JP5915487B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、折り丁の寸法に関するバラツキに起因して発生する折り不良を確実に検出でき、しかも、折り丁に発生する各種の折り不良を1つの検査ステージにおいて検査することができる折り精度検査装置を提供することを目的とし、折り丁の折り線を横切るようにフォーマ検査マーク及びバックル検査マークを印刷しておき、チョッパ折り部まで運ばれて停止した折り丁に関して両マークの位置、長さ及び面積を対象として、CCDカメラを用いて平面的に測定し、両マークの正規位置からの位置ズレ、正規長さからの長さズレ及び正規面積からの差異に基づいて、フォーマ折り不良及びバックル折り不良が検査でき、また、チョッパ折り前の折り丁の位置ズレ、曲がり等が検査できることが開示されている。
特許文献2には、印刷された印刷用紙の折り位置を管理する折り位置管理用マークを提供することを課題とし、印刷された印刷用紙を折り合わすときに用いられる折り位置管理用マークであって、前記印刷用紙の所定の折り位置上に所定幅で画像印刷された第1の画像領域と、前記第1の画像領域の両側にそれぞれ第2及び第3の画像領域を有し、前記第1、第2及び第3の画像領域は、それぞれ異なった絵柄もしくは色で構成された画像を有することが開示されている。
特許文献3には、シート材基準ではなく、画像基準での整合、折り、裁断が可能な画像形成装置及びシート折り装置、裁断装置を提供することを課題とし、シート材上の余白部分に画像と同時に2つの画像基準マークを印字する画像形成部、前記画像基準マークを検知する検知手段、前記検知手段により得られた情報によりシート折り又は裁断処理の基準を形成する基準形成手段を有することが開示されている。
特開平07−277593号公報 特開2001−278537号公報 特開2005−170646号公報
本発明は、本画像処理装置によって生成された用紙を折丁した場合にあって、重ねた紙のうち、内側の紙による折り不良が検出できなくなるということを防止するようにした画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、該用紙を折丁した場合に、該穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する決定手段と、前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された穿孔位置を穿孔する穿孔手段と、前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された対応位置に印を出力する出力手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
請求項2の発明は、前記決定手段は、折丁における折り回数、決定すべき位置の面が谷折り面又は山折り面のいずれかであることを示す情報に基づいて、前記穿孔位置と前記対応位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3の発明は、前記穿孔手段は、円を穿孔する穴の形状とし、前記出力手段は、予め定められた色で塗り潰された印を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置である。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置によって、穿孔処理と印の出力処理が施された用紙を折丁する折丁手段と、前記折丁手段によって折丁された用紙の穿孔された穴から前記印を検出する検出手段と、前記検出手段によって印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断する判断手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
請求項5の発明は、前記検出手段は、前記折丁手段による折りが行われる毎に検出処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置である。
請求項6の発明は、前記判断手段は、前記検出手段によって前記穴から前記印の一部も検出できなかった場合は、折り不良が発生したと判断することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置である。
請求項7の発明は、前記判断手段は、前記検出手段によって前記穴から前記印の一部でも検出した場合は、折り不良が発生していないと判断することを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
請求項8の発明は、折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、該用紙を折丁した場合に、該穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する決定手段と、前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された穿孔位置を穿孔する穿孔手段と、前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された対応位置に印を出力する出力手段と、前記穿孔手段による穿孔処理と前記出力手段による印の出力処理が施された用紙を折丁する折丁手段と、前記折丁手段によって折丁された用紙の穿孔された穴から前記印を検出する検出手段と、前記検出手段によって印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断する判断手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
