JP5889304B2 - ティーケトルのためのアタッチメント - Google Patents

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Description

本発明は、特にティーの抽出といったような抽出飲料の時間制御された抽出のための液体容器のためのアタッチメントに関するものであって、アタッチメントが、液体容器の開口上に配置するためのベースプレートを具備し、ベースプレートが、抽出製品容器を通過させるための開口を備え、アタッチメントが、持ち上げデバイスを具備し、この持ち上げデバイスが、スリーブを備え、このスリーブ上に、抽出製品容器が取り付けられ、この場合、抽出製品容器の下端が、スリーブを超えて突出し、抽出製品容器内へと、スリーブの上側開口を通して抽出製品を充填することができ、持ち上げデバイスが、ベースプレート上に固定されたガイドデバイスを備え、このガイドデバイス上において、スリーブが、下方位置と上方位置との間における直線状ガイドの作用によって、ベースプレートに対して直交した方向に移動するように案内され、下方位置が、抽出製品容器が下降されたような、スリーブの抽出位置を規定し、上方位置が、抽出製品容器が抽出位置から上昇されたような、非動作位置を規定し、持ち上げデバイスが、スリーブを抽出位置にロックするためのロックデバイスを備え、アタッチメントが、タイマーを具備し、このタイマーが、ロックデバイスを起動させるよう構成されているとともに、所定時間の経過後には、抽出位置にロックされたスリーブのロックを解除し得るよう構成されている。さらに、本発明は、そのようなアタッチメントを備えたティーケトルに関するものであって、タイマーが、所定時間をセットするための駆動部材を備えている。
特許文献1は、ティー用の時間制御した抽出のためのデバイスに関するものである。このデバイスにより、ティーハーブを、所定時間後に、ティーから分離することができる。この目的のために、特許文献1のデバイスは、メインボディを備えている。メインボディは、液体容器上に配置された状態においては、上面上にタイマーを有している。タイマーを使用することにより、鉛直方向軸線まわりに回転させることによって、所定時間をセットすることができる。同時に、所定時間がセットされたときには、特にタイマーの第1駆動部分においては、メインボディの下方に配置されたティー容器は、下向きに案内され、この位置にロックされる。所定時間が経過した後には、ティー容器は、ロック解除される。この時点で、ティー容器は、持ち上げデバイスによって、上向きに駆動される。この場合、持ち上げデバイスの機構が、持ち上げの目的のためにティー容器をフィルタカバーから取り外し可能とするために、必要とされる。フィルタカバーは、持ち上げデバイスに対して固定的に連結される。この目的のために、デバイスは、液体容器から取り外さなければならない。その結果、充填済みのティー容器は、フィルタカバー上に再度螺着される。その際、デバイスを、再度、液体容器上に配置することができる。したがって、デバイスの取扱いは、複雑なものである。なぜなら、ティー容器の充填には、液体容器からのデバイスの取り外しを必要とするからである。加えて、フィルタカバーに対してのティー容器の螺着は、多くの場合、実行が困難であり、ネジ山に付着するティーハーブのために、汚染を受けやすい。
特許文献2は、小さなストレーナー(濾し器)に関するものである。ストレーナーインサートは、セット可能な時間後には、閉塞したストレーナー容器内のストレーナーカバー上へと機械的駆動機構または電気的駆動機構によって伸縮式に引っ張られる。ストレーナーインサートは、内部ネジ山付きのネジ山付きスリーブとストレーナー容器のネジ山付きボルトとによって、上下に駆動される。ストレーナー容器に対しては、小さなストレーナーを液体容器上に配置したまま、ストレーナーカバーを通して、上方から、ティーハーブを充填することができる。特許文献2は、充填が容易なティーストレーナーを開示しているけれども、螺旋グルーブのために、持ち上げデバイスに関してかなり複雑な構成を有している。加えて、ネジ山付きスリーブ内における大きな摩擦損失のために、強力な、よってコスト高の、スプリング機構を、設けなければならない。特に、ネジ山付きスリーブは、ティーハーブによって汚染を受ける。そのため、デバイスの動作が妨害されて、信頼性高く機能しない可能性がある。
US 2006/0288873 A1(Yang Heng-Te) DE 198 39 421 A1(Gerber Jens Joerg)
したがって、本発明の目的は、上述したような技術分野に属するアタッチメントであって、抽出飲料物の時間制御した抽出のための液体容器のためのアタッチメントであり、コスト的に有利であるとともに、頑丈であり、さらに、単純な態様で取り扱い得るような、アタッチメントを提供することである。
上記目的は、請求項1に記載された特徴点によって得られる。本発明においては、特にティーの抽出といったような抽出飲料の時間制御された抽出のための液体容器のためのアタッチメントであって、アタッチメントが、液体容器の開口上に配置するためのベースプレートを具備し、ベースプレートが、抽出製品容器を通過させるための開口を備えている。さらに、アタッチメントが、持ち上げデバイスを具備し、この持ち上げデバイスが、スリーブを備え、このスリーブ上に、抽出製品容器が取り付けられ、この場合、抽出製品容器の下端が、スリーブを超えて突出し、抽出製品容器内へと、スリーブの上側開口を通して抽出製品を充填することができる。この場合、持ち上げデバイスが、ベースプレート上に固定されたガイドデバイスを備え、このガイドデバイス上において、スリーブが、下方位置と上方位置との間における直線状ガイドの作用によって、ベースプレートに対して直交した方向に移動するように案内され、下方位置が、抽出製品容器が下降されたような、スリーブの抽出位置を規定し、上方位置が、抽出製品容器が抽出位置から上昇されたような、非動作位置を規定する。さらに、持ち上げデバイスが、スリーブを抽出位置にロックするためのロックデバイスを備えている。加えて、アタッチメントが、タイマーを具備し、このタイマーが、ロックデバイスを起動させるよう構成されているとともに、所定時間の経過後には、抽出位置にロックされたスリーブのロックを解除し得るよう構成されている。本発明においては、スリーブが、スリーブのロック解除時に抽出位置から非動作位置へとスリーブをリセットする弾性復元力によって、抽出位置から直線状ガイドに沿って駆動される。
ベースプレートは、液体容器上に配置するために設けられる。液体容器は、通常通り、抽出時には水平方向ベース上に設置される。これにより、液体は容器内に留まる。液体容器の上側支持エッジは、アタッチメントが配置される開口を支持するものであって、全体的に水平方向に配置され、ベースプレートも、典型的には、水平方向に配置される。当然のことながら、ベースプレートは、傾斜面上に配置された液体容器上に配置することもできる。液体容器上において広い意味合いで水平方向とされたベースプレート構成に関しては、液体容器上における操作のための水平方向配置におけるアタッチメントの構成についての例えば「底部における」や「頂部における」といったような相対的な用語に関連して後述する。本明細書においては、「垂直」等の用語は、実質的に水平方向に配置されたベースプレートを意味しており、したがって、特に断らない限り、「ベースプレートに対する直交方向」や「軸線方向」と同義である。この場合、上下方向は、重力方向として規定される。
ベースプレートは、原則的に、広範に任意の形状を有している。しかしながら、液体容器の開口上に配置することができる。この場合、液体容器上に配置された状況においては、ベースプレートの一方のサイドは、液体容器に対向している。一般に、ベースプレートは、実質的に平面状のものとされており、開口の実質的に全周縁にわたって、液体容器の支持エッジ上に載置されている。後述するように、アタッチメントの様々な構成部材は、好ましくは、ベースプレートのうちの、液体容器とは反対側のサイドに配置される。
ベースプレートは、好ましくは、液体容器の支持エッジ上にアタッチメントを支持し得るよう、周縁壁のところに、径方向に突出するエッジを備えている。したがって、アタッチメントは、液体容器上において、特に安定的に保持される。突出エッジがベースプレートよりも上側に配置されている場合には、ベースプレートは、液体容器の内部空間内へと降下され、したがって、アタッチメントの重心は、低く保持され、これにより、良好な支持を得ることができる。突出エッジは、追加的に、カバー(後述する)のための設置表面として機能することができる。しかしながら、ベースプレートは、特殊なエッジを設けることなく、形成することができ、液体容器の支持エッジ上へと上方から載置することができる。この場合、好ましくは、下向きに突出する係止体が設けられる。係止体は、液体容器に対してのアタッチメントの径方向位置ズレを防止する。
アタッチメントには、例えば、液体容器上にアタッチメントを固定し得るよう、クリップ固定手段または固定手段を設けることができる。最後に、アタッチメントは、関節結合された態様で液体容器に対してティーケトルカバー内で連結することができる。アタッチメントのサイズは、好ましくは、液体容器のサイズに対して適合したものとされる。しかしながら、一変形例においては、アタッチメントは、特にジョッキやカップ等といったような様々な液体容器に対して使用し得るようにして、構成することができる。この目的のために、例えば、円錐形状の壁を、ベースプレートの周縁上に設けることができる。周縁壁は、様々なカバー上にアタッチメントを嵌め込むことを可能とする。
ベースプレート内の開口は、好ましくは、ベースプレートがなす平面内に配置されており、軸線方向における通路を提供している、すなわち、ベースプレートに対する直交方向における通路を提供している。持ち上げデバイスは、好ましくは、ベースプレート上に固定されているようにして開口のところに配置されており、スリーブが、開口に対して位置合わせして配置されており、これにより、ベースプレートに対して実質的に直交した方向において移動可能とされている。したがって、持ち上げデバイスは、抽出製品容器の上昇下降を可能とする。抽出製品容器は、ベースプレートに対して実質的に直交した方向において開口を通してスリーブ上に取り付けられている。この目的のために、開口は、抽出製品容器を付加的にはスリーブを開口を通して妨害されずに移動可能であるような、寸法とされている。特に、開口は、抽出製品容器の周縁またはスリーブの周縁に対して実質的に対応した周縁を備えている。したがって、抽出製品容器は、付加的にはスリーブは、抽出製品容器またはスリーブと開口の周縁との間において周縁方向に実質的な距離を生成することなく、軸線方向において開口を通して通過することができる。
スリーブは、長手方向の両端において開口したものとされ、好ましくは、円筒形状とされ、特に、直線的な円筒形状とされる。スリーブの長手方向軸線は、ベースプレートに対して同軸的に配置されている。この場合、開口の中心は、ベースプレートに対して同中心的に配置されている。
抽出製品容器は、スリーブの開口の下側を通して例えば伸縮的に突出するようにして、スリーブ上に取り付けられている。抽出製品容器は、上面が開口している。これにより、スリーブ上に取り付けられた状況においては、抽出製品容器に対して、例えばティーハーブやといったような抽出製品を、上側開口を通して充填することができる。したがって、抽出製品容器に対して、従来通り、液体容器上にアタッチメントを配置したままで、ティーハーブを充填することができる。
本発明においては、軸線方向に昇降させるための持ち上げデバイスは、ガイドデバイスを備えている。ガイドデバイスは、ベースプレート上に固定されており、ガイドデバイス上において、スリーブが、下方位置と上方位置との間において矩形直線状ガイドの作用によってベースプレートに対して実質的に直交した方向において移動可能に案内される。この場合、ガイドデバイスは、例えば、ベースプレート上に固定されたレールまたはロッドを備えることができる。ガイドデバイスは、ベースプレートに対して垂直に配置されている。ガイドデバイス上において、スリーブのランナーは、移動可能に案内される。ガイドデバイスは、ベースプレート上に固定されたガイドスリーブを備えることができる。持ち上げデバイスのスリーブは、伸縮的に移動可能に案内される。
ガイドデバイス内における移動距離は、好ましくは、2つの係止体によって規定される。液体容器上にアタッチメントが配置されたようなアタッチメントの動作待機状態においては、ガイドデバイスの上側係止体は、スリーブの非動作位置を規定し、下側係止体は、抽出位置を規定する。ガイドデバイスの全体は、ベースプレートのうちの、液体容器から離間したサイド上に、配置される。下側係止体は、ベースプレートの近傍に配置され、上側係止体は、ベースプレートから離間して配置される。非動作位置においては、スリーブは、上側係止体のところにまで、ガイドデバイス内を移動する。したがって、スリーブ上に取り付けられた抽出製品容器は、開口を通してベースプレートに対して上昇される。抽出位置においては、スリーブは、下側係止体のところにまで移動される。これにより、抽出製品容器は、開口を通して液体容器の内部空間内へと降下される。
持ち上げデバイスのロックデバイスは、スリーブが抽出位置へと駆動されたときには、スリーブがその抽出位置に自動的にロックされるように、構成される。タイマーは、ロックデバイスと係合するように構成され、所定時間の経過後には、タイマーは、ロックデバイスを駆動することができ、その結果、スリーブのロックを解除することができる。この場合、タイマーは、ベースプレート上に固定することができる、または、スリーブ上に配置することができる。例えば、カバーとして配置することができる、または、スリーブ内に一体化することができる。
本発明においては、スリーブは、弾性復元力によって、抽出位置から直線状ガイドに沿って駆動される。このように、所定時間の経過後に、タイマーがスリーブのロックを解除した際には、スリーブ上に取り付けられた抽出製品容器を、単純な態様でもって、液体容器の内部空間から自動的に持ち上げることができる。特に、直線状ガイドにより、弾性復元力の作用を直接的に作用させることができる。その結果、第1に、持ち上げ動作を、単純な態様で行うことができる。第2に、比較的小さな弾性復元力で十分である。なぜなら、傾斜ガイドや螺旋ガイドの場合に起こり得るような実質的な摩擦損失を引き起こすことなく、直線的な動作を印加するだけでよいからである。スリーブは、好ましくは、移動距離の全体にわたって、弾性復元力によって駆動される。スリーブが弾性復元力に抗して非動作位置から抽出位置へと下降されたときには、駆動エネルギーを、一時的に貯蔵することができる。直線状ガイドのおかげで、駆動エネルギーが、最適に使用される。この場合、駆動エネルギーは、最大実効持ち上げ距離のところにおいて、弾性復元動作に関して最適に使用することができる。上述したように、抽出製品容器が取り付けられたスリーブを有した持ち上げデバイスにより、液体容器のためのアタッチメントは、任意の位置において容易に充填され、単純で頑丈な構成を有している。
弾性復元力は、好ましくは、ベースプレートとスリーブとの間において動作する弾性部材によって提供される。弾性部材は、好ましくは、スプリングを備え、特に、螺旋スプリングを備え、好ましくは、螺旋圧縮スプリングを備えている。これにより、格別に単純でコスト的に有利な弾性復元力の具現が得られる。当然のことながら、弾性部材は、様々な態様で構成することができる。例えば、ゴムバンドや、テンションスプリングや、レッグスプリング、等として、構成することができる。スプリングは、スリーブに対して、側方に配置することができる、あるいは、囲むようにして配置することができる。スリーブに対しての側方配置の場合には、2つ以上の、特に、少なくとも2つの、対称的に配置された複数のスプリングが設けられ、これにより、スリーブの傾斜を防止することができる。アタッチメントは、好ましくは、スプリングのためのスプリングガイドを有している。スプリングガイドの1つの部材は、スリーブに対して固定的に連結されており、さらなる部材が、ベースプレートに対して固定的に連結されている。スプリングガイドは、好ましくは、ガイドデバイス上に形成される、あるいは、個別の直線状ガイドを有している。スリーブまたはベースプレートは、好ましくは、軸線方向に配置されたピンを有している。ピンは、スプリングによって規定された内部空間内に少なくとも部分的に導入される。ベースプレートまたはスリーブは、好ましくは、内部にスリーブを少なくとも部分的に導入し得るスプリングガイドスリーブを有している。したがって、スプリングの頑丈なガイドが確保される。特に、したがって、スプリングの屈座(バックリング)を防止することができる。しかしながら、スプリングガイドスリーブを省略することができる。
また、弾性復元力は、釣り合い錘によって、特に、レバーガイドの態様とされた釣り合い錘によって、提供することができる。
抽出製品容器は、好ましくは、スリーブ内に挿入可能とされているとともに、上部領域において係止体として機能するフランジを備えている。したがって、抽出製品容器は、ユーザーによって特に容易に把持することができ、スリーブから手動で取り外すことができる。抽出製品容器は、同様に、ユーザーによって、非常に単純な態様で、上方からスリーブ内に導入することができる。これにより、アタッチメントを単純に使用することができる。特に、ユーザーに対して適合することができる。ユーザーの駆動力は低減される。それは、例えば、抽出製品容器が、ネジ止めされる必要も、また、複雑な態様で固定される必要も、ないからである。抽出製品容器は、好ましくは、フランジの領域において、スリーブよりもわすかに大きな直径を有している。したがって、抽出製品容器を、特に容易に把持することができる。さらに、フランジの外側には、径方向に囲む溝を備えることができる。これにより、把持時のスリップを防止することができる。付加的には、フランジの一部だけがスリーブを超えて径方向に突出するだけで十分なものとすることができる。抽出製品容器は、実質的に、円形シリンダとして構成される。抽出製品容器は、ベース表面のところにおいて下部領域が閉塞されており、穴を有することができる。穴を通して、液体が流れることができる。この場合、抽出製品容器が底部と側部との双方において穴を有していることが有利である。これにより、抽出製品容器が液体内に浸漬された場合に、液体が、抽出製品容器の内部空間内へと容易に流入することができる。抽出製品容器は、好ましくは、回転不可能な態様でもって、スリーブ内に保持される。これは、例えば、抽出製品容器の周縁上に配置された径方向外向きに突出するノブによって、得ることができる。突出ノブは、特に、フランジよりも下方に設けられる。さらに、スリーブの上部領域には、対応する内部ノッチが設けられる。当然のことながら、ノブおよびノッチは、互いに係合し得るものとされる。
