JP5918104B2 - カビ毒吸着剤 - Google Patents

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Description

本発明は、モンモリロナイト系粘土に属するベントナイトから得られるカビ毒吸着剤に関するものである。
ベントナイトは、モンモリロナイトを主成分とするモンモリロナイト系粘土に属する代表的な粘土であり、水に対する親和性が高く、カチオン交換能などのイオン交換性を有しており、しかも国内で産出する廉価な物質であることから吸着剤をはじめ種々の用途に使用されている。
特に最近では、ベントナイト等の粘土をカビ毒の吸着剤として家畜の飼料に配合して使用することが提案されている(特許文献1〜3参照)。ベントナイトは、日本国内でも産出する廉価な天然鉱石であることから、このような天然鉱石からなるカビ毒吸着剤は、工業的に極めて有用である。
特表平6−501388号公報 特開2001−299237号公報 特開平8−228693号公報
ところで、カビ毒とは、カビが産生する二次代謝物の中で、人や家畜の健康を損なう有毒物質であり、マイコトキシンとも呼ばれている。家畜が汚染された穀物などを摂取することで、また人がその畜産物を摂取することで、その健康を損なうケースが多く、また、汚染された穀物などからカビ毒を除去することは極めて難しい。このため、このようなカビ毒を吸着する吸着剤を家畜の飼料に配合し、家畜の消化管内でカビ毒を吸着し***させることにより、生体等への影響を回避しようというものである。
カビ毒には、多くの種類があり、その数は300を超えているが、その主なものに、アフラトキシンやゼアラレノンがある。これらは毒性が強く、トウモロコシなどの穀物汚染を生じ易いことが報告されている。
前述したベントナイト等の天然鉱石系のカビ毒吸着剤は、特に毒性の強いアフラトキシンB1(以下、AfB1と略すことがある)に対して優れた吸着特性を示すものの、ゼアラレノン(以下、ZENと略すことがある)に対する吸着性はあまり報告されていない。
僅かに、上記特許文献3中には、酸活性化モンロリロナイトがゼアラレノンに対する吸着性に関する実験結果が報告されているものの、アフラトキシンに対する吸着性に比べればかなり劣っている。
従って、本発明の目的は、アフラトキシンに対してのみならず、ゼアラレノンに対しても優れた吸着性を示すカビ毒吸着剤を提供することにある。
本発明の他の目的は、酸処理などの排液処理を伴う薬剤処理が不要な、廉価な天然ベントナイトから得られるカビ毒吸着剤を提供することにある。
本発明者等は、天然に産出したベントナイトのカビ毒に対する吸着性能について多くの実験を行い検討した結果、所定の物性を満足するCa型ベントナイトをカビ毒吸着剤として用いることにより、アフラトキシンに対してのみならず、ゼアラレノンに対しても優れた吸着性を示すという新規な知見を見出し、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、赤外分光光度測定でSi−O伸縮振動が1041〜1090cm−1の範囲にあり、レーザ回折散乱法で測定される体積基準での中位径において水を溶媒とした場合の値(D50(W))とエタノールを溶媒とした場合の値(D50(E))の比(D50(W)/D50(E))が60〜110%の範囲にあるCa型ベントナイトからなるカビ毒吸着剤が提供される。
本発明のカビ毒吸着剤は、一般に、
(1)Ca型ベントナイトの焼成物であること、
(2)メチレンブルー吸着量が10〜45mmol/100gの範囲にあること、
(3)X線回折測定では、面間隔0.148〜0.153nmに観測されるモンモリロナイトの(06)面に由来するX線回折ピークの相対面積強度比が40%以上であること、
(4)比表面積が80〜200m/gであること、
(5)強熱減量が2〜10質量%の範囲にあること、
が好適である。
本発明のカビ毒吸着剤は飼料配合物として使用され、家畜の消化管内でアフラトキシンやゼアラレノンを吸着除去し、その後の汚染を防止し、生体に対する健康被害を防止する。
