JP5891905B2 - サーバ装置、プログラム及び通信システム - Google Patents

サーバ装置、プログラム及び通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP5891905B2
JP5891905B2 JP2012078021A JP2012078021A JP5891905B2 JP 5891905 B2 JP5891905 B2 JP 5891905B2 JP 2012078021 A JP2012078021 A JP 2012078021A JP 2012078021 A JP2012078021 A JP 2012078021A JP 5891905 B2 JP5891905 B2 JP 5891905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
information
history
behavior history
server device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012078021A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013206409A (ja
Inventor
裕斗 花邑
裕斗 花邑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2012078021A priority Critical patent/JP5891905B2/ja
Publication of JP2013206409A publication Critical patent/JP2013206409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5891905B2 publication Critical patent/JP5891905B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、通信端末装置と連動して情報を提供するサーバ装置、プログラム及び通信システムに関する。
近年、WWW(World Wide Web)などのネットワーク技術の発展及びスマートフォンなどに代表される携帯型情報通信端末装置の進歩に伴い、電話公衆網を利用した通話だけでなく、電子メールに代表されるデータの送受信、デジタルコンテンツを含めた商品の購入、GPS(Global Positioning System)に基づく位置情報やナビゲーションの提供、ゲームの実行、及び、各種の情報の検索などの多機能化したものが一般化している。
特に、最近では、ネットワーク上に形成された仮想空間におけるコミュニケーションツールとしてソーシャルネットワーキングサービス(以下、「SNS」と略称する。)や電子掲示板に代表されるインターネットコミュニティも普及し、それらの利用者(以下、「ユーザ」という。)の数も年々増加している。また、SNSは、携帯型情報通信端末装置との親和性も高く、ユーザの行動履歴を解析するツール、または、グルーピングするツールとしても用いられることが多くなっている。
このような状況下においては、ユーザのWebページのアクセス、購入履歴、商品の利用履歴、または、店舗などへの来訪履歴など、携帯型を含む通信端末装置からのユーザの行動履歴の情報を収集し、ユーザの嗜好性の解析やグルーピングを実行して商品または店舗などのコンテンツを推薦することが一般化し、広告その他の分野でその利用が広がっている。
例えば、ユーザの通販などのサービス履歴に基づいて、ユーザの嗜好性を解析し、解析されたユーザをグルーピングして可視化するシステム(例えば、特許文献1)またはユーザの嗜好を解析し、ユーザが興味を有し、かつ、今まで利用していないコンテンツを提供するシステム(例えば、特許文献2)が知られている。
特開2004−126975号公報 特開2011−257918号公報
しかしながら、各特許文献に開示されたシステムにあっては、多数派的な情報または主要な情報(すなわち、メジャーな情報)に基づいて、行動履歴やユーザの特性や属性を解析しているので、現状、少数派的な情報または付随的な情報については切り捨てられており、これらの情報を有効活用しているとは言えない。特に、これから流行する可能性のある先駆的な情報は、その情報が一般に知れ渡る前では、少数派的な情報であり、また、瑣末的な情報であるため、他の情報に埋もれてしまうことが多く、先駆的な情報を上述のようなシステムにおいて推薦情報として提供することは難しい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、先駆的な情報を推薦することが可能なサーバ装置等を提供することにある。
(1)上述した課題を解決するため、本発明のサーバ装置は、ユーザ毎に、ユーザの個々の行動履歴を示す行動履歴情報を、それぞれ、行動履歴管理データベースに登録する登録手段と、所定のタイミングで、各ユーザの前記行動履歴情報に基づいて、一のユーザを対象ユーザとして他のユーザの行動履歴と一致する割合を、各ユーザとの類似度として算出する算出手段と、前記対象ユーザの各行動履歴情報と前記算出された各ユーザとの類似度が所与の第1条件を具備する他のユーザの各行動履歴情報とを比較し、前記対象ユーザの行動履歴と不一致と判定される他のユーザの行動履歴を特定行動履歴として特定する特定手段と、情報提供管理データベースから前記特定行動履歴が属する他のユーザの情報提供に関する属性値を取得し、当該取得した属性値に基づいて、前記特定行動履歴の中から、所与の第2条件を具備する前記特定行動履歴を抽出する抽出手段と、前記抽出された特定行動履歴を推薦情報として前記対象ユーザの通信端末装置に配信する配信手段と、を備える、構成を有している。
通常、先駆的な情報は、一般的に知れ渡る前では、少数派的で、瑣末的な情報であり、多数派的な情報または主要な情報ではなく、他の情報に埋もれてしまう。その一方、先駆的な情報を提供する際には、先駆的な情報を要求するユーザの嗜好に合致した情報でないと、ユーザの興味を刺激することなく、単なる不要な情報となってしまうことも多い。
本発明のサーバ装置は、上述の構成により、対象ユーザに類似するユーザを特定しつつ、他のユーザの情報提供に関する属性値によって、例えば、情報発信の発信源となるようなユーザを特定することができる。
したがって、本発明のサーバ装置は、対象ユーザに類似し、情報発信の発信源となるようなユーザの行動履歴であって、対象ユーザが未だ知らない情報を、推薦情報として配信することができるので、対象ユーザが興味を持ち、かつ、先駆的な情報を推薦することができる。
(2)また、本発明のサーバ装置は、前記特定手段が、前記対象ユーザの各行動履歴情報と、前記算出された類似度が所与の第1条件を具備する他のユーザの各行動履歴情報と、を比較し、前記対象ユーザの行動履歴と不一致となる他のユーザの行動履歴を特定し、前記特定した他のユーザの行動履歴の中から、前記他のユーザ間における行動履歴が一致する割合が所与の第3条件を具備する行動履歴を前記対象ユーザの行動履歴と不一致であると判定して前記特定行動履歴として特定する、構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、対象ユーザに類似するユーザであって、情報発信の発信源となるようなユーザの行動履歴を用いつつ、対象ユーザが未だ知らず、他のユーザにあっても認知度の低い情報を、推薦情報として配信することができるので、対象ユーザに興味を持たせつつ、先駆的な情報を推薦することができる。
(3)また、本発明のサーバ装置は、前記第3条件を具備する行動履歴には、前記他のユーザ間における行動履歴と一致する割合が最も低い行動履歴が含まれる、構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、対象ユーザが未だ知らず、他のユーザにあっても認知度の低い情報を、推薦情報として配信することができるので、対象ユーザに興味を持たせつつ、先駆的な情報を推薦することができる。
(4)また、本発明のサーバ装置は、前記抽出手段が、前記所与の第2条件として、前記属性値が最も高いユーザを特定し、当該特定したユーザの前記特定行動履歴を前記推薦情報として抽出する、構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、例えば、対象ユーザが採用する推薦情報を多く提供したユーザほど、高い値を示すようにすれば、情報発信の発信源となる先駆的なユーザを特定し、当該先駆的なユーザの行動履歴を推薦情報として提供することができるので、対象ユーザに興味を持たせつつ、先駆的な情報を推薦することができる。
