JP5915487B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Description
請求項1の発明は、折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、該用紙を折丁した場合に、該穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する決定手段と、前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された穿孔位置を穿孔する穿孔手段と、前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された対応位置に印を出力する出力手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
折丁の工程を対象とする。なお、折丁とは、製本するため、印刷された用紙をページ順になるように折る処理、又はその処理が行われた状態をいう。
この折丁の工程において、以下のことが発生し得る。
(1)折り位置が用紙の規定の位置からずれることにより発生する紙ズレという現象。
(2)折り実施時に折るための力が均一にかからなかったことなどにより、内側の用紙の端が正しく折られず内側に折れ込んでしまう現象であって、中折れといわれる。
前述の(1)が発生した場合、紙ズレという現象は用紙の表面に表れるため、その検出は容易である。
しかし、(2)が発生した場合、中折れという現象は用紙の表面に表れず、折った用紙の内側に発生していることが多く、検出することは困難である。
(a)図2の例を用いて説明する。折丁工程より前に、山折り線210を垂直にまたぐ形で、山折り線210を基準とした線対称のマーク220を用紙200に印刷しておく。そして、折丁工程実施後にマーク220の位置や長さを測ることで、規定の折り位置からずれていることを検出する。つまり、正しい位置で折れていれば、おもて裏が対称になることを利用している。
本アプローチにおいて、(1)の現象は検知することができるが、(2)の現象は表面に表れないため、検知することはできない。
(b)また、折り線上に3種の模様で構成されるマーク(折り線上の模様、その左側の模様、同右側の模様)を印刷しておき、折った位置が正しいか、もしくはズレの方向などを確認できるようにする。
本アプローチにおいても、(1)の現象は検知することができるが、(2)の現象は表面に表れないため、検知することはできない。
つまり、重ねた紙の端が全て内側に折れる折り不良の場合には、外側の用紙に異常が発生しているために、検出することができる。しかし、重ねた紙のうち、外側の紙が正しく折れていれば、内側の紙が折り不良を起こしていても検出することができないこととなる。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
折り不良検知マーク印刷装置120は、面付け装置100、折り不良検知装置150と接続されている。折り不良検知マーク印刷装置120は、中折れ等の折り不良を検出するための印(以下、折り不良検知マークともいう)を用紙に出力し、その用紙に穴を空けるための穿孔を行う装置である。
折り不良検知装置150は、折り不良検知マーク印刷装置120と接続されている。折り不良検知装置150は、折丁処理を行い、その折丁処理による不良が発生していないかを検知する装置である。
面付けモジュール105は、断裁領域検出モジュール110と接続されている。面付けモジュール105は、受け付けた版下を用紙に合わせて裁断領域(以下、裁ち落とし領域ともいう)を決定し、ページを配置する。
断裁領域検出モジュール110は、面付けモジュール105、折り手順決定モジュール115と接続されている。断裁領域検出モジュール110は、裁断領域情報から折り不良検知マーク印字位置候補を決定する。なお、ここで、折り不良検知マークとは、折り不良によって発生する障害物が無ければ穿孔された穴を通して検出でき、穿孔位置に折り不良によって発生する紙が重なってしまうと検出できなくなる印である。
折り手順決定モジュール115は、断裁領域検出モジュール110と接続されている。折り手順決定モジュール115は、折丁作成情報を決定する。なお、ここで、折丁作成情報とは、折丁作成に必要な情報である。具体的には、折丁における折り回数、決定すべき位置の面が谷折り面又は山折り面のいずれかであることを示す情報を少なくとも含み、折り位置、手順、向き等の情報を含めてもよい。
穿孔位置決定モジュール125は、穿孔モジュール130と接続されている。穿孔位置決定モジュール125は、折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置を決定する。その際に、穿孔位置決定モジュール125は、裁断領域と折丁作成情報から穿孔位置を決定するようにしてもよい。
折り不良検知マーク位置決定モジュール135は、折り不良検知マーク印刷モジュール140と接続されている。折り不良検知マーク位置決定モジュール135は、折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で、その用紙を折丁した場合に、その穿孔位置に対応する位置である対応位置(以下、折り不良検知マーク印刷位置ともいう)を決定する。その際に、折り不良検知マーク位置決定モジュール135は、裁断領域と折丁作成情報から対応位置を決定するようにしてもよい。
穿孔位置決定モジュール125と折り不良検知マーク位置決定モジュール135は、折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、その用紙を折丁した場合に、その穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する。穿孔位置決定モジュール125と折り不良検知マーク位置決定モジュール135は、折丁における折り回数、決定すべき位置の面が谷折り面又は山折り面のいずれかであることを示す情報に基づいて、穿孔位置と対応位置を決定するようにしてもよい。
