JP5910526B2 - 電源システムおよびそれを搭載した車両 - Google Patents

電源システムおよびそれを搭載した車両 Download PDF

Info

Publication number
JP5910526B2
JP5910526B2 JP2013022192A JP2013022192A JP5910526B2 JP 5910526 B2 JP5910526 B2 JP 5910526B2 JP 2013022192 A JP2013022192 A JP 2013022192A JP 2013022192 A JP2013022192 A JP 2013022192A JP 5910526 B2 JP5910526 B2 JP 5910526B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
voltage
storage device
power storage
drive device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013022192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014155297A (ja
Inventor
英明 矢口
英明 矢口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013022192A priority Critical patent/JP5910526B2/ja
Publication of JP2014155297A publication Critical patent/JP2014155297A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5910526B2 publication Critical patent/JP5910526B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、電源システムおよびそれを搭載した車両に関し、より特定的には、複数の蓄電装置を備えた電源システムの制御に関する。
近年、環境に配慮した車両として、蓄電装置(たとえば二次電池やコンデンサなど)を搭載し、蓄電装置に蓄えられた電力を用いて、モータによって発生する駆動力により走行する車両が注目されている。このような車両には、たとえば電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池車などが含まれる。
このような車両において、電力による走行距離をさらに延ばすために、複数の蓄電装置が駆動装置などの負荷に並列に設けられる構成を有する場合がある。さらに、走行性能および電力効率を向上させるために、複数の蓄電装置として低電圧・高出力型蓄電装置と高電圧・大容量型蓄電装置とを備え、車両の走行状態に応じてこれらの蓄電装置を切換えたり、併用したりする技術が開発されている。
特開2011−199934号公報(特許文献1)は、モータジェネレータを駆動するインバータに昇圧コンバータを介して接続された第1の蓄電装置と、インバータに対して第1の蓄電装置と並列に接続された第2の蓄電装置とを有する電源装置を備える電動車両を開示する。
特開2011−199934号公報(特許文献1)においては、低電圧・高出力型の第1の蓄電装置からの出力電圧を昇圧コンバータにより昇圧した電力と、高電圧・大容量型の第2の蓄電装置からの電力とを、要求電力に応じて適宜選択する。一般的に、蓄電装置の高容量化と高出力化は、その特性が背反することから、一種類の蓄電装置でこの2つの要求を満足することは困難である。しかし、特開2011−199934号公報(特許文献1)のような構成とすることによって、通常走行においては、第1の蓄電装置と第2の蓄電装置とを併用することによって大容量化が実現され、急激な加速などの高い駆動力が必要となるときには、第1の蓄電装置からの出力電圧を昇圧してインバータに供給することによって高出力化が実現される。このような電源装置の構成とすることによって、電源装置全体として高容量かつ高出力を達成することができる。
特開2011−199934号公報 特開2010−148173号公報
特開2011−199934号公報(特許文献1)に開示された構成において、第1の蓄電装置と第2の蓄電装置とを併用する場合には、基本的には第2の蓄電装置からの電力が優先的に駆動装置に供給され、駆動装置の目標要求電力に対して不足する電力が第1の蓄電装置から供給されるようにコンバータの電力制御(電流制御)が行なわれる。
このようなコンバータの制御において、センサのバラつきや駆動装置の異常などによって、実際に消費される電力が目標要求電力と異なった場合には、駆動装置において消費されなかった電力によりシステム内に過電圧が生じたり、逆に要求される駆動力が実現できずに駆動力不足に陥ったりする可能性がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、複数の蓄電装置を備える電源システムにおいて、システムの過電圧を防止しつつ必要とされる駆動力を確保することである。
本発明による電源システムは、駆動装置に電力を供給する電源システムであって、第1および第2の蓄電装置と、電圧変換装置と、制御装置とを備える。電圧変換装置は、第1の蓄電装置の電圧を昇圧して駆動装置に供給する。第2の蓄電装置は、駆動装置に対して電圧変換装置と並列に接続され、駆動装置に電力を供給する。制御装置は、第1の蓄電装置から駆動装置へ供給される電力が目標要求電力となるように制御する電力制御モード、および駆動装置に印加される電圧が目標電圧となるように制御する電圧制御モードのいずれかを用いて電圧変換装置を制御する。そして、制御装置は、電圧変換装置が電力制御モードで動作している場合は、駆動装置の目標要求電力と消費電力との偏差を第2の蓄電装置の実供給電力を用いて演算し、演算された偏差に基づいて第1の蓄電装置の目標要求電力を補正する。
好ましくは、制御装置は、第2の蓄電装置の目標要求電力と実供給電力との差を上記偏差とする。
好ましくは、制御装置は、第2の蓄電装置の目標要求電力が実供給電力よりも大きい場合には第1の蓄電装置の目標要求電力を減少させるように補正する。また、制御装置は、第2の蓄電装置の目標要求電力が実供給電力よりも小さい場合には第1の蓄電装置の目標要求電力を増加させるように補正する。