係止体は、例えば、タングおよびグルーブガイドによって、具現することができる。グルーブは、下側係止体を有している。これと同時に、抽出製品容器とスリーブとの間を回転不可能に固定するための手段を具現することができる。
抽出製品容器は、好ましくは、ストレーナー部分と、ホールド部分と、を備え、ストレーナー部分は、複数の軸線方向位置において、ホールド部分内に同軸的にラッチ可能とされている。この場合、上記係止体は、ホールド部分上に形成される。したがって、係止体によって規定された長手方向位置においてスリーブ内に挿入される。抽出製品容器が、様々な長手方向位置においておいてホールド部分内にラッチ可能であることのために、抽出製品容器の含浸深さを、液体容器内の充填高さに応じて、適合させることができる。特に、アタッチメントは、様々な寸法の液体容器に関して、使用することができる。ラッチは、例えば、ラグと凹所とのラッチによって、得ることができる。
抽出製品容器は、さらに、スリーブ内に螺着し得るように、構成することができる。したがって、軸線方向位置を、回転によって達成することができる。軸線方向位置は、摩擦連結によって、あるいは、ラッチラグによって、軸線方向において固定することができる。しかしながら、ホールド部分およびストレーナー部分は、単一部材インサートとして構成することができる。
抽出製品容器は、好ましくは、スリーブの非動作位置から抽出位置への移動時には、開口を通して上方から下降される。この場合、持ち上げデバイスの構成部材は、好ましくは、ベースプレートのうちの、液体容器から離間した方のサイドに配置される。この場合、抽出製品容器は、スリーブが抽出位置へと下降された際には、上方からスリーブ内へと挿入される。抽出製品容器は、アタッチメントが液体容器上に配置された際には、液体容器の内部空間内へと開口を通して通過する。したがって、アタッチメントの取り扱いは、さらに単純化される。それは、アタッチメントが液体容器上に配置されたときには、抽出製品容器を、アタッチメントを液体容器から取り外す必要なく、充填と下降との双方を行うことができるからである。
抽出製品容器は、好ましくは、非動作位置から抽出位置へと弾性復元力に抗して、ユーザーによって、直接的に下降される。抽出位置においては、スリーブは、自動的にロックされる。この目的のために、ユーザーは、抽出製品容器上において実質的に軸線方向に配向した力を印加する。これにより、弾性復元力に抗して、抽出製品容器を下向きに案内する。弾性復元力は、例えば、スプリングによって具現される。しかしながら、スリーブは、例えば追加的な駆動レバーによって、間接的に抽出位置へと下降することができる。
抽出製品容器がスリーブ上に取り付けられていることにより、抽出製品容器は、スリーブと一緒に下向きに案内される。抽出位置においては、ロックデバイスがスリーブをロックする。したがって、抽出製品容器が抽出位置にロックされる。ユーザーによる駆動により、弾性復元力に打ち勝ち得るように印加された駆動エネルギーは、所定時間の経過後に抽出製品容器を上昇させるためにその後に必要とされるものであり、好ましくは、エネルギー集積部材内に同時に貯蔵される。この場合、エネルギー集積部材は、例えばスプリングといったような弾性部材によって提供される。弾性部材は、弾性復元力を印加する。したがって、エネルギー集積部材は、駆動エネルギーを貯蔵し、スリーブを上昇させるために、駆動エネルギーを使用することができる。
アタッチメントにおいては、持ち上げデバイスのすべての構成部材は、好ましくは、軸線方向に関して、スリーブの外部に配置されている。したがって、ティーハーブは、持ち上げデバイスの構成部材が充填を妨害することなく、抽出製品容器内へとスリーブを通して充填することができる。スリーブを通しての抽出製品容器への充填時には、ティーハーブは、持ち上げデバイスに対して接触することがない。よって、汚染されることもなく、持ち上げデバイスによって妨害されたり損傷を受けたりすることもない。したがって、持ち上げデバイスは、好ましくは、中空ボディ内において全体的に受領されることができる。中空ボディは、応用可能な場合には(後述する)、アタッチメント内に設けられる。持ち上げデバイスは、好ましくは、アタッチメント内に収容することができる。したがって、持ち上げデバイスは、例えばダスト等といったような一般的な汚染から保護される。付加的には、水跳ねから保護される。加えて、持ち上げデバイスを、不適切な取り扱いまたは操作から保護することができる。したがって、持ち上げデバイスは、頑丈であり、スペースを節約して構成することができる。
ガイドデバイスは、好ましくは、ベースプレート上の開口のところに位置するガイドスリーブを備え、ガイドスリーブ上において、スリーブが移動可能に案内され、ガイドスリーブの内部空間は、ベースプレートの開口に対して連通し、ガイドスリーブの内部空間は、非動作位置においては、好ましくは、抽出製品容器を少なくとも部分的に受領する。そのようなガイドスリーブにより、スリーブの傾斜を実質的に抑制することができ、最適に制御された長手方向ガイドを確保することができる。ガイドスリーブは、好ましくは、ベースプレートを有した一体部材として形成される。しかしながら、ガイドスリーブは、他の態様によってベースプレートに対して連結することができる。スリーブは、好ましくは、回転不可能な態様でもって、ガイドスリーブ上を案内される。これは、例えばロッドまたはスライダによって、得ることができる。ロッドは、好ましくはスリーブの外部において、軸線方向に配向された態様で、ベースプレートに対して連結することができる。スリーブは、スライダとして、下部領域において径方向外向きに突出する突起を有している。スリーブは、ガイド開口を有している。ロッドは、ガイド開口内を案内することができる。したがって、弾性復元力は、ロッドの周囲に配置された螺旋圧縮スプリングによって、同時に具現することができる。当然のことながら、ロッドは、スリーブに連結することができ、スライダは、ベースプレートに対して連結することができる。さらに、ガイドスリーブは、例えば、ガイドグルーブを有することができる。スリーブは、対応する形状のラグを有することができる。これとは逆に、ガイドスリーブがラグを有し、スリーブがガイドグルーブを有することができる。さらに、ガイドスリーブおよびスリーブは、非円形の円筒形状を有することができる。しかしながら、多角形または楕円形の円筒体として形成することができる。ガイドスリーブおよび抽出製品容器は、対応する形状を有している。ガイドスリーブに対して回転不可能にスリーブを固定するための手段は、したがって、同時に得ることができる。ガイドスリーブに代えて、他のガイド手段だけを設けることができる。例えば、ガイドピン、ガイドレール、および/または、部分的に円筒形のバレルを、提供することができる。
スリーブは、好ましくは、実質的に円形の連結パイプを形成する。したがって、抽出製品容器は、スリーブ内に単純な態様で導入することができる。これは、スリーブの丸い構成が、スリーブ内への抽出製品容器の導入に際して、抽出製品容器の軸線方向回転に関してできるかぎり大いなる自由度を確保するからである。
スリーブは、好ましくは、二重壁構成とされ、二重壁の間の中間スペースは、下向きに開口しているとともに、上向きには閉塞されている。スリーブは、好ましくは、ガイドスリーブ上を引っ張られ、少なくとも抽出位置においては、ガイドスリーブは、二重壁の間の中間スペース内に配置される。これにより、弾性復元力は、外壁上に作用することができ、抽出製品容器は、内側壁および内側エッジを通して受領される。ベースプレートとスリーブとの間の弾性復元力の格別に単純な移行が得られる。外側スリーブの軸線方向高さは、好ましくは、持ち上げデバイスの持ち上げ距離よりもわずかに高いものとされ、したがって、スリーブのガイドは、ガイドに沿った各長手方向位置において確保される。しかしながら、スリーブは、必ずしも、取り囲む態様で二重壁として構成される必要はない。二重壁は、例えば、領域内にのみ設けることができる。あるいは、スリーブは、内壁のみを有している。スリーブは、ガイドスリーブ内において伸縮式に案内される。
ガイドデバイスは、好ましくは、ベースプレート上に固定されたガイドレールまたはガイドロッドを備え、ガイドレールは、ベースプレートに対して垂直に配置され、ガイドレール上において、スリーブは、スリーブ上に固定された外向きに突出するフランジ状の突起によって、スライド的に案内される。したがって、より頑丈なスリーブガイドを、それ自身によって、あるいは、ガイドスリーブに加えて、得られる。
ロックデバイスは、好ましくは、特にスリーブの抽出位置において、タイマーに対して係合し得るよう構成された駆動部材を備えている。この目的のために、ロックデバイスは、好ましくは、ベースプレートに対して連結された部材を備え、スリーブに対して連結された他の部材を備え、好ましくは、これらは相互噛合し、これにより、スリーブをロックすることができる。少なくとも一方の部材は、好ましくは、駆動部材として構成される。あるいは、少なくとも一方の部材には、駆動部材が設けられ、移動可能におよび/または弾性的に、取り付けられる。それら部材は、ロックされた状態においては、少なくとも一方向においてそれら部材が長手方向ガイド内においてスリーブの変位を防止し得るように、構成して配置されている。
ロックデバイスは、好ましくは、第1ラッチフックを備え、この第1ラッチフックは、ベースプレート上に固定され、特に、回転可能に取り付けられ、スリーブが抽出位置にあるときには、第1ラッチフックは、スリーブのラッチ部材をラッチし、スリーブのラッチ部材は、好ましくは、第2ラッチフックを備え、この第2ラッチフックは、特に、スリーブに対して固定的に連結されるとともに、好ましくは、スリーブに対して一体的に形成され、駆動部材は、特に、第1ラッチフックに対して連結されたレバーアームを備えている。これにより、格別に単純なロックデバイスが得られる。第1ラッチフックは、好ましくは、スリーブの周縁領域に取り付けられる。これにより、スリーブに対して径方向に回転可能とすることができる。回転軸線の領域においては、特に回転軸線上においては、第1ラッチフックは、ラッチラグを有している。ラッチラグは、実質的に水平方向に配向されており、スリーブが下降されたときでさえ、スリーブの外側に配置されている。第1ラッチフックは、駆動部材に対して連結されている。駆動部材は、実質的に軸線方向に配向した長尺部分として構成される。駆動部材は、好ましくは、第1ラッチフックに対して径方向内向きにオフセットされている。これにより、スリーブが下降された際には、第1ラッチフックは、スリーブが二重壁構成とされているときには、スリーブの2つの壁の間に少なくとも部分的に位置することとなる。したがって、駆動部材は、回転軸線から軸線上向きに突出する。外側壁の下部においては、スリーブは、径方向外向きに突出する第2ラッチフックを有している。第2ラッチフックは、スリーブに対して接線方向に水平方向に配向しており、周縁方向に配置されている。これにより、下降状態においては、第1ラッチフックと係合することができる。特に、スリーブを下降状態にロックすることができる。駆動部材がロック状態へと回転された際には、スリーブは、ロック解除され、弾性復元力によって上向きに駆動される。スリーブは、突起または凹所を有することができる。突起または凹所に対しては、接線方向軸線を介してベースプレート上に回転可能に取り付けられたラッチフックが係合することができる。当業者であれば、ロックデバイスを設け得る他の可能性を知っている。
第1ラッチフックは、好ましくは、弾性復元力の作用によって駆動され、これにより、スリーブが抽出位置とされたときには、スリーブのラッチ部材は、第1ラッチフックに対して自動的にラッチする。第1ラッチフックは、弾性復元力によって非動作位置に保持される。非動作位置は、ロック状態における係合位置に対応する。弾性復元力は、好ましくは、スプリングによって提供され、特に、レッグスプリングによって提供される。したがって、アタッチメントの単純な動作が可能である。それは、抽出位置に到達したときに、ロックデバイスが自動的に係合するからである。当業者であれば、弾性復元力を生成するのに適切であるような他の弾性部材を知っている(ゴムバンド、テンションスプリング、等)。第1および第2のラッチフックは、制御表面として機能する傾斜面を有している。これにより、ラッチフックの接触時には、第1の回転可能なラッチフックは、弾性復元力に抗して曲がり、抽出位置に到達した際には、ラッチフックどうしは、所定位置にスナップされる。スリーブのロックを解除するために、弾性復元力に抗して、駆動部材が回転駆動される。これにより、駆動部材に対して連結された第1ラッチフックは、第2ラッチフックに対しての係合位置から外れるように回転し、これにより、ラッチフックどうしの係合が解除される。
タイマーは、好ましくは、トリガー部材を備え、このトリガー部材は、所定時間のカウントダウン時には連続的に駆動され、トリガー部材は、所定時間の経過後には、ロックデバイスの駆動部材に対して係合し、これにより、抽出位置にロックされたスリーブのロックが解除される。トリガー部材は、ロックデバイスの駆動部材に対しての動作待機状態で配置されて構成される。これにより、所定時間の経過後には、トリガー部材は、弾性復元力に抗して駆動部材を回転駆動することができる。すなわち、ロックデバイスを駆動することができ、スリーブのロックを解除することができる。
実質的に連続的に移動するトリガー部材により、タイマーの構造を単純なものとすることができる。それは、例えば、従来的な時計じかけの微細スピンドルの移動を、トリガー部材に対して直接的に伝達し得るからである。したがって、所定時間の経過後におけるロックデバイスの駆動は、トリガー部材の移動経路に対してのロックデバイスの駆動部材の適切な相対移動に基づいてのみ、行われる。しかしながら、トリガー部材が所定時間の経過後においてのみ駆動されることは、除外されない。タイマーに依存して、移動は、離散ステップで行うことができる。他の変形例においては、駆動部材は、タイマーに対してまたはトリガー部材に対して、例えば関節結合といったようにして、固定的に連結されることができる。
ロックデバイスの駆動部材は、好ましくは、スリーブが抽出位置とされたときには、スリーブの上エッジ領域にまで到達する。これは、特に、好ましくは着脱可能なカバーとして構成されたタイマーが、抽出製品容器の上側開口上に配置可能とされている場合には、有利である。駆動部材が、スリーブの内側エッジ領域内に突出していることにより、タイマーは、単純な態様でもって、ロックデバイスに対して、スリーブの内側エッジ領域内において直接的に係合することができる。ロックデバイスのさらなる機能部材を、ベースプレートの領域において、タイマーから離間したところに形成することができる。これにより、かなり大きなスペースと、良好な設置手法と、を提供することができる。加えて、例えば長尺レバーとして構成されてベースプレート上に取り付けられた駆動部材によって得られる効果は、レバー効果に基づいて、ロックデバイスを駆動させるに際して、タイマーまたはトリガー部材が、ロックデバイスの駆動部材に対して小さな力を印加するだけで良いことである。着脱可能なカバーとしてタイマーを構成することにより、特にユーザーフレンドリーな構成が得られる。それは、例えばアタッチメントのクリーニングのために、タイマーを取り外し得るからである。カバーは、好ましくは、任意の時点で着脱可能なものとして構成される。すなわち、抽出動作時においてさえ、所定時間の経過時には、必要によっては、抽出製品を補給する必要があり得る。着脱可能な構成のタイマーは、損傷時には、アタッチメント全体の交換を必要とすることなく、交換部材としてタイマーを提供し得る可能性をもたらす。
ロックデバイスの駆動部材は、特に抽出位置においては、好ましくは、二重壁構成とされたスリーブの2つの壁の間の中間スペース内に少なくとも部分的に配置される。したがって、駆動部材は、実質的に包囲されており、不適切な取り扱いから保護されるとともに、汚染から保護される。
タイマーのトリガー部材は、好ましくは、回転可能な部材として構成される。特に、回転軸線まわりに回転可能に取り付けられたレバーとして構成される。所定時間のカウントダウン時には、トリガー部材は、回転軸線まわりに回転し、カバーまたはタイマーが配置されている状態においては、抽出製品容器に対して、好ましくは軸線方向に、特に同軸的に、配置される。カバーは、好ましくは、所定時間のセットのためのタイマーの駆動部材を備えている。カバーが配置された状態においては、駆動部材は、好ましくは、カバーに対して同軸的に配向されたロータリースイッチとして構成される。トリガー部材は、カバーの下部領域において平行に配置されており、カバーの下部直径を超えて径方向に突出している。トリガー部材は、ロータリースイッチの移動に対して直接的に連結することができる。あるいはこれに代えて、トリガー部材は、例えばギヤを介して、ステップダウンあるいはステップアップすることができる。トリガー部材は、鉛直方向平面内において回転可能な態様で取り付けられた部材として構成することができ、スリーブの上側エッジ領域内へと突出することができ、これにより、駆動部材を駆動することができる。しかしながら、タイマーは、必ずしもカバーとして構成する必要はなく、例えば、ベースプレートに対して固定的に配置することもできる。この場合、駆動部材は、スリーブの上側エッジ領域にまでは突出することはなく、便宜上、タイマーのトリガー部材の移動経路の領域内に延在している。
