JP5904022B2 - Ad変換装置及びad変換方法 - Google Patents

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Description

本発明は、AD(Analogue-Digital)変換装置及びAD変換方法に関する。
AD変換装置の一種として、パイプライン型のAD変換装置がある。パイプライン型のAD変換装置は、アナログ信号のAD変換を複数段で行い、各段のAD変換部は、M(1または複数)ビットごとにAD変換結果を出力する。
AD変換部の少なくとも1つは、AD変換結果をアナログ信号に変換するDA(Digital-Analogue)変換機能を有し、DA変換結果とそのAD変換部に入力されるアナログ信号との差分(残差信号と呼ばれる)をアンプにより2M倍に増幅して出力する。後段のAD変換部は増幅された残差信号をアナログ信号として入力し、下位ビット側のAD変換結果を出力する。
しかしながら、各段のAD変換部のアンプのゲインが2Mからばらつくと、正確なAD変換結果が得られない可能性がある。
これを解消するため、Dual−residueパイプライン型のAD変換装置が提案されている。このAD変換装置は、各段のAD変換部で、2つの残差信号を生成する。1つは、入力信号と、その入力信号の大きさに最も近いリファレンス信号との差分であり、もう1つは、入力信号と、その入力信号の大きさに2番目に近いリファレンス信号との差分である。2つの残差信号は、それぞれ別のアンプにより同じゲインで増幅され、後段のAD変換部に入力される。後段のAD変換部は、増幅された2つの残差信号をアナログ信号として入力し、リファレンスレベルを決め、下位ビット側のAD変換結果を出力する。この手法の場合、各AD変換部のアンプのゲインは2Mでなくてもよい。
特開2009−164914号公報 特表2003−505913号公報
しかしながら、2つの残差信号を生成するAD変換部は2つのアンプを有するため、アンプ間のオフセットのばらつきがあると、AD変換の精度が悪化する可能性があった。
発明の一観点によれば、直列に接続され、初段のAD変換部が受信したアナログ信号に対し、所定のビット数ごとAD変換を行う複数のAD変換部を有し、前記複数のAD変換部のうち少なくとも1つは、前記アナログ信号または前段のAD変換部から出力される増幅された2つの残差信号の一方と第1のリファレンス信号との差分である第1の残差信号と、前記アナログ信号または前記2つの残差信号の一方と第2のリファレンス信号との差分である第2の残差信号とを生成する残差信号生成部と、前記第1の残差信号を第1のタイミングで増幅して後段のAD変換部に出力し、前記第2の残差信号を第2のタイミングで増幅して前記後段のAD変換部に出力するアンプと、を有するAD変換装置が提供される。
開示のAD変換装置及びAD変換方法によれば、AD変換の精度の悪化を抑えることができる。
第1の実施の形態のAD変換装置の一例を示す図である。 初段のAD変換部の一例を示す図である。 AD変換の一例を示す図である。 あるステージkとステージk+1のAD変換を行うAD変換部の一例を示す図である。 ステージkとステージk+1のAD変換部の動作例を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態のAD変換装置のAD変換部の一例を示す図である。 ステージkのAD変換の一例を示す図である。 リファレンス電圧と残差信号の電圧との関係の一例を示す図である。 第3の実施の形態のAD変換装置のAD変換部の一例を示す図である。 第3の実施の形態におけるステージkのAD変換の一例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態のAD変換装置の一例を示す図である。
AD変換装置1は、パイプライン型のAD変換装置であり、直列に接続された複数のAD変換部2−1,2−2,2−3,…,2−Nを有している。複数のAD変換部2−1〜2−Nは、初段で受信したアナログ信号Vinに対し、所定のビット数(M:1または複数)ごとのAD変換を行う。図1のAD変換装置1の例では、N>3としているが、N≧2であってもよい。
以下では、AD変換部2−1,2−2,2−3,…,2−NでのAD変換を、ステージ1,2,3,…,NのAD変換という。ステージ1のAD変換により、デジタル信号のMSB(Most Significant Bit)が得られ、ステージNのAD変換により、デジタル信号のLSB(Least Significant Bit)が得られる。
複数のAD変換部2−1〜2−Nの少なくとも1つのAD変換部は、アナログ信号または前段のAD変換部から出力される増幅された2つの残差信号の一方と、第1のリファレンス信号との差分である第1の残差信号を求める。また、そのAD変換部は、アナログ信号または前段のAD変換部から出力される増幅された2つの残差信号の一方と、第2のリファレンス信号との差分である第1の残差信号を求める。そして、そのAD変換部は、第1の残差信号を第1のタイミングでアンプにより増幅して後段のAD変換部に出力し、第2の残差信号を第2のタイミングで同じアンプにより増幅して後段のAD変換部に出力する。
図1には、AD変換部2−2の一例が示されている。
AD変換部2−2は、S/H(サンプル/ホールド)回路3,4、AD変換回路5、残差信号生成部6、スイッチSW1a,SW1b,SW2a,SW2b、アンプ7を有している。
S/H回路3,4は、前段のAD変換部2−1のアンプ(図示せず)で増幅された2つの残差信号を保持し、保持した残差信号を、AD変換回路5及び残差信号生成部6に供給する。
AD変換回路5は、残差信号に対するAD変換結果を出力する。AD変換部2−2のAD変換回路5は、2つの残差信号に基づいて設定される複数のリファレンス信号と、残差信号の一方との大小関係に基づいてAD変換結果を出力する。
