JP5916390B2 - 電源ユニット及びそれを用いたled照明装置 - Google Patents

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本発明は電源ユニット及びそれを用いたLED照明装置に関する。
特許文献1は、交流電源から入力を受ける電源ユニットとその電源ユニットから配線を介して接続されたLEDユニットからなるLED照明器具を開示する。同引例の電源ユニットはフライバックDC/DCコンバータからなり、コンバータ二次側の出力電流を検出する検出抵抗を有し、検出電圧が一定となるようにコンバータ一次側のスイッチング素子がPWM制御される。
特許文献2は、交流電源から入力を受ける電源ユニットとLEDユニットが一体化された照明器具を開示する。同引例の電源ユニットもフライバック型のDC/DC変換回路を含み、DC/DC変換回路の低電位側出力端はバイパスコンデンサを介して電源ユニットの筐体に接続され、電源ユニットの筐体は接地される。
特開2010−198761号公報 特開2010−80381号公報
ところで、特許文献1及び2のような電源ユニットを用いたLED照明装置においては、種々のノイズ問題に対処する必要がある。例えば、交流電源からのコモンモードノイズ(対地ノイズ)への対策を施す必要がある。これは、LED素子にコモンモードノイズ(パルス電圧)が伝搬され、そのパルス電圧がLED素子の耐圧を超えるとLED素子が破壊されてしまうからである。また、電源ユニットのDC/DCコンバータから発生するスイッチングノイズ、特にノーマルモードノイズ(線間ノイズ)が電源ラインへ伝搬されてしまうのを防止する必要がある。即ち、雑音端子電圧及び雑音電力を基準値以下として、同じ交流電源に接続される他の電子機器への影響を抑制する必要がある。
ここで、特許文献1の装置においては、入力部のフィルタ回路によってノイズ対策がなされているが、上記の種々のノイズ問題に対して入力フィルタ回路だけでは充分に対処できない。一方、特許文献2の装置においては、交流電源からLEDユニット側へ伝搬され得るコモンモードノイズ及び電源ユニットからの交流電源側へ伝搬され得るスイッチングノイズの対策は施されている。具体的には、交流電源からのコモンモードノイズはバイパスコンデンサによって電源ユニットの筐体を介して接地点にバイパスされ、しかもLEDユニットが電源ユニットに一体化されているので、コモンモードノイズがLED素子に到達することはない。また、DC/DCコンバータからのスイッチングノイズもバイパスコンデンサによって電源ユニットの筐体を介して接地点にバイパスされるので、スイッチングノイズが交流電源側に伝搬されることもない。特に、バイパスコンデンサの容量が大きいほどコモンモードノイズ及びスイッチングノイズ対策の効果が期待できる。
しかし、電源ユニットを構成する筐体は金属製であるので一種のアンテナとなり、LEDユニットからの輻射ノイズを拾う可能性がある。また、特許文献1の装置のような電源別置型のLED照明装置の場合には電源ユニットとLEDユニットを接続するケーブルからの輻射ノイズも考慮する必要がある。特に、コモンモードノイズのバイパス効果の増大を期待してバイパスコンデンサを大容量化した場合、輻射ノイズから電源ユニット内の配線に重畳されるパルスノイズが大きくなり、この重畳パルスノイズがDC/DCコンバータの制御回路を誤動作させる可能性がある。より具体的には、LED素子からの輻射ノイズが電源ユニットのDC/DCコンバータの制御回路に入り込み、小信号配線に載ると、DC/DCコンバータの出力動作(例えば、定電流化のためのPWM制御)が適正に行われなくなったり、保護動作(例えば、消灯動作)が不要に誘発されたり、逆に必要な保護動作が行われなかったりする等の問題が引き起こされる。
そこで、本発明は、上記のコモンモードノイズ、スイッチングノイズ及び輻射ノイズの問題を解決する電源ユニット及びそれを用いたLED照明装置を提供することを課題とし、
特に、輻射ノイズによる電源ユニットの誤動作を防止することを課題とする。なお、本明細書の以降の記載においては、上述したような設計趣旨に反する出力動作及び保護動作をまとめて誤動作というものとする。
本発明の第1の側面はLEDを点灯するための電源ユニットである。電源ユニットは、交流入力部、LED素子が接続される直流出力部、及び接地用端子を有する金属製筐体からなり、金属製筐体はその内部に、交流入力部からの交流入力を直流化する直流変換回路、直流変換回路の出力ノードと直流出力部を接続する一対の出力ライン、直流変換回路を制御する制御回路、第1のコンデンサであって一方のノードが一対の出力ラインのうちの少なくとも一方の出力ラインに接続され、他方のノードが金属製筐体に接続された第1のコンデンサ、及び少なくとも一方の出力ライン上において直流変換回路の出力ノードと第1のコンデンサの一方のノードの間に挿入されたインダクタを備える。
