JP5887466B2 - セルラー接続の管理方法及び装置 - Google Patents

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Description

本出願は、一般にセルラー通信、及びセルラー接続の管理に関する。
通常、セルラー通信ネットワークは、複数の個別セルを含む。通常、セルは、有線接続によって基幹ネットワークに接続できる基地局によって制御される。基幹ネットワークは、基地局を互いに、基地局コントローラに、又はコアネットワークノードに接続することができる。基地局は、自局のセルのセルカバレッジエリア内の移動局と無線インターフェイスを用いて通信する。基地局は、複数のセルを制御することができる。
モバイル端末は、セルラーネットワークのカバレッジエリア内で移動する際に、1つのセルから別のセルに帰属を変更することができ、この処理はハンドオーバとして知られている。モバイル端末は、インターネットアクセス又は携帯電話通信などのネットワークサービスを必要とする場合、帰属先のセルと交信するように構成することができる。一方、ネットワークは、モバイル端末が着信のエンドポイントである場合に、この着信をネットワーク側から正しいセルにルーティングできるように、このモバイル端末がどのセルに帰属しているかを示すデータベースを有することができる。このデータベースは、モバイル端末が1つのセルから別のセルに帰属を変更する毎に更新することができる。
いくつかのネットワークでは、各モバイル端末がどのセルに帰属しているかをデータベースに記録する代わりに、ネットワークを、複数のセルを含む各エリアに区分することができる。これらのネットワークでは、データベースがこのようなエリアの識別情報をモバイル端末毎に記憶して、モバイル端末が帰属するセルがそのエリアに含まれるようにすることができる。このようなエリアは、一般にロケーションエリアと呼ぶことができ、特定の技術では、ルーティングエリア又はトラッキングエリアなどの別の用語が使用されることもある。
ネットワークは、モバイル端末が通話などの着信のエンドポイントである場合に、このモバイル端末が帰属するセルがどのロケーションエリアに含まれるかを、データベースを参照して判断するように構成することができる。その後、ネットワークは、ロケーションエリアに含まれる各セルに、モバイル端末に着信があることを通知することができる。
本発明の実施例の様々な態様については、特許請求の範囲に記載する。
本発明の第1の態様によれば、ロケーション更新拒否メッセージを受け取るように構成された受信機と、このロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるかどうかを判断するように構成された少なくとも1つのプロセッシングコアとを備え、この少なくとも1つのプロセッシングコアが、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるという判断に応答して、新たな無線リソース接続を用いて帰属手順を開始するように構成され、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されないという判断に応答して、既存の無線リソース接続を用いて帰属手順を開始するように構成された装置が提供される。
本発明の第2の態様によれば、ロケーション更新拒否メッセージを受け取るステップと、このロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるかどうかを判断するステップと、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるという判断に応答して、新たな無線リソース接続を用いて帰属手順を開始し、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されないという判断に応答して、既存の無線リソース接続を用いて帰属手順を開始するステップとを含む方法が提供される。
本発明の第3の態様によれば、ロケーション更新拒否メッセージを受け取るための手段と、このロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるかどうかを判断するための手段と、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるという判断に応答して、新たな無線リソース接続を用いて帰属手順を開始し、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されないという判断に応答して、既存の無線リソース接続を用いて帰属手順を開始するための手段とを備えた装置が提供される。
本発明の第4の態様によれば、コンピュータと共に使用するためのコンピュータプログラムコードを具体化した非一時的コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムコードが、ロケーション更新拒否メッセージを受け取るためのコードと、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるかどうかを判断するためのコードと、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるという判断に応答して、新たな無線リソース接続を用いて帰属手順を開始し、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されないという判断に応答して、既存の無線リソース接続を用いて帰属手順を開始するためのコードとを含むコンピュータプログラム製品が提供される。
ここで、本発明の実施形態例をより完全に理解できるように、添付図面に関連して行う以下の説明を参照する。
