JP5889314B2 - サスペンションヒール - Google Patents

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Description

[関連出願の相互参照]
本願は、2011年10月7日に出願された「サスペンションヒール」と題する米国出願第13/269,134号に関連しており、該出願第13/269,134号は、2010年10月11日に出願された米国意匠出願第29/376,693号の一部継続であり、2010年10月11日に出願された米国仮特許出願第61/391,797号の出願日の利得を主張するものであり、これらの開示内容は、参照することによって、それらの全体がここに含まれるものとする。
[発明の分野]
本発明は、一般的には、履物に関する。さらに詳細には、本発明は、改良されたクッション性をハイヒール履物に与えるサスペンションシステムに関する。
ハイヒールは、それらが優雅なスタイルを有しているという理由および着用者の見かけの背が高くなるという理由から、極めて人気のある履物選択肢になっている。しかし、消費者および製造業者の両方にとって、ハイヒール履物に関するいくつかの課題がある。ハイヒール靴は、それらの人気にも関わらず、安定性を失うことなくまたは転倒することなく効果的に履くには、ある種の熟練度が必要である。さらに、通常、平底靴と比較して、心地よさが失われることになる。例えば、足は、長期間にわたって、つま先を底屈位置に向けたいびつな角度に置かれることになる。
このようなハイヒール履物の衝撃吸収性は、極めて貧弱である。典型的なハイヒール靴の構造では、靴底へのヒール部品の取付け部は、通常の歩行中、ヒール部を前後または左右に動かないようにするために、極めて剛性のある接続を必要とすることがある。細長いヒールの場合、この可能性がある。力の全てがヒールの遠位端に集中すると、大きなトルクがヒール部品と靴底との接触点に加えられる。剛性のない接続部は、すぐに劣化する可能性がある。この場合、ヒールは、最終的に靴底から剥がれることになる。
剛性のある接続は、必要な耐久性をもたらすが、ユーザーを地面から衝撃緩和させる靴の能力に悪影響を及ぼすことになる。地面からの衝撃緩和および保護が履物の主要な機能であることを考慮すれば、硬いハイヒール靴は、包括的に、履物の基本的な目的の1つを損なう可能性がある。
スタイルが有する効用および着用者の見かけの背が高くなるという効用は、多くの場合、ユーザーにとって、多数のハイヒール靴において経験することが多い不快感を大目に見るのに十分に魅力的である。しかし、標準以下のクッション性しかもたらさないハイヒール靴を日常的に履くことによって、長期の身体障害、例えば、背中の障害、関節の不快感、腱膜瘤、踵骨棘、および他の足の障害を生じる可能性がある。
本発明は、ヒールが地面と接触する箇所に追従性をもたらすことによって、従来のハイヒール履物の欠点に対処するものである。これによって、着用者に切望されているクッション性をもたらすことができる。重要なことは、ユーザーがハイヒール靴の有益な品質、例えば、スタイル、ヒールと靴底との間の剛性接続、および安定性を維持することを可能にしながら、これが達成されることである。
以下にさらに詳細に説明するように、本発明の態様は、特徴の組合せによって、この追従性をもたらすようになっている。クッション性をもたらすための垂直方向における追従性は、追従性材料を変形させることによって、地面反力を吸収する。追従性は、歩行における回動および追従性ヒールプラグと地面との間の増大した接触表面積によって、さらにもたらされることになる。着用者が歩行しているときの回動は、接触力を分散させるのに役立ち、これらの力が靴のヒールを通って着用者の体内に上向きに伝達しないように防ぐことができる。
履物物品は、靴底、アッパー、およびサスペンションヒール部材を備えている。靴底は、着用者の足を支持するための第1の表面および第1の表面から離れた第2の表面を備えている。アッパーは、靴底に接続されている。サスペンションヒール部材は、靴底の第2の表面に接続された第1の端および第1の端から離れた第2の遠位端を有するヒールシャフトを備えている。ヒールシャフトの遠位端は、ヒール空洞を有している。サスペンションヒール部材は、追従性ヒールプラグも備えている。追従性ヒールプラグは、地面に接触するための基部と、基部に取り付けられており、ヒールシャフトの遠位端の空洞内に嵌合するように構成された接続部と、を備えている。追従性ヒールプラグおよびヒールシャフトの遠位端は、着用者に力の減衰をもたらすための緩衝ディテールを形成するようになっている。
