JP5897410B2 - テンショナ - Google Patents
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Description
テンショナは、例えば油圧式テンショナである。巻掛け伝動体は、例えばチェーンであり、エンジンにおいて、カム軸などを駆動するタイミングチェーンとして使用される。
また、深絞り加工により形成されたプランジャを備えるテンショナも知られている。(例えば、特許文献2参照)
最大前進位置にある前記プランジャが、前記プランジャと前記周壁面との間の径方向隙間により、前記摺接面と前記周壁面との接触により規定される大傾斜状態において前記軸線に対して傾斜しているときの前記プランジャの大傾斜角と、前記プランジャが、その中心軸線と前記軸線とが一致している非傾斜状態にあるときに、前記軸線を含む軸線平面上で、前記軸線平面と前記周壁面との交線であると共に前記軸線にほぼ平行な前記周壁交線に対して、前記軸線平面と前記後端壁の外周面との交線である後端交線が、前記摺接面と前記後端壁の前記外周面との境界である境界部において形成する面間角度とが、ほぼ同じであり、前記後端壁の前記外周面が、前記摺接面と共に前記境界部を形成する前進側外周面と、前記前進側外周面に後退方向側で連続する後退側外周面とを有し、前記前進側外周面および前記後退側外周面が、テーパ面であることにより、前述の課題を解決したものである。
このため、境界部領域および周壁面の摩耗が低減するので、プランジャおよびボディの耐久性を向上させることができる。また、境界部領域と周壁面との間の摩擦力が減少するので、ボディに対するプランジャの摺動性が向上して、プランジャの進退の応答性を向上させることができる。
そして、前進側外周面および後退側外周面がテーパ面であることにより、前進側交線および後退側交線が直線になるので、プランジャが大傾斜状態となる最大前進位置では、前進側外周面が、進退方向での形成範囲のほぼ全体で周壁面に接触することから、大傾斜状態を含む傾斜状態において、境界部領域と周壁面との接触領域が増加し、その接触圧の減少度合いが大きくなる。このため、境界部領域および周壁面の摩耗を低減させ、境界部領域と周壁面との間の摩擦力を減少させることができる。
また、後退側外周面が、前進側外周面よりも径方向内方に位置することにより、後端壁において、後退側外周面は、後退方向に向かって、少なくとも面間角度で傾斜している前進側外周面よりも径方向内方に位置するので、後退側外周面での後端壁の外径が小さくなる。このため、テンショナの組立時に、収容穴へのプランジャの挿入が容易になり、ボディへのプランジャの組付性を向上させることができて、テンショナのコスト削減に寄与することができる。
また、周壁交線に対して後退側交線が形成する角度の最小値が、周壁交線に対して前進側交線が形成する角度の最大値よりも大きいことにより、テンショナの組立時に、後退側外周面での後端壁の外径を小さくできるので、収容穴へのプランジャの挿入を容易にすることができる。
しかも、後退側交線の半径が前進側交線の半径よりも小さいので、後退側外周面での後端壁の外径を小さくすることが可能になり、収容穴へのプランジャの挿入を容易にすることができる。
本発明に係るテンショナを備える巻掛け伝動装置を備える機械は、自動車用または自動車用以外のエンジン、またはエンジン以外の機械(例えば、産業用機械)である。また、巻掛け伝動体を駆動する駆動装置は、内燃機関または内燃機関以外の装置(例えば、電動機)である。
テンショナにより張力が付与される巻掛け伝動体は、チェーンおよびベルトを含む帯状で可撓性の部材であり、巻掛け伝動装置は、チェーン伝動装置およびベルト伝動装置を含む。
図1〜図3は、第1実施例を説明する図である。
図1を参照すると、油圧式のテンショナ100は、自動車用のエンジンが備える巻掛け伝動装置としてのチェーン伝動装置10に備えられる。チェーン伝動装置10は、エンジンである内燃機関の動弁装置を駆動するタイミングチェーン伝動装置である。
ボディ110は、取付部113に挿通されるボルト40によりエンジンブロックに固定される。
なお、「ほぼ」との表現は、「ほぼ」との修飾語がない場合を含むと共に、「ほぼ」との修飾語がない場合とは厳密には一致しないものの、「ほぼ」との修飾語がない場合と比べて作用または効果に関して有意の差異がない範囲を意味する。
