押えフランジ2の段部22の面が重なり、押えフランジ2のOリング溝21のOリング4が嵌る。
次に、フランジ1の外周縁付近に設けられている結合孔18、押えフランジ2の外周縁付近に設けられている結合孔29、ボルト35(図2、図4参照)などを用いてフランジ1と押えフランジ2を締結する。フランジ1と押えフランジ2の締結により、フランジ1側のOリング3と押えフランジ2側のOリング4が圧縮され、Oリング3,4がダイヤフラム5の外周縁部を挟み込む。
このようにして、ダイヤフラム5は、一面側にあるフランジ1側の空間と他面側にある押えフランジ2側の空間を分離している。フランジ1側に面するダイヤフラム5の一面側には、このダイヤフラム5の一面とフランジ1の平面17およびOリング3で画される空気室6が形成されている。空気室6内には、排気ポートの開口端すなわちパッキン7の開口端71が位置し、開口端71がダイヤフラム5に対面している。開口端71とダイヤフラム5は、ダイヤフラム5の一面側と他面側にかかる圧力がほぼ釣り合うことにより開口端71を塞ぐリップ構造になっている。
リップ構造を構成する開口端71およびこれに連なる排気通路74は、大量の空気を排出する必要はなく、少量ずつ空気を排出すればよいので、横断面積を小さく絞った構造にするのが望ましい。
次に、以上説明したように構成されている液圧測定ユニットの使用態様および液圧測定ユニットを用いた液面計について説明する。図9は液圧測定ユニットをタンク40に装着した状態を示す概略図であって、符号42は、タンク40に収容されている液体を示している。
図1に示すように、押えフランジ2側をタンク40に向け、タンク40に収納される液体の圧力が、緩衝板30,32を介してダイヤフラム5にかかるように設置する。したがって、ダイヤフラム5の押えフランジ2側の面が測定対象である液体による圧力受け面になっている。ダイヤフラム5の液体圧力受け面と空気室6側の面とは、Oリング3,4によって隔絶される。
図3、図4、図9に示すように、ジョイント8は、配管50を経て、圧縮空気供給ポート14を圧縮空気供給源と空気圧測定器に接続する。配管50と圧縮空気供給源と空気圧測定器の間には電磁弁などからなる切換え弁が介在している。切換え弁は、圧縮空気供給ポート14を、圧縮空気供給源と空気圧測定器に選択的につなぐ。より具体的には、切換え弁は、圧縮空気供給ポート14を、圧縮空気供給源に一時的につないだ後、空気圧測定器の圧力センサにつなぎ変える。
切換え弁が空気圧測定器側に切換えると、空気室6の空気圧は、圧力検出端9からジョイント10を経て空気圧測定器の圧力センサにかかり、圧力センサで空気室6の空気圧が検出される。ドレーン孔25はジョイント26を経てドレーン回収部に接続する。図3、図9に示すように、液圧測定ユニットとタンクとの間にバルブ44を介在させるとよい。
前記液圧測定ユニットは、以下のようにして液圧測定装置あるいは液面計として使用する。液圧測定装置あるいは液面計として使用するのに先立ち、切換え弁をゼロ点調整モードに切換え、空気室6を大気圧に開放することによってゼロ点調整を行う。ゼロ点調整を行うことにより、精度の高い液圧測定を行うことができる。
ゼロ点調整後、切換え弁を圧縮空気供給源側に切換え、圧縮空気供給源側から空気室6に、配管50(図4、図9参照)、圧縮空気供給ポート14を通じて一時的かつ間欠的に圧縮空気を供給する。圧縮空気の空気圧は、測定対象である液体の液面レベルが最大であるときにダイヤフラム5にかかる圧力よりも大きい圧力とする。
一時的に圧縮空気を供給した後、切換え弁で圧縮空気供給ポート14を空気圧測定器側に切換える。圧縮空気供給ポート14を空気圧測定器側に切換えた当初は、ダイヤフラム5の空気室6側にかかる空気圧がダイヤフラム5の液体による圧力受け面側にかかる液圧に打ち勝ち、ダイヤフラム5と排気ポート12の開口端71との間に隙間ができる。したがって、空気室6の空気が開口端71を通じて排気され、空気室6の空気圧が降下していく。やがて、空気室6側にかかる空気圧と液体による圧力受け面側の圧力が釣り合うと、開口端71がダイヤフラム5で塞がれて前記排気が停止し、空気室6の空気圧が安定する。この安定したときの空気圧を前記圧力センサで測定する。
圧縮空気は圧縮空気供給源から一時的かつ間欠的に空気室6に供給されるため、図10に示すように、空気室6の気圧が上記間欠的な周期に合わせて変化を繰り返す。タンク内の液面レベルが変化すると、空気室6の気圧の安定するレベルも液面レベルに応じて変化するため、安定したときの気圧を検出することにより、変化した液面レベルを算出することができる。
圧縮空気供給源から圧縮空気を一時的かつ間欠的に供給するための切換え弁の動作制御、空気室6の気圧を検出するための切換え弁の動作制御などは、本願発明の本質的なものではないので、説明は省略する。ちなみに、圧縮空気を間欠的に供給するための切換え弁の制御などは、特許文献1や特許文献2に記載されているものを適用することができる。
本発明に係る液圧測定ユニットは、液体を収納するタンクの底板に取り付けてもよいし、底板近くの側壁に取り付けてもよい。
タンク内の液体を排出したとき、ドレーン孔25につながる弁を開放して、ダイヤフラム5の液体による圧力受け面がわに溜まっている残渣を排出する。
[実施例の効果]
以上説明した本発明に係る液圧測定ユニットおよび液面計の実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
ダイヤフラム5が一方向に移動するときにのみ測定対象である液体の圧力を測定するので、ダイヤフラム特有の不感帯の影響を受けることがなく、高い精度で液圧を測定することができる。
測定対象である液体による圧力受け面と空気圧受け面とがダイヤフラム5によって隔絶され、液体が曝気されることはない。したがって、実施例に係る液圧測定ユニットおよび液面計を船舶のバラストタンクなどに装着しても、バクテリアなどがバラスト水に増殖することを抑制することができる。
ダイヤフラム5の、空気圧受け面側に形成されている空気室6の容積はごく小さな容積であっても空気室6にかかる空気圧を測定することにより、測定対象である液体の圧力を測定することができる。また、空気室6に供給する圧縮空気は一時的かつ間欠的に供給すればよく、小型の圧縮空気供給源で足りる。
空気室6の空気圧の降下が停止して空気圧が安定したときの空気圧を測定すればよいから、空気圧測定中に空気圧の変動や脈動がなく、高い精度で液圧を測定することができる。
1 フランジ
2 押えフランジ
3 Oリング
4 Oリング
5 ダイヤフラム
6 空気室
7 パッキン
8 ジョイント
9 圧力検出端
10 ジョイント
11 Oリング溝
12 排気ポート
14 圧縮空気供給ポート
15 突堤
16 突起
17 平面
18 結合孔
21 Oリング溝
22 段部
24 溝
25 ドレーン孔
26 ジョイント
26 段部
27 段部
28 中心孔
29 結合孔
30 緩衝板
32 緩衝板
35 締結部材
40 タンク
42 液体
44 バルブ
50 配管
54 ドレーン管
71 開口端
81 圧縮空気通路

