JP5908788B2 - 通信機器及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、加速度センサを有する通信機器及び通信システムに関する。
電子機器には、加速度センサによって検出された値に基づいて、歩数をカウントする機能を有しているものがある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−120688号公報
ところで、これらの電子機器では、歩行以外にも他の移動状態を検出することが求められている。
本発明は、複数の移動状態を精度良く検出できる通信機器及び通信システムを提供することを目的とする。
本発明に係る通信機器は、加速度に基づいて複数の移動状態のいずれであるかを判別する制御部と、他の通信機器と近距離無線通信を行う通信部と、を備え、前記通信部は、他の通信機器で判別された当該他の通信機器の移動状態を示す判別データを受信し、前記制御部は、判別された自機器の移動状態、及び前記通信部により受信された前記判別データにより示される前記他の通信機器の移動状態に基づいて、自機器の移動状態を決定する。
また、前記制御部は、自機器を含めた複数の通信機器における移動状態の判別結果を統計処理することにより、自機器の移動状態を決定してもよい。
また、本発明に係る通信機器は、判別された自機器の移動状態と前記決定された移動状態との一致率に基づく評価データを記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記複数の通信機器において判別された移動状態のそれぞれに対して、各通信機器の前記評価データに基づく重み付けを行なって、自機器の移動状態を決定してもよい。
また、前記制御部は、前記通信部により通信可能な状態が所定時間以上継続している通信機器における移動状態に基づいて、自機器の移動状態を決定してもよい。
また、前記通信部は、前記他の通信機器において移動状態の通知が許可されている場合に、当該他の通信機器の移動状態を示す判別データを受信してもよい。
また、前記制御部は、自機器で判別された移動状態が特定の移動状態である場合に、当該判別された自機器の移動状態、及び前記通信部により受信された前記判別データにより示される前記他の通信機器の移動状態に基づいて、自機器の移動状態を決定してもよい。
本発明に係る通信機器は、加速度に基づいて複数の移動状態のいずれであるかを判別する制御部と、近距離無線通信を行う第1の通信部と、所定のサーバと通信する第2の通信部と、を備え、前記第2の通信部は、少なくとも前記制御部により判別された現在の移動状態を含む過去の移動状態の履歴データを、自機器の識別データ及び前記第1の通信部により収集された他の通信機器の識別データと共に前記所定のサーバへ送信し、前記サーバにおいて前記識別データにより識別される前記複数の通信機器の前記履歴データに基づいて決定された移動状態を示す通知データを受信する。
本発明に係る通信機器は、加速度に基づいて複数の移動状態のいずれであるかを判別する制御部と、他の通信機器と近距離無線通信を行う通信部と、を備え、前記通信部は、通信可能な複数の通信機器から選択される代表の通信機器に対して、判別された自機器の移動状態を示す判別データを送信し、前記代表の通信機器において収集された前記複数の通信機器のそれぞれで判別された移動状態に基づいて決定された移動状態を示す通知データを受信する。
本発明に係る通信システムは、複数の通信機器を含む通信システムであって、前記複数の通信機器は、それぞれ、加速度に基づいて複数の移動状態のいずれであるかを判別する制御部と、他の通信機器と近距離無線通信を行う通信部と、を備え、前記通信部は、他の通信機器で判別された当該他の通信機器の移動状態を示す判別データを受信し、前記制御部は、判別された自機器の移動状態、及び前記通信部により受信された前記判別データにより示される前記他の通信機器の移動状態に基づいて、自機器の移動状態を決定する。
本発明によれば、通信機器は、複数の移動状態を精度良く検出できる。
第1実施形態に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る加速度センサの検出結果を模式的に示す図である。 第1実施形態に係る加速度センサの検出結果に基づく、各状態の判定についての説明に供する図である。 第1実施形態に係る移動状態を決定する方法の第1の例を示す図である。 第1実施形態に係る移動状態を決定する方法の第2の例を示す図である。 第1実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係るシステムの構成を示す図である。 第2実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、通信機器の一例として、携帯電話機1について説明する。
