JP5892083B2 - パラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法 - Google Patents

パラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法 Download PDF

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Description

本発明はパラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法に関する。
フォールト トレラント サーバ(以降FTサーバ:Fault Tolerant サーバ)とは、2つのシステムを備え、これら2つのシステムが同期して動作することを可能とするシステムである。FTサーバではシステムを構成する全てのハードウェア・モジュールが多重化されている。また、全てのハードウェア・モジュールが同期して動作している。すなわち、それぞれのクロックごとに、2つのシステムの内部の論理の状態は全く同じ状態になっている。このような状態はロックステップと呼ばれている。FTサーバでは、たとえある部位で故障が発生しても、この部位に関係するハードウェア・モジュールが切り離され、この部位に等価な別の正常なハードウェア・モジュールで処理が続行される。この特徴により、FTサーバは通常のサーバに比べて、耐故障性が優れている。
しかし、FTサーバにおいて、クロック周波数をダイナミックに変える動作を実現することは難しい。クロックをダイナミックに変えた場合、それぞれのCPU(Central Processor Unit)が、それぞれ異なるタイミングでクロックを変更することになるため、2つの系が互いに違う動きを始めてしまう。その結果、FTサーバは、その特長であるロックステップの状態を、維持できなくなる。異なるタイミングとなってしまう理由は、2つのハードウェア・モジュールの置かれた環境には、温度等に違いがあるからである。
このようなロックステップの乱れを防ぐため、FTサーバにおいては、プロセッサのターボモードを常に無効(Disable)の状態に設定せざるを得なかった。ターボモードとは温度など監視して、その状況に応じてアナログ的に周波数を動的に変えるという機能であるが、FTサーバにおいては、上記の理由からこの機能が有効に利用されていない。
また、同じ理由で電圧の制限機能も、利用されていない。
特許文献1は、2台のプロセッサ装置を結合または、結合した2台のプロセッサ装置を分離する、分離/結合指示手段と、結合/分離前後のクロック同期状態を記憶する状態記憶手段とを有するプロセッサ装置を開示している。
特許文献2は、それぞれCPUとFT制御部とサウスブリッジとを有する2つのシステムが、互いのFT制御部で結合されたFTシステムを開示しており、サウスブリッジが故障した場合も、スタンバイのサウスブリッジと交換できる効果を主張している。
特許文献3は、バスに接続した複数のプロセッサのうち、マスタとなるプロセッサが、バスに、クロック周波数切り替えのバストランザンンクションを発行することによって、複数のプロセッサのクロック周波数を動的に変更することを開示している。
特開平10−293697 特開2006−178659 特開2002−23884
特許文献1は結合前後の2台のプロセッサ装置のクロック同期状態を記憶することを開示しているが、同時に2台のプロセッサ装置のクロックを変えることについての開示はない。特許文献2は、2つのシステムとサウスブリッジが同期して動作することは開示しているが、同時に2台のプロセッサ装置のクロックを変えることについての開示はない。
特許文献3は、バストランザンクションが発行されるという契機によって、複数のプロセッサの周波数が動的に変更されることを開示しているが、変更されるタイミングは必ずしも同時にはならない。
本発明の目的は、情報処理装置における2つのCPUの、クロック周波数、動作電圧等の動作パラメータを、同時に、同じ値に変更することである。
本発明によれば、第1プロセッサと、第2プロセッサと接続するとともに自機と同期して動作する他の装置接続し、前記第1プロセッサ及び前記第2プロセッサのクロック周波数である第1クロックの変更値を所定のタイミングを契機として出力する制御手段と、前記制御手段による出力に基づいて前記第1プロセッサの前記第1クロックを変更する設定手段とを備え、前記所定のタイミングは、前記第1クロックを分周した第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出したタイミングであり、前記制御手段は、前記変更値と前記所定のタイミングとを指定する変更要求を前記第1プロセッサ及び前記他の装置から受け取った後、前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出すると、当該変更値を前記設定手段及び前記他の装置に出力し、前記設定手段は、前記検出された前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりの次の前記第1クロックの立ち上がりで、前記第1プロセッサの前記第1クロックを前記変更値に変更するパラメータ設定装置が得られる。