ここで、上記インダクタを、一対の出力ライン間を磁気結合するラインフィルタとしてもよい。
また、直流変換回路が、交流入力を整流平滑する一次側整流平滑回路、トランス、トランスの一次巻線をスイッチングするスイッチング素子、トランスの二次巻線の電圧を整流平滑する二次側整流平滑回路、及び一次側整流平滑回路の低電位側ノード(N2)と二次側整流平滑回路の低電位側ノード(N4)を接続する第2のコンデンサを含み、制御回路が一次側整流平滑回路の低電位側ノード(N2)を基準電位としてスイッチング素子をPWM制御するように構成してもよい。
さらに、二次側整流平滑回路の低電位側ノード(N4)と第1のコンデンサの一方のノードの間に、上記インダクタと電流検出抵抗の直列回路が挿入され、電流検出抵抗に発生する検出電圧が設定値に等しくなるようにスイッチング素子をPWM制御するように制御回路を構成してもよい。
また、第1のコンデンサの容量を100pF以上10000pF以下とし、インダクタのインダクタンスを100μH以上2mH以下とすることが好ましい。
本発明の第2の側面は、上記の電源ユニット、接地用端子を有する金属製筐体からなりLED素子を保持するLED灯具、及び電源ユニットの直流出力部とLED素子を接続するケーブルを備えた電源別置型のLED照明装置である。
本発明の第3の側面は、上記の電源ユニット、及び電源ユニットの直流出力部に接続されたLED素子を保持するLED灯具を備えた電源一体型のLED照明装置である。
本発明によると、LEDを点灯するための電源ユニット及びそれを用いたLED照明装置において、入力電源からのコモンモードノイズ等の問題を解決しつつ、LED素子やケーブル等からの輻射ノイズによる誤動作を効果的に防止できる。
本発明の第1の実施例によるLED照明装置の回路図である。 本発明の第1の実施例の一変形例を説明する回路図である。 本発明の第1の実施例の他の変形例を説明する回路図である。 本発明の第2の実施例によるLED照明装置の回路図である。 本発明の第3の実施例によるLED照明装置の回路図である。
実施例1.
図1に本発明の第1の実施例によるLED照明装置の回路図を示す。LED照明装置は電源ユニット1及びLED灯具5からなる。電源ユニット1は、交流入力部T1及びT2、直流出力部T3及びT4、並びに接地用端子E1を有する金属製筐体2からなる。金属製筐体2はその内部に、直流変換回路3、直流変換回路3を制御する制御回路4、直流変換回路3からの出力ラインL1及びL2、出力ラインL1と金属製筐体2の間に接続されるコンデンサ19、並びに出力ラインL1に挿入されたインダクタ20を含む。金属製筐体2は接地用端子E1からアース線を介して接地されるものとする。
直流変換回路3は、交流入力部T1及びT2からの交流入力を直流化する。直流変換回路3は、交流電源ACからの交流入力を整流するダイオードブリッジ等の整流回路10、整流回路10の出力を平滑化する平滑コンデンサ11を備える(整流回路10と平滑コンデンサ11を合わせて一次側整流平滑回路というものとする)。直流変換回路3はまた、トランス12、トランス12の一次巻線をスイッチングするスイッチング素子13、トランス12の二次巻線の電圧を整流平滑する整流素子14及び平滑コンデンサ15を備える(整流素子14と平滑コンデンサ15を合わせて二次側整流平滑回路というものとする)。直流変換回路3はさらに、その安定動作のために、一次側整流平滑回路の低電位側ノードN2と二次側整流平滑回路の低電位側ノードN4を接続する結合コンデンサ16を含む。
制御回路4はPWM制御回路17を含み、PWM制御回路17は、例えば一次側整流平滑回路の高電位側ノードN1から抵抗18を介して給電され、低電位側ノードN2を基準電位(グランド)としている。PWM制御回路17はドライバIC等を含み、直流変換回路3の出力電流が所定値となるように、スイッチング素子13をPWM制御する。図1はオープンループの制御回路を示しているが、図2に示すように、電流フィードバックを行う構成としてもよい。
図2の回路においては、出力ラインL2にLED電流検出用の電流検出抵抗21が挿入され、電流検出抵抗21に発生する電圧がフォトカプラ22を介して検出電圧としてPWM制御回路17に入力される。PWM制御回路17は誤差増幅回路(不図示)を含み、検出電圧と目標値が一致するようにスイッチング素子13のスイッチング動作におけるオン幅を制御する。なお、LED電流の目標値は、制御回路4又はPWM制御回路17内の定電圧源(不図示)を基準電位(N2)に対して分圧したものとすればよい。