請求項9の発明は、コンピュータを、折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、該用紙を折丁した場合に、該穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する決定手段と、前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された穿孔位置を穿孔する穿孔手段と、前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された対応位置に印を出力する出力手段として機能させるための画像処理プログラムである。
請求項10の発明は、コンピュータを、請求項9記載の画像処理プログラムが機能しているコンピュータによって、穿孔処理と印の出力処理が施された用紙を折丁する折丁手段と、前記折丁手段によって折丁された用紙の穿孔された穴から前記印を検出する検出手段と、前記検出手段によって印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断する判断手段として機能させるための画像処理プログラムである。
請求項11の発明は、コンピュータを、折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、該用紙を折丁した場合に、該穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する決定手段と、前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された穿孔位置を穿孔する穿孔手段と、前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された対応位置に印を出力する出力手段と、前記穿孔手段による穿孔処理と前記出力手段による印の出力処理が施された用紙を折丁する折丁手段と、前記折丁手段によって折丁された用紙の穿孔された穴から前記印を検出する検出手段と、前記検出手段によって印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断する判断手段として機能させるための画像処理プログラムである。
請求項1の画像処理装置によれば、本画像処理装置によって生成された用紙を折丁した場合にあって、重ねた紙のうち、内側の紙による折り不良が検出できなくなるということを防止することができる。
請求項2の画像処理装置によれば、折丁における折り回数、決定すべき位置の面が谷折り面又は山折り面のいずれかであることを示す情報に基づいて、穿孔位置と対応位置を決定することができる。
請求項3の画像処理装置によれば、円を穿孔する穴の形状とし、予め定められた色で塗り潰された印を出力することができる。
請求項4の画像処理装置によれば、用紙を折丁した場合にあって、穴から印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断することができる。
請求項5の画像処理装置によれば、折りが行われる毎に検出処理を行うことができる。
請求項6の画像処理装置によれば、穴から印の一部も検出できなかった場合は、折り不良が発生したと判断することができる。
請求項7の画像処理装置によれば、穴から印の一部でも検出した場合は、折り不良が発生していないと判断することができる。
請求項8の画像処理装置によれば、用紙を折丁した場合にあって、重ねた紙のうち、内側の紙による折り不良が検出できなくなるということを防止することができる。
請求項9の画像処理プログラムによれば、本画像処理プログラムが機能するコンピュータによって生成された用紙を折丁した場合にあって、重ねた紙のうち、内側の紙による折り不良が検出できなくなるということを防止することができる。
請求項10の画像処理プログラムによれば、用紙を折丁した場合にあって、穴から印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断することができる。
請求項11の画像処理プログラムによれば、用紙を折丁した場合にあって、重ねた紙のうち、内側の紙による折り不良が検出できなくなるということを防止することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 折り不良を検出する例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
まず、本実施の形態を説明する前に、その前提となる技術について説明する。なお、この説明は、本実施の形態の理解を容易にすることを目的とするものである。
折丁の工程を対象とする。なお、折丁とは、製本するため、印刷された用紙をページ順になるように折る処理、又はその処理が行われた状態をいう。
この折丁の工程において、以下のことが発生し得る。
(1)折り位置が用紙の規定の位置からずれることにより発生する紙ズレという現象。
(2)折り実施時に折るための力が均一にかからなかったことなどにより、内側の用紙の端が正しく折られず内側に折れ込んでしまう現象であって、中折れといわれる。
一般にこれらの現象は製本時、乱丁の原因となるため、製本工程前に検出することが望ましい。
前述の(1)が発生した場合、紙ズレという現象は用紙の表面に表れるため、その検出は容易である。
しかし、(2)が発生した場合、中折れという現象は用紙の表面に表れず、折った用紙の内側に発生していることが多く、検出することは困難である。
従来の技術によれば、例えば、折丁の工程における不良を検出するために以下のアプローチがある。
