JP5915314B2 - 通信装置 - Google Patents
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Description
(システムの構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10と、メールサーバ50と、DNS(Domain Name System)サーバ60と、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ70と、携帯端末80と、を備える。プリンタ10は、各サーバ50、60、70、図示省略のPC等の周辺機器である。プリンタ10、メールサーバ50、DNSサーバ60、及び、DHCPサーバ70は、有線のLAN4を介して、相互に通信可能である。
プリンタ10は、操作部12と、表示部14と、有線インターフェイス16(図1では「有線I/F」と表す)と、無線インターフェイス18(図1では「無線I/F」と表す)と、印刷実行部19と、制御部20と、を備える。なお、有線インターフェイス16と無線インターフェイス18とは、別体に構成されている。上記の各部12〜20は、バス線(符号省略)に接続されている。
メールサーバ50は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ機能と、POP3(Post Office Protocol version 3)サーバ機能と、を実行可能である。例えば、メールサーバ50は、プリンタ10から電子メールを受信して、当該電子メールをLAN4の外部のメールサーバに転送することができる(SMTPサーバ機能)。また、例えば、メールサーバ50は、LAN4の外部から電子メールを受信して、当該電子メールを格納することができる。そして、メールサーバ50は、プリンタ10からの要求に応じて、当該電子メールをプリンタ10に転送することができる(POP3サーバ機能)。
DNSサーバ60は、LAN4内の各機器(例えばメールサーバ50等)について、当該機器のドメイン名と、当該機器のIPアドレスと、を対応付けて格納する。これにより、例えば、DNSサーバ60は、プリンタ10から特定の機器のドメイン名を受信する場合に、当該ドメイン名に対応付けられている特定の機器のIPアドレスを特定して、特定の機器のIPアドレスをプリンタ10に送信することができる。即ち、プリンタ10は、特定の機器のドメイン名から特定の機器のIPアドレスを取得するために実行される名前解決のための通信を、DNSサーバ60との間で実行することができる。
DHCPサーバ70は、LAN4内の各機器(プリンタ10、メールサーバ50、DNSサーバ60等)に、IPアドレスを割り当てる。なお、LAN4では、IPv4(Internet Protocol version 4)のIPアドレスが利用される。DHCPサーバ70は、LAN4で利用されるべきプリンタ10のIPアドレス(即ち、有線インターフェイス16を介した通信のための有線インターフェイス16のIPアドレス;以下では「有線用IPアドレス」と呼ぶ)を決定して、有線用IPアドレスをプリンタ10に割り当てる。
携帯端末80は、可搬型の端末であり、例えば、スマートフォン、PDA端末、ノートPC、タブレットPC等を含む。携帯端末80は、WFDに従った無線通信機能を実行可能である。携帯端末80は、プリンタ10とのWFD接続を確立可能である。なお、変形例では、携帯端末80は、WFDに従った無線通信機能を実行不可能であってもよい。その場合、携帯端末80は、通常のWi−Fiの無線接続を実行可能であってもよい。
上述したように、プリンタ10と携帯端末80とは、それぞれ、WFDに従った無線通信機能を実行可能である。以下では、WFDに従った無線通信機能を実行可能な機器のことを「WFD対応機器」と呼び、また、WFDに従った無線通信機能を実行不可能な機器のことを「WFD非対応機器」と呼ぶ。WFDの規格では、WFD対応機器の状態としてGroup Owner状態(以下では「G/O状態」と呼ぶ)、クライアント状態、及び、デバイス状態の3つの状態が定義されている。WFD対応機器は、上記の3つの状態のうちの1つの状態で選択的に動作可能である。
プリンタ10が後述の送信処理(図2)を実行するための前提条件として、プリンタ10と携帯端末80との間でWFD接続が確立している必要がある。また、プリンタ10のメモリ24が以下の各情報を格納している必要がある。