好ましくは、制御装置は、駆動装置の目標要求電力と、電圧変換装置および第2の蓄電装置からの実供給電力の和との差を上記偏差とする。
好ましくは、制御装置は、第2の蓄電装置の実供給電力が略ゼロの場合には、駆動装置に印加される電圧の変化に基づいて、第1の蓄電装置の目標要求電力を補正する。
好ましくは、駆動装置は、回転電機を含みむ。制御装置は、回転電機の出力トルクおよび回転速度の少なくともいずれか一方が略ゼロの場合は、電圧制御モードを用いて電圧変換装置を制御する。
好ましくは、駆動装置は、回転電機を含む。制御装置は、回転電機の出力パワーが略ゼロの場合には、電圧制御モードを用いて電圧変換装置を制御する。
好ましくは、電願システムは、第2の蓄電装置の正極端子と、電圧変換装置および駆動装置を結ぶ正極側の電力経路との間に設けられ、第2の蓄電装置から駆動装置に向かう方向を順方向として接続されたダイオードをさらに備える。
本発明による車両は、上記のいずれかに記載の電源システムを搭載している。
本発明によれば、複数の蓄電装置を備える電源システムにおいて、システムの過電圧を防止しつつ必要とされる駆動力を確保することができる。
本実施の形態に従う電源システムを搭載した車両の全体ブロック図である。 本実施の形態において、ECUで実行される電力補正制御を説明するための機能ブロック図である。 本実施の形態において、ECUで実行される電力補正御処理を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態において、ECUで実行される電力補正制御処理の他の例を説明するためのフローチャートである。 変形例において、ECUで実行される制御モード切換処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[電源システムの基本構成]
図1は、本実施の形態に従う電源システム110を搭載した車両100の全体ブロック図である。
図1を参照して、車両100は、電源システム110と、駆動装置105とを備える。電源システム110は、蓄電装置B1,B2と、システムメインリレーSMR1,SMR2と、電圧変換装置であるコンバータ120と、コンデンサC1,C2とダイオードD10と、制御装置であるECU300(Electronic Control Unit)とを含む。
駆動装置105は、インバータ130,135と、モータジェネレータ140,145と、動力伝達ギヤ150と、エンジン160と、駆動輪170とを含む。
蓄電装置B1,B2は、充放電可能に構成された電力貯蔵要素である。蓄電装置B1,B2は、たとえば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池あるいは鉛蓄電池などの二次電池や、電気二重層コンデンサなどの蓄電素子を含んで構成される。
蓄電装置B1は、SMR1および電力線PL1,NL1を介してコンバータ120に接続される。蓄電装置B1からの電力は、コンバータ120で所望の電圧に昇圧されて駆動装置105に供給される。また、蓄電装置B1は、モータジェネレータ140,145で発電された電力を蓄電する。蓄電装置B1の出力はたとえば200V程度である。なお、蓄電装置B1は、蓄電装置B2に比べて電流容量が大きく設計されており、高出力の電力を供給することができる。
蓄電装置B1には、図示しない電圧センサおよび電流センサが設けられる。電圧センサは、蓄電装置B1の電圧を検出し、その検出値VB1をECU300へ出力する。電流センサは、蓄電装置B1に入出力される電流を検出し、その検出値IB1をECU300へ出力する。
一方、蓄電装置B2は、駆動装置105に対して、コンバータ120と並列に接続される。蓄電装置B2の正極端子は、電力線PL3を介して電力線PL2に接続される。蓄電装置B2の負極端子は、電力線NL3を介して電力線NL1に接続される。蓄電装置B2は、蓄電装置B1に比べて高電圧かつ大容量であり、たとえば、その出力電圧は400V程度である。
蓄電装置B2には、図示しない電圧センサおよび電流センサが設けられる。電圧センサは、蓄電装置B2の電圧を検出し、その検出値VB2をECU300へ出力する。電流センサは、蓄電装置B2に入出力される電流を検出し、その検出値IB2をECU300へ出力する。
蓄電装置B2は、基本的にはモータジェネレータからの駆動力のみを用いた走行(以下、EV(Electric Vehicle)走行とも称する。)による走行可能距離を拡大するために設けられるものである。上記のように、蓄電装置B2は、ダイオードD10のみを介して駆動装置105に接続されるので、コンバータ120のような電圧変換装置を用いる場合よりも構成が比較的シンプルになるとともに電力伝達効率がよくなる。また、このようなシンプルな構成であるので、蓄電装置B1のみを有する従来の車両へ追加的に適用することも容易となる。
SMR1は、蓄電装置B1の正極端子と電力線PL1とに接続されるリレーSMR1Bと、蓄電装置B1の負極端子と電力線NL1とに接続されるリレーSMR1Gとを含む。さらに、電流制限用の抵抗R1と直列接続されたリレーSMR1Pが、リレーSMR1Gに並列に接続される。SMR1に含まれる各リレーは、ECU300からの制御信号SE1によって個別に制御することができ、蓄電装置B1と駆動装置105との間における電力の供給と遮断とを切換える。
直列接続された抵抗R1およびリレーSMR1Pは、蓄電装置B1を電力線PL1,NL1に接続する際に、コンデンサC1,C2、コンバータ120およびインバータ130,135などに突入電流が流れることを防止するためのものである。すなわち、蓄電装置B1を電力線PL1,NL1に接続する際には、まずリレーSMR1BおよびSMR1Pが閉成され、抵抗R1によって低減された電流を用いて、コンデンサC1,C2の充電(以下、「プリチャージ」とも称する。)が実行される。そして、コンデンサC1,C2の充電完了後、リレーSMR1Gが閉成されるとともにSMR1Pが開放される。
SMR2は、蓄電装置B2の正極端子と電力線PL3とに接続されるリレーSMR2Bと、蓄電装置B2の負極端子と電力線NL3とに接続されるリレーSMR2Gとを含む。さらに、電流制限用の抵抗R2と直列接続されたリレーSMR2Pが、リレーSMR2Gに並列に接続される。SMR2に含まれる各リレーは、ECU300からの制御信号SE2によって個別に制御することができ、蓄電装置B2と駆動装置105との間における電力の供給と遮断とを切換える。