(a)図2の例を用いて説明する。折丁工程より前に、山折り線210を垂直にまたぐ形で、山折り線210を基準とした線対称のマーク220を用紙200に印刷しておく。そして、折丁工程実施後にマーク220の位置や長さを測ることで、規定の折り位置からずれていることを検出する。つまり、正しい位置で折れていれば、おもて裏が対称になることを利用している。
本アプローチにおいて、(1)の現象は検知することができるが、(2)の現象は表面に表れないため、検知することはできない。
(b)また、折り線上に3種の模様で構成されるマーク(折り線上の模様、その左側の模様、同右側の模様)を印刷しておき、折った位置が正しいか、もしくはズレの方向などを確認できるようにする。
本アプローチにおいても、(1)の現象は検知することができるが、(2)の現象は表面に表れないため、検知することはできない。
つまり、重ねた紙の端が全て内側に折れる折り不良の場合には、外側の用紙に異常が発生しているために、検出することができる。しかし、重ねた紙のうち、外側の紙が正しく折れていれば、内側の紙が折り不良を起こしていても検出することができないこととなる。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である画像処理装置は、用紙の折丁に関する処理を行う装置であって、図1の例に示すように、面付け装置100、折り不良検知マーク印刷装置120、折り不良検知装置150を有している。なお、面付け装置100、折り不良検知マーク印刷装置120、折り不良検知装置150は、それぞれ本実施の形態である画像処理装置として捉えてもよい。また、それぞれ独立した筐体に収められている画像処理装置であってもよいし、1つの筐体に複数の装置(例えば、折り不良検知マーク印刷装置120と折り不良検知装置150、面付け装置100と折り不良検知マーク印刷装置120と折り不良検知装置150)が収められている画像処理装置であってもよい。
面付け装置100は、折り不良検知マーク印刷装置120と接続されている。面付け装置100は、折丁のための面付け処理を行う装置である。ここで、面付け処理とは、1枚の用紙に複数のページの印刷データを出力し得るように配置する処理である。なお、出力には、印刷を含む。
折り不良検知マーク印刷装置120は、面付け装置100、折り不良検知装置150と接続されている。折り不良検知マーク印刷装置120は、中折れ等の折り不良を検出するための印(以下、折り不良検知マークともいう)を用紙に出力し、その用紙に穴を空けるための穿孔を行う装置である。
折り不良検知装置150は、折り不良検知マーク印刷装置120と接続されている。折り不良検知装置150は、折丁処理を行い、その折丁処理による不良が発生していないかを検知する装置である。
面付け装置100は、面付けモジュール105、断裁領域検出モジュール110、折り手順決定モジュール115を有している。
面付けモジュール105は、断裁領域検出モジュール110と接続されている。面付けモジュール105は、受け付けた版下を用紙に合わせて裁断領域(以下、裁ち落とし領域ともいう)を決定し、ページを配置する。
断裁領域検出モジュール110は、面付けモジュール105、折り手順決定モジュール115と接続されている。断裁領域検出モジュール110は、裁断領域情報から折り不良検知マーク印字位置候補を決定する。なお、ここで、折り不良検知マークとは、折り不良によって発生する障害物が無ければ穿孔された穴を通して検出でき、穿孔位置に折り不良によって発生する紙が重なってしまうと検出できなくなる印である。
折り手順決定モジュール115は、断裁領域検出モジュール110と接続されている。折り手順決定モジュール115は、折丁作成情報を決定する。なお、ここで、折丁作成情報とは、折丁作成に必要な情報である。具体的には、折丁における折り回数、決定すべき位置の面が谷折り面又は山折り面のいずれかであることを示す情報を少なくとも含み、折り位置、手順、向き等の情報を含めてもよい。
折り不良検知マーク印刷装置120は、穿孔位置決定モジュール125、穿孔モジュール130、折り不良検知マーク位置決定モジュール135、折り不良検知マーク印刷モジュール140を有している。
穿孔位置決定モジュール125は、穿孔モジュール130と接続されている。穿孔位置決定モジュール125は、折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置を決定する。その際に、穿孔位置決定モジュール125は、裁断領域と折丁作成情報から穿孔位置を決定するようにしてもよい。
折り不良検知マーク位置決定モジュール135は、折り不良検知マーク印刷モジュール140と接続されている。折り不良検知マーク位置決定モジュール135は、折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で、その用紙を折丁した場合に、その穿孔位置に対応する位置である対応位置(以下、折り不良検知マーク印刷位置ともいう)を決定する。その際に、折り不良検知マーク位置決定モジュール135は、裁断領域と折丁作成情報から対応位置を決定するようにしてもよい。
穿孔位置決定モジュール125と折り不良検知マーク位置決定モジュール135は、折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、その用紙を折丁した場合に、その穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する。穿孔位置決定モジュール125と折り不良検知マーク位置決定モジュール135は、折丁における折り回数、決定すべき位置の面が谷折り面又は山折り面のいずれかであることを示す情報に基づいて、穿孔位置と対応位置を決定するようにしてもよい。