そして、テンショナ100に組み付けられたプランジャPに関して、その中心軸線Lpと軸線Lbとが一致している状態は、プランジャPの非傾斜状態(図1,図2に実線で示されている。)である。
プランジャPは、テンショナ100の使用範囲、すなわち可動ガイド30に接触しているプランジャPが進退方向で移動する範囲において、進退方向で、最も後退したときの最大後退位置(図1に実線で示される位置である。)と、最も前進したときの最大前進位置(図1に二点鎖線で示される位置である。)との間で移動可能である。
プランジャPは、チェーン20の張力減少時またはチェーン20の伸び時に、前進して、可動ガイド30を介してチェーン20に張力を付与する一方、チェーン20の張力増大時に、チェーン20からの反力により後退して、チェーン20の張力を減少させると共に、油室120内の作動油を収容穴112とプランジャPとの間の微小隙間である後述の径方向隙間Cからリークさせて、チェーン20の振動を減衰させる。
前端壁140は、プランジャPにおいて、可動ガイド30を押圧する部分であると共に油室120を閉塞する閉塞端壁であり、プランジャPの最大後退位置で、収容穴112から前進方向に突出している。
側壁150は、ボディ110に対して進退方向に摺動するときに、収容穴112の周壁面115に摺接する摺接面152を含む外周面151を有する。摺接面152は、外周面151の少なくとも一部であり、本実施例では、外周面151のほぼ全体である。周壁面115は、ボディ110において、周方向で収容穴112を形成している部分である。周壁面115および摺接面152はほぼ円柱面であり、周壁面115および前記非傾斜状態での摺接面152は、軸線Lbにほぼ平行である。
後端壁160は、プランジャPにおいて、摺接面152よりも径方向内方のみに位置する外周面163を有する部分であり、収容穴112内に開放する開口を形成する開放端壁である。両外周面151,163は、プランジャPの外周面であるプランジャ外周面を構成する。
外周面163における前進方向側の前進側外周面164、および、前進側外周面164に、その後退方向側で連続する後退側外周面165は、いずれも中心軸線Lpを中心軸線とする回転面であるテーパ面である。
前進側外周面164は、摺接面152および前進側外周面164の境界である境界部170において、摺接面152に連続している。境界部170は、摺接面152および前進側外周面164により形成される部位である。
ここで、前記主要部は、側壁150において局所的に肉厚t5が異なる特異部分(例えば、テンショナ100の後退を規制可能とするための後退規制機構(例えば、ラチェット機構)が設けられる場合に、該後退規制機構の一部を構成する部分(例えば、ラック歯)である。)が存するときの、該特異部分以外の部分であり、本実施例のように、前記特異部分がない場合には、側壁150の全体である。
前進側外周面164は、プランジャPの深絞り加工により形成された面である。このため、いずれも深絞り加工により形成される摺接面152および前進側外周面164において、それぞれの面粗さはほぼ同じである。
後退側外周面165は、前記後加工において、機械加工(例えば、切削または研削)により形成された面である。
なお、後端壁160が、例えば、前記後加工である塑性加工としての転造により形成される場合には、前進側外周面164の面粗さが、プランジャPの深絞り加工により形成された面粗さよりも小さくなる。このため、前進側外周面164をテーパ面に形成するための工程を利用して、前進側外周面164と周壁面115との間の摩擦力を一層減少させることができる。
同様に、プランジャPが非傾斜状態にあるときに、任意の周方向位置において、軸線平面と摺接面152との交線である摺接交線156と、軸線平面と後端壁160との外周面163の交線である後端交線166とが形成される。
後端交線166は、軸線平面と前進側外周面164との交線である前進側交線167と、軸線平面と後退側外周面165との交線である後退側交線168とから構成される。
摺接交線156および周壁交線116は、互いにほぼ平行であると共に、軸線Lbにほぼ平行である。本実施例では、各交線116,156,167,168は、単一の直線である。
