JP6332851B2 - 撮像レンズ - Google Patents

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Description

本発明は、小型の撮像装置に使用されるCCDセンサやC-MOSセンサの固体撮像素子上に被写体の像を結像させる撮像レンズに係り、特に、小型化、低背化が進むスマートフォンや携帯電話機およびPDA(Personal Digital Assistant)やゲーム機、PCなどの情報端末機器等、さらにはカメラ機能が付加された家電製品等に搭載される撮像装置に内蔵する撮像レンズに関するものである。
近年、多くの情報端末機器にカメラ機能が搭載されることが一般的になっている。また、カメラ付きの家電製品など、利便性に優れた製品が次々と登場しており、このような家電製品や情報端末機器にカメラ機能を融合させた商品の需要は今後もますます高まり、それに伴う製品開発が急速に進むと予想される。
上述したような製品に搭載される撮像レンズには、高画素化に対応した高い解像力を備えることはもちろんのこと、機器の薄型化に十分対応可能な小型、低背であること、明るいレンズ系であること、さらには広範囲において被写体の像を撮影可能な、広い画角に対応することが強く求められている。
しかしながら、低背、低F値、撮影画角の広角化の要求を全て満足させる場合、特に、周辺部における収差補正が困難であり、画面全体にわたって良好な光学性能を確保できないという問題が生じやすい。そのため、低背、低F値、広角化の要求を満足しつつ、高い解像性能を備える撮像レンズを実現することは難しい。
従来の技術における高い解像性能を目指した撮像レンズとしては、例えば、以下の特許文献1や特許文献2が知られている。
特許文献1には、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、両凸形状の第3レンズと、像面側に凸面を向けたメニスカス形状の第4レンズと、中心から周辺部にいくに従い負の屈折力が次第に弱まり周辺部で正の屈折力を有する第5レンズとが配置されて構成される撮像レンズが開示されている。
特許文献2には、物体側より順に、物体側面が凸面の第1正レンズと非球面を含み像側面が凹面の第2負レンズとから成る第1群、非球面を有する第3レンズから成る第2群、像側面が凸面の第4レンズと変曲点を持つ非球面を有する像側面が凹面の第5負レンズとから成る第3群から構成される単焦点光学系が開示されている。
特開2011−141396号公報 特開2012−103717号公報
上記特許文献1に記載の撮像レンズは、F値は2.0程度と明るく、諸収差が良好に補正された比較的小型の撮像レンズを実現している。しかし、撮影画角は約60°、光学全長と最大像高の比(TTL/2ih)は約1.0であり、近年求められている広角化および低背化への対応が不十分である。
上記特許文献2に記載の撮像レンズは、撮影画角が約76°、光学全長と最大像高の比(TTL/2ih)が0.8から0.9であり、比較的広角、且つ低背で諸収差が良好に補正された撮像レンズを実現している。しかし、F値は2.8程度であり、小型で高画素の撮像素子に十分対応できるだけの明るさを有しているとはいえない。また、さらなる広角化および低背化を図りながら、明るいレンズ系を実現しようとした場合、周辺部における諸収差の補正が課題となる。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、低背化の要求に十分対応しながら、F値が2.4以下の明るさと広い画角に対応し、且つ、諸収差が良好に補正された高い解像力を備える小型の撮像レンズを提供することを目的とする。
本発明による撮像レンズは、固体撮像素子上に被写体の像を結像させる撮像レンズであって、F値が2.4以下であり、物体側から像側に向かって順に、物体側と像側に凸面を向けた正の屈折力を有する第1レンズと、像側に凹面を向けた負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する両面が非球面の第3レンズと、像側に凸面を向けた正の屈折力を有する第4レンズと、像側に凹面を向けた負の屈折力を有する両面が非球面の第5レンズとから成り、前記第5レンズの像側の面には光軸上以外の位置に変極点が形成されており、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)および(10’)を満足する。
(1)0.80<ih/f<1.00
(2)0.6<TTL/2ih<0.75
(32.97≦f3/f<10.3
(4)0.5<f1/f4<1.4
(10’)1.75≦(r3+r4)/(r3−r4)<3.0
ただし、fは撮像レンズ全系の焦点距離、f1は第1レンズの焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離、ihは最大像高、TTLは第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離(フィルタは空気換算長)、r3は第2レンズの物体側の面の曲率半径、r4は第2レンズの像側の面の曲率半径である。
