JP5914436B2 - 走査光学装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、感光体ドラムにレーザー光を走査して露光する走査光学装置及びこの走査光学装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置には、感光体ドラムにレーザー光を露光して静電潜像を形成するレーザー・スキャンニング・ユニット(LSU)で構成される走査光学装置が備えられている。走査光学装置は、レーザー光を発する光源、レーザー光を偏向する偏向器、レンズやミラーの光学部品群、光源や偏向器、光学部品群が収容される光学箱を有する。
走査光学装置には、一対の光学部品群が光学箱内で偏向器を中心にして対称に配置され、光学部品群の各々から2個の感光体ドラムに光を照射して潜像を形成する対向走査式のものがある。このような対向走査式の走査光学装置において、レーザー光の副走査方向の径を絞るFθレンズが光学箱内の温度上昇によって副走査方向に湾曲するように変形することがある。対向走査式の走査光学装置でFθレンズが副走査方向に湾曲すると、2個の感光体ドラム上での副走査方向における像の湾曲方向が逆となり、カラーレジストレーションが不可能となって、色むら等が発生し画像品質が劣化する。
Fθレンズ等のレンズ類は、材料費や組み立ての自動化を考慮して、接着剤を用いて光学箱に接着される場合が多い。この場合、レンズの材料と光学箱の材料とでは線膨張係数が異なるので、熱変形時のレンズと光学箱との変形量の差を吸収する必要がある。一般的には光学箱の線膨張係数の方が小さいので、レンズの変形量の方が光学箱の変形量よりも大きくなる。このため、レンズと光学箱とを複数の箇所で接着すると、変形量の差を吸収することができず、レンズの部分的な歪みや接着剤の剥がれが発生する。一方、レンズを中央付近の一箇所で接着すると変形量の差は吸収されるが、レンズが取り付けられる位置によって姿勢が不安定になったり、接着部の強度不足によってレンズが外れやすくなったり、振動が発生しやすくなったりする等の問題が生じる。
そこで、レンズと光学箱との熱変形量の差を吸収しつつレンズを安定に支持するために、特許文献1には、Fθレンズの両端を板バネで押さえたり、Fθレンズの一端を位置決めリブに押し当てもう一方の端部を板バネで押さえる光書き込み装置が開示されている。
特開平5−203889号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている光書き込み装置においては、板バネの変形により線膨張係数の差を吸収することはできるが、板バネを使用した場合、搬送時等に衝撃や振動が加わるとFθレンズが所定の位置からずれたり、組み立ての自動化が困難になる等の問題が生じる。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、対向走査式の走査光学装置において、Fθレンズが熱変形しても安定に光学箱に支持できるとともに、カラーレジストレーションが可能な走査光学装置及びこの走査光学装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の走査光学装置は、光源から射出された光を偏向する偏向器と、該偏向器を挟んで副走査方向両側に配置され、該偏向器で偏向された光を像担持体の表面に結像させる一対の光学部品群と、を備える走査光学装置であって、前記各光学部品群は、それぞれ、前記偏向器で偏向された光の副走査方向の径を絞るレンズと、該レンズを通過した光を前記像担持体の表面へ反射させるミラーと、を有し、前記一方側の光学部品群の一方のレンズと前記他方側の光学部品群の他方のレンズは、熱変形した際の副走査方向における変形方向が互いに反対方向となるように支持されていることを特徴とする。
このような構成を採用することにより、レンズが熱変形した際の、2個の感光体ドラムの表面に形成される像の副走査方向への湾曲方向が同じになるので、副走査方向におけるカラーレジストレーションが可能となる。
本発明において、前記偏向器及び前記光学部品群を支持する光学箱を備え、該光学箱には前記偏向器を挟んで両側に前記レンズの光軸と平行で水平な支持面がそれぞれ形成されており、該一方の支持面には前記一方のレンズの上面が支持され、前記他方の支持面には前記他方のレンズの下面が支持されていることを特徴としてもよい。
このような構成を採用することにより、一方のレンズは副走査方向において下方に湾曲するように変形し、もう一方のレンズは上方に湾曲するように変形し、光学部品群のそれぞれにおいてレンズの副走査方向における変形方向を反対方向とすることができる。
