JP5912896B2 - 電圧変換装置および発電装置 - Google Patents

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本発明は、熱電素子を有する熱電モジュールから出力される発電電圧をこの発電電圧の電圧値とは異なる電圧値の直流電圧に変換して出力する電圧変換装置、およびこの電圧変換装置を備えた発電装置に関するものである。
下記特許文献1に開示されているように、熱電素子を有する熱電モジュールに負荷を接続したときの電流電圧特性は、電圧と電流とが負の比例の状態で変化する特性となっている。このため、熱電モジュールの発電電圧をこの発電電圧の電圧値と異なる電圧値の出力電圧に変換して出力する電圧変換装置において、熱電モジュールでの発生電力を最大に維持しつつ電圧変換を行うためには、熱電モジュールから出力される発電電圧の電圧値を、電流の電流値がゼロのときの電圧(熱電モジュールの開放電圧)の1/2に維持することで可能となることが公知である。言い換えれば、熱電モジュールの電流電圧特性を求めることにより、この熱電モジュールでの発生電力を最大に維持しつつ電圧変換を行い得ることが公知となっている。
特開平9−15353号公報(第2頁、第10図)
ところが、上記した電圧変換装置には、以下の課題が存在している。すなわち、熱電モジュールは、熱サイクル疲労が発生する場合や、加熱による構成材料の経年劣化が発生する場合があり、これらの場合には、熱サイクル疲労や加熱による構成材料の経年劣化が発生した熱電モジュールを交換する必要がある。しかしながら、従来の電圧変換装置では、熱電モジュールの劣化(熱サイクル疲労の発生および加熱による構成材料の経年劣化)を検出することができないため、この点を改善することが望まれている。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、熱電モジュールの劣化を検出し得る電圧変換装置および発電装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の電圧変換装置は、接続された熱電モジュールの発電電圧を入力すると共に当該発電電圧の電圧値と異なる電圧値の直流電圧に変換して出力する変換動作を実行する電圧変換部と、処理部とを備え、前記処理部は、前記変換動作を実行する動作状態および前記熱電モジュールに対して無負荷と等価な状態となる無負荷状態のうちの任意の一方の状態に前記電圧変換部を切り替える切替処理、前記切替処理を実行して前記電圧変換部を無負荷状態に移行させているときの前記発電電圧の前記電圧値を開放電圧として測定する開放電圧測定処理、前記切替処理を実行して前記電圧変換部を前記動作状態に移行させているときの前記発電電圧の前記電圧値のうちの任意の1つの電圧値と当該1つの電圧値での前記熱電モジュールから当該電圧変換部への流入電流の電流値とを測定する電圧電流測定処理、前記開放電圧と前記測定した1つの電圧値および当該1つの電圧値での前記流入電流の電流値とに基づいて前記熱電モジュールについての電流電圧特性を特定する特性特定処理、並びに当該特定した電流電圧特性と予め規定された基準電流電圧特性とを比較して前記熱電モジュールの劣化を検出する劣化検出処理を実行する。
また、請求項2記載の電圧変換装置は、接続された熱電モジュールの発電電圧を入力すると共に当該発電電圧の電圧値と異なる電圧値の直流電圧に変換して出力する変換動作をそれぞれ実行する複数の電圧変換部と、処理部とを備え、前記処理部は、前記変換動作を実行する動作状態およびそれぞれに接続された前記各熱電モジュールに対して無負荷と等価な状態となる無負荷状態のうちの任意の一方の状態に前記各電圧変換部を切り替える切替処理、前記切替処理を実行して前記各電圧変換部を無負荷状態に移行させているときの前記各熱電モジュールからの前記発電電圧の前記電圧値を開放電圧として測定する開放電圧測定処理、前記切替処理を実行して前記各電圧変換部を前記動作状態に移行させているときの前記各熱電モジュールからの前記発電電圧の前記電圧値うちの任意の1つの電圧値と当該1つの電圧値での当該各熱電モジュールから当該各電圧変換部への流入電流の電流値とを測定する電圧電流測定処理、前記開放電圧と前記測定した1つの電圧値および当該1つの電圧値での前記流入電流の電流値とに基づいて前記各熱電モジュールについての電流電圧特性を特定する特性特定処理、並びに当該特定した電流電圧特性と予め規定された基準電流電圧特性とを比較して前記各熱電モジュールの劣化を検出する劣化検出処理を実行する。
