JP5908172B2 - 手術支援システムおよび手術支援システムの制御方法 - Google Patents

手術支援システムおよび手術支援システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、冗長関節を有する手術支援システム、およびこの手術支援システムを制御する手術支援システムの制御方法に関する。
本願は、2012年11月30日に米国に仮出願された米国特許出願第61/731,802号に基づいて優先権を主張し、その内容をここに援用する。
近年、医療施設の省人化を図るため、ロボットによる医療処置の研究が行われている。特に、外科分野では、多自由度(多関節)を有するマニピュレータによって患者の処置をする手術支援システムについての各種の提案がなされている。このような手術支援システムにおいて、患者の体腔に直接接触するマニピュレータを、遠隔操作装置によって遠隔操作できるようにしたものが知られている。
ここで、内視鏡下手術で特に困難な針かけ動作を、手術支援システムを用いて行う場合、マニピュレータの先端に取り付けられたグリッパーをローリングさせながら針をかける。このとき、先端にロール軸関節がないマニピュレータでは、先端に取り付けられたグリッパーをローリングさせるためのローリングに伴って他の関節を協調動作させる。この場合、多数の関節が動作して、周囲の臓器等に衝突する可能性が考えられる。
これに対し、先端部にいわゆる冗長関節を設けることにより、先端のみの位置及び姿勢決めを可能としたマスタスレーブマニピュレータが、例えば特許文献1において提案されている。なお、ここで言う冗長関節とは、回転軸および直動軸のいずれか一方である動作軸を有する関節であって、初期状態において、その関節の動作軸と平行であって、回転軸、直動軸の種類が同じ動作軸を有する別の関節がマニピュレータ内にあるもののことを意味する。
一般的に、特許文献1などに示された先端に冗長関節を有する手術支援システムの場合、操作部からの操作情報に従ってマニピュレータの各関節の駆動量を計算するための逆運動学計算が複雑化する。このような場合、例えば冗長関節を一時的に固定させることでマニピュレータの自由度と操作部の自由度とを一致させ、マニピュレータの各関節を1対1で対応させるようにすれば逆運動学計算を簡略化することができる。
しかしながら、操作者が固定する冗長関節を切替えるのでは、手技中の操作者の負担が増加してしまう。
本発明は、冗長関係にある関節の切替えを、位置関係算出部が算出した切替え位置関係に基づいてマニピュレータ制御部が自動的に行う、手術支援システムおよび手術支援システムの制御方法を提供する。これにより、マスタ装置の操作部を操作する操作者が関節の切替えを行う必要がなく、手技中の操作者の負担を低減させ、手技を効率的に行うことができる。
本発明の第1態様によれば、マニピュレータの固定端から見た場合の最も遠い端部である前記マニピュレータの先端側に設けられた処置部を用いて、撮像部で観察しながら処置対象となる対象組織の処置を行う手術支援システムは、複数の自由度に対応した複数の関節を有し、該複数の関節の中に互いに冗長関係にある少なくとも2つの冗長関節が含まれる前記マニピュレータと、前記複数の自由度に対応した操作情報を与える操作部と、前記対象組織または前記処置部と、前記撮像部との間の切替え位置関係を算出する位置関係算出部と、前記操作情報に従って前記関節の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記切替え位置関係に基づいて、前記少なくとも2つの冗長関節の1つを駆動関節として、前記少なくとも2つの冗長関節の残りを固定関節として前記マニピュレータを制御する。
本発明の第2態様によれば、第1態様に係る手術支援システムにおいて、前記切替え位置関係は、前記対象組織または前記処置部と、前記撮像部との間の距離を表し、前記制御部は、前記切替え位置関係が閾値以下である場合には、前記少なくとも2つの冗長関節のうち前記マニピュレータの先端に最も近いものを前記駆動関節とし、前記切替え位置関係が前記閾値よりも大きい場合には、前記少なくとも2つの冗長関節のうち前記マニピュレータの先端から最も遠いものを前記駆動関節としてもよい。
本発明の第3態様によれば、第1態様に係る手術支援システムにおいて、前記位置関係算出部は、前記撮像部の位置を検出する撮像部検出部と、前記処置部の位置を検出する処置部検出部と、を有し、検出された前記撮像部の位置、および前記処置部の位置に基づいて、前記切替え位置関係として前記処置部と前記撮像部との間の距離を算出してもよい。
本発明の第4態様によれば、第3態様に係る手術支援システムは、画像を取得可能な前記撮像部を更に備えてもよい。
本発明の第5態様によれば、第3態様に係る手術支援システムにおいて、前記位置関係算出部は、前記撮像部の視野内に前記処置部が配置されているときのみに、前記切替え距離を算出してもよい。
本発明の第6態様によれば、第1態様に係る手術支援システムにおいて、前記位置関係算出部は、前記処置部を写したものであって前記撮像部が取得した画像に基づいて、前記切替え位置関係として前記処置部と前記撮像部との間の距離を算出してもよい。
本発明の第7態様によれば、第1態様に係る手術支援システムにおいて、前記撮像部は、互いに異なるとともに同一直線上にない向きから前記対象組織を写した第一の画像および第二の画像を取得可能であり、前記位置関係算出部は、取得された前記第一の画像および前記第二の画像に基づいて、前記切替え距離として前記対象組織と前記撮像部との間の距離を算出してもよい。
本発明の第8態様によれば、複数の自由度に対応した複数の関節を有し、該複数の関節の中に互いに冗長関係にある少なくとも2つの冗長関節が含まれるマニピュレータを備える手術支援システムを制御する手術支援システムの制御方法は、前記マニピュレータに設けられた処置部を用いて処置を行う対象組織または前記処置部と、前記撮像部との間の切替え位置関係を算出し、前記切替え位置関係に基づいて、前記少なくとも2つの冗長関節の1つを駆動関節として、前記少なくとも2つの冗長関節の残りを固定関節として前記マニピュレータを制御する。