(5)また、本発明のサーバ装置は、前記推薦情報として抽出された特定行動履歴が所定の条件を具備した場合に、前記状況提供管理データベースにおける、当該抽出された特定行動履歴が属するユーザの前記属性値を更新登録する更新登録手段を更に備える、構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、例えば、推薦情報に基づいて対象ユーザが同一の行動をした場合に、推薦情報を提供したユーザの属性値を更新することによって、頻繁に推薦情報を提供するユーザを情報発信の発信源となる先駆的なユーザとして用いることができる。
したがって、本発明のサーバ装置は、対象ユーザに類似し、情報発信の発信源となるようなユーザの行動履歴であって、対象ユーザが未だ知らない情報を、推薦情報として配信することができるので、対象ユーザが興味を持ち、かつ、先駆的な情報を推薦することができる。
(6)また、本発明のサーバ装置は、前記所定の条件には、前記推薦情報として前記抽出された特定行動履歴が前記対象ユーザに配信されたこと、及び、前記対象ユーザが前記推薦情報として配信された特定行動履歴と同一の行動が実行されたことを含む、構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、推薦情報に基づいて対象ユーザが同一の行動をした場合に、推薦情報を提供したユーザの属性値を更新することによって、頻繁に推薦情報を提供するユーザを情報発信の発信源となる先駆的なユーザとして用いることができる。
(7)また、本発明のサーバ装置は、前記所定の条件には、さらに、前記対象ユーザが予め設定された有効期限までに前記特定行動履歴と同一の行動が実行されることを含む、構成を有している。
通常、推薦情報が提供されてから迅速に特定行動履歴と同一の行動がされていない場合には、対象ユーザにとって魅力的で先駆的な情報であるとはいえず、推薦情報が提供されてからしばらく時間が経過した後に特定行動履歴と同一の行動が実行されたとしても、先駆的な情報とならない。
したがって、本発明のサーバ装置は、上記構成を有することによって、頻繁に推薦情報を提供するユーザか否かを、すなわち、情報発信の発信源となる先駆的なユーザであるか否かを的確に数値化することができる。
(8)また、本発明のサーバ装置は、前記行動履歴情報が、前記ユーザが存在した位置情報、前記ユーザが来訪した店舗の店舗識別情報、前記ユーザが利用したコンテンツのコンテンツ識別情報、及び、前記ユーザが購入した商品の商品識別情報のいずれかの情報である、構成を有している。
この構成により、本発明のサーバ装置は、来訪した場所、店舗、コンテンツまたは商品を推薦情報として提供することができる。
(9)上述した課題を解決するため、本発明のプログラムは、サーバ装置を、ユーザ毎に、ユーザの個々の行動履歴を示す行動履歴情報を、それぞれ、行動履歴管理データベースに登録する登録手段、所定のタイミングで、各ユーザの前記行動履歴情報に基づいて、一のユーザを対象ユーザとして他のユーザの行動履歴と一致する割合を、各ユーザとの類似度として算出する算出手段、前記対象ユーザの各行動履歴情報と前記算出された各ユーザとの類似度が所与の第1条件を具備する他のユーザの各行動履歴情報とを比較し、前記対象ユーザの行動履歴と不一致と判定される他のユーザの行動履歴を特定行動履歴として特定する特定手段、情報提供管理データベースから前記特定行動履歴が属する他のユーザの情報提供に関する属性値を取得し、当該取得した属性値に基づいて、前記特定行動履歴の中から、所与の第2条件を具備する前記特定行動履歴を抽出する抽出手段、及び、前記抽出された特定行動履歴を推薦情報として前記対象ユーザの通信端末装置に配信する配信手段、として機能する構成を有している。
通常、先駆的な情報は、一般的に知れ渡る前では、少数派的で、瑣末的な情報であり、多数派的な情報または主要な情報ではなく、他の情報に埋もれてしまう。その一方、先駆的な情報を提供する際には、先駆的な情報を要求するユーザの嗜好に合致した情報でないと、ユーザの興味を刺激することなく、単なる不要な情報となってしまうことも多い。
本発明の本発明のプログラムは、上述の構成により、対象ユーザに類似するユーザを特定しつつ、他のユーザの情報提供に関する属性値によって、例えば、情報発信の発信源となるようなユーザを特定することができる。
したがって、本発明の本発明のプログラムは、対象ユーザに類似し、情報発信の発信源となるようなユーザの行動履歴であって、対象ユーザが未だ知らない情報を、推薦情報として配信することができるので、対象ユーザが興味を持ち、かつ、先駆的な情報を推薦することができる。
(10)上述した課題を解決するため、本発明の通信システムは、通信端末装置と、ネットワークを介して前記通信端末装置と接続されるサーバ装置と、を備え、前記サーバ装置が、ユーザ毎に、ユーザの個々の行動履歴を示す行動履歴情報を、それぞれ、行動履歴管理データベースに登録する登録手段と、所定のタイミングで、各ユーザの前記行動履歴情報に基づいて、一のユーザを対象ユーザとして他のユーザの行動履歴と一致する割合を、各ユーザとの類似度として算出する算出手段と、前記対象ユーザの各行動履歴情報と前記算出された各ユーザとの類似度が所与の第1条件を具備する他のユーザの各行動履歴情報とを比較し、前記対象ユーザの行動履歴と不一致と判定される他のユーザの行動履歴を特定行動履歴として特定する特定手段と、情報提供管理データベースから前記特定行動履歴が属する他のユーザの情報提供に関する属性値を取得し、当該取得した属性値に基づいて、前記特定行動履歴の中から、所与の第2条件を具備する前記特定行動履歴を抽出する抽出手段と、前記抽出された特定行動履歴を推薦情報として前記対象ユーザの通信端末装置に配信する配信手段と、を備える構成を有している。
通常、先駆的な情報は、一般的に知れ渡る前では、少数派的で、瑣末的な情報であり、多数派的な情報または主要な情報ではなく、他の情報に埋もれてしまう。その一方、先駆的な情報を提供する際には、先駆的な情報を要求するユーザの嗜好に合致した情報でないと、ユーザの興味を刺激することなく、単なる不要な情報となってしまうことも多い。
本発明の通信システムは、上述の構成により、対象ユーザに類似するユーザを特定しつつ、他のユーザの情報提供に関する属性値によって、例えば、情報発信の発信源となるようなユーザを特定することができる。
したがって、本発明の通信システムは、対象ユーザに類似し、情報発信の発信源となるようなユーザの行動履歴であって、対象ユーザが未だ知らない情報を、推薦情報として配信することができるので、対象ユーザが興味を持ち、かつ、先駆的な情報を推薦することができる。
本発明のサーバ装置、プログラム及び通信システムは、対象ユーザに類似し、情報発信の発信源となるようなユーザの行動履歴であって、対象ユーザが未だ知らない情報を、推薦情報として配信することができるので、対象ユーザが興味を持ち、かつ、先駆的な情報を推薦することができる。
本発明に係る通信システムの一実施形態における構成を示す構成図である。 一実施形態の通信端末装置の構成を示す構成図である。 一実施形態の通信端末装置における記録部に記憶された行動履歴管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 一実施形態の通信端末装置における記録部に記憶された推薦情報管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 一実施形態の情報提供サーバ装置の構成を示す構成図である。 一実施形態における情報提供サーバ装置内の行動履歴データベースに記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態における情報提供サーバ装置内のインフルエンスポイントデータベースに記録されるデータの一例を示す図である。 一実施形態の通信端末装置及び情報提供サーバ装置において実行される行動履歴の登録処理(インフルエンスポイントの更新処理を含む)各処理を示すフローチャートである。 一実施形態の通信端末装置及び情報提供サーバ装置において実行される推薦情報取得処理及び推薦情報提供処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、通信端末装置と、当該通信端末装置とネットワークを介して接続され情報提供サーバ装置と、を有する通信システムに対し、本発明に係るサーバ装置、プログラム及びネットワークシステムを適用した場合の実施形態である。
[1]通信システムの概要