本発明の少なくともいくつかの実施形態を支持することができるシステム例を示す図である。 本発明の少なくともいくつかの実施形態を支持することができる装置例を示す図である。 いくつかの実装における第1の問題点を示す図である。 いくつかの実装における第2の問題点を示す図である。 本発明の少なくともいくつかの実施形態による方法を示すフローグラフである。
本発明の実施形態例及びその潜在的な利点は、図面の図1〜図5を参照することによって理解される。
図1に、本発明の少なくともいくつかの実施形態を支持することができるシステム例を示す。図1には、例えば、携帯電話機、タブレットコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータ、無線データモジュール、自動無線センサ、又はセルラー接続能力を有する他の種類の電子装置を含むことができる移動体110を示している。また、1、2、3、4、5、6、7、8、9及び10の参照数字で表されるセルも示している。各セルは基地局によって制御され、各基地局は1又はそれ以上のセルを制御することができる。これらのセルは、ロケーションエリアLA1、LA2及びLA3にグループ化され、ロケーションエリアLA1がセル1、2、3及び4を含み、ロケーションエリアLA2がセル5、6及び7を含み、最後にロケーションエリアLA3がセル8、9及び10を含む。セルは、例えば、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、ロングタームレボリューション(LTE)などのセルラー技術、又はその他のセルラー技術に従って動作することができる。本発明のいくつかの実施形態では、第1のロケーションエリアが、第1の無線アクセス技術に従って動作するセルを含むことができ、第2のロケーションエリアが、第2の無線アクセス技術に従って動作するセルを含むことができる。
セル1、2、3、4、5、6、7、8、9及び10を制御する基地局の少なくともいくつかは、基地局間インターフェイスを用いて互いに動作可能に接続することができ、例えば、ロケーションエリアLA3は、LTE技術を用いて動作するセルを含み、セル8及び9を制御する基地局同士は、X2インターフェイスとして知られている接続を介して互いに接続することができる。これらのセルを制御する基地局は、無線ネットワーク制御ノードに接続することができ、例えばグローバルシステム・フォー・モバイルコミュニケーション(GSM(登録商標))無線アクセス技術では、基地局コントローラ(BSC)ノードが複数の基地局を制御し、これらの基地局が個々のセルをさらに制御する。WCDMA(登録商標)無線アクセス技術では、無線ネットワーク制御ノードが無線ネットワークコントローラ(RNC)として知られている。例えば、LTEなどのいくつかの無線アクセス技術では、独立した無線ネットワーク制御ノードが存在せず、LTEにおいてeNBとして知られている基地局は、セルラーコアネットワークノードに直接接続される。
概略的な参照として、図1のロケーションエリアLA1は、セル1、2、3及び4を制御する基地局がBSC120に動作可能に接続され、このBSC120が、例えば移動通信交換局(MSC)140などのコアネットワークノードに動作可能にさらに接続されるようなGSM(登録商標)無線アクセス技術に従って動作するセルを含むものとして示されている。同様に、図1のロケーションエリアLA2は、セル5、6及び7を制御する基地局がRNC130に動作可能に接続され、このRNC130が、移動通信交換局(MSC)又はサービング汎用パケット無線サービスサポートノード(SGSN)150とすることができるコアネットワークノードに動作可能にさらに接続されるようなWCDMA(登録商標)無線アクセス技術に従って動作するセルを含むものとして示されている。WCDMA(登録商標)無線アクセス用語では、ロケーションエリアがルーティングエリアとして知られていることもある。同様に、図1のロケーションエリアLA3は、セル8、9及び10を制御する基地局が、コアネットワークに含まれるモビリティ管理エンティティ(MME)160に動作可能に接続されるようなLTE無線アクセス技術に従って動作するセルを含むものとして示されている。LTE無線アクセス技術用語では、ロケーションエリアがトラッキングエリアとして知られていることもある。
図1には、2つのハンドオーバ100A及び100Bをさらに示している。ハンドオーバ100Aでは、移動体110が、互いにロケーションエリアLA1に含まれるセル1からセル4にハンドオーバされる。セル1及びセル4は、いずれも同じロケーションエリアに含まれているので、移動体110の識別情報、又は移動体110に関連する加入識別情報と、移動体110に連絡がつくロケーションエリアとの間の関連性を記憶するデータベースを更新する必要はない。この関連性は登録と呼ぶこともでき、従ってデータベースが移動体110又は対応する加入識別情報とロケーションエリアLA1との間の関連性を記憶している場合には、移動体110がロケーションエリアLA1に登録されていると言うことができる。ハンドオーバ100Aは、ロケーションエリア内ハンドオーバと呼ぶことができる。ハンドオーバ100Bは、移動体110のセル4からセル7への帰属の変更を伴う。セル4はロケーションエリアLA1に含まれ、セル7はロケーションエリアLA2に含まれるので、ハンドオーバ100Bは、ロケーションエリア間ハンドオーバと呼ぶことができる。移動体110は、ハンドオーバ100B後にはロケーションエリアLA2内で連絡がつき、ロケーションエリアLA1内ではもはや連絡がつかないので、データベースの更新が必要になる。いくつかの実施形態では、移動体を複数のロケーションエリアに同時に登録することもできる。これらの実施形態では、移動体が登録されている複数のロケーションエリアに含まれていないロケーションエリアに含まれるセルに移動体が帰属を変更した時に関連性を更新することが必要になる。