本発明の実施形態に係る手術支援システムによれば、冗長関係にある関節の切替えを、位置関係算出部が算出した切替え位置関係に基づいてマニピュレータ制御部が自動的に行う、手術支援システムおよび手術支援システムの制御方法を提供する。これにより、マスタ装置の操作部を操作する操作者が関節の切替えを行う必要がなく、手技中の操作者の負担を低減させ、手技を効率的に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る手術支援システムを示す全体図である。 本発明の第1実施形態に係る手術支援システムのスレーブマニピュレータの1つを模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態に係る手術支援システムを示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る手術支援システムのスレーブマニピュレータの他の1つの先端側を模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態に係る手術支援システムの操作部を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る手術支援システムの制御装置で測定する切替え距離を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る手術支援システムの制御方法を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る手術支援システムの制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る手術支援システムを示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る手術支援システムを用いた手技を説明する図である。 本発明の第3実施形態に係る手術支援システムを示すブロック図である。 鉗子が内視鏡の比較的近くに配置された場合の画像と、その画像を構成する画素の一部を拡大して示したものを示す図である。 鉗子が内視鏡から比較的遠くに配置された場合の画像と、その画像を構成する画素の一部を拡大して示したものを示す図である。 本発明の第4実施形態に係る手術支援システムを示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る手術支援システムとともに用いられる内視鏡を説明する図である。 本発明の第4実施形態に係る内視鏡で取得される第一の画像、第二の画像の例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る手術支援システムの制御装置で測定する切替え距離の他の例を説明する図である。 本発明の第4実施形態に係る手術支援システムの制御装置で測定する切替え距離の他の例を説明する図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る手術支援システムを、図1から図8を参照しながら説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係る手術支援システム1は、複数のスレーブマニピュレータ(マニピュレータ)11を有するスレーブ装置10と、操作情報を与えるマスタ装置(操作部)40と、操作情報に従ってスレーブマニピュレータ11を制御する制御装置70とを備えている。
スレーブ装置10は、図1および図2に示すように、手術台12と、手術台12に設けられたフレーム13に固定端11aが固定された複数のスレーブマニピュレータ11とを有している。なお、各スレーブマニピュレータ11は、同一の構成であるため、以下では、複数のスレーブマニピュレータ11のうちの、後述する鉗子30が取り付けられたスレーブマニピュレータ11Aについて説明する。
本実施形態では、スレーブマニピュレータ11Aは、図2に示すように、7自由度に対応した関節21〜27を有し、マスタ装置40からの操作情報に従って各関節21〜27が駆動される。スレーブマニピュレータ11Aは、7つの関節21〜27が、関節27が固定端11a側となるように連設して配置されている。
これらの関節21〜27のうち、関節21および関節24はロール軸(X軸)周りに回転する関節である。すなわち、関節21、24の動作軸は、X軸に平行な回転軸である。関節22、関節27はヨー軸(Z軸)周りに回転する関節であり、関節22、27の動作軸は、Z軸に平行な回転軸である。関節23、関節26はピッチ軸(Y軸)周りに回転する関節であり、関節23、26の動作軸は、Y軸に平行な回転軸である。
また、関節25はロール軸に沿って伸縮する関節である。
関節21〜25の動作軸は同一直線上に配置されている。関節26、27の動作軸は同一直線上に配置されている。関節21、24は、動作軸が回転軸であり、それらの動作軸が図2に示す初期状態において互いに平行であるため、互いに冗長関係にある冗長関節となっている。
スレーブマニピュレータ11Aの先端11bには、鉗子(処置部)30が取り付けられている。鉗子30の先端部に設けられた一対の鉗子片30aには、不図示の操作ワイヤを介してワイヤモータ30b(図3参照)が接続されている。ワイヤモータ30bを駆動して操作ワイヤを進退させることで、一対の鉗子片30aの先端部を互いに近づけたり離間させたりすることができる。この例では、鉗子30は棒状に形成されている。
関節21には、図3に示すように、関節21を駆動するための関節モータ21aと、関節21の回転角度を検出するためのエンコーダ21bとが設けられている。各関節22〜24、26、27についても、関節21と同様に、関節モータ22a〜24a、26a、27aと、エンコーダ22b〜24b、26b、27bとがそれぞれ設けられている。関節25には、関節25を駆動するための関節モータ25aと、関節25の伸縮量を検出するためのエンコーダ25bとが設けられている。
