JP5905037B2 - 鞍乗り型車両のフットペダル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ステップ支持部材にステップとブレーキペダルを支持した鞍乗り型車両のフットペダル構造に関する。
自動二輪車等の鞍乗り型車両には、車体フレームに支持されるステップブラケットに乗員の足を載せるステップを支持するとともに、乗員の足で操作されるブレーキペダルを支持した構成が知られている。この種の車両には、ブレーキペダルのアーム部の基部の前方に板状の保護部材を設けた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。ブレーキペダルの前方に車幅方向に突出する部材(特許文献1ではエンジン)がある場合、ブレーキペダルを車幅方向外側にずらして配置し、ブレーキ操作時にブレーキペダルが前記部材(エンジン)に接近するのを回避することは公知の技術である。
実公昭58−113597号公報
しかし、ブレーキペダルを車幅方向外側にずらして配置した場合、理想とするライディングポジションが妨げられる可能性がある。ブレーキペダルを車幅方向外側にずらさずに配置した場合には、ブレーキペダルの前方に車幅方向に張り出したエンジンや外装部品等があると、ペダルを踏み込んだ際の足によって表面を傷つける可能性がある。特に、外装部品等の表面が塗装面のときは、塗装面に傷がつき、傷が目立つ可能性がある。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、ブレーキペダルと周辺部品とを大きく離さなくても、周辺部品の傷つきを抑えることができる鞍乗り型車両のフットペダル構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、車体フレーム(F)に支持されるステップ支持部材(711R)に乗員の足を載せるステップ(65R)を支持するとともに、乗員の足で操作されるブレーキペダル(68)を支持した鞍乗り型車両のフットペダル構造において、前記ブレーキペダル(68)は、少なくとも前記ステップ支持部材(711R)から前後方向に延びるアーム部(68B)と、前記アーム部(68B)の先端に取り付けられ、車幅方向に延びるペダル部(68C)とを備え、前記ペダル部(68C)の車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材(761)を有するとともに、前記ペダル部(68C)は、このペダル部(68C)の車幅方向外側端部が上向きになるように回動自在であり、前記ペダル部(68C)と前記板状部材(761)とが一体に回動することを特徴とする。
この構成によれば、ステップ支持部材に支持されるブレーキペダルのペダル部の車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材を設けたので、ブレーキペダルと周辺部品とを車幅方向に大きく離さなくても、周辺部品の傷つきを抑えることができる。
上記構成において、前記ブレーキペダル(68)は、前記アーム部(68B)と前記ペダル部(68C)との間にステー部(68S)を更に備え、前記ステー部(68S)に、前記ペダル部(68C)と前記板状部材(761)とを溶着固定し、前記ステー部(68S)は、前記ペダル部(68C)の車幅方向外側端部が上向きになるように回動自在であり、前記ステー部(68S)の回動により前記ペダル部(68C)と前記板状部材(761)とが一体に回動するようにしても良い。この構成によれば、ペダル部が回動しても、ペダル部と板状部材との位置関係を一定に保つことができる。これにより、ペダル部に置かれた足の車幅方向への移動を継続して規制することができる。
また、上記構成において、前記ステップ(65R)は、当該ステップ(65R)の車幅方向外側端部が上向きになるように回動自在であっても良い。この構成によれば、車体の左右の傾斜角度が大きい場合等に自動的にステップを待避させることができるとともに、ペダル部も待避させることができる。
また、上記構成において、前記ペダル部(68C)の前方には、車体を側方から覆う側方カバー(48R)が位置し、前記側方カバー(48R)は、前記板状部材(761)の前方延長線(LL)よりも車幅方向内側に位置するようにしても良い。この構成によれば、側方カバーが板状部材の前方延長線よりも車幅方向内側に位置するので、ペダル部に置かれた足が側方カバーに接触することを抑え、塗装面等の表面の傷つきを抑えることができる。
また、上記構成において、前記ステップ(65R)は、乗員シート(10)よりも前方に配され、前記側方カバー(48R)は、側面視で前輪(2)の後上部とラップするとともに下方に垂下する翼形状部(771)を有し、前記翼形状部(771)の後縁(772)は、少なくとも一部が、ラジエーター(28)の側方を覆うラジエーター側方カバー(49R)の前縁(774)と前後に離間するようにしても良い。この構成によれば、乗員が足を前に投げ出して乗車する構成で、翼形状部により、前方からの水しぶきが乗員の足にあたりにくくなり、且つ、翼形状部とラジエーター側方カバーとの間の隙間によりラジエーター前方の圧力溜まりを抑制し、ラジエーターへの通風を円滑化できる。
また、本発明は、車体フレーム(F)に支持されるステップ支持部材(711R)に乗員の足を載せるステップ(65R)を支持するとともに、乗員の足で操作されるブレーキペダル(68)を支持した鞍乗り型車両のフットペダル構造において、前記ブレーキペダル(68)は、少なくとも前記ステップ支持部材(711R)から前後方向に延びるアーム部(68B)と、前記アーム部(68B)の先端に取り付けられ、車幅方向に延びるペダル部(68C)とを備え、前記ペダル部(68C)の車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材(761)を有し、前記ステップ(65R)は、乗員シート(10)よりも前方に配され、前記ペダル部(68C)の前方には、車体を側方から覆う側方カバー(48R)が位置し、前記側方カバー(48R)は、側面視で前輪(2)の後上部とラップするとともに下方に垂下する翼形状部(771)を有し、前記翼形状部(771)の後縁(772)は、少なくとも一部が、ラジエーター(28)の側方を覆うラジエーター側方カバー(49R)の前縁(774)と前後に離間することを特徴とする。
