JP5894847B2 - 撮像レンズ - Google Patents

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Description

本発明は、小型の撮像装置に使用されるCCDセンサやC-MOSセンサの固体撮像素子上に被写体の像を結像させる撮像レンズに関し、特に、小型化、薄型化が進む携帯電話機やスマートフォンなどの携帯端末、及びPDA(Personal Digital Assistance)、さらには、ゲーム機やPC等の情報端末に搭載される撮像装置に内蔵される5枚のレンズから成る撮像レンズに関するものである。
近年、特に撮像装置を備えた携帯端末の市場は益々拡大する状況にある。これら携帯端末は、ほとんどの製品にカメラ機能が付加されるようになった。そして、そのカメラ性能は、今やデジタルスチルカメラに匹敵するほどの高画素タイプが主流になってきている。また、携帯端末の利便性、デザイン性などの理由から、特に薄型化の要求が強まっており、内蔵する撮像装置の小型化、薄型化への要求も当然厳しくなってきている。このような高画素の撮像素子を用いた撮像装置に組み込まれる撮像レンズに対しても、更なる高解像度化、小型化、薄型化とともに、明るいレンズ系(すなわち、小さなFナンバー)が求められている。同時に、広範囲な被写体の像を撮影可能な、広い画角に対応することも強く望まれている。
このような小型化、薄型化、高性能化の流れに適応する撮像レンズとして、4枚構成の撮像レンズが多く提案されてきた。しかし上述したような更なる小型化、高画素化に対応するために、4枚構成よりもさらに高性能化が可能な5枚構成の撮像レンズも提案されるようになっている。それに対応したものが本発明である。
例えば、特許文献1には、物体側から順に、物体側の面が凸面とされた正のパワーを有する第1レンズと、絞りと、光軸近傍においてメニスカス形状の第2レンズと、像側の面が光軸近傍において凸形状である第3レンズと、両面が非球面形状で、像側の面が周辺部において凸形状である第4レンズと、両面が非球面形状で、像側の面が周辺部において凸形状である第5レンズとを配置し、第2レンズないし第5レンズのうち、アッベ数が30以下の負レンズを1つのみ有する5枚構成の撮像レンズが開示されている。
また、特許文献2には、物体側より順に、正の第1レンズと、正の第2レンズと、負の第3レンズ、正の第4レンズ、負の第5レンズからなる5枚構成の撮像レンズが開示されている。
特開2009−294528号公報 特開2010−026434号公報
上記特許文献1に記載の撮像レンズは、第1レンズのパワーが弱く、撮像レンズの薄型化には不利な構成になっている。光学全長に対する撮像素子の対角長の比は1.0を超えており、薄型化の要求が益々強くなる撮像装置へ十分対応することは困難である。また、Fナンバーは3.0前後であり、高画素化が進む撮像素子に対応する十分な明るさを確保しているとは言えない。また、特許文献2に記載の撮像レンズはFナンバーが2.05〜2.5で明るく、収差補正能力も高いレンズ系を実現しているが、第1レンズのパワーが弱く、薄型化に不利な構成である。光学全長に対する撮像素子の対角長の比は1.1程度であり、特許文献1と同様に薄型化の要求が益々強くなる撮像装置へ十分対応することは困難である。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、5枚レンズ構成でありながら薄型化が可能で、且つFナンバーが小さく、諸収差が良好に補正され、比較的広画角でさらには低コスト化にも対応可能な撮像レンズを提供することを目的とするものである。
本発明による撮像レンズは、5枚のレンズ構成であり、物体側から像側に向かって順に、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第1レンズ、開口絞り、像側に凸面を向けた負の屈折力を有する第2レンズを備えており、当該第1レンズ及び第2レンズは以下の条件式(1)、(2)
(1)50<ν1<85
(2)20<ν2<35
を満足しており、
ただし、
ν1:第1レンズのアッべ数
ν2:第2レンズのアッべ数
且つ、当該第2レンズは以下の条件式(3)
(3)1.55<Nd2<1.70
を満足しており、
ただし、
Nd2:第2レンズのd線における屈折率
であり、
さらに、像側に凹面を向けた正の屈折力を有する第3レンズ、像側に凸面を向けた正の屈折力を有する第4レンズ、光軸近傍で像側に凹面を向けた負の屈折力を有する両面が非球面の第5レンズで構成されることを特徴とする。
