JP5914084B2 - 下水熱等の採熱システム及びその施工方法 - Google Patents

下水熱等の採熱システム及びその施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5914084B2
JP5914084B2 JP2012068893A JP2012068893A JP5914084B2 JP 5914084 B2 JP5914084 B2 JP 5914084B2 JP 2012068893 A JP2012068893 A JP 2012068893A JP 2012068893 A JP2012068893 A JP 2012068893A JP 5914084 B2 JP5914084 B2 JP 5914084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
heat
new
sewage
main pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012068893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013200071A (ja
Inventor
真輔 松本
真輔 松本
健司 中井
健司 中井
知徳 山路
知徳 山路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2012068893A priority Critical patent/JP5914084B2/ja
Publication of JP2013200071A publication Critical patent/JP2013200071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5914084B2 publication Critical patent/JP5914084B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

この発明は、下水熱等の採熱システム及びその施工方法に関するものである。
下水道は、通常地中に埋設されていることから、下水道を流下する下水は外気の影響を受けにくく、年間を通してほぼ一定の水温に維持されている。このため、下水を熱源として降雪地域における融雪等、各種用途に利用することが提案されている。
例えば、特許文献1,2に示されるように、下水道管の外周面に沿って採熱管を配設するとともに、採熱管をヒートポンプユニットの熱交換器に配管接続し、熱交換媒体を採熱管及び熱交換器の間で循環させることにより、下水熱を熱交換媒体に回収して活用することが提案されている。
また、特許文献3に示されるように、被覆材に熱交換媒体の流路となる管状孔又は下水道管内面が蓋となる溝条を螺旋状に形成し、下水道管に被覆材を付設することにより、螺旋状に連続する熱交換媒体の流路を形成することが提案されている。
さらに、特許文献4に示されるように、下水道管の基礎に埋設した採熱管の上流側及び下流側の地表部にそれぞれ分配ヘッダを内装したバルブボックスを埋設するとともに、上流側バルブボックス及び下流側バルブボックスの分配ヘッダ間を地中に埋設した渡り給送管を介して接続し、熱交換媒体を上流側バルブボックスから渡り給送管及び下流側バルブボックスの分配ヘッダを経て各採熱管に供給する際、渡り給送管の熱交換媒体を周囲土壌と熱交換させ、補助的な採熱管として利用することも提案されている。
特開2008−241226号公報 特開2002−13105号公報 特開2002−348942号公報 特開2002−235956号公報
しかしながら、前述した特許文献1,2,4に記載された採熱管は、下水道管の外周側に配設されるため、既設の下水道管に新たに付設するためには、道路等を開削して下水道管を露出させる必要があり、工事が大がかりとなり、コストがかさむとともに、工期が長期化するという問題がある。また、採熱した下水熱の一部が地中に放散することを避けることができず、効率が低下するものとなる。
一方、特許文献3における熱交換媒体の流路となる管状孔又は下水道管内面が蓋となる溝条は、螺旋状に連続するため、流路が長距離となり、その結果、管状孔内の摩擦損失水頭(圧力損失)が大きくなり、熱交換媒体の流通が困難となる。熱交換媒体を流通させるためには、管状孔径を大きくする等の対策があるが、管状孔及び被覆材の耐圧性能低下や強度低下につながるものとなる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、道路等を開削することなく地中に埋設された既設管を流下する下水等が保有する熱を圧力損失を抑えて採熱することのできる下水熱等の採熱システム及びその施工方法を提供するものである。
本発明の下水熱等の採熱システムは、地中に埋設された既設管の内部に新設管を製管する一方、新設管の内部に熱交換媒体の主管及び採熱管をそれぞれ配設するとともに、主管に対して採熱管を設定スパン毎に接続し、熱交換媒体を主管から各採熱管に分岐させ、新設管を流下する流体と熱交換させて主管に戻すことを特徴とするものである。
本発明によれば、地中に埋設された既設管の内部に新設管を製管し、新設管の内部に熱交換媒体の主管及び採熱管をそれぞれ配設するとともに、主管に対して採熱管を設定スパン毎に接続する。そして、熱交換媒体を主管に供給して主管から各スパンの採熱管に分岐させ、新設管を流下する下水等の流体と熱交換させて主管に戻す。これにより、採熱管を流れる熱交換媒体に新設管を流下する流体が保有する熱を採熱管を経て採熱して循環させることができる。
この結果、道路等を開削することなく地中に埋設された既設管を流下する流体が保有する熱を圧力損失を抑えて採熱することができる。
