JP5905037B2 - 鞍乗り型車両のフットペダル構造 - Google Patents
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Description
この構成によれば、ステップ支持部材に支持されるブレーキペダルのペダル部の車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材を設けたので、ブレーキペダルと周辺部品とを車幅方向に大きく離さなくても、周辺部品の傷つきを抑えることができる。
上記構成において、前記側方カバー(48R)は、前記板状部材(761)の前方延長線(LL)よりも車幅方向内側に位置しても良い。
また、上記構成において、前記ペダル部(68C)の車幅方向内側には、エンジン(E)を側方から覆うエンジン側方カバー(49R)が位置し、前記アーム部(68B)は、前記ペダル部(68C)の後方に設けられたアーム軸(741)に支承され、前記エンジン側方カバー(49R)に設けられた開口部(705R)を前方に通過し、前端に前記ペダル部(68C)が設けられるようにしても良い。この構成によれば、アーム部が後方からペダル部を支えると共に、エンジン側方カバーの開口部を前方に通過するため、アーム部の後方部分をエンジン側方カバーで覆うことができ、外観性を向上することができる。
また、本発明は、車体フレーム(F)に支持されるステップ支持部材(711R)に乗員の足を載せるステップ(65R)を支持するとともに、乗員の足で操作されるブレーキペダル(68)を支持した鞍乗り型車両のフットペダル構造において、前記ブレーキペダル(68)は、少なくとも前記ステップ支持部材(711R)から前後方向に延びるアーム部(68B)と、前記アーム部(68B)の先端に取り付けられ、車幅方向に延びるペダル部(68C)とを備え、前記ペダル部(68C)の車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材(761)を有し、前記ペダル部(68C)の車幅方向内側には、エンジン(E)を側方から覆うエンジン側方カバー(49R)が位置し、前記アーム部(68B)は、前記ペダル部(68C)の後方に設けられたアーム軸(741)に支承され、前記エンジン側方カバー(49R)に設けられた開口部(705R)を前方に通過し、前端に前記ペダル部(68C)が設けられることを特徴とする。
また、前記ペダル部の前方には、車体を側方から覆う側方カバーが位置し、前記側方カバーは、前記板状部材の前方延長線よりも車幅方向内側に位置するようにすれば、ペダル部に置かれた足が側方カバーに接触することを抑え、塗装面等の表面の傷つきを抑えることができる。
図1〜図4に示すように、自動二輪車1は、乗員がシート10に跨るように着座する鞍乗り型車両であり、車体フレームFの前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるスイングアーム11に軸支されている。エンジンEは、シート10の前方で車体フレームFに支持される。車体フレームFの大部分は、樹脂製の車体カバーCによって覆われている。
図1〜図6を参照し、車体フレームFは、金属製のパイプや板材を溶接等によって複数連結して形成されている。車体フレームFは、前端に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12の下部から左右に分岐して後下がりに後方へ延びる左右一対のメインフレーム13L,13Rと、メインフレーム13L,13Rの後端から下方に延びる左右一対のピボットフレーム14L,14Rと、ピボットフレーム14L,14Rの上部から後上がりに後方へ延びる左右一対のシートフレーム15L,15Rと、ピボットフレーム14L,14Rの上下の中間部から後上がりに後方へ延びてシートフレーム15L,15Rに連結される左右一対のリヤフレーム16L,16Rとを備える。
また、シートフレーム15L,15Rの後端とリヤフレーム16L,16Rの後部とは、シートフレーム15L,15R及びリヤフレーム16L,16Rを車幅方向の外側から覆うように設けられる左右一対の補強プレート21,21によって連結されている。
スイングアーム11と上部クロスフレーム23との間には、リヤクッションユニット(不図示)が掛け渡される。
エンジンEは、エンジンハンガー18L,18R、メインフレーム13L,13R及びピボットフレーム14L,14Rに連結され、吊り下げられるようにして車体フレームFに搭載されている。シリンダ部37は、左右のエンジンハンガー18L,18Rの間に配置されている。
