JP5895516B2 - 噴流風呂用ノズル装置 - Google Patents

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本発明は、湯水噴流を浴槽内の湯水内に回転させつつ噴射するための噴流風呂用ノズル装置に関する。
この種従来の噴流風呂用ノズル装置として、特許文献1に記載のものが知られている。
特許第3314161号公報
上記特許文献1に記載のノズル装置は、外形形状が略円形でその軸芯位置にシャフトが配置されると共に内部に噴流孔を有し該噴流孔の噴流口が前記軸芯位置より偏心した回転ノズル本体と、該回転ノズル本体の後方に配置されバスタブ内の湯を所定圧力で前記回転ノズル本体の噴流孔内に噴射するオリフィスと、前記回転ノズル本体の噴流口の前方に配置された噴流口カバーとを備え、前記回転ノズル本体のシャフトを前記オリフィスと噴流口カバーの少なくとも一方で保持し、オリフィスから噴射される水流で該回転ノズル本体をシャフトを中心に回転させることによって、前記噴流口から噴射される水流の噴射方向を変化させるように構成されている。
上記噴出口カバーは、リング状の基部(外周リング部)と3本の棒状の支持部(スポーク部)とで形成され、ノズル本体の前面側に噴流口からの水流の噴射に邪魔とならないような大きな開口が形成されている。
上記従来のノズル装置では、回転ノズル本体が回転しつつ噴流孔から水流が噴射されるが、3本の支持部を設けることで、噴流孔が支持部を通過する際に支持部が水流に対する抵抗となることで、水流の勢いに時間的な変化を生じさせ、これにより入浴者に断続的な水流の当たり感が得られるものとなっている。
しかし、噴射される水流の邪魔とならないように3本の支持部の間に大きな開口が形成されているため、入浴者が入浴中に該開口から指を入れて回転作動中の回転ノズル本体に容易に触れることができ、特に比較的小さな手をした若年齢の乳幼児や子供が回転部分に指を触れると、回転ノズル本体と噴流口カバーとの間に指を挟んでしまう危険性がある。
大きな開口を比較的細い金属製の線材からなる金網で覆うことにより、水流の抵抗とならないように上記危険性を回避できるが、部品点数の増加、並びに、組立加工性が悪化し、製造コストが大幅に増加してしまう。
また、噴出口カバーの大きな開口を単に細分化する仕切桟を一体成形すると、該仕切桟の強度を一定以上確保するためにはある程度の断面積が必要であるから、該仕切桟が水流の抵抗となってしまい、水流の直進性や勢いを低減させてしまい、上記のような断続的な当たり感が消失してしまう。
そこで、本発明は、噴出口カバーの開口部をフィンにより細分化することによって回転ノズル本体まで指を差し入れることができないようにするとともに、フィンの断面形状を最適化することにより、フィンの厚みによる水流に対する抵抗を低減して断続的な水流の当たり感を確保することのできる噴流風呂用ノズル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、噴流孔が設けられた回転ノズル本体と、該回転ノズル本体の正面側に配設されたノズルカバーとを備え、前記噴流孔の軸心は前記回転ノズル本体の回転軸心に対して傾斜しており、前記噴流孔は前記回転ノズル本体の回転軸心の周囲に設けられて回転ノズルの回転に伴って回転軸心周りを周回し、前記ノズルカバーは、前記噴流孔から噴出される水流を通す開口部と、該開口部を前記回転ノズル本体の回転軸心周りに配設された複数の領域に分割するスポーク部とを備える噴流風呂用ノズル装置において、前記ノズルカバーは、各分割領域をさらに細分するフィン部を備え、各分割領域のフィン部の側面は、当該分割領域に対応する位置にある前記噴流孔から噴出される水流の方向に沿う案内面となされており、これにより隣接する分割領域にはそれぞれ異なる方向に水流を案内する指向性が付与され、ある分割領域からそれに隣接する分割領域へ前記噴流孔が移行する際は前記噴流孔から噴射される水流が指向性の異なる2つの分割領域に分流されることを特徴とするものである(請求項1)。なお、噴流孔が分割領域に対応する位置にあるとは、その軸心が当該分割領域の周方向の中央部付近に位置することを意味しており、噴流孔の軸心が分割領域の周方向端部付近に位置しているときに前記フィン部の側面が当該噴流孔の軸心の方向に沿っていることが必ずしも要求されるものではない。また、フィン部の側面は、噴流孔の軸心に平行な平面であって、正面視においてフィン部が延びる方向に直交する直線を包含する平面を切断面とするフィン部の断面形状において噴流孔の軸心に沿っていればよい。さらに、フィン部の側面全面が噴流孔の軸心に沿っている必要はなく、フィン部の主要部の側面が上記のように構成されていればよい。