また、請求項3記載の電圧変換装置は、請求項2記載の電圧変換装置において、前記各電圧変換部は、同じ直方体形状にモジュール化されると共に上面を構成する1つの辺に沿って前記熱電モジュールが接続される一対の入力端子が当該上面に並設されて構成され、モジュール化された前記各電圧変換部は、それぞれの前記一対の入力端子が平面視において同じ向き側に位置し、かつ下側の前記電圧変換部の前記上面における当該一対の入力端子が並設された部位が露出するように上側の前記電圧変換部が当該下側の電圧変換部に対して前記1つの辺と直交する方向にずらして当該下側の電圧変換部の上に積層されている。
また、請求項4記載の電圧変換装置は、請求項1から3のいずれかに記載の電圧変換装置において、前記処理部は、前記熱電モジュールについて実行した前記特性特定処理において特定した前記電流電圧特性を前記基準電流電圧特性とする。
また、請求項5記載の発電装置は、請求項1から4のいずれかに記載の電圧変換装置と、当該電圧変換装置に前記発電電圧を出力する前記熱電モジュールとを備えている。
請求項1記載の電圧変換装置および請求項5記載の発電装置によれば、処理部が、熱電モジュールについての電流電圧特性を特定する特性特定処理、および特定した電流電圧特性と予め規定された基準電流電圧特性とを比較して熱電モジュールの劣化を検出する劣化検出処理を実行するため、熱電モジュールにおける熱サイクル疲労の発生や加熱による構成材料の経年劣化の発生を検出することができる。したがって、作業者は、この電圧変換装置および発電装置でのこの検出結果に基づいて、劣化した熱電モジュールを確実に交換することができる。
請求項2記載の電圧変換装置および請求項5記載の発電装置によれば、処理部が、各熱電モジュールについての電流電圧特性を特定する特性特定処理、および特定した電流電圧特性と予め規定された基準電流電圧特性とを比較して各熱電モジュールの劣化を検出する劣化検出処理を実行するため、いずれの熱電モジュールに熱サイクル疲労の発生や加熱による構成材料の経年劣化が発生したかを検出することができる。したがって、作業者は、この電圧変換装置および発電装置でのこの検出結果に基づいて、劣化した熱電モジュールを確実に交換することができる。
請求項3記載の電圧変換装置および請求項5記載の発電装置によれば、各電圧変換部の一対の入力端子が平面的に広がる事態を回避して、各電圧変換部全体をコンパクトにまとめることができるため、電圧変換部と熱電モジュールとを接続する各ケーブルの長さをほぼ等しくすることができる。これにより、電圧変換部と熱電モジュールとに個別に対応させてケーブルの長さを設計する必要がなくなるため、コストの低減を図ることができると共に、ケーブルの配線作業に要する時間を短縮することができる。また、各電圧変換部へのケーブルの配線に際して、作業者が移動する必要がなくなるため、作業効率を大幅に向上させることができる。
請求項4記載の電圧変換装置および請求項5記載の発電装置によれば、処理部が電圧変換部に接続された熱電モジュールについて特性特定処理を実行して、特定した電流電圧特性をこの熱電モジュールについての基準電流電圧特性として劣化検出処理において使用するため、熱電モジュールを新たに接続したときや、接続されている熱電モジュールを交換したときに、作業者が基準電流電圧特性を設定する作業を省くことができる。
電圧変換装置1および発電装置41の構成図である。 設置場所の温度差が変化したときの熱電モジュール11の電流電圧特性および出力電力特性を示す特性図である。 熱電モジュール11を構成する熱電素子11aに熱サイクル疲労が発生したときのに熱電モジュール11の電流電圧特性および出力電力特性を示す特性図である。 複数の電圧変換部2を有する電圧変換装置1Aおよび発電装置41Aの構成図である。 図4の各電圧変換部2を積層した状態を説明するための斜視図である。 ケース32を使用して図4の各電圧変換部2を積層する具体例を説明するための一部切欠き側面図である。
以下、添付図面を参照して、電圧変換装置1および発電装置41の実施の形態について説明する。
図1に示す電圧変換装置1は、電圧変換部2および処理部3を備え、電圧変換部2の一対の入力端子4a,4b(以下、特に区別しないときには「入力端子4」ともいう)に接続された熱電モジュール11から、一対の入力端子4を介して入力した発電電圧V1をこの発電電圧V1の電圧値V1aとは異なる電圧値V2aの直流電圧V2に変換して、電圧変換部2の一対の出力端子5a,5b(以下、特に区別しないときには「出力端子5」ともいう)に接続された負荷(例えば、バッテリなど)12に出力する。この場合、熱電モジュール11は、複数の熱電素子11a,11a、・・・が一例として直列に接続されて構成されている。また、各熱電素子11aは、図示はしないが、p型半導体とn型半導体とをπ形に多数接続して構成されている。発電装置41は、電圧変換装置1と熱電モジュール11とを備えて構成されている。