また、この印は、用紙を折丁したときに一番内側にくる部分の外向きの面に設置するとよい。つまり、表面及び裏面から数えて、重なり合う紙の枚数が一番多くなる面であって、表面側から数えた場合はその表面側であって、裏面側から数えた場合はその裏面側である。
そして、穿孔位置は、折丁した後に印を隠すように重なる部分であって、この印が外から見えるように穴を空けるためのものである。
なお、決定する穿孔位置、対応位置は、折丁された用紙の状態ではなく、広げた状態である用紙における位置である。ただし、折丁された用紙の状態において、対応する穿孔位置と対応位置は重なり合う位置となる。つまり、穿孔された穴から折り不良検知マークを検知できる状態(見える状態)になるように、穿孔位置と対応位置を決定する。
穿孔位置と対応位置は、裁断領域内であればよいが、折り不良が発生する可能性が高い位置である本身領域の四隅のうちのいずれか1つ以上の近傍の領域であればよい。言い換えると、谷折り線、山折り線が用紙の端と交わる位置の近傍の領域、又は、谷折り線、山折り線同士が交差(具体的には、谷折り線と谷折り線の交差、山折り線と山折り線の交差、谷折り線と山折り線の交差)する位置の近傍の領域であればよい。なお、ここで、近傍とは、指定された位置(例えば、本身領域の四隅のうちのいずれか1つ等)から予め定められた距離内にあることをいう。
折り不良検知マークが印刷される位置(対応位置)は、穴に対応する位置であって、その穴は用紙の裁断領域内にあるのであるから、折り不良検知マークが印刷される位置も用紙の裁断領域内にあるのは明らかである。もちろんのことながら、裁断領域は各面において、折丁した場合に重なり合うこととなる。ただし、折り不良検知マークが印刷される面と穿孔される位置がある面とは異なる。
穿孔モジュール130は、穿孔位置決定モジュール125と接続されている。穿孔モジュール130は、用紙に対して、穿孔位置決定モジュール125によって決定された穿孔位置に穿孔して、穴を生成する。また、穿孔モジュール130は、穿孔装置を制御して、穿孔処理を行わせるようにしてもよい。例えば、穿孔する穴の形状は円である。
折り不良検知マーク印刷モジュール140は、折り不良検知マーク位置決定モジュール135と接続されている。折り不良検知マーク印刷モジュール140は、用紙に対して、折り不良検知マーク位置決定モジュール135によって決定された対応位置に折り不良検知マークを出力する。また、折り不良検知マーク印刷モジュール140は、印刷装置を制御して、印刷処理を行わせるようにしてもよい。例えば、予め定められた色で塗り潰された印を出力する。予め定められた色として、用紙の色と区別がつきやすい色であればよい。例えば、用紙の色が白である場合に、予め定められた色として赤等がある。そして、折り不良検知マークの大きさは、穿孔された穴以上の面積であればよい。
折り不良検知装置150は、用紙折りモジュール155、折り不良検知モジュール160を有している。
用紙折りモジュール155は、折り不良検知モジュール160と接続されている。用紙折りモジュール155は、折り不良検知マーク印刷装置120によって、穿孔処理と折り不良検知マークの出力処理が施された用紙を折丁する。また、用紙折りモジュール155は、折丁作成情報に基づいて折丁してもよい。また、用紙折りモジュール155は、折丁装置を制御して、折丁処理を行わせるようにしてもよい。
折り不良検知モジュール160は、用紙折りモジュール155と接続されている。折り不良検知モジュール160は、用紙折りモジュール155によって折丁された用紙の穿孔された穴から折り不良検知マークを検出する。そして、折り不良検知マークが検出された場合は、折り不良が発生していないと判断する。また、折り不良検知モジュール160は、用紙折りモジュール155による折りが行われる毎に検出処理を行うようにしてもよい。また、折り不良検知モジュール160は、穴から折り不良検知マークの一部も検出できなかった場合は、折り不良が発生したと判断するようにしてもよい。さらに、折り不良検知モジュール160は、穴から折り不良検知マークの一部でも検出した場合は、折り不良が発生していないと判断するようにしてもよい。
なお、折り不良検知モジュール160による処理の後は、製本処理を行う。乱丁の発生を防止し、無断な製本コストの発生を抑えるために、折り不良検知モジュール160は製本の前工程で不良を検出する。製本処理として、断裁領域の裁断を行い、糸・針金・接着剤などで綴じて表紙をつけ、小冊子・書籍などに形づくることを行う。
図3は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。特に、折り不良検知モジュール160における良否判断基準について示す。
以下の説明は、8面付けの用紙300を3回折る場合において、3回目の折りを折り不良検知モジュール160で良否判断をするときの判断方法と良否判断基準を表す。1回目、2回目の折りに関する良否判断については省略しているが、同等の処理である。
図3(a)の例に示すように、用紙300は、谷折り線310のように谷折り線又は山折り線が4本あり、それによって本身領域320のように8面あり、断裁領域330(斜線部分)がある。そして、穿孔モジュール130によって空けられた穿孔340〜350の6個の穴があり、折り不良検知マーク印刷モジュール140によって折り不良検知マーク360、362が2個印刷されている。それらは、断裁領域330内にあって、谷折り線又は山折り線の両端の近傍にある。
次に、用紙300を谷折り線310で1回折った後の状態を図3(b)の例に示す。図3(b)の例が示している面は、図3(a)の用紙300の左側の裏面であって、内側に印刷された折り不良検知マーク360、362が、それぞれ穿孔350、348を通して見えていることを示している。なお、穿孔344と穿孔342、穿孔346と穿孔340は重なり合うので、2つの穴が空いている状態である。