上記構成において、前記側方カバー(48R)は、前記板状部材(761)の前方延長線(LL)よりも車幅方向内側に位置しても良い。
また、上記構成において、前記ペダル部(68C)の車幅方向内側には、エンジン(E)を側方から覆うエンジン側方カバー(49R)が位置し、前記アーム部(68B)は、前記ペダル部(68C)の後方に設けられたアーム軸(741)に支承され、前記エンジン側方カバー(49R)に設けられた開口部(705R)を前方に通過し、前端に前記ペダル部(68C)が設けられるようにしても良い。この構成によれば、アーム部が後方からペダル部を支えると共に、エンジン側方カバーの開口部を前方に通過するため、アーム部の後方部分をエンジン側方カバーで覆うことができ、外観性を向上することができる。
また、本発明は、車体フレーム(F)に支持されるステップ支持部材(711R)に乗員の足を載せるステップ(65R)を支持するとともに、乗員の足で操作されるブレーキペダル(68)を支持した鞍乗り型車両のフットペダル構造において、前記ブレーキペダル(68)は、少なくとも前記ステップ支持部材(711R)から前後方向に延びるアーム部(68B)と、前記アーム部(68B)の先端に取り付けられ、車幅方向に延びるペダル部(68C)とを備え、前記ペダル部(68C)の車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材(761)を有し、前記ペダル部(68C)の車幅方向内側には、エンジン(E)を側方から覆うエンジン側方カバー(49R)が位置し、前記アーム部(68B)は、前記ペダル部(68C)の後方に設けられたアーム軸(741)に支承され、前記エンジン側方カバー(49R)に設けられた開口部(705R)を前方に通過し、前端に前記ペダル部(68C)が設けられることを特徴とする。
本発明では、車体フレームに支持されるステップ支持部材に乗員の足を載せるステップを支持するとともに、乗員の足で操作されるブレーキペダルを支持した鞍乗り型車両のフットペダル構造において、前記ブレーキペダルは、少なくとも前記ステップ支持部材から前後方向に延びるアーム部と、前記アーム部の先端に取り付けられ、車幅方向に延びるペダル部とを備え、前記ペダル部の車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材を設けたので、ブレーキペダルと周辺部品とを車幅方向に大きく離さなくても、周辺部品の傷つきを抑えることができる。
また、前記ブレーキペダルは、前記アーム部と前記ペダル部との間にステー部を更に備え、前記ステー部に、前記ペダル部と前記板状部材とを溶着固定し、前記ステー部は、前記ペダル部の車幅方向外側端部が上向きになるように回動自在であり、この回動により前記ペダル部と前記板状部材とが一体に回動するようにすれば、ペダル部が回動しても、ペダル部と板状部材との位置関係を一定に保つことができる。これにより、ペダル部に置かれた足の車幅方向への移動を継続して規制することができる。
また、前記ステップは、当該ステップの車幅方向外側端部が上向きになるように回動自在にすれば、車体の左右の傾斜角度が大きい場合等に自動的にステップを待避させることができるとともに、ペダル部も待避させることができる。
また、前記ペダル部の前方には、車体を側方から覆う側方カバーが位置し、前記側方カバーは、前記板状部材の前方延長線よりも車幅方向内側に位置するようにすれば、ペダル部に置かれた足が側方カバーに接触することを抑え、塗装面等の表面の傷つきを抑えることができる。
また、上記構成において、前記ステップは、乗員シートよりも前方に配され、前記側方カバーは、側面視で前輪の後上部とラップするとともに下方に垂下する翼形状部を有し、前記翼形状部の後縁は、少なくとも一部が、ラジエーターの側方を覆うラジエーター側方カバーの前縁と前後に離間するようにすれば、乗員が足を前に投げ出して乗車する構成で、翼形状部により、前方からの水しぶきが乗員の足にあたりにくくなり、且つ、翼形状部とラジエーター側方カバーとの間の隙間によりラジエーター前方の圧力溜まりを抑制し、ラジエーターへの通風を円滑化できる。
また、上記構成において、前記ペダル部の車幅方向内側には、エンジンを側方から覆うエンジン側方カバーが位置し、前記アーム部は、前記ペダル部の後方に設けられたアーム軸に支承され、前記エンジン側方カバーに設けられた開口部を前方に通過し、前端に前記ペダル部が設けられるようにすれば、アーム部が後方からペダル部を支えると共に、エンジン側方カバーの開口部を前方に通過するため、アーム部の後方部分をエンジン側方カバーで覆うことができ、外観性を向上することができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の右側面図である。 自動二輪車の正面図である。 自動二輪車の平面図である。 車体フレームの左側面図である。 車体フレームの平面図である。 ブレーキペダルを周辺構成と共に車体右側から見た図である。 ブレーキペダルを周辺構成と共に右上方から見た斜視図である。 図4のIX−IX断面図である。 ペダル部を周辺構成と共に後方から見た図である。 ペダル部を周辺構成と共に上方から見た図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る自動二輪車について図面を参照して説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、自動二輪車1の左側面図である。図2は、自動二輪車1の右側面図である。図3は、自動二輪車1の正面図である。図4は、自動二輪車1の平面図である。
図1〜図4に示すように、自動二輪車1は、乗員がシート10に跨るように着座する鞍乗り型車両であり、車体フレームFの前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるスイングアーム11に軸支されている。エンジンEは、シート10の前方で車体フレームFに支持される。車体フレームFの大部分は、樹脂製の車体カバーCによって覆われている。
図5は、車体フレームFの左側面図である。図6は、車体フレームFの平面図である。