電力線PL3には、蓄電装置B2から電力線PL2へ向かう方向を順方向として接続されたダイオードD10が設けられる。ダイオードD10は、電力線PL2,NL1間の電圧VH(以下、「システム電圧」とも称する。)が蓄電装置B2の出力電圧VB2よりも高くされたときに、電力線PL2から蓄電装置B2へ電流が流れることを防止するために設けられる。そのため、電力線PL2から蓄電装置B2への電流を防止することができれば、図1のダイオードD10に代えて、電力用トランジスタやリレーなどに代表されるスイッチを採用することも可能である。
コンデンサC1は、電力線PL1と電力線NL1との間に接続される。コンデンサC1は、電力線PL1と電力線NL1との間の電圧変動を低減する。電圧センサ180は、コンデンサC1にかかる電圧VLを検出し、その検出値をECU300へ出力する。
コンバータ120は、スイッチング素子Q1,Q2と、ダイオードD1,D2と、リアクトルL1とを含む。
スイッチング素子Q1およびQ2は、電力線PL2と電力線NL1との間に、電力線PL2から電力線NL1に向かう方向を順方向として直列に接続される。なお、本実施の形態において、スイッチング素子としては、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、電力用MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタあるいは、電力用バイポーラトランジスタ等を用いることができる。
スイッチング素子Q1,Q2に対して、逆並列ダイオードD1,D2がそれぞれ接続される。リアクトルL1は、スイッチング素子Q1およびQ2の接続ノードと、電力線PL1との間に設けられる。すなわち、コンバータ120は、昇降圧型のチョッパ回路を形成する。
スイッチング素子Q1,Q2は、ECU300からの制御信号PWCによって制御され、電力線PL1および電力線NL1と、電力線PL2および電力線NL1との間で電圧変換動作を行なう。
コンバータ120は、基本的には、各スイッチング周期内でスイッチング素子Q1およびQ2が相補的かつ交互にオン・オフするように制御される。コンバータ120は、昇圧動作時には、直流電圧VLを直流電圧VHに昇圧する。この昇圧動作は、スイッチング素子Q2のオン期間にリアクトルL1に蓄積された電磁エネルギを、スイッチング素子Q1および逆並列ダイオードD1を介して、電力線PL2へ供給することにより行なわれる。
また、コンバータ120は、降圧動作時には、直流電圧VHを直流電圧VLに降圧する。この降圧動作は、スイッチング素子Q1のオン期間にリアクトルL1に蓄積された電磁エネルギを、スイッチング素子Q2および逆並列ダイオードD2を介して、電力線NL1へ供給することにより行なわれる。
これらの昇圧動作および降圧動作における電圧変換比(VHおよびVLの比)は、上記スイッチング周期におけるスイッチング素子Q1,Q2のオン期間比(デューティ比)により制御される。なお、昇圧動作および降圧動作が不要の場合(すなわち、VH=VL)には、スイッチング素子Q1およびQ2をオンおよびオフにそれぞれ固定するように制御信号PWCを設定することで、電圧変換比=1.0(デューティ比=100%)とすることもできる。
なお、蓄電装置B1,B2が併用して用いられる場合には、デューティ比を変更することによって、駆動装置105へ供給する全体の電力のうち、各蓄電装置に分担する電力の割合を制御することもできる。
電力線PL1には、電流センサ190が設けられる。電流センサ190は、リアクトルL1に流れる電流を検出し、その検出値ILをECU300へ出力する。
コンデンサC2は、コンバータ120とインバータ130,135とを結ぶ電力線PL2と電力線NL1との間に接続される。コンデンサC2は、電力線PL2と電力線NL1との間の電圧変動を低減する。電圧センサ185は、コンデンサC2にかかる電圧VHを検出し、その検出値をECU300へ出力する。
インバータ130,135は、電力線PL2および電力線NL1によって、コンバータ120に対して並列に接続される。インバータ130,135は、ECU300からの制御指令PWI1,PWI2によりそれぞれ制御され、コンバータ120から出力される直流電力を、モータジェネレータ140,145をそれぞれ駆動するための交流電力に電力変換する。インバータ130,135は、たとえば、U相,V相,W相の上下アームを有する三相フルブリッジタイプのインバータである。なお、以下の説明において、インバータ130,135を総称して単に「インバータ」と称する場合がある。
モータジェネレータ140,145は交流回転電機であり、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを備える永久磁石型同期電動機である。
モータジェネレータ140,145の出力トルクは、減速機や動力分割機構によって構成される動力伝達ギヤ150を介して駆動輪170に伝達されて、車両100を走行させる。また、モータジェネレータ140,145は動力伝達ギヤ150を介してエンジン160とも結合される。そして、ECU300により、モータジェネレータ140,145およびエンジン160が協調的に動作されて必要な車両駆動力を発生することができる。さらに、モータジェネレータ140,145は、エンジン160の回転または駆動輪170の回転により発電が可能であり、その発電電力は、インバータ130,135およびコンバータ120によって蓄電装置B1の充電電力に変換される。
本実施の形態においては、モータジェネレータ145(以下、「MG2」とも称する。)を、専ら駆動輪170を駆動するための電動機として用い、モータジェネレータ140(以下、「MG1」とも称する。)を専らエンジン160により駆動される発電機として用いるものとする。また、モータジェネレータ140は、エンジン160を始動する際には、エンジン160のクランク軸をクランキングするために用いられる。
モータジェネレータ140の出力軸は、動力伝達ギヤ150に含まれるプラネタリギヤ(図示せず)のサンギヤに結合される。モータジェネレータ145の出力軸はプラネタリギヤのリングギヤに結合されるとともに、減速機を介して駆動輪170にも結合される。また、エンジン160の出力軸はプラネタリギヤのプラネタリキャリアに結合される。