本発明の下水熱等の採熱システムは、地中に埋設された既設管の内部に新設管を製管する一方、新設管の外部に熱交換媒体の主管及び採熱管をそれぞれ配設するとともに、主管に対して採熱管を設定スパン毎に接続し、熱交換媒体を主管から各採熱管に分岐させ、新設管を流下する流体と熱交換させて主管に戻すことを特徴とするものである。
本発明によれば、地中に埋設された既設管の内部に新設管を製管し、新設管の外部に熱交換媒体の主管及び採熱管をそれぞれ配設するとともに、主管に対して採熱管を設定スパン毎に接続する。そして、熱交換媒体を主管に供給して主管から各スパンの採熱管に分岐させ、新設管を流下する下水等の流体と熱交換させて主管に戻す。これにより、採熱管を流れる熱交換媒体に新設管を流下する流体が保有する熱を採熱管及び新設管を経て採熱して循環させることができる。
この結果、道路等を開削することなく地中に埋設された既設管を流下する流体が保有する熱を圧力損失を抑えて採熱することができる。
本発明において、前記新設管が両側縁部に接合部が形成された帯状部材を螺旋状に巻き回し、隣接する帯状部材の接合部同士を互いに接合して製管されることが好ましい。これにより、既設管内に流体が流下している状況下であっても、新設管を簡単に製管することができる。
本発明において、前記主管が1本の往主管及び2本の復主管、又は、1本の往主管及び1本の復主管からなり、各スパンの採熱管が往主管及び復主管に並列接続されることが好ましい。これにより、採熱管の配管抵抗に伴う圧力損失を抑制することができ、施工区間の長さに関係なく採熱管を配設することができる。また、施工区間にわたって採熱することもできる。
本発明において、前記各スパンの採熱管が主管に対して継手部を介してそれぞれ接続されることが好ましい。これにより、主管に対する各スパンの採熱管の接続作業を標準化して簡単に実行することができる。
本発明において、前記主管が新設管に固定された支持部材に支持されることが好ましい。これにより、主管を新設管に対して支持部材を介して確実に固定することができる。
本発明において、前記各採熱管が主管から分岐して新設管の内周面に沿って螺旋状に巻き回されることが好ましい。これにより、採熱管は、新設管を流下する流体に多数回にわたって接触することができ、効率よく流体熱を採熱することができる。
本発明において、前記帯状部材の表面側に溝部が形成され、帯状部材によって製管された新設管の内周面に形成された螺旋状溝部に採熱管が配設されることが好ましい。これにより、新設管に形成された螺旋状溝部に採熱管を保持して新設管を流下する下水等の流体に直接接触させることができるとともに、流体に対する抵抗となって流体中の混在物付着堆積したり、引っ掛かるのを防止でき、また、採熱管を流れる熱交換媒体に回収された熱の放散を抑制することができる。
本発明において、前記主管が新設管の上半部に配設されることが好ましい。これにより、新設管を通常流下する下水等の流体に対して主管が抵抗となることがなく、流体の円滑な流れを確保することができる。
本発明において、前記主管が既設管に固定された支持部材に支持されることが好ましい。これにより、主管を既設管に対して支持部材を介して確実に支持することができる。
本発明において、前記各採熱管が主管から分岐して新設管の外周面に沿って螺旋状に巻き回されることが好ましい。これにより、採熱管は、新設管を流下する流体に新設管を経て多数回にわたって接触することができ、効率よく流体熱を採熱することができる。
本発明において、前記帯状部材の裏面側に複数本の補強リブが立設され、帯状部材によって製管された新設管の外周面の隣接する螺旋状の補強リブ間に採熱管が配設されることが好ましい。これにより、新設管を流下する下水等の流体に対して障害物となることがなく、また、採熱管を流れる熱交換媒体に回収された熱の放散を抑制することができる。
本発明の下水熱等の採熱システムの施工方法は、既設管内において、両側縁部に接合部が形成されるとともに、表面側に溝部が形成された帯状部材を螺旋状に巻き回し、隣接する帯状部材の接合部同士を互いに接合して新設管を製管した後、新設管の内周面に形成された螺旋状溝部に採熱管を配設するとともに、新設管の内部に主管を配設し、主管に対して設定スパン毎に採熱管を接続することを特徴とするものである。
本発明によれば、既設管内に新設管を製管するとともに、新設管に主管及び採熱管をそれぞれ配設し、採熱管を設定スパン毎に主管に接続することにより、新設管を流下する下水等の流体の熱を採熱することができる。
この結果、道路等を開削することなく地中に埋設された既設管を流下する流体が保有する熱を圧力損失を抑えて採熱することができる。
本発明において、前記採熱管を新設管の螺旋状溝部に配設するのに先立って、または、配設後に既設管と新設管との空間に裏込め材を充填することが好ましい。これにより、既設管に対して新設管を固定することができる。
本発明において、前記採熱管が新設管の螺旋状溝部に対応して予め巻き癖が付与されることが好ましい。これにより、新設管の螺旋状溝部に採熱管を容易に嵌め込むことができるとともに、採熱管が直線状に復元しようとして螺旋状溝部から抜け出すことを防止できる。
本発明において、前記主管の分岐箇所に設けられた継手部に、採熱管を新設管の螺旋状溝部から引き出して接続することが好ましい。これにより、新設管の螺旋状溝部への採熱管の配設作業及び主管の継手部に対する採熱管の接続作業を並行して行なうことができ、作業性を向上させることができる。
本発明において、前記主管が、新設管の上半部に配設されることが好ましい。これにより、新設管を通常流下する下水等の流体に対して主管が抵抗となることがなく、流体の円滑な流れを確保することができる。
本発明の下水熱等の採熱システムの施工方法は、既設管内において、両側縁部に接合部が形成されるとともに、表面側に溝部が形成されて該溝部に採熱管が配設された帯状部材を螺旋状に巻き回し、隣接する帯状部材の接合部同士を互いに接合して新設管を製管した後、新設管の内部に主管を配設し、主管に対して設定スパン毎に採熱管を螺旋状溝部から引き出して接続することを特徴とするものである。
