JP5895277B2 - アンダーカバー - Google Patents

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Description

本発明は、車両前部の下部を覆うアンダーカバーに関する。特にラジエータ、コンデンサ等の熱源により高温になった空気を、当該熱源を設置した区画室の下部から効率的に排出することができるアンダーカバーに関する。
自動車の下部には、空力特性の向上や、自動車の下部に設置された機器類の保護などを目的としてアンダーカバーが設置される。特許文献1に開示されているアンダーカバーは、エンジンルーム下の開放部を覆うように設置されるものであるが、このアンダーカバーは、ラジエータ等を通過して高温になった空気をエンジンルーム下の開放部から後方に排出する熱気排出口を備えている。
特許文献1に開示された車両とは異なるが、図6にワンボックスタイプの車両における走行風の流れを流線で示す。51で示す白色部分は当該車両の下部に設置されたアンダーカバーである。
このアンダーカバー51は、図7に示すように、主に薄板部材で形成されており、本体部52、前部支持部53、後部支持部55等から構成されている。前部支持部53および後部支持部55は、車両下部の所定部材に締結され、車両下部と本体部52との間に所定の隙間を介在させた状態で、本体部52を支持する。本体部52は、途中に車幅方向の折れ線を形成する屈曲部57を有しており、屈曲部57より前側が前方に向かって斜め上方に傾斜して前部支持部53に連続し、屈曲部57より後側は水平となっている。本体部52は、少なくとも車両前部の下部から斜め後方下向きに吹き出す高温の空気(以下「熱風」ともいう。)を受ける位置から、ホイールハウス10より後方位置まで車両の下部を覆う。なお、本体部52の傾斜部には走行風導入孔56が形成されている。
図6において、11はラジエータ、コンデンサ等の熱源が設置されている場所を示しており、12は上記熱源を通過して高温になった空気(熱風)がアンダーカバー51に向かって斜め後方下向きに吹き出す様子を流線で示している。この図6に示すように、熱風は、アンダーカバー51の本体部52の上面に当たった後、真後ろに向かって車両下部と本体部52との間を流れ、本体部2の後方から外に排出される。
特開平5−330457号公報
ところで、図6および図7に例示した従来のアンダーカバー52を設置した車両では、アンダーカバー51の本体部52に当たった熱風はアンダーカバー51の本体部52の後方から排出されるが、図6のシミュレーション結果では、その排出は十分ではなく、その結果、ラジエータ等の熱源を設置した区画室内の熱気の排出も十分に行われないという問題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みて創案されたものであり、車両前部の下部から斜め後方後ろ向きに吹き出す熱風が当たるように設置されるアンダーカバーにおいて、従来のものよりも効率よく熱風を排出できるアンダーカバーを提供することを目的とする。
本発明のアンダーカバーは、走行中に車両前部の下部から斜め後方下向きに吹き出す熱風を受けて、左右のホイールハウスより後方位置にそれぞれ形成される負圧発生領域へ当該熱風を案内するように形成されたものであって、前記熱風を受ける部分に、当該熱風を二手に分岐させ、後方両側部に向かって流すように、車幅方向中央位置から車幅方向両側に向かって低くなった***部が形成され、前記後方両側部に、前記負圧発生領域に開口した熱風排出口が形成されたことを特徴としている。
かかる構成を備えるアンダーカバーによれば、走行中に、車両前部の下部から吹き出す熱風が***部に当たって二手に分岐し、後方両側部の負圧発生領域に開口した熱風排出口へ向かって流れ、負圧作用により効率的にアンダーカバーと車両下部との間から熱風を排出することができる。
本発明のアンダーカバーによれは、車両前部の下部から吹き出し、車両下部とアンダーカバーとの間を流れる熱風を効率的に排出することができるので、熱源が設置された車両前部の区画室内の熱気の排出が促される。
本発明の実施形態に係るアンダーカバーを示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図に、車両下部の概略構成を2点鎖線にて追加して表した図である。 CFDを用いて車両前部の下部から吹き出しす熱風の流れを流線で可視化して表した図ある。 本発明の他の実施形態に係るアンダーカバーの断面図であって、図1のB−B断面図に対応する部位を示す図である。 従来例に係るアンダーカバーを取り付けた車両における走行風の流れをシミュレーションし、その結果を流線で表した図である。 従来例に係るアンダーカバーを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図1〜図3を参照しながら説明する。本発明の実施形態に係るアンダーカバー1は、本体部2、前部支持部3、中間部支持部4、後部支持部5などで構成されている。図に例示するアンダーカバー1の各部2〜5は樹脂、金属などからなる薄板材で形成されている。
前部支持部3は、車幅方向に延びており、本体部2の前端に連設されている。前部支持部3の車幅方向両端部と本体部2の車幅方向両端部との間には補強用リブ9が設けられている。前部支持部3は、車両の前後方向に延在する左右のサイドメンバ(不図示)に架設されたクロスメンバ6(図3参照)に締結される。
中間部支持部4は、本体部2の両側部の前後方向中間位置に立設されており、その上端に車両の下部にボルト等にて締結されるフランジ7が形成されている。後部支持部5は、本体部2の両側部の後端位置に連設されており、それぞれ、車両の下部にボルト等にて締結される締結面8が形成されている。上記各支持部3,4,5は、本体部2を車両の下部と一定の空間を介在させた状態で支持する。
