JP5892128B2 - エアジェット織機のメインノズル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の緯糸を緯入れするために緯入れ用の複数のメインノズルを備えたエアジェット織機のメインノズル装置に関する。
例えば、特許文献1には、複数の緯糸に対応した複数のノズルを備えた空気噴射式織機の複数緯糸緯入れ用ノズル装置が開示されている。このノズル装置では、筬と一体に運動する筬保持体(スレイ)に固定されるノズル保持体に複数のノズルを保持させて、各ノズルの先端部を集合させて配置されている。
ノズル保持体は、ノズルホルダとノズルハウジングとから構成され、ノズルハウジングは、ノズルホルダの貫通孔に挿入固定されている。ノズルハウジングには、4個の緯糸挿入ニードルノズルが挿入され固定されている。緯糸挿入ニードルノズルの先端側にはオリフィス部材を介して噴流案内管がそれぞれ接続されている。噴流案内管の先端側は、L形サポートによって支持され、L形サポートはノズルホルダに固定されている。ノズルホルダは、ベースブロックに固定され、このベースブロックが筬保持体の取付溝の緯入れ側に挿入され楔を介して固定されている。
筬保持体の揺動運動に伴い、筬保持体に固定されたノズルホルダも一体的に揺動運動を行う。
実開昭62−118182号公報
しかし、特許文献1で開示された従来技術では、複数のノズルを保持するノズルホルダ(ノズル保持体)は、ベースブロックに固定され、このベースブロックが筬保持体(スレイ)の取付溝に楔を介して固定されているだけなので、次のような問題がある。すなわち、4個のノズルを保持するノズルハウジングは、体積及び質量とも大型化しており、筬保持体の揺動運動に伴う高速運転時に、ノズルハウジングの部分が揺動方向に振動する恐れがある。また、ノズルの個数が増加するほどノズルハウジングは大型化するので、ノズルハウジングの部分の振動も大きくなる。この振動は、緯糸の緯入れ時における先端姿勢の悪化につながる場合があり、緯糸の緯入れ不良が発生する恐れがある。また、振動が大きくなると、ノズルホルダ自体が左右方向に移動し、緯糸の緯入れ不良を発生させる恐れがある。
本発明は、複数のノズルを保持するノズル保持部の揺動方向の振動を抑制することにより、ノズル保持部に保持されたメインノズルの振動を抑制することが可能なエアジェット織機のメインノズル装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、緯入れ用の複数のメインノズルと、該メインノズルの基端部分を保持するノズル保持部を有しスレイの後方側に形成された取付溝に固定される主ブラケットとを備え、前記スレイの揺動に伴い前記スレイと一体的に揺動するエアジェット織機のメインノズル装置であって、前記ノズル保持部の前面と前記スレイの前方側とを接続し、前記主ブラケットと協働して前記ノズル保持部の揺動方向の振動を抑制する補助ブラケットを設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ノズル保持部とスレイとを接続し、ノズル保持部の揺動方向の振動を抑制する補助ブラケットを設けたことにより、主ブラケットと補助ブラケットとが協働してノズル保持部に保持されたメインノズルの振動を抑制することが可能である。さらに、ノズル保持部の前面に補助ブラケットが取り付けられているので、補助ブラケットのノズル保持部への取り付け作業を行いやすい。なお、ノズル保持部の前面とは、エアジェット織機の織布巻取り側のことを指す。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のエアジェット織機のメインノズル装置において、前記補助ブラケットは、端部において折り曲げられ前記ノズル保持部の前面に取り付けられる折り曲げ部と、前記折り曲げ部よりも前側の部位を有し、板厚方向が左右方向と一致する本体部とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、揺動方向に作用する力に対して補助ブラケットの剛性を高めることができ、ノズル保持部を振動しないように一層強固に固定することが可能である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のエアジェット織機のメインノズル装置において、前記補助ブラケットは、前記スレイの前方側において前記エアジェット織機の左右方向に形成されたガイド溝に沿って移動可能としたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、補助ブラケットをガイド溝に沿って左右方向に移動させることができるので、ノズル保持部と補助ブラケットとの連結を解除することなくメインノズル装置の左右方向への位置調整作業を行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のエアジェット織機のメインノズル装置において、前記エアジェット織機は、緯入れ不良の緯糸を自動的に処理する緯糸自動処理装置を備え、前記補助ブラケットは、前記緯糸自動処理装置の吸引ダクトを支持する吸引ダクトブラケットであり、前記吸引ダクトブラケットは前記スレイの前方側に固定されるとともに、前記吸引ダクトブラケットと前記ノズル保持部を前記吸引ダクトブラケットに対して前記ノズル保持部を前記エアジェット織機の左右方向に移動可能に連結する連結部材を設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、吸引ダクトブラケットをスレイの前方側に固定したままでも、メインノズル装置を左右方向に位置調整することが可能であるので、吸引ダクトの位置をメインノズル装置の位置調整とは独立して固定することができる。また、吸引ダクトブラケットを補助ブラケットとして活用することができるので、補助ブラケットを新設する必要が無く、装置の簡略化を図れる。
本発明によれば、複数のノズルを保持するノズル保持部の揺動方向の振動を抑制することにより、ノズル保持部に保持されたメインノズルの振動を抑制することが可能である。
第1の実施形態におけるエアジェット織機のメインノズル装置を示す概略平面図である。 第1の実施形態におけるエアジェット織機のメインノズル装置を示す概略正面図である。 第1の実施形態におけるエアジェット織機のメインノズル装置を示す概略斜視図である。 図2におけるK−K線部分断面図である。 第2の実施形態におけるエアジェット織機のメインノズル装置を示す概略正面図である。 第2の実施形態におけるエアジェット織機のメインノズル装置を示す概略斜視図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。なお、本明細書においては、図1の下方を織布巻取り側である織機の前方とし、図1の上方を経糸送り出し側である織機の後方として説明する。また、図1における左側を織機の左方、右側を織機の右方とし、図1の紙面に対して直角方向を織機の上下方向として紙面の表面側を上方とし、紙面の裏面側を下方として説明する。
エアジェット織機のメインノズル装置10は、図1に示すように、緯入れ用の複数のメインノズル11と、メインノズル11を保持するノズル保持部12を有しスレイ13に固定される主ブラケット14とを備えている。なお、スレイ13は、エアジェット織機の前方に設けられ、エアジェット織機の幅方向(左右方向)に延設されている。スレイ13上には変形筬20が保持されている。
スレイ13の左方端部には、メインノズル11が配置されている。メインノズル11は、8個のメインノズル11A〜11Hにより構成されている。メインノズル11A〜11Hは、8色の緯糸を使用し、色毎に1個のメインノズルが使用される。8個のうち4個のメインノズル11A〜11Dは、織機の前後方向に並列して配設されている。他の4個のメインノズル11E〜11Hは、同様に織機の前後方向に並列した状態で、メインノズル11A〜11Dの下方に重ねて配設(図2及び図3参照)されている。
メインノズル11A〜11Hは、スレイ13に固定されている主ブラケット14によって保持されている。主ブラケット14は、メインノズル11A〜11Hの基端部分を保持するノズル保持部12と、ノズル保持部12からスレイ13の長尺方向(左右方向)に沿って延設された取付部15を有している。ノズル保持部12と取付部15とは一体形成されている。メインノズル11A〜11Hの先端部分には緯糸Yをエアジェットにより射出する射出口が設けられている。
図1〜図3に示すように、ノズル保持部12は、直方体形状を有し、前面12A、後面12B、右側面12C、左側面12D、上面12E、下面12Fを備えている。右側面12Cからは、メインノズル11A〜11Hが右方に向って突出している。後面12Bからは右方に向って取付部15が延設されている。
図1に示すように、取付部15には、上下方向に貫通し左右方向に所定の長さを有する2個の長孔15Aが形成されている。取付部15は、スレイ13に形成された取付溝13Aに嵌め込まれている。なお、図1及び図3に示すように、取付溝13Aはスレイ13における後方側に左右方向に形成され、凹んだ形状を有している。