本発明によれば、既設管内に新設管を製管するとともに、新設管に主管を配設し、新設管の製管と同時に配設された螺旋状の採熱管を設定スパン毎に主管に接続することにより、新設管を流下する下水等の流体の熱を採熱することができる。
この結果、道路等を開削することなく地中に埋設された既設管を流下する流体が保有する熱を圧力損失を抑えて採熱することができる。
本発明の下水熱等の採熱システムの施工方法は、既設管の内部に主管を配設した後、既設管内において、両側縁部に接合部が形成されるとともに、裏面側に複数本の補強リブが立設されて該隣接する補強リブ間に採熱管が配設された帯状部材を螺旋状に巻き回し、隣接する帯状部材の接合部同士を互いに接合して新設管を設定スパン毎に間欠的に製管し、設定スパンの製管後に主管に対して設定スパンの採熱管を接続することを特徴とするものである。
本発明によれば、既設管内に主管を配設した後、新設管を設定スパンずつ間欠的に製管し、新設管の製管と同時に新設管の外周面に配設された設定スパンの採熱管を主管に接続することにより、新設管を流下する下水等の流体の熱を採熱することができる。
この結果、道路等を開削することなく地中に埋設された既設管を流下する流体が保有する熱を圧力損失を抑えて採熱することができる。
本発明によれば、道路等を開削することなく既設管を流下する下水等が保有する熱を圧力損失を抑えて採熱することができる。
本発明の下水熱等の採熱システムの一実施形態を示す地中管路の断面図である。 図1の下水熱等の採熱システムを模式的に示す概略図である。 図2の下水熱等の採熱システムの1スパンを拡大して示す斜視図及び正面図である。 図3の下水熱等の採熱システムを一部省略して示す平面図である。 図3のA部を拡大して示す断面図である。 図1の下水熱等の採熱システムにおける新設管の製管に用いられる帯状部材及びその接合工程を説明する断面図である。 採熱管を配設した帯状部材の接合工程を説明する断面図である。 本発明の下水熱等の採熱システムの他の実施形態を図3に対応して示す斜視図及び正面図である。 図8の下水熱等の採熱システムにおける新設管の製管に用いられる、採熱管を配設した帯状部材及びその接合工程を説明する断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図5には、本発明の下水熱等の採熱システム1の一実施形態が示されている。
この採熱システム1は、下水道管等の既設管Kに新たに製管された新設管Sと、製管された新設管Sの内部側管頂部に配設された主管2と、新設管Sの内周面に沿って配設された採熱管3と、主管2及び採熱管3を接続する継手部4とから構成されている。
ここで、新設管Sは、従来公知の図示しない製管機(例えば、特開平9−32968号公報等参照)を使用して製管される。具体的には、両側縁部に接合部が形成された帯状部材100(図6参照)を中空円筒状に巻き重ねた輸送ドラムを地上に設置するとともに、既設管K内に製管機を配置し、輸送ドラムから螺旋状に引き出した帯状部材100を既設管K内の製管機に導入し、製管機を既設管Kの軸心回りに回転させて隣接する帯状部材100の接合部同士を接合して新設管Sを製管し、回転することなく製管された新設管Sに新たに帯状部材100を供給して新設管Sを既設管Kの軸心方向に付加形成するものである。
この帯状部材100は、可撓性を有する合成樹脂、例えば、硬質塩化ビニルを押出成形して形成され、図6に示すように、帯板状の表面側基板101に連結リブ103を介して裏面側基板102が表面側基板101と平行に連結されるとともに、裏面側基板102に連結リブとしての接合凹部104が連結され、さらに、接合凹部104に傾斜リブ105が連結されて形成されている。そして、帯状部材100の一方の側縁部となる表面側基板101の、連結リブ103と対向する側の端縁部の裏面には、接合凹部104に嵌入し得る接合凸部106が立設されている。また、接合凹部104は、接合凸部106が設けられた表面側基板101の側縁部が配置されるように、表面側基板101の厚みだけ裏面側に段落ちした段落ち部107に形成されている。さらに、接合凹部104に連結された傾斜リブ105は、表面側基板101から離れるにつれて接合凹部104の突出側に位置するように傾斜されて、その先端が帯状部材100の他方の側縁部を形成している。また、裏面側基板102には、その表面に断面逆T字状の隔壁リブ108が先端を表面側基板101と平行に位置して垂設されており、裏面側基板102及びその両端に連結された連結リブ103及び接合凹部104によって区画された空間に二つの溝部100a、100aを形成している。
このような帯状部材100は、表面側基板101の裏面側、すなわち、裏面側基板102が外周側になるように製管機に供給され、その接合過程において、図6(a),(b)に示すように、互いに螺旋状に隣接する2つの帯状部材100,100のうち、一方の帯状部材100の接合凸部106を他方の帯状部材100の接合凹部104に内側(先行する帯状部材100の内周側)から嵌め込むことにより、これらの互いに隣接する帯状部材100,100を相互に接合して所定の管径の新設管S(図3参照)を製管することができる。
この際、後続する帯状部材100の接合凸部106を設けた表面側基板101が先行する帯状部材100の段落ち部107に配置されるとともに、先行する帯状部材100の傾斜リブ105が後続する帯状部材100の接合凸部106を設けた側の連結リブ103及び裏面側基板102との隅角部に係止される。