本発明の撮像レンズは、物体側から順に、第1レンズと第2レンズとから構成される合成屈折力が正のレンズ群と、第3レンズと第4レンズとから構成される合成屈折力が正のレンズ群と、負の第5レンズを配置した、いわゆるテレフォトタイプになっている。これにより、光学全長の短縮を図る上で有利な構成としている。
上記構成において、第1レンズと第2レンズとから構成される正レンズ群は、撮像レンズの低背化及び広角化と、色収差の良好な補正を担う。第1レンズは物体側に凸面を向けた正の屈折力を有するレンズとし、強い正の屈折力によって撮像レンズの低背化と広角化を図り、第2レンズは像側の面を凹面とした負の屈折力を有するレンズとし、第1レンズで発生する色収差を良好に補正する。
第3レンズと第4レンズとから構成される正レンズ群は、撮像レンズの低背化及び広角化と、諸収差の良好な補正を担う。第3レンズは撮像レンズを構成するレンズにおいて最も弱い正の屈折力を有するレンズとし、撮像レンズ全体の正の屈折力を補うことで低背化を維持しながら、両面に形成した非球面によって第1レンズおよび第2レンズで発生する球面収差を補正する。第4レンズは像側の面を凸面とした正の屈折力を有するレンズとし、正の屈折力を第1レンズと適切にバランスさせることで撮像レンズの低背化と広角化を図りつつ、球面収差、非点収差、および歪曲収差を良好に補正する。
第5レンズは、像側の面を凹面とした負の屈折力を有するレンズにすることで、適切なバックフォーカスを確保している。また、両面に非球面を形成するとともに像側の面の光軸上以外の位置に変極点を形成することにより、非点収差、歪曲収差、および像面湾曲の良好な補正と、撮像素子への主光線入射角度の制御を効果的に行う。
条件式(1)は、撮影画角の範囲を規定するものである。条件式(1)の上限値を上回る場合、画角が広くなりすぎて収差を良好に補正できる範囲を超えることにより光学性能の劣化に繋がる。一方、条件式(1)の下限値を下回る場合、収差補正が容易となるため光学性能の向上には有利だが、広角化への対応ができない。
条件式(2)は、光学全長と最大像高との比を適切な範囲に規定するものである。条件式(2)の上限値を上回る場合、レンズ形状の設計自由度が向上するため良好な収差補正が可能になる。しかし、光学全長が長くなりすぎるため、低背化の要求への対応が困難となる。条件式(2)の下限値を下回る場合、光学全長が短くなりすぎ、レンズを配置するスペースが極めて狭くなるためレンズに適度な厚みを確保できず、製造歩留まりが悪化する。また、レンズ形状の設計自由度が低下し、諸収差の良好な補正が困難になるなどの問題が発生する。条件式(2)の範囲を満足することにより、諸収差を良好に補正しつつ、近年における低背化の要求へ十分に対応できる。
条件式(3)は、全系の焦点距離に対する第3レンズの焦点距離の比を適切な範囲に規定するものであり、撮像レンズの低背化を維持しつつ、非点較差と球面収差を補正するための条件である。条件式(3)の上限値を上回る場合、第3レンズの正の屈折力が弱くなり、撮像レンズ全体に占める正の屈折力が弱まるため、低背化に不利になる。また、球面収差の抑制には有利だが、画面周辺部におけるタンジェンシャル像面が物体側に移動するため非点較差が大きくなる。一方、条件式(3)の下限値を下回る場合、第3レンズの正の屈折力が強くなり、撮像レンズ全体に占める正の屈折力が強まるため、低背化には有利になる。しかし、球面収差の抑制が困難になり、さらには画面周辺部におけるタンジェンシャル像面が像側に移動するため非点較差が大きくなる。
条件式(4)は、第1レンズの焦点距離と第4レンズの焦点距離との比を適切な範囲に規定するものであり、それぞれの正の屈折力を適切にバランスさせることにより諸収差の発生を抑制しながら撮像レンズの低背化および広角化を図るための条件である。第1レンズと第4レンズの正の屈折力の関係において、第1レンズと第4レンズの屈折力の関係が、条件式(4)の上限値を上回ると、第1レンズに対して第4レンズの屈折力が相対的に強まることになる。この場合、第1レンズの屈折力は相対的に弱まるため、第1レンズで発生する球面収差を抑制するには有効でも、第4レンズにおける球面収差が補正過剰の状態(プラス側に増大)になるとともに、第4レンズで発生する非点収差および歪曲収差が増大するため好ましくない。さらに、第1レンズの屈折力が弱まることにより、撮像レンズの広角化、低背化に不利になる。一方、第1レンズと第4レンズの屈折力の関係が条件式(4)の下限値を下回ると、第1レンズの屈折力が第4レンズの屈折力に対して相対的に強まることになる。この場合、撮像レンズの広角化、低背化に有利になる。さらに、第4レンズの屈折力が相対的に弱まることで、非点収差および歪曲収差の抑制にも有利になる。しかし、第1レンズで発生する球面収差が増大し、球面収差が補正不足の状態(マイナス側に増大)になるため好ましくない。条件式(4)の範囲を維持することで、良好な光学性能を得ることが可能になる。