また、この印は、用紙を折丁したときに一番内側にくる部分の外向きの面に設置するとよい。つまり、表面及び裏面から数えて、重なり合う紙の枚数が一番多くなる面であって、表面側から数えた場合はその表面側であって、裏面側から数えた場合はその裏面側である。
そして、穿孔位置は、折丁した後に印を隠すように重なる部分であって、この印が外から見えるように穴を空けるためのものである。
穿孔位置と対応位置は、裁断領域内であればよいが、折り不良が発生する可能性が高い位置である本身領域の四隅のうちのいずれか1つ以上の近傍の領域であればよい。言い換えると、谷折り線、山折り線が用紙の端と交わる位置の近傍の領域、又は、谷折り線、山折り線同士が交差(具体的には、谷折り線と谷折り線の交差、山折り線と山折り線の交差、谷折り線と山折り線の交差)する位置の近傍の領域であればよい。なお、ここで、近傍とは、指定された位置(例えば、本身領域の四隅のうちのいずれか1つ等)から予め定められた距離内にあることをいう。
折り不良検知マークが印刷される位置(対応位置)は、穴に対応する位置であって、その穴は用紙の裁断領域内にあるのであるから、折り不良検知マークが印刷される位置も用紙の裁断領域内にあるのは明らかである。もちろんのことながら、裁断領域は各面において、折丁した場合に重なり合うこととなる。ただし、折り不良検知マークが印刷される面と穿孔される位置がある面とは異なる。
折り不良検知マーク印刷モジュール140は、折り不良検知マーク位置決定モジュール135と接続されている。折り不良検知マーク印刷モジュール140は、用紙に対して、折り不良検知マーク位置決定モジュール135によって決定された対応位置に折り不良検知マークを出力する。また、折り不良検知マーク印刷モジュール140は、印刷装置を制御して、印刷処理を行わせるようにしてもよい。例えば、予め定められた色で塗り潰された印を出力する。予め定められた色として、用紙の色と区別がつきやすい色であればよい。例えば、用紙の色が白である場合に、予め定められた色として赤等がある。そして、折り不良検知マークの大きさは、穿孔された穴以上の面積であればよい。
用紙折りモジュール155は、折り不良検知モジュール160と接続されている。用紙折りモジュール155は、折り不良検知マーク印刷装置120によって、穿孔処理と折り不良検知マークの出力処理が施された用紙を折丁する。また、用紙折りモジュール155は、折丁作成情報に基づいて折丁してもよい。また、用紙折りモジュール155は、折丁装置を制御して、折丁処理を行わせるようにしてもよい。
以下の説明は、8面付けの用紙300を3回折る場合において、3回目の折りを折り不良検知モジュール160で良否判断をするときの判断方法と良否判断基準を表す。1回目、2回目の折りに関する良否判断については省略しているが、同等の処理である。
図3(a)の例に示すように、用紙300は、谷折り線310のように谷折り線又は山折り線が4本あり、それによって本身領域320のように8面あり、断裁領域330(斜線部分)がある。そして、穿孔モジュール130によって空けられた穿孔340〜350の6個の穴があり、折り不良検知マーク印刷モジュール140によって折り不良検知マーク360、362が2個印刷されている。それらは、断裁領域330内にあって、谷折り線又は山折り線の両端の近傍にある。
図4(c)に示す例は、図4(b)の例に示す用紙300を山折り線420で山折りした状態(折丁の最終状態)を示している。ここで、折り不良検知マーク360が穿孔350、342、344を通して見えており、裏側では、折り不良検知マーク362が穿孔348、340、346を通して見えている。つまり、折り不良検知マーク360、362は、用紙300の一番内側に印刷されているので、折り不良検知マーク360、362の両方が見えている(検出できている)ということ、この折り不良検知マーク360、362の位置では、中折れが発生していないこととなる。
図5(a)の例は、中折れが発生していない場合を示している。穿孔箇所(穿孔344等)から折り不良検知マーク360全体を検出している。この場合は、良品(中折れが発生していない)と判断する。
図5(b)の例は、断裁領域330のみで中折れが発生している場合を示している。穿孔箇所(穿孔344等)から折り不良検知マーク360の一部を検出している。この場合は、良品と判断する。断裁領域330のみで発生している中折れは、最終的には裁断されてしまい、実際の出力物に影響を与えないため、良品と判断する。
図5(c)の例は、本身領域320で中折れが発生している場合を示している。穿孔箇所(穿孔344等)から折り不良検知マーク360を検出できない状態である。この場合は、不良品(中折れが発生している)と判断する。
ステップS702では、面付けを行う。
ステップS704では、裁ち落とし領域を把握する。つまり、面付け処理の結果、不要となる裁ち落とし領域に関する情報(例えば、裁ち落とし領域の位置を表す座標情報)を取得する。
ステップS706では、本身領域の4隅に接する裁ち落とし領域の近傍を折り不良検知マーク印字位置候補に設定する。
ステップS708では、折丁作成情報を決定する。
ステップS712では、各面に印刷データを印刷する。
ステップS714では、マーク指定点に折り不良検知マークを印刷する。
ステップS716では、穿孔指定点の表裏の一方を穿孔する。
ステップS718では、折り検品プロセスを実行する。詳細な処理については、図9の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS802では、残折り回数をカウントする。
ステップS804では、残折り回数が1以上であるか否かを判断し、1以上である場合はステップS806へ進み、それ以外の場合(残折り回数が0)はステップS712へ進む。
ステップS806では、全回数−(残折り回数−1)回目の折り線の両端と接するマーク候補を選択点とする。