これらの関節21〜27は、関節モータ21a〜27aを駆動することで互いに独立して駆動可能である。エンコーダ21b〜27bで検出された検出結果は、制御装置70に出力される。
図2に示す関節22〜27を協調させながら駆動させることによって、スレーブマニピュレータ11Aにおける、固定端11aから見た場合の最も遠い端部であるスレーブマニピュレータ11Aの先端の鉗子30の位置の3自由度と姿勢の3自由度とが実現される。また、これらの関節22〜27に加えて、スレーブマニピュレータ11Aでは、先端の鉗子30をローリングさせるための関節21を冗長関節として設けている。このような構成により、例えば、スレーブマニピュレータ11Aの先端の鉗子30をローリングさせる場合において、先端の鉗子30から遠い方の関節である関節24をローリングさせるか、または、先端の鉗子30に近い方の関節である関節21をローリングさせるかを適時選択することが可能である。本実施形態では、冗長関係にある関節21と関節24とは同時に駆動させないようにして、逆運動学計算を簡略化する。
スレーブマニピュレータ11A以外の他のスレーブマニピュレータ11の1つである図4に示すスレーブマニピュレータ11Bの先端11bには、内視鏡(撮像部)31が取り付けられている。内視鏡31の先端部には、LEDなどを有する照明ユニット31aおよび光学ユニット31bが外部に露出した状態で設けられている。内視鏡31における光学ユニット31bよりも基端側には、CCDなどの撮像素子31c(図3参照)が内蔵されている。光学ユニット31bは、光学ユニット31bよりも前方に規定される視野R1内の対象物の像を撮像素子31cの不図示の受光面上に結像させる。撮像素子31cは、受光面上の像により画像を取得し、この画像を信号に変換して制御装置70に出力する。
マスタ装置40は、図1に示すように、操作部41と表示部42とを有している。
操作部41は、例えば図5に示すように、回転機構より構成された駆動軸51〜54と、直動機構より構成された駆動軸55、56と、を含む駆動部50を有している。駆動部50の基端部は、操作部41および表示部42を支持する支持台43に固定されている(図1参照。)。操作部41の先端部(術者などの操作者Oの腕O1によって把持される側とする。)には、グリップ59が設けられている。
このような構成において、操作者Oが、グリップ59を把持した状態で、操作部41を移動させたり、回転させたりすることにより、操作部41を構成する各駆動軸51〜56が駆動される。各駆動軸51〜56の駆動量(回転機構の場合には回転角、直動機構の場合には変位量)は、各駆動軸51〜56に設けられたエンコーダ51a〜56a(図3参照。)によって検出され、エンコーダ51a〜56aの検出信号が、スレーブ装置10のスレーブマニピュレータ11の先端の鉗子30の位置及び姿勢を指令するための、操作部41の操作情報を示す信号(操作信号)として制御装置70に出力される。
本実施形態の操作部41は、駆動軸が6個設けられており、この6個の駆動軸51〜56を動かすことによって得られるエンコーダ51a〜56aの6個の操作信号(θ,d,d,θ,θ,θ)を出力する。これらの値を用いて、制御装置70の後述するマスタ制御部72は、スレーブマニピュレータ11への位置姿勢指令信号を算出する。
操作部41には、操作部41により制御されるスレーブマニピュレータ11を切替えるマニピュレータ切替えスイッチ61が備えられている(図3参照。)。さらに、操作部41には、図示はしないがワイヤモータ30bなどを駆動するためのスイッチなどが備えられている。
表示部42は、例えば液晶ディスプレイから構成され、制御装置70から入力された画像信号に基づいて画像を表示する。
制御装置70は、図3に示すように、バス71に接続されたマスタ制御部72、処置具位置検出部73、内視鏡位置検出部74、距離演算部75、マニピュレータ制御部(制御部)76、画像処理部77、および入力部78と、電源79とを有している。バス71には、スレーブマニピュレータ11の関節モータ21a〜27a、エンコーダ21b〜27b、鉗子30のワイヤモータ30b、内視鏡31の撮像素子31c、操作部41のエンコーダ51a〜56a、マニピュレータ切替えスイッチ61、および表示部42が接続されている。
マスタ制御部72、処置具位置検出部73、内視鏡位置検出部74、距離演算部75、マニピュレータ制御部76、および画像処理部77は、それぞれが演算素子、メモリー、および制御プログラムなどで構成されている。
マスタ制御部72は、マスタ装置40からの6自由度に対応した操作信号に従って、スレーブマニピュレータ11の先端の鉗子30の位置及び姿勢の指令値を算出する。そしてこの算出した指令値をマニピュレータ制御部76に出力する。
処置具位置検出部73には、スレーブマニピュレータ11Aの隣り合う関節間の長さや、鉗子30の長さなどが記憶されている。処置具位置検出部73は、スレーブマニピュレータ11Aのエンコーダ21b〜27bから入力された検出結果、および前述の記憶された長さなどに基づいて、鉗子30の先端部の位置を検出する。なお、スレーブマニピュレータ11Aのエンコーダ21b〜27b、および処置具位置検出部73で処置部検出部を構成する。
内視鏡位置検出部74には、スレーブマニピュレータ11Bの隣り合う関節間の長さ、内視鏡31の長さなどが記憶されている。内視鏡位置検出部74は、スレーブマニピュレータ11Bのエンコーダ21b〜27bから入力された検出結果、および前述の記憶された長さに基づいて、内視鏡31の先端部の位置及び姿勢を検出する。なお、スレーブマニピュレータ11Bのエンコーダ21b〜27b、および内視鏡位置検出部74で撮像部検出部を構成する。