移動体110は、移動体110が登録されていないロケーションエリアにハンドオーバされたと判断した場合、データベース内の関連性が新たなロケーションエリアに更新されるように、信号を送信することによってネットワークに向かってロケーションエリア更新手順を開始するように構成することができる。GSM(登録商標)無線アクセス技術(RAT)では、移動体110からのロケーションエリア更新手順を開始する信号がロケーションエリア更新要求として知られている。WCDMA(登録商標) RATでは、この信号がルーティングエリア更新要求として知られている。LTE RATでは、この信号がトラッキングエリア更新要求として知られている。
移動体110は、ハンドオーバ後に、ネットワークに向かうアクティブなコンテキストを有することができる。このコンテキストは、UEコンテキストとして知られている。例えばLTEネットワークでは、移動体110とサービングゲートウェイ(SGW)の間でコンテキストがアクティブになることができる。コンテキストは、インターネットプロトコル(IP)、レベルベアラ、ネットワーク内部ルーティング情報、及びその他の情報といったパラメータのうちの少なくとも1つを含むことができる。ハンドオーバでは、このコンテキストをソース基地局からターゲット基地局に転送して、移動体110のシームレスな接続を可能にすることができる。
移動体110は、基地局との間に無線リソース制御(RRC)接続を有することができる。移動体110は、RRC接続を有している時には、RRC接続モードにあってネットワークと情報を転送し合うことができると考えることができる。移動体110は、RRC接続モードにない時には、例えばRRCアイドルモードにあると考えることができる。例えば、移動体110のユーザが、移動体110においてウェブブラウザなどのアプリケーションを開始した場合、移動体110は、RRCアイドルモードからRRC接続モードへの状態遷移を開始して、アプリケーションがネットワークから情報を受け取ってユーザに提示できるようにすることができる。
場合によっては、ロケーションエリア更新処理、ルーティングエリア更新処理又はトラッキングエリア更新処理などのロケーションエリア更新処理をうまく完了できないこともある。例えば、移動体110が、ロケーションエリア更新処理を開始する信号を送信し、この信号に含まれる移動体110の識別情報をネットワークが認識しない場合、データベース内で識別情報とロケーションエリアの関連性を更新することができない。同様に、ネットワークが移動体110を暗黙的にネットワークから離脱させていた場合、現在の移動体110の登録がデータベースに存在せず、従ってエラー状態が生じることがある。移動体110は、例えば設定された間隔でロケーションエリア更新手順を行わなかった場合などに、ネットワークから暗黙的に離脱されることがある。このことは、例えば移動体110のバッテリーが消耗していた場合、又は設定間隔を超える期間にわたってネットワークと通信しなかった場合などに起こり得る。3つ目の例は、ネットワークが、移動体110のための進化型パケットシステム(EPS)ベアラコンテキストを有していない場合であり、この場合、移動体110からのロケーションエリア更新要求が拒否されることがある。
ネットワークは、ロケーションエリア更新手順に失敗した場合、移動体110からのロケーションエリア更新要求メッセージに応答して、移動体110にロケーションエリア更新拒否メッセージを戻すように構成することができる。例えば、LTEシステムでは、ロケーションエリア更新拒否メッセージがトラッキングエリア更新拒否の形をとる。
移動体110とネットワークの間の相互作用では、拒否されたロケーションエリア更新手順に関連して2つの問題点が生じ得る。図3にその第1の問題点を示す。ロケーションエリア更新手順を拒否したネットワークは、ロケーションエリア更新拒否メッセージで、移動体110にこのネットワークに再帰属するように明示的又は暗黙的に要求することができる。ネットワークへの再帰属は、ネットワークに新たな帰属要求を送信することを含むことができる。図3では、移動体110などの移動体、この移動体がハンドオーバしたセルを制御する基地局、及びこの基地局に動作可能に接続されたコアネットワークノードを最上部に示している。図3に示すシグナリングの開始時には、基地局によって制御されるセルに移動体がハンドオーバされたばかりであり、このハンドオーバに応答して、移動体がロケーションエリア更新要求メッセージを送信したと考えることができる。段階310において、コアネットワークノードは、移動体によって既に送信されたロケーションエリア更新要求を拒否すべき旨を基地局に指示する。基地局は、これに応答してロケーションエリア更新処理の拒否を移動体に通知するように構成することができ、このことを段階320として示す。段階320のメッセージは、移動体にネットワークに再帰属するように暗黙的又は明示的に要求することができる。図3の移動体は、ロケーションエリア更新拒否メッセージで要求された再帰属を常に既存のRRC接続で実行するように構成することができる。段階330において、コアネットワークノードは、例えばUEコンテキスト解放指示メッセージなどのコンテキスト解放指示を基地局に送信することができる。基地局は、段階330のメッセージに応答して移動体にRRC接続解放指示メッセージを送信するように構成することができる。
いくつかの実装では、移動体が、RRC接続解放指示メッセージを受け取ったことに応答して既存のRRC接続の解放を開始するように構成され、この処理は、3XXとして示す解体手順中に、図3にΔで示す時間量を要する可能性がある。RRC接続の解体が進行中である間に、すなわち移動体が状態3XXにある場合に、移動体がRRC接続を介して帰属を開始することによってメッセージ320に従おうと試みた場合、RRC接続の解体が進行中であるため、移動体がエラー状態に陥ることがある。このエラー状態からの回復には10秒もの時間が掛かることがあり、移動体のユーザにとって知覚される接続品質が著しく低下する。移動体は、時間間隔Δが経過して古いRRC接続が解体されるまで待ってから新たなRRC接続で再帰属を開始した方が早く接続性を回復できる場合もある。