一例では、追従性ヒールプラグの基部は、前領域および後領域を備えており、後領域は、履物物品の使用中に地面に接触したとき、回動をもたらすことになる所定の半径を有する湾曲面を備えている。
靴底と、靴底の第1の表面に接続されたアッパーと、サスペンションヒールであって、ヒールシャフトおよびヒールシャフトの空洞の内部側壁に剛性的に固定された追従性ヒールプラグを有しており、靴底の第2の表面に接続されているサスペンションヒールとを有する履物物品を設けることによって、履物物品を通って伝達される力の大きさを減衰させることができる。アッパーまたは追従性ヒールプラグに力が加えられると、基部および追従性ヒールプラグの部分的に露出した接続部が変形することになる。より大きい接触表面積および回動をもたらすために追従性ヒールプラグの湾曲した後部を設けることによって、従来のヒールと比較して、追従性ヒールプラグが接地したときに生じる履物物品を通って伝達される接触力を減少させることができる。
本発明の態様によるハイヒール靴を示す図である。 図1Aのハイヒール靴の要素を示す分解側面図である。 ハイヒール空洞から分離された図2の追従性ヒールプラグの斜視図である。 本発明の態様による追従性ヒールプラグの破断図である。 本発明の態様による追従性ヒールプラグの上面図である。 本発明の態様によるサスペンションヒールの破断図である。 本発明の態様による無負荷段階および負荷段階における緩衝ディテールを示す図である。 本発明の態様による代替的な緩衝ディテールの構成を示す図である。 本発明の態様による追従性ヒールプラグの態様を示す図である。 本発明の態様による緩衝ディテールの隙間の圧縮を示す図である。 本発明の態様によるサスペンションヒールの一実施形態を示す種々の図である。 本発明の態様によるサスペンションヒールの代替的実施形態を示す種々の図である。
図面に示されている特徴部は、縮尺通りに描かれていない。
添付の図面に示されている本発明の好ましい実施形態の説明において、明瞭にするために、特定の専門用語が用いられることになる。しかし、本発明は、用いられるこれらの特定の用語に制限されることを意図しておらず、特定の用語は、各々、同様の目的を達成するために同様に作用する全ての技術的に等価の用語を含んでいることを理解されたい。例示された実施形態は、ハイヒール靴において望ましく用いられるサスペンションヒール構造を表しているが、当業者であれば、本発明の態様は、他の種類の履物、例えば、制限されるものではないが、ローヒール靴またはブーツに用いられてもよいことを認めるだろう。
図1Aおよび図1Bは、本発明の態様によるサスペンションヒール構造を用いる履物物品10を示す側面図である。図1Cは、履物物品10の底面図である。履物物品10は、靴底12、ヒール部材14、およびアッパー16を備えている。アッパー16は、図1Bの説明図では省略されている。図1Aのアッパー16は、つま先が開いた(open−toe)形態を有している。しかし、当業者であれば、他の実施形態、例えば、つま先が閉じた(closed−toe)形態またはブーツ形態が用いられてもよいことを認めるだろう。ここでは、アッパー16は、靴底12に接続された1つまたは複数の前足ストラップ18、および前足ストラップ18の1つに固定された足首ストラップ20を備えている。
図1Bを参照すると、靴底12は、外底22および内底/中底24を備えているとよい。外底22および内底/中底24は、ハイヒール靴と共に用いられるのに適するどのような種類の従来靴底から構成されていてもよい。外底は、図1Cに示されているように、牽引および安定性のために、前足領域にトレッドパターンを備えているとよい。サスペンションヒールを形成するヒール部材14は、ヒールシャフト26および追従性ヒールプラグ28を備えている。ヒールシャフト26は、外底22のヒール部分に剛性的に固定されているとよい。例えば、ヒールは、接着剤、鋲、ネジ、または他の固定手段を用いて、外底22に固定されているとよい。以下にさらに詳細に説明するように、追従性ヒールプラグ28は、クッション性をもたらし、地面反力を著しく減衰させる機能を有しながら、ヒールシャフト26に固着されている。