シリンダ部37の前面から引き出される排気管38は、屈曲して後方に延び、後輪3の右側方に配置されるマフラー39に接続される。エンジンEの冷却水用のラジエーター28は、シリンダ部37の前方でヘッドパイプ12の下方に位置する。
燃料タンク41は、エアクリーナーボックス40の後方でエアクリーナーボックス40に隣接して設けられ、メインフレーム13L,13R上に支持される。
シート10は、運転者が着座するメインシート45と、同乗者が着座するリアシート46とを備える。メインシート45は、燃料タンク41の後部に連続するように配置され、メインフレーム13L,13Rに支持される。リアシート46は、メインシート45の後方でメインシート45よりも一段高い位置に設けられている。
リアシート46の同乗者は、リアシート46の下方に設けられた左右一対の同乗者用ステップ66L,66Rに足を載せる。
センターサイドカバー49L,49Rの上縁は、フロントカバー47の後部の下縁及びメインシート45の下縁に沿って設けられている。リヤサイドカバー51L,51Rの前端部は、センターサイドカバー49L,49Rの後端部とアンダーカバー50L,50Rとの間に位置する。クランクケース36の一部は、車体カバーCに覆われずに左右の側方に露出する。
左右一対のサイドミラー59,59は、側方カバー部55L,55Rの上部の左右端に一体的に設けられている。
前面カバー部54には、ヘッドライト60が設けられる。前面カバー部54の後部には、ウインドスクリーン61が設けられる。
フロントフェンダー62は、フロントフォーク32,32に固定される。サイドスタンド67は、左側のピボットフレーム14Lに取り付けられている。サイドスタンド67で自動二輪車1を駐車状態にすると、自動二輪車1は左側に傾斜した状態となる。
図7及び図8に示すように、右側のエンジンハンガー18Rは、エンジンEのシリンダ部37の車幅方向外側かつ下方に配置され、エンジンEと前輪2との間に配置される。このエンジンハンガー18Rの下端部には、フランジ18R1が一体に設けられ、このフランジ18R1が図8に示すボルト701(締結部材)によりシリンダ部37の前下部に固定される。
左側のエンジンハンガー18Lは、エンジンハンガー18Rと左右対称構造に形成される。このエンジンハンガー18Lの下端部にもフランジ18L1(図5参照)が一体に設けられ、このフランジ18L1が不図示のボルトによってシリンダ部37の前下部に固定される。
図9に示すように、ステップブラケット721Rは、前後方向に延びる軸部材(回動軸)722を支持し、この軸部材722を介してステップ65Rの基端部(車幅方向内側の端部)を回動自在に支持する。このため、ステップ65Rが軸部材722を基準にして上方に傾倒自在(折りたたみ自在とも言う)となる。これにより、ステップ65Rの車幅方向外側端部が車幅方向外側に最も張り出してステップ65R上面が略水平となる通常位置(図9中、実線で示す位置)と、ステップ65Rの車幅方向外側端部が上向きになるように回動した待避位置(図9中、二点鎖線で示す位置)とに移動自在となる。
図8に示すように、左右の第1サブフレーム712L、712Rは、共通のパイプ部材を屈曲して形成されている。このため、左右のステップ支持部材711L,711Rは、第1サブフレーム712L、712R間を車幅方向に延びる架橋フレーム712M(図8参照)によって一体に連結される。これにより左右のステップ支持部材711L,711Rの強度を効率よく高め、且つ、車体フレームFへの組み付けを容易にすることができる。
ペダルブラケット731の前部には、車幅方向に延びる軸部材(回動軸)741を介してブレーキペダル68が回動自在に支持される。つまり、ブレーキペダル68は、軸部材741を基準にして上下に揺動自在である。
ここで、図9に示すように、左右のセンターサイドカバー49L,49Rには、前方に開口する開口部705L,705Rが形成されている。これら左右の開口部705L,705Rは、エンジンEの前方、且つ、ラジエーター28よりも下方に設けられ、車体前方からの外気をエンジンEに向けて車体カバーC内に導入する。
本実施形態では、ブレーキペダル68のアーム部68Bが、右側の開口部705Rを前方に通過し、センターサイドカバー49R外に露出する。このため、アーム部68B専用の開口部を空ける必要がない。また、アーム部68Bに対してペダル部68Cと反対側の部分(基端部68A、及び、後述する延出部68D)をセンターサイドカバー49Rで覆うことができるので、外観視させないようにすることができる。