残差信号生成部6は、DC変換の機能を有し、AD変換結果に応じて、入力信号と2つのリファレンス信号との差分である残差信号を2つ求める。AD変換部2−2の場合、残差信号生成部6は、たとえば、前段のAD変換部2−1から出力される増幅された2つの残差信号のうち一方と、その残差信号の大きさに最も近いリファレンス信号との差分を第1の残差信号として生成する。また、残差信号生成部6は、その残差信号の大きさに2番目に近いリファレンス信号と、その残差信号との差分を第2の残差信号として生成する。
スイッチSW1aは第1のタイミングでオンされ、第1の残差信号がアンプ7で増幅されて出力される。スイッチSW2aは、第1のタイミングとは異なる第2のタイミングでオンされ、第2の残差信号がアンプ7で増幅されて出力される。スイッチSW1bは、スイッチSW1aと同じタイミングでオンまたはオフされる。スイッチSW2bは、スイッチSW2aと同じタイミングでオンまたはオフされる。これらのスイッチSW1a,SW1b,SW2a,SW2bは、図示しないスイッチ制御回路によりオンまたはオフが制御される。
図2は、初段のAD変換部の一例を示す図である。
初段のAD変換部2−1は、S/H回路10、AD変換回路11、残差信号生成部12、スイッチSW3a,SW3b,SW4a,SW4b、アンプ13を有している。
S/H回路10は、受信したアナログ信号Vinを保持し、保持したアナログ信号Vinを、AD変換回路11及び残差信号生成部12に供給する。
AD変換回路11は、アナログ信号Vinに対するAD変換結果を出力する。AD変換部2−1のAD変換回路11は、予め設定された複数のリファレンス信号と、アナログ信号Vinとの大小関係に基づいてAD変換結果を出力する。
また、残差信号生成部12は、DC変換の機能を有し、AD変換結果に応じて、アナログ信号Vinと2つのリファレンス信号との差分である残差信号(アナログ信号)を2つ求める。AD変換部2−1の場合、残差信号生成部12は、アナログ信号Vinと、アナログ信号Vinの大きさに最も近いリファレンス信号との差分である第1の残差信号を生成する。また、残差信号生成部12は、アナログ信号Vinと、アナログ信号Vinの大きさに2番目に近いリファレンス信号との差分である第2の残差信号を生成する。
スイッチSW3a,SW4aは異なるタイミングでオンされ、生成された第1の残差信号と第2の残差信号は、アンプ13で異なるタイミングで増幅されて出力される。スイッチSW3bは、スイッチSW3aと同じタイミングでオンまたはオフされる。スイッチSW4bは、スイッチSW4aと同じタイミングオンまたはオフされる。これらのスイッチSW3a,SW3b,SW4a,SW4bは、図示しない制御部によりオンまたはオフが制御される。
以下、第1の実施の形態のAD変換装置1の動作を説明する。
図3は、AD変換の一例を示す図である。
図3では、M=2ビットのAD変換の様子が示されている。ステージ1のAD変換において、AD変換部2−1では、所定のリファレンス信号Vref−からリファレンス信号Vref+までの間を4分割するようにリファレンス信号Vra1,Vrb1,Vrc1が設定されている。たとえば、AD変換部2−1が受信するアナログ信号Vinが、Vref−≦Vin<Vra1の場合には、AD変換結果は“00”となる。Vra1≦Vin<Vrb1の場合には、AD変換結果は“01”となる。Vrb1≦Vin<Vrc1の場合には、AD変換結果は“10”となる。Vrc1≦Vin≦Vref+の場合には、AD変換結果は“11”となる。
図3の例の場合、アナログ信号Vinは、Vra1≦Vin<Vrb1であるので、AD変換部2−1は、2ビットのAD変換結果として、“01”を出力する。
また、AD変換部2−1の、残差信号生成部12は、アナログ信号Vinと、アナログ信号Vinの大きさに最も近いリファレンス信号との差分である残差信号を生成する。また、残差信号生成部12は、アナログ信号Vinと、アナログ信号Vinの大きさに2番目に近いリファレンス信号との差分である残差信号を生成する。図3の例の場合、アナログ信号Vinの大きさに最も近いのはリファレンス信号Vrb1であり、次に近いのはリファレンス信号Vra1である。そのため、1つ目の残差信号d1は、d1=Vrb1−Vin、2つ目の残差信号d2は、d2=Vin−Vra1となる。
AD変換部2−1は、スイッチSW3a,SW3b,SW4a,SW4bとアンプ13により、残差信号d1,d2を異なるタイミングで増幅して出力する。図3の例では、AD変換部2−1のアンプ13のゲインを“A”としている。
AD変換部2−1は、同じアンプ13で異なるタイミングで残差信号d1,d2を増幅するので、複数のアンプを用いた場合に生じるアンプ間のオフセットばらつきは生じない。
ステージ2のAD変換において、AD変換部2−2のS/H回路3,4は、前段のAD変換部2−1から異なるタイミングで増幅され、出力された2つの残差信号を保持する。
AD変換部2−2のAD変換回路5は、2つの残差信号の和をAD変換のフルスケール(リファレンス信号Vr1−からリファレンス信号Vr1+までの大きさ)として、そのフルスケールを4分割する3つのリファレンス信号Vra2,Vrb2,Vrc2を設定する。そして、AD変換回路5は、これらのリファレンス信号と、A倍で増幅された残差信号(Vin1)との大小関係に基づいて、AD変換結果を出力する。
たとえば、残差信号d2をA倍した残差信号Vin1が、Vin1<Vra2の場合には、AD変換結果は“00”となる。Vra2≦Vin1<Vrb2の場合には、AD変換結果は“01”となる。Vrb2≦Vin1<Vrc2の場合には、AD変換結果は“10”となる。Vrc2≦Vin1の場合には、AD変換結果は“11”となる。
図3の例の場合、アナログ信号Vinは、Vrb2≦Vin1<Vrc2であるので、AD変換部2−2は、2ビットのAD変換結果として、“10”を出力する。