ヒールシャフト26は、様々な材料から作製することができる。一例では、ヒールシャフト26は、射出成形されたABS系プラスチックから形成されている。他の材料として、制限されるものではないが、(硬質木材、リサイクル木材のような)木材、他の剛性材料、およびそれらの組合せが挙げられる。
追従性ヒールプラグ28も、力が加えられたときに変形/圧縮する追従性材料または他の弾性材料である限り、様々な材料から作製可能である。例えば、射出成形、または圧縮成形された熱可塑性ゴムは、いずれも、追従性ヒールプラグ28として用いられるのに適している。追従性ヒールプラグは、発泡体とゴムとの組合せまたは発泡材とプラスチックとの組合せのような複合材料から形成されていてもよい。
図2は、ヒール部材14が外底22および追従性ヒールプラグ28の両方から取り外されている、ハイヒール靴10の分解側面図を示している。図示されているように、追従性ヒールプラグ28は、基部30および接続部32を備えている。図3は、追従性ヒールプラグ28から分離されたヒールシャフト28の分解斜視図を示している。この図に示されているように、ヒールシャフト26の遠位端は、追従性ヒールプラグ28の接続部32を受け入れるためのヒール空洞34を備えている。ヒールシャフト26の形態にもよるが、ヒール空洞34は、成形空洞として形成されているとよい。
ヒール空洞34は、内部側壁36および端面38を備えている。図4Aおよび図4Bの破断側面図および破断上面図に示されているように、ヒールシャフト26は、1つまたは複数の孔または開領域40を備えているとよい。これらの開領域40は、望ましくは、シャフトに沿って端面38まで延在している。開領域40の直径は、例えば、約5〜10mmであるとよい。
図5に示されているように、追従性ヒールプラグ28の接続部32は、接続部32に沿った1つまたは複数の開領域42を備えているとよい。開領域42は、スペーサ44によって、互いに分離している。スペーサ44は、望ましくは、接続部32の上面から基部30まで延在している。接続部32は、ヒール空洞34の受容部内に密嵌合されるように寸法決めされた外面46も備えている。
ヒール部材14の前区域に沿って切断された図6の破断図は、組み立てられたとき、接続部32の外面46がヒール空洞34の内部側壁36に接合することを示している。外面46は、内部側壁36内に密嵌合するように構成されている。図示されているように、外面46は、基部30からヒール空洞34の端面38に向かって狭くなっているとよく、すなわち、傾斜している(テーパーが付されている)とよい。この切頭円錐状またはピラミッド状のテーパーは、約1〜10°であるとよい。部品を型から正確に取り出すことを確実にするために、一般的に、例えば、1〜5°の小さい抜け勾配が設けられている。美学的な目的から、他の角度が用いられてもよい。
追従性ヒールプラグ28は、望ましくは、外面46を内部側壁36に接着することによって、ヒール空洞に固定されているとよい。スペーサ44の上部も端面38に接着されているとよい。
図6に示されているように、緩衝ディテール48が、ヒールシャフト26の基端と追従性ヒールプラグ28の基部30との間に設けられている。緩衝ディテール48は、追従性ヒールプラグ28の基部30とヒール部材14との間に隙間をもたらしている。緩衝ディテール48は、望ましくは、ヒール部材14の全体を囲んでいる。緩衝ディテール48は、接続部32の外面46のテーパー形状によって形成されているとよい。緩衝ディテール48によって、追従性ヒールプラグ28の下側領域、例えば、基部30および緩衝ディテール48によって露出した接続部の部分が、変形し、望ましい力の減衰を着用者にもたらすことができる。
図7Aおよび図7Bの拡大図は、追従性ヒールプラグ28がいかに靴10に垂直方向の追従性をもたらすかを示している。図7Aの例では、靴は、力が加えられることなく、地面の上に置かれていると仮定されている。この場合、緩衝ディテールの隙間は、その最大値にある。ここでは、前側の緩衝ディテールの隙間(RDH1)は、望ましくは、後側の緩衝ディテールの隙間(RDH2)と等しくなっている。ただし、これは、必ずしも必要ではない。同様に、内側および外側に沿ったそれぞれの緩衝ディテールの隙間も、同じ大きさであるとよい。