好ましくは、ロックデバイスの駆動部材は、スリーブの上エッジ領域内の切欠内へと到達し、タイマーがスリーブ上に配置されたときには、タイマーのトリガー部材も、切欠内に配置され、切欠は、上向きに開口しており、これにより、タイマーがスリーブから取り外されたときには、トリガー部材を、切欠を通して上向きとすることができる。トリガー部材の移動経路は、有利には、切欠の領域内に限定される。スリーブの抽出位置においては、ロックデバイスの駆動部材は、好ましくは、切欠の方位角的端部領域内に配置される。したがって、駆動部材は、所定時間の経過後においてのみ、すなわち移動経路の端部においてのみ、トリガー部材によって駆動される。トリガー部材の移動経路の端部における駆動部材の相対配置が、ロックデバイスの他の構成においてはおよびタイマーの他の構成においては、所定時間の経過後においてのみのロックデバイスの駆動を確保するに際しての単なる可能性を提供することは、言うまでもない。
スリーブの二重壁構成の場合には、切欠は、スリーブの内壁上にのみ形成される。この場合、ガイドスリーブは、対応する切欠を有し、この対応する切欠は、スリーブが抽出位置とされたときには、スリーブの切欠に対して完全にオーバーラップして配置されている。これにより得られる効果は、タイマーのトリガー部材とロックデバイスの駆動部材とを互いに係合させつつも、タイマーのトリガー部材を、スリーブ内に配置し得ることであり、ロックデバイスの駆動部材を、ガイドスリーブの外側に配置し得ることである。特に、トリガー部材は、スリーブの内壁を超えて、なおかつ、ガイドスリーブを超えて、径方向に突出することができ、これにより、トリガー部材の移動経路内において、駆動部材が例えば二重壁構成とされたスリーブの2つの壁の間に配置されたときには、駆動部材を把持することができる。この場合、駆動部材は、外部からの介在から実質的に保護され、したがって、ローラの損傷というリスクを低減することができる。駆動部材が外側スリーブ壁の外部に配置された場合には、切欠は、好ましくは、外側スリーブ壁を把持し、したがって、トリガー部材は、切欠を通して延在することができ、タイマーの駆動部材を駆動することができる。
ベースプレートのうちの、液体容器上に配置するためのサイドは、好ましくは、平面状とされ、ベースプレートの反対サイドは、ドームとされ、ベースプレートとドームとの間に、中空ボディが形成され、この中空ボディ内に、長手方向ガイドの構成部材および持ち上げデバイスの構成部材は、全体的にまたは部分的に収容される。ベースプレートの開口は、特に、ドームを通して継続し、これにより、非動作位置においては、スリーブは、長手方向ガイドによって提供された移動可能な領域においてドームから上向きに突出することができる。アタッチメントの機構のドーム形状カバーは、機構を損傷から保護し、アタッチメントに対して、美的な形状を付与する。加えて、ドーム形状は、水跳ねを容易に流れ落ちさせ得るという利点を有しており、したがって、汚染を低減させて、クリーニングを単純化させることができる。非動作位置においては、スリーブがドームを超えて突出していることにより、アタッチメントが液体容器上に配置されたときには、抽出製品容器を上方から取り外すことができる、あるいは、特に単純な態様で抽出製品を充填することができる。
過剰の長さによって得られる効果は、スリーブが、抽出製品容器を下降させるための駆動部材として機能することである。ユーザーは、存在している場合にはカバーを使用することによって、スリーブが抽出位置にラッチされるまで、スリーブをドーム内へと押し込むだけである。カバーがドームとして構成される必要がないことは、言うまでもない。しかしながら、好ましくは、カバーは、実質的に回転対称形状とされた凸形状を有している。スリーブが抽出位置にラッチされた場合には、所定時間を、例えば、駆動部材を使用して、セットすることができる。駆動部材は、カバー内に配置されたタイマーのロータリーレギュレータとして構成される。弾性復元力のおかげで、スリーブは、直線的に上向きに駆動され、再駆動の待ち受け状態とされる。
ロックデバイスは、好ましくは、個別の操作部材によって、駆動することができる。個別の操作部材を使用することにより、スリーブのロックを、手動で解除することができる。これにより、時期尚早に(所定時間の経過前に)ユーザーによって、抽出操作を終了させることができる。アタッチメントは、好ましくは、プラスチックから実質的に形成される。これにより、衛生的なクリーニングを可能とすることができる。タイマーの構成部材、あるいは、スプリングが、金属を有することができることは、言うまでもない。適切な材料の多様性は、この目的のために、当業者にはよく知られている。
本発明は、また、ティーケトルであって、液体容器と、上述したようなアタッチメントと、を具備しているティーケトルを提供する。アタッチメントは、特に、液体容器の開口上に配置される。これにより、持ち上げデバイスのスリーブの抽出位置においては、抽出製品容器が、液体容器の内部空間内に下降される。内部空間は、液体のためのものであり、典型的には水のためのものであり、よって、液体のための所定の充填容量を有している。抽出製品容器は、液体内に浸漬される。非動作位置においては、抽出製品容器は、内部空間から実質的に引き上げられる。しかしながら、この場合、抽出製品容器は、内部空間から完全に引き上げられる必要はなく、好ましくは、所定の充填容量において、抽出製品容器の内部空間が液体内に浸漬されていない程度に引き上げられる。
第2見地においては、上記実施形態とは独立的に、本発明は、特にティーの抽出といったような抽出飲料の時間制御された抽出のための液体容器のためのさらなるアタッチメントに関するものである。さらなるアタッチメントは、液体容器の開口上に配置するためのベースプレートと、抽出製品容器と、ベースプレートに対して取り付けられた持ち上げデバイスと、を具備し、持ち上げデバイスは、抽出製品容器のためのものとされ、持ち上げデバイスは、アタッチメントが液体容器上に配置されたときに、液体容器の内部空間内へと下げられた状態から抽出製品容器を持ち上げ得るように構成されて配置される。さらに、第2見地によるアタッチメントは、持ち上げデバイスを抽出製品容器の下降状態にロックするためのおよび下降状態からロック解除するためのロックデバイスを具備し、さらに、アタッチメントは、所定時間の経過後に持ち上げデバイスをロック解除し得るようにして、ロックデバイスに対して係合し得るタイマーを具備している。この場合、タイマーは、タイマーを駆動するための駆動方向を有した駆動部材を備え、タイマーは、さらに、駆動部材に対して印加される駆動エネルギーを貯蔵するための機械的エネルギー集積部材を備えている。この場合、ロックデバイスは、第1部材と第2部材とを備え、抽出飲料の抽出時には、一方の部材は、液体容器に対して固定的に配置され、他方の部材は、抽出製品容器に対して固定的に配置され、第1部材および第2部材は、所定時間内においては、第1部材が第2部材によって第2駆動方向に案内されるようにして、および、所定時間の経過後には、第1部材が第1駆動方向において移動可能に案内されるようにして、互いに係合して配置されている。
抽出飲料の時間制御された抽出のためのアタッチメントに関する他のアプローチが提供され、アタッチメントは、操作が単純であり、コスト的に有利に製造することができる。
本発明の第2見地においては、得られる効果は、タイマーの駆動部材が第1駆動方向に駆動されるのと同時に、抽出製品容器を液体容器の内部空間内へと降下させ得ることであり、また、エネルギー集積部材の第1部分にエネルギーを蓄積し得ることである。その後に、タイマーの駆動部材を第2駆動方向に駆動した際には、エネルギー集積部材の他の部分にエネルギーを蓄積することができ、タイマーに所定時間をセットすることができる。この場合、第1駆動方向は、第2駆動方向とは異なるものとすることができ、したがって、駆動方向に基づき、タイマーの駆動部材の駆動によって、ユーザーが抽出製品容器を下げたかどうかは、あるいは、タイマーを起動して所定時間をセットしたかどうかは、ユーザーには直感的には明らかである。
さらに、第2見地においては、タイマーの同じ駆動部材を駆動することによって、抽出製品容器の下降と、所定時間のセットと、の双方を行うことができる。したがって、デバイスの構成および操作を、単純で明瞭なものに維持することができる。
加えて、第2見地においては、第2部材による第1部材の案内によって得られる効果は、タイマーの駆動部材が、双方の駆動方向において順次的に駆動されることであり、したがって、抽出製品容器が下降されたときに、所定時間を不注意にセットすることがない。これにより、デバイスの単純で信頼性の高い操作が確保される。これにより、特に、駆動技術の未熟なユーザーでも操作することができる。
逆に、その結果、エネルギー集積部材の2つの構成部材の順次的なエネルギー放出が可能であり、並列的なエネルギー放出を防止することができる。特に、エネルギー集積部材の2つの構成部材は、互いに異なる程度にエネルギーを貯蔵することができ、互いに独立にアクセスすることができる。好ましくは、エネルギー集積部材の一部は、持ち上げデバイスのためのエネルギーを提供し、エネルギー集積部材の他の部分は、タイマーのためのエネルギーを提供する。
第2見地においては、所定時間のカウントダウン時には、エネルギー集積部材の第1部分は、ロックデバイスによってもロックされる。所定時間の経過後には、エネルギー集積部材の第1部分内に貯蔵されたエネルギーが放出され、抽出製品容器の持ち上げのための持ち上げデバイスに対して提供される。第2見地においては、エネルギー集積部材の第2部分は、エネルギーを、タイマーのために利用することができる。これにより、第2エネルギー集積部材内に貯蔵されたエネルギーが、制御可能な態様で放出される。エネルギーを使用して、タイマーの駆動と抽出製品容器の上昇との間にわたって経過すべき所定時間を測定することができる。典型的には、エネルギー集積部材の第1部分と比較して、より小さなエネルギーを、エネルギー集積部材の第2部分内に貯蔵可能でなければならない。
第2見地においては、液体容器上に容易に取り付けられる抽出製品容器は、好ましくは、持ち上げデバイスによって液体容器の内部空間から持ち上げられる。これにより、抽出製品容器は、好ましくは、充填レベルに応じて、液体から完全に持ち上げられる。これにより、抽出飲料は、特に抽出後には、それ以上は濃縮されることがない。一変形例においては、抽出製品容器の大部分を、抽出飲料から持ち上げることができる。これにより、抽出飲料は、実質的に、それ以上は濃縮されることがない。しかしながら、第2見地においては、抽出製品容器は、伸縮式の構成とすることができる。これにより、抽出製品容器の含浸深さを、液体容器内の液体内への抽出レベルに対して適合させることができる。この目的のために、抽出製品容器を、少なくとも2つの個別長さで引っ張ることができる。あるいは、任意の長さへと連続的に引っ張ることができる。
第2見地においては、エネルギー集積部材の第1部分と第2部分との双方が、機械的な構成のものとされる。これにより、外部エネルギー源の独立性が、液体の可能な必要な加熱とは別に、得られる。このことは、抽出飲料を、例えば電気エネルギーといったような外部エネルギー源を使用することなく抽出し得るという利点を有しているだけでなく、例えばデバイスに対しての電気ショックや損傷を心配することなくアタッチメントを安全に洗浄し得るという利点をも有している。さらに、これにより、アタッチメントの単純でコスト的に有利な構成を得ることができる。
第2見地においては、機械的エネルギー集積部材は、好ましくは、第1スプリングを有している。第1スプリングは、スプリング力によって、第1駆動方向とは逆向きに、タイマーの駆動部材に対して作用する。これにより、タイマーの駆動部材が第1駆動方向に駆動されたときには、第1スプリングにエネルギーが貯蔵される。したがって、エネルギー集積部材のコスト的に有利で単純で低メンテナンス構成が、得られる。特に好ましい実施形態においては、スプリングは、加圧によって特に直線的な加圧によって、エネルギー貯蔵される。すなわち、単純な移動による動作が可能である。駆動方向は、好ましくは、直線的なものとされる。
第2見地の一変形例においては、機械的なエネルギー集積部材は、流体圧構成のものとすることもできる。この目的のために、加圧容器の内部空間は、タイマーの駆動部材によって、加圧状態または減圧状態とすることができる。この場合、所定時間時には、(適切な)雰囲気圧力が得られるまで、圧力が、容器内部から除去される。しかしながら、そのような構成は、スプリングを使用した実施形態と比較して、一般的により複雑なものであり、要求によっては、好ましい実施形態とすることができる。
第2見地においては、エネルギー集積部材の第1スプリングは、好ましくは、螺旋スプリングとして構成されている。この場合、スプリングスチールから形成された市販の螺旋スプリングが特に好ましい。それは、そのような螺旋スプリングが、任意の形状でもって任意のバネ定数でもって安価に市販されているからである。螺旋スプリングは、その形状のために、特に単純な態様でなおかつスペースを節約した態様でハウジング内に組み込むことができる。特に、様々な直径を有した複数の螺旋スプリングを、入れ子式に配置することができる(並列連結)。そのような態様で使用される容積は、最大でも、最大直径のスプリングの直径に対応する。螺旋スプリングは、第1駆動方向が直線的である場合に、特に有利である。この場合、螺旋スプリングは、スプリングスチールから形成される必要はなく、他の合金やプラスチックから形成することもできる。螺旋圧縮スプリングに代えて、螺旋テンションスプリングを使用することもできる。螺旋テンションスプリングは、例えば、螺旋テンションスプリングの上側領域が第2見地によるアタッチメントの上側領域に対して連結されるようにして、配置することができる。その場合、抽出製品容器は、下端に配置された係止体のところにまで、螺旋テンションスプリング内へと導入することができ、抽出製品容器に対して、加圧によって付勢力を印加することができる。
上記の螺旋テンションスプリングの場合と同様に、ゴムバンドを使用することができる。しかしながら、ゴムバンドは、一般に、螺旋スプリングと比較して、有効寿命が短い。さらに、リーフスプリングを使用することができる。例えば、スパイラルスプリングの態様でコイルアップされたリーフスプリングを使用することができる。原理的に、他の任意のタイプのスプリングを使用することができる。例えば、コニカルスプリングや、レッグスプリングや、ディスクスプリング、等を使用することができ、要望によっては、互いに組み合わせることができる。
好ましくは、第2見地においては、機械的なエネルギー集積部材は、第2スプリングを有している。第2スプリングは、スプリング力によって、第2駆動方向に、タイマーの駆動部材に対して作用する。これにより、タイマーの駆動部材が第2駆動方向に駆動されたときには、第2スプリングにエネルギーが貯蔵される。
第2見地におけるエネルギー集積部材の場合には、エネルギー集積部材は、個々の駆動部材を介しての2つの駆動方向におけるシリアル駆動によって、エネルギー集積される。エネルギー集積部材の第1部分と第2部分とに関して、それぞれ個別のスプリングを使用することが有利である。これにより、2つの駆動方向におけるエネルギー集積部材のエネルギー集積およびエネルギー放出は、単純な態様で互いに分離することができ、駆動方向は、それぞれ個別に選択することができる。加えて、異なるタイプのスプリングを、あるいは、少なくともバネ定数の異なるスプリングを、互いに異なる駆動方向において使用することができる。得られる効果は、駆動方向に応じて、印加されるべき力を、スプリングの選択によって様々にセットし得ることである。例えば、第2見地においては、エネルギー集積部材の第1部分は、エネルギー的により複雑な作用を提供することができる。例えば、比較的大きなバネ定数を有した螺旋スプリングによって、抽出製品容器を持ち上げることができる。螺旋スプリングは、直線的な押圧によってエネルギー貯蔵を行うことができる。第2に、例えば、第2見地においては、エネルギー集積部材のうちの、タイマーのための第2部分は、より小さなエネルギー集積部材として構成することができる。第2部分は、より小さなバネ定数を有したスプリングであって、例えば、従来的な卵形タイマーカウンタと同様に、回転ノブの回転によって、エネルギー集積することができる。
第2見地の一変形例においては、2つの駆動方向に関して、互いに同じスプリングを使用することができる。すなわち、エネルギー集積部材の第1部分と第2部分とに関して、互いに同じスプリングを使用することができる。しかしながら、一般に、駆動方向が異なることのために、具現は比較的複雑である。なぜなら、スプリング部材のスプリング力が、一般に、接線方向と軸線方向とにおいて互いに依存するからである。
第2見地においては、エネルギー集積部材の第2スプリングは、好ましくは、トーションスプリングとして構成されている。この場合、トーションスプリングは、実質的に螺旋スプリングという態様で構成され、好ましくは、無視できるほど小さなバネ定数を有している。これにより、得られる効果は、デバイス内における第1スプリングおよび第2スプリングは、同じ形状および向きを有し得ることであり、それでもなお、様々な動的効果を有し得ることである。これにより、構成において最小の容積が得られる。なぜなら、例えば、螺旋スプリングが、トーションスプリングよりも小さな直径を有することができ、そのように配置し得るからである。例えば、トーションスプリング内において、同軸的に配置することができる。さらに、トーションスプリングの使用によって得られる効果は、エネルギー集積部材の第2部分にエネルギー集積される第2駆動方向を、回転移動とし得ることである。しかしながら、原理的には、螺旋スプリングおよびトーションスプリングと同時に、単一のスプリングを使用することができる。したがって、コストおよびスペースを節約することができ、構成を単純化することができる。この場合、バネ定数は、軸線方向においては、無視できるほど小さなものではない。最後に、他の公知のタイプのトーションスプリングを、例えば螺旋スプリングを、使用することができる。