主管2は、耐蝕性に優れた樹脂、例えば、硬質塩化ビニル樹脂からなる樹脂管であって、新設管Sの施工区間、例えば、隣接するマンホールM1,M2間にわたってその管頂部に設定間隔をおいてアンカー等を介して固定された支持部材5の保持部51(図3(b)参照)に固定されている。そして、主管2は、施工区間にわたって配設された1本の往主管21と、2本の復主管22,221とからなり、往主管21及び復主管22の一方のマンホールM1側端部が該一方のマンホールM1近傍に設置されたヒートポンプユニットHに循環配管h1,h2を介して接続されている。また、2本の復主管22,221の他方のマンホールM2側端部がU字状の管継手6(図2参照)を介して接続され、往主管21の他方のマンホールM2側端部及び折り返された復主管221の一方のマンホールM1側端部がキャップ7(図2参照)を介してそれぞれ閉鎖されている。
採熱管3は、耐蝕性及び可撓性に優れるとともに、平滑で流体抵抗の小さな樹脂、例えば、架橋ポリエチレンからなる樹脂管であって、前述した帯状部材100の2つの溝部100a、すなわち、帯状部材100によって製管された新設管Sにおける螺旋状に連続する2条の溝部Saにそれぞれ設定されたスパンpにわたって嵌め込まれている。そして、各スパンpにおける2本の採熱管3は、一方のマンホールM1側入口端部が主配管2の往主管21に継手部4を介して接続され、他方のマンホールM2側出口端部が折り返された復主管221に継手部4を介して接続されている。
ここで、各スパンpにおける採熱管3の入口端部は、往主管21に対してヒートポンプユニットHから徐々に離れるように接続されるのに対し、各スパンpにおける採熱管3の出口端部は、折り返された復主管221に対してヒートポンプユニットHから徐々に離れるように、すなわち、折り返された復主管221に連続する復主管22に対してヒートポンプユニットHに徐々に接近するように接続されている。これにより、各スパンpにおける採熱管3の配管抵抗がヒートポンプユニットHから離れるにしたがって増大することを抑制できる。
主管2及び採熱管3を接続する継手部4は、主管2に接続されるチーズ41(例えば、積水化学工業株式会社の製造販売に係る径違いチーズ参照)と、該チーズ41に接続される変換アダプター42(例えば、積水化学工業株式会社の製造販売に係るエスロンHIVP変換アダプター参照)と、変換アダプター42に接続される管継手43(例えば、積水化学工業株式会社の製造販売に係るペックスヘッダー継手参照)とからなり、管継手43に採熱管3の端部が接続されている。
この実施形態においては、主管2は内径が略51mm、採熱管3は内径が略13mmであり、1スパンpを2500〜4000mmとして採熱管3の各端部が継手部4を介して往主管21及び折り返された復主管221にそれぞれ接続されている。この場合、1スパンpにおける採熱管3の総延長距離は、新設管Sの内径を1000mm、帯状部材100のピッチを79mmとすると、約101〜162mとなる。
次にこのように構成された採熱システム1の施工要領について説明する。
まず、先に説明したように、図6に示した帯状部材100を中空円筒状に巻き重ねた輸送ドラムを一方のマンホールM1側の地上に設置するとともに、既設管K内に製管機を配置し、輸送ドラムから螺旋状に引き出した帯状部材100を既設管K内の製管機に導入し、製管機を既設管Kの軸心回りに回転させて隣接する帯状部材100の接合部104,106同士を接合して新設管Sを製管し、回転することなく製管された新設管Sに新たに帯状部材100を供給して新設管Sを既設管Kの軸心方向に付加形成する。そして、一方のマンホールM1を発進側マンホール、他方のマンホールM2を到達側マンホールとして、隣接するマンホールM1,M2間の施工区間にわたって既設管Kに新設管Sを製管したならば、既設管Kと新設管Sとの空間に裏込め材を充填し、既設管Kに対して新設管Sを固定する。
次いで、帯状部材100の2条の溝部100a、すなわち、帯状部材100を螺旋状に巻き回して製管された新設管Sの2条の螺旋状溝部Saに採熱管3を設定スパンp毎に嵌め込む。この場合、採熱管3に予め新設管Sの管径に相当する円弧状の巻き癖を付与しておくことにより、嵌込作業を容易に行なうことができる。
一方、新設管Sの管頂部に設定間隔をおいてアンカー等を介して支持部材5を固定した後、支持部材5の保持部51にわたって主管2を構成する1本の往主管21及び2本の復主管22,221を順に配置して固定する。そして、3本の主管2のうち、前後の往主管21,21及び外側に位置する、折り返される側の復主管221,221を設定スパンp毎に2個のチーズ41及びソケット44(図4参照)を介して順に接続し、施工区間にわたって配設する。同様に、中央に位置する復主管22をソケット(図示せず)を介して順に接続し、施工区間にわたって配設する。次いで、他方のマンホールM2側において、主管2を構成する2本の復主管22,221の端部をU字状の管継手6を介して接続するとともに、往主管21の端部をキャップ7を介して閉鎖する。さらに、一方のマンホールM1側において、折り返された復主管221の端部をキャップ7を介して閉鎖する。
主管2を配設すれば、往主管21の各スパンpにおける2個のチーズ41に変換アダプター42をそれぞれ接続するとともに、各変換アダプター42に管継手43をそれぞれ接続した後、各スパンpにおける2条の採熱管3の各入口端部を螺旋状溝部Saから引き出して各管継手43に挿入し、接続する。同様に、折り返された復主管221の各スパンpにおける2個のチーズ41に変換アダプター42をそれぞれ接続するとともに、各変換アダプター42に管継手43をそれぞれ接続した後、各スパンにおける2条の採熱管3の各出口端部を各管継手43に挿入し、接続する。
次いで、一方のマンホールM1の近傍に設置したヒートポンプユニットHに接続されて一方のマンホールM1内に引き出された循環配管h1,h2を、往主管21及び復主管22の一方のマンホールM1側端部に接続すればよい。