また、AD変換部2−2の残差信号生成部6は、残差信号Vin1の大きさに最も近いリファレンス信号との差分である残差信号と、次に近いリファレンス信号との差分である残差信号を生成する。図3の例の場合、残差信号Vin1の大きさに最も近いのはリファレンス信号Vrb2であり、次に近いのはリファレンス信号Vrc2である。そのため、1つ目の残差信号d3は、d3=Vin1−Vrb2、2つ目の残差信号d4は、d4=Vrc−Vin1となる。
AD変換部2−2は、スイッチSW1a,SW1b,SW2a,SW2bとアンプ7により、残差信号d3,d4を異なるタイミングで増幅して残差信号として出力する。図3の例では、AD変換部2−2のアンプのゲインを“B”としているが、AD変換部2−1と同様に“A”であってもよい。
AD変換部2−2は、同じアンプ7で異なるタイミングで残差信号d3,d4を増幅するので、複数のアンプを用いた場合に生じるアンプ間のオフセットばらつきは生じない。
ステージ3のAD変換を行うAD変換部2−3も、AD変換部2−2と同様の各回路を有しており、ステージ2のAD変換と同様の処理を行う。すなわち、AD変換部2−3は、AD変換部2−2から出力される増幅された2つの残差信号の和をAD変換のフルスケール(リファレンス信号Vr2−からリファレンス信号Vr2+までの大きさ)とする。そして、AD変換部2−3は、そのフルスケールを4分割する3つのリファレンス信号Vra3,Vrb3,Vrc3を設定する。AD変換部2−3は、これらのリファレンス信号と、残差信号d3をB倍した残差信号Vin2との大小関係に基づいて、AD変換結果を出力する。
また、AD変換部2−3は、残差信号Vin2の大きさに最も近いリファレンス信号との差分である残差信号と、次に近いリファレンス信号との差分である残差信号を生成し、それらを異なるタイミングで増幅して出力する。
図示を省略しているが、ステージ3より後のステージのAD変換でも同様の処理が行われる。ただし、ステージNのAD変換を行うAD変換部2−Nは、最後段であるので、残差信号の生成などは行わず、図1に示したような残差信号生成部6、アンプ7、スイッチSW1a,SW1b,SW2a,SW2bはなくてもよい。
以下、あるステージk(1<k<N−1)とステージk+1のAD変換を行うAD変換部の動作例を、タイミングチャートを用いて説明する。
図4は、あるステージkとステージk+1のAD変換を行うAD変換部の一例を示す図である。
また、図5は、ステージkとステージk+1のAD変換部の動作例を示すタイミングチャートである。
図4のようにステージk,k+1のAD変換を行うAD変換部2−k,2−(k+1)は、S/H回路20,21,30,31、AD変換回路22,32、残差信号生成部23,33、アンプ24,34を有している。さらに、AD変換部2−k,2−(k+1)は、スイッチSW5a,SW5b,SW6a,SW6b,SW7a,SW7b,SW8a,SW8bを有している。AD変換部2−k,2−(k+1)の各要素は、図1に示したAD変換部2−2の各要素と同様の機能を行う。
図5に示すように、ステージkのAD変換を行うAD変換部2−kは、時間T1では、前段のAD変換部で増幅された第1の残差信号をS/H回路20で保持し、時間T2では、前段のAD変換部で増幅された第2の残差信号をS/H回路21で保持する。
また、ステージk+1のAD変換を行うAD変換部2−(k+1)では、時間T1でスイッチSW7a,SW7bがオン、スイッチSW8a,SW8bがオフとなり、残差信号生成部33で生成された第1の残差信号がアンプ34で増幅され、出力される。また、AD変換部2−(k+1)では、時間T2でスイッチSW7a,SW7bがオフ、スイッチSW8a,SW8bがオンとなり、残差信号生成部33で生成された第2の残差信号がアンプ34で増幅され、出力される。
AD変換部2−kのAD変換回路22は、S/H回路20,21に保持された2つの残差信号に基づき、時間T3でAD変換を行い、残差信号生成部23は、時間T4で2つの残差信号を生成する。
次に、AD変換部2−kでは、時間T5でスイッチSW7a,SW7bがオン、スイッチSW8a,SW8bがオフとなり、残差信号生成部23で生成された第1の残差信号がアンプ24で増幅され、出力される。また、AD変換部2−kでは、時間T6でスイッチSW5a,SW5bがオフ、スイッチSW6a,SW6bがオンとなり、残差信号生成部23で生成された第2の残差信号がアンプ24で増幅され、出力される。
また、AD変換部2−(k+1)は、時間T5では、ステージkのAD変換を行うAD変換部2−kで増幅されて出力される第1の残差信号をS/H回路30で保持する。また、AD変換部2−(k+1)は、時間T6では、ステージkのAD変換を行うAD変換部2−kで増幅されて出力される第2の残差信号をS/H回路31で保持する。さらにAD変換部2−(k+1)のAD変換回路32は、S/H回路30,31に保持された2つの残差信号に基づき時間T7でAD変換を行い、残差信号生成部33は、時間T8で2つの残差信号を生成する。
時間T9からは、時間T1からの動作が繰り返される。
以上のように、本実施の形態のAD変換装置1では、AD変換部2−1〜2−Nの少なくとも1つが、同じアンプを用いて2つの残差信号を異なるタイミングで増幅して、後段のAD変換部に出力している。そのため、複数のアンプを用いた場合に生じるアンプ間のオフセットばらつきは生ぜず、AD変換精度の悪化を抑えられる。
(第2の実施の形態)
図6は、第2の実施の形態のAD変換装置のAD変換部の一例を示す図である。
AD変換部50は、パイプライン型のAD変換装置において、ステージk(1<k<N)のAD変換を行い、2ビットのAD変換結果を出力する回路部である。ステージk−1のAD変換を行うAD変換部40のスイッチφ1,φ2とアンプ44も合わせて図示されている。