本発明のカビ毒吸着剤は、後述する実験例に示されているように、アフラトキシンの中でも特に毒性の強いアフラトキシンB1に対して高い吸着性を示すばかりか、ゼアラレノンに対しても優れた吸着性を示す。
本発明のカビ毒吸着剤は、Ca型ベントナイトからなり、赤外分光光度測定においてそのSi−O伸縮振動が1041〜1090cm−1の範囲にあるとともに、レーザ回折散乱法で測定される体積基準での中位径において水を溶媒とした場合の値とエタノールを溶媒とした場合の値の比(D50(W)/D50(E))が60〜110%の範囲にあることが必要である(以下、この比を中位径比と表記することがある)。
以下、上記の構成要件について説明する。ベントナイトとしては、Ca型ベントナイトの他にNa型ベントナイトが知られている。このうちCa型ベントナイトは結晶子が小さく、比表面積の大きな粒子を得やすいため、例えば焼成や酸処理を行うことで、本発明のカビ毒吸着剤を得ることができる。一方Na型ベントナイトは結晶子が大きく、比表面積の大きな粒子が得難く、カビ毒に対し十分な吸着性能を持たせるには、例えば予め酸処理を行った後に焼成を行うなど、多くの工程が必要と考えられる。このため本発明ではCa型ベントナイトを用いる。
また、モンモリロナイトにおけるSi−O伸縮振動は1020〜1040cm−1の範囲にあるが、本発明のカビ毒吸着剤においては、基本骨格のSi−O伸縮振動が1041〜1090cm−1の範囲にあるため、モンモリロナイトのSi−O結合の振動エネルギーより高い。このことは、Si−O結合の強さがモンモリロナイトに比して高いことを示唆しており、その結果として有機親和性が高く、疎水性のゼアラレノンに対して高い吸着性を示すものと考える。
また、本発明のカビ毒吸着剤は、中位径比D50(W)/D50(E)が60〜110%の範囲にあるCa型ベントナイトであることが必要である。中位径比がこのような範囲の値をとることは、水溶媒中での中位径がエタノール溶媒中でのそれに近いことを意味する。即ち、この中位径比が小さい値にある後述の原料ベントナイトに比して、水中で分散する性質が弱く、疎水性であることを示しており、このことが、疎水性のゼアラレノンに対する吸着性を高めているものと考える。
以下、本発明の好適な条件について説明する。本発明のカビ毒吸着剤は、そのメチレンブルー吸着量が10〜45mmol/100gの範囲にあることが好適である。
即ち、メチレンブルー吸着量は、メチレンブルーの吸着量によりモンモリロナイト系粘土の積層層間を定量する一つの指標であり、この吸着量が多いほど、ベントナイト中にモンモリロナイト積層層間が多く存在し、この吸着量が少ないほど、モンモリロナイト積層層間が少ないことを示す。
また、本発明のカビ毒吸着剤は、そのX線回折像において面間隔0.148〜0.153nmに観測されるモンモリロナイトの(06)面に由来する回折ピークが40%以上の相対面積強度比を持つことが好適である。
即ち、このような回折ピークの相対面積強度比は、ベントナイト中のモンモリロナイト基本骨格を定量する一つの指標であり、この強度比が大きいほど、ベントナイト中にモンモリロナイト基本骨格が多く存在し、この強度比が小さいほど、モンモリロナイト基本骨格が少ないことを示す。
また、本発明のカビ毒吸着剤は、比表面積が80〜200m/gであることが好適である。
即ち、比表面積は、カビ毒に対する吸着性において、その吸着量に影響を与える指標である。この値が小さい場合は、吸着量が少なくなる結果、親水性若しくは疎水性等の親和性にかかわらず、吸着性は不満足となってしまう。この値が上記のような範囲にあることによって、カビ毒を充分に吸着することができる吸着剤となり得るのである。
また、本発明のカビ毒吸着剤は、その強熱減量が2〜10質量%の範囲にあることが好適である。
即ち、強熱減量は、主としてベントナイト中の水酸基量(SiOH量)を示すものであり、この強熱減量が大きいほどベントナイト中にSiOH基が多く存在しており、強熱減量が小さいほど、SiOH基が少ないことを意味する。