好ましい実施形態では、無負荷または無圧縮状態における緩衝ディテールの隙間は、前領域、後領域、内領域、および外領域において、実質的に均一である。一例では、無負荷または無圧縮状態にある緩衝ディテールの隙間は、約5.0mmである。他の例では、無圧縮状態にある緩衝ディテールの隙間は、3.0〜7.0mmの間にあるとよい。さらに他の例では、無圧縮状態にある緩衝ディテールの隙間は、少なくとも1.5mmであるとよい。さらに他の例では、無圧縮状態にある緩衝ディテールの隙間は、10.0mm以下である。
他の実施形態では、緩衝ディテールは、ヒールを必ずしも完全に囲んでいる必要がない。例えば、前部がヒールと同一平面になっているかまたはヒールに接続されており、他の3つの側が緩衝ディテールを有していてもよい。これによって、踵着地時にクッションをもたらし、着用者の重量が靴の全体にわたって均一に分布したときの安定性を高めることができる。これは、図7Cに示されている。ここでは、ヒール部材14は、緩衝ディテールを有していない前部50を備えている。前部50は、追従性ヒールプラグ28またはヒールシャフト26の一部であってもよいし、またはこれらの両方の一部であってもよい。図7Dは、多数の前部52を備える変形例を示している。この場合も、前述の利得を得ることができる。
具体的な隙間は、衝撃減衰の大きさおよび望まれるスタイルに依存して、変更されてもよい。より大きい緩衝ディテールの隙間によって、より小さい緩衝ディテールの隙間よりも大きい垂直方向追従性が得られることになる。一例では、緩衝ディテールの隙間は、ハイヒール靴の種類/スタイルに依存して変更されてもよい。例えば、最も心地よいハイヒール靴として市販されている靴は、美学的な見地から作られている靴と比較して、踵着地時の追従性および衝撃減衰の閾値を維持しながら、より大きい緩衝ディテールを有しているとよい。
いったん力がヒール部材14に加えられると、例えば、靴を履いた着用者が歩行すると、靴のヒールが地面に接触する。このような力によって、追従性ヒールプラグ28が変形または部分的に圧縮される。このとき、緩衝ディテールの隙間によって、追従性がもたらされることになる。力が加えられると、変形する追従性ヒールプラグ28によって、緩衝ディテールの隙間が減少する。従って、地面反力の少なくとも一部が吸収され、ある程度のクッション性が着用者にもたらされることになる。これは、図7Bの例に示されている。この場合、前側における緩衝ディテールの隙間(RDH3)は、図7Aに示されている前側における緩衝ディテールの隙間(RDH1)よりも小さくなっている。同様に、図7Bの後側の緩衝ディテールの隙間(RDH4)は、図7Aに示されている後側の緩衝ディテールの隙間(RDH2)よりも小さくなっている。内側および外側のそれぞれの緩衝ディテールの隙間も、ヒール部材に力が加えられると、力が加えられていないときよりも小さくなることを理解されたい。
一例では、例えば、後側の緩衝ディテールの隙間(RDH2)が図7Aにおいて力が加えられていないときにその最大値の約5mmの場合、図7Bに示されている緩衝ディテールの隙間(RDH4)は、力が加えられたことによって、約1〜2mm(または20〜40%)から4〜5mm(または80〜100%)減少する。試験によって、50ポンド(約22.7kg)の力によって約1mmの圧縮が生じ、150ポンドの力によって約3mmの圧縮が生じ、200ポンドの力によって実質的に完全な圧縮が生じることが分かっている。
緩衝ディテールの圧縮量は、着用者の重量のみならず、歩行時の個別の運動および追従性ヒールプラグ28に用いられる材料によっても、異なることになる。例えば、本発明の任意の実施形態において、より大きい重量が靴に加えられると、その結果、より高い範囲の圧縮が生じ、より小さい荷重が靴に加えられると、その結果、より低い範囲の圧縮が生じることになる。同様に、追従性ヒールプラグ28がより強くまたはより速く接地する歩行の結果、より高い範囲の圧縮が生じ、追従性ヒールプラグ28がより穏やかにまたはよりゆっくりと接地する歩行の結果、より低い範囲の圧縮が生じることになる。歩行面自体の硬さも、緩衝ディテールの隙間の圧縮に影響を及ぼすことがある。