図1〜図6を参照し、車体フレームFは、金属製のパイプや板材を溶接等によって複数連結して形成されている。車体フレームFは、前端に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12の下部から左右に分岐して後下がりに後方へ延びる左右一対のメインフレーム13L,13Rと、メインフレーム13L,13Rの後端から下方に延びる左右一対のピボットフレーム14L,14Rと、ピボットフレーム14L,14Rの上部から後上がりに後方へ延びる左右一対のシートフレーム15L,15Rと、ピボットフレーム14L,14Rの上下の中間部から後上がりに後方へ延びてシートフレーム15L,15Rに連結される左右一対のリヤフレーム16L,16Rとを備える。
また、車体フレームFは、ヘッドパイプ12の上部から後下がりに後方に延びてメインフレーム13L,13Rの前部に連結される左右一対のガセットフレーム17L,17Rと、メインフレーム13L,13Rの前部から後下方に延びるフレーム部材である左右一対のエンジンハンガー18L,18Rと、エンジンハンガー18L,18Rの上下の中間部から後上がりに後方へ延びてメインフレーム13L,13Rに連結される左右一対のサポートフレーム19L,19Rとを備える。
リヤフレーム16L,16Rは、シートフレーム15L,15Rに対して車幅方向外側且つ下方の位置に配置され、リヤフレーム16L,16Rに沿って後方に延びる。リヤフレーム16L,16Rの後端は、シートフレーム15L,15Rの後端よりも後方に位置する。シートフレーム15L,15Rとリヤフレーム16L,16Rとは、パイプ状の複数の補強フレーム20によって連結されている。
また、シートフレーム15L,15Rの後端とリヤフレーム16L,16Rの後部とは、シートフレーム15L,15R及びリヤフレーム16L,16Rを車幅方向の外側から覆うように設けられる左右一対の補強プレート21,21によって連結されている。
車体フレームFは、車幅方向に延びて左右のフレーム間を連結するクロスフレームを複数備える。このクロスフレームは、メインフレーム13L,13R間を連結する前部クロスフレーム22と、ピボットフレーム14L,14Rの上部間を連結する上部クロスフレーム23と、ピボットフレーム14L,14Rの下部間を連結する下部クロスフレーム24と、シートフレーム15L,15Rの前後の中間部間を連結する後部クロスフレーム25と、シートフレーム15L,15Rの後端部間を連結する板状の後端部クロスフレーム26とを備える。詳細には、後端部クロスフレーム26の左右端は、補強プレート21,21の上面にそれぞれ連結されている。
前輪2を操向する操舵系29は、ヘッドパイプ12に回動自在に軸支されるステアリングシャフト(不図示)と、このステアリングシャフトの上端に連結されるトップブリッジ30と、ステアリングシャフトの下端に連結されるボトムブリッジ31と、トップブリッジ30及びボトムブリッジ31に支持される左右一対のフロントフォーク32,32とを備える。操舵用のハンドルバー33は、トップブリッジ30の上部に設けられる。前輪2は、フロントフォーク32,32の下端に軸支される。
スイングアーム11は、左右のピボットフレーム14L,14R間に挿通されるピボット軸34によって揺動自在に軸支される。スイングアーム11は、ピボット軸34に軸支される前端部から後輪3の側方へ延びる左右一対のアーム部35と、左右のアーム部35を前部で連結する連結部(不図示)とを備える。後輪3は左右のアーム部35の後端間に軸支される。
スイングアーム11と上部クロスフレーム23との間には、リヤクッションユニット(不図示)が掛け渡される。
エンジンEは、並列の複数気筒を備えた4ストロークエンジンであり、クランクシャフト(不図示)が設けられるクランクケース36と、クランクケース36の前部の上部から前傾して上方へ延びるシリンダ部37とを備える。クランクケース36の後部には、エンジンEの動力を後輪3側に伝達する変速機(不図示)が内蔵されている。エンジンEの出力は、ドライブチェーン27を介して後輪3に伝達される。
エンジンEは、エンジンハンガー18L,18R、メインフレーム13L,13R及びピボットフレーム14L,14Rに連結され、吊り下げられるようにして車体フレームFに搭載されている。シリンダ部37は、左右のエンジンハンガー18L,18Rの間に配置されている。
シリンダ部37の前面から引き出される排気管38は、屈曲して後方に延び、後輪3の右側方に配置されるマフラー39に接続される。エンジンEの冷却水用のラジエーター28は、シリンダ部37の前方でヘッドパイプ12の下方に位置する。
エアクリーナーボックス40は、シリンダ部37の上方でヘッドパイプ12の後方に配置され、コネクティングチューブ(不図示)及びスロットルボディ(不図示)を介してシリンダ部37の吸気ポートに接続される。
燃料タンク41は、エアクリーナーボックス40の後方でエアクリーナーボックス40に隣接して設けられ、メインフレーム13L,13R上に支持される。
シート10は、運転者が着座するメインシート45と、同乗者が着座するリアシート46とを備える。メインシート45は、燃料タンク41の後部に連続するように配置され、メインフレーム13L,13Rに支持される。リアシート46は、メインシート45の後方でメインシート45よりも一段高い位置に設けられている。
運転者用の左右一対のステップ65L,65Rは、エンジンEの前方でハンドルバー33の下方に配置されている。メインシート45に着座した運転者は、膝から下の部分を前方に曲げ、足を前に投げ出すようにしてステップ65L,65Rに足を載せる。右側のステップ65Rの前方には、後輪3のブレーキを操作するためのブレーキペダル68が設けられている。
リアシート46の同乗者は、リアシート46の下方に設けられた左右一対の同乗者用ステップ66L,66Rに足を載せる。
車体カバーCは、前輪2の上方から燃料タンク41側まで延在してヘッドパイプ12の周囲の車両の前部を広範囲に覆うフロントカバー47と、フロントカバー47の前部の左右から下方に延びて前輪2の上部の後部を側方から覆う左右一対のフロントロアサイドカバー48L,48Rとを備える。また、車体カバーCは、前輪2の後方からピボットフレーム14L,14Rまで延びてエンジンE及びピボットフレーム14L,14Rを側方から覆う左右一対のセンターサイドカバー49L,49Rを備える。