上記の説明から理解されるように、ベントナイトが上記のような範囲のSi−O伸縮振動、中位径比、メチレンブルー吸着量、(06)面相対面積強度比及び強熱減量を有しているということは、ベントナイトの主成分であるモンモリロナイト基本構造が適度に存在することで、吸着性と同時に疎水性を示すことを意味している。即ち、本発明者等は、このような性質により、アフラトキシンB1に対する吸着性とゼアラレノンに対する吸着性が両立されたものと推定している。
この点について説明すると、このベントナイトは、モンモリロナイト基本構造が適度に存在しているため、アフラトキシンB1に対する吸着性の要因となる(後述する)積層層間が保持され、ある程度の比表面積や細孔も維持されている。従って、アフラトキシンに対する吸着性が確保されている。
アフラトキシンは親水性であるのに対して、ゼアラレノンは疎水性である。通常、ベントナイト等のモンモリロナイト系粘土は親水性であり、このような性質がゼアラレノンに対する吸着性を低める要因になっているものと考えられる。しかるに、本発明に規定するパラメータを満足するベントナイトは、積層層間や多孔質の表面構造が適度に維持されていながら、疎水性に変質したものであり、この結果、ゼアラレノンに対しても良好な吸着性を示すものと考えられる。
本発明のカビ毒吸着剤は、上述した各物性を満足するCa型ベントナイトであれば良く、製造方法としては、原料Ca型ベントナイトを焼成する方法や、酸処理に付す方法等、種々の方法が考えられ、何ら限定されるものではない。好適には焼成による方法で、この場合は酸処理などの薬剤処理は特に必要とされず、製造に際して格別の排液処理は生じないため、廉価であるという天然産の利点を最大限に活かすことができる。
本発明のカビ毒吸着剤は、家畜用の飼料配合物として使用され、家畜の消化管内(例えば腸内)で毒性の強いアフラトキシンやゼアラレノンを吸着除去し、生体の健康被害を効果的に抑制する。
実験例1で得られた原料ベントナイトおよび本発明のカビ毒吸着剤の赤外分光スペクトル図を示す。 実験例1−5で得られた本発明のカビ毒吸着剤のX線回折像(実線)、および実験例H−2で得られたNa型ベントナイトの焼成物のX線回折像(点線)を示す。
本発明のカビ毒吸着剤は、Ca型ベントナイトを原料とし、必要に応じて適当な処理を行うことで得ることができる。
<原料ベントナイト>
ベントナイトとは、モンモリロナイト系粘土に属し、ジオクタヘドラル型スメクタイトの一種であるモンモリロナイトを主成分とする粘土である。モンモリロナイトに次いでオパールを多く含有するものは、特に酸性白土と呼ばれることもある。
かかるモンモリロナイトは、SiO四面体層−AlO八面体層−SiO四面体層からなる層状構造を有し、これらの八面体層のAlの一部がMgやFe(II)に、四面体層のSiの一部がAlにと、より低原子価の異種金属元素で同形置換された基本骨格を有しており、結晶格子はその同形置換部分に陰電荷を生じるが、これらの積層層間にはそれにつり合う量のカチオンと水が存在し、電荷的には中和されている。すなわち、基本骨格と積層層間から成るモンモリロナイト基本構造はこのような同形置換元素や層間イオンの種類や量に応じたカチオン交換能を示す。このようなモンモリロナイト基本構造において、Si−O−Si結合の連なる層面の有機親和性と、同形置換部位の極性に由来して親水性を示すという特性を有している。なお、モンモリロナイトにおけるSi−O伸縮振動は1020〜1040cm−1の範囲にあり、オパールのそれは1100cm−1付近にある。
原料ベントナイトとしては、例えば積層層間のNa含量が多く、水に分散させたときの分散液のpHが例えば5質量%懸濁液で9.5以上と高く、水に対する膨潤力も例えば15mL/2g以上と高く、さらには多くの水が供給されるとゲル化して固結するNa型ベントナイトや、積層層間のCa含量やプロトン量が多く、水に分散させたときの分散液のpHが例えば5質量%懸濁液で4.5〜9.5と低く、水に対する膨潤力が3〜10mL/2g程度と低く、さらには多くの水を供給した場合においてもゲル化を生じないCa型ベントナイト(一般に酸性白土と称される粘土も含まれる)が知られている。