本発明によれば、第1プロセッサと、第2プロセッサと接続するとともに自機と同期して動作する他の装置と接続するパラメータ設定装置のコンピュータに、前記第1プロセッサ及び前記第2プロセッサのクロック周波数である第1クロックの変更値を所定のタイミングを契機として出力する第1処理と、前記第1処理における出力に基づいて前記第1プロセッサの前記第1クロックを変更する第2処理とを実行させるためのプログラムであって、前記所定のタイミングは、前記第1クロックを分周した第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出したタイミングであり、前記第1処理は、前記変更値と前記所定のタイミングとを指定する変更要求を前記第1プロセッサ及び前記他の装置から受け取った後、前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出すると、当該変更値を出力する処理を含み、前記第2処理は、前記検出された前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりの次の前記第1クロックの立ち上がりで、前記第1プロセッサの前記第1クロックを前記変更値に変更する処理を含むパラメータ設定プログラムが得られる。
本発明によれば、第1プロセッサと、第2プロセッサと接続するとともに自機と同期して動作する他の装置と接続するパラメータ設定装置のコンピュータに、前記第1プロセッサ及び前記第2プロセッサのクロック周波数である第1クロックの変更値を所定のタイミングを契機として出力する第1処理と、前記第1処理における出力に基づいて前記第1プロセッサの前記第1クロックを変更する第2処理とを実行させるためのプログラムであって、前記所定のタイミングは、前記第1クロックを分周した第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出したタイミングであり、前記第1処理は、前記変更値と前記所定のタイミングとを指定する変更要求を前記第1プロセッサから受け取り、かつ、当該変更要求を前記他の装置に通知して当該他の装置から了解信号を受け取った後、前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出すると、当該変更値を出力する処理を含み、前記第2処理は、前記検出された前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりの次の前記第1クロックの立ち上がりで、前記第1プロセッサの前記第1クロックを前記変更値に変更する処理を含むパラメータ設定プログラムが得られる。
本発明によれば、第1プロセッサと、第2プロセッサと接続するとともに自機と同期して動作する他の装置と接続するパラメータ設定装置が、前記第1プロセッサ及び前記第2プロセッサのクロック周波数である第1クロックの変更値を所定のタイミングを契機として前記他の装置に出力し、前記変更値に基づいて前記第1プロセッサの前記第1クロックを変更するパラメータ設定方法であって、前記所定のタイミングは、前記第1クロックを分周した第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出したタイミングであり、前記変更値と前記所定のタイミングとを指定する変更要求を前記第1プロセッサ及び前記他の装置から受け取った後、前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出すると、当該変更値を前記他の装置に出力し、前記検出された前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりの次の前記第1クロックの立ち上がりで、前記第1プロセッサの前記第1クロックを前記変更値に変更するパラメータ設定方法が得られる。