図1は、携帯電話機1の構成を示すブロック図である。
携帯電話機1は、表示部11と、操作部12と、レシーバ13と、マイク14と、通信処理部15と、加速度センサ16と、記憶部17と、制御部18とを備える。
表示部11は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、又は有機ELパネル(Organic Electro−Luminescence panel)等の表示デバイスにより構成されている。表示部11には、文字、画像、記号又は図形等が表示される。
操作部12は、複数のボタンから構成されており、利用者によって操作される。なお、操作部12は、単一のボタンにより構成されていてもよい。また、操作部12は、タッチパネルにより構成されてもよい。
レシーバ13は、制御部18から送信される音声信号を音声に変換して出力する。
マイク14は、利用者等の音声を音声信号に変換して制御部18に送信する。
通信処理部15は、外部機器と無線通信を行う。通信処理部15によって行われる通信方式は、無線通信規格である。例えば、無線通信規格として、2G、3G、4G等のセルラーフォンの通信規格、又はWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等がある。
また、他の通信機器と近距離無線通信を行う無線通信規格として、IEEE802.11で規定されるWiFi、Bluetooth(登録商標)、IrDA、NFC(Near Field Communication)等がある。通信処理部15は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
以下、通信処理部15は、WiFiによる近距離無線通信をサポートしているものとして説明する。
通信処理部15は、他の通信機器で後述の処理により判別された当該他の通信機器の移動状態を示す判別データを、WiFiによって受信する。
加速度センサ16は、携帯電話機1に働く加速度の方向及び大きさを検出し、検出結果を制御部18に出力する。加速度センサ16は、互いに直交するX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向それぞれの加速度を検出する3軸(3次元)タイプであって、例えば、携帯電話機1の外部から加わった力(F)と携帯電話機1の質量(m)に基づいて、加速度(a)を測定する(加速度(a)=力(F)/質量(m))。
なお、加速度センサ16は、圧電素子(圧電式)に限らず、ピエゾ抵抗型、静電容量型、熱検知型等によるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)式や、可動コイルを動かしてフィードバック電流によってもとに戻すサーボ式や、加速度によって生じる歪を歪ゲージによって測定する歪ゲージ式等により構成されてもよい。
記憶部17は、制御部18により実行されるプログラム及びデータを記憶する。また、記憶部17は、制御部18の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。記憶部17は、半導体記憶デバイス及び磁気記憶デバイス等の任意の記憶デバイスを含んでよい。また、記憶部17は、複数の種類の記憶デバイスを含んでよい。また、記憶部17は、メモリカード等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。
制御部18は、携帯電話機1の全体を制御しており、中央処理装置(CPU)等を用いて構成される。なお、制御部18の詳細については後述する。
ここで、制御部18による加速度センサ16の検出結果の処理について説明する。
図2は、加速度センサ16の検出結果を模式的に示す図である。
制御部18には、X軸方向の加速度(図2中のA)と、Y軸方向の加速度(図2中のB)と、Z軸方向の加速度(図2中のC)と、各加速度を合成したベクトル値(図2中のD)とが加速度センサ16の検出結果として送信されてくる。制御部18は、合成ベクトル値をロギングし、ロギングしたデータを分析して、携帯電話機1の状態を判定する。
次に、携帯電話機1の実際の移動状態と、加速度センサの検出結果に基づいて判定した移動状態について、従来技術を適用したケースについて説明する。
図3は、加速度センサ16の検出結果に基づく、各状態の判定についての説明に供する図である。
<ケース1>