この内でNa型ベントナイトは結晶子が大きく、焼成を行っただけでは比表面積の大きな粒子が得られないため、カビ毒に対しての吸着性はCa型ベントナイトに及ばない(実験例H−2参照)。また、予め酸処理を行って比表面積を増大させた後で焼成を行うという二段階の工程を経れば、カビ毒に対して良好な吸着性を示し得ると考えられるが、その場合でもコストの増大は免れない。一方、Ca型ベントナイトは、結晶子が小さく、大きな比表面積の粒子が得られるため、例えば焼成、又は酸処理の一段階の処理のみで、カビ毒に対して吸着性の高い粒子からなる吸着剤を得ることができる。従って、本発明においてはCa型ベントナイトを原料として用いる。
本発明において、原料ベントナイトとして使用されるCa型ベントナイトの酸化物換算での化学組成は、一般に次の通りである。尚、カッコ内はNa型ベントナイトの組成例である。
SiO: 50〜75質量% (Na型:61.7)
Al: 12〜25質量% (Na型:22.2)
MgO: 1〜8質量% (Na型:3.3 )
Fe: 0.5〜10質量% (Na型:2.2 )
CaO: 0〜5質量% (Na型:0.6 )
NaO: 0〜3質量% (Na型:3.6 )
K2O: 0〜1.5質量% (Na型:0.1 )
その他の金属酸化物:2.5質量%以下 (Na型:0.3 )
強熱減量: 5〜15質量% (Na型:6.3 )
また、Ca型ベントナイトの膨潤力はNa型ベントナイトのそれより低い。例えば、実験例H−1の膨潤力は60mL/2gであるのに対して、実験例1−1の膨潤力は6mL/2gである。
ところで、モンモリロナイト基本骨格中のSiやAlに対する同形置換などにより発現したカチオン交換能及び親水性は、アフラトキシンに対する吸着性を示す要因となっており、また、親水性は、ゼアラレノンに対する吸着性を阻害する要因となっている。このため、多くの場合、産地等によって変動する原料ベントナイトの性質に応じて、適当な処理を行い、ゼアラレノンに対する吸着性を増大させる必要がある。
<処理方法>
本発明のカビ毒吸着剤は、所定の物性を満足するCa型ベントナイトである必要がある。このようなカビ毒吸着剤を得るには、原料ベントナイトが該物性を満足しない場合は、適当な処理を行う必要がある。この方法は特に限定されるものではないが、例として原料ベントナイトを焼成する方法、酸処理に付す方法或いはイオン交換による方法が挙げられる。このうち、排液処理が不要で経済性に優れる観点から、焼成による方法が好適である。
<焼成>
原料ベントナイトを、粗粉砕し、水簸や風簸に供して夾雑物を除去した後、焼成を行い、これにより、本発明のカビ毒吸着剤となるベントナイト焼成物を得ることができる。
かかる焼成は、完全に焼結を生じる程度までは行われず、モンモリロナイト基本構造がある程度維持される温度で行われ、具体的には、200〜800℃、好ましくは300〜600℃、更に好ましくは400〜600℃で行われ、焼成時間は0.5時間以上、好ましくは0.5〜4時間程度である。
即ち、上記の焼成において、その温度が高いほど、SiOH基の脱水縮合が進行して、モンモリロナイト基本骨格のSi−O伸縮振動エネルギーが高まり、積層層間が消失に向かうため、モンモリロナイト基本構造が減少し、この結果、Si−O伸縮振動が高波数側に移動し、メチレンブルー吸着量が少なく、強熱減量が小さくなる。また、その温度が低く処理時間が短いほど、メチレンブルー吸着量が多く、且つ強熱減量は大きく維持される。従って、目的とするSi−O伸縮振動、メチレンブルー吸着量や強熱減量が得られるように、焼成温度及び時間を設定すればよい。