図4は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。図4(a)の例に示す状態は、図3(b)の例に示す状態と同じである。図4(b)に示す例は、図4(a)の例に示す用紙300を谷折り線410で谷折りした状態を示している。つまり、折り不良検知マーク360は穿孔350、342、344を通して見えており、折り不良検知マーク362は穿孔348、340、346を通して見えていることを示している。
図4(c)に示す例は、図4(b)の例に示す用紙300を山折り線420で山折りした状態(折丁の最終状態)を示している。ここで、折り不良検知マーク360が穿孔350、342、344を通して見えており、裏側では、折り不良検知マーク362が穿孔348、340、346を通して見えている。つまり、折り不良検知マーク360、362は、用紙300の一番内側に印刷されているので、折り不良検知マーク360、362の両方が見えている(検出できている)ということ、この折り不良検知マーク360、362の位置では、中折れが発生していないこととなる。
図5は、図4(c)の例に示した状態での、折り不良検知モジュール160による判断処理例を示す説明図である。
図5(a)の例は、中折れが発生していない場合を示している。穿孔箇所(穿孔344等)から折り不良検知マーク360全体を検出している。この場合は、良品(中折れが発生していない)と判断する。
図5(b)の例は、断裁領域330のみで中折れが発生している場合を示している。穿孔箇所(穿孔344等)から折り不良検知マーク360の一部を検出している。この場合は、良品と判断する。断裁領域330のみで発生している中折れは、最終的には裁断されてしまい、実際の出力物に影響を与えないため、良品と判断する。
図5(c)の例は、本身領域320で中折れが発生している場合を示している。穿孔箇所(穿孔344等)から折り不良検知マーク360を検出できない状態である。この場合は、不良品(中折れが発生している)と判断する。
前述の例は、縦の谷折り線又は山折り線の両端に穿孔640、折り不良検知マーク660等を配置した例を示したが、図6の例に示す用紙600のように、さらに、横の谷折り線又は山折り線の両端に折り不良検知マーク664、666、穿孔652、654を配置してもよい。そして、谷折り線又は山折り線が交差している近傍である領域672、674、676に穿孔640、折り不良検知マーク660等を配置してもよい。
図7は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS702では、面付けを行う。
ステップS704では、裁ち落とし領域を把握する。つまり、面付け処理の結果、不要となる裁ち落とし領域に関する情報(例えば、裁ち落とし領域の位置を表す座標情報)を取得する。
ステップS706では、本身領域の4隅に接する裁ち落とし領域の近傍を折り不良検知マーク印字位置候補に設定する。
ステップS708では、折丁作成情報を決定する。
ステップS710では、マーク・穿孔位置決定プロセスを実行する。詳細な処理については、図8の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS712では、各面に印刷データを印刷する。
ステップS714では、マーク指定点に折り不良検知マークを印刷する。
ステップS716では、穿孔指定点の表裏の一方を穿孔する。
ステップS718では、折り検品プロセスを実行する。詳細な処理については、図9の例に示すフローチャートを用いて後述する。
図8は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS802では、残折り回数をカウントする。
ステップS804では、残折り回数が1以上であるか否かを判断し、1以上である場合はステップS806へ進み、それ以外の場合(残折り回数が0)はステップS712へ進む。
ステップS806では、全回数−(残折り回数−1)回目の折り線の両端と接するマーク候補を選択点とする。
ステップS808では、折り多重度が計算済みではない選択点があるか否かを判断し、ある場合はステップS810へ進み、それ以外の場合はステップS820へ進む。折り多重度については、後述する。
ステップS810では、折り多重度が計算されていない選択点を1つ指定する。
ステップS812では、折り多重度を計算し、折り多重度が2以上の場合はステップS814へ進み、折り多重度が1の場合はステップS816へ進み、折り多重度が0の場合はステップS818へ進む。
ステップS814では、選択点を穿孔指定点とする。多重度は奇数部分だけわかっていればよい。
ステップS816では、選択点を折り不良検知マーク印字指定点とする。
ステップS818では、現在の選択点を多重度計算済みとし、ステップS808へ戻る。
ステップS820では、残折り回数を1減らし、ステップS804へ戻る。
図9は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS902では、残折り回数が1以上であるか否かを判断し、1以上である場合はステップS904へ進み、それ以外の場合はステップS916へ進む。
ステップS904では、紙折りを実施する。
ステップS906では、検品位置を確認する。
ステップS908では、検品を実施する。
ステップS910では、良品であるか否かを判断し、良品である場合はステップS912へ進み、それ以外の場合はステップS914へ進む。
ステップS912では、残折り回数を1減らし、ステップS902へ戻る。
ステップS914では、折り不良発生とする。
ステップS916では、折り不良発生なしとする。