上記構成の撮像レンズは、5枚で構成されるレンズのうち、第1レンズから第4レンズまでを一つの群として考えた場合、その合成焦点距離(f1234)が正となるよう構成されている。最も像側に配置される第5レンズは負の屈折力を有するレンズのため、群として考えれば、正の一群と負の二群の二つの群で構成されていると考えることが出来る。このような構成にすることで撮像レンズの光軸方向の距離、すなわち光学全長の短縮化を可能にしている。一般に、Fナンバーの小さい(大口径)レンズ系は、諸収差が多く発生しやすく、その補正が困難であるという課題がある。特に光学全長の短縮化を図りながら、Fナンバーを小さくし、光学性能を向上させることは困難な課題であった。本発明は、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第1レンズで光学全長の短縮化を図り、負の屈折力を有する第2レンズによって色収差の補正を良好に行い、第2レンズの像側の面を凸面にすることによって、第2レンズを出射する光線の出射角を抑制し、開口絞り近傍で発生しやすいマージナル光線の収差を抑えることを可能にしている。その結果、Fナンバーを小さくしても良好な収差補正を実現可能としたものである。
条件式(1)、(2)は、第1レンズと第2レンズのアッベ数の範囲を規定するものであり、条件式(1)の下限値を下回る場合、及び条件式(2)の上限を上回る場合は色収差の補正が不十分となり、反対に条件式(1)の上限を上回る場合、及び条件式(2)の下限値を下回る場合は、補正過剰となる。条件式(1)、(2)を同時に満足することによって、色収差を良好に補正することが可能である。
条件式(3)は第2レンズの屈折率の範囲を規定するものであり、この範囲に規定することによって、光学全長を短縮しながら良好な性能の確保が可能になる。また、第2レンズの屈折率を条件式(3)の範囲にすることにより、第2レンズのレンズ面を緩やかな形状にすることが出来るため、加工性を向上させることが出来る。条件式(3)の上限値を上回る場合は、レンズ材料の価格が高額になるため、低コスト化への対応に不利になる。
なお、第1レンズ、第2レンズのアッベ数に関し、より好適には上記の条件式(1)、(2)と合わせて、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
(4)2.0<ν1/ν2<3.0
正の屈折力を有する第3レンズは、像側の面を凹面にすることで、第4レンズとの空気間隔を比較的大きく設定でき、その結果、像面湾曲を良好に補正することが容易になる。
正の屈折力を有する第4レンズは、像側の面を凸面にし、適切なパワーを与えることによって、光学全長の短縮化とバックフォーカスの確保を容易にしている。
第5レンズは、適切な負のパワーを与えることで、バックフォーカスの確保を容易にし、像側の面を凹面とすることで、像面中心部の諸収差を良好に補正している。
上記構成の撮像レンズにおいて、第4レンズは光軸近傍でメニスカス形状とし、像側の面を周辺に向かうに従って正の屈折力が弱くなる非球面で形成することが望ましい。第4レンズをこのような形状にすることで、軸外における諸収差、すなわち、像面湾曲、歪曲収差、倍率色収差を良好に補正することが可能になる。
また、上記構成の撮像レンズにおいて、第5レンズは、両面が凹面であり、物体側の非球面上には変極点を持たず、像側の面の非球面上には光軸以外の位置に変極点を有することが望ましい。第5レンズの物体側の面を変極点のない、全体に凹面にすることで、像側の面の周辺形状を物体側に移動させやすくなるため、第5レンズの像側の面のうち、最も像側に張り出した位置と撮像面との距離を確保しやすくなる。また、像側の面に光軸以外の位置に変極点を持たせることは、撮像面への光線入射角度を抑制し、テレセントリック性を高めることに効果がある。なお、ここでいう変極点とは、接平面が光軸に垂直に交わる非球面上の点を意味するものとする。
また、上記構成の撮像レンズは以下の条件式(5)、(6)、(7)を満足することが望ましい。
(5)20<ν3<30
(6)50<ν4<60
(7)1.5<Nd3<1.7
ただし、
ν3:第3レンズのアッべ数
ν4:第4レンズのアッべ数
Nd3:第3レンズのd線における屈折率
条件式(5)、(6)はさらに色収差を良好に補正するための条件であり、条件式(5)の下限値を下回る場合、及び条件式(6)の上限値を上回る場合、色収差の補正が過剰になる傾向となる。一方、条件式(5)の上限値を上回り、条件式(6)の下限値を下回る場合は色収差が補正不足の傾向となる。条件式(5)、(6)を同時に満足することによって、第3レンズ、第4レンズによっても色収差補正を可能にしている。
条件式(7)は条件式(5)、(6)と合わせて、軸上色収差を良好に補正するための条件である。条件式(7)の下限値を下回ると、第3レンズの正の屈折力が弱くなり過ぎ、像面湾曲が悪化するので好ましくない。一方、上限値を上回ると、第3レンズの正の屈折力が強くなり過ぎ、軸上色収差の補正が困難となる。また、レンズ材料の価格が高額になるため、低コスト化への対応に不利になってしまう。
また、第3レンズ、第4レンズのアッベ数に関し、より好適には上記の条件式(5)、(6)と合わせて、以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
(8)1.8<ν4/ν3<2.5
また、上記構成の撮像レンズは、第2レンズの形状に関して、以下の条件式(9)を満足することが望ましい。