本発明によれば、第1プロセッサと、第2プロセッサと接続するとともに自機と同期して動作する他の装置と接続するパラメータ設定装置が、前記第1プロセッサ及び前記第2プロセッサのクロック周波数である第1クロックの変更値を所定のタイミングを契機として前記他の装置に出力し、前記変更値に基づいて前記第1プロセッサの前記第1クロックを変更するパラメータ設定方法であって、前記所定のタイミングは、前記第1クロックを分周した第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出したタイミングであり、前記変更値と前記所定のタイミングとを指定する変更要求を前記第1プロセッサから受け取り、かつ、当該変更要求を前記他の装置に通知して当該他の装置から了解信号を受け取った後、前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出すると、当該変更値を前記他の装置に出力し、前記検出された前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりの次の前記第1クロックの立ち上がりで、前記第1プロセッサの前記第1クロックを前記変更値に変更するパラメータ設定方法が得られる。
本発明においては、情報処理装置における2つのプロセッサの動作パラメータを、同時に同じ値に変更することが可能である。
図1は本発明の構成を表すブロック図である。 図2は本発明の制御用論理回路を構成するステートマシンの遷移を説明する図である。 図3は本発明の第1の実施形態のタイミングダイアグラムを表す。 図4は本発明の第1の実施形態の動作を表すフローチャートである。 図5は本発明の第2の実施形態のタイミングダイアグラムを表す。 図6は本発明の第2の実施形態の動作を表すフローチャートである。 図7は本発明の第3の実施形態の構成を表すブロック図である。
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。 図1は実施形態の構成図を示す。
フォルトトレラントコンピュータシステム(以降FTシステム100)は、2つのサブシステム、サブシステム10とサブシステム20とを接続して構成されている。サブシステム10とサブシステム20の内部の論理の状態は、動作中はいつでも、それぞれのクロックごとに全く同じ状態となっている。すなわち、このフォルトトレランスコンピュータ100は、ロックステップといわれる状態で動作をしている。
サブシステム10は、CPU11、パラメータ設定装置40、ベースクロックを生成する第1クロック生成器14、第2クロック生成器16を生成する分周器15が1つのボードに搭載されている。パラメータ設定装置40は、CPU11のクロックを変更する設定部12、メモリと待ち合わせ論理回路とを備える制御用論理回路13と、を備えている。第2クロック生成器16が生成したクロック信号はスロークロック、グローバルアライメント信号とも呼ばれている。第2クロック生成器16が生成したクロック信号の周波数は、第1クロック生成器14が生成したクロック信号の周波数より低い。
サブシステム20は、CPU11と同じ仕様のCPU21、パラメータ設定装置40と同じ仕様のパラメータ設定装置50とが1つのボードに搭載されている。パラメータ設定装置50は、設定部12と同じ仕様の設定部22、制御用論理回路13と同じ仕様の制御用論理回路23と、を備えている。制御用論理回路13、制御用論理回路23は、ステートマシン(StateMachine)で構成されている。
サブシステム10、サブシステム20はバックプレーンを介して接続され全体として一つのコンピュータシステムとして構成されている。制御用論理回路13、制御用論理回路23は制御部30と呼ばれることもある。サブシステム10とサブシステム20はロックステップで同期して動作する。したがって、FTコンピュータ100は、サブシステム10、サブシステム20のうちどちらかが故障しても、故障していないサブシステムに、故障したサブシステムの機能を引き継がせることにより、故障するまでと同じ動作を継続することができる。
CPU11と設定部12の間、CPU21と設定部22の間は、1本ないし数本の信号線で接続されている。設定部12と制御用論理回路13の間、設定部22と制御用論理回路23の間、制御用論理回路13と制御用論理回路23の間も、1本ないし数本の信号線で接続されている。これらの信号は一方のサブシステムの状態の遷移を他方に伝えたり、クロック変更の指示を伝えたりするのに使われる。
第1クロック生成器14は、制御用論理回路13及び制御用論理回路23に接続されている。第2クロック生成器16は2つのサブシステム間でクロック変更のタイミングを一致させるために用いられる。第2クロック生成器16が生成したクロック信号の周波数は第1クロック生成器14が生成したクロック周波数の数十分の1の周波数である。