まず、図1を用いて本実施形態における通信システム1の構成及び概要について説明する。なお、図1は、本実施形態における通信システム1の構成を示すブロック図である。また、図が煩雑になることを防止するために、図1においては、一部のユーザのみを示している。すなわち、実際の通信システム1においては、表示するよりも多数の通信端末装置10が存在している。
本実施形態の通信システム1は、図1に示すように、各々異なるユーザにより所持される複数の通信端末装置10と、ネットワーク20と、ネットワーク20を介して各通信端末装置10と接続される情報提供サーバ装置30と、により構成される。
なお、ネットワーク20は、例えば、携帯電話網を含む公衆電話回線網(以下、「長距離通信ネットワーク」という。)と、IP(Internet Protocol)ネットワークが相互接続されて構成されている。ただし、当該ネットワーク20の構成は、これに限られない。
本実施形態の通信システム1は、ユーザが来訪した店舗、ユーザが利用したコンテンツ、及び、ユーザが購入した商品などの行動履歴を登録し、一のユーザ(以下、「対象ユーザ」という。)から情報提供の要求を受け付けた場合に、登録された各ユーザの個々の行動履歴を用いて、対象ユーザに行動履歴に関する先駆的な情報を推薦情報として提供するためのシステムである。
通常、流行の先端を示す、または、今後のトレンドを予測するような先駆的な情報は、一般的に知れ渡る前では、少数派的で、瑣末的な情報であり、多数派的な情報または主要な情報ではなく、ほとんどの情報が他の情報に埋もれてしまう。その一方、先駆的な情報を提供する際には、先駆的な情報は、先駆的な情報を要求するユーザの嗜好に合致した情報でないと、ユーザの興味を刺激することなく、単なる不要な情報となってしまうことも多い。
そこで、本実施形態の通信システム1は、対象ユーザに類似するユーザを特定しつつ、例えば、他のユーザにおいて高い情報発信能力を有する情報提供に関する属性値によって、情報発信の発信源となるようなユーザ(以下、「推薦ユーザ」という。)を特定し、当該情報発信源ユーザの行動履歴であって、対象ユーザが未だ知らない情報を、推薦情報として対象ユーザの通信端末装置10に配信することができるように構成を有している。
特に、通信システム1は、行動履歴の登録または推薦情報の取得及び提供において、新たな情報の提供サービス(以下、単に、「情報提供サービス」という。)を実現するためのシステムであって、ソーシャルネットワーキングサービス(以下、「SNS」と略称する。)の一つとして提供されるシステムである。
なお、本実施形態においては、一般的なSNSを利用し、当該SNSの各機能と連動するように構成をしてもよいし、本実施形態のシステムに特化し、単独でまたは他のSNSと連動して行動履歴の登録、または、推薦情報の取得及び提供を実行する構成を有していてもよい。また、以下の実施形態においては、行動履歴の登録、推薦情報の取得及びその提供についてはSNSの機能として説明するが、ネットワーク上において提供されるサービスであれば、特にSNS上で実行される必要はない。
通信端末装置10は、例えば、デジタルカメラ、タブレット型情報端末装置、スマートフォン、または、携帯用電話機であり、通信機能及びGPS(Global Positioning System)機能を有し、かつ、ユーザによって携帯可能な通信端末装置10である。
また、この通信端末装置10は、XML(eXtensible Markup Language)等のマークアップ言語によって記述されているWWWシステム用のリソースデータと、当該リソースデータのネットワークアドレスを示す固有のURL(Uniform Resource Locator)とを用いつつ、情報提供サーバ装置30とのデータ通信を行うブラウジング機能を有している。
そして、通信端末装置10は、SNSの種々の機能を利用するための、または、推薦情報の提供を受けるために予め定められたユーザ毎に固有の識別情報(以下、「ユーザID」という。)を用いる。また、通信端末装置10は、ブラウジング機能を用いて、情報提供サーバ装置30から受信したXMLデータに基づいて、情報提供サーバ装置30とのデータの授受を行いつつ、情報提供サーバ装置30から提供されるSNSのサービスなど、種々のデータ通信を行うことができるように構成されている。
特に、通信端末装置10は、
(1)ユーザが存在したことを示すために位置登録をし、または、ユーザが来訪した店舗の店舗登録をした場合に(いわゆる、チェックインした場合に)、
(2)Webページの閲覧または電子ブック、TV番組、音楽データ、ゲームその他のデジタルコンテンツをユーザが利用した場合に、
(3)ユーザが実際の店舗でまたはWebを通じて商品を購入した場合に、
位置情報、店舗情報の識別情報(以下、「店舗識別情報」または「店舗ID」という。)、コンテンツの識別情報(以下、「コンテンツ識別情報」または「コンテンツID」という。)または商品の識別情報(以下、「商品識別情報」または「商品ID」)などの行動履歴を各ユーザの識別情報(以下、「ユーザID」という。)に対応して情報提供サーバ装置30に登録することができる構成を有している。
なお、本実施形態においては、特に説明がない限り、行動履歴として、各ユーザの位置情報を用いて説明する。また、行動履歴情報は、上記に限られず、識別情報が付与されるものであれば、本実施形態の手法を適用することができるようになっている。
また、通信端末装置10は、情報提供サーバ装置30において生成された推薦情報を情報提供サーバ装置30から取得して、閲覧可能に表示することができる構成を有している。
情報提供サーバ装置30は、ネットワーク20に接続されたコンピュータシステムであり、ネットワーク20を介して複数の通信端末装置10と接続されるともに、当該接続された各通信端末装置10から情報を収集し、かつ、当該各通信端末装置10へ情報を提供するサーバ装置である。
具体的には、情報提供サーバ装置30は、SNSの会員のユーザ(以下、「サービスユーザ」という。)からの指示に基づいて、サービスユーザ毎に行動履歴を行動履歴情報として登録するとともに、対象ユーザからの要求に基づいて、各サービスユーザの行動履歴情報を解析して推薦情報を当該サービスユーザに提供することができる構成を有している。
特に、情報提供サーバ装置30は、
(1)通信端末装置10を介して対象ユーザから情報提供の要求を受け付けた場合に、各サービスユーザの行動履歴情報に基づいて、対象ユーザでない他のサービスユーザ(以下、単に「他のユーザ」ともいう。)の行動履歴と一致する割合を、対象ユーザと他のユーザとの類似度として算出し、
(2)対象ユーザの各行動履歴情報と算出された各ユーザとの類似度が所与の第1条件を具備する他のユーザの各行動履歴情報とを比較し、前記対象ユーザの行動履歴と不一致と判定される他のユーザの行動履歴を特定行動履歴として特定し、
(3)所定のデータベースから特定行動履歴が属する他のユーザの情報提供に関する属性値(以下、「インフルエンスポイント」ともいう。)を取得し、当該取得したインフルエンスポイントに基づいて、特定行動履歴の中から、所与の第2条件を具備する特定行動履歴を抽出し、
(4)抽出した特定行動履歴を推薦情報として対象ユーザの通信端末装置10に配信する構成を有している。
このような構成を有することによって、本実施形態の通信システム1は、対象ユーザに類似し、情報発信の発信源となるようなユーザの行動履歴であって、対象ユーザが未だ知らない情報を、推薦情報として配信することができるので、対象ユーザが興味を持ち、かつ、先駆的な情報を推薦することができるようになっている。
[2]通信端末装置の構成
次に、図2〜図4の各図を用いて本実施形態の各通信端末装置10の構成について説明する。なお、図2は、本実施形態の通信端末装置10の構成を示す構成図であり、図3は、記録部100に記憶された行動履歴管理テーブルT1のデータ構成の一例を示す図である。また、図4は、記録部100に記憶された推薦情報管理テーブルT2のデータ構成の一例を示す図である。
本実施形態の通信端末装置10は、図2に示すように、記録部100と、ネットワーク通信部110と、現在位置検出部120と、端末データ処理部130と、表示部140と、表示制御部150と、操作部170と、端末管理制御部190と、を有している。
上記の各部は、バスBによって相互に接続され、各構成要素間におけるデータの転送が実行される。
記録部100は、例えばハードディスクドライブ(以下、「HDD」と略す。)及びNAND型などの不揮発性フラッシュメモリによって構成される。また、記録部100は、端末データ処理部130におけるワークエリアとしてのRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory )も含まれる。