第2見地においては、第1部材は、好ましくは、円筒形部分と突出部材とを有し、第2部材は、ガイドとして構成される。第1部材の円筒形部分は、ガイドとして構成された第2部材と交差する。これにより、軸線方向部分は、軸線方向に移動可能であるとともに、同時に回転可能である。したがって、第1部材は、第1駆動方向と第2駆動方向とにおいて、任意の順序で移動することができる。特に、その結果、第1駆動方向と第2駆動方向とにおいて同時に組み合わされた移動を、行うことができる。第1部材の突出部材により、および、第2部材上の対応するガイドにより、第1部材の可能な移動方向を、規定することができる。これにより、対応するガイドに対してのそのような複数の突出部材の様々な配置の可能性が除外され、これにより、より安定的な案内を得ることができる。
第2見地の特に好ましい実施形態においては、突出部材は、櫛状部材として構成され、特に、軸受けとして構成され、ガイドは、直線状のガイドまたはグルーブとして構成され、例えば、矩形横断面または台形横断面を有している。あるいは、ガイドは、一方の側における係止体として構成され、様々な横断面を有することができる。さらに、特に様々な位置における保持が要望されている場合には、調節可能なスプリング構成を提供することができる。第1部材上における動的効果の方向に依存して、あるいは、さらなる係止体が存在する場合には、ガイドを、一方の側においてのみ形成することができる。ガイドは、好ましくは、複数の部分を有している。より詳細には、2つの駆動方向に関して2つの部分を有している。この場合、第1部分および第2部分は、互いに異なる案内方向を有することができる。この場合、一方の部分は、互いに平行な複数のガイドを有することができる。複数のガイド部分のおかげで、同じ駆動部材によって、複数の機能を順次的に制御することができる。この場合、第1部分は、グルーブとして構成される。特に、互いに平行に配置された複数のグルーブとして構成される。第2部分は、少なくとも一方の側における係止体として構成される。
一変形例においては、ガイドを使用した場合に、構成の追加的な安定性を得るために、対応した形状の軸受けを有したアンダーカットガイドを想定することができ、例えば、鳩尾形状のガイドを想定することができる。しかしながら、そのような構成においては、摩擦が大きくならないように注意が必要である。特に、ガイドの傾斜を実質的に防止し得るものでなければならない。
第2見地においては、第2部材は、ガイドとして構成されるものであって、好ましくは、第1駆動方向に第1部材を案内するための円筒形部分と、少なくとも一方の側に設けられ第2駆動方向に第1部材を案内するための係止体と、を有している。この場合、第1部材の円筒形部分は、様々な方向に案内される。第1に、突出部材およびガイドにより、特に、突出部材および上述したようなグルーブにより、第2に、ガイドの円筒形部分により、第1部材の円筒形部分に対して交差して適合することができる。
ガイドの円筒形部分および第1部材の円筒形部分により、第1部材のランダムな螺旋移動を可能とする。突出部材により、第1部材を、グルーブによって決定された方向に案内することができる。特に、直線方向にまたは螺旋方向に案内することができる。ガイドは、さらに、軸線方向に取り付けられたピンによって具現することができる。突出部材およびグルーブにより、ガイドの円筒形部分による第1部材の円筒形部分のランダムな螺旋案内を、部分的に制限することができる。特に、ある種の螺旋経路に関して制限することができる。変形例においては、2つの駆動方向を、円筒形部分によって案内することができる、または、2つの駆動方向を、少なくとも一方の側において係止体によって案内することができる。
第2見地においては、第2部材は、ガイドとして構成されているものであって、好ましくは、少なくとも1つのグルーブを有している。グルーブは、第1部材の突出部材を、第1駆動方向に案内する。少なくとも1つのグルーブは、一方の側における係止体として構成することができる。変形例においては、グルーブおよび突出部材を省略することができる。その場合、第1部材は、ガイドの円筒形部分によって、排他的に第1駆動方向に案内される。
好ましくは、抽出飲料の抽出時には、第2見地における突出部材は、液体容器に対しておよび第2見地による第2部材に対して、固定的に配置される。第2部材は、ガイドとして構成されており、抽出製品容器に対して固定的に配置されている。よって、抽出製品容器の可能な移動は、単純な態様で、制限されるまたは規定される。抽出製品容器に対して固定された突出部材の構成、および、製品容器に対して固定された、ガイドとしての第2部の構成、を想定することもできる。
第2見地においては、第1駆動方向は、好ましくは、第2駆動方向に対して直角に配置されている。駆動部材の第1駆動方向において、抽出製品容器は、液体内に浸漬され、第2駆動方向において、所定時間がセットされる。2つの駆動方向が直角とされている構成により、2つの異なる機能を、すなわち、抽出製品容器の下降機能と所定時間のセット機能とを、互いに個別的に、最適に維持することができる。さらに、単一の駆動部材による駆動を、実行することもできる。
変形例においては、互いに対しての2つの移動方向の異なる構成を、想定することもできる。2つの駆動方向は、例えば、90°よりも大きいようなまたは小さいような角度を形成することもできる。特に、2つの駆動方向は、逆平行とすることもできる。最後に、2つの駆動方向の間の角度を、駆動領域にわたって一定ではないものとすることを、想定することもできる。例えば、第1駆動方向は、抽出製品容器の下降方向に対応することができ、第2駆動方向は、スライドまたはレバーアームによって規定することができ、この場合、第2駆動方向は、下降方向に対して、45°という角度を形成する。これにより、デバイスの人間工学的な操作を行うことができる。特に、第2見地によるデバイスが、例えば起立状態のユーザーによって、テーブル高さで操作される場合には、デバイスの人間工学的な操作を行うことができる。さらに、下降方向に対して回転する直線状の駆動方向を、想定することもできる。そのような駆動方向は、例えば押しボタンの態様で構成することができる。押しボタンは、液体容器のハンドルの上方に設けられ、指で操作することができる。最後に、駆動方向は、螺旋状で延在することができる、または、同様の態様で延在することができる。
好ましくは、第2見地による駆動方向は、実質的に直線状であるように構成される。特に、鉛直方向において実質的に直線状であるように構成される。第2駆動方向は、回転という態様で構成される。特に、鉛直方向軸線まわりの回転という態様で構成される。抽出製品容器の下降のためには、典型的には、所定時間のセットのための場合よりも大きな力を、印加しなければならない。したがって、直線状の第1駆動方向が予期される。所定時間のセットのためには、回転移動が好ましい。それは、タイマーのそのような駆動が、例えば卵形タイマーによってユーザーに公知であるからである。2つの移動方向は、単純な態様で、互いに独立に維持することができる。その結果、第2見地によるアタッチメントを、単純な態様で操作することができる。最後に、タイマーは、あまり多くのエネルギーを必要とはしない。これにより、第2見地によるエネルギー集積部材の第2部分内に貯蔵されるべきエネルギーを、短い距離にわたっての移動によって、容易に提供することができる。
変形例においては、駆動方向を、様々な態様で、特に上述したような様々な態様で、選択することができる。しかしながら、第1駆動方向は、例えば鉛直方向平面内におけるレバーアームの回転として規定することができ、第2駆動方向は、水平方向平面内における同じレバーアームの回転によって規定することができる。
第2見地による第1部材の突出部材は、好ましくは、第2見地による駆動部材に対して連結される。したがって、駆動部材の数を、および、デバイス構成の複雑さを、低減することができる。さらなる実施形態においては、駆動部材は、同時に抽出製品容器の機能を果たすことができる(あるいは逆に、抽出製品容器は、駆動部材の機能を果たすことができる)。したがって、突出部材は、駆動部材に対して間接的に連結される。
他方、突出部材は、抽出製品容器に対して直接的に連結することもできる。最後に、他の個別部材上の突出部材を、駆動部材に対しても抽出製品容器に対しても連結しない構成を、想定することもできる。
第2見地においては、タイマーは、好ましくは、機械的キャッチを有している。機械的キャッチは、公知の部材上に設けることができる。例えば、機械的クロックエスケープメント上に、遠心力ブレーキ上に、従来のブレーキデバイス上に、ダンピングデバイス上に、あるいは、同様の部材上に、設けることができる。
しかしながら、キャッチは、電気的な構成のものとすることもできる。この目的のために、例えば、キャッチとして、発電ブレーキを使用することができる。したがって、所定時間を、抵抗によってセットすることができる。さらに、キャパシタまたはアキュミュレータを充電することができる。このようにして充電されたエネルギーは、所定時間の経過後に、音響信号のためにまたは光学的信号のために利用することができる。この目的のために、電気導体および電気的構成部材は、水の進入に対して、十分にシールする必要がある。これにより、デバイスまたはアタッチメントを、安全にクリーニングすることができる。しかしながら、構成は、複雑となり高価なものとなる。
第2見地の好ましい実施形態においては、機械的キャッチは、エネルギー集積部材の第2部分のエネルギー放出を防止する。特に、第2スプリングの緩和を防止する。キャッチは、第2スプリングのまたはタイマースプリングの制御された緩和を可能とする。したがって、所定時間のカウントダウンを可能とする。好ましい実施形態においては、機械的キャッチの抵抗力は、最大の所定時間が、セットすべき平均所定時間の2倍に対応するように、規定される。したがって、第1に、所定時間のセットの正確さが確保されたままであり、それでもなお、好ましい所定時間に関するユーザー要求は、できる限り考慮される。例えば、ある種の抽出飲料にとって、15分間を必要とする。しかしながら、他の抽出飲料は、数分間で抽出される。実施形態によっては、所定時間を、連続的にまたは離散的にセットすることができる。これは、第1に、第2見地におけるトーションスプリングのすなわちタイマースプリングの選択によって、第2に、キャッチの選択および/またはセッティングによって、得ることができる。
第2見地による上記機械的キャッチに関する変形例においては、エネルギー集積部材の第1部分のエネルギー放出は、特に、第1スプリングの緩和は、キャッチによって、または、さらなる機械的キャッチによって、ブロックすることができる。したがって、抽出製品容器の減衰された上昇を、得ることができる。さらに、従来の機械的巻き上げ機構は、例えば単純な卵形タイマーの場合には、第2スプリングすなわちタイマースプリングと、機械的キャッチと、の双方を有することができる。
本発明の第2見地による機械的キャッチは、好ましくは、回転可能部材を有している。回転可能部材は、抽出飲料の抽出時には液体容器に対して固定的に配置され、ブレーキデバイスを有している。ブレーキデバイスは、抽出製品容器に対して固定された領域に対して相互作用し、第2スプリングの緩和をブロックする。回転可能部材は、好ましくは、取り付けられたディスク形状部材として構成され、液体容器に対して固定的に配置される。
ブレーキデバイスは、ここでは、公知の態様で構成することができる。例えば、スライド摩擦を有した回転可能部材のマウントは、回転可能部材の回転をブロックし得るように、作用することができる。したがって、特に単純でコスト的に有利なキャッチが得られる。さらに、ブレーキは、クロックのブレーキと同様のキャッチとして、または、遠心力ブレーキとして、構成することもできる。
変形例においては、第2見地によるキャッチは、単純な場合には、ブレーキパッド付きの摩擦ブレーキとして構成することができる。ブレーキパッドは、抽出製品容器の表面に対して相互作用する。したがって、単純であり同時にコスト的に有利であるような構成が得られる。最後に、車両におけるスプリングダンパと同様の空気圧ダンパまたは油圧ダンパを使用することができ、ダンパは、スプリングに対して直接的に作用する。
第2見地による機械的キャッチは、好ましくは、ギヤホイールとブレーキデバイスとを有している。この目的のために、固定領域においては、駆動部材は、切欠または形状部分を有している。特に、ラック形状部分を有している。ギヤホイールとブレーキデバイスと切欠とは、第2駆動方向において駆動部材の移動をブロックし得るようにして、配置される。特に、第2スプリングの緩和をブロックし得るようにして、配置される。そのような構成は、信頼性の高い力の伝達を行い、したがって、所定時間の正確なセットを行うことができる。この場合、ブロックは、ギヤホイールのスピンドルのシリコーン製マウントによって、得ることができる。
変形例においては、第2見地による機械的キャッチは、周縁エッジ付きのディスク形状部材を有している。周縁エッジは、固定領域に対して接触するとともに、比較的大きな摩擦係数を有している。特に、大きなバネ定数を有した第2スプリングが使用されている場合には、所定時間のセットの誤りとなり得るような、固定領域上におけるディスク形状部材のスライドが、阻止される。周縁エッジと固定領域との間の大きな摩擦は、適切な材質の選択によって、具現することができる。例えば、周縁エッジをゴムから形成し、固定領域をプラスチックから形成することによって、具現することができる。したがって、得られる効果は、固定領域に対して特殊処理を施す必要がないことである。それは、ゴムが、大部分のプラスチックや金属や合金に対して、大きな摩擦を形成するからである。
第2見地による所定時間は、好ましくは、第2駆動方向における駆動部材の偏向距離によって、セットすることができる。したがって、抽出製品容器の下降と所定時間のセットとの間に、明確な区別を行うことができる。しかしながら、原理的には、さらなる個別的な駆動部材を使用することによる所定時間のセットを想定することができる。
好ましくは、第2見地による機械的キャッチは、架橋可能であるように構成されている。特に、さらなる駆動部材によってスイッチオフされ得るように構成されている。これは、特に、大き過ぎる所定時間がセットされた場合に有利であり、また、何らかの理由により抽出飲料の抽出を早めに終わらせたい場合に有利である。この場合、キャッチを、さらなる駆動部材によって架橋することもでき、したがって、第2スプリングは、すなわちタイマー用スプリングは、再度緩和され、所定時間がゼロとされる。これは、好ましくは、回転可能部材と、遮断され得るよう構成されたキャッチと、の間の相互作用によって、引き起こされる。この目的のために、機械的キャッチは、スピンドル上においてさらなる駆動部材によって取り付けられる。これにより、スプリング力に抗して、軸線方向に駆動されることができる。これにより、さらなる駆動部材の駆動が機能しない場合には、ギヤホイールがラック形状部分と相互作用する。したがって、第2スプリングの緩和は、すなわちタイマー用スプリングの緩和は、ブロックされたままであり、さらなる駆動部材が駆動されたときには、ギヤホイールは、ラック形状部分と相互作用しなくなり、したがって、第2スプリングすなわちタイマー用スプリングの緩和は、もはや、キャッチによってブロックされることはない。これは、本発明の第2見地においては、さらなるギヤホイールが、切欠とギヤホイールとの間における結合部材として軸線方向に移動可能な態様で設けられることにより、得られる。この実施形態においては、さらなる駆動部材の駆動により、軸線方向に移動可能な態様で設けられたギヤホイールは、さらなるギヤホイールから連結解除される。したがって、移動可能に配置されたギヤホイール上において排他的に作用するブレーキ作用が、架橋される。回転可能部材とラック形状部分との間の接触は、遮断され得るように構成することもできる。この目的のために、駆動部材は、例えば、グルーブを有することができる。グルーブは、切欠の上または下において、回転可能部材の回転軸線に対して直交した領域を有している。したがって、さらなる駆動部材が駆動されたときには、ブロックされたギヤホイールは、グルーブの領域へと軸線方向にオフセットされることとなり、したがって、ラック形状部分に対して、もはや相互作用することがない。
変形例においては、架橋可能な機械的キャッチは、省略することもできる。特に、損失というリスクなしに第2スプリングを手動で再度緩和させ得る場合には、架橋可能な機械的キャッチは、省略することもできる。
好ましくは、第2見地による抽出製品容器の上昇時には、弾性部材がエネルギー集積される。弾性部材は、エネルギー集積時にはまたは緩和時には、音響部材を衝撃し、信号音をトリガーする。この目的のために、デバイスは、好ましくは、ベースプレートに対して固定的に配置されたベルを備えている。抽出時には、弾性部材がベルを衝撃する。弾性部材は、抽出製品容器に対して固定的に配置されている。単純化の目的のために、弾性部材は、ガイドと一体的に形成される。抽出製品容器の上昇時には、突出部材は、弾性部材が配置される経路を規定する。抽出製品容器の上昇と同時に、突出部材は、ガイドによって案内される。したがって、突出部材が、弾性部材に対して接触するようになる。したがって、弾性部材が、ベルを衝撃する。弾性構成により、抽出製品容器の上昇は、遮断されない。これは、信号音のためのエネルギーを、第1部材から引き出し得るという利点を有している。特に、エネルギー集積部材の大きな部材から引き出し得るという利点を有している。
さらに、1つのフィールドにおいて、色を機械的に変更することもできる。あるいは、残りの所定時間を、一対のスケールの場合と同様に、ディスプレイによって表示することができる。ベルは、突出部材によって直接的に衝撃され得るようにして、配置することもできる。この場合、ベルは、好ましくは、弾性的な態様で取り付けられる。さらに、状況によっては、信号生成を、全体的に省略することもできる。