第2クロック生成器16のクロック信号は、分周器15により、第1クロック生成器14のクロック信号を数十倍に分周することによって得られる。第1クロック生成器14、第2クロック生成器16はどちらかのサブシステムに搭載され、これらで生成されたクロック信号は、他の一方のサブシステムにも供給される。この実施形態の場合、第1クロック生成器14、第2クロック生成器16はサブシステム10に搭載され、その信号はサブシステム20にも供給されている。第2クロック生成器16の周波数をボード間の、ばらつきの影響を受けない程度の、低い周波数まで下げることにより、精度よく立ち上がりエッジや立ち下がりエッジを検出することができる。
第1クロック生成器14は水晶発振子もしくはセラミック発信子等で構成されている。第1クロック生成器14のクロック信号は、図示しない遅延回路により、サブシステム10とサブシステム20のそれぞれのボード上に、全く同じタイミングで供給されるよう位相が調整される。
制御用論理回路13、制御用論理回路23は、互いに同期して動作するように設計されている。すなわち、これら2つの論理回路は、それぞれに接続している設定部12、設定部22に、CPUのクロック周波数または電圧を変えさせる契機を与えるタイミングが、一致するように設計されている。なお、第1クロック生成器14が生成した信号は第1クロック、第2クロック生成器16が生成した信号は第2クロックと呼ばれる。制御用論理回路13、制御用論理回路23はステートマシン制御をおこなうように設計されている。制御用論理回路23の論理の状態は、ロックステップ状態のため、制御用論理回路13と全く同じ状態となる。したがって、制御用論理回路13に設定された変更指示のタイミングは、制御用論理回路23でも同一のタイミングに設定される。
左記の説明において、制御用論理回路13と制御用論理回路23とを入れ替えても、同様の結論となる。設定部12、設定部22、制御用論理回路13、制御用論理回路23は論理素子を組み合わせて構成するハードウェアで実現されてもよいし、コンピュータプログラムを実行するソフトウェアで実現されてもよい。
次に、本発明の第1の実施の形態の動作について図面を参照して説明する。図2は制御用論理回路13、及び制御用論理回路23の状態遷移を示すステートマシンの遷移図を表わす。制御用論理回路13、及び制御用論理回路23の内部は、自機のクロック変更要求を待機する「WAIT」、他機のクロック変更要求を待機する「他系待機」、変更指示タイミングを設定する「クロック変更トリガー」、「終了」の4つの状態を含んでいる。
図3はFTシステム100のタイミングダイアグラムを表す。以下は、サブシステム10を自機、サブシステム20を他機(他系とも呼ぶ)とした説明である。初期化後、サブシスム10は、自機のCPU11からの自機クロック変更リクエストを待機する「WAIT」の状態にある(自機状態1)。自機クロック変更リクエストを受信した後、サブシステム10は他機であるサブシステム20のクロック変更リクエストを待機する「他系待機」の状態に遷移する。サブシステム10はサブシステム20からのクロック変更リクエストを受信した後、変更指示タイミングを設定する「クロック変更トリガー」の状態に遷移する。
一方、サブシステム20は、CPU21からのクロック変更リクエストを待機する「WAIT」の状態にある(他機状態2)。サブシステム20は、CPU21からの変更リクエストを受信し、「他系待機」の状態に遷移した後、サブシステム10と同時に「クロック変更トリガー」の状態に遷移する。「クロック変更トリガー」の状態で、第2クロックの次の立ち上がりが、変更契機として指定された場合、第2クロックの次の立ち上がり(図3の円内)が検出された時点で、CPU11、CPU12への変更指示が、設定部12、設定部22から出力される。第2クロックは第1クロックより十分に低い周波数に設定されている。そのため、サブシステム10とサブシステム20の特性ばらつきによって、立ち上がりを検出する信号にばらつきが発生することはほとんどない。
次に、図4のフローチャートを用いて、FTシステム100の動作説明をする。ここでは、サブシステム10を中心に説明する。サブシステム10の制御用論理回路13は、最初にステートマシンを初期化される(S−1)。次に制御用論理回路13は、CPU11からクロック周波数の変更リクエスト(変更要求とも呼ぶ)が到着するのを待つステート(図2 WAIT)に移る(S−2)。変更リクエストは、新しく設定する周波数、変更のタイミングである変更契機を指定する。
CPU11からクロックの変更リクエストが到着すると(S−3 YES)、制御用論理回路13は、もう1つのサブシステム20からの変更要求が送られてくるのを待つステート(図2 他系待機)に入る(S−4)。変更要求を受け取っていない場合(S−3 NO)、制御用論理回路13は、引き続き変更要求の到着を待機するステートにとどまる(S−2)。サブシステム20から変更要求を受け取ると(S−5 YES)、制御用論理回路13は、変更指示のタイミング、新しい周波数または電圧を設定するステート(図2 クロック変更トリガー)に移る(S−6)。この時、制御用論理回路13から出力された信号により、制御用論理回路23も制御用論理回路13と同じステートに移る。したがって、制御用論理回路23でも制御用論理回路13と同じ変更指示のタイミング、変更する周波数または電圧が設定される。