本発明のカビ毒吸着剤は、所定のカビ毒が吸着除去される限り、その使用形態は何ら制限されないが、一般的には、家畜の飼料の配合物として使用され、例えば飼料100質量部当り0.1〜1.0質量部というように適宜の量を飼料に配合して使用されるのが好適である。これにより、トウモロコシ等の飼料を汚染しており、且つ生体に極めて有害なAfB1やZENを家畜の消化管内で効果的に吸着除去でき、これらカビ毒による健康被害を有効に防止することができる。
<カビ毒吸着剤>
本発明のカビ毒吸着剤がゼアラレノンに対して高い吸着性を発揮する原理は、明確には解明されていないが、以下ではベントナイトの焼成処理による変質という観点から、本発明者の推測するところを説明する。しかしながら、この推測が本発明を何ら制限するものではない。
本発明の一つの実施形態であるベントナイト焼成物は、モンモリロナイト基本骨格がある程度維持される温度で焼成が行われているため、例えばそのX線回折像では、面間隔0.148〜0.153nmにモンモリロナイトの(06)面に由来する回折ピークが必ず観察される。本発明のベントナイト焼成物におけるこの回折ピークの面積強度から、標準物質としてのクニピアF(クニミネ工業製Na型ベントナイト)の回折ピークの面積強度を100として算出した相対面積強度比(%)は、モンモリロナイト基本骨格の含有量を表す指標とすることができ、40%以上であることが好適である。但し、ICDD:13−135では(0010)と(300)に指数付けされているが、ここでは便宜上まとめて(06)と表示する。
モンモリロナイトの(001)面に由来する回折ピークは、観察されないことがある。これは、焼成により、積層層間が収縮してしまうためである。
本実施形態のベントナイト焼成物においては、基本骨格のSi−O伸縮振動が1041〜1090cm−1の範囲にあるため、未焼成のモンモリロナイト基本骨格のSi−O結合の振動エネルギーより高い。このことは、モンモリロナイト基本骨格のSi−O結合距離が短く、共有結合性が通常より高まっていることを示唆しており、結果としてSi−O−Si結合の連なる層面の有機親和性が増加し疎水性のゼアラレノンに対する吸着性を高めていると考える。
更に、本実施形態のベントナイト焼成物においては、中位径比D50(W)/D50(E)が60〜110%の範囲にある。これについて説明すると、Ca型ベントナイトの主成分であるモンモリロナイトは、水溶媒中で分散微粒子化する性質を持つが、エタノール溶媒中ではこの性質が発揮されない。そのため、モンモリロナイトが多く残存するベントナイトにおいては、水溶媒中での中位径がエタノール溶媒中でのそれに比して小さくなるのであり、従ってこの中位径比も小さい値となる。一方、本実施形態のベントナイト焼成物においては、焼成によりモンモリロナイト基本構造が適度に変質しているため、水溶媒中で分散微粒子化する性質を失い、中位径もエタノール溶媒中のそれに近くなるため、中位径比の値が大きくなるのである。このように親水性のモンモリロナイトが疎水性に変化することで、疎水性のゼアラレノンに対する吸着性を高めていると考える。
また、モンモリロナイト基本構造がある程度維持される結果として、かかるベントナイト焼成物のメチレンブルー吸着量は、10〜45mmol/100gの範囲にあることが好ましい。メチレンブルー吸着量がこの程度の値となるようにモンモリロナイト構造の残存していることが、焼成が行われていながらもAfB1に対する吸着性が維持されている大きな要因である。
このメチレンブルー吸着量が上記範囲よりも多いときは、焼成が不十分であり、以下に述べる強熱減量も大きな値となり、SiOH量を多く含む結果、AfB1に対する吸着性は満足し得るとしても、疎水性のZENに対する吸着性が不満足となってしまう。また、メチレンブルー吸着量が上記範囲よりも少ないときは、焼成が過度に行われ、焼結もしくはそれに近い状態となり、モンモリロナイト基本構造が殆ど消失し、比表面積も大きく低下し、AfB1及びZENの何れに対する吸着性も不満足となってしまう。