続いて、図2を参照して、プリンタ10の制御部20が実行する送信処理の内容を説明する。プリンタ10と特定デバイス(メールサーバ50、携帯端末80等)との間に通信セッションが確立されていない状況で、プリンタ10から特定デバイスに通信セッションを確立するための最初のパケット(以下では「特定パケット」と呼ぶ)が送信されるべき場合に、制御部20は、図2の送信処理を実行する。従って、図2の送信処理は、プリンタ10と特定デバイスとの間に通信セッションが確立されていない状況で開始される。なお、「通信セッション」とは、プリンタ10と特定デバイスとの間で目的のデータの送受信が必要になる状況で確立されるセッションである。従って、「通信セッションが確立されている状況」では、プリンタ10と特定デバイスとの間で、目的のデータの送受信が行われる可能性がある。また、通信セッションが確立されている状況で、目的のデータの送受信が行われる可能性がなくなったことを示す任意のパケットが送受信されたり、任意のタイミングが訪れたりする場合、通信セッションが閉じられる(通信セッションが消滅する)。この場合、「通信セッションが確立されていない状況」に移行する。
S18で第1の通信部30が特定パケットを特定デバイスに送信する場合に、特定デバイスがLAN4内のデバイス(メールサーバ50等)であれば、特定デバイスは、プリンタ10から特定パケットを受信する。この場合、特定デバイスは、特定パケットの受信を示す受信完了パケットをプリンタ10に送信する。第1の通信部30は、有線インターフェイス16を介して、受信完了パケットを受信する。制御部20は、特定パケットの送信後、所定期間内に受信完了パケットを受信する場合には、特定パケットの送信が成功した(正常)と判断する。一方、特定デバイスが携帯端末80等のWFDネットワーク内のデバイスであれば、特定デバイスは、第1の通信部30から特定パケットを受信しない。この場合、第1の通信部30は、特定デバイスから受信完了パケットを受信しない。従って、制御部20は、特定パケットの送信が成功しなかった(エラー)と判断する。
続いて、図3〜図5を参照して、ケースA〜ケースCのそれぞれについて説明する。なお、図3〜図5中、プリンタ10の有線用IPアドレス中の下線部分、プリンタ10の無線用IPアドレス中の下線部分は、それぞれ、有線用IPアドレスのネットワークアドレス値、無線用IPアドレスのネットワークアドレス値を示す。
ケースAでは、プリンタ10の有線用IPアドレスが「192.168.0.2」であり、メールサーバ50のIPアドレスが「192.168.0.1」であり、プリンタ10の無線用IPアドレスが「192.169.0.2」であり、携帯端末80のIPアドレスが「192.169.0.1」である。有線用サブネットマスク、及び、無線用サブネットマスクは、どちらも、「255.255.0.0」である。ケースAでは、有線用IPアドレスのネットワークアドレス値「192.168」と、無線用IPアドレスのネットワークアドレス値「192.169」と、は異なる値である。
ケースA1は、ケースAの状況において、プリンタ10からメールサーバ50に特定パケットを送信する例である。この場合、プリンタ10は、有線用IPアドレス内のネットワークアドレス値「192.168」と、送信先IPアドレス(即ちメールサーバ50のIPアドレス)内の有線用マスク値「192.168」と、を比較する。さらに、プリンタ10は、無線用IPアドレス内のネットワークアドレス値「192.169」と、送信先IPアドレス(即ちメールサーバ50のIPアドレス)内の無線用マスク値「192.168」と、を比較する(図2のS12)。
ケースA2は、ケースAの状況において、プリンタ10から携帯端末80に特定パケットを送信する例である。この場合、プリンタ10は、ケースA1と同様に、有線用IPアドレス内のネットワークアドレス値「192.168」と、送信先IPアドレス(即ち携帯端末80のIPアドレス)内の有線用マスク値「192.169」と、を比較する。さらに、プリンタ10は、無線用IPアドレス内のネットワークアドレス値「192.169」と、送信先IPアドレス(即ち携帯端末80のIPアドレス)内の無線用マスク値「192.169」と、を比較する(図2のS12)。