なお、本実施の形態においては、車両100は、駆動源としてモータジェネレータ140,145およびエンジン160を有するハイブリッド(Hybrid Vehicle:HV)車両を例として説明するが、本発明は複数の蓄電装置からの電力を用いて走行が可能な車両であればHV車両に限られない。車両の他の例としては、たとえば電気自動車や、燃料電池を搭載した燃料電池自動車などが含まれる。
インバータ130とモータジェネレータ140とを結ぶ経路、および、インバータ135とモータジェネレータ145とを結ぶ経路には、電流センサ200,205が設けられる。電流センサ200,205は、モータジェネレータ140,145に流れる電流をそれぞれ検出し、その検出値MCRT1,MCRT2をECU300へ出力する。
ECU300は、いずれも図1には図示しないがCPU(Central Processing Unit)、記憶装置および入出力バッファを含み、各センサ等からの信号の入力や各機器への制御信号の出力を行なうとともに、車両100および各機器の制御を行なう。なお、これらの制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
ECU300は、蓄電装置B1,B2からの電圧VB1,VB2および電流IB1,IB2の検出値を受ける。ECU300は、これらの電圧および電流に基づいて、蓄電装置B1,B2のそれぞれの充電状態(以下、SOC(State of Charge)とも称する。)を演算する。
また、ECU300は、駆動装置105から、駆動装置105に含まれる機器の故障情報FLTを受ける。さらに、ECU300は、ユーザの操作によるアクセルペダル210の操作量ACCを受ける。
なお、図1においては、ECU300として1つの制御装置を設ける構成としているが、たとえば、駆動装置105用の制御装置や蓄電装置B1,B2用の制御装置などのように、機能ごとまたは制御対象機器ごとに個別の制御装置を設ける構成としてもよい。
[電力補正制御の説明]
図1のような蓄電装置B1,B2を備える電源システムにおいて、蓄電装置B1,B2のSOCが十分にあり、これらが併用されている場合には、基本的にはモータジェネレータ145(MG2)の出力電力PMは、蓄電装置B2から供給される電力をPB2とし、コンバータ120を介して蓄電装置B1から供給される電力をPcvとすると、以下の式(1)のように表わすことができる。
PM=Pcv+PB2 … (1)
加速時や登坂路走行時などのように高出力が必要ではない場合には、基本的には蓄電装置B2からの電力が優先的に用いられる。これは、蓄電装置B2にはコンバータが設けられていないため、コンバータの電圧変換動作に伴う電力損失がなく、蓄電装置B1からの電力を用いるよりも電力効率が良いためである。ただし、この場合には、蓄電装置B2の電圧を変換することができないので、インバータ130,135に印加される電圧VHは、蓄電装置B2の出力電圧VB2よりも高く設定することはできない。
モータジェネレータ145の要求電力PMが蓄電装置B2の出力電力PB2で賄える場合には、Pcvはゼロに設定される。一方、モータジェネレータ145の要求電力PMが蓄電装置B2の出力電力PB2よりも大きい場合には、蓄電装置B2からの出力電力PB2が蓄電装置B2の出力可能電力を超えないようにPcvが設定される。このとき、蓄電装置B2からは、結果としてPM−Pcvに相当する電力が出力される。このように、蓄電装置B1,B2が併用される場合には、コンバータ120は必要とされる電力Pcvを達成するように電力制御モードで駆動される。
一方、加速時や登坂路走行時などで高出力が必要となる場合には、電圧VHが蓄電装置B2の出力電圧VB2よりも高く設定され、その電圧VHが達成されるようにコンバータ120により昇圧動作が実行される(すなわち、電圧制御モード)。この場合には、電圧VHと電圧VB2との電圧差およびダイオードD10のために蓄電装置B2からの電力は供給されず(PB2=0)、蓄電装置B1からの電力Pcvのみが駆動装置105へ供給される。
ここで、センサのバラつきやモータジェネレータ145の温度、個体差などの影響により、モータジェネレータ145で実際に消費される電力と、目標要求電力(指令値)との間にズレが生じる場合がある。このようなズレが生じると、以下のような状態が生じ得る。
モータジェネレータ145で実際に消費される電力が指令値よりも大きい場合には、不足する電力が蓄電装置B2から出力されることになる。この場合、ズレ量が大きいと、蓄電装置B2の出力可能電力の上限値を超過してしまい、要求される駆動力を出力することができない状態となり得る。
逆に、モータジェネレータ145で実際に消費される電力が指令値よりも小さい場合には、蓄電装置B2からの電力PB2については、モータジェネレータ145の消費電力が減少したことに応じて結果的に減少する。しかしながら、電力制御によってコンバータ120から積極的に供給される電力Pcvは、電力制御の応答遅れのために即座にゼロとすることができない。さらに、ダイオードD10のために蓄電装置B2を用いてコンバータ120からの供給電力Pcvを吸収することはできないので、コンバータ120から余分の電力(エネルギ)が供給された場合、その余分な電力はコンデンサC2に蓄えられることになる。これによって電圧VHが上昇する。
この電圧VHの上昇量が大きく、コンデンサC2やインバータ130,135などの電気機器の定格電圧を超えるような過電圧状態となると、これらの機器の破損や劣化の要因となり得る。
そこで、本実施の形態においては、モータジェネレータ145における目標要求電力と実消費電力とのズレを検出し、そのズレに相当する電力をフィードバックしてコンバータ120から供給される電力の目標値を補正する補正制御を行なう。このようにすることによって、モータジェネレータ145に供給される電力が実際の消費電力よりも大きい場合には、供給電力が低下されることによって過電圧が防止される。また、モータジェネレータ145に供給される電力が実際の消費電力よりも小さい場合には、供給電力が増加されることによって不足する電力が補われる。
図2は、本実施の形態において、ECU300で実行される電力補正制御を説明するための機能ブロック図である。図2で説明される機能ブロック図に記載された各機能ブロックは、ECU300によるハードウェア的あるいはソフトウェア的な処理によって実現される。
図1および図2を参照して、ECU300は、目標電力演算部310と、実電力演算部320と、目標補正部330と、コンバータ制御部340と、インバータ制御部350とを含む。