さらに、モンモリロナイト基本構造がある程度維持される結果として、このベントナイト焼成物の強熱減量は2〜10質量%の範囲にあることが好ましく、更に好ましくは2〜8.5質量%、最も好ましくは2〜8質量%の範囲にある。先にも述べたように、モンモリロナイト基本構造を残しながら、強熱減量がこの程度となるようにSiOH量が低減され、疎水性が増大していることが、疎水性のZENに対する吸着性が向上することの大きな要因と考える。
即ち、この強熱減量が上記範囲よりも大きいときには、焼成が不十分であり、メチレンブルー吸着量が過度に多い場合と同様、SiOH量を多く含む結果、AfB1に対する吸着性は良好であるが、ZENに対する吸着性が不満足となってしまう。また、強熱減量が上記範囲よりも小さいときは、焼成が過度に行われているため、メチレンブルー吸着量が少ない場合と同様、モンモリロナイト基本構造の消失及び比表面積の大きな低下を生じ、AfB1及びZENの何れに対する吸着性も不満足となる。
また、このベントナイト焼成物は、焼成が適度に行われている結果、80〜200m/g、特に90〜200m/gの比表面積を示し、これにより、AfB1及びZENの何れに対しても優れた吸着性能が発揮される。
本発明の優れた効果を、次の実験例で説明する。
尚、実験例における各種試験は下記の方法で行った。
(1)赤外分光光度測定
試料はKBr粉末で錠剤に成形し、試料を含まないKBrを比較とし、日本分光(株)製FT/IR−6100を用いて測定した。分解能は4.0cm−1でアパーチャーはAutoであった。実験例の表中ではIRとして示した。解析対象範囲は、1000〜1100cm−1である。
(2)中位径(D50
Beckman Coulter社製LS 13 320を使用し、溶媒として濃度100%のエタノールおよびイオン交換水を用いてレーザ回折散乱法で体積基準での中位径(D50)を測定した。実験例の表中では、それぞれD50(E)、D50(W)、および次式:(D50(W)/D50(E))×100により算出した中位径比(%)を示した。
(3)メチレンブルー吸着量
日本ベントナイト工業会標準試験方法JBAS−107−77に準拠し、0.5N硫酸を無添加で測定後、水分を補正してメチレンブルー吸着量(mmol/100g)を算出した。実験例の表中ではMB吸着量として示した。
(4)X線回折(定量測定)
試料1gに10vol%エチレングリコール/エタノール溶液を加え、50℃で一晩乾燥させた。乾燥した試料を乳鉢で粉砕してエチレングリコール処理した試料を得た。試料に含まれるモンモリロナイトの(06)面の含有量は、X線回折によるマトリックスフラッシング法により、flushing剤としてα―Alを用い被検試料に対して一定量の割合で添加し不定配向法(”Standard X−ray diffraction powder patterns”, NBS Monograph, 25(1971))で試料をセルに充填し下記の条件で測定した。
X線回折装置:(株)リガク製RINT−UltimaIV
測定条件:X線=Cu−Kα線、
走査範囲:回折角(2θ)=42.0〜44.5および60.5〜63.0°
標準物質として、エチレングリコール処理したクニピアFを用い、X線回折図のピーク面積を100%として各試料のそれの相対面積強度比(%)で示した。また、実験例の表中では(06)として示した。
(5)比表面積
Micromeritics社製Tri Star 3000を用いて測定を行った。比表面積は比圧が0.05から0.25の吸着枝側窒素吸着等温線からBET法で解析した。
(6)強熱減量(Ig−Loss)
試料を磁製るつぼに入れ質量(a)を測定した後、1000℃で1時間焼成後デシケータ中で放冷して質量(b)を測定した。別に、試料を秤量びんに入れ質量(c)を測定した後、110℃で2時間乾燥後デシケータ中で放冷し質量(d)を測定した。
次式により110℃乾燥基準の強熱減量(質量%)を算出した。
強熱減量(質量%)=(ad−bc)/(ad)×100
式中、
aは、焼成前の試料の質量(g)
bは、焼成後の試料の質量(g)
cは、乾燥前の試料の質量(g)
dは、乾燥後の試料の質量(g)