Claims (10)

  1. 一面側が測定対象である液体による圧力受け面になっており、他面側が空気室に面して空気圧受け面になっているダイヤフラムと、
    前記空気室内において開口する圧縮空気供給ポートと、
    前記空気室内において開口端が前記ダイヤフラムに対面している排気ポートと、を有し、
    前記排気ポートの前記開口端と前記ダイヤフラムは、前記圧力受け面にかかる圧力と前記空気室にかかる空気圧が釣り合うことにより前記ダイヤフラムが前記開口端を塞ぐリップ構造になっている液圧測定ユニット。
  2. 前記圧縮空気供給ポートは、気圧検出ポートを兼ねている請求項1記載の液圧測定ユニット。
  3. 前記空気室には、圧縮空気が前記圧縮空気供給ポートを通じて間欠的に、かつ、前記ダイヤフラムの前記圧力受け面にかかる液体の圧力よりも大きい空気圧が前記空気室にかかるように供給される請求項1または2記載の液圧測定ユニット。
  4. 前記空気室に供給される圧縮空気は乾燥した空気である請求項1,2または3記載の液圧測定ユニット。
  5. 前記空気室に供給される圧縮空気が前記排気ポートから排気され、前記空気室にかかる空気圧の降下が停止したときの空気室にかかる空気圧を測定値とする請求項1乃至4のいずれかに記載の液圧測定ユニット。
  6. 前記ダイヤフラムは、フランジと押えフランジにより周縁部が挟み込まれて保持されている請求項1乃至5のいずれかに記載の液圧測定ユニット。
  7. 前記ダイヤフラムは、前記フランジ側のOリングと前記押えフランジ側のOリングにより周縁部が挟み込まれて保持されている請求項6記載の液圧測定ユニット。
  8. 前記フランジ側に前記圧縮空気供給ポートと前記排気ポートが設けられ、前記押えフランジ側が測定対象である液体による圧力受け面側になっている請求項6記載の液圧測定ユニット。
  9. 前記押えフランジには、前記ダイヤフラムの前記液体による圧力受け面側に緩衝板が固着されている請求項6、7または8記載の液圧測定ユニット。
  10. 前記請求項1乃至9のいずれかに記載の液圧測定ユニットと、
    前記液圧測定ユニットの空気室に、前記液圧測定ユニットの液体による圧力受け面にかかる圧力よりも高い圧力の圧縮空気を、前記液圧測定ユニットの圧縮空気供給ポートを経て供給する圧縮空気供給源と、
    前記圧縮空気供給ポートにつながれて前記空気室内の気圧を測定する空気圧測定器と、
    前記圧縮空気供給ポートを、前記圧縮空気供給源と前記空気圧測定器に選択的につなぐ切換え弁と、を有し、
    前記切換え弁は、前記圧縮空気供給ポートを、前記圧縮空気供給源に一時的につないだ後、前記空気圧測定器につなぎ、
    前記空気圧測定器は、測定値が降下して安定したときの測定値で液面レベルを算出する液面計。
JP2016028264A 2016-02-17 2016-02-17 液圧測定ユニットおよび液面計 Active JP5918458B1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016028264A JP5918458B1 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 液圧測定ユニットおよび液面計
KR1020160092839A KR102128518B1 (ko) 2016-02-17 2016-07-21 액압 측정 유닛 및 액면계
CN201610718599.1A CN107091668B (zh) 2016-02-17 2016-08-24 液压测定单元及液位计