第2見地による抽出製品容器は、好ましくは、持ち上げデバイス上において着脱可能に取り付けられる。したがって、抽出製品容器の単純な充填および排出が得られ、抽出製品容器の人間工学的なクリーニングが可能である。第2見地による抽出製品容器は、ラッチデバイスを備えることができる。ある程度は軸線方向において抽出製品容器内に留まる。これにより、抽出製品容器の下降時には、抽出製品容器は、ホルダから持ち上げられることがなく、それでもなお、ユーザーは、ホルダから抽出製品容器を容易に引き出すことができる。これは、例えば、4分の1回転ファスナーによって、あるいは、抽出製品容器の円錐構成、および、対応する形状を有していて摩擦連結を得ることができるレセプタクルによって、あるいは、クリップファスナーによって、あるいは、同様のものによって、得ることができる。さらに、抽出製品容器の着脱可能な取付は、使い捨て可能なインサートの使用の可能性をもたらす。抽出製品容器は、好ましくは、持ち上げデバイス内へと挿入され得るように、構成される。
変形例においては、抽出製品容器は、持ち上げデバイスに対して固定的に連結される。これにより、構成を単純化することができる。しかしながら、これは、抽出製品容器を個別的に洗浄し得ないという欠点を有している。さらに、持ち上げデバイスは、着脱可能な態様で、デバイス内に全体的に、連結された抽出製品容器と一緒に組み込むこともできる。
第2見地による抽出製品容器は、好ましくは、実質的に円筒体として形成されており、少なくともベース部分に、複数の穴を有している、特に、ストレーナーまたはネットという態様の複数の穴を有している。複数の穴は、抽出製品容器の下降状態において、液体の通過を可能とする。この場合、フィルタインサートを設けることもできる。これにより、所定時間の経過後に、液体に対して不溶性の微細な抽出製品粒子を、液体内にも液体容器内にも留まらせることがない。この目的のために、領域においては、許容可能な粒子サイズの上限と穴を通しての流量の下限とが、妥協的に最適化される。この目的のために、さらに、穴を有した表面のサイズと、穴密度(単位表面積あたりの穴の数)と、穴のサイズとが、互いに調和される。また、それぞれの抽出製品に適合した様々な抽出製品容器を設けることができる。特に、抽出製品容器は、2つの部分から構成することができる。すなわち、連結パイプの形状とされたホールド部分と、一方の側が閉塞された中空円筒体の形状とされたストレーナー部分と、から構成することができる。ストレーナー部分は、ホールド部分内へと導入することができ、これにより、ストレーナー部分だけを、交換可能なものとすることができる。例えば、1つの抽出製品容器を、あるいは、ストレーナー部分だけを、市販のコーヒーフィルタを受領し得るように、構成することができる。他方の部材は、ティーを受領し得るように構成することができる。この目的のために、抽出製品容器は、この目的のために大きな面積とされたいくつかの開口を有することができる。抽出製品容器は、排他的に、フィルタを受領し得るように、構成することもできる。
これに代えてあるいはこれに加えて、抽出製品容器内への液体の侵入を排他的に可能とするための逆止弁デバイスを設けることができる。この目的のために、スプリング力によって作用する市販の球形逆止弁やフラップが、抽出製品容器の内部空間内へと、関節結合的に連結される。また、抽出製品容器には、側方に延在するスロットまたは穴を設けることができる。この場合、スロットは、水平方向を向いたものや、軸線方向を向いたものや、螺旋的なもの、とすることができる。さらに、スロットは、野菜のおろし金の場合と同様の配向性とすることができる。すなわち、スロットは、流通方向に配置することができる。流通方向は、抽出製品容器の回転軸線に対向していない。したがって、液体が流入または流出する際には、液体の旋回が得られ、これにより、抽出製品容器の表面からの抽出液体の迅速な案内を得ることができ、よって、効率的な導出を得ることができる。そのような旋回は、また、抽出製品容器内に設けられたバッフルによって、引き起こすことができるあるいは補助することができる。しかしながら、抽出製品容器の洗浄を困難なものとするという欠点を有している。抽出製品容器は、ピラミッド形状や、先端がカットされたピラミッド形状や、あるいは、同様の形状、とすることができる。
第2見地による駆動部材は、好ましくは、抽出製品容器を受領するための円筒形バレルを有している。この目的のために、円筒形バレルは、抽出製品容器の外径の領域において、内径を有している。さらに、抽出製品容器は、好ましくは、突出エッジを有している。突出エッジは、軸線方向における抽出製品容器の位置を固定するとともに、同時に、抽出製品容器の取り外しを可能とする。そのような取り外しは、さらに、突出エッジのうちの、円筒形バレル上へと追加的に径方向に突出する部材によって、容易なものとすることができる。第2見地による抽出製品容器は、好ましくは、回転不可能に取り付けられる。これは、例えば、接触表面の材質または形状の選択によって、行うことができる。特に、接触表面の軸線方向溝によって、行うことができる。
第2見地による抽出製品容器は、好ましくは、2つの部分から構成される。すなわち、突出エッジを有した円筒形バレルと、円筒形容器と、から構成される。円筒形容器は、外面上に、好ましくは上エッジ上に、複数の弾性部分を有している。複数の弾性部分は、好ましくは、容器の周縁まわりにおいて対称的に配置される。この目的のために、円筒形バレルは、内壁上に、弾性部分のための、2つ以上の好ましくは2つの、溝付きのおよび/または形状付きのレセプタクルを有している。したがって、得られる効果は、円筒形容器が、円筒形バレル内へと、高さ調節可能に取り付けられることである。円筒形容器が円筒形バレル内へと押し込まれる際には、あるいは、円筒形容器が円筒形バレルから引き出される際には、弾性部分が、所定位置にラッチされ、これにより、円筒形容器が、軸線方向に固定される。円筒形容器は、わずかな力の印加によって、ラッチ位置から解除され得るとともに、軸線方向に移動することができる。わずかな力は、平均的なユーザーによって印加することができる。円筒形容器は、様々な高さ位置において、再度ラッチすることができる。円筒形容器が軸線方向に移動可能とされていることにより、デバイスを、様々な液体容量に関して使用することができる。特に、小さな液体容量(例えば、0.7リットル)と、大きな液体容量(例えば、1.2リットル)と、に関して使用することができる。これにより、小さな液体容量の場合には、抽出製品容器を、伸縮式に引き出すことができる。大きな液体容量の場合には、抽出製品容器を、押し込むことができる。したがって、対応する容量において、抽出製品容器が降下されたときには、抽出製品容器を液体内に含浸させることができる。あるいは、抽出製品容器が上昇されるときには、抽出製品容器は、液体内に最大に含浸される。
第2見地による円筒形バレルは、好ましくは、二重壁構成のものとされ、これにより、第1スプリングを、壁どうしの間に受領することができる。これによって得られる効果は、抽出飲料の抽出時に、スプリングが見えないことであり、これにより、損傷というリスクを低減し得ることである。
円筒形バレルに代えて、他の容器を使用することもできる。例えば、保持の目的のために、3つあるいはそれ以上のフィンガーを設けることができる。
第2見地による円筒形バレルは、好ましくは、第1スプリングおよび第2スプリングと交差する。これにより、駆動部材の位置に関係なく、抽出製品容器を、取り外したり、挿入したり、あるいは、交換したり、することもできる。
変形例においては、特に、持ち上げデバイスに対して固定的に連結された抽出製品容器を有した実施形態においては、第1スプリングおよび第2スプリングは、抽出製品容器に対して、直接的に連結することもできる。しかしながら、両スプリングと円筒形バレルとの間の間接的な相互作用を想定することもできる。
本発明は、また、ティーケトルであって、液体容器と、本発明の第1見地または第2見地によるアタッチメントと、を具備しているティーケトルを提供する。液体容器は、好ましくは、ティーポット形状を有しており、したがって、より古典的で円形の形状を有している。よって、クリーニングを容易に行うことができる。無用の抽出製品残渣を保持するためのフィルタまたはストレーナーを、ティーポット本体と注ぎ口との間に配置することができる。これは、特に、抽出製品容器が粗いフィルタとして構成されていて、この粗いフィルタを通って抽出製品が流れてしまう場合に、有利である。
液体容器は、好ましくは、熱的に安定なプラスチックから、あるいは、ガラスから、形成される。いくつかのプラスチックが、特に、熱硬化性プラスチックが、この目的のために、適している。この目的のために、限定するものではないけれども、PF(フェノールホルムアルデヒド樹脂)や、MF/MP(メラミン/メラミンフェノール樹脂)や、UF(尿素樹脂)や、UP(不飽和ポリエステル樹脂)や、EP(エポキシ樹脂)や、Si(シリコーン樹脂)や、DAP/DIAP(ジアリルフタレート樹脂/ジイソアリルフタレート樹脂)、に言及することができる。液体容器のためのプラスチックの使用は、安価に製造できかつ単純に製造できるという利点を有している。さらに、これにより、デバイスの重量を、小さく維持することができる。
変形例においては、この目的のために、様々な材料を使用することができる。例えば、金属合金(例えば、スチール、クロムスチール、エナメル)を使用することができる。それは、特に、液体が、加熱プレート上の液体容器内において直接的に加熱可能とされている場合である。磁気またはセラミックを使用することもできる。
液体容器は、非古典的な形状を有することもできる。特に、例えば、全体的に異なる目的に応じた現代的なまたは独特の形状を有することができる。チューブ状の注ぎ口を有した液体容器の実施形態を想定することもできる。したがって、得られる効果は、ティーポットの下部に濃縮されて存在する色味および香味が、まず最初に導出され、抽出製品の可能な浮遊残渣が保持される。さらなる実施形態においては、注ぎ口を、液体容器のエッジの領域において、頂部に設けることもできる。これにより、導出操作時に沈澱した残渣を保持することができる。
さらに、本発明の第2見地においては、抽出飲料の時間制御された抽出のための方法を提供するものであり、この方法においては、駆動部材が、互いに異なる2つの駆動方向に駆動され、第1駆動方向により、抽出製品容器が、液体容器の内部空間内へと下降されるとともに、エネルギー集積部材の第1部分がエネルギー集積され、第2駆動方向により、所定時間が規定されて、タイマーが起動されるとともに、エネルギー集積部材の第2部分がエネルギー集積される。原理的には、駆動部材は、2つの駆動方向において、順次的に、あるいは、並列的に、駆動することができる。駆動部材の順次的駆動の場合には、駆動方向のシーケンスを、自由に選択することができる。
第2見地による方法は、好ましくは、以下のようにして、順次的に実行される。すなわち、駆動部材を第2駆動方向に駆動することにより、所定時間が規定されるとともに、タイマーが起動され、エネルギー集積部材の第2部分がエネルギー集積される。駆動部材が第1駆動方向に駆動されることより、抽出製品容器が、液体容器の内部空間内へと下降されるとともに、エネルギー集積部材の第1部分がエネルギー集積される。駆動部材は、所定時間の際には、エネルギー集積部材の第2部分からのエネルギー放出により、第2駆動方向に抗して移動する。駆動部材は、所定時間の経過後には、エネルギー集積部材の第1部分のエネルギー放出により、第1駆動方向に抗して移動し、抽出製品容器を、下降状態から持ち上げる。
第1見地および第2見地は、基本的に、本発明の目的を得るための2つの個別の態様を示しているけれども、当業者には、様々な構成部材を、構成的に競合しない限りにおいては、有利には2つの見地の間において互換的に使用し得ることは、明らかであろう。特に、例えば、第2見地による円筒形バレルは、第1見地によるスリーブを代替することができる。同様に、持ち上げデバイス上における抽出製品容器の取付、あるいは、抽出製品容器の形成は、実質的な修正を行うことなく、2つの見地の間において互換的なものとすることができる。
本発明のさらなる有利な実施形態および様々な特徴点の組合せは、以下の詳細な説明により、および、特許請求の範囲の記載により、明瞭となるであろう。
添付図面を使用することにより、例示としての実施形態について説明する。
本発明の第2見地によるデバイスを示す側面図であって、液体容器上にアタッチメントが配置されており、抽出製品容器は、下降位置とされている。 本発明の第2見地におけるアタッチメントを示す分解図である。 本発明の第2見地におけるスリーブを示す斜視図である。 本発明の第2見地におけるベースプレートを示す斜視図である。 本発明の第2見地におけるアタッチメントを上昇位置で示す斜視図であって、ドームおよび抽出製品容器の図示は省略されており、タイマーのトリガー部材だけが図示されている。 本発明の第2見地におけるアタッチメントを下降位置で示す斜視図であって、ドームおよび抽出製品容器の図示は省略されており、タイマーのトリガー部材だけが図示されている。 本発明の第2見地におけるアタッチメントを上昇位置で示す斜視図であって、ドームおよびスリーブの図示は省略されており、タイマーのトリガー部材だけが図示されている。 本発明の第2見地におけるアタッチメントを下降位置で示す斜視図であって、ドームおよびスリーブの図示は省略されており、タイマーのトリガー部材だけが図示されている。 スリーブの長手方向軸線を通る平面に沿ってさらに液体容器の対称平面に沿って、本発明の第2見地におけるアタッチメントを示す断面図である。 液体容器上に配置されているとともにタイマーが駆動されているような、本発明の第2見地における抽出飲料の時間制御された抽出のためのアタッチメントを示す側面図である。 液体容器上に配置されているとともにタイマーが駆動されていないような、本発明の第2見地におけるアタッチメントを、図10aとは反対側から示す側面図である。 タイマーが駆動されているような、本発明の第2見地におけるアタッチメントを示す断面図であって、断面は、液体容器の対称平面を通過している。 タイマーが駆動されていないような、本発明の第2見地におけるアタッチメントを示す断面図であって、断面は、液体容器の対称平面を通過している。 タイマーが駆動されているような、本発明の第2見地によるアセンブリにおける、二重壁バレルと、さらなる駆動部材と、スロット付きリンクと、ベルと、トーションスプリングと、を示す斜視図である。 タイマーが駆動されているような、本発明の第2見地を、図12とは反対側から示す斜視図であって、第2ギヤホイールと、第2ギヤホイールと、ブロック状ギヤホイールとが、追加的に示されている。 本発明の第2見地における二重壁バレルおよびスロット付きリンクの相関関係を示す斜視図である。
原則として、複数の図面にわたって、互いに同一の部材には、同じ参照符号が付されている。
以下においては、図1〜図9を参照して、本発明の第2見地による第2実施形態について説明する。
図1は、液体容器3上に配置されたアタッチメント2aを備えたような、本発明によるデバイス1aの第2実施形態を側面図によって示している。図1においては、抽出製品容器200は、下降状態とされている。アタッチメント2aは、液体容器3に対して、着脱可能に連結されている、特に面一に連接されるようにして連結されている。ある種の実施形態においては、液体容器3に対してのアタッチメント2aの関節結合連結も、また、設けられている。この連結も、また、時によっては着脱可能なものとすることができる。
アタッチメント2aは、不可欠な構成部材として、液体容器3上に配置されるメインボディ100と、抽出製品容器200と、を備えている。抽出製品容器200に関しては、図1は、メインボディ上に着座したフランジ221だけが図示されている。さらに、アタッチメント2aは、タイマー300を備えている。タイマー300は、カバーとして、抽出製品容器200上に配置されており、フランジ301を使用することによって、抽出製品容器200のフランジ221上に着座する。タイマー300は、さらに、所定時間をセットするためのロータリースイッチ302を備えている。
図2は、図1のデバイス1aの側面視を分解図によって示している。図2は、実質的に、デバイスの使用時に動作する様々な構成部材を示している。まず最初に、抽出製品容器200には、例えばティーといったような抽出製品が充填される。抽出製品容器200は、その後、メインボディ100内へと導入される。抽出製品容器200は、タイマー300によって閉塞される。その後、所定時間が、タイマー300のロータリースイッチ302の回転によって、予設定される。最後に、ロータリースイッチ302を使用して、抽出製品容器200が、液体容器3の内部空間内へと案内される。所定時間の経過後には、抽出製品容器200が、スプリングバックする。これにより、抽出製品容器200は、液体容器3の内部空間内へと、部分的にだけ突出する、あるいは、全く突出しない。
さらに、図2により、タイマー300が実質的に円筒形のベース形状を有していることが、明らかである。ロータリースイッチ302は、そのようなベース形状に対して、同軸的に回転可能とされている。さらに、タイマー300は、トリガー部材303を備えている。トリガー部材303は、軸線に対して互いに径方向反対側に位置した2つのピンとして構成することができる。トリガー部材303は、ロータリースイッチ302に対して軸線方向下側に配置されている。トリガー部材303も、また、同軸的に回転可能とされている。トリガー部材303は、タイマー300のハウジングの直径を超えて延在するものの、タイマーのフランジ301を超えることがない。トリガー部材303は、所定時間内においては、円弧の一部を形成する。トリガー部材303は、ロータリースイッチ302の移動に関して直接的に連結されている。すなわち、ロータリースイッチ302を使用して所定時間がセットされる際には、トリガー部材303は、回転軸線まわりに同じ角度だけ回転する。