また、図1又は図2の回路において、制御回路4が保護回路(不図示)を備えていてもよい。例えば、交流電源ACの異常を検知するために、ノードN1とノードN2の間の電圧を検出して比較器によって検出入力電圧と閾値を比較する構成を用いてもよい。この場合、検出入力電圧が閾値以上又は以下となったときにPWM制御回路17の動作を停止する。また、LED素子50の故障を検出するために、ノードN3とノードN4の間の出力電圧を検出して比較器によって検出出力電圧と閾値を比較する構成を用いてもよい。この場合、検出出力電圧が上限値以上となった場合(LED素子が開放故障した場合)又は下限値以下となった場合(LED素子の一部が短絡故障した場合)にPWM制御回路17の動作を停止又は出力低下する。いずれの保護動作においても、上記の所定範囲又は上限値若しくは下限値は、制御回路4又はPWM制御回路17内の定電圧源を基準電位(N2)に対して分圧した値とすればよい。
図1及び図2において、出力ラインL1及びL2は、直流変換回路3の出力ノードN3及びN4と直流出力部T3及びT4をそれぞれ接続するパターン配線である。コンデンサ19は、一方のノードN5が出力ラインL2に接続され、他方のノードN6が金属製筐体2に接続される。そして、インダクタ20は、出力ラインL2上において、ノードN4とノードN5の間に挿入される。
LED灯具5は接地用端子E2を有する金属製筐体6からなり、コンデンサ51で模擬的に示す誘電体によってLED素子50を保持する。電源ユニット1の直流出力部T3及びT4とLED素子50はケーブルW1及びW2によってそれぞれ接続される。金属製筐体6は接地用端子E2からアース線を介して接地されるものとする。
なお、図1及び図2は、電源ユニット1とLED灯具5とがケーブルW1及びW2を介して接続される電源別置型のLED照明装置を示しているが、本発明の電源ユニットは、図3に示すように、電源ユニット1の直流出力部T3及びT4にLED素子50が近接して保持される電源一体型のLED照明装置にも適用できる。なお、図3のLED灯具5における筐体7は接地される必要はなく、金属製でなくてもよい。
インダクタ20が出力ラインL1に挿入されることにより、LED素子50又はケーブルW1及びW2からの輻射ノイズが金属製筐体2及びコンデンサ19を介して出力ラインL2に引き込まれることが防止される。即ち、コンデンサ19によって引き込まれ得る輻射ノイズに起因するパルス電圧はインダクタ20により減衰され、ノードN4側への伝搬が抑制される。従って、インダクタ20を出力ラインL2に挿入することによって、ノイズパルス電圧がノードN4、結合コンデンサ16及びノードN2を介して、あるいは基板上の実装パターン間の寄生容量を介して、制御回路4に入り込むのを防止することができる。
具体的には、ノードN2からPWM制御回路17のドライブICにパルスノイズが入り込むとPWM制御が不安定になり出力電流値が所望値で一定とならない状態がもたらされてしまうが、上記構成によってこのような状態を防止できる。また、制御回路4が前述した保護回路を有する場合に、検出値(例えば、交流入力電圧の検出値、直流出力電圧の検出値等)を比較器に入力するラインと、閾値を比較器に入力するラインとの間に線間パルスノイズがのると正確な比較動作が行われずに不要な保護動作が誘発され得る状態がもたらされるが、上記構成によってこのような状態も防止できる。これにより、電源ユニット1に対してLED灯具5をどのように配置しても、LED素子50又はケーブルW1及びW2からの輻射ノイズによる制御回路4の誤動作を防止することができる。
上記のように、インダクタ20を出力ラインに挿入することにより、コンデンサ19を大容量化することができ、高周波ノイズ対策のための設計自由度が高まるという有利な効果が得られる。またさらに、図2のように電流フィードバック用の検出抵抗21をインダクタ20に直列に挿入することにより、パルスノイズ電圧の減衰効果をさらに得ることができる。
なお、図1及び2においては、低電位側の出力ラインL2にコンデンサ19が接続されるとともにインダクタ20が挿入される構成としたが、平滑コンデンサ15は高周波ノイズを通過させることから、高電位側の出力ラインL1と金属製筐体2の間にコンデンサを接続するとともに出力ラインL1上にインダクタを挿入する構成としてもよい。
実施例2.