まずは、乗り物に乗っているか否かを判定する場合について説明する。以下では、乗り物に乗っている状態であれば、「+1」となり、乗り物に乗っていない状態であれば、「−1」となる。
今回は、実際に、乗り物に乗っていることを想定するので、図3中のAに示すように、乗り物に乗っていない状態「−1」から乗り物に乗っている状態「+1」に変化すれば、判定は正しいといえる。
そして、加速度センサの検出結果に基づく判定により、図3中のBに示す結果(乗り物に乗っている状態「+1」)が得られた。
この結果から、乗り物に乗っているか否かの判定は、正しいことが分かる。
<ケース2>
つぎに、乗り物の種別について判定する場合について説明する。以下では、自転車に乗っている状態であれば、「+1」となり、自転車以外の輸送機に乗っている状態であれば、「−1」となる。
今回は、実際に、自転車以外の輸送機に乗っていることを想定するので、図3中のCに示すよう結果が得られれば、判定は正しいといえる。なお、図3中のCは、実際に、軽自動車に乗っているときに加速度センサから検出された値(図3中のD)に基づいて、判定した結果である。
そして、加速度センサの検出結果に基づく判定により、図3中のEに示す結果が得られた。この結果をみると、判定が不定な状態から一定期間後に、「−1」(自転車以外の輸送機に乗っている状態)となり、その後、「+1」(自転車に乗っている状態)に変化し、その後再び、「−1」(自転車以外の輸送機に乗っている状態)に変化している。なお、「+1」に変化した状況(図3中において枠で囲った部分F)というのは、実際、路面状況が悪く、乗っている軽自動車が小刻みに揺れた状況であった。
このようにして、従来技術では、加速度センサを用いた乗り物判定の場合、振動量に影響を与える車種又は路面状況等によって、自動車に乗っているにもかかわらず、自転車と誤判定されてしまうことがある。
そこで、本実施形態に係る携帯電話機1は、振動量に影響を与える車種及び路面状況に依存せずに、歩行を含めて、複数の移動状態をより正確に検出する構成を有している。以下に、この構成について説明する。
制御部18は、加速度センサ16により検出された加速度に基づいて、携帯電話機1が複数の移動状態のいずれであるかを判別する。
ここで、複数の移動状態とは、例えば、歩行している状態、自転車に乗っている状態、自動車に乗っている状態、電車に乗っている状態等、加速度の特徴により互いに識別可能な状態である。
制御部18は、判別された自機器の移動状態、及び通信処理部15により受信された判別データにより示される他の通信機器の移動状態に基づいて、自機器の移動状態を決定する。
このとき、制御部18は、自機器を含めた複数の通信機器における移動状態の判別結果を統計処理することにより、自機器の移動状態を決定する。具体的には、制御部18は、複数の通信機器それぞれの判別結果の多数決により、最も多くの通信機器が判別した移動状態を採用する。
ここで、記憶部17は、加速度に基づいて判別された自機器の移動状態と、統計処理により決定された移動状態との一致率に応じた評価データを記憶する。
そして、制御部18は、複数の通信機器において判別された移動状態のそれぞれに対して、各通信機器の評価データに基づく重み付けを行なって、自機器の移動状態を決定する。
この評価データに基づく重み付けは、加速度に基づいて判別された自機器の移動状態と、統計処理により決定された移動状態との一致率が高い場合には大きくなり、低い場合には小さくなるようにすることができる。
したがって、統計処理により決定される移動状態は、上述した一致率が高い通信機器により判定された移動状態になる可能性が高くなる。
また、制御部18は、通信処理部により通信可能な状態が所定時間以上継続している通信機器における移動状態に基づいて、自機器の移動状態を決定する。通信可能な状態が所定時間以上継続している通信機器は、自機器の近くに継続して位置しているので、自機器と同じ移動状態である可能性が高い。したがって、制御部18は、これらの通信機器で判別された移動状態を参照することによって、決定される移動状態の精度を向上できる。
図4は、携帯電話機1の移動状態を決定する方法の第1の例を示す図である。
この例では、WiFiにより互いに通信が可能な携帯電話機1a〜1eを持ったユーザA〜Eが同一の電車に乗っている。このとき、各ユーザが座席に座っているか、立っているか、また、携帯電話機1を手に持っているか、ポケットに入れているか、鞄に入れているか等の違いによって検出される加速度の特徴は異なる。このため、判別される移動状態が現実と異なる場合がある。
ここで、ユーザA、B及びEは、加速度に基づいて電車に乗っている状態であると判別された。一方、ユーザC及びDは、例えば、立って携帯電話機1c及び1dを手に持っていたために電車からの振動が吸収され、低減された加速度に基づいて自転車に乗っている状態であると判別された。