図4に第2の問題点を示す。図4には、図3と同様に移動体、基地局及びコアネットワークノードを示しており、移動体は、基地局によって制御されるセル内にハンドオーバされたことに応答してロケーションエリア更新手順を要求したばかりであると思われる。段階410において、コアネットワークノードは、要求されたロケーションエリア更新手順を拒否する旨を基地局に通知する。これに応答して、基地局は、段階420において、ロケーション更新手順がネットワークによって拒否された旨を移動体に通知する。段階420のメッセージは、ネットワークへの再帰属を要求することができる。図4の移動体は、ロケーションエリア更新拒否メッセージで要求された再帰属を常に新たなRRC接続で実行するように構成することができる。移動体は、段階420のメッセージに応答して新たなRRC接続を用いて再帰属を行うように構成することができる。しかしながら、移動体は、既存のRRC接続を有している場合、期間Δ2によって示す非作動期間に起因して、既存の接続が失効するまで待機する必要がある。このことは、例えば、移動体が既存のRRC接続の解体を要求できるようにする手順が使用する無線アクセス技術に含まれていない場合に当てはまる。実際の実装では、Δ2が約10秒になり得る。既存のRRC接続は、既存のRRC接続の非作動時間の終了後に段階430において解体され、移動体は、この後に新たな接続を用いて再帰属を行うことができる。このように、第1の問題点と同様に10秒程度の遅延が生じ得る。
本発明の少なくともいくつかの実施形態に従って動作する移動体110は、例えば段階340のメッセージなどの無線リソース接続解放メッセージをネットワークが発行するかどうかを判断することにより、上述した両方の問題点を回避するように構成することができる。この目的のために、移動体は、段階320又は420のロケーションエリア更新拒否メッセージを受け取ったことに応答して、例えば段階340のメッセージなどの無線リソース接続解放メッセージがネットワークによって発行されるかどうかを判断することができる。詳細には、無線リソース接続解放メッセージが発行される場合、移動体は、これに応答して既存の無線リソース接続を解体し、解体が完了するまで待機した後に、例えばRRC接続などの新たな無線リソース接続を用いて再帰属を開始するように構成することができる。無線リソース接続解放メッセージが発行されない場合、移動体は、これに応答して既存の無線リソース接続を用いて再帰属を開始するように構成することができる。移動体は、このように動作することで、第1の問題点によって引き起こされる遅延、及び第2の問題によって引き起こされる遅延の両方を回避できるようになる。換言すれば、常に新たな無線リソース接続又は既存の無線リソース接続のいずれかを使用するのではなく、新たな無線リソース接続を使用すべきであるか、それとも既存の無線リソース接続を使用すべきであるかを判断に基づいて決定して、上述した両方の問題点を回避するように移動体を構成することができる。RRC接続は、LTE及びWCDMA(登録商標)無線アクセス技術による無線リソース接続の例である。ロケーションエリア更新手順の失敗は、例えば、移動体がGSM(登録商標)又はWCDMA(登録商標)などの第2又は第3世代無線アクセス技術から、LTEなどの第4世代無線アクセス技術に帰属を変更した場合などに起こり得る。
一般に、例えば、モバイル端末、又はモバイル端末の機能を制御するためにモバイル端末内に含められる制御装置などの装置が提供される。このような制御装置の例は、プロセッサ及びチップセットを含む。装置は、例えばロケーションエリア更新拒否メッセージなどのロケーション更新拒否メッセージを受け取るように構成された受信機を含むことができる。装置がモバイル端末である場合、この受信機は、モバイル端末に含まれる無線受信機とすることができる。装置が制御装置である場合、この受信機は、例えばモバイル端末に含まれる無線受信機から制御装置が情報を受け取るようにする、例えばシリアルポートピン及び関連するシリアルポート、又はパラレルポートなどの、制御装置に含まれる入力装置とすることができる。例えば、この無線受信機からモバイル端末の内部にある導線を通じて制御装置の入力装置に情報を運ぶことができる。
装置は、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるかどうかを判断するように構成された少なくとも1つのプロセッシングコアをさらに含むことができる。この少なくとも1つのプロセッシングコアは、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるという判断に応答して、新たな無線リソース接続を用いて帰属手順を開始するように構成することができる。この少なくとも1つのプロセッシングコアは、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されないという判断に応答して、既存の無線リソース接続を用いて帰属手順を開始するように構成することができる。
例えばRRC接続などの既存の無線リソース接続を用いて帰属手順を開始することは、既存の無線リソース接続で帰属要求メッセージが基地局に送信されるようにすることを含むことができる。例えばRRC接続などの新たな無線リソース接続を用いて帰属手順を開始することは、既存の無線リソース接続が解体された後に新たな無線リソース接続要求が基地局に送信され、新たな無線リソース接続が確立された後に、この新たな無線リソース接続で帰属要求メッセージが基地局に送信されるようにすることを含むことができる。既存の無線リソース接続が存在しない場合、新たな無線リソース接続を用いて帰属手順を開始することは、既存の無線リソース接続を解体することなく新たな無線リソース接続要求が基地局に送信されるようにすることを含むことができる。