以下に、図7〜9の例に示すフローチャートによる処理について具体例を用いて説明する。A3ノビ用紙(以下、用紙という)にA6サイズのコンテンツ(以下、版下という)を左綴じ天袋で8面付けし、印刷後折丁を作成し、断裁する工程について説明する。折り工程では一般的な回し折りを使用する。
面付けモジュール105は、版下を受け付け、ステップS702(面付け処理)にて、用紙に左綴じ天袋で8面付けし、裁ち落とし領域を決定する。
ここで決定した裁ち落とし領域を、断裁領域検出モジュール110がステップS704(裁ち落とし領域把握)にて取得する。
ステップS706(本身領域の4隅に接する裁ち落とし領域近傍を折り不良検知マーク印字位置候補に設定)では、折り手順決定モジュール115が、本身領域の4隅と裁ち落とし領域が接する点から裁ち落とし領域に向かって5mm四方を折り不良検知マーク印字位置候補に設定する。なお、四方領域は5mmでなくてもよい。
続いて、折り手順決定モジュール115が、ステップS708(折丁作成情報決定)にて、左綴じ天袋・8面付け及びA3ノビ用紙という情報から折丁作成情報を「A3ノビ、回し折り、3回」に決定する。
ステップS710(マーク・穿孔位置決定プロセス)では、折丁作成情報の折り回数3回という情報(図8のステップS802にて、残折り数を確認)から、以下の処理(図8のステップS804〜S820の処理参照)を3回繰り返す。
ステップS804で、残折り数が1以上である場合は、折り線(谷折り線又は山折り線)の両端と接する折り不良検知マーク印字位置候補を選択点とする(ステップS806)。
最初の処理では、折り多重度は計算されていないので、ステップS808からステップS810へ進み、選択点を1つ指定する。なお、ここでの指定は、予め定められた規則(例えば、選択点にシーケンシャルな番号を付しており、その順番で指定する等)に基づいて指定してもよいし、ランダムに指定してもよい。
ステップS812で、選択点の折り多重度を計算する。折り多重度とは、折丁作成後の谷折り面を0、その裏面を1とし、山折り面に向かう毎に1追加される値である。図3の例に示した用紙300を用いて説明すると、折り不良検知マーク360、362の裏面が折り多重度0であり、折り不良検知マーク360、362の面が折り多重度1であり、穿孔348、350の面が折り多重度2であり、穿孔348、350の裏面が折り多重度3であり、穿孔340、342の裏面が折り多重度4であり、穿孔340、342の面が折り多重度5であり、穿孔344、346の面が折り多重度6であり、穿孔344、346の裏面が折り多重度7である。そして、選択点の折り多重度が2以上であればステップS814へ、選択点の折り多重度が1であればステップS816へ、選択点の折り多重度が0であればステップS818へ進む。
ステップS814(選択点を穿孔指定点とする)にて、選択点の折り多重度が2以上の点を穿孔指定点とする。
ステップS816(選択点を折り不良検知マーク印字指定点とする)にて、選択点の折り多重度が1の点を不良検知マーク印刷指定点とする。
そして、ステップS820にて、残折り回数を1回減らす。
ステップS712(印刷)にて、折り不良検知マーク印刷装置120が、面付け済みの版下を用紙に印刷する。
ステップS714(マーク指定点にマークを印刷)にて、折り不良検知マーク印刷モジュール140が、ステップS816で設定した折り不良検知マーク印刷指定点に折り不良検知マークを印刷する。
なお、ステップS714は、ステップS712と同時に行ってもよいし、ステップS712より先に行ってもよい。
ステップS716(穿孔指定点の表裏の一方を穿孔)にて、穿孔モジュール130が、折り多重度が奇数(又は偶数)の穿孔指定点を穿孔する。穿孔装置において、穿孔指定点の認識のためには穿孔位置をデータで渡してもよいし、ステップS714にて穿孔用のマークを印刷し、穿孔装置がそのマークを走査して、穿孔位置を認識してもよい。
なお、ステップS716は、ステップS712又はステップS714より先に行ってもよい。
ステップS718(折り検品プロセス)では、折丁作成情報の折り回数3回という情報から、以下の処理(図9のステップS902〜S912の処理参照)を3回繰り返す。
ステップS904にて、用紙折りモジュール155が、回し折りを1回実施する。
ステップS906にて、検品位置(折丁した状態での折り不良検知マークの位置又は穿孔位置)の画像を取得する。例えば、スキャナ等によって、その部分の画像を読み取る。
ステップS908にて、折り不良検知モジュール160を用いた検品を実施する。折り不良検知モジュール160の良否判断は、図5を用いて説明した“折り不良検知モジュール160における良否判断基準”にしたがう。
ステップS908での検品結果が良品であれば、残折り回数を1回減らす(ステップS912)。また、検品の結果が不良(ステップS914)であれば、ステップS902以下の処理を繰り返さずに、図9の例に示すフローチャートによる処理を終了する。
ステップS916では、折丁を作る工程において、用紙には折り不良が発生していないと判断する。
次に、変形例について説明する。
前述の説明では、穿孔位置決定モジュール125は、面付けモジュール105が面付け処理を実施した後に処理を行うようにしているが、事前に面付け設定が決定している場合には、穿孔位置決定モジュール125及び、穿孔モジュール130を面付けモジュール105より前に配置し、事前に面付け設定に合わせて穿孔し終えた紙を利用してもよい。同様に、折り不良検知マーク位置決定モジュールも、面付けモジュール105より前に配置し、事前に面付け設定に合わせて折り不良検知マークを印刷済みの紙を利用してもよい。
ステップS710(マーク・穿孔位置決定プロセス)において、用紙の端と接していない選択点は、必ず折り線と接しており、用紙の端が存在しないため、中折れという不良は発生しない。