このマスターシリンダー745は、ブレーキオイルを貯留するリザーバタンク746が別体式であり、リザーバタンク746は、ステー747を介してエンジンハンガー18Rにも直接支持されている。
なお、本実施形態では、後輪3のブレーキが油圧ブレーキであるが、油圧ブレーキでなくても良い。例えば、ワイヤー駆動式ブレーキを採用した場合には、ペダルブラケット731のマスターシリンダー745に対応する領域に、後輪ブレーキを作動させるブレーキワイヤを支持し、このブレーキワイヤの先端をブレーキペダル68に連結するようにすれば良い。
図9及び図10に示すように、アーム部68Bとペダル部68Cとの間には、可倒ヒンジとして機能するステー部68Sが設けられている。アーム部68Bの前端は、車幅方向外側に屈曲し、車幅方向外側の端部に、前後方向に延びる軸部材751が回動自在に支持される。ステー部68Sは、金属板部材をプレス成形して形成され、アーム部68Bの前端を左右から覆うように前後方向に延びる形状に形成される。上記軸部材751は、ステー部68Sとアーム部68Bとが重なる領域を車体前方から後方に向けて貫通し、この軸部材751とステー部68Sとが一体に連結される。これによって、ステー部68Sは、軸部材751を基準にして回動する。
これによって、ペダル部68Cは、この通常位置と、ペダル部68Cの車幅方向外側端部が上向きに回動する待避位置(図9中、二点鎖線で示した位置)とに移動することができる。従って、ステップ65Rと同様に、自動二輪車1が右に傾斜したバンク時、或いは、凹凸路を走行しているとき等に、地面から受ける外力に対抗させずにペダル部68Cを上方に待避させることが可能になる。
より具体的には、ペダル部68Cの基端部には、車幅方向外側に窪む凹部68CAが形成され、この凹部68CAがステー部68Sの車幅方向外側端部に宛がわれ、この状態でステー部68Sと溶着固定される。これにより、ペダル部68Cを容易に位置決めして固定することができる。
また、図7に示すように、上方延出体761の延出部763は、ペダル部68Cから後上がりに延びている。このため、この延出部763の後上がりの傾斜が、ペダル部68Cに置かれる足FT(前に投げ出されてつま先上がりとなる足)の足裏に対して垂直若しくは垂直に近い角度となる。これにより、足FTの車幅方向内への移動を上下に広い面で規制し易くなる。
しかも、延出部763が上方に行くほど後方に待避するので、図7に示すように、延出部763の前方に配置されるフロントロアサイドカバー48Rとの離間距離を確保し易くなる。これにより、図7に実線で示すブレーキ非操作位置では、延出部763を含む上方延出体761全体を、フロントロアサイドカバー48Rから後方に離間させることができる。また、図7に二点鎖線で示すブレーキ操作位置であっても、側面視でフロントロアサイドカバー48Rと重なる領域を最小限に抑えやすくなる。これにより、上方延出体761とフロントロアサイドカバー48Rとの接触を回避し易くなる。
図11は、ペダル部68Cを周辺構成と共に上方から見た図である。
この図に示すように、ペダル部68Cの前方には、車体の一部(前輪2)を側方から覆う側方カバーを兼ねるフロントロアサイドカバー48Rが配置されている。また、ペダル部68Cの車幅方向内側には、エンジンEを側方から覆うエンジン側方カバーを兼ねるセンターサイドカバー49Rが配置されている。なお、前提として、ペダル部68Cは、前に投げ出される右足で操作し易い予め定めた設計位置に配置されており、図11はブレーキ非操作位置のペダル部68Cを示している。
また、センターサイドカバー49Rが、車体部品の中でも前後左右及び上下に大きい大型部品であるエンジンEの側方を覆うため、センターサイドカバー49Rについてもペダル部68Cに近接する。これら翼形状部771及びセンターサイドカバー49Rは、一般に、金属部品と比べて強度が低い樹脂部品であり、また、表面が塗装面に形成されることもあるため、乗員の足が接触すると表面に傷がつくおそれがあり、傷が付くと目立ち易い。
なお、図11には、上記説明を判りやすくするため、上方延出体761を通って車体前方に直線状に延長する前方延長線LLを示している。これにより、上方延出体761が翼形状部771及びセンターサイドカバー49Rに接触せず、且つ、この上方延出体761により、ペダル部68Cに置かれた足で翼形状部771及びセンターサイドカバー49Rの表面を傷つけることを回避することができる。また、乗員がステップ65Rからペダル部68Cに足を移動する際に、上方延出体761によって足をペダル部68Cに案内することも可能になる。