例えば、ユーザCの携帯電話機1cは、ユーザA、B、D及びEの携帯電話機1a、1b、1d及び1eから、それぞれ移動状態の判別データを受信する。
この場合、携帯電話機1cの制御部18は、互いに通信可能な携帯電話機1a〜1eのそれぞれにおける判別結果について多数決を取ると、電車に乗っている状態と判定するので、「自転車に乗っている状態」が「電車に乗っている状態」に正しく修正される。
図5は、携帯電話機1の移動状態を決定する方法の第2の例を示す図である。
この例では、ユーザCの携帯電話機1cは、携帯電話機1b及び1dとは通信可能であるが、携帯電話機1a及び1eとは通信圏外となっている。
このとき、携帯電話機1aは携帯電話機1bと、携帯電話機1eは携帯電話機1dと通信可能なため、携帯電話機1aの判別データは携帯電話機1bを介して携帯電話機1cへ、携帯電話機1eの判別データは、携帯電話機1dを介して携帯電話機1cへ通知される。つまり、携帯電話機1は、WiFiで通信可能な通信機器へ、自機器の判別データと共に、他の通信機器から受信した判別データも通知することにより、WiFiによって形成されたネットワーク内のデータを共有する。
また、制御部18は、通信処理部15を制御し、他の通信機器のそれぞれにおいて移動状態の通知が許可されている場合に、この許可されている通信機器の移動状態を示す判別データを受信する。
なお、制御部18は、自機器で判別された移動状態が特定の移動状態(例えば、自転車に乗っている状態)である場合に、この判別された自機器の移動状態、及び通信処理部15により受信された判別データにより示される他の通信機器の移動状態に基づいて、自機器の移動状態を決定してもよい。
図6は、携帯電話機1における処理の流れを示すフローチャートである。
この処理は、携帯電話機1において移動状態が判別される度、又は所定のタイミングで繰り返し実行される。
ステップS1において、制御部18は、加速度に基づく判別データが更新されたか否かを判定する。この判定がYESの場合、処理はステップS2に移り、判定がNOの場合、処理は終了する。
ステップS2において、制御部18は、通信処理部15を介して、WiFiでの通信が可能な近隣の通信機器の識別データを収集する。
ステップS3において、制御部18は、判別データを受信した通信機器と通信可能となってから所定時間が経過したか否かを判定する。この判定がYESの場合、処理はステップS4に移り、判定がNOの場合、処理はステップS3を継続し、制御部18は、所定時間が経過するのを待機する。
ステップS4において、制御部18は、ステップS2で収集された識別データにより識別される通信機器から、移動状態の判別データを受信する。
ステップS5において、制御部18は、自機器の判別データと、ステップS4で受信された判別データとに基づいて、自機器の移動状態を決定する。
また、制御部18は、他の通信機器から判別データの通知を求める要求があると、通信処理部15を介して、要求のあった通信機器へ、移動状態の判別データを送信する。
以上のように、本実施形態によれば、携帯電話機1は、複数の通信機器のそれぞれで判別された移動状態を近距離無線通信により収集することにより、自機器の移動状態をより正確に決定できる。
このとき、携帯電話機1は、収集した判別データについて、多数決等の統計処理をすることにより、容易に移動状態の検出精度を向上できる。
また、携帯電話機1は、それぞれ、加速度に基づいて判別される自機器の移動状態の判別精度を示す評価データを記憶するので、判別データに対してこの評価データに基づく重み付けを行なうことにより、移動状態の検出精度を向上できる。
また、携帯電話機1は、近距離無線通信が可能な状態が所定時間以上継続している通信機器から判別データを取得するので、例えば、瞬間的に近くを通った実際の移動状態の異なる通信機器に影響されず、移動状態の検出精度を向上できる。
また、携帯電話機1は、ユーザによって移動状態の通知が許可されている通信機器から判別データを取得するので、通信相手の処理負荷の増大を抑制できる。
また、携帯電話機1は、加速度により特定の移動状態(例えば、自転車に乗っている状態)と判別された場合に、他の通信機器から判別データを収集して移動状態を決定するので、判別の精度が低い移動状態の場合等、必要な場合にのみ処理を実行し、負荷を低減できる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図7は、複数の携帯電話機1を含むシステムの構成を示す図である。