距離演算部75には、内視鏡31における視野R1の配置などが記憶されている。距離演算部75は、処置具位置検出部73で検出された鉗子30の先端部の位置、および、内視鏡位置検出部74で検出された内視鏡31の先端部の位置から、図6に示すように、略円錐状に広がる視野R1の中心軸線に沿った鉗子30の先端部と内視鏡31の先端部との間の距離である切替え距離(切替え位置関係)Lを算出する。これら撮像部検出部、処置部検出部、および距離演算部75で、位置関係算出部を構成する。また、距離演算部75は、鉗子30の先端部の位置、および、内視鏡31の先端部の位置及び姿勢から、鉗子30の先端部が内視鏡31の視野R1内に配置されているか否かを検出することができる。
マニピュレータ制御部76は、マスタ装置40からの位置及び姿勢の指令値に基づいて、スレーブマニピュレータ11の先端の鉗子30の位置及び姿勢の指令値に一致させるために必要なスレーブマニピュレータ11の各関節21〜27の駆動量を、逆運動学計算によって算出する。
また、マニピュレータ制御部76は、切替え距離Lに基づいて、関節21、24の一方を選択して駆動し、他方を固定するように制御する。より具体的には、マニピュレータ制御部76は、切替え距離Lが所定の閾値以下である場合には、スレーブマニピュレータ11の関節21、24のうちスレーブマニピュレータ11の先端の鉗子30に近い関節21を選択して駆動し、先端の鉗子30から遠い関節24を固定する。すなわち、マニピュレータ制御部76は、関節21を駆動関節とし関節24を固定関節として、スレーブマニピュレータ11を制御する。一方で、切替え距離Lがこの閾値よりも大きい場合には、マニピュレータ制御部76は、関節24を選択して駆動し、関節21を固定する。この閾値としては、手技の内容や使用する処置具(処置部)の種類などに応じて、例えば、20mmなどと設定することが好ましい。
画像処理部77は、図3に示す内視鏡31が取得した画像を画像信号に変換し、表示部42に出力する。
入力部78は、例えばキーボードであり、例えばスレーブ装置10の近傍に配置される。介助者が入力部78から入力した指示は、マスタ制御部72などに出力される。
電源79は、外部から入力された電力を、スレーブマニピュレータ11、マスタ装置40、マスタ制御部72などに供給する。
次に、以上のように構成された本実施形態の手術支援システム1を用いた手技について説明する。以下では、患者の体腔内に処置具を導入し、対象組織に縫合などの処置する場合を例にとって説明する。
介助者は、図1に示すように手術台12上に患者Qを寝かせ、消毒、麻酔などの適切な処理を行う。介助者が入力部78を操作して手術支援システム1を起動すると、電源79からスレーブマニピュレータ11、マスタ装置40、マスタ制御部72などに電力が供給される。
図7に示すように、患者Qの体壁Q1に互いに異なる向きとなるようにトロッカーT1、T2を取り付ける。
照明ユニット31aに電力を供給して内視鏡31の前方を照明し、撮像素子31cで取得した画像を表示部42に表示させる。操作者Oが表示部42の画像を観察している状態で、介助者は、内視鏡31をトロッカーT1を通して患者Qの体腔Q2に導入する。なお、内視鏡31の導入をマスタ装置40の制御により行ってもよい。
操作者Oは、操作部41を操作し、手技の内容などに応じた適切な閾値を入力する。入力した閾値は、マニピュレータ制御部76に記憶される。操作部41を操作して鉗子30のワイヤモータ30bを駆動させ、患者Qの体外において一対の鉗子片30a間に縫合用の曲がり針Nを把持させる。
マニピュレータ切替えスイッチ61を操作して、操作部41でスレーブマニピュレータ11Aが制御されるように切替える。このとき、本実施形態の手術支援システム1は以下のように制御される。図8は、手術支援システム1の制御方法を示すフローチャートである。
まず、ステップS10において、処置具位置検出部73は鉗子30の先端部の位置を検出し、内視鏡位置検出部74は内視鏡31の先端部の位置及び姿勢を検出する。距離演算部75は、検出した鉗子30の先端部の位置、内視鏡31の先端部の位置及び姿勢から、鉗子30の先端部が内視鏡31の視野R1内に配置されているか否かを検出する。距離演算部75が鉗子30の先端部が視野R1内に配置されていると判断した場合には(YES)、ステップS20に移行する。
距離演算部75が鉗子30の先端部が視野R1内に配置されていないと判断した場合には(NO)、ステップS11に移行する。ステップS11では、関節21を固定関節と設定し、関節24を駆動関節と設定する。そして、ステップS36に移行する。
前述のステップS20において、距離演算部75は、直前に行われたステップS10で検出した鉗子30の先端部の位置、および内視鏡31の先端部の位置から切替え距離Lを算出する。すなわち、距離演算部75は、内視鏡31の視野R1内に鉗子30の先端部が配置されているときのみに、切替え距離Lを算出する。そして、ステップS30に移行する。
ステップS30では、マニピュレータ制御部76は、切替え距離Lが閾値以下であるか否かを判断する。切替え距離Lが閾値以下である場合には(YES)、ステップS31に移行する。ステップS31では、関節24を固定関節と設定し、関節21を駆動関節と設定する。そして、ステップS36に移行する。
一方で、ステップS30において、マニピュレータ制御部76が切替え距離Lが閾値以下でないと判断した場合には(NO)、ステップS32に移行する。ステップS32では、関節21を固定関節と設定し、関節24を駆動関節と設定する。そして、ステップS36に移行する。
続いて、ステップS36において、マニピュレータ制御部76は、マスタ制御部72から受け取った位置及び姿勢の指令値、およびステップS31、32で固定関節、駆動関節と設定した関節情報にもとづいて、スレーブマニピュレータ11Aの先端の鉗子30の位置及び姿勢を指令値に一致させるために必要なスレーブマニピュレータ11Aの各関節21〜27の駆動量を、逆運動学計算によって算出する。さらに、各関節21〜27に対する指令値を決定する。
次に、ステップS37において、マニピュレータ制御部76は、ステップS36で求められた各関節21〜27の指令値に従ってスレーブマニピュレータ11Aの各関節21〜27を駆動する。ただし、ステップS11、31、または32で固定すると設定した関節は固定したまま駆動しない。そして、ステップS10に移行する。