また、記録部100は、アプリケーションが記憶されたアプリケーション記録部101と、行動履歴情報をデータとして管理する管理テーブル記録部102と、を少なくとも含む。
アプリケーション記録部101には、端末データ処理部130によって実行される様々なアプリケーションプログラム(以下、単に「アプリ」という。)、情報提供サービスまたはSNSのサービスを享受するためのユーザID及び当該通信端末装置10を一意に識別するための端末IDが記録されている。
特に、アプリケーション記録部101には、インフルエンスポイントの更新処理を含む、自機を有するユーザの行動履歴を登録する登録処理、及び、情報提供サーバ装置30から推薦情報を取得する推薦情報取得処理を実行するための情報提供アプリが記憶されている。
管理テーブル記録部102には、自機の行動履歴情報を管理するための行動履歴管理テーブルT1が記憶される。例えば、行動履歴管理テーブルT1には、図3に示すように、
(1)位置情報(すなわち、場所を識別するための場所ID)
(2)登録された時刻(登録時刻)
(3)推薦情報に基づいて来訪した場合には、推薦情報を提供したサービスユーザのユーザID(以下、「推薦ユーザID」という。)
(4)位置の名称その他の位置情報の属性や特性に関する情報(以下、「関連情報」という。)
の3つのデータが対応付けられて格納(記録)される。
例えば、図3に示す例においては、通信端末装置10を有するサービスユーザAが場所ID「001」のレストランに2011年12月15日に来訪しており、推薦情報提供ユーザとして「サービスユーザF」が記録されている。同様にして、サービスユーザAが、場所ID「005」の神社に2011年12月31日に来訪していること、場所ID「101」に、2012年1月10日に来訪していること、及び、場所ID「021」のショップに2012年2月29日に来訪していることが記録され、かつ、場所ID「101」については、推薦情報提供ユーザとして「サービスユーザB」が記録されている。
また、管理テーブル記録部102には、提供された推薦情報を管理するための推薦情報管理テーブルT2が記憶されている。例えば、推薦情報管理テーブルT2には、図4に示すように、
(1)位置情報(すなわち、場所を識別するための場所ID)
(2)有効期間
(3)推薦情報を提供した推薦ユーザのユーザID(すなわち、推薦ユーザID)
の3つのデータが対応付けられて格納(記録)される。
例えば、図4の例においては、場所ID「101」について、推薦情報提供ユーザに「サービスユーザB」が記録され、かつ、有効期間「2012/5/31」が記録されている。また、同様にして、場所ID「005」、場所ID「101」及び場所ID「021」についてそれぞれ記録されている。
ネットワーク通信部110は、ネットワーク20に接続される基地局50を介して情報提供サーバ装置30と通信回線を構築し、情報提供サーバ装置30とデータの送受信を行う。
現在位置検出部120は、情報提供アプリの指示の下、所定のタイミングに通信端末装置10の現在位置を検出しつつ、当該現在位置示す位置情報を生成する。
例えば、現在位置検出部120は、行動履歴情報を登録するタイミングにおいて、図1に示すGPS(Global Positioning System)衛星40の位置を認識しつつ、当該GPS衛星40から送信された衛星信号(GPS信号)を検出する。そして、現在位置検出部120は、検出したGPS信号に基づいて自機の現在位置の座標値(例えば、緯度及び経度)を算出(すなわち、検出)し、当該座標値を現在位置情報として端末データ処理部130に提供する。
なお、通信端末装置10が、電話機能を有している場合には、現在位置検出部120は、長距離無線システムにおいて用いられる、三点測量法、すなわち、電話に用いる電波を電話基地局において受信した方角と電波強度に基づいて自機の現在位置を検出してもよい。
また、自機の位置が屋内の場合には、現在位置検出部120は、例えばワイヤレスLAN用の信号を送受信する図示しないアクセスポイントとの電波強度その他の信号及び情報を利用して現在位置の検出を行ってもよい。
表示部140は、例えば、液晶素子またはEL(Electro Luminescence)素子のパネルによって構成され、表示制御部150において生成された表示データに基づいて所定の画像を表示する。
表示制御部150は、表示部140に表示させるために必要な表示データを生成するようになっており、生成された表示データを当該表示部140に出力するようになっている。
操作部170は、各種の確認ボタン、各操作指令を入力する操作ボタン、テンキーなどの多数のキー及びタッチパネルにより構成され、各操作を行う際に用いられるようになっている。
端末データ処理部130は、アプリケーション記録部101に記憶された情報提供アプリなどのプログラムに基づいて、実行される各処理を実現する。例えば、端末データ処理部130は、情報提供アプリを実行し、通信端末装置10の各部と連動しつつ、行動履歴の登録処理及び推薦情報取得処理を実行する。
なお、本実施形態の行動履歴の登録処理及び推薦情報取得処理の動作については後述する。
端末管理制御部190は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成されるとともに、キー入力ポート、表示制御ポート等の各種入出力ポートを含み、通信端末装置10の全般的な機能を総括的に制御する。
[3]情報提供サーバ装置の構成
次に、図5〜図7の各図を用いて本実施形態の情報提供サーバ装置30の構成について説明する。
なお、図5は、本実施形態の情報提供サーバ装置30の構成を示す構成図であり、図6は、本実施形態における情報提供サーバ装置30内の行動履歴データベース(以下、データベースを「DB」と略する。)に記録されるデータの一例を示す図である。また、図7は、本実施形態における情報提供サーバ装置30内のインフルエンスポイントDB332に記録されるデータの一例を示す図である。
本実施形態の情報提供サーバ装置30は、図5に示すように、通信制御部310と、ROM/RAM320と、行動履歴DB331及びインフルエンスポイントDB332を有する記録装置330と、情報提供サーバ装置30の各部を統合制御するサーバ管理制御部340と、各種の処理を実行するサーバデータ処理部350と、登録時刻を特定するためのタイマ360と、を有する。
上記の各部は、バスBによって相互に接続され、各構成要素間におけるデータの転送が実行される。
なお、例えば、通信制御部310は、本発明の配信手段を構成し、記録装置330は、本発明のデータベースを構成する。また、例えば、サーバデータ処理部350は、本発明の算出手段、特定手段、抽出手段及び更新登録手段を構成し、行動履歴DB331は、本発明の行動履歴管理データベースを構成する。さらに、例えば、本実施形態におけるインフルエンスポイントDB332は、本発明の情報提供管理データベースを構成する。
通信制御部310は、所定のネットワークインターフェースであり、通信端末装置10と通信回線を構築し、当該通信端末装置10と種々のデータの授受を行う。
ROM/RAM320には、情報提供サーバ装置30の駆動に必要な各種のプログラムが記録されている。そして、ROM/RAM320は、各種の処理が実行される際のワークエリアとして用いられる。
記録装置330は、HDDにより構成され、その記録領域内に行動履歴DB331及びインフルエンスポイントDB332が構築される。
行動情報DB331は、各ユーザに対応付けられて現実空間における緯度経度または店舗の識別情報などを特定するための場所IDが行動履歴情報として格納されるDBである。例えば、行動履歴DB331には、図6に示すように、
(1)各サービスユーザのユーザID
(2)場所ID
(3)登録時刻を示す登録時刻情報
の4つデータが対応付けて記録される。なお、行動履歴情報には、登録時刻情報が含まれることは必須ではない。
例えば、図6に示す例の場合には、サービスユーザAに対応付けられて、場所ID「001」、「005」、「101」、「021」及び「980」が記録され、それぞれ場所IDの名称が記録されている
インフルエンスポイントDB332は、サービスユーザ毎に対応付けられて他のサービスユーザへの情報提供に関する属性値、具体的には、インフルエンスポイントが記録されたインフルエンスポイント管理テーブルT3と、対象ユーザに提供された推薦情報が記録された推薦情報管理テーブルT2と、が格納されるDBである。
このインフルエンスポイントは、推薦情報として対象ユーザに各ユーザの行動履歴が特定行動履歴として提供された場合であって、所定の条件を具備した場合に、その値が加算されて更新される属性値であり、各ユーザの先駆的な情報の情報発信能力を数値化したものである。そして、インフルエンスポイントDB332は、当該属性値をユーザ毎に管理するDBである。