なお、a〜dは、るつぼ、秤量びん等の風袋の質量を除いた、試料のみの質量を意味する。
(7)ZEN吸着率測定
1ppmZEN水溶液5mLに吸着剤25mgを入れ1時間振とう後、遠心分離し上澄液を(株)島津製作所製HPLC Prominenceと蛍光検出器RF−20Aを使用し残留濃度を測定した。吸着率は100×(初濃度−残留濃度)/初濃度より算出した。
(8)AfB1吸着率測定
5ppmAfB1水溶液10mLに吸着剤25mgを入れ、25℃2時間振とう後、ろ紙およびPTFE製0.20μmメンブレンフィルターでろ過し、得られた液を日本分光(株)製紫外可視分光光度計JASCO V−570を使用し残留濃度を測定した。吸着率は100×(初濃度−残留濃度)/初濃度より算出した。
(9)膨潤力(容積法)
日本ベントナイト工業会標準試験方法JBAS−104−77に準拠して測定した。
(10)pH
JIS K 5101−17−1:2004に準拠して調製した5質量%水性懸濁液の
pH値を測定した。
(11)化学組成
二酸化ケイ素(SiO)、酸化アルミニウム(Al) 、酸化ナトリウム(NaO)の分析はJIS M 8853:1998に準拠して測定した。また、Fe、CaO、MgO、KOは原子吸光法を用いた。なお、測定試料は110℃乾燥物を基準とした。
(実験例1)
山形県鶴岡市産の酸性白土(1−1)は、pHが6.0であった。この物を用い、種々の温度で2時間焼成した。物性測定を行い、結果を表1に示す。
(実験例2)
山形県鶴岡市の別の地区に産する酸性白土(2−1)を用い、種々の温度で2時間焼成した。物性測定を行い、結果を表2に示す。
(実験例3)
山形県鶴岡市のさらに別の地区に産する酸性白土(3−1)は、比表面積が133m/gでpHが5.9であった。この物を用い、500℃で2時間焼成(3−2)した。物性測定を行い、結果を表3に示す。
(実験例4)
新潟県新発田市に産する酸性白土(4−1)を用い、400℃で2時間焼成(4−2)した。物性測定を行い、結果を表3に示す。
(実験例5)
実験例2で用いた酸性白土を酸処理して、比表面積が318m/gでpHが3.6の酸活性化モンモリロナイト(5−1)とし、500℃で2時間焼成(5−2)した。物性測定を行い、結果を表3に示す。
(実験例H−1,2)
Na型ベントナイトであるクニミネ工業(株)製クニピアF(H−1)は、比表面積が5m/gで膨潤力が60mL/2gでpHが10.0であった。この物を500℃で2時間焼成(H−2)した。この焼成物について物性測定および性能評価を行い、結果を表3に示す。
Figure 0005918104
Figure 0005918104
Figure 0005918104

Claims (7)

  1. 赤外分光光度測定でSi−O伸縮振動が1041〜1090cm−1の範囲にあり、レーザ回折散乱法で測定される体積基準での中位径において水を溶媒とした場合の値(D50(W))とエタノールを溶媒とした場合の値(D50(E))の比(D50(W)/D50(E))が60〜110%の範囲にあるCa型ベントナイトからなるカビ毒吸着剤。
  2. 前記Ca型ベントナイトが焼成物である請求項1記載のカビ毒吸着剤。
  3. メチレンブルー吸着量が10〜45mmol/100gの範囲にある請求項1又は2に記載のカビ毒吸着剤。
  4. X線回折測定において、面間隔0.148〜0.153nmに観測されるモンモリロナイトの(06)面に由来するX線回折ピークの相対面積強度比が40%以上である請求項1〜3の何れかに記載のカビ毒吸着剤。
  5. 比表面積が80〜200m/gの範囲にある請求項1〜4の何れかに記載のカビ毒吸着剤。
  6. 強熱減量が2〜10質量%の範囲にある請求項1〜5の何れかに記載のカビ毒吸着剤。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載のカビ毒吸着剤からなる飼料配合物。
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