また、車体カバーCは、センターサイドカバー49L,49Rの下縁に連なってエンジンEの下方からスイングアーム11の前部まで延びる左右一対のアンダーカバー50L,50Rと、ピボットフレーム14L,14Rからリヤフレーム16L,16Rの後端までを覆うリヤサイドカバー51L,51Rとを備える。さらに、車体カバーCは、リヤサイドカバー51L,51Rの後端間に跨るように配置されるテールカバー52と、フロントカバー47の後部とセンターサイドカバー49L,49Rの前部との間に設けられ、通風孔を備えた左右一対の通風カバー53L,53Rとを備える。
センターサイドカバー49L,49Rの上縁は、フロントカバー47の後部の下縁及びメインシート45の下縁に沿って設けられている。リヤサイドカバー51L,51Rの前端部は、センターサイドカバー49L,49Rの後端部とアンダーカバー50L,50Rとの間に位置する。クランクケース36の一部は、車体カバーCに覆われずに左右の側方に露出する。
フロントカバー47は、ヘッドパイプ12の前方に設けられる前面カバー部54と、ヘッドパイプ12の前方の部分を前方及び側方から覆う左右一対の側方カバー部55L,55Rと、ヘッドパイプ12の後方でエアクリーナーボックス40及び燃料タンク41を側方から覆う左右一対のタンクカバー部56L,56Rと、タンクカバー部56L,56Rを左右に連結してエアクリーナーボックス40及び燃料タンク41を上方から覆う上面カバー部57とを備える。
前面カバー部54、側方カバー部55L,55R、タンクカバー部56L,56R及び上面カバー部57は、ヘッドパイプ12を周囲から囲うように配置されることでフロントカバー47を構成し、フロントカバー47の中央部には、操舵系29をその内側で回動可能とする空間部58(図4)が形成されている。
左右一対のサイドミラー59,59は、側方カバー部55L,55Rの上部の左右端に一体的に設けられている。
前面カバー部54には、ヘッドライト60が設けられる。前面カバー部54の後部には、ウインドスクリーン61が設けられる。
フロントフェンダー62は、フロントフォーク32,32に固定される。サイドスタンド67は、左側のピボットフレーム14Lに取り付けられている。サイドスタンド67で自動二輪車1を駐車状態にすると、自動二輪車1は左側に傾斜した状態となる。
図7は、ブレーキペダル68を周辺構成と共に車体右側から見た図である。図8は、ブレーキペダル68を周辺構成と共に右上方から見た斜視図である。なお、説明の便宜上、図7ではセンターサイドカバー49Rを二点鎖線で記載し、図8ではセンターサイドカバー49Rを省略している。
図7及び図8に示すように、右側のエンジンハンガー18Rは、エンジンEのシリンダ部37の車幅方向外側かつ下方に配置され、エンジンEと前輪2との間に配置される。このエンジンハンガー18Rの下端部には、フランジ18R1が一体に設けられ、このフランジ18R1が図8に示すボルト701(締結部材)によりシリンダ部37の前下部に固定される。
左側のエンジンハンガー18Lは、エンジンハンガー18Rと左右対称構造に形成される。このエンジンハンガー18Lの下端部にもフランジ18L1(図5参照)が一体に設けられ、このフランジ18L1が不図示のボルトによってシリンダ部37の前下部に固定される。
右側のエンジンハンガー18Rには、右側のステップ65Rを支持するステップ支持部材711Rが取り付けられる。ステップ支持部材711Rは、フランジ18R1から後下がりに延びた後に湾曲して前方に直線状に延びる第1サブフレーム712Rと、エンジンハンガー18Rから前下がりに延びてエンジンハンガー18Rと第1サブフレーム712Rとの間を架橋する第2サブフレーム713Rとを有する。これら第1及び第2サブフレーム712R,713Rによって、側面視でクランクケース36の前方、且つ、シリンダ部37の下方に空くスペースを利用して、右側のエンジンハンガー18Rから側面視で前方凸に湾曲するU字状フレームが形成される。また、エンジンハンガー18Rの強度を利用してステップ支持部材711R自体の強度を効率よく高めている。
図9は、左右のステップ65L,65Rを周辺構成と共に車体前方から見た図(図4のIX−IX断面図)である。図7〜図9に示すように、第1サブフレーム712Rの前後方向に延びる直線部分には、ステップブラケット721R(図9参照)を介して右側のステップ65Rが支持される。なお、左右のステップ65L,65Rは、エンジンEの前方に配置されていることから、シート10(乗員シート)よりも前方に配置されており、このことは図1等からも明らかである。
図9に示すように、ステップブラケット721Rは、前後方向に延びる軸部材(回動軸)722を支持し、この軸部材722を介してステップ65Rの基端部(車幅方向内側の端部)を回動自在に支持する。このため、ステップ65Rが軸部材722を基準にして上方に傾倒自在(折りたたみ自在とも言う)となる。これにより、ステップ65Rの車幅方向外側端部が車幅方向外側に最も張り出してステップ65R上面が略水平となる通常位置(図9中、実線で示す位置)と、ステップ65Rの車幅方向外側端部が上向きになるように回動した待避位置(図9中、二点鎖線で示す位置)とに移動自在となる。
左側のエンジンハンガー18Lについても、上記のステップ支持部材711Rと左右対称構造のステップ支持部材711L(図8中、第1サブフレーム712L、第2サブフレーム713L、ステップブラケット721L等)が設けられる。そして、左側のステップ支持部材711Lの第1サブフレーム712Lに、軸部材722を介してステップ65Lが上下に揺動自在に支持される。また、左右のステップ65L,65Rは、不図示の弾性部材(リターンスプリング)によって通常位置へと付勢され、外力が作用しない場合は通常位置に保持される。
この構成により、自動二輪車1が左右に傾斜したバンク時、或いは、凹凸路を走行しているとき等にステップ65L,65Rが接地しても、地面から受ける外力に対抗させずにステップ65L,65Rを待避させることが可能になる。