なお、本発明においてレンズの面形状についての凸面、凹面とは近軸(光軸近傍)における形状を指すものとする。また、非球面に形成される変極点とは、接平面が光軸と垂直に交わる非球面上の点を意味するものとする。
また、本発明の撮像レンズにおいて、第4レンズは光軸から離れるに従って正の屈折力が弱まり、周辺部で負の屈折力に変化する非球面が形成されていることが望ましい。
このような非球面形状にすることによって、軸外光線の制御が容易になり、球面収差、歪曲収差、および非点収差をより良好に補正しながら、周辺部の光量の低下を抑制する。また、軸外光線を適切な角度で第5レンズへ入射させることを容易にするため、第5レンズによる撮像素子への主光線入射角度の制御の負担を軽減する。
また、本発明の撮像レンズにおいて、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
(5)0.5<f1/f<1.0
ただし、fは撮像レンズ全系の焦点距離、f1は第1レンズの焦点距離とする。
条件式(5)は、全系の焦点距離に対する第1レンズの焦点距離の比を適切な範囲に規定するものであり、球面収差の発生を抑制しながら低背化と広角化を図るための条件である。条件式(5)の上限値を上回る場合、第1レンズの正の屈折力が弱くなりすぎ、球面収差の発生量を抑えるには有効だが、撮像レンズの低背化および広角化が困難になる。一方、条件式(5)の下限値を下回る場合、第1レンズの正の屈折力が強くなりすぎ、撮像レンズの低背化および広角化には有利だが、球面収差が増大する。また、レンズ面の曲率が大きくなるため製造誤差感度が上昇する。
また、本発明の撮像レンズにおいて、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6)−1.6<f2/f<−0.6
ただし、fは撮像レンズ全系の焦点距離、f2は第2レンズの焦点距離である。
条件式(6)は、全系の焦点距離に対する第2レンズの焦点距離の比を適切な範囲に規定するものであり、撮像レンズの低背化と色収差の良好な補正を両立するための条件である。条件式(6)の上限値を上回る場合、第2レンズの負の屈折力が強くなりすぎ、撮像レンズの低背化に不利になるとともに、色収差も補正過剰の状態(基準波長に対して短波長側がプラス方向に増大)になる。また、製造誤差感度が上昇するため好ましくない。一方、条件式(6)の下限値を下回る場合、第2レンズの負の屈折力が弱くなりすぎ、撮像レンズの低背化には有利だが、色収差が補正不足の状態(基準波長に対して短波長側がマイナス方向に増大)になる。
また、本発明の撮像レンズにおいて、以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
(7)25<νd1−νd2<40
ただし、νd1は第1レンズのd線に対するアッベ数、νd2は第2レンズのd線に対するアッベ数である。
条件式(7)は、第1レンズおよび第2レンズのd線におけるアッベ数を規定するものであり、色収差を良好に補正するための条件である。条件式(7)の範囲を満足する材料を採用することで、色収差を良好に補正できる。
また、本発明の撮像レンズにおいて、以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
(8)−0.9<f5/f<−0.4
ただし、fは撮像レンズ全系の焦点距離、f5は第5レンズの焦点距離である。
条件式(8)は、全系の焦点距離に対する第5レンズの焦点距離の比を適切な範囲に規定するものであり、撮像レンズの低背化を図りながら適切なバックフォーカスを確保するための条件である。条件式(8)の上限値を上回る場合、第5レンズの負の屈折力が強くなりすぎ、バックフォーカスが長くなるため撮像レンズの低背化に不利になる。一方、条件式(8)の下限値を下回る場合、第5レンズの屈折力が弱くなりすぎ、撮像レンズの低背化には有利だが、バックフォーカスが短くなり、フィルタ等を配置することが困難となる。
また、本発明の撮像レンズにおいて、以下の条件式(9)を満足することが望ましい。
(9)−1.4<(r1+r2)/(r1−r2)<−0.3
ただし、r1は第1レンズの物体側の面の曲率半径、r2は第1レンズの像側の面の曲率半径である。
条件式(9)は、近軸における第1レンズの形状を規定するものであり、球面収差の発生を抑制するための条件である。条件式(9)の上限値を下回る両凸形状から条件式(9)の下限値を上回るメニスカス形状に規定することで、第1レンズで発生する球面収差を好適に抑制する。
また、本発明の撮像レンズにおいて、以下の条件式(10)を満足することが望ましい。
(10)0.75<(r3+r4)/(r3−r4)<3.0
ただし、r3は第2レンズの物体側の面の曲率半径、r4は第2レンズの像側の面の曲率半径である。
条件式(10)は、近軸における第2レンズの形状を規定するものであり、色収差の補正を良好なものとするための条件である。条件式(10)の上限値を下回るメニスカス形状から条件式(10)の下限値を上回る両凹形状に規定することで、第1レンズで発生する色収差を良好に補正する。
また、本発明の撮像レンズにおいて、以下の条件式(11)を満足することが望ましい。
(11)0.7<(r7+r8)/(r7−r8)<1.8
ただし、r7は第4レンズの物体側の面の曲率半径、r8は第4レンズの像側の面の曲率半径である。
条件式(11)は、近軸における第4レンズの形状を規定するものであり、撮像レンズの低背化を図りつつ、諸収差の発生を抑制するための条件である。条件式(11)の上限値を下回るメニスカス形状から条件式(11)の下限値を上回る両凸形状にすることで、第4レンズの像側の面の屈折力が過剰に強くなることを抑えながら、球面収差、歪曲収差および非点収差を良好に補正する。
また、本発明の撮像レンズにおいて、以下の条件式(12)を満足することが望ましい。
(12)0.55<(r9+r10)/(r9−r10)<1.25
ただし、r9は第5レンズの物体側の面の曲率半径、r10は第5レンズの像側の面の曲率半径である。
条件式(12)は、近軸における第5レンズの形状を規定するものであり、適切なバックフォーカスを確保しながら、良好に収差を補正するための条件である。条件式(12)の上限値を下回るメニスカス形状から条件式(12)の下限値を上回る両凹形状にすることで、第5レンズの像側の面の屈折力が過剰に強くなることを抑えながら、非点収差、像面湾曲および歪曲収差を良好に補正する。
また、本発明の撮像レンズにおいて、以下の条件式(13)を満足することが望ましい。
(13)0.03<d2/f<0.06
ただし、fは撮像レンズ全系の焦点距離、d2は第2レンズの光軸上の厚みである。
条件式(13)は、全系の焦点距離に対する第2レンズの中心厚みの比を適切な範囲に規定するものであり、良好な成型性を確保しながら色収差補正を実現するための条件である。条件式(13)の上限値を上回る場合、第2レンズの光軸上の厚みが厚くなるためレンズの成型性は向上するが、第2レンズの屈折力が弱くなり、第1レンズで発生する色収差の補正が困難になる。一方、条件式(13)の下限値を下回る場合、第2レンズの光軸上の厚みが薄くなりすぎて製造が困難になる。また、第2レンズの屈折力が強くなるため、色収差が補正過剰の状態になり、この場合も良好な光学性能を得ることが困難となる。
本発明により、低背化の要求に十分対応しながら、F値が2.4以下の明るさと広い画角に対応し、且つ、諸収差が良好に補正された高い解像力を備える小型の撮像レンズを得ることができる。
実施例1の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例1の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例2の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例2の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例3の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例3の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 参考例4の撮像レンズの概略構成を示す図である。 参考例4の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 参考例5の撮像レンズの概略構成を示す図である。 参考例5の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例6の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例6の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例7の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例7の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例8の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例8の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例9の撮像レンズの概略構成を示す図である。 実施例9の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1、図3、図5、図7、図9、図11、図13、図15、および図17はそれぞれ、本実施形態の実施例1から3、参考例4、参考例5および実施例6から9に係る撮像レンズの概略構成図を示している。いずれも基本的なレンズ構成は同様であるため、ここでは主に実施例1の概略構成図を参照しながら、本実施形態の撮像レンズ構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態の撮像レンズは、物体側から像側に向かって順に、開口絞りSTと、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有する第5レンズL5とで構成される。
また、第5レンズL5と像面IMとの間には赤外線カットフィルタやカバーガラス等のフィルタIRが配置されている。なお、このフィルタIRは省略することが可能である。フィルタIRの厚みによって光学系の結像位置は変化するため、本発明における光学全長とは、フィルタIRを取り外した際の第1レンズL1の物体側の面から像面IMまでの光軸上の距離として定義している。
上記5枚構成の撮像レンズは、第1レンズL1と第2レンズL2とから構成される合成屈折力が正のレンズ群と、第3レンズL3と第4レンズL4とから構成される合成屈折力が正のレンズ群と、負の第5レンズL5を配置したテレフォトタイプであり、光学全長を短縮する上で有利な構成になっている。
上記5枚構成の撮像レンズにおいて、第1レンズL1は物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する両凸レンズである。物体側の面の曲率半径を像面側の曲率半径よりも小さくした両凸形状とし、両面に正の屈折力を適切に配分することで球面収差の発生を抑えながら、強い正の屈折力を得、撮像レンズの低背化および広角化を図っている。なお、第1レンズL1の像面側の面は凹面でもよく、その際の曲率半径の大きさは、屈折力が低下し過ぎず、また球面収差量が増大しない範囲で、物体側の面の曲率半径よりも大きく設定することが望ましい。参考例4および参考例5は、第1レンズL1をメニスカス形状とした例である。
第2レンズL2は、像側に凹面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズであり、第1レンズL1で発生する色収差を良好に補正している。なお、第2レンズL2は上記の形状に限定されるものではなく、例えば、実施例7のように両凹形状であってもよい。
第3レンズL3は、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有するメニスカスレンズである。撮像レンズを構成するレンズの中において最も弱い屈折力を有し、撮像レンズ全体の正の屈折力を補うことで撮像レンズの低背化に寄与しつつ、両面の非球面によって主に第1レンズL1および第2レンズL2で発生する球面収差を良好に補正している。なお、第3レンズL3は、上記の形状に限定されるものではなく、両凸形状や物体側に凹面を向けたメニスカス形状であってもよい。第3レンズL3を両凸形状とする場合には、両面に正の屈折力を配分できるため、製造誤差感度を抑えながら屈折力を強めることが可能になる。従って、低背化を維持しながら第1レンズL1および第4レンズL4の正の屈折力の適切な調整が可能になり、それぞれのレンズの製造誤差感度の上昇を抑制することができる。
第4レンズL4は、像側に凸面を向けた正の屈折力を有するメニスカスレンズであり、第1レンズL1の屈折力と適切にバランスさせることで撮像レンズの低背化と広角化を図っている。また、第4レンズL4は光軸から離れるに従って正の屈折力が弱まり、周辺部で負の屈折力に変化する非球面が形成されており、球面収差、非点収差、および歪曲収差をより良好に補正している。また、周辺部における負の屈折力によって、周辺部の光線束の量を確保し、光量の低下を抑制している。なお、第4レンズL4は両凸形状であってもよく、その場合には物体側の面および像側の面に正の屈折力を適切に配分させることにより、製造誤差感度を抑えながら、撮像レンズの低背化、広角化を図ることができる。参考例4、および実施例6、7、8、9は、第4レンズL4が両凸形状とした例である。
第5レンズL5は、像側に凹面を向けた負の屈折力を有する両凹形状のレンズであり、適切なバックフォーカスを確保している。また、両面には非球面が形成されており、像側の面は、光軸X上以外の位置に変極点が形成された非球面形状になっている。このような非球面形状にすることによって、非点収差、歪曲収差、および像面湾曲を良好に補正しつつ、撮像素子への主光線入射角度を適切な範囲内に制御している。なお、第5レンズL5は実施例7のように、像側に凹面を向けたメニスカス形状のレンズであってもよい。
また、開口絞りSTは、第1レンズL1の物体側の面の面頂と当該面の終端部の間に配置しており、入射瞳位置が像面IMから遠ざかるため、テレセントリック性の確保が容易になっている。
本実施の形態に係る撮像レンズは、全てのレンズにプラスチック材料を採用することで製造を容易にし、低コストでの大量生産を可能にしている。また、全てのレンズの両面に適切な非球面を形成しており、諸収差をより好適に補正している。
なお、採用するレンズ材料はプラスチック材料に限定されるものではない。ガラス材料を採用することで、更なる高性能化を目指すことも可能である。また、すべてのレンズ面を非球面で形成することが望ましいが、要求される性能によっては、製造が容易な球面を採用しても良い。
本実施形態における撮像レンズは、以下の条件式(1)から(13)を満足することにより、好ましい効果を奏するものである。
(1)0.80<ih/f<1.00
(2)0.6<TTL/2ih<0.75
(3)2.3<f3/f<10.3
(4)0.5<f1/f4<1.4
(5)0.5<f1/f<1.0
(6)−1.6<f2/f<−0.6
(7)25<νd1−νd2<40
(8)−0.9<f5/f<−0.4
(9)−1.4<(r1+r2)/(r1−r2)<−0.3
(10)0.75<(r3+r4)/(r3−r4)<3.0
(11)0.7<(r7+r8)/(r7−r8)<1.8
(12)0.55<(r9+r10)/(r9−r10)<1.25
(13)0.03<d2/f<0.06
ただし、
f:撮像レンズ全系の焦点距離
f1:第1レンズL1の焦点距離
f2:第2レンズL2の焦点距離
f3:第3レンズL3の焦点距離
f4:第4レンズL4の焦点距離
f5:第5レンズL5の焦点距離
ih:最大像高
TTL:第1レンズL1の物体側の面から像面IMまでの光軸X上の距離(フィルタは空気換算長)
νd1:第1レンズL1のd線に対するアッベ数
νd2:第2レンズL2のd線に対するアッベ数
r1:第1レンズL1の物体側の面の曲率半径
r2:第1レンズL1の像側の面の曲率半径
r3:第2レンズL2の物体側の面の曲率半径
r4:第2レンズL2の像側の面の曲率半径
r7:第4レンズL4の物体側の面の曲率半径
r8:第4レンズL4の像側の面の曲率半径
r9:第5レンズL5の物体側の面の曲率半径
r10:第5レンズL5の像側の面の曲率半径
d2:第2レンズL2の光軸上の厚み
また、本実施形態における撮像レンズは、以下の条件式(1a)から(13a)を満足することにより、より好ましい効果を奏するものである。
(1a)0.80<ih/f<0.95
(2a)0.65<TTL/2ih<0.75
(3a)2.6<f3/f<9.5
(4a)0.6<f1/f4<1.3
(5a)0.5<f1/f<0.9
(6a)−1.50<f2/f<−0.75
(7a)25<νd1−νd2<38
(8a)−0.75<f5/f<−0.45
(9a)−1.3<(r1+r2)/(r1−r2)<−0.4
(10a)0.85<(r3+r4)/(r3−r4)<2.70
(11a)0.85<(r7+r8)/(r7−r8)<1.65
(12a)0.65<(r9+r10)/(r9−r10)<1.15
(13a)0.035<d2/f<0.060
ただし、各条件式の符号は前の段落での説明と同様である。
さらに、本実施形態における撮像レンズは、以下の条件式(1b)から(13b)を満足することにより、特に好ましい効果を奏するものである。
(1b)0.80≦ih/f≦0.90
(2b)0.70≦TTL/2ih≦0.74
(3b)2.97≦f3/f≦8.64
(4b)0.69≦f1/f4≦1.15
(5b)0.61≦f1/f≦0.82
(6b)−1.37≦f2/f≦−0.83
(7b)27≦νd1−νd2≦35
(8b)−0.68≦f5/f≦−0.54
(9b)−1.13≦(r1+r2)/(r1−r2)≦−0.47
(10b)0.95≦(r3+r4)/(r3−r4)≦2.49
(11b)0.93≦(r7+r8)/(r7−r8)≦1.5
(12b)0.73≦(r9+r10)/(r9−r10)≦1.03
(13b)0.04≦d2/f≦0.05
ただし、各条件式の符号は前々段落での説明と同様である。
本実施形態において、レンズ面の非球面に採用する非球面形状は、光軸方向の軸をZ、光軸に直交する方向の高さをH、円錐係数をk、非球面係数をA4、A6、A8、A10、A12、A14、A16としたとき数式1により表わされる。
次に、本実施形態に係る撮像レンズの実施例を示す。各実施例において、fは撮像レンズ全系の焦点距離を、FnoはFナンバーを、ωは半画角を、ihは最大像高をそれぞれ示す。また、iは物体側から数えた面番号、rは曲率半径、dは光軸上のレンズ面間の距離(面間隔)、Ndはd線(基準波長)の屈折率、νdはd線に対するアッベ数をそれぞれ示す。なお、非球面に関しては、面番号iの後に*(アスタリスク)の符号を付加して示す。
基本的なレンズデータを以下の表1に示す。
実施例1の撮像レンズは、表10に示すように条件式(1)から(13)を満たしている。
図2は実施例1の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。球面収差図は、F線(486nm)、d線(588nm)、C線(656nm)の各波長に対する収差量を示している。また、非点収差図にはサジタル像面S、タンジェンシャル像面Tにおけるd線の収差量をそれぞれ示している(図4、図6、図8、図10、図12、図14、図16および図18においても同じ)。図2に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLと最大像高ihの比(TTL/2ih)は、0.71であり、低背化が図られている。さらにF値は2.2で明るく、約80°の広い撮影画角を達成している。
基本的なレンズデータを以下の表2に示す。
実施例2の撮像レンズは、表10に示すように条件式(1)から(13)を満たしている。
図4は実施例2の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図4に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLと最大像高ihの比(TTL/2ih)は、0.71であり、低背化が図られている。さらにF値は2.2で明るく、約80°の広い撮影画角を達成している。
基本的なレンズデータを以下の表3に示す。
実施例3の撮像レンズは、表10に示すように条件式(1)から(13)を満たしている。
図6は実施例3の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図6に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLと最大像高ihの比(TTL/2ih)は、0.71であり、低背化が図られている。さらにF値は2.2で明るく、約80°の広い撮影画角を達成している。
(参考例4
基本的なレンズデータを以下の表4に示す。
参考例4の撮像レンズは、表10に示すように条件式(1)から(13)を満たしている。
図8は参考例4の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図8に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLと最大像高ihの比(TTL/2ih)は、0.73であり、低背化が図られている。さらにF値は2.0で明るく、約78°の広い撮影画角を達成している。
(参考例5
基本的なレンズデータを以下の表5に示す。
参考例5の撮像レンズは、表10に示すように条件式(1)から(13)を満たしている。
図10は参考例5の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図10に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLと最大像高ihの比(TTL/2ih)は、0.73であり、低背化が図られている。さらにF値は2.0で明るく、約78°の広い撮影画角を達成している。
基本的なレンズデータを以下の表6に示す。
実施例6の撮像レンズは、表10に示すように条件式(1)から(13)を満たしている。
図12は実施例6の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図12に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLと最大像高ihの比(TTL/2ih)は、0.73であり、低背化が図られている。さらにF値は2.0で明るく、約78°の広い撮影画角を達成している。
基本的なレンズデータを以下の表7に示す。
実施例7の撮像レンズは、表10に示すように条件式(1)から(13)を満たしている。
図14は実施例7の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図14に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLと最大像高ihの比(TTL/2ih)は、0.73であり、低背化が図られている。さらにF値は2.0で明るく、約78°の広い撮影画角を達成している。
基本的なレンズデータを以下の表8に示す。
実施例8の撮像レンズは、表10に示すように条件式(1)から(13)を満たしている。
図16は実施例8の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図16に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLと最大像高ihの比(TTL/2ih)は、0.73であり、低背化が図られている。さらにF値は2.0で明るく、約78°の広い撮影画角を達成している。
基本的なレンズデータを以下の表9に示す。
実施例9の撮像レンズは、表10に示すように条件式(1)から(13)を満たしている。
図18は実施例9の撮像レンズについて、球面収差(mm)、非点収差(mm)、歪曲収差(%)を示したものである。図18に示すように、各収差は良好に補正されていることが分かる。