ステップS10〜37は、例えば1ミリ秒である所定時間△tごとに繰り返して行われる。すなわち、関節21、24のうちいずれを固定関節と設定するかは、時々刻々と自動的に変化し得るものとなっている。マニピュレータ切替えスイッチ61を操作して、操作部41でスレーブマニピュレータ11Aとは異なる他のスレーブマニピュレータ11が制御されるようになったときに、このフローは強制終了される。
このように、ステップS10〜37を行うことで、鉗子30の先端部が内視鏡31の視野R1外に配置されている場合、および、鉗子30の先端部が内視鏡31の視野R1内に配置されていて切替え距離Lが比較的長い場合には、スレーブマニピュレータ11Aの先端の鉗子30に近い関節21を固定する。一方で、鉗子30の先端部が内視鏡31の視野R1内に配置されていて、さらに切替え距離Lが比較的短い場合には、スレーブマニピュレータ11Aの先端の鉗子30から遠い関節24を固定する。
操作者Oは、表示部42に表示された画像を観察しつつ、操作部41を操作してトロッカーT2を通して図7に示すようにスレーブマニピュレータ11Aの鉗子30を体腔Q2に導入する。そして、鉗子30の先端部を処置対象となる対象組織Q3に近づけていく。
一般的に、曲がり針Nを用いた針かけ動作においては、スレーブマニピュレータ11Aの先端の鉗子30に取り付けられた鉗子30をローリングさせながら対象組織Q3に曲がり針Nをかける。前述したように、スレーブマニピュレータ11Aは、7つの関節21〜27を協調動作させながら、鉗子30の位置及び姿勢を制御する。このとき、鉗子30から遠い、すなわち、スレーブマニピュレータ11Aの先端の鉗子30から遠い関節24をローリングさせると、鉗子30のローリングも行われる反面、関節24よりも先端側の関節21〜23も大きく動作して、これらの関節21〜23などが周囲の組織などに衝突してしまう恐れがある。
このため、針かけ動作のような、主にローリング動作が必要な場合には、他の関節が不必要に動作しないよう、スレーブマニピュレータ11Aの先端の鉗子30に近い側の関節である関節21をローリングさせることが望ましい。この場合には、関節24を固定関節としてもよい。切替え距離Lが比較的短く、内視鏡31の視野R1内に鉗子30の先端部が大きく表示され、内視鏡31の視野R1ではスレーブマニピュレータ11Aの基端側の状態が確認しにくくなる。しかし、関節21〜27が不必要に動作しないように制御されるため、問題ない。
関節24を固定関節とすると、スレーブマニピュレータ11Aの先端の鉗子30の位置及び姿勢の取り得る範囲が大きく制限されるため、ローリング以外の回転も必要な動作の場合には、関節24をローリングさせるように駆動することが望ましい。この場合には、関節21は固定関節としてもよい。切替え距離Lが比較的長く、内視鏡31の視野R1内にスレーブマニピュレータ11Aの先端側の広い範囲が表示されるため、スレーブマニピュレータ11Aが大きく動作しても操作者Oが容易にその動作を認識することができ、容易に対応することができる。
このように、本実施形態のスレーブマニピュレータ11Aは7自由度に対応した関節21〜27を備えるが、切替え距離Lの値によらずある1つの関節を固定して残りの6つの関節のみを動作させる。このため、位置及び姿勢の6自由度に対して、7つの関節全ての駆動量が未知とするよりも、独立した6つの関節に対して逆運動学計算を行うことで、冗長問題を回避し、逆運動学計算を簡略化することができる。
曲がり針Nを用いて対象組織Q3を縫合した後で、トロッカーT2から鉗子30を抜き出し、トロッカーT1から内視鏡31を抜き出す。
患者Qの体壁Q1からトロッカーT1、T2を取り外し、体壁Q1の開口を縫合するなど適切な処置をして、一連の手技を終了する。
一般的に、特許文献1などに示された先端に冗長関節を有する手術支援システムの場合、操作部からの操作情報に従ってマニピュレータの各関節の駆動量を計算するための逆運動学計算が複雑化する。このような場合、例えば冗長関節を一時的に固定させることでマニピュレータの自由度と操作部の自由度とを一致させ、マニピュレータの各関節を1対1で対応させるようにすれば逆運動学計算を簡略化することができる。
しかしながら、操作者が固定する冗長関節を切替えるのでは、手技中の操作者の負担が増加する。
これに対して、本実施形態の手術支援システム1、および手術支援システム1の制御方法によれば、冗長関係にある関節21、24の切替えを、位置関係算出部を構成する距離演算部75が算出した切替え距離Lに基づいてマニピュレータ制御部76が自動的に行う。したがって、マスタ装置40の操作部41を操作する操作者Oが関節21、24の切替えを行う必要がなく、手技中の操作者Oの負担を低減させ、手技を効率的に行うことができる。
スレーブマニピュレータ11Aを構成する関節の1つを固定することで、スレーブマニピュレータ11Aを制御するために必要な逆運動学計算を簡略化することができる。
切替え距離Lが閾値以下である場合には、関節24を固定し関節21を駆動する。このため、針かけ動作のような比較的小さな動作を行うときに、関節21以外の関節が周囲の組織などに接触するのを抑制することができる。そして、手術支援システム1の操作性を高めることができる。一方で、切替え距離Lが閾値よりも大きい場合には、関節21を固定し関節24を駆動する。これにより、比較的大きな動作を行いやすくすることができる。
位置関係算出部は、撮像部検出部および処置部検出部を備えている。撮像部検出部は、エンコーダ21b〜27b、およびスレーブマニピュレータ11Bや内視鏡31の形状寸法などを用いて内視鏡31の先端部の位置及び姿勢を正確に検出することができる。処置部検出部も、撮像部検出部と同様の構成であるため、鉗子30の先端部の位置を正確に検出することができる。
手術支援システム1はスレーブマニピュレータ11Bの先端11bに取り付けられた内視鏡31を備えるため、手術支援システム1を内視鏡31も含めて全ての構成を備えたものとすることができる。