ケースBでは、有線用IPアドレスが「192.168.0.2」であり、メールサーバ50のIPアドレスが「192.168.0.1」であり、無線用IPアドレスが「192.168.0.4」であり、携帯端末80のIPアドレスが「192.168.0.3」である。有線用サブネットマスク、及び、無線用サブネットマスクは、どちらも、「255.255.0.0」である。ケースBでは、有線用IPアドレスのネットワークアドレス値「192.168」と、無線用IPアドレスのネットワークアドレス値「192.168」と、は同じ値である。上記の通り、DHCPサーバ70が、有線用IPアドレスを割り当て、G/O状態の機器(例えばプリンタ10)が、無線用IPアドレスを割り当てる。DHCPサーバ70とG/O状態の機器とが、異なるネットワークアドレス値を含むIPアドレスを割り当てるように協働して動作していないので、ケースBのように、有線用IPアドレスと無線用IPアドレスとが、同じネットワークアドレス値を含む事態が起こり得る。
ケースB1は、ケースBの状況において、プリンタ10からメールサーバ50に特定パケットを送信する例である。この場合、送信先IPアドレスは、メールサーバ50のIPアドレス「192.168.0.1」である。プリンタ10は、有線用IPアドレス内のネットワークアドレス値「192.168」と、送信先IPアドレス(即ちメールサーバ50のIPアドレス)内の有線用マスク値「192.168」と、を比較する。さらに、プリンタ10は、無線用IPアドレス内のネットワークアドレス値「192.168」と、送信先IPアドレス(即ちメールサーバ50のIPアドレス)内の無線用マスク値「192.168」と、を比較する(図2のS12)。
ケースB2は、ケースBの状況において、プリンタ10から携帯端末80に特定パケットを送信する例である。この場合、送信先IPアドレスは、携帯端末80のIPアドレス「192.168.0.3」である。プリンタ10は、ケースB1と同様に、有線用IPアドレス内のネットワークアドレス値「192.168」と、送信先IPアドレス(即ち携帯端末80のIPアドレス)内の有線用マスク値「192.168」と、を比較する。さらに、プリンタ10は、無線用IPアドレス内のネットワークアドレス値「192.168」と、送信先IPアドレス(即ち携帯端末80のIPアドレス)内の無線用マスク値「192.168」と、を比較する(図2のS12)。
ケースCでは、有線用IPアドレスが「192.168.0.2」であり、メールサーバ50のIPアドレスが「192.168.0.1」であり、無線用IPアドレスが「192.168.1.4」であり、携帯端末80のIPアドレスが「192.168.1.3」である。有線用サブネットマスクは、「255.255.0.0」であり、無線用サブネットマスクは、「255.255.255.0」である。ケースCでは、有線用サブネットマスクと、無線用サブネットマスクとが異なる。そのため、ケースCでは、有線用IPアドレスのネットワークアドレス値「192.168」と、無線用IPアドレスのネットワークアドレス値「192.168.1」とは異なる値である。上記の通り、DHCPサーバ70が、有線用サブネットマスクを割り当て、G/O状態の機器(例えばプリンタ10)が、無線用サブネットマスクを割り当てる。DHCPサーバ70とG/O状態の機器とが、同じサブネットマスクを割り当てるように協働して動作していないので、ケースCのように、有線用サブネットマスクと、無線用サブネットマスクとが異なる事態が起こり得る。
ケースC1は、ケースCの状況において、プリンタ10からメールサーバ50に特定パケットを送信する例である。この場合、送信先IPアドレスは、メールサーバ50のIPアドレス「192.168.0.1」である。プリンタ10は、有線用IPアドレス内のネットワークアドレス値「192.168」と、送信先IPアドレス(即ちメールサーバ50のIPアドレス)内の有線用マスク値「192.168」と、を比較する。さらに、プリンタ10は、無線用IPアドレス内のネットワークアドレス値「192.168.1」と、送信先IPアドレス(即ちメールサーバ50のIPアドレス)内の無線用マスク値「192.168.0」と、を比較する(図2のS12)。
ケースC2は、ケースCの状況において、プリンタ10から携帯端末80に特定パケットを送信する例である。この場合、送信先IPアドレスは、携帯端末80のIPアドレス「192.168.1.3」である。この場合、プリンタ10は、ケースC1と同様に、有線用IPアドレス内のネットワークアドレス値「192.168」と、送信先IPアドレス(即ち携帯端末80のIPアドレス)内の有線用マスク値「192.168」と、を比較する。さらに、プリンタ10は、無線用IPアドレス内のネットワークアドレス値「192.168.1」と、送信先IPアドレス(即ち携帯端末80のIPアドレス)内の無線用マスク値「192.168.1」と、を比較する(図2のS12)。
上記の通り、本実施例のプリンタ10は、有線用IPアドレス内のネットワークアドレス値と送信先IPアドレス内の有線用マスク値とが一致するのか否かを判断し、無線用IPアドレス内のネットワークアドレス値と送信先IPアドレス内の無線用マスク値とが一致するのか否かを判断する(S12)。プリンタ10は、有線用IPアドレスのネットワークアドレス値と有線用マスク値とが一致し、かつ、無線用IPアドレスのネットワークアドレス値と無線用マスク値とが一致しない場合には(S16でYES)、LAN4を利用して、特定パケットを送信する(S18)。一方、プリンタ10は、無線用IPアドレスのネットワークアドレス値と無線用マスク値とが一致し、かつ、有線用IPアドレスのネットワークアドレス値と有線用マスク値とが一致しない場合には(S16でNO)、WFDネットワークを利用して、特定パケットを送信する(S20)。このために、プリンタ10は、特定デバイスに特定パケットを送信すべき場合に、適切なネットワークを利用して、特定パケットを特定デバイスに適切に送信できる。従って、プリンタ10は、通信を適切に実行できる。
プリンタ10が「通信装置」の一例である。メールサーバ50及び携帯端末80が「特定デバイス」の一例である。LAN4、WFDネットワークが、それぞれ、「第1種のネットワーク」、「第2種のネットワーク」の一例である。有線用IPアドレス、無線用IPアドレスが、それぞれ、「第1のIPアドレス」、「第2のIPアドレス」の一例である。有線用サブネットマスク、無線用サブネットマスクが、それぞれ、「第1のサブネットマスク」、「第2のサブネットマスク」の一例である。有線用マスク値、無線用マスク値が、それぞれ、「第1の特定値」、「第2の特定値」の一例である。
第1実施例と異なる点を説明する。第2実施例では、図2のS18で、第1の通信部30が、有線インターフェイス16を介して、特定デバイスに特定パケットを送信すると、S22に進む。S22では、制御部20は、特定パケットの送信が成功したか否かを判断する。
Claims (9)
- 通信装置であって、
第1のインターフェイスと、
第2のインターフェイスと、
前記第1のインターフェイスを介して、第1種のネットワークを利用して、通信を実行する第1の通信部であって、前記第1種のネットワークでは、前記通信装置のIPアドレスとして第1のIPアドレスが利用され、前記通信装置のサブネットマスクとして第1のサブネットマスクが利用される、前記第1の通信部と、
前記第2のインターフェイスを介して、第2種のネットワークを利用して、通信を実行する第2の通信部であって、前記第2種のネットワークでは、前記通信装置のIPアドレスとして第2のIPアドレスが利用され、前記通信装置のサブネットマスクとして第2のサブネットマスクが利用される、前記第2の通信部と、
前記通信装置が、特定デバイスのIPアドレスを用いて、前記特定デバイスに特定パケットを送信すべき場合に、
前記第1のIPアドレスのうち、前記第1のサブネットマスクを用いて特定される部分の値である第1のネットワークアドレス値と、前記特定デバイスのIPアドレスのうち、前記第1のサブネットマスクを用いて特定される値である第1の特定値と、が一致するのか否かを判断し、
前記第2のIPアドレスのうち、前記第2のサブネットマスクを用いて特定される部分の値である第2のネットワークアドレス値と、前記特定デバイスのIPアドレスのうち、前記第2のサブネットマスクを用いて特定される値である第2の特定値と、が一致するのか否かを判断する判断部と、
を備え、
前記第1の通信部は、前記第1のネットワークアドレス値と前記第1の特定値とが一致すると判断される第1の場合に、前記第1のインターフェイスを介して、前記第1種のネットワークを利用して、前記特定パケットを送信し、
前記第2の通信部は、前記第2のネットワークアドレス値と前記第2の特定値とが一致すると判断される第2の場合に、前記第2のインターフェイスを介して、前記第2種のネットワークを利用して、前記特定パケットを送信する、通信装置。 - 前記第1の通信部は、前記第1のネットワークアドレス値と前記第1の特定値とが一致すると判断され、かつ、前記第2のネットワークアドレス値と前記第2の特定値とが一致しないと判断される前記第1の場合に、前記第1種のネットワークを利用して、前記特定パケットを送信し、
前記第2の通信部は、前記第1のネットワークアドレス値と前記第1の特定値とが一致しないと判断され、かつ、前記第2のネットワークアドレス値と前記第2の特定値とが一致すると判断される前記第2の場合に、前記第2種のネットワークを利用して、前記特定パケットを送信する、請求項1に記載の通信装置。 - 前記第1の通信部は、さらに、前記第1のネットワークアドレス値と前記第1の特定値とが一致すると判断され、かつ、前記第2のネットワークアドレス値と前記第2の特定値とが一致すると判断される第3の場合に、前記第1種のネットワークを利用して、前記特定パケットを送信し、前記第2種のネットワークを利用して、前記特定パケットを送信しない、請求項2に記載の通信装置。
- 前記第2の通信部は、さらに、前記第3の場合であり、かつ、前記特定パケットが前記特定デバイスに送信されない場合に、前記第2種のネットワークを利用して、前記特定パケットを送信する、請求項3に記載の通信装置。
- 前記特定パケットは、前記通信装置と前記特定デバイスとの間に通信セッションが確立されていない状態で、前記通信装置から前記特定デバイスに送信されるべきパケットである、請求項1から4のいずれか一項に記載の通信装置。
- 前記通信装置は、特定の無線プロトコルに従って、特定の無線ネットワークの親局として機能する親局状態と、前記特定の無線ネットワークの子局として機能する子局状態と、を含む複数の状態のうちのいずれかの状態で選択的に動作可能であり、
前記第2種のネットワークは、前記特定の無線ネットワークであり、
前記第1種のネットワークは、前記特定の無線ネットワークとは異なるネットワークである、請求項1から5のいずれか一項に記載の通信装置。 - 前記第1種のネットワークは、有線ネットワークである、請求項6に記載の通信装置。
- 前記第2のインターフェイスは、前記第1のインターフェイスとは別体に構成されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の通信装置。
- 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記通信装置は、
第1のインターフェイスと、
第2のインターフェイスと、
コンピュータと、
を備え、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、以下の各処理、即ち、
前記第1のインターフェイスを介して、第1種のネットワークを利用して、通信を実行する第1の通信処理であって、前記第1種のネットワークでは、前記通信装置のIPアドレスとして第1のIPアドレスが利用され、前記通信装置のサブネットマスクとして第1のサブネットマスクが利用される、前記第1の通信処理と、
前記第2のインターフェイスを介して、第2種のネットワークを利用して、通信を実行する第2の通信処理であって、前記第2種のネットワークでは、前記通信装置のIPアドレスとして第2のIPアドレスが利用され、前記通信装置のサブネットマスクとして第2のサブネットマスクが利用される、前記第2の通信処理と、
前記通信装置が、特定デバイスのIPアドレスを用いて、前記特定デバイスに特定パケットを送信すべき場合に、
前記第1のIPアドレスのうち、前記第1のサブネットマスクを用いて特定される部分の値である第1のネットワークアドレス値と、前記特定デバイスのIPアドレスのうち、前記第1のサブネットマスクを用いて特定される値である第1の特定値と、が一致するのか否かを判断し、
前記第2のIPアドレスのうち、前記第2のサブネットマスクを用いて特定される部分の値である第2のネットワークアドレス値と、前記特定デバイスのIPアドレスのうち、前記第2のサブネットマスクを用いて特定される値である第2の特定値と、が一致するのか否かを判断する判断処理と、
を実行させ、
前記第1の通信処理では、前記第1のネットワークアドレス値と前記第1の特定値とが一致すると判断される第1の場合に、前記第1のインターフェイスを介して、前記第1種のネットワークを利用して、前記特定パケットを送信し、
前記第2の通信処理では、前記第2のネットワークアドレス値と前記第2の特定値とが一致すると判断される第2の場合に、前記第2のインターフェイスを介して、前記第2種のネットワークを利用して、前記特定パケットを送信する、
コンピュータプログラム。
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