(9)1.0<|(r3+r4)/(r3−r4)|<1.3
ただし、
r3:第2レンズの物体側の面の曲率半径
r4:第2レンズの像側の面の曲率半径
条件式(9)は第2レンズの物体側の面と像側の面の形状を規定するものであり、製造誤差感度を低く抑えながら、光学全長の短縮化、良好な色収差補正を行うための条件である。条件式(9)の下限値を下回ると、第2レンズの物体側の面の負の屈折力が強くなり過ぎ、製造誤差感度が上昇するため好ましくない。一方、条件式(9)の上限値を上回ると、第2レンズの像側の面の正の屈折力が強まり、第2レンズの負の屈折力が弱くなるため、光学全長の短縮化には有効だが、色収差が悪化するため好ましくない。
また、上記構成の撮像レンズは、第1レンズの像側の面と第2レンズの物体側の面の形状に関して、以下の条件式(10)を満足することが望ましい。
(10)1.7<r2/r3<6.0
ただし、
r2:第1レンズの側の面の曲率半径
条件式(10)は色収差と像面湾曲、さらに製造誤差感度を抑制するための条件である。条件式(10)の下限値を下回ると、第1レンズの像側の面の曲率半径に対して第2レンズの物体側の曲率半径が大きくなるため、第1レンズと第2レンズの屈折力のバランスが悪くなり、色収差が悪化する傾向になるため好ましくない。一方、条件式(10)の上限値を上回ると、第1レンズの像側面の曲率半径が第2レンズの物体側の曲率半径に比較して大きくなり過ぎ、その場合、第1レンズの屈折力を維持するために第1レンズの物体側の面の曲率半径を小さくせざるを得ず、その結果第1レンズの製造誤差感度が高くなるため好ましくない。さらに、条件式(10)の上限値を上回ると、第2レンズの物体側の面の負の屈折力が強くなり過ぎて、像面湾曲の補正が困難となる。
また、上記構成の撮像レンズは、開口絞りが第1レンズと第2レンズとの間に配置することが望ましい。
一般に、開口絞りを最も物体側に配置することによって、射出瞳位置を撮像面から遠ざけることができるため、像側テレセントリック性を高めることが出来る。しかし、最も物体側に開口絞りを配置すると、各レンズの絞りに対する対称性が無くなるため、収差補正が困難になり易い。本発明では、第1レンズと第2レンズとの間に配置することによって、最も物体側に開口絞りを配置した場合よりも、絞りに対する光学系の対称性を良くしている。従って、Fナンバーを小さくした際に、レンズの有効径が大きくなることで発生する諸収差の良好な補正を可能にしている。
また、上記構成の撮像レンズは、以下の条件式(11)を満足することが望ましい。
(11)0.5<f1/f<0.8
ただし、
f:撮像レンズ全系の焦点距離
f1:第1レンズの焦点距離
条件式(11)は撮像レンズの光軸方向の距離を短縮しながら、球面収差の発生を抑えるとともに、製造誤差感度を低減するための条件である。
条件式(11)の下限値を下回ると、撮像レンズ全系の屈折力に対する第1レンズの正の屈折力が強くなり過ぎ、諸収差、特に球面収差の補正が困難となる。また、製造誤差に対し敏感になるため組立精度が悪化するため好ましくない。一方、条件式(11)の上限値を上回ると、撮像レンズ全系の屈折力に対する第1レンズの正の屈折力が弱くなり過ぎ、球面収差の補正や製造誤差感度の低減には有利になるが、光学全長の短縮化に不利になる。
また、上記構成の撮像レンズは、以下の条件式(12)を満足することが望ましい。
(12)−1.1<f2/f<−0.7
ただし、
f2:第2レンズの焦点距離
条件式(12)は色収差を補正しつつ、像面湾曲を良好に補正するための条件である。条件式(12)の下限値を下回ると、撮像レンズ全系の屈折力に対する第2レンズの負の屈折力が弱くなり過ぎ、色収差の補正が困難となる。一方、条件式(12)の上限値を上回ると、撮像レンズ全系の屈折力に対する第2レンズの負のパワーが強くなり過ぎ、像面湾曲が補正困難となり撮像面周辺の解像性能が大きく低下するとともに、光学全長の短縮化にも不利となる。
また、上記構成の撮像レンズにおいて、以下の条件式(13)を満足することが望ましい。
(13)0.5<f4/f<0.7
ただし、
f4:第4レンズの焦点距離
第4レンズの像側の面を周辺に向かうに従って、正の屈折力が弱くなる非球面形状にすることによって、高像高における諸収差、特に像面湾曲と歪曲収差を良好に補正することが可能になる。また、テレセントリック性の確保を容易にすることが出来る。また、条件式(13)はバックフォーカスを確保しながら光学全長を短縮化するための条件であり、条件式(13)の下限値を下回ると、撮像レンズ全系の屈折力に対する第4レンズの正の屈折力が強くなり過ぎ、光学全長の短縮化には有利になるが、バックフォーカスの確保が困難となり、撮像素子に有害な赤外光線をカットするIRカットフィルター等を配置するスペースの確保が困難となる。一方、条件式(13)の上限値を上回ると、撮像レンズ全系の屈折力に対する第4レンズの正の屈折力が弱くなり過ぎ、バックフォーカスの確保は容易になるが、光学全長の短縮化に不利になるため好ましくない。