本発明において、前記支持面には、前記レンズの中央部及び両端部に対応するように中央側の座面及び両端側の座面がそれぞれ形成されており、前記レンズは、前記中央側座面と前記両端側座面との間で前記支持面に接着されていることを特徴としてもよい。
このような構成を採用することにより、各光学部品群においてレンズが支持面の接着位置を基準として、逆向きの同様の湾曲形状に変形するので、レンズが熱変形した際のカラーレジストレーションを正確に行うことができる。また、レンズを支持面に安定に支持することができる。
本発明の画像形成装置は、上記のいずれかに記載の走査光学装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、対向走査式の走査光学装置において、レンズが熱変形した際の、2個の感光体ドラムの表面に形成される像の副走査方向へのずれ方向が同じになるので、副走査方向におけるカラーレジストレーションが可能となる。したがって、レンズが熱変形しても色むら等の画像の劣化の生じない画像形成装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンターの構成の概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの走査光学装置を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの走査光学装置を示す側断面図である。 本発明の一実施例に係るカラープリンターの走査光学装置の光学箱の台座を示す図であり、図4(A)は正面図、図4(B)は平面図である。 本発明の一実施例に係るカラープリンターの走査光学装置の第1光学部品群の光学箱の第1フレーム部を示す図であり、図5(A)は正面図、図5(B)は平面図である。 本発明の一実施例に係るカラープリンターの走査光学装置の第2光学部品群の光学箱の第2フレーム部を示す図であり、図6(A)は正面図、図6(B)は平面図である。 本発明の一実施例に係るカラープリンターの走査光学装置の第2Fθレンズの変形を説明する図であり、図7(A)は第1光学部品群の第1Fθレンズの背面図、図7(B)は第2光学部品群の第2Fθレンズの正面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る現像装置及び画像形成装置について説明する。
まず、図1を用いて、画像形成装置としてのカラープリンター1の全体の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンターの構成の概略を示す模式図である。なお、以下の説明では、図1における左側を、プリンター1の正面側(前側)とし、正面から見て、前後方向に直交する方向を左右方向とする。
カラープリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には用紙(図示せず)を収納した給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上端には排紙トレイ4が設けられている。
プリンター本体2の上部には、中間転写ベルト5が複数のローラー間に架設され、中間転写ベルト5の下方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される2打の走査光学装置6が前後方向に並んで配置されている。中間転写ベルト5の下側には、複数の画像形成部7が設けられている。各画像形成部7は、例えば、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応して設けられている。各画像形成部7には、感光体ドラム10が支持軸10aに回転可能に支持されている。感光体ドラム10の周囲には、帯電器11と、現像装置12と、一次転写部13と、クリーニング装置14と、除電器15とが、感光体ドラム10の回転方向(図1の矢印参照)に沿って配置されている。各現像装置12の上方には、現像剤容器16が設けられている。
プリンター本体2の後側には、用紙の搬送経路20が設けられている。搬送経路20の上流端には給紙部21が設けられ、搬送経路20の中流部には中間転写ベルト5の後端に二次転写部22が設けられている。搬送経路20の下流部には定着部23が設けられ、搬送経路20の下流端には排紙口24が設けられている。
次に、このような構成を備えたカラープリンター1の画像形成動作について説明する。
カラープリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着部23の温度設定等の初期設定が実行される。そして、カラープリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器11によって感光体ドラム10の表面が帯電された後、2台の走査光学装置6からのレーザー光(矢印P参照)により感光体ドラム10に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置12で対応する色のトナー像に現像される。このトナー像は、一次転写部13において中間転写ベルト5の表面に一次転写される。以上の動作を各画像形成部7が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト5上にフルカラーのトナー像が形成される。なお、感光体ドラム10上に残留したトナーはクリーニング装置14で除去され、残留電荷は除電器15によって除電される。
一方、給紙部21によって給紙カセット3又は手指しトレイ(図示せず)から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて二次転写部22へと搬送され、二次転写部22において、中間転写ベルト5上のフルカラーのトナー像が用紙に二次転写される。トナー像を二次転写された用紙は、搬送経路20を下流側へと搬送されて定着部23に進入し、この定着部23において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙口24から排紙トレイ4に排出される。
次に、図2〜図5を参照して走査光学装置6を説明する。図2は走査光学装置の平面図であり、図3は走査光学装置の側面図である。図4は走査光学装置の光学箱の台座を示す図であり、図4(A)は正面図、図4(B)は平面図である。図5は走査光学装置の光学箱の第1フレーム部を示す図であり、図5(A)は正面図、図5(B)は平面図である。図6は走査光学装置の光学箱の第2フレーム部を示す図であり、図5(A)は正面図、図5(B)は平面図である。
走査光学装置6は、レーザー光を出射する2個の光源30A、30B(図3には図示せず)と、レーザー光を偏向する偏向器40と、偏向されたレーザー光を感光体ドラム10上に結像する第1及び第2光学部品群50A、50Bと、2個の光源30A、30B、偏向器40、第1及び第2光学部品群50A、50Bが収容される扁平な矩形箱状の光学箱70(図2には図示せず)と、を有する。
2個の光源30A、30Bは、光学箱70の主走査方向における一端に、副走査方向に間隔を開けて配置されている。偏向器40は、光学箱70の中心付近に配置されている。第1及び第2光学部品群50A、50Bは、光学箱70の副走査方向の両側に、偏向器40を挟んでそれぞれ配置されている。
光源30A、30Bは、レーザー光を照射するレーザー発振器であり、図2に示されるように、各々コリメータレンズ31A、31Bとシリンドリカルレンズ32A、32Bとを介して偏向器40にレーザー光を射出する。コリメータレンズ31A、31Bは、光源30A、30Bから出射されたレーザー光を平行光に変換する。シリンドリカルレンズ32A、32Bは、副走査方向にレーザー光の径を絞り、レーザー光を主走査方向に延びる線像に結像させる
偏向器40は、光源30A、30Bから射出されたレーザー光を偏向して、第1光学部品群50Aと第2光学部品群50Bとに振り分けるものであり、ポリゴンミラー41と、ポリゴンミラー41を回転させるポリゴンモーター42と、を有し、基板43に支持されている。基板43にはヒートシンク44が取り付けられている。基板43は、ポリゴンミラー41の回転軸が鉛直方向となるように、光学箱70に支持されている。
第1光学部品群50Aと第2光学部品群50Bは、偏向器40で偏向されたレーザー光を感光体ドラム10に結像する。第1光学部品群50Aと第2光学部品群50Bとは同様の構成を有し、第1Fθレンズ51A、51B、第2Fθレンズ52A、52B、第1ミラー53A、53B、第2ミラー54A、54B、第3ミラー55A、55Bを有する。第1Fθレンズ51A、51Bは、偏向器40で偏向されたレーザー光の光路の上流側に配置され、第2Fθレンズ52A、52Bは、第1Fθレンズ51A、51Bの下流側に配置される。第1ミラー53A、53B、第2ミラー54A、54B、第3ミラー55A、54Bは、第2Fθレンズ52A、52Bの下流側に配置されている。以下、上流及び下流は、偏向器40で偏向された光の光路の上流及び下流をいう。
第1Fθレンズ51A、51Bは、偏向器40で偏向されたレーザー光の感光体ドラム10上での走査速度を一定にするとともに、偏向器40で偏向されたレーザー光の主走査方向の径を絞るレンズである。第1Fθレンズ51A、51Bは、図2に示されるように、それぞれ、偏向器40の側に凹の入射面51aと、偏向器40と反対側に凸の出射面51bと、偏向器40で偏向されたレーザー光の光軸と平行で水平な上下の面51c、51dを有する。入射面51aと出射面51bとは、主走査方向においてシリンドリカル状のレンズ面に形成されている。第1Fθレンズ51A、51Bは、ポリカーボネート等の一般的に光学部品に使用される樹脂で形成されている。