AD変換部50は、スイッチφ3,φ4,φ5,φ6,φ7,φ8,φ9,φ10,φ11,φ12,φ13,φ14,φ15と、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5,C6,C7,C8を有している。さらに、AD変換部50は、比較器CMP1,CMP2,CMP3、論理回路部LG1、スイッチ制御回路CNT1、セレクタSL1と、アンプ54を有している。
スイッチφ3〜φ10の一方の端子は、アンプ44の出力端子に接続されている。スイッチφ3の他方の端子は、キャパシタC1の一方の端子及びセレクタSL1に接続されている。スイッチφ4の他方の端子は、キャパシタC2の一方の端子、スイッチφ13の一方の端子及び、比較器CMP1の一方の入力端子に接続されている。スイッチφ5の他方の端子は、キャパシタC3の一方の端子、スイッチφ12の一方の端子及び、比較器CMP2の一方の入力端子に接続されている。スイッチφ6の他方の端子は、キャパシタC4の一方の端子、スイッチφ11の一方の端子及び、比較器CMP3の一方の入力端子に接続されている。
スイッチφ7の他方の端子は、キャパシタC5の一方の端子、スイッチφ11の他方の端子及びセレクタSL1に接続されている。スイッチφ8の他方の端子は、キャパシタC6の一方の端子、スイッチφ12の他方の端子及びセレクタSL1に接続されている。スイッチφ9の他方の端子は、キャパシタC7の一方の端子、スイッチφ13の他方の端子及びセレクタSL1に接続されている。スイッチφ10の他方の端子は、キャパシタC8の一方の端子及びセレクタSL1に接続されている。
キャパシタC1〜C8の他方の端子及び比較器CMP1〜CMP3の他方の入力端子は接地されている。また、比較器CMP1〜CMP3の出力端子は論理回路部LG1に接続されている。
スイッチφ1〜φ15は、たとえば、MOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。
キャパシタC1〜C4は、前段のAD変換部40から出力される増幅された第1の残差信号を保持する。キャパシタC5〜C8は、前段のAD変換部40から出力される増幅された第2の残差信号を保持する。また、キャパシタC1〜C8は、AD変換時に設定するN個のリファレンス信号に応じた容量を有する。本実施の形態の例では、AD変換部50は、2ビットのAD変換を行うため、3つのリファレンス信号を設定するようにキャパシタC1〜C8の容量値が設定されている。以下の例では、キャパシタC1,C2,C4,C5,C6,C8の容量値はC、キャパシタC3,C7の容量値はその3倍の、3Cとなっているものとする。これにより、後述するような2ビットのAD変換用の3つのリファレンス信号を生成することができる。
論理回路部LG1は、比較器CMP1〜CMP3からの出力信号に応じたAD変換結果を出力する。スイッチ制御回路CNT1は、たとえば、図示しないクロック信号に基づき、AD変換部50の動作に応じたスイッチφ3〜φ15の制御を行う。スイッチ制御回路CNT1からの制御信号をスイッチφ3〜φ15に伝達する制御線については、図示が省略されている。セレクタSL1は、論理回路部LG1から出力されるAD変換結果に応じて、5つの入力信号(アナログ信号)の何れかを選択して出力する。セレクタSL1は、スイッチφ14,φ15を介してアンプ54の入力端子に接続されている。
上記のような回路において、スイッチφ3〜φ10、キャパシタC1〜C8及びスイッチ制御回路CNT1を用いてS/H回路51の機能が実現される。また、キャパシタC1〜C8、スイッチφ11〜φ13、比較器CMP1〜CMP3、スイッチ制御回路CNT1及び論理回路部LG1を用いてAD変換回路52の機能が実現される。また、キャパシタC1〜C8、スイッチφ11〜φ13、スイッチ制御回路CNT1及びセレクタSL1を用いて残差信号生成部53の機能が実現される。
なお、第2の実施の形態のAD変換部50では、スイッチφ3〜φ10が、図1などに示した、スイッチSW1b,SW2bの機能を実現する。
図7は、ステージkのAD変換の一例を示す図である。
上から、AD変換部50の動作例と、キャパシタC4,C5,C3,C6,C2,C7,C1,C8の電圧VC4,VC5,VC3,VC6,VC2,VC7,VC1,VC8の例が示されている。
時間T10では、AD変換部40のスイッチφ1がオンされ、アンプ44で増幅された残差信号Vres1,k−1が、AD変換部40から出力される。またこのとき、スイッチ制御回路CNT1は、AD変換部50のスイッチφ3〜φ6をオンし、スイッチφ7〜φ13をオフする。これにより、キャパシタC1〜C4に、残差信号Vres1,k−1が保持される。その結果、図7に示すように、電圧VC4,VC3,VC2,VC1は、残差信号Vres1,k−1の電圧Vr1(m)となる。なお、電圧Vr1(m)はm回目のAD変換時における残差信号Vres1,k−1の電圧値を示している。
時間T11では、AD変換部40のスイッチφ2がオンされ、アンプ44で増幅された残差信号Vres2,k−1が、AD変換部40から出力される。またこのとき、スイッチ制御回路CNT1は、AD変換部50のスイッチφ3〜φ6をオフし、スイッチφ7〜φ10をオンする。スイッチφ11〜φ13はオフのままである。これにより、キャパシタC5〜C8に、残差信号Vres2,k−1が保持される。その結果、図7に示すように、電圧VC5,VC6,VC7,VC8は、残差信号Vres2,k−1の電圧Vr2(m)となる。なお、電圧Vr2(m)はm回目のAD変換時における残差信号Vres2,k−1の電圧値を示している。
時間T12では、スイッチ制御回路CNT1は、AD変換部50のスイッチφ3〜φ10をオフし、スイッチφ11〜φ13をオンする。これにより、AD変換が行われる。