距離演算部75は、内視鏡31の視野R1内に鉗子30が配置されているときのみに切替え距離Lを算出する。したがって、距離演算部75の計算処理量を低減させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図9および図10を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図9に示すように、本実施形態の手術支援システム2は、第1実施形態の手術支援システム1の各構成に対して、内視鏡31および内視鏡位置検出部74に代えて、ビデオカメラ(撮像部検出部)91を備えている。本手術支援システム2は、一般的な内視鏡92に接続可能となっている。すなわち、本手術支援システム2は内視鏡を備えておらず、一般的な内視鏡92と組み合わせて用いることができる。
ビデオカメラ91としては、図10に示すように、手術室の天井Cに吊り下げて設置することが好ましい。ビデオカメラ91は、その視野R2内に手技中の内視鏡92が入るように設置される。ビデオカメラ91内には、不図示の検出回路が内蔵されている。この検出回路は、演算素子やメモリーを有している。操作部41や入力部78から手術支援システム2に接続される内視鏡92の長さ、内視鏡92における視野R2の配置などを入力すると、このメモリーに記憶される。
この検出回路は、ビデオカメラ91で取得した画像から、公知の画像処理方法により、内視鏡92の先端部の位置及び姿勢を検出することができる。ビデオカメラ91は、図9に示す制御装置70のバス71に接続されていて、検出した内視鏡92の先端部の位置及び姿勢を制御装置70に出力することができる。
内視鏡92としては、公知の一般的な構成のものを用いることができる。内視鏡92は、例えば、LEDなどを有する照明ユニット92aと、CCDなどの撮像素子92bとを備えている。内視鏡92は、手技中には、例えば手術台12に固定されたり、介助者に保持されたりする。
撮像素子92bが取得した画像は、制御装置70のバス71に接続可能なケーブル92cを介して画像処理部77に出力され、この画像が表示部42に表示される。
なお、内視鏡92の先端部の位置及び姿勢を検出する方法の一例として、以下の方法が知られている。すなわち、図10に示すように、内視鏡92に全周にわたり複数のマーカー92dを設けておく。隣り合うマーカー92dが離間する距離は、検出回路に予め記憶されている。この複数のマーカー92dの位置を画像処理方法により検出することで、内視鏡92の先端部の位置及び姿勢を検出する。
このように構成された本実施形態の手術支援システム2によれば、冗長関係にある関節21、24の切替えをマニピュレータ制御部76が自動的に行うため、手技中の操作者Oの負担を低減させることができる。
手術支援システム2が内視鏡を備えず、一般的な内視鏡92に接続可能となっているため、既存の内視鏡92を有効に活用するとともに、手術支援システム2の製造コストを抑えることができる。操作者Oや介助者が使い慣れた内視鏡があれば、その内視鏡に本手術支援システム2を接続して用いることができる。これによっても、操作者Oや介助者の操作性を向上させることができる。
本実施形態では、ビデオカメラ91が天井Cに吊り下げて設置されるとした。しかし、ビデオカメラ91の配置はこの限りでなく、例えば、手術台12にビデオカメラ91を固定したり、介助者がビデオカメラ91を保持したりするように構成してもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図11から図13を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図11に示すように、本実施形態の手術支援システム3は、第1実施形態の手術支援システム1の各構成に対して、内視鏡31および制御装置70に代えて、制御装置100を備えている。
本手術支援システム3は、第2実施形態の手術支援システム2と同様に、一般的な内視鏡92に接続可能となっている。
制御装置100は、第1実施形態の制御装置70の各構成に対して、処置具位置検出部73、内視鏡位置検出部74、および距離演算部75に代えて、距離算出部(位置関係算出部)101を備えている。
距離算出部101は、鉗子30を写したものであって内視鏡92が取得した画像から、公知の画像処理方法を用いて、切替え距離(切替え位置関係)として鉗子30の先端部と内視鏡92の先端部との間の距離を算出することができる。上述の実施形態の手術支援システム1、2では、内視鏡の位置、鉗子30の位置をそれぞれ検出してから切替え距離を算出した。これに対して、本実施形態の距離算出部101は、切替え距離を前述の画像から直接算出するものである。
この切替え距離の算出に用いられる画像処理方法は、公知のものが用いられて特に限定されるものではないが、例えば以下の方法がある。
図12および図13に、鉗子30を写した画像P10、P20を示す。画像P10は、鉗子30の先端部を内視鏡92の先端部の比較的近くに配置して取得したものであり、画像P20は、鉗子30の先端部を内視鏡92の先端部から比較的遠くに配置して取得したものである。これらの画像P10、P20は、各図中の一部拡大図に示すように、複数の画素P1を基準平面上で格子状に配列したものとして表される。
内視鏡92から鉗子30を遠くに配置して取得した画像ほど、その画像内で鉗子30は小さく写る。
距離算出部101は、公知の画像処理方法により、各画像P10、P20において、棒状に形成されている鉗子30の径方向Dを認識する。距離算出部101が画像P10、P20中における鉗子30の径方向Dを認識しやすいように、鉗子30の外面に方向を示す目印を設けてもよい。
距離算出部101は、画像P10、P20において、径方向Dに並び、かつ、処置部30の外径を表す画素P1の数を算出する。この画素P1の数は、図12の例では6となり、図13の例では3となる。