図8に示すように、左右の第1サブフレーム712L、712Rは、共通のパイプ部材を屈曲して形成されている。このため、左右のステップ支持部材711L,711Rは、第1サブフレーム712L、712R間を車幅方向に延びる架橋フレーム712M(図8参照)によって一体に連結される。これにより左右のステップ支持部材711L,711Rの強度を効率よく高め、且つ、車体フレームFへの組み付けを容易にすることができる。
ステップ65Rは、ステップ65Lと左右対称構造であるため、以下、ステップ65Rを詳述する。ステップ65Rは、図7及び図8に示すように、第1サブフレーム712Rの前後方向に延びる直線部分に沿って前上がりに延びる足置き部723と、足置き部723の前端から角度を変えて更に前上がりに延びるフットレスト部724とを有している。フットレスト部724は、車体前部に配置されたフロントロアサイドカバー48Lの前下がりに延びる前縁733(図7参照)と連続するように傾斜角度及び位置が設定される。ステップ65Rを前上がりに形成することにより、前に投げ出した足をステップ65Rに置きやすく、且つ、乗員が体を支えやすくなる。
図8に示すように、右側のステップ支持部材711Rには、更に、ブレーキペダル68を支持するペダルブラケット731が固定される。このペダルブラケット731は、第1及び第2サブフレーム712R,713Rを上下方向に架橋するように上下方向に延びる金属製の板部材で形成され、上下一対のボルト(締結部材)732,733によって第1及び第2サブフレーム712R,713Rに固定される。
ペダルブラケット731の前部には、車幅方向に延びる軸部材(回動軸)741を介してブレーキペダル68が回動自在に支持される。つまり、ブレーキペダル68は、軸部材741を基準にして上下に揺動自在である。
ブレーキペダル68は、リターンスプリングとして機能する弾性部材742によって右側面視で時計回りの反対方向に付勢されている。これによって、前端部に設けたペダル部68Cを、図7に実線で示すブレーキ非操作位置から、図7に二点鎖線で示すブレーキ操作位置に向けて下方に揺動させることができる。なお、軸部材741には、抜け止め部材として機能するサークリップ743が取り付けられ、このサークリップ743によってブレーキペダル68の脱落が防止される。また、ペダルブラケット731の後部には、マスターシリンダー745が上下方向に延びる姿勢で支持される。
ブレーキペダル68は、軸部材741を介してペダルブラケット731に支持される基端部68Aから前上方に延びるアーム部68Bを有し、このアーム部68Bの前端にペダル部68Cを有している。
ここで、図9に示すように、左右のセンターサイドカバー49L,49Rには、前方に開口する開口部705L,705Rが形成されている。これら左右の開口部705L,705Rは、エンジンEの前方、且つ、ラジエーター28よりも下方に設けられ、車体前方からの外気をエンジンEに向けて車体カバーC内に導入する。
本実施形態では、ブレーキペダル68のアーム部68Bが、右側の開口部705Rを前方に通過し、センターサイドカバー49R外に露出する。このため、アーム部68B専用の開口部を空ける必要がない。また、アーム部68Bに対してペダル部68Cと反対側の部分(基端部68A、及び、後述する延出部68D)をセンターサイドカバー49Rで覆うことができるので、外観視させないようにすることができる。
ペダル部68Cは、乗員が足(本構成では右足)で操作する操作部である。このペダル部68Cが押下されると、基端部68Aから後方に延出する延出部68Dに下端が連結されたマスターシリンダー745が作動する。マスターシリンダー745が作動することによって、後輪3のブレーキが駆動される。つまり、マスターシリンダー745で発生した油圧が、マスターシリンダー745の上端部から後方に延びるブレーキ配管748を経由して後輪3のブレーキに伝達され、ブレーキが油圧駆動される。
このマスターシリンダー745は、ブレーキオイルを貯留するリザーバタンク746が別体式であり、リザーバタンク746は、ステー747を介してエンジンハンガー18Rにも直接支持されている。
なお、本実施形態では、後輪3のブレーキが油圧ブレーキであるが、油圧ブレーキでなくても良い。例えば、ワイヤー駆動式ブレーキを採用した場合には、ペダルブラケット731のマスターシリンダー745に対応する領域に、後輪ブレーキを作動させるブレーキワイヤを支持し、このブレーキワイヤの先端をブレーキペダル68に連結するようにすれば良い。
図10は、ペダル部68Cを周辺構成と共に後方から見た図である。
図9及び図10に示すように、アーム部68Bとペダル部68Cとの間には、可倒ヒンジとして機能するステー部68Sが設けられている。アーム部68Bの前端は、車幅方向外側に屈曲し、車幅方向外側の端部に、前後方向に延びる軸部材751が回動自在に支持される。ステー部68Sは、金属板部材をプレス成形して形成され、アーム部68Bの前端を左右から覆うように前後方向に延びる形状に形成される。上記軸部材751は、ステー部68Sとアーム部68Bとが重なる領域を車体前方から後方に向けて貫通し、この軸部材751とステー部68Sとが一体に連結される。これによって、ステー部68Sは、軸部材751を基準にして回動する。
ステー部68Sは、軸部材751に装着された弾性部材752(リターンスプリング)によって、図10で符号RTで示す方向(時計回り方向)に付勢される。ステー部68Sは、このRT方向に回動した場合に、アーム部68Bの前端に当接してそれ以上の回動を規制する規制部68SAが設けられている。この規制部68SAによって規制される位置は、ステー部68Sに取り付けられたペダル部68Cの車幅方向外側端部が車幅方向外側に最も張り出してペダル部68C上面が略水平となる通常位置となっている。
これによって、ペダル部68Cは、この通常位置と、ペダル部68Cの車幅方向外側端部が上向きに回動する待避位置(図9中、二点鎖線で示した位置)とに移動することができる。従って、ステップ65Rと同様に、自動二輪車1が右に傾斜したバンク時、或いは、凹凸路を走行しているとき等に、地面から受ける外力に対抗させずにペダル部68Cを上方に待避させることが可能になる。
ペダル部68Cは、鉄等の剛性を有する金属材料で形成され、ステー部68Sの車幅方向外側端部に溶着固定される。また、ステー部68Sには、ペダル部68Cよりも車幅方向内側に、ペダル部68Cの踏面を構成する上面よりも上方向に延びる金属製の上方延出体761(板状部材)が溶着固定される。