例えば、インフルエンスポイント管理テーブルT3には、図7(a)に示すように、
(1)各サービスユーザのユーザID
(2)各サービスユーザのインフルエンスポイント
の2つのデータが対応付けられて記録されている。
また、推薦情報管理テーブルT4には、図7(b)に示すように、
(1)各サービスユーザのユーザID(すなわち、推薦ユーザID)
(2)推薦情報が提供された対象ユーザ(以下、「推薦対象ユーザ」ともいう。)のユーザID
(3)推薦情報として提供した場所ID(以下、「推薦場所ID」ともいう。)
(4)推薦情報としての有効期間
の4つのデータが対応付けられて記録されている。
なお、インフルエンスポイント管理テーブルT3に記録された各サービスユーザのインフルエンスポイントは、推薦情報として特定行動履歴が対象ユーザに配信されたことを条件として、予め設定された有効期限までに対象ユーザが当該特定行動履歴と同一の行動を実行した場合に、更新される。
サーバ管理制御部340は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成され、プログラムを実行することによって、情報提供サーバ装置30の各部を統合制御する。具体的には、サーバ管理制御部340は、ユーザの操作による通信端末装置10からのログイン要求に基づいて各ユーザのSNSへのログイン処理、及び、その他の各種の制御を行う。
サーバデータ処理部350は、ROM/RAM320に記録されているアプリケーションに応じて各種データ処理を実行する。特に、サーバデータ処理部350は、所定のプログラムを実行することによって、通信制御部310の動作管理、各通信端末装置10における行動履歴の登録処理及び推薦情報を提供する推薦情報提供処理、並びに、記録装置330の管理及び制御を行う。具体的には、サーバデータ処理部350は、登録処理部351、類似度算出部352及び推薦情報生成部353を含む。
なお、例えば、本実施形態の登録処理部351は、本発明の登録手段及び更新登録手段を構成し、類似度算出部352は、本発明の算出手段を構成する。また、例えば、本実施形態の推薦情報生成部353は、本発明の特定手段及び抽出手段を構成する。さらに、本実施形態のサーバデータ処理部の詳細については後述する。
タイマ360は、登録時刻を特定するために用いられ、行動履歴情報を記録装置330に登録するときの日付及び時刻をサーバデータ処理部350に提供する。
[4]サーバデータ処理部の詳細
次に、本実施形態の情報提供サーバ装置30におけるサーバデータ処理部350の詳細について説明する。
(登録処理部)
登録処理部351は、各通信端末装置10を介して受信した各ユーザの指示に基づいて、行動履歴DB331に各ユーザの行動履歴情報を登録する登録処理を実行する。また、登録処理部351は、登録処理の実行時に、登録する行動履歴情報が推薦情報提供処理によって取得された推薦情報に基づく結果としての行動履歴情報の場合には、インフルエンスポイントDB332に記録された該当するサービスユーザのインフルエンスポイントを更新する更新処理を実行する。
特に、登録処理部351は、更新処理を実行する際には、
(1)推薦情報として特定のサービスユーザの特定行動履歴が対象ユーザに配信されていること、及び、
(2)対象ユーザが推薦情報として配信された特定行動履歴と同一の行動が実行されたこと、を条件に、
(3)対象ユーザが予め設定された有効期限までに前記特定行動履歴と同一の行動が実行されたことの各条件を具備した場合に、
インフルエンスポイントDB332を制御して、推薦情報として提供された特定行動履歴が属するサービスユーザのインフルエンスポイントの更新登録を実行する。
なお、行動履歴の登録処理については、通信端末装置10において行動履歴情報が登録される毎に、実行されてもよいし、一日一回の所定の時刻に実行されるなど所定のタイミングで単一の又は複数の行動履歴情報を登録するように実行されてもよい。
(類似度算出部)
類似度算出部352は、通信端末装置10を介して受信した対象ユーザから推薦情報の取得要求を受け付けた場合に、コサイン類似度の手法を用いて、行動履歴DB331に記録された各サービスユーザの行動履歴情報に基づいて、当該要求したユーザを対象ユーザとして他のユーザの行動履歴と一致する割合を、各ユーザとの類似度として算出する。
具体的には、類似度算出部352は、対象ユーザの行動履歴情報に基づいて、場所IDの出現頻度を示すTF−IDF(Term Frequency − Inverse Document Frequency)によって形成されるベクトルQを生成する。すなわち、類似度算出部352は、対象ユーザの場所IDの出現頻度「TF」とすべてのサービスユーザにおける場所IDの出現頻度「DF」に基づいて算出された場所ID毎の「TF−IDF(=TF/DF)」のベクトルQを算出する。
Figure 0005891905
なお、ベクトルQは、(式1)に示すようなベクトルである。また、(式1)において、「m」は、場所IDの番号を示し、「t 」〜「t 」は、算出された各場所IDのTF−IDFの値を示す。
また、類似度算出部352は、対象ユーザ以外の他のサービスユーザにおける行動履歴情報に基づいて、同様に、場所IDの出現頻度を示すTF−IDFによって形成されるベクトルSを生成する。すなわち、類似度算出部352は、他のサービスユーザの場所IDの出現頻度「TF」とすべてのサービスユーザにおける場所IDの出現頻度「DF」に基づいて算出された場所ID毎の「TF−IDF(=TF/DF)」のベクトルSを算出する。
Figure 0005891905
なお、ベクトルSは、(式2)に示すようなベクトルである。また、「j」は、ユーザIDを示し、(式2)において、「s 」〜「s 」は、(式1)と同様に、場所IDのTF−IDFの値である。
そして、類似度算出部352は、対象ユーザのベクトル「Q」と他のサービスユーザのベクトル(S)のベクトル空間モデルを用いて、他のユーザ毎に、対象ユーザとして他のサービスユーザの行動履歴と一致する割合を、類似度(sim)として、(式3)を用いて算出する。
Figure 0005891905
(推薦情報生成部)
推薦情報生成部353は、類似度算出部352で算出された他のユーザ毎の各類似度に基づいて、所与の第1条件を具備する他のサービスユーザを特定する。具体的には、推薦情報生成部353は、各類似度が所定の閾値(例えば、0.5)以上となる、類似度を算出する際に用いた他のサービスユーザを特定ユーザとして特定する。そして、推薦情報生成部353は、対象ユーザと特定ユーザによって擬似的なグループを形成し、擬似的なグループ内において、これらのユーザの各行動履歴情報を比較し、対象ユーザの行動履歴と不一致と判定される他のサービスユーザの行動履歴を特定行動履歴として特定する。
特に、推薦情報生成部353は、対象ユーザの行動履歴と不一致となる他のサービスユーザの行動履歴を特定しつつ、当該特定した他のサービスユーザの行動履歴の中から、他のサービスユーザ間における行動履歴が一致する割合が所与の第3条件を具備する行動履歴を特定する。そして、推薦情報生成部353は、この特定された行動履歴を、対象ユーザの行動履歴と不一致であると判定し、特定行動履歴情報を特定する。
なお、第3条件を具備する行動履歴とは、他のサービスユーザ間における行動履歴と一致する割合が最も低い行動履歴、すなわち、「0」となる行動履歴である。ただし、これに限る必要なない。
また、推薦情報生成部353は、インフルエンスポイントDB332から特定ユーザのインフルエンスポイントを取得し、当該取得した各インフルエンスポイントに基づいて、特定行動履歴の中から、所与の第2条件を具備する特定行動履歴を抽出する。具体的には、推薦情報生成部353は、所与の第2条件として、インフルエンスポイントが最も高いユーザを情報発信の能力の高いユーザであると特定し、当該特定したユーザの特定行動履歴を推薦情報として抽出する。
そして、推薦情報生成部353は、通信制御部310を介して抽出した特定行動履歴を、当該特定行動履歴を提供したサービスユーザのユーザIDとともに、推薦情報として前記対象ユーザの通信端末装置10に配信する。
なお、推薦情報生成部353は、上記に限られず、インフルエンスポイントの高いサービスユーザ順に、各サービスユーザに対応付けて登録される行動履歴を、一覧にして推薦情報として提供してもよいし、その上位(3つまたは5つ)を推薦情報として提供してもよい。また、推薦情報生成部353は、対象ユーザの要求タイミングでなく、一日一回など所定のタイミングで推薦情報を該当する通信端末装置10に送信するようにしてもよい。