電圧VC4,VC5は、スイッチφ11がオンであることから同電圧となり、時間T11での電圧VC4,VC5の平均となる。すなわち、VC4,VC5=1/2Vr1(m)+1/2Vr2(m)となる。電圧VC3,VC6は、スイッチφ12がオンであることから同電位となる。キャパシタC3の容量値が3C、キャパシタC6の容量値がCであることから、VC3,VC6=3/4Vr1(m)+1/4Vr2(m)となる。電圧VC2,VC7は、スイッチφ13がオンであることから同電位となり、キャパシタC2の容量値がC、キャパシタC7の容量値が3Cであることから、1/4Vr1(m)+3/4Vr2(m)となる。
ここで、AD変換のフルスケール電圧をVfs(m)=Vr1(m)−Vr2(m)とする。ただし、0<Vr1(m)<Vfs(m)、−Vfs(m)<Vr2(m)<0とする。
このとき、VC4,VC5=1/2Vr1(m)+1/2Vr2(m)=Vr1(m)−1/2Vfs(m)となる。また、VC3,VC6=3/4Vr1(m)+1/4Vr2(m)=Vr1(m)−1/4Vfs(m)となり、VC2,VC7=1/4Vr1(m)+3/4Vr2(m)=Vr1(m)−3/4Vfs(m)となる。
比較器CMP1は、電圧VC2が接地電位より大きければ、“1”を出力し、接地電位以下であれば、“0”を出力する。電圧VC2は、Vr1(m)−3/4Vfs(m)と表せるため、比較器CMP1は、残差信号Vres1,k−1の電圧Vr1(m)と、3/4Vfs(m)というリファレンス電圧との比較結果に応じた値を出力していることになる。
比較器CMP2は、電圧VC3が接地電位より大きければ、“1”を出力し、接地電位以下であれば、“0”を出力する。電圧VC3は、Vr1(m)−1/4Vfs(m)と表せるため、比較器CMP2は、残差信号Vres1,k−1の電圧Vr1(m)と、1/4Vfs(m)というリファレンス電圧との比較結果に応じた値を出力していることになる。
比較器CMP3は、電圧VC4が接地電位より大きければ、“1”を出力し、接地電位以下であれば、“0”を出力する。電圧VC4は、Vr1(m)−1/2Vfs(m)と表せるため、比較器CMP3は、残差信号Vres1,k−1の電圧Vr1(m)と、1/2Vfs(m)というリファレンス電圧との比較結果に応じた値を出力していることになる。
図8は、リファレンス電圧と残差信号の電圧との関係の一例を示す図である。
図8の例では、電圧Vr1(m)は、リファレンス電圧である1/4Vfs(m)及び1/2Vfs(m)より大きく、3/4Vfs(m)より小さい。この場合、VC2=Vr1(m)−3/4Vfs(m)<0であるから、比較器CMP1は“0”を出力する。また、VC3=Vr1(m)−1/4Vfs(m)>0であるから比較器CMP2は“1”を出力する。また、VC4=Vr1(m)−1/2Vfs(m)>0であるから比較器CMP3は“1”を出力する。
論理回路部LG1は、たとえば、比較器CMP1,CMP2,CMP3が“0”を出力する場合、電圧Vr1(m)の2ビットのAD変換結果として、“00”を出力する。比較器CMP2が“1”を出力し、比較器CMP1,CMP3が“0”を出力する場合、論理回路部LG1は、“01”を出力する。比較器CMP2,CMP3が“1”を出力し、比較器CMP1が“0”を出力する場合、論理回路部LG1は、“10”を出力する。比較器CMP1〜CMP3が“1”を出力する場合、論理回路部LG1は、“11”を出力する。
図8の例の場合では、比較器CMP1は“0”、比較器CMP2,CMP3は“1”を出力するため、論理回路部LG1は、“10”を出力する。
以上のようなAD変換結果に基づき、図7の時間T13では、残差信号生成部53は、2つの残差信号を生成し、出力する。
たとえば、セレクタSL1は、論理回路部LG1から、“00”が出力された場合、1つ目の残差信号としてVC1=Vr1(m)を出力し、2つ目の残差信号として、マイナスの値となるVC3(=VC6)=Vr1(m)−1/4Vfs(m)を出力する。論理回路部LG1から“01”が出力された場合、セレクタSL1は、1つ目の残差信号としてVC3(=VC6)=Vr1(m)−1/4Vfs(m)を出力する。また、セレクタSL1は、2つ目の残差信号としてマイナスの値となるVC4(=VC5)=Vr1(m)−1/2Vfs(m)を出力する。
論理回路部LG1から“10”が出力された場合、セレクタSL1は、1つ目の残差信号としてVC4(=VC5)=Vr1(m)−1/2Vfs(m)を出力する。また、セレクタSL1は、2つ目の残差信号としてマイナスの値となるVC2(=VC7)=Vr1(m)−3/4Vfs(m)を出力する。論理回路部LG1から“11”が出力された場合、セレクタSL1は、1つ目の残差信号としてVC2(=VC7)=Vr1(m)−3/4Vfs(m)を出力する。また、セレクタSL1は、2つ目の差分としてマイナスの値となるVC8=Vr2(m)を出力する。
図8の例では、論理回路部LG1から“10”が出力されるので、セレクタSL1は、1つ目の残差信号d5としてVr1−1/2Vfsを出力し、2つ目の残差信号d6として、マイナスの値となるVr1(m)−1/2Vfs(m)を出力する。
上記のように、2つの残差信号が生成されると、図7のタイミングチャートにおいて、時間T14では、スイッチ制御回路CNT1は、スイッチφ14をオンし、スイッチφ15をオフする。これにより、1つ目の残差信号がアンプ54で増幅され、残差信号Vres1,kとして出力される。そして時間T15では、スイッチ制御回路CNT1は、スイッチφ14をオフし、スイッチφ15をオンに切り替える。これにより、2つ目の残差信号がアンプ54で増幅され、残差信号Vres2,kとして出力される。
所定のインターバル期間の経過後、時間T16から、m+1番目のAD変換が、時間T10からの処理と同様に行われる。
このような、AD変換部50は、パイプライン型のフラッシュAD変換装置にもSAR(Successive Approximation Register)AD変換装置にも使用可能である。