いくつかの実施形態では、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるかどうかを判断することが、少なくとも1つのプロセッシングコアにより、装置が、ロケーション更新拒否メッセージを受け取った後に受信機が無線リソース接続解放メッセージを受け取るまで事前設定期間にわたって待機するようにすることを含む。この待機は、ロケーション更新拒否メッセージを受け取ったことによって開始する、事前設定期間に設定されたタイマによって制御することができる。これらの実施形態では、ロケーション更新拒否メッセージを受け取ってから事前設定期間が経過した後にタイマが切れたことに応答して待機が終了する。
いくつかの実施形態では、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるかどうかを判断することが、ロケーション更新拒否メッセージが無線リソース接続解放メッセージを含むかどうかをチェックすることを含む。
いくつかの実施形態では、ロケーション更新拒否メッセージが、例えばトラッキングエリア更新拒否メッセージ又はルーティングエリア更新拒否メッセージなどのロケーションエリア更新拒否メッセージである。トラッキングエリア更新拒否メッセージは、eNBとして知られているLTE基地局が発行することができる。
いくつかの実施形態では、トラッキングエリア更新拒否メッセージが、トラッキングエリア更新拒否メッセージを送信しているネットワークに装置が再帰属するための暗黙的又は明示的な要求を含む。トラッキングエリア更新拒否メッセージは、そのトラッキングエリア更新手順が拒否される原因に関する指示を含むことができる。この原因に関する指示は、ネットワークがユーザ装置の識別情報を特定できない、移動体が暗黙的に離脱していた、及びEPSベアラコンテキストがアクティブでない、という原因のうちの少なくとも1つに関する指示を含むことができる。
いくつかの実施形態では、装置が、事前設定期間の長さをネットワークからのシグナリングメッセージに少なくとも部分的に基づいて選択するように構成される。いくつかの実施形態では、事前設定期間の長さが、ロケーション更新拒否メッセージが従う無線アクセス技術に基づいて装置内で選択される。装置は、複数の異なる無線アクセス技術又は同じ無線アクセス技術の異なるバージョンのための別個の事前設定期間の長さをネットワークから受け取ることができる。
いくつかの実施形態では、この事前設定期間が100〜300ミリ秒の長さである。別の実施形態では、この事前設定期間が、50〜60ミリ秒の長さである。
図5は、本発明の少なくともいくつかの実施形態による方法を示すフローグラフである。段階510において、ロケーション更新拒否メッセージが受け取られる。ロケーション更新拒否メッセージは、例えば、WCDMA(登録商標)又はLTE無線アクセス技術によるルーティングエリア更新拒否メッセージ又はトラッキングエリア更新拒否メッセージを含むことができる。
段階520において、ロケーション更新拒否メッセージに関連して、例えばRRC接続解放メッセージなどの無線リソース接続解放メッセージが発行されるかどうかを判断する。処理は、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるという判断に応答して段階530に進み、ここで新たな無線リソース接続を用いて帰属手順を開始し、又は開始させる。処理は、ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されないという判断に応答して段階520から段階530に進み、ここで既存の無線リソース接続を用いて帰属手順を開始し、又は開始させる。
図2は、本発明の少なくともいくつかの実施形態による、例えばモバイル端末などの装置10のブロック図である。以下では、装置のいくつかの特徴を示し、これらを一例として説明するが、本発明の様々な実施形態は、携帯電話機、モバイルコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、ポケベル、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ゲーム機、テレビ、ルータ、ホームゲートウェイ、及びその他のタイプの電子システムなどの他のタイプの電子装置が使用することもできる。
図示のように、モバイル端末10は、送信機14及び受信機16と通信する少なくとも1つのアンテナ12を含むことができる。或いは、送信アンテナと受信アンテナを分離することもできる。モバイル端末10は、送信機及び受信機との間でそれぞれ信号を送受信して装置の機能を制御するように構成されたプロセッサ20も含むこともできる。プロセッサ20は、導線を通じて送信機及び受信機に制御信号の送信を行うことによって送信機及び受信機の機能を制御するように構成することができる。同様に、プロセッサ20は、プロセッサ20をディスプレイ又はメモリなどの他の要素に接続する導線を通じて制御信号の送信を行うことによって装置10の他の要素を制御するように構成することもできる。例えば、プロセッサ20は、回路を含む様々な手段、少なくとも1つのプロセッシングコア、(単複の)デジタルシグナルプロセッサを伴う1又はそれ以上のマイクロプロセッサ、(単複の)デジタルシグナルプロセッサを伴わない1又はそれ以上のプロセッサ、1又はそれ以上のコプロセッサ、1又はそれ以上のマルチコアプロセッサ、1又はそれ以上のコントローラ、処理回路、1又はそれ以上のコンピュータ、例えば特定用途向け集積回路(ASIC)又はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)などの集積回路を含むその他の様々な処理要素、或いはこれらの何らかの組み合わせとして具体化することができる。