第2実施形態では、複数の携帯電話機1a〜1eが所定のネットワークを介して管理サーバ2と通信可能に接続されている。
ここで、携帯電話機1の通信処理部15は、WiFiによる近距離無線通信を行う第1の通信部(図示せず)に加えて、例えば、セルラーフォンの通信規格又はWiMAX等により、所定の通信ネットワークに接続し、管理サーバ2と通信を行う第2の通信部(図示せず)を備える。
通信処理部15(第2の通信部)は、少なくとも制御部18により判別された現在の移動状態を含む過去の移動状態の履歴データを、自機器の識別データ及び第1の通信部により収集された他の通信機器の識別データと共に管理サーバ2へ送信する。
管理サーバ2は、携帯電話機1から受信した識別データにより識別される複数の通信機器の履歴データに基づいて、これら複数の通信機器の移動状態を決定する。そして、携帯電話機1の通信処理部15(第2の通信部)は、この決定された移動状態を示す通知データを受信する。
図8は、携帯電話機1における処理の流れを示すフローチャートである。
この処理は、携帯電話機1において移動状態が判別される度、又は所定のタイミングで繰り返し実行される。
ステップS11において、制御部18は、加速度により判別される移動状態が変化し、判別データが更新されたか否かを判定する。この判定がYESの場合、処理はステップS12に移り、判定がNOの場合、処理は終了する。
ステップS12において、制御部18は、自機器と第1の通信部により近距離通信可能な通信機器、すなわち移動状態の判別データを取得するための通信機器の識別データを収集する。
ステップS13において、制御部18は、自機器の移動状態の履歴データを、通信処理部15(第2の通信部)を介して、管理サーバ2へ送信する。
ステップS14において、制御部18は、通信処理部15(第2の通信部)を介して、管理サーバ2で決定された移動状態を示す通知データを受信する。
以上のように、本実施形態によれば、管理サーバ2で複数の通信機器の判別データを共有するので、管理サーバ2から複数の通信機器へ、決定された移動状態を効率良く通知できる。
さらに、管理サーバ2は、各通信機器における移動状態の過去の履歴データに基づいて、より精度良く現在の移動状態を決定できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、前述の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
第1の実施形態では、携帯電話機1それぞれが、他の通信機器から判別データを収集して、自機器の移動状態を決定したが、これには限られない。
例えば、複数の通信機器の中から、第2実施形態の管理サーバ2に相当する代表の通信機器が選択され、この代表の通信機器が、複数の通信機器のそれぞれで判別された移動状態の判別データを収集して、決定した移動状態をこれら複数の通信機器へ通知してもよい。
この場合、互いに近距離通信可能な通信機器によって形成されたネットワーク内で、代表が選択されるが、例えば、通信機器の識別データから所定のルールに基づいて選択されてよい。また、ネットワーク内で、末端のノードから最も離れた通信機器等、位置関係に基づいて選択されてもよい。
また、前述の実施形態において、通信システムは、移動状態を判定する際に用いる重み付け係数として、通信機器毎に記憶される評価データを用いたが、この評価データに代えて、又は評価データと共に、別の重み付け係数が用いられてもよい。
具体的には、例えば、同一の移動状態が継続している時間に応じて更新される信頼度データが用いられてもよい。信頼度データは、同一の移動状態であると判定されている時間が長いほど高くなっていく。この信頼度データを用いれば、通信システムは、例えば、電車内において、長く乗っている人と、新たに乗ってきた人とでは、長く乗っている人の通信機器によって判定された移動状態に、新たに乗ってきた人の移動状態を合わせ、精度を向上させることができる。
また、前述の実施形態では、通信機器の一例として、携帯電話機1について説明したが、これには限られない。例えば、通信機器は、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、タブレット端末、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ又はゲーム機等の携帯電子機器であってよい。
1 携帯電話機(通信機器)
2 管理サーバ
11 表示部
12 操作部
15 通信処理部(通信部)
16 加速度センサ
17 記憶部
18 制御部

Claims (10)

  1. 加速度に基づいて複数の移動状態のいずれであるかを判別する制御部と、