目標電力演算部310は、アクセルペダル210の操作量ACCを受け、それに基づいて必要とされる目標電力を演算する。さらに、目標電力演算部310は、モータジェネレータ140,145の回転速度、および蓄電装置B1,B2のSOC等に基づいて、モータジェネレータ140,145の目標電力PG,PM、蓄電装置B2から出力すべき電力PB2、およびコンバータ120から出力すべき電力Pcvを演算する。目標電力演算部310は、演算した目標電力PG,PM,PB2,Pcvを目標補正部330へ出力する。
実電力演算部320は、蓄電装置B2の電圧VB2および電流IB2、ならびに、リアクトルL1に流れる電流ILおよび電圧センサ180により検出された電圧VLを受ける。実電力演算部320は、これらの情報に基づいて、蓄電装置B2およびコンバータ120から実際に供給された電力PB2_act,Pcv_actを演算する。より具体的には、蓄電装置B2からの実供給電力は、PB2_act=IB2×VB2として演算され、コンバータ120からの実供給電力は、Pcv_act=IL×VLとして演算される。
なお、図1のように蓄電装置B1にコンバータ120のみが結合されている構成であれば、コンバータ120から供給される実電力は、蓄電装置B1から供給される電力に相当する。しかしながら、車両の構成によっては、電力線PL1,NL1に室内空調用のエアコンや他の補機負荷が接続される場合があり、その場合には、コンバータ120から供給される電力と蓄電装置B1から供給される電力とが必ずしも一致しない状態となり得る。そのため、コンバータ120の低圧側の電力線の電圧(VL)とリアクトルL1に流れる電流(IL)とを用いて実電力を演算することがより好ましい。
目標補正部330は、目標電力演算部310からの各目標電力と、実電力演算部320からの各実供給電力とを受ける。また、目標補正部330は、電圧センサ185によって検出された電圧VHを受ける。
目標補正部330は、これらの情報に基づいて、モータジェネレータ140,145についての目標電力と実電力との偏差を演算する。なお、本実施の形態においては、上述のように、モータジェネレータ140は専ら発電機として機能し、モータジェネレータ145は専ら電動機として機能するように設定されている。そのため、蓄電装置B1,B2を併用してEV走行を行なう場合には、基本的にはモータジェネレータ145のみで電力が消費されることになる。
モータジェネレータ145による実消費電力は、上述の式(1)から、蓄電装置B2からの実供給電力PB2_actとコンバータ120からの実供給電力Pcv_actとの和として演算することができる。そして、コンバータ120においては、目標電力Pcvとなるように電力制御が行なわれるので(Pcv=Pcv_act)、結果として、モータジェネレータ145の目標電力と消費電力との差Pdは、蓄電装置B2の目標電力と実供給電力との差として現れる。
Pd=PM−PM_act
=PM−(PB2_act+Pcv_act)
=(PB2+Pcv)−(PB2_act+Pcv_act)
=PB2−PB2_act …(2)
目標補正部330は、式(2)によって得られた目標電力と実供給電力との差Pdを用いて、コンバータ120の目標電力Pcvを補正する。
Pcv=Pcv−Pd …(3)
目標補正部330は、フィードバックされた実電力によって補正された目標電力を、コンバータ制御部340およびインバータ制御部350へ出力する。
なお、たとえば、減速時等の回生動作時やゼロトルク制御がなされている場合など、蓄電装置B2からの供給電力がゼロまたはゼロに近い場合において、たとえばモータジェネレータの電流センサのバラつき等によって、実際の回生電力が目標とする回生電力(すなわち、コンバータ120により蓄電装置B1へ供給する電力)よりも大きくなってしまうと、コンバータ120が電力制御を行なっていたとしても過電圧が生じるおそれがある。
この場合には、PB2_actが演算できないため、上記の式(2)を適用することができない状態となり得る。そのため本実施の形態においては、蓄電装置B2から供給される実電力PB2_actが略ゼロの場合には、コンデンサC2に蓄積されたエネルギの変動によって目標電力と実供給電力との差Pdを演算する。
より具体的には、コンデンサC2に蓄えられるエネルギEは、コンデンサC2のキャパシタンスをCとすると、E=C・VH2/2として演算することができる。そのため、制御周期Δtとし、前回の制御周期における電圧VHをVH#とおくと、時間当たりのコンデンサC2に蓄積されたエネルギの変動、すなわち目標電力と実供給電力との差Pdは、式(4)のように演算することができる。
Pd=C(VH2−VH#2)/2・Δt …(4)
コンバータ制御部340は、目標補正部330から補正された目標電力Pcvを受ける。コンバータ制御部340は、この目標電力Pcvが供給されるような制御信号PWCを生成し、コンバータ120を電力制御モードにより制御する。なお、コンバータ120が電圧制御モードで動作する場合には、コンバータ制御部340は、電圧VHが目標電圧となるようにコンバータ120を制御する。
インバータ制御部350は、目標補正部330から、モータジェネレータ140,145の目標電力PG,PMおよび電圧VHを受ける。インバータ制御部350は、これらの情報とモータジェネレータ140,145の回転速度とに基づいてインバータ130,135の制御信号PWI1,PWI2を生成し、モータジェネレータ140,145を駆動する。
図3は、本実施の形態において、ECU300で実行される電力補正御処理を説明するためのフローチャートである。図3および後述する図4,図5に示されるフローチャート中の各ステップについては、ECU300に予め格納されたプログラムを所定周期で実行することによって実現される。あるいは、一部のステップについては、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図1および図3を参照して、ECU300は、ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、蓄電装置B2から供給すべき目標電力PB2を演算する。ECU300は、S110にて、電圧VB2および電流IB2の検出値に基づいて、蓄電装置B2から供給された実電力PB2_actを演算する。