以上のように、AD変換部50は、同じアンプ54を用いて2つの残差信号を異なるタイミングで増幅して、後段のAD変換部に出力している。そのため、複数のアンプを用いた場合に生じるアンプ間のオフセットばらつきは生ぜず、AD変換精度の悪化を抑えられる。
また、S/H回路51において、キャパシタC1〜C4と、キャパシタC5〜C8は、前段のAD変換部40からの増幅された2つの残差信号を、互いに異なるタイミングで保持する。これにより、異なるタイミングで前段のAD変換部40から出力される、増幅された2つの残差信号を保持することができ、その後のタイミングで、保持した残差信号をもとにAD変換や、残差信号の生成を行うことができる。
また、AD変換部50は、同じタイミングで3つのキャパシタC2〜C4と、キャパシタC5〜C7とを接続して、3つのリファレンス信号を同時に設定し、AD変換を行うので効率的にAD変換を行うことができる。
(第3の実施の形態)
図9は、第3の実施の形態のAD変換装置のAD変換部の一例を示す図である。
AD変換部60は、パイプライン型のAD変換装置において、ステージk(1<k<N)のAD変換を行い、2ビットのAD変換結果を出力する回路部である。ステージk−1のAD変換を行うAD変換部40のスイッチφ1,φ2とアンプ44も合わせて図示されている。
AD変換部60は、スイッチφ20,φ21,φ22,φ23,φ24,φ25,φ26,φ27,φ28,φ29,φ30,φ31と、キャパシタC10,C11,C12,C13,C14,C15を有している。さらに、AD変換部60は、比較器CMP5、論理回路部LG2、スイッチ制御回路CNT2、セレクタSL2と、アンプ64を有している。
スイッチφ20〜φ25の一方の端子は、アンプ44の出力端子に接続されている。スイッチφ20の他方の端子は、キャパシタC10の一方の端子及びセレクタSL2に接続されている。スイッチφ21の他方の端子は、キャパシタC11の一方の端子、スイッチφ27の一方の端子及び、セレクタSL2に接続されている。スイッチφ22の他方の端子は、キャパシタC12の一方の端子、スイッチφ26の一方の端子及び、比較器CMP5の一方の入力端子に接続されている。
スイッチφ23の他方の端子は、キャパシタC13の一方の端子、スイッチφ28の一方の端子及び、セレクタSL2に接続されている。
スイッチφ24の他方の端子は、キャパシタC14の一方の端子、スイッチφ29の一方の端子及びセレクタSL2に接続されている。スイッチφ25の他方の端子は、キャパシタC15の一方の端子及びセレクタSL2に接続されている。
キャパシタC10〜C15の他方の端子及び比較器CMP5の他方の入力端子は接地されている。また、比較器CMP5の出力端子は論理回路部LG2及びスイッチ制御回路CNT2に接続されている。スイッチφ26〜φ29の他方の端子は互いに接続されている。
スイッチφ20〜φ31は、たとえば、MOSFETである。
キャパシタC10〜C12は、前段のAD変換部40から出力される増幅された第1の残差信号を保持する。キャパシタC13〜C15は、前段のAD変換部40から出力される増幅された第2の残差信号を保持する。以下の例では、キャパシタC10〜C15の容量値は、同じ値、Cであるとする。
論理回路部LG2は、比較器CMP1からの出力信号に応じたAD変換結果を出力する。スイッチ制御回路CNT2は、たとえば、図示しないクロック信号に基づき、比較器CMP5の出力信号や、AD変換部60の動作に応じたスイッチφ20〜φ30の制御を行う。スイッチ制御回路CNT2からの制御信号をスイッチφ20〜φ30に伝達する制御線については、図示が省略されている。セレクタSL2は、論理回路部LG2から出力されるAD変換結果に応じて、5つの入力信号(アナログ信号)の何れかを選択して出力する。セレクタSL2は、スイッチφ30,φ31を介してアンプ64の入力端子に接続されている。
上記のような回路で、スイッチφ20〜φ25、キャパシタC10〜C15及びスイッチ制御回路CNT2を用いてS/H回路61の機能が実現される。また、キャパシタC10〜C15、スイッチφ20〜φ29、比較器CMP5、スイッチ制御回路CNT2及び論理回路部LG2を用いてAD変換回路62の機能が実現される。また、キャパシタC10〜C15、スイッチφ20〜φ29、スイッチ制御回路CNT2及びセレクタSL1を用いて残差信号生成部63の機能が実現される。
図10は、第3の実施の形態におけるステージkのAD変換の一例を示す図である。
上から、AD変換部60の動作例と、キャパシタC12,C13,C11,C14,C10,C15の電圧VC12,VC13,VC11,VC14,VC10,VC15の例が示されている。
時間T20では、AD変換部40のスイッチφ1がオンされ、アンプ44で増幅された残差信号Vres1,k−1が、AD変換部40から出力される。またこのとき、スイッチ制御回路CNT2は、AD変換部60のスイッチφ20〜φ22をオンし、スイッチφ23〜φ29をオフする。これによりキャパシタC10〜C12に、残差信号Vres1,k−1が保持される。その結果、図10に示すように、電圧VC12,VC11,VC2,VC10は、残差信号Vres1,k−1の電圧Vr1(m)となる。なお、電圧Vr1(m)はm回目のAD変換時における残差信号Vres1,k−1の電圧値を示している。
時間T21では、AD変換部40のスイッチφ2がオンされ、アンプ44から残差信号Vres2,k−1が出力される。またこのとき、スイッチ制御回路CNT2は、AD変換部60のスイッチφ20〜φ22をオフし、スイッチφ23〜φ25をオンする。スイッチφ26〜φ29はオフのままである。これにより、キャパシタC13〜C15に、残差信号Vres2,k−1が保持される。その結果、図10に示すように、電圧VC13,VC14,VC15は、残差信号Vres2,k−1の電圧Vr2(m)となる。なお、電圧Vr2(m)はm回目のAD変換時における残差信号Vres2,k−1の電圧値を示している。