(本実施形態における推薦情報が抽出されるまでの各処理の例)
例えば、図6及び図7(A)に示すように、通信端末装置10を用いて、情報提供サーバ装置30に、サービスユーザA〜Eがチェックインした位置の位置情報(すなわち、場所ID)を、行動履歴として、情報提供サーバ装置30に送信し、その登録が実行されていることを想定する。
この場合には、類似度算出部352は、サービスユーザAから推薦情報の取得を要求する推薦情報の取得要求を受信すると、サービスユーザAを対象ユーザとして、サービスユーザAの行動履歴と、他のサービスユーザB〜Eに対応づけて登録されている行動履歴と、を比較し、その行動履歴と一致する割合を、他のサービスユーザ毎に類似度として算出する。
このとき、類似度算出部352は、所与の第1条件として、類似度が所与の閾値以上(例えば、コサイン類似度であれば0.5以上)となるサービスユーザB及びサービスCを特定し、サービスユーザA〜Cによって擬似的にグループを作成する。
すなわち、類似度算出部352は、上記の(式1)〜(式3)の各演算を実行し、ユーザAに対して、ユーザBの類似度を、「0.8」、ユーザCの類似度を、「0.6」、ユーザDの類似度を、「0.2」及びユーザEの類似度を、0.0と算出することになるので、閾値が0.5以上のサービスユーザB及びCによって擬似的にグループのサービスユーザA〜Cを作成する。
そして、類似度算出部352は、サービスユーザAの各行動履歴情報と特定された各サービスユーザB及びCの各行動履歴情報とを比較し、前記対象ユーザの行動履歴と不一致と判定される他のユーザの行動履歴を特定行動履歴として特定する。
例えば、類似度算出部352は、他のサービスユーザB及びCの行動履歴の中から、サービスユーザAと不一致となり、かつ、サービスユーザB及びC間における行動履歴が一致する割合が所与の第3条件「0」となる行動履歴の場所ID「123」及び「320」を対象ユーザの行動履歴と不一致であると判定し、特定行動履歴として特定する。
また、推薦情報生成部353は、特定行動履歴が属するサービスユーザB及びCのインフルエンスポイント「B=5」及び「C=3」を取得し、取得したインフルエンスポイントに基づいて、特定行動履歴の中から、所与の第2条件として、インフルエンスポイントが最も高い値を有するユーザ(サービスユーザB)を特定し、当該特定したユーザの特定行動履歴(場所ID「123」)を推薦情報として抽出する。
そして、推薦情報生成部353は、通院制御部310を介して抽出した特定行動履歴を推薦情報としてサービスユーザAの通信端末装置10に配信する。
[5]通信端末装置及び情報提供サーバ装置の動作
[5.1]行動履歴の登録処理
次に、図8を用いて本実施形態において、通信端末装置10及び情報提供サーバ装置30によって実行される行動履歴の登録処理(インフルエンスポイントの更新処理を含む)について説明する。なお、図9は、本実施形態の通信端末装置10及び情報提供サーバ装置30において実行される行動履歴の登録処理(インフルエンスポイントの更新処理を含む)各処理を示すフローチャートである。
本動作は、各サービスユーザによってSNSへの会員としての登録が終了しているものとする。また、行動履歴の登録処理は、情報提供アプリのプログラムの一部として実行される。
まず、通信端末装置10において、端末データ処理部130は、操作部170を介して情報提供アプリにおける行動履歴の登録処理の起動指示を検出すると(ステップS101)、アプリケーション記録部101から情報提供アプリを読み出して起動する(ステップS102)。このとき、端末データ処理部130は、ワークメモリの初期化その他の必要な処理を実行するとともに、管理テーブル記録部102から自己のユーザIDを取得する。
次いで、端末データ処理部130は、現在位置検出部120に対して命令コマンドを出力し、当該現在位置検出部120に自機の現在位置(行動履歴として登録する位置)に対応した位置情報を検出させる(ステップS103)。
次いで、端末データ処理部130は、表示制御部150及び操作部170と連動しつつ、情報提供サーバ装置30と通信を実行し、場所IDを取得するとともに、チェックインの処理(すなわち、自機が現在位置に存在したことを登録するための処理)を実行する(ステップS104)。なお、このとき、端末データ処理部130は、推薦情報に基づいて来訪したか否か、場所IDとして登録する際の名称その他の各情報の入力を受け付け、記録部100に記録する。また、チェックイン処理は、情報提供サーバ装置30または他のサーバ装置と連動して実行されてもよいし、単に、自機のアプリで完結する処理でもよい。
次いで、端末データ処理部130は、ネットワーク通信部110を介してチェックイン処理を実行した場所IDを、SNSへのログインに関する各種のデータ及びユーザIDを付加した登録要求とともに情報提供サーバ装置30に送信し(ステップS105)、本動作を終了する。
なお、端末データ処理部130は、推薦情報に基づいて来訪している場合には、その旨及び推薦情報を提供したサービスユーザのIDを記録部100から取得して、登録要求とともに情報提供サーバ装置30に送信する。
次いで、情報提供サーバ装置30においては、登録処理部351は、通信制御部310を介して登録要求を受信すると(ステップS201)、受信した登録要求に含まれる場所IDを、当該登録要求に含まれるユーザIDに基づいて、行動履歴DB331に登録する(ステップS202)。このとき、登録処理部351340は、タイマ360から現在時刻を取得し、取得した時刻とともに場所IDを行動履歴DB331に登録する。
次いで、登録処理部351は、推薦情報によって行動した結果の登録要求であるか否か、すなわち、推薦情報及び推薦ユーザのユーザIDが登録要求に含まれているか否かを判定する(ステップS203)。
このとき、登録処理部351は、推薦情報によって行動した結果の登録要求でないと判定した場合には、本動作を終了させ、推薦情報によって行動した結果の登録要求であると判定した場合には、ステップS211の処理に移行する。
次いで、登録処理部351は、推薦情報によって行動した結果の登録要求であると判定した場合には、インフルエンスポイントDB332の推薦情報管理テーブルT2を参照し、現在時刻が、登録要求に含まれる場所IDと推薦ユーザのユーザIDに対応付けられて記録されている有効期間前であるか否かを判定する(ステップS211)。
このとき、登録処理部351は、推薦情報管理テーブルT2を参照し、現在時刻が登録要求に含まれる場所IDと推薦ユーザのユーザIDに対応付けられて記録されている有効期間前でない、すなわち、有効期間後であると判定すると、本動作を終了させる。
一方、現在時刻が登録要求に含まれる場所IDと推薦ユーザのユーザIDに対応付けられて記録されている有効期間前と判定すると、インフルエンス情報管理テーブルT2における該当するユーザIDのインフルエンスポイントに「1」換算して(ステップS212)本動作を終了させる。
[5.2]推薦情報取得処理及び推薦情報提供処理
次に、図9を用いて本実施形態において、情報提供サーバ装置30と連動しつつ、通信端末装置10によって実行されるパーティ参加登録処理について説明する。なお、図9は、本実施形態の通信端末装置10及び情報提供サーバ装置30において実行される推薦情報取得処理及び推薦情報提供処理を示すフローチャートである。
本動作においては、複数のサービスユーザにおいてそれぞれ複数の行動履歴情報と複数のサービスユーザにおけるインフルエンスポイントと、情報提供サーバ装置30に記憶されているものとする。
まず、通信端末装置10において、端末データ処理部130は、操作部170を介して情報提供アプリの起動指示を検出すると(ステップS301)、アプリケーション記録部101から情報提供アプリを読み出して起動する(ステップS302)。このとき、端末データ処理部130は、ワークメモリの初期化その他の必要な処理を実行するとともに、管理テーブル記録部102から自己のユーザIDを取得する。
次いで、端末データ処理部130は、ユーザIDを付加した推薦情報提供の取得要求を情報提供サーバ装置30に送信し、推薦情報の受信を待機する(ステップS304)。
次いで、情報提供サーバ装置30においては、サーバ管理制御部340が、推薦情報の取得要求を受信すると(ステップS401)と、類似度算出部352は、当該推薦情報の取得要求に含まれるユーザIDのユーザを対象ユーザとし、行動履歴DB331と連動しつつ、対象ユーザの場所IDの出現頻度「TF」とすべてのサービスユーザにおける場所IDの出現頻度「DF」に基づいてのベクトルQを算出する(ステップS402)。