より具体的には、ペダル部68Cの基端部には、車幅方向外側に窪む凹部68CAが形成され、この凹部68CAがステー部68Sの車幅方向外側端部に宛がわれ、この状態でステー部68Sと溶着固定される。これにより、ペダル部68Cを容易に位置決めして固定することができる。
上方延出体761は、鉄等の剛性を有する金属製の板状部材で形成される。この上方延出体761は、ステー部68Sに取り付けられる下部762と、下部762から上方向に延出する延出部763とを一体に有する。下部762は、ステー部68Sの外形状に沿った凹状に形成され、この凹状内にステー部68Sを挿入した状態で溶着固定される。これにより、凹状に形成しない場合と比べて溶接長を確保し易くなる。また、図10に示すように、上方延出体761は、下部762をペダル部68Cに突き当てた状態で溶着固定される。これにより、上方延出体761の車幅方向の位置を正確に位置決めしやすくなる。これらにより、ステー部68Sと上方延出体761の連結強度を十分に確保でき、固定作業も容易に行うことができる。
この上方延出体761を備えたため、ペダル部68Cの上面である踏面に乗員の足(図10中、符号FTで示す)が置かれた際に、足FTの車幅方向内側への移動を規制することが可能になる。従って、ペダル部68Cを踏み込んだ際の足FTによって車幅方向内側の部品の表面が傷つくことを抑えることができる。
また、図7に示すように、上方延出体761の延出部763は、ペダル部68Cから後上がりに延びている。このため、この延出部763の後上がりの傾斜が、ペダル部68Cに置かれる足FT(前に投げ出されてつま先上がりとなる足)の足裏に対して垂直若しくは垂直に近い角度となる。これにより、足FTの車幅方向内への移動を上下に広い面で規制し易くなる。
さらに、延出部763の前縁763F(図7参照)は、延出部763の後縁763R(図7参照)よりも後方に寝た傾斜角度に形成されており、つまり、後縁763Rよりも水平に近い傾斜角度に形成されている。これにより、踏面(ペダル部68Cの上面)に近い位置では、相対的に広い面によって足の車幅方向内側の移動を規制することができる。また、延出部763を上方ほど小型化することができるので、全体を小型軽量化することができる。
しかも、延出部763が上方に行くほど後方に待避するので、図7に示すように、延出部763の前方に配置されるフロントロアサイドカバー48Rとの離間距離を確保し易くなる。これにより、図7に実線で示すブレーキ非操作位置では、延出部763を含む上方延出体761全体を、フロントロアサイドカバー48Rから後方に離間させることができる。また、図7に二点鎖線で示すブレーキ操作位置であっても、側面視でフロントロアサイドカバー48Rと重なる領域を最小限に抑えやすくなる。これにより、上方延出体761とフロントロアサイドカバー48Rとの接触を回避し易くなる。
以下、表面の傷つき防止についてより詳述する。
図11は、ペダル部68Cを周辺構成と共に上方から見た図である。
この図に示すように、ペダル部68Cの前方には、車体の一部(前輪2)を側方から覆う側方カバーを兼ねるフロントロアサイドカバー48Rが配置されている。また、ペダル部68Cの車幅方向内側には、エンジンEを側方から覆うエンジン側方カバーを兼ねるセンターサイドカバー49Rが配置されている。なお、前提として、ペダル部68Cは、前に投げ出される右足で操作し易い予め定めた設計位置に配置されており、図11はブレーキ非操作位置のペダル部68Cを示している。
本実施形態の自動二輪車1では、フロントロアサイドカバー48Rが、前輪2の後上部を側方から覆うように下方に垂下する翼形状部771(図7参照)を有しているため、翼形状部771がペダル部68Cに近接する。特に、図7に二点鎖線で示すブレーキ操作位置のときに、ペダル部68Cが翼形状部771に最も接近する。
また、センターサイドカバー49Rが、車体部品の中でも前後左右及び上下に大きい大型部品であるエンジンEの側方を覆うため、センターサイドカバー49Rについてもペダル部68Cに近接する。これら翼形状部771及びセンターサイドカバー49Rは、一般に、金属部品と比べて強度が低い樹脂部品であり、また、表面が塗装面に形成されることもあるため、乗員の足が接触すると表面に傷がつくおそれがあり、傷が付くと目立ち易い。
本構成では、図11に示すように、上方延出体761及びペダル部68Cが移動する移動範囲において、上方延出体761が、翼形状部771及びセンターサイドカバー49Rよりも車幅方向外側であって、且つ、ペダル部68Cの車幅方向内側の端部から上方に延びる位置に配置されている。言い換えると、翼形状部771及びセンターサイドカバー49Rが、ペダル部68Cの車幅方向内側の端部から上方に延びる上方延出体761よりも車幅方向内側に配置されている。
なお、図11には、上記説明を判りやすくするため、上方延出体761を通って車体前方に直線状に延長する前方延長線LLを示している。これにより、上方延出体761が翼形状部771及びセンターサイドカバー49Rに接触せず、且つ、この上方延出体761により、ペダル部68Cに置かれた足で翼形状部771及びセンターサイドカバー49Rの表面を傷つけることを回避することができる。また、乗員がステップ65Rからペダル部68Cに足を移動する際に、上方延出体761によって足をペダル部68Cに案内することも可能になる。
以上の構成により、ブレーキペダル68とブレーキペダル68の周辺に位置する外装部品等とを車幅方向に大きく離す必要がなくなる。このため、ブレーキペダル68を車幅方向外側にずらして配置しなくて済み、ブレーキペダル68周辺の外装部品等の位置変更も不要になり、ライディングポジション等を適切に維持し易くなる。
なお、上方延出体761は、足の車幅方向内側への移動を規制可能な強度等を確保できる範囲で、車幅方向の長さW(図10参照)を可及的に短い薄板形状にすることが好ましい。この長さWを短くするほど、ペダル部68Cの踏面を車幅方向内側へより拡げたり、翼形状部771及びセンターサイドカバー49Rを車幅方向外側寄りに配置したりする、といったことが可能となり、設計自由度が向上する。