また、光学全長TTLと最大像高ihの比(TTL/2ih)は、0.73であり、低背化が図られている。さらにF値は2.0で明るく、約78°の広い撮影画角を達成している。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る撮像レンズは、光学全長TTLと最大像高ihの比(TTL/2ih)が0.75以下を達成しながら、F値が2.4以下の明るさと約80°の広い撮影画角、且つ諸収差が良好に補正された高い解像力を備える小型の光学系を実現する。
表10に実施例1から3、参考例4、参考例5、および実施例6から9に係る条件式(1)から(13)の値を示す。
本発明に係る5枚構成の撮像レンズによれば、小型化、低背化が進むスマートフォンや携帯端末機器等、ゲーム機やPCなどの情報端末機器等、さらにはカメラ機能が付加された家電製品等に搭載される撮像装置へ適用した場合、当該カメラの広角化と高性能化を図ることができる。
ST 開口絞り
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
ih 最大像高

Claims (8)

  1. 固体撮像素子上に被写体の像を結像させる撮像レンズであって、F値が2.4以下であり、物体側から像側に向かって順に、物体側と像側に凸面を向けた正の屈折力を有する第1レンズと、像側に凹面を向けた負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する両面が非球面の第3レンズと、像側に凸面を向けた正の屈折力を有する第4レンズと、像側に凹面を向けた負の屈折力を有する両面が非球面の第5レンズとから成り、前記第5レンズの像側の面には光軸上以外の位置に変極点が形成されており、以下の条件式(1)、(2)、(3’)、(4)および(10’)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    (1)0.80<ih/f<1.00
    (2)0.6<TTL/2ih<0.75
    (3’)2.97≦f3/f<10.3
    (4)0.5<f1/f4<1.4
    (10’)1.75≦(r3+r4)/(r3−r4)<3.0
    ただし、
    f :撮像レンズ全系の焦点距離
    f1:第1レンズの焦点距離
    f3:第3レンズの焦点距離
    f4:第4レンズの焦点距離
    ih:最大像高
    TTL:第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離
    r3:第2レンズの物体側の面の曲率半径
    r4:第2レンズの像側の面の曲率半径
  2. 前記第4レンズは、光軸から離れるに従って正の屈折力が弱まり、周辺部で負の屈折力に変化する非球面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
  3. 以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    (5)0.5<f1/f<1.0
    ただし、
    f :撮像レンズ全系の焦点距離
    f1:第1レンズの焦点距離
  4. 以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    (6)−1.6<f2/f<−0.6
    ただし、
    f :撮像レンズ全系の焦点距離
    f2:第2レンズの焦点距離
  5. 以下の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    (7)25<νd1−νd2<40
    ただし、
    νd1:第1レンズのd線に対するアッベ数
    νd2:第2レンズのd線に対するアッベ数
  6. 以下の条件式(8)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    (8)−0.9<f5/f<−0.4
    ただし、
    f :撮像レンズ全系の焦点距離
    f5:第5レンズの焦点距離
  7. 以下の条件式(9)を満足することを特徴とする請求項1または3に記載の撮像レンズ。
    (9)−1.4<(r1+r2)/(r1−r2)<−0.3
    ただし、
    r1:第1レンズの物体側の面の曲率半径
    r2:第1レンズの像側の面の曲率半径
  8. 以下の条件式(11)を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像レンズ。
    (11)0.7<(r7+r8)/(r7−r8)<1.8
    ただし、
    r7:第4レンズの物体側の面の曲率半径
    r8:第4レンズの像側の面の曲率半径
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