加えて、タイマー300のフランジ301の下方に、ラグ304を見ることができる。ラグ304は、フランジ301のところにまで軸線方向に延在する。タイマー300の径方向反対側には、同様の第2ラグ304(図示せず)が配置されている。
この実施形態においては、抽出製品容器200は、2つの部分から形成されており、ストレーナー部分210と、ホールド部分220と、を備えている。ストレーナー部分210は、実質的に、中空円筒体の形状とされている。ストレーナー部分210は、一方の側が閉塞されているとともに、円形の横断面形状を有している。ストレーナー部分210のベースは、複数の穴を有している。これら穴により、液体(図示せず)を通過させることができる。ホールド部分220は、実質的に、中空円筒体として構成されている。ホールド部分220は、両側が開口しているとともに、円形の横断面形状を有している。ホールド部分220は、ストレーナー部分210の外径に対応する内径を有している。ストレーナー部分210は、ホールド部分220内へと伸縮式に導入することができ、ラッチラグと対応するノッチとによって、軸線方向の様々な位置においてラッチすることができる(図示せず)。ラッチラグおよびノッチは、円形の各所に配置することができる。したがって、液体容器3内への、抽出製品容器200の浸漬深さは、液体の充填高さに適合させることができる。
内壁の上側領域においては、ホールド部分220は、径方向反対側に位置した2つのノッチ223を有している。タイマー300がホールド部分220上に配置されたときには、これらノッチ223に対して、ラグ304を係合させることができる。これにより、タイマー300を、ホールド部分220に対して、回転不可能に固定することができる。ホールド部分220は、さらに、上側領域に、フランジ221を備えている。フランジ221は、径方向外向きに突出している。上側領域においては、ホールド部分220は、さらに、径方向反対側に位置する2つの開口222を備えている。各開口は、約90°にわたる円弧とされている。各開口は、L字形横断面積を有している。図2により、各開口222がフランジ221の内部をカバーしているだけであることは、明らかである。この領域においては、ホールド部分220の直径は、タイマー300のトリガー部材303の直径に対応している、すなわち、トリガー部材303をなす2つのピンどうしの間の最大距離に対応している。タイマー300は、ホールド部分220上に配置することができる。この場合、ラグ304がホールド部分220のノッチ223内へと案内されるようにしてタイマー300がホールド部分220上に配置された際には、トリガー部材303を、各開口222を通して、任意の所定時間セット位置にまで、案内することができる。このことは、ユーザーに対して、何らの特別の困難性をもたらさない。なぜなら、ユーザーは、タイマーがホールド部分220内にラッチされるまで、±45°の範囲内でタイマーを回転させ得るからである。ホールド部分220は、フランジ221よりも下方においてノッチと対向して、外壁上に2つのラグ224を備えている。
最後に、図2は、スリーブ400のうちの、ロックデバイス(図2には図示されていない)によってメインボディ100内に保持される部分を図示している。
図3は、スリーブ400を示している。スリーブ400は、実質的に環状の円筒体として構成され、両側が開口している。スリーブ400は、外壁401と内壁402とを備えている。これら外壁401および内壁402は、中間スペースを形成しているとともに、上側エッジ領域において互いに連結されている。内壁402は、外壁401を超えて下向きに突出している。さらに、スリーブ400は、内壁402の内部の上エッジに対して隣接した位置に、径方向反対側に位置した2つのノッチ404を備えている。ノッチ404は、抽出製品容器200のホールド部分220のラグ224に対して係合する。この係合により、抽出製品容器200のホールド部分220を、回転不可能に保持することができる。抽出製品容器200がスリーブ400内へと挿入された場合には、スリーブの開口403は、ホールド部分220の開口222に対して連通し、ホールド部分220のフランジ221は、スリーブ400の上エッジ上に位置することとなる。抽出製品容器200と同様に、スリーブは、さらに、開口403を備えている。開口403は、L字形横断面形状を有している。上エッジは、完全には穴開けされていない。タイマー300が配置されたときには、トリガー部材303は、開口222,403を通して突出する。とりわけ、内壁402を超えて突出する。しかしながら、外壁401を超えることはない。したがって、所定時間内においては、トリガー部材303の径方向反対側に位置した2つの端部は、スリーブ400の内壁402と外壁401との間の中間スペースに位置することとなる。
2つのスライダ405が、スリーブ400の外壁401の下部領域に一体的に形成されている。2つのスライダ405は、径方向反対側に位置している。スライダ405は、径方向外向きに突出する部材として形成されているとともに、軸線方向開口を有している。スライダ405の領域においては、軸線方向を向いたガイドストリップ(図示せず)が、外壁401の内部上に、一体的に形成されている。目的および動作態様については、詳細に後述する。内壁402の外面上には、等間隔環状配置された軸線方向を向く4つのガイドレール408が設けられている。
さらに、2つのピン406が、外壁401の径方向反対側に位置しており、軸線方向下向きに突出している。2つのピン406は、外壁401の下エッジ領域内において、スリーブ400上に一体的に形成されている。ピン406は、スリーブ400の長手方向軸線に直角に、スライダ405に対して同じ平面内において90°だけオフセットして配置されている。
最後に、2つのラッチフック407が、外壁の下エッジ領域において、スリーブ400上に一体的に形成されている。2つのラッチフック407は、外壁401から径方向外向きに突出しており、スリーブ400に対して実質的に接線方向に配向している。平面視においては、ラッチフック407は、開口403の下方に配置されており、特に、開口403の第2領域すなわち開始領域において時計方向に関して配置されている。
図4は、ベースプレート500を示している。ベースプレート500は、円形プレート510を有している。円形プレート510は、軸線方向に配置された開口511と、この開口511に連通する上向き突出ガイドスリーブ520と、プレート510の外側エッジまわりに延在するL字形横断面のフランジ530と、を有している。ガイドスリーブ520は、連結パイプとして構成されている。ガイドスリーブ520は、ガイドスリーブ520が外壁401と内壁402との間に位置するようにしてスリーブ400をガイドスリーブ520上に配置し得るような、寸法とされている。上部領域においては、ガイドスリーブ520は、内部に、90°にわたって延在する径方向反対側に位置した2つの凹所521すなわち材料テーパリングを有している。凹所は、平面視において、開口522を起点として、時計まわりに延在している。凹所521すなわち材料テーパリングは、ガイドスリーブ520の上エッジにまで延在しており、ガイドスリーブ520の周縁まわりに沿って長尺形状とされている。開口522は、正方形形状を有している。
軸線方向を向いた2つの保持スリーブ512が、ベースプレート500のプレート510上に設けられている。2つの保持スリーブ512は、ガイドスリーブ520の径方向反対側に位置しており、ガイドロッド(図4には図示されていない)に関連づけられている。ガイドロッドにより、軸線方向を向いたレールガイド513が、保持スリーブ512とガイドスリーブ520の外壁との間の高さ全体にわたって延在している。スリーブ400が配置されたときには、外壁401の内部上において軸線方向に一体形成されたガイドストリップは、レールガイド513内に延在し、したがって、スリーブ400は、ガイドスリーブ520に対して回転不可能に、移動することができる。2つのスプリングガイド514が、保持スリーブに対して90°だけオフセットされた位置においてプレート510上に設けられている。スプリングガイド514は、軸線方向を向いた開口を有している。
スリーブ400の内壁402の外面上のガイドレール408は、ガイドスリーブ520上においてスリーブ400を低摩擦で案内するように機能する。なぜなら、接触表面積が低減されるからである。したがって、ガイドは、全体的に頑丈であり、とりわけ汚染に対して頑丈である。
フランジ530の第2側面531は、軸線方向上向きに突出するようにしてプレート510に対して連結されており、第2側面532は、第2側面531の上端から径方向外向きに突出している。第2側面532の下面は、液体容器3上における支持のための支持表面を形成する。第2側面532の上面には、ドーム形状のカバーシェル600(図1,2,9参照)の設置のための複数の保持部材533が設けられている。図示を明瞭なものとするために、複数の保持部材533のうちの2つだけに対して、参照符号が付されている。
図5は、図4のベースプレート500の上に、図3のスリーブ400を取り付けた様子を示している。加えて、スリーブ400内においては、タイマー300のトリガー部材303だけが図示されている。これにより、デバイスの動作態様を、理解可能に図示している。明瞭さのために、抽出製品容器200の図示は省略されている。図1〜図4に加えて、図5は、実質的に緩和した螺旋圧縮スプリング409を示している。スプリング409は、スリーブ400のピン406の周囲に配置されている。スプリングの下端は、スプリングガイド514内へと突出しており、これにより、スプリングガイド514とピン406とによって案内されている。同じ構成は、径方向反対側においても設けられている。さらに、軸線方向を向いていて上向きに突出したロッド515が設けられている。ロッド515は、保持スリーブ512内に固定的に取り付けられている。スリーブ400は、スライダ405とロッド515とによって、直線的に案内される。この構成は、径方向反対側においても設けられている。
駆動部材523は、レバーアームとして構成されている。駆動部材523は、ラッチフック524に対して連結されている。ラッチフック524は、ガイドスリーブ520上において径方向軸線まわりに回転可能に配置されている。ラッチフック524は、径方向軸線の上方においてなおかつ径方向軸線の近傍において水平方向に配置されており、駆動部材523に対して径方向外側に離間している。駆動部材523およびラッチフックは、レッグスプリング(図示せず)による弾性力を使用して駆動され、実質的に軸線方向位置に保持される。駆動部材523は、開口522の前方に上端が突出している。駆動部材523は、追加的には、開口522を通して突出するラグを有している。このラグは、コンタクト部材として機能する。このコンタクト部材を介して、トリガー部材303が、駆動部材523を駆動することができる。
トリガー部材303は、スリーブ400と同軸的に配置されており、実質的に、中央において回転可能に設けられたバーに対して連結された同軸円形リングを備えている。ここで、バーは、両側において円形リングを超えて突出しており、駆動部材523のラグのためのコンタクト部材を形成している。
図5においては、スリーブ400は、ロックされておらず、持ち上げられている。所定時間は、セットされていない、あるいは、所定時間が既に経過している。図5においては、レッグスプリングが緊張状態とされており、次の瞬間には、駆動部材523は、軸線方向位置へと、ラッチフック524と一緒にスプリングバックする。
デバイスを起動するためには、タイマー300によって、所定時間がセットされる。その際、トリガー部材303は、所定時間に応じた程度の分だけ、平面視において時計まわりに回転される。スリーブ400は、その後、押下され、したがって、螺旋圧縮スプリング409が、緊張状態とされ、駆動部材523のラッチフック524が、スリーブ400のラッチフック407上に係合し、したがって、所定時間のうちは、スリーブがスプリングバックすることを禁止する。所定時間のうちは、トリガー部材303が反時計回りに回転する。最終的には、トリガー部材303の外側両端部が、駆動部材のラグに対して当接する。この状況は、図6に示されている。
図6は、図5に示した各構成部材と同じ構成部材を示している。図5とは異なり、スリーブ400は、スリーブのラッチフック407とガイドスリーブ520のラッチフック524とによって、下降位置においてロックされている。駆動部材523は、レッグスプリングによって軸線方向において保持されており、螺旋圧縮スプリング409は、緊張状態とされている。トリガー部材303は、経過時間に対応した位置とされている。次の瞬間には、トリガー部材303は、駆動部材523を駆動する。これにより、駆動部材523を、平面視において反時計まわりに回転させる。これにより、ラッチフック524と、スリーブのラッチフックと、ノッチ係合が解除される。この結果、螺旋圧縮スプリング409の弾性力によって、スリーブが上向きに移動する。これにより、図5の状況が、再度得られる。
図7は、図5と実質的に同じ図であるものの、スリーブ400の図示が省略されている。この図におけるトリガー部材303を参照することにより、最大時間がセットされたこと、および、抽出製品容器200が、下向きに(未だ)案内されていないことが、明らかである。トリガー部材303は、特に、抽出製品容器200の開口222の係止体によって、時計まわりには回転されない。
図8は、図6に対応しているものの、スリーブ400の図示が省略されている。この図の状況においては、所定時間が経過している。トリガー部材303は、駆動部材523に対して既に接触している。しかしながら、ロックデバイスを未だに解除していない。なぜなら、駆動部材523がなおも垂直を向いているからである。
図9は、図1のデバイス1aを、長手方向軸線に沿って示す鉛直方向の断面図である。抽出製品容器200は、抽出位置とされている。すなわち、液体容器3の内部スペース内へと下向きに移動している。
この図においては、抽出製品容器200の伸縮構成は、容易に理解されるであろう。ストレーナー部分210は、周縁まわりにおいて、この実施形態においては2つの高さ位置に、径方向外向きに突出する弾性ノブ211を有している。対応する位置において、ホールド部分220は、内部にノブ211をラッチし得る凹所225を有している。したがって、ストレーナー部分210を、上側のノブ211が下側の凹所225内にラッチされるまで、ホールド部分から下向きに引っ張ることができる。
以下においては、図10〜図14を参照して、本発明の第2見地による第2実施形態について説明する。
図10aは、タイマーが起動されているような、本発明の第2見地によるデバイス1bを示す側面図である。さらに、液体容器3の第2実施形態と、適合するアタッチメント2bの第2実施形態と、が示されている。アタッチメント2bは、液体容器3に対して、着脱可能に連結されている、特に面一に連接されるようにして連結されている。ある種の実施形態においては、液体容器3に対してのアタッチメント2bの関節結合連結も、また、設けられている。この連結も、また、時によっては着脱可能なものとすることができる。
この実施形態においては、液体容器3は、ガラスまたはプラスチックから形成されているとともに、例えば約2リットルという保持容量を有している。液体容器3は、2つのマーク3a,3bを有している。下側のマーク3aは、0.7リットルのところに位置しており、上側のマーク3bは、1.2リットルのところに位置している。しかしながら、液体容器は、異なる形状や異なる保持容量を有することができ、様々な材料から形成することができる。
図10bは、同様に第2見地によるデバイス1bを示す側面図であるものの、径方向反対側から見た側面図であるとともに、タイマーが起動されていない。アタッチメント2bの上部領域においては、抽出製品容器4の円筒形突出バレル4bの突出と、カバー5と、を見ることができる。最後に、詳細に後述するように、第2駆動部材14bと、二重壁バレル13と、が設けられている。駆動部材14aは、この例においては、カバー5と、円筒形突出バレル4bと、二重壁バレル13と、から組み立てられている。
図11aは、タイマーが駆動されているような、本発明の第2見地におけるデバイス1bを示す断面図であって、断面は、液体容器の対称平面を通過している。
二重壁バレル13は、一方側が閉塞されており、2つの壁13a,13bの間に、スプリングスチールから形成された螺旋スプリング6を受領している。この螺旋スプリングは、弛緩状態においては、二重壁バレル13の開口端から突出しており(図11b参照)、緊張状態においては、バレル内に完全に受領されることができる。
ベース領域17は、一重壁円筒形バレル19を有している。一重壁円筒形バレル19は、ベース領域17の開口17aを閉塞している。開口17aは、実質的に抽出製品容器4の横断面積に対応している。一重壁円筒形バレル19は、二重壁バレル13の内側バレル13bの外径領域において、内径を有している。さらに、二重壁バレル13は、一重壁円筒形バレル19上において引っ張ることができる。螺旋スプリング6は、外側バレル13aの内径領域において、外径を有している。さらに、二重壁バレル13も、また、螺旋スプリング6上を引っ張ることができる。螺旋スプリング6の内径は、一重壁円筒形バレル19の外径領域に位置している。さらに、二重壁バレル13の2つのバレル13a,13bは、一重壁円筒形バレル19と螺旋スプリング6とに関して同時に二重壁バレル13を引っ張り得るようにして、互いに離間されている。この構成においては、二重壁バレル13をベース領域17に向けて押圧することにより、螺旋スプリング6を緊張状態とすることができる。螺旋スプリング6は、図11aにおいては、デバイス1bと一緒に完全に押圧された状態で図示されており、図11bにおいては、弛緩状態で図示されている。代替可能な実施形態においては、一重壁円筒形バレル19の構成および螺旋スプリング6の構成は、互換的なものとすることができる。この場合には、螺旋スプリング6が一重壁円筒形バレル19の内壁に対して当接することとなる。