ステップS808では、折り多重度が計算済みではない選択点があるか否かを判断し、ある場合はステップS810へ進み、それ以外の場合はステップS820へ進む。折り多重度については、後述する。
ステップS812では、折り多重度を計算し、折り多重度が2以上の場合はステップS814へ進み、折り多重度が1の場合はステップS816へ進み、折り多重度が0の場合はステップS818へ進む。
ステップS814では、選択点を穿孔指定点とする。多重度は奇数部分だけわかっていればよい。
ステップS816では、選択点を折り不良検知マーク印字指定点とする。
ステップS818では、現在の選択点を多重度計算済みとし、ステップS808へ戻る。
ステップS820では、残折り回数を1減らし、ステップS804へ戻る。
ステップS902では、残折り回数が1以上であるか否かを判断し、1以上である場合はステップS904へ進み、それ以外の場合はステップS916へ進む。
ステップS904では、紙折りを実施する。
ステップS906では、検品位置を確認する。
ステップS910では、良品であるか否かを判断し、良品である場合はステップS912へ進み、それ以外の場合はステップS914へ進む。
ステップS912では、残折り回数を1減らし、ステップS902へ戻る。
ステップS914では、折り不良発生とする。
ステップS916では、折り不良発生なしとする。
面付けモジュール105は、版下を受け付け、ステップS702(面付け処理)にて、用紙に左綴じ天袋で8面付けし、裁ち落とし領域を決定する。
ここで決定した裁ち落とし領域を、断裁領域検出モジュール110がステップS704(裁ち落とし領域把握)にて取得する。
ステップS706(本身領域の4隅に接する裁ち落とし領域近傍を折り不良検知マーク印字位置候補に設定)では、折り手順決定モジュール115が、本身領域の4隅と裁ち落とし領域が接する点から裁ち落とし領域に向かって5mm四方を折り不良検知マーク印字位置候補に設定する。なお、四方領域は5mmでなくてもよい。
続いて、折り手順決定モジュール115が、ステップS708(折丁作成情報決定)にて、左綴じ天袋・8面付け及びA3ノビ用紙という情報から折丁作成情報を「A3ノビ、回し折り、3回」に決定する。
ステップS804で、残折り数が1以上である場合は、折り線(谷折り線又は山折り線)の両端と接する折り不良検知マーク印字位置候補を選択点とする(ステップS806)。
最初の処理では、折り多重度は計算されていないので、ステップS808からステップS810へ進み、選択点を1つ指定する。なお、ここでの指定は、予め定められた規則(例えば、選択点にシーケンシャルな番号を付しており、その順番で指定する等)に基づいて指定してもよいし、ランダムに指定してもよい。
ステップS814(選択点を穿孔指定点とする)にて、選択点の折り多重度が2以上の点を穿孔指定点とする。
ステップS816(選択点を折り不良検知マーク印字指定点とする)にて、選択点の折り多重度が1の点を不良検知マーク印刷指定点とする。
そして、ステップS820にて、残折り回数を1回減らす。
ステップS714(マーク指定点にマークを印刷)にて、折り不良検知マーク印刷モジュール140が、ステップS816で設定した折り不良検知マーク印刷指定点に折り不良検知マークを印刷する。
なお、ステップS714は、ステップS712と同時に行ってもよいし、ステップS712より先に行ってもよい。
ステップS716(穿孔指定点の表裏の一方を穿孔)にて、穿孔モジュール130が、折り多重度が奇数(又は偶数)の穿孔指定点を穿孔する。穿孔装置において、穿孔指定点の認識のためには穿孔位置をデータで渡してもよいし、ステップS714にて穿孔用のマークを印刷し、穿孔装置がそのマークを走査して、穿孔位置を認識してもよい。
なお、ステップS716は、ステップS712又はステップS714より先に行ってもよい。
ステップS904にて、用紙折りモジュール155が、回し折りを1回実施する。
ステップS906にて、検品位置(折丁した状態での折り不良検知マークの位置又は穿孔位置)の画像を取得する。例えば、スキャナ等によって、その部分の画像を読み取る。
ステップS908にて、折り不良検知モジュール160を用いた検品を実施する。折り不良検知モジュール160の良否判断は、図5を用いて説明した“折り不良検知モジュール160における良否判断基準”にしたがう。
ステップS908での検品結果が良品であれば、残折り回数を1回減らす(ステップS912)。また、検品の結果が不良(ステップS914)であれば、ステップS902以下の処理を繰り返さずに、図9の例に示すフローチャートによる処理を終了する。
ステップS916では、折丁を作る工程において、用紙には折り不良が発生していないと判断する。
前述の説明では、穿孔位置決定モジュール125は、面付けモジュール105が面付け処理を実施した後に処理を行うようにしているが、事前に面付け設定が決定している場合には、穿孔位置決定モジュール125及び、穿孔モジュール130を面付けモジュール105より前に配置し、事前に面付け設定に合わせて穿孔し終えた紙を利用してもよい。同様に、折り不良検知マーク位置決定モジュールも、面付けモジュール105より前に配置し、事前に面付け設定に合わせて折り不良検知マークを印刷済みの紙を利用してもよい。
しかし、全ての用紙が内側に折れ込む中折れが発生する可能性がある。この場合、用紙の一番外側に折り不良検知マークを配置する手法をとってもよい。そのため、用紙の端と接していない選択点は、用紙の一番外側を折り不良検知マーク印刷指定点とし、用紙の外側にない点は穿孔点及び折り不良検知マーク印刷指定点には選択せずに、多重度計算済みとする処理にしてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
105…面付けモジュール
110…断裁領域検出モジュール
115…折り手順決定モジュール
120…折り不良検知マーク印刷装置
125…穿孔位置決定モジュール
130…穿孔モジュール
135…折り不良検知マーク位置決定モジュール