この実施形態では、制御用論理回路13は、次の第2クロックの立ち上がりエッジを待って、CPU11に対してクロック周波数または電圧を変更する、という変更契機を設定する。なお、変更契機はこの実施形態の例に限定されない。変更契機の設定は、変更要求の内容に応じて、行われるものであり、信号の立ち下がりが指定されてもよい。サブシステム20からの変更要求を受け取っていない場合(S−5 NO)、制御用論理回路13は、引き続きサブシステム20からの変更リクエストの到着を待機するステートにとどまる(S−4)。サブシステム20からの変更要求を受け取り、変更契機が設定された場合、制御用論理回路13は、信号の立ち上がりの検出を待つステート(図2 クロック変更トリガー)に移る(S−7)。
制御用論理回路13は、信号の立ち上がりが検出された時点(S−8 YES)で、設定部12にクロック周波数を変更する指示、及び変更する動作パラメータである周波数もしくは電圧の変更値を出力する(S−9)。設定部12はこの指示に基づいてCPU11のクロック周波数、もしくは電圧値を変更する(S−10)。
サブシステム20の制御用論理回路23も、サブシステム10の制御用論理回路13と同一の機能を有し、同じ状態をとるように同期しているため、S―6での制御用論理回路13からの指示を受けた後、制御用論理回路13と同じ動作を行う。すなわち、制御用論理回路23は、制御用論理回路13と同じく第2クロックの立ち上がりエッジでクロック周波数を変更する指示をCPU21に対して出す。この結果、サブシステム20においては、サブシステム10と同時にCPU21のクロック周波数または電圧が、CPU11のクロック周波数または電圧と同一の値に変更される。
このように、2つのサブシステムに搭載されているCPUのそれぞれのクロックが同時に変更されることになる。
本実施形態では、CPU11、CPU21のクロック周波数を、第2クロック生成器16の信号を変更契機として制御用論理回路13が制御用論理回路23に出力することで、サブシステム10とサブシステム20は同時に同一のクロック周波数または電圧に変更することができる。
上記実施形態では、各部位を信号線で接続したが、各部位は、赤外線、もしくは近距離無線等で接続されてもよい。
上記実施形態では、第2クロック生成器16を用い、その信号を変更契機としたが、第1クロック生成器14の周波数が十分に低い場合、第1クロック生成器14の信号を変更契機として用いることができるので、第2クロック生成器16は必ずしも必要ない。
上記実施形態では、クロック周波数または電圧を変更する場合について説明したが、変更対象は必ずしもクロック周波数に限定されるものではない。CPUを動作させる条件を変更するパラメータであれば、いずれも変更対象とすることができる。この場合、設定部12、設定部22は、それぞれ制御用論理回路13、制御用論理回路23の出力に基づいて、CPU11、CPU21の変更パラメータを、同時に、同じ値に変更する。
上記実施形態では、第1クロック生成器14、第2クロック生成器16をサブシステム10が備えている形態を示したが、これらはサブシステム10に外付けされてもよい。
上記実施形態では、CPU11をサブシステム10が備えている形態を示したが、CPU11はサブシステム10に外付けされてもよい。
上記実施形態では、FTシステム100について説明したが、本実施形態はFTシステムだけではなく、一般的な情報処理に適用することが可能である。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、サブシステム10からクロック周波数の変更要求が出された場合、サブシステム20からのクロック周波数の変更要求を待っていた。
第2の実施形態では、サブシステム20からのクロック変更リクエストを待たない。第2の実施形態の構成は第1の実施形態と同じである。図5は、実施形態2のタイミングダイアグラムである。図3のタイミングダイアグラムと異なる点は、サブシステム10(自機)が通知を行う点、通知を受けたサブシステム20(他機)が了解信号を送り、これを受けた後、サブシステム10が変更契機を設定する点である。