従って、プロセッサ20は、図2には単一のプロセッサとして示しているが、実施形態によっては複数のプロセッサ又はプロセッシングコアを含む。プロセッサ20によって送受信される信号は、適用可能なセルラーシステムのエアインターフェイス標準、及び/又は、以下に限定されるわけではないが、電気電子技術者協会(IEEE)802.11、802.16などのWi−Fi技術、無線ローカルアクセスネットワーク(WLAN)技術及び/又は同様のものを含むあらゆる数の異なる有線又は無線ネットワーク技術に従うシグナリング情報を含むことができる。また、これらの信号は、音声データ、ユーザ生成データ、ユーザ要求データ、及び/又は同様のものを含むこともできる。この点に関し、装置は、1又はそれ以上のエアインターフェイス標準、通信プロトコル、変調タイプ、アクセスタイプ及び/又は同様のものに従って動作することができる。より具体的には、装置は、様々な第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、第3世代(3G)通信プロトコル、第4世代(4G)通信プロトコル、例えばセッション開始プロトコル(SIP)などのインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)通信プロトコル及び/又は同様のものに従って動作することができる。例えば、装置は、2G無線通信プロトコル(IS−136)、時分割多元接続(TDMA)、グローバルシステム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM(登録商標)、IS−95)、符号分割多元接続(CDMA)及び/又は同様のものに従って動作することができる。また、例えば、モバイル端末は、2.5G無線通信プロトコルである汎用パケット無線サービス(GPRS)、進化型データGSM(登録商標)環境(EDGE)及び/又は同様のものに従って動作することもできる。さらに、例えば、装置は、ユニバーサル移動体電気通信システム(UMTS)符号分割多元接続2000(CDMA2000)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、時分割複信−符号分割多元接続(TD−SCDMA)、及び/又は同様のものなどの3G無線通信プロトコルに従って動作することもできる。また、装置は、ロングタームエボリューション(LTE)、又は進化型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)及び/又は同様のものなどの3.9G無線通信プロトコルに従って動作することもできる。また、例えば、装置は、LTE Advanced及び/又は同様のものなどの第4世代(4G)無線通信プロトコル、及び将来的に開発される可能性のある同様の無線通信プロトコルに従って動作することもできる。
いくつかの狭帯域進化型携帯電話システム(NAMPS)及び総合アクセス通信システム(TACS)のモバイル端末装置も、例えばデジタル/アナログ又はTDMA/CDMA/アナログ電話などのデュアルモード又はそれ以上のモードの電話装置と同様に本発明の実施形態の恩恵を受けることができる。また、装置10は、WiFi又はワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(WiMax)プロトコルに従って動作することもできる。
プロセッサ20は、装置10のオーディオ/ビデオ及びロジック機能を実装するための回路を含むことができると理解されたい。例えば、プロセッサ20は、デジタルシグナルプロセッサ装置、マイクロプロセッサ装置、アナログ−デジタルコンバータ、デジタル−アナログコンバータ、及び/又は同様のものを含むことができる。これらの装置間には、装置のそれぞれの能力に応じてモバイル端末の制御及び信号処理機能を割り当てることができる。また、プロセッサは、内部音声コーダ(VC)20a、内部データモデム(DM)20b、及び/又は同様のものを含むこともできる。さらに、プロセッサは、メモリに記憶できる1又はそれ以上のソフトウェアプログラムを動作させるための機能を含むこともできる。一般に、プロセッサ20及び記憶されるソフトウェア命令は、装置10に動作を行わせるように構成することができる。例えば、プロセッサ20は、ウェブブラウザなどの接続性プログラムを動作させることができる。この接続性プログラムは、モバイル端末10が、無線アプリケーションプロトコル(WAP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、及び/又は同様のものなどのプロトコルに従って位置に基づくコンテンツなどのウェブコンテンツを送受信できるようにすることができる。
装置10は、プロセッサ20に動作可能に結合できる、例えば、イヤホン又はスピーカ24、リンガ22、マイク26、ディスプレイ28、ユーザ入力インターフェイス及び/又は同様のものを含むユーザインターフェイスを備えることもできる。この点に関し、プロセッサ20は、例えば、スピーカ24、リンガ22、マイク26、ディスプレイ28、及び/又は同様のものなどの、ユーザインターフェイスの1又はそれ以上の要素の少なくともいくつかの機能を制御するように構成されたユーザインターフェイス回路を備えることができる。プロセッサ20及び/又はプロセッサ20を含むユーザインターフェイス回路は、例えば揮発性メモリ40、不揮発性メモリ42及び/又は同様のものなどの、プロセッサ20がアクセス可能なメモリに記憶された例えばソフトウェア及び/又はファームウェアなどのコンピュータプログラム命令を通じてユーザインターフェイスの1又はそれ以上の要素の1又はそれ以上の機能を制御するように構成することができる。図示してはいないが、装置は、例えば検出可能な出力として機械的振動をもたらすための回路などの、モバイル端末に関連する様々な回路に電力を供給するためのバッテリーを備えることができる。ユーザ入力インターフェイスは、キーパッド30、図示していないタッチディスプレイ、図示していないジョイスティック、及び/又は少なくとも1つの他の入力装置などの、装置がデータを受け取ることができるようにする装置を含むことができる。キーパッドを含む実施形態では、このキーパッドが、数字の0〜9及び関連キー、及び/又は装置を動作させるためのその他のキーを含むことができる。