また、距離算出部101のメモリーには、この画素P1の数と切替え距離との対応関係を示したテーブルが予め記憶されている。距離算出部101はこのテーブルに基づいて、切替え距離を算出する。
このように構成された本実施形態の手術支援システム3によれば、冗長関係にある関節21、24の切替えを自動的に行うことができる。
切替え距離が比較的短く鉗子30と内視鏡92とが接近して配置されている場合には、関節21〜27が不必要に動作しないように制御されるため、鉗子30が内視鏡92に接触するのが防止される。また、切替え距離が比較的長く鉗子30と内視鏡92とが離間して配置されている場合には、スレーブマニピュレータ11Aが大きく動作しても問題ない。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図14から図16を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図14に示すように、本実施形態の手術支援システム4は、第1実施形態の手術支援システム1の各構成に対して、内視鏡31および制御装置70に代えて、制御装置110を備えている。
本手術支援システム4は、図14および図15に示すように、距離の測定が可能な公知の内視鏡120が接続可能となっている。すなわち、本実施形態では、内視鏡120が距離算出部(位置関係算出部)を兼ねている。
この内視鏡120は、その先端部にLEDなどを有する照明ユニット120aと、CCDなどの一対の撮像素子120b、120cを備えている。
撮像素子120bは、向きE1から対象組織Q3を写した第一の画像P30(図16参照。)を取得可能である。一方で、撮像素子120cは、向きE2から対象組織Q3を写した第二の画像P40(図16参照。)を取得可能である。これら向きE1、E2は、互いに異なるとともに同一直線上にないものとなっている。すなわち、第一の画像P30、第二の画像P40を同時に取得し、例えば、表示部42に表示された第一の画像P30を右目で見るとともに第二の画像P40を左目で見ることで、操作者Oは表示部42上で対象組織Q3を立体視することができる。
また、内視鏡120には、不図示の検出回路が内蔵されている。この検出回路は、演算素子やメモリーを有している。検出回路は、公知の画像処理方法により、撮像素子120b、120cで取得された第一の画像P30および第二の画像P40に基づいて、切替え距離(切替え位置関係)Lとして対象組織Q3と内視鏡120の先端部との間の距離を算出することができる。すなわち、本実施形態では、第一の画像P30と第二の画像P40との間の視差に基づいて切替え距離Lを算出している。
なお、制御装置110は、第1実施形態の制御装置70の各構成に対して、処置具位置検出部73、内視鏡位置検出部74、および距離演算部75を備えない構成となっている。
このように構成された本実施形態の手術支援システム4によっても、冗長関係にある関節21、24の切替えを自動的に行うことができる。
切替え距離Lが比較的短く対象組織Q3と内視鏡120とが接近して配置されている場合には、関節21〜27が不必要に動作しないように制御されるため、内視鏡120が対象組織Q3に接触するのが防止される。また、切替え距離Lが比較的長く対象組織Q3と内視鏡120とが離間して配置されている場合には、スレーブマニピュレータ11Bが大きく動作しても問題ない。
なお、本実施形態では、第一の画像P30と第二の画像P40との間の視差に基づいて、対象組織Q3と内視鏡120の先端部との間の距離として切替え距離Lを算出した。しかし、切替え距離Lの算出方法はこの限りではない。例えば、超音波やレーザー光などの到達時間や、波長の変化を利用して切替え距離Lを算出してもよい。
以上、本発明の第1実施形態から第4実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更なども含まれる。さらに、各実施形態で示した構成のそれぞれを適宜組み合わせて利用できることは、言うまでもない。
たとえば、前記第1実施形態から第4実施形態では処置部は鉗子30であるとした。処置部としてはこれ以外にも、スネア、注射器、高周波処置具などを適宜選択して用いることができる。
また、7個の関節21〜27を有するスレーブマニピュレータ11のうち、動作軸が回転軸である関節22、24が冗長関係にあるとした。しかし、スレーブマニピュレータが8個以上の関節を有し、それら8個以上の関節のうち6個を除いた関節が冗長関係にあるとしてもよい。この場合、冗長関係にある複数の関節のうち1個以外を自動的に選択して固定するようにすれば、本実施形態と同様の効果を奏する。また、動作軸が直動軸である2つ以上の関節が冗長関係にあってもよい。スレーブマニピュレータが6個以下の関節を有するとともに、それらの関節のうちの2つ以上が冗長関係にあってもよい。
スレーブマニピュレータ11が、互いに冗長関係にある3つ以上の冗長関節を備えてもよい。この場合、マニピュレータ制御部76は、切替え距離Lに基づいて3つ以上の冗長関節の1つを選択して駆動し、残りの冗長関節を固定する。
第3および第4実施形態では、ズームレンズを通した反射光により画像が取得される場合であっても、そのズームレンズの倍率が検出可能であれば、その倍率を考慮して切替え距離を算出することができる。
本手術支援システムに備えられるスレーブマニピュレータ11の数に制限は無く、少なくとも1基のスレーブマニピュレータ11Aが備えられていればよい。
操作部が制御装置と配線などで電気的に接続されていなく、操作部と制御装置とが無線通信可能となるように構成してもよい。この場合、操作部を把持した操作者Oが、操作部を3次元空間内で移動させたり回転させたりすることで、位置の3自由度に対応した操作信号を制御装置に出力することが可能である。
第1および第2実施形態では、内視鏡を固定し、この内視鏡の位置及び姿勢を入力部78から入力して距離演算部75などに記憶させてもよい。この場合、時々刻々の鉗子30の先端部の位置を検出することで、切替え距離を算出することができる。