かかる本発明の噴流風呂用ノズル装置によれば、各スポーク部間の分割領域が、さらにフィン部によってより小さなスリットに細分化されることとなるため、細分化されたスリットから入浴者の指が奧側へ挿入されることをフィン部によって阻止することができる。また、各スリットに面するフィン部の側面が、当該分割領域に対応する位置に噴流孔が周回してきたときの当該噴流孔からの水流の方向に沿って傾斜されているため、噴流孔から噴射される水流はフィン部によって円滑に案内され、フィン部を設けたことによる水流に対する抵抗を可及的に低減でき、当該分割領域に対応する位置にある噴流孔からの水流の直進性と勢いとを確保できる。また、隣接する分割領域のそれぞれのフィン部の傾斜方向は異なる方向となり、隣接する分割領域にはそれぞれ異なる方向に水流を案内する指向性が付与されることとなるが、噴流孔がある分割領域からそれに隣接する分割領域へ移行する際、噴流孔から噴射される水流が、指向性の異なる2つの分割領域に分流されるため、全体として水流の勢いが低減し、これにより水流の勢いに時間的な強弱が付与され、入浴者に適度な断続的な当たり感を与えることが可能になる。
なお、スポーク部は、回転ノズル本体の回転軸心位置から径方向外方に放射状に延設することができる。フィン部は、回転ノズル本体の回転軸心位置から径方向外方に向く方向とは交差する方向に延設することが好ましい。
上記本発明の噴流風呂用ノズル装置において、各スポーク部の回転ノズル本体の回転方向逆側に隣接する分割領域に面する側面が、当該分割領域に対応する位置にある前記噴流孔の軸心方向に沿う面であるとともに、当該スポーク部の背面側に位置する前記噴流孔の軸心方向に対する傾斜面であることが好ましい(請求項2)。これによれば、各分割領域に対応する位置にある噴流孔から噴射される水流に対する抵抗を一層低減させることが可能になる。一方、上記傾斜面の存在によってスポーク部の幅が比較的大きくなるため、スポーク部の背面側に噴流孔が位置するときには、スポーク部の水流に対する抵抗が大きくなり、より一層断続的な当たり感を向上できるようになる。
また、前記ノズルカバーは、前記回転ノズル本体の回転中心点を当接支持する支点部と、前記開口部の外周を規定するリング部とをさらに備え、前記スポーク部は、支点部とリング部との間に架設されており、前記フィン部は、前記スポーク部と前記リング部との間に架設されている構造とするのが好ましい(請求項3)。これによれば、支点部、リング部、スポーク部及びフィン部を備えて樹脂材料により一体成形することができ、コスト低減を図ることができるとともに、デザイン性に優れた構造を提供できる。なお、スポーク部は、ノズルカバーの開口部を等間隔に区切ることが好ましい。
また、前記噴流孔は偶数個設けられており、前記分割領域は奇数個設けられているものとすることができる(請求項4)。これによれば、ある一つの噴流孔がある一つの分割領域に対応する位置にあるとき、別の噴流孔は分割領域に対応しない位置となるため、全体として水流にバリエーションが生じ、入浴者に心地よい水流の当たり感を与えることが可能になる。なお、噴流孔及び分割領域はそれぞれ周方向に等間隔に設けることが好ましい。
以上説明したように、本発明の請求項1に係る噴流風呂用ノズル装置によれば、各スポーク部間の分割領域が、さらにフィン部によってより小さなスリットに細分化されることとなるため、細分化されたスリットから入浴者の指が奧側へ挿入されることをフィン部によって阻止することができる。また、各スリットに面するフィン部の側面が、当該分割領域に対応する位置に噴流孔が周回してきたときの当該噴流孔からの水流の方向に沿って傾斜されているため、噴流孔から噴射される水流はフィン部によって円滑に案内され、フィン部を設けたことによる水流に対する抵抗を可及的に低減でき、当該分割領域に対応する位置にある噴流孔からの水流の直進性と勢いとを確保できる。また、隣接する分割領域のそれぞれのフィン部の傾斜方向は異なる方向となり、隣接する分割領域にはそれぞれ異なる方向に水流を案内する指向性が付与されることとなるが、噴流孔がある分割領域からそれに隣接する分割領域へ移行する際、噴流孔から噴射される水流が、指向性の異なる2つの分割領域に分流されるため、全体として水流の勢いが低減し、これにより水流の勢いに時間的な強弱が付与され、入浴者に適度な断続的な当たり感を与えることが可能になる。