なお、本発明でいう光学全長とは撮像レンズとCCDやC−MOSセンサ等の固体撮像素子との間に配置するIRカットフィルター等の光学素子を取り外した際の、第1レンズの物体側の面から撮像面までの光軸上の距離を意味するものとする。
本発明により、諸収差が良好に補正され、薄型化に対応した比較的広画角で明るい撮像レンズを得ることが出来る。
実施例1の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例1の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例2の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例2の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例3の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例3の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例4の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例4の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例5の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例5の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例6の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例6の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例7の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例7の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例8の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例8の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例9の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例9の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1、図3、図5、図7、図9、図11、図13、図15、図17はそれぞれ、本実施形態の実施例1〜9に係る撮像レンズの概略構成図を示している。いずれも基本的なレンズ構成は同一であるため、ここでは実施例1の概略構成図を参照しながら、本実施形態の撮像レンズ構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態の撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズL1と、開口絞りSTと、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有する第5レンズL5とで構成されている。また、開口絞りSTは第1レンズL1の像側に配置されている。第5レンズL5と像面IMGとの間にはフィルタIRが配置されている。なお、このフィルタIRは省略することが可能である。
上記5枚レンズ構成の撮像レンズにおいて、第1レンズL1は物体側の面r1と像側の面r2が共に凸面で形成された両凸形状のレンズである。第2レンズL2は物体側の面r3が凹面で、像側の面r4が凸面のメニスカス形状のレンズである。第3レンズL3は物体側の面r5が凸面であり、像側の面r6が凹面のメニスカス形状のレンズである。第4レンズL4は光軸X近傍で物体側の面r7が凹面で像側の面r8が凸面のメニスカス形状のレンズであり、像側の面r8は周辺に向かうに従って正の屈折力が弱くなる非球面で形成されている。第5レンズL5は光軸X近傍において物体側の面r9が凹面で像側の面r10が凹面の両凹形状のレンズであり、像側の面r10の非球面上には光軸X以外の位置に変極点を有している。
また、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4の合成焦点距離(f1234)が正の値になるよう構成し、光学全長の短縮化を図っている。また、上記第1レンズL1から第4レンズL4のうち、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第1レンズL1で光学全長の短縮化を図り、負の屈折力を有する第2レンズL2によって色収差の補正を良好に行い、第2レンズL2の像側の面r4を凸面にすることによって、第2レンズL2を出射する光線の出射角を抑制し、開口絞りST近傍で発生しやすいマージナル光線の収差を抑えている。その結果Fナンバーを2.2程度まで小さくすることが可能になっている。