第2Fθレンズ52A、52Bは、第1Fθレンズ51A、51Bを通過した光の副走査方向の径を絞るレンズであり、第1Fθレンズ51A、51Bよりも主走査方向に長い長尺の形状を有する。第2Fθレンズ52A、52Bは、それぞれ、偏向器40の側に凹の入射面52aと、偏向器40と反対側に凸の出射面52bと、偏向器40で偏向されたレーザー光の光軸と平行で水平な上下の面52c、52dを有する。入射面52aと出射面52bとは、副走査方向においてトロイダル面を持つシリンドリカルレンズ状に形成されている。第2Fθレンズ52A、52Bは、ポリカーボネート等の一般的に光学部品に使用される樹脂で形成されている。
第1ミラー53A、53Bは、第2Fθレンズ52A、52Bよりも主走査方向に長い長尺の平面鏡であり、第2Fθレンズ52A、52Bの下流側に配置されている。図3に示されるように、第1ミラー53A、53Bのそれぞれの反射面53aは、第2Fθレンズ52A、52Bに対向し、水平面に対して45°の角度で斜め下方に向くように配置されており、第2Fθレンズ52A、52Bを通過したレーザー光を、光軸に垂直な下方向に反射するようになっている。
第2ミラー54A、54Bは、第1ミラー53A、53Bよりも主走査方向において長い長尺の平面鏡であり、第1ミラー53A、53Bの下方に配置されている。図3に示されるように、第2ミラー54A、54Bのそれぞれの反射面54aは、第1ミラー53A、53Bに対向し、水平面に対して45°の角度で斜め上方に向くように配置されており、第1ミラー53A、53Bで反射されたレーザー光を、偏向器40の方向に反射するようになっている。
第3ミラー55A、55Bは、第2ミラー54A、54Bとほぼ同じ長さの長尺の平面鏡であり、第2ミラー54A、54Bの偏向器40の側に配置されている。図3に示されるように、第3ミラー55A、55Bのそれぞれの反射面55aは、水平面に対して40°の角度で斜め上方に向くように配置されており、第2ミラー54A、54Bで反射されたレーザー光を、感光体ドラム10に向けて斜め上方に反射するようになっている。
光学箱70は、図3に示されるように、上板71と、底板72と、側板73と、から構成される。光学箱70は、熱変形を抑えるために線膨張係数の低い樹脂で形成されている。光学箱70の線熱膨張係数は、第1及び第2Fθレンズ51、52の材料であるポリカーボネート等の樹脂の線熱膨張係数よりも低い。
光学箱70の上板71には、第1及び第2光学部品群50A、50Bの第3ミラー55A、55Bで反射されたレーザー光が感光体ドラム10に向けて発せられる窓71aが形成されている。
光学箱70の底板72の中央付近には、偏向器40が取り付けられる開口72aが設けられている。開口72aの副走査方向における両側には、底板72の上面から立ち上がる矩形台状の台座75A、75Bが形成されている。台座75A、75Bのそれぞれの上面75aは、主走査方向に延びる水平な面となっている。
図4に示されるように、台座75A、75Bのそれぞれの上面75aには、第1Fθレンズ51A、51Bの平面形状に沿った中央部と両端部とに対応するように、所定の間隔を開けて中央側座面76aと両端側座面76bとが形成されている。中央側座面76aと両端側座面76bとは同じ高さであり、上面は水平な面となっている。さらに、中央側座面76aと両端側座面76bとの間には、突部76cが形成されている。突部76cの高さは中央側座面76a及び両端側座面76bの高さよりも低く、上面は水平な面となっている。
図3に示されるように、光学箱70内の第1光学部品群50Aが配置された側において、台座75Aの外側には、第1フレーム部81が形成されている。第1フレーム部81は、主走査方向に対向する側板73の上寄りの位置に主走査方向に延びるように形成されている。第1フレーム部81の下面81aは、主走査方向に延びる水平な面となっている。
図5に示されるように、第1フレーム部81の下面81aには、第2Fθレンズ52Aの平面形状に沿った中央部と両端部とに対応するように、所定の間隔を開けて中央側座面82aと両端側座面82bとが形成されている。中央側座面82aと両端側82bとは同じ高さであり、下面は水平な面となっている。さらに、中央側座面82aと両端側座面82bとの間には、突部82cが形成されている。突部82cの高さは中央側座面82a及び両端側座面82bの高さよりも低く、下面は水平な面となっている。
図2に示されるように、光学箱70内の第2光学部品群50Bが配置された側において、台座72Bの外側には、第2フレーム部83が形成されている。第2フレーム部83は、主走査方向に対向する側板73の、高さ方向における中央付近に主走査方向に延びるように形成されている。第2フレーム部83の上面83aは、主走査方向に延びる水平な面となっている。
図6に示されるように、第2フレーム部83の上面83aには、第2Fθレンズ52Bの平面形状に沿った中央部と両端部とに対応するように、所定の間隔を開けて中央側座面84aと両端側座面84bとが形成されている。中央側座面84aと両端側座面84bとは同じ高さであり、上面は水平な面となっている。さらに、中央側座面84aと両端側座面84bとの間には、突部84cが形成されている。突部84cの高さは中央側座面84a及び両端側座面84bの高さよりも低く、上面は水平な面となっている。中央側座面84a及び両端側座面84bと突部84cとの位置関係は、第1フレーム部81の中央側座面82a及び両端側座面82bと突部82cとの位置関係と同様である。
図4に示されるように、第1及び第2光学部品群50A、50Bの第1Fθレンズ51A、51Bは、光学箱70の台座75A、75Bのそれぞれの上面75aに支持される。第1Fθレンズ51A、51Bは、それぞれ下面51dの中央部と両端部とが、それぞれ中央側座面76aと両端側座面76bとに載置され、中央部と両端部の間で、突部76cの上面に接着剤で接着される。接着剤としてはUV接着剤を使用できる。
図5に示されるように、第1光学部品群50Aの第2Fθレンズ52Aは、第1フレーム部81の下面81aに支持される。第2Fθレンズ52Aは、上面52cの中央部と両端部とが、それぞれ中央側座面82aと両端側座面82bとに当接し、中央部と両端部との間で、突部82cの下面に接着剤で接着される。接着剤としてはUV接着剤を使用できる。
図6に示されるように、第1光学部品群50Bの第2Fθレンズ52Bは、第2フレーム部83の上面83aに支持される。第2Fθレンズ52Bは、下面52dの中央部と両端部とが、ぞれぞれ中央側座面84aと両端側座面84bとに載置され、中央部と両端部との間で、突部84cの上面に接着剤で接着される。接着剤としてはUV接着剤を使用できる。
上記のように構成された走査光学装置6において、第1及び第2光学部品群50A、50Bの第2Fθレンズ52の熱変形時の状態を図3及び図7を参照して説明する。図7(A)は走査光学装置の第1光学部品群の第2Fθレンズを示す背面図であり、図7(B)は走査光学装置の第2光学部品群の第2Fθレンズを示す正面図である。
第1光学部品群50Aにおいては、第2Fθレンズ52Aは、第1フレーム部81を形成する光学箱70よりも線膨張係数が高いので、図7(A)の二点鎖線で示すように熱変形する。つまり、第2Fθレンズ52Aと第1フレーム部81とが接着されている2か所の突部82cの間では、第1フレーム部81の変形量よりも第2Fθレンズ52の変形量の方が大きいので、第2Fθレンズ52の2か所の突部82c間の部分は中央側座面82aから離れて下方に凸の円弧状に湾曲する。また、両突部82cよりも外側の部分は、外方向に膨張する。
第2Fθレンズ52Aはシリンドリカル形状を有するので、変形すると、第2Fθレンズ52Aの主走査方向に対応する方向に延びる母線Bも第2Fθレンズ52Aの変形に応じた形状に変形する。つまり、母線Bが下に凸の円弧状に湾曲する。そして、第2Fθレンズ52Aに主走査方向に延びる直線状に入射したレーザー光は、下に凸の湾曲状となって出射される。
第2光学部品群50Bにおいては、第2Fθレンズ52Bは、第2フレーム部83を形成する光学箱70よりも線膨張係数が高いので、図7(B)の二点鎖線で示すように熱変形する。つまり、第2Fθレンズ52Bと第2フレーム部83とが接着されている2か所の突部84cの間では、第2フレーム部83の変形量よりも第2Fθレンズ52Bの変形量の方が大きいので、第2Fθレンズ52Bの2か所の突部84c間の部分は中央側座面84aから離れて上方に凸の円弧状に湾曲する。また、両突部84cよりも外側の部分は、外方向に膨張する。
第2Fθレンズ52Bはシリンドリカル形状を有するので、変形すると、第2Fθレンズ52Bの主走査方向に対応する方向に延びる母線Bも第2Fθレンズ52Bの変形に応じた形状に変形する。つまり、母線Bが上に凸の円弧状に湾曲する。そして、第2Fθレンズ52Bに主走査方向に延びる直線状に入射したレーザー光は、上に凸の湾曲状となって出射される。
この走査光学装置6内でのレーザー光の進行について図3を参照して説明する。第1光学部品群50Aの第1Fθレンズ51を通過して第2Fθレンズ52Aに入射したレーザー光は、本来の光軸(図3の太実線で示す)から下方向にずれた位置から出射される(図3の二点鎖線で示す)。そして、第1ミラー53A及び第2ミラー54Aで折り返されて、第3ミラー55Aで感光体ドラム10に向けて反射される際には、本来の光軸から副走査方向における+Y方向にずれている。
一方、第2光学部品群50Bの第1Fθレンズ51を通過して第2fθレンズ52Bに入射したレーザー光は、本来の光軸(図3の太実線で示す)から上方向にずれた位置から出射される(図3の二点鎖線参照)。そして、第1ミラー53B及び第2ミラー54Bで折り返されて、第3ミラー55Bで感光体ドラム10に向けて反射される際には、本来の光軸から副走査方向における+Y方向にずれている。
上記したように本発明の一実施形態に係るカラープリンター1の走査光学装置6によれば、第1及び第2光学部品群50A、50Bにおいて、感光体ドラム10に出射される光の、本来の光軸からのずれ方向が同じとなる。また、各光学部品群において、第2Fθレンズ52A、52Bが接着される突部82c、84cを同じ位置に形成したので、感光体ドラム10上に結像される像の湾曲形状及びずれ量もほぼ同じとなる。したがって、正確なカラーレジストレーションが可能になり、色ずれが起こらない。なお、カラーレジストレーションは像が湾曲された状態のままで行われるが、実際の湾曲量は最大で数十μm程度であるので、人間の目には感知されない。
本実施形態では、予め第2Fθレンズ52A、52Bが熱変形によって湾曲することを考慮しているので、第2Fθレンズ52A、52Bを変形させることで第2Fθレンズ52A、52Bと光学箱70との線膨張係数の差を吸収することが可能となっている。また、第2Fθレンズ52A、52Bを2箇所の突部82c、84cで接着しているので、十分な接着強度を得ることができ、安定に光学箱70に支持することができる。
本実施形態では、第1及び第2光学部品群50A、50Bにおいて第2Fθレンズ52A、52Bを2箇所の突部82c、84cで接着したが、線膨張係数の差による変形量の差を吸収できれば接着個所は2箇所以上でもよい。
本実施形態では、第1光学部品群50Aと第2光学部品群50Bとで、第2Fθレンズ52A、52Bを同じ位置で光学箱70に接着したが、必ずしも同じ位置で接着する必要はない。第2Fθレンズ52A、52Bと光学箱70との接着位置が異なれば、像の湾曲形状やずれ量が各光学部品群で異なる場合もあるが、第1及び第2光学部品群50A、50Bの第2Fθレンズ52A、52Bの熱変形による変形方向が逆方向であれば、像の湾曲形状やずれ量が多少異なっていても、カラーレジストレーションにおいて大きな問題はない。
さらに、本発明の実施形態では、カラープリンター1に本発明の構成を適用した場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等のカラープリンター1以外の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る現像装置及び画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 カラープリンター
6 走査光学装置
10 感光体ドラム(像担持体)
30 光源
40 偏向器
50A、50B 光学部品群
52A、52B 第2Fθレンズ(レンズ)
53A、53B 第1ミラー(ミラー)
54A、54B 第2ミラー(ミラー)
55A、55B 第3ミラー(ミラー)
70 光学箱
81a 第1フレーム部下面(支持面)
82a 中央側座面
82b 両端側座面
83a 第2フレーム部上面(支持面)
84a 中央側座面
84b 両端側座面

Claims (2)

  1. 光源から射出された光を偏向する偏向器と、該偏向器を挟んで副走査方向両側に配置され、該偏向器で偏向された光を像担持体の表面に結像させる一対の光学部品群と、を備える走査光学装置であって、
    前記各光学部品群は、それぞれ、前記偏向器で偏向された光の副走査方向の径を絞るレンズと、該レンズを通過した光を前記像担持体の表面へ反射させるミラーと、を有し、
    前記一方側の光学部品群の一方のレンズと前記他方側の光学部品群の他方のレンズは、熱変形した際の副走査方向における変形方向が互いに反対方向となるように支持され
    前記偏向器及び前記光学部品群を支持する光学箱を備え、該光学箱には前記偏向器を挟んで両側に前記レンズの光軸と平行で水平な支持面がそれぞれ形成されており、該一方の支持面には前記一方のレンズの上面が支持され、前記他方の支持面には前記他方のレンズの下面が支持され、
    前記支持面には、前記レンズの中央部及び両端部に対応するように中央側の座面及び両端側の座面がそれぞれ形成されており、前記レンズは、前記中央側座面と前記両端側座面との間で前記支持面に接着されていることを特徴とする走査光学装置。
  2. 請求項1に記載の走査光学装置を備えることを特徴とする画像形成装置
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