また、本発明の請求項2に係る噴流風呂用ノズル装置によれば、各分割領域に対応する位置にある噴流孔から噴射される水流に対する抵抗を一層低減させることが可能になる。一方、上記傾斜面の存在によってスポーク部の幅が比較的大きくなるため、スポーク部の背面側に噴流孔が位置するときには、スポーク部の水流に対する抵抗が大きくなり、より一層断続的な当たり感を向上できるようになる。
また、本発明の請求項3に係る噴流風呂用ノズル装置によれば、支点部、リング部、スポーク部及びフィン部を備えて樹脂材料により一体成形することができ、コスト低減を図ることができるとともに、デザイン性に優れた構造を提供できる。
また、本発明の請求項4に係る噴流風呂用ノズル装置によれば、ある一つの噴流孔がある一つの分割領域に対応する位置にあるとき、別の噴流孔は分割領域に対応しない位置となるため、全体として水流にバリエーションが生じ、入浴者に心地よい水流の当たり感を与えることが可能になる。
本発明の一実施形態に係る噴流風呂用ノズル装置の全体斜視図である。 同ノズル装置の分解斜視図である。 図1のA−A線矢視断面図である。 図1のB−B線矢視断面図である。 同ノズル装置のノズルカバーの正面図である。 図5のC−C線矢視断面図である。 図6のD−D線矢視断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図7は、本発明の一実施形態に係る噴流風呂用ノズル装置1を示しており、該ノズル装置1は浴槽の側壁に取り付けられ、適宜のポンプ装置により浴槽内の湯水を循環しつつ浴槽内に噴流を発生させるものである。
本実施形態のノズル装置1は、浴槽の側壁の背面側に配置されるオリフィス3を内部に設けた吐出配管4と、該吐出配管4の正面側に取り付け固定されるノズルホルダー5と、該ノズルホルダー5内に収容される回転ノズル本体6と、回転ノズル本体6をノズルホルダー5内に保持しておくノズルカバー7とを備えている。
吐出配管4は、正面側が開口しかつ背面側が閉鎖された円筒状の外筒部8と、該外筒部8に同心状に配置されかつ外筒部8よりも小径の内筒部9と、内筒部9に連通する湯水供給管部10と、外筒部8と内筒部9との間の空間に連通するように外筒部8に設けられた空気供給管部11とを備えて樹脂材料により一体成形されている。湯水供給管部10と内筒部9とはほぼ直角に接続されたエルボ管を呈している。上記オリフィス3は円筒状部材により構成されて内筒部9に着脱可能に螺着されており、該オリフィス3の正面側端部よりも外筒部8の正面側端部は正面側に延設されている。
ノズルホルダー5は、回転ノズル本体6の外周側を覆う円筒状の収容筒部12を備えており、該収容筒部12は浴槽側壁に設けられた取付孔に側壁正面側から挿入され吐出配管4の外筒部8に螺着されている。また、ノズルホルダー5は、収容筒部12の正面側端部に設けられたフランジ部12aを備えており、一方、外筒部8の正面側端部にも同様にフランジ部8aが設けられ、これらフランジ部8a,12aによって側壁をパッキン14及びガスケット15を介して挟持することによって、ノズル装置1が側壁に取付固定されるように構成されている。収容筒部12の背面側端部には、軸中央部にオリフィス3よりも大径でかつオリフィス3に対して同心状の流通孔を有する受け部16が設けられている。該受け部16と前記オリフィス3との間には空気導入用の隙間が形成されており、オリフィス3からノズルホルダー5内に噴射される湯水噴流の負圧によって、空気供給管部11から供給される空気を外筒部8と内筒部9との間の空間を介して引き込み、空気が混合された混合噴流として噴射し得るように構成されている。
回転ノズル本体6は、全体として円錐台形状を呈し、ノズルホルダー5の収容筒部12内に回転自在に収容されているとともに、オリフィス3に対して同心状に設けられている。回転ノズル本体6の背面には、オリフィス3から噴射される噴流が導入される凹部6aが形成されている。また、回転ノズル本体6には、背面側から正面側に連通する噴流孔17が設けられている。該噴流孔17は複数、特に本実施例では2つ設けられており、各噴流孔17は背面側では前記凹部6aに開口形成されている。この2つの噴流孔17は、回転ノズル本体6の軸中央に対して対称位置に設けられるとともに、各噴流孔17の軸心Xが、背面側から正面側に至るにしたがって軸方向外方に向き(図3参照)かつ背面側から正面側に至るにしたがって回転ノズル本体6の回転方向とは逆方向に向く(図4参照)ように形成されている。回転ノズル本体6の背面はノズルホルダー5の受け部16によって背面側から支持されているとともに、受け部16の内周縁は正面側に突設されていて該突設部16aが前記凹部6aに内嵌されている。また、回転ノズル本体6の正面の軸心部には凹部6bが形成されている。