抽出製品容器4は、実質的に円筒形であるようにして、そして一端が開口しているようにして、さらに、ベース領域17の開口17aのサイズの領域において横断面積を有するようにして、構成されている。この場合、円筒形突出バレル4bは、抽出製品容器4の開口領域内へと突出し、面一的な連結によりおよび/または摩擦連結によりカバー5によって閉塞されることができる。バレルのベース部分において、および/または、バレルのベース部分の領域において、抽出製品容器4は、複数の開口を有している。これら複数の開口は、図11aおよび図11bにおいては大きな面積を有して形成されており、フィルタインサートを受領するのに好適なものである。しかしながら、それら開口は、様々な態様のものとすることができる。特に、より小さなものとして構成することができる。あるいは、抽出製品容器4のベース領域内にのみ形成することができる。抽出製品容器4の外径は、二重壁バレル13の内径領域に位置しており、さらに、抽出製品容器4は、円筒形突出バレル4bのところにまで二重壁バレル13内へと容易に導入することができ、さらに、カバー5によってあるいは抽出製品容器4によって、螺旋スプリング6の押圧すなわち緊張化を引き起こすことができる。その結果、エネルギー集積部材の第2部分にエネルギーが充填される。そのようなエネルギーは、所定時間の経過後には、抽出製品容器4を上昇移動させる。
この実施形態においては、抽出製品容器4は、2つの部材から構成されている、すなわち、円筒形容器4aと、円筒形突出バレル4bと、を備えて構成されている。しかしながら、抽出製品容器4は、また、単一部材として構成することもできる。図11aおよび図11bにおいては、円筒形容器4aは、複数の開口を有しており、ストレーナーあるいはフィルタを受領し得るよう構成されている。ストレーナーあるいはフィルタは、また、円筒形容器4a内に直接的に組み込むことができる。円筒形突出バレル4bは、内壁上に2つの取り囲んでいる溝付きの容器を有している。円筒形容器4aは、径方向外向きに突出する対応する弾性部材を有しており、円筒形突出バレル4b内において円筒形容器4aが軸線方向に移動したときには、溝付き容器内にラッチする。弾性部材および溝付き容器は、互いに適合したものとされている。これにより、軸線方向に印加された力により、ラッチされた弾性部材を、ラッチされた連結状態から容易に上昇させることができる。これにより、応用可能であれば、他の溝付き容器内へと再度ラッチさせることができる。
図11aおよび図11bにおいては、トーションスプリング7は、この場合にもスプリングスチールとされている。ここで使用されているトーションスプリング7は、螺旋スプリングの態様とされている。この螺旋スプリングは、軸線方向においては無視できるくらいに小さなバネ定数を有しているとともに、接線方向においてはそうではない。したがって、図11aおよび図11bにおいては、そのようなスプリングが緊張状態とされているかあるいはされていないかは、明らかではない。トーションスプリング7は、ベース領域17に対して第2端部によって連結されており、二重壁バレル13に対して他方の端部によって連結されている。これにより、トーションスプリング7を、二重壁バレル13の回転状況に応じて、緊張させたりあるいは弛緩させたりすることができる。この目的のために、二重壁バレル13は、テンションスプリングホルダ13d(図示せず)を有している。したがって、エネルギー集積部材のうちの、タイマーに対して動力を供給する第2部分が、エネルギー充填される。
図11aとは異なり、図11bは、タイマーが駆動されていないような、本発明の第2見地におけるデバイス1bを径方向反対側から示す断面図であって、断面は、液体容器の対称平面を通過している。図11bにおいては、特に、持ち上げデバイスによって持ち上げられた場合の、トーションスプリング7および抽出製品容器4が図示されている。図11aにおいては、トーションスプリング7は、実質的に弛緩状態とされている。これは、トーションスプリング7の軸線方向延伸によってもたらされたものではなく、抽出製品容器4が上昇したことによるものである。
さらに、図11bにおいては、詳細に後述するような第2駆動部材14bが図示されている。
図12は、タイマーが駆動されている場合に、本発明の第2見地によるアセンブリにおける、二重壁バレル13と、第2駆動部材14bと、スロット付きリンク12と、ベル16と、トーションスプリング17と、を概略的に示す斜視図である。
以下においては、第2見地におけるタイマーについて、図13を参照して説明する。二重壁バレル13は、突出ラック形状部分13cを有している。突出ラック形状部分13cは、外側バレル13aの外表面領域上において軸線方向に延在している。外側バレル13aの外表面領域は、軸線方向において高さhを有している。代替可能な実施形態においては、突出ラック形状部分は、溝あるいは切欠という態様のものとして形成することができる。第2ギヤホイール9aは、歯によって突出ラック形状部分13cに対して係合している。ここで、第2ギヤホイール9aの軸線は、二重壁バレル13の長手方向軸線に対して平行に延在しており、ベース領域17およびカバー15(図示せず)を介して、回転可能に取り付けられている。第2ギヤホイール9aは、抽出製品容器4の最大持ち上げ高さと高さhとの合計高さの領域内に延在する高さを有している。第2ギヤホイール9bは、第2ギヤホイール9aよりも小さな高さを有したものであって、第2ギヤホイール9aと噛合しており、したがって、第2ギヤホイール9aの回転軸線と平行な回転軸線を有しており、カバー15(図示せず)を介して回転可能に取り付けられている。第2駆動部材14bは、第2ギヤホイール9bに対して噛合するブロック状ギヤホイール10を有している。ブロック状ギヤホイール10は、スプリング力に抗して、軸線方向に移動可能に保持されている。これにより、ブロック状ギヤホイール10が駆動されたときには、ブロック状ギヤホイール10は、軸線方向に移動し、ブロック状ギヤホイール10は、もはや、ギヤホイール9b(図示せず)に対して噛合しない。したがって、タイマーは、第2駆動部材14bの駆動によって、中断されることができる、あるいは、ゼロへとセットすることができる。この目的のために、ブロック状ギヤホイール10のブレーキデバイスは、ブロック状ギヤホイール10に対して連結されたスピンドルを有しており、シリコーンあるいは均等物からブロック状でベアリングラッシュ内に取り付けられている。この目的のために、ベアリングラッシュは、Oリングによってシールされている。これにより、シリコーンは、消耗することも酸化することもない。機械的係止体が、液体容器3に対して、アタッチメント2b内において熱絶縁された態様で配置されている。これにより、液体の温度変
動時に、所定時間は、ごくわずかしか影響を受けない。この目的のために、アタッチメント2b内において機械的係止体をシールドする絶縁材料(図示せず)を、さらに設けることができる。
トーションスプリング7に対して連結されたトーションスプリングホルダ13dが、二重壁バレル13の下側エッジ領域に設けられている。ここで、トーションスプリング7の他端は、図示しない態様でもって、ベース領域17に対して連結されている。トーションスプリング7が二重壁バレル13の(第2駆動方向における)回転によって緊張状態とされたときには、ブロック状ギヤホイール10は、トーションスプリング7の弛緩を阻止する。したがって、第2駆動方向に対応した回転がスローダウンされる。時間スケールは、二重壁バレル13が到達する角速度を介して、構成される。所定時間は、二重壁バレル13の回転角度を介して具現することができ、回転角度に実質的に比例したものとすることができる。セットされた所定時間が時期尚早に経過することが意図された場合には、第2駆動部材14bが駆動される。すなわち、係止体が係合解除され、二重壁バレル13が、実質的に阻止されずに、トーションスプリング7がより弛緩された位置へと、戻り回転する。
図12は、スロット付きリンク12を示している。スロット付きリンク12は、円筒形バレルをなすセグメントとして実質的に構成されており、二重壁バレル13の外側バレル13aの半径の領域において半径を有している。この場合、スロット付きリンク12の面積および形状は、少なくとも、ラック形状部分11の面積および形状に対応している。スロット付きリンク12は、二重壁バレル13の外側バレル13aに対して平行に、実質的に一定の小さな距離のところに配置されており、ベース領域17に対して連結されている。二重壁バレル13に対向した凹面上においては、スロット付きリンク12は、軸線方向において、グルーブ12cを有している。グルーブ12cは、内部(図14参照)上においてスロット付きリンク12を囲む段部12b内において、ベース領域17の領域内に、底部に設けられている。さらなるグルーブ12d〜12jは、グルーブ12cに対して平行にかつ互いに離間して配置されており、段部12bの方向において次第に減少する幅を有しており、段部12bにおいて開口している。増加する幅を有したグルーブ12d〜12jを形成することに代えて、スロット付きリンク12は、同様の効果を得るために、対応する角度で回転するように構成することもできる。
二重壁バレル13の外側バレル13aに対して連結された突出部材8は、スロット付きリンク12のグルーブ12c〜12jの1つによって案内される。突出部材8は、弾性的な構成のものとすることができる。スロット付きリンク12も、また、弾性的なものとすることができる。弾性部材12aは、グルーブ12c内において軸線方向にスロット付きリンク12に対して連結されており、グルーブ12c内に部分的に突出しており、後方側においては、スロット付きリンク12から外側に突出している。弾性部材の弾性作用は、径方向を向いている。ベル16が、その領域から小さな距離のところにおいて、カバー15(図示せず)内において径方向に取り付けられている。これにより、突出部材8は、グルーブ12cによって案内された経路上において、弾性部材12aに対して衝突する。したがって、弾性部材12aは、緊張状態とされ、これにより、弾性部材12aの緊張時あるいは弛緩時には、ベル16を衝撃する。
以下においては、添付図面を参照して、時間順のシーケンスによって、デバイス1bの機能について説明する。図11bにおいては、タイマーは、(まだ)駆動されていない。駆動部材は、反時計まわりに回転駆動される。これにより、突出部材8は、段部12b(図11a)によって案内される。この回転駆動は、トーションスプリング7を緊張状態とする。回転角度に応じて、すなわち回転角度に実質的に比例して、所定時間がセットされる。代替可能な実施形態においては、デバイス1bは、時計まわりに所定時間がセットされるように構成することもできる。その後、抽出製品容器4が押下され、螺旋スプリング6が緊張状態とされる。そして、抽出製品容器4の下降時には、突出部材8が、スロット付きリンク12のグルーブ12c〜12jのいずれかにおいて案内される。抽出製品容器4の下降時には、抽出製品容器4は、液体容器3に対して回転不可能とされる。抽出製品容器4が十分に下降された時点では、突出部材8は、段部12b内にスナップ係合し、したがって、第2駆動方向に案内された領域内に進入する。この位置において、抽出製品容器4は、もはや回転不可能ではない。その結果、解放された後には、トーションスプリング7は、ブロック状ギヤホイール10によって阻止されつつ、緩和される。そして、二重壁バレル13は、段部12bによって突出部材8により案内される。所定時間の後に、突出部材8は、スロット付きリンク12のグルーブ12cに到達し、螺旋スプリング6に貯蔵されたエネルギーによって、軸線方向に上昇する。したがって、抽出製品容器4は、液体容器3の内部空間内を上昇する。最後に、突出部材8が弾性部材12aに対して衝突し、弾性部材12aの領域を介してベル16を衝撃する。したがって、ユーザーに対して、特に抽出時間に関して、抽出飲料の抽出が終了して飲める状態となったことが通知される。
以下においては、この方法のシーケンスについて説明する。
a)抽出飲料1の時間制御された抽出のためのデバイス1b(以下においては、デバイス1bと称す)の収納に関し、抽出製品容器4が下降状態とされる。これにより、スペースを節約することができる。この目的のために、追加的なロックデバイスあるいは上記のロックデバイスが設けられる。特に、4分の1回転固定手段が設けられる。この目的のために、例えば、ブロック状ギヤホイール10あるいは二重壁バレル13は、第2駆動部材14bを使用して回転阻止し得るように、構成されている。デバイス1bを取り出してきた後に、ロックを解除する。そして、抽出製品容器を液体容器から上昇させる。
b)カバー5を取り外す。
c)抽出製品容器4を、円筒形突出バレル4bのところにおいて、(所望の液体容積に応じた)所望長さの分だけ、二重壁バレル13から引き出す。
d)抽出製品容器4の中に、抽出製品を充填し、抽出製品容器4を、二重壁バレル13内へと再度挿入する。
e)液体を、抽出製品上へと注ぐ。これに代えて、アタッチメント12bを、取り外すことができ、液体を、液体容器3内へと直接的に注ぐことができる。
f)カバー5を、配置する。
g)トーションスプリング7の力に抗して、第2駆動方向に駆動部材14aを回転させることにより、所望の所定時間をセットする。この場合、突出部材8が、グルーブ12c〜12jのいずれか内にラッチされる、例えばグルーブ12c内にラッチされる。ここで、グルーブ12c〜12jの各々は、所定時間に対応している。
h)その後、駆動部材14aを、第2駆動方向に駆動する。この場合、二重壁バレル13が、突出部材8によってグルーブ12e内において案内される。グルーブ12eの深さは、第2駆動方向において減少し、段部12bにおいて開口する。したがって、駆動時には、突出部材8が、段部12b内にスナップ嵌合され、したがって、反対向きに固定される。螺旋スプリング6は、段部12bに対して突出部材8を押圧する。
i)その後、駆動部材14aを解放する。グルーブ12eの選択によって決定された所定時間の際には、駆動部材14aが、トーションスプリング7の付勢力に基づいて、回転する。グルーブ12cのマウスに到達するまでは、駆動部材14aは、第2駆動方向に抗して機械的係止体によってブロックされる。
j)グルーブ12c内のマウスにおいては、駆動部材14aの移動方向は、以前の回転移動から、第2駆動方向に抗した軸線方向移動へと、変更される。したがって、突出部材8は、グルーブ12cを通して案内され、螺旋スプリング6内に貯蔵されたエネルギーによって駆動される。グルーブ12cを通過する際には、突出部材8は、弾性部材12aに対して当接する。弾性部材12aは、ベル16を衝撃し、これにより、ユーザーに対して、抽出飲料の抽出が終了して飲める状態となったことが通知される。
k)デバイス1bを洗浄するに際しては、カバー5を取り外すことができ、抽出製品容器4を持ち上げて洗浄することができる。さらに、アタッチメント2bは、液体容器3から持ち上げることができ、これにより、液体容器を洗浄することができる。その後、デバイス1bを、再度組み立てる。駆動部材14aは、第2駆動方向に駆動され、4分の1回転固定手段(図示せず)によってロックされる。これにより、デバイス1bを、スペースを節約した態様で提供することができる。
しかしながら、まず最初に、第2駆動方向に駆動を行い、その後、第2駆動方向において所定時間をセットする。スロット付きリンク12は、グルーブ12d〜12jを有することなく形成することができる。これにより、所定時間を、連続的にセットすることができる。他方、前回のまたは同時的な所定時間のセット時には、駆動部材14aの駆動は、第2駆動方向において案内されることがなく、特に、既にセットされた所定時間を、第2駆動方向における駆動部材14aのそれほど正確でなくてもよい駆動によって、変更することができる。
2つの実施形態における抽出製品容器200,4および液体容器3は、互いに構成が相異している必要はない。特に、それらは、同じ構成のものとすることができる。例えば、双方の実施形態における抽出製品容器200,4は、2つの部材から構成され、それら部材どうしは、互いに伸縮式に案内されることができ、軸線方向の様々な位置においてラッチされることができる。アタッチメント2a,2bは、同様性を有することができる。いくつかの同様性については、上記実施形態に関して説明したけれども、同様性に関して、例示の目的のために以下説明する。
例えば、抽出製品容器200,4は、上記実施形態におけるアタッチメント2a,2b内へと上方から導入される。抽出製品容器200,4は、上方から充填可能であり、カバー5(タイマー300)によって閉塞され、フランジを有している。フランジを使用することによって、容器が、二重壁スリーブ400,13内に保持される。二重壁スリーブ400,13は、螺旋圧縮スプリングによって駆動される。抽出製品容器200,4は、螺旋圧縮スプリング409,6のスプリング力に抗して、二重壁スリーブ400,13と一緒に、抽出位置へと直線的に下向きに駆動され、そこでロックされる。ロックデバイスは、二重壁スリーブ400,13に対して固定的に連結された部材407,8を有している。ロック状態においては、部材407,8が、アタッチメント2a,2bに対して軸線方向に固定された態様で配置された部材524,12に対して係合する。これにより、螺旋圧縮スプリング409,6の弛緩を防止することができる。すなわち、二重壁スリーブ400,13の持ち上げを防止することができる。しかしながら、抽出製品容器200,4の持ち上げを防止することができる。アタッチメント2a,2bは、所定時間の際に、抽出製品容器200,4に対して同軸的に回転する部材303,8を有している。したがって、所定時間の経過後には、ロックデバイスが解除される。所定時間は、カバー300,5の領域においてセットされる。所定時間の経過後には、抽出製品容器200,4は、螺旋圧縮スプリング409,6内に貯蔵されたエネルギーによって、直線的に上向きに案内される。
上記の共通の特徴点は、例示のためのものに過ぎず、決定的なものではない。さらなる実施形態は、上記2つの実施形態における共通の特徴点と比較して、より多数のあるいはより少数の共通の特徴点を有することができる。特に、本発明は、上記2つの実施形態に限定されるものではない。