なお、上方延出体761は、足の車幅方向内側への移動を規制可能な強度等を確保できる範囲で、車幅方向の長さW(図10参照)を可及的に短い薄板形状にすることが好ましい。この長さWを短くするほど、ペダル部68Cの踏面を車幅方向内側へより拡げたり、翼形状部771及びセンターサイドカバー49Rを車幅方向外側寄りに配置したりする、といったことが可能となり、設計自由度が向上する。
また、ブレーキペダル68は、アーム部68Bとペダル部68Cとの間にステー部68Sを更に備え、ステー部68Sに、ペダル部68Cと上方延出体761とを溶着固定し、ステー部68Sは、ペダル部68Cの車幅方向外側端部が上向きになるように回動自在であり、この回動によりペダル部68Cと上方延出体761とが一体に回動する。このため、ペダル部68Cが回動しても、ペダル部68Cと上方延出体761との位置関係を一定に保つことができる。これにより、ペダル部68Cに置かれた足の車幅方向への移動を継続して規制することができる。
また、ペダル部68Cの前方には、側方カバーであるフロントロアサイドカバー48Rが位置し、フロントロアサイドカバー48Rは、上方延出体761を通って車体前方に延長する前方延長線LL(図11参照)よりも車幅方向内側に位置する。これにより、ペダル部68Cに置かれた足がフロントロアサイドカバー48Rに接触することを抑え、塗装面等の表面の傷つきを抑えることができる。
これにより、乗員が足を前に投げ出して乗車する構成で、前方からの水しぶきが乗員の足にあたりにくくなり、且つ、翼形状部771とセンターサイドカバー49Rとの間の隙間によりラジエーター28前方の圧力溜まりを抑制し、ラジエーター28への通風を円滑化できる。
例えば、上述の実施形態において、フロントロアサイドカバー48L,48R及びセンターサイドカバー49L,49Rのいずれか一方、或いは、両方を備えない構成にしても良い。なお、両方を備えない場合でも、ブレーキペダル68の周辺には、車体フレームFの一部(ステップ支持部材711R等)やエンジンEが存在しているため、ブレーキペダル68を車幅方向に大きく離さなくても周辺部品の傷つきを抑えることができる、という効果が得られる。
また、本発明では、ブレーキペダル68周辺部品の傷つきを抑えることができるため、フロントロアサイドカバー48L,48Rやセンターサイドカバー49L,49R以外の部品を、ブレーキペダル68周辺に更に配置し易くなる、という効果も得られる。
また、上述の実施形態では、自動二輪車1のフットペダル構造に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両のフットペダル構造に本発明を広く適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)やトライク等に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
2 前輪
10 シート(乗員シート)
28 ラジエーター
48L,48R フロントロアサイドカバー(側方カバー)
49L,49R センターサイドカバー(エンジン側方カバー)
65L,65R ステップ
68 ブレーキペダル
68B アーム部
68C ペダル部
68S ステー部
705L,705R 開口部
711L,711R ステップ支持部材
741 軸部材(アーム軸)
761 上方延出体(板状部材)
771 翼形状部
772 翼形状部の後縁
773 翼形状部の前縁
F 車体フレーム
LL 前方延長線
Claims (9)
- 車体フレーム(F)に支持されるステップ支持部材(711R)に乗員の足を載せるステップ(65R)を支持するとともに、乗員の足で操作されるブレーキペダル(68)を支持した鞍乗り型車両のフットペダル構造において、
前記ブレーキペダル(68)は、少なくとも前記ステップ支持部材(711R)から前後方向に延びるアーム部(68B)と、前記アーム部(68B)の先端に取り付けられ、車幅方向に延びるペダル部(68C)とを備え、
前記ペダル部(68C)の車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材(761)を有するとともに、前記ペダル部(68C)は、このペダル部(68C)の車幅方向外側端部が上向きになるように回動自在であり、前記ペダル部(68C)と前記板状部材(761)とが一体に回動することを特徴とする鞍乗り型車両のフットペダル構造。 - 前記ブレーキペダル(68)は、前記アーム部(68B)と前記ペダル部(68C)との間にステー部(68S)を更に備え、
前記ステー部(68S)に、前記ペダル部(68C)と前記板状部材(761)とを溶着固定し、