図2に示すように、装置10は、データを共有及び/又は取得するための1又はそれ以上の手段を含むこともできる。例えば、装置は、RF技術に従って電子装置とデータを共有し、及び/又は電子装置からデータを取得できるように、近距離無線周波数(RF)トランシーバ及び/又はインテロゲータ64を備えることができる。装置は、例えば、赤外線(IR)トランシーバ66、Bluetooth(登録商標)分科会によって開発されたBluetooth(登録商標)ブランドの無線技術を用いて動作するBluetooth(登録商標)BTトランシーバ68、無線ユニバーサルシリアルバスUSBトランシーバ70、及び/又は同様のものなどの、その他の近距離トランシーバを備えることもできる。Bluetooth(登録商標)トランシーバ68は、例えばWibee(商標)無線規格などの低電力又は超低電力Bluetooth(登録商標)技術に従って動作することができる。この点に関し、装置10、特に近距離トランシーバは、例えば10メートル以内などの装置の近距離内に存在する電子装置との間でデータの送信及び/又は受信を行うことができる。図示してはいないが、装置は、IEEE802.11技術、IEEE 802.15技術、IEEE802.16技術などの、6LoWpan、Wi−Fi、Wi−Fi低電力、WLAN技術、及び/又は同様のものを含む様々な無線ネットワーク技術に従って電子装置とデータを送受信することができる。
装置10は、加入者識別モジュール(SIM)38、取り外し可能ユーザ識別モジュール(R−UIM)及び/又は同様のものなどの、移動体加入者に関連する情報要素を記憶できるメモリを備えることができる。装置は、SIMに加えて他の取り外し可能及び/又は固定メモリを備えることもできる。装置10は、揮発性メモリ40及び/又は不揮発性メモリ42を含むこともできる。例えば、揮発性メモリ40は、ダイナミックRAM及び/又はスタティックRAMを含むランダムアクセスメモリ(RAM)、オンチップ又はオフチップキャッシュメモリ、及び/又は同様のものを含むことができる。埋め込み型及び/又は取り外し型とすることができる不揮発性メモリ42は、例えば、リードオンリメモリ、フラッシュメモリ、例えばハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、磁気テープ磁気記憶装置、光ディスクドライブ及び/又は媒体、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、及び/又は同様のものを含むことができる。不揮発性メモリ42は、揮発性メモリ40と同様に、データを一時的に記憶するためのキャッシュエリアを含むことができる。揮発性及び/又は不揮発性メモリの少なくとも一部をプロセッサ20に埋め込むこともできる。メモリは、モバイル端末の機能を実行するために装置が使用できる1又はそれ以上のソフトウェアプログラム、命令、情報、データ及び/又は同様のものを記憶することができる。例えば、メモリは、装置10を一意に識別できる国際移動体装置識別番号(IMEI)などの識別子を含むことができる。
決して以下の特許請求の範囲、解釈又は応用を限定するわけではないが、本明細書に開示する実施形態例の1又はそれ以上の技術的効果は、ロケーションエリアの更新が拒否された状況に関連するエラー状態での遅延が避けられる点である。
本発明の実施形態は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーションロジック、又はソフトウェアとハードウェアとアプリケーションロジックとの組み合わせで実装することができる。これらのソフトウェア、アプリケーションロジック及び/又はハードウェアは、例えば図2のメモリ40及び/又は42、プロセッサ20又は電子部品上に存在することができる。ある実施形態例では、これらのアプリケーションロジック、ソフトウェア又は命令セットが、様々な従来のコンピュータ可読媒体のいずれか1つに保持される。本文書の文脈における「コンピュータ可読媒体」とは、図2に一例を図示し説明したコンピュータなどの命令実行システム、装置又は機器によって、又はこれらに関連して使用される命令を含み、記憶し、通信し、伝搬し、又は伝送することができるあらゆる媒体又は手段とすることができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータなどの命令実行システム、装置又は機器によって、又はこれらに関連して使用される命令を含み又は記憶することができるあらゆる媒体又は手段とすることができるコンピュータ可読の非一時的記憶媒体を含むことができる。本発明の範囲は、本発明の実施形態による方法を実行させるように構成されたコンピュータプログラムを含む。
本明細書で説明した異なる機能は、必要に応じて、異なる順序で及び/又は互いに同時に実行することができる。さらに、必要に応じて、上述した機能の1つ又はそれ以上を任意とすることも、又は組み合わせることもできる。
独立請求項には本発明の様々な態様を記載しているが、本発明のその他の態様は、請求項に明示的に記載した組み合わせのみならず、説明した実施形態及び/又は従属請求項からの機能と独立請求項の機能との組み合わせも含む。
また、上記では本発明の例示的な実施形態について説明したが、これらの説明を限定的な意味でとらえるべきではない。むしろ、添付の特許請求の範囲に定める本発明の範囲から逸脱することなく、多くの変形及び修正を行うことができる。