時間T22では、2ビットのAD変換結果のうち、上位ビットD1を求めるためのAD変換が行われる。スイッチ制御回路CNT2は、AD変換部60のスイッチφ20〜φ25,φ27,φ29をオフし、スイッチφ26,φ28をオンする。電圧VC12,VC13は、スイッチφ26,φ28がオンであることから同電圧となり、1/2Vr1(m)+1/2Vr2(m)となる。
AD変換のフルスケール電圧をVfs(m)=Vr1(m)−Vr2(m)とする。ただし、0<Vr1(m)<Vfs(m)、−Vfs(m)<Vr2(m)<0とする。このとき、VC12,VC13=1/2Vr1(m)+1/2Vr2(m)=Vr1(m)−1/2Vfs(m)となる。比較器CMP5は、電圧VC12が接地電位より大きければ、“1”を出力し、接地電位以下であれば、“0”を出力する。電圧VC12は、Vr1(m)−1/2Vfs(m)と表せるため、比較器CMP5は、残差信号Vres1,k−1の電圧Vr1(m)と、1/2Vfs(m)というリファレンス電圧との比較結果に応じた値を出力していることになる。電圧Vr1(m)が1/2Vfs(m)よりも大きい場合には、上位ビットD1は“1”となり、電圧Vr1(m)が1/2Vfs(m)以下の場合には、上位ビットD1は“0”となる。
時間T23において、スイッチ制御回路CNT2は、時間T22において決定された上位ビットD1の値に応じてスイッチφ26〜φ29を切り替える。
上位ビットD1が“0”の場合、スイッチ制御回路CNT2は、スイッチφ26,φ27をオンし、スイッチφ28,φ29をオフする。電圧VC11,VC12は、スイッチφ26,φ27がオンであることから同電位となり、時間T22での電圧VC12と、電圧VC11の平均となる。すなわち、VC11,VC12=3/4Vr1(m)+1/4Vr2(m)となる。この式は、VC11,VC12=3/4Vr1(m)+1/4Vr2(m)=Vr1(m)−1/4Vfs(m)と表せる。
そのため、比較器CMP5は、残差信号Vres1,k−1の電圧Vr1(m)と、1/4Vfs(m)というリファレンス電圧との比較結果に応じた値を出力していることになる。たとえば、Vr1(m)>1/4Vfs(m)の場合、比較器CMP5は、“1”を出力する。このとき論理回路部LG2は、AD変換結果として、“01”を出力する。Vr1(m)≦1/4Vfs(m)の場合、比較器CMP5は、“0”を出力する。このとき論理回路部LG2は、AD変換結果として、“00”を出力する。
一方、上位ビットD1が“1”の場合、スイッチ制御回路CNT2は、スイッチφ26,φ29をオンし、スイッチφ27,φ28をオフする。電圧VC12,VC14は、スイッチφ26,φ29がオンであることから同電位となり、時間T22での電圧VC12と、電圧VC14の平均となる。すなわち、VC12,VC14=1/4Vr1(m)+3/4Vr2(m)となる。この式は、VC12,VC14=1/4Vr1(m)+3/4Vr2(m)=Vr1(m)−3/4Vfs(m)と表せる。
そのため、比較器CMP5は、残差信号Vres1,k−1の電圧Vr1(m)と、3/4Vfs(m)というリファレンス電圧との比較結果に応じた値を出力していることになる。たとえば、Vr1(m)>3/4Vfs(m)の場合、比較器CMP5は、“1”を出力する。このとき論理回路部LG2は、AD変換結果として、“11”を出力する。Vr1(m)≦3/4Vfs(m)の場合、比較器CMP5は、“0”を出力する。このとき論理回路部LG2は、AD変換結果として、“10”を出力する。
以上のようなAD変換結果に基づき、図10の時間T24では、残差信号生成部63は、2つの残差信号を生成し、出力する。
たとえば、セレクタSL2は、論理回路部LG2から、“00”が出力された場合、1つ目の残差信号としてVC10=Vr1(m)を出力し、2つ目の残差信号として、マイナスの値となるVC11=Vr1(m)−1/4Vfs(m)を出力する。論理回路部LG2から“01”が出力された場合、セレクタSL2は1つ目の残差信号としてVC11=Vr1(m)−1/4Vfs(m)を出力し、2つ目の残差信号としてマイナスの値となるVC13=Vr1(m)−1/2Vfs(m)を出力する。
論理回路部LG2から“10”が出力された場合、セレクタSL2は1つ目の残差信号としてVC13=Vr1(m)−1/2Vfs(m)を出力し、2つ目の残差信号としてマイナスの値となるVC14=Vr1(m)−3/4Vfs(m)を出力する。論理回路部LG2から“11”が出力された場合、セレクタSL1は1つ目の残差信号としてVC14=Vr1(m)−3/4Vfs(m)を出力し、2つ目の残差信号としてマイナスの値となるVC15=Vr2(m)を出力する。
上記のように、2つの残差信号が生成されると、図10のタイミングチャートにおいて、時間T25では、スイッチ制御回路CNT2は、スイッチφ30をオン、スイッチφ31をオフする。これにより、1つ目の残差信号がアンプ64で増幅され、残差信号Vres1,kとして出力される。そして時間T26では、スイッチ制御回路CNT2は、スイッチφ30をオフ、スイッチφ31をオンする。これにより、2つ目の残差信号がアンプ64で増幅され、残差信号Vres2,kとして出力される。
所定のインターバル期間の経過後、時間T27から、m+1番目のAD変換が、時間T20からの処理と同様に行われる。
このような、AD変換部60は、SARAD変換装置に、好適に使用可能である。
以上のように、AD変換部60は、同じアンプ64を用いて2つの残差信号を異なるタイミングで増幅して、後段のAD変換部に出力している。そのため、複数のアンプを用いた場合に生じるアンプ間のオフセットばらつきは生ぜず、AD変換精度の悪化を抑えられる。