しかし、全ての用紙が内側に折れ込む中折れが発生する可能性がある。この場合、用紙の一番外側に折り不良検知マークを配置する手法をとってもよい。そのため、用紙の端と接していない選択点は、用紙の一番外側を折り不良検知マーク印刷指定点とし、用紙の外側にない点は穿孔点及び折り不良検知マーク印刷指定点には選択せずに、多重度計算済みとする処理にしてもよい。
前述の説明では、折り多重度の定義として、最初の数を「0」としたが、他の数であってもよい。例えば、「1」とした場合は、図8の例に示すフローチャートのステップS812の処理において、折り多重度が3以上の点を穿孔指定点とし、折り多重度が2の点を折り不良検知マーク印刷指定点とし、折り多重度が1の場合はステップS818へ進むようにすればよい。
図10を参照して、本実施の形態の画像処理装置(面付け装置100、折り不良検知マーク印刷装置120、折り不良検知装置150)のハードウェア構成例について説明する。図10に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などによって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部1017と、プリンタなどのデータ出力部1018を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)1001は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、面付け装置100、面付けモジュール105、断裁領域検出モジュール110、折り手順決定モジュール115、折り不良検知マーク印刷装置120、穿孔位置決定モジュール125、穿孔モジュール130、折り不良検知マーク位置決定モジュール135、折り不良検知マーク印刷モジュール140、折り不良検知装置150、用紙折りモジュール155、折り不良検知モジュール160等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)1002は、CPU1001が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)1003は、CPU1001の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス1004により相互に接続されている。
ホストバス1004は、ブリッジ1005を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス1006に接続されている。
キーボード1008、マウス等のポインティングデバイス1009は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ1010は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)などがあり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。
HDD(Hard Disk Drive)1011は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1001によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、面付けに関する情報、折丁に関する情報、穿孔位置、マーク位置などが格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ1012は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1013に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース1007、外部バス1006、ブリッジ1005、及びホストバス1004を介して接続されているRAM1003に供給する。リムーバブル記録媒体1013も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート1014は、外部接続機器1015(穿孔装置、折丁装置等)を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート1014は、インタフェース1007、及び外部バス1006、ブリッジ1005、ホストバス1004等を介してCPU1001等に接続されている。通信部1016は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1017は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1018は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図10に示す画像処理装置のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図10に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図10に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…面付け装置
105…面付けモジュール
110…断裁領域検出モジュール
115…折り手順決定モジュール
120…折り不良検知マーク印刷装置
125…穿孔位置決定モジュール
130…穿孔モジュール
135…折り不良検知マーク位置決定モジュール
140…折り不良検知マーク印刷モジュール
150…折り不良検知装置
155…用紙折りモジュール
160…折り不良検知モジュール

Claims (11)

  1. 折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、該用紙を折丁した場合に、該穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する決定手段と、
    前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された穿孔位置を穿孔する穿孔手段と、
    前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された対応位置に印を出力する出力手段
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記決定手段は、折丁における折り回数、決定すべき位置の面が谷折り面又は山折り面のいずれかであることを示す情報に基づいて、前記穿孔位置と前記対応位置を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記穿孔手段は、円を穿孔する穴の形状とし、
    前記出力手段は、予め定められた色で塗り潰された印を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置によって、穿孔処理と印の出力処理が施された用紙を折丁する折丁手段と、
    前記折丁手段によって折丁された用紙の穿孔された穴から前記印を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断する判断手段
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記検出手段は、前記折丁手段による折りが行われる毎に検出処理を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記判断手段は、前記検出手段によって前記穴から前記印の一部も検出できなかった場合は、折り不良が発生したと判断する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記判断手段は、前記検出手段によって前記穴から前記印の一部でも検出した場合は、折り不良が発生していないと判断する
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、該用紙を折丁した場合に、該穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する決定手段と、
    前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された穿孔位置を穿孔する穿孔手段と、
    前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された対応位置に印を出力する出力手段と、
    前記穿孔手段による穿孔処理と前記出力手段による印の出力処理が施された用紙を折丁する折丁手段と、
    前記折丁手段によって折丁された用紙の穿孔された穴から前記印を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断する判断手段
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  9. コンピュータを、
    折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、該用紙を折丁した場合に、該穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する決定手段と、
    前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された穿孔位置を穿孔する穿孔手段と、
    前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された対応位置に印を出力する出力手段
    として機能させるための画像処理プログラム。
  10. コンピュータを、
    請求項9記載の画像処理プログラムが機能しているコンピュータによって、穿孔処理と印の出力処理が施された用紙を折丁する折丁手段と、
    前記折丁手段によって折丁された用紙の穿孔された穴から前記印を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断する判断手段
    として機能させるための画像処理プログラム。
  11. コンピュータを、
    折丁された用紙を裁断することによって切り落とされる領域である裁断領域内で穿孔する位置である穿孔位置と、該用紙を折丁した場合に、該穿孔位置に対応する位置である対応位置を決定する決定手段と、
    前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された穿孔位置を穿孔する穿孔手段と、
    前記用紙に対して、前記決定手段によって決定された対応位置に印を出力する出力手段と、
    前記穿孔手段による穿孔処理と前記出力手段による印の出力処理が施された用紙を折丁する折丁手段と、
    前記折丁手段によって折丁された用紙の穿孔された穴から前記印を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって印が検出された場合は、折り不良が発生していないと判断する判断手段
    として機能させるための画像処理プログラム。
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