図6は第2の実施形態におけるFTシステム100の動作を表すフローチャートである。S−21〜S−23は、図4に示す第1の実施形態のS1〜S3と同じである。サブシステム10は、変更指示を受けた後、これをサブシステム20に通知する(S−24)。通知を受けたサブシステム20が了解信号を送り、サブシステム10がこれを受けると(S−25 YES)、制御用論理回路13は変更契機を設定する(S−26)。S−27〜S−29は、図4に示す第1の実施形態のS―8〜S−10と同じである。
本実施形態では、一方のサブシステムからの変更要求をもう一方のサブシステムが待つ必要がないので、第1の実施形態に比べて迅速なクロックの変更が可能となる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、同期して動作する複数のプロセッサの1つと接続し、さらに、前記複数のプロセッサの他のプロセッサと接続している他の装置とも接続し、指示された契機で、自装置と接続しているプロセッサの動作パラメータを指定された新しい動作パラメータに変更する設定部12と、この契機の指定とこの新しい動作パラメータを設定部および他の装置に出力する制御部30と、を備えるパラメータ設定装置40である。
本実施形態は、情報処理装置における2つのプロセッサの動作パラメータを、同時に同じ値に変更することが可能である。
10 サブシステム
11 CPU
12 設定部
13 制御用論理回路
14 第1クロック生成器
15 分周器
16 第2クロック生成器
20 サブシステム
21 CPU
22 設定部
23 制御用論理回路
30 制御部
40 パラメータ設定装置
50 パラメータ設定装置
100 FTシステム

Claims (6)

  1. 第1プロセッサと、第2プロセッサと接続するとともに自機と同期して動作する他の装置接続し、
    前記第1プロセッサ及び前記第2プロセッサのクロック周波数である第1クロックの変更値を所定のタイミングを契機として出力する制御手段と、
    前記制御手段による出力に基づいて前記第1プロセッサの前記第1クロックを変更する設定手段とを備え、
    前記所定のタイミングは、前記第1クロックを分周した第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出したタイミングであり、
    前記制御手段は、前記変更値と前記所定のタイミングとを指定する変更要求を前記第1プロセッサ及び前記他の装置から受け取った後、前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出すると、当該変更値を前記設定手段及び前記他の装置に出力し、
    前記設定手段は、前記検出された前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりの次の前記第1クロックの立ち上がりで、前記第1プロセッサの前記第1クロックを前記変更値に変更する
    パラメータ設定装置。
  2. 第1プロセッサと、第2プロセッサと接続するとともに自機と同期して動作する他の装置接続し、
    前記第1プロセッサ及び前記第2プロセッサのクロック周波数である第1クロックの変更値を所定のタイミングを契機として出力する制御手段と、
    前記制御手段による出力に基づいて前記第1プロセッサの前記第1クロックを変更する設定手段とを備え、
    前記所定のタイミングは、前記第1クロックを分周した第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出したタイミングであり、
    前記制御手段は、前記変更値と前記所定のタイミングとを指定する変更要求を前記第1プロセッサから受け取り、かつ、当該変更要求を前記他の装置に通知して当該他の装置から了解信号を受け取った後、前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出すると、当該変更値を前記設定手段及び前記他の装置に出力し、
    前記設定手段は、前記検出された前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりの次の前記第1クロックの立ち上がりで、前記第1プロセッサの前記第1クロックを前記変更値に変更する
    パラメータ設定装置。
  3. 第1プロセッサと、第2プロセッサと接続するとともに自機と同期して動作する他の装置と接続するパラメータ設定装置のコンピュータに、
    前記第1プロセッサ及び前記第2プロセッサのクロック周波数である第1クロックの変更値を所定のタイミングを契機として出力する第1処理と、
    前記第1処理における出力に基づいて前記第1プロセッサの前記第1クロックを変更する第2処理とを実行させるためのプログラムであって、
    前記所定のタイミングは、前記第1クロックを分周した第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出したタイミングであり、