このように施工された下水熱利用システム1においては、ヒートポンプユニットHにおいて、図示しないポンプを駆動することにより、ヒートポンプユニットHと下水熱利用システム1との間で熱交換媒体を循環させる。すなわち、ポンプより吐出された熱交換媒体は、循環配管h1を経て往主管21に供給され、往主管21に継手部4を介して並列接続された各スパンpの2条の採熱管3に分岐される。ここで、各スパンpにおける2条の採熱管3に供給された熱交換媒体は、新設管Sの内周面に沿って螺旋状に巻き回された採熱管3を流下する。この際、熱交換媒体は、採熱管3が新設管Sの管底部を通過する都度新設管Sの管底部を流下する下水と採熱管3を経て熱交換することになる。そして、各スパンpにわたって下水と熱交換した熱交換媒体は、それぞれ継手部4を介して折り返された復主管221に合流した後、復主管21及び循環配管h2を経てヒートポンプユニットHに戻り、再びポンプを介して循環配管h1を経て往主管21に供給され、ヒートポンプユニットHとの間を循環し、下水と熱交換する。これにより、ヒートポンプユニットHに戻った熱交換媒体は、図示しない熱交換器を介して熱交換することができ、熱源として、あるいは、冷源として活用することができる。
この場合、採熱管3は、下水と直接接触するとともに、設定されたスパンpにおいて、螺旋状に巻き回されて下水と多数回接触することから、下水熱を効率よく回収することができる。また、下水と同等温度とされる新設管S内上部の気層と多数回接触するため、気層の熱についても回収が期待できる。加えて、主管2での熱交換媒体輸送時における回収熱の放散を低減できる。特に、採熱管3については、2条の採熱管3を採用することにより、より多くの下水熱を回収することができる。しかも、既設管K内において新設管Sを製管することで下水熱を採熱することから、道路等を開削する必要がなく、コストを削減するとともに、工期を短縮することができる。さらに、新設管S内に主管2及び採熱管3が配設されるため、保守点検作業を容易に行なうことができる。また、採熱管3は、主管2に対して設定されたスパンp毎に並列接続されることから、配管抵抗に伴う圧力損失を抑制することができ、施工区間の長さに関係なく配設することができるとともに、施工区間にわたって下水熱を採熱することができる。
なお、前述した実施形態においては、採熱管3は、新設管Sを製管した後、その内周面に形成された螺旋状溝部Saに嵌め込む場合を説明したが、予め帯状部材100の溝部100aに採熱管3を嵌め込んでおき(図7参照)、採熱管3を保持した帯状部材100を螺旋状に巻き回して新設管Sを製管するようにしてもよい。このように施工すれば、採熱管3の嵌込作業が解消され、作業時間を短縮することができる。この場合、帯状部材100を成形してドラムに巻き取る際に採熱管3を帯状部材100の溝部100aに嵌め込んでもよいし、施工現場において、ドラムから帯状部材100を繰り出して既設管K内に送り込む際に溝部100aに採熱管3を嵌め込んでもよい。
また、前述した実施形態においては、新設管Sを製管し、既設管Kと新設管Sとの空間に裏込め材を充填した後、主管2及び採熱管3を新設管Sに配設する場合を例示したが、新設管Sを製管した後、主管2及び採熱管3を新設管Sに配設し、次いで、既設管Kと新設管Sとの空間に裏込め材を充填するようにしてもよい。
ところで、前述した実施形態においては、既設管Kの内部に製管された新設管Sの内部に主管2及び採熱管3を配設する場合を例示したが、新設管Sの外部、すなわち、既設管Kと新設管Sとの空間を利用して主管2及び採熱管3を配設することもできる(図8参照)。
この場合は、図9に示すように、従来公知の帯状部材200の裏面側に立設された、隣接する補強リブ209,209間及び補強リブとしての接合凹部204との間に採熱管3を配設して新設管Sを製管することにより、新設管Sの外周面に螺旋状に連続する採熱管3を配設することができる。
なお、帯状部材200は、先に説明した帯状部材100と基本的に同一の機能を有し、帯状部材100と同一機能の部材については下二桁の符号を援用することでその詳細な説明を省略する。
このような新設管Sの外周面に採熱管3を配設した採熱システム1を施工するには、まず、既設管Kの管頂部に設定間隔をおいてアンカー等を介して支持部材5を固定した後、支持部材5の保持部51にわたって主管2を構成する1本の往主管21及び2本の復主管22,221を順に配設して固定する。そして、3本の主管2のうち、前後の往主管21及び外側に位置する、折り返される復主管221を設定されたスパンp毎に2個のチーズ41及びソケット44を介して順に接続し、施工区間にわたって配設する。同様に、中央に位置する復主管22をソケット(図示せず)を介して順に接続し、施工区間にわたって配設する。次いで、他方のマンホールM2側において、主管2の2本の復主管22の端部をU字状の管継手6を介して接続するとともに、往主管21の他方のマンホールM2側端部及び折り返された復主管221の一方のマンホールM1側端部をキャップ7を介してそれぞれ閉鎖する。
主管2を既設管Kに対して配設したならば、一方のマンホールM1側の地上に設置した輸送ドラムから裏面側に採熱管3を配設した帯状部材200を螺旋状に引き出して、既設管K内に配置した製管機に導入し、製管機を既設管Kの軸心回りに回転させて隣接する帯状部材200の接合部204,206同士を接合して新設管Sを製管し、回転することなく製管された新設管Sに新たに帯状部材200を供給して新設管Sを一方のマンホールM1を発進側マンホール、他方のマンホールM2を到達側マンホールとして既設管Kの軸心方向に付加形成する。この際、新設管Sの製管に伴って新設管Sの外周面に沿って螺旋状に採熱管3が配設される。
新設管Sを設定されたスパンpだけ製管したならば、製管作業を中断し、折り返された復主管221の各スパンpにおける2個のチーズ41に変換アダプター42をそれぞれ接続するとともに、各変換アダプター42に管継手43をそれぞれ接続した後、先行したスパンpにおける2条の採熱管3の各出口端部を各管継手43に挿入し、接続する。同様に、往主管21の後続するスパンpにおける2個のチーズ41に変換アダプター42をそれぞれ接続するとともに、各変換アダプター42に管継手43をそれぞれ接続した後、各スパンpにおける2条の採熱管3の各入口端部を各管継手43に挿入し、接続する。
このようにして、各スパンp毎に新設管Sを製管した後、折り返された復主管221に先行するスパンpの採熱管3の出口端部を継手部4を介して接続するとともに、往主管21に後続するスパンpの採熱管3の入口端部を継手部4を介して接続することを繰り返して施工区間にわたって採熱管3を配設するとともに、主管2に接続する。
さらに、一方のマンホールM1において、往主管21の始端側継手部4に始端となるスパンpにおける2条の採熱管3の各入口端部を接続する。同様に、他方のマンホールM2において、折り返された復主管221の終端側継手部4に終端となるスパンpにおける2条の採熱管3の各出口端部を接続する。
このようにして施工された採熱システム1においても、ヒートポンプユニットHにおいて、図示しないポンプを駆動することにより、ポンプより吐出された熱交換媒体は、循環配管h1を経て往主管21に供給され、往主管21に継手部4を介して並列接続された各スパンpの2条の採熱管3に分岐される。ここで、各スパンpにおける2条の採熱管3に供給された熱交換媒体は、新設管Sの外周面に沿って螺旋状に巻き回された採熱管3を流下する。この際、熱交換媒体は、採熱管3が新設管Sの管底部を通過する都度新設管Sの管底部を流下する下水と新設管S及び採熱管3を経て熱交換することになる。そして、各スパンpにわたって下水と熱交換した熱交換媒体は、それぞれ継手部4を介して折り返された復主管221に合流した後、復主管22及び循環配管h2を経てヒートポンプユニットHに戻り、再びポンプを介して往主管21に供給され、ヒートポンプユニットHとの間を循環し、下水と熱交換する。これにより、ヒートポンプユニットHに戻った熱交換媒体は、図示しない熱交換器を介して熱交換することができ、熱源として、あるいは、冷源として活用することができる。
この場合、採熱管3は、下水と新設管Sを介して接触するとともに、設定されたスパンpにおいて、螺旋状に巻き回されて下水と多数回接触することから、下水熱を効率よく回収することができる。また、下水と同等温度とされる新設管S内上部の気層と新設管Sを介して多数回接触するため、気層の熱についても回収が期待できる。加えて、主管2での熱交換媒体輸送時における回収熱の放散を低減できる。特に、採熱管3については、2条の採熱管3を採用することにより、より多くの下水熱を回収することができる。しかも、既設管K内において新設管Sを製管することで下水熱を採熱することから、道路等を開削する必要がなく、コストを削減するとともに、工期を短縮することができる。また、採熱管3は、主管2に対して設定されたスパンp毎に並列接続されることから、配管抵抗に伴う圧力損失を抑制することができ、施工区間の長さに関係なく設置することができるとともに、全施工区間にわたって下水熱を回収することができる。
なお、前述した実施形態においては、下水道管を流下する下水と熱交換させて採熱する場合を例示したが、下水に限らず、地中に埋設された既設管Kを流れる流体、例えば、上水や農業用水等が保有する熱を採熱することもできる。
1 採熱システム
2 主管
21 往主管
22,221 復主管
3 採熱管
4 継手部
41 チーズ
42 変換アダプター
43 管継手
5 支持部材
100,200 帯状部材
H ヒートポンプユニット
S 新設管
K 既設管
M1,M2 マンホール

Claims (17)

  1. 下水熱等の採熱システムであって、
    地中に埋設された既設管の内部に新設管を製管する一方、新設管の内部に熱交換媒体の主管及び採熱管をそれぞれ配設するとともに、主管に対して採熱管を設定スパン毎に接続し、
    前記新設管は、両側縁部に接合部が形成された帯状部材を螺旋状に巻き回し、隣接する帯状部材の接合部同士を互いに接合して製管され、
    前記帯状部材は表面側に溝部が形成されており、該帯状部材によって製管された新設管の内周面に形成された螺旋状溝部に採熱管が配設されて、
    熱交換媒体を主管から各採熱管に分岐させ、新設管を流下する流体と熱交換させて主管に戻すことを特徴とする下水熱等の採熱システム。
  2. 請求項に記載の下水熱等の採熱システムにおいて、前記主管新設管に固定された支持部材に支持されることを特徴とする下水熱等の採熱システム。
  3. 地中に埋設された既設管の内部に新設管を製管する一方、新設管の外部に熱交換媒体の主管及び採熱管をそれぞれ配設するとともに、主管に対して採熱管を設定スパン毎に接続し、熱交換媒体を主管から各採熱管に分岐させ、新設管を流下する流体と熱交換させて主管に戻すことを特徴とする下水熱等の採熱システム。
  4. 請求項に記載の下水熱等の採熱システムにおいて、前記新設管が両側縁部に接合部が形成された帯状部材を螺旋状に巻き回し、隣接する帯状部材の接合部同士を互いに接合して製管されることを特徴とする下水熱等の採熱システム。
  5. 請求項1又は3に記載の下水熱等の採熱システムにおいて、前記主管が1本の往主管及び2本の復主管、又は、1本の往主管及び1本の復主管からなり、各スパンの採熱管が往主管及び復主管に並列接続されることを特徴とする下水熱等の採熱システム。
  6. 請求項1又は3に記載の下水熱等の採熱システムにおいて、前記各スパンの採熱管が主管に対して継手部を介してそれぞれ接続されることを特徴とする下水熱等の採熱システム。
  7. 請求項に記載の下水熱等の採熱システムにおいて、前記主管が新設管の上半部に配設されてなることを特徴とする下水熱等の採熱システム。