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016028264A JP5918458B1 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 液圧測定ユニットおよび液面計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5918458B1 true JP5918458B1 (ja) 2016-05-18
JP2017146206A JP2017146206A (ja) 2017-08-24

Family

ID=55974004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016028264A Active JP5918458B1 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 液圧測定ユニットおよび液面計

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5918458B1 (ja)
KR (1) KR102128518B1 (ja)
CN (1) CN107091668B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115046673A (zh) * 2022-06-23 2022-09-13 浙江朗柯生物工程有限公司 二元包装气雾测压设备

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6741312B1 (ja) * 2019-04-12 2020-08-19 ムサシノ機器株式会社 気泡式液面計および浸水検出装置
CN111397688B (zh) * 2020-04-02 2021-09-28 唐山市丰润区展望自动化设备有限公司 双室平衡容器液位测量装置
JP7228909B2 (ja) * 2020-07-20 2023-02-27 ムサシノ機器株式会社 気泡式液面計および浸水検出装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3983240B2 (ja) * 2004-09-29 2007-09-26 ムサシノ機器株式会社 気泡式液面計

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2951954B1 (ja) * 1998-09-17 1999-09-20 ムサシノ機器株式会社 気圧式液面計
GB2401330B (en) * 2003-05-09 2006-04-12 Westinghouse Brakes Pressure equalisation device
DE102004047419B4 (de) * 2004-09-28 2011-09-15 Endress + Hauser Gmbh + Co. Kg Druckmittler und Drucksensor mit Druckmittler
JP2008157909A (ja) * 2006-11-27 2008-07-10 Fuji Controls Co Ltd 井戸の液面検出装置
JP5292177B2 (ja) * 2009-05-18 2013-09-18 アドバンス電気工業株式会社 圧力センサ及び流量検出装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3983240B2 (ja) * 2004-09-29 2007-09-26 ムサシノ機器株式会社 気泡式液面計
JP3992153B2 (ja) * 2004-09-29 2007-10-17 ムサシノ機器株式会社 気泡式液面計

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115046673A (zh) * 2022-06-23 2022-09-13 浙江朗柯生物工程有限公司 二元包装气雾测压设备

Also Published As

Publication number Publication date
CN107091668B (zh) 2020-03-24
KR102128518B1 (ko) 2020-06-30
JP2017146206A (ja) 2017-08-24
CN107091668A (zh) 2017-08-25
KR20170096927A (ko) 2017-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5918458B1 (ja) 液圧測定ユニットおよび液面計
JP2014532875A (ja) 改良された同一平面プロセス流体圧力センサモジュール
JP2007307894A5 (ja)
WO2004072622A8 (en) Piezoelectric resonator
JP2013160747A (ja) 圧力検出器
WO2006088542A3 (en) Detecting and reporting the location of a leak in hermetically sealed packaging
TW200639386A (en) A transducer
IL273837B (en) Device and method for measuring liquid level in a tank by a protected pressure sensor
US4157656A (en) Leak detection system
US7392698B2 (en) Automatic flow measuring device
US10309810B2 (en) Pressure type flowmeter
WO2009030182A3 (en) Device for determination of radon diffusion coefficient
CN104989948B (zh) 瓶组的定量测漏装置及方法
US10545068B2 (en) Arrangement and method for testing the tightness of a container
US4128013A (en) Pressure transducer
JP2009174888A (ja) 隔膜式圧力センサ
KR101794717B1 (ko) 영점 보정기능이 포함된 개도율 측정모듈을 가지는 컨트롤 밸브
US20090260448A1 (en) Apparatus for Measuring Pressure by Using Diaphragm and Method of Pressure Measurement by Using Diaphragm
JP2000170934A (ja) リリーフ弁
TWM502147U (zh) 具有檢測瓦斯管路用電磁閥組構造
JP7169260B2 (ja) 物理量測定装置
JP2016217841A (ja) 土壌水分計
SU1104389A2 (ru) Устройство дл определени газосодержани в жидкост х
JP2006017520A (ja) 振動式測定装置
JP7377028B2 (ja) 圧力センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160225

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160225

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160407

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5918458

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250