    前記第1処理は、前記変更値と前記所定のタイミングとを指定する変更要求を前記第1プロセッサ及び前記他の装置から受け取った後、前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出すると、当該変更値を出力する処理を含み、
    前記第2処理は、前記検出された前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりの次の前記第1クロックの立ち上がりで、前記第1プロセッサの前記第1クロックを前記変更値に変更する処理を含む
    パラメータ設定プログラム。
  4. 第1プロセッサと、第2プロセッサと接続するとともに自機と同期して動作する他の装置と接続するパラメータ設定装置のコンピュータに、
    前記第1プロセッサ及び前記第2プロセッサのクロック周波数である第1クロックの変更値を所定のタイミングを契機として出力する第1処理と、
    前記第1処理における出力に基づいて前記第1プロセッサの前記第1クロックを変更する第2処理とを実行させるためのプログラムであって、
    前記所定のタイミングは、前記第1クロックを分周した第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出したタイミングであり、
    前記第1処理は、前記変更値と前記所定のタイミングとを指定する変更要求を前記第1プロセッサから受け取り、かつ、当該変更要求を前記他の装置に通知して当該他の装置から了解信号を受け取った後、前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出すると、当該変更値を出力する処理を含み、
    前記第2処理は、前記検出された前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりの次の前記第1クロックの立ち上がりで、前記第1プロセッサの前記第1クロックを前記変更値に変更する処理を含む
    パラメータ設定プログラム。
  5. 第1プロセッサと、第2プロセッサと接続するとともに自機と同期して動作する他の装置と接続するパラメータ設定装置が、
    前記第1プロセッサ及び前記第2プロセッサのクロック周波数である第1クロックの変更値を所定のタイミングを契機として前記他の装置に出力し、
    前記変更値に基づいて前記第1プロセッサの前記第1クロックを変更するパラメータ設定方法であって、
    前記所定のタイミングは、前記第1クロックを分周した第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出したタイミングであり、
    前記変更値と前記所定のタイミングとを指定する変更要求を前記第1プロセッサ及び前記他の装置から受け取った後、前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出すると、当該変更値を前記他の装置に出力し、
    前記検出された前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりの次の前記第1クロックの立ち上がりで、前記第1プロセッサの前記第1クロックを前記変更値に変更する
    パラメータ設定方法。
  6. 第1プロセッサと、第2プロセッサと接続するとともに自機と同期して動作する他の装置と接続するパラメータ設定装置が、
    前記第1プロセッサ及び前記第2プロセッサのクロック周波数である第1クロックの変更値を所定のタイミングを契機として前記他の装置に出力し、
    前記変更値に基づいて前記第1プロセッサの前記第1クロックを変更するパラメータ設定方法であって、
    前記所定のタイミングは、前記第1クロックを分周した第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出したタイミングであり、
    前記変更値と前記所定のタイミングとを指定する変更要求を前記第1プロセッサから受け取り、かつ、当該変更要求を前記他の装置に通知して当該他の装置から了解信号を受け取った後、前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりを検出すると、当該変更値を前記他の装置に出力し、
    前記検出された前記第2クロックの立ち上がり又は立ち下がりの次の前記第1クロックの立ち上がりで、前記第1プロセッサの前記第1クロックを前記変更値に変更する
    パラメータ設定方法。
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