上記第1の実施例では、一方の出力ラインにコンデンサを接続するとともにインダクタを挿入する構成を示したが、本実施例では、双方の出力ラインL1及びL2にコンデンサを接続するとともにインダクタを挿入する例を示す。なお、本実施例は、平滑コンデンサ15はコモンモードノイズや輻射ノイズのような高周波ノイズを減衰させずに通過させるものであるという認識に基づいている。
図4に本実施例によるLED照明装置の回路図を示す。図1に示す第1の実施例との相違は、電源ユニット1がコンデンサ23及びインダクタ24を含む点である。即ち、コンデンサ23は、一方のノードN7が高電位側の出力ラインL1に接続され、他方のノードN8が金属製筐体2に接続される。そして、インダクタ24は、出力ラインL1上において、出力ノードN3とノードN7の間に挿入される。
本実施例によると、コンデンサ23を出力ラインL1と金属製筐体2の間に接続することにより、交流電源ACからのコモンモードノイズがノードN2、結合コンデンサ16、ノードN4、平滑コンデンサ15、ノードN3及び出力ラインL1を介してLED素子50に伝搬されることを防止する。そして、第1の実施例におけるインダクタ20と同様の作用効果を得るために出力ラインL1上にインダクタ24が挿入される。即ち、インダクタ24を挿入することによって、LED素子50又はケーブルW1及びW2からの輻射ノイズが金属製筐体2、ノードN8、コンデンサ23、ノードN7、ノードN3、平滑コンデンサ15、ノードN4、結合コンデンサ16及びノードN2を介して、あるいは基板上の実装パターン間の寄生容量を介して制御回路4に入り込むことを防止できる。従って、本実施例によって、さらに強化されたノイズ対策を施すことができる。
なお、本実施例においては、コンデンサ19及び23のいずれか一方を省略した構成としてもよい。また、本実施例においても第1の実施例で説明したような電流フィードバック回路や保護回路を用いてもよい。
実施例3.
上記第2の実施例では、一方の出力ラインにコンデンサを接続するとともにインダクタを挿入する構成を示したが、本実施例では双方の出力ラインL1及びL2を磁気結合するラインフィルタを用いる構成を示す。
図5に本実施例によるLED照明装置の回路図を示す。図1に示す第1の実施例との相違は、電源ユニット1が、出力ラインL1と出力ラインL2の間を磁気結合するラインフィルタ25を含む点である。本実施例の構成によると、実施例1又は2で得られる効果に加えて、輻射ノイズやスイッチングノイズに起因するノーマルモードノイズ(線間ノイズ)が直流変換回路3の一次側乃至は交流電源ACに伝搬するのを抑制する効果が得られる。
なお、本実施例においては、低電位側のラインL2に関する構成と同様に高電位側の出力ラインL1と金属製筐体2の間にもコンデンサを接続する構成としてもよい。また、低電位側の出力ラインL2と金属製筐体2の間だけにコンデンサを接続する構成に代えて、高電位側の出力ラインL1と金属製筐体2の間だけにコンデンサを接続する構成としてもよい。また、本実施例においても第1の実施例で説明したような電流フィードバック回路や保護回路を用いてもよい。
上記各実施例では、コンデンサ19(23)の容量を10000pF程度まで増加させると高周波ノイズ(例えば、コモンモードノイズ)を通過させる効果が高まっていくが、それを超えて増加させるとリード線に浮遊するインダクタンス成分の影響が大きくなり、かえって高周波ノイズを通過させる効果が低下してしまう。そこで、コンデンサ19(23)の容量を100pF以上10000pF以下とすることが好ましい。
コンデンサ19(23)の容量が100pF以上10000pF以下であるという前提の下、インダクタ20(24、25)のインダクタンスを2mH程度まで増加させると高周波ノイズの減衰効果は増大していくが、それを超えて増加させるとコイル巻線間の容量の影響が大きくなり、かえって高周波ノイズ減衰効果が低下してしまう。そこで、インダクタ20のインダクタンスを100μH以上2mH以下とすることが好ましい。
上記各実施例に示した構成によると、種々の高周波ノイズの問題を解決する電源ユニット及びそれを用いたLED照明装置を提供することできる。特に、各実施例の電源ユニット及びLED照明装置は、LED素子やケーブル等からの輻射ノイズによる誤動作を効果的に防止できる。