510 ロケーション更新拒否メッセージを受け取り
520 ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるかどうかを判断
530 新たな無線リソース接続を用いて帰属手順を開始
540 既存の無線リソース接続を用いて帰属手順を開始

Claims (15)

  1. ロケーション更新拒否メッセージを受け取るための手段と、
    前記ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるかどうかを判断するための手段と、
    前記ロケーション更新拒否メッセージに関連して前記無線リソース接続解放メッセージが発行されるという判断に応答して、新たな無線リソース接続を用いて帰属手順を開始し、前記ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されないという判断に応答して、既存の無線リソース接続を用いて帰属手順を開始するための手段と、
    を備えることを特徴とする装置。
  2. 前記判断するための手段は、前記ロケーション更新拒否メッセージの受け取り後に、前記無線リソース接続解放メッセージを事前設定期間だけ待つことにより、前記ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるかどうかを判断するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記ロケーション更新拒否メッセージは、ロングタームエボリューション技術によるトラッキングエリア更新拒否メッセージを含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記トラッキングエリア更新拒否メッセージは、新たな帰属手順を要求する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記トラッキングエリア更新拒否メッセージは、前記ネットワークがユーザ装置の識別情報を確認できない、ユーザ装置が暗黙的に離脱していた、及びEPSベアラコンテキストがアクティブでない、という原因指示のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の装置。
  6. 前記装置は、前記事前設定期間の長さを定める情報をネットワークノードから受け取ること、及び前記ロケーション更新拒否メッセージが従う無線アクセス技術に基づいて前記事前設定期間の前記長さを選択すること、のうちの少なくとも一方を行うように構成される、
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記事前設定期間は、100〜300ミリ秒の長さである、
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記装置は、移動体通信装置を含むとともに、前記受信機に結合されて前記少なくとも1つのプロセッシングコアに信号を供給するように構成されたアンテナをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
  9. ロケーション更新拒否メッセージを受け取るステップと、
    前記ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されるかどうかを判断するステップと、
    前記ロケーション更新拒否メッセージに関連して前記無線リソース接続解放メッセージが発行されるという判断に応答して、新たな無線リソース接続を用いて帰属手順を開始し、前記ロケーション更新拒否メッセージに関連して無線リソース接続解放メッセージが発行されないという判断に応答して、既存の無線リソース接続を用いて帰属手順を開始するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  10. 前記判断するステップは、前記ロケーション更新拒否メッセージの受け取り後に、前記無線リソース接続解放メッセージを事前設定期間だけ待つステップを含む、
    ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記ロケーション更新拒否メッセージは、ロングタームエボリューション技術によるトラッキングエリア更新拒否メッセージを含む、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記トラッキングエリア更新拒否メッセージは、新たな帰属手順を要求する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記トラッキングエリア更新拒否メッセージは、前記ネットワークがユーザ装置の識別情報を確認できない、ユーザ装置が暗黙的に離脱していた、及びEPSベアラコンテキストがアクティブでない、という原因指示のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の方法。
  14. 前記事前設定期間の長さを定める情報をネットワークノードから受け取るステップ、及び前記ロケーション更新拒否メッセージが従う無線アクセス技術に基づいて前記事前設定期間の前記長さを選択するステップのうちの少なくとも一方をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 実行時に請求項9から14のいずれか1項に記載の方法を実行させるように構成される、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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