アタッチメント2a,2bの2つの実施形態の間における相違点は、第2実施形態においては、タイマーがカバー300内に組み込まれていることであり、第2実施形態においては、タイマーがアタッチメント2b内に組み込まれていることである。
結局のところ、本発明の第2見地および第2見地によるアタッチメントを使用することにより、抽出飲料の時間制御された抽出のためのデバイスが提供され、このデバイスは、操作が単純であり、加えて、構造的に単純になおかつコスト的に有利に構成することができる。
1a ティーケトル
1b ティーケトル
2a アタッチメント
2b アタッチメント
3 液体容器
4 抽出製品容器
4a ストレーナー部分
4b ホールド部分
6 弾性部材、スプリング、螺旋スプリング
13 スリーブ
13a 二重壁
13b 二重壁
14a 駆動部材
15 ドーム
19 ガイドスリーブ
200 抽出製品容器
210 ストレーナー部分
220 ホールド部分
300 タイマー
302 駆動部材
303 トリガー部材
400 スリーブ
401 二重壁
402 二重壁
403 切欠
405 直線状ガイド
407 ラッチ部材、第2ラッチフック
409 弾性部材、スプリング、螺旋スプリング
500 ベースプレート
511 開口
515 直線状ガイド
520 ガイドスリーブ
523 駆動部材
524 第ラッチフック
600 ドーム

Claims (29)

  1. 特にティーの抽出といったような抽出飲料の時間制御された抽出のための液体容器(3)のためのアタッチメント(2a;2b)であって、
    a)前記アタッチメントが、前記液体容器(3)の開口上に配置するためのベースプレート(500)を具備し、
    b)前記ベースプレート(500)が、抽出製品容器(200;4)を通過させるための開口(511)を備え、
    c)前記アタッチメントが、持ち上げデバイスを具備し、この持ち上げデバイスが、スリーブ(400;13)を備え、このスリーブ上に、前記抽出製品容器(200;4)が取り付けられ、この場合、前記抽出製品容器(200;4)の下端が、前記スリーブ(400;13)を超えて突出し、前記抽出製品容器(200;4)内へと、前記スリーブ(400;13)の上側開口を通して抽出製品を充填することができ、
    d)前記持ち上げデバイスが、前記ベースプレート上に固定されたガイドデバイスを備え、このガイドデバイス上において、前記スリーブ(400;13)が、下方位置と上方位置との間における直線状ガイド(405,515)の作用によって、前記ベースプレートに対して直交した方向に移動するように案内され、
    e)前記下方位置が、前記抽出製品容器(200;4)が下降されたような、前記スリーブ(400;13)の抽出位置を規定し、前記上方位置が、前記抽出製品容器(200;4)が前記抽出位置から上昇されたような、非動作位置を規定し、
    f)前記持ち上げデバイスが、前記スリーブ(400;13)を前記抽出位置にロックするためのロックデバイスを備え、
    g)前記アタッチメントが、タイマー(300)を具備し、このタイマー(300)が、前記ロックデバイスを起動させるよう構成されているとともに、所定時間の経過後には、前記抽出位置にロックされた前記スリーブ(400;13)のロックを解除し得るよう構成され、
    h)前記タイマーが、所定時間をセットするための駆動部材(302)を備え、
    このようなアタッチメントにおいて、
    i)前記スリーブ(400;13)が、前記スリーブ(400;13)のロック解除時に前記抽出位置から前記非動作位置へと前記スリーブをリセットする弾性復元力によって、前記抽出位置から前記直線状ガイド(405,515)に沿って駆動されることを特徴とするアタッチメント。
  2. 請求項1記載のアタッチメント(2a;2b)において、
    前記弾性復元力が、前記ベースプレート(500)と前記スリーブ(400;13)との間において動作する弾性部材(409;6)によって提供されていることを特徴とするアタッチメント。
  3. 請求項1または2記載のアタッチメント(2a;2b)において、
    前記抽出製品容器(200;4)が、前記スリーブ(400;13)内へと挿入可能とされているとともに、上部領域において係止体として機能するフランジ(221;4b)を備えていることを特徴とするアタッチメント。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のアタッチメント(2a;2b)において、
    前記抽出製品容器(200;4)が、ストレーナー部分(210;4a)と、ホールド部分(220;4b)と、を備え、
    前記ストレーナー部分(210;4a)が、複数の軸線方向位置において、前記ホールド部分(220;4b)内に同軸的にラッチ可能とされていることを特徴とするアタッチメント。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のアタッチメント(2a;2b)において、
    前記抽出製品容器(200;4)が、前記スリーブ(400;13)の前記非動作位置から前記抽出位置への移動時には、前記開口(511)を通して上方から下降されることを特徴とするアタッチメント。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のアタッチメント(2a;2b)において、
    前記スリーブ(400;13)が、前記非動作位置から、前記スリーブ(400;13)が自動的にロックされる前記抽出位置へと、前記弾性復元力に抗して、ユーザーによって直接的に下降可能とされていることを特徴とするアタッチメント。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアタッチメント(2a;2b)において、
    前記持ち上げデバイスのすべての構成部材が、前記軸線方向に関して、前記スリーブ(400;13)の外部に配置されていることを特徴とするアタッチメント。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のアタッチメント(2a;2b)において、
    前記ガイドデバイスが、前記ベースプレート(500)上の前記開口(511)のところに位置するガイドスリーブ(520;19)を備え、
    前記ガイドスリーブ(520;19)上において、前記スリーブ(400;13)が移動可能に案内され、
    前記ガイドスリーブ(520;19)の内部空間が、前記ベースプレート(500)の前記開口(511)に対して連通し、
    前記ガイドスリーブ(520;19)の内部空間が、前記非動作位置においては、前記抽出製品容器(200;4)を少なくとも部分的に受領することを特徴とするアタッチメント。
  9. 請求項8記載のアタッチメント(2a;2b)において、
    前記スリーブ(400;13)が、実質的に円形の連結パイプを形成していることを特徴とするアタッチメント。
  10. 請求項9記載のアタッチメント(2a;2b)において、
    前記スリーブ(400;13)が、二重壁構成とされ、
    前記二重壁(401,402;13a,13b)の間の中間スペースが、下向きに開口しているとともに、上向きには閉塞されており、
    前記スリーブ(400;13)が、前記ガイドスリーブ(520;19)上を引っ張られ、
    少なくとも前記抽出位置においては、前記ガイドスリーブ(520;19)が、前記二重壁(401,402;13a,13b)の間の前記中間スペース内に配置されていることを特徴とするアタッチメント。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のアタッチメント(2a)において、
    前記ガイドデバイスが、前記ベースプレート上に固定されたガイドレール(513)を備え、
    前記ガイドレール(513)が、前記ベースプレートに対して垂直に配置され、
    前記ガイドレール(513)上において、前記スリーブ(400)が、前記スリーブ上に固定された外向きに突出するフランジ状の突起によって、スライド的に案内されることを特徴とするアタッチメント。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のアタッチメント(2a)において、
    前記ロックデバイスが、前記タイマー(300)に対して係合し得るよう構成された駆動部材(523)を備えていることを特徴とするアタッチメント。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のアタッチメント(2a)において、
    前記ロックデバイスが、第1ラッチフック(524)を備え、
    この第1ラッチフック(524)が、前記ベースプレート(500)上に固定され、
    前記スリーブ(400)が前記抽出位置にあるときには、前記第1ラッチフック(524)が、前記スリーブ(400)のラッチ部材(407)をラッチすることを特徴とするアタッチメント。
  14. 請求項13記載のアタッチメント(2a)において、
    前記第1ラッチフック(524)が、弾性復元力の作用によって駆動され、これにより、前記スリーブ(400)が前記抽出位置とされたときには、前記スリーブ(400)の前記ラッチ部材(407)が、前記第1ラッチフック(524)に対して自動的にラッチすることを特徴とするアタッチメント。
  15. 請求項12〜14のいずれか1項に記載のアタッチメント(2a)において、
    前記タイマー(300)が、トリガー部材(303)を備え、
    このトリガー部材(303)が、所定時間のカウントダウン時には連続的に駆動され、
    前記トリガー部材(303)が、所定時間の経過後には、前記ロックデバイスの前記駆動部材に対して係合し、これにより、前記抽出位置にロックされた前記スリーブ(400)のロックが解除されることを特徴とするアタッチメント。
  16. 請求項12〜15のいずれか1項に記載のアタッチメント(2a)において、
    前記ロックデバイスの前記駆動部材が、前記スリーブ(400)が前記抽出位置とされたときには、前記スリーブ(400)の上エッジ領域にまで到達し、
    前記タイマー(300)が、前記抽出製品容器(200)の上側開口のための着脱可能なカバーとして構成されていることを特徴とするアタッチメント。
  17. 請求項15記載のアタッチメント(2a)において、
    前記ロックデバイスの前記駆動部材が、前記スリーブ(400)が前記抽出位置とされたときには、前記スリーブ(400)の上エッジ領域にまで到達し、
    前記タイマー(300)が、前記抽出製品容器(200)の上側開口のための着脱可能なカバーとして構成され、
    前記ロックデバイスの前記駆動部材が、前記スリーブ(400)の前記上エッジ領域内の切欠(403)内へと到達し、
    前記タイマー(300)が前記スリーブ(400)上に配置されたときには、前記タイマー(300)の前記トリガー部材(303)も、前記切欠内に配置され、
    前記切欠(403)が、上向きに開口しており、これにより、前記タイマー(300)が前記スリーブ(400)から取り外されたときには、前記トリガー部材(303)を、前記切欠(403)を通して上向きとすることができることを特徴とするアタッチメント。
  18. 請求項10を引用する請求項15記載のアタッチメント(2a)において、
    前記ロックデバイスの前記駆動部材が、前記スリーブ(400)が前記抽出位置とされたときには、前記スリーブ(400)の上エッジ領域にまで到達し、
    前記タイマー(300)が、前記抽出製品容器(200)の上側開口のための着脱可能なカバーとして構成され、
    前記ロックデバイスの前記駆動部材が、前記スリーブ(400)の前記上エッジ領域内の切欠(403)内へと到達し、
    前記タイマー(300)が前記スリーブ(400)上に配置されたときには、前記タイマー(300)の前記トリガー部材(303)も、前記切欠内に配置され、
    前記切欠(403)が、上向きに開口しており、これにより、前記タイマー(300)が前記スリーブ(400)から取り外されたときには、前記トリガー部材(303)を、前記切欠(403)を通して上向きとすることができ、
    前記ロックデバイスの前記駆動部材が、前記スリーブ(400)の前記上エッジ領域内の切欠(403)内へと到達し、前記タイマー(300)が前記スリーブ(400)上に配置されたときには、前記タイマー(300)の前記トリガー部材(303)も前記切欠内に配置され、前記切欠(403)が、上向きに開口しており、これにより、前記タイマー(300)が前記スリーブ(400)から取り外されたときには、前記トリガー部材(303)を、前記切欠(403)を通して上向きとすることができる場合に、
    前記切欠(403)が、前記スリーブ(400)の内壁上にのみ形成され、
    前記ガイドスリーブ(520)が、対応する切欠(521,522)を有し、
    この対応する切欠(521,522)が、前記スリーブ(400)が前記抽出位置とされたときには、前記スリーブ(400)の前記切欠(403)に対して完全にオーバーラップして配置されていることを特徴とするアタッチメント。
  19. 請求項1〜18のいずれか1項に記載のアタッチメント(2a;2b)において、
    前記ベースプレート(500)のうちの、前記液体容器(3)上に配置するためのサイドが、平面状とされ、
    前記ベースプレート(500)の反対サイドが、ドーム(600;15)とされ、
    前記ベースプレート(500)と前記ドーム(600;15)との間に、中空ボディが形成され、
    この中空ボディ内に、前記長手方向ガイドの構成部材および前記持ち上げデバイスの構成部材が、全体的にまたは部分的に収容され、
    前記ベースプレート(500)の前記開口(511)が、前記ドーム(600;15)を通して継続し、これにより、前記非動作位置においては、前記スリーブ(400;13)が、前記ドーム(600;15)から上向きに突出することを特徴とするアタッチメント。
  20. 請求項1記載のアタッチメント(2b)において、
    液体容器(3)上に配置するためのものとされ、
    a.前記アタッチメントが、前記液体容器(3)の開口上に配置するためのベースプレート(500)を具備し、
    b.前記アタッチメントが、抽出製品容器(4)を具備し、
    c.前記アタッチメントが、前記ベースプレートに対して取り付けられた持ち上げデバイスを具備し、この持ち上げデバイスが、前記抽出製品容器(4)のためのものとされ、
    d.前記持ち上げデバイスが、前記アタッチメントが前記液体容器(3)上に配置されたときに、前記液体容器(3)の内部空間内へと下げられた状態から前記抽出製品容器(4)を持ち上げ得るように構成されて配置され、
    e.前記アタッチメントが、前記持ち上げデバイスを前記抽出製品容器(4)の前記下降状態にロックするためのおよび前記下降状態からロック解除するためのロックデバイスを具備し、
    f.前記アタッチメントが、所定時間の経過後に前記持ち上げデバイスをロック解除し得るようにして、前記ロックデバイスに対して係合し得るタイマーを具備し、
    g.前記アタッチメントが、前記タイマーを駆動するための第1駆動方向を有した駆動部材(14a)を具備し、
    h.前記タイマーが、前記駆動部材(14a)に対して印加される駆動エネルギーを貯蔵するための機械的エネルギー集積部材を備え、
    このようなアタッチメントにおいて、
    前記ロックデバイスが、第1部材と第2部材とを備え、
    抽出飲料の抽出時には、一方の部材が、前記液体容器(3)に対して固定的に配置され、他方の部材が、前記抽出製品容器に対して固定的に配置され、
    前記第1部材および前記第2部材が、前記所定時間内においては、前記第1部材が前記第2部材によって、前記第1駆動方向とは異なる第2駆動方向に案内されるようにして、および、前記所定時間の経過後には、前記第1部材が前記第1駆動方向において移動可能に案内されるようにして、互いに係合して配置されていることを特徴とするアタッチメント。
  21. ティーケトル(1a;1b)であって、
    液体容器(3)と、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載されたアタッチメント(2a;2b)と、
    を具備していることを特徴とするティーケトル。
  22. 請求項2記載のアタッチメントにおいて、
    前記弾性部材が、スプリングを備えていることを特徴とするアタッチメント。
  23. 請求項22記載のアタッチメントにおいて、
    前記弾性部材が、螺旋スプリングを備えていることを特徴とするアタッチメント。
  24. 請求項23記載のアタッチメントにおいて、
    前記弾性部材が、螺旋圧縮スプリングを備えていることを特徴とするアタッチメント。
  25. 請求項13記載のアタッチメントにおいて、
    前記第1ラッチフックが、回転可能に取り付けられていることを特徴とするアタッチメント。
  26. 請求項25記載のアタッチメントにおいて、
    前記スリーブの前記ラッチ部材が、第2ラッチフックを備えていることを特徴とするアタッチメント。
  27. 請求項26記載のアタッチメントにおいて、
    前記第2ラッチフックが、前記スリーブに対して固定的に連結されていることを特徴とするアタッチメント。
  28. 請求項27記載のアタッチメントにおいて、
    前記第2ラッチフックが、前記スリーブに対して一体的に形成されていることを特徴とするアタッチメント。
  29. 請求項28記載のアタッチメントにおいて、
    前記駆動部材が、前記第1ラッチフックに対して連結されたレバーアームを備えていることを特徴とするアタッチメント。
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