また、正の屈折力を有する第3レンズL3の像側の面r6を凹面にして、第4レンズL4との空気間隔を広く設定し、像面湾曲を良好に補正している。
また、正の屈折力を有する第4レンズL4の像側の面r8は周辺に向かうに従って正の屈折力が弱くなる非球面で形成しており、軸外における像面湾曲、歪曲収差、倍率色収差の良好な補正と、テレセントリック性の確保を容易にしている。さらに、両面が凹面の第5レンズL5によって、適切なバックフォーカスの確保と、撮像面中心部の諸収差を良好に補正している。
また、第5レンズL5の物体側の面r9は変極点を持たない非球面であり、像側の面r10の非球面には光軸X以外の位置に変極点を持たせている。第5レンズの物体側の面r9を変極点のない全体に凹面とすることで、光学全長の短縮化を図りながらバックフォーカスを確保しやすい形状とし、像側の面r10に光軸X以外の位置に変極点を持たせることで撮像面への光線入射角度のテレセントリック性の確保を容易にしている。
本発明の撮像レンズは以下の条件式(1)〜(13)を満足する。
(1)50<ν1<85
(2)20<ν2<35
(3)1.55<Nd2<1.70
(4)2.0<ν1/ν2<3.0
(5)20<ν3<30
(6)50<ν4<60
(7)1.5<Nd3<1.7
(8)1.8<ν4/ν3<2.5
(9)1.0<|(r3+r4)/(r3−r4)|<1.3
(10)1.7<r2/r3<6.0
(11)0.5<f1/f<0.8
(12)−1.1<f2/f<−0.7
(13)0.5<f4/f<0.7

但し、
ν1:第1レンズのアッベ数
ν2:第2レンズのアッベ数
ν3:第3レンズのアッべ数
ν4:第4レンズのアッべ数
Nd2:第2レンズのd線における屈折率
Nd3:第3レンズのd線における屈折率
r2:第1レンズの像側の面の曲率半径
r3:第2レンズの物体側の面の曲率半径
r4:第2レンズの像側の面の曲率半径
f:撮像レンズ全系の焦点距離
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
本実施形態では、すべてのレンズ面を非球面で形成している。これらのレンズ面に採用する非球面形状は光軸方向の軸をZ、光軸に直交する方向の高さをH、円錐係数をk、非球面係数をA4、A6、A8、A10、A12、A14、A16としたとき次式により表わされる。
Figure 0005894847
次に本実施の形態に係る撮像レンズの実施例を示す。各実施例において、fは撮像レンズ全系の焦点距離を、FnoはFナンバーを、ωは半画角を、IHは最大像高をそれぞれ示す。また、iは物体側から数えた面番号、rは曲率半径、dは光軸上のレンズ面間の距離(面間隔)、Ndはd線(基準波長)に対する屈折率、νdはd線に対するアッベ数をそれぞれ示す。なお、非球面に関しては、面番号iの後に*(アスタリスク)の符号を付加して示す。
基本的レンズデータを以下の表1に示す。
Figure 0005894847
Figure 0005894847
実施例1の撮像レンズは、表11に示すように条件式(1)〜(13)の全てを満たしている。
図2は実施例1の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。これら収差図は、g線(436nm)、F線(486nm)、e線(546nm)、d線(588nm)、C線(656nm)の各波長に対する収差量を示している。また、非点収差図にはサジタル像面S、タンジェンシャル像面Tにおける収差量をそれぞれ示している。図2に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLは4.880mmと短く、最大像高IHとの比(TTL/2IH)は0.850であり、5枚構成でありながら薄型化が実現されている。さらに、Fナンバー2.25はと明るく、半画角は約35°で比較的広い画角が実現されている。
実施例1の各レンズ材料は、第1レンズL1にガラス材料を、第2レンズL2と第3レンズL3にポリカーボネート系のプラスチック材料を、第4レンズL4と第5レンズL5にシクロオレフィン系のプラスチック材料を採用している。プラスチック材料を多用することによって低コスト化が可能である。
基本的レンズデータを以下の表2に示す。
Figure 0005894847
Figure 0005894847
実施例2の撮像レンズは、表11に示すように条件式(1)〜(13)の全てを満たしている。
図4は実施例2の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。これら収差図は、g線(436nm)、F線(486nm)、e線(546nm)、d線(588nm)、C線(656nm)の各波長に対する収差量を示している。また、非点収差図にはサジタル像面S、タンジェンシャル像面Tにおける収差量をそれぞれ示している。図4に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLは4.878mmと短く、最大像高IHとの比(TTL/2IH)は0.850であり、5枚構成でありながら小型化が実現されている。さらに、Fナンバーは2.25と明るく、半画角は約35°で比較的広い画角が実現されている。