次いで、類似度算出部352は、行動履歴DB331と連動しつつ、推薦情報の取得要求に含まれるユーザID以外のサービスユーザにおいて、ステップS402と同様に各サービスユーザのベクトルSjを算出する(ステップS403)。
次いで、推薦情報生成部353は、類似度算出部352で算出された各類似度が所与の第1条件を具備する(例えば、所定の値以上となる)他のサービスユーザを特定ユーザとして特定し、対象ユーザと特定ユーザによって擬似的なグループを形成する(ステップS404)。
次いで、推薦情報生成部353は、対象ユーザの行動履歴と不一致となる擬似的なグループにおける他のサービスユーザの行動履歴を特定し(ステップS405)、当該特定した他のサービスユーザの行動履歴に基づいて、特定行動履歴情報を特定する(ステップS406)。具体的には、推薦情報生成部353は、特定した他のサービスユーザの行動履歴の中から、他のサービスユーザ間における行動履歴が一致する割合が所与の第3条件を具備する行動履歴を対象ユーザの行動履歴と不一致であると判定して特定行動履歴情報を特定する。
次いで、推薦情報生成部353は、インフルエンスポイントDB332から特定ユーザのインフルエンスポイントを取得し、当該取得した各インフルエンスポイントに基づいて、特定行動履歴の中から、所与の第2条件を具備する特定行動履歴を推薦情報として抽出する(ステップS407)。具体的には、推薦情報生成部353は、所与の第2条件として、インフルエンスポイントが最も高いユーザを情報発信の能力の高いユーザであると特定し、当該特定したユーザの特定行動履歴を推薦情報として抽出する。
次いで、推薦情報生成部353は、通信制御部310を介して抽出した特定行動履歴を、当該国定行動履歴を提供したサービスユーザのユーザIDとともに、推薦情報として前記対象ユーザの通信端末装置に配信し(ステップS408)、本動作を終了させる。
次いで、通信端末装置10においては、端末データ処理部130は、情報提供サーバ装置30から送信された推薦情報を受信すると(ステップS332)、表示制御部150と連動し、受信した推薦情報を、ブラウザを介して表示部140に表示させる(ステップS333)。
最後に、端末データ処理部130は、受信した受信した推薦情報を、管理テーブル記録部102の推薦情報管理テーブルT2に記録して(ステップS334)本動作を終了させる。
以上、本実施形態の通信システム1、通信端末装置10及び情報提供サーバ装置30は、対象ユーザに類似し、情報発信の発信源となるようなユーザの行動履歴であって、対象ユーザが未だ知らない情報を、推薦情報として配信することができるので、対象ユーザが興味を持ち、かつ、先駆的な情報を推薦することができる。
また、通信システム1、通信端末装置10及び情報提供サーバ装置30は、推薦情報に基づいて対象ユーザが同一の行動をした場合に、推薦情報を提供したユーザの属性値を更新することによって、頻繁に推薦情報を提供するユーザを情報発信の発信源となる先駆的なユーザとして用いることができる。
なお、本実施形態においては、場所IDにおける推薦情報を生成し、通信端末装置10の各サービスユーザが提供するようになっているが、緯度及び経度などの位置情報、Webページ、TV番組、電子書籍、写真データまたは音楽データなどのユーザが利用したコンテンツのコンテンツ識別情報、ネットワークを介してまたは現実の店舗にてユーザが購入した商品の商品識別情報などの種々の識別情報を用いて各行動履歴を推薦情報として提供するようにしもてよい。この場合には、コンテンツを利用したまたはその情報を閲覧した場合に、または、実際に商品を購入した場合に、上記のインフルエンスポイントが加算される。
10 … 通信端末装置
20 … ネットワーク
30 … 情報提供サーバ装置
100 … 記録部
101 … アプリケーション記録部
102 … 管理テーブル記録部
110 … ネットワーク通信部
120 … 現在位置検出部
130 … データ処理部
140 … 表示部
150 … 表示制御部
170 … 操作部
190 … 端末管理制御部
310 … 通信制御部
320 … ROM/RAM
330 … 記録装置
331 … 行動履歴DB
332 … インフルエンスポイントDB
340 … サーバ管理制御部
350 … データ処理部
351 … 登録処理部
352 … 類似度算出部
353 … 推薦情報生成部

Claims (9)

  1. ユーザ毎に、ユーザの個々の行動履歴を示す行動履歴情報を、それぞれ、行動履歴管理データベースに登録する登録手段と、
    所定のタイミングで、各ユーザの前記行動履歴情報に基づいて、一のユーザを対象ユーザとして他のユーザの行動履歴と一致する割合を、各ユーザとの類似度として算出する算出手段と、
    前記対象ユーザの各行動履歴情報と前記算出された各ユーザとの類似度が所与の第1条件を具備する他のユーザの各行動履歴情報とを比較し、前記対象ユーザの行動履歴と不一致と判定される他のユーザの行動履歴を特定行動履歴として特定する特定手段と、
    情報提供管理データベースから前記特定行動履歴が属する他のユーザの情報提供に関する属性値を取得し、当該取得した属性値に基づいて、前記特定行動履歴の中から、所与の第2条件を具備する前記特定行動履歴を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された特定行動履歴を推薦情報として前記対象ユーザの通信端末装置に配信する配信手段と、
    を備え、
    前記抽出手段が、前記所与の第2条件として、前記属性値が最も高いユーザを特定し、当該特定したユーザの前記特定行動履歴を前記推薦情報として抽出することを特徴とするサーバ装置。
  2. 請求項1に記載のサーバ装置において、
    前記特定手段が、
    前記対象ユーザの各行動履歴情報と、前記算出された類似度が所与の第1条件を具備する他のユーザの各行動履歴情報と、を比較し、
    前記対象ユーザの行動履歴と不一致となる他のユーザの行動履歴を特定し、
    前記特定した他のユーザの行動履歴の中から、前記他のユーザ間における行動履歴が一致する割合が所与の第3条件を具備する行動履歴を前記対象ユーザの行動履歴と不一致であると判定して前記特定行動履歴として特定する、サーバ装置。
  3. 請求項2に記載のサーバ装置において、
    前記第3条件を具備する行動履歴には、前記他のユーザ間における行動履歴と一致する割合が最も低い行動履歴が含まれる、サーバ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のサーバ装置において、
    前記推薦情報として抽出された特定行動履歴が所定の条件を具備した場合に、前記情報提供管理データベースにおける、当該抽出された特定行動履歴が属するユーザの前記属性値を更新登録する更新登録手段を更に備える、サーバ装置。
  5. 請求項4に記載のサーバ装置において、
    前記所定の条件には、前記推薦情報として前記抽出された特定行動履歴が前記対象ユーザに配信されたこと、及び、前記対象ユーザが前記推薦情報として配信された特定行動履歴と同一の行動が実行されたことを含む、サーバ装置。
  6. 請求項5に記載のサーバ装置において、
    前記所定の条件には、さらに、前記対象ユーザが予め設定された有効期限までに前記特定行動履歴と同一の行動が実行されることを含む、サーバ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のサーバ装置において、
    前記行動履歴情報が、前記ユーザが存在した位置情報、前記ユーザが来訪した店舗の店舗識別情報、前記ユーザが利用したコンテンツのコンテンツ識別情報、及び、前記ユーザが購入した商品の商品識別情報のいずれかの情報である、サーバ装置。
  8. サーバ装置を、
    ユーザ毎に、ユーザの個々の行動履歴を示す行動履歴情報を、それぞれ、行動履歴管理データベースに登録する登録手段、
    所定のタイミングで、各ユーザの前記行動履歴情報に基づいて、一のユーザを対象ユーザとして他のユーザの行動履歴と一致する割合を、各ユーザとの類似度として算出する算出手段、
    前記対象ユーザの各行動履歴情報と前記算出された各ユーザとの類似度が所与の第1条件を具備する他のユーザの各行動履歴情報とを比較し、前記対象ユーザの行動履歴と不一致と判定される他のユーザの行動履歴を特定行動履歴として特定する特定手段、
    情報提供管理データベースから前記特定行動履歴が属する他のユーザの情報提供に関する属性値を取得し、当該取得した属性値に基づいて、前記特定行動履歴の中から、所与の第2条件を具備する前記特定行動履歴を抽出する抽出手段、及び、