また、図9に示すように、センターサイドカバー49Rは、ラジエーター28を覆うラジエーター側方カバーとしても機能している。本構成では、図2に示すように、翼形状部771の後縁772は、ラジエーター側方カバーの前縁となるセンターサイドカバー49Rの前縁774と前後方向に離間している。この構成によれば、翼形状部771により、前輪2からの水しぶきが乗員の足にかかり難くなる。また、翼形状部771とセンターサイドカバー49Rとの間に前後に離れた隙間が空くので、ラジエーター28前方の圧力溜まりを抑制し、ラジエーター28への通風を円滑化できる。
以上説明したように、本実施の形態では、ステップ支持部材711Rに支持されるブレーキペダル68は、少なくともステップ支持部材711Rから前後方向に延びるアーム部68Bと、アーム部68Bの先端に取り付けられ、車幅方向に延びるペダル部68Cとを備え、ペダル部68Cの車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材からなる上方延出体761を設けている。このため、ブレーキペダル68とブレーキペダル68の周辺部品とを車幅方向に大きく離さなくても、周辺部品の傷つきを抑えることができる。
また、ブレーキペダル68は、アーム部68Bとペダル部68Cとの間にステー部68Sを更に備え、ステー部68Sに、ペダル部68Cと上方延出体761とを溶着固定し、ステー部68Sは、ペダル部68Cの車幅方向外側端部が上向きになるように回動自在であり、この回動によりペダル部68Cと上方延出体761とが一体に回動する。このため、ペダル部68Cが回動しても、ペダル部68Cと上方延出体761との位置関係を一定に保つことができる。これにより、ペダル部68Cに置かれた足の車幅方向への移動を継続して規制することができる。
また、ステップ65L,65Rは、当該ステップ65L,65Rの車幅方向外側が上向きになるように回動自在であるため、車体の左右の傾斜角度が大きい場合等に自動的にステップ65L,65Rを待避させることができるとともに、ペダル部68Cも待避させることができる。
また、ペダル部68Cの前方には、側方カバーであるフロントロアサイドカバー48Rが位置し、フロントロアサイドカバー48Rは、上方延出体761を通って車体前方に延長する前方延長線LL(図11参照)よりも車幅方向内側に位置する。これにより、ペダル部68Cに置かれた足がフロントロアサイドカバー48Rに接触することを抑え、塗装面等の表面の傷つきを抑えることができる。
また、ステップ65Rは、乗員シートであるシート10よりも前方に配されるので、乗員が足を前に投げ出して乗車する乗車姿勢となる。この構成では、前輪2からの水しぶきが乗員の足にあたるおそれが生じる。本構成では、フロントロアサイドカバー48Rは、側面視で前輪2の後上部とラップするとともに下方に垂下する翼形状部771を有し、翼形状部771の後縁772は、少なくとも一部がラジエーター28の側方を覆うラジエーター側方カバーとして機能するセンターサイドカバー49Rの前縁774と前後に離間するので、翼形状部771により、前輪2からの水しぶきが乗員の足にあたりにくくなる。しかも、翼形状部771とセンターサイドカバー49Rとの間に隙間が空くので、ラジエーター28前方の圧力溜まりを抑制することができる。
これにより、乗員が足を前に投げ出して乗車する構成で、前方からの水しぶきが乗員の足にあたりにくくなり、且つ、翼形状部771とセンターサイドカバー49Rとの間の隙間によりラジエーター28前方の圧力溜まりを抑制し、ラジエーター28への通風を円滑化できる。
また、ペダル部68Cの車幅方向内側には、エンジンEを側方から覆うエンジン側方カバーとして機能するセンターサイドカバー49Rが位置し、アーム部68Bは、ペダル部68Cの後方に設けられたアーム軸である軸部材741に支承され、センターサイドカバー49Rに設けられた開口部705Rを前方に通過し、前端にペダル部68Cが設けられる。これにより、アーム部68Bが後方からペダル部68Cを支えると共に、センターサイドカバー49Rの開口部705Rを前方に通過するため、アーム部68Bの後方部分をセンターサイドカバー49Rで覆うことができ、外観性を向上することができる。
上述の実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変更が可能である。
例えば、上述の実施形態において、フロントロアサイドカバー48L,48R及びセンターサイドカバー49L,49Rのいずれか一方、或いは、両方を備えない構成にしても良い。なお、両方を備えない場合でも、ブレーキペダル68の周辺には、車体フレームFの一部(ステップ支持部材711R等)やエンジンEが存在しているため、ブレーキペダル68を車幅方向に大きく離さなくても周辺部品の傷つきを抑えることができる、という効果が得られる。
また、本発明では、ブレーキペダル68周辺部品の傷つきを抑えることができるため、フロントロアサイドカバー48L,48Rやセンターサイドカバー49L,49R以外の部品を、ブレーキペダル68周辺に更に配置し易くなる、という効果も得られる。
また、上述の実施形態では、ステップ支持部材711Rが、第1及び第2サブフレーム712R,713Rやペダルブラケット731等を備えて構成される場合を説明したが、この構成に限らない。このステップ支持部材711Rには、ステップ65R及びブレーキペダル(68)を支持可能な公知の構造を広く適用可能である。
また、上述の実施形態では、自動二輪車1のフットペダル構造に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両のフットペダル構造に本発明を広く適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)やトライク等に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 前輪
10 シート(乗員シート)
28 ラジエーター
48L,48R フロントロアサイドカバー(側方カバー)
49L,49R センターサイドカバー(エンジン側方カバー)
65L,65R ステップ
68 ブレーキペダル
68B アーム部
68C ペダル部
68S ステー部
705L,705R 開口部
711L,711R ステップ支持部材
741 軸部材(アーム軸)