上記実施例及び変形例は本発明の最も好適な例を示すものであるが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記各実施例では、直流変換回路3の一次側整流平滑回路としてコンデンサインプット型のものを示したが、力率改善機能を備えた昇圧コンバータを備える構成としてもよい。また、各実施例では入力電源が交流電源のものを示したが、入力電源が直流電源の場合は整流回路や平滑コンデンサは省略してもよい。
また、上記各実施例では、直流変換回路3としてフライバック型のDC/DCコンバータを示したが、フォワード型、昇圧型、降圧型、昇降圧型のチョッパ回路等の他の形式のスイッチング電源回路を用いてもよい。また、平滑コンデンサを小容量化又は省略し、直流変換回路3にAC/DCコンバータを用いてもよい。
1.電源ユニット
2.金属製筐体
3.直流変換回路
4.制御回路
5.LED灯具
6.金属製筐体
7.筐体
10.整流回路
11、15.平滑コンデンサ
12.トランス
13.スイッチング素子
14.整流素子
16.結合コンデンサ
17.PWM制御回路
19、23.コンデンサ
20、24.インダクタ
21.検出抵抗
25.ラインフィルタ
50.LED素子
T1、T2.交流入力部
T3、T4.直流出力部
E1、E2.接地用端子
L1、L2.出力ライン
W1、W2.ケーブル
N1〜N8.ノード

Claims (7)

  1. LEDを点灯するための電源ユニットであって、
    交流入力部、LED素子が接続される直流出力部、及び接地用端子を有する金属製筐体からなり、
    前記金属製筐体が内部に、
    前記交流入力部からの交流入力を直流化する直流変換回路、
    前記直流変換回路の出力ノードと前記直流出力部を接続する一対の出力ライン、
    前記直流変換回路を制御する制御回路、
    第1のコンデンサであって、一方のノードが前記一対の出力ラインのうちの少なくとも一方の出力ラインに接続され、他方のノードが前記金属製筐体に接続された第1のコンデンサ、及び
    前記LEDの点灯に起因する輻射ノイズが前記金属製筐体及び前記第1のコンデンサを介して前記一方の出力ラインに引き込まれることにより前記輻射ノイズが前記制御回路に入り込むことを防止するように、前記少なくとも一方の出力ライン上において、前記直流変換回路の前記出力ノードと前記第1のコンデンサの前記一方のノードの間に挿入されたインダクタ
    を備えた電源ユニット。
  2. 請求項1に記載の電源ユニットにおいて、前記インダクタが、前記一対の出力ライン間を磁気結合するラインフィルタである電源ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の電源ユニットにおいて、
    前記直流変換回路が、前記交流入力を整流平滑する一次側整流平滑回路、トランス、該トランスの一次巻線をスイッチングするスイッチング素子、該トランスの二次巻線の電圧を整流平滑する二次側整流平滑回路、及び該一次側整流平滑回路の低電位側ノード(N2)と二次側整流平滑回路の低電位側ノード(N4)を接続する第2のコンデンサを含み、
    前記制御回路が前記一次側整流平滑回路の低電位側ノード(N2)を基準電位として前記スイッチング素子をPWM制御するように構成された電源ユニット。
  4. 請求項3に記載の電源ユニットにおいて、前記二次側整流平滑回路の低電位側ノード(N4)と前記第1のコンデンサの前記一方のノードの間に、前記インダクタと電流検出抵抗の直列回路が挿入され、前記制御回路が該電流検出抵抗に発生する検出電圧が設定値に等しくなるように前記スイッチング素子をPWM制御するように構成された電源ユニット。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の電源ユニットにおいて、前記第1のコンデンサの容量が100pF以上10000pF以下であり、前記インダクタのインダクタンスが100μH以上2mH以下である電源ユニット。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の電源ユニット、
    接地用端子を有する金属製筐体からなり、前記LED素子を保持するLED灯具、及び
    前記電源ユニットの前記直流出力部と前記LED素子を接続するケーブル
    を備えた電源別置型のLED照明装置。
  7. 請求項1から5のいずれか一項に記載の電源ユニット、及び
    前記電源ユニットの前記直流出力部に接続された前記LED素子を保持するLED灯具
    を備えた電源一体型のLED照明装置。
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