140…折り不良検知マーク印刷モジュール
150…折り不良検知装置
155…用紙折りモジュール
160…折り不良検知モジュール
Claims (11)
- 折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、該用紙を折丁した場合に、該穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する決定手段と、
前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された穿孔位置を穿孔する穿孔手段と、
前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された対応位置に印を出力する出力手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。 - 前記決定手段は、折丁における折り回数、決定すべき位置の面が谷折り面又は山折り面のいずれかであることを示す情報に基づいて、前記穿孔位置と前記対応位置を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記穿孔手段は、円を穿孔する穴の形状とし、
前記出力手段は、予め定められた色で塗り潰された印を出力する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置によって、穿孔処理と印の出力処理が施された用紙を折丁する折丁手段と、
前記折丁手段によって折丁された用紙の穿孔された穴から前記印を検出する検出手段と、
前記検出手段によって印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断する判断手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。 - 前記検出手段は、前記折丁手段による折りが行われる毎に検出処理を行う
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記判断手段は、前記検出手段によって前記穴から前記印の一部も検出できなかった場合は、折り不良が発生したと判断する
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。 - 前記判断手段は、前記検出手段によって前記穴から前記印の一部でも検出した場合は、折り不良が発生していないと判断する
ことを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、該用紙を折丁した場合に、該穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する決定手段と、
前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された穿孔位置を穿孔する穿孔手段と、
前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された対応位置に印を出力する出力手段と、
前記穿孔手段による穿孔処理と前記出力手段による印の出力処理が施された用紙を折丁する折丁手段と、
前記折丁手段によって折丁された用紙の穿孔された穴から前記印を検出する検出手段と、
前記検出手段によって印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断する判断手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。 - コンピュータを、
折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、該用紙を折丁した場合に、該穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する決定手段と、
前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された穿孔位置を穿孔する穿孔手段と、
前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された対応位置に印を出力する出力手段
として機能させるための画像処理プログラム。 - コンピュータを、
請求項9記載の画像処理プログラムが機能しているコンピュータによって、穿孔処理と印の出力処理が施された用紙を折丁する折丁手段と、
前記折丁手段によって折丁された用紙の穿孔された穴から前記印を検出する検出手段と、
前記検出手段によって印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断する判断手段
として機能させるための画像処理プログラム。 - コンピュータを、
折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、該用紙を折丁した場合に、該穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する決定手段と、
前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された穿孔位置を穿孔する穿孔手段と、
前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された対応位置に印を出力する出力手段と、
前記穿孔手段による穿孔処理と前記出力手段による印の出力処理が施された用紙を折丁する折丁手段と、
前記折丁手段によって折丁された用紙の穿孔された穴から前記印を検出する検出手段と、
前記検出手段によって印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断する判断手段
として機能させるための画像処理プログラム。
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