761 上方延出体(板状部材)
771 翼形状部
772 翼形状部の後縁
773 翼形状部の前縁
F 車体フレーム
LL 前方延長線

Claims (9)

  1. 車体フレーム(F)に支持されるステップ支持部材(711R)に乗員の足を載せるステップ(65R)を支持するとともに、乗員の足で操作されるブレーキペダル(68)を支持した鞍乗り型車両のフットペダル構造において、
    前記ブレーキペダル(68)は、少なくとも前記ステップ支持部材(711R)から前後方向に延びるアーム部(68B)と、前記アーム部(68B)の先端に取り付けられ、車幅方向に延びるペダル部(68C)とを備え、
    前記ペダル部(68C)の車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材(761)を有するとともに、前記ペダル部(68C)は、このペダル部(68C)の車幅方向外側端部が上向きになるように回動自在であり、前記ペダル部(68C)と前記板状部材(761)とが一体に回動することを特徴とする鞍乗り型車両のフットペダル構造。
  2. 前記ブレーキペダル(68)は、前記アーム部(68B)と前記ペダル部(68C)との間にステー部(68S)を更に備え、
    前記ステー部(68S)に、前記ペダル部(68C)と前記板状部材(761)とを溶着固定し、
    前記ステー部(68S)は、前記ペダル部(68C)の車幅方向外側端部が上向きになるように回動自在であり、前記ステー部(68S)の回動により前記ペダル部(68C)と前記板状部材(761)とが一体に回動することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のフットペダル構造。
  3. 前記ステップ(65R)は、当該ステップ(65R)の車幅方向外側端部が上向きになるように回動自在であることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両のフットペダル構造。
  4. 前記ペダル部(68C)の前方には、車体を側方から覆う側方カバー(48R)が位置し、
    前記側方カバー(48R)は、前記板状部材(761)の前方延長線(LL)よりも車幅方向内側に位置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のフットペダル構造。
  5. 前記ステップ(65R)は、乗員シート(10)よりも前方に配され、
    前記側方カバー(48R)は、側面視で前輪(2)の後上部とラップするとともに下方に垂下する翼形状部(771)を有し、前記翼形状部(771)の後縁(772)は、少なくとも一部が、ラジエーター(28)の側方を覆うラジエーター側方カバー(49R)の前縁(774)と前後に離間することを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両のフットペダル構造。
  6. 車体フレーム(F)に支持されるステップ支持部材(711R)に乗員の足を載せるステップ(65R)を支持するとともに、乗員の足で操作されるブレーキペダル(68)を支持した鞍乗り型車両のフットペダル構造において、
    前記ブレーキペダル(68)は、少なくとも前記ステップ支持部材(711R)から前後方向に延びるアーム部(68B)と、前記アーム部(68B)の先端に取り付けられ、車幅方向に延びるペダル部(68C)とを備え、
    前記ペダル部(68C)の車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材(761)を有し、
    前記ステップ(65R)は、乗員シート(10)よりも前方に配され、
    前記ペダル部(68C)の前方には、車体を側方から覆う側方カバー(48R)が位置し、
    前記側方カバー(48R)は、側面視で前輪(2)の後上部とラップするとともに下方に垂下する翼形状部(771)を有し、前記翼形状部(771)の後縁(772)は、少なくとも一部が、ラジエーター(28)の側方を覆うラジエーター側方カバー(49R)の前縁(774)と前後に離間することを特徴とする鞍乗り型車両のフットペダル構造。
  7. 前記側方カバー(48R)は、前記板状部材(761)の前方延長線(LL)よりも車幅方向内側に位置することを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両のフットペダル構造。
  8. 前記ペダル部(68C)の車幅方向内側には、エンジン(E)を側方から覆うエンジン側方カバー(49R)が位置し、
    前記アーム部(68B)は、前記ペダル部(68C)の後方に設けられたアーム軸(741)に支承され、前記エンジン側方カバー(49R)に設けられた開口部(705R)を前方に通過し、前端に前記ペダル部(68C)が設けられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のフットペダル構造。
  9. 車体フレーム(F)に支持されるステップ支持部材(711R)に乗員の足を載せるステップ(65R)を支持するとともに、乗員の足で操作されるブレーキペダル(68)を支持した鞍乗り型車両のフットペダル構造において、
    前記ブレーキペダル(68)は、少なくとも前記ステップ支持部材(711R)から前後方向に延びるアーム部(68B)と、前記アーム部(68B)の先端に取り付けられ、車幅方向に延びるペダル部(68C)とを備え、
    前記ペダル部(68C)の車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材(761)を有し、
    前記ペダル部(68C)の車幅方向内側には、エンジン(E)を側方から覆うエンジン側方カバー(49R)が位置し、
    前記アーム部(68B)は、前記ペダル部(68C)の後方に設けられたアーム軸(741)に支承され、前記エンジン側方カバー(49R)に設けられた開口部(705R)を前方に通過し、前端に前記ペダル部(68C)が設けられることを特徴とする鞍乗り型車両のフットペダル構造。
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