さらに、接地点に依存して、追従性ヒールプラグ28の基部30に加えられる力を均等に伝達させないようにしてもよい。図8は、靴の着用者が歩行しているときの例示的な運動中に地面に最初に接触する追従性ヒールプラグ28の後区域30aを示している。一例では、後区域30aは、約10mmの半径Rpを有している。他の例では、半径Rpは、5〜15mmの間または少なくとも3mmであるとよい。いくつかの代替例では、半径Rpは、美学的な見地から選択されてもよい。一例では、最大半径Rpは、5〜40mmの範囲内にある。
半径Rpは、踵着地に役立つことが分かっている。すなわち、半径Rpによって、ヒールの後部が真っ直ぐな形状を有する従来のハイヒールと比較して、踵着地をより穏やかなものとすることができる。半径Rpは、追従性ヒールプラグ28の基部30と地面との間に回動をもたらし、それらの間の接触表面積を大きくし、これによって、接触力を分散させるのに役立ち、それらの力が靴のヒールを通って着用者の体内に上向きに伝達しないように防ぐことができる。また、半径Rpは、地面との接触の増大によって、安定性および牽引を高めることになる。一例では、後区域30aの内部分および外部分も、半径Rpと組み合わせて丸められているとよい。ただし、これは、必ずしも必要ではない。
また、図8に示されているように、追従性ヒールプラグ28の基部30の前領域30bも、半径Raを有するように丸められているとよい。一例では、半径Raは、約3mmであるとよい。他の例では、半径Raは、1〜5mmの間または7mm以下であるとよい。前述したように、前領域は、必ずしも、半径Raを有していなくてもよい。図8の側面図に示されていないが、後領域30a、前領域30b、および中心領域30cのいずれかまたは全てが、地面との接触を改良するためのトレッドパターンを備えていてもよい。
前述したように、典型的には、後領域30aが前領域30bの前に地面に接触することが、図8から分かるだろう。従って、衝撃力は、最初、後領域30aに主に加えられることになる。従って、一例では、後部の緩衝ディテールの隙間RDH4の圧縮は、前部の緩衝ディテールの隙間RDH3よりも大きくなっているとよい。
図9Aおよび図9Bは、歩行しているときの緩衝ディテールの隙間の例示的な圧縮を示している。例えば、図9Aに示されているように、後領域30a(図8参照)が最初に地面に接触し、これによって、この領域における緩衝ディテールの隙間の圧縮をもたらすことになる。次いで、図9Bに示されているように、履物物品の前足区域が地面に接触すると、前領域30b(図8参照)も地面に接触し、その結果、前部の緩衝ディテールの隙間も圧縮されることになる。歩き方、重量、および他の因子によって、圧縮は、ヒール部材14の全体にわたって均一になる場合もあるし、または均一にならない場合もある。
本発明のさらに他の態様によれば、緩衝ディテールRDは、可能な限り地面の近くに配置されているとよい。緩衝ディテールRDをこのように配置することによって、従来のハイヒール靴と比較して、靴の美学的形態に最小の影響しか及ぼさないことになる。さらに、歩行しているとき、力が最初に加えられるのは、通常、ヒールの遠位端である。この力を接触点において減衰させると、モーメントアームの長さが短縮される。ヒール部からより高い構造部に力が作用すると、モーメントアームが長くなり、ヒール部材に加えられる力が強められることになる。レバー作用がこのように大きくなると、ヒール部へのトルクが大きくなり、これによって、足の下に置かれたヒール部が不安定になる。大きくなったモーメントアームは、ヒール部材と靴底との接続部に作用するが、これが、ヒール部材が靴底に堅く固定され、さらに木材またはプラスチックから作製された極めて剛性のあるヒール部材が必要とされる理由である。
一例では、緩衝ディテールRDH1(図7A)は、前領域30bの地面に接触する底から約4〜6mmの位置に配置されているとよい。他の例では、緩衝ディテールRDH1は、前領域30bの地面に接触する底から少なくとも2mmまたは10mm以下の位置に配置されているとよい。対照的に、緩衝ディテールRDH2は、後領域30aの地面に接触する底から約10〜20mmの位置に配置されているとよい。他の例では、緩衝ディテールRDH2は、前領域30bの地面に接触する底から少なくとも7mmまたは30mm以下の位置に配置されているとよい。図7Aに示されているように、地面に接触する面に対する緩衝ディテールの位置は、前領域30bから後領域30aに向かって徐々に大きくなっているとよい。