第1実施形態では、切替え距離Lとして視野R1の中心軸線に沿った鉗子30の先端部と内視鏡31の先端部との間の距離を算出した。しかし、図17に示すように、鉗子30の先端部が視野R1の縁部にあるときには、切替え距離Lとして視野R1の縁部に沿った鉗子30の先端部と内視鏡31の先端部との間の距離を算出してもよい。
また、図18に示すように、略円錐状に広がる視野R1の中心軸線L11から鉗子30の先端部までの距離を切替え距離Lとしてもよい。
この他、本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
本発明は、手術支援システムおよび手術支援システムの制御方法に広く適用でき、冗長関係にある関節の切替えを、位置関係算出部が算出した切替え位置関係に基づいてマニピュレータ制御部が自動的に行う、手術支援システムおよび手術支援システムの制御方法を提供する。これにより、マスタ装置の操作部を操作する操作者が関節の切替えを行う必要がなく、手技中の操作者の負担を低減させ、手技を効率的に行うことができる。
1、2、3、4 手術支援システム
10 スレーブ装置
11 スレーブマニピュレータ(マニピュレータ)
11A スレーブマニピュレータ
11B スレーブマニピュレータ
11a 固定端
11b 先端
12 手術台
13 フレーム
21〜27 関節
21a〜27a 関節モータ
21b〜27b エンコーダ
30 鉗子(処置部)
30a 鉗子片
30b ワイヤモータ
31 内視鏡(撮像部)
31a 照明ユニット
31b 光学ユニット
31c 撮像素子
40 マスタ装置(操作部)
41 操作部
42 表示部
43 支持台
50 駆動部
51〜56 駆動軸
51a〜56a エンコーダ
59 グリップ
61 マニピュレータ切替えスイッチ
70、100、110 制御装置
71 バス
72 マスタ制御部
73 処置具位置検出部
74 内視鏡位置検出部
75 距離演算部
76 マニピュレータ制御部(制御部)
77 画像処理部
78 入力部
79 電源
91 ビデオカメラ(撮像部検出部)
92 内視鏡
92a 照明ユニット
92b 撮像素子
92c ケーブル
92d マーカー
101 距離算出部(位置関係算出部)
120 内視鏡
120a 照明ユニット
120b、120c 撮像素子
N 曲がり針
O 操作者
O1 腕
P1 画素
P10、P20、P30、P40 画像
Q 患者
Q1 体壁
Q2 体腔
Q3 対象組織
R1 視野
T1、T2 トロッカー
特開昭63−267177号公報

Claims (8)

  1. マニピュレータの固定端から見た場合の最も遠い端部である前記マニピュレータの先端側に設けられた処置部を用いて、撮像部で観察しながら処置対象となる対象組織の処置を行う手術支援システムであって、
    複数の自由度に対応した複数の関節を有し、該複数の関節の中に互いに冗長関係にある少なくとも2つの冗長関節が含まれる前記マニピュレータと、
    前記複数の自由度に対応した操作情報を与える操作部と、
    前記対象組織または前記処置部と、前記撮像部との間の切替え位置関係を算出する位置関係算出部と、
    前記操作情報に従って前記関節の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記切替え位置関係に基づいて、前記少なくとも2つの冗長関節の1つを駆動関節として、前記少なくとも2つの冗長関節の残りを固定関節として前記マニピュレータを制御する、手術支援システム。
  2. 前記切替え位置関係は、前記対象組織または前記処置部と、前記撮像部との間の距離を表し、
    前記制御部は、
    前記切替え位置関係が閾値以下である場合には、前記少なくとも2つの冗長関節のうち前記マニピュレータの先端に最も近いものを前記駆動関節とし、
    前記切替え位置関係が前記閾値よりも大きい場合には、前記少なくとも2つの冗長関節のうち前記マニピュレータの先端から最も遠いものを前記駆動関節とする、
    請求項1に記載の手術支援システム。
  3. 前記位置関係算出部は、
    前記撮像部の位置を検出する撮像部検出部と、
    前記処置部の位置を検出する処置部検出部と、
    を有し、
    検出された前記撮像部の位置、および前記処置部の位置に基づいて、前記切替え位置関係として前記処置部と前記撮像部との間の距離を算出する、
    請求項1に記載の手術支援システム。
  4. 画像を取得可能な前記撮像部を更に備える、請求項3に記載の手術支援システム。
  5. 前記位置関係算出部は、前記撮像部の視野内に前記処置部が配置されているときのみに、前記切替え距離を算出する、請求項3に記載の手術支援システム。
  6. 前記位置関係算出部は、前記処置部を写したものであって前記撮像部が取得した画像に基づいて、前記切替え位置関係として前記処置部と前記撮像部との間の距離を算出する、請求項1に記載の手術支援システム。
  7. 前記撮像部は、互いに異なるとともに同一直線上にない向きから前記対象組織を写した第一の画像および第二の画像を取得可能であり、
    前記位置関係算出部は、取得された前記第一の画像および前記第二の画像に基づいて、前記切替え距離として前記対象組織と前記撮像部との間の距離を算出する、
    請求項1に記載の手術支援システム。
  8. 複数の自由度に対応した複数の関節を有し、該複数の関節の中に互いに冗長関係にある少なくとも2つの冗長関節が含まれるマニピュレータを備える手術支援システムを制御する手術支援システムの制御方法であって、
    前記マニピュレータに設けられた処置部を用いて処置を行う対象組織または前記処置部と、前記撮像部との間の切替え位置関係を算出し、
    前記切替え位置関係に基づいて、前記少なくとも2つの冗長関節の1つを駆動関節として、前記少なくとも2つの冗長関節の残りを固定関節として前記マニピュレータを制御する、手術支援システムの制御方法。
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