電圧変換部2は、本例では一例として、コイル21、スイッチ素子(本例では一例として、n型の電界効果型トランジスタ)22、ダイオード23、コンデンサ24、切替スイッチ25、および検出回路(本例では一例として、直列接続された抵抗値が既知の一対の固定抵抗26a,26bで構成されている)26を備え、DCDCコンバータとしての非絶縁型昇圧チョークコンバータとして構成されている。
具体的には、入力端子4bを基準電位(低電位)側として発電電圧V1が入力される入力端子4aにコイル21の一端が接続されている。また、コイル21の他端には、ダイオード23のアノード端子とスイッチ素子22の一端(本例では、電界効果型トランジスタのドレイン端子)とが接続されている。また、ダイオード23のカソード端子には、コンデンサ24の一端と切替スイッチ25のコモン端子とが接続されている。
切替スイッチ25の第1接点は、出力端子5bを基準電位側として直流電圧V2が出力される出力端子5aに接続されている。また、切替スイッチ25の第2接点は、いずれにも接続されていない状態(未接続状態)となっている。また、切替スイッチ25の第3接点は、直列接続された固定抵抗26a,26bの一端(本例では固定抵抗26aの一端)に接続されている。基準電位となる入力端子4bには、スイッチ素子22の他端(電界効果型トランジスタのソース端子)と、コンデンサ24の他端と、直列接続された固定抵抗26a,26bの他端(本例では固定抵抗26bの他端)と、出力端子5bとが接続されている。
この構成により、電圧変換部2は、一対の入力端子4を介して入力した発電電圧V1を直流電圧V2に変換し、変換した直流電圧V2を一対の出力端子5または検出回路26に切替スイッチ25を介して出力する。なお、図示はしないが、電圧変換部2を他の型式のDCDCコンバータ、例えば、非絶縁型降圧チョークコンバータ、絶縁型フォワード型コンバータ、および絶縁型フライバックコンバータなどで構成することもできる。
処理部3は、一例として、複数(本例では一例として、発電電圧V1および直流電圧V2を測定するため、2つ)のA/D変換器、複数(本例では、スイッチ素子22と切替スイッチ25を駆動するため、2つ)の駆動回路、CPUおよびメモリ(いずれも図示せず)を備え、発電電圧V1の電圧値V1aについての測定処理、検出回路26から出力される電圧(直流電圧V2を固定抵抗26a,26bで分圧して得られる電圧(固定抵抗26bの両端間電圧V3)の電圧値V3aについての測定処理、並びにスイッチ素子22および切替スイッチ25に対する制御処理を実行する。なお、処理部3は、スイッチ素子22に対する制御については、スイッチ素子22としての電界効果型トランジスタにおけるゲート端子に駆動回路を介して駆動信号を出力することで制御する。
また、処理部3は、電圧変換部2を動作状態および無負荷状態の任意の一方の状態に切り替える切替処理、切替処理を実行して電圧変換部2を無負荷状態に移行させているときの発電電圧V1の電圧値V1aを開放電圧Vopとして測定する開放電圧測定処理、切替処理を実行して電圧変換部2を動作状態に移行させているときの発電電圧V1の電圧値V1aのうちの任意の1つの電圧値V1a1とこの1つの電圧値V1a1での熱電モジュール11から電圧変換部2への流入電流I1の電流値I1a(以下では、この1つの電圧値V1a1での電流値I1aを特に「電流値I1a1」ともいう)とを測定する電圧電流測定処理、負荷12を接続したときのスイッチ素子22の駆動条件を特定する駆動条件特定処理、開放電圧Vopと測定した1つの電圧値V1a1およびこの1つの電圧値V1a1での流入電流I1の電流値I1a1とに基づいて熱電モジュール11についての電流電圧特性を特定する特性特定処理、並びに特定した電流電圧特性と予め規定された基準電流電圧特性とを比較して熱電モジュール11の劣化を検出する劣化検出処理を実行する。
次いで、電圧変換装置1および発電装置41の動作について、図面を参照して説明する。なお、各入力端子4a,4bには、熱電モジュール11が接続され、各入力端子5a,5bには、負荷12が接続されているものとする。また、熱電モジュール11は、温度差の生じている部位に設置されて、発電状態(発電電圧V1を出力している状態)にあるものとする。
発電装置41の電圧変換装置1では、処理部3は、最初に、熱電モジュール11の電流電圧特性を特定する。