図10A〜図10Eは、本発明の態様によるサスペンションヒールの例示的実施形態の種々の図を示している。図11A〜図11Eは、本発明の態様によるサスペンションヒールの代替的な例示的実施形態の種々の図を示している。図10A〜図10Eおよび図11A〜図11Eにおける破線は、靴底に固着可能なサスペンションヒールの上部を示している。
本発明をここに具体的な実施形態に基づいて説明してきたが、これらの実施形態は、本発明の原理および用途の単なる例示にすぎないことを理解されたい。従って、例示的実施形態に対して多くの修正がなされてもよいこと、および添付の請求項に記載されている本発明の精神および範囲から逸脱することなく、他の構成が考案されてもよいことを理解されたい。
本発明は、広い産業上の利用可能性、例えば、制限されるものではないが、様々な活動および条件下においてあらゆる種類の靴に用いることができる改良されたクッション性を着用者に与えるサスペンションシステムを有する履物を享受するものである。

Claims (15)

  1. 着用者の足を支持するための第1の表面および前記第1の表面から離れた第2の表面を有する靴底と、
    前記靴底に接続されたアッパーと、
    サスペンションヒール部材であって、
    前記靴底の前記第2の表面に接続された第1の端および前記第1の端から離れた第2の遠位端を有するヒールシャフトであって、前記ヒールシャフトの前記遠位端がヒール空洞を有しているヒールシャフトと、
    圧縮可能な追従性ヒールプラグであって、前記圧縮可能な追従性ヒールプラグは、地面に接触するための基部と、前記基部に取り付けられており、前記ヒールシャフトの前記遠位端の前記空洞内に嵌合している接続部と、前記追従性ヒールプラグおよび前記ヒールシャフトの最遠位端間に形成された隙間を含む緩衝ディテールとを有し、前記緩衝ディテールは、着用者に力の減衰をもたらすように構成されいる、圧縮可能な追従性ヒールプラグと、
    を備えているサスペンションヒール部材と、
    を備えていることを特徴とする、履物物品。
  2. 前記追従性ヒールプラグの前記基部は、前領域、後領域、内領域および外領域を備えており、前記後領域は、前記履物物品の使用中に地面に接触したとき、回動を可能にするように構成された所定の半径を有する湾曲面を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の履物物品。
  3. 前記追従性ヒールプラグの前記基部は、前領域、後領域、内領域および外領域を備えており、前記内領域および外領域は、各々、所定の半径を有する湾曲面を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の履物物品。
  4. 前記ヒール空洞は、内部側壁および端面を有しており、前記ヒールシャフトは、前記ヒールシャフト内に、前記ヒール空洞の前記端面に延在する1つまたは複数の開領域を有していることを特徴とする、請求項1に記載の履物物品。
  5. 前記追従性ヒールプラグの前記接続部は、少なくとも1つの開領域を有していることを特徴とする、請求項1に記載の履物物品。
  6. 前記追従性ヒールプラグの前記接続部は、外面を有しており、前記ヒール空洞は、1つまたは複数の内部側壁を有しており、前記外面は、前記1つまたは複数の内部側壁に接触するように、前記追従性ヒールプラグの前記基部から前記ヒール空洞に向かってある角度でテーパーが付されていることを特徴とする、請求項に記載の履物物品。
  7. 前記追従性ヒールプラグの前記接続部の前記テーパーが付された外面は、切頭円錐状またはピラミッド状であることを特徴とする、請求項に記載の履物物品。
  8. 前記追従性ヒールプラグの前記接続部の第1の部分は、前記ヒール空洞の前記1つまたは複数の内部側壁に接着によって固定されていることを特徴とする、請求項に記載の履物物品。