実施例2の各レンズ材料は、第1レンズL1にシクロオレフィン系のプラスチック材料を、第2レンズL2と第3レンズL3にポリカーボネート系のプラスチック材料を、第4レンズL4と第5レンズL5にシクロオレフィン系のプラスチック材料を採用している。全てのレンズをプラスチック材料にすることで低コスト化が可能である。
基本的レンズデータを以下の表3に示す。
Figure 0005894847
Figure 0005894847
実施例3の撮像レンズは、表11に示すように条件式(1)〜(13)の全てを満たしている。
図6は実施例3の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。これら収差図は、g線(436nm)、F線(486nm)、e線(546nm)、d線(588nm)、C線(656nm)の各波長に対する収差量を示している。また、非点収差図にはサジタル像面S、タンジェンシャル像面Tにおける収差量をそれぞれ示している。図6に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLは4.868mmと短く、最大像高IHとの比(TTL/2IH)は0.848であり、5枚構成でありながら小型化が実現されている。さらに、Fナンバーは2.25と明るく、半画角は約35°で比較的広い画角が実現されている。
実施例3の各レンズ材料は、第1レンズL1にシクロオレフィン系のプラスチック材料を、第2レンズL2と第3レンズL3にポリカーボネート系のプラスチック材料を、第4レンズL4と第5レンズL5にシクロオレフィン系のプラスチック材料を採用している。全てのレンズをプラスチック材料にすることで低コスト化が可能である。
基本的レンズデータを以下の表4に示す。
Figure 0005894847
Figure 0005894847
実施例4の撮像レンズは、表11に示すように条件式(1)〜(13)の全てを満たしている。
図8は実施例4の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。これら収差図は、g線(436nm)、F線(486nm)、e線(546nm)、d線(588nm)、C線(656nm)の各波長に対する収差量を示している。また、非点収差図にはサジタル像面S、タンジェンシャル像面Tにおける収差量をそれぞれ示している。図8に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLは4.874mmと短く、最大像高IHとの比(TTL/2IH)は0.849であり、5枚構成でありながら小型化が実現されている。さらに、Fナンバーは2.25と明るく、半画角は約35°で比較的広い画角が実現されている。
実施例4の各レンズ材料は、第1レンズL1にシクロオレフィン系のプラスチック材料を、第2レンズL2と第3レンズL3にポリカーボネート系のプラスチック材料を、第4レンズL4と第5レンズL5にシクロオレフィン系のプラスチック材料を採用している。全てのレンズをプラスチック材料にすることで低コスト化が可能である。
基本的レンズデータを以下の表5に示す。
Figure 0005894847
Figure 0005894847
実施例5の撮像レンズは、表11に示すように条件式(1)〜(13)の全てを満たしている。
図10は実施例5の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。これら収差図は、g線(436nm)、F線(486nm)、e線(546nm)、d線(588nm)、C線(656nm)の各波長に対する収差量を示している。また、非点収差図にはサジタル像面S、タンジェンシャル像面Tにおける収差量をそれぞれ示している。図10に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLは4.858mmと短く、最大像高IHとの比(TTL/2IH)は0.846であり、5枚構成でありながら小型化が実現されている。さらに、Fナンバーは2.25と明るく、半画角は約35°で比較的広い画角が実現されている。
実施例5の各レンズ材料は、第1レンズL1にシクロオレフィン系のプラスチック材料を、第2レンズL2と第3レンズL3にポリカーボネート系のプラスチック材料を、第4レンズL4と第5レンズL5にシクロオレフィン系のプラスチック材料を採用している。全てのレンズをプラスチック材料にすることで低コスト化が可能である。
基本的レンズデータを以下の表6に示す。
Figure 0005894847
Figure 0005894847
実施例6の撮像レンズは、表11に示すように条件式(1)〜(13)の全てを満たしている。
図12は実施例6の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。これら収差図は、g線(436nm)、F線(486nm)、e線(546nm)、d線(588nm)、C線(656nm)の各波長に対する収差量を示している。また、非点収差図にはサジタル像面S、タンジェンシャル像面Tにおける収差量をそれぞれ示している。図12に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLは4.872mmと短く、最大像高IHとの比(TTL/2IH)は0.849であり、5枚構成でありながら薄型化が実現されている。さらに、Fナンバーは2.25と明るく、半画角は約35°で比較的広い画角が実現されている。
実施例6の各レンズ材料は、第1レンズL1にシクロオレフィン系のプラスチック材料を、第2レンズL2と第3レンズL3にポリカーボネート系のプラスチック材料を、第4レンズL4と第5レンズL5にシクロオレフィン系のプラスチック材料を採用している。全てのレンズにプラスチック材料にすることで低コスト化が可能である。
基本的レンズデータを以下の表7に示す。
Figure 0005894847
Figure 0005894847
実施例7の撮像レンズは、表11に示すように条件式(1)〜(13)の全てを満たしている。
図14は実施例7の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。これら収差図は、g線(436nm)、F線(486nm)、e線(546nm)、d線(588nm)、C線(656nm)の各波長に対する収差量を示している。また、非点収差図にはサジタル像面S、タンジェンシャル像面Tにおける収差量をそれぞれ示している。図14に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLは4.850mmと短く、最大像高IHとの比(TTL/2IH)は0.845であり、5枚構成でありながら小型化が実現されている。さらに、Fナンバーは2.25と明るく、半画角は約35°で比較的広い画角が実現されている。
実施例7の各レンズ材料は、第1レンズL1にシクロオレフィン系のプラスチック材料を、第2レンズL2と第3レンズL3にポリカーボネート系のプラスチック材料を、第4レンズL4と第5レンズL5にシクロオレフィン系のプラスチック材料を採用している。全てのレンズをプラスチック材料にすることで低コスト化が可能である。
基本的レンズデータを以下の表8に示す。
Figure 0005894847
Figure 0005894847
実施例8の撮像レンズは、表11に示すように条件式(1)〜(13)の全てを満たしている。
図16は実施例8の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。これら収差図は、g線(436nm)、F線(486nm)、e線(546nm)、d線(588nm)、C線(656nm)の各波長に対する収差量を示している。また、非点収差図にはサジタル像面S、タンジェンシャル像面Tにおける収差量をそれぞれ示している。図16に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLは4.788mmと短く、最大像高IHとの比(TTL/2IH)は0.834であり、5枚構成でありながら小型化が実現されている。さらに、Fナンバーは2.25と明るく、半画角は約35°で比較的広い画角が実現されている。
実施例8の各レンズ材料は、第1レンズL1にガラス材料を、第2レンズL2と第3レンズL3にポリカーボネート系のプラスチック材料を、第4レンズL4と第5レンズL5にシクロオレフィン系のプラスチック材料を採用している。プラスチック材料を多用することによって低コスト化が可能である。
基本的レンズデータを以下の表9に示す。
Figure 0005894847
Figure 0005894847
実施例9の撮像レンズは、表11に示すように条件式(1)〜(13)の全てを満たしている。
図18は実施例9の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。これら収差図は、g線(436nm)、F線(486nm)、e線(546nm)、d線(588nm)、C線(656nm)の各波長に対する収差量を示している。また、非点収差図にはサジタル像面S、タンジェンシャル像面Tにおける収差量をそれぞれ示している。図18に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLは4.844mmと短く、最大像高IHとの比(TTL/2IH)は0.844であり、5枚構成でありながら小型化が実現されている。さらに、Fナンバーは2.25と明るく、半画角は約35°で比較的広い画角が実現されている。
実施例9の各レンズ材料は、第1レンズL1にシクロオレフィン系のプラスチック材料を、第2レンズL2と第3レンズL3にポリカーボネート系のプラスチック材料を、第4レンズL4と第5レンズL5にシクロオレフィン系のプラスチック材料を採用している。全てのレンズをプラスチック材料にすることで低コスト化が可能である。
表10に実施例1〜9の各パラメータの値を示す。
Figure 0005894847
表11に実施例1〜9の各条件式(1)〜(13)の値を示す。
Figure 0005894847
本発明の実施形態に係る撮像レンズは、光学全長TTLと最大像高IHとの比(TTL/2IH)が0.85前後で薄型化を達成しており、5枚構成でありながら光学全長の短縮化が図られていることがわかる。また、Fナンバーは2.25で明るく、半画角ωが35°前後で比較的広い画角の撮影を可能にし、さらに良好に収差が補正されている。
上述したように、各実施の形態に係る5枚レンズ構成の撮像レンズを携帯電話機やスマートフォンなどの携帯端末、及びPDA(Personal Digital Assistance)、さらには、ゲーム機等に搭載される撮像装置に内蔵される光学系に適用した場合、当該カメラの高性能化と小型化の両立を図ることができる。
ST 開口絞り
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
IR フィルタ

Claims (8)

  1. 固体撮像素子用の5枚のレンズからなる撮像レンズであって、物体側から像側に向かって順に、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第1レンズ、開口絞り、像側に凸面を向けた負の屈折力を有する第2レンズを備えており、当該第1レンズ及び第2レンズは以下の条件式(1)、(2)
    (1)50<ν1<85
    (2)20<ν2<35
    を満足しており、
    ただし、
    ν1:第1レンズのアッべ数
    ν2:第2レンズのアッべ数
    且つ、当該第2レンズは以下の条件式(3)
    (3)1.55<Nd2<1.70
    を満足しており、
    ただし、
    Nd2:第2レンズのd線における屈折率
    であり、
    さらに、像側に凹面を向けた正の屈折力を有する第3レンズ、像側に凸面を向けた正の屈折力を有する第4レンズ、光軸近傍で像側に凹面を向けた負の屈折力を有する両面が非球面の第5レンズで構成され
    以下の条件式(10)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    (10)1.7<r2/r3<6.0
    ただし、
    r2:第1レンズの像側の面の曲率半径
    r3:第2レンズの物体側の面の曲率半径
  2. 前記第4レンズは光軸近傍でメニスカス形状であり、像側の面は周辺に向かうに従って正の屈折力が弱くなる非球面形状であることを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
  3. 前記第5レンズは、光軸近傍で両面が凹面であり、像側面の非球面上には光軸以外の位置に接平面が光軸に垂直に交わる非球面上の点である変極点を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
  4. 以下の条件式(5)、(6)、(7)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    (5)20<ν3<30
    (6)50<ν4<60
    (7)1.5<Nd3<1.7
    ただし、
    ν3:第3レンズのアッべ数
    ν4:第4レンズのアッべ数
    Nd3:第3レンズのd線における屈折率
  5. 以下の条件式(9)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    (9)1.0<|(r3+r4)/(r3−r4)|<1.3
    ただし、
    r4:第2レンズの像側の面の曲率半径
  6. 以下の条件式(11)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    (11)0.5<f1/f<0.8
    ただし、
    f:撮像レンズ全系の焦点距離
    f1:第1レンズの焦点距離
  7. 以下の条件式(12)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    (12)−1.1<f2/f<−0.7
    ただし、
    f:撮像レンズ全系の焦点距離
    f2:第2レンズの焦点距離
  8. 以下の条件式(13)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    (13)0.5<f4/f<0.7
    ただし、
    f:撮像レンズ全系の焦点距離
    f4:第4レンズの焦点距離
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