具体的には、処理部3は、まず、切替処理を実行して、電圧変換部2を無負荷状態に切り替える。具体的には、処理部3は、スイッチ素子22に対する制御処理を実行して、スイッチ素子22をオフ状態に移行させると共に、切替スイッチ25に対する制御処理を実行して、コモン端子を第2接点に接続させる。これにより、電圧変換部2における直流電圧V2の出力段(ダイオード23のカソード端子)側が直流的にオープン状態となるため、電圧変換部2は、熱電モジュール11に対して無負荷と等価な状態(無負荷状態)に移行する。なお、検出回路26の抵抗値(直列接続された固定抵抗26a,26bの合成抵抗値)が熱電モジュール11に対して十分に軽い負荷(無負荷に近い負荷)と等価であるときには、コモン端子を第2接点に接続させる構成を採用することもできる。
次いで、処理部3は、開放電圧測定処理を実行する。この開放電圧測定処理では、処理部3は、発電電圧V1の電圧値V1aについての測定処理を実行して、測定した電圧値V1aを開放電圧Vopとして記憶する。具体的には、処理部3では、内蔵のA/D変換器が発電電圧V1を入力して電圧データにA/D変換し、内蔵のCPUがこの電圧データから発電電圧V1の電圧値V1aを算出すると共に開放電圧Vopとして内蔵のメモリに記憶させる。
続いて、処理部3は、切替処理を実行して電圧変換部2を動作状態に移行させる。具体的には、処理部3は、切替スイッチ25に対する制御処理を実行して、コモン端子を第3接点に接続させることにより、コイル21およびダイオード23を介して熱電モジュール11に検出回路26(直列接続された固定抵抗26a,26b)を接続する。また、処理部3は、スイッチ素子22に対する制御処理を実行して、スイッチ素子22にスイッチング動作(一定のスイッチング周波数および一定のデューティ比でのスイッチング動作)を開始させる。これにより、電圧変換部2は、熱電モジュール11からの発電電圧V1を直流電圧V2に昇圧して、検出回路26に印加する動作状態に移行する。
次いで、処理部3は、電圧電流測定処理を実行する。この電圧電流測定処理では、処理部3は、まず、発電電圧V1の電圧値V1aについての上記の測定処理を実行して、この測定した電圧値V1aを動作状態での1つの電圧値V1a1(検出回路26が固定負荷として熱電モジュール11に接続されているときの電圧値V1a)として記憶する。
次いで、処理部3は、電圧電流測定処理において、この1つの電圧値V1a1での熱電モジュール11から電圧変換部2への流入電流I1の電流値I1a1を測定して記憶する。具体的には、まず、処理部3は、検出回路26から出力される電圧V3の電圧値V3aについての測定処理を実行する。この場合、処理部3では、内蔵のA/D変換器が電圧V3を入力して電圧データにA/D変換し、内蔵のCPUがこの電圧データから電圧V3の電圧値V3aを算出して内蔵のメモリに記憶させる。次いで、処理部3は、測定した電圧値V3aを固定抵抗26bの抵抗値(既知)で除算することにより、検出回路26に流れる電流の電流値を算出する。続いて、処理部3は、測定した電圧V3と固定抵抗26a,26bの分圧比とに基づいて、電圧変換部2から検出抵抗26全体に出力される出力電圧V2の電圧値V2aを算出する。次いで、処理部3は、算出した電圧変換部2からの出力電圧V2の電圧値V2aと、算出した検出回路26に流れる電流の電流値とを乗算して、電圧変換部2から検出抵抗26に出力されている電力を算出する。続いて、処理部3は、算出した電力を電圧変換部2の変換効率(既知)で除算することにより、熱電モジュール11から電圧変換部2に入力されている電力を算出する。最後に、処理部3は、この算出した電力を測定した電圧値V1a1で除算することにより、上記した1つの電圧値V1a1での流入電流I1の電流値I1a1を算出(測定)し、算出した電流値I1a1を記憶する。
続いて、処理部3は、駆動条件特定処理を実行する。この駆動条件特定処理では、処理部3は、スイッチ素子22に対してスイッチング周波数およびデューティ比のうちの少なくとも一方を変更する制御処理を実行しつつ、発電電圧V1の電圧値V1aについての測定処理を実行して、この測定している電圧値V1aが開放電圧Vopの1/2になるとき(つまり、図2に示すように、熱電モジュール11から出力される電力Pwが最大電力値Pwmaxとなるとき)のスイッチング周波数およびデューティ比を特定して、特定したスイッチング周波数を特定周波数として記憶すると共に、特定したデューティ比を特定デューティ比として記憶する。
続いて、処理部3は、特性特定処理を実行する。この特定特定処理では、処理部3は、記憶した開放電圧Vopと、記憶した1つの電圧値V1a1およびそれに対応する電流値I1a1とに基づいて、熱電モジュール11についての電流電圧特性を特定して記憶する。この場合、熱電モジュール11は、電圧(発電電圧V1)と電流(流入電流I1)とが負の比例の状態で変化する電流電圧特性を有することが既知である。このことから、処理部3は、図2に示すように、発電電圧V1を横軸とし、かつ流入電流I1を縦軸とする座標平面上において、開放電圧Vop(流入電流I1=0)で規定される1つの点P1と、上記のようにして記憶した1つの電圧値V1a1および電流値I1a1で規定される他の1つの点P2とから、各点P1,P2を含む直線L1を特定して記憶する。この直線L1は互いに負の比例の状態で変化する発電電圧V1および流入電流I1の関係を示すものであるため、直線L1の特定により、熱電モジュール11についての電流電圧特性が特定される。これにより、熱電モジュール11の電流電圧特性の特定が完了する。
次いで、処理部3は、負荷12への直流電圧V2の出力処理を実行する。この出力処理では、処理部3は、まず、切替スイッチ25に対する制御処理を実行して、コモン端子を第1接点に接続させることにより、電圧変換部2に負荷12を接続する。また、処理部3は、スイッチ素子22に対する制御処理を実行して、駆動条件特定処理で特定した特定周波数および特定デューティ比でのスイッチング動作を開始させる。この場合、電圧変換部2のようなDCDCコンバータ(特に非絶縁型昇圧チョークコンバータ)では、電圧変換部2自体が熱電モジュール11に対して主たる負荷として作用するため、電圧変換部2の出力側に接続される負荷が検出回路26から実際の負荷12に切り替わったとしても、熱電モジュール11に対する負荷は大きく変動しない。このため、電圧変換部2のスイッチ素子22を上記の特定周波数および特定デューティ比(検出回路26を負荷としたときに熱電モジュール11から出力される電力が最大となる(発電電圧V1の電圧値V1aが開放電圧Vopのほぼ1/2となる)周波数およびディーティ比)でスイッチング動作させることで、熱電モジュール11から出力される発電電圧V1の電圧値V1aは、電圧変換部2に負荷12が接続されている状態において開放電圧Vopのほぼ1/2に維持される。つまり、熱電モジュール11は、図2において直線L1で示される電流電圧特性上における点P3またはその近傍において発電動作を実行する。これにより、電圧変換装置1は、熱電モジュール11での発生電力Pwを、出力電力特性Pw1(直線L1で示される電流電圧特性のときの出力電力特性)でのほぼ最大電力値Pwmax(最大電力値Pwmaxまたはこの近傍の電力値)に維持しつつ、発電電圧V1を直流電圧V2に昇圧する電圧変換動作を実行する。
また、この電圧変換装置1では、例えば、起動される都度、または定期的に、処理部3が上記した開放電圧測定処理、電圧電流測定処理、駆動条件特定処理、および特性特定処理を実行して、電圧変換動作時におけるスイッチ素子22についての特定周波数および特定デューティ比を特定(決定)して記憶する。これにより、例えば熱電モジュール11が設置されている部位での温度差の変化の影響により、図2に示すように、熱電モジュール11の電流電圧特性が直線L1で示される状態から、直線L2で示される状態や直線L3で示される状態に変化したとしても、熱電モジュール11での発生電力Pwを直線L2,L3で示される電流電圧特性のときの各出力電力特性Pw2,Pw3でのほぼ最大点(最大電力値Pwmax)に維持しつつ、発電電圧V1を直流電圧V2に昇圧する電圧変換動作を実行することが可能となっている。なお、熱電モジュール11の電流電圧特性は、図2において各直線L1,L2,L3で示すように、温度差の変化により、傾きが一定の状態で開放電圧Vopが変化する特性を有することが公知である。
また、この電圧変換装置1では、処理部3は、特性特定処理を実行したときには、その都度、または予め規定された回数毎に、劣化検出処理を実行する。この劣化検出処理では、処理部3は、特性特定処理で新たに特定した熱電モジュール11の電流電圧特性(具体的には、この電流電圧特性を示す直線)と、熱電モジュール11についての予め規定された基準電流電圧特性(具体的には、この基準電流電圧特性を示す直線(基準直線))とを比較して、熱電モジュール11の劣化度合いについて検出する。
熱電モジュール11を構成する熱電素子11aには熱サイクル疲労が発生する場合があり、熱サイクル疲労が発生したときには、図3に示すように、熱電モジュール11の電流電圧特性を示す直線(発電電圧V1を横軸とし、かつ流入電流I1を縦軸とする座標平面上での直線)の傾きが、例えば、直線L1で示される電流電圧特性から、直線L2で示される電流電圧特性、さらには直線L3で示される電流電圧特性というように、徐々に減少する(なだらかになる)という傾向が現れることを出願人は実験で確認している。なお、同図中における出力電力特性はPw1,Pw2,Pw3は、直線L1,L2,L3で示される各電流電圧特性のときの出力電力特性を示している。
このため、処理部3が、例えば、接続されている熱電モジュール11について以前に実行した特性特定処理において特定した電流電圧特性(例えば、この熱電モジュールについて初期の段階で複数回実行した特定特定処理において特定した電流電圧特性の平均値)を示す直線(例えば、図3での直線L1)を基準電流電圧特性(基準直線)として記憶し、その後、劣化検出処理を実行する都度、新たに特定した熱電モジュール11の電流電圧特性と基準電流電圧特性とを比較(具体的には、新たに特定した熱電モジュール11の電流電圧特性を示す直線の傾きと基準直線の傾きとを比較)する。
この比較の結果、新たに特定した電流電圧特性を示す直線の傾きが、基準直線の傾きに対して規定されている許容範囲内に含まれているときには、処理部3は、熱電モジュール11の劣化は許容範囲内であることを検出し、一方、新たに特定した電流電圧特性を示す直線の傾きが、この許容範囲を超えて減少しているときには、処理部3は、熱電モジュール11の劣化が許容範囲を超えていることを検出する。また、処理部3は、例えば、図1には示されていない出力装置(例えば、表示装置)に劣化検出処理の結果を出力する。これにより、作業者に対して、熱電モジュール11の劣化(熱サイクル疲労の発生や加熱による構成材料の経年劣化の発生)を報知して、熱電モジュール11の交換作業を促すことが可能となっている。
このように、この電圧変換装置1では、処理部3が、熱電モジュール11についての電流電圧特性を特定する特性特定処理、および特定した電流電圧特性と予め規定された基準電流電圧特性とを比較して熱電モジュール11の劣化を検出する劣化検出処理を実行する。したがって、この電圧変換装置1および発電装置41によれば、熱電モジュール11における熱サイクル疲労の発生や加熱による構成材料の経年劣化の発生を検出することができるため、作業者は、この検出結果に基づいて、劣化した熱電モジュール11を確実に交換することができる。
また、この電圧変換装置1では、処理部3が電圧変換部2に接続された熱電モジュール11について特性特定処理を実行して、特定した電流電圧特性をこの熱電モジュール11についての基準電流電圧特性として劣化検出処理において使用する。したがって、この電圧変換装置1および発電装置41によれば、熱電モジュールを新たに接続したときや、接続されている熱電モジュールを交換したときに、作業者が基準電流電圧特性を設定する作業を省くことができる。
なお、上記の電圧変換装置1では、1つの熱電モジュール11での発電電圧V1を1つの電圧変換部2で直流電圧V2に電圧変換して、負荷12に出力する構成を採用しているが、図4に示す発電装置41Aのように、電圧変換装置1Aを構成する複数の電圧変換部2の一対の入力端子4のそれぞれに熱電モジュール11を1つずつ接続して、各熱電モジュール11での発電電圧V1を対応する1つの電圧変換部2で直流電圧V2に電圧変換し、それぞれの出力端子5が並列に接続された各電圧変換部2から1つの負荷12に直流電圧V2を出力する構成を採用することもできる。なお、熱電モジュール11および電圧変換部2は、上記した電圧変換装置1での説明の構成と同一であるため、同一の符号を付して重複する説明を省略する。また、処理部3Aは、基本的な構成については上記した電圧変換装置1の処理部3と同じであるため、相違する構成について説明する。
処理部3Aは、一例として、複数(本例では一例として、1つの電圧変換部2について発電電圧V1および直流電圧V2を測定するため、電圧変換部2の個数の2倍の数)のA/D変換器、複数(本例では、1つの電圧変換部2についてスイッチ素子22と切替スイッチ25を駆動するため、電圧変換部2の個数の2倍の数)の駆動回路、CPUおよびメモリ(いずれも図示せず)を備え、各熱電モジュール11についての発電電圧V1の電圧値V1aの測定処理、各電圧変換部2の検出回路26から出力される電圧(直流電圧V2を固定抵抗26a,26bで分圧して得られる電圧(固定抵抗26bの両端間電圧)V3)の測定処理、並びに各電圧変換部2のスイッチ素子22および切替スイッチ25に対する制御処理を実行する。
また、処理部3Aは、各電圧変換部2を動作状態および無負荷状態の任意の一方の状態に個別に切り替える切替処理、切替処理を実行して各電圧変換部2を無負荷状態に移行させているときの各熱電モジュール11についての発電電圧V1の電圧値V1aを開放電圧Vopとして測定する開放電圧測定処理、切替処理を実行して各電圧変換部2を動作状態に移行させているときの発電電圧V1の電圧値V1aのうちの任意の1つの電圧値V1a1とこの1つの電圧値V1a1での熱電モジュール11から電圧変換部2への流入電流I1の電流値I1a1とを測定する電圧電流測定処理、各電圧変換部2に負荷12を接続したときのスイッチ素子22の駆動条件を特定する駆動条件特定処理、開放電圧Vopと測定した1つの電圧値V1a1およびこの1つの電圧値V1a1での流入電流I1の電流値I1a1とに基づいて各熱電モジュール11についての電流電圧特性を特定する特性特定処理、並びに特定した各熱電モジュール11についての電流電圧特性と各熱電モジュール11について予め規定された基準電流電圧特性とを比較して各熱電モジュール11の劣化を検出する劣化検出処理を実行する。
この電圧変換装置1Aにおいても、処理部3Aが、各熱電モジュール11についての電流電圧特性を特定する特性特定処理、および特定した各熱電モジュール11についての電流電圧特性と各熱電モジュール11について予め規定された基準電流電圧特性とを比較して各熱電モジュール11の劣化を検出する劣化検出処理を実行する。したがって、この電圧変換装置1Aおよび発電装置41Aによれば、各熱電モジュール11における熱サイクル疲労の発生や加熱による構成材料の経年劣化の発生を検出することができるため、作業者は、この検出結果に基づいて、劣化した熱電モジュール11を特定して、この熱電モジュール11を確実に交換することができる。
また、この電圧変換装置1Aおよび発電装置41Aのように、複数の熱電モジュール11のそれぞれに電圧変換部2を1つずつ接続する構成を採用している場合には、すべての電圧変換部2を平面的に並設する構成としたときには、各電圧変換部2が平面的に広い範囲に亘って並設される。その一方、複数の熱電モジュール11は温度差の生じている部位にまとめて設置されるため、電圧変換部2と熱電モジュール11とを接続するケーブルの長さが、他の電圧変換部2と熱電モジュール11とを接続するケーブルの長さと大きく相違する状態となる場合がある。このような場合には、ケーブルの長さを使用される電圧変換部2と熱電モジュール11とに個別に対応させて設計する必要があることからコストが掛かると共に、ケーブルの配線作業に手間が掛かるという課題が生じる。また、各電圧変換部2が平面的に広い範囲に亘って並設されるため、各電圧変換部2へのケーブルの配線に際して、作業者が移動しなければならず、作業効率が低下するという課題も存在している。
この場合、この電圧変換装置1Aおよび発電装置41Aでは、図5に示すように、各電圧変換部2については、同じ直方体形状にモジュール化すると共に、熱電モジュール11との接続に使用されるケーブル31が接続される一対の入力端子4については上面を構成する1つの辺に沿って並設して構成する。また、各電圧変換部2は、それぞれの一対の入力端子4が平面視において同じ向き側(図5では一例として左側)に位置し、かつ下側の電圧変換部2の上面における一対の入力端子4が並設された部位が露出するように、上側の電圧変換部2が下側の電圧変換部2に対して上記の1つの辺と直交する方向にずらして下側の電圧変換部2の上に積層されている。なお、モジュール化された各電圧変換部2の上面に並設された一対の入力端子4については、露出する構成とすることもできるが、電圧変換部2の上面における一対の入力端子4が並設された部位にこの一対の入力端子4を覆うカバーを着脱自在な構成として、カバーで覆うようにすることもできる。
なお、本例では、積層状態での各電圧変換部2全体の厚みを抑えるために、積層される各電圧変換部2の数を数段(2〜5段)程度に止め、多段に積層された電圧変換部2を複数構成して、これらを一対の入力端子4が同じ向き側に位置するようにして並設する。本例では一例として、図5に示すように、熱電モジュール11が3行3列の状態で設置されているため、これに合わせて各電圧変換部2の積層数を3段として、3段に積層された電圧変換部2を3つ構成し、これらを3列並設する構成を採用している。
この構成を採用することにより、各電圧変換部2の一対の入力端子4が平面的に広がる事態を回避して、各電圧変換部2全体をコンパクトにまとめることができるため、電圧変換部2と熱電モジュール11とを接続する各ケーブル31の長さをほぼ等しくすることができる。これにより、ケーブル31の長さを使用される電圧変換部2と熱電モジュール11とに個別に対応させて設計する必要がなくなるため、コストの低減を図ることができると共に、ケーブル31の配線作業に要する時間を短縮することができる。また、各電圧変換部2へのケーブル31の配線に際して、作業者が移動する必要がなくなるため、作業効率を向上させることができる。
また、各電圧変換部2を多段に積層すると共に、複数列に並設する場合には、例えば、図6に示すようなケース32を作製して、このケース32内に各電圧変換部2を収納することで電圧変換装置1Aを構成するのが好ましい。ケース32は、電圧変換部2を載置する棚33が内部に多段(電圧変換部2の積層数と同じ数の段数)に配設されると共に、各棚33における電圧変換部2の収納位置側(同図中の符号Fで示した側)の端部が、上段の棚33が下段の棚33に対して一定の距離Gずつ後退する構成となっている。また、ケース32の上面には、電圧変換部2の収納位置側の辺に沿って例えば距離Gの幅で開口する開口部34が形成されている。また、各棚33の幅は、並設する電圧変換部2全体の幅に合わせて規定されている。
この構成により、一対の入力端子4を収納位置側(F側)に向けた状態で各電圧変換部2をケース32の各棚33に載置することにより、各電圧変換部2を規定の段数で積層し、かつ規定の列数で並設する作業を確実、かつ容易に行うことができる。また、図6に示すように、ケース32内に処理部3も収納することもでき、これにより、電圧変換装置1Aをよりコンパクトに構成することができる。
1,1A 電圧変換装置
2 電圧変換部
3,3A 処理部
11 熱電モジュール
11a 熱電素子
41,41A 発電装置
V1 発電電圧
V1a 電圧値
V2 直流電圧
V2a 電圧値

Claims (5)

  1. 接続された熱電モジュールの発電電圧を入力すると共に当該発電電圧の電圧値と異なる電圧値の直流電圧に変換して出力する変換動作を実行する電圧変換部と、
    処理部とを備え、
    前記処理部は、前記変換動作を実行する動作状態および前記熱電モジュールに対して無負荷と等価な状態となる無負荷状態のうちの任意の一方の状態に前記電圧変換部を切り替える切替処理、前記切替処理を実行して前記電圧変換部を無負荷状態に移行させているときの前記発電電圧の前記電圧値を開放電圧として測定する開放電圧測定処理、前記切替処理を実行して前記電圧変換部を前記動作状態に移行させているときの前記発電電圧の前記電圧値のうちの任意の1つの電圧値と当該1つの電圧値での前記熱電モジュールから当該電圧変換部への流入電流の電流値とを測定する電圧電流測定処理、前記開放電圧と前記測定した1つの電圧値および当該1つの電圧値での前記流入電流の電流値とに基づいて前記熱電モジュールについての電流電圧特性を特定する特性特定処理、並びに当該特定した電流電圧特性と予め規定された基準電流電圧特性とを比較して前記熱電モジュールの劣化を検出する劣化検出処理を実行する電圧変換装置。
  2. 接続された熱電モジュールの発電電圧を入力すると共に当該発電電圧の電圧値と異なる電圧値の直流電圧に変換して出力する変換動作をそれぞれ実行する複数の電圧変換部と、
    処理部とを備え、
    前記処理部は、前記変換動作を実行する動作状態およびそれぞれに接続された前記各熱電モジュールに対して無負荷と等価な状態となる無負荷状態のうちの任意の一方の状態に前記各電圧変換部を切り替える切替処理、前記切替処理を実行して前記各電圧変換部を無負荷状態に移行させているときの前記各熱電モジュールからの前記発電電圧の前記電圧値を開放電圧として測定する開放電圧測定処理、前記切替処理を実行して前記各電圧変換部を前記動作状態に移行させているときの前記各熱電モジュールからの前記発電電圧の前記電圧値うちの任意の1つの電圧値と当該1つの電圧値での当該各熱電モジュールから当該各電圧変換部への流入電流の電流値とを測定する電圧電流測定処理、前記開放電圧と前記測定した1つの電圧値および当該1つの電圧値での前記流入電流の電流値とに基づいて前記各熱電モジュールについての電流電圧特性を特定する特性特定処理、並びに当該特定した電流電圧特性と予め規定された基準電流電圧特性とを比較して前記各熱電モジュールの劣化を検出する劣化検出処理を実行する電圧変換装置。
  3. 前記各電圧変換部は、同じ直方体形状にモジュール化されると共に上面を構成する1つの辺に沿って前記熱電モジュールが接続される一対の入力端子が当該上面に並設されて構成され、
    モジュール化された前記各電圧変換部は、それぞれの前記一対の入力端子が平面視において同じ向き側に位置し、かつ下側の前記電圧変換部の前記上面における当該一対の入力端子が並設された部位が露出するように上側の前記電圧変換部が当該下側の電圧変換部に対して前記1つの辺と直交する方向にずらして当該下側の電圧変換部の上に積層されている請求項2記載の電圧変換装置。
  4. 前記処理部は、前記熱電モジュールについて実行した前記特性特定処理において特定した前記電流電圧特性を前記基準電流電圧特性とする請求項1から3のいずれかに記載の電圧変換装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の電圧変換装置と、当該電圧変換装置に前記発電電圧を出力する前記熱電モジュールとを備えている発電装置。
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