そして、ECU300は、S120にて、S100で演算された目標電力PB2およびS110で演算された実電力PB2_actが、略ゼロであるか否かを判定する。より具体的には、ECU300は、目標電力PB2および実電力PB2_actがゼロに近い所定のしきい値αよりも小さいか否か(PB2<α,PB2_act<α)を判定する。
実電力PB2_actが略ゼロではない場合(S120にてNO)は、処理がS130に進められて、ECU300は、S100およびS110で演算された目標電力PB2と実電力PB2_actとから、上述の式(2)により補正値Pdを演算する。
その後、ECU300は、S140にて、式(3)を用いてコンバータ120の目標供給電力Pcvを補正し、補正された目標電力を用いてコンバータ120を制御する(S150)。
一方、実電力PB2_actが略ゼロの場合(S120にてYES)は、処理がS135に進められ、ECU300は、式(4)を用いてコンデンサC2に蓄えられたエネルギの変化から補正値Pdを演算する。その後、ECU300は、当該補正値pdを用いて目標電力Pcvを補正し(S140)、コンバータ120を制御する(S150)。
以上のような処理に従って制御を行なうことによって、複数の蓄電装置を備えた電源システムにおいて、電流センサや負荷などの故障やバラつきによって、目標供給電力と実際の消費電力(または回生電力)との間にズレが生じた場合に、その偏差をフィードバック制御により修正することが可能となる。これによって、電源システムにおける過電圧を防止するとともに、負荷の駆動力を確保することが可能となる。
なお、図3のフローチャートにおいては、目標供給電力と実電力との差Pdを、蓄電装置B2の目標電力と実電力との差として求める場合を例として説明したが、式(2)の変形式を用いることも可能である。
図4は、差Pdを、モータジェネレータ145の目標電力と、蓄電装置B2およびコンバータ120の実電力を用いて演算する場合の例である。図4においては、図3におけるステップS100,S130が、ステップS100A,S105A,S130Aに置き換わったものとなっている。図4においては、S100A,S105Aにおいてモータジェネレータ145の目標電力PM、蓄電装置B2からの目標供給電力PB2、およびコンバータ120の実供給電力Pcv_actが演算され、S130Aにおいて補正値がPd=PM−(PB2_act+Pcv_act)により演算されている点を除いては図3の処理と同じであるので、その詳細は繰り返さない。
(変形例)
高速道路などにおいて一定速度で巡航している場合や、登坂路においてモータジェネレータのトルクが重力と釣り合って停止している場合のような状態を考える。
モータジェネレータからの駆動力(出力パワー)は、トルクと回転速度との積であるので、高速巡航時のようなモータジェネレータのトルクがゼロに近い場合、および、登坂路において発生トルクと重力とが釣り合っておりモータジェネレータの回転速度がゼロの場合には、モータジェネレータでの出力パワーがほぼゼロとなる。
このような状態においては、ユーザによるわずかなアクセル操作の変動によって、モータジェネレータが力行状態と回生状態とを頻繁に繰り返す、いわゆるチャタリングが生じてしまう場合がある。上述のように、コンバータの電力制御の応答性にはある程度の遅れが存在するため、このようなチャタリングが生じた場合に電力制御の応答が間に合わないと、たとえ上述のような補正制御を行なったとしても、コンデンサC2に蓄えられたエネルギを適切に制御できずに過電圧や電圧低下を招いてしまうことが考えられる。
そのため、変形例においては、モータジェネレータの駆動力(出力パワー)がゼロに近い状態である場合には、コンバータを電力制御モードから電圧制御モードに切換えて、過電圧状態となることを防止する構成について説明する。
図5は、変形例において、ECU300で実行される制御モード切換処理を説明するためのフローチャートである。
図1および図5を参照して、ECU300は、S200にて、モータジェネレータ145への指令トルクTMおよびモータジェネレータ145の回転速度Nmの少なくとも一方が略ゼロであるか否かを判定する。すなわち、モータジェネレータ145の出力パワーが略ゼロであるか否かを判定する。
指令トルクTMおよび回転速度Nmの少なくとも一方が略ゼロである場合(S200にてYES)は、処理がS210に進められ、ECU300は、コンバータ120の制御モードとして電圧制御モードを選択する。
一方、指令トルクTMおよび回転速度Nmのいずれも略ゼロでない場合(S200にてNO)は、処理がS220に進められ、ECU300は、コンバータ120の制御モードとして電力制御モードを選択する。
以上のような処理に従って制御を行なうことによって、モータジェネレータが力行状態と回生状態とを頻繁に繰り返すチャタリングが生じやすい不安定な状況においては、電圧制御によってコンデンサの電圧が調整されて過電圧を防止することが可能となる。そして、上述の電力補正制御とこの制御モード切換制御とを併用することによって、複数の蓄電装置を備える電源システムにおいて、システムの過電圧を防止しつつ、安定した駆動力を確保することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 車両、105 駆動装置、110 電源システム、120 コンバータ、130,135 インバータ、140,145 モータジェネレータ、150 動力伝達ギヤ、160 エンジン、170 駆動輪、180,185 電圧センサ、190,200,205 電流センサ、210 アクセルペダル、300 ECU、310 目標電力演算部、320 実電力演算部、330 目標補正部、340 コンバータ制御部、350 インバータ制御部、B1,B2 蓄電装置、C1,C2 コンデンサ、D1,D2 ダイオード、L1 リアクトル、NL1,NL3,PL1〜PL3 電力線、Q1,Q2 スイッチング素子、R1,R2 抵抗、SMR1,SMR2 システムメインリレー、SMR1G,SMR1P,SMR1B,SMR2G,SMR2B,SMR2P リレー。

Claims (8)

  1. 駆動装置に電力を供給する電源システムであって、
    第1の蓄電装置と、
    前記第1の蓄電装置の電圧を昇圧して前記駆動装置に供給するように構成された電圧変換装置と、
    前記駆動装置に対して前記電圧変換装置と並列に接続され、前記駆動装置に電力を供給することが可能に構成された第2の蓄電装置と、