本体部2は、少なくとも、車両前部の下部から斜め後方下向きに吹き出す高温の空気(以下「熱風」という。)を受けることができる位置から、ホイールハウス10(図3参照)より後方の後記所定位置(負圧発生領域S)に至るまで車両の下部を覆うように設けられている。前記熱風は、例えば、走行中にフロントグリルからラジエータ26、コンデンサ27等の熱源を通過した後、車両前部の下部から斜め後方下向きに吹き出す高温の空気である。
アンダーカバー1の本体部2において、上記熱風を受ける部分には、***部13が形成されている。この***部13は、図1の矢印14で示すように斜め後方下向きに吹き出す熱風を、矢印15、16で示すように二手に分岐させ、後方両側部の負圧発生領域Sに向かって流すように形成されている。具体的に、***部13は、図3に示すように、本体部2の熱風を受ける部分2aにおいて、後方に向かって緩やかに高くなり、前後方向所定位置(矢印Pで示す位置)で急落した形状とされている。また、***部13の車幅方向については、図2に示すように、車幅方向中央位置から車幅方向両側に向かって緩やかに低くなっている。本実施形態では、***部13の後端の急落した部分に通風孔18〜20が形成されていることから本体部2の補強を目的として、***部13の2カ所に前後方向にリブ21が形成されている。なお、周知のとおり、自動車等の車両下面において、ホイールハウスより後方位置には必ず負圧発生領域が存在する。
本体部2において、***部13より前側には、図3に示すように、後方の***部13に向かう気流を形成しやすくするために、斜め前方下向きに湾曲した湾曲部22が形成されている。
また、本体部2においては、***部13によって二手に分岐されて、後方両側部に向かって流れる熱風を負圧発生領域Sの負圧作用により本体部2と車両下部との間から排出するため、アンダーカバー1は、負圧発生領域Sに開口した熱風排出口23を有している。本実施形態では、上記熱風排出口23は、中間部支持部4の後端縁と、本体部2の側端縁と、後部支持部5の前端縁と、車両下部とで囲まれる部分に形成される。
なお、図1において、25は後方に向かって斜め上向きに上昇して頂を形成し、その後方で斜め下向きに下降する形状をしたガイドスロープである。このガイドスロープ25は、本体部2の下から通風孔19を通じて本体部2の上に導入される走行風が登坂するように形成されており、このガイドスロープ25を登坂して同ガイドスロープ25を離脱した冷たい走行風が、エンジン24等(図3参照)の冷却対象物に吹き当たるようになっている。
図4は、CFD(computational Fiuid Dynamics)を用いて車両前部の下部から吹き出しす熱風の流れを流線で可視化して表したシミュレーション結果である。このシミュレーション結果が示すように、車両前部の下部から吹き出した熱風はアンダーカバー1の***部13に当たって二手に分岐し、後方両側部の負圧発生領域Sに開口した熱風排出口23から排出される。また、風洞実験によってもこのシミュレーション結果と同様の結果が得られた。
本実施形態に係るアンダーカバー1を車両前部の下部を覆うように設置した車両によれば、走行中に、車両前部の下部から図1の矢印14に示すように吹き出す熱風がアンダーカバー1の***部13に当たって図1の矢印15,16に示すように、二手に分岐し、後方両側部の負圧発生領域Sに開口した熱風排出口23へ向かって流れ、負圧作用により、アンダーカバー1と車両下部との間を流れる熱風がアンダーカバー1の外に排出される。その結果、ラジエータ26、コンデンサ27等の熱源が設置された区画室28内の熱気の排出が促され、ひいては、当該区画室28内に設置された機器類(例えばラジエータ26、コンデンサ27等)の性能および寿命の向上、並びに、車両の燃費向上などが図られる。
<実施形態の変形例>
既述した実施形態に係るアンダーカバー1の***部13は、前後方向については、後方に向かって緩やかに高くなり、前後方向所定位置において急落した形状をしていた。しかし、***部13は、必ずしも後方に向かって高くなっていることを必要とせず、例えば図5に示すように、前後方向高さが変わらず一定の***部13Aであってもよい。但し、車幅方向については、この***部13Aも車幅方向中央位置から車幅方向両側に向かって低くなっている。かかる***部13Aが形成されたアンダーカバーであっても、一定の熱風排出効果は得られる。
なお、既述した実施形態に係るアンダーカバー1において、通風孔18〜19を塞いだもの、リブ21を省略したもの、ガイドスロープ25を省略したもの等を採用してもよい。そのようなアンダーカバーであっても同様の熱風排出効果が得られることはいうまでもない。
本発明は、例えば、自動車において、ラジエータ、コンデンサ等の熱源を設置した区画室の下部開放部を覆うように設置されるアンダーカバーに適用することができる。
1 アンダーカバー
13 ***部
13A ***部
10 ホイールハウス
23 熱風排出口
S 負圧発生領域

Claims (1)

  1. 走行中に車両前部の下部から斜め後方下向きに吹き出す熱風を受けて、左右のホイールハウスより後方位置にそれぞれ形成される負圧発生領域へ当該熱風を案内するように形成されたアンダーカバーであって、
    前記熱風を受ける部分に、当該熱風を二手に分岐させ、後方両側部に向かって流すように、車幅方向中央位置から車幅方向両側に向かって低くなった***部が形成され、
    前記後方両側部に、前記負圧発生領域に開口した熱風排出口が形成されたことを特徴とするアンダーカバー。
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