同様に、同一の軸線平面上で、周壁交線116に対して、後退側交線168は、後退側面間角度βを形成する。後退側面間角度βは、後退側交線168が、周壁交線116に対して径方向内方に傾斜していることで、周壁交線116との間で形成する鋭角の角度である。
そして、前進側面間角度αおよび後退側面間角度βは、摺接交線156に対して、前進側交線167および後退側交線168がそれぞれ形成する角度でもある。
小傾斜状態での傾斜角θである小傾斜角θ1は、大傾斜状態での傾斜角θである大傾斜角θ2よりも小さい。傾斜角θはプランジャPが最大前進位置に近づくほど大きくなる。そして、一般的には、傾斜状態で互いに接触する境界部170領域(すなわち、境界部170、境界部170付近の前進側外周面164および境界部170付近の摺接面152)と周壁面115との間で作用する接触圧(すなわち、ヘルツ応力)は、プランジャPが最大前進位置に近づくほど大きくなる。
一方、後退側外周面165は、プランジャPの、非傾斜状態およびすべての傾斜状態で、周壁面115と非接触となるように、前進側外周面164の全体よりも径方向内方に位置する。
テンショナ100が、ボディ110に設けられた収容穴112に挿入された状態で進退方向に摺動可能にボディ110に支持されるプランジャPと、該プランジャPを前進方向に付勢するバネ121とを備えることにより、ボディ110の収容穴112に摺動可能に収容されているプランジャPが、チェーン20の張力変動に応じて前進方向および後退方向に移動することで、テンショナ100はチェーン20の張力を適度に設定することができる。
これにより、プランジャPが深絞り加工により形成されている加工品であることから、プランジャPが鍛造や切削により形成される場合に比べて、コストを削減しながら、プランジャPの薄肉化によるプランジャPの軽量化を実現することができる。そして、プランジャPの軽量化により、チェーン20の張力変動に対するプランジャPの進退の応答性が向上して、チェーン20に対する張力設定の迅速性を向上させることができる。また、プランジャPの各壁140,150,160には、深絞り加工による加工硬化が生じているので、プランジャPに耐摩耗性を付与する後処理(例えば、熱処理)が不要になるため、コストを削減しながら、プランジャPの耐摩耗性が向上して、プランジャPの耐久性を向上させることができる。さらに、プランジャPの形成材料としてステンレス鋼が使用されるので、炭素鋼で形成されているプランジャに施される防錆処理が不要になって、コストを削減することができる。
これにより、プランジャPが大傾斜状態で傾斜しているときには、大傾斜角θ2と特定面間角度α1とがほぼ同じ値になるので、プランジャPが最大前進位置および該最大前進位置よりも後退方向側の前進位置において傾斜状態にあるときに、最大面間角度α1に相当する角度が大傾斜角θ2よりも大きくて、プランジャの摺接面と後端壁の外周面との境界部が、収容穴の周壁面に接触する場合(例えば、図6に示される従来技術)、および、後端交線166に相当する交線と周壁交線116に相当する交線とが一直線上にあって特定面間角度α1に相当する角度がほぼ0°である場合(例えば、図7に示される従来技術)に比べて、境界部170領域と周壁面115との接触領域が増大して、その接触圧が小さくなる。このため、境界部170領域の摩耗および周壁面115の摩耗が低減するので、プランジャPおよびボディ110の耐久性を向上させることができる。また、境界部170領域と周壁面115との間の摩擦力が減少し、しかも、深絞り加工により薄肉化されたプランジャPの変形が抑制されるので、ボディ110に対するプランジャPの摺動性が向上して、プランジャPの進退の応答性を向上させることができる。
これにより、摺接交線116に対して前進側交線166が、大傾斜角θ2とほぼ同じ角度である特定面間角度α1を形成するので、プランジャPが大傾斜状態を含む傾斜状態にあるときには、前進側外周面164と周壁面115との間の接触圧が小さくなり、境界部170領域および周壁面115の摩耗を低減させ、境界部170領域と周壁面115との間の摩擦力を減少させることができる。
また、後退側外周面165は前進側外周面164よりも径方向内方のみに位置することにより、後端壁160において、後退側外周面165は、後退方向に向かって、少なくとも特定面間角度α1で傾斜している前進側外周面164よりも径方向内方に位置するので、後退側外周面165での後端壁160、すなわち後端側後端壁162の外径が小さくなる。このため、テンショナ100の組立時に、収容穴112へのプランジャPの挿入が容易になり、ボディ110へのプランジャPの組付性を向上させることができて、テンショナ100のコスト削減に寄与することができる。
しかも、前進側外周面164の面粗さは、プランジャPを深絞り加工により形成することにより形成されたものであるので、面粗さを調整するための専用の加工が不要になって、コストを削減することができる。
また、周壁交線116に対して後退側交線168が形成する後退側面間角度βの最小値が、周壁交線116に対して前進側交線167が形成する前進側面間角度αの最大値よりも大きいことにより、テンショナ100の組立時に、後退側後端壁162の外径を小さくできるので、収容穴112へのプランジャPの挿入を容易にすることができる。
外周面263は、両外周面264,265が連続することで形成される接続部269において屈曲している二段階形状の面である。そして、両交線267,268は、後端交線266を構成する。また、前進側交線267の半径は、肉厚t6よりも大きく、境界部170領域での接触圧を減少させるためには、大きいほど好ましい。
同様に、後退側面間角度βは、後退側交線268上での各点での接線Ltが、周壁交線116に対して径方向内方に傾斜していることで、周壁交線116との間で形成する角度である。
そして、前進側交線267と摺接交線156との交差部171における前進側面間角度αである特定面間角度α1は、第1実施例におけるプランジャPと同様に、プランジャP2が大傾斜状態にあるときの大傾斜角θ2(図3参照)とほぼ同じである。
また、後退側面間角度βの最小値は、前進側面間角度αの最大値よりも大きい。
後退側外周面265は、プランジャP2の、すべての傾斜状態および非傾斜状態で、周壁面115と非接触となるように、前進側外周面264の全体よりも径方向内方に位置する。
前進側交線267と後退側交線268とは、いずれも径方向外方に向かって凸状の円弧状曲線であることにより、前進側外周面264および後退側外周面265において、周壁交線116に対する各交線264,265の面間角度α,βが、各交線264,265上で後退方向に向かうにつれて大きくなるので、後端壁160の進退方向幅を減少させると同時に、後退側外周面265での後端壁160、すなわち後端側後端壁161の外径を小さくすることができる。このため、収容穴112へのプランジャPの挿入容易化によるボディ110へのプランジャPの組付性を向上させながら、プランジャPを、進退方向で小型化することができ、軽量化することができる。
しかも、後退側交線268の半径が前進側交線267の半径よりも小さいので、後退側後端壁162の外径を小さくすることが可能になり、収容穴112へのプランジャPの挿入を容易にすることができる。
また、後端交線366の最大半径は、肉厚t6よりも大きく、境界部170領域での接触圧を減少させるためには、大きいほど好ましい。
面間角度γは、後端交線366上の各点での接線Ltが、周壁交線116に対して径方向内方に傾斜していることで、周壁交線116との間で形成する角度である。そして、後端交線366と摺接交線156との交差部171(境界部170)における面間角度γである特定面間角度γ1は、第1実施例におけるプランジャPと同様に、プランジャP3が大傾斜状態にあるときの大傾斜角θ2とほぼ同じであり、すべての面間角度γのうちの最小値である。
後端交線366が、後退方向に向かうにつれて半径が連続的に小さくなる円弧状曲線であることにより、後端壁160の外周面363が、屈曲部を有することなく、径方向で連続的に滑らかに変化するので、収容穴112へのプランジャPの挿入の円滑性が向上し、ボディ110へのプランジャPの組付性を向上させることができる。
外周面163,263は、第1,第2実施例では、二段階形状の面であったが、三段階以上の形状の面であってもよい。
第1実施例において、前進側交線167および後退側交線168は、一方が円弧状曲線で、他方が直線であってもよい。