    前記第1の蓄電装置から前記駆動装置へ供給される電力が目標要求電力となるように制御する電力制御モード、および前記駆動装置に印加される電圧が目標電圧となるように制御する電圧制御モードのいずれかを用いて前記電圧変換装置を制御するように構成された制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記電圧変換装置が前記電力制御モードで動作している場合は、前記第2の蓄電装置の目標要求電力と実供給電力との差を前記駆動装置の目標要求電力と消費電力との偏差として演算し、演算された前記偏差に基づいて前記第1の蓄電装置の目標要求電力を補正する、電源システム。
  2. 前記制御装置は、前記第2の蓄電装置の目標要求電力が実供給電力よりも大きい場合には前記第1の蓄電装置の目標要求電力を減少させるように補正し、前記第2の蓄電装置の目標要求電力が実供給電力よりも小さい場合には前記第1の蓄電装置の目標要求電力を増加させるように補正する、請求項に記載の電源システム。
  3. 駆動装置に電力を供給する電源システムであって、
    第1の蓄電装置と、
    前記第1の蓄電装置の電圧を昇圧して前記駆動装置に供給するように構成された電圧変換装置と、
    前記駆動装置に対して前記電圧変換装置と並列に接続され、前記駆動装置に電力を供給することが可能に構成された第2の蓄電装置と、
    前記第1の蓄電装置から前記駆動装置へ供給される電力が目標要求電力となるように制御する電力制御モード、および前記駆動装置に印加される電圧が目標電圧となるように制御する電圧制御モードのいずれかを用いて前記電圧変換装置を制御するように構成された制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記電圧変換装置が前記電力制御モードで動作している場合は、前記駆動装置の目標要求電力と、前記電圧変換装置および前記第2の蓄電装置からの実供給電力の和との差を、前記駆動装置の目標要求電力と消費電力との偏差として演算し、演算された前記偏差に基づいて前記第1の蓄電装置の目標要求電力を補正する、電源システム。
  4. 駆動装置に電力を供給する電源システムであって、
    第1の蓄電装置と、
    前記第1の蓄電装置の電圧を昇圧して前記駆動装置に供給するように構成された電圧変換装置と、
    前記駆動装置に対して前記電圧変換装置と並列に接続され、前記駆動装置に電力を供給することが可能に構成された第2の蓄電装置と、
    前記第1の蓄電装置から前記駆動装置へ供給される電力が目標要求電力となるように制御する電力制御モード、および前記駆動装置に印加される電圧が目標電圧となるように制御する電圧制御モードのいずれかを用いて前記電圧変換装置を制御するように構成された制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記電圧変換装置が前記電力制御モードで動作している場合は、前記駆動装置の目標要求電力と消費電力との偏差を前記第2の蓄電装置の実供給電力を用いて演算し、演算された前記偏差に基づいて前記第1の蓄電装置の目標要求電力を補正し、
    前記制御装置は、前記第2の蓄電装置の実供給電力が略ゼロの場合には、前記駆動装置に印加される電圧の変化に基づいて、前記第1の蓄電装置の目標要求電力を補正する、電源システム。
  5. 駆動装置に電力を供給する電源システムであって、
    第1の蓄電装置と、
    前記第1の蓄電装置の電圧を昇圧して前記駆動装置に供給するように構成された電圧変換装置と、
    前記駆動装置に対して前記電圧変換装置と並列に接続され、前記駆動装置に電力を供給することが可能に構成された第2の蓄電装置と、
    前記第1の蓄電装置から前記駆動装置へ供給される電力が目標要求電力となるように制御する電力制御モード、および前記駆動装置に印加される電圧が目標電圧となるように制御する電圧制御モードのいずれかを用いて前記電圧変換装置を制御するように構成された制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記電圧変換装置が前記電力制御モードで動作している場合は、前記駆動装置の目標要求電力と消費電力との偏差を前記第2の蓄電装置の実供給電力を用いて演算し、演算された前記偏差に基づいて前記第1の蓄電装置の目標要求電力を補正し、
    前記駆動装置は、回転電機を含み、
    前記制御装置は、前記回転電機の出力トルクおよび回転速度の少なくともいずれか一方が略ゼロの場合は、前記電圧制御モードを用いて前記電圧変換装置を制御する、電源システム。
  6. 駆動装置に電力を供給する電源システムであって、
    第1の蓄電装置と、
    前記第1の蓄電装置の電圧を昇圧して前記駆動装置に供給するように構成された電圧変換装置と、
    前記駆動装置に対して前記電圧変換装置と並列に接続され、前記駆動装置に電力を供給することが可能に構成された第2の蓄電装置と、
    前記第1の蓄電装置から前記駆動装置へ供給される電力が目標要求電力となるように制御する電力制御モード、および前記駆動装置に印加される電圧が目標電圧となるように制御する電圧制御モードのいずれかを用いて前記電圧変換装置を制御するように構成された制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記電圧変換装置が前記電力制御モードで動作している場合は、前記駆動装置の目標要求電力と消費電力との偏差を前記第2の蓄電装置の実供給電力を用いて演算し、演算された前記偏差に基づいて前記第1の蓄電装置の目標要求電力を補正し、
    前記駆動装置は、回転電機を含み、
    前記制御装置は、前記回転電機の出力パワーが略ゼロの場合は、前記電圧制御モードを用いて前記電圧変換装置を制御する、電源システム。
  7. 前記第2の蓄電装置の正極端子と、前記電圧変換装置および前記駆動装置を結ぶ正極側の電力経路との間に設けられ、前記第2の蓄電装置から前記駆動装置に向かう方向を順方向として接続されたダイオードをさらに備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電源システム。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の電源システムを搭載した、車両。