  9. 前記緩衝ディテールの大きさは、前記追従性ヒールプラグまたは前記アッパーに力が加えられたときに、少なくとも20%減少するように、構成されていることを特徴とする、請求項に記載の履物物品。
  10. 前記緩衝ディテールは、前区域、後区域、内区域および外区域を有しており、前記緩衝ディテールの前記前区域および前記後区域は、無圧縮状態においてその大きさが互いに等しくなっていることを特徴とする、請求項に記載の履物物品。
  11. 前記緩衝ディテールは、前区域、後区域、内区域および外区域を有しており、前記緩衝ディテールの前記内区域および外区域は、無圧縮状態においてその大きさが互いに等しくなっていることを特徴とする、請求項に記載の履物物品。
  12. 靴と共に用いられるサスペンションヒールにおいて、
    第1の端および前記第1の端から離れた第2の遠位端を有するヒールシャフトであって、前記第1の端は、前記靴の靴底部に固定されるように構成されており、前記ヒールシャフトの前記遠位端は、ヒール空洞を有しており、前記ヒール空洞は、1つまたは複数の内部側壁を有しているヒールシャフトと、
    地面に接触するための基部および前記基部に取り付けられた接続部を有する追従性ヒールプラグであって、前記接続部は、前記基部から延在しており、前記接続部の第1の部分は、前記ヒールシャフトの前記遠位端の前記ヒール空洞内に嵌合しており、前記接続部の前記第1の部分は、前記ヒール空洞の前記1つまたは複数の側壁に剛性的に固定されている追従性ヒールプラグと、
    を備えており、
    前記追従性ヒールプラグおよび前記ヒールシャフトの前記遠位端は、前記接続部の第2の部分を露出させる緩衝ディテールを形成しており、前記緩衝ディテールは、前記アッパーまたは追従性ヒールプラグに力が加えられたとき、前記基部と、前記緩衝ディテールによって露出した前記追従性ヒールプラグの前記接続部の前記第2の部分の少なくとも一部との一方または両方の変形によって、その大きさが少なくとも20%減少するように、構成されていることを特徴とする、サスペンションヒール
  13. 前記追従性ヒールプラグの前記接続部の外面は、前記追従性ヒールプラグの前記基部から前記ヒール空洞に向かって、ある角度でテーパーが付されていることを特徴とする、請求項12に記載のサスペンションヒール
  14. 前記緩衝ディテールは、前記サスペンションヒールを部分的にまたは全体的に囲んでいることを特徴とする、請求項12に記載のサスペンションヒール
  15. 履物物品を組み立てる方法において、
    足を受け入れるための覆いを有するアッパーを前記履物物品の靴底の第1の表面に取り付けることと、
    ヒールシャフトの第1の端を前記履物物品の前記靴底の前記第1の表面から離れた前記靴底の第2の表面に固定することであって、前記ヒールシャフトは、前記第1の端から離れた前記ヒールシャフトの遠位端に、追従性ヒールプラグを受け入れるように構成されたヒール空洞を有しており、前記ヒール空洞は、1つまたは複数の内部側壁を有しており、
    前記追従性ヒールプラグは、地面に接触するための基部および前記基部に取り付けられた接続部を有しており、前記接続部は、前記基部から延在しており、前記接続部の第1の部分が、前記ヒールシャフトの前記遠位端の前記ヒール空洞内に嵌合するようになっていることと、
    前記追従性ヒールプラグの前記接続部の前記第1の部分を前記ヒール空洞の前記1つまたは複数の内部側壁に接着によって固定することであって、
    前記追従性ヒールプラグの前記基部と前記ヒールシャフトの前記遠位端との間に、前記追従性ヒールプラグの前記接続部の第2の部分を露出させる緩衝ディテールが形成されるようになっており、前記緩衝ディテールは、前記ヒールシャフトを少なくとも部分的に囲んでおり、前記アッパーまたは追従性ヒールプラグに力が加えられたとき、前記基部と、前記緩衝ディテールによって露出した前記追従性ヒールプラグの前記接続部の前記第2の部分の少なくとも一部との一方または両方の変形によって、その大きさが少なくとも20%減少するように、構成されていることと、
    を含んでいることを特徴とする、方法
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