  8. 請求項3に記載の下水熱等の採熱システムにおいて、前記主管が既設管に固定された支持部材に支持されることを特徴とする下水熱等の採熱システム。
  9. 請求項3に記載の下水熱等の採熱システムにおいて、前記各採熱管が主管から分岐して新設管の外周面に沿って螺旋状に巻き回されることを特徴とする下水熱等の採熱システム。
  10. 請求項4に記載の下水熱等の採熱システムにおいて、前記帯状部材の裏面側に複数本の補強リブが立設され、帯状部材によって製管された新設管の外周面の隣接する螺旋状の補強リブ間に採熱管が配設されることを特徴とする下水熱等の採熱システム。
  11. 既設管内において、両側縁部に接合部が形成されるとともに、表面側に溝部が形成された帯状部材を螺旋状に巻き回し、隣接する帯状部材の接合部同士を互いに接合して新設管を製管した後、新設管の内周面に形成された螺旋状溝部に採熱管を配設するとともに、新設管の内部に主管を配設し、主管に対して設定スパン毎に採熱管を接続することを特徴とする下水熱等の採熱システムの施工方法。
  12. 請求項11に記載の下水熱等の採熱システムの施工方法において、前記採熱管を新設管の螺旋状溝部に配設するのに先立って、は、配設後に既設管と新設管との空間に裏込め材を充填することを特徴とする下水熱等の採熱システムの施工方法。
  13. 請求項11に記載の下水熱等の採熱システムの施工方法において、前記採熱管が新設管の螺旋状溝部に対応して予め巻き癖が付与されることを特徴とする下水熱等の採熱システムの施工方法。
  14. 請求項11に記載の下水熱等の採熱システムの施工方法において、前記主管の分岐箇所に設けられた継手部に、採熱管を新設管の螺旋状溝部から引き出して接続することを特徴とする下水熱等の採熱システムの施工方法。
  15. 請求項11に記載の下水熱等の採熱システムの施工方法において、前記主管が、新設管の上半部に配設されることを特徴とする下水熱等の採熱システムの施工方法。
  16. 既設管内において、両側縁部に接合部が形成されるとともに、表面側に溝部が形成されて該溝部に採熱管が配設された帯状部材を螺旋状に巻き回し、隣接する帯状部材の接合部同士を互いに接合して新設管を製管した後、新設管の内部に主管を配設し、主管に対して設定スパン毎に採熱管を螺旋状溝部から引き出して接続することを特徴とする下水熱等の採熱システムの施工方法。
  17. 既設管の内部に主管を配設した後、既設管内において、両側縁部に接合部が形成されるとともに、裏面側に複数本の補強リブが立設されて該隣接する補強リブ間に採熱管が配設された帯状部材を螺旋状に巻き回し、隣接する帯状部材の接合部同士を互いに接合して新設管を設定スパン毎に間欠的に製管し、設定スパンの製管後に主管に対して各スパンの採熱管を接続することを特徴とする下水熱等の採熱システムの施工方法。
JP2012068893A 2012-03-26 2012-03-26 下水熱等の採熱システム及びその施工方法 Active JP5914084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012068893A JP5914084B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 下水熱等の採熱システム及びその施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012068893A JP5914084B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 下水熱等の採熱システム及びその施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013200071A JP2013200071A (ja) 2013-10-03
JP5914084B2 true JP5914084B2 (ja) 2016-05-11

Family

ID=49520445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012068893A Active JP5914084B2 (ja) 2012-03-26 2012-03-26 下水熱等の採熱システム及びその施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5914084B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015218983A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 積水化学工業株式会社 採熱システムの施工方法
JP6328995B2 (ja) * 2014-05-20 2018-05-23 積水化学工業株式会社 採熱システム
JP6482017B2 (ja) * 2014-11-11 2019-03-13 吉佳エンジニアリング株式会社 熱交換構造及び熱利用方法
JP6007455B1 (ja) * 2015-03-30 2016-10-12 中村物産有限会社 冷熱供給装置及び冷熱供給方法
JP6348918B2 (ja) * 2016-01-28 2018-06-27 株式会社興和 既設管を利用した熱交換構造及びその構築方法
JP2021162159A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 Jfeスチール株式会社 配管敷設方法および配管敷設構造

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH690108C1 (de) * 1996-05-31 2004-01-30 Rabtherm Ag I G Installation zum Entzug von Waerme aus Abwasser.
JP3769367B2 (ja) * 1997-09-30 2006-04-26 積水化学工業株式会社 既設管のライニング方法
JP3422245B2 (ja) * 1998-01-14 2003-06-30 株式会社山田組 光ファイバー敷設対応更生工法
JP2002013105A (ja) * 2000-06-28 2002-01-18 Kubota Corp 下水利用熱源設備、及び、その構築方法
JP4488328B2 (ja) * 2000-10-17 2010-06-23 芦森工業株式会社 既設管路の補修用内面部材および既設管路の補修方法
JP2002348942A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Kubota Corp 下水用熱交換器及びその製造方法
JP4318516B2 (ja) * 2003-09-22 2009-08-26 旭化成ホームズ株式会社 地熱交換装置
JP4974230B2 (ja) * 2007-03-29 2012-07-11 株式会社前川製作所 下水熱採熱設備及び下水熱利用システム
JP2009133477A (ja) * 2007-11-02 2009-06-18 Sekisui Chem Co Ltd 既設管の更生方法
WO2010031193A1 (de) * 2008-09-16 2010-03-25 Rabtherm Ag Installation zur entnahme von wärme aus fliessendem wasser
CA2697436A1 (en) * 2009-03-20 2010-09-20 Renewable Resource Recovery Corp. Heat exchange system
JP5063669B2 (ja) * 2009-12-02 2012-10-31 三菱マテリアルテクノ株式会社 トンネル工法とその熱交換路固定具
FR2954819B1 (fr) * 2009-12-30 2013-08-16 Lyonnaise Eaux France Dispositif pour extraire de la chaleur dans un collecteur d'eaux usees, et installation mettant en oeuvre de tels dispositifs.
FR2959301B1 (fr) * 2010-04-21 2014-08-08 Lyonnaise Eaux France Installation pour extraire de la chaleur d'un effluent circulant dans une conduite, et echangeur de chaleur pour une telle installation.
JP5753771B2 (ja) * 2011-12-08 2015-07-22 積水化学工業株式会社 製管用部材、及び採熱構造
JP2013119227A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Sekisui Chem Co Ltd 製管用部材、及び採熱構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013200071A (ja) 2013-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5914084B2 (ja) 下水熱等の採熱システム及びその施工方法
JP5063669B2 (ja) トンネル工法とその熱交換路固定具
JP2007315742A (ja) 地中熱交換器及びその埋設構造
JP2007321383A (ja) 熱交換掘削杭及び地中熱利用消融雪装置
JP2008292107A (ja) 熱交換器、熱交換システム及び熱交換システムの施工方法
JP6166061B2 (ja) 地中熱利用システムの熱交換装置の施工方法および地中熱利用システム
JP2012047407A (ja) 熱交換器、熱交換システム、熱交換システムの施工方法
JP5897873B2 (ja) 熱交換部材
KR101299826B1 (ko) 고심도용 지중 열교환 시스템
JP5946754B2 (ja) 螺旋状配管付き二重管構造の構築方法及びそれに用いる製管機
JP6114665B2 (ja) 製管用部材の製造方法
JP2013242107A (ja) 下水熱等の採熱構造
JP2015017445A (ja) 杭構造
JP2013234782A (ja) 熱交換ユニット
JP6089472B2 (ja) 保持部材、及び、地中熱交換器
JP5753771B2 (ja) 製管用部材、及び採熱構造
EP3423678B1 (en) A prefabricated modular energy segment, a tunnel lining made with a plurality of such segments and a method for exchanging heat in a tunnel by making a lining with a plurality of such segments
JP6068739B2 (ja) 既設管渠用更生材及びそれを用いた熱交換器の敷設方法、下水管排熱利用システム
US11022345B1 (en) Ground source heat pump heat exchanger
JP6328995B2 (ja) 採熱システム
JP5258983B2 (ja) 杭頭部の構造
JP2004278866A (ja) 地中熱交換システム用採熱管ユニット
KR101160486B1 (ko) 지열 히트펌프의 지중 열교환기
JP6018826B2 (ja) 配管の固定構造
JP5836452B2 (ja) 空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160404

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5914084

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151