JP2013022192A 2013-02-07 2013-02-07 電源システムおよびそれを搭載した車両 Active JP5910526B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013022192A JP5910526B2 (ja) 2013-02-07 2013-02-07 電源システムおよびそれを搭載した車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013022192A JP5910526B2 (ja) 2013-02-07 2013-02-07 電源システムおよびそれを搭載した車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014155297A JP2014155297A (ja) 2014-08-25
JP5910526B2 true JP5910526B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=51576689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013022192A Active JP5910526B2 (ja) 2013-02-07 2013-02-07 電源システムおよびそれを搭載した車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5910526B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6336953B2 (ja) 2015-10-08 2018-06-06 本田技研工業株式会社 駆動装置、輸送機器及び制御方法
JP6335860B2 (ja) 2015-10-13 2018-05-30 本田技研工業株式会社 駆動装置及びその制御方法、並びに、輸送機器

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3877859B2 (ja) * 1998-03-04 2007-02-07 モトール自動車株式会社 電気自動車用電源装置
JP4978082B2 (ja) * 2006-03-31 2012-07-18 トヨタ自動車株式会社 電源システムおよびそれを備えた車両
JP5182788B2 (ja) * 2007-05-01 2013-04-17 シャープ株式会社 電力供給装置およびそれを用いた電力供給システム
JP2009159663A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Toyota Motor Corp 電動機駆動装置、電動車両および電動機駆動装置の制御方法
JP2010041847A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Aisan Ind Co Ltd 複合電源を用いた電動車両
JP2011172400A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Toyota Motor Corp 電動車両の電源システムおよび電動車両
JP5577775B2 (ja) * 2010-03-17 2014-08-27 トヨタ自動車株式会社 電動車両用電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014155297A (ja) 2014-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5141772B2 (ja) 電動車両の電源システムおよびその制御方法
JP4839722B2 (ja) 車両の電源装置
JP4894656B2 (ja) 車両
JP5024454B2 (ja) 電動車両の電源システムおよびその制御方法
JP4840197B2 (ja) 車両の電源装置および車両の電源装置の制御方法
JP5099229B2 (ja) ハイブリッド車両およびその制御方法
JP5497381B2 (ja) 車両
JP5407752B2 (ja) 車両の電源システムおよびそれを搭載する車両
WO2010143277A1 (ja) 電動車両の電源システムおよびその制御方法
WO2010050046A1 (ja) 電動車両および電動車両の制御方法
WO2007018107A1 (ja) 車両の電源装置およびその制御方法
US20120013184A1 (en) Power supply system for electrically powered vehicle, electrically powered vehicle, and method for controlling power supply system of electrically powered vehicle
JP5228824B2 (ja) 車両の電源システムおよび車両
WO2007142165A1 (ja) 車両駆動システムおよびそれを備える車両
JP5227230B2 (ja) 電動車両
JP5015858B2 (ja) 電動車両の電源システムおよびその制御方法
JP2007244124A (ja) 車両駆動用電源システム
JP2007062589A (ja) ハイブリッド型車両
JP4858494B2 (ja) 車両の電源装置およびその制御方法
JP5109958B2 (ja) 電源システムおよびそれを備えた車両、ならびに電源システムの制御方法
JP5949365B2 (ja) 電源システム
JP5910526B2 (ja) 電源システムおよびそれを搭載した車両
JP5299166B2 (ja) 電源システムおよびそれを備える電動車両、ならびに電源システムの制御方法
JP4702333B2 (ja) 電源システムおよびそれを備えた電動車両
JP2014155298A (ja) 電源システムおよびそれを搭載した車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160314

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5910526

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151