主ブラケット14は、取付溝13Aに取付部15を嵌め込み、長孔15Aにボルト15Bを挿通させ取付溝13Aに形成された図示しないねじ孔に螺合することによりスレイ13に固定されている。なお、ボルト15Bを緩め、取付溝13Aに沿って取付部15を左右方向に移動させることにより、メインノズル11A〜11Hの左右方向の位置調整を行うことができる。
メインノズル11A〜11Hの先端側は集合するよう配置されている。メインノズル11A〜11Hの先端側には、メインノズル11A〜11Hの先端側を保持する保持部材16が設けられている。保持部材16は、ボルト17によって主ブラケット14の取付部15に固定されている。
図1に示すように、ノズル保持部12の左側面12Dには、メインノズル11A〜11Hと連通され緯糸Yを案内する8個の案内口18が設けられている。図示しない給糸体より案内口18を介してメインノズル11A〜11Hに8本の緯糸Yが供給される。
ノズル保持部12の左方端部には、メインノズル11A〜11Hと連通されメインノズル11A〜11Hに圧縮空気を供給する8個の配管部19が設けられている。図示しない圧縮空気源より配管部19を介してメインノズル11A〜11Hに圧縮空気が供給される。
各案内口18より供給された緯糸Yは、各配管部19からの圧縮空気によりメインノズル11A〜11H内を右方に向って飛走する。
図2に示すように、メインノズル11A〜11Hの右方のスレイ13上には、二点鎖線で示す変形筬20が立設され、変形筬20に形成された窪みにより緯糸案内通路21が形成されている。メインノズル11A〜11Hの先端部分の射出口は緯糸案内通路21内に指向されている。メインノズル11A〜11H内を右方に向って飛走した緯糸Yは、メインノズル11A〜11Hの先端部分の射出口から射出され、緯糸案内通路21内を右方に向って緯入れされる。
図2及び図3に示すように、ノズル保持部12の前面12Aとスレイ13とを接続する補助ブラケット22が設けられている。補助ブラケット22は、主ブラケット14と別部材で形成されている。補助ブラケット22は側面形状が鉤形に曲った形状を有している。補助ブラケット22は、補助ブラケット22の左端部に形成され、直角に折り曲げられた折り曲げ部22Aと、折り曲げ部22Aよりも手前側の部位を有し、板厚方向が左右方向と一致する本体部22Bとを有している。折り曲げ部22Aは、ノズル保持部12の前面12Aに当接し、ボルト23により前面12Aに固定されている。補助ブラケット22は所定の厚みと剛性を有する金属部材により形成されている。
図2に示すように、補助ブラケット22の右端部には支持ブロック24が設けられ、補助ブラケット22と支持ブロック24とはボルト25により一体固定されている。支持ブロック24は、スレイ13の前面に形成されたガイド溝27にボルト28及びナット29により左右移動可能に止着されている。図4に示すように、スレイ13には左右方向にガイド溝27が貫通形成され、ガイド溝27はスレイ13の前面に開口する開口27Aを有している。開口27Aはガイド溝27の幅よりも狭く設定されている。また、支持ブロック24には厚み方向に貫通する2つの貫通孔24Aが形成されている。
図4に示すように、ボルト28の頭部をガイド溝27に側方より挿入し、ボルト28のねじ部を開口27Aより外部に突出するように配置し、ボルト28のねじ部に支持ブロック24の貫通孔24Aを挿通させて、ナット29をボルト28のねじ部に螺合させることにより、支持ブロック24をスレイ13に固定することができる。
また、ナット29とボルト28との締結を緩めることにより、支持ブロック24はガイド溝27に沿って左右方向に移動可能となっている。すなわち、主ブラケット14の左右方向への位置調整に合わせて支持ブロック24と一体化された補助ブラケット22も固定位置を調整できるようになっている。
以上の構成を有するエアジェット織機のメインノズル装置10につき、作用説明を行う。
選択されたメインノズル(メインノズル11A〜11Hのうちどれか1個)から、緯糸Yが射出され、緯糸案内通路21内に緯入れされる。緯入れが終了すると、緯糸Yは変形筬20によって筬打ちされ、図示しない織布が形成される。
変形筬20による筬打ちは、変形筬20を支持するスレイ13を図示しない駆動機構により前後方向に揺動させることにより行われる。この緯入れと筬打ちは繰り返し行われ、繰り返しのサイクルは、例えば、現在稼動中の織機では、1分間に1000回転程度の高速で運転されている。
スレイ13の揺動運動に伴い、スレイ13に固定された主ブラケット14も一体的に前後方向に揺動運動を行う。
ところで、主ブラケット14のノズル保持部12には、8個のメインノズル11A〜11Hの基端部分が保持されると共に、メインノズル11A〜11Hに緯糸Yを案内する8個の案内口18及び、メインノズル11A〜11Hに圧縮空気を供給する8個の配管部19が設けられている。このため、ノズル保持部12は大型化し、大きな質量を有しているため、スレイ13の揺動運動に伴い大きな力(慣性力)を受ける。ちなみに、慣性力Fの大きさは、物体の質量mに物体の加速度aをかけたもの(F=ma)で表すことができる。本実施形態では、ノズル保持部12に作用する慣性力Fは、ノズル保持部12の質量が大きくなるほど、又は、スレイ13の揺動運動の回転数が大きくなるほど大となる。この慣性力Fにより、ノズル保持部12は前後方向に振動を起す恐れがある。
しかし、主ブラケット14の取付部15は、スレイ13の取付溝13Aに嵌め込まれ2本のボルトでスレイ13に固定されていることに加えて、ノズル保持部12の前面12Aとスレイ13とを接続する補助ブラケット22が設けられていることにより、主ブラケット14及び補助ブラケット22でノズル保持部12が前後方向に強固に固定され、ノズル保持部12の揺動方向の振動が抑制される。すなわち、大型化し大きな質量を有するノズル保持部12を主ブラケット14及び補助ブラケット22の協働によりスレイ13に強固に固定することができるので、ノズル保持部12の揺動方向の振動を抑制することが可能である。特に、補助ブラケット22の本体部22Bは、板厚方向が左右方向と一致するよう配置されていることにより、揺動方向に作用する力に対して剛性を高めることができる。よって、ノズル保持部12を振動しないように一層強固に固定することが可能である。その結果、ノズル保持部12に保持されたメインノズル11A〜11Hの振動を抑制することが可能である。この振動の抑制により、従来技術と比較して緯糸Yの緯入れ不良が防止される。また、主ブラケット14の振動による主ブラケット14の左右方向への移動を防止できる。
メインノズル11A〜11Hの左右位置の調整は、主ブラケット14をスレイ13に沿って左右方向に移動させて行われる。主ブラケット14の取付部15には、2個の長孔15Aが形成されていることにより、取付部15を取付溝13Aに沿って左右方向に移動させて左右位置の調整を行い、ボルト15Bで締め付ければよい。
このとき、補助ブラケット22の折り曲げ部22Aはノズル保持部12の前面12Aに固定され、補助ブラケット22に一体固定された支持ブロック24は、スレイ13の前面に形成されたガイド溝27に沿って左右方向に移動可能となっている。
従って、メインノズル11A〜11Hの左右位置の調整を行う時には、次のような手順で行えば良い。
先ず、取付部15の長孔15Aに挿通された2本のボルト15Bを緩め、同時に支持ブロック24の貫通孔24Aに挿通されているボルト28とナット29とを緩める。
次に、主ブラケット14の取付部15を取付溝13Aに沿って左右方向に移動させて左右位置の調整を行う。このとき、ノズル保持部12の前面12Aに固定されている補助ブラケット22は、主ブラケット14の左右方向への移動に伴い、ガイド溝27に沿って左右方向に移動する。よって、主ブラケット14を左右方向にスムースに移動させて左右位置の調整を行える。
次に、左右位置の調整を行った後で、2本のボルト15Bを締め付けて取付部15を取付溝13Aに固定させる。そして、ボルト28とナット29とを締め付けて支持ブロック24をスレイ13に固定する。
第1の実施形態に係るエアジェット織機のメインノズル装置10によれば以下の効果を奏する。
(1)メインノズル11(11A〜11H)の基端部分を保持するノズル保持部12とスレイ13との間には、ノズル保持部12の前面12Aとスレイ13の前面に形成されたガイド溝27とを接続する補助ブラケット22が設けられており、大型化し大きな質量を有するノズル保持部12を主ブラケット14及び補助ブラケット22により前後からスレイ13に固定することができるので、ノズル保持部12の揺動方向の振動を抑制することが可能である。よって、ノズル保持部12に保持されたメインノズル11の振動を抑制することが可能である。
(2)補助ブラケット22の本体部22Bは、板厚方向が左右方向と一致するよう配置されていることにより、揺動方向に作用する力に対して剛性を高めることができ、ノズル保持部12を振動しないように一層強固に固定することが可能である。
(3)補助ブラケット22のノズル保持部12への取り付け位置は、ノズル保持部12の前面12Aなので、補助ブラケット22のノズル保持部12への取り付け作業をエアジェット織機の前側より行えばよく、取り付け作業を行いやすい。
(4)補助ブラケット22の折り曲げ部22Aはノズル保持部12の前面12Aに固定され、補助ブラケット22に一体固定された支持ブロック24は、スレイ13の前面に形成されたガイド溝27に沿って左右方向に移動可能となっているので、ノズル保持部12と補助ブラケット22との連結を解除することなく主ブラケット14を左右方向にスムースに移動させて左右位置の調整を行うことが可能である。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を図5、図6に基づいて説明する。
この実施形態は、第1の実施形態におけるエアジェット織機のメインノズル装置10に
緯糸自動処理装置を付加した場合であり、その他の構成は共通である。
従って、ここでは説明の便宜上、先の説明で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し、変更した個所のみ説明を行う。
図5及び図6に示すように、第2の実施形態におけるメインノズル装置50は、緯入れ不良の緯糸Yを自動的に処理する緯糸自動処理装置を備えている。緯入れ用メインノズル11の先端側上方には、緯糸導入ダクト51が設置され、緯入れ用メインノズル11の先端側下方には緯入れ阻止ノズル52が設置されている。緯入れ用メインノズル11の根元側上方には、エアガイド53及び吸引ダクト54が設置されている。右方から左方に向かい、緯糸導入ダクト51、エアガイド53、吸引ダクト54の順に設置されている。緯糸導入ダクト51、エアガイド53及び吸引ダクト54には、図5に示すように吸引用通路Xが形成されている。
緯糸導入ダクト51には、メインノズル11の先端側に向けて開口する導入口51Aが形成され、メインノズル11の噴射経路を挟んで緯入れ阻止ノズル52の噴射口52Aと対向配置されている。緯糸導入ダクト51の左側端部には排出口が形成されている。
緯糸導入ダクト51は、下方に延設されたブラケット55に支持され、ブラケット55は主ブラケット14の取付部15に保持部材56を介してボルト57で固定されている。
緯入れ阻止ノズル52は、矩形の支持ブロック58と結合され、支持ブロック58はスレイ13のガイド溝27にボルト59とナット60により左右移動可能に止着されている。
エアガイド53には左右方向に吸引用通路Xが形成されている。エアガイド53は、U字状に湾曲したブラケット61に支持され、ブラケット61は支持ブロック62と2本のボルト63により結合されている。そして、支持ブロック62はスレイ13のガイド溝27にボルト59とナット60により左右移動可能に止着されている。
緯糸導入ダクト51とエアガイド53間には、図示しないローラ把持機構が設けられている。なお、ローラ把持機構とは、緯入れ不良の緯糸Yを織前から引き取り除去するための機構を指す。
吸引ダクト54には左右方向に吸引用通路Xが形成されている。吸引ダクト54の左出口側は、図示しない配管パイプを介してダストボックスと連結されている。
吸引ダクト54は、側面形状がU字状に湾曲した形状を有する吸引ダクトブラケット64に支持されている。吸引ダクトブラケット64は、吸引ダクトブラケット64の板厚方向が左右方向と一致するよう配置されている。吸引ダクトブラケット64は支持ブロック65と2本のボルト63により結合されている。そして、支持ブロック65はスレイ13のガイド溝27に2本のボルト59とナット60により左右移動可能に止着されている。
緯糸自動処理装置は、緯糸導入ダクト51、エアガイド53、吸引ダクト54、緯入れ阻止ノズル52及びローラ把持機構などを備えており、図示しない制御装置により制御されている。
緯入れ不良が発生した場合には、不良の緯糸Yは緯入れ阻止ノズル52の噴射作用によって緯糸導入ダクト51に案内され、エアガイド53及び吸引ダクト54の吸引用通路X
を通って図示しないダストボックスに回収される。詳細の動作については説明を省略する。
吸引ダクトブラケット64の前部には、吸引ダクトブラケット64とノズル保持部12を連結する連結部材66が取り付けられている。連結部材66は、L字状に屈曲した形状を有している。連結部材66の一方の部位は、吸引ダクトブラケット64にボルト67により固定されている。連結部材66の他方の部位には、左右方向に所定の長さを有する長孔69が形成されている。連結部材66の他方の部位は、長孔69に挿通されたボルト68によりノズル保持部12の前面12Aに固定されている。
このように第2の実施形態におけるメインノズル装置50では、緯糸自動処理装置における吸引ダクト54をスレイ13に固定する吸引ダクトブラケット64を、補助ブラケットとして活用できる。吸引ダクトブラケット64とノズル保持部12とを連結する連結部材66を設けることにより、主ブラケット14と協働してノズル保持部12をスレイ13に固定することができるので、ノズル保持部12の揺動方向の振動を抑制することが可能である。特に、吸引ダクトブラケット64は、吸引ダクトブラケット64の板厚方向が左右方向と一致するよう配置されていることにより、揺動方向に作用する力に対して剛性を高めることができ、ノズル保持部12を振動しないように一層強固に固定することが可能である。
また、緯糸自動処理装置における吸引ダクト54をスレイ13に固定する吸引ダクトブラケット64を、補助ブラケットとして活用することができるので、補助ブラケットを新設する場合と比較して、装置の簡略化を図ることが可能である。
また、吸引ダクトブラケット64とノズル保持部12とを連結する連結部材66の他方の部位には、長孔69が形成されていることにより、吸引ダクトブラケット64を支持ブロック65を介してスレイ13に固定したままでも、主ブラケット14を左右方向に移動させて左右位置の調整を行うことが可能である。
本発明は、前記した各実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、次のように実施することができる
第1の実施形態では、補助ブラケット22はスレイ13の前面に形成されたガイド溝27に沿って左右移動可能とされているとして説明したが、補助ブラケット22はスレイ13の前方側に固定したまま(左右移動不能)であり、補助ブラケット22のノズル保持部12への取り付け側(折り曲げ部22A)を長孔で形成し、左右移動可能としても良い。この場合、補助ブラケット22はガイド溝27以外の場所に固定してもよい。
○ 第1及び第2の実施形態では、メインノズルを8個(8色)として説明したが、2個以上の複数個であれば適用可能である。
10、50 メインノズル装置
11(11A〜11H) メインノズル
12 ノズル保持部
12A 前面
13 スレイ
13A 取付溝
14 主ブラケット
15 取付部
15A 長孔
22 補助ブラケット
24 支持ブロック
27 ガイド溝
54 吸引ダクト
64 吸引ダクトブラケット
65 支持ブロック
66 連結部材
69 長孔
Y 緯糸

Claims (4)

  1. 緯入れ用の複数のメインノズルと、該メインノズルの基端部分を保持するノズル保持部を有しスレイの後方側に形成された取付溝に固定される主ブラケットとを備え、前記スレイの揺動に伴い前記スレイと一体的に揺動するエアジェット織機のメインノズル装置であって、
    前記ノズル保持部の前面と前記スレイの前方側とを接続し、前記主ブラケットと協働して前記ノズル保持部の揺動方向の振動を抑制する補助ブラケットを設けたことを特徴とするエアジェット織機のメインノズル装置。
  2. 前記補助ブラケットは、端部において折り曲げられ前記ノズル保持部の前面に取り付けられる折り曲げ部と、前記折り曲げ部よりも前側の部位を有し、板厚方向が左右方向と一致する本体部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のエアジェット織機のメインノズル装置。
  3. 前記補助ブラケットは、前記スレイの前方側において前記エアジェット織機の左右方向に形成されたガイド溝に沿って移動可能としたことを特徴とする請求項1及び2のいずれか一項に記載のエアジェット織機のメインノズル装置。
  4. 前記エアジェット織機は、緯入れ不良の緯糸を自動的に処理する緯糸自動処理装置を備え、前記補助ブラケットは、前記緯糸自動処理装置の吸引ダクトを支持する吸引ダクトブラケットであり、前記吸引ダクトブラケットは前記スレイの前方側に固定されるとともに、前記吸引ダクトブラケットと前記ノズル保持部を前記吸引ダクトブラケットに対して前記ノズル保持部を前記エアジェット織機の左右方向に移動可能に連結する連結部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のエアジェット織機のメインノズル装置。
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