    前記抽出された特定行動履歴を推薦情報として前記対象ユーザの通信端末装置に配信する配信手段、
    として機能させ、
    前記抽出手段が、前記所与の第2条件として、前記属性値が最も高いユーザを特定し、当該特定したユーザの前記特定行動履歴を前記推薦情報として抽出することを特徴とするプログラム。
  9. 通信端末装置と、
    ネットワークを介して前記通信端末装置と接続されるサーバ装置と、
    を備え、
    前記サーバ装置が、
    ユーザ毎に、ユーザの個々の行動履歴を示す行動履歴情報を、それぞれ、行動履歴管理データベースに登録する登録手段と、
    所定のタイミングで、各ユーザの前記行動履歴情報に基づいて、一のユーザを対象ユーザとして他のユーザの行動履歴と一致する割合を、各ユーザとの類似度として算出する算出手段と、
    前記対象ユーザの各行動履歴情報と前記算出された各ユーザとの類似度が所与の第1条件を具備する他のユーザの各行動履歴情報とを比較し、前記対象ユーザの行動履歴と不一致と判定される他のユーザの行動履歴を特定行動履歴として特定する特定手段と、
    情報提供管理データベースから前記特定行動履歴が属する他のユーザの情報提供に関する属性値を取得し、当該取得した属性値に基づいて、前記特定行動履歴の中から、所与の第2条件を具備する前記特定行動履歴を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された特定行動履歴を推薦情報として前記対象ユーザの通信端末装置に配信する配信手段と、
    を備え、
    前記抽出手段が、前記所与の第2条件として、前記属性値が最も高いユーザを特定し、当該特定したユーザの前記特定行動履歴を前記推薦情報として抽出することを特徴とする通信システム。
JP2012078021A 2012-03-29 2012-03-29 サーバ装置、プログラム及び通信システム Expired - Fee Related JP5891905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012078021A JP5891905B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 サーバ装置、プログラム及び通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012078021A JP5891905B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 サーバ装置、プログラム及び通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013206409A JP2013206409A (ja) 2013-10-07
JP5891905B2 true JP5891905B2 (ja) 2016-03-23

Family

ID=49525365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012078021A Expired - Fee Related JP5891905B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 サーバ装置、プログラム及び通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5891905B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015170362A (ja) * 2014-03-04 2015-09-28 グーグル インコーポレイテッド 相互に近接する地理的位置において発生する関連活動の識別
JP6271345B2 (ja) * 2014-06-06 2018-01-31 ヤフー株式会社 抽出装置、抽出方法及び抽出プログラム
JP6147242B2 (ja) * 2014-12-19 2017-06-14 ヤフー株式会社 予測装置、予測方法及び予測プログラム
KR102595508B1 (ko) 2018-12-11 2023-10-31 삼성전자주식회사 전자장치 및 그 제어방법
WO2021181557A1 (ja) * 2020-03-11 2021-09-16 日本電気株式会社 推薦制御装置、システム、方法及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008146355A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Lealcom Kk 情報配信システム、情報配信装置及び情報配信方法
JP5483576B2 (ja) * 2010-06-08 2014-05-07 日本電信電話株式会社 推薦アイテムフィルタリング方法及び推薦アイテムフィルタリングプログラム
JP5551030B2 (ja) * 2010-09-08 2014-07-16 株式会社Nttドコモ アプリケーション配信装置及びアプリケーション配信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013206409A (ja) 2013-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3726748B2 (ja) モバイルマーケティング方法、そのシステム、サーバ、ユーザ端末、解析端末及びプログラム
US9239771B2 (en) Method and system for collecting and providing application usage analytics
JP6056119B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
WO2014093765A1 (en) Augmenting search results with relevant third-party application content
JP5891905B2 (ja) サーバ装置、プログラム及び通信システム
JP2010009315A (ja) 推薦店舗提示システム
CN112001747B (zh) 用于将用户与社交数据匹配的***和方法
JP5882157B2 (ja) 利用者ベースのバイアスを使用した検索結果の取得又は提供方法および装置
CN110297995B (zh) 用于收藏信息的方法和装置
US20180035367A1 (en) Method and Apparatus for Accessing Wifi Access Point in Target Shop
US20170011422A1 (en) Data processing device and data processing method
CN103186660A (zh) 信息源选择***、信息源选择方法和程序
KR101260425B1 (ko) 클라우드 기반 증강 현실 시스템
JP5841323B2 (ja) 推薦アイテム検索サーバ、および推薦アイテム検索プログラム
CN107924415A (zh) 从位置不可感知设备向搜索查询提供位置信息以提高用户交互性能
JP2010287048A (ja) 情報検索装置、情報検索プログラム、及び携帯端末装置
JP6295577B2 (ja) サーバ装置、プログラム、及び、情報提供方法
KR20130064447A (ko) 사용자의 성향 유사도를 이용한 검색 결과 제공 서버 및 방법, 그리고 단말
JP5615423B2 (ja) 情報検索装置、及び情報検索プログラム
JP5491608B1 (ja) 測位方法決定装置及び測位方法決定方法
JP5430726B1 (ja) 情報提供装置、ネットワークシステム、情報提供方法及び情報提供プログラム
JP6384067B2 (ja) サーバ装置、プログラム及び推薦情報提供方法
JP2008040869A (ja) 地点情報評価装置、地点情報評価プログラム
JP2013122627A (ja) 情報処理端末、サーバ装置、システム、およびプログラム
US8843817B2 (en) System and method for obtaining user information

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5891905

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees