JP5890081B1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

少ない処理負担で大量のキーワード等のクリッカブル(マウスを用いたクリックが可能であること)なオブジェクトを視覚的効果を備えてユーザに提示する。そのために、情報処理装置は、複数のオブジェクトを取得するオブジェクト取得処理と、取得した各オブジェクトのサイズの設定を行うサイズ設定処理と、サイズ設定に応じて各オブジェクトのレイヤを設定するレイヤ設定処理と、端末装置の画面上における各オブジェクトの変位軌道の起点となる出現位置が所定の出現範囲内であって直前出現オブジェクトとは所定距離以上離れた異なる位置となるように、前記出現位置を設定する出現位置設定処理と、各オブジェクトについて、サイズ設定に応じて、出現位置からの移動速度を設定する移動速度設定処理と、それぞれの変位軌道上で各オブジェクトを動的に表示させる表示処理と、を前記端末装置に実行させるプログラムを備えたウェブページデータを生成するウェブページデータ生成部と、前記ウェブページデータを前記端末装置に送信するウェブページデータ送信部と、を備える。

Description

本発明は、複数のオブジェクトをユーザに提示する情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体についての技術分野に関する。
特開2002−157101号公報
インターネットなどのネットワークを介してユーザに情報を提供する場合、限られたウェブページの領域上で、可能な限り多くの情報を提示したいという要望がある。具体的には、限られた広告表示スペースに多くの広告情報を載せたいという要望や、EC(Electronic Commerce)サイトにおいて、多くの商品情報をユーザに提示したいという要望などである。
例えば、特許文献1では、一定時間ごとに表示される広告を変える手法が提案されている。
本発明は、このような要望を鑑みてなされたものであり、少ない処理負担で大量のキーワード等のクリッカブル(マウスを用いたクリックが可能であること)なオブジェクトを視覚的効果を備えてユーザに提示することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、複数のオブジェクトを取得するオブジェクト取得処理と、取得した各オブジェクトのサイズの設定を行うサイズ設定処理と、サイズ設定に応じて各オブジェクトのレイヤを設定するレイヤ設定処理と、端末装置の画面上における各オブジェクトの変位軌道の起点となる出現位置が所定の出現範囲内であって直前出現オブジェクトとは所定距離以上離れた異なる位置となるように、前記出現位置を設定する出現位置設定処理と、各オブジェクトについて、サイズ設定に応じて、出現位置からの移動速度を設定する移動速度設定処理と、それぞれの変位軌道上で各オブジェクトを動的に表示させる表示処理と、を前記端末装置に実行させるプログラムを備えたウェブページデータを生成するウェブページデータ生成部と、前記ウェブページデータを前記端末装置に送信するウェブページデータ送信部と、を備える。
これにより、出現位置を分散させた視覚効果の高い各オブジェクトを提示する環境が提供される。
上記した情報処理装置は、前記端末装置からの取得要求に応じて前記オブジェクトを送信するオブジェクトデータ送信部を備える。
これにより、オブジェクト取得要求に応じて適切にオブジェクトが提供される。
上記した情報処理装置が端末装置に実行させる前記移動速度設定処理では、サイズ設定が大きいオブジェクトはサイズ設定が小さいオブジェクトよりも前記移動速度を大きく設定する。
これにより、異なるサイズの複数のオブジェクトが立体感を有して表示される環境が提供される。
上記した情報処理装置は、前記端末装置を利用するユーザによるオブジェクトに対する選択操作に応じて、該オブジェクトに紐付けられたキーワードを検索クエリとした検索結果を抽出する検索処理部を備える。
これにより、検索のためのオブジェクトを大量に提示する環境が提供される。
上記した情報処理装置が端末装置に実行させる前記プログラムは、前記端末装置を利用するユーザによるオブジェクトに対する選択操作に応じて、該オブジェクトに紐付けられたリンク情報に基づくウェブページへ遷移する処理を前記端末装置に実行させる。
これにより、リンク情報が紐付けられたオブジェクトを大量に提示する環境が提供される。
上記した情報処理装置の前記オブジェクトデータ送信部は、オブジェクトと共にオブジェクトが属するジャンル情報を送信し、前記表示処理では、オブジェクトが属するジャンル情報に応じた異なる表示態様で表示させる。
これにより、オブジェクトの表示態様をジャンルごとに変える環境が提供される。
上記した情報処理装置が端末装置に実行させる前記出現位置設定処理では、無理数を用いて出現位置を設定する。
これにより、オブジェクトごとに異なる出現位置を設定することが可能となる。
上記した情報処理装置の前記オブジェクトデータ送信部は、オブジェクトと共にオブジェクトの優先度情報を送信し、前記プログラムは、優先度情報に応じて各オブジェクトの出現順を決定する出現順決定処理を前記端末装置に実行させる。
これにより、例えば、優先度が高いオブジェクトから順にユーザに提示することができる。
上記した情報処理装置の前記オブジェクトデータ送信部は、オブジェクトと共にオブジェクトの優先度情報を送信し、前記サイズ設定処理では、優先度情報に応じて各オブジェクトのサイズ設定を行う。
これにより、例えば、優先度が高いオブジェクトのサイズを大きくすることができる。
上記した情報処理装置の前記オブジェクトデータ送信部は、ユーザ情報に基づいて選択したオブジェクトを送信する。
これにより、ユーザに訴求力のあるオブジェクトを送信することが可能となる。
本発明に係る情報処理方法は、複数のオブジェクトを取得するオブジェクト取得処理と、取得した各オブジェクトのサイズの設定を行うサイズ設定処理と、サイズ設定に応じて各オブジェクトのレイヤを設定するレイヤ設定処理と、端末装置の画面上における各オブジェクトの変位軌道の起点となる出現位置が所定の出現範囲内であって直前出現オブジェクトとは所定距離以上離れた異なる位置となるように、前記出現位置を設定する出現位置設定処理と、各オブジェクトについて、サイズ設定に応じて、出現位置からの移動速度を設定する移動速度設定処理と、それぞれの変位軌道上で各オブジェクトを動的に表示させる表示処理と、を前記端末装置に実行させるプログラムを備えたウェブページデータを生成するウェブページデータ生成ステップと、前記ウェブページデータを前記端末装置に送信するウェブページデータ送信ステップと、を情報処理装置に実行させるものである。
この情報処理方法により、少ない処理負担で大量のキーワード等のクリッカブル(マウスを用いたクリックが可能であること、または、指で画面をタップするタップ操作などを用いた選択操作が可能なこと)なオブジェクトを視覚的効果を備えてユーザに提示する。
本発明に係るプログラムは、上記情報処理方法として実行する処理を情報処理装置に実行させるプログラムである。
本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶した記憶媒体である。これらのプログラムや記憶媒体により上記の情報処理装置を実現する。
本発明によれば、少ない処理負担で、大量のキーワード等のクリッカブル(マウスを用いたクリックが可能であること、または、指で画面をタップするタップ操作などを用いた選択操作が可能なこと)なオブジェクトをユーザに視覚的効果を伴って提示することができる。
本発明の実施の形態の全体の構成を示す図である。 本実施の形態のECサーバの機能ブロック図である。 本実施の形態のコンピュータのブロック図である。 オブジェクトDBの一例を示す図である。 ECサーバ1の処理の流れを示すフローチャートである。 ウェブページの例を示す図である。 オブジェクトの表示形態の例を示す図である。 第1の実施の形態におけるユーザ端末3の処理の流れを示すフローチャートである。 サイズの設定処理の例を示すフローチャートである。 オブジェクト領域とクリッカブル領域の例を示する図である。 サイズの異なるオブジェクトの表示形式の例を示する図である。 オブジェクトのクリッカブル領域の全体が表出する例を示す図である。 オブジェクトのオブジェクト領域の全体が表出する例を示す図である。 オブジェクトのクリッカブル領域の少なくとも1/nが表出する例を示す図である。 サイズに応じてレイヤと移動速度を設定する例を示す図である。 サイズに応じてレイヤと移動速度を設定する別の例を示す図である。 第2の実施の形態におけるユーザ端末3の処理の流れを示すフローチャートである。 オブジェクト選択対応処理の例を示すフローチャートである。 優先度に基づいてオブジェクトのサイズを設定する例を示す図である。 出現位置設定処理について説明する図である。 出現順決定処理を示すフローチャートである。 オブジェクトの表示態様をジャンルに応じて変更する例を示す図である。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.全体構成>
<2.ハードウェア構成>
<3.データベース>
[3−1.ユーザDB]
[3−2.販売者DB]
[3−3.商品DB]
[3−4.オブジェクトDB]
[3−5.ウェブページDB]
<4.第1の実施の形態>
[4−1.ECサーバにおける処理の流れ]
[4−2.ユーザ端末における処理の流れ]
[4−3.サイズ設定処理]
[4−4.クリッカブル領域の第1例]
[4−5.クリッカブル領域の第2例]
[4−6.移動速度設定処理の第1例]
[4−7.移動速度設定処理の第2例]
[4−8.移動速度設定処理の第3例]
[4−9.移動速度設定処理の第4例]
[4−10.移動速度設定処理の第5例]
[4−11.サイズ設定に応じた設定例1]
[4−12.サイズ設定に応じた設定例2]
[4−13.まとめ]
<5.第2の実施の形態>
[5−1.ユーザ端末における処理の流れ]
[5−2.オブジェクト選択対応処理の第1例]
[5−3.オブジェクト選択対応処理の第2例]
[5−4.サイズ設定処理の別の例]
[5−5.出現位置設定処理の例]
[5−6.出現順決定処理]
[5−7.移動速度設定処理の第6例]
[5−8.表示処理の例]
[5−9.ユーザ情報を用いた例]
[5−10.まとめ]
<6.変形例>
<7.プログラム及び記憶媒体>
<1.全体構成>

本実施の形態におけるECサーバ1としての情報処理装置を含む全体の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
本発明のECサーバ1は、図1に示すように、通信ネットワーク2を介してユーザ端末3,3,・・・や販売者端末4,4,4・・・と相互に通信可能な状態で接続されている。
ECサーバ1は、通信ネットワーク2を利用した電子商取引サービスを介してユーザが商品を購入するための各種機能を提供する。具体的には、当該電子商取引で扱っている商品群の中からユーザが所望する商品を検索して提示する機能や、ユーザ情報の管理機能、商品を販売する者(以降販売者と記載)の情報を管理する機能、ユーザが商品の購入操作を行った際に、実際の店舗などへ商品を発注する機能や、商品の売買が成立した際の代金のやりとりを仲介する決済処理機能、各ユーザへ商品を配送するための機能などである。
また、ECサーバ1は、電子商取引を介して店舗が商品を提供するための機能を提供する。具体的には、商品を登録する機能や商品情報を変更する機能、商品が購入された際の通知機能や商品を購入したユーザの情報を提供する機能などである。
更に、ECサーバ1は、ユーザや販売者の認証機能や各種データベースへの情報の登録機能、各種データベースから情報を取得する機能などを備える。
これらの機能を実現するために、ECサーバ1は、ユーザ情報が記憶されるユーザDB(Database)50、商品を販売する販売者の情報が記憶される販売者DB51、電子商取引で扱う商品の情報が記憶される商品DB52を管理する。
通信ネットワーク2の構成は特に限定されるものではなく、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area Network)、CATV(Community Antenna TeleVision)通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網などが想定される。
また通信ネットワーク2の全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも利用可能である。
ユーザ端末3は、ECサーバ1が提供する電子商取引サービスを利用して商品の検索や閲覧、購入を行うユーザが利用する端末装置である。
販売者端末4は、ECサーバ1が提供する電子商取引サービスを利用して、商品の販売を行う販売者が利用する端末である。
ユーザ端末3や販売者端末4では、必要に応じて各種の送受信処理や表示処理などが実行される。また、ユーザ端末3や販売者端末4は、例えば、通信機能を備えたPC(Personal Computer)やフィーチャーフォンやPDA(Personal Digital Assistants)、或いは、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスなどである。
尚、ユーザ端末3や販売者端末4は、利用する人物が商品を購入する立場にいる人物なのか、または、商品を販売する立場にいる人物なのかによって便宜上名前を使い分けているだけであり、実質的に端末の構成などは同じである。
図2を参照して、本実施の形態におけるECサーバ1の特徴的な各部を説明する。
ECサーバ1は、上記の電子商取引に係る各機能以外にも、ユーザが利用するユーザ端末3に対して大量のオブジェクトをウェブページの特定領域に表示させる処理などを実行する。
ここで、オブジェクトとは、例えば、テキストや画像などである。以降の説明においては、キーワードをテキスト形式でユーザに提示する例を説明する。
このために、ECサーバ1は、ウェブページデータ生成部1a、ウェブページデータ送信部1b、オブジェクトデータ送信部1c、検索処理部1dを備える。
また、ECサーバ1は、オブジェクトDB53、ウェブページDB54を管理する。
ウェブページデータ生成部1aは、ユーザ端末3上で動作するウェブブラウザに、商品ページやユーザページなどの所定のウェブページを表示させるためのウェブページデータを生成するウェブページデータ生成処理を実行する。ウェブページデータは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)やXHTML(Extensible HyperText Markup Language)などの構造化文書ファイルである。構造化文書ファイルには、商品の説明などのテキストデータや商品画像などの画像データと、それらの配置や表示態様(文字色やフォントや大きさや装飾など)が記述されている。
ウェブページデータ生成部1aが生成するウェブページデータは、ユーザ端末3にいくつかの処理を実行させるプログラムを備えている。いくつかの処理とは、複数のオブジェクトを取得するオブジェクト取得処理や、ユーザ端末3で表示されるウェブページ上における各オブジェクトのサイズを設定するサイズ設定処理や、オブジェクトのレイヤ設定をするレイヤ設定処理や、オブジェクトの出現する順番を決定する出現順決定処理や、オブジェクトの出現位置を設定する出現位置設定処理や、オブジェクトの移動速度を設定する移動速度設定処理や、オブジェクトを変位軌道上で動的に表示させる表示処理や、オブジェクトに紐付けられたウェブページに遷移する処理などである。
レイヤとは、ユーザ端末3の画面上での奥行き方向の重なりを擬似的に表現するためにオブジェクトに設定される項目である。レイヤが異なるオブジェクト同士は、重なり合った場合、前方レイヤに属するオブジェクトは後方レイヤに属するオブジェクトよりも奥行き方向における前方(前面)に位置するかのように表示される。
ウェブページデータ送信処理部1bは、ユーザ端末3に対して上記のウェブページデータを送信する処理を実行する。
オブジェクトデータ送信部1cは、ユーザ端末3からの要求に応じて複数のオブジェクトを送信するオブジェクト送信処理を実行する。
オブジェクト送信処理では、ユーザ端末3上に表示するオブジェクトそのもののデータ(テキストデータや画像データ)以外にも、必要に応じてジャンル情報や優先度情報などを共に送信する。
検索処理部1dは、ユーザ端末3上に表示されたオブジェクトが選択操作の対象となった(例えばマウスを用いてクリックされた)ことに応じて、所定の検索処理を実行する。
検索処理としては、例えば、商品を検索する処理などである。
<2.ハードウェア構成>

図3は、図1に示したECサーバ1、ユーザ端末3、販売者端末4、また、ユーザDB50、販売者DB51、商品DB52、オブジェクトDB53、ウェブページDB54のハードウェアを例示する図である。それぞれのサーバや端末におけるコンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、通信ネットワーク2を介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
このようなコンピュータ装置では、通信部109による通信によりデータやプログラムのアップロード、ダウンロードが行われる。また、リムーバブルメディア111を介したデータやプログラムの受け渡しが可能である。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、ECサーバ1、ユーザ端末3、販売者端末4、また、ユーザDB50、販売者DB51、商品DB52、オブジェクトDB53、ウェブページDB54のそれぞれにおいて後述する情報処理や通信が実行される。
尚、ECサーバ1、ユーザ端末3、販売者端末4、また、ユーザDB50、販売者DB51、商品DB52、オブジェクトDB53、ウェブページDB54を構成するそれぞれの情報処理装置は、図3のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LANなどによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを利用したVPN(Virtual Private Network)などにより通信可能な状態で遠隔地に配置されたものでもよい。
<3.データベース>

[3−1.ユーザDB]
ユーザDB50にはECサーバ1が提供するサービスを受けるユーザの情報が属性情報として記憶される。例えば、一人のユーザを特定可能な一つのユーザID(Identification)に対して、ログインパスワード氏名、年齢、性別、年収、住所、メールアドレス、趣味などの個人的な情報が紐付けられて記憶される。また、決済情報や商品の購入履歴、商品のお気に入り登録情報なども記憶される。
[3−2.販売者DB]
販売者DB51には、ECサーバ1を利用して商品を販売する販売者の情報が記憶される。例えば、それぞれの販売者を一意に識別可能な販売者IDに対して、ログインパスワード、店舗名、店舗ロゴ、取扱商品の商品ID(ECサーバ1が商品ごとに付与する商品固有のコード情報)、商品ページURL(Uniform Resource Locator)、商品ごとの価格、販売者ページのURL、連絡先(電話番号やメールアドレスなど)などの各情報が紐付けられて記憶される。
商品ページURLは商品ページごとに付されるURLであり、同一商品であっても販売者が異なる場合には、異なる商品ページURLが付される。
店舗ロゴの情報は、画像データそのものでもよいし、保存されている画像データのリンク情報(URL情報)などでもよい。
[3−3.商品DB]
商品DB52には、ECサーバ1を介して売買が可能な各商品についての情報が記憶される。例えば、商品を一意に識別可能な商品IDに対して、商品ジャンル、商品画像、製造者(メーカー)情報、製造者によって付与される型番情報、販売開始日、取扱商品提供者情報、在庫情報などが紐付けられて記憶される。
商品画像の情報は、画像データそのものでもよいし、保存されている画像データのリンク情報(URL情報など)でもよい。
また、商品DB52には、上記以外にも、生産地や商品のスペック(色、大きさ、性能情報)などが記憶されてもよい。
[3−4.オブジェクトDB]
オブジェクトDB53には、図4A,図4Bに示すように、ユーザ端末3上に表示させるキーワード、または、画像データと共に、優先度やジャンル情報が紐付けられて記憶される。
また、ウェブページごとに提示するキーワードや画像を変える場合には、提示対象のウェブページ情報も併せて記憶される。具体的には、ECサイトのトップページには、全てのジャンルを対象としたキーワードや画像が提示され、家電のウェブページには、家電のジャンルを対象としたキーワードや画像が提示される場合などである。
更に、ユーザごとに優先度を変える場合には、ユーザごとに図4A,図4Bに示す情報が記憶される。
[3−5.ウェブページDB]
ウェブページDB54には、ECサーバ1がユーザや販売者に提供する各種ウェブページのデータが記憶される。具体的には、商品ページや商品の詳細ページ、或いはユーザページや販売者ページ、店舗ページなどのウェブページデータである。
ウェブページデータとしては、ウェブページのURL(Uniform Resource Locator)情報と各ウェブページ上に配置されるオブジェクト(画像やテキストやバナーなど)の配置や表示態様(位置や大きさ、色等)の情報が記憶される。
尚、ウェブページDB54に記憶される情報は、例えば、HTMLなどの構造化文書ファイルで記憶されてもよい。
<4.第1の実施の形態>
[4−1.ECサーバにおける処理の流れ]
第1の実施の形態におけるECサーバ1の処理について、図5を参照して説明する。
ECサーバ1は、ステップS101,S111,S121,S131を順に実行することにより、各種処理を継続的に行う。具体的には、ステップS101においてログイン情報を受信したか否かを判定する処理を実行し、ステップS111においてウェブページデータの要求を受信したか否かを判定する処理を実行し、ステップS121においてオブジェクト選択情報を受信したか否かを判定する処理を実行し、ステップS131においてオブジェクトデータ取得要求を受信したか否かを判定する処理を実行する。
ログイン情報は、ユーザがユーザ端末3を用いてログイン操作を行った場合に、ユーザ端末3からECサーバ1へ送信される。
ステップS101において、ログイン情報を受信したと判定した場合、ECサーバ1はステップS102において認証処理を実行し、ステップS103において認証結果をユーザ端末3に通知する処理を実行する。
認証処理においては、ユーザ端末3から送られたログイン情報とユーザDB50に記憶されたユーザ情報(例えば、ユーザIDとログインパスワード)を照合し、ログインの可否を決定する。
ステップS103の認証結果通知を実行した後、或いは、ステップS101においてログイン情報を受信していないと判定した後、ECサーバ1はステップS111のウェブページデータ要求を受信したか否かを判定する処理を実行する。
ウェブページデータ要求は、ユーザがユーザ端末3を用いて、ECサーバ1が提供するウェブページを閲覧をするための操作を行った場合に、ユーザ端末3からECサーバ1へ送信される。
ステップS111において、ウェブページデータ要求を受信したと判定した場合、ECサーバ1は、続くステップS112において、ウェブページデータを生成する処理を実行する。ウェブページデータは、例えば、図6に示すウェブページをユーザ端末3の画面上に表示するためのデータであり、具体的には、HTMLやXHTMLなどの構造化文書ファイルのデータなどである。
図6に示すウェブページは、ECサーバ1が提供する各種ウェブページの一例であり、ユーザ端末3上で動作するウェブブラウザ5のウェブページ表示領域6に、ウェブページを構成する各要素が適切に配置されている。
ウェブページ表示領域6は、コンテンツが表示されるコンテンツ表示領域7とオブジェクトが表示されるオブジェクト表示領域8を備えている。
コンテンツは、例えば、商品ページであれば、商品の概要や詳細を表す各種情報であり、具体的には、商品画像や価格、メーカー、在庫数、商品レビューなどの情報である。また、店舗ページであれば、店舗を表す各種情報であり、具体的には、店舗への店舗名や店舗への連絡先、店舗レビューなどの情報である。
オブジェクト表示領域8に表示されるオブジェクトの表示形態について、一例を図7A,図7Bに示す。
図7A,図7Bに示すオブジェクト表示領域8に表示される各オブジェクトは、オブジェクト表示領域8の左端部8aから右端部8bに向けて、それぞれに設定された速度を保ちながら移動する。本例では、オブジェクトの移動の際の変位は、横方向(図中のX方向)における座標のみであり、縦方向(図中のY方向)における座標は変化しない。
尚、場合によっては、図7Bに示すように、オブジェクト同士の一部が重なる場合もある。その場合には、それぞれのオブジェクトのレイヤ設定に応じて、画面の奥行き方向の前後関係が決定されて、表示される。具体的には、図7Bの「キーワード3」と「キーワード4」の各一部は重なっている。この場合、「キーワード4」のオブジェクトが属するレイヤは「キーワード3」のオブジェクトが属するレイヤよりも前方であるため、「キーワード3」のオブジェクトの一部が「キーワード4」のオブジェクトに隠れて表示される。
尚、前後関係が分かりやすいように各オブジェクトに囲み線を付したが、囲み線を付さなくてもよい。
本実施の形態において、それぞれのオブジェクトは、選択操作(マウスによるクリックなど)が可能とされる。そして、オブジェクトの一部が他のオブジェクトに隠されない状態が生じるように、即ち、それぞれのオブジェクトには、該オブジェクトを選択操作可能な瞬間が生じるように、各オブジェクトを提示する。
図5のフローチャートの説明に戻る。
ECサーバ1はステップS113において、ウェブページデータを送信する処理を実行する。ウェブページデータには、先のオブジェクトに関する各情報(テキストや画像の情報など)が含まれている。ウェブページデータを送信する処理により、上記のオブジェクトに関する各種情報を含むウェブページデータがユーザ端末3へ送信され、画面上に図6に示すウェブページが表示される。
ステップS113のウェブページデータ送信処理を実行した後、或いは、ステップS111においてウェブページデータ要求を受信していないと判定した後、ECサーバ1はステップS121において、オブジェクト選択情報を受信したか否かを判定する処理を実行する。
オブジェクト選択情報は、何れのオブジェクトが選択されたかを示す情報であり、加えて、ユーザ情報を含んでもよい。オブジェクト選択情報は、図6に示すウェブページのオブジェクト表示領域8に提示されたオブジェクトの一つをユーザが選択(マウスを用いたクリック操作)した場合に、ユーザ端末3からECサーバ1へ送信される。
ステップS121において、オブジェクト選択情報を受信したと判定した場合、ECサーバ1は、続くステップS122において、オブジェクト選択対応処理を実行する。オブジェクト選択対応処理は、ユーザがオブジェクトを選択したことに対してユーザに何らかのサービスを提供する処理であり、例えば、ユーザが選択したオブジェクトとしてのキーワードを検索クエリとした検索処理を実行し、抽出した検索結果をユーザに提示するなどの処理である。具体的には、第2の実施の形態において説明する。
ステップS122のオブジェクト選択対応処理を実行した後、或いは、ステップS121においてオブジェクト選択情報を受信していないと判定した後、ECサーバ1はステップS131において、オブジェクトデータ取得要求を受信したか否かを判定する。
オブジェクトデータ取得要求は、ユーザ端末3において取得済みの複数のオブジェクトの提示が一巡した場合、或いは、一巡しそうな場合に、ユーザ端末3からECサーバ1へ送信される。
ステップS131においてオブジェクトデータ取得要求を受信したと判定した場合、ECサーバ1は続くステップS132において、ユーザ端末3へ送信するための複数のオブジェクトデータを抽出する処理を実行し、続くステップS133において、抽出したオブジェクトデータをユーザ端末3はへ送信する処理を実行する。
ステップS133のオブジェクトデータ送信処理を実行した後、或いは、ステップS131においてオブジェクトデータ取得要求を受信していないと判定した後、ECサーバ1はステップS101の処理を再び実行する。
[4−2.ユーザ端末における処理の流れ]
図5を用いて説明したECサーバ1の各処理に対して、ユーザ端末3が行う一連の処理の一例を、図8を参照して説明する。
先ず、ユーザはECサーバ1が管理するウェブページの何れかを閲覧するための操作を行う。これに応じて、ユーザ端末3はステップS201において、ウェブページデータ要求を送信する処理を実行する。この処理に対するECサーバ1の応答として、ステップS111乃至S113の各処理が実行される。
次に、ユーザ端末3はステップS202において、ECサーバ1から送信されたウェブページデータを受信する処理を実行する。
そして、ユーザ端末3はステップS203において、ウェブページデータに係るウェブページを画面上に表示するウェブページ表示処理を実行する。この処理により、ユーザ端末3の画面上に、例えば図6に示したようなウェブページが表示される。
尚、ステップS203のウェブページ表示処理によって表示されるのは、コンテンツ表示領域7に表示されるコンテンツであり、オブジェクト表示領域8に表示されるオブジェトの表示は、以降のいくつかのステップを経てから行われる。
続いて、ユーザ端末3は、各オブジェクトに対して、ステップS204のレイヤ設定処理と、ステップS205の出現位置設定処理と、ステップS206の移動速度設定処理を行う。
これらの各処理を実行することにより、各オブジェクトのレイヤの設定と出現位置の設定と移動速度の設定がなされる。
レイヤ設定は、先の図7において説明したように、少なくとも一部が重なり合ったオブジェクトがある場合に、何れのオブジェクトを奥行き方向における前方に表示するかを決定するための設定である。
出現位置設定は、図7における左端部8aの何れの位置(Y方向における出現座標)からオブジェクトを出現させるかを決定するための設定である。
移動速度設定は、図7の左右方向(X方向)におけるオブジェクトの変位速度を決定するための設定である。第1の実施の形態においては、オブジェクトの一部が他のオブジェクトに隠されない状態が生じるように、即ち、それぞれのオブジェクトには、該オブジェクトを選択操作可能な瞬間が生じるように、各オブジェクトの移動速度が設定される。移動速度設定処理の具体例については、いくつかの例を後述する。
これらの設定(レイヤ設定、出現位置設定、移動速度設定)を行うことにより、各オブジェクトが何れの場所から出現して、どのくらいの出現時間を経て右端まで移動し、オブジェクト表示領域8から消えていくかが決定される。
尚、図8に示す流れにおいては、ECサーバ1から受信した順に各オブジェクトを出現させる場合を説明する。
続いて、ユーザ端末3はステップS207の表示開始処理を実行する。これにより、図7のオブジェクト表示領域8の左端部8aから一つ目のオブジェクトが出現し、右端部8bに向かって移動が開始される。以後、ECサーバ1から受信したオブジェクトがオブジェクト表示領域8の左端部8aから順次出現する。
ユーザ端末3は、オブジェクトの表示処理を終了するための条件が成立するまではオブジェクトの表示処理を続ける。オブジェクトの表示処理を終了する条件が成立したかどうかの判定は、以降のステップで行う。
先ず、ユーザ端末3はステップS208において、提示している何れのオブジェクトが選択されたか否かを判定する処理を実行する。具体的には、例えば、ユーザがマウス操作によって何れかのオブジェクトをクリックしたときなどに、選択されたと判定する(図中のY判定)。
オブジェクトがクリックされた場合、ユーザ端末3はステップS209で何れのオブジェクトが選択(クリック)されたかをECサーバ1へ送信するオブジェクト選択情報送信処理を実行し、ステップS210でオブジェクトの画面への表示処理を終了する。
この処理に対するECサーバ1の応答として、ステップS121,S122の各処理が実行される。
尚、ECサーバ1から次に表示すべきウェブページデータが送られて当該ウェブページを表示する処理を実行するときに、オブジェクトの画面への表示処理は自動的に終了するため、ステップS210の表示処理終了を別途行わなくてもよい。
ステップS208において、提示している何れのオブジェクトも選択されていないと判定した場合、ユーザ端末3は続くステップS211において、表示処理終了トリガが発生したか否かを判定する処理を実行する。
表示処理終了トリガが発生する場合の例としては、オブジェクト選択操作以外の操作によって他のウェブページに遷移した場合や、ウェブブラウザ5をスクロールしたことによりオブジェクト表示領域8がウェブページ表示領域外に移動した場合や、ウェブブラウザ5が複数のウェブページを切り替え表示可能なタブブラウザでありタブの切り替え操作が行われた場合などが該当する。
表示処理終了トリガが発生したと判定した場合、ユーザ端末3はステップS210でオブジェクトの画面への表示処理を終了する。
一方、表示処理終了トリガが発生していないと判定した場合、ユーザ端末3は続くステップS212において、オブジェクトの提示が一巡したか否かを判定する処理を実行する。
オブジェクトの提示が一巡したと判定した場合、ユーザ端末3はステップS213において、オブジェクト取得処理を実行する。この処理により、ユーザ端末3からECサーバ1へオブジェクトデータ取得要求が送信される。
この処理に対するECサーバ1の応答として、ステップS131乃至S133の各処理が実行される。
一方、オブジェクトの提示が一巡していないと判定した場合、ユーザ端末3はステップS208の処理を再度実行する。
尚、一巡しそうな場合にステップS212の判定においてオブジェクトが一巡したと判定してもよい。例えば、ECサーバ1から受信したオブジェクトが30個あり、その8割(24個)がオブジェクト表示領域8内に出現しているか、または、出現が終了しているかしたときに、オブジェクトが一巡したと判定してもよい。
[4−3.サイズ設定処理]
これまでの例では、各オブジェクトのサイズは同じであったが、オブジェクトごとにサイズを変えてもよい。ここでは、各オブジェクトに対して、図8のステップS204乃至206の各設定処理以外に、オブジェクトのサイズを設定する例について、図9を参照して説明する。
ユーザ端末3は、ステップS203のウェブページ表示処理を実行することによってウェブブラウザ5上のコンテンツ表示領域の表示を行った後に、オブジェクト表示領域8にオブジェクトを表示するための設定処理を実行する。
ユーザ端末3は設定処理として、先ず、ステップS214のサイズ設定処理を実行する。この処理によって、オブジェクトごとに異なるサイズが設定される。
続いて、ユーザ端末3はステップS204乃至S206を実行して、レイヤの設定と出現位置の設定と移動速度の設定を行う。
[4−4.クリッカブル領域の第1例]
各オブジェクトは、オブジェクト自体の領域とは別に、クリッカブル領域が設定される。
クリッカブル領域とは、マウスや指などを用いた選択操作が可能な領域のことである。
クリッカブル領域の一つの例としては、図10Aに示すように、オブジェクトObに対して、オブジェクト自体の領域を表すオブジェクト領域S1と、クリック操作が可能な領域を表すクリッカブル領域S2がそれぞれ同じ領域で設定される。
従って、オブジェクト領域S1の幅S1wはクリッカブル領域S2の幅S2wと同じ幅とされる。また、オブジェクト領域S1の高さS1hはクリッカブル領域S2の高さS2hと同じ高さとされる。
[4−5.クリッカブル領域の第2例]
別の例としては、図10Bに示すように、オブジェクトObに対して、オブジェクト領域S1と、クリッカブル領域S2がそれぞれ異なる領域で設定される。
具体的には、オブジェクト領域S1の幅S1wはクリッカブル領域S2の幅S2wよりも小さな幅とされる。また、オブジェクト領域S1の高さS1hはクリッカブル領域S2の高さS2hよりも低い高さとされる。
[4−6.移動速度設定処理の第1例]
移動速度設定処理の第1例では、前方レイヤに属するオブジェクトほど高速に移動するように各オブジェクトの移動速度を設定する。
例えば、図7Bに示す場合においては、「キーワード4」のオブジェクトは「キーワード3」のオブジェクトよりも前方レイヤに属している。従って、「キーワード4」のオブジェクトの方が「キーワード3」のオブジェクトよりも速い移動速度が設定される。
[4−7.移動速度設定処理の第2例]
移動速度設定処理の第2例では、サイズの大きなオブジェクトほど高速に移動するように、各オブジェクトの移動速度を設定する。
例えば、図11を参照して説明すると、各オブジェクトのサイズは、「キーワード4」、「キーワード6」、「キーワード2」、「キーワード3」、「キーワード5」、「キーワード7」、「キーワード1」の順に大きくされている。従って、「キーワード4」のオブジェクトの移動速度が一番大きくされ、「キーワード1」のオブジェクトの移動速度が一番小さくされる。
[4−8.移動速度設定処理の第3例]
移動速度設定処理の第3例では、オブジェクトのクリッカブル領域S2の全体が表出されるタイミングが生じるように各オブジェクトの移動速度を設定する。
具体的に、図12A,図12Bを参照して説明する。図12Aに示すように、オブジェクト表示領域8には、オブジェクトOb1〜Ob7の7個のオブジェクトが提示されている。その中で、オブジェクトOb3とオブジェクトOb4の二つのオブジェクトは、高さ方向(Y方向)の位置が同じとされている。この二つのオブジェクトのそれぞれの全体が表出されるタイミングが生じるように、オブジェクトOb3,Ob4の移動速度を設定する。
以下、図12Bを参照して説明する。
オブジェクトOb3が後方レイヤに属するオブジェクト、オブジェクトOb4が前方レイヤに属するオブジェクトとし、オブジェクトOb3を後方オブジェクトBOb、オブジェクトOb4を前方オブジェクトFObとすると、前方オブジェクトFObの移動速度V1を以下の式1で算出して設定する。
V1=(WA+FS2w)/t1・・・式1
但し、WAは、オブジェクト表示領域8のX方向のサイズを表す。更に、t1は前方オブジェクトFObの右端がオブジェクト表示領域8の左端部8aに位置した状態から前方オブジェクトFObの左端がオブジェクト表示領域8の右端部8bに位置する状態となるまでに要する時間である。また、FS2wは前方オブジェクトFObのクリッカブル領域S2におけるX方向の幅を表す。
また、後方オブジェクトBObの移動速度V2を以下の式2で算出して設定する。
V2=(WA/t2)・・・式2
但し、t2≧t1とする。即ち、V2は以下の式3で表すことができる。
V2≦(WA×V1/(WA+FS2w))・・・式3
従って、後方オブジェクトBObの移動速度V2は、前方オブジェクトFObの移動速度V1に基づき、ある値よりも小さくなるように(遅くなるように)設定される。このとき、例えば、オブジェクト表示領域8内において、前面オブジェクトFObと後面オブジェクトBObが同時に且つ同位置に出現したとしても、前方オブジェクトが完全にオブジェクト表示領域8から消えるまで後面オブジェクトBObの全体がオブジェクト表示領域8に表示され続ける(図12B参照)。
[4−9.移動速度設定処理の第4例]
移動速度設定処理の第4例では、オブジェクトのサイズとしてのオブジェクト領域S1よりもクリッカブル領域S2が広い場合において、オブジェクト領域S1の全体が表出されるタイミングが生じるように各オブジェクトの移動速度を設定する。
具体的に図12A,図13を参照して説明する。
図12Aに示すように、オブジェクト表示領域8に提示されている7個のオブジェクトのうち、Y方向の高さが同じ二つのオブジェクト(Ob3,Ob4)に関して、それぞれのオブジェクト領域S1の全体が表出されるように、オブジェクトOb3,Ob4の移動速度を設定する。
以下、図13を参照して説明する。
オブジェクトOb3は後方オブジェクトBOb、オブジェクトOb4は前方オブジェクトFObとされる。
前方オブジェクトFObの移動速度V1は、先の式1で設定する。
後方オブジェクトBObの移動速度V2’は以下の式4で算出して設定する。
V2’=(WA+(BS2w−BS1w)/2)/t2’・・・式4
但し、t2’≧t1とする。また、BS2wは後方オブジェクトBObのクリッカブル領域S2におけるX方向の幅を表す。BS1wは後方オブジェクトBObのオブジェクト領域S1におけるX方向の幅を表す。
即ち、V2’は以下の式5で表すことができる。
V2’≦(WA+(BS2w−BS1w)/2)×V1/(WA+FS2w)・・・式5
但し、FS2wは前方オブジェクトFObのクリッカブル領域S2におけるX方向の幅を表す。
従って、後方オブジェクトBObの移動速度V2’は、前方オブジェクトFObの移動速度V1に基づき、ある値よりも小さくなるように(遅くなるように)設定される。このとき、例えば、オブジェクト表示領域8内において、前面オブジェクトFObと後面オブジェクトBObが同時に且つ同位置に出現したとしても、前方オブジェクトが完全にオブジェクト表示領域8から消えるまで後面オブジェクトBObのオブジェクト領域S1がオブジェクト表示領域8に表示され続ける(図13参照)。
[4−10.移動速度設定処理の第5例]
移動速度設定処理の第5例では、オブジェクトのクリッカブル領域S2の少なくとも1/nが表出されるタイミングが生じるように各オブジェクトの移動速度を設定する。nは正の実数を表す。
具体的に、図12A,図14を参照して説明する。
図12Aに示すように、オブジェクト表示領域8に提示されている7個のオブジェクトのうち、Y方向の高さが同じ二つのオブジェクト(Ob3,Ob4)に関して、それぞれのクリッカブル領域S2の少なくとも1/nが表出されるように、オブジェクトOb3,Ob4の移動速度を設定する。
以下、図14を参照して説明する。
オブジェクトOb3は後方オブジェクトBOb、オブジェクトOb4は前方オブジェクトFObとされる。前方オブジェクトFObの移動速度V1は、先の式1で算出して設定する。
後方オブジェクトBObの移動速度V2’’は、以下の式6で算出して設定する。
V2’’=(WA+(BS2w−BS2w/n))/t2’’・・・式6
但し、t2’’≧t1とする。また、BS2wは後方オブジェクトBObのクリッカブル領域S2におけるX方向の幅を表す。
即ち、V2’’は以下の式7で表すことができる。
V2’’≦(WA+(BS2w−BS2w/n))×V1/(WA+FS2w)・・・式7
但し、FS2wは前方オブジェクトFObのクリッカブル領域S2におけるX方向の幅を表す。
従って、後方オブジェクトBObの移動速度V2’’は、前方オブジェクトFObの移動速度V1に基づき、ある値よりも小さくなるように(遅くなるように)設定される。このとき、例えば、オブジェクト表示領域8内において、前面オブジェクトFObと後面オブジェクトBObが同時に且つ同位置に出現したとしても、前方オブジェクトが完全にオブジェクト表示領域8から消えるまで後面オブジェクトBObのクリッカブル領域S2の少なくとも1/nがオブジェクト表示領域8に表示され続ける(図14参照)。
[4−11.サイズ設定に応じた設定例1]
オブジェクトに設定されたサイズに応じてレイヤと移動速度を設定する例を説明する。
先の図9を用いて説明したように、ユーザ端末3は、各オブジェクトのサイズ設定処理(S214)を実行した後、レイヤ設定処理(S204)及び移動速度設定処理(S206)を実行する。
具体的には、図15に示すように、オブジェクト表示領域8には、オブジェクトOb1〜Ob6の6個のオブジェクトが提示されている。
オブジェクトは、サイズ設定処理によってそれぞれ異なるサイズに設定されている。尚、全てが異なるサイズでなくてもよい。
レイヤ設定処理では、サイズが大きいオブジェクトほど前方レイヤに属するように、各オブジェクトのレイヤ設定を行う。また、移動速度設定処理では、サイズが大きいオブジェクトほど低速となるように移動速度設定を行う。
即ち、図15において、サイズが最も大きいオブジェクトOb3は、他の何れのオブジェクトよりも前方のレイヤに属し、一番低速で移動する。
尚、図15において各オブジェクトから延びる矢印の長さは、各オブジェクトの移動速度の大きさを表す。
[4−12.サイズ設定に応じた設定例2]
オブジェクトに設定されたサイズに応じてレイヤと移動速度を設定する別の例を説明する。
先の図9を用いて説明したように、ユーザ端末3は、各オブジェクトのサイズ設定処理(S214)を実行した後、レイヤ設定処理(S204)と移動速度設定処理(S206)を実行する。
具体的には、図16に示すように、オブジェクト表示領域8には、オブジェクトOb1〜Ob6の6個のオブジェクトが提示されている。
オブジェクトは、サイズ設定処理によってそれぞれ異なるサイズに設定されている。尚、全てが異なるサイズでなくてもよい。
レイヤ設定処理では、サイズが大きいオブジェクトほど前方レイヤに属するように、各オブジェクトのレイヤ設定を行う。また、移動速度設定処理では、サイズが大きいオブジェクトほど高速となるように移動速度設定を行う。
即ち、図15において、サイズが最も大きいオブジェクトOb3は、他の何れのオブジェクトよりも前方のレイヤに属し、一番高速で移動する。
尚、図15において各オブジェクトから延びる矢印の長さは、各オブジェクトの移動速度の大きさを表す。
[4−13.まとめ]
以上、第1の実施の形態で説明したように、ECサーバ1は、ユーザ端末3に対して、複数のオブジェクトを取得するオブジェクト取得処理と、取得した各オブジェクトのレイヤを設定するレイヤ設定処理と、各オブジェクトについて、端末装置の画面上で動的に表示させる際に少なくともより前方レイヤとの重なりがない状態が生じるように、レイヤ設定に応じて移動速度を設定する移動速度設定処理と、端末装置の画面上で、各オブジェクトを、それぞれ設定した移動速度で、それぞれの変位軌道上で動的に表示させる表示処理と、を実行させるプログラムを備えたウェブページデータを生成するウェブページデータ生成部1aを備える。
更に、ECサーバ1は、ウェブページデータをユーザ端末3に送信するウェブページデータ送信部1bを備える。
これにより、オブジェクトに対する操作が可能なタイミングが設けられる。
従って、少なくとも各オブジェクトの出現から消失までの間にオブジェクトに対するクリック操作が可能な状態が存在するように、多数のクリッカブルなオブジェクトを提示することができる。
また、ECサーバ1が実行する処理は、ウェブページデータの生成と送信のみでよい。これらの処理は、高い処理負担を招くこと無く実現が可能である。
また、ユーザ端末3が実行する処理は、ECサーバ1から受信したオブジェクトの情報を用いて、各オブジェクトに対する種々の設定(レイヤ設定、移動速度設定など)を行い、画面上に変位軌道上で動的に表示させるものである。これらの処理は、単にキーワードを変位軌道上で動的に表示させるだけのものに対して、訴求力のあるオブジェクト提示が可能となる。尚、ユーザ端末3に対して、高い処理負担を招来するものではない。即ち、ユーザ端末3の処理負担の増加を抑えつつ、視覚効果の高い訴求力のあるオブジェクトの提示を行うことができる。
また、図5で説明したように、ECサーバ1は、ユーザ端末3からの取得要求に応じてオブジェクトを送信するオブジェクトデータ送信部1cを備える。
これにより、オブジェクト取得要求に応じて適切にオブジェクトが提供される。
従って、ユーザ端末3がオブジェクトを必要とした場合に限り、オブジェクトの送信が行われるため、ユーザ端末3へ送信するオブジェクトデータの情報量を少なくすることができる。更に、ユーザ端末3はオブジェクトの取得要求を出すことにより、多くのオブジェクトをユーザ端末3上に提示することができる。
また、サイズ設定に応じた設定例1で説明したように、ユーザ端末3におけるレイヤ設定処理では、オブジェクトのサイズ設定に応じてレイヤを設定する。
これにより、例えば、サイズの大きいオブジェクトを前方のレイヤに設定し、低速で変位させることが可能である。
この場合には、前方のレイヤに属するサイズの大きなオブジェクトの訴求力を高めることができる。
従って、オブジェクトのサイズ及びレイヤの設定に応じて、オブジェクトの訴求力に強弱を付けることができる。
特に、大きなオブジェクトを前方レイヤで低速で動かすことは、非常に大きな訴求力を持ったオブジェクトをユーザに提示することが可能である。
更に、移動速度設定処理の第1例で説明したように、ユーザ端末3における移動速度設定処理では、前方のレイヤに属するオブジェクトほど移動速度を速く設定する。
これにより、後方のレイヤに属するオブジェクトは表出時間が長くなる。
従って、後方のオブジェクトの変位軌道と前方のオブジェクトの変位軌道が重なってしまっても、後方のオブジェクトを選択するタイミングを増加させやすくすることができる。
更にまた、サイズ設定に応じた設定例2で説明したように、ユーザ端末3におけるレイヤ設定処理では、サイズの大きなオブジェクトほど前方のレイヤに設定し、移動速度設定処理では、前方のレイヤに属するオブジェクトほど移動速度を速く設定する。
これにより、遠近法を用いた立体感を有して各オブジェクトが提示される。
従って、印象に残りやすい視覚的効果を伴ったオブジェクトを提示することができる。
加えて、移動速度設定処理の第2例で説明したように、ユーザ端末3における移動速度設定処理では、サイズの大きなオブジェクトほど移動速度を速く設定する。
これにより、視認性の低い小さなオブジェクトの移動速度が相対的に遅くされる。
従って、クリックしにくい小さなオブジェクトに対する操作がしやすい環境を提供することができる。
そして、移動速度設定処理の第3例で説明したように、ユーザ端末3における移動速度設定処理では、前方のレイヤに属する前方オブジェクトと後方のレイヤに属する後方オブジェクトの変位軌道の少なくとも一部が重複する時間がある場合において、
V1=(WA+W1)/t1
V2=WA/t2
t1≦t2
(t1,t2は時間を表す変数)
を満たすように前方オブジェクトの移動速度V1と後方オブジェクトの移動速度V2を設定する。
但し、WAはオブジェクト表示領域のオブジェクト変位方向におけるサイズ、W1は前方オブジェクトのクリッカブル領域の変位方向におけるサイズ、W2は後方オブジェクトのクリッカブル領域の変位方向におけるサイズを表す。また、W1は、第1の実施の形態におけるFS2wである。
これにより、後方オブジェクトの全体が表出される機会が設けられる。
従って、後方のレイヤに属するオブジェクトであっても適切に選択操作が可能となる。
また、移動速度設定処理の第4例で説明したように、各オブジェクトのサイズよりも広いクリッカブル領域が設けられている場合において、移動速度設定処理では、前方のレイヤに属する前方オブジェクトと後方のレイヤに属する後方オブジェクトの変位軌道の少なくとも一部が重複する時間がある場合において、
V1=(WA+W1)/t1
V2’=(WA+(W2−W2m)/2)/t2’
t1≦t2’
(t1,t2’は時間を表す変数)
を満たすように前方オブジェクトの移動速度V1と後方オブジェクトの移動速度V2’を設定する。
但し、WAはオブジェクト表示領域のオブジェクト変位方向におけるサイズ、W1は前方オブジェクトのクリッカブル領域の変位方向におけるサイズ、W2は後方オブジェクトのクリッカブル領域の変位方向におけるサイズ、W2mは後方オブジェクトの変位方向におけるオブジェクトサイズを表す。また、W1は第1の実施の形態におけるFS2w、W2は第1の実施の形態におけるBS2w、W2mは第1の実施の形態におけるBS1wである。
これにより、オブジェクトよりもクリッカブル領域が広げられた場合において、後方オブジェクトのオブジェクト自体の領域の全体が表出される機会が設けられる。
従って、後方のレイヤに属するオブジェクトであっても適切に選択操作が可能となる。
更に、移動速度設定処理の第5例で説明したように、ユーザ端末3における移動速度設定処理では、前方のレイヤに属する前方オブジェクトと後方のレイヤに属する後方オブジェクトの変位軌道の少なくとも一部が重複する時間がある場合において、
V1=(WA+W1)/t1
V2’’=(WA+(W2−W2/n))/t2’’
t1≦t2’’
(t1,t2’’は時間を表す変数)
を満たすように前方オブジェクトの移動速度V1と後方オブジェクトの移動速度V2’’を設定する。
但し、WAはオブジェクト表示領域のオブジェクト変位方向におけるサイズ、W1は前方オブジェクトのクリッカブル領域の変位方向におけるサイズ、W2は後方オブジェクトのクリッカブル領域の変位方向におけるサイズ、nは正の実数を表す。また、W1は第1の実施の形態におけるFS2w、W2は第1の実施の形態におけるBS2wである。
これにより、後方オブジェクトのn分の1が表出される機会が設けられる。
従って、後方のレイヤに属するオブジェクトであっても選択操作が可能となる機会を設けることができる。
更にまた、クリッカブル領域の第2例で説明したように、オブジェクトに対する選択操作が可能とされたエリアが当該オブジェクトのサイズよりも広い範囲とされる。
これにより、オブジェクトのサイズから外れた直近の場所であっても、オブジェクトに対する選択操作が受け付けられる。
従って、ユーザのクリック操作を容易にすることができる。
<5.第2の実施の形態>

第2の実施の形態におけるECサーバ1の処理は、図5で示した第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
[5−1.ユーザ端末における処理の流れ]
第2の実施の形態におけるユーザ端末3の処理について、図17を参照して説明する。
尚、図8で説明した第1の実施の形態におけるユーザ端末3と同様の処理については、同じ符号を付し、説明を省略または簡素化する。
先ず、ユーザ端末3はステップS201でウェブページデータをECサーバ1へ要求する処理を実行し、続くステップS202でウェブページデータをECサーバ1から受信する処理を実行する。そして、ステップS203において、ユーザ端末3は、受信したウェブページデータに基づくウェブページをウェブブラウザ5上に表示するウェブページ表示処理を実行する。
続いて、ユーザ端末3は、ウェブページ上のオブジェクト表示領域8にオブジェクトを表示するための各種設定を行う。具体的には、ステップS214においてオブジェクトのサイズを設定し、ステップS204においてオブジェクトのレイヤを設定し、ステップS205においてオブジェクトの出現位置を設定し、ステップS206においてオブジェクトの移動速度を設定する。
このとき、ステップS205の出現位置設定処理においては、直前に出現するオブジェクトに対して、オブジェクト表示領域8内に出現したときのY方向の座標が所定距離以上離れた位置となるように設定する。所定距離としては、例えば、オブジェクト表示領域8のY方向の幅の1/3などのように、オブジェクト表示領域8の大きさに依存して設けられてもよいし、オブジェクトのオブジェクト領域S1の高さS1hやクリッカブル領域S2の高さS2hに依存して設けられてもよいし、固定値として設けられてもよい。
また、ステップS206の移動速度設定処理においては、オブジェクトごとのサイズ設定に応じて移動速度が設定される。
これによって、各オブジェクトをユーザ端末3のウェブブラウザ5におけるオブジェクト表示領域8上に表示させるための設定が完了する。
続いて、ユーザ端末3はステップS207において、オブジェクトをオブジェクト表示領域8に表示させるための表示処理を開始する。これにより、ユーザに見える形でオブジェクトが画面上に提示される。
続いて、ユーザ端末3は、オブジェクトの表示を終了するか否かを判定するための各種処理を実行する。具体的には、ステップS208において、オブジェクトに対する選択操作が行われたか否かを判定する。選択操作が行われたと判定した場合、ユーザ端末3は、オブジェクト選択情報をECサーバ1へ送信する処理をステップS209で行い、続くステップS210で表示処理を終了する。
また、オブジェクトに対する選択操作が行われていないと判定した場合、ユーザ端末3はステップS211において、表示処理を終了するトリガが発生したか否かを判定する。表示処理終了トリガが発生したと判定した場合、ステップS210で表示処理を終了する。
表示処理終了トリガが発生していないと判定した場合、ユーザ端末3は続くステップS212で、オブジェクトが一巡したか否かを判定する。オブジェクトが一巡したと判定した場合、ユーザ端末3はステップS213において、オブジェクト取得処理を実行する。
また、オブジェクトが一巡していないと判定した場合、ユーザ端末3は再びステップS208の処理を実行する。
尚、第1の実施の形態と同様に、ステップS212の処理は、オブジェクトが一巡しそうな場合にオブジェクトが一巡したと判定してもよい。
[5−2.オブジェクト選択対応処理の第1例]
図5のステップS122のオブジェクト選択対応処理の第1例について、図18Aを参照して説明する。
オブジェクト選択対応処理の第1例では、ECサーバ1は先ずステップS301において、ユーザによって選択されたオブジェクトとしてのキーワードを検索クエリとした検索を実行して、検索結果を抽出する。検索は、例えば、商品検索や店舗検索などである。
続いて、ECサーバ1はステップS302において、検索結果送信処理を実行する。
これにより、ユーザ端末3の画面上に検索結果が表示される。
[5−3.オブジェクト選択対応処理の第2例]
図5のステップS122のオブジェクト選択対応処理の第2例について、図18Bを参照して説明する。
オブジェクト選択対応処理の第2例では、ECサーバ1は先ずステップS303において、ユーザによって選択されたオブジェクトに紐付けられたウェブページデータを取得する処理を実行する。尚、当該ウェブページデータによって表示されるウェブページ上でも複数のオブジェクトをオブジェクト表示領域8に提示する場合、ウェブページデータ取得処理の代わりにウェブページデータ生成処理を実行してもよい。この場合には、ユーザ端末3において、図8や図17に示す一連の処理(例えば、図8のステップS202乃至S213の各処理)が実行される。
ウェブページデータを取得したECサーバ1は、ステップS304において、ウェブページデータをユーザ端末3へ送信する処理を実行する。
これにより、ユーザ端末3の画面上には、選択したオブジェクトに紐付けられたウェブページが表示される。
[5−4.サイズ設定処理の別の例]
オブジェクトに付された優先度に基づいて、オブジェクトのサイズを設定する例を、図19を参照して説明する。
ECサーバ1は、図5のステップS113のウェブページデータ送信処理において、ウェブページデータをユーザ端末3へ送信する処理を実行する。ウェブページデータは、第1の実施の形態で説明したように、コンテンツとオブジェクトの各種情報を含んだものである。本例では、オブジェクトの各種情報の一つとして、オブジェクトごとの優先度情報が含まれる。優先度は、ユーザに対して提示したいオブジェクトほど高くなるように設定される。
例えば、最近のトレンドを反映した商品のキーワードや画像などのオブジェクトに対して、高い優先度が付される。
具体的には、オブジェクトOb1〜Ob3の三つのオブジェクトがECサーバ1からユーザ端末3へ送信され、オブジェクトOb1の優先度が1(低優先度),オブジェクトOb2の優先度が7(高優先度),オブジェクトOb3の優先度が3(中優先度)とされたとする。このとき、ユーザ端末3は、図19に示すように、図17のステップS314のサイズ設定処理において、オブジェクトOb2のサイズを一番大きく設定し、オブジェクトOb1のサイズを一番小さく設定する。
[5−5.出現位置設定処理の例]
出現位置設定処理の具体例について、図20を参照して説明する。
各オブジェクトの出現位置は、オブジェクト表示領域8のY方向において、前後に出現するオブジェクトと適度に離れることが望ましい。
本例では、黄金比を用いて各オブジェクトの出現位置を設定する。黄金比とは、a:b=b:(a+b)を満たすaとbの比率である。a=1、b=1.618(近似値)とするとa:b=b:(a+b)の式を満たすことから、黄金比は、1:1.618とされる。また、黄金比に出現する数値1.618は黄金数とも呼ばれる。
本例では、この黄金数を用いて出現位置を設定する。
具体的には、図20Aに示すように、1.618×n(n=1,2,3,・・・)を算出する。nは、出現順を示す整数である。更に、算出された各値の小数点以下の値(小数部分f)を算出する。この値を、オブジェクト表示領域8の高さ方向の位置に割り付ける。このとき、図20Bに示すように、小数部分fはオブジェクト表示領域8の下端を0、上端を1としたときの各オブジェクトの出現位置(高さ位置)を示す。即ち、1番目(n=1)に出現するオブジェクトOb1の出現位置は0.618・・・となり、2番目(n=2)に出現するオブジェクトOb2の出現位置は、0.236・・・となる。
尚、本例では、nが異なれば、小数部分fは必ず異なる値となる。これは、黄金数が無理数であることによる。従って、黄金数以外の無理数を用いても、出現位置を離れさせることが可能である。
また、小数部分fが0や1になったとしても、オブジェクトの下半分や上半分がオブジェクト表示領域8外に位置することとならないようにしてもよい。具体的には、小数部分fが0のときのY方向の出現位置をオブジェクト表示領域8の下端部よりも上へ設定し、小数部分fが1のときのY方向の出現位置をオブジェクト表示領域8の上端部よりも下へ設定してもよい。
これにより、オブジェクトの全体をユーザに見える形で提示することができる。
[5−6.出現順決定処理]
これまでの説明においては、オブジェクト表示領域8に提示するオブジェクトの出現順は、ECサーバ1からオブジェクト情報を受信した順番に基づいていたが、オブジェクトの出現順を決定する処理を別途行ってもよい。
ここでは、オブジェクトの出現順を決定する処理を実行する例について、図21を参照して説明する。
オブジェクトの出現順を決定する場合、図21に示すように、ユーザ端末3は、ステップS203のウェブページ表示処理を実行した後、ステップS215において、出現順決定処理を実行する。出現順の決定は、ユーザのウェブブラウザのクッキー情報などを用いる方法や、ECサーバ1から受信したオブジェクトごとの優先度情報に基づく方法などが考えられる。
[5−7.移動速度設定処理の第6例]
移動速度設定処理の第6例では、サイズの大きなオブジェクトほど高速に移動するように、各オブジェクトの移動速度を設定する。
例えば、図11を参照して説明すると、各オブジェクトのサイズは、「キーワード4」、「キーワード6」、「キーワード2」、「キーワード3」、「キーワード5」、「キーワード7」、「キーワード1」の順に大きくされている。従って、「キーワード4」のオブジェクトの移動速度が一番大きくされ、「キーワード1」のオブジェクトの移動速度が一番小さくされる。
[5−8.表示処理の例]
オブジェクト表示領域8にオブジェクトを表示するためにユーザ端末3が実行する表示処理において、オブジェクトによってオブジェクトの表示態様を変更する例を説明する。
具体的には、例えば、オブジェクトのジャンル情報によってオブジェクトの文字色や字体(フォント)を変更する。
図22は、インテリアに関連するキーワード(「インテリア1」、「インテリア2」、「インテリア3」)とスポーツに関連するキーワード(「スポーツ1」、「スポーツ2」)に対して、ジャンルごとの異なる囲み線を付した例を表している。具体的には、「インテリア」に関連するキーワードには破線の囲み線を付し、スポーツに関連するキーワードには実線の囲み線を付している。
[5−9.ユーザ情報を用いた例]
ECサーバ1が、ユーザ情報に基づいたオブジェクトを取得してユーザ端末3へ送信する例を説明する。
先ず、ECサーバ1は、図5のステップS101乃至S103の各処理を実行することにより、ユーザのログイン操作を認証すると共に、ユーザ情報の取得が可能とされる。
続いて、ECサーバ1は、ステップS131においてオブジェクトデータ取得要求を受信した後、ステップS132のオブジェクトデータ抽出処理でユーザ情報を用いた抽出処理を実行する。これにより、ユーザの特定に合致したオブジェクトが選択される。
そして、ECサーバ1はステップS133において、当該抽出されたオブジェクトをユーザ端末3へ送信する。
[5−10.まとめ]
以上、第2の実施の形態で説明したように、ECサーバ1は、ユーザ端末3に対して、複数のオブジェクトを取得するオブジェクト取得処理と、取得した各オブジェクトのサイズの設定を行うサイズ設定処理と、サイズ設定に応じて各オブジェクトのレイヤを設定するレイヤ設定処理と、端末装置の画面上における各オブジェクトの変位軌道の起点となる出現位置が所定の出現範囲内であって直前出現オブジェクトとは所定距離以上離れた異なる位置となるように、前記出現位置を設定する出現位置設定処理と、各オブジェクトについて、サイズ設定に応じて、出現位置からの移動速度を設定する移動速度設定処理と、それぞれの変位軌道上で各オブジェクトを動的に表示させる表示処理と、を実行させるプログラムを備えたウェブページデータを生成するウェブページデータ生成部1aを備える。
また、ウェブページデータをユーザ端末3に送信するウェブページデータ送信部1bと、を備える。
これにより、出現位置を分散させた視覚効果の高い各オブジェクトを提示する環境が提供される。
従って、ユーザにとって訴求効果の高いオブジェクト提示が可能となる。
また、ECサーバ1の処理内容としては、ウェブページデータを生成して送信するのみでよい。これらの処理は、高い処理負担を招くこと無く実現が可能である。
一方、ユーザ端末3の処理内容は、ECサーバ1から受信したオブジェクトの情報を用いて、各オブジェクトに対する種々の設定を行い、画面上に変位軌道上で動的に表示させるものである。これらの処理は、単にキーワードを変位軌道上で動的に表示させるだけのものに対して、訴求力のあるオブジェクト提示が可能となる。これは、ユーザ端末3の処理負担の増加を抑えつつ、視覚効果の高い表示を実現可能である。
また、図5を用いて説明したように、ユーザ端末3からの取得要求に応じてオブジェクトを送信するオブジェクトデータ送信部1cを備える。
これにより、オブジェクト取得要求に応じて適切にオブジェクトが提供される。
従って、ユーザ端末3がオブジェクトを必要とした場合に限り、オブジェクトの送信が行われるため、ユーザ端末3へ送信するオブジェクトデータの情報量を少なくすることができる。更に、ユーザ端末3はオブジェクトの取得要求を出すことにより、多くのオブジェクトをユーザ端末3上に提示することができる。
また、移動速度設定処理の第6例で説明したように、ユーザ端末3における移動速度設定処理では、サイズ設定が大きいオブジェクトはサイズ設定が小さいオブジェクトよりも移動速度を大きく設定する。
これにより、異なるサイズの複数のオブジェクトが立体感を有して表示される環境が提供される。
従って、視覚的効果をもって表示させることができ、ユーザの注目を集める効果的なオブジェクトの提示を行うことができる。
また、大きなオブジェクトは移動速度を速くして出現時間を短くし、小さなオブジェクトは移動速度を遅くして出現時間を長くすることで、視認性の高い大きなオブジェクトと視認性の低い小さなオブジェクトの訴求性の高さを略均一にすることができる。
更に、オブジェクト選択対応処理の第1例で説明したように、ECサーバ1は、ユーザ端末3を利用するユーザによるオブジェクトに対する選択操作に応じて、該オブジェクトに紐付けられたキーワードを検索クエリとした検索結果を抽出する検索処理部1dを備える。
これにより、検索のためのオブジェクトを大量に提示する環境が提供される。
従って、ユーザは、多数のオブジェクトを効率よく閲覧し、検索を行うことができる。
更にまた、オブジェクト選択対応処理の第2例で説明したように、プログラムは、ユーザ端末3を利用するユーザによるオブジェクトに対する選択操作に応じて、該オブジェクトに紐付けられたリンク情報に基づくウェブページへ遷移する処理をユーザ端末3に実行させる。
これにより、リンク情報が紐付けられたオブジェクトを大量に提示する環境が提供される。
従って、ユーザは、リンク情報が付した多数のオブジェクトを効率よく閲覧することができる。
加えて、表示処理の例で説明したように、オブジェクトデータ送信部1cは、オブジェクトと共にオブジェクトが属するジャンル情報を送信し、ユーザ端末3における表示処理では、オブジェクトが属するジャンル情報に応じた異なる表示態様で表示させる。
これにより、オブジェクトの表示態様をジャンルごとに変える環境が提供される。
従って、例えば、オブジェクト以外の情報を表示すること無く、ユーザの興味のあるジャンルに係るオブジェクトを視認させやすくすることができる。
そして、出現位置設定処理の例で説明したように、ユーザ端末3における出現位置設定処理では、無理数を用いて出現位置を設定する。
これにより、オブジェクトごとに異なる出現位置を設定することが可能となる。
従って、ユーザが各オブジェクトを視認しやすい環境を提供することができる。
また、出現順決定処理で説明したように、オブジェクトデータ送信部1cは、オブジェクトと共にオブジェクトの優先度情報を送信し、プログラムは、優先度情報に応じて各オブジェクトの出現順を決定する出現順決定処理をユーザ端末3に実行させる。
これにより、例えば、優先度が高いオブジェクトから順にユーザに提示することができる。
従って、時間の経過と共にオブジェクトを閲覧しなくなり、オブジェクトの提示効果が薄れるような状態において、優先度の高い重要なオブジェクトを閲覧させやすくすることができる。
更に、サイズ設定処理の別の例で説明したように、オブジェクトデータ送信部1cは、オブジェクトと共にオブジェクトの優先度情報を送信し、ユーザ端末3におけるサイズ設定処理では、優先度情報に応じて各オブジェクトのサイズ設定を行う。
これにより、例えば、優先度が高いオブジェクトのサイズを大きくすることができる。
従って、優先度の高い重要なオブジェクトを、印象に残りやすい視覚的効果を伴ってユーザに提示することができる。
更にまた、ユーザ情報を用いた例で説明したように、オブジェクトデータ送信部1cは、ユーザ情報に基づいて選択したオブジェクトを送信する。
これにより、ユーザに訴求力のあるオブジェクトを送信することが可能となる。
従って、ユーザに対して訴求力のあるオブジェクトを提供することができる。
<6.変形例>

尚、第1の実施の形態及び第2の実施の形態について、ECサーバにおける処理の流れやユーザ端末における処理の流れの説明では、ユーザ端末3上で提示する複数のオブジェクトが一巡した場合に、ユーザ端末3がECサーバ1に対してオブジェクト取得要求を送信する例を説明した。
しかし、ユーザ端末3上で提示する複数のオブジェクトが一巡した場合、ユーザ端末3はオブジェクト取得要求を出さずに、既に提示したオブジェクトを再度提示してもよい。即ち、最初に受信したオブジェクトを複数回提示し続けてもよい。
これにより、ユーザが見逃したオブジェクトやクリックし忘れたオブジェクトが再度ユーザに提示されるため、オブジェクトをユーザに確実に提示することができる。
また、ユーザ端末3上で提示する複数のオブジェクトが一巡した場合に、その後のオブジェクトの提示を行わなくてもよい。即ちECサーバ1から受信したオブジェクトを一巡するまで提示した後、オブジェクトの表示処理を終了してもよい。
これにより、時間経過と共にユーザへのオブジェクトの提示が終了するため、ユーザにアピールしすぎないオブジェクトの提示を行うことができる。
オブジェクトの移動速度は、オブジェクトごとに一定である例を説明したが、オブジェクトが移動する過程で移動速度が変わってもよい。
これにより、移動速度の変化に多様性を持たせることができるため、訴求性の高いオブジェクト提示が可能となる。
オブジェクトは、図7などのX方向において、左から右へ移動する例を説明したが、これに限らず、Y方向に移動してもよい。また、X方向とY方向の双方の座標が変化するように(即ち斜め方向に)移動してもよい。
更に、オブジェクトの出現位置をオブジェクト表示領域8の縁部ではなく中に設け、そこから放射線状にオブジェクトを移動させてもよい。
また、オブジェクトの変位軌道は直線でなくてもよい。具体的には、螺旋軌道などの各種曲線でもよい。また、時間経過と共に移動方向がランダムに変わるようにされていてもよい。
更に、オブジェクトの変位軌道は、オブジェクト間で統一されていなくてもよい。例えば、X方向において逆方向に移動するオブジェクトが混在していてもよい。
上記した各例においては、オブジェクト表示領域がX方向とY方向の2次元で表されていたが、1次元でもよい。例えば、各オブジェクトがX方向にのみ変位するようにされてもよい。このとき、全てのオブジェクトにおけるY方向の位置が同じでもよい。
第1及び第2の実施の形態では、ECサーバ1を用いてオブジェクトをユーザに提示する例を説明したが、他の例も考えられる。例えば、広告配信システムを用いて、ユーザが興味のありそうな広告画像やキーワードをオブジェクトとしてユーザに提示することや、ウェブ検索システムを用いて、ユーザが検索した検索結果としてのキーワードや画像をオブジェクトとしてユーザに提示することなどが考えられる。
<7.プログラム及び記憶媒体>
以上、本発明の情報処理装置の実施の形態としてのECサーバ1を説明してきたが、実施の形態のプログラムは、ECサーバ1における処理を情報処理装置(CPU等)に実行させるプログラムである。
第1の実施の形態のプログラムは、複数のオブジェクトを取得するオブジェクト取得処理と、取得した各オブジェクトのレイヤを設定するレイヤ設定処理と、各オブジェクトについて、端末装置の画面上で動的に表示させる際に少なくともより前方レイヤとの重なりがない状態が生じるように、レイヤ設定に応じて移動速度を設定する移動速度設定処理と、前記端末装置の画面上で、各オブジェクトを、それぞれ設定した移動速度で、それぞれの変位軌道上で動的に表示させる表示処理と、を前記端末装置に実行させるプログラムを備えたウェブページデータを生成するウェブページデータ生成手順を情報処理装置に実行させる。
また、前記ウェブページデータを前記端末装置に送信するウェブページデータ送信手順を情報処理装置に実行させる。
更に、前記端末装置からの取得要求に応じて前記オブジェクトを送信するオブジェクトデータ送信手順を情報処理装置に実行させる。
また、第2の実施の形態のプログラムは、複数のオブジェクトを取得するオブジェクト取得処理と、取得した各オブジェクトのサイズの設定を行うサイズ設定処理と、サイズ設定に応じてレイヤを設定するレイヤ設定処理と、端末装置の画面上における各オブジェクトの変位軌道の起点となる出現位置が所定の出現範囲内であって直前出現オブジェクトとは所定距離以上離れた異なる位置となるように設定する出現位置設定処理と、各オブジェクトについて、サイズ設定に応じて、出現位置からの移動速度を設定する移動速度設定処理と、それぞれの変位軌道上で動的に表示させる表示処理と、を前記端末装置に実行させるプログラムを備えたウェブページデータを生成するウェブページデータ生成手順を情報処理装置に実行させる。
また、前記ウェブページデータを前記端末装置に送信するウェブページデータ送信手順を情報処理装置に実行させる。
更に、前記端末装置からの取得要求に応じて前記オブジェクトを送信するオブジェクトデータ送信手順を情報処理装置に実行させる。
即ちこれらのプログラムは、ECサーバ1に対して図5及び図18の各処理を実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより、上述したECサーバ1としての情報処理装置を実現できる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記録媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記録しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記録媒体に、一時的或いは永続的に格納(記録)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
1 ECサーバ、1a ウェブページデータ生成部、1b ウェブページデータ送信部、1c オブジェクトデータ送信部、1d 検索処理部、2 通信ネットワーク、3 ユーザ端末、4 販売者端末、5 ウェブブラウザ、6 ウェブページ表示領域、7 コンテンツ表示領域、8 オブジェクト表示領域、8a 左端部、8b 右端部、50 ユーザDB、51 販売者DB、52 商品DB、53 オブジェクトDB、54 ウェブページDB、S1 オブジェクト領域、S2 クリッカブル領域、FOb 前方オブジェクト、BOb 後方オブジェクト、f 小数部分

Claims (13)

  1. 複数のオブジェクトを取得するオブジェクト取得処理と、
    取得した各オブジェクトのサイズの設定を行うサイズ設定処理と、
    サイズ設定に応じて各オブジェクトのレイヤを設定するレイヤ設定処理と、
    端末装置の画面上における各オブジェクトの変位軌道の起点となる出現位置が所定の出現範囲内であって直前出現オブジェクトとは所定距離以上離れた異なる位置となるように、前記出現位置を設定する出現位置設定処理と、
    各オブジェクトについて、サイズ設定に応じて、出現位置からの移動速度を設定する移動速度設定処理と、
    それぞれの変位軌道上で各オブジェクトを動的に表示させる表示処理と、
    を前記端末装置に実行させるプログラムを備えたウェブページデータを生成するウェブページデータ生成部と、
    前記ウェブページデータを前記端末装置に送信するウェブページデータ送信部と、を備えた
    情報処理装置。
  2. 前記端末装置からの取得要求に応じて前記オブジェクトを送信するオブジェクトデータ送信部と、を備えた
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記移動速度設定処理では、サイズ設定が大きいオブジェクトはサイズ設定が小さいオブジェクトよりも前記移動速度を大きく設定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記端末装置を利用するユーザによるオブジェクトに対する選択操作に応じて、該オブジェクトに紐付けられたキーワードを検索クエリとした検索結果を抽出する検索処理部を備えた
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記プログラムは、前記端末装置を利用するユーザによるオブジェクトに対する選択操作に応じて、該オブジェクトに紐付けられたリンク情報に基づくウェブページへ遷移する処理を前記端末装置に実行させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記オブジェクトデータ送信部は、オブジェクトと共にオブジェクトが属するジャンル情報を送信し、
    前記表示処理では、オブジェクトが属するジャンル情報に応じた異なる表示態様で表示させる
    請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記出現位置設定処理では、無理数を用いて出現位置を設定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記オブジェクトデータ送信部は、オブジェクトと共にオブジェクトの優先度情報を送信し、
    前記プログラムは、優先度情報に応じて各オブジェクトの出現順を決定する出現順決定処理を前記端末装置に実行させる
    請求項2に記載の情報処理装置。
  9. 前記オブジェクトデータ送信部は、オブジェクトと共にオブジェクトの優先度情報を送信し、
    前記サイズ設定処理では、優先度情報に応じて各オブジェクトのサイズ設定を行う
    請求項2に記載の情報処理装置。
  10. 前記オブジェクトデータ送信部は、ユーザ情報に基づいて選択したオブジェクトを送信する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  11. 複数のオブジェクトを取得するオブジェクト取得処理と、
    取得した各オブジェクトのサイズの設定を行うサイズ設定処理と、
    サイズ設定に応じて各オブジェクトのレイヤを設定するレイヤ設定処理と、
    端末装置の画面上における各オブジェクトの変位軌道の起点となる出現位置が所定の出現範囲内であって直前出現オブジェクトとは所定距離以上離れた異なる位置となるように、前記出現位置を設定する出現位置設定処理と、
    各オブジェクトについて、サイズ設定に応じて、出現位置からの移動速度を設定する移動速度設定処理と、
    それぞれの変位軌道上で各オブジェクトを動的に表示させる表示処理と、
    を前記端末装置に実行させるプログラムを備えたウェブページデータを生成するウェブページデータ生成ステップと、
    前記ウェブページデータを前記端末装置に送信するウェブページデータ送信ステップと、
    を情報処理装置に実行させる情報処理方法。
  12. 複数のオブジェクトを取得するオブジェクト取得処理と、
    取得した各オブジェクトのサイズの設定を行うサイズ設定処理と、
    サイズ設定に応じて各オブジェクトのレイヤを設定するレイヤ設定処理と、
    端末装置の画面上における各オブジェクトの変位軌道の起点となる出現位置が所定の出現範囲内であって直前出現オブジェクトとは所定距離以上離れた異なる位置となるように、前記出現位置を設定する出現位置設定処理と、
    各オブジェクトについて、サイズ設定に応じて、出現位置からの移動速度を設定する移動速度設定処理と、
    それぞれの変位軌道上で各オブジェクトを動的に表示させる表示処理と、
    を前記端末装置に実行させるプログラムを備えたウェブページデータを生成するウェブページデータ生成手順と、
    前記ウェブページデータを前記端末装置に送信するウェブページデータ送信手順と、
    を情報処理装置に実行させるプログラム。
  13. 複数のオブジェクトを取得するオブジェクト取得処理と、
    取得した各オブジェクトのサイズの設定を行うサイズ設定処理と、
    サイズ設定に応じて各オブジェクトのレイヤを設定するレイヤ設定処理と、
    端末装置の画面上における各オブジェクトの変位軌道の起点となる出現位置が所定の出現範囲内であって直前出現オブジェクトとは所定距離以上離れた異なる位置となるように、前記出現位置を設定する出現位置設定処理と、
    各オブジェクトについて、サイズ設定に応じて、出現位置からの移動速度を設定する移動速度設定処理と、
    それぞれの変位軌道上で各オブジェクトを動的に表示させる表示処理と、
    を前記端末装置に実行させるプログラムを備えたウェブページデータを生成するウェブページデータ生成手順と、
    前記ウェブページデータを前記端末装置に送信するウェブページデータ送信手順と、
    を情報処理装置に実行させるプログラムを記憶した記憶媒体。
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