JP5897005B2 - 真空ポンプとそのロータ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、半導体製造装置、フラット・パネル・ディスプレイ製造装置、ソーラー・パネル製造装置におけるプロセスチャンバやその他の密閉チャンバのガス排気手段として利用される真空ポンプとそのロータに関する。
従来、この種の真空ポンプとしては、例えば、特許文献1のネジ溝式真空ポンプや、特許文献2の真空ポンプが知られている。これらの真空ポンプは、いずれも、円柱あるいは円筒状の回転部材とこの回転部材の外周を囲む固定部材とを有している。
そして、特許文献1のネジ溝式真空ポンプにおいては、回転部材の外周面にネジ溝を形成することにより、また特許文献2の真空ポンプにおいては、固定部材の内周面にネジ溝を形成することにより、回転部材と固定部材との間にネジ溝ポンプ流路が形成される構成、及び、回転部材の回転により、そのネジ溝ポンプ流路を通じてガスを排気する構成を採用している。
ところで、先に説明した特許文献1や特許文献2のような構造の真空ポンプでは、回転部材と固定部材との間の隙間が大きいと、ポンプ性能が著しく低下するという現象が分かっている。
そのため、前記構造の真空ポンプにおいては、回転に伴う遠心力、熱膨張、クリープ現象などによる回転部材の形状変形や、回転部材と固定部材の部品製造上のバラツキなどを考慮し、回転部材と固定部材との間に設けられる隙間はその両部材が接触しないで安全に運転できる最小限の隙間となるように設定することにより、ポンプ性能の低下を防止している。
特に、前記のような最小限の隙間を設定する手段として、特許文献1では、固定部材の内周を軟質材で形成し、この軟質材からなる固定部材の内周を最初のポンプ運転時に回転部材と接触させて干渉部分を削り取ることにより、最小限の隙間を作っている。また、特許文献2では、回転部材の外周面と固定部材の内周面とをテーパ形状とし、異常時には固定部材をポンプ軸方向に移動させることにより、回転部材と固定部材との接触を防止できるようにしている。
しかしながら、特許文献1のような方式で最小限の隙間を設定する場合は、最初の運転時に固定部材の内周を回転部材との接触で削り取るので、固定部材の内周や回転部材の外周に施した耐食コーティングを破壊してしまい、ポンプ内部の耐食性が悪化するという問題点がある。また、特許文献2のような方式で最小限の隙間を設定する場合は、固定部材をポンプ軸方向に移動させるための移動機構が必要となるので、真空ポンプの構造が複雑になるという問題点がある。
特開昭63−75389号公報
実開平5−36094号公報
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ポンプ内部の耐食性の悪化やポンプ構造の複雑化を招くことなく、回転する円筒部材とその外周を囲む固定部材との間に設けられる隙間を最小限に設定することができ、当該隙間の最小限化によるポンプ性能の向上を図るのに好適な真空ポンプとそのロータを提供することである。
前記目的を達成するために、本発明に係る真空ポンプは、円形部材と、前記円形部材をその中心周りに回転駆動する駆動手段と、前記円形部材の外周に接合した円筒部材と、前記円筒部材の外周を囲む固定部材と、前記円筒部材と前記固定部材との間に形成されるネジ溝ポンプ流路と、を具備し、前記円形部材及び前記円筒部材の回転により前記ネジ溝ポンプ流路を通じてガスを排気する真空ポンプにおいて、前記円筒部材は、前記円形部材より熱膨張が小さい材料、又は、前記円形部材よりクリープ速度が低い材料、の少なくとも一方の特徴をもつ材料で形成され、前記円筒部材における接合部と前記固定部材との間に設けられる第1領域の隙間より、前記円筒部材における非接合部と前記固定部材との間に設けられる第2領域の隙間を小さく設定してあることを特徴とする。
前記本発明に係る真空ポンプにおいて、前記第1領域の隙間と前記第2領域の隙間との境界の隙間は、前記接合部から前記非接合部の方向に向けて離れるのに連れて徐々に小さくなるテーパ形状になっている構成を採用してもよい。このことは後述の本発明に係る真空ポンプのロータでも同様とする。
前記本発明に係る真空ポンプにおいて、前記円筒部材の軸線に沿った長さを前記テーパ形状の軸方向長さとした場合に、前記境界の隙間の前記テーパ形状の前記軸方向長さは、前記円筒部材の肉厚の3倍以上になっている構成を採用してもよい。このことは後述の本発明に係る真空ポンプのロータでも同様とする。
前記本発明に係る真空ポンプおいて、前記円筒部材における前記接合部は、前記ネジ溝ポンプ流路の上流側に設けられている構成を採用してもよい。このことは後述の本発明に係る真空ポンプのロータでも同様とする。
本発明に係る真空ポンプのロータは、回転駆動される円形部材とその外周に接合した円筒部材とを備え、かつ、前記円筒部材とその外周を囲む固定部材との間にネジ溝ポンプ流路を形成する真空ポンプのロータであって、前記円筒部材は、前記円形部材より熱膨張が小さい材料、又は、前記円形部材よりクリープ速度が低い材料、の少なくとも一方の特徴をもつ材料で形成され、前記円筒部材における接合部と前記固定部材との間に設けられる第1領域の隙間より、前記円筒部材における非接合部と前記固定部材との間に設けられる第2領域の隙間を小さく設定してあることを特徴とする。
本発明にあっては、真空ポンプやそのロータの具体的な構成として、前記のように、円筒部材は、円形部材より熱膨張が小さい材料、又は、前記円形部材よりクリープ速度が低い材料、の少なくとも一方の特徴をもつ材料で形成される構成、及び、円筒部材における接合部と固定部材との間に設けられる第1領域の隙間より、円筒部材における非接合部と固定部材との間に設けられる第2領域の隙間を小さく設定する構成を採用した。このため、従来のようにポンプ内部の耐食性の悪化やポンプ構造の複雑化を招くことなく、下記(B)のように回転する円筒部材とその外周を囲む固定部材との接触を回避しつつ、下記(A)のように円筒部材と固定部材との間に設けられる隙間を最小限に設定することができ、当該隙間の最小限化によるポンプ性能の向上を図るのに好適な真空ポンプとそのロータを提供し得る。
(A)回転する円筒部材と固定部材との間に設けられる隙間の最小限化
円筒部材は、円形部材に比べて、熱膨張やクリープ現象による径方向への拡張変形が生じ難いので、円筒部材とその外周を囲む固定部材との間に設けられる第2領域の隙間を最小限に設定することができ、当該隙間の最小限化によるポンプ性能の向上を図ることができる。
(B)回転する円筒部材と固定部材との接触の回避
円筒部材における接合部近傍において熱膨張やクリープ現象による形状変形が生じても、その接合部と固定部材との間に設けられる第1領域の隙間は非接合部と固定部材との間に設けられる第2領域の隙間より大きいので、形状変形した円筒部材と固定部材との接触は効果的に防止される。
本発明に係る真空ポンプを適用した複合ポンプの断面図。 図1の接合部J付近の拡大図(クリープ現象や熱膨張により円形部材における接合部近傍が形状変形する前の状態)。 図1の接合部J付近の拡大図(クリープ現象や熱膨張により円形部材における接合部近傍が形状変形した状態)。 図1の接合部J付近の拡大図(図3の第2の円筒部材より肉厚の薄い円筒部材を採用した場合において、その円形部材における接合部近傍がクリープ現象や熱膨張により形状変形した状態)。 図1の接合部J付近の拡大図(第1領域の隙間δ1と第2領域の隙間δ2との境界の隙間δ3〜δ5(図2参照)をテーパ形状とした場合において、そのテーパ形状の始端付近及び終端付近を円弧形状とした例)。 本発明に係る真空ポンプを適用したネジ溝ポンプの断面図。
以下、本発明の実施形態について、願書に添付した図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る真空ポンプを適用した複合ポンプの断面図、図2は、図1の接合部J付近の拡大図(クリープ現象や熱膨張により円形部材における接合部近傍が形状変形する前の状態)である。
図1の複合ポンプP1は、例えば半導体製造装置、フラット・パネル・ディスプレイ製造装置、ソーラー・パネル製造装置におけるプロセスチャンバやその他の密閉チャンバのガス排気手段として利用される。
図1の複合ポンプP1は、外装ケース1内に、回転翼13と固定翼14によりガスを排気する翼排気部Ptと、ネジ溝19を利用してガスを排気するネジ溝ポンプ部Psと、を有している。
外装ケース1は、筒状のポンプケース1Aと有底筒状のポンプベース1Bとをその筒軸方向にボルトで一体に連結した有底円筒形になっている。ポンプケース1Aの上端部はガス吸気口2として開口しており、ポンプベース1Bの下端部側面にはガス排気口3を設けてある。
ガス吸気口2は、ポンプケース1A上縁のフランジ1Cに設けた図示しないボルトにより、例えば半導体製造装置のプロセスチャンバ等、高真空となる図示しない密閉チャンバに接続される。ガス排気口3は、図示しない補助ポンプに連通するように接続される。
ポンプケース1A内の中央部には各種電装品を内蔵する円筒状のステータコラム4が設けられており、ステータコラム4はその下端側がポンプベース1B上にネジ止め固定される形態で立設してある。
ステータコラム4の内側にはロータ軸5が設けられており、ロータ軸5は、その上端部がガス吸気口2の方向を向き、その下端部がポンプベース1Bの方向を向くように配置してある。また、ロータ軸5の上端部はステータコラム4の円筒上端面から上方に突出するように設けてある。
ロータ軸5は、ラジアル磁気軸受10とアキシャル磁気軸受11により径方向と軸方向が回転可能に支持され、この状態で駆動モータ12により回転駆動される。
駆動モータ12は、固定子12Aと回転子12Bとからなる構造であって、ロータ軸5の略中央付近に設けられている。かかる駆動モータ12の固定子12Aはステータコラム4の内側に設置しており、同駆動モータ12の回転子12Bはロータ軸5の外周面側に一体に装着してある。
ラジアル磁気軸受10は、駆動モータ12の上下に1組ずつ合計2組配置され、アキシャル磁気軸受11はロータ軸5の下端部側に1組配置されている。
2組のラジアル磁気軸受10、10は、それぞれ、ロータ軸5の外周面に取り付けたラジアル電磁石ターゲット10A、これに対向するステータコラム4内側面に設置した複数のラジアル電磁石10B、およびラジアル方向変位センサ10Cを備えて構成される。ラジアル電磁石ターゲット10Aは高透磁率材料の鋼板を積層した積層鋼板からなり、ラジアル電磁石10Bはラジアル電磁石ターゲット10Aを通じてロータ軸5を径方向に磁力で吸引する。ラジアル方向変位センサ10Cはロータ軸5の径方向変位を検出する。そして、ラジアル方向変位センサ10Cでの検出値(ロータ軸5の径方向変位)に基づきラジアル電磁石10Bの励磁電流を制御することによって、ロータ軸5は径方向所定位置に磁力で浮上支持される。
アキシャル磁気軸受11は、ロータ軸5の下端部外周に取り付けた円盤形状のアーマチュアディスク11Aと、アーマチュアディスク11Aを挟んで上下に対向するアキシャル電磁石11Bと、ロータ軸5の下端面から少し離れた位置に設置したアキシャル方向変位センサ11Cとを備えて構成される。アーマチュアディスク11Aは透磁率の高い材料からなり、上下のアキシャル電磁石11Bはアーマチュアディスク11Aをその上下方向から磁力で吸引するようになっている。アキシャル方向変位センサ11Cはロータ軸5の軸方向変位を検出する。そして、アキシャル方向変位センサ11Cでの検出値(ロータ軸5の軸方向変位)に基づき上下のアキシャル電磁石11Bの励磁電流を制御することによって、ロータ軸5は軸方向所定位置に磁力で浮上支持される。
前記ステータコラム4の外側には複合ポンプP1の回転体としてロータ6が設けられている。ロータ6は、ステータコラム4の外周を囲む円筒形状であって、その略中間位置にアルミニウム又はその合金製の円形部材60を有するとともに、この円形部材60を介して直径の異なる2つの円筒部材(第1の円筒部材61と第2の円筒部材62)をその軸方向に接合した構造になっている。
前記第1の円筒部材61は、円形部材60と同じ材料(例えばアルミニウム又はその合金)で形成されている。この一方、前記第2の円筒部材62は、第1の円筒部材61や円形部材60より熱膨張が小さい材料、又は、第1の円筒部材61や円形部材60よりクリープ速度が低い材料、の少なくとも一方の特徴をもつ材料で形成してある。このような材料としては、例えばチタン合金、析出硬化系ステンレスなどの金属材料や、アラミド繊維、ボロン繊維、炭素繊維、ガラス繊維、あるいはポリエチレン繊維等の高強度繊維によって強化した繊維強化プラスチック(FRP)を採用することができるが、これらの例に限定されることはない。
また、前記第1の円筒部材61は、アルミニウム塊又はその合金塊から切削加工等によって切り出したものである。図1の複合ポンプP1では、前記円形部材60は、第1の円筒部材61の端部外周に設けられるフランジのような形態になっていて、第1の円筒部材61と一緒に前記アルミニウム塊又はその合金塊から切り出したものである。一方、前記第2の円筒部材62は、円形部材60や第1の円筒部材61とは別体に形成した後、円形部材60の外周に圧入で嵌め込み接合したものである。なお、第2の円筒部材62を円形部材60の外周に接着で接合してもよい。
第1の円筒部材61の上端には端部材63が設けられており、この端部材63を介してロータ6とロータ軸5は一体化している。このような一体化の構造一例として、図1の複合ポンプP1では、端部材63の中心にボス孔7を設けるとともに、ロータ軸5の上端部外周に段状の肩部(以下「ロータ軸肩部9」という)を形成している。そして、ロータ6とロータ軸5の一体化は、そのロータ軸肩部9より上のロータ軸5先端部を端部材63のボス孔7に嵌め込み、かつ、端部材63とロータ軸肩部9とをボルトで締め付け固定するものとした。
前記第1及び第2の円筒部材61、62並びに円形部材60からなるロータ6は、ロータ軸5を介して、ラジアル磁気軸受10、10及びアキシャル磁気軸受11により、その軸心(ロータ軸5)周りに回転可能に支持される。支持されたロータ6は、駆動モータ12によるロータ軸5の回転によって、そのロータ軸5周りに回転駆動される。従って、図1の複合ポンプP1においては、ロータ軸5、ラジアル磁気軸受10、10及びアキシャル磁気軸受11、駆動モータ12からなるポンプ支持系・回転駆動系が、前記円形部材60や第1及び第2の円筒部材61、62をその中心周りに回転駆動する駆動手段として機能する。
《翼排気部Ptの詳細構成》
図1の複合ポンプP1では、ロータ6の略中間位置(具体的には円形部材60の位置。以下でも同様)より上流(ロータ6の略中間位置からロータ6のガス吸気口2側端部までの範囲。以下でも同様)が翼排気部Ptとして機能する。翼排気部Ptの詳細構成は以下の通りである。
ロータ6の略中間位置より上流側のロータ6構成部分、すなわち第1の円筒部材61は翼排気部Ptの回転体として回転する部分であり、第1の円筒部材61の外周面には、回転翼13が一体に複数設けられている。これら複数の回転翼13は、ロータ6の回転軸心であるロータ軸5又は外装ケース1の軸心(以下「ポンプ軸心」という)を中心として放射状に並んでいる。この一方、ポンプケース1Aの内周面側には固定翼14が複数設けられており、これらの固定翼14も、ポンプ軸心を中心として放射状に並んで配置されている。そして、前記のような回転翼13と固定翼14とがポンプ軸心に沿って交互に多段に配置されることにより、翼排気部Ptが形成される。
いずれの回転翼13も、第1の円筒部材61の外径加工部と一体的に切削加工で切り出し形成したブレード状の切削加工品であって、ガス分子の排気に最適な角度で傾斜している。いずれの固定翼14もまた、ガス分子の排気に最適な角度で傾斜している。
《翼排気部Ptの動作説明》
以上の構成からなる翼排気部Ptでは、駆動モータ12の起動により、ロータ軸5、ロータ6および複数の回転翼13が一体に高速回転し、最上段の回転翼13が、ガス吸気口2から入射したガス分子に対し、ガス吸気口2からガス排気口3側に向かう方向の運動量を付与する。この排気方向の運動量を有するガス分子が固定翼14によって次段の回転翼13側へ送り込まれる。以上のようなガス分子への運動量の付与と送り込み動作とが繰り返し多段に行われることで、ガス吸気口2側のガス分子は、ロータ6の下流に向かって順次移行し、ネジ溝ポンプ部Psの上流側に到達する。
《ネジ溝ポンプ部Psの詳細構成》
図1の複合ポンプP1では、ロータ6の略中間位置より下流(ロータ6の略中間位置からロータ6のガス排気口3側端部までの範囲。以下でも同様)がネジ溝ポンプ部Psとして機能する。ネジ溝ポンプ部Psの詳細構成は以下の通りである。
ロータ6の略中間より下流側のロータ6構成部分、すなわち第2の円筒部材62はネジ溝ポンプ部Psの回転部材として回転する部分であり、その第2の円筒部材62の外周にはネジ溝ポンプ部ステータとして筒状の固定部材18が設けられており、この筒状の固定部材(ネジ溝ポンプ部ステータ)18は第2の円筒部材62の外周を囲む構造になっている。なお、前記固定部材18はその下端部がポンプベース1Bで支持されている。
固定部材18と第2の円筒部材62との間には、螺旋状のネジ溝ポンプ流路Sが設けられている。図1の例では、第2の円筒部材62の外周面を凹凸のない曲面とし、かつ固定部材18の内面側に螺旋状のネジ溝19を形成することで、第2の円筒部材62と固定部材18との間にネジ溝ポンプ流路Sが形成される構成を採用している。これに代えて、そのようなネジ溝19を第2の円筒部材62の外周面に形成し、かつ固定部材18の内面を凹凸のない曲面とすることで、第2の円筒部材62と固定部材18との間にネジ溝ポンプ流路Sが形成されるように構成してもよい。
前記ネジ溝19は、その深さが下方に向けて小径化したテーパコーン形状に変化するように形成してある。また、前記ネジ溝19は、固定部材18の上端から下端にかけて螺旋状に刻設してある。
このネジ溝ポンプ部Psでは、ネジ溝19と第2の円筒部材62外周面でのドラッグ効果によりガスを圧縮しながら移送するため、ネジ溝19の深さは、ネジ溝ポンプ流路Sの上流入口側(ガス吸気口2に近い方の流路開口端)で最も深く、その下流出口側(ガス排気口3に近い方の流路開口端)で最も浅くなるように設定してある。
先に説明したように第2の円筒部材62は円形部材60の外周に嵌め込み接合されており、そのような接合部(以下「第2の円筒部材62における接合部J」という)と固定部材18との間に設けられる第1領域の隙間δ1は、図2に示したように、その接合部J以外の部分(以下「第2の円筒部材62における非接合部N」という)と固定部材18との間に設けられる第2領域の隙間δ2〜δ5より大きく設定してある(δ1>δ2、δ1>δ3、δ1>δ4、δ1>δ5)。つまり、図2の例では、第1領域の隙間δ1より第2領域の隙間δ2〜δ5を小さく設定してある。
ところで、円形部材60は前述の通りアルミニウム又はその合金等の金属材料からなるため、熱膨張やクリープ現象によって径方向に多少拡張変形するが、円形部材60に接合してある第2の円筒部材62は、前述の通り円形部材60より熱膨張が小さく、かつ、クリープ速度が低い材料で形成してあるため、円形部材60に比べて、熱膨張やクリープ現象による径方向への拡張変形は生じ難い。
このため、図1の複合ポンプP1では、その長期間連続運転時の熱と遠心力等によるクリープ現象や熱膨張により、円形部材60における接合部J近傍のみが図3のような形状に変形するだけであり、円形部材60における非接合部Nの大部分は複合ポンプP1の長期間連続運転後でも殆ど変形しない。
従って、図1の複合ポンプP1によると、第2の円筒部材62における非接合部Nと固定部材18との間に設けられる第2領域の隙間δ2は、図2のように極限まで狭く最小限に設定することができ、これによりポンプ性能の向上を図ることができる。また、第2の円筒部材62における接合部Jと固定部材18との間に設けられる第1領域の隙間δ1については、先に説明した接合部J近傍の形状変形を考慮して図2のように第2領域の隙間δ2より大きく設定することで、接合部J近傍の形状変形によって生じる第2の円筒部材62と固定部材18の接触を防止することができる。
第2の円筒部材62における接合部Jは、図1のようにネジ溝ポンプ流路Sの上流側に位置する。ネジ溝ポンプ流路Sの上流側では、その流路内圧力が低いので、接合部Jと固定部材18との間に設けられる第1領域の隙間δ1を前記のように大きく設定しても、第1領域の隙間δ1を抜けるガスの逆流は微小であり、ガスの逆流がポンプ性能に与える影響は無視できるほど小さい。
図2に示したように、前記第1領域の隙間δ1と第2領域の隙間δ2との境界の隙間δ3〜δ5は、固定部材18の内周面をテーパ形状に形成することで、接合部Jから非接合部Nの方向に向けて離れるのに連れて徐々に小さくなるテーパ形状となるように形成してある。このテーパ形状の始端付近及び終端付近は、図5に示したように円弧形状Rとなるように形成してもよい。
先に説明した第2の円筒部材62における接合部J近傍の形状変形(クリープ現象や熱膨張によるもの。以下も同様)は、接合部Jから非接合部Nの方向に向けて離れるのに連れて徐々に小さくなるテーパ形状になる。図1の複合ポンプP1では、前記の通り、第1領域の隙間δ1と第2領域の隙間δ2との境界の隙間δ3〜δ5を接合部J近傍の形状変形に対応させてテーパ形状とする構成を採用したので、無駄な隙間が少なくなり、ポンプ性能の更なる向上を図れる。
図2に示したように、第2の円筒部材62の円筒軸線に沿った長さを前記テーパ形状の軸方向長さLとした場合において、前記境界の隙間δ3〜δ5のテーパ形状の軸方向長さLは、第2の円筒部材62の肉厚tの3倍以上となるように設定してある。
第2の円筒部材62の肉厚tは、例えば図2や図3のように厚くしたり図4のように薄くしたりすることもできるが、その肉厚tが厚い場合と薄い場合とでは、図3と図4の比較からも分かるように、肉厚tに対応して、第2の円筒部材62における接合部J近傍の形状変形の形態が異なる。
例えば、図3のように、第2の円筒部材62の肉厚tが厚い場合、接合部J近傍の形状変形によるテーパ形状の傾斜勾配は緩やかになる。この一方、図4のように、その肉厚tが薄い場合、接合部J近傍の形状変形によるテーパ形状の傾斜勾配は急になる。図1の複合ポンプP1では、前述の通り、第1領域の隙間δ1と第2領域の隙間δ2との境界の隙間δ3〜δ5のテーパ形状の軸方向長さLを第2の円筒部材62の肉厚tの3倍以上となるように設定することで、第2の円筒部材62の肉厚tを考慮して前記境界の隙間δ3〜δ5のテーパ形状の軸方向長さLを設定しているので、無駄な隙間が少なくなり、ポンプ性能の更なる向上を図れる。
《ネジ溝ポンプ部Psの動作説明》
先の《翼排気部Ptの動作説明》の欄で説明したようにネジ溝ポンプ部Psの上流側に到達したガス分子は、更にネジ溝ポンプ流路Sへ移行する。移行したガス分子は、第2の円筒部材62の回転によって生じる効果、すなわち、第2の円筒部材62外周面とネジ溝19でのドラッグ効果によって、遷移流から粘性流に圧縮されながらガス排気口3に向って移行し、最終的に図示しない補助ポンプを通じて外部へ排気される。
図6は、本発明に係る真空ポンプを適用したネジ溝ポンプの断面図である。同図のネジ溝ポンプP2は、図1の複合ポンプP1における翼排気部Ptを省略した形式であり、その基本的な構成として、円形部材60と、円形部材60をその中心周りに回転駆動する駆動手段(具体的には、ロータ軸5、ラジアル磁気軸受10、10及びアキシャル磁気軸受11、駆動モータ12からなるポンプ支持系・回転駆動系)と、円形部材60の外周に接合した円筒部材62と、円筒部材62の外周を囲むネジ溝ポンプ部ステータとしての固定部材18と、円筒部材62と固定部材18との間に形成されるネジ溝ポンプ流路Sと、を具備すること、並びに、円形部材60及び円筒部材62の回転によりネジ溝ポンプ流路Sを通じてガスを排気することは、図1の複合ポンプP1と同様であるので、同一部材には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。なお、円形部材60と円筒部材62とからなるロータ6は、図1のロータ6と同様の構造でロータ軸5に一体化している。
ところで、図6のネジ溝ポンプP2においても、図1の複合ポンプP1と同様に、円筒部材62は、円形部材60より熱膨張が小さく、かつ、クリープ速度が低い材料で形成される構成、及び、円筒部材62における接合部Jと固定部材18との間に設けられる第1領域の隙間δ1は、円筒部材62における非接合部Nと固定部材18との間に設けられる第2領域の隙間δ2より大きく設定される構成を採用したので、図1の複合ポンプP1と同じく、ポンプ性能の向上、及び、円筒部材62と固定部材18の接触防止を同時に図ることができる。
図6のネジ溝ポンプP2においても、円筒部材62における接合部Jは、同図に示したように、ネジ溝ポンプ流路Sの上流側に位置する。ネジ溝ポンプ流路Sの上流側では、その流路内圧力が低いので、接合部Jと固定部材18との間に設けられる第1領域の隙間δ1を前記のように大きく設定しても、第1領域の隙間δ1を抜けるガスの逆流は微小であり、ガスの逆流がポンプ性能に与える影響は無視できるほど小さい。
また、この図6のネジ溝ポンプP2においても、第1領域の隙間δ1と第2領域の隙間δ2との境界の隙間(図2のδ3〜δ5を参照)は、前記接合部Jから前記非接合部Nの方向に向けて離れるのに連れて徐々に小さくなるテーパ形状になる構成を採用しているので、図1の複合ポンプP1と同じく、ポンプ性能の更なる向上が図られている。
さらに、この図6のネジ溝ポンプP2においても、前記境界の隙間のテーパ形状の軸方向長さは円筒部材62の肉厚の3倍以上となるように設定することが好ましい。このことは先に説明した図1の複合ポンプP1と同様である。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により多くの変形が可能である。
1 外装ケース
1A ポンプケース
1B ポンプベース
1C フランジ
2 ガス吸気口
3 ガス排気口
4 ステータコラム
5 ロータ軸
6 ロータ
60 円形部材
61 第1の円筒部材
62 第2の円筒部材
63 端部材
7 ボス孔
9 ロータ軸肩部
10 ラジアル磁気軸受
10A ラジアル電磁石ターゲット
10B ラジアル電磁石
10C ラジアル方向変位センサ
11 アキシャル磁気軸受
11A アーマチュアディスク
11B アキシャル電磁石
11C アキシャル方向変位センサ
12 駆動モータ
12A 固定子
12B 回転子
13 回転翼
14 固定翼
18 固定部材
19 ネジ溝
L テーパ形状の軸方向長さ
P1 複合ポンプ(真空ポンプ)
P2 ネジ溝ポンプ(真空ポンプ)
Pt 翼排気部
Ps ネジ溝ポンプ部
S ネジ溝ポンプ流路
t 円筒部材の肉厚
δ1 第1の領域の隙間
δ2 第2の領域の隙間
δ3、δ4、δ5 第1の領域と第2の領域の境界の隙間

Claims (5)

  1. 円形部材と、
    前記円形部材をその中心周りに回転駆動する駆動手段と、
    前記円形部材の外周に接合した円筒部材と、
    前記円筒部材の外周を囲む固定部材と、
    前記円筒部材と前記固定部材との間に形成されるネジ溝ポンプ流路と、を具備し、前記円形部材及び前記円筒部材の回転により前記ネジ溝ポンプ流路を通じてガスを排気する真空ポンプにおいて、
    前記円筒部材は、前記円形部材より熱膨張が小さい材料、又は、前記円形部材よりクリープ速度が低い材料、の少なくとも一方の特徴をもつ材料で形成され、
    前記円筒部材における接合部と前記固定部材との間に設けられる第1領域の隙間より、前記円筒部材における非接合部と前記固定部材との間に設けられる第2領域の隙間を小さく設定してあること
    を特徴とする真空ポンプ。
  2. 前記第1領域の隙間と前記第2領域の隙間との境界の隙間は、前記接合部から前記非接合部の方向に向けて離れるのに連れて徐々に小さくなるテーパ形状になっていること
    を特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ。
  3. 前記円筒部材の軸線に沿った長さを前記テーパ形状の軸方向長さとした場合に、前記境界の隙間の前記テーパ形状の前記軸方向長さは、前記円筒部材の肉厚の3倍以上になっていること
    を特徴とする請求項2に記載の真空ポンプ。
  4. 前記円筒部材における前記接合部は、前記ネジ溝ポンプ流路の上流側に設けられていること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の真空ポンプ。
  5. 回転駆動される円形部材とその外周に接合した円筒部材とを備えた、真空ポンプに使用されるロータであって、
    前記円筒部材は、前記円形部材より熱膨張が小さい材料、又は、前記円形部材よりクリープ速度が低い材料、の少なくとも一方の特徴をもつ材料で形成され、
    前記ロータは、前記真空ポンプ内に組み込まれることにより、前記ロータの前記円筒部材とその外周を囲む固定部材との間にネジ溝ポンプ流路を形成し、前記円筒部材における接合部と前記固定部材との間に設けられる第1領域の隙間より、前記円筒部材における非接合部と前記固定部材との間に設けられる第2領域の隙間を小さくすること
    を特徴とする真空ポンプに使用されるロータ。
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