第3実施例において、後端交線366が1つの半径を有する円弧状曲線であってもよい。
110・・・ボディ
112・・・収容穴
115・・・周壁面
116・・・周壁交線
140・・・前端壁
150・・・側壁
151・・・外周面
152・・・摺接面
156・・・摺接交線
160・・・後端壁
161・・・前進側後端壁
162・・・後退側後端壁
163,263,363・・・外周面
164,264・・・前進側外周面
165,265・・・後退側外周面
166,266,366・・・後端交線
167・・・前進側交線
168・・・後退側交線
170・・・境界部
171・・・交差部
P,P2,P3・・・プランジャ
C ・・・径方向隙間
Lb ・・・軸線
Lp ・・・中心軸線
t4〜t6・・・肉厚
α,β,γ・・・面間角度
α1,γ1・・・特定面間角度
Claims (7)
- 収容穴が設けられたボディと、前記収容穴に挿入された状態で前記収容穴の軸線に平行な進退方向に摺動可能に前記ボディに支持される有底円筒状のプランジャと、前記プランジャを前進方向に付勢する付勢手段とを備え、前記プランジャが、走行する巻掛け伝動体を案内する可動ガイドを押圧する前端壁と、前記収容穴内に位置する円筒状の後端壁と、前記前端壁および前記後端壁の間の円筒状の側壁とから構成され、前記側壁が、前記収容穴の周壁面に摺接する摺接面を含む外周面を有し、前進する前記プランジャが、前記収容穴から前進方向に突出している前記前端壁にて前記可動ガイドを前記巻掛け伝動体に押し付けて前記巻掛け伝動体に張力を付与するテンショナにおいて、
最大前進位置にある前記プランジャが、前記プランジャと前記周壁面との間の径方向隙間により、前記摺接面と前記周壁面との接触により規定される大傾斜状態において前記軸線に対して傾斜しているときの前記プランジャの大傾斜角と、前記プランジャが、その中心軸線と前記軸線とが一致している非傾斜状態にあるときに、前記軸線を含む軸線平面上で、前記軸線平面と前記周壁面との交線であると共に前記軸線にほぼ平行な前記周壁交線に対して、前記軸線平面と前記後端壁の外周面との交線である後端交線が、前記摺接面と前記後端壁の前記外周面との境界である境界部において形成する面間角度とが、ほぼ同じであり、
前記後端壁の前記外周面が、前記摺接面と共に前記境界部を形成する前進側外周面と、前記前進側外周面に後退方向側で連続する後退側外周面とを有し、
前記前進側外周面および前記後退側外周面が、テーパ面であることを特徴とするテンショナ。 - 前記後端交線が、前記軸線平面と前記前進側外周面との交線である前進側交線であり、
前記後退側外周面が、前記前進側外周面よりも径方向内方に位置することを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。 - 前記摺接面の面粗さと前記前進側外周面の面粗さとがほぼ同じであることを特徴とする請求項2に記載のテンショナ。
- 前記後端交線が、前記前進側交線と、前記軸線平面と前記後退側外周面との交線である後退側交線とから構成され、
前記面間角度が、前記周壁交線に対して前記前進側交線が形成する角度であり、
前記周壁交線に対して前記後退側交線が形成する角度の最小値が、前記周壁交線に対して前記前進側交線が形成する角度の最大値よりも大きいことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のテンショナ。 - 前記前進側交線と、前記軸線平面と前記後退側外周面との交線である後退側交線とが、いずれも径方向外方に向かって凸状の円弧状曲線であることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1つに記載のテンショナ。
- 前記前進側交線の半径が、前記後退側交線の半径よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載のテンショナ。
- 前記後端交線が、後退方向に向かうにつれて半径が連続的に小さくなる円弧状曲線であることを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。
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