ノズルカバー7は、図5〜図7に詳細に示すように、ノズルホルダー5の収容筒部12の正面側端部に螺着され且つ回転ノズル本体6から噴射される水流が流出する開口部を形成する円環状の取付リング部20と、回転ノズル本体の回転中心点を当接支持する支点部21と、該支点部21と取付リング部20との間に架設され且つ支点部21から径方向外方に向けて放射状に延設された長尺桟状の5本のスポーク部(支持部)22と、この複数のスポーク部22によって複数の分割領域に区画された開口部をさらに小さなスリットに細分化する長尺桟状の複数のフィン部23とを備えて樹脂材料により一体成形されている。かかるノズルカバー7により、その開口部は5本のスポーク部22によって回転ノズル本体6の回転軸心周りに配設された5つの扇形の分割領域に等間隔に仕切られている。なお、各分割領域は、その内接円が上記噴流孔17とほぼ同じ大きさとなされている。
支点部21は、背面側に向けて突出する凸部によって構成されており、該支点部21が回転ノズル本体6の正面中央に設けた凹部6b内に当接する。
各フィン部23は、それが属する分割領域のノズル回転方向Rの逆側の端部を規定するスポーク部22とリング部20との間に架設されているとともに、それが属する分割領域のノズル回転方向Rの正側の端部を規定するスポーク部22に対して平行に配設されている。
また、各分割領域のフィン部23の上記スリットに面する両側面は、当該分割領域に対応する位置にある噴流孔17−A(図5参照)から噴出される水流の方向に沿う案内面となされている。すなわち、上記したように、回転ノズル本体6の噴流孔17は、背面側から正面側に至るにしたがって軸方向外方に向きかつ回転ノズル本体6の回転方向とは逆方向に向くように形成されているところ、フィン部23の断面形状が、かかる噴流孔17から噴射される水流に対して抵抗の少ない形状となされている。この案内面の傾斜方向は、噴流孔17が当該分割領域の中央部に位置するときに水流に対するフィン部23の抵抗が最も小さくなるように、当該分割領域に中央部に位置する噴流孔17−Aの軸心に平行な平面であって、フィン部23の長尺方向(延設方向)と直交する方向に延びる直線を包含する平面を切断面とするフィン部23の断面形状において、該フィン部23の側面の傾斜方向が噴流孔17−Aの軸心方向に対して略平行となるようにしている。
スポーク部22は、フィン部23よりも比較的大きな断面積を有し、図6に示すように、各スポーク部22の回転ノズル本体6の回転方向逆側に隣接する分割領域に面する側面22aが、当該分割領域に対応する位置にある噴流孔17の軸心方向に沿う傾斜面となされている。一方、上記側面22aとは反対側の側面22bは、回転ノズル本体6の回転軸心に平行に形成されている。
なお、フィン部23及びスポーク部22の長尺方向両端部の側面は、リング部20の内面に円滑に接続する円弧面となされている。また、ノズルカバー7を螺着する際の締付け回転方向と、装置作動時の回転ノズル本体6の回転方向とは一致させており、これにより作動中にノズルカバー7が緩んで脱落することを防止している。
次に、本実施形態の噴流風呂用ノズル装置1の動作について説明する。図外のポンプ装置を作動させることで吐出配管4の湯水供給管部10に供給された所定流量の湯水は、オリフィス3で所定圧力となって回転ノズル本体6の背面側凹部6a内に吐出される。このとき、空気供給口部11から外筒部8と内筒部9との間の空間に供給される空気と混合されて混合噴流となり、この混合噴流がさらに回転ノズル本体6の噴流孔17を通って浴槽内に噴射される。
この時、噴流孔17は、背面側の開口と正面側の開口の開口位置を周方向にずらし、回転ノズル本体6表面に対してひねりを設けているので、噴流孔17を湯水が通過して浴槽内に噴射されると、その噴射の反力によって回転ノズル本体6を回転させるモーメントが作用する。さらに、回転ノズル本体6の背面側に作用するオリフィス3からの噴流の圧力によって、支点部20に回転ノズル本体6の正面の中心部を押し付け、このように回転ノズル本体6を正面から点支持させた状態で背面に噴流の圧力を作用させ、上記したモーメントにより回転ノズル本体6を回転させることで回転ノズル本体6が調心されるようになるため、回転ノズル本体6を固定された軸心位置で保持するシャフトを設けずとも、噴流の圧力バランス等によって回転ノズル本体6を一定軸心で円滑に回転させることができ、むしろ回転時の接触部位が少なくなるためより円滑に回転ノズル本体6を回転させることが可能になる。また、オリフィス3側にシャフトの支持構造が不要となるため、オリフィス3の構造を簡素化でき、オリフィス3から噴射される噴流を均一なものとすることも可能である。
さらに、各分割領域を構成するフィン部23の両側面及びスポーク部22の一側面を、当該分割領域に対応する位置にある噴流孔17の軸心に沿った方向に傾斜する傾斜面により構成したので、噴流孔17が当該分割領域に対応する位置にあるときは噴流孔17から噴射される水流の抵抗が少なく、水流の直進性と勢いとを確保できる一方、噴流孔17が隣接する2つの分割領域の間に位置するときは、噴流孔17からの水流が案内方向の異なる2つの分割領域に分流すること並びに比較的断面積の大きなスポーク部22が水流に対する抵抗として作用することにより、全体として水流の勢いと直進性とが大きく低減し、これにより時間的な水流の強弱が明確に表れ、入浴者に対して断続的な水流の当たり感を与えることが可能になる。
〈その他の実施形態〉
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更可能である。例えば、上記実施形態では支点部を凸部とし、回転ノズル本体に凸部に対応する凹部を設けたが、支点部を凹部としてこれに対応する凸部を回転ノズル本体に設けても良い。また、上記実施形態では空気との混合噴流を噴射するノズル装置を例示したが、空気を混合しない湯水のみの噴流を噴射するノズル装置であってもよい。また、各フィン部は、それが属する分割領域のノズル回転方向正側の端部を規定するスポーク部とリング部との間に架設されていてもよく、また、直径方向に平行な方向に延設されていてもよく、さらに、正面視において周方向に延びる円弧状であってもよい。
1 噴流風呂用ノズル装置
6 回転ノズル本体
7 ノズルカバー
17 噴流孔
20 リング部
21 支点部
22 スポーク部
23 フィン部

Claims (4)

  1. 噴流孔が設けられた回転ノズル本体と、該回転ノズル本体の正面側に配設されたノズルカバーとを備え、前記噴流孔の軸心は前記回転ノズル本体の回転軸心に対して傾斜しており、前記噴流孔は前記回転ノズル本体の回転軸心の周囲に設けられて回転ノズルの回転に伴って回転軸心周りを周回し、前記ノズルカバーは、前記噴流孔から噴出される水流を通す開口部と、該開口部を前記回転ノズル本体の回転軸心周りに配設された複数の領域に分割するスポーク部とを備える噴流風呂用ノズル装置において、
    前記ノズルカバーは、各分割領域をさらに細分するフィン部を備え、各分割領域のフィン部の側面は、当該分割領域に対応する位置にある前記噴流孔から噴出される水流の方向に沿う案内面となされており、これにより隣接する分割領域にはそれぞれ異なる方向に水流を案内する指向性が付与され、ある分割領域からそれに隣接する分割領域へ前記噴流孔が移行する際は前記噴流孔から噴射される水流が指向性の異なる2つの分割領域に分流されることを特徴とする噴流風呂用ノズル装置。
  2. 請求項1に記載の噴流風呂用ノズル装置において、各スポーク部の回転ノズル本体の回転方向逆側に隣接する分割領域に面する側面が、当該分割領域に対応する位置にある前記噴流孔の軸心方向に沿う面であるとともに、当該スポーク部の背面側に位置する前記噴流孔の軸心方向に対する傾斜面であることを特徴とする噴流風呂用ノズル装置。
  3. 請求項1又は2に記載の噴流風呂用ノズル装置において、前記ノズルカバーは、前記回転ノズル本体の回転中心点を当接支持する支点部と、前記開口部の外周を規定するリング部とをさらに備え、前記スポーク部は、支点部とリング部との間に架設されており、前記フィン部は、前記スポーク部と前記リング部との間に架設されていることを特徴とする噴流風呂用ノズル装置。
  4. 請求項1,2又は3に記載の噴流風呂用ノズル装置において、前記噴流孔は偶数個設けられており、前記分割領域は奇数個設けられていることを特徴とする噴流風呂用ノズル装置。
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