また、S/H回路61において、キャパシタC10〜C12と、キャパシタC13〜C15は、前段のAD変換部40からの増幅された2つの残差信号を、互いに異なるタイミングで保持する。これにより、異なるタイミングで前段のAD変換部40から出力される、増幅された2つの残差信号を保持することができ、その後のタイミングで、保持した残差信号をもとにAD変換や、残差信号の生成を行うことができる。
また、AD変換部60は、キャパシタC12,C13を接続してリファレンス信号を設定して第1のAD変換を行い、上位ビットを決定する。その後、AD変換部60は、第1のAD変換結果に応じてキャパシタC12と接続するキャパシタを決定してリファレンス信号を設定して第2のAD変換を行い、下位ビットを決定する。そのため、2ビットのAD変換を行うAD変換部60では、1回のAD変換でリファレンス信号を3つ設定しなくてもよくなり、キャパシタの数を減らすことができる。これにより、AD変換装置の回路面積を縮小することができる。
なお、上記のAD変換部60は、前述したAD変換部50と組み合わせてもよい。たとえば、ステージkでは、AD変換部60を用い、ステージk+1では、AD変換部50を用いる、などとしてもよい。
以上、実施の形態に基づき、本発明のAD変換装置及びAD変換方法の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
上記では、各AD変換部は2ビットごとのAD変換結果を出力するとしたが、これに限定されない。たとえば、1ビットまたは3ビット以上ごとのAD変換結果を出力するようにしてもよい。その場合、適宜回路が変更される。たとえば、3ビット以上ごとのAD変換結果を出力する場合には、図6、図9に示したような回路の場合、設定するリファレンス信号の数や電圧値に応じて、適宜キャパシタ、スイッチなどの数を増やしたり、キャパシタの容量値を変更すればよい。
また、AD変換のステージごとに、AD変換部が出力するAD変換結果のビット数が異なっていてもよい。
また、アンプは、オープン・ループのもののほか、ゲインを精度よく制御できるクローズド・ループのものを適用することもできる。ただし、上記のAD変換装置では、1つのアンプを用いて2つの増幅された残差信号を出力するので、オープン・ループのアンプを用いても、複数のアンプを用いる場合よりもAD変換精度の悪化を招かない。
1 AD変換装置
2−1〜2−N AD変換部
3,4 S/H回路
5 AD変換回路
6 残差信号生成部
7 アンプ
SW1a,SW1b,SW2a,SW2b スイッチ

Claims (4)

  1. 直列に接続され、初段のAD変換部が受信したアナログ信号に対し、所定のビット数ごとAD変換を行う複数のAD変換部を有し、
    前記複数のAD変換部のうち少なくとも1つは、
    前記アナログ信号または前段のAD変換部から出力される増幅された2つの残差信号の一方と第1のリファレンス信号との差分である第1の残差信号と、前記アナログ信号または前記2つの残差信号の一方と第2のリファレンス信号との差分である第2の残差信号とを生成する残差信号生成部と、
    前記第1の残差信号を第1のタイミングで増幅して後段のAD変換部に出力し、前記第2の残差信号を第2のタイミングで増幅して前記後段のAD変換部に出力するアンプと、
    前記前段のAD変換部から出力される前記増幅された2つの残差信号の一方を、第3のタイミングで保持する第1のキャパシタ群と、
    前記増幅された2つの残差信号の他方を、第4のタイミングで保持する第2のキャパシタ群と、
    を有するAD変換装置。
  2. 前記第1のキャパシタ群及び前記第2のキャパシタ群に含まれるキャパシタは、AD変換時に設定するN個のリファレンス信号に応じた容量を有し、
    前記複数のAD変換部のうち少なくとも1つは、前記第4のタイミング後の第5のタイミングで、前記第1のキャパシタ群に含まれるN個のキャパシタのそれぞれと、前記第2のキャパシタ群に含まれるN個のキャパシタのそれぞれとを接続することで前記N個のリファレンス信号を設定してAD変換を行う、請求項に記載のAD変換装置。
  3. 前記複数のAD変換部のうち少なくとも1つは、前記第4のタイミング後の第6のタイミングで、前記第1のキャパシタ群に含まれる第1のキャパシタと、前記第2のキャパシタ群に含まれる第2のキャパシタとを接続することで第1のリファレンス信号を設定して第1のAD変換を行い第1のビットを決定し、
    前記第6のタイミング後の第7のタイミングで、前記第1のAD変換結果に応じて、前記第1のキャパシタと、前記第1のキャパシタ群に含まれる第3のキャパシタまたは前記第2のキャパシタ群に含まれる第4のキャパシタと、を接続することで第2のリファレンス信号を設定して第2のAD変換を行い、前記第1のビットの1つ下位の第2のビットを決定する、請求項またはに記載のAD変換装置。
  4. 直列に接続され、初段のAD変換部が受信したアナログ信号に対し、所定のビット数ごとAD変換を行う複数のAD変換部のうち少なくとも1つが、
    前記アナログ信号または前段のAD変換部から出力される増幅された2つの残差信号の一方と第1のリファレンス信号との差分である第1の残差信号と、前記アナログ信号または前記2つの残差信号の一方と第2のリファレンス信号との差分である第2の残差信号とを生成し、
    前記第1の残差信号を第1のタイミングでアンプにより増幅して後段のAD変換部に出力し、
    前記第2の残差信号を第2のタイミングで前記アンプにより増幅して前記後段のAD変換部に出力し、
    前記前段のAD変換部から出力される前記増幅された2つの残差信号の一方を、第1のキャパシタ群に第3のタイミングで保持し、
    前記増幅された2つの残差信号の他方を、第2のキャパシタ群に第4のタイミングで保持する、
    AD変換方法。
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