前記ステー部(68S)は、前記ペダル部(68C)の車幅方向外側端部が上向きになるように回動自在であり、前記ステー部(68S)の回動により前記ペダル部(68C)と前記板状部材(761)とが一体に回動することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のフットペダル構造。 - 前記ステップ(65R)は、当該ステップ(65R)の車幅方向外側端部が上向きになるように回動自在であることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両のフットペダル構造。
- 前記ペダル部(68C)の前方には、車体を側方から覆う側方カバー(48R)が位置し、
前記側方カバー(48R)は、前記板状部材(761)の前方延長線(LL)よりも車幅方向内側に位置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のフットペダル構造。 - 前記ステップ(65R)は、乗員シート(10)よりも前方に配され、
前記側方カバー(48R)は、側面視で前輪(2)の後上部とラップするとともに下方に垂下する翼形状部(771)を有し、前記翼形状部(771)の後縁(772)は、少なくとも一部が、ラジエーター(28)の側方を覆うラジエーター側方カバー(49R)の前縁(774)と前後に離間することを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両のフットペダル構造。 - 車体フレーム(F)に支持されるステップ支持部材(711R)に乗員の足を載せるステップ(65R)を支持するとともに、乗員の足で操作されるブレーキペダル(68)を支持した鞍乗り型車両のフットペダル構造において、
前記ブレーキペダル(68)は、少なくとも前記ステップ支持部材(711R)から前後方向に延びるアーム部(68B)と、前記アーム部(68B)の先端に取り付けられ、車幅方向に延びるペダル部(68C)とを備え、
前記ペダル部(68C)の車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材(761)を有し、
前記ステップ(65R)は、乗員シート(10)よりも前方に配され、
前記ペダル部(68C)の前方には、車体を側方から覆う側方カバー(48R)が位置し、
前記側方カバー(48R)は、側面視で前輪(2)の後上部とラップするとともに下方に垂下する翼形状部(771)を有し、前記翼形状部(771)の後縁(772)は、少なくとも一部が、ラジエーター(28)の側方を覆うラジエーター側方カバー(49R)の前縁(774)と前後に離間することを特徴とする鞍乗り型車両のフットペダル構造。 - 前記側方カバー(48R)は、前記板状部材(761)の前方延長線(LL)よりも車幅方向内側に位置することを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両のフットペダル構造。
- 前記ペダル部(68C)の車幅方向内側には、エンジン(E)を側方から覆うエンジン側方カバー(49R)が位置し、
前記アーム部(68B)は、前記ペダル部(68C)の後方に設けられたアーム軸(741)に支承され、前記エンジン側方カバー(49R)に設けられた開口部(705R)を前方に通過し、前端に前記ペダル部(68C)が設けられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のフットペダル構造。 - 車体フレーム(F)に支持されるステップ支持部材(711R)に乗員の足を載せるステップ(65R)を支持するとともに、乗員の足で操作されるブレーキペダル(68)を支持した鞍乗り型車両のフットペダル構造において、
前記ブレーキペダル(68)は、少なくとも前記ステップ支持部材(711R)から前後方向に延びるアーム部(68B)と、前記アーム部(68B)の先端に取り付けられ、車幅方向に延びるペダル部(68C)とを備え、
前記ペダル部(68C)の車幅方向内側の端部に、踏面から上方向に延びる板状部材(761)を有し、
前記ペダル部(68C)の車幅方向内側には、エンジン(E)を側方から覆うエンジン側方カバー(49R)が位置し、
前記アーム部(68B)は、前記ペダル部(68C)の後方に設けられたアーム軸(741)に支承され、前記エンジン側方カバー(49R)に設けられた開口部(705R)を前方に通過し、前端に前記ペダル部(68C)が設けられることを特徴とする鞍乗り型車両のフットペダル構造。
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