    他の通信機器と近距離無線通信を行う通信部と、を備え、
    前記通信部は、他の通信機器で判別された当該他の通信機器の移動状態を示す判別データ、及び当該他の通信機器の移動状態が継続している時間に応じて更新される信頼度データを受信し、
    前記制御部は、判別された自機器の移動状態と、前記通信部により受信された前記判別データにより示される前記他の通信機器の移動状態と、前記信頼度データと、に基づいて、自機器の移動状態を決定する通信機器。
  2. 前記制御部は、自機器を含めた複数の通信機器における移動状態の判別結果を統計処理することにより、自機器の移動状態を決定する請求項1に記載の通信機器。
  3. 判別された自機器の移動状態と前記決定された移動状態との一致率に基づく評価データを記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記複数の通信機器において判別された移動状態のそれぞれに対して、各通信機器の前記評価データに基づく重み付けを行なって、自機器の移動状態を決定する請求項2に記載の通信機器。
  4. 前記制御部は、前記通信部により通信可能な状態が所定時間以上継続している通信機器における移動状態に基づいて、自機器の移動状態を決定する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信機器。
  5. 前記通信部は、前記他の通信機器において移動状態の通知が許可されている場合に、当該他の通信機器の移動状態を示す判別データを受信する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の通信機器。
  6. 前記制御部は、自機器で判別された移動状態が特定の移動状態である場合に、当該判別された自機器の移動状態、及び前記通信部により受信された前記判別データにより示される前記他の通信機器の移動状態に基づいて、自機器の移動状態を決定する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の通信機器。
  7. 加速度に基づいて複数の移動状態のいずれであるかを判別する制御部と、
    他の通信機器と近距離無線通信を行う第1の通信部と、
    所定のサーバと通信する第2の通信部と、を備え、
    前記第2の通信部は、
    少なくとも前記制御部により判別された現在の移動状態を含む過去の移動状態の履歴データと、
    前記第1の通信部により収集された、前記他の通信機器の移動状態を示す判別データと、
    前記第1の通信部により収集された、前記他の通信機器の移動状態が継続している時間に応じて更新される信頼度データと、を前記所定のサーバへ送信し、
    前記サーバにおいて、前記移動状態の履歴データと、前記他の通信機器の移動状態を示す判別データと、前記信頼度データと、に基づいて決定された移動状態を示す通知データを受信する通信機器。
  8. 加速度に基づいて複数の移動状態のいずれであるかを判別する制御部と、
    他の通信機器と近距離無線通信を行う通信部と、を備え、
    前記通信部は、
    通信可能な複数の通信機器から選択される代表の通信機器に対して、判別された自機器の移動状態を示す判別データ及び当該判別された自機器の移動状態が継続している時間に応じて更新される信頼度データを送信し、
    前記代表の通信機器において収集された前記複数の通信機器のそれぞれで判別された移動状態及び前記信頼度データに基づいて決定された移動状態を示す通知データを受信する通信機器。
  9. 複数の通信機器を含む通信システムであって、
    前記複数の通信機器は、それぞれ、
    加速度に基づいて複数の移動状態のいずれであるかを判別する制御部と、
    他の通信機器と近距離無線通信を行う通信部と、を備え、
    前記通信部は、他の通信機器で判別された当該他の通信機器の移動状態を示す判別データ及び当該他の通信機器の移動状態が継続している時間に応じて更新される信頼度データを受信し、
    前記制御部は、判別された自機器の移動状態と、前記通信部により受信された前記判別データにより示される前記他の通信機器の移動状態と、前記信頼度データと、に基づいて、自機器の移動状態を決定する通信システム。
  10. 前記信頼度データは、前記他の通信機器の移動状態が継続している時間の長さのデータである請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の通信機器。
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